JP2003106076A - 自動巻取り式スクリーン装置 - Google Patents

自動巻取り式スクリーン装置

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JP2003106076A JP2001305371A JP2001305371A JP2003106076A JP 2003106076 A JP2003106076 A JP 2003106076A JP 2001305371 A JP2001305371 A JP 2001305371A JP 2001305371 A JP2001305371 A JP 2001305371A JP 2003106076 A JP2003106076 A JP 2003106076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動巻取り式スクリーン装置のスクリーンの
巻取り時における衝撃及び衝突音を緩和するための簡単
で安定的に動作する装置を提供する。 【解決手段】 巻取り軸に内蔵されたコイルスプリング
によりスクリーンを巻取る自動巻取り式のスクリーン装
置において、巻取り軸内における固定軸と巻取り軸との
間に、一方向クラッチ機構26を内蔵したオイルダンパ
ー25を設ける。上記オイルダンパー25は、固定軸に
連結するケーシング30と、該ケーシング内に粘性流体
を介して回転自在に収容される制動筒31と、該制動筒
31内においてクラッチ筒部へのクラッチスプリング3
5の巻着による上記一方向クラッチ機構25を介して制
動筒31と連結される回転伝達軸32と、該回転伝達軸
を巻取り軸に連結する伝達部材34とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防塵、遮光、断
熱、防虫等のための自動巻取り式スクリーン装置に関す
るものであり、更に具体的には、巻取り軸に内蔵したコ
イルスプリングの捩りによる回転付勢力をスクリーンの
巻取用の駆動源とするスクリーン装置において、上記コ
イルスプリングによるスクリーンの巻取り時における衝
撃及び衝突音を緩和できるようにした自動巻取り式のス
クリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コイルスプリングを駆動源とする
巻取り軸にスクリーンを巻き付けると共に、該スクリー
ンの先端に開閉操作用の操作框を取り付け、該スクリー
ンを自動的に巻き取るようにしたスクリーン装置は、広
く知られている。この種の自動巻取り式のスクリーン装
置においては、コイルスプリングの捩りの回転付勢力に
よりスクリーンを巻取るため、巻取りの完了時に巻取り
速度が大きくなって、スクリーンの先端に取付けた操作
框が巻取りボックスに衝突する際に大きな衝撃を与え、
あるいは大きな衝突音を発生する可能性があり、それに
対する対策として、上記巻取り速度の増大を抑制するた
めのダンパーを設けるなどの種々の配慮がなされてい
る。しかしながら、従来のスクリーン装置におけるダン
パーは、簡単な構成で安定的に動作し、また簡単な手段
でダンパー効果を調整できるとは限らず、その作業に熟
練を要するなどの問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、コイルスプリングを駆動源とする巻取り軸にスクリ
ーンを巻き付けて、該スクリーンを自動的に巻き取るよ
うにしたスクリーン装置において、上記スクリーンの巻
取り時における衝撃及び衝突音を緩和するためのダンパ
ーを、簡単な構成で安定的に動作し、また簡単な手段で
ダンパー効果を調整できるように構成した装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、スクリーンを巻き付ける巻取り軸に内蔵
されたコイルスプリングの捩りによる回転付勢力をスク
リーンの巻取用の駆動源とし、上記スクリーンの先端に
開閉操作用の操作框を取り付けて、該スクリーンを開閉
するようにした自動巻取り式のスクリーン装置におい
て、巻取りボックスに上記巻取り軸を回転自在に支持さ
せると共に、その巻取りボックスの一端のブラケット
に、上記巻取り軸から突出する固定軸の一端を固定的に
支持させ、上記固定軸にコイルスプリングの一端を固定
すると共に、該コイルスプリングの他端を巻取り軸に固
定したスプリング受けに取り付け、且つ、上記固定軸と
巻取り軸との間に、一方向クラッチ機構を内蔵したオイ
ルダンパーを設け、該一方向クラッチ機構は、上記コイ
ルスプリングの回転付勢力に抗してスクリーンを展張す
る方向に巻取り軸を回転させる場合にその接続が断たれ
るものとし、上記オイルダンパーは、上記固定軸に連結
するケーシングと、該ケーシング内に粘性流体を介して
回転自在に収容される制動筒と、上記ケーシングに液密
に挿入され、上記制動筒内においてクラッチ筒部へのク
ラッチスプリングの巻着による上記一方向クラッチ機構
を介して制動筒と連結される回転伝達軸と、該回転伝達
軸を巻取り軸に連結する伝達部材とを有するものとした
ことを特徴とするものである。
【0005】上記本発明の自動巻取り式スクリーン装置
の好ましい実施形態においては、一方向クラッチ機構
が、オイルダンパーのケーシング内に収容した制動筒の
内部に一体に連設したクラッチ筒部の周囲に、巻着傾向
を持つクラッチスプリングを装着して、その端部を回転
伝達軸の上記クラッチスプリングの周囲に位置する筒部
に設けた軸方向溝に係合させることにより構成される。
【0006】上記構成を有する自動巻取り式スクリーン
装置においては、固定軸と巻取り軸との間に一方向クラ
ッチ機構を内蔵したオイルダンパーを用いているが、該
一方向クラッチ機構は、コイルスプリングの回転付勢力
に抗してスクリーンを展張する方向に巻取り軸を回転さ
せる場合にはその接続が断たれるので、この場合には巻
取り軸をダンパーとは無関係に軽快に回転させ、スクリ
ーンを展張させることができる。
【0007】一方、スクリーンをコイルスプリングに蓄
積された回転付勢力によって巻取る場合には、固定軸と
巻取り軸との間に設けた一方向クラッチ機構が接続され
た状態になるので、巻取り軸がオイルダンパーを介して
固定軸に接続されることになり、そのため、該巻取り軸
はコイルスプリングの回転付勢力により回転するが、オ
イルダンパーのケーシング内の粘性流体による緩衝力に
よって回転速度の増大が抑制され、それによって、操作
框が巻取りボックスに衝突する際に大きな衝撃を与えた
り、大きな衝突音を発生したりするのが防止される。
【0008】また、上記固定軸と巻取り軸との間に設け
た一方向クラッチ機構内蔵のオイルダンパーを、固定軸
に連結するケーシングと、該ケーシング内に粘性流体を
介して回転自在に収容される制動筒と、上記ケーシング
に液密に挿入され、上記制動筒内において上記一方向ク
ラッチ機構を介して制動筒と連結される回転伝達軸と、
該回転伝達軸を巻取り軸に連結する伝達部材とを有する
構成とし、更に、上記一方向クラッチ機構を、オイルダ
ンパーのケーシング内に収容した制動筒の内部に一体に
連設したクラッチ筒部の周囲に、巻着傾向を持つクラッ
チスプリングを装着して、その端部を回転伝達軸の上記
クラッチスプリングの周囲に位置する筒部に設けた軸方
向溝に係合させることにより構成すると、ダンパーを簡
単な構成でしかも安定的に動作させることが可能にな
る。
【0009】また、本発明に係る自動巻取り式スクリー
ン装置においては、オイルダンパーのケーシング内面と
制動筒外面との間に、部分的に両面が近接する複数の狭
窄部を設けると共に、それらの狭窄部の間に、オイルダ
ンパーによる緩衝力を調整する調整駒を収容可能にした
拡大部を設け、該調整駒の形状や大きさの調整により粘
性流体による緩衝力を簡易に調整することができる。更
に、上記自動巻取り式スクリーン装置においては、一方
向クラッチを構成するコイル状のクラッチスプリングの
両端が当接する制動筒及び回転伝達軸のうち、少なくと
も上記クラッチスプリングがクラッチ筒部への巻着に際
してそのコイル状の巻き方向に起因して螺進する方向端
のスプリング受け部に、金属製のカラーを当接させてお
くのが望ましく、これによりダンパーの耐久性を著しく
向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
係る自動巻取り式のスクリーン装置の実施例について詳
述する。図1及び図2は、本発明に係る自動巻取り式の
スクリーン装置の全体的な構成を示すもので、この実施
例は、巻取り軸に捲回したスクリーンを横引き式に開閉
できるようにした自動巻取り式のスクリーン装置を、建
物開口部における遮光、断熱、あるいは防虫等に適用す
る場合について示しているが、本発明のスクリーン装置
は、上記横引き式に限るものではなく、上下方向に開閉
するスクリーンを上方に自動巻取りする場合にも適用す
ることができ、また、上記の用途に限られるものではな
く、棚の前面や、食膳を配るために使用される配膳車の
開口部用の防塵用スクリーン装置等にも適用することが
できる。
【0011】上記図1及び図2に示しているスクリーン
装置は、建物開口部に設置するスクリーン枠1を備え、
該スクリーン枠1の一方の側枠2を、スクリーン7を巻
付ける回転自在の巻取り軸6を支持する巻取りボックス
によって構成している。上記スクリーン枠1は、上記側
枠2の上下端に連結された上下枠3,4と、該側枠2に
対向する他方の側枠5とを相互に連結することにより構
成され、上記側枠2を構成する巻取りボックス内の巻取
り軸6にコイルスプリング9を内蔵させ、このコイルス
プリング9の捩りによる回転付勢力を巻取り軸6の巻取
りのための駆動源として、スクリーン7を自動開放する
ように構成し、上記スクリーン7の先端には、開閉操作
用の操作框8を取り付け、該操作框8に設けた掛け金具
10をスクリーン7の張設時に側枠5に係合させ、スク
リーン7を張設状態に保持できるようにしている。ま
た、上記スクリーン7及び操作框8の上下端は、上記上
下枠3,4に案内させている。
【0012】図1及び図3に示すように、巻取りボック
スの上下端のブラケット12,13に、両端をそれぞれ
支持部材14,15を介して回転自在に支持させた上記
巻取り軸6(図3では長さを短縮して示している。)に
は、その内部に固定軸16を挿通し、該巻取り軸6から
上方に突出する固定軸16の一端を、巻取りボックスの
上端のブラケット12に固定的に支持させ、上記固定軸
16に固定したスプリング受け18にコイルスプリング
9の一端を巻着固定すると共に、該コイルスプリング9
の他端を、固定軸16には回転自在で巻取り軸6には固
定したスプリング受け19に固定的に取り付けている。
従って、スクリーン7の巻取り軸6は、ブラケット12
に固定された固定軸16にコイルスプリング9を介して
連結されている。
【0013】また、上記固定軸16と巻取り軸6との間
には、一方向クラッチ機構26(図4)を内蔵したオイ
ルダンパー25を設けている。上記一方向クラッチ機構
26は、コイルスプリング9の回転付勢力に抗してスク
リーン7を展張する方向に巻取り軸6を回転させる場合
に、固定軸16と巻取り軸6との間の接続が自動的に断
たれるようにしたものである。
【0014】上記オイルダンパー25は、図4に分解し
て示しているように、上記固定軸16に連結するケーシ
ング30と、該ケーシング30内に粘性流体を介して回
転自在に収容される制動筒31と、上記ケーシング30
に被着するカバー33を通して該ケーシング30に液密
に挿入され、上記一方向クラッチ機構26を介して制動
筒31と連結される回転伝達軸32と、該回転伝達軸3
2を巻取り軸6に連結する伝達部材34とを有してい
る。なお、上記伝達部材34や前述したスプリング受け
19の巻取り軸6に対する固定は、それらの周囲の一部
に設けた凹部を巻取り軸6の内面側に突出する凸状部に
係合させることによって行い、そのため、上記伝達部材
34やスプリング受け19の軸線方向移動は許容されて
いる。
【0015】上記オイルダンパー25について、更に具
体的に説明すると、上記ケーシング30は、図5のAに
も示すように、固定軸16に連結する連結筒部30a
と、油性の粘性流体を充填する容部30bと、該容部3
0bの内部中心に突設した制動筒31の支持軸部30c
と、上記容部30bの開口端に位置するカバー33の嵌
着部30dとを備え、連結筒部30aを固定軸16に固
定している。
【0016】また、上記制動筒31は、図5のB及び図
6にも示すように、その周筒部31aとケーシング30
の容部30bとの間に粘性流体を介在させて、該容部3
0b内に周筒部31aを収容し、その際に、中心の支持
凹部31bに上記容部30b内の支持軸部30cを嵌入
させることにより、制動筒31の回転を安定化させるよ
うにし、更に制動筒31における周筒部31aの内部に
一体に連設したクラッチ筒部31cの周囲に、巻着傾向
を持たせたクラッチスプリング35を装着し、その端部
35aを外方に折曲している。また、この制動筒31に
おけるクラッチ筒部31cの内側には、回転伝達軸32
を支持する支持凹部31dを凹設している。
【0017】上記ケーシング30の容部30bの内面と
制動筒31における周筒部31aの外面との間には、図
6からわかるように、部分的に両面が近接する複数の狭
窄部36aを設けると共に、それらの狭窄部36aの間
に、オイルダンパーによる緩衝力を調整する調整駒37
をそれぞれ収容可能にした複数の拡大部36bを設けて
いる。該調整駒37は、その形状や大きさを適宜調整し
たものを用意しておいて、それらを適宜選択使用するこ
とにより、粘性流体による緩衝力を簡易に調整すること
ができるものである。しかも、粘性流体の使用量を少な
くすることができるので、特に温度による粘度の変化が
少ない高価な粘性流体を使用する場合には有利になる。
【0018】上記回転伝達軸32は、図5のCにも示し
ているように、その軸部32aが、上記ケーシング30
に被着するカバー33の中心孔33aを通して、該ケー
シング30内に液密に、且つ回転自在に挿入されたもの
で、上記制動筒31内において一方向クラッチ機構26
を構成するクラッチスプリング35の周囲に位置する筒
部32bを備え、該筒部32b内に設けた突子32cを
制動筒31の上記支持凹部31dに嵌入させることによ
り、該制動筒31の回転の一層の安定化を図り、また、
上記筒部32bに軸方向溝32d(図4参照)を設け
て、クラッチスプリング35の外側に折曲した端部35
aを該溝32dに係合させている。
【0019】上記回転伝達軸32は、図4からわかるよ
うに、それを制動筒31内に挿入した状態で、上記軸部
32aに嵌着される内蓋40により制動筒31における
周筒部31aの開口端を閉鎖し、更に該内蓋40の外面
に二重のOリング41,42を介在させてケーシング3
0にカバー33を被着し、それによってカバー33の周
辺及び中心孔33aからの粘性流体の漏出を抑止してい
る。また、上記回転伝達軸32における軸部32aの先
端には、回転伝達軸32を巻取り軸6に連結する伝達部
材34を連結するための角軸部32eを設け、これを該
伝達部材34の中心孔34aに挿入して、該伝達部材3
4をねじ44により回転伝達軸32に固定している。
【0020】上記オイルダンパー25においては、巻取
り軸16へのスクリーン7の巻取りに際し、クラッチス
プリング35が制動筒31のクラッチ筒部31cへ巻着
され、その際に、該クラッチスプリング35がそのコイ
ル状の巻き方向に起因してクラッチ筒部31c上を螺進
することになり、その螺進方向端のスプリング受け部の
摩耗が顕著になる。そのため、上記クラッチスプリング
35の両端が当接する制動筒31及び回転伝達軸32の
スプリング受け部に、金属製のカラー38,39を当接
させている。これらのカラーは、クラッチスプリング3
5の両端が当接する制動筒31及び回転伝達軸32のう
ちの、少なくとも上記クラッチスプリング35が螺進す
る方向端のスプリング受け部に設ければよい。これによ
り、ダンパー25における制動筒31または回転伝達軸
32の耐久性を著しく向上させることができる。
【0021】上記構成を有する自動巻取り式スクリーン
装置においては、固定軸16と巻取り軸6との間に一方
向クラッチ機構26を内蔵したオイルダンパー25を用
いているが、該一方向クラッチ機構26は、コイルスプ
リング9の回転付勢力に抗してスクリーン7を展張する
方向に巻取り軸6を回転させる場合には、その接続が断
たれるので、この場合には巻取り軸6をダンパー25と
は無関係に軽快に回転させ、スクリーンを展張させるこ
とができる。
【0022】一方、スクリーン7をコイルスプリング9
に蓄積された回転付勢力によって巻取る場合には、上記
一方向クラッチ機構26が接続された状態になるので、
巻取り軸6がオイルダンパー25を介して固定軸16に
接続されることになり、そのため、該巻取り軸6はコイ
ルスプリングの回転付勢力により回転するが、オイルダ
ンパー25のケーシング30内の粘性流体による緩衝力
によって回転速度の増大が抑制され、それによって、操
作框8が巻取りボックスに衝突する際に大きな衝撃を与
えたり、大きな衝突音を発生したりするのが防止され
る。
【0023】また、一方向クラッチ機構26内蔵のオイ
ルダンパー25を上記のように構成して、それを固定軸
16と巻取り軸6との間に介装すると、ダンパー25を
簡単な構成でしかも安定的に動作させることが可能にな
る。
【0024】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の自動巻
取り式スクリーン装置によれば、コイルスプリングを駆
動源とする巻取り軸にスクリーンを巻き付けて、該スク
リーンを自動的に巻き取るようにしたスクリーン装置に
おいて、上記スクリーンの巻取り時における衝撃及び衝
突音を緩和するためのダンパーを、簡単な構成で安定的
に動作し、また簡単な手段でダンパー効果を調整できる
ように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動巻取り式スクリーン装置の
一実施例を示す部分破断正断面図である。
【図2】同平断面図である
【図3】上記実施例における巻取りボックスの分解斜視
図である。
【図4】上記実施例におけるオイルダンパーの分解斜視
図である。
【図5】A〜Dは図4における主要部材の断面図で、A
はケーシング30の、Bは制動筒31の、Cは回転伝達
軸32の、Dは伝達部材34の断面図である。
【図6】ケーシング30及び制動筒31の嵌合状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 巻取りボックス 6 巻取り軸 7 スクリーン 8 操作框 9 コイルスプリング 12,13 ブラケット 16 固定軸 19 スプリング受け 25 オイルダンパー 26 一方向クラッチ機構 30 ケーシング 31 制動筒 31c クラッチ筒部 32 回転伝達軸 32b 筒部 32d 軸方向溝 34 伝達部材 35 クラッチスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンを巻き付ける巻取り軸に内蔵さ
    れたコイルスプリングの捩りによる回転付勢力をスクリ
    ーンの巻取用の駆動源とし、上記スクリーンの先端に開
    閉操作用の操作框を取り付けて、該スクリーンを開閉す
    るようにした自動巻取り式のスクリーン装置において、 巻取りボックスに上記巻取り軸を回転自在に支持させる
    と共に、その巻取りボックスの一端のブラケットに、上
    記巻取り軸から突出する固定軸の一端を固定的に支持さ
    せ、 上記固定軸にコイルスプリングの一端を固定すると共
    に、該コイルスプリングの他端を巻取り軸に固定したス
    プリング受けに取り付け、且つ、上記固定軸と巻取り軸
    との間に、一方向クラッチ機構を内蔵したオイルダンパ
    ーを設け、該一方向クラッチ機構は、上記コイルスプリ
    ングの回転付勢力に抗してスクリーンを展張する方向に
    巻取り軸を回転させる場合にその接続が断たれるものと
    し、 上記オイルダンパーは、上記固定軸に連結するケーシン
    グと、該ケーシング内に粘性流体を介して回転自在に収
    容される制動筒と、上記ケーシングに液密に挿入され、
    上記制動筒内においてクラッチ筒部へのクラッチスプリ
    ングの巻着による上記一方向クラッチ機構を介して制動
    筒と連結される回転伝達軸と、該回転伝達軸を巻取り軸
    に連結する伝達部材とを有するものとした、ことを特徴
    とする自動巻取り式スクリーン装置。
  2. 【請求項2】オイルダンパーのケーシング内に収容した
    制動筒の内部に一体に連設したクラッチ筒部の周囲に、
    巻着傾向を持つクラッチスプリングを装着して、その端
    部を回転伝達軸の上記クラッチスプリングの周囲に位置
    する筒部に設けた軸方向溝に係合させることにより、一
    方向クラッチ機構を構成した、ことを特徴とする請求項
    1に記載の自動巻取り式スクリーン装置。
  3. 【請求項3】オイルダンパーのケーシング内面と制動筒
    外面との間に、部分的に両面が近接する複数の狭窄部を
    設けると共に、それらの狭窄部の間に、オイルダンパー
    による緩衝力を調整する調整駒を収容可能にした拡大部
    を設けた、ことを特徴とする請求項1または2に記載の
    自動巻取り式スクリーン装置。
  4. 【請求項4】一方向クラッチを構成するコイル状のクラ
    ッチスプリングの両端が当接する制動筒及び回転伝達軸
    のうち、少なくとも上記クラッチスプリングがクラッチ
    筒部への巻着に際してそのコイル状の巻き方向に起因し
    て螺進する方向端のスプリング受け部に、金属製のカラ
    ーを当接した、ことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の自動巻取り式スクリーン装置。
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