JP2003103971A - 指紋照合付きカード - Google Patents
指紋照合付きカードInfo
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-
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V40/00—Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
- G06V40/10—Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
- G06V40/12—Fingerprints or palmprints
- G06V40/1365—Matching; Classification
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】運転免許証のような公的な免許証や会社のID
カードやクレジットカード、プリペイドカードなどでも
保有者本人の確認方法として、顔写真や持参者の筆跡照
合、暗証番号等から確認してきたが、この場合には本人
であることを確実に確認できないために指紋照合を取り
入れ指紋データを用いる方法が考えられたが、画像デー
タとして記録容量をカードに備える必要があった。 【解決手段】ICカードやケレジットカード等に形成し
た磁気や光記録メモリー、ICメモリーには本人の暗証
番号や個人情報を保存し、指紋照合のデータの保存方法
としては、それらのカードの表面に硬化性の厚膜を形成
しておき、磁気や光記録メモリー、ICメモリーに保存
するためのデジタルやアナログ化した画像メモリーとし
て保存するのではなく、直接カードに指紋形状を形成
し、その指紋と本人の指紋を照合するシステムを形成す
ることによりカード保有する本人であることを確認す
る。
カードやクレジットカード、プリペイドカードなどでも
保有者本人の確認方法として、顔写真や持参者の筆跡照
合、暗証番号等から確認してきたが、この場合には本人
であることを確実に確認できないために指紋照合を取り
入れ指紋データを用いる方法が考えられたが、画像デー
タとして記録容量をカードに備える必要があった。 【解決手段】ICカードやケレジットカード等に形成し
た磁気や光記録メモリー、ICメモリーには本人の暗証
番号や個人情報を保存し、指紋照合のデータの保存方法
としては、それらのカードの表面に硬化性の厚膜を形成
しておき、磁気や光記録メモリー、ICメモリーに保存
するためのデジタルやアナログ化した画像メモリーとし
て保存するのではなく、直接カードに指紋形状を形成
し、その指紋と本人の指紋を照合するシステムを形成す
ることによりカード保有する本人であることを確認す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDカード、クレ
ジットカード、プリペイドカードなどのプラスチック製
カード、ICカードなどのカードに保有者が使用すると
きに本人であることを照合するための暗号番号や生年月
日等の個人データを記録する部分を持つと同時に指紋デ
ータが書き込まれたカードに関する。
ジットカード、プリペイドカードなどのプラスチック製
カード、ICカードなどのカードに保有者が使用すると
きに本人であることを照合するための暗号番号や生年月
日等の個人データを記録する部分を持つと同時に指紋デ
ータが書き込まれたカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、身分証明やお金の引き落としや払
いこみ等にはIDカード、クレジットカード、プリペイ
ドカード等を用いることが一般的になっている。そして
使用されるカードは、国内、海外共、膨大な数になって
いる。カードを使用する場合にはそれが盗難犯罪に使わ
れるケースもあり、それぞれのカードが使用される場
合、カード持参者の確認手段として、保有者本人の顔写
真をカードに印刷する手段、あるいは持参者がカードの
使用場所でサインする字体とカードに予め記載された保
有者本人のサインとを比較して、持参者が保有者本人で
あることを確認する手段、あるいは保有者の暗証番号を
磁気記録媒体や光記録媒体等に記録しておき、確認する
手段などがある。
いこみ等にはIDカード、クレジットカード、プリペイ
ドカード等を用いることが一般的になっている。そして
使用されるカードは、国内、海外共、膨大な数になって
いる。カードを使用する場合にはそれが盗難犯罪に使わ
れるケースもあり、それぞれのカードが使用される場
合、カード持参者の確認手段として、保有者本人の顔写
真をカードに印刷する手段、あるいは持参者がカードの
使用場所でサインする字体とカードに予め記載された保
有者本人のサインとを比較して、持参者が保有者本人で
あることを確認する手段、あるいは保有者の暗証番号を
磁気記録媒体や光記録媒体等に記録しておき、確認する
手段などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、運転免許証のよ
うな公的な免許証や会社のIDカードの場合には顔写真
をカードに印刷したり貼るような手段が用いられている
が、この場合には本人を写真だけでは他人と明確な区別
がつかないこともあるため、大きな問題があった。同様
にその他のIDカード、クレジットカード、プリペイド
カードなどでも保有者本人の確認方法として、顔写真か
らでは本人を確認することが難しい問題があった。ま
た、サインで確認する場合には、持参者がカードを使用
する場所でサインする字体はカードに予め記載されたサ
インを覚えておけば似させることができるので、カード
使用場所でのサインの一致、不一致の鑑定は極めて困難
である。更に、暗証番号は、磁気記録媒体の記録方式を
知っているものには単純に解明できるので、盗難された
場合には簡単に暗証番号を知ることはできる。このこと
は盗難されなくても海外の店で暗証番号を簡単に知る手
段があって問題となっていることは周知である。このよ
うなことから、カードの不正使用を完全に防止すること
は困難であり、カードが他人に不正使用される事が数多
く発生して社会問題になっている。
うな公的な免許証や会社のIDカードの場合には顔写真
をカードに印刷したり貼るような手段が用いられている
が、この場合には本人を写真だけでは他人と明確な区別
がつかないこともあるため、大きな問題があった。同様
にその他のIDカード、クレジットカード、プリペイド
カードなどでも保有者本人の確認方法として、顔写真か
らでは本人を確認することが難しい問題があった。ま
た、サインで確認する場合には、持参者がカードを使用
する場所でサインする字体はカードに予め記載されたサ
インを覚えておけば似させることができるので、カード
使用場所でのサインの一致、不一致の鑑定は極めて困難
である。更に、暗証番号は、磁気記録媒体の記録方式を
知っているものには単純に解明できるので、盗難された
場合には簡単に暗証番号を知ることはできる。このこと
は盗難されなくても海外の店で暗証番号を簡単に知る手
段があって問題となっていることは周知である。このよ
うなことから、カードの不正使用を完全に防止すること
は困難であり、カードが他人に不正使用される事が数多
く発生して社会問題になっている。
【0004】上記の課題を解決するため、カードを登録
する際にカードに本人の指紋を、保有者固有のデータと
してカードに書き込むことである。そして、カードを持
参した人の指紋を指紋リーダで読み取ることにより、予
め当該カードに書き込まれた保有者本人の指紋データと
比較し、指紋リーダで読み取られたデータと、当該カー
ドに書き込まれた指紋データとが一致した場合には持参
者が保有者本人であることを確認し、そのカードを使用
可能と判定することができる。
する際にカードに本人の指紋を、保有者固有のデータと
してカードに書き込むことである。そして、カードを持
参した人の指紋を指紋リーダで読み取ることにより、予
め当該カードに書き込まれた保有者本人の指紋データと
比較し、指紋リーダで読み取られたデータと、当該カー
ドに書き込まれた指紋データとが一致した場合には持参
者が保有者本人であることを確認し、そのカードを使用
可能と判定することができる。
【0005】しかしながら、このようなカードに指紋を
書き込むことは公開特許に記載されているが、基本的に
は指紋データを画像解析してデータを登録カードの記録
部に保存データとして保存するために、記録部のメモリ
ー容量は大きく画像容量としては数Kバイト程度の容量
では難しい問題があり、ICカードには適用できても通
常のクレジットカードには簡単に適用できない問題があ
った。
書き込むことは公開特許に記載されているが、基本的に
は指紋データを画像解析してデータを登録カードの記録
部に保存データとして保存するために、記録部のメモリ
ー容量は大きく画像容量としては数Kバイト程度の容量
では難しい問題があり、ICカードには適用できても通
常のクレジットカードには簡単に適用できない問題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】ICカードやケレジット
カード等にメモリー容量の負担を掛けないために、画像
メモリーとして、指紋を磁気や光記録メモリー、ICメ
モリーに保存するためにデジタルまたはアナログデータ
にするのではなく、それらのカードの表面に硬化性の厚
膜を形成しておき、直接カードに指紋形状を形成し、そ
の指紋と本人の指紋を照合するシステムを形成すること
によりカード保有する本人であることを確認することが
本発明である。
カード等にメモリー容量の負担を掛けないために、画像
メモリーとして、指紋を磁気や光記録メモリー、ICメ
モリーに保存するためにデジタルまたはアナログデータ
にするのではなく、それらのカードの表面に硬化性の厚
膜を形成しておき、直接カードに指紋形状を形成し、そ
の指紋と本人の指紋を照合するシステムを形成すること
によりカード保有する本人であることを確認することが
本発明である。
【0007】具体的には指紋の形成手段として、予め決
めてあるカードに指紋を形成する箇所に熱硬化性樹脂や
光硬化性の樹脂を塗布しておき、その上にそれら樹脂と
接着しにくい膜を図1のように設定する。図では各部材
の寸法を無視して強調して示した。指紋を形成する際に
は、好ましくは、この接着しない膜を剥離して照合用に
決めた指をその硬化性樹脂膜に押し当てて指紋を形成し
た後、熱又は光で硬化させる。
めてあるカードに指紋を形成する箇所に熱硬化性樹脂や
光硬化性の樹脂を塗布しておき、その上にそれら樹脂と
接着しにくい膜を図1のように設定する。図では各部材
の寸法を無視して強調して示した。指紋を形成する際に
は、好ましくは、この接着しない膜を剥離して照合用に
決めた指をその硬化性樹脂膜に押し当てて指紋を形成し
た後、熱又は光で硬化させる。
【0008】指紋形成に用いる硬化性樹脂としては粘度
が低いと、指を押し当ててから硬化させるまでに液のレ
ベリングにより平滑化していくために粘度は高い方めら
れ、好ましくは10ポイズから100000ポイズの間
にあることが良い。
が低いと、指を押し当ててから硬化させるまでに液のレ
ベリングにより平滑化していくために粘度は高い方めら
れ、好ましくは10ポイズから100000ポイズの間
にあることが良い。
【0009】用いる硬化性の樹脂としては、具体的には
熱硬化性樹脂としては、また光硬化性樹脂としてはアク
リル系樹脂が代表的である。また、この他にニ液混合型
の硬化樹脂もあるが、大気中の水分と反応し硬化する樹
脂等でもよい。いずれにしても樹脂が硬化する際に架橋
反応を開始するものを添加するタイプ、脱水反応で架橋
するタイプ、もしくはそれ自体で架橋反応によりモノマ
ーがポリマー化するものでも良い。
熱硬化性樹脂としては、また光硬化性樹脂としてはアク
リル系樹脂が代表的である。また、この他にニ液混合型
の硬化樹脂もあるが、大気中の水分と反応し硬化する樹
脂等でもよい。いずれにしても樹脂が硬化する際に架橋
反応を開始するものを添加するタイプ、脱水反応で架橋
するタイプ、もしくはそれ自体で架橋反応によりモノマ
ーがポリマー化するものでも良い。
【0010】指紋を形成した後に硬化させて指紋形状を
有効に保存する方法として、カード使用時の表面での磨
耗により指紋形状が失われていくことを防止する手段と
して、指紋を形成した後にその指紋の表面に平滑になる
ようにハードコートのような硬質膜材質を塗布したり、
または屈折率の異なる膜材質で反射率を改善できる機能
を持たせる膜材質を表面を図2のように表面にコートし
硬化させて磨耗に強くすることも効果がある。
有効に保存する方法として、カード使用時の表面での磨
耗により指紋形状が失われていくことを防止する手段と
して、指紋を形成した後にその指紋の表面に平滑になる
ようにハードコートのような硬質膜材質を塗布したり、
または屈折率の異なる膜材質で反射率を改善できる機能
を持たせる膜材質を表面を図2のように表面にコートし
硬化させて磨耗に強くすることも効果がある。
【0011】
【実施例1】次に、本発明の実施例を図面で参照しなが
ら説明する。図3は、IDカード、クレジットカードな
どのカードを発行するとき、発行カードにカード保有者
の指紋データを書き込む状態の図を示した。その指紋デ
ータが書き込まれたカードが、カード持参者により使用
されるとき、その持参者の指紋を検知し、その持参者が
正式なカード保有者であるか否かを判定する。
ら説明する。図3は、IDカード、クレジットカードな
どのカードを発行するとき、発行カードにカード保有者
の指紋データを書き込む状態の図を示した。その指紋デ
ータが書き込まれたカードが、カード持参者により使用
されるとき、その持参者の指紋を検知し、その持参者が
正式なカード保有者であるか否かを判定する。
【0012】図3に示すように、カードが発行されると
き、カードにカード保有者の指紋データを書き込む時の
指紋形成方法を具体的に示すと、粘度を10000ポイ
ズ程度にした紫外線硬化型アクリル樹脂をカード上の指
紋保存面に塗布し、予めその上に塗膜面と剥離しやすい
親水性表面に改質したポリカーボネイト膜を置き、カー
ドを発行するときにポリカーボネイト膜を剥がして、そ
の上に登録する指を押し付け、その後に紫外線で樹脂を
硬化させる。ポリカーボネイト膜が薄ければ剥がす必要
もなく直接、その上から登録する指を押し付けるこ付け
ることでも同様なことかできる。
き、カードにカード保有者の指紋データを書き込む時の
指紋形成方法を具体的に示すと、粘度を10000ポイ
ズ程度にした紫外線硬化型アクリル樹脂をカード上の指
紋保存面に塗布し、予めその上に塗膜面と剥離しやすい
親水性表面に改質したポリカーボネイト膜を置き、カー
ドを発行するときにポリカーボネイト膜を剥がして、そ
の上に登録する指を押し付け、その後に紫外線で樹脂を
硬化させる。ポリカーボネイト膜が薄ければ剥がす必要
もなく直接、その上から登録する指を押し付けるこ付け
ることでも同様なことかできる。
【0013】紫外線硬化樹脂の粘度を調節する手段とし
て、無添加の粘度100ポイズ程度の紫外線硬化型アク
リル樹脂に酸化亜鉛を添加して粘度を変えて膜厚300
ミクロンで塗膜し紫外線で硬化させた結果、指紋の形成
のしやすさを評価した結果、表1のような結果となり、
少なくとも10ポイズ以上の粘度が必要であることが分
かった。この結果から、指紋形状を形成するには粘度が
あまりに高くても形成しにくく、適度な粘度領域がある
ことが分かり、少なくとも10から100000ポイズ
の間にあることが望ましい。
て、無添加の粘度100ポイズ程度の紫外線硬化型アク
リル樹脂に酸化亜鉛を添加して粘度を変えて膜厚300
ミクロンで塗膜し紫外線で硬化させた結果、指紋の形成
のしやすさを評価した結果、表1のような結果となり、
少なくとも10ポイズ以上の粘度が必要であることが分
かった。この結果から、指紋形状を形成するには粘度が
あまりに高くても形成しにくく、適度な粘度領域がある
ことが分かり、少なくとも10から100000ポイズ
の間にあることが望ましい。
【0014】指紋を形成したときにカードに形成された
指紋を読み取るときに入射光に対して、特に指紋からの
反射光で読み取る場合に反射光を大きく高めるために硬
化型樹脂の中に反射光を強めるために、例えば金属粉を
添加しておき反射光を高めることが好ましい。例えば、
紫外線硬化型のアクリル樹脂に直径1ミクロンの銀粉を
80重量パーセントで添加して、このペーストで100
ミクロンの厚みで塗膜し、指紋を形成させたとき、銀粉
を添加しない場合に比較して反射光が10パーセント以
上改善された。金属粉を入れない場合でも指紋形状を作
成したものに硬化後、蒸着でアルミニウムを表面に形成
したものでも同様な効果が得られ、この場合には反射光
は50パーセント以上改善された。
指紋を読み取るときに入射光に対して、特に指紋からの
反射光で読み取る場合に反射光を大きく高めるために硬
化型樹脂の中に反射光を強めるために、例えば金属粉を
添加しておき反射光を高めることが好ましい。例えば、
紫外線硬化型のアクリル樹脂に直径1ミクロンの銀粉を
80重量パーセントで添加して、このペーストで100
ミクロンの厚みで塗膜し、指紋を形成させたとき、銀粉
を添加しない場合に比較して反射光が10パーセント以
上改善された。金属粉を入れない場合でも指紋形状を作
成したものに硬化後、蒸着でアルミニウムを表面に形成
したものでも同様な効果が得られ、この場合には反射光
は50パーセント以上改善された。
【0015】指紋を形成する際の塗膜の厚みとしては、
粘度を10000ボイズに固定して厚みを変えたときの
表2のような結果となった。この結果から、少なくとも
厚みが2ミリ以下あることが望ましいことが分かった。
粘度を10000ボイズに固定して厚みを変えたときの
表2のような結果となった。この結果から、少なくとも
厚みが2ミリ以下あることが望ましいことが分かった。
【0016】
【実施例2】ポリカーボイトでクレジットカードを作製
した時に、カードの一部に1センチ角サイズで着色印刷
を行わないで透明に処理したものを準備した。このカー
ドの透明な部分に、実施例1で行った条件の範囲である
1000ポイズのウレタン系熱硬化樹脂に銀粉を10重
量パーセントで混ぜたものを厚さ100ミクロンで塗布
し、この上に指を押し付けを指紋を形成し熱で硬化させ
た。この指紋を形成した裏側から光を入射して指紋を観
察した結果、非常に鮮明に指紋形状を確認することがで
きた。このカードに磁気記録部となるバリウムフェライ
トの磁性膜からなる磁気ストライプを形成し、その部分
に本人の暗証番号を保存した。このカードを用いてカー
ドリーダーに入れ、指紋を読み取るところに指をセット
しレーザー光により指紋データを読み取り、カードに形
成されている指紋と照合した。照合は使用する人の指の
指紋を光学的に読み取り、その指紋を指紋データに変換
したうえ、カードに形成されている指紋から読み取られ
る指紋データと一致するかをコンピュータにより判断を
行う。このときにレーザーを用いて2つの画像を重ねて
一致するポイント数から閾値を決めて判断した。この際
に本人以外の人が暗証番号を入れても指紋が一致しない
ために、事前に指紋が一致しないときにはプログラムで
入力拒否をしていたため、本人以外の人がカードを利用
しようとしても使うことができなかつた。カードの磁気
ストライプに入力するデータとしては、例えばカード保
有者の氏名、生年月日、性別、住所などの個人データな
どを保存する。
した時に、カードの一部に1センチ角サイズで着色印刷
を行わないで透明に処理したものを準備した。このカー
ドの透明な部分に、実施例1で行った条件の範囲である
1000ポイズのウレタン系熱硬化樹脂に銀粉を10重
量パーセントで混ぜたものを厚さ100ミクロンで塗布
し、この上に指を押し付けを指紋を形成し熱で硬化させ
た。この指紋を形成した裏側から光を入射して指紋を観
察した結果、非常に鮮明に指紋形状を確認することがで
きた。このカードに磁気記録部となるバリウムフェライ
トの磁性膜からなる磁気ストライプを形成し、その部分
に本人の暗証番号を保存した。このカードを用いてカー
ドリーダーに入れ、指紋を読み取るところに指をセット
しレーザー光により指紋データを読み取り、カードに形
成されている指紋と照合した。照合は使用する人の指の
指紋を光学的に読み取り、その指紋を指紋データに変換
したうえ、カードに形成されている指紋から読み取られ
る指紋データと一致するかをコンピュータにより判断を
行う。このときにレーザーを用いて2つの画像を重ねて
一致するポイント数から閾値を決めて判断した。この際
に本人以外の人が暗証番号を入れても指紋が一致しない
ために、事前に指紋が一致しないときにはプログラムで
入力拒否をしていたため、本人以外の人がカードを利用
しようとしても使うことができなかつた。カードの磁気
ストライプに入力するデータとしては、例えばカード保
有者の氏名、生年月日、性別、住所などの個人データな
どを保存する。
【0017】カードがカード持参者により使用されると
き、その持参者が正式なカード保有者であるか否かを判
定する手段として、カード使用場所、例えばカードがI
Dカードの場合には、建物の入口に指紋を読み取る装置
と、磁気ストライプのデータを読み取る装置とが備えら
れており、カードの持参者の指紋が指紋を読み取る指紋
リーダで読み取られるとともに、カードをデータリーダ
の溝を通過させることにより、カードの磁気ストライプ
に書き込まれた暗証番号データ、及びその他のデータが
読み取られる。このとき、指紋データが一致したときに
本人の暗証番号を入力するキーボードが作動して、本人
が暗証番号等を入力して一致したときに入り口のドアが
開閉する。
き、その持参者が正式なカード保有者であるか否かを判
定する手段として、カード使用場所、例えばカードがI
Dカードの場合には、建物の入口に指紋を読み取る装置
と、磁気ストライプのデータを読み取る装置とが備えら
れており、カードの持参者の指紋が指紋を読み取る指紋
リーダで読み取られるとともに、カードをデータリーダ
の溝を通過させることにより、カードの磁気ストライプ
に書き込まれた暗証番号データ、及びその他のデータが
読み取られる。このとき、指紋データが一致したときに
本人の暗証番号を入力するキーボードが作動して、本人
が暗証番号等を入力して一致したときに入り口のドアが
開閉する。
【0018】以上のように、IDカード、クレジットカ
ード、プリペイドカードなどが使用される場合、カード
持参者の指紋データと、カードに予め書き込まれた正式
な保有者本人の指紋データとを照合することができるた
め、そのカード持参者が正式な保有者であるか否かを確
実に判定することができることから、本発明によるカー
ドは他人により不正使用されることが確実に防止され
る。
ード、プリペイドカードなどが使用される場合、カード
持参者の指紋データと、カードに予め書き込まれた正式
な保有者本人の指紋データとを照合することができるた
め、そのカード持参者が正式な保有者であるか否かを確
実に判定することができることから、本発明によるカー
ドは他人により不正使用されることが確実に防止され
る。
【0019】以上の実施例ではポリカーボネイト製のカ
ードについて説明したが、カード持参者の指紋データと
照合される保有者本人の指紋データを書き込むことがで
きるカードはプラスチック製に限らず、ICカードでも
保有者本人の指紋形成をカード表面に書き込むことがで
きるため、ICカードでも他人により不正使用されるこ
とが確実に防止される。
ードについて説明したが、カード持参者の指紋データと
照合される保有者本人の指紋データを書き込むことがで
きるカードはプラスチック製に限らず、ICカードでも
保有者本人の指紋形成をカード表面に書き込むことがで
きるため、ICカードでも他人により不正使用されるこ
とが確実に防止される。
【0020】
【発明の効果】カード持参者がカード保有者本人である
か否かを、従来から行われているカードに備えられてい
るメモリーにある暗証番号や個人情報の照合と指紋照合
方法で、指紋をコンピュタ等−ICや磁気のメモリーに
保存するために指紋をデジタルやアナログデータ化して
画像メモリー保存するのではなく、直接カードに指紋形
状を形成し、その指紋と本人の指紋を照合するシステム
を形成することによりカード保有する本人であることを
確認することが確実に判定することができるので、カー
ド保有者以外の人にカードが不正使用されることを確実
に防止することができる。
か否かを、従来から行われているカードに備えられてい
るメモリーにある暗証番号や個人情報の照合と指紋照合
方法で、指紋をコンピュタ等−ICや磁気のメモリーに
保存するために指紋をデジタルやアナログデータ化して
画像メモリー保存するのではなく、直接カードに指紋形
状を形成し、その指紋と本人の指紋を照合するシステム
を形成することによりカード保有する本人であることを
確認することが確実に判定することができるので、カー
ド保有者以外の人にカードが不正使用されることを確実
に防止することができる。
【図1】実施例1のポリカーボネイト製のカードの断面
図である。
図である。
【図2】実施例1の指紋形成面に硬質膜層を表面に形成
させた断面図である。
させた断面図である。
【図3】実施例1でカード保有者の指紋データを書き込
む時の指紋形成方法を具体的に示した拡大図である。
む時の指紋形成方法を具体的に示した拡大図である。
1 非接着用保護膜
2 硬化性の膜
3 ポリカーボネイト製カード
4 ハードコート
5 指紋形成後の樹脂膜
6 ポリカーボネイト製カード
7 指紋用指
8 硬化性の膜
9 ポリカーボネイト製カード
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G06K 19/10 G06K 19/00 S
Claims (7)
- 【請求項1】カードに本人照合の為の記録部を持たせる
方法において、直接本人の指紋を形成するために硬化性
の膜をカードに形成し、それに本人の照合用の指を押し
当てて指紋を形成した後硬化させて、カードに本人の照
合認識用の指紋を形成することを特徴とするカード。 - 【請求項2】請求項1の硬化性の膜に使う材質の粘度と
して、10ポイズ以上であることを特徴とする方法。 - 【請求項3】請求項1の硬化性の膜の材質として、厚さ
が2mm以下の硬化材料よりなることを特徴とする方
法。 - 【請求項4】請求項1の硬化させる方法として光、また
は熱を加えて硬化させることを特徴とする方法。 - 【請求項5】請求項1の指紋形成の硬化性の膜に光学反
射特性を付与したことを特徴とするカード。 - 【請求項6】本人照合用の暗号番号の磁気記録や光記録
と共に、請求項1の指紋形成を行ったことを特徴とする
カード。 - 【請求項7】指紋を形成する場所の、カードの光学的特
性として照合用光波長に対して透明であるカード材質と
して、カードに指紋を形成した部分を表面としたとき
に、背面から照合用光を入射して形成した指紋を照合す
ることを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001340001A JP2003103971A (ja) | 2001-09-30 | 2001-09-30 | 指紋照合付きカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001340001A JP2003103971A (ja) | 2001-09-30 | 2001-09-30 | 指紋照合付きカード |
Publications (1)
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