JP2003102702A - 感度エンコーディングmri収集の改良型方法 - Google Patents

感度エンコーディングmri収集の改良型方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度エンコーディング技法を用いて磁気共鳴
イメージング・データを収集するに際し、最適な画質が
達成する。 【解決手段】 感度エンコーディング法を使用して、撮
像域を縮小させたMR画像を収集する。被検体境界を取
り囲むことにより生ずるエイリアシング折返しの数を各
画像画素位置に対して計算し(254)、画像SNRを
低下させることなくエイリアシング・アーチファクトの
最適な抑制を得る。エイリアシング折返しの数の計算に
際し、磁気共鳴画像の撮像域の外部に配置された被検体
境界(229)を表出した較正対象画像を収集し(20
2)、磁気共鳴画像内の各画素位置において、該画素位
置と位相エンコーディング軸方向に一致した被検体境界
の寸法及び位置を用いて前記エイリアシング折返し数を
計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の技術分野は核磁気共
鳴イメージングの方法及びシステムである。さらに詳細
には、本発明は、感度エンコーディング(「SENS
E」)技法を用いて磁気共鳴イメージング(「MR
I」)データを収集するための方法に関する。
【0002】
【発明の背景】人体組織などの物質を均一な磁場(偏向
用磁場B0)にかけると、組織中のスピンの個々の磁気
モーメントはこの偏向用磁場と整列しようとして、この
周りをラーモアの特性周波数で無秩序に歳差運動するこ
とになる。この物質(または組織)に、x−y平面内に
ありラーモア周波数に近い周波数をもつ磁場(励起磁場
1)がかけられると、正味の整列モーメントMzは、x
−y平面内に来るように回転させられ(すなわち、「傾
けられ(tipped)」)、正味の横方向磁気モーメ
ントMtが生成される。励起信号B1を停止させた後、励
起したスピンにより信号が放出され、さらにこの信号を
受信し処理して画像を形成することができる。
【0003】これらの信号を用いて画像を作成する際に
は、磁場傾斜(Gx、Gy及びGz)が利用される。典型
的には、撮像しようとする領域は、使用する具体的な位
置特定方法に従ってこれらの傾斜を変更させている一連
の計測サイクルによりスキャンを受ける。結果として得
られる受信NMR信号の組は、ディジタル化され処理さ
れ、よく知られている多くの再構成技法のうちの1つを
用いて画像が再構成される。
【0004】本発明を、よく知られたフーリエ変換(F
T)イメージング技法の一変法(「スピン・ワープ(S
pin−Warp)」と呼ぶこともある)に関連させて
記載することにする。スピン・ワープ技法については、
W.A.Edelsteinらによる「Spin−Wa
rp NMR Imaging and Applic
ations to Human Whole−Bod
y Imaging」と題する記事(Physics
in Medicine and Biology,V
ol.25,pp.751〜756(1980))で検
討されている。スピン・ワープ技法では、NMRスピン
エコー信号の収集に先だって可変振幅の位相エンコーデ
ィング傾斜磁場パルスを利用し、空間情報をこの傾斜の
方向に位相エンコーディングしている。2次元による実
現形態(2DFT)では例えば、空間情報をある方向で
エンコーディングするために、位相エンコーディング傾
斜(Gy)をこの方向に印加することによっており、次
いで読み出し磁場傾斜(Gx)の存在下で位相エンコー
ディング方向と直角な方向でスピンエコー信号を収集し
ている。スピンエコー収集の間に与えられる読み出し傾
斜は空間情報を直角方向にエンコーディングしている。
典型的な2DFT画像収集では、パルスシーケンス内の
位相エンコーディング傾斜パルスGyの大きさが増分を
受けている(ΔGy)ような一連のパルスシーケンスを
実行している。スキャンの間の収集により得られる一連
のビューによりNMR画像データ組が形成され、このデ
ータ組から画像を再構成することができる。位相エンコ
ーディングされた各ビューの収集にはある有限の時間量
が必要であり、規定の撮像域及び空間分解能を有する1
枚の画像の取得に要するビューの数が多くなる程、それ
だけ全体のスキャン時間は長くなる。
【0005】スキャン時間を短縮することはMRIにお
ける極めて重要な目標の1つである。患者の快適性が改
善される以外に、スキャン時間を短くすることによっ
て、より多数の患者に対してイメージング・システムを
開放できると共に、患者の体動に起因する画像アーチフ
ァクトも減少する。SENSE(SENSitivit
y Encoding)は、K.P.Pruessma
nnらによる「SENSE:Sensitivity
Encoding for Fast MRI」(J.
Magn. Reson.42,952〜962(19
99))に記載されているような、複数の局所コイルを
使用することによりMRIデータ収集時間を短縮させて
いる一技法である。その着想は、位相エンコーディング
・ビュー間のステップサイズ(ΔGy)を増加させるこ
と、または同じ意味合いで、撮像域を縮小すること、に
よって収集時間を短縮させることにある。いずれによる
場合でも、スキャン時間の結果的な短縮によりそのビュ
ーの総数は少なくなる。しかし、縮小させた撮像域の外
側に被検体が延びている場合、位相エンコーディング方
向にエイリアシング(すなわち、ラップアラウンド)が
生じる。このSENSE技法では、表面コイルの受信磁
場(感度(sensitivities)とも云う)に
関する知見を用いることによってエイリアシングを減少
させ、エイリアシングのないスピン分布を得ている。
【0006】話を簡単にするために、例えばy方向とす
ることができる位相エンコーディング方向のみの画像強
度変動について考えることができる。B1受信磁場感度
j(y)(ここで、j=0,1,・・・,N−1)を
有するN個の局所コイルを用いてNMRデータを収集す
る。各局所コイルに対する再構成画像強度には、その受
信磁場によって重み付けする。コイルjに対する再構成
画像がIj(y)であり、かつT1及びT2強調係数を
含む理想的なプロトン密度分布がM(y)であれば、 Ij(y)=Sj(y)M(y) (式1) が成り立つ。
【0007】MR画像内には位相エンコーディング方向
にエイリアシング、すなわち折返し(replicat
ion)が発生する。その折返し距離は撮像域と同じで
ある。撮像域FOVを対象がこの撮像域範囲内に完全に
納まるように選択すると、対象に関する折返しは重なり
合わず、再構成画像には全くアーチファクトが生じな
い。その撮像域をy方向に係数Rの割合で縮小させる
と、これに応じてスキャン時間も係数Rの割合で短縮さ
れる。しかしここで、再構成画像はy方向にFOV/R
=Dの倍数の位置でエイリアシング(すなわち、折返
し)を受けると共に、ここでエイリアシング折返しは重
なり合い、結果的に診断上の利便性を損なわせることに
なる。ここで数学的には、この画像強度は、0≦yΔy
に関して、 Ij(y)=Sj(y)M(y)+Sj(y+Δy)M
(y+Δy)+・・・+Sj(y+(A−1)Δy)M
(y+(A−1)Δy) である。あるいは、この画像強度を次式のように表現す
ることもできる。
【0008】
【数1】
【0009】上式において、jはコイル番号を意味し、
j(y)はコイルjの感度であり、M(y)はスピン
密度(緩和効果を含む)であり、Dは縮小させた位相エ
ンコーディングFOV(すなわち、Dは元のFOVをR
で割ったもの)であり、またAはその画素位置における
エイリアシング折返しの数である。局所コイル感度Sj
(y)が既知でありかつN≧Rであれば、得られたN個
の方程式を解くことによりそのプロトン分布M(y)を
得ることができる。(式2)は、行列形式で次式のよう
に書くことができる。 I=SM (式3) 上式において、
【0010】
【数2】
【0011】
【数3】
【0012】並びに、
【0013】
【数4】
【0014】である。
【0015】IとMはそれぞれ次元がN×1とA×1の
行列であり、一方Sは次元N×Aを有することに留意さ
れたい。(式3)の解は、Sの疑似逆行列を用いて効率
よく決定される。Sの複素共役転置行列をS*で表すと
次式となる。
【0016】
【数5】
【0017】典型的には、コイル感度値Sj(y)は2
回の較正スキャンを実行することによって取得される。
これらの較正スキャンは、スキャン対象を適所に位置さ
せて規定の全撮像域の全体にわたって実行する。一方の
スキャンからの較正データは実質的に均一な受信磁場を
有する全身用RFコイルを用いて収集しており、また第
2の較正スキャンからのデータはN個の局所コイルの各
々を用いて収集している。各局所コイルのB1磁場感度
は、全身用コイルと表面コイルの各々とを用いて収集し
た複素較正画像同士の比を取ることにより取得される。
例えば、
【0018】
【外1】
【0019】がそれぞれ、表面コイルjにより取得した
全撮像域較正画像と全身用コイルにより収集した較正画
像であるとすると、この表面コイルjの感度は次式のよ
うに評価される。
【0020】
【数6】
【0021】ここで、全身用コイル及び表面コイルのス
キャンが同じスキャン規定を用いて実行されていれば、
その複素磁化項M(y)は(式8)の比から消されるこ
とに留意されたい。この場合、その再構成画像は、撮像
域全体にわたって通常は極めて均一であるような、全身
用コイルのB1磁場により重み付けを受けたプロトン分
布を有している。さらに、感度較正データは、「Cal
ibration Method For Use W
ith Sensitivity Encoding
MRI Acquisition」と題する同時係属の
米国特許出願第09/851,775号(2001年5
月9日提出)の記載のように、N個の表面コイルからの
合成信号を用いて取得することができる。
【0022】SENSE技法では、各画素位置における
重複したエイリアシング折返しの数Aを決定することが
重要である。一般に、その被検体のサイズが縮小のない
SENSEの全撮像域(DR)と位相エンコーディング
方向で正確に同じでなければ、AはRと等しくない。A
を過大評価した場合、その幾何学係数gがより大きくな
ることになるため、その画像ノイズはAが正確である場
合と比べてより大きくなる。Aを過小評価した場合、そ
の画素位置においてエイリアシングが完全には補正され
なくなる。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、SENSE技
法を用いて最適な画質が達成できるように画像内の各画
素位置において重なり合うエイリアシング折返しの数
(A)を正しく決定するための方法である。さらに詳細
には、較正収集により撮像対象の境界を位置特定するた
めの対象画像を作成し、SENSE技法を用いて収集し
ている各画像面において対象の境界を決定し、さらにこ
の対象境界及び各境界の既知エイリアス距離を用いて画
像内の各画素位置においてエイリアシング折返し数
(A)を計算している。各画像画素位置において計算し
たエイリアシング折返し(A)は、その画素位置におい
てSENSE技法を用いてスピン密度信号M(y)をよ
り正確に計算するために使用される。
【0024】
【発明の実施の形態】先ず図1を参照すると、本発明を
組み込んでいる好ましいMRIシステムの主要コンポー
ネントを表している。このシステムの動作は、キーボー
ド/制御パネル102及びディスプレイ104を含むオ
ペレータ・コンソール100から制御を受けている。コ
ンソール100は、オペレータが画像の作成及びスクリ
ーン104上への画像表示を制御できるようにする独立
のコンピュータ・システム107とリンク116を介し
て連絡している。コンピュータ・システム107は、バ
ックプレーンを介して互いに連絡している多くのモジュ
ールを含んでいる。これらのモジュールには、画像プロ
セッサ・モジュール106、CPUモジュール108、
並びに当技術分野でフレーム・バッファとして知られて
いる画像データ・アレイを記憶するためのメモリ・モジ
ュール113が含まれる。コンピュータ・システム10
7は、画像データ及びプログラムを記憶するためにディ
スク記憶装置111及びテープ駆動装置112とリンク
しており、さらに高速シリアルリンク115を介して独
立のシステム制御部122と連絡している。
【0025】システム制御部122は、バックプレーン
により互いに接続させたモジュールの組を含んでいる。
これらのモジュールには、CPUモジュール119や、
シリアルリンク125を介してオペレータ・コンソール
100に接続させたパルス発生器モジュール121が含
まれる。システム制御部122はこのリンク125を介
して、実行すべきスキャンシーケンスを指示するオペレ
ータからのコマンドを受け取っている。パルス発生器モ
ジュール121は、各システム・コンポーネントを動作
させて所望のスキャンシーケンスを実行し、発生させる
RFパルスのタイミング、強度及び形状、並びにデータ
収集ウィンドウのタイミング及び長さを指示するデータ
を発生させている。パルス発生器モジュール121は、
スキャン中に発生させる傾斜パルスのタイミング及び形
状を指示するために、一組の傾斜増幅器127と接続さ
せている。パルス発生器モジュール121はさらに、患
者に接続した多数の異なるセンサからの信号(例えば、
電極からのECG信号やベローズから呼吸信号)を受け
取っている生理学的収集制御器129から患者データを
受け取っている。また最終的には、パルス発生器モジュ
ール121はスキャン室インタフェース回路133と接
続させており、スキャン室インタフェース回路133は
さらに、患者及びマグネット系の状態に関連する様々な
センサからの信号を受け取っている。さらにこのスキャ
ン室インタフェース回路133を介して、患者位置決め
システム134がスキャンのために患者を所望の位置に
移動させるコマンドを受け取っている。
【0026】パルス発生器モジュール121が発生させ
る傾斜波形は、Gx増幅器、Gy増幅器及びGz増幅器か
ら構成される傾斜増幅器システム127に加えられる。
各傾斜増幅器は、収集した信号の位置エンコーディング
に使用する磁場傾斜を生成させるように、全体を139
で表すアセンブリ内の対応する傾斜コイルを励起させて
いる。傾斜コイル・アセンブリ139は、偏向用マグネ
ット140及び全身用RFコイル152を含むマグネッ
ト・アセンブリ141の一部を形成している。
【0027】システム制御部122内の送受信器モジュ
ール150は、RF増幅器151により増幅しRFコイ
ル152と結合させるようなパルスを発生させている。
患者内の励起されたスピンが放出して得た信号は、同じ
RFコイル152により検知することもあるが、好まし
い実施形態では、154に示す局所コイルアレイを利用
している。この局所コイルアレイ154は撮像対象の患
者解剖構造の周りに配置させており、スキャン中に発生
したNMR信号を受信するための4個の別々のコイル素
子(図2参照)を含んでいる。これらのNMR信号は、
前置増幅器153によって個別に増幅し、送受信器モジ
ュール150内の4つの別々の受信器の入力位置に加え
ている。増幅したNMR信号は、送受信器150の受信
器セクション内で復調、フィルタ処理及びディジタル化
を行い、4つの別々のk空間データ組を作成している。
【0028】局所コイルアレイ154は米国特許第4,
825,162号に開示したものと同様である。図2を
参照すると、各多重コイルの組は、その各々が可撓性の
あるプラスチック基材上にエッチングした銅により製作
した2つの表面コイル素子を備えている2つの可撓性の
あるパドル10及び12により構成され、全体で4つの
コイル素子となっている。各コイル素子は、概ね12×
25cmの1つの矩形ループであり、また隣接する素子
は相互インダクタンスを最小にするように重なり合って
いる。これらの素子は、各素子の周りに分布させたコン
デンサを用いてチューニングすると共に、RF伝送の際
にこれらの素子のチューニングを外すことを可能にする
インタフェース回路を追加している。これらのコイル
は、図2に示すように、イメージング・ボリュームの前
側と後ろ側に配置している。本発明がある特定の局所コ
イルアレイに限定されないこと、並びに市販されており
この目的に適当であるような多くの代替的な局所コイル
が存在することは、当業者には明らかであろう。
【0029】コイルアレイ154により取り込んだNM
R信号は、送受信器モジュール150によってディジタ
ル化し、システム制御122内のメモリモジュール16
0に転送する。画像スキャンが完了すると得られた4つ
のk空間データ組は、以下でより詳細に説明するように
して処理している。このデータはシリアルリンク115
を介してコンピュータ・システム107に送られて、デ
ィスク記憶装置111内に格納される。このデータは、
オペレータ・コンソール100から受け取ったコマンド
に応じて、テープ駆動装置112上にアーカイブした
り、あるいは画像プロセッサ106によってさらに処理
してオペレータ・コンソール100に送られディスプレ
イ104上に提示させたりすることができる。
【0030】上述のMRIシステムは、マグネット14
1のボア内に配置した患者に対して多くの規定スキャン
を実行するために使用することができる。こうした規定
(prescription)は、使用されるイメージ
ング・パルスシーケンスのタイプ(例えば、GRE、F
SE、EPIなど)、並びに選択したパルスシーケンス
に対する個別のスキャンパラメータ(例えば、TR、T
E、フリップ角)を特定している。本発明は、スキャン
をより高速で実行できるように、こうした任意の規定ス
キャンにより実行することができる。典型的には、この
より高速なスキャンは、k空間のすべてをサンプリング
するのに要する位相エンコーディング・ビューがより少
なくなるように、1つまたは複数の位相エンコーディン
グ方向で撮像域を縮小することにより達成している。
【0031】具体的に図3を参照すると、イメージング
・ボリュームを規定しているスキャンパラメータはその
他のスキャンパラメータと共にオペレータにより入力さ
れる。これらは、処理ブロック200で示すように、較
正用事前スキャンのパラメータを決定するために利用さ
れる。図4では、こうした規定イメージング・ボリュー
ム・スライス3つをアキシャル・スライス14によって
表している。これらの規定画像のFOVは、図4で楕円
体16により表している撮像対象と比べてより小さいこ
とがあり、このためエイリアシング・アーチファクトを
生じさせることがある。好ましい実施形態では、その較
正用事前スキャンは、上で引用した同時係属の米国特許
出願第09/851,775号の開示に従ってその感度
を決定するためのデータを収集するために表面コイル素
子10及び12を利用している。較正用事前スキャンを
実行するために多くの様々なイメージング・パルスシー
ケンスを使用することができるが、好ましい実施形態で
は、その高速性やその他よく知られた特質があるために
高速2Dグラジエント・リコールド・エコーのパルスシ
ーケンスを利用している。この較正用事前スキャンで
は、45°のフリップ角度、100msecのTR、か
つ6msecのTEと規定している。厚さが5〜10m
mの連続したスライスを使用し、かつ各スライス内に1
28×128個のボクセルを備えさせることによりイメ
ージング・ボリューム全体がカバーされる。これらのパ
ラメータでは、典型的なイメージング規定と比べて分解
能がより小さくなるが、その分解能は較正用事前スキャ
ンの時間を制限しながら品質のよい感度行列Sを作成す
るには十分なものである。
【0032】この較正用事前スキャンはさらに、大きさ
が被検体16を超えるような大きなFOV全体にわたる
スライス画像の収集を含んでいる。図4では、これらの
追加の被検体境界較正スライスを、被検体16の境界全
体を取り囲んでいるコロナル・スライス18で表してい
る。これら追加の較正スライスでは、上述のパルスシー
ケンスを用いるが、NMR信号を受信するために局所コ
イル10及び12ではなく全身用コイル152を用いて
収集している。より詳細には以下で説明するが、被検体
16の境界の位置特定を可能にする被検体境界較正デー
タから画像が再構成される。
【0033】規定の較正用事前スキャン内の各スライス
14及び18を202で示すように収集しているループ
に入る。この操作は患者をMRIシステム内に位置決め
した状態で実施する。最後の較正スライスを収集し終え
たら(判断ブロック204で示す)、処理ブロック20
6で示すように規定の画像スキャンを実行する。上で指
摘したように、任意のイメージング・パルスシーケンス
を用いることができるが、RF励起はRF全身用コイル
152を用いて実行すると共に、NMR信号収集は局所
コイルアレイ154を用いて実行している。
【0034】SENSE技法により、選択した位相エン
コーディング軸に沿って撮像域、すなわち位相エンコー
ディングの数を減らすことが可能となる。この選択した
位相エンコーディング軸は任意の軸方向とすることがで
きる。以下の検討では、この位相エンコーディング傾斜
軸がy軸であるとして示しているが、任意の位相エンコ
ーディング軸が可能であり、かつ本発明が特定の傾斜軸
方向に限定されないことを理解すべきである。
【0035】さらに図3を参照すると、較正用事前スキ
ャンの間の2D画像データ収集を用いて処理ブロック2
08に示すように一組の較正画像
【0036】
【外2】
【0037】を再構成している。この再構成は、各局所
コイルにより収集した各スライス14ごとに128×1
28の配列をもつ複素画素強度値を産生させるような2
次元複素フーリエ変換である。次いで処理ブロック21
0において、各局所コイルjに対する感度Sj(y)を
計算する。好ましい実施の一形態では、その局所コイル
感度Sj(y)は次式により計算される。
【0038】
【数7】
【0039】上式において、Nは局所コイルの数であ
り、
【0040】
【外3】
【0041】はイメージング・ボリュームの全撮像域に
わたって表面コイルjにより収集した複素画像である。
(式9)での感度定義の欠点の1つは、対象の複素磁化
M(y)が対象磁化の位相を含んだままであることであ
る。したがって、再構成画像内の位相情報が正確に表出
されない。
【0042】第2の好ましい実施形態では、その感度S
j(y)を次式で定義している。
【0043】
【数8】
【0044】(式10)の感度定義は、その複素磁化が
定義から完全に抜けているという利点を有しており、こ
のため再構成画像でより正確な位相情報が得られる。こ
の実施形態で起こりうる欠点は、(式10)の分母にあ
るN個の複素項が部分的に消去される可能性があるため
画像強度の重み付けの均一性が悪くなることである。
(式9)の感度定義では、その分母にあるN個の因数が
正に規定されているため、こうした消去は起こり得な
い。
【0045】局所コイル感度Sj(y)を計算するため
のこれらの方法はいずれも、本質的には、局所コイル自
体の較正画像強度と、すべての局所コイルの較正画像強
度の合計との比を計算している。
【0046】処理ブロック212で示す次のステップ
は、感度行列Sを形成することである。上で(式6)に
示したように、この感度行列Sは、個々のコイル感度S
j(y)を合成して単一の行列にすることにより形成す
る。感度行列Sのエイリアシング折返し係数Aは通常、
全FOVのサイズを縮小させる係数にあたるA=Rなど
の仮定値に設定している。ここで図6の流れ図を参照し
ながら説明すると、各画像画素におけるエイリアシング
折返し係数Aの値を計算し、感度行列Sになるように詰
め込むことにより、SENSE技法を改良することがで
きる。図6の処理ブロック225で示すように、この最
初のステップは、事前スキャン中に収集した被検体境界
較正データを用いて被検体の画像を再構成することであ
る。この再構成では、各コロナル・スライス18に対し
て従来の2次元フーリエ変換をした後、各画像画素にお
いて大きさ(magnitude)を計算している。次
いで処理ブロック227において信号強度しきい値を確
定させる。このためには、最大信号強度を有する対象画
像内で画素を位置特定し、この最大強度のしきい値率
(ε)を計算することによる。得られたしきい値は被検
体境界の範囲内にある画素を表している。このしきい値
率(ε)は手作業で設定しており、典型的には0.01
〜0.1の範囲にある。次いで処理ブロック229にお
いて、確定したしきい値を超える強度を有する画素が発
見されるまで、被検体画像の辺縁から位相エンコーディ
ング方向で内側方向にサーチすることにより、被検体境
界を位置特定する。この位置までに通ったすべての画素
はゼロに設定すると共に、画像の中心に到達したら、こ
の経路に沿ったサーチは停止する。これにより、被検体
16の外部にあるすべての画素がゼロに設定されている
ような較正対象画像が作成される。
【0047】得られた較正対象画像は、異なるスライス
方向で異なる画像分解能により収集されることがあるた
め、必ずしも規定画像と一致していない。したがって、
次のステップでは、処理ブロック231に示すように、
較正対象画像を規定スライス画像と一致させている。こ
の操作は較正対象画像の画素間で線形補間を行い、位相
エンコーディング軸方向(y)で規定スライス画像内の
画素と一致した画素を生成させることにより実施してい
る。
【0048】次いで、各規定画像内の各画素位置に対す
るエイリアシング折返しAを決定するループに入る。処
理ブロック233に示すように、最初のステップは、画
像画素において下側の被検体境界により生成されるエイ
リアシング折返し数nLを計算することである。図5を
参照すると、与えられた任意の画素240に対して、位
相エンコーディング軸方向で画素240と一致した下側
の被検体境界点eLを位置特定する。この操作は、一致
させた較正対象画像の最下部から上方向に非ゼロの画素
が発見されるまでサーチすることにより実施される。次
いで、カウンタを1に設定した状態で開始し、この下側
境界点eLを、画素D個の増分単位で位相エンコーディ
ング軸方向で上方向に移動させ、eLが画素240の全
体を通るまでこの増分の回数を計数する。この例では、
位置eLは、破線246で示すように画素240の全体
を通るまでに、破線242及び244で示すような増分
2回分だけ上方向に移動させている。したがって、計数
される下側折返し数nLは3となる。
【0049】図6の処理ブロック240で示すように、
この処理は上側境界点eUを用いて反復させる。すなわ
ち、画素位置240の全体を通るまでに、上側境界点e
Uを位相エンコーディング軸方向で下向きに移動可能な
画素D個の増分回数を計数する。図5の例では、点線2
52で示すように画素位置240の全体を通るまでに、
点線250で示すように1回だけの増分が生じている。
したがって、上側境界折返し数nUは2となる。
【0050】ここで再度図6を参照すると、ある画素に
対する上側と下側の境界折返しnL及びnUを決定し終え
た後、処理ブロック254においてその画素位置での全
エイリアシング折返し(A)を計算する。この計算は次
式による。 A=nL+nU−1 (11) 判断ブロック256で示すように、この処理を規定スラ
イス内の各画素位置に対して反復する。さらに、判断ブ
ロック258で示すように、規定の各スライス位置ごと
にこの処理を反復する。得られるアレイ状のエイリアシ
ング折返し値Aは、規定の縮小FOVスライス画像の各
々の各画素位置にあるエイリアシング折返し数を示して
いる。これらの値は各画素位置に対するコイル感度行列
Sで使用する。
【0051】図3の処理ブロック214で示すように、
本方法の次のステップは、その各々が各局所コイルによ
り作成される2D画像を再構成させることである。この
処理は、収集した画像データに対して2Dフーリエ変換
を実行し、その複素強度値を(式4)の表現のようなア
レイIの形に編成させることにより実現される。次いで
処理ブロック216において、上述の(式7)を用いて
プロトン分布画像Mを計算する。 M=[(S*S)-1*]I 上式において、S*は感度行列Sの複素共役である。典
型的には、得られた画像M内の各画素位置におけるIと
Qの値からマグニチュード画像が計算される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用しているMRIシステムのブロッ
ク図である。
【図2】図1のMRIシステム内で患者をアレイ状の4
つの局所コイルで取り囲んでいることを表した概要図で
ある。
【図3】本発明の好ましい実施形態を実現するために図
1のMRIシステムにより実行する各ステップを表した
流れ図である。
【図4】対象の較正収集とSENSE技法を用いた多数
のスライス画像収集とを表しているような、図1のMR
Iシステムでスキャンを受けた被検体の図である。
【図5】本発明の教示に従ってエイリアシング折返しを
計算するための方法を表している画像の図である。
【図6】図5の画像内の各画素に対するエイリアシング
折返し(A)を計算するために使用する各ステップを表
した流れ図である。
【符号の説明】
10 パドル、局所コイル 12 パドル、局所コイル 14 アキシャル・スライス 16 撮像対象、被検体 18 コロナル・スライス 100 オペレータ・コンソール 102 キーボード/制御パネル 104 スクリーン、ディスプレイ 106 画像プロセッサ・モジュール 107 コンピュータ・システム 108 CPUモジュール 111 ディスク記憶装置 112 テープ駆動装置 113 メモリ・モジュール 115 高速シリアルリンク 116 リンク 119 CPUモジュール 121 パルス発生器モジュール 122 システム制御部 125 シリアルリンク 127 傾斜増幅器システム 129 生理学的収集制御器 133 スキャン室インタフェース回路 134 患者位置決めシステム 139 傾斜コイル・アセンブリ 140 偏向用マグネット 141 マグネット・アセンブリ 150 送受信器モジュール 151 RF増幅器 152 全身用RFコイル 153 前置増幅器 154 局所コイルアレイ 160 メモリモジュール 240 画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケビン・フランクリン・キング アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ニュ ー・ベルリン、ウエスト・リッジ・ロー ド、15651番 (72)発明者 エリザベス・キャロル・アンゲロス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ハー トランド、パークビュー・ストリート、 923番 Fターム(参考) 4C096 AA20 AB01 AB15 AB25 AD06 AD07 AD13 BA10 BB18 BB32 CC06 DB07 DB16

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相エンコーディング軸方向に撮像域D
    を有する磁気共鳴画像の各画素位置におけるエイリアシ
    ング折返しの数を決定する方法であって、 a)磁気共鳴画像の撮像域の外部に配置された被検体境
    界(229)を表出した較正対象画像を磁気共鳴イメー
    ジング(MRI)システムにより収集するステップ(2
    02)と、 b)磁気共鳴画像内の画素位置において、該画素位置と
    位相エンコーディング軸方向に一致した被検体境界の寸
    法D及び位置を用いて前記エイリアシング折返し数を計
    算するステップ(254)と、 c)磁気共鳴画像の各画素位置に対して前記ステップ
    b)を反復させるステップ(256)と、を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップb)が、 その画素位置を通過するまでに、一致した境界位置が位
    相エンコーディング軸方向で増分Dだけ移動できる回数
    を計数するステップ(233、248)、を含んでい
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記被検体境界にその画素位置と一致し
    た2つの位置が存在すると共に、前記ステップb)が、 i)その画素位置を通過するまでに、第1の一致した境
    界位置が位相エンコーディング軸方向で増分Dだけ移動
    できる回数を計数するステップ(233)と、 ii)その画素位置を通過するまでに、第2の一致した
    境界位置が位相エンコーディング軸方向で増分Dだけ移
    動できる回数を計数するステップ(248)と、 iii)前記ステップi)及びii)からの計数値を合
    計するステップと、を含んでいる、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ステップa)が、 i)磁気共鳴画像により画定されるスライスを含む面内
    に配置された被検体全体を表出した較正対象画像を作成
    するステップ(225)と、 ii)前記較正対象画像内で被検体境界を位置特定する
    ステップ(229)と、 iii)前記較正対象画像内の画素を前記磁気共鳴画像
    内の画素と一致させるステップ(231)と、を含んで
    いる、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップii)が、 しきい値強度レベルを確定するステップ(227)と、 前記較正対象画像内で前記しきい値強度を超える強度を
    有する画素を決定するステップ(229)と、を含んで
    いる、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップii)が、しきい値強度レ
    ベルを超える強度を有する画像画素が発見されるまで前
    記較正対象画像の境界から内側に向かってサーチするこ
    とにより実行されている、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ステップii)が、前記較正対象画
    像の2つの相対する境界から内側に向かってサーチする
    ことにより実行されている、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記較正対象画像が、磁気共鳴画像によ
    り画定されるスライスを含む3次元ボリューム内で被検
    体全体を表出している、請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ステップiii)が、前記較正対象
    画像に対して、前記磁気共鳴画像内の画素と位相エンコ
    ーディング軸方向で一致した画像画素を作成するステッ
    プを含んでいる、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記一致させた較正対象画像の画素
    が、収集した較正対象画像の画素間での補間により作成
    されている、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ステップb)が、 その画素位置を通過するまでに、一致した境界位置が位
    相エンコーディング軸方向で増分Dだけ移動できる回数
    を計数するステップ(233、248)を含んでいる、
    請求項4に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記被検体境界にその画素位置と一致
    した2つの位置が存在すると共に、前記ステップb)
    が、 i)その画素位置を通過するまでに、第1の一致した境
    界位置が位相エンコーディング軸方向で増分Dだけ移動
    できる回数を計数するステップ(233)と、 ii)その画素位置を通過するまでに、第2の一致した
    境界位置が位相エンコーディング軸方向で増分Dだけ移
    動できる回数を計数するステップ(248)と、 iii)前記ステップi)及びii)からの計数値を合
    計するステップ(254)と、を含んでいる、請求項4
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 撮像域Dを有する被検体の規定画像を
    磁気共鳴イメージング(MRI)システムにより作成す
    るための方法であって、 a)MRIシステムを用いて被検体の近傍に配置したN
    個の局所コイルの各々によって較正データを収集する
    (202)ようなパルスシーケンスを実行するステップ
    と、 b)MRIシステムを用いてN個の局所コイルの各々に
    よって画像データを収集する(206)ような規定のイ
    メージング・パルスシーケンスを実行するステップと、 c)前記較正データを用いて較正画像を再構成するステ
    ップ(208)と、 d)MRIシステムを用いて規定画像の撮像域の外部に
    配置された被検体境界を表出している較正対象画像を収
    集するステップ(202)と、 e)前記較正画像を用いて各局所コイルに対するコイル
    感度画像を計算するステップ(210)と、 f)被検体境界に関する撮像域D及び位置を用いて、規
    定画像内の各画素位置に対するエイリアシング折返し数
    Aを計算するステップ(254)と、 g)前記コイル感度画像及び計算したエイリアシング折
    返し数Aから感度行列Sを形成させるステップ(21
    2)と、 h)前記ステップb)で収集した画像データから画像I
    を再構成するステップ(214)と、 j)前記感度行列S及び画像Iを用いてプロトン分布画
    像Mを計算する(216)ことにより規定画像を作成す
    るステップと、を含む方法。
  14. 【請求項14】 前記前記ステップj)が、S*を感度
    行列Sの複素共役として次式、 M=[(S*S)-1*]I を用いて実行されている、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ステップa)で使用するパルスシ
    ーケンスが前記ステップb)で使用する規定のイメージ
    ング・パルスシーケンスと異なっている、請求項1に記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 ステップa)で収集した前記較正デー
    タ及びステップb)で収集した前記画像データは、被検
    体内の実質的に同じイメージング・ボリュームから収集
    されており、かつ前記較正対象画像は実質的により大き
    なイメージング・ボリュームから収集されている、請求
    項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ステップf)が、 その画素位置を通過するまでに、一致した境界位置が位
    相エンコーディング軸方向で増分Dだけ移動できる回数
    を計数するステップ(233、248)、を含んでい
    る、請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ステップd)が、 i)規定画像により画定されるスライスを含む面内に配
    置された被検体全体を表出した較正対象画像を作成する
    ステップ(225)と、 ii)前記較正対象画像内で被検体境界を位置特定する
    ステップ(229)と、 iii)前記較正対象画像内の画素を前記規定画像内の
    画素と一致させるステップ(231)と、を含んでい
    る、請求項13に記載の方法。
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