JP2003103033A - 遊技媒体清浄装置 - Google Patents
遊技媒体清浄装置Info
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- JP2003103033A JP2003103033A JP2001304228A JP2001304228A JP2003103033A JP 2003103033 A JP2003103033 A JP 2003103033A JP 2001304228 A JP2001304228 A JP 2001304228A JP 2001304228 A JP2001304228 A JP 2001304228A JP 2003103033 A JP2003103033 A JP 2003103033A
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Abstract
浄することが出来る遊技媒体清浄装置を提供すること。 【解決手段】 遊技機が設置される遊技島台内に設置さ
れ、該遊技島台内を循環する遊技媒体を移動させる遊技
媒体通路25を有し、前記遊技媒体の表面を清浄する清
浄部材Sが上面に敷設された揺動板32を揺動手段によ
り水平方向に揺動することにより、遊技媒体流入部51
から前記遊技媒体通路25上に流入される遊技媒体が清
浄されて遊技媒体流出部53から流出する遊技媒体清浄
装置であって、前記遊技媒体の前記遊技媒体流出部53
からの流出を抑制する流出抑制手段54aが設けられて
いる。
Description
行う際に使用される遊技媒体の表面を清浄する遊技媒体
清浄装置に関する。
イン等の表面を清浄する遊技媒体清浄装置として、例え
ば特開平10−156029号公報に開示された装置等
がある。この装置は、上面に清浄部材が敷設された揺動
板が水平揺動することにより、前記清浄部材上に載置さ
れるパチンコ玉やコイン等が清浄部材に摺接されて、そ
の表面に付着された汚れやゴミ等が拭い取られるように
構成されている。
けられるモータの回転軸に取り付けられる偏心部材に対
して相対回転自在に固着されており、前記回転軸の回転
に伴い揺動板が水平方向に揺動されるようになってい
る。
報に記載の清浄装置においては、揺動板上に流入したパ
チンコ玉等はある程度揺動板上に滞留して清浄された後
に流出部から流出されるが、揺動板上にパチンコ玉等が
次々に流入すると、揺動板上に滞留しているパチンコ玉
等は流入されたパチンコ玉等に押圧され、十分に清浄さ
れないまま流出部から流出してしまうことがあった。
されたもので、遊技媒体の表面の汚れやゴミ等を効果的
に清浄することが出来る遊技媒体清浄装置を提供するこ
とを目的とする。
に、本発明の遊技媒体清浄装置は、遊技機が設置される
遊技島台内に設置され、該遊技島台内を循環する遊技媒
体を移動させる遊技媒体通路を有し、前記遊技媒体の表
面を清浄する清浄部材が上面に敷設された揺動板を揺動
手段により水平方向に揺動することにより、遊技媒体流
入部から前記遊技媒体通路上に流入される遊技媒体が清
浄されて遊技媒体流出部から流出する遊技媒体清浄装置
であって、前記遊技媒体の前記遊技媒体流出部からの流
出を抑制する流出抑制手段が設けられていることを特徴
としている。この特徴によれば、揺動板が水平揺動する
ことにより、清浄部材上に滞留する遊技媒体が清浄部材
に摺接されて、その表面に付着された汚れやゴミ等が拭
い取られる。また、清浄部材上の遊技媒体は遊技媒体流
入部から流入される遊技媒体により遊技媒体流出部方向
に押圧されることで流出するため、遊技媒体を遊技媒体
流出部に向けて強制的に排出させる機構等を設ける必要
がないとともに、清浄部材上の遊技媒体が遊技媒体流入
部から流入される遊技媒体により遊技媒体流出部方向に
押圧されても、流出抑制手段により遊技媒体の遊技媒体
流出部からの流出が抑制されることにより遊技媒体が清
浄部材上に長く滞留することになるため、清浄作用が効
果的に高まる。
制手段は、前記揺動板とは別個に形成される部材に設け
られていることが好ましい。このようにすれば、揺動板
の揺動とともに流出抑制手段が揺動することがないの
で、遊技媒体の流出抑制効果が低減することがない。
制手段は、前記遊技媒体流出部方向への前記遊技媒体の
移動を規制する流出規制部材であり、該流出規制部材は
前記揺動板の上方に設けられていることが好ましい。こ
のようにすれば、遊技媒体の遊技媒体流出部方向への移
動が確実に規制されるため、遊技媒体の流出が効果的に
抑制される。
制部材は、前記遊技媒体流出部における遊技媒体の流出
方向の左右側からそれぞれ内向きに延びるように設けら
れていることが好ましい。このようにすれば、清浄部材
上に流入した遊技媒体は、揺動板の揺動により揺動板の
揺動中心周りに回転するように移動するため、揺動板に
おける遊技媒体の移動方向左右側に流入した遊技媒体が
流出規制部材により規制されることにより揺動板上に滞
留しやすくなり、清浄作用が高まる。
制部材における少なくとも前記遊技媒体との接触面は、
低摩擦部材により構成されていることが好ましい。この
ようにすれば、遊技媒体の移動が妨げられることがな
く、スムーズに案内されることになる。
上の遊技媒体を下方向に付勢する付勢部材を備えること
が好ましい。このようにすれば、清浄部材上の遊技媒体
が清浄部材に強く押し付けられるため、清浄効果が向上
する。
材は、前記揺動板の周辺に設けられる壁部の間に、防音
部材を介して設けられていることが好ましい。このよう
にすれば、揺動板の揺動により発生する振動による付勢
部材と壁部との衝突音の発生が防止される。
の上面には高摩擦部材が設けられており、前記清浄部材
は前記高摩擦部材の上面に敷設されていることが好まし
い。このようにすれば、高摩擦部材の上面に敷設される
清浄部材が揺動板の揺動に追従しやすくなり、遊技媒体
との摺接作用が高まるため、清浄効果が向上する。
は、前記揺動手段により水平方向に偏心回転するように
設けられており、前記揺動手段は、前記揺動板を正逆回
動させることが出来ることが好ましい。このようにすれ
ば、遊技媒体の清浄にむらが生じにくくなる。
段は、前記揺動板の下方に設けられる回転モータであ
り、前記揺動板は、該回転モータの回転軸に固着された
偏心部材の偏心軸周りに回動自在に枢着されていること
が好ましい。このようにすれば、揺動板を簡単な構造で
揺動させることが出来るため、故障頻度を効果的に低減
させることが出来る。
材にバランスウェイトが設けられており、該バランスウ
ェイトは、偏心回転バランスを調整するためのバランス
調整手段を備えることが好ましい。このようにすれば、
バランスウェイトを組み付けた後に揺動バランスが崩れ
た場合においても、揺動バランスを容易に調整すること
が出来る。
の下面には、前記偏心部材に設けられる摩擦抵抗低減部
材を嵌入可能な筒状の取付部材が固着されており、該取
付部材は、固定手段を介して前記摩擦抵抗低減部材に相
対回転不能に固定出来るようになっており、該固定手段
は着脱自在であることが好ましい。このようにすれば、
揺動板を容易に取り外すことが出来るため、磨耗頻度の
高い摩擦抵抗低減部材の交換等を容易に行える。
づいて説明すると、まず図1には本発明の適用された遊
技島台1が示されており、この遊技島台1は、前後面
(後面は図示せず)に所定の台数(本実施例では4台)
のパチンコ機2および該パチンコ機2に1対1に設けら
れるカードユニット3が配置され、内部にこれらパチン
コ機2を稼動させるのに必要な適宜装置が収容されて1
つの独立したユニット構成とされた遊技島台1’が、長
手方向に複数連結されることにより構成されている。
4台のパチンコ機1を設置可能に構成されているが、設
置するパチンコ機の数量は限定されるものではなく、1
台のパチンコ機のみ設置可能に構成されているものや、
複数台のパチンコ機を設置可能に構成されていてもよ
い。
ように、左右の側板4、4’と、これら側板4、4’上
部を連結する上部フレーム5と、側板4、4’下部を連
結する下部フレーム6と、遊技島台1’の前後面下部を
覆う腰板7と、該腰板7上部に配設される膳板10と、
遊技島台1’の前後面上部を覆う幕板8及びランプ板9
と、からなり、膳板10上面にパチンコ機2やカードユ
ニット3を載置出来るように構成されている。
パチンコ機2に対応して玉受皿12を有する玉計数装置
11が固設されており、各パチンコ機2の下皿13より
玉受皿12内に排出されたパチンコ玉は、前面に設けら
れたスライドレバー14を操作することで内部に設けら
れた適宜カウンタ(図示略)により計数された後、遊技
島台1’内部下方に設けられた回収樋部15に排出され
るようになっている。
3に示されるように、後述する本発明の第1の実施例と
しての清浄装置17が配設されており、回収樋部15よ
り流入されるパチンコ玉を清浄して、その側方に配設さ
れる下部タンク16内に排出するようになっている。ま
た、下部タンク16の側方には、下部タンク16内に貯
留されたパチンコ玉を、上下方向に延びる揚送樋19を
介して遊技島台1’の上部に配設される上部タンク20
に揚送する揚送装置18が配設されている。
部のパチンコ玉をパチンコ機2へ導く補給シュート21
aと、内部のパチンコ玉をカードユニット3へ導く補給
シュート21bとがそれぞれ配設されている。また、膳
板10には、パチンコ機2より排出されるアウト玉を整
流するとともに、そのアウト玉数をカウンタ22にて計
数した後に前記回収樋部15に排出するアウト玉タンク
23が、各パチンコ機2の背面位置にそれぞれ配設され
ている。
玉は、揚送装置18等を介して遊技島台1’内を循環す
るとともに、循環経路の途中で、遊技島台1’内の下方
に配設された清浄装置17により適宜清浄されるように
なっている。
7の詳細を図面に基づいて説明する。
ように、装置の本体を構成する基体24と、この基体2
4上部に設けられるパチンコ玉の玉通路部25(遊技媒
体通路)と、玉通路部25上を移動するパチンコ玉を清
浄する清浄部材としてのシート部材Sを収納するための
収納ユニット26と、から主に構成されている。
に、底板27と、2枚の側板28とから、玉通路部25
におけるパチンコ玉の移動方向に対して左右側の側方が
開口する箱状に構成されている。左右の側板28、28
の上端部における前後側端部には、玉通路部25を通過
するパチンコ玉の落下を防止するガイドレール29、2
9の長手方向両端部がそれぞれ固着されている。
6が、側板28、28の内面下部に前後方向を向くよう
に固着された引出しレール30、30を介して前方に引
き出し自在に収容されている。また、底板27の上面略
中央位置には、特に図5に示されるように、玉通路部2
5の底面の一部を構成する揺動板32を水平方向に揺動
自在に支持する支持盤33を所定高さ位置に支持する枠
体31、31の下端が、防振ゴム34を介してネジ35
により固定されている。
れるように、揺動板32を揺動させる揺動手段としての
モータ36が、支持盤33の略中央位置に形成された上
下方向を向く挿通孔38より挿通させた回転軸37の先
端が支持盤33の上面より突出するように取り付けられ
ている。39は、内部に上下方向を向く貫通孔40が形
成された円柱形の偏心部材であり、この貫通孔40内に
回転軸37を嵌挿し、外周面所定箇所に形成されたネジ
孔(図示略)より螺入される固定ネジ(図示略)により
回転軸37に対して相対回転不能に取り付けられてい
る。この貫通孔40の中央軸心は、特に図7に示される
ように偏心部材39の中央軸心に対して偏心しており、
回転軸37の回転により偏心部材39が偏心回転するよ
うになっている。
ランスウェイト41が溶接により一体的に固着されてお
り、偏心部材39の偏心回転時におけるバランスが保持
されるようになっている。このバランスウェイト41に
は、図6(b)に示されるように、バランスネジ45a
〜45cを螺入可能な所定長さのネジ孔46a〜46c
が、外周面所定箇所から中央部に向けてそれぞれ形成さ
れている。
バランスウェイト41に対して溶接固定(図7参照)さ
れた偏心部材39との相対回転方向周りの位置ずれによ
り生じる偏心バランスのずれを調整する際に使用される
ものである。また、バランスネジ45cは、後述するよ
うに偏心部材39に対して揺動板32が回動自在に枢着
された状態において、例えば揺動板32の成形精度等の
要因により生じる偏心バランスのずれを調整する際に使
用されるものであり、これらバランスネジ45a〜45
cは偏心バランス調整手段として機能する。詳しくは偏
心バランスを調整する際には、それぞれのバランスネジ
45a〜45cのネジ孔46a〜46c内への螺入量を
調節したり、あるいは重量の異なるバランスネジ45a
〜45cを螺入することにより調整出来る。よって、組
み付ける揺動板32の成形精度等が製品ごとに異なって
いても、揺動板32の組み付け後において偏心バランス
を容易に調整出来る。
抗低減部材としての環状のベアリング43が嵌装されて
いるとともに、このベアリング43の外周には、揺動板
32の裏面略中央位置にネジ固定される筒状体42が嵌
合されている。筒状体42は、特に図6に示されるよう
に、揺動板32にネジ固定するためのフランジ部42a
と、筒状部42bとから構成されており、筒状部42b
には上下方向を向く細長の切欠部42cが複数箇所に形
成されている。
ング43を嵌合した状態で、該筒状部42bの周面に固
定手段としてのホースバンド44を嵌装し、これを締め
付けることにより、筒状部42bが切欠部42cを介し
て変形してベアリング43の外周面に強く押圧されて、
筒状体42がベアリング43に対して相対回転不能に固
定されるようになっている。これにより筒状体42とベ
アリング43との相対回転が防止される。
3にビス等をねじ込んだりすることなく、固定手段とし
てのホースバンド44を介してその外周面を締め付ける
だけでベアリング43の外周に嵌合された状態で相対回
転不能に固定することが出来るため、ベアリング43を
損傷させる恐れがない。また、ホースバンド44の締め
付けを緩めるだけでベアリング43から簡単に取り外す
ことが出来るため、モータ36の交換、及びメンテナン
ス作業や、前述したような偏心バランスの調整を、揺動
板32を取り外した状態で容易に行うことが出来る。
擦抵抗低減部材としてのベアリング43を介して偏心部
材39に対して相対回転自在に設けられているが、ベア
リング等を設けずに偏心部材39との間にグリス等を充
填することにより摩擦抵抗を低減させて偏心部材39に
対して相対回転自在に設けてもよい。
状に形成された揺動板32の裏面四隅には、下端が支持
盤33の上面四隅に固着された回転規制部材46の上端
が固着されており、モータ36の回転軸37の回転に伴
う揺動板32の筒状体42周りの回転が規制されるよう
になっている。詳しくは、回転規制部材46は硬質ウレ
タン等により、上下端部側が中央部よりも拡径する支柱
状に形成され、その中央部が変形自在になっており、そ
の上下端部にそれぞれネジ固定される取付板47が、支
持盤33の上面及び揺動板32の裏面四隅にネジ固定さ
れている。
より成形された回転規制部材46は、揺動板32の偏心
回転時において、その中央部が変形することにより揺動
板32の水平方向移動に追従して偏心移動が許容される
とともに(図8(b)参照)、弾性復帰力により揺動板
32の筒状体42周りの回動が防止される。さらに、こ
の回転規制部材46を介して揺動板32と支持盤33と
が連結されていることになるため、偏心回転時における
揺動板32端部側の上下方向のあばれが抑制されるの
で、揺動時におけるパチンコ玉の飛び跳ね等が効果的に
抑制される。
してのゴムシート48が貼着されており、パチンコ玉の
清浄時における振動や、パチンコ玉との衝突による騒音
等が吸収されるようになっているとともに、揺動板32
の揺動時における上面に敷設されるシート部材Sとの滑
りが防止されている。そしてこのゴムシート48の上面
には、玉通路部25を通過するパチンコ玉の表面に付着
された汚れを除去する清浄部材としての布製のシート部
材Sが、玉通路部25の長手方向にわたって敷設され
る。
ユニット26内に収納された新規なシート部材Sが揺動
板32上に引き出されて敷設され、使用後は適宜巻取ら
れるようになっている。このシート部材Sの材質は、こ
こでは柔軟性を有するコットン100%の不織布が使用
されている。ここでは、摩耗性に優れるとともに、帯電
しにくく、かつ、低発塵性を有する不織布が使用されて
いるため、シートが破損しにくいばかりか、パチンコ玉
との摺接による静電気の発生が防止されるとともに、パ
チンコ玉との摺接や後述する巻取り時における発塵が少
ないため、周囲の各装置内への粉塵の進入が防止され
る。なお、清浄部材としてのシート部材Sは、パチンコ
玉の表面に付着された汚れを除去し得るものであれば材
質は上記のような布製の不織布に限定されるものではな
く、例えば織布や、紙等の他の素材からなるシート部材
を使用することも可能である。
が敷設されることで、後述するように揺動板32が水平
方向に高速偏心回転することにより、シート部材S上の
パチンコ玉の表面がシート部材Sに擦りつけられて清浄
されることになる。なお、清浄作用の詳細に関しては後
述することとする。
偏心部材39の軸心周りに回動自在に枢着された揺動板
32は、図7及び図14に示されるように、その上面と
ガイドレール29の下面との間に、少なくともパチンコ
玉の外径よりも小寸の隙間Pが形成されるように、ガイ
ドレール29よりも若干下方の高さ位置に支持されてお
り、後述するようにその隙間からシート部材Sを挿通出
来るようになっている。なお、特に図6及び図7に示さ
れるように、揺動板32における、玉通路部25を通過
するパチンコ玉の移動方向に対して左右側の端部には下
方に向けて屈曲されて屈曲部32aが形成されており、
挿通されるシート部材Sがゴムシート48の上面にスム
ーズに案内されるようになっている。
板32の端部よりも内側に配設されているため、偏心回
転時において揺動板32が水平方向に移動しても(図8
(b)参照)、揺動板32上端部寄りのパチンコ玉が落
下することがないとともに、シート部材Sにおける長手
方向端部が後述する板部材54の内周縁54cよりも内
側に位置することがない。
及び図9において、パチンコ玉は玉通路部25を図中左
側から右側に向けて通過するようになっており、図中左
側、すなわち玉通路部25の上流側の両ガイドレール2
9、29間には、回収樋部15より排出されたパチンコ
玉を揺動板32上に導く流入板49、及び整流部材50
が取り付けられ、揺動板32にパチンコ玉が上下方向に
一列状態に整流されて流入するようになっており、これ
によりパチンコ玉の流入部51が形成されている。
下流側の両ガイドレール29、29間には、底面がパチ
ンコ玉の移動方向に向けて下方に傾斜するとともに、揺
動板32を通過したパチンコ玉を下部タンク16内に導
く流出板52が設けられており、これによりパチンコ玉
の流出部53が形成されている。
は、特に図4、図7及び図8に示されるように、平面視
略L字状に形成された板部材54、54がそれぞれ固着
されている。詳しくは、両板部材54、54は、短片部
54aと長片部54bとからなり、揺動板32上におけ
る流出部53側端部に、その両短片部54aが互いに内
向きに張り出すように設けられており、互いに対向する
両短片部54a、54aの先端部間にはパチンコ玉の流
出領域106が形成されている。
面に固着された板部材54は、特に図7に示されるよう
に、パチンコ玉との接触面となるその内周縁54cが揺
動板32上に張り出すように設けられており、玉通路部
25内に流入したパチンコ玉の揺動板32上からの落下
を防止する側壁として機能している。また、揺動板32
上に滞留するパチンコ玉の上半部所定箇所に当接する高
さ位置に設けられているため、パチンコ玉の板部材54
の上面への乗り上げが防止されている。
設部55近傍の内周縁54cは、長片部54bに沿うよ
うに移動するパチンコ玉が流出部53側に向けて案内さ
れるように平面視略円弧状に形成されているため、玉通
路部25内に流入したパチンコ玉が長片部54bと短片
部54aとの連設部55付近に滞留し続けたりすること
なく、流出部53側に向けてスムーズに移動するように
なっている。さらに長片部54bの上流側端部56にお
ける内周縁54cは、平面視で流入部51側に向かうに
従い外向きに傾斜するテーパ状に形成されているため、
流入部51幅方向端部側から流入するパチンコ玉が揺動
板32の内側にスムーズに案内されるようになってい
る。
イロン樹脂材により構成されているため、パチンコ玉と
の接触面となる内周縁54cが低摩擦部材により構成さ
れることになるため、内周縁54cに接触するパチンコ
玉をスムーズに移動させることが出来る。なお、パチン
コ玉に接触しうる例えば内周縁54c近傍のみが低摩擦
部材の表面により構成されていれば、板部材54全体が
低摩擦部材により構成されていなくてもよい。
側端部付近に、板部材54の短片部54aがパチンコ玉
の移動方向の左右側から内向きに張り出すように設けら
れていることにより、図8に示されるように、流出部5
3側に向かって揺動板32上における両長片部54b寄
りを移動するパチンコ玉は、流出部53の上流部側にお
いて、短片部54aにより流出部53方向への移動が規
制され、さらに円弧状に形成された内周縁54cにより
内向きに移動するように案内されることになる。よっ
て、流入部51から流入するパチンコ玉の流入圧等によ
り揺動板32上に滞留するパチンコ玉が流出部53方向
へ押圧されても、短片部54aにより流出部53方向へ
の移動が規制されるため、流入したパチンコ玉が容易に
流出部53から流出されることがない。
54a、54a互いに内向きに張り出すように設けられ
ることにより、パチンコ玉の実際の流出領域106が狭
まって流出量が規制されるとともに、揺動板32上に滞
留するパチンコ玉の流出方向への移動が規制されること
になる。すなわち、板部材54における短片部54a
は、パチンコ玉の流出を抑制する流出抑制手段(パチン
コ玉の流出方向への移動を規制する流出規制部材)とし
て機能しており、揺動板32上に流入したパチンコ玉が
長く滞留することなく瞬時に通過して清浄が不十分のま
ま流出部53から流出されることがない。よって、揺動
板32上に流入したパチンコ玉は揺動板32上により長
時間滞留することになるため、後述する清浄作用により
十分に清浄された後に流出される。
板32の上方には、平面視で揺動板32とほぼ同形に形
成されるとともに、所定重量を有し、パチンコ玉をシー
ト部材Sに向けて付勢する付勢手段としての板状の蓋部
材57が、その下面が揺動板32上のパチンコ玉の上端
部に載置されるように設けられている。揺動板32上の
シート部材S上に位置するパチンコ玉は、その上部にフ
リーな状態で載置される蓋部材57の重量によりシート
部材S方向に付勢されるので、飛び跳ねが確実に防止さ
れるばかりか、シート部材Sに強く擦り付けられるた
め、揺動板32の揺動時におけるシート部材Sにおける
清浄作用が高まる。
29により側方への移動が規制されており、また、この
両ガイドレール29、29の内面上流側端部に固着され
た流入板49の側板49aの肉厚により形成される段部
58、及び両ガイドレール29、29の内面下流側端部
に固着された流出板52の側板52aの肉厚により形成
される段部59により、玉通路部25におけるパチンコ
玉の移動方向への移動が規制されるようになっているた
め、パチンコ玉の移動にともなう回転や位置ずれ等が防
止されている。
った際には、その下面両端が板部材54の上面に載置さ
れて、揺動板32の上方所定高さ位置に保持されるよう
になっており、落下が防止されている。さらに詳しく
は、蓋部材57は、その下面が揺動板32上のパチンコ
玉の上端よりもやや下方位置で板部材54により落下不
能に保持されるので、パチンコ玉は揺動板32と蓋部材
57との間にスムーズに流入されることになるので、蓋
部材57による玉詰まり等が発生する恐れがない。
57における玉通路部25の上流側の端部にはテーパ面
57aが形成されており、パチンコ玉が玉詰まりするこ
となく揺動板32と蓋部材57との間にスムーズに進入
されるようになっている。
57におけるガイドレール29、29側端部には、防音
部材としてのゴム材115が取り付けられているため、
揺動板32の揺動時においてガイドレール29、29の
内面と衝突して衝突音が発生することがない。
下面、すなわちパチンコ玉との当接面に低摩擦樹脂を塗
布すること等により、その当接面を低摩擦樹脂層の表面
により構成すれば、パチンコ玉は、蓋部材57によりシ
ート部材Sに付勢された状態でも下流側にスムーズに移
動されることになる。
図5、及び図9〜図14に基づいて説明する。
に基体24に対して引き出しレール30を介して引き出
し自在に設けられている。全体は、図4、図5及び図
9、図11に示されるように、中空の芯材60の外周に
多重に巻回されたロール状のシート部材Sを収納可能と
する上向きに開口する補給用箱体61と、引き出したシ
ート部材Sを中空の巻取り用芯材62に巻回して収納す
ることが可能な上向きに開口する収納用箱体63と、
が、それぞれ基体24内への収納時においてモータ36
の両側に収納されるように、互いに所定距離離間した状
態で前面板64を介して一体化されることにより構成さ
れている。なお、前面板64の上端には取手65が形成
されている。
は、特に図4、図8〜図11に示されるように、前記芯
材60の長手方向端部を下方から受支する上向き円弧状
の受部67’が上端に形成された所定肉厚のガイド板6
9、69’がそれぞれ固着されているとともに、ガイド
板69、69’の上方には、受部67’に受支された芯
材60の上方への逸脱を規制する下向き円弧状の規制部
71’が下端に形成された所定肉厚のガイド板73、7
3’が、それぞれ回転軸75’を介して回動自在に枢着
されている。なお、ガイド板69側の受部、規制部、回
転軸は図示を省略する。
れ枢着されたガイド板73、73’は、両ガイド板7
3、73’を回動させる取手となるガイドバー76を介
してその上端部間が連結されて連動して回動するように
なっている。なお、ガイドバー76は、前後のガイド板
73、73’の上端に対して軸心周りに回動自在に枢支
されているとともに、バネ77を介して反時計回り方向
に常時付勢されている。
における前後内面上方に固着された係止板78’の下端
に形成された係合部79’に対して両端部が係脱可能な
係止片76aを有しており、特に図10(a)に示され
るように、芯材60の両端を受部67’に受支可能な状
態から、図10(b)に示されるように、ガイドバー7
6を持ってガイド板73、73’を時計回りに約90度
回動させて係止片76aの両端を係合部79’に係止さ
せることで、ガイド板73、73’の回動が規制され、
受部67’に受支された芯材60の逸脱が規制部71’
により規制されるようになっている。なお、前側の係止
板、係合部は図示を省略する。
ように係止片76aの両端が係合部79’に係止された
状態において、前記バネ77の付勢作用により係止状態
が保持されるようになっており、図10(c)に示され
るように、ガイドバー76を時計回りに回動させれば係
止状態が解除され、ガイド板73、73’が回動可能と
なるため、新規なシート部材Sを引出し可能な状態にセ
ットしたり、シート部材Sが引き出された芯材60を取
り出し出来る状態となる。
には、箱体内から引き出したシート部材Sを揺動板32
方向に折り返すための棒部材84が前後方向に延びるよ
うに設けられており、折り返されたシート部材Sが揺動
板32の上面よりも若干上方の高さ位置に張設されるよ
うになっている。
は、特に図4及び図12に示されるように、上面にゴム
シート114が貼着された付勢板86の下端が回動自在
に枢着されている。この付勢板86は、補給用箱体61
内に補給されたロール状のシート部材Sの外周面に前記
ゴムシート114が当接されるように、図示されないコ
イルバネ等を介して上方に付勢されている。よって、後
述するようなシート部材Sの引き出し時において、シー
ト部材Sとゴムシート114との当接により摩擦抵抗が
生じるようになり、これによりシート部材Sの引出し終
了後において芯材60の回転が規制されるため、シート
部材Sが過剰に引き出されるのが防止される。また、揺
動板32上に引き出されたシート部材Sに撓みや捩れが
生じにくくなるので、清浄作用が向上するばかりか、シ
ート部材Sの引出しに支障をきたすことがない。
上面には、先端にローラ85が回転自在に枢着された板
部材116の端部が固着されており、ローラ85は、そ
の周面がロール状のシート部材Sの外周面に当接するよ
うに付勢された状態で、付勢板86における中央部に形
成された開口117内に収容されるようになっている。
この板部材116におけるローラ85の近傍には、ロー
ラ85の回転量を検出可能な検出センサ109が設けら
れている。検出センサ109は、後述する制御ユニット
101内に設けられた制御部に電気的に接続されてお
り、ローラ85の回転量は前記制御部に出力されるよう
になっている。すなわち、ローラ85の回転量に基づい
てシート部材Sの引き出し量を検出するようになってお
り、この回転量に基づいて後述するシート部材Sの巻取
り制御を行うようになっている。
れるように、底面61a上面からの傾斜角度θが予め定
められた所定傾斜角度に達した時点で、付勢バネによる
付勢方向への回動がストッパ87を介して規制されるよ
うになっており、芯材60に巻回されたシート部材Sの
残量が残り少なくなるとローラ85がシート部材Sの外
周面から離間して、シート部材Sが引き出されているに
も関わらずローラ85が回転しなくなる。このようにす
ることで、後述するようにシート部材Sの引出し制御が
なされている状態でローラ85の回転量が検出されない
場合、ローラ85に異常が生じたか、あるいはシート部
材Sの残量が少なくなったものとしてエラー信号を外部
に報知することが出来るようになる。
方には、特に図4及び図10に示されるように、前記巻
取り用芯材62の長手方向端部を下方から受支する上向
き円弧状の受部66、66’が上端に形成された所定肉
厚のガイド板68、68’がそれぞれ固着されていると
ともに、ガイド板68、68’の上方には、受部66、
66’に受支された巻取り用芯材62の上方への逸脱を
規制する下向き円弧状の規制部70’が下端に形成され
た所定肉厚のガイド板72’が、それぞれ回転軸74’
を介して回動自在に枢着されている。なお、ガイド板6
8側の上方に設けられるガイド板、規制部、回転軸は図
示を省略する。
れ枢着されたガイド板72’は、両ガイド板72’を回
動させる取手となるガイドバー80を介してその上端部
間が連結されて連動して回動するようになっている。な
お、ガイドバー80は、前後のガイド板72’の上端に
対して軸心周りに回動自在に枢支されているとともに、
バネ81を介して時計回り方向に常時付勢されている。
における前後内面上方に固着された係止板82’の下端
に形成された係合部83’に対して両端部が係脱可能な
係止片80aを有しており、特に図10(a)に示され
るように、巻取り用芯材62の両端を受部66、66’
に受支可能な状態から、図10(b)に示されるよう
に、ガイドバー80を持ってガイド板72’を反時計回
りに約90度回動させて係止片80aの両端を係合部8
3’に係止させることで、ガイド板72’の回動が規制
され、受部66、66’に受支された巻取り用芯材62
の逸脱が規制部70’により規制されるようになってい
る。なお、前側の係止板、係合部は図示を省略する。
ようにその係止片80aの両端が係合部83’に係止さ
れた状態において、前記バネ81の付勢作用により係止
状態が保持されるようになっており、図10(c)に示
されるように、ガイドバー80を反時計回りに回動させ
れば係止状態が解除され、ガイド板72’が回動可能と
なるため、巻取り用芯材62をセットしたり取り出し出
来る状態となる。
には、揺動板32上に張設されたシート部材Sを折り返
すための棒部材88が前後方向に延びるように設けられ
ており、シート部材Sが揺動板32の上面よりも若干上
方の高さ位置に張設されるようになっている。
と補給用箱体61との間には、特に図11、図13に示
されるように、シート部材Sを引き出して巻き取るため
の巻取りモータ89が固設されている。巻取りモータ8
9の回転軸90は、前面板64に形成された挿通穴11
7を介して前面側に延出されており、その先端には駆動
プーリ91が固着されている。この駆動プーリ91と、
その側方に設けられる従動プーリ93とにはベルト92
が掛け渡されており、ベルト92を介して駆動プーリ9
1の回転力が従動プーリ93に伝達されるようになって
いる。
るように、前面板64に形成される挿通穴94内に回動
自在に挿通された軸部材95を介して回動自在に設けら
れており、軸部材95における収納用箱体63内に延出
された先端部には、巻取り用芯材62の端部に形成され
た切欠溝96に嵌合する棒状の係止部材97(図10参
照)が固着された回転盤98が固着されている。
所定箇所には、その側部に設けられた平面視略コ字状の
フォトセンサ99の透光部99aと受光部99bとの間
を遮蔽可能な遮蔽片100が外向きに突出するように形
成されており、このフォトセンサ99の透光部99aと
受光部99bとの間に遮蔽片100が位置した状態で、
前記係止部材97が上下方向を向くようになっている。
すなわち、この状態が巻取り用芯材62を収納用箱体6
3内にセット可能な初期状態となる。
寄りには、前述した各種センサ99、109及び後述す
る各種センサ107、108センサからの出力に基づい
て、巻取りモータ89やモータ36の駆動を制御すると
ともに、所定の信号を外部に出力可能な制御部等が設け
られた制御ユニット101が設けられている。
る。まず、図4に示されるように、収納ユニット26を
基体24の手前側に引き出した後、図10(a)に示さ
れるように、ガイドバー76、80をそれぞれ外側に引
き出した状態にする。ここで、補給用箱体61内に、前
述したように外周に新規なシート部材Sが多重に巻回さ
れた芯材60の長手方向両端部をガイド板69、69’
の受部67’に受支させて新規なシート部材Sを引出し
自在な状態で収納する。
うに外周に使用済みのシート部材S巻回するためのシー
ト部材Sが巻回されていない巻取り用芯材62を、この
巻取り用芯材62の一方側の端部に形成された切欠溝9
6内に、上下方向を向いた位置で停止された係止部材9
7を嵌合するように、その長手方向両端部をガイド板6
8、68’の受部66、66’に受支させて巻取り用芯
材62を回転自在な状態で装着しておく。
るように、収納用箱体61内に収納されたシート部材S
の一端を引き出し、棒部材84の外周面に下方から上方
に向けて巻き付けて内向きに折り返した後、反対側の棒
部材88まで引き出し、さらに棒部材88の外周面に上
方から下方に向けて巻き付けて折り返し、その端部を巻
取り用芯材62の周面所定箇所に例えば接着テープ等を
介して貼着する。これにより図9及び図13に示される
ように、互いに離間する棒部材84、88間にシート部
材Sが張設されることになる。
ぞれ内向きに回転させ、係止片76a、80aの両端部
を係合部79’、及び係合部83’に係止させる。これ
により、芯材60の長手方向両端部周面が、受部67’
及び規制部71’により逸脱不能に保持されるととも
に、巻取り用芯材62の長手方向両端部周面が、受部6
6、66’及び規制部70’により逸脱不能に保持され
る。
ように、基体24から手前側に引き出された収納ユニッ
ト26にシート部材Sが張設された状態で、図14
(b)に示されるように収納ユニット26を基体24内
に押し込む。この収納ユニット26を基体24内に収納
する際において、棒部材84、88間に張設されたシー
ト部材Sは、揺動板32の上面に貼着されたゴムシート
48とガイドレール29の下面との間に形成された隙間
P内を挿通してゴムシート48の上面に敷設されること
になる。
ト部材Sは、巻取りモータ89の駆動に伴い係止部材9
7が回転してシート部材Sが巻取り用芯材62の外周に
巻取られることにより、玉通路部25におけるパチンコ
玉の移動方向に移動して、新規なシート部材Sが揺動板
32における流入部51側から引き出されることにな
る。
ート部材Sを収納する収納ユニット26が外方に引出し
自在設けられ、補給用箱体61や収納用箱体63が基体
24の外部に引き出せるように構成されていることによ
り、使用済みのシート部材Sの取り出し、及び新規なシ
ート部材Sの補給作業を容易に行えるばかりか、図3の
ように遊技島台1’内に設置した際、装置全体を移動す
ることなく、収納ユニット26のみを外方に引出して交
換作業等を行えるため、作業性が向上する。
に収納された収納ユニット26の補給用箱体61の底板
61a、及び収納用箱体63の底板63aの下面と基体
24の底板27の上面との間には、防振用のゴム材11
8が介在されているため、揺動板32の揺動により発生
する振動が基体24から収納ユニット26に伝達される
のが防止される。また、このように構成される清浄装置
17は、脚部材104により支持される載置台119の
上面に、台座120を介して載置された状態で遊技島台
1内に設置される。
26は、玉通路部25におけるパチンコ玉の移動方向に
対して直交する方向に引き出し自在に設けられていた
が、遊技媒体の移動方向に引出し自在に設けてもよい。
また、シート部材Sの引出し方向は、パチンコ玉の移動
方向と反対側であってもよいし、あるいは、パチンコ玉
の移動方向に対して直交する方向に引出し自在に設けて
も良い。
2の揺動手段としてのモータ36、及び引出し手段とし
ての巻取モータ89の駆動制御内容を説明する。
に、流入板49の下面所定箇所には、前述した制御ユニ
ット101内に設けられる制御部に電気的に接続された
近接センサ107が設けられており、前記制御部は流入
部51内に所定量のパチンコ玉が貯留されたことが近接
センサ107により検出された時点でモータ36を駆動
して、パチンコ玉の清浄を開始するようになっている。
すなわち、玉通路部25内にパチンコ玉がある程度滞留
された時点でモータ36が駆動して揺動板32が揺動し
てパチンコ玉の清浄が行われるため、営業時間中におい
てモータ36を常時駆動させている場合に比べて、モー
タ36を無駄に駆動させることなく、パチンコ玉の清浄
が効率的に行われることになる。
所定時間間隔おきに所定時間駆動するように制御するこ
と等も可能であり、特に前記近接センサ107を用いた
駆動制御に限定されるものではない。
の検出に基づいてモータ36を駆動させる前記制御部
(図示略)は、所定内容のプログラムに基づいてモータ
36の総駆動時間を内部の記憶部(図示略)に記憶する
とともに、このモータ36の総駆動時間に基づいて巻取
モータ89の駆動を実行するようになっている。
御ユニット101内に設けられる図示しない制御部に電
気的に接続された近接センサ108が設けられており、
前記制御部は、流出部53の下流側にて何らかの要因、
例えば玉詰まり等が発生していることが近接センサ10
8により検出された時点で、モータ36の駆動を停止す
るようになっている。
1内に設けられた制御部が実施するモータ36の駆動制
御内容を図18(a)、(b)のフローチャートに基づ
いて説明する。
いて、近接センサ107に基づくモータ36の駆動制御
内容を説明すると、まずSa1において、前記制御部は
近接センサ107からのパチンコ玉の検出信号の出力が
あるか否かを判定し、検出があると判定した場合のみS
a2に進んでタイマ1のカウントを開始した後、Sa3
において近接センサ107からのパチンコ玉の検出信号
の出力が10秒以上続いたか否かを判定する。検出が1
0秒以上続いたと判定した場合はSa4に進み、10秒
以上続かなかったと判定した場合はSa1に戻る。
モータ36の回転軸37は右回転であったか否かを判定
し、右回転であったと判定した場合はSa5に進み、モ
ータ36を駆動して回転軸37を左回転で回転させた後
にSa6に進み、また、右回転ではなかったと判定した
場合はSa10に進み、モータ36を駆動して回転軸3
7を右回転で回転させた後にSa6に進む。
のパチンコ玉の検出信号の出力があるか否かを判定し、
検出があると判定した場合のみSa7に進んでタイマ1
のカウントを開始した後、Sa8において近接センサ1
07からのパチンコ玉の検出信号の出力がない状態が1
0秒以上続いたか否かを判定する。検出がない状態が1
0秒以上続いたと判定した場合は、流入部51へのパチ
ンコ玉の流入がない、もしくは少ない状態であるもとし
てSa9に進み、モータ36の回転を停止した後処理を
終了する。なお、Sa8において検出がない状態が10
秒以上続かなかったと判定した場合はSa6に戻る。
づいて、近接センサ108に基づくモータ36の駆動停
止制御内容を説明すると、まずSaa1において、前記
制御部は近接センサ108からのパチンコ玉の検出信号
の出力があるか否かを判定し、検出があると判定した場
合のみSaa2に進んでタイマ2のカウントを開始した
後、Saa3において近接センサ108からのパチンコ
玉の検出信号の出力が10秒以上続いたか否かを判定す
る。
パチンコ玉の検出信号の出力がSaa2の時点から10
秒以上続いたと判定した場合は、玉通路部25の流出部
53の下流側から流入部51にかけて玉詰まりが発生し
たものと判定してSaa4に進んでエラー報知を実施し
てSaa5に進み、モータ36が駆動している場合には
モータ36の駆動を停止する。また、この時点でモータ
36が駆動していない場合には、エラー報知が解除され
るまでモータ36が駆動されないように制御する。ま
た、Saa3において近接センサ108からのパチンコ
玉の検出信号の出力がSaa2の時点から10秒以上続
かなかったと判定した場合は、エラーが発生していない
ものとしてSaa1に戻る。
チンコ玉が流入された時点でモータ36が回転して玉通
路部25内のパチンコ玉の清浄が開始されるとともに、
玉通路部25内に滞留するパチンコ玉が少なくなると清
浄が停止されるため、余計な電力等を消費することなく
効率よく清浄が行われる。また、流出部53の下流側に
て何らかの要因(例えば玉詰まり等)によりパチンコ玉
が流出されずに滞留している状況下においてパチンコ玉
の清浄が続けられることがないので、トラブルが発生し
ているにも関わらず無駄に清浄がなされることがないば
かりか、二次的なトラブルの発生等を防止できる。
6の回転方向が逆転するようになっているため、玉通路
部25内にパチンコ玉が偏って滞留したり、清浄にむら
が生じることがないため、清浄効果が低減することがな
い。また、揺動板32の上面に敷設されたシート部材S
における揺動板32の偏心回転方向への捩れ等が逆回転
により解消されるため、シート部材Sの破断等が防止さ
れる。
右回転もしくは左回転が予め定められた所定時間(例え
ば20分間)連続して実行された場合等において、モー
タ36の回転軸37を逆回転させるようにしてもよい。
このようにすれば、上記のような制御内容に基づいてモ
ータ36を所定方向に回転させる場合において、長時間
にわたって右回転もしくは左回転が連続することがなく
なるため、揺動板32上に敷設されたシート部材Sが偏
心回転方向に偏ったり、玉通路部25内の所定箇所にパ
チンコ玉が偏って滞留した状態が続いて清浄効果が低減
するといったことを防止出来る。
制御部が実施する巻取りモータ89の制御内容を図19
のフローチャートに基づいて説明する。
の駆動を開始したか否かを判定し、モータ36が駆動し
たと判定した場合、駆動時間のカウントを開始してSb
2に進み、駆動していない場合はSb1に戻る。Sb2
においては、モータ36の総駆動時間が前記記憶部に予
め登録された所定時間(例えば60秒)に達したか否か
を判定し、前記所定時間に達したと判定した場合はSb
3に進んで巻取モータ68を駆動し、所定時間に達して
いないと判定した場合はSb2に戻る。
ると、Sb4において、ローラ85の検出センサ109
を介してローラ85の回転数の検出を実行するととも
に、その回転が検出された場合はSb5に進み、前記記
憶部に予め登録された回転数(ここではシート部材Sを
約1cm引き出すために必要な回転数)に達したか否か
を判定し、前記予め登録された回転数に達したと判定し
た場合はSb6に進むとともに、Sb5において前記予
め登録された回転数に達していないと判定した場合は再
びSb4に戻る。
検出されない場合は、前述したように、ローラ85がシ
ート部材Sから離間されている状態、すなわち、芯材6
0に巻回されたシート部材Sの残量が残り少なくなった
か、あるいは検出センサ108やローラ85の回転不良
等のエラーが発生したと判断し、Sb8においてこれを
外部の例えば管理コンピュータ等に出力し、シート部材
Sの交換時期が近づいたか、あるいは動作不良等による
エラーの発生等が報知されることになる。そしてSb6
において巻取モータ68の駆動を停止し、シート部材S
の引き出し動作を終了する。
モータ89が駆動すると、図9に示されるように、巻取
り用芯材62が軸周りに回転して芯材60に巻回された
新規なシート部材Sが揺動板32上に引き出されるとと
もに、それまで揺動板32上に敷設されていた汚れたシ
ート部材Sが巻取り用芯材62の外周にコンパクトに巻
回される。
5上に少量ずつ引き出され、汚れたシート部材Sが巻回
されていくことになるため、パチンコ玉の清浄作用の低
下が抑制される。また、汚れたシート部材Sは巻取り用
芯材62に巻回されてコンパクトに収容されるため、巻
取り用芯材62を収納用箱体63内から取り出すだけ
で、シート部材Sを容易に交換することが出来る。
動している状態においてのみ駆動するように制御されて
おり、揺動板32の水平揺動によりパチンコ玉が回転し
ている状態でシート部材Sの引き出しが行われることに
なるため、引出し時におけるシート部材Sとパチンコ
玉、及びシート部材Sとゴムシート48との間に生じる
摩擦抵抗が軽減することになり、揺動板32上に敷設さ
れたシート部材S上にパチンコ玉が載置されている状態
にあっても比較的小さな力でシート部材Sを引き出すこ
とが出来るため、巻取モータ89に負荷がかかることが
ない。
部材Sが所定時間間隔おき(60秒おき)に所定長さ
(約1cm)ずつ引き出されるようになっているが、こ
のシート部材Sの引き出し長さは任意に設定可能であ
り、例えば玉通路部25の長手幅分ずつシート部材Sが
一度に引き出されるようにしてもよい。
は、モータ36の駆動時間が予め定められた所定時間に
達した時点で駆動するようになっているが、モータ36
の駆動時間に関わらず、予め定められた所定時間間隔お
きに駆動するように制御してもよい。
の引出し量が、前述したように補給用箱体61内に補給
されたシート部材Sの外周面に当接され、シート部材S
の引出しとともに回転するローラ85の回転量が検出セ
ンサ109により検出されるようになっているため、シ
ート部材Sが実際に引き出された量に基づいて巻取りモ
ータ89の駆動を制御できるため、巻取モータ89の回
転軸90の回転を検出する場合に比べて簡単な制御で、
シート部材Sを所定長さずつ正確に引き出すことが出来
る。
動させている状態においてローラ85の回転が検出され
なかった場合、前述したようにローラ85がシート部材
Sから離間された状態、すなわち芯材60に巻回された
シート部材Sの残量がわずかとなった、もしくは検出セ
ンサ109やローラ85の動作不良と判断して、例えば
ホール内の管理コンピュータや、あるいは遊技島台1の
所定箇所に設けられる表示装置等にエラー信号を出力す
るようになっているため、シート部材Sが汚れた状態で
清浄が続けられるようなことがない。
動して駆動するようになっているが、モータ36の駆動
に関わらず、予め定められた所定時間間隔おきに駆動す
るように制御してもよい。
図15及び図17に示されるように、清浄装置17にパ
チンコ玉を導く排出樋15aの反対側にはパチンコ玉を
下部タンク16に直接導くオーバーフロー樋15bが形
成されており、特に図17に示されるように、排出樋1
5aの上流側までパチンコ玉が滞留した場合、新たに回
収されるパチンコ玉はオーバーフロー樋15bを介して
下部タンク16の上面に形成される穴部16bから落下
されるようになっている。よって、例えば短時間内に大
量のパチンコ玉が回収されたり、清浄装置17のモータ
36が故障した場合等にあっても、パチンコ玉の循環が
滞ることがない。
チンコ玉の清浄作用を図面に基づいて説明する。
16に示されるように、回収樋部15の一部を構成する
排出樋15aの最下流部に形成される排出部102の下
方に流入部51が位置し、かつ、流出部53の下流側
が、下流側端部が下部タンク16の側面に形成される穴
部16a内に遊挿される中継樋103の上流側端部に隣
接するように配設される。
する載置台119の脚部材104の下端は、防振ゴム1
05(図15参照)を介して床面F上に直接接地され
る。すなわち、流出板52や流入板49を含める清浄装
置17を構成する各部位が、遊技島台1’や、その内部
に配設される各種部材や装置等に対して非接触状態とな
るように遊技島台1’内下部に配設されるため、揺動板
32の揺動による装置全体に生じる振動が周辺に伝達し
て周辺の各種部材や装置等に悪影響を及ぼすことがな
い。
は、排出樋15aを流下して排出部102から下方に落
下されて流入部51内に流入された後、整流部材50を
介して1列状態に整流された後に玉通路部25に流入
し、さらに玉通路部25内にて清浄された後、流出部5
3から流出して中継樋103を流下して下部タンク16
内に排出されることになる。
この玉通路部25の底面を構成する揺動板32は、前述
のようにモータ36の回転軸37に対して偏心する偏心
部材39の上端にベアリング43を介して相対回転可能
に取り付けられる筒状体42に取り付けられているた
め、モータ36を駆動させて回転軸37が高速回転され
ると偏心部材39が偏心回転し、それに伴い揺動板32
が水平方向に偏心回転して揺動されることになる。この
揺動板32の水平揺動に伴い、シート部材Sの上面に載
置される各パチンコ玉が回転されてその表面がシート部
材Sに対して擦り付けられることになり、玉通路部25
を通過する間にパチンコ玉の表面に付着した汚れやゴミ
等がシート部材Sに拭い取られて清浄されることにな
る。
動板32の下面四隅は、回転規制部材46を介して基体
24内所定高さ位置に支持された支持盤33に連結され
ているため、偏心回転に伴い筒状体42周りに回転する
ことがないばかりか、揺動板32の端部に生じる上下方
向のあばれが抑制され、揺動板32が円滑に、かつ安定
して水平揺動されるようになっている。
玉は、付勢手段としての蓋部材57によりシート部材S
に付勢されることにより、揺動板32の揺動時における
飛び跳ね等が防止されるばかりか、シート部材Sに確実
に擦り付けられることになるので、清浄作用が効果的に
高まる。
コ玉によりシート部材Sがゴムシート48に圧接される
ため、揺動板32の水平揺動がシート部材Sに効果的に
伝達されて清浄作用が高まるばかりか、揺動により生じ
る接触音等が抑制される。
動板32上に流入されるパチンコ玉は、図8に示される
ように、モータ36の回転軸37が回転して揺動板32
が反時計回りに偏心回転した際には、前述したようにパ
チンコ玉それぞれはシート部材Sとの摺接作用により多
方向に回転しながら、かつ、揺動板32上を図中矢印方
向で示されるように、反時計回りに回転するように移動
しながら滞留することになる。逆に、モータ36の回転
軸37が回転して揺動板32が時計回りに偏心回転した
際には、パチンコ玉それぞれはシート部材Sとの摺接作
用により多方向に自転しながら、かつ、揺動板32上を
反時計回りに回転するように移動しながら滞留すること
になる。
に流入されると、揺動板32上を回転しながら滞留する
パチンコ玉が流入されたパチンコ玉に押圧され、流出部
53側に向かって移動するように押圧されるが、流出部
53の上流側にそれぞれ流出方向の左右側から内向きに
張り出すように設けられた板部材54の短片部54aに
当接して流出方向への移動が規制されるため、流出部5
3からのパチンコ玉の流出が効果的に抑制され、パチン
コ玉は揺動板32上に長く滞留する。すなわち、滞留時
間が長くなることで確実に清浄された後に流出部53か
ら流出される。
出抑制手段としての短片部54aは、流出部53の上流
側所定箇所に、パチンコ玉の流入方向に対してほぼ直交
する方向を向くように設けられるため、玉通路部25内
のパチンコ玉に流入部51から流入するパチンコ玉によ
る流入圧が加わることで、パチンコ玉が流出部53に向
け押し出されて流出部53から容易に流出することがな
くなる。
の内周縁54cは円弧状に形成されているため、ガイド
レール29に沿うように設けられた板部材54の内周縁
54cに沿うように流出部53方向に移動するパチンコ
玉は、連設部55近傍に滞留し続けることがないばかり
か、揺動板32の偏心回転方向に移動するように案内さ
れるため、流出部53側まで移動したパチンコ玉が再び
揺動板32の上流側に向けて移動されて滞留し続けるよ
うになる。
されている。
短片部54a’の内周縁54c’における先端部付近
に、折返し部121が形成されている。このように形成
されることにより、板部材54’の内周縁54c’に沿
うように流出部53側に向けて移動するパチンコ玉は、
短片部54a’の先端部付近にて折返し部121を介し
て流入部51側に向けて案内されるため、流出領域10
6から容易に流出することがなくなる。すなわち、揺動
板32上により長時間滞留することになるため、清浄効
果を高めることが出来る。
4’’は、流入部51の幅方向における一方側の端部か
らパチンコ玉が流入されるように設けられているととも
に、流出領域106が幅方向における反対側端部に形成
されるように設けられている。このように板部材5
4’’が設けられることにより、玉通路部25内におけ
る流入部51側から流出部53側に向けて直線的に移動
する場合に比べて移動距離が長くなるとともに、揺動板
32の偏心回転時において、揺動板32上に流入したパ
チンコ玉は、内周縁54c’’に案内されて揺動板32
上を回転するように移動させられることになるため、揺
動板32上により長時間滞留することになる。このよう
に、板部材54の形状は任意に変形可能である。
出抑制手段の他の実施形態が示されている。
53の上流側付近に、パチンコ玉に当接する下限位置と
パチンコ玉から離間する上限位置との間をソレノイド1
10を介して移動自在に設けられたシャッタ部材111
により構成されている。このようなシャッタ部材111
を、例えば所定時間間隔おきにソレノイド110を介し
て開閉させることで、パチンコ玉の流出部53からの流
出を規制したり許容することが出来るようにすること
で、パチンコ玉を揺動板32上に所定時間強制的に滞留
させた後、流出可能な状態として流出させることが可能
となる。このようにしても、パチンコ玉を揺動板32上
に確実に長時間滞留させることが出来る。
流出部53の流出板52の上面に、流出部53の幅方向
に延びるように突設された隆起部112により構成され
ている。このような隆起部112が設けられることによ
り、揺動板32上に滞留するパチンコ玉が流入するパチ
ンコ玉により押圧されても、パチンコ玉は隆起部112
を乗り越えなければならないため、容易に押し出されて
流出することがない。また、所定以上の流入圧がかかれ
ばパチンコ玉は隆起部112の上面を乗り上げて流出さ
れる。このようにしても、パチンコ玉を揺動板32上に
確実に長時間滞留させることが出来る。
は、流出部53の流出板52の上面に流出部53の幅方
向に延びるように凹設された凹溝113により構成され
ている。このような凹溝113が形成されることによ
り、揺動板32上に滞留するパチンコ玉が流入するパチ
ンコ玉により押圧されても、パチンコ玉は凹溝113内
に落ち込んだ後に浮上しなければならないため、容易に
押し出されて流出することがない。また、所定以上の流
入圧がかかれば凹溝113内に落ち込んだパチンコ玉は
流出される。このようにしても、パチンコ玉を揺動板3
2上に確実に長時間滞留させることが出来る。
出抑制手段は、上記実施例に示した流出規制部材として
の板部材54の短片部54aのように、揺動板32上の
一部のパチンコ玉の流出を規制するように固定的に設け
られたものに限定されるものではなく、シャッタ部材1
11のように、揺動板32上の全てのパチンコ玉の流出
を規制可能に、かつ、流出を許容する際には退避するよ
うに移動自在に設けられたものでもよい。また、隆起部
112や凹溝113のように、パチンコ玉に所定以上の
圧力が加わった場合にのみ流出されるように構成された
ものでもよい。
板部材54、シャッタ部材111、隆起部112、凹溝
113は、揺動板32とは別個に形成される部材(ガイ
ドレール29、流出板52等)、すなわち、揺動板32
の偏心回転の影響を受けない部材に設けられているた
め、揺動板32の偏心回転により、流出抑制手段による
流出の抑制効果が低減するようなことがない。
対して以下のように対応している。
2)が設置される遊技島台(1、1’)内に設置され、
該遊技島台内を循環する遊技媒体(パチンコ玉)を移動
させる遊技媒体通路(玉通路部25)を有し、前記遊技
媒体の表面を清浄する清浄部材(シート部材S)が上面
に敷設された揺動板(32)を揺動手段(モータ36)
により水平方向に揺動することにより、遊技媒体流入部
(51)から前記遊技媒体通路上に流入される遊技媒体
が清浄されて遊技媒体流出部(53)から流出する遊技
媒体清浄装置(17)であって、前記遊技媒体の前記遊
技媒体流出部からの流出を抑制する流出抑制手段(短片
部54a、シャッタ部材111、隆起部112、凹溝1
13)が設けられている。
(短片部54a、シャッタ部材111、隆起部112、
凹溝113)は、前記揺動板(32)とは別個に形成さ
れる部材(ガイドレール29、流出板52)に設けられ
ている。
は、前記遊技媒体流出部方向への前記遊技媒体の移動を
規制する流出規制部材(板部材54)であり、該流出規
制部材は前記揺動板(32)の上方に設けられている。
(板部材54)は、前記遊技媒体流出部(53)におけ
る遊技媒体の流出方向の左右側からそれぞれ内向きに延
びるように設けられている。
(板部材54)における少なくとも前記遊技媒体との接
触面は、低摩擦部材により構成されている。
上の遊技媒体を下方向に付勢する付勢部材(蓋部材5
7)を備える。
材57)は、前記揺動板(32)の周辺に設けられる壁
部(ガイドレール29)の間に、防音部材(ゴム材11
5)を介して設けられている。
の上面には高摩擦部材(ゴムシート48)が設けられて
おり、前記清浄部材(シート部材S)は前記高摩擦部材
の上面に敷設されている。
は、前記揺動手段(モータ36)により水平方向に偏心
回転するように設けられており、前記揺動手段は、前記
揺動板を正逆回動させることが出来る。
前記揺動板(32)の下方に設けられる回転モータ(3
6)であり、前記揺動板(32)は、該回転モータの回
転軸(37)に固着された偏心部材(39)の偏心軸周
りに回動自在に枢着されている。
9)にバランスウェイト(40)が設けられており、該
バランスウェイトは、偏心回転バランスを調整するため
のバランス調整手段(46a〜46c)を備える。
2)の下面には、前記偏心部材(39)に設けられる摩
擦抵抗低減部材(ベアリング43)を嵌入可能な筒状の
取付部材(筒状体42)が固着されており、該取付部材
は、固定手段(ホースバンド47)を介して前記摩擦抵
抗低減部材に相対回転不能に固定出来るようになってお
り、該固定手段は着脱自在である。
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
体」は、上記実施例における球状のパチンコ玉に対応し
ているが、特にこれに限定されるものではなく、例えば
遊技機としてのスロットマシン等に使用されるコイン等
であってもよい。
が水平揺動することにより、清浄部材上に滞留する遊技
媒体が清浄部材に摺接されて、その表面に付着された汚
れやゴミ等が拭い取られる。また、清浄部材上の遊技媒
体は遊技媒体流入部から流入される遊技媒体により遊技
媒体流出部方向に押圧されることで流出するため、遊技
媒体を遊技媒体流出部に向けて強制的に排出させる機構
等を設ける必要がないとともに、清浄部材上の遊技媒体
が遊技媒体流入部から流入される遊技媒体により遊技媒
体流出部方向に押圧されても、流出抑制手段により遊技
媒体の遊技媒体流出部からの流出が抑制されることによ
り遊技媒体が清浄部材上に長く滞留することになるた
め、清浄作用が効果的に高まる。
の揺動とともに流出抑制手段が揺動することがないの
で、遊技媒体の流出抑制効果が低減することがない。
体の遊技媒体流出部方向への移動が確実に規制されるた
め、遊技媒体の流出が効果的に抑制される。
材上に流入した遊技媒体は、揺動板の揺動により揺動板
の揺動中心周りに回転するように移動するため、揺動板
における遊技媒体の移動方向左右側に流入した遊技媒体
が流出規制部材により規制されることにより揺動板上に
滞留しやすくなり、清浄作用が高まる。
体の移動が妨げられることがなく、スムーズに案内され
ることになる。
材上の遊技媒体が清浄部材に強く押し付けられるため、
清浄効果が向上する。
の揺動により発生する振動による付勢部材と壁部との衝
突音の発生が防止される。
部材の上面に敷設される清浄部材が揺動板の揺動に追従
しやすくなり、遊技媒体との摺接作用が高まるため、清
浄効果が向上する。
体の清浄にむらが生じにくくなる。
板を簡単な構造で揺動させることが出来るため、故障頻
度を効果的に低減させることが出来る。
ンスウェイトを組み付けた後に揺動バランスが崩れた場
合においても、揺動バランスを容易に調整することが出
来る。
板を容易に取り外すことが出来るため、磨耗頻度の高い
摩擦抵抗低減部材の交換等を容易に行える。
る。
る。
る。
あり、(b)はバランスウェイトを示す平面図である。
は揺動板の揺動によりパチンコ玉が清浄されている状態
を示す拡大断面図である。
図である。
(b)は(a)の要部を示す一部破断平面図である。
Sが引き出されていく状態を示す概略図である。
態の清浄装置を示す斜視図である。
トが基体部から引き出された状態を示す断面図であり、
(b)は(a)の状態から取付ユニットが基体部内に収
納される状態を示す断面図である。
チンコ玉の循環状態を示す概略図である。
は流出部を示す拡大図である。
駆動制御内容を示すフローチャートであり、(b)は近
接センサ108に基づく揺動板の駆動停止制御内容を示
すフローチャートである。
ある。
る。
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 遊技機が設置される遊技島台内に設置さ
れ、該遊技島台内を循環する遊技媒体を移動させる遊技
媒体通路を有し、前記遊技媒体の表面を清浄する清浄部
材が上面に敷設された揺動板を揺動手段により水平方向
に揺動することにより、遊技媒体流入部から前記遊技媒
体通路上に流入される遊技媒体が清浄されて遊技媒体流
出部から流出する遊技媒体清浄装置であって、 前記遊技媒体の前記遊技媒体流出部からの流出を抑制す
る流出抑制手段が設けられていることを特徴とする遊技
媒体清浄装置。 - 【請求項2】 前記流出抑制手段は、前記揺動板とは別
個に形成される部材に設けられている請求項1に記載の
遊技媒体清浄装置。 - 【請求項3】 前記流出抑制手段は、前記遊技媒体流出
部方向への前記遊技媒体の移動を規制する流出規制部材
であり、該流出規制部材は前記揺動板の上方に設けられ
ている請求項1または2に記載の遊技媒体清浄装置。 - 【請求項4】 前記流出規制部材は、前記遊技媒体流出
部における遊技媒体の流出方向の左右側からそれぞれ内
向きに延びるように設けられている請求項3に記載の遊
技媒体清浄装置。 - 【請求項5】 前記流出規制部材における少なくとも前
記遊技媒体との接触面は、低摩擦部材により構成されて
いる請求項3または4に記載の遊技媒体清浄装置。 - 【請求項6】 前記揺動板上の遊技媒体を下方向に付勢
する付勢部材を備える請求項1〜5のいずれかに記載の
遊技媒体清浄装置。 - 【請求項7】 前記付勢部材は、前記揺動板の周辺に設
けられる壁部の間に、防音部材を介して設けられている
請求項6に記載の遊技媒体清浄装置。 - 【請求項8】 前記揺動板の上面には高摩擦部材が設け
られており、前記清浄部材は前記高摩擦部材の上面に敷
設されている請求項1〜7のいずれかに記載の遊技媒体
清浄装置。 - 【請求項9】 前記揺動板は、前記揺動手段により水平
方向に偏心回転するように設けられており、前記揺動手
段は、前記揺動板を正逆回動させることが出来る請求項
1〜8のいずれかに記載の遊技媒体清浄装置。 - 【請求項10】 前記揺動手段は、前記揺動板の下方に
設けられる回転モータであり、前記揺動板は、該回転モ
ータの回転軸に固着された偏心部材の偏心軸周りに回動
自在に枢着されている請求項1〜9のいずれかに記載の
遊技媒体清浄装置。 - 【請求項11】 前記偏心部材にバランスウェイトが設
けられており、該バランスウェイトは、偏心回転バラン
スを調整するためのバランス調整手段を備える請求項1
0に記載の遊技媒体清浄装置。 - 【請求項12】 前記揺動板の下面には、前記偏心部材
に設けられる摩擦抵抗低減部材を嵌入可能な筒状の取付
部材が固着されており、該取付部材は、固定手段を介し
て前記摩擦抵抗低減部材に相対回転不能に固定出来るよ
うになっており、該固定手段は着脱自在である請求項1
0または11に記載の遊技媒体清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304228A JP4711377B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 遊技媒体清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304228A JP4711377B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 遊技媒体清浄装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003103033A true JP2003103033A (ja) | 2003-04-08 |
JP2003103033A5 JP2003103033A5 (ja) | 2010-03-25 |
JP4711377B2 JP4711377B2 (ja) | 2011-06-29 |
Family
ID=19124178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001304228A Expired - Lifetime JP4711377B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 遊技媒体清浄装置 |
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JP (1) | JP4711377B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007313275A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Oizumi Corp | 揚送研磨装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000288224A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-10-17 | Glory Kiki Co Ltd | 遊技媒体の還元補給装置 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001304228A patent/JP4711377B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000288224A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-10-17 | Glory Kiki Co Ltd | 遊技媒体の還元補給装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007313275A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Oizumi Corp | 揚送研磨装置 |
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JP4711377B2 (ja) | 2011-06-29 |
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