JP2003102878A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP2003102878A JP2003102878A JP2001305443A JP2001305443A JP2003102878A JP 2003102878 A JP2003102878 A JP 2003102878A JP 2001305443 A JP2001305443 A JP 2001305443A JP 2001305443 A JP2001305443 A JP 2001305443A JP 2003102878 A JP2003102878 A JP 2003102878A
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Abstract
も打ち出し角度が高く、飛距離を増大させることがで
き、ヘッドスピードが速いゴルファーが使用してもフェ
ース部が塑性変形しないゴルフクラブヘッドを提供す
る。 【解決手段】 中空ゴルフクラブヘッド1は、チタン合
金製のクラウン部3と、ソール部4と、トウ側サイド部
5a、バック側サイド部5b及びヒール側サイド部5c
と、ホゼル部6と、これらに対しビス10によって固着
された別体のフェース部2とを有する。フェース部2
は、金属薄板21と高弾性ファイバ系素材22とを積層
一体化させたものである。
Description
ヘッドに係り、特にウッド型又はそれに近似した形状の
ゴルフクラブヘッドに関するものである。
ウッド型ゴルフクラブヘッドとして、中空の金属製のも
のが広く用いられている。一般に、中空のウッド型のゴ
ルフクラブヘッドは、ボールをヒットするためのフェー
ス部と、ゴルフクラブヘッドの上面部を構成するクラウ
ン部と、ゴルフクラブヘッドの底面部を構成するソール
部と、ゴルフクラブヘッドのトウ側、バック側及びヒー
ル側の側面部を構成するトウ側サイド部、バック側サイ
ド部及びヒール側サイド部と、ホゼル部とを有してい
る。このゴルフクラブヘッドのホゼル部にシャフトが挿
入され、接着剤等によって固定される。なお、最近で
は、ユーティリティクラブと称されるゴルフクラブヘッ
ドも多く市販されており、このユーティリティゴルフク
ラブヘッドの1種として、上記ウッド型ゴルフクラブヘ
ッドに類似した(即ち、フェース部、ソール部、各サイ
ド部及びクラウン部を有した)ゴルフクラブヘッドも各
種市販されている。
属としては、アルミニウム合金、ステンレスやチタン合
金が用いられているが、近年は特にチタン合金が広く用
いられている。
ラブヘッドの飛距離を大きくするために、フェース部を
薄くしフェース面の撓みを大きくしてボールの反発を上
げることによって、ボールを遠くに飛ばす事に着目した
開発が行われている。しかしながら、現状では、ヘッド
スピードの遅いゴルファーにとっては、この種のゴルフ
クラブヘッドはフェース面の変形が少なく、ボール初速
を上げる効果が少なく、また、ボールが上がらない為、
飛距離が延びないことがある。
なフェース面撓みを得ることができるようにするために
フェース部をさらに薄肉にすることも考えられるが、こ
のようなヘッドを有したゴルフクラブをヘッドスピード
の速いゴルファーが使用するとフェース部が塑性変形す
るおそれがある。
ーが使用しても、打ち出し角度が高くなり、その結果と
して飛距離を増大させることができ、しかも、ヘッドス
ピードの速いゴルファーが使用してもフェース部が塑性
変形することがないゴルフクラブヘッドを提供すること
を目的とする。
ッドは、フェース部、ソール部、サイド部、クラウン部
及びホゼル部を有する中空のゴルフクラブヘッドにおい
て、少なくとも一部が、金属と高弾性ファイバとが積層
された複合材料よりなることを特徴とするものである。
イバが好適である。
ては、この複合材料の金属を薄くしても、金属薄板が高
弾性ファイバで補強されるため塑性変形することがな
い。このため、ヘッドスピードの速いゴルファーでも十
分に使用することができる。そして、フェース部を構成
する複合材料の金属薄板をかなり薄くして撓み易くした
場合には、ヘッドスピードの遅い初心者や非力なプレー
ヤーが使用した場合でもボールの初速が大きくなると共
に、バックスピン量が増え、また打ち出し角も高くな
る。そして、これらの作用が重畳することにより、飛距
離が増大する。
材料にて構成することが好ましい。具体的には、フェー
ス部のみをこの複合材料にて構成してもよく、フェース
部及びクラウン部をこの複合材料にて一体に構成しても
よい。さらにフェース部に連なる他の部分も複合材料に
より一体に構成してもよいが、製造工程を簡易化するた
めには、フェース部又はフェース部とクラウン部とを複
合材料により一体に形成するのが好ましい。他の部分は
金属製とするのが好ましい。
間に高弾性ファイバのクロス又は高弾性ファイバで補強
された合成樹脂層を介在させたものが好ましい。
ッドに適用するのに好適である。このゴルフクラブヘッ
ドとしてはドライバーが例示される。ただし、本発明
は、フェアウェーウッドや、ウッド型に類似したユーテ
ィリティゴルフクラブヘッド等にも適用可能である。
について説明する。図1は実施の形態に係るゴルフクラ
ブヘッド1の斜視図、図2は図1のII−II線に沿う断面
図、図3は複合材料の構成を示す断面図である。
部2と、クラウン部3と、ソール部4と、トウ側サイド
部5a、ヒール側サイド部5c及びこれらのサイド部5
a,5cをつなぐように背部に配置されたバック側サイ
ド部5bと、ホゼル部6とを有する。この実施の形態で
は、このトウ側、バック側及びヒール側のサイド部と、
ソール部、クラウン部及びホゼル部とが一体に金属によ
り鋳造され、これに対して複合材料よりなるフェース部
2が連結されている。フェース部2以外の部分を構成す
る金属としては、チタン、チタン合金、ステンレス、ア
ルミニウム合金等が例示されるが、チタン合金が好適で
ある。
複数枚の金属薄板21間に高弾性ファイバ系素材22を
介在させたものである。
チタン、チタン合金、ステンレス等が例示されるが、チ
タン合金が好適である。金属薄板21をチタン合金製と
した場合、その厚さは0.1〜1mm特に0.2〜0.
8mmとりわけ0.3〜0.6mm程度が好ましい。な
お、チタン合金としては、縦弾性率が75〜130GP
a(75000〜130000N/m)程度のものが好
ましい。
枚が好ましい。なお、図3は金属薄板を3枚使用した例
である。
系素材の高弾性ファイバとしては、カーボンファイバが
好適である。
ァイバのクロス又は高弾性ファイバで補強された合成樹
脂(例えばCFRP(カーボンファイバ強化合成樹
脂))が好適である。
金属薄板21に対し接着剤によって接着されることが好
ましい。接着剤としてはエポキシ系、ウレタン系、アク
リル系、クロロプレン系接着剤などを用いることができ
る。特に、弾性を有する例えばウレタン系接着剤やクロ
ロプレン系接着剤の様なゴム系接着剤が好ましい。弾性
を有することで積層間の剥離が防止される。
一体化させるには、クロスと金属薄板との間に熱可塑性
合成樹脂シートを介在させ、加熱加圧して一体化(熱融
着)させてもよい。この熱可塑性合成樹脂としては、ナ
イロン等のポリアミドのほか、ウレタン等を用いること
ができる。
属薄板21とを積層する場合、未硬化の熱硬化型合成樹
脂材料を高弾性ファイバのクロスやUDシート(UDシ
ートとは繊維方向が一方向にそろったものをいう。)に
含浸させてなるプリプレグを金属薄板間に介在させ、積
層方向に加圧して加熱することにより一体化させて複合
材料とすることが望ましい。このプリプレグを構成する
熱硬化型合成樹脂としてはエポキシ樹脂、ビニルエステ
ル樹脂、ウレタン樹脂などを用いることができる。
弾性率が40〜100GPa特に50〜80GPaとり
わけ55〜70GPa程度であることが好ましい。
部分が金属にて一体に鋳造されており、この鋳造体の前
面部にはフェース部2より若干小さい開放口8が設けら
れている。鋳造体は、この開放口8の縁部を形成するフ
ランジ部9を備えている。複合材料よりなるフェース部
2は、この実施の形態ではビス10によって該フランジ
部9に固定されている。なお、ビス10はフェース部2
の表側からねじ込まれている。ビス10を十分にねじ込
んだ後、ねじの頭の一部を研削除去し、フェース部2の
前面と面一状とする。
1にあっては、フェース部2を構成する複合材料の金属
薄板21を十分に薄肉とすることにより、インパクト時
にフェース部2が撓み易いものとなる。
ーが使用しても、インパクト時にフェース部2が十分に
撓んで大きな反発が得られ、ボールの初速が大きくなる
と共に、バックスピン量が増え、また打ち出し角も高く
なる。これらの作用により、ヘッドスピードの遅いゴル
ファー(例えばヘッドスピードが約43m/sec以下
のゴルファー)が使用した場合でも大きな飛距離を得る
ことが可能となる。
材22と積層一体化され、高弾性ファイバによって補強
された構成となっているので、ヘッドスピードの速いゴ
ルファーが使用した場合でも、フェース部2が塑性変形
を起すことがない。
合材料にて構成しているが、フェース部2とクラウン部
3とを同様の複合材料にて一体に成形したものとし、フ
ェース部2及びクラウン部3以外を金属にて一体に鋳造
し、この鋳造物に対し複合材料よりなるフェース部2及
びクラウン部3をビス留め等により固着してもよい。
ェース部2あるいはフェース部2及びクラウン部3以外
は金属にて一体に鋳造するとしているが、これに限定さ
れるものではない。例えば、ソール部やサイド部は鍛造
により形成されてもよい。
と鍛造部品とを溶接等により固着したものであってもよ
い。金属部分に対しバランサ(重量の大きなピース)を
ねじ込み等により固着してもよい。
ドによると、ヘッドスピードが遅いゴルファーが使用し
ても、打ち出し角度が高くなり、飛距離を増大させるこ
とができる。しかも、ヘッドスピードが速いゴルファー
が使用しても、フェース部が塑性変形することがない。
である。
図、(b)図は複合材料の断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 フェース部、ソール部、サイド部、クラ
ウン部及びホゼル部を有する中空のゴルフクラブヘッド
において、 少なくとも一部が、金属と高弾性ファイバとが積層され
た複合材料よりなることを特徴とするゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項2】 請求項1において、前記高弾性ファイバ
はカーボンファイバであることを特徴とするゴルフクラ
ブヘッド。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記複合材料
は、複数の金属薄板の間に高弾性ファイバのクロスを介
在させたものであることを特徴とするゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、前記複合材料
は、複数の金属薄板の間に、高弾性ファイバで補強され
た合成樹脂層を介在させたものであることを特徴とする
ゴルフクラブヘッド。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、フェース部が前記複合材料よりなることを特徴とす
るゴルフクラブヘッド。 - 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、フェース部及びクラウン部が前記複合材料よりなる
ことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001305443A JP4019676B2 (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | ゴルフクラブヘッド |
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004358224A (ja) * | 2003-05-01 | 2004-12-24 | Acushnet Co | ボールの飛行および軌道を制御するために曲げ剛性に変動をもたせたゴルフクラブヘッド |
WO2005028037A1 (ja) * | 2003-09-22 | 2005-03-31 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ |
WO2005028039A1 (ja) * | 2003-09-22 | 2005-03-31 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブ |
US20140323237A1 (en) * | 2013-04-29 | 2014-10-30 | Cobra Golf Incorporated | Golf club head comprising multiple materials |
-
2001
- 2001-10-01 JP JP2001305443A patent/JP4019676B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US20140323237A1 (en) * | 2013-04-29 | 2014-10-30 | Cobra Golf Incorporated | Golf club head comprising multiple materials |
US9370697B2 (en) * | 2013-04-29 | 2016-06-21 | Cobra Golf Incorporated | Golf club head comprising multiple materials |
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---|---|
JP4019676B2 (ja) | 2007-12-12 |
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