JP2003102051A - 車載情報サービス受信装置 - Google Patents

車載情報サービス受信装置

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JP2003102051A
JP2003102051A JP2001292463A JP2001292463A JP2003102051A JP 2003102051 A JP2003102051 A JP 2003102051A JP 2001292463 A JP2001292463 A JP 2001292463A JP 2001292463 A JP2001292463 A JP 2001292463A JP 2003102051 A JP2003102051 A JP 2003102051A
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JP2001292463A
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雄一 ▲高▼橋
Yuichi Takahashi
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Yazaki Corp
Telecommunications Advancement Organization
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Yazaki Corp
Telecommunications Advancement Organization
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスの提供者より提供されるサービスを
適切なエリアで受信することができ、且つ、サービス提
供者が意図しない場合においても適切にこれに対処する
ことのできる車載情報サービス受信装置を提供すること
が課題である。 【解決手段】 車両に搭載され、各種の通信メディアを
用いて送信側端末より送信される情報サービスを受信す
る車載情報サービス受信装置において、属性情報を用い
て通信スケジュールを生成する通信制御部2と、自車の
走行位置を検出する自車位置管理部3と、を有し、自車
位置管理部3にて検出される自車の走行位置と、通信ス
ケジュールに設定された属性情報に基づいて、各通信メ
ディアにより送信される情報を受信することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信側端末(基地
局)と車両との間で通信を行うことにより各種の情報サ
ービスを受けるシステムに用いる、車載情報サービス受
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やモバイル機器等、通
信メディアの開発に伴い、移動中の車両に搭載される車
載端末と、情報を提供する基地局との間で通信を行うシ
ステムの開発が進められている。
【0003】このような通信システムにて用いられる車
載端末の通信制御方式は、該車載端末の利用環境の特性
に応じて、従来より様々な改善が成されている。例え
ば、車載端末は移動するので、その通信環境は時々刻々
と変化し、携帯電話等の通信メディアのサービスエリア
外となってしまうことがあり、また、トンネル等の遮蔽
環境を通過する場合には、通信メディアより送信される
電波を受信することができなくなることがある。その結
果、通信環境が不安定になってしまうという問題が発生
するので、これらの問題を改善する必要がある。
【0004】そこで、例えば、特開平4−255122
号公報や、特開平11−17606号公報に示されるよ
うに、地図データに記録された通信環境情報を使用し、
車載端末から車外の基地局へ送信するデータの量と、通
信メディアのサービスエリアの広さや、通信速度、通信
費用などの通信メディアの特性を考慮して通信制御を行
い、安定した通信を行う技術が考案されている。
【0005】他方、車載端末の高機能化に伴い、本来の
ナビゲーション機能に加え、様々な付加情報サービスが
ドライバーへ提供されるようになっている。例えば、i
モード対応のカーナビゲーションシステムのように、ド
ライバーに提供する情報に対し、主に位置情報を車載端
末と情報提供サーバとの間で送受信するための制御情報
を付加し、これを利用して位置情報を交換することで、
位置情報を利用した、より多彩な情報をドライバーへ提
供する技術が考案されている。
【0006】このようなシステムを用いることにより、
例えば、車両が目的地に到着する前に、予め目的地の駐
車場の空き状況を問い合わせることができ、車両到着前
にその回答を得ることができるので、ドライバーは利便
性に富んだサービスを得ることができる。
【0007】このような状況の中、DSRC(Dedicate
d Short Range Communication;狭域専用通信)を用い
たITS情報通信(高度道路情報通信)サービスに関す
る研究が活発に行われている。DSRCは、半径100
[m]程度の比較的狭い範囲をサービスエリアとし、こ
の範囲内に存在する車両へ大容量のデータを通信するシ
ステムである。更には、同時にサービスを提供する地理
的範囲を限定し、場所に応じたサービスをドライバーへ
提供することができるという特性をも併せ持っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載端末が
走行位置に応じたサービスをドライバーへ提供するため
には、特定のDSRCポスト(送信データの発信源)の
位置等、送信されたサービスを受信するエリアの情報
を、車載機器側にて予め取得しなければならない。従っ
て、どのエリアでサービスを受信するか、といった情報
を車載端末が取得し、通信を制御する機能が不可欠であ
る。
【0009】また、車載端末が安定した通信を行うため
には、車載端末から基地局側へ送信するデータの量に加
え、基地局側から送信されるデータの量も車載端末にて
認識する必要がある。
【0010】更に、車載端末は移動体端末であるので、
ドライバーによる経路変更や渋滞による遅延など、サー
ビスの提供者(基地局側)が意図しない動作が発生した
場合には、これに対応することができない。即ち、例え
ば、車両の目的地の近くにあるDSRCのエリアで、駐
車場の混雑状況の情報を入手する予定であったとき、ド
ライバーの都合で、このDSRCのエリア内を通行しな
い場合には、車載端末はこの情報を入手することができ
なくなるというトラブルが発生してしまう。
【0011】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、サービスの提供者より提供されるサービスを適切な
エリアで受信することができ、且つ、サービス提供者が
意図しない場合においても適切にこれに対処することの
できる車載情報サービス受信装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、各
種の通信メディアを用いて送信側端末より送信される情
報サービスを受信する車載情報サービス受信装置におい
て、複数の通信メディアより送信される送信データを受
信する受信手段と、自車の走行位置を検出する自車位置
管理手段と、属性情報を用いて通信スケジュールを生成
する通信制御手段と、を有し、前記自車位置管理手段に
て検出される自車の走行位置と、前記通信制御手段にて
生成された通信スケジュールに設定された属性情報に基
づいて、各通信メディアにより送信される情報を受信す
ることが特徴である。
【0013】請求項2に記載の発明は、車両に搭載さ
れ、各種の通信メディアを用いて送信側端末より送信さ
れる情報サービスを受信する車載情報サービス受信装置
において、複数の通信メディアより送信される送信デー
タを受信する受信手段と、自車の走行位置を検出する自
車位置管理手段と、地図データを有し、且つ該地図デー
タ上の電波環境の情報が保存された電波環境情報記憶手
段と、自車両の走行経路に沿った電波環境に基づき、属
性情報を用いて通信スケジュールを生成する通信制御手
段と、を有し、前記自車位置管理手段にて検出される自
車の走行位置と、前記通信制御手段にて生成された通信
スケジュールに設定された属性情報に基づいて、各通信
メディアにより送信される情報を受信することを特徴と
する。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記属性情報に
は、通信メディアの種類が設定され、該通信メディア
は、PDC(携帯電話)、或いはDSRC(狭域専用通
信)のいずれかであることを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記属性情報に
は、通信スケジュールの有効期間を示す情報が設定さ
れ、通信スケジュールの有効期間が経過した際には、再
度通信スケジュール設定を行うか、或いは、通信スケジ
ュールを削除するかのいずれかを選択することを特徴と
する。
【0016】請求項5に記載の発明は、前記属性情報に
は、通信エラーの発生時に通信スケジュールの書き換え
を行うか否かが設定され、通信スケジュールを書き換え
る回数が予め前記車載情報サービス受信装置に登録され
た設定値以上となった場合には、通信メディアを変更し
て再度通信スケジュールを書き換えるか、或いは、通信
スケジュールを削除するかのいずれかを選択することを
特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明は、前記属性情報
は、更に、通信データ量を示す情報、ITSサービス受
信中に提供されるURLを指定する情報、サービスエリ
アをIDで指定する情報、のうちの少なくとも一つを具
備したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
車載情報サービス受信装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、この車載情報サービス受信装置
1は、使用する通信メディアを選択する処理、及び送受
信制御を行う通信制御部2と、GPSセンサ5、或いは
車速センサ6及びジャイロセンサ7より出力される各情
報に基づいて自車の位置を測定し、且つ、自車位置から
予めユーザにより入力された目的地までの経路を算出し
て、これらの情報を通信制御部2に出力する自車位置管
理部3と、を具備している。
【0019】また、地図データを有し、且つ、地図デー
タ上の小領域毎に割り当てられる、通信メディアの受信
電波強度の代表値を定義した電波環境情報記憶部(電波
環境情報記憶手段)4と、受信される各種のデータを表
示し、且つ、ユーザの入力を受け付けるHMI(ヒュー
マンマシンインターフェース)部9と、を有している。
【0020】更に、複数個(図では2個)のモデム(受
信手段)8a,8bを具備しており、複数の通信メディ
アを用いたデータの受信ができるように成されている。
通信制御部2は、この通信メディア用のモデム8a,8
bへ接続するインターフェース(図示省略)を有する。
また、本実施形態に係る装置で扱う情報サービスは、H
TMLで記述されたデータにより提供されるものとす
る。
【0021】この車載情報サービス受信装置1では、H
TMLのページ毎に以下に示す表1に示すような属性情
報が、情報サービス提供者の要望により定義される。こ
れらの属性情報は、そのページを通信制御部2にダウン
ロードする際に使用される、通信制御に必要な情報群で
あり、他のページを参照するリンク(そのページに記述
されている)に関連付けて記述される。
【0022】
【表1】 表1において、「utilize-media」には、データを受信
する通信メディアが設定される。この例では、"pdc"
は、通信メディアとしてPDCを選択することを示
し、"dsrc"は、通信メディアとしてDSRCを選択する
ことを示し、"efficiently"は、使用可能な通信メディ
アのうち、より高速なデータ通信が可能な通信メディア
を選択することを示す。
【0023】また、「foreground」には、他のITSサ
ービスの受信待機中に提供するサービスのURLを指定
する内容が記述される。
【0024】「media-id」には、そのITSサービスを
受信する通信メディアのサービスエリアをIDで指定す
る内容が記述される。
【0025】「amount」には、次のITSサービスのデ
ータ量を示す内容が記述される。
【0026】「alive-duration」には、その通信スケジ
ュールの有効期間と、該有効期間の経過後に受信するU
RLが記述される。
【0027】「reload」には、通信エラーからの回復時
に、その通信スケジュールを再スケジュールする指示、
及びエラー回復用の異なったURLを指定する内容が記
述される。
【0028】「destination」には、カーナビゲーショ
ンシステムへ通知する車両の目的地を、経度、及び緯度
で指示する内容が記述される。
【0029】「HREF」には、この属性情報を関連付ける
URLを示す内容が記述される。
【0030】そして、表1に示した各属性情報は、図2
に示すように、HTMLのコメントとして記述され、そ
のページを表示するブラウザには影響を与えない。
【0031】図3〜図5は、本実施形態に係る車載情報
サービス受信装置1の動作を示すフローチャートであ
り、以下、同図を参照しながら、本実施形態の動作につ
いて説明する。
【0032】ユーザがHMI部9にて所望するリンクを
選択すると、その要求は通信制御部2へ伝送される。通
信制御部2では、要求されたリンクに関連付けられた属
性情報の内容と、自車位置管理部3より得られる自車位
置データ及び電波環境情報記憶部4に記憶されている電
波環境情報を統合して得られる、自車の予想進路上の通
信メディアの配置情報とを照合し、使用する通信メディ
アや通信を行う区間、及び通信開始位置等を含む通信ス
ケジュールを生成する。
【0033】以下、この通信スケジュールを生成する手
順を、図3に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0034】まず、車両の現在位置と目的地との間に設
定される自車両の走行路の情報に基づき、走行経路上に
ある通信メディアの配置状況を検索する(ステップST
1)。その後、現在通信メディアが選択されている場合
には、これを解除する処理を行う(ステップST2)。
【0035】次いで、表1に示したように、生成する通
信スケジュールの「utilize-media」の設定内容が判断
され(ステップST3)、"pdc","dsrc","efficientl
y"の3つの系統に分岐される。
【0036】"pdc"である場合には「media-id」が定義
されているかどうかが判断される(ステップST4)。
そして、定義されていない場合には(ステップST4で
「定義なし」)、通信メディア(PDC)で、次回通信
可能となるエリアを選択する処理を行う(ステップST
6)。他方、定義されている場合には(ステップST4
で「定義あり」)、通信メディア(PDC)で「media-
id」で指定されたエリアを選択する(ステップST
7)。
【0037】また、ステップST3の処理で"dsrc"が設
定されていると判断された場合には、「media-id」が定
義されているかどうかが判断される(ステップST
5)。そして、定義されていない場合には(ステップS
T5で「定義なし」)、通信メディア(DSRC)で、
次回通信可能となるエリアを選択する処理を行う(ステ
ップST9)。他方、定義されている場合には(ステッ
プST5で「定義あり」)、通信メディア(DSRC)
で「media-id」で指定されたエリアを選択する(ステッ
プST10)。
【0038】更に、ステップST3の処理で"efficient
ly"が設定されていると判断された場合には、次回通信
可能となるエリアを選択し、このエリアが複数存在する
場合には(例えば、PDCの通信エリアとDSRCの通
信エリアが存在する場合)、より高速なものを選択する
(ステップST8)。
【0039】次いで、ステップST6,ST8,ST9
の処理が終了した場合には、「amount」が定義されてい
るかどうかが判断される(ステップST11)。そし
て、定義されている場合には(ステップST11で「定
義あり」)、選択エリア内の走行距離及びユーザにより
設定された車両の平均速度に基づいて、選択エリア内で
の予想通信量を算出する(ステップST12)。即ち、
車両の走行速度に応じて選択エリア内を通過する時間が
変化するので、走行速度に基づいて、選択エリア通過中
に通信可能な通信量を算出する。
【0040】そして、この算出結果より、選択エリア内
で全てのデータを受信することができるかどうかが判断
される(ステップST13)。その結果、受信すること
ができないと判断された場合には(ステップST13で
「受信不可」)、再度ステップST3からの処理によ
り、新たな選択エリアを設定する。
【0041】また、受信することができると判断された
場合には(ステップST13で「受信可」)、選択エリ
アでの受信をスケジュールとして登録する(ステップS
T14)。他方、「amount」が定義されていない場合に
は(ステップST11で「定義なし」)、ステップST
12,ST13の処理を割愛して、選択エリアでの受信
をスケジュールとして登録する処理を行う(ステップS
T14)。
【0042】こうして、通信制御部2による通信スケジ
ュールの作成が行われるのである。また、生成された通
信スケジュールは要求されたリンクに関連づけられた属
性情報と通信メディアの配置情報が反映されたものとな
る。
【0043】図4は、通信スケジュール待機時の動作を
示すフローチャートである。まず、表1に示した属性値
に従って作成された通信スケジュールに、「alive-dura
tion」が定義されているかどうかが判断される(ステッ
プST21)。そして、定義されている場合には(ステ
ップST21で「定義あり」)、このスケジュールに対
して、定義されている有効期間が経過しているかどうか
が判断される(ステップST22)。その結果、経過し
ていない場合には(ステップST22で「経過せ
ず」)、処理を終了し、そのスケジュールを引き続き使
用する。
【0044】また、経過している場合には(ステップS
T22で「経過」)、URLが定義されているかどうか
が判断され(ステップST23)、定義されていない場
合には、スケジュールを削除する(ステップST2
4)。他方、定義されている場合には、定義されている
URLに対し、「utilize-media」を"efficiently"に変
更し、その他の属性値は定義無しとして、通信スケジュ
ールを再生成する(ステップST25)。つまり、図3
に示すステップST1以降の処理により、新たな通信ス
ケジュールの生成を行う。
【0045】また、ステップST21の処理で「定義な
し」と判断された場合には、そのまま処理を終了する。
こうして、通信スケジュール待機時の動作が設定される
のである。
【0046】その結果、自車が予定した通信開始位置に
到着すると、通信制御部2は、予定した通信メディアを
使用して基地局との間での通信を開始し、要求されたデ
ータを受信する。また、自車が経路変更など、何らかの
理由により予定した通信開始位置へ到達することができ
ず、属性情報の「alive-duration」により定められた、
通信スケジュールの有効期間が経過した場合、属性情報
に示された条件により通信スケジュールの再生成を行
い、情報サービス提供者の必要に応じて情報サービスを
継続する。
【0047】図5は、通信スケジュールを変更する際の
処理動作を示すフローチャートである。まず、表1に示
した属性値に従って作成された通信スケジュールに、
「reload」が定義されているかどうかが判断される(ス
テップST31)。そして、定義されている場合には、
属性値に「reschdule」が定義されているかどうかが判
断され(ステップST32)、定義されている場合に
は、現在の再スケジュールの回数が予め設定されている
設定値以上であるかどうかが判断される(ステップST
33)。そして、設定値に達していない場合には(ステ
ップST33で「設定値未満」)、再スケジュール回数
をインクリメントし(ステップST37)、更に、対象
のURLに対して、そのURLに関連付けられた属性値
で通信スケジュールの再生成を行う(ステップST3
8)。つまり、図3に示すステップST1からの処理に
より、新たな通信スケジュールを生成する。
【0048】他方、再スケジュールの回数が設定値以上
である場合には(ステップST33で「設定値以
上」)、URLが定義されているかどうかが判断され
(ステップST34)、定義されていなければ、スケジ
ュールを削除する(ステップST35)。また、定義さ
れていれば、定義されたURLに対し、「utilize-medi
a」を"efficiently"とし、その他の属性は定義無しとし
て、通信スケジュールを再生成する(ステップST3
6)。つまり、図3に示すステップST1に進む。こう
して、再スケジュールの処理が行われるのである。
【0049】このようにして、本実施形態に係る車載情
報サービス受信装置1では、予め通信スケジュールを設
定し、該通信スケジュールにて予めサービスを受信する
エリアが決定される。そして、車両がこのエリア内に入
った際に、このエリアに設定されている通信メディア
(PDC或いはDSRC)を用いてサービスの提供を受
けることができる。従って、トンネル内の走行により通
信が遮断されたり、通信中に通信エリア外に出る等の問
題は発生せず、ユーザは、確実且つ迅速に必要とするサ
ービスを受けることができるようになる。
【0050】また、ドライバーが当初の走行ルートを変
更した場合等、予定された時間内に所定にエリア内に入
らない場合には、通信スケジュールを新たに作成(スケ
ジュールの再生成)することができる。更に、再スケジ
ュールの回数が所定値を越えた場合には、通信メディア
を変更するか、或いはスケジュールを削除する処理が行
われるので、走行状況に応じた適切なスケジュールの設
定が可能となる。
【0051】つまり、意図しない通信の切断に対して
も、属性情報に示された条件により、ユーザにより設定
された回数まで、そのURLに対しての通信スケジュー
ルの再生成、またはエラー処理用のURLに対しての通
信スケジュールの生成を行い、情報サービス提供者の必
要に応じて情報サービスを継続する。
【0052】以上、本発明の車載情報サービス受信装置
を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能
を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
【0053】例えば、上記した実施形態では、情報サー
ビスのデータがHTMLで記述されているものとしてい
るが、本発明の技術的な思想は、XML等の他の汎用マ
ークアップ言語にも適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車載
情報サービス受信装置では、複数の通信メディアを使用
した情報サービスにおいて、情報サービスを提供するペ
ージをダウンロードする際に、そのページのダウンロー
ドに使用する通信メディアの種類や、通信メディアID
によるダウンロードを行う場所の指定などの属性情報を
使用し、その属性情報に示された条件と、自車進行路上
の通信メディアの配置情報に従って通信スケジュールを
生成、実行することで、複数の通信メディアを使用した
情報サービスを提供することが可能となる。
【0055】また、自車の経路変更など、何らかの理由
により、予定した通信スケジュールを実行することがで
きない場合でも、属性情報に示された条件で通信スケジ
ュールの再生成を行い、適切に情報サービスの受信を継
続することができる。
【0056】更に、通信スケジュール生成時に、ダウン
ロードするページのデータ量と、自車経路上の通信メデ
ィアの配置情報及び設定された平均移動速度から得られ
る予想通信量を比較し、十分な通信量を得られる区間で
ダウンロードを行うように、通信スケジュールが生成さ
れるため、通信中に通信メディアのサービスエリア外に
出ることによる通信断を回避し、安定した通信を可能と
することができる。また、同一区画に複数の通信メディ
アが存在する場合、属性情報によって、より高速な通信
メディアを選択することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車載情報サービス受
信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る車載情報サービス受信装置に
て生成される通信スケジュールの一例を示す説明図であ
る。
【図3】本実施形態に係る車載情報サービス受信装置
の、通信スケジュール生成時の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】本実施形態に係る車載情報サービス受信装置
の、通信スケジュール待機時の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】本実施形態に係る車載情報サービス受信装置
の、通信スケジュールを再生成する際の処理動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 車載情報サービス受信装置 2 通信制御部 3 自車位置管理部 4 電波環境情報記憶部 5 GPSセンサ 6 車速センサ 7 ジャイロセンサ 8a,8b モデム(受信手段) 9 HMI(ヒューマンマシンインターフェース)部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/493 H04B 7/26 106A H04Q 7/38 H04Q 7/04 D Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AB13 AC02 AC08 AC09 AC14 5B075 ND04 ND08 UU14 5H180 AA01 BB04 BB05 BB15 FF04 FF05 FF13 FF27 5K015 AB00 5K067 BB03 BB21 DD51 EE02 FF02 FF03 JJ52

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、各種の通信メディアを
    用いて送信側端末より送信される情報サービスを受信す
    る車載情報サービス受信装置において、 複数の通信メディアより送信される送信データを受信す
    る受信手段と、 自車の走行位置を検出する自車位置管理手段と、 属性情報を用いて通信スケジュールを生成する通信制御
    手段と、を有し、 前記自車位置管理手段にて検出される自車の走行位置
    と、前記通信制御手段にて生成された通信スケジュール
    に設定された属性情報に基づいて、各通信メディアによ
    り送信される情報を受信することを特徴とする車載情報
    サービス受信装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載され、各種の通信メディアを
    用いて送信側端末より送信される情報サービスを受信す
    る車載情報サービス受信装置において、 複数の通信メディアより送信される送信データを受信す
    る受信手段と、 自車の走行位置を検出する自車位置管理手段と、 地図データを有し、且つ該地図データ上の電波環境の情
    報が保存された電波環境情報記憶手段と、 自車両の走行経路に沿った電波環境に基づき、属性情報
    を用いて通信スケジュールを生成する通信制御手段と、
    を有し、 前記自車位置管理手段にて検出される自車の走行位置
    と、前記通信制御手段にて生成された通信スケジュール
    に設定された属性情報に基づいて、各通信メディアによ
    り送信される情報を受信することを特徴とする車載情報
    サービス受信装置。
  3. 【請求項3】 前記属性情報には、通信メディアの種類
    が設定され、該通信メディアは、PDC(携帯電話)、
    或いはDSRC(狭域専用通信)のいずれかであること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の車載情報サービス受信装置。
  4. 【請求項4】 前記属性情報には、通信スケジュールの
    有効期間を示す情報が設定され、通信スケジュールの有
    効期間が経過した際には、再度通信スケジュール設定を
    行うか、或いは、通信スケジュールを削除するかのいず
    れかを選択することを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれか1項に記載の車載情報サービス受信装置。
  5. 【請求項5】 前記属性情報には、通信エラーの発生時
    に通信スケジュールの書き換えを行うか否かが設定さ
    れ、通信スケジュールを書き換える回数が予め前記車載
    情報サービス受信装置に登録された設定値以上となった
    場合には、通信メディアを変更して再度通信スケジュー
    ルを書き換えるか、或いは、通信スケジュールを削除す
    るかのいずれかを選択することを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれか1項に記載の車載情報サービス受信
    装置。
  6. 【請求項6】 前記属性情報は、更に、通信データ量を
    示す情報、ITSサービス受信中に提供されるURLを
    指定する情報、サービスエリアをIDで指定する情報、
    のうちの少なくとも一つを具備したことを特徴とする請
    求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の車載情報サー
    ビス受信装置。
JP2001292463A 2001-09-25 2001-09-25 車載情報サービス受信装置 Pending JP2003102051A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008520137A (ja) * 2004-11-17 2008-06-12 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両と外部の遠隔局との間でのデータの無線伝送を最適化するための方法およびシステム
JP2010127768A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Hitachi Ltd ナビゲーション装置

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JP2008520137A (ja) * 2004-11-17 2008-06-12 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両と外部の遠隔局との間でのデータの無線伝送を最適化するための方法およびシステム
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