JP2003103399A - 耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents
耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤInfo
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Abstract
の溶接条件においてもアーク状態がきわめて良好で、ス
パッタ発生量が少なく、優れた溶接金属性能が安定して
得られる耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤを提供す
る。 【解決手段】 耐候性鋼用フラックス入りワイヤにおい
て、鋼製外皮フラックスを充填したアーク溶接用ワイヤ
であり、ワイヤ全質量%で、アーク安定剤0.05〜
1.8%、C:0.02〜0.15%、Si:0.3〜
1.8%、Mn:0.8〜3.0%、Ti:0.02〜
0.3%、Cu:0.2〜0.65%、Cr:0.3〜
0.8%を含み、フラックス充填率が3〜10%である
ことを特徴とする。
Description
において、各種構造物の分野に用いられる耐候性鋼の溶
接に使用される耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤに
関し、特にアーク状態が極めて良好で、スパッタ発生量
が少なく、優れた溶接金属性能が安定して得られる耐候
性鋼溶接用フラックス入りワイヤに関する。
から、建築、橋梁の各種構造物の分野に広く利用されて
いるが、構造物の大型化に伴い、使用される鋼材が厚肉
化または高強度化され、570N/mm2級耐候性鋼の
適用が増加しつつある。
接材料としては、主としてソリッドワイヤが使用されて
いる。その理由として、溶接金属中の酸素が低い、溶込
みが深く、融合不良やスラグ巻き込みなどの溶接欠陥が
生じにくい等が挙げられる。しかし、ソリッドワイヤを
用いた溶接では、スパッタ発生量が多いなどの溶接作業
性の問題がある。
要とされており、溶接条件はより高入熱、高パス間温度
側へと推移している状況である。
3の溶接を行う場合、入熱量20kJ/cm、パス間温
度150℃以下といった比較的低入熱、低パス間温度で
溶接を行うと、図1(b)に示すように積層数が多く4
なり、さらにパス間温度を一定に保つため溶接時間が多
大となる。そこで、入熱量を30〜40kJ/cmと高
くすることにより、例えば図1(C)に示すように積層
数が少なく5、さらにパス間温度を例えば350℃以下
と設定することにより溶接時間の短縮を図ることが可能
となる。
の溶接では、アーク状態が不安定になり易く、スパッタ
発生量の増加等の溶接作業性が劣化してしまう。さら
に、溶接金属の強度が低下し、靭性も劣化するため溶接
部の機械的性質が低下してしまう。
件における溶接金属の強度低下、靭性劣化を改善する手
段として、Ti−B、Mo等を添加した溶接ワイヤの検
討が行われている。
号公報では、高入熱、高パス間温度における溶接におい
て、ワイヤ中にTi−B、Ni等の合金元素を添加して
靭性を改善したソリッドワイヤが紹介されている。ま
た、特開平11−90678号公報では、ワイヤ中にT
i−B、Moを添加することによって、高入熱、高パス
間温度の溶接において溶接金属の靭性に優れ、且つ、高
COD値を有するソリッドワイヤが紹介されている。し
かし、これらの方法では、高入熱、高パス間温度の溶接
における溶接金属の強度低下、靭性劣化といった機械的
性質については改善できるが、溶接中のアーク状態の不
安定化、スパッタ発生量増加等の溶接作業性の劣化は改
善されない。さらに、これらのワイヤには、耐食性を得
るのに必要な元素であるCu、Cr、Niなどが添加さ
れておらず、耐候性鋼の溶接には使用できない。
は、高入熱、高パス間温度における溶接において、ワイ
ヤ中にCu、Ni、Cr、Ti及びZr、B、Moを添
加することによって、490N/mm2級として十分な
強度と靭性を確保しつつ、良好な耐候性を得ることがで
きるソリッドワイヤが紹介されている。しかし、この技
術では、570N/mm2級の強度特性は得ることがで
きず、さらにソリッドワイヤであるので溶接中のアーク
状態の不安定化、スパッタ発生量増加等の溶接作業性の
劣化も改善されない。
好な耐候性を持ちつつ、溶接金属の機械的性質の改善を
行い、さらに溶接作業性を改善させる手段として、溶接
作業性に優れるフラックス入りワイヤに合金添加を行う
方法がある。
されるスラグ成分を主に充填したワイヤと、メタル系と
総称される金属成分を主に充填したワイヤがあり、フラ
ックス充填率は10〜20%程度が主流で、JIS Z
3313、他で規格化されており、これまで様々な目的
に適応したフラックス入りワイヤが多数開発されてい
る。
は、充填フラックス中にCr、Nb、Vを添加すること
によって、高入熱溶接において、溶接金属の強度低下や
靭性劣化を改善すると共に、スパッタ発生量低減等の溶
接作業性を改善したフラックス入りワイヤが紹介されて
いる。また、特開平11−33777号公報では、充填
フラックス中に、Zr及びTi、P、Cu、Niを添加
することによって、優れた耐錆性を有するワイヤ及び溶
接金属が得られるフラックス入りワイヤが紹介されてい
る。
量はさほど低減されておらず、アーク状態に関してもや
や不安定であり、溶接作業性が十分に改善されていると
はいえない。
ワイヤ中にCu、Niなどの耐候性に必要な元素が規定
されておらず、十分な耐食性を得ることができない。
て、ソリッドワイヤと比較してアーク状態が安定する等
の溶接作業性が優れる反面、ビードを覆っているスラグ
量が多く、溶接中のヒューム発生量も多い等の溶接作業
上の問題がある。さらに、フラックス入りワイヤは、ソ
リッドワイヤに比べ溶込みが浅く、スラグ巻き込み、融
合不良等の溶接欠陥が発生し易い。
における溶接での耐候性の確保及び溶接金属の強度低
下、靭性劣化や溶接作業性の劣化を改善するためには、
ソリッドワイヤ及びフラックス入りワイヤの双方の長所
を兼ね備えたガスシールドアーク溶接用の細径ワイヤが
望まれている。
グ化、低ヒューム化、深い溶込み深さ等の改善目的から
フラックス充填率5%といった低充填率フラックス入り
ワイヤの技術開示が散見されている。しかし、従来のフ
ラックス成分系では溶接スラグ過多、ヒューム発生量過
多等の問題があり、このような低充填率ワイヤは実用化
されていないのが実状である。
ラックスを含むワイヤが開示されている特公昭51−1
659号公報がある。この発明の充填フラックスのワイ
ヤ断面積比は5%と低い例が開示されているが、充填フ
ラックスはアーク安定剤としてグラファイトを必須成分
とし、Ti、Al、Mg等からなるもので、その配合比
は2〜10%、さらに脱酸剤を20〜90%含むもので
あって、且つ、実質的に金属成分を含まないフラックス
を充填するワイヤである。しかし、グラファイトを含む
アーク安定剤は、そのグラファイトとワイヤ中の酸素ま
たはワイヤ表面の付着酸素とのCO反応によるアーク不
安定化の要因を含み、アークが粗くなり、溶接作業性を
劣化してスパッタ発生量を増加させる。また、溶接金属
中へのCの歩留りが過多となり、溶接金属性能の調整が
できない。
フラックス充填率5〜30%、Mn及びSの含有量そし
てMn/Sの比を限定した鉄粉を40〜60%含むフラ
ックスを充填したフラックス入りワイヤが開示されてい
る。これはメタル系フラックス入りワイヤに属するワイ
ヤであって、フラックス充填率が5%、10%のワイヤ
において、このような金属粉からなる充填フラックスで
は十分に安定したアークが得られず、フラックス入りワ
イヤとしての優れた溶接作業性と良好な溶接結果は得ら
れない。
は、一次防錆剤であるプライマを塗布された鋼鈑のすみ
肉溶接時におけるピット、ガス溝防止のために、TiO
2をベースとしてNa2Oを含有し、金属弗化物及び水分
をも必須とするワイヤを開示している。これはワイヤ質
量比%で、低充填率のTiO2、Na2Oを必須として含
むフラックス入りワイヤであり、金属弗化物及び水分を
も必須とするもので、その水分とガス放出の調整が容易
ではなく、また、スラグの流動性が高く、ビード形成
性、溶接金属の性質に問題がある。
にCu、Ni、Cr、Ti−B、Moといった高入熱、
高パス間温度の溶接における溶接金属の耐候性の確保及
び強度低下、靭性劣化を改善する合金元素の添加につい
て開示がなく、高入熱、高パス間温度での耐候性鋼の溶
接には適用が困難である。
保しつつ、高入熱で高パス間温度の溶接条件においても
アーク状態が極めて良好で、スパッタ発生量が少なく、
優れた溶接金属性能が安定して得られる耐候性鋼溶接用
フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
ワイヤ中に、アーク安定剤及び特定範囲に限定された
C、Si、Mn、Cr、Ni、Cu、Mo、Ti、Bを
含み、フラックス充填率を3〜10%と低充填化した耐
候性鋼用のフラックス入りワイヤで、高入熱、高パス間
温度の溶接においても、溶接作業性及び機械的性能の優
れた新タイプのフラックス入りワイヤである。
る。 (1) 耐候性鋼用フラックス入りワイヤにおいて、鋼
製外皮フラックスを充填したアーク溶接用ワイヤであ
り、ワイヤ全質量%で、アーク安定剤0.05〜1.8
%、C:0.02〜0.15%、Si:0.3〜1.8
%、Mn:0.8〜3.0%、Ti:0.02〜0.3
%、Cu:0.2〜0.65%、Cr:0.3〜0.8
%を含み、フラックス充填率が3〜10%であることを
特徴とする。
において、鋼製外皮フラックスを充填したアーク溶接用
ワイヤであり、ワイヤ全質量%で、アーク安定剤0.0
5〜1.8%、C:0.02〜0.15%、Si:0.
3〜1.8%、Mn:0.8〜3.0%、Ti:0.0
2〜0.3%、Cu:0.2〜0.65%、Cr:0.
3〜0.8%、Ni:0.05〜0.7を含み、フラッ
クス充填率が3〜10%であることを特徴とする。
特徴とする(1)または(2)記載の耐候性鋼用フラッ
クス入りワイヤである。
を特徴とする(1)ないし(3)のいずれかに記載の耐
候性鋼溶接用フラックス入りワイヤある。
iO2を含む合成物:1.8%以下、Na2OをNa2O
換算値で0.6%以下、TiO2をTiO2換算値で1.
8%以下の1種または2種以上を含有することを特徴と
する(1)ないし(4)のいずれかに記載の耐候性鋼溶
接用フラックス入りワイヤである。
u、Cr、Niを適量含むフラックス入りワイヤに、S
i、Mnからなる脱酸剤とNa2O及びTiO2を含む合
成物、Na2O、TiO2の単独、または複合添加したア
ーク安定剤を含有させることにより、溶接時の溶滴の離
脱を促進して溶滴の細粒化及び移行回数を増加させてア
ーク安定化を図り、高入熱、高パス間温度の溶接におけ
る溶接金属の強度の低下及び靭性劣化に対して、Ti、
B、Moを添加することによって改善し、フラックス充
填率を3〜10質量%と低くすることにより溶着速度の
増加、低ヒューム化、低スラグ化及び深い溶け込みが得
られることを見出した全く新しい耐候性鋼溶接用フラッ
クス入りワイヤである。
入りワイヤの成分等限定理由を述べる。
という。)について、Cは固溶強化による溶接金属の強
度を調整する最も重要な元素の1つであり、靭性にも大
きく関係する。そのため、Cの添加量が0.02%未満
では、必要な強度が確保できず、また、0.15%を超
えると溶接金属組織がマルテンサイト化し、強度が過剰
に高くなり、靭性が劣化、さらにスパッタが多発して溶
接作業性に悪影響を与える。
脱酸剤として使用し、溶接金属中の酸素量を低減させる
効果がある。しかし、0.3%未満では脱酸力が不足し
て溶接金属にブローホールが発生し、また1.8%を超
えると溶接金属中へのSiの歩留りが過大となって、結
晶が粗大化し、靭性が劣化する。
溶接金属の脱酸を促進すると共に、溶融金属の流動性を
高め、溶接ビード形状を改善する。また、溶接金属に歩
留ることにより、溶接金属性能を調整し、その強度を高
める効果がある。これらの効果を得るためには0.8%
以上の添加が必要であるが、3.0%を超えると溶滴が
大きくなり、スパッタ低減効果が無くなり、溶接金属へ
の歩留りが過大となって溶接金属の強度が高くなる。
は溶接金属の組織を微細化する働きがあり、溶接金属の
強度、靭性を確保するために必要な元素である。しか
し、0.02%未満では組織が微細化されず必要な靭性
が確保されず、また、0.3%を超えると硬度上昇によ
って靭性が低下し、強度も必要以上に高くなる。
は耐候性を向上させる最も重要な元素であり、Crと同
様に、鋼板表面に安定したさび層を形成し、耐食性を向
上される働きを持つ。そのため、0.2%以下の添加量
では、十分な耐食性を確保することができない。また、
0.65%以上の添加では、強度が過剰となり、耐割れ
感受性が上がってしまう。なお、ここで規定したCuの
添加量は、Cuメッキを施した場合のCu量を含有する
ものとする。
耐候性に非常に重要な元素であり、適量添加することに
よって、鋼板表面に安定したさび層を形成し、耐食性を
向上させる働きを持つ。そのため、添加量が0.3%以
下では、十分な耐食性を確保できない。また、0.8%
以上では、強度過剰になり、靭性も劣化する。
は、Crと同時添加することによって耐候性がより向上
させる働きがあり、特に無塗装で使用される場合には必
須成分となる。またNiは、固溶強化により溶接金属の
強度を調整する元素の1つである。そのため、Niの添
加量が0.05%以下では、十分な耐食性及び強度が確
保できず、また、3.0%を超えると、耐候性が飽和す
ると共に、過強度となる。さらに、非常に高価な元素で
あるので、コストパフォーマンスの面を考慮し、上限を
3.0%とした。
金属の焼き入れ性を向上させ、高強度の耐候性鋼板を溶
接する場合や高電流、高パス間温度の溶接条件下での溶
接金属の強度を確保するための元素である。しかし、添
加量が0.7%を超えると、強度が過剰に高くなり、靭
性も劣化する。
属脱酸剤または合金剤として作用するため、金属単体ま
たは合金の形態として鋼製外皮または充填フラックスに
添加する。
添加で溶接金属の焼き入れ性を高め、特に高電流、高パ
ス間温度の条件での溶接金属の強度、靭性を良好にす
る。また、Tiと同時添加することによって、より靭性
を向上させる特性を持つ。しかし、0.01%を超える
と強度が過大となり靭性が劣化する。Bは金属単体、合
金または酸化による添加の何でも効果が発揮できるの
で、フラックスに添加する形態は自由である。
いて記述する。
て、アーク安定剤が0.05%未満では、ソリッドワイ
ヤの溶接と同様に、溶滴が移行した瞬間に発生するアー
ク切れが防止できず、アーク状態が向上せず、スパッタ
発生量が減少しないので、ソリッドワイヤを超える改善
はできない。一方、1.8%を超えると、アーク切れは
防止できるが、アーク長が必要以上に長くなり、その結
果、スパッタ発生量が増加し、ヒュームの発生量も増加
する。よって、アーク安定剤の添加量は0.05〜1.
8%において溶接中のアーク状態が非常に良好で溶滴が
小さく、スパッタ発生量が極めて少ない。
む合成物、Na2O源のNa2O換算値及びTiO2源の
TiO2換算値の1種または2種以上をいう。
%以下について、Na2O及びTiO2を含む合成物が
1.8%を超えると、アーク切れは防止できるが、アー
ク長が必要以上に長くなり、その結果、スパッタ発生量
が増加し、ヒュームの発生量も増加する。
O2を含む三元系の合成物、Na2O及びTiO2の割合
が種々変化した合成物であっても同様な効果が得られ、
本発明技術思想に含まれる。Na2O及びTiO2を含む
合成物はチタン酸ソーダであり、例えば、水酸化ナトリ
ウムとルチールを所望の割合で配合して高温処理する方
法で得られることができるが、Na2Oが10〜50%
で、TiO2が50〜90%の範囲内での割合の合成物
とすることが望ましい。例えば、13Na2O−80T
iO2、20Na2O−73TiO2、42Na2O−53
TiO2、あるいは13Na2O−25SiO2−58T
iO2を主要成分とする合成物などが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。
の添加について、このNa2O源はNa2O及びTiO2
またはSiO2を含む合成物以外の添加成分であり、溶
接中のアーク長変動を少なくし、溶滴移行回数の増加、
即ち、溶滴の細粒化を促進させる効果を持つ。しかしな
がら、0.6%を超えると溶滴移行回数は減少し、アー
ク長のみが長くなる傾向があり、その結果、スパッタ発
生量が増加する。Na 2O源には炭酸ソーダ、ソーダガ
ラスがある。
の添加について、このTiO2源はNa2O及びTiO2
またはSiO2を含む合成物以外の添加成分であり、ア
ーク安定剤として溶滴先端に発生するアークの発生面積
を拡大させることにより、溶滴移行を安定させる下向き
の電磁ピンチ効果を促進させる効果を有する。しかしな
がら、1.8%を超えると、下向きの電磁ピンチ力が過
大となり、溶滴移行を不安定にしてスパッタ発生量が多
くなる。また、溶接金属へ還元されるTi量が過剰とな
り、溶接金属の強度が高くなるなり靭性も低くなる。T
iO2源には酸化チタン、ルチール、チタンスラグ、イ
ルミナイト等がある。
は3〜10%とする。フラックス充填率が3%未満であ
ると、フラックス充填及び成形が困難となり、生産性が
悪くなる。また、フラックス充填率が10%を超えると
スラグ発生量、スパッタ発生量が増え、さらに溶込み深
さが浅くなり、ワイヤの性能改善ができず、また、ワイ
ヤ製造時の伸線性が劣り、断線による生産性の低下をき
たす。しかし、より高い生産性と、低スラグ発生量、低
スパッタ、深溶込みを考慮した場合、フラックス充填率
は3.5〜8%が望ましい。
を図2(a)及び(b)に示す。図2(a)は、軟鋼製
のパイプの鋼製外皮1に充填フラックス2を充填した
後、伸線した断面、または、帯鋼を成形工程でフラック
ス充填、O形に成形し、溶接、伸線したワイヤの断面の
模式図である。この鋼製外皮に継ぎ目のないワイヤは大
気中の水分を吸湿することなく、より良好な溶接金属性
能を得ることができる。
目を有するフラックス入りワイヤは、帯鋼を成形工程で
フラックス充填後、O形に成形、さらに伸線したワイヤ
の断面模式図である。このワイヤにおいても充填率が低
いことから外皮継ぎ目の接触部分が広くなり、充填フラ
ックスと大気との遮断効果が大きく、大気水分の吸湿が
極めて少ない。また、鋼製外皮の継ぎ目形状は図示に限
られるものではなく、斜め継ぎであってもよく、外気と
の遮断効果はさらに向上する。
造であるが、充填フラックスに添加できる成分には、A
l、Mg、Zr等の脱酸剤を通常のガスシールドアーク
溶接用フラックス入りワイヤと同様に、溶接金属の脱酸
不足によるブローホールの発生防止及び、または、機械
的性質の調整のために含有させる。しかし、これらが過
剰に含有されると、スラグ焼き付けによるスラグ剥離性
不良、ビード外観不良、または溶接金属の強度が過大と
なり耐割れ性が劣化する。なお、脱酸剤は溶接金属中に
歩留り合金剤として働く以外にもスラグ化し、溶融スラ
グの組成及び生成量にも影響し、本発明の目的効果を損
なう場合があるので、種類、含有量は適宜制限すること
が望ましい。
として、Bi、S等を本発明の基本的な技術思想に影響
を与えない範囲で適宜添加できる。
は鋼製外皮の成分とその含有量を考慮して各限定した範
囲内で配合成分を調整する。
クス入りワイヤの径は細径であり、溶接時の電流密度を
高くし、高溶着率を得るために直径0.8〜2.0mm
が好ましい。
クス入りワイヤを使用するアーク溶接時のシールドガス
は、CO2ガスを使用して十分な溶接作業性が得られる
が、さらに溶接作業環境面からヒューム発生量が少なく
なるAr−CO2混合ガスを使用しても良い。
(b)に示すワイヤの製造方法は、帯鋼を成形工程で順
次、U字形、フラックス充填、O形、縮径して素線と
し、引き続いて伸線してワイヤを製造する。これらの製
造方法における伸線工程の中間においては適宜、通常の
焼鈍工程を採用する方法である。
説明する。
P2、P3)及び、継ぎ目ありワイヤ用の帯鋼(H1、
H2、H3)を使用し、表2に示す組成のフラックスを
充填後、圧延及びダイス伸線、軟化及び脱水素処理とし
て中間焼鈍を施し、ワイヤ記号S2、S4、S6、S
7、S11、S12、S13、S14、S18を除いて
めっき処理を行いフラックス入りワイヤを製造した。
明の実施例であり、ワイヤ記号S12〜S22は比較例
である。
4)を用いて図3に示す開先形状7に、表4の溶接条件
で溶接を行い、溶接金属性能試験を行った。また、スパ
ッタ発生量、溶滴移行回数、スラグ生成量、溶込み深さ
の測定は、表3に示す成分の鋼板(B5)の板厚20m
m、幅60mm、長さ400mmの試験片を用いて表4
の溶接条件で溶接を行った。
い、その溶接中に発生したスパッタの捕集作業を1つの
ワイヤに対して3回行い、その捕集量(g/min)の
平均値で評価した。スパッタ発生量は捕集量が1.0g
/min以下を良好とした。
ーク現象を高速度ビデオカメラにて撮影し、1秒間の溶
滴移行回数を計測し、1つのワイヤに対して3回行い、
その平均値で評価した。溶滴移行回数は35回/sec
以上を良好とした。スラグ生成量は、溶接後の溶接ビー
ド上に生成したスラグの生成量を目視にて調査した。
接を行い、その溶接ビードを垂直方法に切断し、その断
面を研磨、腐食して溶込み状態を観察し、鋼板上面表面
から溶込み最下部までの距離を計測し、3回計測した結
果の平均値を溶込み深さとして評価した。溶込み深さは
6mm以上を良好とした。
11に基づいて引張試験片(JISZ 2201 A1
号)及び衝撃試験片(JIS Z 2242 4号)を
作成し、試験した。引張強さは鋼板記号B1及びB3を
使用した場合は600〜680N/mm2、B2及びB
4を使用した場合は520〜600N/mm2を良好と
し、衝撃値は−5℃において70J以上を良好とした。
SC)推奨の腐食促進試験方法に基づいて、表5の試験
条件にて測定を行い、腐食減量が鋼板B1及びB2の場
合は80mg/cm2以下、鋼板B3及びB4の場合は
100mg/cm2以下を良好とした。
結果を示す。
は、溶滴移行回数が多く安定した溶接を行うことがで
き、その結果、スパッタ発生量は少ない。また、ビード
表面に生成するスラグは少量で、ビード表面に全体に薄
く均一に生成していた。さらに溶込み深さもソリッドワ
イヤ並の深さが得られ、溶接欠陥の発生もなく非常に良
好な結果であった。また、引張強さ、靭性及び耐候性も
良好な結果が得られ、極めて満足な結果であった。
2〜S22は以下の如く、本発明に比較して問題点があ
った。
Na2O及びTiO2を含む合成物、TiO2源のTiO2
換算値及びNa2O源のNa2O換算値の合計量が多いの
で、アークが伸びてスパッタ発生量及びヒュームの発生
量が多くなった。また、Siが多いので吸収エネルギー
が低く、さらに、Mnが多いので引張強さも高くなっ
た。
少ないので、生産性が不良であった。また、Siが少な
いので引張試験片にブローホールがあり伸びが低く、M
nが少ないのでビード形状が不良で引張強さが低くなっ
た。
Na2O及びTiO2を含む合成物が多いので、アークが
伸びてスパッタ発生量及びヒュームの発生量が多くなっ
た。また、Tiが少ないので、吸収エネルギーが低くな
った。
Na2O源のNa2O換算値が多いので、アークが伸びて
スパッタ発生量及びヒュームの発生量が多くなった。ま
た、Tiが多いので、引張強さが高く、吸収エネルギー
が低くなった。
TiO2源のTiO2換算値が多いので、アークが伸びて
スパッタ発生量及びヒュームの発生量が多くなった。ま
た、Bが多いので、引張強さが高く、吸収エネルギーが
低くなった。
タ発生量が多く、引張強さが高くなって吸収エネルギー
が低くなった。また、Niが少ないので、腐食減量がや
や多くなった。
多いので、スラグ発生量及びスパッタ発生量が増え、溶
込み深さが浅くなった。また、Cuが少ないので、腐食
減量が多くなった。
張強さが低くなった。また、Crが少ないので、腐食減
量が多くなった。
張強さが高くなった。
た、ワイヤ記号S21は、Moが多いので、いずれも引
張強さが高く、吸収エネルギーが低くなった。
Na2O源のNa2O換算値が少ないので、スパッタ発生
量が多く、溶滴移行回数が少なくなってアークが不安定
であった。また、Moが多いので、引張強さが高く、吸
収エネルギーが低くなった。
パイプ(P1、P2、P3)及び、継ぎ目ありワイヤ用
の帯鋼(H1、H2、H3)を使用し、表7に示す組成
のフラックスを充填後、圧延及びダイス伸線、軟化及び
脱水素処理として中間焼鈍を施し、ワイヤ記号W2、W
4、W6、W15を除いてめっき処理を行いフラックス
入りワイヤを製造した。
の実施例であり、ワイヤ記号W9〜W16は比較例であ
る。
4)を用いて図4(a)に示す平面図及び(b)に示す
側面図の開先形状8及び寸法に、表8に示す高入熱、高
パス間温度の溶接条件で溶接を行い、溶接金属性能試験
を行った。なお、開先端部にはエンドタブ9を配置し
た。また、スパッタ発生量、溶滴移行回数、スラグ生成
量、溶込み深さの測定は、表3に示す成分の鋼板(B
5)の板厚20mm、幅60mm、長さ400mmの試
験片を用いて表8の溶接条件で溶接を行った。
と同様に行った。
結果を示す。
溶滴移行回数が多く安定した溶接を行うことができ、そ
の結果、スパッタ発生量は少ない。また、ビード表面に
生成するスラグは少量で、ビード表面に全体に薄く均一
に生成していた。さらに溶込み深さもソリッドワイヤ並
の深さが得られ、溶接欠陥の発生もなく非常に良好な結
果であった。また、引張強さ、靭性及び耐候性も良好な
結果が得られ、極めて満足な結果であった。
〜W16は以下の如く、本発明に比較して問題点があっ
た。
a2O及びTiO2を含む合成物、TiO2源のTiO2換
算値及びNa2O源のNa2O換算値の合計量が多いの
で、アークが伸びてスパッタ発生量及びヒュームの発生
量が多くなった。また、Siが少ないので引張試験片に
ブローホールがあり伸びが低く、Mnが少ないのでビー
ド形状が不良で引張強さが低くなった。
TiO2源のTiO2換算値及びNa 2O源のNa2O換算
値の合計量が少ないので、スパッタ発生量が多く、溶滴
移行回数が少なくなってアークが不安定であった。ま
た、Siが多いので吸収エネルギーが低く、さらに、M
nが多いので引張強さも高くなった。
多いので、スラグ発生量及びスパッタ発生量が増え、溶
込み深さが浅くなった。また、Tiが多いので、引張強
さが高く、吸収エネルギーが低くなった。
少ないので、生産性が不良であった。また、Tiが少な
いので、吸収エネルギーが低くなった。
タ発生量が多く、引張強さが高くなって吸収エネルギー
が低くなった。
Na2O源のNa2O換算値が多いので、アークが伸びて
スパッタ発生量及びヒュームの発生量が多くなった。ま
た、Cが少ないので、引張強さが低くなった。
TiO2源のTiO2換算値が多いので、アークが伸びて
スパッタ発生量及びヒュームの発生量が多くなった。ま
た、Bが多いので、引張強さが高く、吸収エネルギーが
低くなった。
Na2OおよびTiO2を含む合成物が多いので、アーク
が伸びてスパッタ発生量及びヒュームの発生量が多くな
った。また、Moが多いので、引張強さが高く、吸収エ
ネルギーが低くなった。
接用フラックス入りワイヤによれば、耐候性を確保しつ
つ、溶接金属の強度低下、靭性劣化を改善し、アークが
極めて安定し、溶滴が小さく安定して移行することによ
りスパッタ発生量も少なく、溶込みが深く、従来のソリ
ッドワイヤ及びフラックス入りワイヤの良い点をさらに
向上させ、溶接作業性及び溶接ビード形状が良好であ
り、合金成分の添加調整が容易であることから、溶接部
の高品質化、効能率化に貢献できる。
レ型開先断面図、(b)は比較的低入熱で溶接を行った
場合の積層例、(c)は比較的高入熱で溶接を行った場
合の積層例を示す模式図である。
りワイヤの断面を示し、(a)は継ぎ目無しワイヤ、
(b)は継ぎ目ありワイヤの断面模式図である。
使用した開先の模式図である。
使用した開先の模式図で、(a)は平面図で、(b)は
側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 耐候性溶接用フラックス入りワイヤにお
いて、鋼製外皮にフラックスを充填したワイヤのワイヤ
全質量%でアーク安定剤:0.05〜1.8%、C:
0.02〜0.15%、Si:0.3〜1.8%、M
n:0.8〜3.0%、Ti:0.02〜0.3%、C
u:0.2〜0.65%、Cr:0.3〜0.8%を含
み、フラックス充填率が3〜10%であることを特徴と
する耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤ。 - 【請求項2】 耐候性溶接用フラックス入りワイヤにお
いて、鋼製外皮にフラックスを充填したワイヤのワイヤ
全質量%でアーク安定剤:0.05〜1.8%、C:
0.02〜0.15%、Si:0.3〜1.8%、M
n:0.8〜3.0%、Ti:0.02〜0.3%、C
u:0.2〜0.65%、Cr:0.3〜0.8%、N
i:0.05〜0.7%を含み、フラックス充填率が3
〜10%であることを特徴とする耐候性鋼溶接用フラッ
クス入りワイヤ。 - 【請求項3】 B:0.01%以下含むことを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の耐候性鋼溶接用フラッ
クス入りワイヤ。 - 【請求項4】 Moを0.7%以下含むことを特徴とす
る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の耐候性鋼
溶接用フラックス入りワイヤ。 - 【請求項5】 アーク安定剤はNa2OとTiO2を含む
合成物:1.8%以下、Na2OとTiO2を含む合成物
とは別に、Na2O源をNa2O換算値で0.6%以下、
及びTiO2源をTiO2換算値で1.8%以下の1種ま
たは2種以上であることを特徴とする請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の耐候性鋼溶接用フラックス入
りワイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001297582A JP2003103399A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001297582A JP2003103399A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003103399A true JP2003103399A (ja) | 2003-04-08 |
Family
ID=19118627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001297582A Pending JP2003103399A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 耐候性鋼溶接用フラックス入りワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003103399A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005279683A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Jfe Steel Kk | ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
KR100615685B1 (ko) | 2005-06-30 | 2006-08-28 | 현대종합금속 주식회사 | 고온균열 저항성이 우수한 해변 내후성강용 티타니아계플럭스 충전 와이어 |
CN1305636C (zh) * | 2003-10-13 | 2007-03-21 | 基斯韦尔株式会社 | 气体保护弧焊的熔剂药芯焊丝 |
JP2008114264A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Nippon Steel & Sumikin Welding Co Ltd | 耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001297582A patent/JP2003103399A/ja active Pending
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