JP2003106198A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JP2003106198A JP2002207488A JP2002207488A JP2003106198A JP 2003106198 A JP2003106198 A JP 2003106198A JP 2002207488 A JP2002207488 A JP 2002207488A JP 2002207488 A JP2002207488 A JP 2002207488A JP 2003106198 A JP2003106198 A JP 2003106198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、空燃比センサ出力が実空燃比とは
異なる出力値を出力した場合であっても、実空燃比が目
標空燃比からずれることを抑制することができる内燃機
関の空燃比制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ステップS120にて、ラフネス検出値
Δωgardに応じたガード補正値RVCgardを算
出し、ステップS130へ進む。そして、ラフネス検出
値Δωgardにより回転速度変動が大きい場合には、
ステップS140にて最終補正値LRVCgardとし
て、ガード補正値RVCgardを設定する。一方、回
転変動が小さい場合には、最終補正値LRVCgard
として所定値COEF2が設定される。ステップS16
0において、ガード値(FAFgardL,FAFga
rdR)は、上述のようにラフネス検出値に基づいて設
定される最終補正値LRVCgardにより設定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】内燃機関の空燃比制御装置に
係り、特に、空燃比のガード値を内燃機関の回転速度変
動量に基づいて設定する制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、内燃機関の燃焼空燃比を目標空
燃比にて制御するために、空燃比を検出するためのセン
サ出力値と目標空燃比との偏差に基づいて燃料噴射量を
制御し、空燃比を目標空燃比に追従させ精度良い空燃比
制御を行う技術が広く知られている。このような制御で
は、通常、燃焼の空燃比を検出するセンサとして、酸素
濃度に応じて空燃比を出力するO2センサ、或いは酸素
濃度に応じて空燃比をリニアに出力するA/Fセンサ等
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、空燃比を精
度良く制御するための空燃比フィードバック制御は、空
燃比を検出するセンサが正しい値を出力しない限り成立
しない制御である。すなわち、空燃比を検出するセンサ
が一時的に空燃比出力値を誤った値を出力した場合に
は、この誤った出力値と目標空燃比との偏差に基づいて
燃料噴射量の補正を行うために、例えば、実空燃比は理
論空燃比近傍であるのに対してセンサ出力値が大きくリ
ッチを示した場合、フィードバック補正係数が燃料噴射
量を減量する補正値に設定されてしまい、実空燃比は大
きくリーンになってしまう。同様に、センサ出力値が大
きくリーンを示した場合、フィードバック補正係数が燃
料噴射量を増量する補正値に設定されてしまい、実空燃
比は大きくリッチになってしまう。
【0004】何れの場合であっても、センサ出力値が実
空燃比とは異なる値を示すために、空燃比を目標空燃比
から大きく外れてしまうという虞がある。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、センサ出力値が実空燃比とは大きく異なる場
合であっても、実空燃比が目標空燃比からずれることを
抑制することのできる内燃機関の空燃比制御装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1の発明
のように、内燃機関の排気通路中に配設されて排気通路
中の排気ガス成分を検出する空燃比センサ出力値と、目
標空燃比とに基づいて燃料噴射量をフィードバック制御
するためのフィードバック補正係数を演算する内燃機関
の空燃比制御装置において、内燃機関の回転変動に基づ
いて、フィードバック補正係数に対するガード値を設定
する。
【0007】これにより、実空燃比が目標回転速度から
ずれたことにより、回転速度変動が生じた場合に、本発
明では回転変動に基づいてフィードバック補正係数に対
するガード値を設定するので、燃料噴射量を大きく補正
することが抑制されて、実空燃比が目標空燃比からずれ
ることを抑制することができる。
【0008】請求項2の発明では、上述のガード値とし
て、燃料噴射量を減量側に補正するフィードバック補正
係数に対するリーン側ガード値、及び/または、燃料噴
射量を増量側に補正するフィードバック補正係数に対す
るリッチ側ガード値を備える。
【0009】これにより、空燃比センサ出力値がリッチ
側に誤った出力値を出力した場合にも、リーン側に誤っ
た出力値を出力した場合にも、実空燃比が目標空燃比か
らずれることを抑制することができる。
【0010】さらに、請求項3の発明のように、ガード
値設定手段は、回転速度変動が所定値よりも大きい場合
は、回転速度変動に応じて、リッチ側ガード値及び/ま
たはリーン側ガード値をフィードバック補正係数の基準
値に対する偏差が小さくなるよう設定する。
【0011】これにより、回転速度変動が大きくなった
場合には、フィードバック補正係数に対するリッチ側ガ
ード値及び/またはリーン側ガード値を小さく設定す
る。このとき、例えば、空燃比センサの出力が実空燃比
に比してリッチ側の出力値を出力した場合であっても、
回転変動が大きくなると、燃料噴射量を補正するための
フィードバック補正係数に対するガード値を小さく設定
するので、フィードバック補正係数はガード値を越えた
値には設定されない。すなわち、燃料噴射量が誤って大
きく減量補正されることが抑制されるので、実空燃比が
目標空燃比からずれることが抑制される。
【0012】また、同様に、請求項4の発明のように、
ガード値設定手段は、回転速度変動が請求項3の所定値
よりも小さい場合は、リッチ側ガード値及び/またはリ
ーン側ガード値をフィードバック補正係数の基準値に対
する偏差が徐々に大きくなるように設定する。
【0013】このように、回転速度変動が小さい場合に
は、フィードバック補正係数に対するガード値を徐々に
大きくなるように設定すると良い。
【0014】
【実施の形態】<第1の実施の形態>以下、この発明を
具体化した本実施の形態を図面に従って説明する。図1
は、本実施の形態にかかるエンジン制御装置を示す全体
構成図である。
【0015】図1において、エンジン1は火花点火式の
4サイクル多気筒内燃機関からなり、その吸気ポートと
排気ポートにはそれぞれ吸気管2と排気管3とが接続さ
れている。吸気管2には、図示しないアクセルペダルに
連動するスロットル弁4が設けられると共に、吸入空気
の量を検出するためのエアフローメータ5が配設されて
いる。スロットル弁4の開度はスロットルセンサ20に
より検出され、同センサ20によればスロットル全閉の
状態も併せて検出される。
【0016】エンジン1の気筒を構成するシリンダ6内
には図の上下方向に往復動するピストン7が配設され、
同ピストン7はコンロッド8を介して図示しないクラン
ク軸に連結されている。ピストン7の上方にはシリンダ
6及びシリンダヘッド9にて区画された燃焼室10が形
成され、燃焼室10は吸気バルブ11及び排気バルブ1
2を介して前記吸気管2及び排気管3に連通している。
シリンダ6(ウォータジャケット)には、エンジン冷却
水の温度を検出するための水温センサ17が配設されて
いる。
【0017】排気管3には2つの触媒コンバータ13,
14が配設されており、これら触媒コンバータ13,1
4は、排ガス中のHC,CO,NOxといった三成分を
浄化するための三元触媒からなる。上流側の触媒コンバ
ータ13は、下流側の触媒コンバータ14に比べてその
容量が小さく、エンジン始動直後の暖機が比較的早い、
いわゆるスタートキャタリストとしての役割を持つ。な
お、上流側の触媒コンバータ13は、エンジン排気ポー
ト端面から約300mm程度の位置に設けられる。
【0018】触媒コンバータ13の上流側には、限界電
流式積層空燃比センサからなる積層A/Fセンサ15が
設けられ、同積層A/Fセンサ15は排ガス中の酸素濃
度(或いは、未燃ガス中の一酸化炭素の濃度)に比例し
て広域で且つリニアな空燃比信号を出力する。また、触
媒コンバータ14の下流側には、理論空燃比(ストイ
キ)を境にしてリッチ側とリーン側とで異なる電圧信号
を出力するO2センサ16が設けられている。本実施の
形態では、積層A/Fセンサ15の出力と目標空燃比と
に基づいて空燃比フィードバック制御を実施する。フィ
ードバック制御については、従来より知られる制御で良
く、たとえば、実空燃比のセンサ出力値と目標空燃比と
の偏差に応じて燃料噴射量を補正するためのフィードバ
ック補正係数を演算する。また、触媒コンバータ14の
下流側に配設されるO2センサの出力値に基づいて触媒
コンバータ14の上流側目標空燃比を補正するようにし
ても良い。
【0019】電磁駆動式のインジェクタ18には図示し
ない燃料供給系から高圧燃料が供給され、インジェクタ
18は通電に伴いエンジン吸気ポートに燃料を噴射供給
する。本実施の形態では、吸気マニホールドの各分岐管
毎に1つずつインジェクタ18を有するマルチポイント
インジェクション(MPI)システムが構成されてい
る。シリンダヘッド9に配設された点火プラグ19は、
図示しないイグナイタから供給される点火用高電圧によ
り発火する。
【0020】この場合、吸気管上流から供給される新気
とインジェクタ18による噴射燃料とがエンジン吸気ポ
ートにて混合され、その混合気が吸気バルブ11の開弁
動作に伴い燃焼室10内に流入する。燃焼室10内に流
入した燃料は、点火プラグ19による点火火花にて着火
され、燃焼に供される。
【0021】吸気バルブ11を所定のタイミングで開閉
させるための吸気側カム軸21と、排気バルブ12を所
定のタイミングで開閉させるための排気側カム軸22と
は、図示しないタイミングベルト等を介してクランク軸
に駆動連結される。吸気側カム軸21には油圧駆動式の
吸気側可変バルブタイミング機構23が設けられ、排気
側カム軸22には同じく油圧駆動式の排気側可変バルブ
タイミング機構24が設けられている。
【0022】吸気側及び排気側可変バルブタイミング機
構23,24はそれぞれ、吸気側及び排気側カム軸2
1,22とクランク軸との間の相対的な回転位相を調整
するための位相調整式可変バルブタイミング機構として
設けられ、その動作は図示しないソレノイドバルブによ
る油圧制御に従い調整される。すなわち、吸気側及び排
気側可変バルブタイミング機構23,24の制御量に応
じて、吸気側及び排気側カム軸21,22がクランク軸
に対して遅角側或いは進角側に回動し、その動作に合わ
せて吸気及び排気バルブ11,12の開閉時期が遅角側
或いは進角側に移行する。
【0023】吸気側カム軸21には、同カム軸21の回
転位置を検出するための吸気側カム位置センサ25が設
けられ、排気側カム軸22には、同カム軸22の回転位
置を検出するための排気側カム位置センサ26が設けら
れている。
【0024】電子制御装置(ECU)30は、CPU3
1、ROM32、RAM33、バックアップRAM34
等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されてい
る。ECU30は、前記したエアフローメータ5、A/
Fセンサ15、O2センサ16、水温センサ17、スロ
ットルセンサ20及びカム位置センサ25,26の各々
の検出信号を入力し、各検出信号に基づいて吸入空気量
Qa、触媒上流側及び下流側の空燃比(A/F)、エン
ジン水温Tw、スロットル開度、カム位置などのエンジ
ン運転状態を検知する。またその他に、ECU30に
は、720°CA毎にパルス信号を出力する基準位置セ
ンサ27と、より細かなクランク角毎(例えば、30°
CA毎)にパルス信号を出力する回転角センサ28とが
接続され、ECU30は、これら各センサ27,28か
らのパルス信号を入力して基準クランク位置(G信号)
及びエンジン回転数Neを検知する。
【0025】ECU30は、上記の如く検出した各種の
エンジン運転状態に基づき、インジェクタ18による燃
料噴射の制御や、点火プラグ19による点火時期の制御
や、可変バルブタイミング機構23,24による吸排気
バルブ11,12の開閉時期の制御を実施する。
【0026】以上のような構成において実施される本発
明に係るフィードバック補正係数に対するガード処理プ
ログラムを図2乃至図6と図9の図面を用いて詳細に説
明する。まず、空燃比フィードバックプログラムについ
て、図8のフローチャートを用いて簡単に説明する。ま
ず、ステップS301では、フィードバック条件が成立
するか否かが判定される。このフィードバック条件は、
例えば、A/Fセンサ15の活性状態や、過渡運転状態
として、加減速運転状態(燃料カットや燃料増量補正
等)ではない等の条件である。フィードバック制御を実
行する条件として、上述の条件をすべて満足するときの
み、ステップS302へ進む。この条件を満足しないと
きには、ステップS309へ進み、フィードバック補正
係数FAFに1を設定し、本ルーチンを終了する。
【0027】一方、ステップS302では、内燃機関の
運転条件として、エンジン回転速度Ne、吸気管圧力P
m、エンジン冷却水温Thw等を検出する。そして、ス
テップS303では、上述の運転条件に基づいて、目標
空燃比を演算する。つぎに、ステップS304にて、A
/Fセンサ15により排気管3中の実空燃比を検出す
る。
【0028】ステップS305では、ステップS303
にて演算された目標空燃比と、ステップS304にて検
出された実空燃比との偏差に基づいて空燃比を制御する
ための空燃比フィードバック補正係数FAFが演算され
る。そして、ステップS306にて、フィードバック補
正係数と、後述するフィードバック補正係数FAFに対
するガード(FAFgardL,FAFgardR)と
を比較する。
【0029】フィードバック補正係数FAFが、ガード
領域内FAFgardL<FAF<FAFgardRで
あれば、フィードバック補正係数FAFは、目標空燃比
と実空燃比とに基づいて設定された値のまま、本ルーチ
ンを終了する。
【0030】一方、ステップS306にて、フィードバ
ック補正係数FAFが後述するガード値FAFgard
Lよりも小さければ、ステップS307に進み、フィー
ドバック補正係数FAFをFAFgardLに設定し、
本ルーチンを終了する。一方、ステップS306にて、
フィードバック補正係数FAFが後述するガード値FA
FgardRよりも大きいときには、ステップS308
へ進み、フィードバック補正係数FAFにガード値FA
FgardRを設定し、本ルーチンを終了する。
【0031】図2のフローチャートは、本発明のメイン
プログラムであり、まず、ステップS100にて、実行
条件が成立しているか否かを判定する。ここで、実行条
件はフィードバック制御が成立する条件であり、例え
ば、A/Fセンサ15の活性状態や、過渡運転状態とし
て、加減速運転状態(燃料カットや燃料増量補正等)で
はない等の条件である。フィードバック制御を実行する
条件として、上述の条件全て満足するときのみ、ステッ
プS110へ進む。一方、フィードバック制御を実行す
る条件を一つでも満たさない場合には、そのまま本ルー
チンを終了する。
【0032】実行条件が成立し、ステップS110に進
むと、内燃機関のエンジン回転速度に基づいて、回転速
度の変動量(以下、ラフネス検出値と称する。)を演算
により求める。この演算は、図3のフローチャートに示
すラフネス検出値演算プログラムによって行われる。こ
のプログラムは、例えば、図示しないエンジンのクラン
ク軸の回転位相が30°CA毎に起動され、ラフネス検
出値演算が実行される。このプログラムが起動される
と、まず、ステップS101にて内燃機関のクランク軸
角度30°CA毎に回転角速度ω(n)を演算し、RA
M33に保存する。ここで、回転角速度ω(n)の演算
は、例えば、30°CA経過するのに要した時間をタイ
マによりカウントし、カウント値に基づいて1秒当たり
の回転角度として回転角速度ω(n)を演算する。
【0033】そして、ステップS102では、RAM3
3に保存されている4回前の回転角速度ω(n−4)と
前回の回転角速度ω(n)を呼び出し、ステップS10
3へ進む。ステップS103では、回転角速度の平均値
Δωave(=(ω(n−4)−ω(n))/4)を演
算する。ステップS104では、前回の回転速度と今回
の回転速度の偏差Δω(=ω(n−1)−ω(n))を
演算し、ステップS105へ進む。ステップS105で
は、ステップS103にて演算したΔωaveと、ステ
ップS104にて演算したΔωとに基づいて、ラフネス
検出値Δωgard(=Δωave−Δω)を演算す
る。
【0034】このラフネス検出値Δωgardを図4に
示されるタイムチャートを用いて説明する。180°C
A毎の回転角速度偏差Δω(n)が図中○にて、平均角
速度偏差Δωaveは図中△にて示されている。ラフネ
ス検出値は、この平均角速度偏差Δωaveから180
°CA間の回転角速度偏差Δωを差し引いた値であり、
この値が基準値(Δωave)から大きくずれるときに
はエンジンの変動量が大きいことを示し、この値が、基
準値(Δωave)からずれの小さいときはエンジンの
変動量が小さいことを示す。また、回転速度が落ち込む
側の変動は、ラフネス検出値Δωgardとして負の値
が、一方、回転速度が突出する側の変動は、ラフネス検
出値Δωgardとして正の値が演算により算出され
る。
【0035】以上のように、ラフネス検出値の演算プロ
グラムによって、ラフネス検出値Δωgardが演算さ
れると、再び図2のメインルーチンのステップS120
へ戻る。そして、ラフネス検出値Δωgardに基づい
て空燃比のガード値に対するガード補正値RVCgar
d(n)を演算する。このガード補正値RVCgard
(n)の演算は、図5に示すマップにより演算される。
図5のマップによれば、ラフネス検出値Δωgardが
大きくなる(回転速度の落ち込みが大きくなる)ほど、
フィードバック補正係数FAF値に対するガード値(F
AFgardL,FAFgardR)を、フィードバッ
ク補正係数FAF値の基準値(例えば、1)に対して小
さくなるような補正値(図5中の実線)を設定する。
【0036】つぎに、ステップS130では、補正値R
VCgard(n)が所定値COEF1以下であるか否
かを判定する。ここで、所定値COEF1よりも小さい
と判定された場合、すなわち、ラフネス検出値Δωga
rd(n)がエンジン回転速度の変動量(落ち込み)が
大きいことを示す場合、ステップS140へ進みフィー
ドバック補正値に対するガード値に対する最終補正値L
RVCgard(n)にステップS120にて演算され
たガード補正値RVCgard(n)を入力してステッ
プS160へ進む。
【0037】一方、補正値RVCgard(n)が所定
値COEF1よりも大きい場合、ラフネス検出値Δωg
ard(n)がエンジン回転速度の変動量(落ち込み)
が小さいことを示す場合、ステップS150へ進む。ス
テップS150では、フィードバック補正値に対するガ
ード値を徐々に大きくしていくための所定値COEF2
が最終補正値LRVCgard(n)として設定され
て、ステップS160へ進む。
【0038】ステップS160では、フィードバック補
正値FAFに対するガード値としてリーン側のフィード
バック補正値に対するガード値FAFgardL(n)
は、前回のガード値FAFgardL(n)にステップ
S140、若しくは、ステップS150にて設定された
最終補正値LRVCgard(n)を減算して求められ
る。同様に、リッチ側のフィードバック補正値に対する
ガード値FAFgardR(n)は、前回のガード値F
FgardR(n)に最終補正値LVCgard(n)
を加算して求められる。
【0039】以上のようにして得られるフィードバック
補正値に対するガード値FAFgardL(n),FA
FgardR(n)を、A/Fセンサ15の出力値が誤
っている場合の空燃比制御に用いた場合について、図6
のタイムチャートを用いて説明する。なお、このタイム
チャートにおいては、リアO2センサのサブフィードバ
ック制御が行われない例について説明する。
【0040】まず、図6(a)は、A/Fセンサ15の
出力値を示している。A/Fセンサ15の出力値は、図
中ポイントAまでは、実空燃比と同一のA/F出力値を
出力しており、図中のA点からB点までは、図中点線で
示すように実空燃比とは異なるA/F出力値を出力す
る。(図中のB点以降では、A/F出力値は省略してい
る。)このようにA/Fセンサ15の出力値が誤った場
合、従来技術のフィードバック補正係数FAFは、図中
のA点までは、通常のフィードバック制御として、A/
Fセンサ15の出力値がリーン・リッチ切り替り時に
は、FAF値のスキップ制御が行われ、A/Fセンサ1
5の出力値がリッチ若しくは、リーン出力の場合には、
FAF値の積分制御が行われる。このようにして、空燃
比を目標空燃比(理論空燃比)に制御する。ここで、図
中のA点以降において、A/Fセンサ15の出力値が大
きくリッチになると、フィードバック制御は、リッチな
空燃比を目標空燃比(理論空燃比)に追従させようとし
て、燃料噴射量を減量補正するためにFAF値を小さく
してしまう。そして、図中の斜線部の空燃比フィードバ
ック補正係数FAFのガード値(固定値:従来)に設定
される。このため、燃料噴射量は、FAF値の補正によ
って大きく減量補正されてしまい、実空燃比は大きくリ
ーンとなってしまう。
【0041】また、図中のB点にて、A/Fセンサ15
の出力値が正常の値に戻った場合には、リーンな空燃比
を出力するので、FAF値は、大きくスキップされて燃
料噴射量を大きく増量補正する値に制御される。以上の
ように、従来技術では、大きく燃料噴射量が変更される
ので、図6(a)の一点鎖線にて示すように実空燃比は
大きく乱れてしまう可能性がある。そこで、本実施の形
態では、図6(b)に示すようにラフネス検出値Δωg
ardを図3のラフネス検出値演算ルーチンから求め、
このラフネス検出値Δωgardに基づいて、図6
(c)に示すようにFAF値のガードに対する最終補正
値RVCgardを設定する。この最終補正値RVCg
ardは、ラフネス検出値Δωgardが大きいほど、
FAF値に対するガード値がフィードバック補正係数F
AF値の基準値(例えば、1)に対して小さくなるよう
に補正する。
【0042】すなわち、実空燃比が目標空燃比(理論空
燃比)から大きく外れることで、FAF値が燃料噴射量
が大きく減量補正すると、実空燃比はリーンとなって、
ラフネス検出値Δωgardは大きくなる。ところが、
本実施の形態では、この最終補正値RVCgardの設
定を、ラフネス検出値Δωgardが基準値(例えば、
1)に対して大きくなる場合には、FAF値のガード値
(FAFgardL,FAFgardR)がフィードバ
ック補正係数FAF値の基準値(例えば、1)に対する
偏差が小さくなるように補正する。そして、ラフネス検
出値Δωgardが小さい場合には、徐々にFAF値の
ガード値(FAFgardL,FAFgardR)がフ
ィードバック補正係数FAF値の基準値(例えば、1)
からの偏差が大きくなるように補正される。
【0043】以上のようにラフネス検出値Δωgard
に応じて、フィードバック補正係数FAF値に対するガ
ード値を補正するので、図6(d)に示すように、燃料
噴射量を誤って補正するFAF値がガードFAFgar
dLに設定される。FAF値がガード値FAFgard
Lに設定されると、燃料噴射量を大きく減量補正するこ
とが防止されるので、図6(a)に示すように実空燃比
が大きく目標空燃比(理論空燃比)から大きく外れるこ
とが防止される。また、A/Fセンサ15の出力値が実
空燃比とは、ことなり大きくリーン側にずれた場合で
も、本実施の形態によれば、回転速度変動に応じてガー
ド値(FAFgardL,FAFgardR)を補正す
るので、フィードバック補正係数FAF値が誤って燃料
噴射量を増量補正することが抑制され、実空燃比が目標
空燃比(理論空燃比)から大きく外れることが抑制され
る。
【0044】以上のように、本実施の形態では、A/F
センサ15の出力値が実空燃比から大きく外れても、ラ
フネス検出値Δωgardに基づいてガード値(FAF
gardL,FAFgardR)を補正するので、フィ
ードバック補正係数FAF値は、誤って燃料噴射量を補
正することが抑制され、ゆえに、実空燃比が目標空燃比
から大きく外れることが抑制される。
【0045】なお、本実施の形態においては、ラフネス
検出値が大きくなった場合、特に、回転変動量が落ち込
んだ場合にのみガード値(FAFgardL,FAFg
ardR)と基準値1との偏差を小さくするように設定
したが、ラフネス検出値Δωgardにより、回転速度
変動として落ち込みと突出とのどちらかが検出された場
合に、ガード値(FAFgardL,FAFgard
R)と基準値1との偏差を小さくするように設定しても
良いし、回転速度変動として落ち込みと突出との両者で
も良い。
【0046】本実施の形態において、回転速度変動検出
手段は図3のフローチャートに、ガード値設定手段は図
2のフローチャートに相当し、それぞれ機能する。
【0047】<第2の実施の形態>第1の実施の形態で
は、図5に示すラフネス検出値Δωgardに応じて演
算される補正値により、フィードバック補正係数FAF
値に対するガード値(FAFgardL,FAFgar
dR)を設定していた。本実施の形態では、フィードバ
ック補正係数FAF値に対するガード値(FAFgar
dL,FAFgardR)の設定方法を以下に説明する
異なる手法にて実施する。以下では、図7のフローチャ
ートに示すガード値(FAFgardL,FAFgar
dR)演算プログラムについて、第1の実施の形態にて
用いられた図2のフローチャートと同一の処理ステップ
には同一の符号を付して、異なる部分について説明す
る。
【0048】まず、図7のフローチャートにおいて、ス
テップS100にて、実行条件が成立するか否かを判定
し、成立しない場合にはそのまま本ルーチンを終了す
る。一方、成立する場合には、ステップS110以降の
処理を実施する。ステップS110の処理では、内燃機
関のエンジン回転速度の変動量として、第1の実施の形
態同様にラフネス検出値Δωgardを演算する。そし
て、ステップS200にて、ラフネス検出値Δωgar
dから所定値COEF3を減じた値を演算する。ラフネ
ス検出値Δωgardは、回転速度Neが落ち込む場合
には負の値が算出される。本実施の形態では、回転速度
Neの落ち込みに対してガード値(FAFgardL,
FAFgardR)を補正するために、ステップS21
0ではラフネス検出値Δωgardから所定値COEF
3(負の値)が減じた値が負の値である場合には、ステ
ップS220へ進む。
【0049】ステップS220では、図8のマップを用
いて、(Δωgard―COEF3)に応じたガード補
正値RVCgard(n)を演算する。このマップによ
れば、(Δωgard―COEF3)が大きいほど、大
きな補正値RVCgard(n)が設定され、ステップ
S240に進む。ステップS240では、フィードバッ
ク補正係数FAF値に対するガード値(FAFgard
L,FAFgardR)を補正するための最終補正値L
RVCgard(n)に設定し、ステップS160へ進
む。一方、ステップS210にて、(Δωgard―C
OEF3)が正の値であると判定されると、ステップS
230にて、ガード値(FAFgardL,FAFga
rdR)を徐々に大きくする、すなわち、FAF値の基
準値(例えば、1)に対する偏差が大きくなるように、
所定係数COEF4を最終補正量LRVCgard
(n)に設定して、ステップS160へ進む。
【0050】ステップS160では、ステップS23
0、若しくはステップS240にて設定された最終補正
値LRVCgard(n)に基づいて、第1の実施の形
態同様にフィードバック補正係数FAF値に対するガー
ド値(FAFgardL,FAFgardR)を設定す
る。以上のように、本実施の形態であっても、第1の実
施の形態同様に、A/Fセンサ15の出力値が実空燃比
から大きく外れても、ラフネス検出値Δωgardに基
づいてガード値(FAFgardL,FAFgard
R)を補正するので、フィードバック補正係数FAF値
は、誤って燃料噴射量を補正することが抑制され、ゆえ
に、実空燃比が目標空燃比から大きく外れることが抑制
される。
【0051】本実施の形態において、ガード値設定手段
は図7のフローチャートに相当し、機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るフィードバッ
ク補正係数FAF値に対するガード値演算プログラム
【図3】本発明のラフネス検出値演算プログラム
【図4】エンジン回転角速度ω(n)に基づいてラフネ
ス検出値を演算するためのタイミングチャート
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るラフネス検出
値Δωgardと補正値RVCgardとの特性を示す
【図6】A/Fセンサ出力が実空燃比に比してリッチ側
の出力を行った場合の従来技術と本発明とを示すタイミ
ングチャート
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るフィードバッ
ク補正係数FAF値に対するガード値演算プログラム
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るラフネス検出
値Δωgardと補正値RVCgardとの特性を示す
【図9】本発明の第1の実施の形態における空燃比フィ
ードバック制御のプログラム
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、 2…吸気管、 3…排気管、 19…点火プラグ、 11…吸気バルブ、 12…排気バルブ、 18…インジェクタ、 19…点火プラグ、 20…スロットルセンサ、 27…基準位置センサ、 28…回転角センサ、 30…ECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 喜之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G084 BA09 BA13 BA23 DA12 DA26 DA28 DA30 EA11 EB02 EB12 EB13 EC03 EC04 FA00 FA07 FA10 FA29 FA33 FA34 FA38 FA39 3G301 HA19 JA04 JA21 JB01 JB07 LB02 MA01 NA08 ND02 ND05 NE19 PA01Z PA11Z PC06Z PD02Z PD03Z PD04Z PE02A PE02Z PE03Z PE04Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路中に配設されて排気
    通路中の排気ガス成分を検出する空燃比センサ出力値
    と、目標空燃比とに基づいて燃料噴射量をフィードバッ
    ク制御するためのフィードバック補正係数を演算する内
    燃機関の空燃比制御装置において、 内燃機関の回転速度変動を検出する回転速度変動検出手
    段と、 前記回転速度変動検出手段により検出される内燃機関の
    回転変動に基づいて前記フィードバック補正係数に対す
    るガード値を設定するガード値設定手段とを備えること
    を特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ガード値設定手段は、前記燃料噴射
    量を減量側に補正する前記フィードバック補正係数に対
    するリーン側ガード値、及び/または、前記燃料噴射量
    を増量側に補正する前記フィードバック補正係数に対す
    るリッチ側ガード値を備えることを特徴とする請求項1
    に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ガード値設定手段は、前記回転速度
    変動検出手段によって回転速度変動が所定値よりも大き
    い場合は、前記ガード値設定手段により設定される前記
    リッチ側ガード値及び/または前記リーン側ガード値
    を、前記回転速度変動に応じて前記フィードバック補正
    係数の基準値に対する偏差が小さくなるよう設定するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の空燃比制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ガード値設定手段は、前記回転速度
    変動検出手段により検出される回転速度変動が前記所定
    値よりも小さい場合は、前記ガード値設定手段により設
    定される前記リッチ側ガード値及び/または前記リーン
    側ガード値を、前記フィードバック補正係数の基準値に
    対する偏差が徐々に大きくなるように設定することを特
    徴とする請求項2または請求項3のいずれか一方に記載
    の内燃機関の空燃比制御装置。
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