JP2003103040A - ゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水槽内で遊技体を用いず、しかも、斬新な動
きのあるゲーム装置を提供する。 【解決手段】 水１６を収容した透明な水槽１４と、水
槽１４内の下部にあって水１６内に気泡２６を発生させ
る気泡発生手段としてのエアポンプ１８、エアホース２
０及び複数のエアノズル２８ａ〜２８ｅを有するエアパ
イプ２２と、各エアノズル２８ａ〜２８ｅよりランダム
に出された気泡２６を遊技手段として用い、この気泡２
６の上昇動作と関連付けられて気泡２６を収容するカッ
プ３２を設けたゲーム盤２４とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム装置に関
し、特に、液体を収容した水槽を用いてゲームを行うゲ
ーム装置に関する。

【０００２】

【背景技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
ゲーム装置として、液体を収容した水槽を用いてゲーム
を行うようにしたものが知られている。

【０００３】このようなゲーム装置では、水槽内の液体
を流動させてボール等の遊技体を水槽内で移動させ、例
えば、この遊技体を水槽内のゲーム盤のゴール内に投入
あるいは積載させるようにしている。

【０００４】ところで、このようなゲーム装置は、遊技
体を用い、上昇移動させた遊技体が沈下するときにゲー
ムを行う構造となっており、遊技体の動きが一辺倒で、
斬新さに欠けるものである。

【０００５】本発明の目的は、水槽内で遊技体を用い
ず、しかも、斬新な動きのあるゲーム装置を提供するこ
とにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のゲーム装置は、液体を収容した透明な水槽
と、前記水槽内の下部にあって前記液体内に気泡を発生
させる気泡発生手段と、前記水槽内に配設され、前記気
泡発生手段により液体内に発生した気泡を遊技手段とし
て用い、この気泡の上昇動作と関連づけられたゲームを
行わせるゲーム盤とを有することを特徴とする。

【０００７】本発明によれば、水槽内で遊技体を用いる
ことなく、気泡を遊技手段として用い、この気泡の上昇
動作によってゲームを行うことで、従来のように、遊技
体の沈下動作によるゲームに比し、気泡の上昇動作とい
う斬新な動きによってゲームを行うことができ、斬新な
面白味のあるゲームを行うことができる。

【０００８】本発明においては、前記ゲーム盤は、上部
に前記気泡を収容する収容体を移動可能に有し、前記気
泡発生手段は、ランダムな位置から気泡を発生可能にさ
れ、プレーヤが前記収容体を操作して、前記収容体内に
前記気泡を収容するゲームを行わせることができる。

【０００９】このような構成とすることにより、発生し
た気泡をプレーヤが収容体を操作して収容体内に気泡を
収容するというような斬新なゲームを行うことができ
る。

【００１０】本発明においては、前記ゲーム盤は、上部
に複数の標的を転倒可能に有し、前記気泡発生手段は、
前記気泡の発生位置を可変とされ、プレーヤは、前記気
泡の発生位置を操作して前記標的を狙って前記気泡を発
生させるゲームを行わせることができる。

【００１１】このような構成とすることにより、気泡の
発生位置を操作して上昇する気泡によって標的を倒すと
いう斬新な標的ゲームを行わせることができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。

【００１３】図１は、本発明の一実施の形態に係るゲー
ム装置を示す図である。

【００１４】このゲーム装置１０は、上部が開口１２と
された透明な水槽１４内に液体として水１６が開口１２
付近まで収容された状態となっている。

【００１５】また、水槽１４内には、気泡発生手段とし
て外部のエアポンプ１８にエアホース２０を介して接続
されたエアパイプ２２と、ゲーム盤２４とが配設されて
いる。

【００１６】エアパイプ２２は、水槽１４内の下部ほぼ
全体にわたって設けられ、水１６内に気泡２６を発生さ
せるもので、複数のエアノズル２８ａ〜２８ｅを所定間
隔で有している。

【００１７】そして、各エアノズル２８ａ〜２８ｅを切
り替えて、水槽１４の下部のランダムな位置から気泡２
６を発生させるようになっている。

【００１８】ゲーム盤２４は、水槽１４のほぼ全域にわ
たって配設され、エアノズル２８ａ〜２８ｅによって水
１６内に発生した気泡２６を遊技手段として用い、この
気泡２６の上昇動作と関連付けられたゲームを行わせる
もので、この実施の形態では、盤面３０の上部に気泡２
６を収容する収容体としてのカップ３２を逆さにした状
態で有している。

【００１９】このカップ３２は、ゲーム盤２４の上部に
水平方向にわたって設けられたレール３４に沿って移動
可能にされ、このカップ３２を操作部３６の操作によっ
て左右方向に移動させることができるようになってい
る。

【００２０】そして、各エアノズル２８ａ〜２８ｅから
ランダムに発生する気泡２６に合わせて、プレーヤが操
作部３６を操作して、カップ３２をその気泡２６の上昇
位置まで移動させ、カップ３２内に気泡２６を収容し
て、カップ３２内に空気をいっぱいに貯めるというゲー
ムを行うことができるようになっている。

【００２１】このように、上昇する気泡２６を遊技手段
として用いることで、斬新な感覚のゲームを行うことが
できる。

【００２２】また、図示せぬが、カップ３２を、例えば
２つ設けておき、２人のプレーヤがそれぞれのカップ３
２を移動させて、先にカップ３２を空気でいっぱいにし
たほうが勝ちというようなゲームを行わせることもでき
る。

【００２３】図２は、本発明の他の実施の形態に係るゲ
ーム装置を示す図である。

【００２４】この実施の形態では、水槽１４の下部ほぼ
中央位置に気泡発生手段としてエアホース２０を介し、
エアポンプ１８に接続されたエアノズル４０が配設され
ている。

【００２５】このエアノズル４０は、水槽１４の下部に
設けられたレール４２に沿って移動可能にされており、
外部の操作部３６を操作することでエアノズル４０の位
置を調節できるようになっている。

【００２６】また、ゲーム盤２４の上部には、標的とし
て１０個の模擬ボーリングピン４４が設けられ、この模
擬ボーリングピン４４がそれぞれ気泡２６の通過によっ
て後方に転倒可能にされている。

【００２７】そして、プレーヤが操作部３６を操作して
エアノズル４０の位置を調節し、発生する気泡２６の上
昇通過コースを見定めながら、模擬ボーリングピン４４
を狙ってエアノズル４０より気泡２６発生させ、気泡２
６が上昇して模擬ボーリングピン４４を通過し、何本の
模擬ボーリングピン４４を倒したかでゲームを競うよう
なボーリングゲームを行えるようになっている。

【００２８】他の構成及び作用は、前記実施の形態と同
様につき説明を省略する。

【００２９】本発明は、前記各実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の形
態に変形可能である。

【００３０】例えば、前記各実施の形態では、気泡をカ
ップでキャッチしたり、模擬ボーリングゲームを行う場
合について説明したが、気泡の上昇動作と関連付けられ
たゲームを行わせるものであれば、種々のゲームに適用
することができる。

【００３１】また、前記各実施の形態では、水槽内に液
体として水を収容した場合を示したが、水に代えてアル
コールその他の液体を収容することも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係るゲーム装置を示す
正面図である。

【図２】本発明の他の実施の形態に係るゲーム装置を示
す正面図である。

【符号の説明】

１０ ゲーム装置 １４ 水槽 １６ 水 １８ エアポンプ ２０ エアホース ２２ エアパイプ ２４ ゲーム盤 ２６ 気泡 ２８ａ〜２８ｅ、４０ エアノズル ３０ 盤面 ３２ カップ ４４ 模擬ボーリングピン

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液体を収容した透明な水槽と、 前記水槽内の下部にあって前記液体内に気泡を発生させ
   る気泡発生手段と、 前記水槽内に配設され、前記気泡発生手段により液体内
   に発生した気泡を遊技手段として用い、この気泡の上昇
   動作と関連づけられたゲームを行わせるゲーム盤とを有
   することを特徴とするゲーム装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記ゲーム盤は、上部に前記気泡を収容する収容体を移
   動可能に有し、 前記気泡発生手段は、ランダムな位置から気泡を発生可
   能にされ、 プレーヤが前記収容体を操作して、前記収容体内に前記
   気泡を収容するゲームを行わせることを特徴とするゲー
   ム装置。
3. 【請求項３】 請求項１において、 前記ゲーム盤は、上部に複数の標的を転倒可能に有し、 前記気泡発生手段は、前記気泡の発生位置を可変とさ
   れ、 プレーヤは、前記気泡の発生位置を操作して前記標的を
   狙って前記気泡を発生させるゲームを行わせることを特
   徴とするゲーム装置。