JP2003102689A - 眼の光学収差を測定するための方法及び装置 - Google Patents

眼の光学収差を測定するための方法及び装置

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JP2003102689A JP2002278047A JP2002278047A JP2003102689A JP 2003102689 A JP2003102689 A JP 2003102689A JP 2002278047 A JP2002278047 A JP 2002278047A JP 2002278047 A JP2002278047 A JP 2002278047A JP 2003102689 A JP2003102689 A JP 2003102689A
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
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    • A61B3/15Arrangements specially adapted for eye photography with means for aligning, spacing or blocking spurious reflection ; with means for relaxing
    • A61B3/156Arrangements specially adapted for eye photography with means for aligning, spacing or blocking spurious reflection ; with means for relaxing for blocking

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼の光学収差を測定するための従来の方法及
び装置を改善する。 【解決手段】 視力計から光を眼内に照射し、眼内に放
射のプローブビームを照射し、瞳面から射出するビーム
の波面ハルトマン−シャックセンサへリレーし、ハルト
マン−シャックスポットパターンを検出し、ハルトマン
−シャックスポットパターンを分析して、焦点外れ誤差
及び乱視を含めた眼の光学収差を求め、焦点外れ誤差及
び乱視に応答して視力計を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼の光学収差を求
めるための収差測定装置及び眼の収差を求める方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】人間の眼は種々の光学収差を受ける。そ
のような光学収差の正確で完全な測定は、カスタマイズ
されたレーザ屈折矯正手術による正確な矯正、カスタマ
イズされたコンタクトレンズの使用による、又はカスタ
マイズされた眼内レンズの使用による正確な矯正をする
ために必須である。
【0003】波面測定は、眼の光学収差を求めるために
通常使用される方法である。波面測定の従来技術による
方法の1つは、ハルトマン−シャックセンサを利用す
る。この方法によれば、レーザ又はスーパールミネセン
スダイオードからの放射出力の狭いビームが眼の光学系
を通して眼の網膜上に照射される。ついで、網膜から散
乱した放射が光学系を通り、瞳から射出する(周知のよ
うに、射出ビームの波面が眼の光学系の収差異常につい
ての情報を担う)。それから眼の射出瞳面から射出する
ビームの波面が(光学リレーにより)ハルトマン−シャ
ックセンサ上へリレーされ、そして、ハルトマン−シャ
ックセンサからの出力が、射出ビームの波面を測定する
ため使用される。周知のように、正視眼の場合、すなわ
ち、収差の異常のない眼の場合、射出ビームの波面は、
平面であり、これに対して、収差の異常を生じさせる眼
に対しては、射出ビームの波面は、平面から外れて歪曲
する。
【0004】ハルトマン−シャックセンサは、通常、レ
ンズレットアレイ及びCCDカメラから成り、このCC
Dカメラは、通常レンズレットアレイの焦点面におかれ
ている。
【0005】測定すべきビームがハルトマン−シャック
センサ上に照射されるといつもレンズレットアレイは、
ビームをサブアパーチャ内に分解結合し、焦点スポット
のパターンを形成する。CCDカメラはこの焦点スポッ
トのパターンを記録し、コンピュータはビームの波面を
測定するための焦点スポットのパターンを分析する。
【0006】眼の収差異常を測定する際にハルトマン−
シャックセンサを早期に使用する技術が開示されている
(非特許文献1及び2参照)。
【0007】さらに、D.R.Williams氏及び
J.Liang氏は、ハルトマン−シャックセンサを使
用した計器の構成を開示した(特許文献1及び2参
照)。さらに、J.Bille氏他は眼の屈折特性を測
定するため使用されるハルトマン−シャックを使用した
計器を開示した(特許文献3参照)。さらにD.R.W
illiams氏他は、眼の波面収差の測定のためハル
トマン−シャックセンサを使用した計器を開示した(特
許文献4参照)。
【0008】それらの従来技術にも拘わらず、ハルトマ
ン−シャックセンサを使用する計器に係わる解決を要す
る幾つかの問題が残っている。ハルトマン−シャックセ
ンサを使用する計器に係わる1つの問題は、ハルトマン
−シャックイメージスポットにおけるスペックルを低減
又は最小化することに関係している。スペックルは、網
膜からの不均一な散乱と組合せ結合したプローブビーム
のコヒーレントな性質から生じる。その結果生じるスペ
ックルによりハルトマン−シャックイメージスポットが
不正なものとなり、スポットの重心検出が一層より不正
確になる。短いコヒーレント長を有するプローブビーム
を使用することにより(例えば、スーパールミネセンス
ダイオード源を使用して生成されるプローブビームを使
用することにより)、そして、動く散乱体にわたり時間
平均を取ることにより、スペックルを低減できることは
当業界に周知であるが、そのようアプローチは、問題点
としてのスペックルを除去する上で成功を収めていな
い。
【0009】ハルトマン−シャックセンサを使用する計
器に係わる解決を要する他の問題は、人間の眼の焦点外
れ誤差を補償するのに十分な大きさの測定レンジを提供
することに関係している。例えば、人間の眼の焦点外れ
誤差は、通常、−15D〜+10Dの範囲にわたる。屈
折矯正手術により、通常瞳孔の中心附近の矯正ゾーンに
おいて、例えば、3〜6mmの直径を有する矯正ゾーン
において焦点外れ誤差を矯正できる。しかし、その矯正
ゾーン外では、術後の眼は、術前の眼の焦点外れ誤差と
同じか、又は一層より大きな焦点外れ誤差さえも有す
る。従って、矯正ゾーンの内外双方で眼の収差の異常を
測定する計器はレーザ屈折矯正手術が矯正できるのと同
じ大きさのジオプトリー測定レンジ、即ち、10D以上
のジオプトリー測定レンジを有するべきものである。さ
らにそのようなジオプトリー測定レンジは、任意の所定
の測定セッティングのため達成されるべきである。その
問題を解消するため使用される1つの従来技術のアプロ
ーチは、計器の測定レンジを拡大するため1セットの補
償レンズを用いることを含んでいる。但し、その従来技
術のアプローチは、眼の相異なるゾーンにわたって(レ
ンズ屈折力の変化により測定されるような)大きな焦点
外れ誤差を有する眼を測定するためには使用できない。
特許文献4の明細書において開示された他の従来技術の
アプローチは、1つの光学リレーステージの焦点合わせ
パワーを調節することを含む。しかし、この従来技術の
アプローチは、第1の従来技術のアプローチと同じ制約
を有する。
【0010】ハルトマン−シャックセンサを使用する計
器に係わる解決を要する他の問題は、被検眼を非調節性
状態に移すことに関係している。即ち、被検眼をリラッ
クスした仕方で「無限」の遠距離のターゲットに焦点合
わせすることに係わる。このことは、殊に、被検眼が強
い乱視を有するときはいつも問題解決を要する。特許文
献4によれば、臨床的研究により、調節が眼の収差の異
常に影響を及ぼすことが明らかにされている。その結果
被検眼を制御可能及び再現可能な仕方で準備調整するこ
とが、正確かつ精密な収差の異常測定を達成する上で重
要である。
【0011】ハルトマン−シャックセンサを使用する測
定器に係わる解決を要する他の問題は、(a)角膜の表
面からのプローブビームの反射及び(b)眼の眼内エレ
メントからの散乱を低減又は最小化することに係わる。
この反射及び散乱が問題になる理由は、それらがハルト
マン−シャックイメージ上に明るいスポットを生じさ
せ、その結果波面測定の品質を低下させるからである。
その問題を解消するための1つの従来技術のアプローチ
は、D.R.Williams氏他により開示されてい
る(特許文献5参照)。この従来技術のアプローチは、
反射された放射がハルトマン−シャックセンサにより検
出されるのを防止するためプローブビームを軸外しさせ
て照射することを含んでいる。しかしこの従来技術のア
プローチは、2つの理由で問題がある。第一に、この従
来技術のアプローチは、波面内にチルト角度を導入し、
チルト角度は、眼の焦点外れ誤差に依存する。第二に、
その従来技術のアプローチは、眼内エレメントからの散
乱を低減しない。
【0012】ハルトマン−シャックセンサを使用する測
定器に係わる解決を要する別の問題は、眼の内部部分か
ら多重散乱した放射の効果を低減又は最小化することに
係わる。そのような多重散乱した放射は、瞳から射出す
る追跡光線として現れ、すべての方向に伝播する。この
ことが問題となる理由は、そのような追跡光線はハルト
マン−シャックスポットの周りにぼやけたバックグラウ
ンドを生じさせ、これはハルトマン−シャックイメージ
の品質を劣化させるからである。
【0013】
【非特許文献1】Liang et al.“Obje
ctive measurementof wave
abberation of human eye w
iththe use of Hartmann−Sh
ack wave−front sensor”,J.
Opt.Soc.Am.A,Vol.11,No.7,
1994年7月,pp.1949−1957
【非特許文献2】Liang et al.“Abbe
rations and retinal image
quality of the normal hu
maneye”,J.Opt.Soc.Am.A,Vo
l.14,No.11,1997年,pp.2873−
2883
【特許文献1】U.S.Patent Nos.5,7
77,719
【特許文献2】U.S.Patent Nos.5,9
49,521
【特許文献3】U.S.Patent Nos.6,0
50,687
【特許文献4】U.S.Patent Nos.6,1
99,986
【特許文献5】U.S.Patent Nos.6,2
64,328
【特許文献6】U.S.Patent Nos.5,7
77,719
【特許文献7】R.W.Frey et al.WO9
9/27334,“Objective Measur
ement and Correction of O
ptical Systems Using Wave
font Analysis”,1999年6月3日
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ハル
トマン−シャックイメージスポットにおけるスペックル
を低減又は最小化すること、人間の眼の焦点外れ誤差を
補償するのに十分な大きさの測定レンジを提供するこ
と、被験眼を非調節性状態に移すこと、ならびに角膜の
表面からのプローブビームの反射及び眼の眼内エレメン
トからの散乱を低減又は最小化することのうちの1つ又
は複数の問題を解決する方法及び装置を提供することで
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、放射のプローブビームを出力するプローブビームプ
ロジェクタと、放射のプローブビームを眼内に入力結合
するカプラと、瞳面から射出するビームの波面を1つの
面へリレーする光学リレーと、ハルトマン−シャック
(Hartmann−Shack)スポットパターンを
生じさせる面に配置されたハルトマン−シャックセンサ
と、ハルトマン−シャックスポットパターンに応答する
検出器とを有し、前記プローブビームプロジェクタは振
動レンズを有するように構成された装置により解決され
る。
【0016】同様に上記課題は、本発明により、眼の収
差を求める方法において、視力計から光を眼内に照射
し、眼内に放射のプローブビームを照射し、瞳面から射
出するビームの波面ハルトマン−シャックセンサへリレ
ーし、ハルトマン−シャックスポットパターンを検出
し、ハルトマン−シャックスポットパターンを分析し
て、焦点外れ誤差及び乱視を含めた眼の光学収差を求
め、焦点外れ誤差及び乱視に応答して視力計を調節する
ようにすることで解決される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の1つ又は複数の実施形態
は、ハルトマン−シャックスポットによりスペックルを
低減させて測定を可能にする収差測定装置を提供する。
詳しくは、本発明の1つの実施形態は、以下の(a)〜
(e)を有する収差測定装置である。 (a)放射のプローブビームを出力するプローブビーム
プロジェクタと、(b)放射のプローブビームを眼内に
入力結合するカプラと、(c)瞳面から射出するビーム
の波面を1つの面へリレーする光学リレーと、(d)ハ
ルトマン−シャックスポットパターンを生じさせる面に
配置されたハルトマン−シャックセンサと、(e)ハル
トマン−シャックスポットパターンに応答する検出器と
を有し、ここでプローブビームプロジェクタは振動レン
ズを含むものである。
【0018】本発明の1つ又は複数の実施形態は、眼の
相異なるゾーンにわたり、大きな屈折力ジオプトリー変
化を有する眼の測定を可能にする収差測定装置を提供す
る。詳しくは、本発明の1つの実施形態は、以下の
(a)〜(e)を有する収差測定装置である。(a)放
射のプローブビームを出力するプローブビームプロジェ
クタと、(b)放射のプローブビームを眼内に入力結合
するカプラと、(c)瞳面から射出するビームの波面を
1つの面へリレーする光学リレーと、(d)ハルトマン
−シャックスポットパターンを生じさせる面に配置され
たハルトマン−シャックセンサと、(e)ハルトマン−
シャックスポットパターンに応答する検出器を有し、こ
こで光学リレーは、1より大の倍率を有する。
【0019】本発明の1つ又は複数の実施形態は、調節
コントロールで測定を可能にする収差測定装置を提供す
る。詳しくは、本発明の1実施形態は、以下の(a)〜
(e)を有する収差測定装置である。(a)放射のプロ
ーブビームを出力するプローブビームプロジェクタと、
(b)放射のプローブビームを眼内に入力結合するカプ
ラと、(c)瞳面から射出するビームの波面を1つの面
へリレーする光学リレーと、(d)ハルトマン−シャッ
クスポットパターンを生じさせる面に配置されたハルト
マン−シャックセンサと、(e)ハルトマン−シャック
スポットパターンに応答する検出器を有し、ここで、さ
らに収差測定装置は眼に結合された視力計を有する。
【0020】本発明の1つ又は複数の実施形態は、角膜
で反射される放射及び眼内エレメントで散乱した放射が
阻止されるようにした収差測定装置を提供する。詳しく
は、本発明の1実施例は以下の(a)〜(e)を有する
収差測定装置である。(a)放射のプローブビームを出
力するプローブビームプロジェクタと、(b)放射のプ
ローブビームを眼内に入力結合するカプラと、(c)瞳
面から射出するビームの波面を1つの面へリレーする光
学リレーと、(d)ハルトマン−シャックスポットパタ
ーンを生じさせる面に配置されたハルトマン−シャック
センサと、(e)ハルトマン−シャックスポットパター
ンに応答する検出器を有し、ここで、さらに、収差測定
装置は、瞳面に対して共役の面に、又は、その附近に配
置された暗化部材を有する。
【0021】本発明の1つ又は複数の実施形態は、眼内
で多重散乱される放射により生じる曇りのあるぼんやり
としたバックグラウンドが低減されるようにした収差測
定装置を提供する。詳しくは、本発明の1実施形態は、
以下の(a)〜(e)を有する収差測定装置である。
(a)放射のプローブビームを出力するプローブビーム
プロジェクタと、(b)放射のプローブビームを眼内に
入力結合するカプラと、(c)瞳面から射出するビーム
の波面を1つの面へリレーする光学リレーと、(d)ハ
ルトマン−シャックスポットパターンを生じさせる面に
配置されたハルトマン−シャックセンサと、(e)ハル
トマン−シャックスポットパターンに応答する検出器を
有し、ここで光学リレーは、ほぼ網膜の共役面に配置さ
れたダイナミックな曇り止めを含む。
【0022】
【実施例】図1は、本発明により作製される収差測定装
置200の概略図である。図1に示すようにプローブビ
ームプロジェクタ1050は、プローブビーム1060
を出力し、このプローブビーム1060はカプラ100
0に当たる。プローブビーム1060は、通常患者によ
り検出されない放射から成り、この放射は、例えば限定
的ではないが、赤外又は近赤外放射のようなものであ
る。こうして、プローブビームプロジェクタ1050に
対する放射源として近赤外スペクトルレンジにおいて出
力するスーパールミネセンスダイオードを利用できる。
しかし、他の放射源も、また、例えば、限定的でなく、
レーザ又は発光ダイオードを使用することもできる。カ
プラ1000から出力されたプローブビーム33は、角
膜及び水晶体13を含めた眼10の光学系を通って眼1
0の網膜11上に向けられる。網膜11は、プローブビ
ームプロジェクタ33からの入射放射を散乱する。網膜
11により散乱された放射は、水晶体13及び角膜を含
めた光学系を通り、射出ビーム34として、射出瞳面P
Pにおいて眼10から射出する。周知のように、眼10
の射出瞳面PPから射出する射出ビーム34の波面が、
眼の光学系の光学的品質に関する収差情報を担う。例え
ば、収差の異常のない完全な正視眼の場合、射出瞳面P
Pからの射出ビーム34の波面は平面である。しかし、
近視又は遠視の眼の場合、射出瞳面PPからの射出ビー
ム34の波面は、球面の形状を有する。高次の収差のあ
る眼の場合、射出瞳面PPからの射出ビーム34の波面
は不規則なひずみを受ける。収差測定装置200は、眼
内の光学系の収差又は屈折率異常を求めるため、射出瞳
面PPからの射出ビーム34の波面の波面プロフィール
を測定する。
【0023】射出瞳面PPからの射出ビーム34の波面
は、カプラ1000を通過し、光学リレーモジュール1
010によりリレーされる。本発明の1実施形態におい
て、カプラ1000は、偏光ビームスプリッタから成
る。その実施形態において、偏光ビームスプリッタは、
実質的に直線偏光されるプローブビーム1060を反射
し、眼10に当たるプローブビーム33を生じさせる。
そのような偏光ビームスプリッタは、通常の当業者によ
く知られている任意の方法により作製でき、そのような
偏光ビームスプリッタは市販されているものである。散
乱は射出ビーム34を偏光解消する。こうして、カプラ
1000が偏光ビームスプリッタを有する場合射出ビー
ム34がカプラ1000を通過するので、偏光解消され
た射出ビームの一部のみが光学リレーモジュール101
0に渡される(即ち、有利には、偏光ビームスプリッタ
は、とり分け、水晶体13、角膜、網膜11から初期偏
光の反射を阻止する)。光学リレーモジュール1010
は、眼10の射出瞳面PPからの射出ビーム34の波面
を、ハルトマン−シャックセンサ1020における共役
面PPへリレーする。殊にハルトマン−シャックセン
サ1020は、レンズレットアレイから成り、このレン
ズレットアレイは、共役面PPに配置され、この共役
面PPは、射出瞳面PPに対して共役である。周知の
ように、レンズレットアレイは、散乱された放射ビーム
をレンズレットアレイサブアパーチャ内に分解結合し、
レンズレットアレイの焦点面において、ハルトマン−シ
ャックスポットパターンを形成する。本収差測定装置に
使用されるべき適当なレンズレットアレイは市販されて
おり、例えば、マサチュウセッツ州ケンブリッジのAd
aptive Optics Associatesか
ら入手可能である。周知のように、ハルトマン−シャッ
クスポットパターンは、射出ビーム34の波面の収差情
報を担っている。
【0024】次に、図1に示すように、検出器1030
は、ハルトマン−シャックスポットパターンを検出す
る。例えば、1つの実施形態において、検出器1030
はハルトマン−シャックスポットパターンを記録するC
CDカメラであり、このCCDカメラは、デジタル信号
を出力し、このデジタル信号はアナライザ1040に入
力される。1つの実施形態において、アナライザ104
0は、コンピュータとして、例えばパーソナルコンピュ
ータとして具現化される。本発明の1つの実施形態によ
れば、アナライザ1040は、通常の当業者によく知ら
れている任意の方法に従って、複数焦点面の重心の座標
(例えばX,Y,Z位置)を求める。ついで、アナライ
ザ1040は、重心の座標を使用して各ビームセグメン
トのスロープを求め、レンズレットアレイの複数エレメ
ントを通過するビームの1つのビーム部分のスロープを
求める。次にアナライザ1040は、通常の当業者によ
く知られている任意の方法を使用し、この方法は、平面
PPにおいて、ビーム33の波面を再構成するためビ
ームセグメントのスロープを使用する。例えば、そのよ
うな1つの実施形態において、アナライザ1040は、
非特許文献1及び非特許文献2(以下Liang氏論文
という)に含まれている論旨に従って、平面PPにお
いて、ビーム33の波面を再構成するためビームセグメ
ントを、ゼルニケ多項式の1セットに適合させる。前記
Liang氏論文は、ここに参照されている。その際射
出ビーム34の波面34は、通常の当業者によく知られ
ている任意の方法に従って、光学リレーモジュールによ
り求められるスケールファクタを使用して射出瞳面Pに
おいて再構成される。ハルトマン−シャック波面センサ
再構成のレビュウが特許文献6に見出される。さらに、
眼10の収差、即ち屈折性異常が、再構成された波面を
用いて通常の当業者によく知られている任意の方法に従
って、アナライザ1040により計算される。例えば、
そのような方法が刊行物に開示されており(特許文献7
参照)、ここにおいては、波面のひずみが収差の推定値
としてとられている。前記の刊行物は、ここに参照され
ている(Liang氏論文も参照のこと)。アナライザ10
40において使用するためのアルゴリズム、例えばコン
ピュータアルゴリズムは、市販されており、例えば、マ
サチュウセッツ州ケンブリッジのAdaptive O
ptics Associates社から入手可能であ
る。
【0025】I.スペックル低減:図2は、本発明の1
つ又は複数の実施形態により収差測定装置を作製するた
め使用されるプローブビームプロジェクタの概略図であ
る。図2に示すように、放射源31は、放射のプローブ
ビームを出力し、この放射のプローブビームは、レンズ
システム32により集束される(レンズシステム32
は、1つのレンズから成るものとして示されているが、
レンズシステムは、1つ又は複数のレンズから成ってい
てよいことは当業者には明らかである)。回転ミラー2
1により向きを変えた後、放射のプローブビームは、カ
プラ20に当たる。当業者が容易に理解するように、回
転ミラー21は、通常の当業者によく知られている任意
の方法に従って作製される。さらに、1つの実施形態に
おいて、カプラ20は、偏光ビームスプリッタとして具
現化される。カプラ20からの放射出力は、プローブビ
ーム33として眼18に加えられる。
【0026】本発明のそれらの実施形態によれば、可動
メカニズム(図示せず)により振動されるレンズ系を有
するときはいつも、生じるハルトマン−シャックイメー
ジにおけるスペックルが低減される。可動メカニズム
は、通常の当業者によく知られている任意の方法に従っ
て、例えば、限定的でなくボイスコイルの使用により作
製することができる。さらに可動メカニズムは、通常の
当業者によく知られている任意の方法に従って、例えば
限定的でなく、アナライザ1040からの信号に応答し
て動作できる。さらに、振動レンズ系が低コヒーレンス
放射源31と連携して、例えばスーパールミネセンスダ
イオードと連携して使用されるときはいつも、生じるハ
ルトマン−シャックイメージにおけるスペックルが最小
化される。その結果波面測定、従って、収差測定の厳密
性が改善される。
【0027】図2に示すレンズ系32がそれの光軸に沿
って所定の位置におかれている場合、プローブビーム3
3は、所定のスポットサイズを有するスポットで網膜1
1上に当たる(どの所定のスポットサイズが、とり分け
レンズ系32及び眼10の光学系により、定められるか
当業者は容易に理解する)。本発明の1つの実施形態に
よれば、源31からの放射出力が、振動レンズ系2の光
軸と実質的に共線である方向に伝播するように、そし
て、実質的にレンズ系32の中心を通って通過するよう
にアラインメントされる。その結果、レンズ系32は光
軸に沿って所定の位置のまわりで振動するので、静止状
態にとどまる方向にプローブビーム33は伝播走行す
る。レンズ系32は光軸に沿って所定の位置のまわりで
迅速に振動するので、そこで、プローブビーム33が網
膜11上に当たるスポットのサイズは、迅速に所定の範
囲内で振動し、(例えば、実質的に円形のスポットの場
合、スポットのサイズは所定の直径により規定される円
形エリヤ内で迅速に振動する)、一方、スポットの重心
は実質的に一定にとどまる。さらに網膜上のスポットの
サイズは、変化するので、プローブビーム33の相対位
相はスポットを横切る任意の2つの点で変化する。従っ
て、網膜11により散乱される放射の相対位相は、迅速
に変化し(即ち、網膜11により散乱した放射の相対位
相の空間コヒーレンスがランダマイズされる)、その結
果ハルトマン−シャックスポットにおけるスペックルが
低減される。
【0028】レーザ及びスーパールミネセンスダイオー
ドは、輝度及びビーム品質要求に基づき、ハルトマン−
シャックセンサを使用した収差測定装置を作製するため
使用される通常の源である。しかし、コヒーレントビー
ム、例えば、レーザにより生じたビームが非一様散乱体
により散乱するといつもスペックルが生じることは当業
者には周知である。このことに基づき、そのような計器
においてプローブビームを生じさせるためレーザを使用
したならばハルトマン−シャックにおけるスペックルが
著しいものとなり、それの正確な測定が困難になる。ま
た、スーパールミネセンスダイオードから発射されるよ
うな低コヒーレンスビームがレーザにより生じたビーム
よりわずかなスペックルを生じさせることも当業者には
周知である。しかし、スーパールミネセンスダイオード
により生じるビームを使用して引き起こされるスペック
ルは、なお相当なものである、それというのは、ビーム
に沿ってそれの空間コヒーレンスがレーザビームのそれ
よりはるかにわずかであるとしても、スーパールミネセ
ンスダイオードにより生成されるビームは、ビームを横
切る方向で良好な空間コヒーレンスを有するからであ
る。こうして本発明のさらなる実施形態によれば、ハル
トマン−シャックスポットのスペックルを、振動レンズ
系32及びプローブビーム源31を含む実施形態により
最小化でき、この実施形態では、プローブビーム源31
がわずかな時間コヒーレンスを有する明るい光源、例え
ば、限定的ではないがスーパールミネセンスダイオード
のような明るい光源を有する。
【0029】そのような実施形態の1つの事例において
スーパールミネセンスダイオードは、ほぼ820nmを
中心とする波長を有し、ほぼ25nmのスペクトル帯域
幅を有する。さらに、眼10内に照射されるプローブビ
ーム33のパワーは、ほぼ50〜ほぼ100μwの範囲
内にある。なおさらに、網膜11上のスポットの直径は
ほぼ100〜ほぼ200μmの範囲内で振動する。又、
さらにレンズ系32は、ほぼ10mmの焦点距離を有
し、ほぼ0.5mmの直線距離にわたって振動するレン
ズである。なお、またレンズ系32をほぼ20〜ほぼ1
00Hzの共振周波数で振動させるため、ボイスコイル
を、通常の当業者によく知られている任意の方法に従っ
て、可動メカニズムとして使用できる。
【0030】II.拡大された測定レンジ:図3は、拡
大された測定レンジを有する本発明の1つ又は複数の実
施形態に従って、収差測定装置を作製するため使用され
る光学的構成の概略図である。即ち、図3は、眼の種々
のゾーンにわたって大きな屈折力ジオプトリー変化を有
する眼の測定を可能にする光学的構成を有する実施形態
を示す。図3に示す光学的構成は、図1の光学リレーモ
ジュール1010を具現化し、これが第1の光学リレー
モジュール40及び第2の光学リレーモジュール50を
有するように具現化することにより、そして、オプショ
ナルな光学的イメージモジュール70を、ハルトマン−
シャックセンサ1020と検出器1030との間に挿入
することにより、図1に示す光学的構成から得られる。
図3に示すように、第1の光学リレーモジュール40
は、レンズ系41,42を有する(レンズ系41,42
は、それぞれ1つのレンズからなるものとして示されて
いるが、当業者は、レンズ系41,42はそれぞれ1つ
又は複数のレンズからなっていてよいことを容易に理解
する)−第1の光学リレーモジュール40を、通常の当
業者によく知られている任意の方法に従って作製でき
る。光学リレーモジュール40は、射出ビーム34の波
面を眼10の射出瞳面PPから第1の共役面PP´へリ
レーする。それから、波面は、第2光学リレーモジュー
ル50によりリレーされて、回転ミラー23に当たるよ
うになる。図3に示すように、第2光学リレーモジュー
ル50は、レンズ系51,52を有する(レンズ系5
1,52は1つのレンズから成るものとして示されてい
るが、当業者は、それぞれ1つ又は複数のレンズから成
ることを容易に理解する)。第2の光学リレーモジュー
ル50は通常の当業者によく知られている任意の方法に
従って作製できる。通常の当業者が容易に理解するよう
に、回転ミラー23は計器をよりコンパクトにするため
の好都合な手段として使用されるが動作には必要でな
い。回転ミラー23は、通常の当業者によく知られてい
る任意の方法に従って作製できる。レンズレットアレイ
60(図1のハルトマン−シャックセンサ1020の1
つの実施形態)は、第2の共役面PP″に配置され、こ
の第2の共役面PP″は、第1の共役面PP´及び射出
瞳面PPに対して共役である。図3に示すように、オプ
ショナルな光学的イメージモジュール70は、ハルトマ
ン−シャックスポットパターン61をリレーし、集束
し、このハルトマン−シャックスポットパターン61は
レンズレットアレイ60の焦点面でCCDカメラ80の
センシング表面上に形成される(図1の検出器1030
の1つの実施形態)。図3に示すように、オプショナル
な光学的イメージモジュール70はレンズ系71,72
を有する(レンズ系71,72はそれぞれ1つのレンズ
からなるものとして示されているが、当業者は、レンズ
系71,72はそれぞれ1つ又は複数のレンズからなる
ことを容易に理解する)−光学的イメージモジュール7
0を、通常の当業者によく知られている任意の方法に従
って作製できる。
【0031】前記の実施形態によれば、第1の光学リレ
ーモジュール40及び第2の光学リレーモジュール50
は、共に合わせれば、1より大の倍率を有する。この倍
率に基づき、レンズレットアレイ60における射出ビー
ム34の波面のアパーチャ(即ち瞳孔レンズ)が拡大さ
れるが、射出ビーム34の波面の屈折力ジオプトリーが
低減される。それから、光学的イメージモジュール70
は、1より小の倍率を有し、そして、レンズレットアレ
イ焦点面におけるハルトマン−シャックスポットパター
ン61をCCDカメラ80へ伝達する。上述の倍率拡大
及び縮小倍率を利用することにより、限られたセンシン
グエリヤのチップを有する従来のCCDカメラを使用し
ながら収差測定装置は、大きな瞳孔に対してより大きな
ジオメトリー測定レンジを有することができる。
【0032】本発明のそのような1つの実施形態によれ
ば、第1の光学リレーモジュール40は、2つの実質的
に同一のレンズ系41,42を有し、それらのレンズ系
41,42は1つのユニットリレーを形成するよう共焦
点構成内にインストールされる。さらに、本発明のその
ような実施形態によれば、第2の光学リレーモジュール
50は、1より大の倍率を有するリレーを形成するよ
う、相異なる焦点距離を有する2つのレンズ系51,5
2から成る。上述の結果、第1共役面PP´における波
面は、射出瞳面PPにおける波面と同じであるが、第2
共役面PP″における波面は、射出瞳面PPにおけるも
のより大のアパーチャ及びM倍小さいスロープ変化を
有する。こうして、(第2共役面PP″に配置された)
レンズレットアレイ60は射出ビーム35を受け取るの
で、レンズレットアレイ焦点面におけるハルトマン−シ
ャックスポットパターン61は、第2の光学リレーモジ
ュール50を使用しなければ生じることとなるものに比
して拡大される。図3に示す実施形態が、共に合わせる
と倍率>1を有する2つの光学リレーモジュールを使用
する場合を示しているが、本発明の実施形態は、それに
より限定されない。こうして、本発明の実施形態を、倍
率M>1を有する単一の光学リレーモジュールを使用し
て作製できる。
【0033】図3に示すハルトマン−シャックスポット
パターン61が利用可能なCCDカメラのセンシングエ
リヤより大である場合、CCDカメラ80のセンシング
エリヤ上へフィットするようハルトマン−シャックスポ
ットパターン61のサイズを減少させるためオプショナ
ルな光学的イメージモジュール70を使用できる。例え
ばこのことを行うため、種々の焦点距離を有するレンズ
系71,72を有し、縮小倍率M´を有する倍率縮小ス
テージを形成することができる。さらに、光学的イメー
ジモジュール70の設計により、レンズレットアレイ焦
点面からCCDカメラ80までのセンサ表面までのフィ
ールドひずみを最小化すべきである。
【0034】そのような実施形態の1事例において、第
1の光学リレーモジュール40の倍率Mは1であり、第
2の光学リレーモジュール50の倍率Mは1.4であ
り、光学的イメージモジュール70の縮小倍率M´は
0.3である。それらのモジュールを用いて、収差測定
装置の測定を、2(即ち1.4)倍だけ拡大でき、一
方6.4×4.8mmのセンシングエリヤを有する1/
2CCDカメラチップは、8mmの瞳孔サイズを有する
眼からの射出ビーム34を受け取るためCCDカメラ8
0において使用できる。さらに、レンズレットアレイ6
0は、ほぼ1mmのサブアパーチャ及び10mmの大き
さのオーダの焦点距離を有する。そのようなレンズレッ
トアレイは、市販されており、例えばマサチュウセッツ
州ケンブリッジのAdaptive Optics A
ssociatesから入手可能である。
【0035】III.視力計の統合:図4は、調節コン
トロールを与えるため、本発明の1つ又は複数の実施形
態により、収差測定装置を作製するため使用される視力
計モジュール90を示す概略図である。それらの実施形
態によれば、視力計モジュール90は、眼10の焦点外
れ誤差及び乱視を光学的に補償し、眼10を、遠距離
(「無限」)に現れるターゲット上に焦点合わせするよ
うにガイドする。図4に示すように、視力計モジュール
90は、第1のストークスのレンズ系91、第2のスト
ークスのレンズ系92、第1の焦点レンズ系93、可動
レンズ94、第2の焦点レンズ系95、固視ターゲット
96を有する(第1のストークスのレンズ系91、第2
のストークスのレンズ系92、第1の焦点レンズ系9
3、可動レンズ94、第2の焦点レンズ系95、は、そ
れぞれ1つのレンズから成るものとして示されている
が、当業者は、レンズ系91〜95がそれぞれ1つ又は
複数のレンズから成ることを容易に理解する)。視力計
モジュールを作製するための多くの方法が、通常の当業
者に周知である。固視ターゲット96が通常の当業者に
よく知られている任意の方法に従って作製され、そし
て、固視ターゲット96は、図1の光学リレーモジュー
ル1010(図1の光学リレーモジュールは、光学リレ
ーモジュール40として具現化される)及び視力計レン
ズ系91〜95を通して眼10内に結像される。図4に
示すように、視力計モジュール90からの放射出力がビ
ームスプリッタ22を使用して収差測定装置内に入力結
合される。ビームスプリッタ22は通常の当業者によく
知られている任意の方法に従って、射出ビーム34の放
射(例えば図2の源31から発射された放射)を透過
し、そして、視力計モジュール90において発射された
放射(例えば白色光)を反射するように設計されてい
る。図4には、視力計モジュール90からの放射出力が
光学リレーモジュール40の後、収差測定装置内へ入力
結合されることが示されているが、通常の当業者には、
本発明の実施形態はそれに限定されるものでないことが
明らかである。特に、視力計モジュール90からの放射
出力を相異なる位置で収差測定装置内に入力結合でき
る。例えば視力計モジュール90からの放射出力を、図
1に示すカプラ1000の前又は後に結合できる実施形
態がある。
【0036】眼10の焦点外れ誤差を補償するため、例
えば図1のアナライザ1040からの信号に応答して、
通常の当業者によく知られている任意の方法に従って、
移動可能なレンズ系94の、それの光軸に沿っての位置
を変化させることができる。例えば移動可能なレンズ系
94を、モータにより駆動される並進ステージのような
可動メカニズム上に取り付けることができる。さらに、
眼10の乱視を補償するため、例えば、図1の104
0、アナライザ1040からの信号に応答して、通常の
当業者によく知られている任意の方法に従って、ストー
クスのレンズ系91,92を独立的に電子的に回転でき
る。例えば、ストークスのレンズ系91,92をモータ
により駆動される回転ステージ上に取り付けることがで
きる。1つの実施形態において、第1及び第2のストー
クスのレンズ系91,95は、円柱レンズである。
【0037】動作中患者は、固視ターゲット96上に固
視をするように要請される。収差測定装置は、初期的測
定をし、眼10内の焦点外れ誤差及び乱視の初期的推定
を行う。それに応じて、アナライザ1040は、眼10
が測定された焦点外れ誤差及び乱視を補償するため視力
計モジュール90の初期的セッティングをドライブでき
る(即ち適当に調節された視力計モジュール90を通し
て見ると、眼10は、遠い距離に現れるシャープな固視
ターゲット96を見る)。例えば、1つの実施形態にお
いて、アナライザ1040は、移動可能なレンズ系94
に対する可動メカニズム(図示せず)に信号を送信し、
これは、焦点外れ誤差を補償するよう移動可能なレンズ
系94を移動させ、そして、アナライザ1040は、眼
10の乱視を補償するためストークスのレンズ系91,
92を回転させるため、ストークスのレンズ系91,9
2に対する回転メカニズム(図示せず)へ別の信号を送
信する。このステップは、眼10の測定された焦点外れ
誤差及び乱視が所定の範囲内で安定化されるまで複数回
実行される。このような情勢下で、眼10の調節を安定
化すべきであり、眼10は遠距離に現れるシャープなイ
メージとして固視ターゲット96を固視する。さらに眼
10の調節を安定化するためかぶり(fogging)
を使用することもできる。かぶりとは、小さいが特別な
大きさの焦点はずれのパワー(〜0.5ジオプトリ)が
光路内に付加されて、被検眼を無限“を越えて”焦点合
わせするようにガイドする技術であり、前記のかぶりは
当業者には周知である。さらなる実施形態において、可
動のレンズ系94及びストークスのレンズ系91,92
の調節をオペレータにより行うことができる。
【0038】さらに、収差測定装置を使用して眼10を
測定するステップが、眼10の光学収差を求めるため実
行される。
【0039】そのような実施形態の1事例において、可
動レンズ系94を、−15ジオプトリー〜+15ジオプ
トリーの焦点はずれの異常を調節適合するため調節でき
る。さらに、ストークスのレンズ系91,92を、何れ
の配向においても6ジオプトリーまで乱視を調節適合す
るため調節できる。
【0040】IV.網膜から反射された放射及び眼内エ
レメントにより散乱された放射を阻止すること:図5
は、角膜から反射された放射(放射36)及び眼10の
眼内エレメントにより散乱した放射(放射37)がどの
ようにハルトマン−シャックスポットパターン61を汚
染するかを示す収差測定装置の一部分の概略図である。
角膜から反射された放射及び眼内エレメントにより散乱
した放射が網膜11により散乱する放射よりはるかに強
い。図1のカプラ1000を具現化するため偏光ビーム
スプリッタを使用して角膜から反射された放射を多く阻
止できるが、残存する角膜反射36が厳密な波面測定に
とって厄介なものにとどまる。さらに眼内エレメント
(例えば水晶体13及び角膜)により散乱した放射は、
網膜11での散乱により生じる偏光解消に類似した仕方
で偏光解消される。こうして、眼内エレメントにより散
乱した放射を、偏光ビームスプリッタ20により除去で
きない。さらに、角膜で反射した放射36及び眼内エレ
メントで反射した放射37が狭いプローブビーム33の
ビーム路から生じるので、それらの放射は、射出瞳面P
Pの、第1の共役面PP´又は第2の共役面PP″(例
えばレンズレットアレイ60のレンズレット62)の近
くで小さなスポットに集束される。その結果そのような
放射は、波面測定の精度を低下させる。
【0041】図6は、本発明の1つ又は複数の実施形態
に従って収差測定装置を作製するため使用される暗化部
材38の概略図であり、前記暗化部材38は、角膜から
反射した放射36及び眼10の眼内エレメントから散乱
する放射37を阻止する。図6に示すように、1つの実
施形態において、暗化部材38は、射出ビーム34の光
路内に挿入され、射出瞳面PPの共役面(例えば射出瞳
面PPの第1共役面PP´)の近くに配置される。例え
ば放射36及び放射37を阻止するため、暗化部材38
を、放射36及び放射37の焦点像間に配置できる。
【0042】本発明の1実施形態によれば、レンズレッ
トアレイ60は、それの1つのレンズレット(所定のレ
ンズレットアレイ)が放射36及び放射37の焦点像に
交差するように位置定めされるようにアラインメントさ
れている(即ち、1つのレンズレット、例えば、レンズ
レット62が網膜から反射した放射及び、眼内エレメン
トで散乱する放射の像とオーバーラップするようにレン
ズレットアレイ60が位置定めされアラインメントされ
る)。このことはレンズレットアレイ60上のプローブ
ビームのイメージスポットサイズは、レンズレットアレ
イ60の1つのレンズレットのサブアパーチャより小で
あるように、当該イメージスポットサイズが与えられて
いれば常に可能である。この場合において、暗化部材3
8は、それのイメージは陰影が所定のレンズレット例え
ば、レンズレット62と実質的にオーバーラップするよ
うに設計され横方向にアラインメントされている。その
ような実施形態の1つの事例において、暗化部材38
は、印刷により、例えば、透明体例えば透明プラスチッ
ク片上に例えばブラックスポットを印刷することによ
り、そして例えば透明プラスチック片をX−Y−Z可調
節マウント(図示せず)に付けることにより形成でき
る。そのような可調節マウントを通常の当業者によく知
られている任意の方法に従って作製できる。1つの実施
形態において、プローブビーム33のスポットサイズは
角膜上でほぼ250μmであり、そして、それのイメー
ジスポットサイズは、第1の共役面PP´においてほぼ
250μmであり、第2の共役面PP″においてほぼ3
50μmである。レンズレットアレイ60のサブアパー
チャサイズはほぼ600μmであり、暗化部材38はブ
ラックスポットを横切る方向でほぼ430μmの寸法を
有する。
【0043】図7は、ハルトマン−シャックセンサの1
つのレンズレットアレイが角膜から反射した放射、及
び、眼内エレメントにより散乱した放射を阻止するよう
にした、本発明の1つ又は複数の実施形態により作製さ
れる収差測定装置の概略図である。この実施形態によれ
ばレンズレットアレイ60は、それの1つのレンズレッ
ト例えば、レンズレット62が、放射36及び放射37
の焦点像と交差するようにアラインメントされている
(即ち、1つのレンズレット、例えばレンズレット62
が網膜から反射した放射、及び、眼内エレメントで散乱
する放射の像とオーバーラップするようにレンズレット
アレイ60がアラインメントされる)。レンズレット6
2は、そこで角膜により反射する放射、及び、眼内エレ
メントにより散乱する放射が、第1の共役面PP´の近
くに集束される位置に対して実質的に共役の位置に配置
されている。その際レンズレット62は、暗化部材とし
て用いられるよう不透明にされる(例えば黒化され
る)。実施形態はレンズレットを不透明なものとして構
成することが記載されているが、本発明の実施形態に包
含されるさらなる実施形態では、さらに、暗化部材がレ
ンズレットアレイの1つのレンズレットにとって換わっ
ている。
【0044】角膜から反射した放射及び眼内エレメント
から散乱した放射の阻止を、2つの光学リレーモジュー
ル(即ち第1の光モジュール40、及び、第2の光モジ
ュール50)から成る計器を示す図5〜図7に関連して
説明したが、本発明の実施形態はそれに限定されない。
殊に単一の光学リレーモジュール1010が利用される
(図1参照)他の実施形態を形成できる。1つのレンズ
レットアレイが角膜面に由来しないで眼内エレメントか
ら散乱された放射の共役面(「新たな面」)におかれて
いる他の実施形態を作製できる。そのような場合におい
て、1つのレンズレットアレイレメントを上述のように
不透明にできる。新たな面におけるレンズレットアレイ
の配置が、有効な測定データの最小損失を生じるように
干渉障害的な信号を抑圧するため選ばれている。その波
面の自由空間内伝播を求めるため、当業者に周知の数値
的又は分析的方法に従って射出瞳面PPに共役の面(又
は他の任意の注目基準面)において波面測定を行わせる
ため、新たな面を使用して得られた波面測定データを処
理できる。
【0045】V.多重散乱放射により生じる曇りを減少
させること:図8は、本発明の1つ又は複数の実施形態
に従って収差測定装置を作製するため使用されるダイナ
ミック曇り止めを示す概略図であり、前記ダイナミック
曇り止めは、多重散乱放射38により生じる曇りを減少
させる。多重散乱放射38は、眼10の内部から生じる
追跡光線であり、そして、瞳孔12からあらゆる方向に
射出する。多重散乱放射38は、ハルトマン−シャック
イメージにおける曇りのあるバックグラウンドを生じ、
それにより、波面測定の精度に悪影響を及ぼす。
【0046】本発明の実施形態によれば、ダイナミック
曇り止め53が網膜11に対して共役の面の近くに配置
され、ここで、射出ビーム34が集束され、追跡光線の
大半から空間的に分離される。本発明のそのような実施
形態によれば、ダイナミック曇り止め53は、例えば、
図1のアナライザ40からの信号に応答して、モータ
(図示せず)により駆動される並進ステージにより並進
され、この並進ステージ及びモータは、通常の当業者に
よく知られている任意の方法に従って作製される。
【0047】動作中、ダイナミック曇り止め53を初期
的に公称位置に常駐させてもよく、又は、計器の光路外
にはじき出してもよい。その際、収差測定装置は、眼1
0の焦点外れ誤差及び乱視誤差を推定するため初期的波
面測定を行う。そして、図1のアナライザ1040は、
通常の当業者によく知られている任意の方法に従って、
網膜11に対して共役の1つの面の大体の位置を計算す
るため測定された波面データを使用する。さらに、アナ
ライザ1040は、並進ステージによりダイナミック曇
り止め53のサイズが、ビーム34が実質的損失なし
で、通過することを許容するのに十分大きな値を有し、
そして、多重散乱された放射光38の実質的な量を除去
するのに十分小さい値を有するように選ばれる。1つの
実施形態において、ダイナミック曇り止め53は、ほぼ
3mm〜ほぼ5mmの範囲の開口に対しての横断方向寸
法のアパーチャを有する。
【0048】これまでの説明は、単に図解及び説明のた
めになされたことは当業者には明らかである。それだけ
で本発明を開示された形態に限定するものでなく、それ
に尽きるものでない。例えば、本発明の実施例は、上述
の実施形態の1つ、又はそれより多くの組み合わせを含
むことができる。さらに、本発明の1つ又は複数の実施
形態によれば、図1に示すアナライザ1040により生
成される測定データをデジタルフォーマットで提示及び
/又はセーブできる。さらに、そのようなデータを、た
とえば限定をすることなく、カスタマイズされた屈折矯
正手術を行うため、カスタマイズされたコンタクトレン
ズを作るため、又は、カスタマイズされた眼内レンズを
設計するため使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例により作製される収差測定装
置の概略図である。
【図2】本発明の1つ又は複数の実施形態により収差測
定装置を作製するため使用される振動レンズを有するプ
ローブビームプロジェクタの概略図である。
【図3】本発明の1つ又は複数の実施形態により収差測
定装置を作製するため使用される光学的コンフィギュレ
ーションの概略図である。
【図4】本発明の1つ又は複数の実施形態により収差測
定装置を作製するため使用される視力計モジュールを示
す概略図である。
【図5】網膜から反射された放射及び眼内エレメントに
より散乱するほう巣アプリケーションが、ハルトマン−
シャックイメージをどのように汚染するかを図解する収
差測定装置の概略図である。
【図6】本発明の1つ又は複数の実施形態により収差測
定装置を作製するため使用される暗化部材を示す概略図
である。
【図7】ハルトマン−シャックセンサのレンズレットア
レイと放射を阻止するように本発明の1つ又は複数の実
施形態に従って作製される収差測定装置の概略図であ
る。
【図8】本発明の1つ又は複数の実施形態により収差測
定装置を作製するため使用されるダイナミック曇り止め
の概略図である。
【符号の説明】
10 眼 11 網膜 13 水晶体 20 偏光ビームスプリッタ 21 回転ミラー 22 ビームスプリッタ 23 回転ミラー 31 プローブビーム源 32 プローブビーム 34 射出ビーム 35 測定ビーム 36 放射 37 放射 38 多重散乱放射光 39 暗化部材 40 光学リレーモジュール 41 レンズ系 42 レンズ系 50 光学リレーモジュール 51 レンズ系 52 レンズ系 53 ダイナミック曇り止め 60 レンズレットアレイ 61 ハルトマン−シャックスポットパターン 62 レンズレットアレイ 70 光イメージモジュール 71 レンズ系 72 レンズ系 80 CCDカメラ 90 注力計モジュール 91 レンズ系 92 レンズ系 93 焦点レンズ系 94 移動可動レンズ系 95 レンズ系 96 シャープな注視ターゲット 200 収差測定装置 1000 カプラ 1020 ハルトマン−シャックセンサ 1010 検出器 1040 アナライザ 1050 プローブビームプロジェクタ 1060 プローブビーム PP 射出瞳面 PP´ 第1共役面 PP″ 第2共役面
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 ジェイ ウェイ アメリカ合衆国 カリフォルニア フリー モント インディアン ヒル プレイス 397 (72)発明者 スコット エイ マイアー アメリカ合衆国 カリフォルニア リヴァ ーモア ヴェローナ アヴェニュー 994 (72)発明者 ジェームス ピー フォーリー アメリカ合衆国 カリフォルニア フリー モント マー アヴェニュー 457 (72)発明者 ヨヘン エム ホルン アメリカ合衆国 カリフォルニア プレザ ントン バーナル アヴェニュー 4852 アパートメント アイ

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼の光学収差を求めるための収差測定装
    置において、 当該測定装置は、 放射のプローブビームを出力するプローブビームプロジ
    ェクタと、 放射のプローブビームを眼内に入力結合するカプラと、 瞳面から射出するビームの波面を1つの面へリレーする
    光学リレーと、 ハルトマン−シャック(Hartmann−Shac
    k)スポットパターンを生じさせる面に配置されたハル
    トマン−シャックセンサと、 ハルトマン−シャックスポットパターンに応答する検出
    器とを有し、 前記プローブビームプロジェクタは振動レンズを有す
    る、ことを特徴とする収差測定装置。
  2. 【請求項2】 前記振動レンズはボイスコイルにより駆
    動される、請求項1記載の収差測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ボイスコイルはほぼ20〜100H
    zの振動周波数で駆動される、請求項2記載の収差測定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記プローブビームプロジェクタはレー
    ザ放射源を含む、請求項1記載の収差測定装置。
  5. 【請求項5】 前記プローブビームプロジェクタはスー
    パールミネセンスダイオード放射源を含む、請求項1記
    載の収差測定装置。
  6. 【請求項6】 眼の光学収差を求めるための収差測定装
    置において、 当該測定装置は、 放射のプローブビームを出力するプローブビームプロジ
    ェクタと、 放射のプローブビームを眼内に入力結合するカプラと、 瞳面から射出するビームの波面を1つの面へリレーする
    光学リレーと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを生じさせる、
    面に配置されたハルトマン−シャックセンサと、 ハルトマン−シャックスポットパターンに応答する検出
    器とを有し、 前記収差測定装置はさらに眼に結合された視力計モジュ
    ールを含む、ことを特徴とする収差測定装置。
  7. 【請求項7】 前記視力計モジュールは眼の焦点外れ誤
    差を補償する可動レンズを有する、請求項6記載の収差
    測定装置。
  8. 【請求項8】 前記視力計モジュールは眼の乱視を補償
    する1対のストークスレンスを有する、請求項6記載の
    収差測定装置。
  9. 【請求項9】 眼の光学収差を求めるための収差測定装
    置において、 当該測定装置は、 放射のプローブビームを出力するプローブビームプロジ
    ェクタと、 放射のプローブビームを眼内に入力結合するカプラと、 瞳面から射出するビームの波面を1つの面へリレーする
    光学リレーと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを生じさせる面
    に配置されたハルトマン−シャックセンサと、 ハルトマン−シャックスポットパターンに応答する検出
    器とを有し、 前記収差測定装置はさらに瞳面に対して共役の面に又は
    その付近に配置された暗化部材を有する、ことを特徴と
    する収差測定装置。
  10. 【請求項10】 前記暗化部材は透明陽画上に印刷され
    ている、請求項9記載の収差測定装置。
  11. 【請求項11】 前記ハルトマン−シャックセンサはレ
    ンズレットアレイを有し、前記暗化部材は前記レンズレ
    ットアレイの不透明エリヤを含む、請求項9記載の収差
    測定装置。
  12. 【請求項12】 前記不透明エリヤは不透明なレンズレ
    ットアレイを有する、請求項11記載の収差測定装置。
  13. 【請求項13】 眼の光学収差を求めるための収差測定
    装置において、 当該測定装置は、 放射のプローブビームを出力するプローブビームプロジ
    ェクタと、 放射のプローブビームを眼内に入力結合するカプラと、 瞳面から射出するビームの波面を1つの面へリレーする
    光学リレーと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを生じさせる面
    に配置されたハルトマン−シャックセンサと、 ハルトマン−シャックスポットパターンに応答する検出
    器とを有し、 前記ハルトマン−シャックセンサはレンズレットアレイ
    を有し、該レンズレットアレイは、それの所定のエリヤ
    が眼の角膜から反射された放射のイメージ及び眼の眼内
    エレメントにより散乱された放射のイメージと実質的に
    オーバーラップするように配置されており、さらに、収
    差測定装置は暗化部材を有する、ことを特徴とする収差
    測定装置。
  14. 【請求項14】 前記暗化部材は、それのイメージが所
    定のエリヤと実質的にオーバーラップするように配置さ
    れている、請求項13記載の収差測定装置。
  15. 【請求項15】 前記暗化部材は所定のエリヤの位置で
    放射を阻止する、請求項13記載の収差測定装置。
  16. 【請求項16】 眼の光学収差を求めるための収差測定
    装置において、 当該測定装置は、 放射のプローブビームを出力するプローブビームプロジ
    ェクタと、 放射のプローブビームを眼内に入力結合するカプラと、 瞳面から射出するビームの波面を1つの面へリレーする
    光学リレーと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを生じさせる面
    に配置されたハルトマン−シャックセンサと、 ハルトマン−シャックスポットパターンに応答する検出
    器とを有し、 前記光学リレーは、ほぼ網膜の共役面に配置されたダイ
    ナミック曇り止めを含む、ことを特徴とする収差測定装
    置。
  17. 【請求項17】 眼の収差を求める方法において、 視力計から光を眼内に照射するステップと、 眼内に放射のプローブビームを照射するステップと、 瞳面から射出するビームの波面ハルトマン−シャックセ
    ンサへリレーするステップと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを検出するステ
    ップと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを分析して、焦
    点外れ誤差及び乱視を含めた眼の光学収差を求めるステ
    ップと、 焦点外れ誤差及び乱視に応答して視力計を調節するステ
    ップとを有する、ことを特徴とする眼の収差を求める方
    法。
  18. 【請求項18】 測定された焦点外れ誤差及び乱視が所
    定の範囲内に安定化されるまで、眼の収差を求め、視力
    計を調節するステップを有する請求項17記載の収差測
    定装置。
  19. 【請求項19】 眼の収差を求める方法において、 眼内に放射のプローブビームを照射するステップと、 瞳面から射出するビームの波面をハルトマン−シャック
    センサへリレーするステップと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを検出するステ
    ップと、 ハルトマン−シャックスポットパターンを分析して、焦
    点外れ誤差及び乱視を含めた眼の光学収差を求めるステ
    ップと、 眼の網膜に対して共役の面の大体の位置を求めるステッ
    プと、 曇り止めをその位置へ移動させるステップと、を有する
    ことを特徴とする眼の収差を求めるための方法。
  20. 【請求項20】 前記光学リレーは1より大の倍率を有
    する、請求項1記載の収差測定装置。
  21. 【請求項21】 前記検出器は倍率<1を有する第2の
    光学リレーを含む、請求項20記載の収差測定装置。
  22. 【請求項22】 前記光学リレーは1より大の倍率を有
    する、請求項6記載の収差測定装置。
  23. 【請求項23】 前記光学リレーは1より大の倍率を有
    する、請求項9記載の収差測定装置。
  24. 【請求項24】 前記光学リレーは1より大の倍率を有
    する、請求項13記載の収差測定装置。
  25. 【請求項25】 前記光学リレーは1より大の倍率を有
    する、請求項16記載の収差測定装置。
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