JP2003104047A - 自動車用空調システム - Google Patents

自動車用空調システム

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JP2003104047A
JP2003104047A JP2001302213A JP2001302213A JP2003104047A JP 2003104047 A JP2003104047 A JP 2003104047A JP 2001302213 A JP2001302213 A JP 2001302213A JP 2001302213 A JP2001302213 A JP 2001302213A JP 2003104047 A JP2003104047 A JP 2003104047A
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Shigeharu Sasaki
重晴 佐々木
Kazuhisa Otagaki
和久 太田垣
Mamoru Kubo
守 久保
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動コンプレッサを使用した場合にも連続し
て安定した車室内空調が可能な自動車用空調システムを
提供する。 【解決手段】 車載バッテリー5からの給電により駆動
される電動コンプレッサ10、凝縮器13、膨張弁18
及び蒸発器(冷却器)19から構成される冷媒回路と、
電動コンプレッサ10の冷媒吐出温度Tdを検出する冷
媒吐出温度センサ12と、蒸発器19の冷媒蒸発温度T
eを検出する冷却器温度センサ20と、電動コンプレッ
サ10の冷媒吸込温度Tsを検出する冷媒吸込温度セン
サ40と、各温度センサ12、20、40の出力に基づ
いて膨張弁18を制御する空調用制御装置28とを備
え、この空調用制御装置28は、電動コンプレッサ10
の冷媒吐出温度Tdに基づき、膨張弁18により、冷媒
蒸発温度Teと冷媒吸込温度Tsとの差である冷媒過熱
度ΔTを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄電手段と、この
蓄電手段からの給電により駆動される電動コンプレッサ
を具備した自動車に採用される自動車用空調システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料エンジン自動車に用いられる
空気調和装置(カーエアコン)は、例えば、自動車の車
室内の空調を行なう場合、操作パネルに設けられた空調
用スイッチがONされると、エンジンにてコンプレッサ
が回転駆動される。そして、コンプレッサから吐出され
室外熱交換器に流入した高温のガス冷媒は、電動モータ
で駆動されて回転する室外送風機により車室外の空気と
熱交換されて放熱し凝縮液化された後、膨張弁を介して
車室内に設けられた熱交換器に流入する。熱交換器に流
入した液冷媒はそこで蒸発し、その時に周囲から熱を吸
収することにより冷却作用を発揮し室内送風機にて車室
内の空気と熱交換して車室内を冷却し空調を行なった
後、再び冷媒がコンプレッサに戻る冷凍サイクルを繰り
返す冷媒回路が構成されている。
【0003】しかしながら、従来のカーエアコンでは、
コンプレッサ自体の能力制御が困難であるため、冷却器
の温度(冷媒蒸発温度)とコンプレッサの吸込温度(冷
媒吸込温度)との差である過熱度が6乃至7degで一
定となるように制御を行っている。
【0004】一方、カーエアコンのコンプレッサを車載
バッテリーにより駆動される電動コンプレッサとすれ
ば、コンプレッサ自体の能力制御が可能となり、適切な
車室内空調を実現することが期待できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如くカーエアコンを、従来同様過熱度一定で制御を行う
と、コンプレッサが高負荷状態となった場合に、吐出温
度が異常に上昇してしまう問題がある。係る場合、電動
コンプレッサの場合には吐出温度が高くなるとコンプレ
ッサを駆動するモータの巻線温度が異常に上昇し、当該
巻線の絶縁破壊を引き起こすおそれがある。そのため、
電動コンプレッサにおいては能力を低下させて対処する
ことが可能であるが、何れにしても最悪の場合を回避す
るため、コンプレッサ停止となり、安定した連続運転は
不可能となる。
【0006】そこで、本発明は係る従来の技術的課題を
解決するために成されたものであり、電動コンプレッサ
を使用した場合にも連続して安定した車室内空調が可能
な自動車用空調システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
自動車用空調システムは、蓄電手段を具備した自動車に
用いられ、蓄電手段からの給電により駆動される電動コ
ンプレッサ、凝縮器、減圧手段及び冷却器から構成され
る冷媒回路と、電動コンプレッサの冷媒吐出温度を検出
する冷媒吐出温度検出手段と、冷却器の冷媒蒸発温度を
検出する冷却器温度検出手段と、電動コンプレッサの冷
媒吸込温度を検出する冷媒吸込温度検出手段と、各検出
手段の出力に基づいて減圧手段を制御する制御手段とを
備え、この制御手段は、電動コンプレッサの冷媒吐出温
度に基づき、減圧手段により、冷媒蒸発温度と冷媒吸込
温度との差である冷媒過熱度を調整することを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明の自動車用空調システム
は、上記発明に加えて、制御手段は、電動コンプレッサ
の冷媒吐出温度の上昇に伴い、当該冷媒吐出温度を下げ
る方向に冷媒過熱度を調整することを特徴とする。
【0009】請求項1の発明の自動車用空調システムに
よれば、蓄電手段を具備した自動車に用いられ、蓄電手
段からの給電により駆動される電動コンプレッサ、凝縮
器、減圧手段及び冷却器から構成される冷媒回路と、電
動コンプレッサの冷媒吐出温度を検出する冷媒吐出温度
検出手段と、冷却器の冷媒蒸発温度を検出する冷却器温
度検出手段と、電動コンプレッサの冷媒吸込温度を検出
する冷媒吸込温度検出手段と、各検出手段の出力に基づ
いて減圧手段を制御する制御手段とを備え、この制御手
段は、電動コンプレッサの冷媒吐出温度に基づき、減圧
手段により冷媒蒸発温度と冷媒吸込温度との差である冷
媒過熱度を請求項2の如く電動コンプレッサの冷媒吐出
温度の上昇に伴い、当該冷媒吐出温度を下げる方向に冷
媒過熱度を調整するので、電動コンプレッサに異常な負
荷が加えられる以前に電動コンプレッサの冷媒吐出温度
を低下させることができるようになる。
【0010】これにより、冷媒吐出温度の異常温度上昇
による電動コンプレッサの停止を防止若しくは抑制する
ことができ、連続して安定した運転を確保することがで
きるようになる。そのため、快適な車室内空調の維持を
実現することができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の自動車用空調システム
を適用する実施例としての自動車1の構成図、図2は図
1の自動車1の駆動系の構成図、図3は本発明における
自動車用空調システムを構成する空気調和装置(AC)
9の構成図、図4は空気調和装置9の冷媒回路図をそれ
ぞれ示している。
【0012】各図において、実施例の自動車1はハイブ
リッド自動車(HEV)であり、この自動車1にはエン
ジン(内燃機関)2と、制御手段を構成する空調用制御
装置28を具備した空気調和装置9が搭載されている。
空気調和装置9は自動車1の車室内の冷房、暖房及び除
湿等の空調を行なうもので、ロータリーコンプレッサ等
にて構成されたコンプレッサ(電動コンプレッサ)10
の吐出側の配管10Aは室外熱交換器としての凝縮器1
3に接続され、凝縮器13の出口側は受液器17に接続
されている。
【0013】受液器17の出口側の配管17Aは減圧手
段としての膨張弁18に接続され、膨張弁18は室内熱
交換器(冷却器)としての蒸発器19に接続されてい
る。蒸発器19の出口側はコンプレッサ10の吸込側の
配管10Bに接続されて環状の冷凍サイクル(冷媒回
路)を構成している(図4)。尚、図1において33は
ヒータであり、車室内を暖房したい時に使用するもので
ある。
【0014】前記コンプレッサ10、凝縮器13及びエ
ンジン2などは人が乗車しない車室外に設けられると共
に、蒸発器19は人が乗車する車室内に設置されてい
る。コンプレッサ10にはコンプレッサモータ(電気モ
ータ)11が設けられ、このコンプレッサモータ11に
よってコンプレッサ10は駆動される。凝縮器13には
室外送風機15が設けられており、この室外送風機15
は室外送風機モータ16によって回転駆動される。蒸発
器19には室内送風機21が設けられており、この室内
送風機21は室内送風機モータ22によって回転駆動さ
れる。尚、これらコンプレッサモータ11と、室外送風
機モータ16と、室内送風機モータ22と、前記膨張弁
18は、空調用制御装置28に接続されている。
【0015】また、コンプレッサ10の冷媒吐出側には
冷媒吐出温度Tdを検出するための冷媒吐出温度検出手
段としての冷媒吐出温度センサ12が設けられ、コンプ
レッサ10の冷媒吸込側には冷媒吸込温度Tsを検出す
るための冷媒吸込温度検出手段としての冷媒吸込温度セ
ンサ40が設けられると共に、凝縮器13の冷媒出口側
には冷媒出口温度を検出するための温度センサ14が設
けられ、蒸発器19には冷媒蒸発温度Teを検出するた
めの冷却器温度検出手段としての冷却器温度センサ20
が設けられ、これらは空調用制御装置28に接続されて
いる。
【0016】また、室内送風機21より車室内に吹き出
される空気の温度を検出するための温度センサ23も空
調用制御装置28に接続されている。また、室外送風機
モータ16、室内送風機モータ22、車室内の空調操作
パネルに設けられた温度設定ボリューム24或いは空調
用スイッチ25なども空調用制御装置28に接続されて
いる。
【0017】ここで、空調用制御装置28は所定の昇降
圧回路により車載バッテリー(若しくはキャパシタ。何
れも蓄電手段を構成する。BATT)5の電圧(例え
ば、DC240V)を希望の電圧に昇圧若しくは降圧
し、inverterによってコンプレッサモータ11
の駆動電圧に変換してコンプレッサ10を回転駆動させ
る。
【0018】また、空調用制御装置28にはコンプレッ
サ10の回転数に比例して回転するAUTOと、一定割
合で1.2.3の三段階に室内送風機21の回転数を変
化させ、車室内に吹き出す送風量をマニュアルで決定す
るブロアファンスイッチ26が接続されている。尚、2
7はバッテリー5の電圧をDC12Vに変換して図示し
ない前照灯、方向指示器、ラジオ(図5ではその他の負
荷で示す)及び空調用制御装置28などを動作させるた
めの電源(補機電源)を生成する変換器である。
【0019】前記自動車1にはエンジン(内燃機関)2
と、走行用モータ(走行用駆動手段としての電動モー
タ。M)3と、発電機(発電手段。G)4とが設けられ
ており(これらでHEVのモータコントロールシステム
が構成される)、走行用モータ3はモータ制御用インバ
ータ3Aを介して車載バッテリー(DC240V)5に
接続されると共に、発電機4は発電用インバータ(IN
V)4Aを介して車載バッテリー5に接続されている。
エンジン2と走行用モータ3と発電機4とには図示しな
いトルク分割機構が接続され、トルク分割機構は走行用
モータ3と発電機4、及び、エンジン2と走行用モータ
3の回転を一つに合わせて、後述する無段変速機6を駆
動する。尚、トルク分割機構にて走行用モータ3と発電
機4、及び、エンジン2と走行用モータ3の回転を一つ
に合わせて無段変速機6を駆動する技術については周知
の技術であるため詳細な説明を省略する。
【0020】係る走行用モータ3は主にエンジン2での
熱効率の悪い発進時、低速時に使用され、エンジン2単
独の駆動力以上に駆動力を必要とする際にもアシスト駆
動源として使用される。そして、エンジン2の熱効率の
良い高速に移るにつれて、エンジン2主導で動作する。
また、エンジン2主導時は車載バッテリー5の充電状態
に応じて発電機4で発電された電力が車載バッテリー5
に充電される。また、発電機4はエンジン2の回転中の
発電作用の他、エンジン2の始動時にスタータとしても
利用される。
【0021】前記無段変速機(CVT機構(Conti
nuously VariableTransmiss
ion))6は、車輪7に接続されている。そして、エ
ンジン2或いは走行用モータ3は無段変速機6を介して
車輪7を回転させ、自動車1を走行させる。
【0022】尚、エンジン2或いは走行用モータ3にて
駆動される無段変速機6にて車輪7を回転させ、自動車
1を走行させる技術については従来より周知の技術であ
るため詳細な説明を省略する。
【0023】次に、前記空気調和装置9による基本的な
車室内空調動作について説明する。コンプレッサモータ
11と室外送風機モータ16は車載バッテリー5より給
電される。空気調和装置9が運転されると空調用制御装
置28はコンプレッサモータ11の運転周波数を制御し
てコンプレッサ10の能力制御を行なう。コンプレッサ
10により圧縮され、吐出された高温高圧のガス冷媒
は、配管10Aから凝縮器13に流入する。このとき、
室外送風機15の送風によって凝縮器13は車室外で冷
却される(図1中抜き矢印)。この凝縮器13に流入し
たガス冷媒はそこで放熱して凝縮液化された後、受液器
17に流入する。そして、受液器17に一旦貯溜された
液冷媒は、配管17Aを経て膨張弁18に至り、そこで
絞られた後、蒸発器19に流入する。
【0024】蒸発器19に流入した冷媒はそこで蒸発
し、その時に周囲から熱を吸収することにより冷却作用
を発揮すると共に、冷却された車室内の空気は室内送風
機21によって車室内に循環され、冷却して空調を行な
う(図1中抜き矢印)。蒸発器19を出た冷媒はアキュ
ムレータ(図示せず)に入り、そこで未蒸発液冷媒が気
液分離された後、ガス冷媒のみがコンプレッサ10に吸
い込まれ、再度コンプレッサ10で圧縮されて吐出され
る冷凍サイクルを繰り返す。
【0025】次に、図5に基づいて本発明の自動車1の
空気調和装置9に関するコンプレッサ10の運転制御に
ついて説明する。上述の如き空調動作において、空調用
制御装置28は、冷媒吐出温度センサ12が検出するコ
ンプレッサ10の冷媒吐出温度Tdと、冷却器温度セン
サ20が検出する蒸発器19の冷媒蒸発温度Teと、冷
媒吸込温度センサ40が検出するコンプレッサ10の冷
媒吸込温度Tsとを常時フィードバックして監視してい
る。そして、冷媒吐出温度Tdに基づき、冷媒蒸発温度
Teと冷媒吸込温度Tsとの差である冷媒過熱度ΔTを
前記膨張弁18にて調整する。
【0026】即ち、空調用制御装置28は、冷媒吐出温
度Tdが所定の設定温度、本実施例では+105℃より
も低い場合には、冷媒過熱度ΔTが6乃至7degで一
定となるように、膨張弁18を制御する。また、コンプ
レッサ10が連続して運転された場合などコンプレッサ
10に負荷が加わり、図5に示す如く前記所定の設定温
度、本実施例では+105℃に達した場合には、冷媒過
熱度ΔTが6乃至7degから徐々に下げる方向で、膨
張弁18の制御を行う。
【0027】冷媒過熱度ΔTを下げる方向で膨張弁18
を制御することにより、冷媒吸込温度センサ40が検出
するコンプレッサ10の冷媒吸込温度Tsが徐々に低下
し、これにより、冷媒吐出温度センサ12が検出するコ
ンプレッサ10の冷媒吐出温度Tdの更なる上昇を回避
することができるようになる。
【0028】そのため、空調用制御装置28は、コンプ
レッサ10の冷媒吐出温度Tdの上昇に伴い、当該冷媒
吐出温度Tdを下げる方向となるように膨張弁18にて
冷媒過熱度ΔTを調整することにより、コンプレッサ1
0に異常な負荷が加えられる以前にコンプレッサの冷媒
吐出温度Tdを低下させることができるようになる。
【0029】これにより、冷媒吐出温度Tdの異常温度
上昇によるコンプレッサ10の保護のためのコンプレッ
サ10の停止を防止若しくは抑制することができ、連続
して安定したコンプレッサ10の能力を維持しながら運
転を確保することができるようになる。そのため、快適
な車室内空調の維持を実現することができるようにな
る。
【0030】また、空調用制御装置28は、上述の如き
冷媒過熱度ΔTの調整を行った場合であっても、更にコ
ンプレッサ10に負荷が加わり、図5に示す如く所定の
限界設定温度、本実施例では+120℃に達した場合に
は、冷媒過熱度ΔTが1乃至2degよりも低下しない
ように膨張弁18の制御を行う。
【0031】これにより、冷媒過熱度ΔTが零となり、
冷媒が液体の状態でコンプレッサ10に帰還し、液圧縮
を招く不都合を未然に回避することができるようにな
る。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明の自動
車用空調システムによれば、蓄電手段を具備した自動車
に用いられ、蓄電手段からの給電により駆動される電動
コンプレッサ、凝縮器、減圧手段及び冷却器から構成さ
れる冷媒回路と、電動コンプレッサの冷媒吐出温度を検
出する冷媒吐出温度検出手段と、冷却器の冷媒蒸発温度
を検出する冷却器温度検出手段と、電動コンプレッサの
冷媒吸込温度を検出する冷媒吸込温度検出手段と、各検
出手段の出力に基づいて減圧手段を制御する制御手段と
を備え、この制御手段は、電動コンプレッサの冷媒吐出
温度に基づき、減圧手段により冷媒蒸発温度と冷媒吸込
温度との差である冷媒過熱度を請求項2の如く電動コン
プレッサの冷媒吐出温度の上昇に伴い、当該冷媒吐出温
度を下げる方向に冷媒過熱度を調整するので、電動コン
プレッサに異常な負荷が加えられる以前に電動コンプレ
ッサの冷媒吐出温度を低下させることができるようにな
る。
【0033】これにより、冷媒吐出温度の異常温度上昇
による電動コンプレッサの停止を防止若しくは抑制する
ことができ、連続して安定した運転を確保することがで
きるようになる。そのため、快適な車室内空調の維持を
実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用空調システムを適用する実施
例としてのハイブリッド自動車の構成図である。
【図2】図1の自動車の駆動系の構成図である。
【図3】本発明の自動車用空調システムを構成する空気
調和装置の構成図である。
【図4】図3の空気調和装置の冷媒回路図である。
【図5】本発明の自動車用空調システムによるコンプレ
ッサの制御を説明するための冷媒過熱度と冷媒吐出温度
の変化を説明する図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 エンジン 3 走行用モータ 4 発電機 9 空気調和装置 10 コンプレッサ 11 コンプレッサモータ 12、14、20、40 温度センサ 13 凝縮器 15 室外送風機 18 膨張弁 19 蒸発器 21 室内送風機 28 空調用制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 守 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄電手段を具備した自動車に用いられ、 前記蓄電手段からの給電により駆動される電動コンプレ
    ッサ、凝縮器、減圧手段及び冷却器から構成される冷媒
    回路と、 前記電動コンプレッサの冷媒吐出温度を検出する冷媒吐
    出温度検出手段と、 前記冷却器の冷媒蒸発温度を検出する冷却器温度検出手
    段と、 前記電動コンプレッサの冷媒吸込温度を検出する冷媒吸
    込温度検出手段と、 前記各検出手段の出力に基づいて前記減圧手段を制御す
    る制御手段とを備え、 該制御手段は、前記電動コンプレッサの冷媒吐出温度に
    基づき、前記減圧手段により、前記冷媒蒸発温度と冷媒
    吸込温度との差である冷媒過熱度を調整することを特徴
    とする自動車用空調システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記電動コンプレッサ
    の冷媒吐出温度の上昇に伴い、当該冷媒吐出温度を下げ
    る方向に前記冷媒過熱度を調整することを特徴とする請
    求項1の自動車用空調システム。
JP2001302213A 2001-09-28 2001-09-28 自動車用空調システム Pending JP2003104047A (ja)

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