JP2003102746A - 歯内治療用鑢 - Google Patents

歯内治療用鑢

Info

Publication number
JP2003102746A
JP2003102746A JP2002259076A JP2002259076A JP2003102746A JP 2003102746 A JP2003102746 A JP 2003102746A JP 2002259076 A JP2002259076 A JP 2002259076A JP 2002259076 A JP2002259076 A JP 2002259076A JP 2003102746 A JP2003102746 A JP 2003102746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
endodontic file
endodontic
root canal
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002259076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003102746A5 (ja
Inventor
Dan E Fischer
ダン・イー・フィッチャー
Bruce S Mclean
ブルース・エス・マクレーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ultradent Products Inc
Original Assignee
Ultradent Products Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ultradent Products Inc filed Critical Ultradent Products Inc
Publication of JP2003102746A publication Critical patent/JP2003102746A/ja
Publication of JP2003102746A5 publication Critical patent/JP2003102746A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/40Implements for surgical treatment of the roots or nerves of the teeth; Nerve needles; Methods or instruments for medication of the roots
    • A61C5/42Files for root canals; Handgrips or guiding means therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、全体として、歯内治療処置中に歯
根管の鮮創を行うための毛付き鑢を提供する。 【解決手段】毛付き鑢(70)は、周面(74)を持つ
シャンク(72)及び植毛等の方法で周面に取り付けら
れたファイバ(76)を含む。周面は少なくとも一つの
毛付き面セグメント(80)であって、該セグメントに
亘ってファイバが分散している毛付き面セグメントと、
歯根管の壁を研磨するか或いは掻き取るのに適した少な
くとも一つの研磨面セグメント(78)とを含む。ファ
イバは、様々な材料で形成でき、様々なテクスチャー、
デニール、長さ、及び可撓性を備えることができる。フ
ァイバは、不必要な再成形や歯根管からの象牙質の除去
を必要とせずに、凹所領域(40)及び副在管(50)
を含む歯根管構造の潜在的刺激物を、擦り取り、外す。
ファイバは、更に、外した屑組織片(90)を捕捉し、
歯根管から運び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療器具に関
する。詳細には、本発明は、歯内治療中に歯根管を鮮創
しクリーニングするのに使用される歯内治療用鑢に関す
る。更に詳細には、本発明は、歯科治療用充填物を受け
入れるための準備で、歯根管から歯髄、壊死組織、屑組
織片、及び他の潜在的刺激原を除去するのに使用される
歯内治療用毛付き(flocked)鑢に関する。
【0002】
【従来の技術】歯内治療学は、歯髄の感染症及び疾病を
取り扱う歯科学の分野である。歯の歯髄腔及び歯根管に
ある歯髄は、神経線維、及び歯の成長中及び発達中に栄
養を提供する血管を含む脈管組織でできている。折損し
た歯や深い窩洞のいずれかを通って細菌が歯髄に入り込
むと、歯髄が感染し、身体が歯髄を修復し治癒させるこ
とができない場合には死滅してしまう。歯髄は、更に、
歯に外傷が加わったり歯周病に罹患した場合にも感染症
を引き起こす。
【0003】歯髄がひどい感染症に罹患したりして損傷
した場合には、これを治癒させることはできず、疼痛を
軽減するため、及び感染症が他の歯に拡がらないように
するため、歯髄を除去する。歯髄は、抜歯又は歯内治療
処置を歯根管等に行うことのいずれかによって除去でき
る。
【0004】歯根管の処置中、歯内治療者は歯根管にア
クセスし、歯根管を鮮創し、壊死組織、歯髄、細菌、細
菌の副生物、及び他の屑組織片等の潜在的刺激原を除去
する。鮮創は、本質的には、潜在的刺激原を鑢等の歯内
治療器具で歯根管の側部から外した後、潜在的刺激原を
歯根管から灌注液でフラッシングすることによって行わ
れる。幾つかの灌注液は、歯根管を消毒するため、及び
残った屑組織片を溶解するため、抗菌性消毒剤及び/又
はキレート剤を含み、又はこれらと組み合わせて使用さ
れる。
【0005】閉鎖として周知の、歯根管処置の最終実行
工程は、グタペルカやアマルガム等の充填物で歯根管を
充填する工程、及び歯根管が将来汚染しないようにする
ためにこの充填物をシーラーセメントでシールする工程
を含む。
【0006】しかしながら、歯内治療処置を行うための
現存の方法及び装置の一つの問題点は、歯の解剖学的処
置では歯根管から潜在的刺激原を完全に除去することが
できないということである。詳細には、歯根管は不規則
な形状をしており、賦形面、凹所領域、及び副在管を含
む。歯根管が不規則な形状をしているため、現存の歯内
治療用鑢は、歯根管の全表面領域に届いてこれを擦り取
ることができず、生きている、疾病状態の、又は壊死し
た歯髄及び屑組織片の残る部分が手つかずとなる。
【0007】幾つかの現存の可撓性歯内治療用鑢は、歯
根管の周面の不規則な輪郭に従うことができる。しかし
ながら、これらの現存の可撓性鑢でも、歯根管の凹所領
域及び副在管に届いてこれらを完全に擦り取ることはで
きない。従って、歯根管の届き難い領域に対してアクセ
スを提供するためには、多くの場合、歯根管の壁を「再
成形」し、即ち鑢作用で削り取ることが必要とされる。
しかしながら、これは望ましくない。これは、歯根管を
過剰に薄くしてしまい、そのために鑢や灌注用カニュー
レ等の処置用器具が歯根管の壁を壊したり破ったりする
危険が大きくなり、患者に疼痛を与え、歯内治療処置を
更に難しくしてしまうためである。
【0008】再成形は、場合によっては、歯根尖領域に
アクセスするため、及び閉鎖中の液圧を最小にするた
め、歯根管の狭い通路を拡げるのに必要とされる。しか
しながら、鮮創を行うために単に凹所領域へのアクセス
を提供するため、歯根管の壁を不必要に鑢作用で削り取
ることは望ましくない。これは、過剰に薄くすることと
関連した危険が大きくなるからだけでなく、歯根管治療
の実施と関連した時間が長くなり、及び従って費用がか
かるからでもある。更に、歯根管の再成形後であって
も、現存の歯内治療用鑢は、場合によっては、凹所領域
及び副在管に適切に届いてこれらを擦り取ることができ
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、歯内治療処置
中に歯根管を鮮創するための改良歯内治療用鑢が当該技
術分野で現在必要とされている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、歯内治療処置
中に歯根管を鮮創するのに使用される改良歯内治療用鑢
に関する。本発明の改良歯内治療用鑢は、歯髄、壊死組
織、屑組織片、及び他の潜在的刺激原を、凹所領域及び
副在管を含む歯根管構造から、鮮創し除去するための毛
付き鑢を含む。
【0011】本発明の毛付き鑢の各々は、周面を持つシ
ャンク及び植毛又は他の方法で周面に取り付けられたフ
ァイバを含む。一つの好ましい実施例によれば、周面
は、歯根管の壁を研磨する即ち鑢で削り取るのに適した
縁部を持つ少なくとも一つの研磨面セグメント、及び表
面上に多数のファイバが分散された少なくとも一つの毛
付き面セグメントを含む。
【0012】研磨面の縁部は、任意の適当な方法、例え
ば周面を機械加工することによって、シャンクを捩じる
ことによって、又はダイヤモンド、セラミック、及び金
属粒子等の研磨性材料を周面に付着させることによって
といった方法で形成できる。研磨面の縁部を歯根管の壁
に当てて掻き取り作用を加えると、壁上の潜在的刺激原
が外れる。研磨面によって十分な掻き取り作用を加える
ことにより、歯根管の壁を再成形し即ち鑢作用で削り取
ることもできる。
【0013】毛付き鑢の毛付き面セグメントは多数のフ
ァイバを含み、これらのファイバは、歯根管表面を擦り
且つ研磨する上でも有用である。毛付き面セグメント
は、研磨面セグメントとは別であってもよいし研磨面セ
グメントと重なっていてもよく、単一の連続した毛付き
面セグメントであってもよいし多数の別々の毛付き面セ
グメントであってもよい。
【0014】毛付き面セグメント上に配置されたファイ
バは歯根管の鮮創を補助し、歯根管の不必要な再成形及
び歯根管からの象牙質の除去を必要とせずに、凹所領域
及び副在管等の届き難い領域に届いてこれらの領域を擦
り取る上で特に有用である。ファイバは、様々なプラス
チック、金属、又はこれらの任意の組み合わせからなる
ようにしてもよい。適当なプラスチックには、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ナイロン、及びポリエステルが
含まれるがこれらの材料に限定されない。適当な金属に
は、タングステン及びチタンが含まれるがこれらの材料
に限定されない。
【0015】ファイバは、長さが均等であっても変化し
てもよく、好ましい長さは約0.3mm乃至約3mmの
範囲内にあり、更に好ましくは約0.7mm乃至約1.
5mmの範囲内にある。ファイバの直径もまた変化して
もよく、好ましくは約1デニール(0.11テックス)
乃至約15デニール(1.7テックス)の範囲内にあ
り、更に好ましくは約1.5デニール(0.17テック
ス)乃至約10デニール(1.1テックス)の範囲内に
ある。ファイバの長さ及び直径、並びにファイバのテク
スチャー、可撓性、及び分布密度は、様々な必要及び好
みに応じて変化させることができるということは理解さ
れよう。
【0016】ファイバは、静電植毛、射出成形、及び溶
接等の任意の適当なプロセスによって毛付き面セグメン
トに取り付けることができる。一つの好ましい実施例で
は、ファイバを毛付き鑢セグメント上に静電気で植毛
し、接着剤で固定する。接着剤は、好ましい実施例で
は、ポリウレタンや可撓性アクリル接着剤等の可撓性で
不溶性の接着剤である。ファイバが硬い、即ち剛性であ
る場合には可撓性接着剤が特に有用である。これは、フ
ァイバをそれらの取り付け箇所で曲がるようにすること
ができるためである。しかしながら、エポキシやシリコ
ーン等の他の接着剤を使用することもできるということ
は理解されるべきである。
【0017】幾つかの実施例では、本発明の毛付き鑢は
ハンドル及びチップを更に含む。チップは、掻き取り又
は切断を行うように形成されていてもよく、又は別の態
様ではチップは先が尖っていないのがよい。ハンドル
は、毛付き鑢を歯根管内で操作し動かすのに使用され
る。
【0018】毛付き鑢を歯根管内で回転し、又は上下に
移動するとき、ファイバブラシが歯根管内の歯髄、壊死
組織、屑組織片、及び他の潜在的刺激原に押し付けられ
てこれを外す。歯根管の不必要な再成形を必要とせず
に、毛付き鑢のファイバは、凹所領域及び副在管内の潜
在的刺激原を、現存の従来技術の歯内治療用鑢よりも効
果的に外すことができる。ファイバは、更に、外した屑
組織片を歯根管から運び出す上で、溶接を均等に分配す
る上で、及び捕捉されたエアポケットを壊すことによっ
て液圧を減少する上で、有用である。
【0019】本発明の一つの変形例では、周面は、研磨
面セグメントを備えていない。というよりはむしろ、こ
の変形例によれば、ファイバは、歯根管内の歯髄、壊死
組織、屑組織片、及び他の潜在的刺激原を掻き取り、外
す上で大きな有用性を提供する。このような実施例では
剛性ファイバが好ましい。しかしながら、毛付き鑢は、
剛性ファイバ及び可撓性ファイバの任意の組み合わせを
含んでもよいということは理解されるべきである。
【0020】本発明の毛付き鑢は、少なくとも、歯根管
の不必要な再成形を必要とせずに及び歯根管を過剰に薄
くすることなく、現存の鑢よりも効果的に歯根管内の潜
在的刺激原に届いてこれを掻き取り、外すための手段を
提供するための、従来技術を越える改良であるというこ
とは当業者には理解されよう。更に、本発明の毛付き鑢
は、少なくとも、歯根管から外された屑組織片の除去を
補助するファイバを提供するための、従来技術を越える
改良である。
【0021】本発明の毛付き鑢のこれらの及び他の有利
性、特徴、及び利点は、以下の説明及び特許請求の範囲
から更に完全に明らかになるであろう。又は本発明を以
下に説明するように実施することによって学習できる。
【0022】上述の特徴及び利点を含む本発明を、添付
図面に示す特定の実施例を参照して以下に更に詳細に説
明する。添付図面は単なる例示の実施例を示すものであ
るので、これらの図面は本発明の範囲を限定しようとす
るものであると解釈されるべきではない。このように、
本発明を添付図面を参照して以下に更に詳細に記述し説
明する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、歯内治療処置中に歯根
管を鮮創するのに使用される改良歯内治療鑢に関する。
更に詳細には、本発明は、歯内治療処置中に歯髄、屑組
織片、及び他の潜在的刺激原を歯根管から除去するため
の毛付き鑢に関する。
【0024】図1は、現存の従来技術の鑢12を歯10
の歯根管14aに挿入した状態の、歯10の側断面図を
示す。図示されるように、歯10は歯冠16及び二つの
歯根14a及び14bを含む。歯冠16はエナメル質で
形成されており、全体が口中に露呈されている。歯根1
8a及び18bは露呈されておらず、歯肉(例えば歯肉
組織)に埋め込まれている。歯10は、また、歯髄腔2
0及び二つの歯根管14a及び14bを含む。歯根管1
4a及び14bの各々は、歯髄腔20から歯根尖22a
及び22bまで延びており、歯根尖のところで歯根管1
4a及び14bが下顎管(図示せず)に続く。歯10
は、エナメル質の歯冠16を支持する骨様物質である象
牙質24を更に含む。歯10は二つの歯根及び二つの歯
根管を持つものとして示してあるが、歯は単一の歯根及
び単一の対応する歯根管を持つものであってもよいとい
うことは理解されるべきである。
【0025】歯髄腔20及び歯根管14a及び14bの
各々は、代表的には歯髄26で満たされている。しかし
ながら、図1では、以下に説明する歯内治療処置の部分
として歯髄26の大部分が除去してある。歯髄は、一般
的には、神経線維と、歯10の成長及び発達中に歯に栄
養を提供する上で重要な血管とを含む脈管組織でできて
いる。細菌が歯髄26に侵入すると、歯髄26が感染
し、身体が歯髄26を修復して治癒できない限り、壊死
してしまう。歯髄26は、ひどく感染した場合やその他
の原因で損傷した場合には治癒できず、歯髄26を除去
することが必要となる。歯髄26を除去するための一つ
の方法は、一般的に歯根管処置として周知の歯内治療処
置を行うことである。
【0026】歯根管14a等に歯根管処置を施すに当
り、歯内治療者は、歯髄腔20及び感染した歯根管14
aにアクセスするために象牙質24に穴30を開ける。
歯内治療者は、次いで、鑢12等の歯内治療器具を使用
し、歯髄及び他の潜在的刺激原を歯根管18から除去す
る、即ちクリーニングする。しかしながら、現存の鑢の
一つの問題点は、歯根管14aから潜在的刺激原を適切
に鮮創できないということである。詳細には、歯根管1
4aには、多数の凹所領域40及び歯根管14aから延
びる副在管50がある。これらの届き難い領域の各々に
は、除去する必要がある歯髄、壊死組織、及び他の潜在
的刺激原が入っているが、現存の鑢では届くことができ
ない。従って、歯根管18を鑢でクリーニングした後で
も、歯根管14aの内側に潜在的刺激原が残ってしま
う。従って、凹所領域40及び副在管50にアクセスす
るために歯根管14aを再成形したり拡げたりすること
が必要となる場合がある。しかしながら、再成形を行う
場合には、歯根18aの壁を薄くし過ぎてしまい、これ
によって、歯根18aを包囲するセメント質のシール6
0を歯内治療器具が穿刺する可能性が高くなり、これに
より患者に疼痛を与えたり歯内治療処置を更に複雑にし
てしまうという危険がある。更に、再成形後であって
も、歯根管14aの幾つかの届き難い領域は届き難いま
まである。
【0027】本発明の毛付き鑢は、歯根管14aの不必
要な再成形や過度に薄くすることを必要とせずに、凹所
領域40及び副在管50に届いてこれらを従来技術の鑢
を用いて現在行うことができるよりも更に効果的に鮮創
できる毛付き繊維を提供することにより、歯根管14a
の再成形と関連した危険を最少にする。
【0028】図2は、本発明の毛付き鑢70の一実施例
を示す。図示のように、毛付き鑢70は、周面74を含
むシャンク72とこの周面74に植毛又は他の方法で取
り付けられた多数のファイバ76とを有する。周面74
は、歯根管の壁を擦り取るか或いは掻き取るのに適した
縁部を持つ少なくとも一つの研磨面セグメント78、及
び多数のファイバ76が全体に亘って配置された少なく
とも一つの毛付き面セグメント80を含む。研磨面セグ
メント78の縁部を歯根管の壁に擦り付けると、歯根管
の壁上の潜在的刺激原が緩くなり及び/又は外れ、その
ため、これらを灌注により除去でき、又は多数のファイ
バ76上に運び去ることができる。研磨面セグメント7
8は、更に、必要な場合に歯根管を再成形するのに使用
される。例えば、研磨面セグメント78の縁部によって
十分に掻き取ることにより、歯根管の壁を鑢作用で所望
形状まで削り取ることができる。
【0029】一つの実施例によれば、研磨面セグメント
78の縁部は、機械加工又は鍛造によって溝を作ること
により周面74に形成される。しかしながら、縁部は、
他の適当なプロセスによって形成することもできる。例
えば、研磨面セグメントの縁部は、矩形ブランク又は三
角形ブランク等の角を持つブランクを、縁部が歯根管の
表面を掻き取るのに適した所望形体に捩じれるまで捩じ
ることによっても形成できる。図3に示す毛付き鑢は、
矩形ブランク82を捩じることによって研磨面セグメン
ト78の縁部を形成したこのような実施例を示す。
【0030】図4に示す別の実施例では、周面74の研
磨面セグメント78の縁部は、研磨面セグメント78に
付着された研磨材の縁部を含む。適当な研磨材には、ダ
イヤモンド、セラミック、及び金属粒子及び粉体が含ま
れるが、これらの材料に限定されない。研磨材は、エポ
キシ等の任意の適当な接着剤によって、又は溶接等の任
意の適当なプロセスによって研磨面セグメント78に固
定できる。
【0031】図2、図3、及び図4に示すように、本発
明の毛付き鑢は多数のファイバ76が上側に亘って配置
された毛付き鑢セグメント80を含む。多数のファイバ
76は、研磨面セグメント78が届かない凹所領域及び
副在管等の歯根管の届き難い領域をブラッシングし擦り
取る上で特に有用である。ファイバ76は、灌注液等の
溶液を歯根管に加える上でも有用である。詳細には、フ
ァイバ76は、溶液を歯根管の表面上にブラシ作用で擦
り付けることができると同時に、気泡及びエアポケット
が形成されないようにする。これにより、溶液が歯根管
に導入されたときに発生する液圧を最小にすると同時
に、歯根管の全表面領域に亘って溶液を均等に分配でき
るということは理解されよう。幾つかの灌注液は、歯根
管を消毒するため、及び残留屑組織片を溶解するため、
次亜塩素酸ナトリウムを含む配合物等の抗菌性消毒剤及
び/又はキレート剤を含み、又はこれらと組み合わせて
使用されるということは理解されよう。
【0032】ファイバ76は、様々なプラスチック、金
属、又はこれらの任意の組み合わせでできていてもよ
い。適当なプラスチックには、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ナイロン、及びポリエステルが含まれるがこれ
らに限定されない。適当な金属には、タングステン及び
チタンが含まれるがこれらに限定されない。ファイバ7
6は、様々な切断長さを備えていてもよく、これは均等
であっても変化してもよい。一つの好ましい実施例によ
れば、ファイバ76の切断長は、約0.3mm乃至約3
mmの範囲内にあり、更に好ましくは約0.7mm乃至
約1.5mmの範囲内にある。ファイバ76の直径もま
た変化してもよく、好ましくは約1デニール(0.11
テックス)乃至約15デニール(1.7テックス)であ
り、更に好ましくは約1.5デニール(0.17テック
ス)乃至約10デニール(1.1テックス)である。毛
付き面セグメント80に設けられたファイバ76のテク
スチャー、可撓性、及び分布密度もまた、様々な必要及
び好みに合わせて変化させることができる。
【0033】ファイバ76は、静電植毛、射出成形、及
び溶接等の任意の適当なプロセスによって毛付き面セグ
メント80に取り付けることができる。一つの好ましい
実施例では、ファイバは、毛付き鑢セグメント80に静
電気によって植毛され、接着剤によって固定される。好
ましい実施例の接着剤は、ポリウレタン又は可撓性アク
リル接着剤等の可撓性で水溶性の接着剤である。可撓性
接着剤は、ファイバが剛性である場合に特に有用であ
る。これは、これにより、ファイバを取り付け箇所で曲
げることができるためである。しかしながら、エポキシ
やシリコーン等の他の接着剤を使用してもよく、接着剤
は様々な必要及び好みに合わせて様々な物理的性質を備
えているということは理解されるべきである。
【0034】図3に示すように、本発明の毛付き鑢はハ
ンドル84及びチップ86を更に含む。チップ86は、
掻き取り又は切断を行うように形成されていてもよく、
又は別の態様では、チップ86は図示のように先が丸く
なっていてもよい。ハンドル84は、毛付き鑢70を歯
根管内で操作し及び移動するのに使用される。ハンドル
84が含まれる場合には、「歯内治療器具の作用長さを
徐々に調節するためのシステム」という標題の米国特許
出願第09/425,849号、及び「徐々に調節でき
る歯内治療器具」という標題の米国特許出願第09/4
25,857号に開示されたハンドピース等の、毛付き
鑢70の移動を容易にするハンドピースを使用するのが
望ましい。上記出願は、両方とも、1999年10月2
2日に出願されたものであり、これらの特許出願に触れ
たことにより、これらの特許出願に開示されている内容
は本明細書中に組入れたものとする。しかしながら、本
発明の毛付き鑢は、図2に示すように、必ずしもハンド
ルを備えていなくてもよい。ハンドルなしでも、シャン
ク72を指、プライヤー、又は他の工具で保持すること
によって、毛付き鑢70を歯根管内で操作し移動するこ
とができる。
【0035】図4に示すように、本発明の毛付き鑢は、
歯冠に当接して毛付き鑢70のチップが歯根管に入り込
み過ぎないようにする、一度に歯根管の所定部分だけに
作用を及ぼすための、ストップ88を更に含んでもよ
い。2000年3月27日に出願された「ストップを使
用する器具を用いた歯根管の解剖学的切断及び歯冠−歯
根尖漸次形成術用の歯内治療システム及び方法」という
標題の米国特許出願第09/536,821号には、本
発明の教示と組み合わせることができる、ストップを持
つ様々な他の歯内治療鑢が記載されている。同特許出願
に触れたことにより、その特許出願に開示されている内
容は本明細書中に組入れたものとする。
【0036】図5は、本発明の毛付き鑢の別の実施例を
示す。この実施例では、毛付き鑢70は、多数の毛付き
面セグメント80及び多数の研磨面セグメント78を含
む。この実施例は、歯根管の多数の領域にブラッシング
作用及び擦り取り作用を同時に加えるのに特に適してお
り、図6に示し且つ図6を参照して説明するように、外
れた屑組織片を捕捉するための領域を毛付き鑢70に沿
って提供する。
【0037】図6は、歯根管14内に挿入した図5の毛
付き鑢70を示す。図示のように、毛付き鑢70は多数
の毛付き面セグメント80及び多数の研磨面セグメント
78を含む。研磨面セグメント78は、これらが歯根管
の表面に対して操作されたときに歯根管14の大部分を
擦り取る。しかしながら研磨面セグメント78は、凹所
領域40及び副在管50内に配置された歯髄及び他の潜
在的刺激原に届かず、擦り取ることができない。これ
は、現存の鑢が直面しているのと同じ問題点であるとい
うことは理解されよう。この問題点を解決するため、本
発明の毛付き鑢は、たとえ凹所領域40内であっても、
図6に示すように歯根管14の表面に届いてこれを擦り
取ることができるファイバ76を提供する。
【0038】ファイバ76は、更に、毛付き面セグメン
ト80を歯根管14の表面に対して操作したときに副在
管50内に延びることができる。従って、本発明の毛付
き鑢は、毛付き鑢を歯根管内で回転し上下に移動するこ
とによって、現存の歯内治療用鑢で可能であるよりも効
率的に、歯根管14の不必要な再成形を必要とせずに及
び過剰に薄くすることなく、歯根管14から潜在的刺激
原を除去できる。しかしながら、歯根管の再成形が必要
である場合には、本発明の毛付き鑢70を歯根管の表面
にしっかりと押し付けることができる。これによりファ
イバ76が曲がり研磨面78の縁部で歯根管14の表面
を掻き取り、再成形できる。
【0039】本発明の別の利点は、歯根管からの潜在的
刺激原の除去を容易にするということである。詳細に
は、研磨面セグメント78の輪郭はファイバ76に関し
凹所をなしており、取り除かれた屑組織片90を受け入
れるのに適しており、その結果、屑組織片を歯根管14
からファイバ76によって掻き出すことができる。ファ
イバ76は、更に、屑組織片90を歯根管14から引き
出されるまでファイバ76間に捕捉して保持することに
よって屑組織片90の除去を容易にする。
【0040】本発明の毛付き鑢の更に別の利点は、ファ
イバ76が毛付き鑢を歯根管14の中央に向かって押圧
することである。これは、出っ張り形成即ち「レッジ形
成」の危険を最少にするためである。レッジ形成は、施
術者が歯内治療器具を歯根管14の歯根尖22まで挿入
しようと試み、歯内治療器具のチップが歯根管14の側
壁に当たって早期に停止したときに起こる。器具に及ぼ
された下方への圧力によりチップが歯根管の側部に食い
込み、レッジを形成するのである。このようなレッジ
は、迂回するのが困難であり、レッジが歯根尖22と非
常に近いところで生じると、レッジは、歯根尖22に達
したという誤った印象を施術者に与えてしまう。
【0041】次に図7を参照すると、この図には本発明
の一つの変形例が示してある。この実施例では、周面7
4は研磨面セグメントを含まない。というよりはむし
ろ、変形例によれば、周面74は、歯根管内の歯髄、壊
死組織、屑組織片、及び潜在的刺激原を掻き取り、外す
上での全有用性を単独で提供するのに十分研磨性である
ように形成されたファイバ76を持つ毛付き鑢セグメン
ト80だけを含むのである。このような実施例では、剛
性ファイバが好ましい。しかしながら、毛付き鑢70は
剛性ファイバ及び可撓性ファイバの任意の組み合わせ7
6を含んでもよいということは理解されるべきである。
【0042】図8は、図7の毛付き鑢の一つの実施例を
示す。図示のように、ファイバ76が毛付き鑢セグメン
ト80全体に亘って分配されており、毛付き鑢70が歯
根管14に挿入してある。この実施例によれば、毛付き
鑢70のファイバ76は、チタン等の金属でできた非常
に短い剛性ファイバと、それより長く且つ更に可撓性
の、ナイロン等のプラスチックでできたファイバとの両
方を含む。
【0043】短く剛性のファイバは、歯根管14の届き
易い領域を掻き取り且つ鮮創するための適当な研磨性を
提供し、必要な場合には、歯根管14の表面を再成形し
鑢作用で削り取るのにも使用できる。幾つかの場合に
は、短く剛性のファイバは、歯根管14の凹凸内及びそ
の周囲を移動できるように、幾分可撓性であるのが望ま
しい。このような場合には、短く剛性のファイバは、短
く剛性のファイバをそれらの取り付け箇所のところでフ
ァイバの研磨性を損なうことなく曲げることができるよ
うにする可撓性接着剤で毛付き鑢70に取り付けられ
る。更に長く且つ更に可撓性のファイバは、副在管50
等の歯根管の届き難い領域に届いてこれらの領域を擦り
取るのに十分長く且つ可撓性である。
【0044】従って、本発明の毛付き鑢は、歯根管の不
必要な再成形や歯根管を過剰に薄くすることを必要とせ
ずに、歯根管に届いてこれを研磨し、潜在的刺激原を除
去するための従来技術の改良であるということは当業者
には理解されよう。更に、本発明の毛付き鑢は、捕捉さ
れたエアポケットにより発生する液圧を最少にしながら
レッジ形成の危険を最少にし且つ歯根管への溶液の適用
を容易にする上で、有利である。
【0045】本発明の毛付き鑢の様々な実施例に関して
特定の詳細を提供したけれども、本発明は、その精神及
び要旨から逸脱することなく、他の形態で実施できると
いうことは理解されるべきである。例えば、本発明の毛
付き鑢上に配置されたファイバは、様々な組成、長さ、
テクスチャー、可撓性、直径、及び密度分布を備えてい
るということは理解されるべきである。更に、ファイバ
は、任意の所望の形体で、均等に、不均等に、又はパタ
ーンなして毛付き鑢に配置できる。研磨面セグメント及
び毛付き面セグメントもまた、任意の所望の形体に形成
できる。例えば、図3に示すように、毛付き面セグメン
ト80は、研磨面セグメント78と重なっていてもよ
い。更に、研磨面セグメントも毛付き面セグメントも備
えていない周面部分が設けられていてもよい。
【0046】従って、適正に理解されるように、特定の
実施例の上記説明は単なる例示であって限定を行おうと
するものではない。従って、本発明の範囲は添付の特許
請求の範囲に示してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の鑢を歯の歯根管に挿入した状態の、
歯の側断面図である。
【図2】円筒形シャンク、及び、多数のファイバが表面
上に配置された毛付き面セグメント及びシャンクを機械
加工することによって形成された研磨面セグメントを含
む周面を持つ本発明の毛付き鑢の一実施例を示す図であ
る。
【図3】角を持つシャンク、ハンドル、及び、多数のフ
ァイバが表面上に配置された毛付き面セグメント及びシ
ャンクを捩じることによって形成された研磨面セグメン
トを含む周面を持つ本発明の毛付き鑢の一実施例を示す
図である。
【図4】円筒形シャンク、ハンドル、ストップ、及び、
多数のファイバが表面上に配置された毛付き面セグメン
ト及び研磨材を表面上に付着することによって形成され
た研磨面セグメントを含む周面を持つ本発明の毛付き鑢
の一実施例を示す図である。
【図5】円筒形シャンク、ハンドル、ストップ、及び、
多数のファイバが表面上に配置された多数の毛付き面セ
グメント及びこれらの多数の毛付き面セグメントを離間
する多数の研磨面セグメントを含む周面を持つ本発明の
毛付き鑢の一実施例を示す図である。
【図6】図5の毛付き鑢を歯の歯根管に挿入した状態
の、歯の側断面図である。
【図7】シャンク、ハンドル、チップ、及び、実質的に
チップからハンドルまで延びる、多数のファイバが表面
上に配置された毛付き面セグメントを含む周面を持つ本
発明の毛付き鑢の一実施例を示す図である。
【図8】図7の毛付き鑢を歯の歯根管に挿入した状態
の、歯の側断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダン・イー・フィッチャー アメリカ合衆国ユタ州84093,サンディー, サウス・ディンプル・デル・ロード 10444 (72)発明者 ブルース・エス・マクレーン アメリカ合衆国ユタ州84094,サンディー, サウス・ミルリッジ・ロード 12091 Fターム(参考) 3B202 AA04 AB30 BA30 EA01 EA04 EG03 4C052 AA16 AA17 BB14 DD01 DD08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯内治療用鑢において、 基端及び反対側の先端を持つシャンク、及び前記基端か
    ら前記先端まで延びる周面を含み、この周面は、 縁部が掻き取り用に形成された少なくとも一つの研磨面
    セグメント、及び多数のファイバが表面上に配置された
    少なくとも一つの毛付き面セグメントを有する、歯内治
    療用鑢。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記多数のファイバは、ナイロン、ポリエステル、
    ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル樹脂、タング
    ステン、及びチタンのうちの少なくとも一つでできてい
    る、歯内治療用鑢。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記多数のファイバは、前記周面に水溶性接着剤で
    取り付けられている、歯内治療用鑢。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記多数のファイバは、前記周面に静電植毛で取り
    付けられている、歯内治療用鑢。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記少なくとも一つの毛付き面セグメントは、少な
    くとも一つの研磨面セグメントの少なくとも一部と重な
    っている、歯内治療用鑢。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記少なくとも一つの研磨面セグメントは、掻き取
    り用に形成された少なくとも一つの縁部を有する、歯内
    治療用鑢。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記シャンクは、角を持つシャンクであり、このシ
    ャンクを捩じることによって少なくとも一つの縁部が形
    成される、歯内治療用鑢。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記少なくとも一つの縁部は、周面を機械加工する
    ことによって形成される、歯内治療用鑢。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記少なくとも一つの縁部は、前記周面上に付着さ
    せた研磨性材料の縁部を含む、歯内治療用鑢。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記鑢は、前記基端に固定的に取り付けられたハン
    ドルを更に有する、歯内治療用鑢。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の歯内治療用鑢にお
    いて、前記鑢は、前記先端に配置されたチップを更に有
    し、前記毛付き面セグメントは前記チップと近接して配
    置されている、歯内治療用鑢。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記少なくとも一つの毛付き面セグメントは少なく
    とも一つの研磨面セグメントの少なくとも一部と重な
    る、歯内治療用鑢。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の歯内治療用鑢におい
    て、前記鑢は多数の毛付き面セグメントを含み、これら
    の多数の毛付き面セグメントは、少なくとも一つの研磨
    面セグメントの部分によって各々離間されている、歯内
    治療用鑢。
  14. 【請求項14】 歯内治療用鑢において、 基端及び反対側の先端を持ち、前記基端から前記先端ま
    でテーパした可撓性シャンク、 前記基端から前記先端まで延びる周面、 前記周面上に配置された少なくとも一つの毛付き面セグ
    メント、及び前記少なくとも一つの毛付き面セグメント
    上に配置されたファイバであって、剛性ファイバ及びこ
    れらの剛性ファイバよりも長い可撓性ファイバを含む、
    ファイバを含む、歯内治療用鑢。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の歯内治療用鑢にお
    いて、前記ファイバは、ナイロン、ポリエステル、ポリ
    プロピレン、ポリエチレン、アクリル樹脂、タングステ
    ン及びチタンのうちの少なくとも一つでできている、歯
    内治療用鑢。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の歯内治療用鑢にお
    いて、前記ファイバの長さは、約0.3mm乃至約3m
    mの範囲内にある、歯内治療用鑢。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の歯内治療用鑢にお
    いて、前記毛付き面セグメントは全周面を覆っている、
    歯内治療用鑢。
  18. 【請求項18】 歯内治療用鑢において、 基端及び反対側の先端を持つ可撓性シャンク、及び前記
    基端から前記先端まで延びる周面を含み、この周面は、 縁部が掻き取り用に形成された少なくとも一つの研磨面
    セグメント、及び多数のファイバが各々の表面上に配置
    された多数の毛付き面セグメントを有する、歯内治療用
    鑢。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の歯内治療用鑢にお
    いて、前記多数の毛付き面セグメントのうちの少なくと
    も一つが、少なくとも一つの研磨面セグメントの少なく
    とも一部と重なる、歯内治療用鑢。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の歯内治療用鑢にお
    いて、前記多数のファイバは、ナイロン、ポリエステ
    ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル樹脂、タ
    ングステン及びチタンのうちの少なくとも一つでできて
    いる、歯内治療用鑢。
JP2002259076A 2001-09-04 2002-09-04 歯内治療用鑢 Pending JP2003102746A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/946128 2001-09-04
US09/946,128 US6638067B2 (en) 2001-09-04 2001-09-04 Flocked endodontic files and other flocked devices

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003102746A true JP2003102746A (ja) 2003-04-08
JP2003102746A5 JP2003102746A5 (ja) 2005-11-04

Family

ID=25483993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002259076A Pending JP2003102746A (ja) 2001-09-04 2002-09-04 歯内治療用鑢

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6638067B2 (ja)
JP (1) JP2003102746A (ja)
CA (1) CA2399359A1 (ja)
DE (1) DE10239870A1 (ja)
GB (1) GB2380943B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110169A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Sun Medical Co Ltd 歯間ブラシ
JP2007518513A (ja) * 2004-01-26 2007-07-12 レデント−ノバ リミテッド 自己調整器具

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6964603B2 (en) * 2002-03-21 2005-11-15 Ultradent Products, Inc. Fiber flocked dental polishing tips
US7198623B2 (en) * 2003-01-10 2007-04-03 Ultradent Products, Inc. Fiber-coated dental infusor systems and methods of use
ITMI20030643A1 (it) 2003-04-01 2004-10-02 Copan Innovation Ltd Tampone per il prelievo di campioni biologici
US6981869B2 (en) * 2003-04-22 2006-01-03 Ruddle Clifford J Injection molded endodontic brush
US20080213720A1 (en) * 2003-05-13 2008-09-04 Ultradent Products, Inc. Endodontic instruments manufactured using chemical milling
EP1670408A4 (en) * 2003-09-05 2009-07-15 L Stephen Buchanan IMPROVED SHUTTERS
US20050112525A1 (en) * 2003-10-02 2005-05-26 Mcpherson Roger Dental apparatus with ozone irrigation system
US20050136375A1 (en) * 2003-12-20 2005-06-23 Sicurelli Robert J.Jr. Method and apparatus to remove macro and micro debris from a root canal
US20060008766A1 (en) * 2004-07-09 2006-01-12 Fischer Dan E Dental instruments made from super-elastic alloys
US7806125B2 (en) * 2004-08-17 2010-10-05 Allan Coopersmith Inter dental tooth cleaner and delivery device
US20060127843A1 (en) * 2004-12-15 2006-06-15 Discus Dental Impressions, Inc. Endodontic instruments
US20060234182A1 (en) * 2005-04-13 2006-10-19 Ruddle Clifford J Apparatus for cleaning a root canal system
US8235719B2 (en) * 2005-04-13 2012-08-07 Endo Inventions, Llc Apparatus for cleaning a root canal system
US8388345B2 (en) * 2005-04-13 2013-03-05 Clifford J. Ruddle Method for cleaning a root canal system
DE102005034010A1 (de) * 2005-07-18 2007-01-25 Coltène/Whaledent GmbH + Co. KG Wurzelkanalinstrument mit abrasiver Beschichtung und Verfahren zur Herstellung desselben
EP1844727A1 (en) * 2006-04-12 2007-10-17 3M Innovative Properties Company Dental instrument for removing solely unremineralisable carious dentin
DE202007000793U1 (de) * 2007-01-18 2008-05-21 Maslanka, Herbert Reinigungsdocht für einen Instrumentenkanal eines medizinischen Instruments
SE532467C2 (sv) * 2007-12-27 2010-01-26 Numat As Implantatrengöringsverktyg för rengöring av ett metalliskt implantat
DE102008062906A1 (de) * 2008-12-23 2010-06-24 Saltigo Gmbh Verfahren zur Herstellung von Benzomorpholinderivaten durch Hydrierung von o-Nitrophenoxycarbonylverbindungen
US9248009B2 (en) 2009-06-03 2016-02-02 Straumann Holding Ag Medical cleaning kit
SE535050C2 (sv) * 2010-06-03 2012-03-27 Tigran Technologies Ab Publ Rengöringsanordning
US9226802B2 (en) 2012-01-02 2016-01-05 Ryan J. McCafferty Polymeric instrument for cleaning canals in endodontic procedures
NZ706407A (en) 2012-10-02 2017-07-28 Allan Coopersmith Dental device
WO2014118090A1 (en) * 2013-01-30 2014-08-07 Straumann Holding Periodontal disease treatment
USD756125S1 (en) * 2015-03-20 2016-05-17 Welter's Co., Ltd. Toothpick brush
US20170143450A1 (en) * 2015-11-19 2017-05-25 Naji B. Dabar Endodontic instruments and root canal treatment methods
US10543060B2 (en) 2015-12-03 2020-01-28 Ormco Corporation Fluted endodontic file
EP3266406B1 (de) * 2016-07-04 2020-03-04 Coltène/Whaledent AG Dentalinstrument
USD837376S1 (en) 2016-12-15 2019-01-01 Moji Bagheri Endodontic tool
WO2018152472A1 (en) 2017-02-17 2018-08-23 Porex Corporation Liquid applicator and device
US10130443B1 (en) 2017-05-18 2018-11-20 Moji Bagheri Endodontic hand file and methods for attachment
USD842474S1 (en) 2017-10-20 2019-03-05 Ormco Corporation Endodontic file
DE102018205160A1 (de) * 2018-01-12 2019-07-18 Ursapharm Arzneimittel Gmbh Nahrungsergänzungsmittel, Verwendungen hiervon, Verfahren zur Nahrungsergänzung sowie Mundspray
USD1005488S1 (en) * 2020-05-22 2023-11-21 Dental Innovations, LLC Tooth repair device

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US717594A (en) * 1902-02-15 1903-01-06 William J Miles Jr Dental broach.
CH681596A5 (ja) 1990-09-03 1993-04-30 Ulrich P Prof Dr Saxer
US5236358A (en) 1992-04-27 1993-08-17 Sieffert William J Dental ultrasonic calculus removal apparatus and method
GB9218463D0 (en) * 1992-08-29 1992-10-14 Emhart Inc Rivet setting tool
US5378149A (en) 1993-08-30 1995-01-03 Stropko; John J. Fluid dispensing assembly and adapter means therefor
SE9403459L (sv) 1994-10-12 1995-11-27 Leif Einar Stern Tandpetare och förfarande för framställning av denna
ATE203882T1 (de) 1995-02-17 2001-08-15 Trisa Buerstenfabrik Ag Munddusche mit einem bügelförmigen düsenhalter
US6431863B1 (en) * 1995-05-30 2002-08-13 Rohit Chaman Lal Sachdeva Endodontic instruments having improved physical properties
ES2184958T3 (es) 1996-01-18 2003-04-16 John Stephen Griffiths Dispositivo para la limpieza bucal.
US5816804A (en) 1996-01-19 1998-10-06 Ultradent Products, Inc. Fiber-ended open orifice delivery tip
WO1997038644A1 (fr) 1996-04-12 1997-10-23 Hakusui Trading Co., Ltd. Support d'apex dentaire et apex dentaire l'utilisant
US6012921A (en) * 1996-06-06 2000-01-11 Ultradent Products, Inc. Endodontic systems for the anatomical, sectional and progressive corono-apical preparation of root canals with three sets of dedicated instruments
FR2752695B1 (fr) 1996-09-02 1998-10-16 Oreal Applicateur de produit en poudre et procede de fabrication de l'applicateur
US6049934A (en) 1997-09-22 2000-04-18 Centrix, Inc. Disposable dental applicator
US6634051B1 (en) 1997-09-22 2003-10-21 Centrix, Inc. Disposable dental applicator
JP3064998B2 (ja) * 1997-10-28 2000-07-12 日本電気株式会社 半導体装置及びその製造方法
US6059570A (en) 1998-07-23 2000-05-09 Centrix, Inc. Dental container type applicator
US6179617B1 (en) 1998-11-12 2001-01-30 Clifford J. Ruddle Microbrush for endodontic use
US6083002A (en) 1999-02-04 2000-07-04 3M Innovative Properties Co. Cartridge for dispensing liquid compositions
US6082999A (en) 1999-07-27 2000-07-04 Tcherny; Iosif Interdental device and container
AU2001278417A1 (en) * 2000-07-14 2002-01-30 Novo-Nordisk A/S A liquid medication delivery device and a method of delivering an intended dose
US6343929B1 (en) * 2001-01-22 2002-02-05 Ultradent Products, Inc. Endodontic irrigator tips having fiber covered cannulas and related methods
WO2002053053A1 (en) 2001-01-03 2002-07-11 Ruddle Clifford J Microbrush for endodontic use
DE10123814A1 (de) 2001-05-16 2002-12-05 Roeko Gmbh & Co Kg Reinigungsinstrument für einen Zahnwurzelkanal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518513A (ja) * 2004-01-26 2007-07-12 レデント−ノバ リミテッド 自己調整器具
JP4782698B2 (ja) * 2004-01-26 2011-09-28 レデント−ノバ リミテッド 自己調整器具
JP2006110169A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Sun Medical Co Ltd 歯間ブラシ

Also Published As

Publication number Publication date
US6932605B2 (en) 2005-08-23
GB2380943A (en) 2003-04-23
US6638067B2 (en) 2003-10-28
GB0220010D0 (en) 2002-10-09
US20030044752A1 (en) 2003-03-06
DE10239870A1 (de) 2003-03-20
US20030099916A1 (en) 2003-05-29
CA2399359A1 (en) 2003-03-04
GB2380943B (en) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003102746A (ja) 歯内治療用鑢
US6343929B1 (en) Endodontic irrigator tips having fiber covered cannulas and related methods
US6179617B1 (en) Microbrush for endodontic use
US6379155B1 (en) Endodontic systems and methods for the anatomical, sectional and progressive corono-apical preparation of root canals with instruments utilizing stops
US6558163B2 (en) Endodontic systems and methods for preparing upper portions of root canals with increasingly rigid files
US2807264A (en) Instruments for contouring bones
JP2003501136A (ja) 歯根管の解剖学的部分別漸進的歯冠−歯根尖準備のための歯内治療システムおよび器具
US5083922A (en) Abrasive lined prophy cup
EP0352886A2 (en) Applicator and tips for tooth stain removal
US20050136375A1 (en) Method and apparatus to remove macro and micro debris from a root canal
US6099310A (en) Dental instrument
US6390819B2 (en) Endodontic systems and methods for the anatomical, sectional and progressive corono-apical preparation of root canals with dedicated stainless steel instruments and dedicated nickel/titanium instruments
Decup et al. Minimal intervention dentistry II: part 4. Minimal intervention techniques of preparation and adhesive restorations. The contribution of the sono-abrasive techniques
US5188531A (en) Method and equipment for treatment of periodontal disease
US6960083B2 (en) Dental bur
WO2013073935A1 (en) A device for cleaning and/or debriding a medical implant
WO2017013680A2 (en) A periodontal sheath bur and file
JP3668357B2 (ja) 歯科用チップ装置
JPH0720475B2 (ja) 特に歯科利用のための清浄道具
JPH01212547A (ja) 歯根面廓清研磨用切削チップ
WO2017013681A2 (en) A periodontal brush bur and file
RU155559U1 (ru) Насадка инструмента для обработки фуркационной области моляров
KR102085108B1 (ko) 다양한 각의 연마가 가능한 치과용 그루브 버
Ruddle An Opening for 3D Cleaning
JPH11290355A (ja) 歯の研磨部材及びこれを用いた口腔用化粧用具

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20050812

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080807