JP2003101692A

JP2003101692A - 画像形成装置

Info

Publication number: JP2003101692A
Application number: JP2001289316A
Authority: JP
Inventors: Michihiro Nakagawa; 道弘中川
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 2001-09-21
Filing date: 2001-09-21
Publication date: 2003-04-04

Abstract

(57)【要約】【課題】複数のレベルの異なる操作者が画像形成装
置を使用する場合でも各操作者毎に適した状態の操作パ
ネルの画面表示をなすことを可能にする。【解決手段】画像データに応じた画像を記録紙上に形
成して出力するプリント手段と、各種操作の入力がなさ
れる操作手段と、前記操作手段からの操作者のユーザ名
及びパスワードの入力により操作者を認証する操作者認
証手段と、前記操作手段での操作のための表示を行う表
示手段と、前記表示手段で表示に用いる表示データを前
記操作者認証手段で認証された操作者別に管理すると共
に、操作者によって設定された表示データによって操作
者別に表示データを更新する表示管理手段と、を備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に、ネットワークに接続された画像形成装置（複
写機、ファクシミリ装置、プリンタなど）における操作
表示部の表示画面の取り扱いおよび表示の改良に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】ネットワークに接続された複写機、ファ
クシミリ装置、プリンタなど（以下、これらを総称して
「画像形成装置」と呼ぶ）が存在しており、これらの中
には、装置本体の操作部などの操作手段からパラメータ
の設定ができるだけではなく、ネットワークを介して外
部のコンピュータ（外部機器）から各種の操作（画像形
成装置の制御）ができるものがある。

【０００３】なお、この種の画像形成装置では、装置の
操作者に関するユーザ名に対応するパスワードの情報を
パスワード記憶手段に記憶しておくと共に、操作手段か
らの操作者のユーザ名及びパスワードの入力についてパ
スワード記憶手段を参照して操作者を認証する。そし
て、プリント手段（プリントエンジン）からの出力履歴
を、認証された操作者別に管理して操作者毎の課金情報
を管理しておく。

【０００４】すなわち、画像形成装置の使用に際し、ユ
ーザ名とパスワードとを操作部から入力させ、操作者の
認証がなされた場合にプリントアウトを許可すると共
に、その操作者の課金管理をするようになっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】なお、画像形成装置に
おける操作表示部（操作パネル）の画面表示は、従来は
一律であった。また、複数の画面表示のデータを装置内
に備えていて、設定変更により画面表示を変更すること
は可能であるが、多数の画面表示のためのデータを有し
ておくとなると、容量が大きくなると言う問題がある。

【０００６】また、画面表示を変更するためには、設定
変更メニューから操作しなければならない問題もある。
さらに、操作者の完全に好みの状態に変更することはで
きなかった。

【０００７】また、多くの機能を有する画像形成装置の
場合、全ての機能を網羅した画面表示をするとなると、
一部の基本的な機能しか使わない操作者には分かりにく
いものになる。

【０００８】一方、頻繁に使用する項目だけの分かりや
すい画面表示とすると、熟練した操作者には不便を感じ
るという問題が生じる。そして、このような問題は、複
数のレベルの異なる操作者が共通して使用する画像形成
装置では深刻な問題となっている。

【０００９】また、画像形成装置の操作パネルを決定す
るためのパネル表示データは、装置固有のデータである
ため、専用のソフトウェアを用意しなければ内容を更新
することはできないものであった。

【００１０】本発明は以上の課題に鑑みてなされたもの
であって、第１の目的は、複数のレベルの異なる操作者
が１台の画像形成装置を使用する場合でも各操作者毎に
適した状態の操作パネルの画面表示をなすことが可能な
画像形成装置を実現することを目的とする。

【００１１】また、本発明の第２の目的は、複数の操作
者が使用する場合でも各操作者毎に適した状態の操作パ
ネルの画面表示をネットワーク経由で操作者自らが変更
することが可能な画像形成装置を実現することを目的と
する。

【００１２】また、本発明の第３の目的は、複数の操作
者が使用する場合でも各操作者毎に適した状態の操作パ
ネルの画面表示をネットワーク経由で取得することが可
能な画像形成装置を実現することを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決する本願発明は以下に述べるようなものである。（１）請求項１記載の発明は、画像データに応じた画像
を記録紙上に形成して出力するプリント手段と、各種操
作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段からの操
作者のユーザ名及びパスワードの入力により操作者を認
証する操作者認証手段と、前記操作手段での操作のため
の表示を行う表示手段と、前記表示手段で表示に用いる
表示データを前記操作者認証手段で認証された操作者別
に管理すると共に、操作者によって設定された表示デー
タによって操作者別に表示データを更新する表示管理手
段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。

【００１４】この発明では、表示手段で表示に用いる表
示データを認証された操作者別に管理すると共に、操作
者によって設定された表示データによって操作者別に表
示データを更新する。

【００１５】これにより、複数のレベルの異なる操作者
が１台の画像形成装置を使用する場合でも、各操作者毎
に適した状態の操作パネルの画面表示をなすことが可能
になる。

【００１６】（２）請求項２記載の発明は、ネットワー
クを介して通信を行う通信手段と、画像データに応じた
画像を記録紙上に形成して出力するプリント手段と、各
種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段での
操作のための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表
示に用いる表示データを外部機器で編集可能な汎用性の
ある形式で管理すると共に、ネットワーク経由で編集さ
れた表示データによって表示データを更新する表示管理
手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置であ
る。

【００１７】この発明では、表示手段で表示に用いる表
示データを外部機器で編集可能な汎用性のある形式で管
理しておくと共に、ネットワーク経由で編集された表示
データによって表示データを更新する。

【００１８】この結果、複数の操作者が使用する場合で
も各操作者毎に適した状態の操作パネルの画面表示をネ
ットワーク経由で操作者自らが変更することが可能にな
る。（３）請求項３記載の発明は、ネットワークを介して通
信を行う通信手段と、画像データに応じた画像を記録紙
上に形成して出力するプリント手段と、各種操作の入力
がなされる操作手段と、前記操作手段からの操作者のユ
ーザ名及びパスワードの入力により操作者を認証する操
作者認証手段と、前記操作手段での操作のための表示を
行う表示手段と、前記表示手段で表示に用いる表示デー
タを前記操作者認証手段で認証された操作者別に、外部
機器で編集可能な汎用性のある形式で管理すると共に、
ネットワーク経由の操作者によって編集された表示デー
タによって操作者別に表示データを更新する表示管理手
段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。

【００１９】この発明では、表示手段で表示に用いる表
示データを認証された操作者別に、外部機器で編集可能
な汎用性のある形式で管理しておくと共に、ネットワー
ク経由の操作者によって編集された表示データによって
操作者別に表示データを更新する。

【００２０】この結果、複数の操作者が使用する場合で
も各操作者毎に適した状態の操作パネルの画面表示をネ
ットワーク経由で操作者自らが変更し、操作者毎に管理
することが可能になる。

【００２１】（４）請求項４記載の発明は、ネットワー
クを介して通信を行う通信手段と、画像データに応じた
画像を記録紙上に形成して出力するプリント手段と、各
種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段での
操作のための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表
示に用いる表示データを管理すると共に、ネットワーク
経由で管理サーバから導入された表示データによって表
示データを更新する表示管理手段と、を備えたことを特
徴とする画像形成装置である。

【００２２】この発明では、操作者がネットワーク経由
で管理サーバから所望の表示データを導入し、この導入
された表示データによって、表示データを更新する。こ
の結果、画像形成装置に一括してネットワーク経由で管
理サーバから所望のパネル表示データを導入する場合で
あっても、価格や用途に見合った所望のパネル表示デー
タを導入することで、操作性が向上する。

【００２３】（５）請求項５記載の発明は、ネットワー
クを介して通信を行う通信手段と、画像データに応じた
画像を記録紙上に形成して出力するプリント手段と、各
種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段から
の操作者のユーザ名及びパスワードの入力により操作者
を認証する操作者認証手段と、前記操作手段での操作の
ための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表示に用
いる表示データを前記操作者認証手段で認証された操作
者別に管理すると共に、ネットワーク経由で管理サーバ
から導入された表示データによって操作者別に表示デー
タを更新する表示管理手段と、を備えたことを特徴とす
る画像形成装置である。

【００２４】この発明では、操作者がネットワーク経由
で管理サーバから所望の表示データを導入し、この導入
された表示データによって、認証された操作者毎に表示
データを更新する。

【００２５】この結果、複数の操作者が使用する場合で
も各操作者毎に適した状態の操作パネルの画面表示を、
ネットワーク経由で操作者が取得し、操作者毎に管理す
ることが可能になる。

【００２６】（６）請求項６記載の発明は、前記操作手
段と前記表示手段とは一体的に構成されたタッチパネル
である、ことを特徴とする請求項１乃至請求項４のいず
れかに記載の画像形成装置である。

【００２７】この発明では、以上の（１）〜（５）の画
像形成装置の操作手段と表示手段とは一体的に構成され
たタッチパネルであるため、表示手段で表示を変更する
ことにより、操作手段の操作もあわせて変更することが
でき、操作者毎に操作性を所望のものに設定することが
可能になる。

【００２８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。〈第１の実施の形態例〉図１は本発明の第１の実施の形
態例の画像形成装置内の詳細構成を示すブロック図であ
る。

【００２９】１００はネットワーク１を介してコンピュ
ータから得た画像データあるいは内蔵するスキャナで読
み取った画像データについて画像形成による出力を行う
機能を有すると共に、操作者を認証する操作者認証機能
と、出力履歴を操作者別に管理して課金情報を管理する
課金管理機能と、ネットワーク経由の遠隔操作者を認証
してネットワーク経由の装置の制御を許可するネットワ
ーク認証機能と、を有する画像形成装置である。これら
各種の機能は制御手段としてのＣＰＵ１０１が有する。

【００３０】また、画像形成装置１００において、１０
１は各部を制御する制御手段としてのＣＰＵ、１０２は
ネットワーク１を介した通信を行う通信手段としてのイ
ンタフェース（Ｉ／Ｆ）、１０３は装置の各種操作の入
力がなされると共に各種表示を行う操作表示部、１０４
は原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャ
ナ、１０５は画像形成装置１００の各種データや設定値
を蓄積しておくためのテーブルとしての不揮発性メモ
リ、１０７は画像形成する際の画像データの展開や各種
データの一時的な保管を行うための半導体メモリあるい
はハードディスクなどのメモリ、１０８は画像を記録紙
上に形成して出力するプリントエンジンである。

【００３１】また、図１において、ＣＰＵ１０１は、画
像形成その他全体的な制御を行う制御部１０１ａと、画
像処理を行う画像処理部１０１ｂと、プリントエンジン
１０８での出力履歴を操作者別に管理して操作者毎の課
金情報を管理する課金管理部１０１ｃと、後述するパス
ワードメモリの記憶内容を参照することで操作表示部１
０３からの操作者のユーザ名及びパスワードの入力によ
り操作者を認証する操作者認証部１０１ｄと、操作表示
部１０３のタッチパネルなど（以下、操作パネル）に表
示するパネル表示データを管理するパネル表示管理部１
０１ｅと、を備えている。

【００３２】また、メモリ１０７は、画像処理の際の画
像データを展開する画像メモリ１０７ａと、課金管理部
１０１ｃによって生成された課金情報が管理される課金
情報メモリ１０７ｂと、操作者認証部１０１ｄとパネル
表示管理部１０１ｅとの両方により参照されるパスワー
ド情報が記憶されているパスワードメモリ１０７ｃと、
操作パネルに表示すべきパネル表示データを格納するパ
ネル表示データメモリ１０７ｄと、を備えて構成されて
いる。

【００３３】また、このネットワーク１に接続された画
像形成装置１００は、複写機、ファクシミリ装置、プリ
ンタなどの各種の装置が該当する。また、プリントエン
ジン１０８は、レーザビームを用いる電子写真方式のも
ののほか、ＬＥＤプリントヘッドを用いるものや、イン
クジェット方式のものでもよい。

【００３４】以上のような画像形成装置において、図２
を参照して動作説明を行う。なお、この図２のフローチ
ャートは、ＣＰＵ１０１で動作している画像形成制御プ
ログラム中でコールされるものである。

【００３５】なお、以下の実施の形態例の動作説明で
は、ＣＰＵ１０１と画像形成制御プログラムのサブルー
チンによる制御や動作を、単にＣＰＵ１０１の制御とい
う言い方で説明する。

【００３６】この画像形成制御プログラムにおいて、Ｃ
ＰＵ１０１は、装置が内蔵する操作表示部１０３からの
信号を監視しており、画像形成装置に対する何らかの要
求（操作表示部１０３での操作が発生したかどうかにつ
いて監視している（図２Ｓ１）。

【００３７】操作表示部１０３での操作・入力が発生し
た場合（図２Ｓ１でＹＥＳ）、ＣＰＵ１０１の制御部１
０１ａはアクセス者に対して、課金管理のためのユーザ
名とパスワードとの入力を求める表示を操作表示部１０
３の表示手段に行う。そして、操作者からユーザ名とパ
スワードの入力が操作表示部１０３からなされると、そ
の入力を受け付ける（図２Ｓ２）。

【００３８】操作表示部１０３での入力されたユーザ名
とパスワードとは、制御部１０１ａから操作者認証部１
０１ｄに伝達される。操作者認証部１０１ｄでは、パス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されているユーザ名とパス
ワードとのデータを参照してユーザ認証を行う（図２Ｓ
３）。

【００３９】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してい
なければ（図２Ｓ３でＮＯ）、あるいは、ユーザ名とパ
スワードの入力がキャンセルされた場合には、ＣＰＵ１
０１は、操作表示部１０３の表示手段に対して「標準画
面表示」を行い（図２Ｓ４）、画像形成を実行する（図
２Ｓ５）。

【００４０】ここで、「標準画面表示」とは、ユーザ名
が登録されていない操作者、あるいは、操作者別のパネ
ル表示の設定を行っていない初期状態の操作者に対して
操作表示部１０３の表示パネルに表示される画面を意味
する。たとえば、ある応用機能についての画面の場合、
図３（ａ）が該当する。

【００４１】ここでは、比較的多用される応用機能１、
応用機能２が表示されており、操作可能な状態になって
いる。なお、画像形成装置に機能は備わっているが、あ
まり使用されない、あるいは、一般的な機能ではない応
用機能３については、表示されていないものとする。

【００４２】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してお
り（図２Ｓ３でＹＥＳ）、操作者からの通常のモード
（表示変更ではないモード）が選択された場合（図２Ｓ
６で通常）、ＣＰＵ１０１は、操作表示部１０３の表示
手段に対して「操作者別画面表示」を行い（図２Ｓ
７）、画像形成を実行する（図２Ｓ８）。

【００４３】ここで、「操作者別画面表示」とは、ユー
ザ名が登録されている操作者であって、操作者別のパネ
ル表示の設定を行っている操作者に対して操作表示部１
０３の表示パネルに表示される画面を意味する。たとえ
ば、ある応用機能についての画面の場合、図３（ｂ）が
該当する。

【００４４】ここでは、比較的多用されるものであり標
準画面表示でなされる応用機能１、応用機能２だけでな
く、応用機能３も表示されており、操作可能な状態にな
っている。この場合、この応用機能３については操作者
の設定により表示がなされるようになっているものとす
る。

【００４５】また、「操作者別画面表示」としての画面
の場合、図３（ｃ）も該当する。ここでは、比較的多用
されるものであり標準画面表示でなされる応用機能１、
応用機能２だけでなく、応用機能３も表示されており、
操作可能な状態になっている。この場合、この応用機能
３については操作者の設定により表示がなされるように
なっているものとする。そして、さらに、各応用機能１
〜３について、それぞれの機能の簡単な説明が併記され
た状態で表示されている。この場合、この各応用機能に
ついての説明文は操作者の設定により表示がなされるよ
うになっているものとする。

【００４６】また、ここには示していないが、「操作者
別画面表示」としての画面で、初心者の操作者が応用機
能１だけを表示するような設定にすることもありうる。
これにより、シンプルで使いやすい表示が可能になる。

【００４７】すなわち、どのような操作者別画面表示を
なすかについて設定されたパネル表示データがパネル表
示データメモリ１０７ｄに格納されており、パネル表示
管理部１０１ｅが操作者別のパネル表示データを読み出
し、制御部１０１ａが操作表示部１０３の表示パネルに
操作者別画面表示を行うべく制御を行っている。

【００４８】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してお
り（図２Ｓ３でＹＥＳ）、操作者からの表示変更のモー
ド（通常ではないモード）が選択された場合（図２Ｓ６
で表示変更）、ＣＰＵ１０１は、「パネル表示設定」の
制御を実行する（図２Ｓ９）。

【００４９】ここで、「パネル表示設定」とは、ユーザ
名が登録されている操作者が操作者固有の操作者別画面
表示を可能にするための設定モードを言う。たとえば、
画面構成として、表示項目の選択、各項目の説明文の有
無、などの設定を行う。図３（ｂ）では、通常画面に対
して、応用機能３の表示項目を追加した例を示してい
る。また、図３（ｃ）では、通常画面に対して、応用機
能３の表示項目を追加すると共に、説明文の表示有りに
した例を示している。

【００５０】このようにして、操作者毎に画面構成の設
定を行い、かつ、その設定をパネル表示データとして操
作者単位でパネル表示データメモリ１０７ｄに新規保存
あるいは更新する（図２Ｓ９、図２Ｓ１０）。

【００５１】図４は以上のパネル表示設定によって設定
する際の操作表示部１０３の表示パネルの表示の一例を
示している。また、図５は以上のパネル表示設定によっ
て設定されたパネル表示データの一例を示している。

【００５２】この図４（ａ）では画面構成として表示す
べき項目を選択する一覧画面であり、操作者がタッチパ
ネルなどをの該当箇所を押下して選択したものが図４
（ｂ）で反転表示されている。この図４（ｂ）では、応
用機能１、応用機能２、応用機能４、を説明文ありで表
示する設定の例を示している。

【００５３】この図５では未登録者とSUZUKIとが、通常
画面（図）４（ａ）となっている。その他の操作者は、
操作者別画面表示の設定にされており、画面構成として
表示項目と説明の有無との設定がそれぞれなされている
様子を示している。なお、この図５で応用１〜応用４と
あるのは、表示項目としての応用機能１〜応用機能４で
ある。また、○はその設定がなされていることを示して
おり、破線の○印は標準のため変更不可であることを示
している。

【００５４】そして、以上のパネル表示設定が完了した
時点で（図２Ｓ１０でＹＥＳ）、ＣＰＵ１０１は、操作
表示部１０３の表示手段に対して「操作者別画面表示」
を行い（図２Ｓ７）、画像形成を実行する（図２Ｓ
８）。

【００５５】以上のように操作者別画面表示を行うこと
により、複数のレベルの異なる操作者が１台の画像形成
装置を使用する場合でも、各操作者毎に適した状態の操
作パネルの画面表示をなすことが可能になる。また、課
金管理のための認証の際のユーザ名を利用することで、
操作者別画面表示をするための面倒な操作は必要なくな
る。

【００５６】なお、以上の操作者別画面表示の設定を、
操作表示部１０３の表示パネルから行うのではなく、外
部ユーザ２０のコンピュータの画面上で行えるようにし
てもよい。

【００５７】〈第２の実施の形態例〉図６は第２の実施
の形態例の画像形成装置とその周囲の機器との関係を示
す全体ブロック図である。なお、図１と図６とにおいて
同一物には同一番号を付してある。

【００５８】図６において、１は少なくとも後述するユ
ーザや画像形成装置が接続されてデータ通信を行えるネ
ットワークである。なお、このネットワーク１は、ＬＡ
Ｎ、ＷＡＮ、イントラネット、インターネットなどの各
種のネットワークを含むものとする。

【００５９】２０はネットワーク１を介した画像形成装
置１００の操作者としてユーザ名とパスワードとが画像
形成装置１００に登録されている外部ユーザである。な
お、ここで、「外部ユーザ」と言った場合には、実際に
は、ユーザが使用するコンピュータを意味している。な
お、この外部ユーザ２０は、画像形成装置１００の外部
に存在しているので、外部機器として機能している。

【００６０】１００はネットワーク１を介してコンピュ
ータから得た画像データあるいは内蔵するスキャナで読
み取った画像データについて画像形成による出力を行う
機能を有すると共に、操作者を認証する操作者認証機能
と、出力履歴を操作者別に管理して課金情報を管理する
課金管理機能と、ネットワーク経由の遠隔操作者を認証
してネットワーク経由の装置の制御を許可するネットワ
ーク認証機能と、を有する画像形成装置である。これら
各種の機能は制御手段としてのＣＰＵ１０１が有する。

【００６１】また、画像形成装置１００において、１０
１は各部を制御する制御手段としてのＣＰＵ、１０２は
ネットワーク１を介した通信を行う通信手段としてのイ
ンタフェース（Ｉ／Ｆ）、１０３は装置の各種操作の入
力がなされると共に各種表示を行う操作表示部、１０４
は原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャ
ナ、１０５は画像形成装置１００の各種データや設定値
を蓄積しておくためのテーブルとしての不揮発性メモ
リ、１０７は画像形成する際の画像データの展開や各種
データの一時的な保管を行うための半導体メモリあるい
はハードディスクなどのメモリ、１０８は画像を記録紙
上に形成して出力するプリントエンジンである。

【００６２】ここで、第２の実施の形態例について、図
７を参照して動作説明を行う。なお、この図７のフロー
チャートは、ＣＰＵ１０１で動作している画像形成制御
プログラム中でコールされるものである。

【００６３】なお、以下の実施の形態例の動作説明で
は、ＣＰＵ１０１と画像形成制御プログラムのサブルー
チンによる制御や動作を、単にＣＰＵ１０１の制御とい
う言い方で説明する。

【００６４】この画像形成制御プログラムにおいて、Ｃ
ＰＵ１０１は、装置が内蔵する操作表示部１０３または
外部ユーザ２０のいずれかからの信号を監視しており、
画像形成装置に対する何らかの要求（操作表示部１０３
での操作、あるいは、ネットワーク経由の外部ユーザ２
０からの接続要求）が発生したかどうかについて監視し
ている（図７Ｓ１）。なお、この第２の実施の形態例で
は、ネットワーク経由の外部ユーザ２０からの接続要求
があった場合の動作について説明する。

【００６５】操作表示部１０３で外部ユーザ２０からの
接続要求が発生した場合（図７Ｓ１でＹＥＳ）、ＣＰＵ
１０１の制御部１０１ａはアクセス者に対して、課金管
理のためのユーザ名とパスワードとの入力を求める表示
を外部ユーザ２０のコンピュータを行う。そして、外部
ユーザ２０からユーザ名とパスワードの入力がなされる
と、その入力を受け付ける（図７Ｓ２）。

【００６６】外部ユーザ２０からネットワーク経由で入
力されたユーザ名とパスワードとは、制御部１０１ａか
ら操作者認証部１０１ｄに伝達される。操作者認証部１
０１ｄでは、パスワードメモリ１０７ｃに蓄積されてい
るユーザ名とパスワードとのデータを参照してユーザ認
証を行う（図７Ｓ３）。

【００６７】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してい
なければ（図７Ｓ３でＮＯ）、あるいは、ユーザ名とパ
スワードの入力がキャンセルされた場合には、このプロ
グラムを終了する。

【００６８】また、入力されたユーザ名とパスワードと
がパスワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致
しており（図７Ｓ３でＹＥＳ）、表示変更モードが選択
されない場合（図７Ｓ４でＮＯ）にも、このプログラム
を終了する。

【００６９】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してお
り（図７Ｓ３でＹＥＳ）、操作者からの表示変更のモー
ドが選択された場合（図７Ｓ４でＹＥＳ）、ＣＰＵ１０
１は、「パネル表示編集モード」の制御を実行する（図
７Ｓ５）。

【００７０】ここで、「パネル表示編集モード」とは、
ユーザ名が登録されている外部ユーザ２０が、画像形成
装置１００とネットワーク接続された外部機器から画面
表示を作成するために画面の編集を実行する編集モード
を言う。

【００７１】このパネル表示編集モードを外部ユーザ２
０が実行するため、操作表示部１０３の表示パネルで表
示に用いるべくパネル表示データメモリ１０７ｄが記憶
する表示データを、外部機器で編集可能な汎用性のある
形式で管理しておく。たとえば、外部ユーザ２０のコン
ピュータで容易に表示と編集とが可能なＨＴＭＬ形式な
どが望ましい。

【００７２】そして、制御部１０１ａはパネル表示デー
タメモリ１０７ｄから現在のパネル表示データを読み出
して、外部ユーザ２０に対して送信する。このパネル表
示データを受けた外部ユーザ２０は、所望の表示が行え
るようにパネル表示データを編集した上で、画像形成装
置１００に対して返送する。外部ユーザ２０から編集済
みパネル表示データを受けた画像形成装置１００では、
その編集済みパネル表示データを、パネル表示管理部１
０１ｅがパネル表示データメモリ１０７ｄに保存（更
新）する（図７Ｓ５、図７Ｓ６）。なお、ＨＴＭＬ形式
などの汎用性のある形式でパネル表示データが作成され
ているので、外部ユーザ２０は自由に編集することが可
能である。

【００７３】この場合、画面構成として、表示項目の選
択、各項目の説明文の有無、などの設定だけではなく、
各表示項目の配置（位置、大きさ、色、形）までも編集
することが可能になる。

【００７４】そして、以上のパネル表示編集が完了した
時点で（図７Ｓ６でＹＥＳ）、ＣＰＵ１０１は、新たな
パネル表示データに基づいた操作表示部１０３の表示を
行う（図７Ｓ７）。

【００７５】以上のように、操作表示部１０３の表示パ
ネルで表示に用いる表示データ（パネル表示データ）を
外部機器で編集可能な汎用性のある形式で管理しておく
と共に、ネットワーク経由で編集された表示データによ
って表示データを更新することで、操作パネルの画面表
示をネットワーク経由で操作者自らが変更することが可
能になる。また、課金管理のための認証の際のユーザ名
を利用することで、操作者別画面表示をするための面倒
な操作は必要なくなる。

【００７６】〈第３の実施の形態例〉ここで、第３の実
施の形態例について、図８と図９を参照して動作説明を
行う。図８は画像形成装置とその周囲の機器との関係を
示す全体ブロック図である。なお、既に使用した図６と
同一物には同一番号を付してある。この図８では、外部
ユーザ２０として、複数の外部ユーザ２１〜２３が接続
されている様子を示している。

【００７７】また、この図９のフローチャートは、ＣＰ
Ｕ１０１で動作している画像形成制御プログラム中でコ
ールされるものである。なお、以下の実施の形態例の動
作説明では、ＣＰＵ１０１と画像形成制御プログラムの
サブルーチンによる制御や動作を、単にＣＰＵ１０１の
制御という言い方で説明する。

【００７８】この画像形成制御プログラムにおいて、Ｃ
ＰＵ１０１は、装置が内蔵する操作表示部１０３または
外部ユーザ２１〜２３のいずれかからの信号を監視して
おり、画像形成装置に対する何らかの要求（操作表示部
１０３での操作、あるいは、ネットワーク経由の外部ユ
ーザ２１〜２３からの接続要求）が発生したかどうかに
ついて監視している（図９Ｓ１）。なお、この第３の実
施の形態例では、ネットワーク経由の外部ユーザ２１〜
２３からの接続要求があった場合の動作について説明す
る。

【００７９】操作表示部１０３で外部ユーザ２１〜２３
からの接続要求が発生した場合（図９Ｓ１でＹＥＳ）、
ＣＰＵ１０１の制御部１０１ａはアクセス者に対して、
課金管理のためのユーザ名とパスワードとの入力を求め
る表示を外部ユーザ２１〜２３のコンピュータを行う。
そして、外部ユーザ２１〜２３からユーザ名とパスワー
ドの入力がなされると、その入力を受け付ける（図９Ｓ
２）。

【００８０】外部ユーザ２１〜２３からネットワーク経
由で入力されたユーザ名とパスワードとは、制御部１０
１ａから操作者認証部１０１ｄに伝達される。操作者認
証部１０１ｄでは、パスワードメモリ１０７ｃに蓄積さ
れているユーザ名とパスワードとのデータを参照してユ
ーザ認証を行う（図９Ｓ３）。

【００８１】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してい
なければ（図９Ｓ３でＮＯ）、あるいは、ユーザ名とパ
スワードの入力がキャンセルされた場合には、このプロ
グラムを終了する。

【００８２】また、入力されたユーザ名とパスワードと
がパスワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致
しており（図９Ｓ３でＹＥＳ）、表示変更モードが選択
されない場合（図９Ｓ４でＮＯ）にも、このプログラム
を終了する。

【００８３】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してお
り（図９Ｓ３でＹＥＳ）、操作者からの表示変更のモー
ドが選択された場合（図９Ｓ４でＹＥＳ）、ＣＰＵ１０
１は、「パネル表示編集モード」の制御を実行する（図
９Ｓ５）。

【００８４】ここで、「パネル表示編集モード」とは、
ユーザ名が登録されている外部ユーザ２１〜２３が操作
者固有の操作者別画面表示を作成するために画面の編集
を実行する編集モードを言う。

【００８５】このパネル表示編集モードを外部ユーザ２
１〜２３が実行するため、操作表示部１０３の表示パネ
ルで表示に用いるべくパネル表示データメモリ１０７ｄ
が記憶する表示データを、外部機器で編集可能な汎用性
のある形式で管理しておく。たとえば、外部ユーザ２１
〜２３のコンピュータで容易に表示と編集とが可能なＨ
ＴＭＬ形式などが望ましい。

【００８６】そして、制御部１０１ａはパネル表示デー
タメモリ１０７ｄから、該当する外部ユーザ２１〜２３
のいずれかの現在のパネル表示データを読み出して、外
部ユーザ２１〜２３に対して送信する。このパネル表示
データを受けた外部ユーザ２１〜２３は、所望の表示が
行えるようにパネル表示データを編集した上で、画像形
成装置１００に対して返送する。外部ユーザ２１〜２３
から編集済みパネル表示データを受けた画像形成装置１
００では、その編集済みパネル表示データを、パネル表
示管理部１０１ｅがパネル表示データメモリ１０７ｄに
対してユーザ単位で保存（更新）する（図９Ｓ５、図９
Ｓ６）。なお、ＨＴＭＬ形式などの汎用性のある形式で
パネル表示データが作成されているので、外部ユーザ２
１〜２３は自由に編集することが可能である。

【００８７】この場合、画面構成として、表示項目の選
択、各項目の説明文の有無、などの設定だけではなく、
各表示項目の配置（位置、大きさ、色、形）までも編集
することが可能になる。

【００８８】そして、以上のパネル表示編集が完了した
時点で（図９Ｓ６でＹＥＳ）、ＣＰＵ１０１は、ユーザ
単位で、新たなパネル表示データに基づいた操作表示部
１０３の表示を行う（図９Ｓ７）。

【００８９】以上のように、操作表示部１０３の表示パ
ネルで表示に用いる表示データ（パネル表示データ）を
外部機器で編集可能な汎用性のある形式で管理しておく
と共に、ネットワーク経由で編集された表示データによ
って表示データを操作者単位で更新することで、複数の
操作者が１台の画像形成装置を共通使用する場合でも各
操作者毎に適した状態の操作パネルの画面表示をネット
ワーク経由で操作者自らが変更し、操作者毎に管理する
ことが可能になる。また、課金管理のための認証の際の
ユーザ名を利用することで、操作者別画面表示をするた
めの面倒な操作は必要なくなる。

【００９０】また、画像形成装置の操作表示部１０３の
表示パネルの設定のために特別な装置を用意する必要も
なくなる。また、海外仕様などの場合の言語の変更も容
易に行えるようになる。

【００９１】〈第４の実施の形態例〉図１０は第４の実
施の形態例の画像形成装置とその周囲の機器との関係を
示す全体ブロック図である。なお、図１と図１０とにお
いて同一物には同一番号を付してある。

【００９２】図１０において、１は少なくとも後述する
ユーザや画像形成装置が接続されてデータ通信を行える
ネットワークである。なお、このネットワーク１は、Ｌ
ＡＮ、ＷＡＮ、イントラネット、インターネットなどの
各種のネットワークを含むものとする。

【００９３】２０はネットワーク１を介した画像形成装
置１００の操作者としてユーザ名とパスワードとが画像
形成装置１００に登録されている外部ユーザである。な
お、ここで、「外部ユーザ」と言った場合には、実際に
は、ユーザが使用するコンピュータを意味している。な
お、この外部ユーザ２０は、画像形成装置１００の外部
に存在しているので、外部機器として機能している。

【００９４】３０は画像形成装置１００用のパネル表示
データを管理（保持、販売、貸与、譲渡など）を行って
いる管理サーバである。１００はネットワーク１を介し
てコンピュータから得た画像データあるいは内蔵するス
キャナで読み取った画像データについて画像形成による
出力を行う機能を有すると共に、操作者を認証する操作
者認証機能と、出力履歴を操作者別に管理して課金情報
を管理する課金管理機能と、ネットワーク経由の遠隔操
作者を認証してネットワーク経由の装置の制御を許可す
るネットワーク認証機能と、を有する画像形成装置であ
る。これら各種の機能は制御手段としてのＣＰＵ１０１
が有する。

【００９５】また、画像形成装置１００において、１０
１は各部を制御する制御手段としてのＣＰＵ、１０２は
ネットワーク１を介した通信を行う通信手段としてのイ
ンタフェース（Ｉ／Ｆ）、１０３は装置の各種操作の入
力がなされると共に各種表示を行う操作表示部、１０４
は原稿画像を読み取って画像データを生成するスキャ
ナ、１０５は画像形成装置１００の各種データや設定値
を蓄積しておくためのテーブルとしての不揮発性メモ
リ、１０７は画像形成する際の画像データの展開や各種
データの一時的な保管を行うための半導体メモリあるい
はハードディスクなどのメモリ、１０８は画像を記録紙
上に形成して出力するプリントエンジンである。

【００９６】ここで、第４の実施の形態例について、図
１１を参照して動作説明を行う。なお、この図１１のフ
ローチャートは、ＣＰＵ１０１で動作している画像形成
制御プログラム中でコールされるものである。

【００９７】なお、以下の実施の形態例の動作説明で
は、ＣＰＵ１０１と画像形成制御プログラムのサブルー
チンによる制御や動作を、単にＣＰＵ１０１の制御とい
う言い方で説明する。

【００９８】この画像形成制御プログラムにおいて、Ｃ
ＰＵ１０１は、装置が内蔵する操作表示部１０３からの
信号を監視しており、画像形成装置に対する何らかの要
求（操作表示部１０３での操作が発生したかどうかにつ
いて監視している（図１１Ｓ１）。

【００９９】操作表示部１０３での操作・入力が発生し
た場合（図１１Ｓ１でＹＥＳ）、ＣＰＵ１０１の制御部
１０１ａはアクセス者に対して、課金管理のためのユー
ザ名とパスワードとの入力を求める表示を操作表示部１
０３の表示手段に行う。そして、操作者からユーザ名と
パスワードの入力が操作表示部１０３からなされると、
その入力を受け付ける（図１１Ｓ２）。

【０１００】操作表示部１０３での入力されたユーザ名
とパスワードとは、制御部１０１ａから操作者認証部１
０１ｄに伝達される。操作者認証部１０１ｄでは、パス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されているユーザ名とパス
ワードとのデータを参照してユーザ認証を行う（図１１
Ｓ３）。

【０１０１】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してい
なければ（図１１Ｓ３でＮＯ）、あるいは、ユーザ名と
パスワードの入力がキャンセルされた場合には、ＣＰＵ
１０１は、操作表示部１０３の表示手段に対して「標準
画面表示」を行い（図１１Ｓ４）、画像形成を実行する
（図１１Ｓ５）。

【０１０２】ここで、「標準画面表示」とは、ユーザ名
が登録されていない操作者、あるいは、操作者別のパネ
ル表示の設定を行っていない初期状態の操作者に対して
操作表示部１０３の表示パネルに表示される画面を意味
する。たとえば、ある応用機能についての画面の場合、
図３（ａ）が該当する。

【０１０３】ここでは、比較的多用される応用機能１、
応用機能２が表示されており、操作可能な状態になって
いる。なお、画像形成装置に機能は備わっているが、あ
まり使用されない、あるいは、一般的な機能ではない応
用機能３については、表示されていないものとする。

【０１０４】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してお
り（図１１Ｓ３でＹＥＳ）、操作者から表示変更ではな
いモードが選択された場合（図１１Ｓ６でＮＯ）、ＣＰ
Ｕ１０１は、操作表示部１０３の表示手段に対して「導
入済画面表示」を行い（図１１Ｓ７）、画像形成を実行
する（図１１Ｓ８）。

【０１０５】ここで、「導入済画面表示」とは、画像形
成装置が初期状態で持っているパネル表示データではな
く、管理サーバから任意に導入したパネル表示データに
よって操作表示部１０３の表示パネルに表示される画面
を意味する。たとえば、ある応用機能についての画面の
場合、図３（ｂ）が該当する。すなわち、この第４の実
施の形態例においては、後述するように、管理サーバ３
０からパネル表示データを導入（以下、外部導入と呼
ぶ）することで、標準画面表示以外の画面表示の設定を
行うようにするものである。なお、この外部導入は、有
料購入、無料入手のいずれでもよく、操作者が意図的に
入手するものである。

【０１０６】ここでは、導入済み画面表示を行うことに
よって、標準画面表示でなされる応用機能１、応用機能
２だけでなく、応用機能３も表示されており、操作可能
な状態になっている。

【０１０７】すなわち、どのような導入済画面表示をな
すかについて設定されたパネル表示データが管理サーバ
３０から導入されてパネル表示データメモリ１０７ｄに
格納されており、パネル表示管理部１０１ｅが操作者別
のパネル表示データを読み出し、制御部１０１ａが操作
表示部１０３の表示パネルに導入済画面表示を行うべく
制御を行っている。

【０１０８】入力されたユーザ名とパスワードとがパス
ワードメモリ１０７ｃに蓄積されたデータと合致してお
り（図１１Ｓ３でＹＥＳ）、操作者からの表示変更のモ
ードが選択された場合（図１１Ｓ６で表示変更）、ＣＰ
Ｕ１０１は管理サーバ３０に接続し（図１１Ｓ９）、
「外部導入」の制御を実行する（図１１Ｓ１０、Ｓ１
１、Ｓ１２）。

【０１０９】ここで、「外部導入」とは、ユーザ名が登
録されている操作者が意図的に管理サーバ３０からパネ
ル表示データを導入することで、標準画面表示以外の画
面表示の設定を行うようにするものである。

【０１１０】すなわち、画像形成装置１００の操作者は
操作表示部１０３を介して、管理サーバ３０が保持・管
理している多数のパネル表示データの縮小表示や内容説
明文などを参照して所望のパネル表示データを選択し
（図１１Ｓ１０、Ｓ１１でＹＥＳ）、そのパネル表示デ
ータをパネル表示データメモリ１０７ｄにダウンロード
する（図１１Ｓ１２）。

【０１１１】この場合、管理サーバ３０が管理している
パネル表示データは、無料であっても有料であっても良
い。また、無料のサンプルのパネル表示データと、機能
に応じて料金が高くなる有料のパネル表示データが存在
していてもよい。たとえば、図３（ａ）の通常画面に対
して、図３（ｂ）のように操作可能な機能が増える毎に
パネル表示データの価格を決定してもよい。また、図３
（ｃ）のように、各機能の説明文などの付加価値がつく
毎にパネル表示データの価格を決定してもよい。

【０１１２】このようにして、管理サーバ３０が管理す
るパネル表示データを画像形成装置に導入し、そのパネ
ル表示データをパネル表示データメモリ１０７ｄに新規
保存あるいは更新する。

【０１１３】そして、以上のパネル表示データの外部導
入が完了した時点で、ＣＰＵ１０１は、操作表示部１０
３の表示手段に対して「導入済画面表示」を行い（図１
１Ｓ１３）、画像形成を実行する（図１１Ｓ１４）。

【０１１４】なお、以上のパネル表示データのダウンロ
ードと導入済画面表示とを、画像形成装置で一括して行
う場合と、画像形成装置を複数の操作者が使用する場合
に操作者毎に管理する方法とが考えられる。

【０１１５】また、操作者が、操作表示部１０３を操作
して管理サーバ３０に接続してパネル表示データを導入
するのではなく、ネットワーク経由の外部ユーザ２０が
画像形成装置に対してパネル表示データを導入する遠隔
操作を行うようにしてもよい。

【０１１６】以上のように操作者がネットワーク経由で
管理サーバから所望の表示データを導入し、この導入さ
れた表示データによってパネル表示データを更新するこ
とで、複数の操作者が使用する場合でも各操作者毎に適
した状態の操作パネルの画面表示を、ネットワーク経由
で操作者が取得し、操作者毎に管理することが可能にな
る。

【０１１７】また、画像形成装置に一括してネットワー
ク経由で管理サーバから所望のパネル表示データを導入
する場合であっても、価格や用途に見合った所望のパネ
ル表示データを導入することで、操作性が向上する。

【０１１８】また、この第４の実施の形態例の場合、画
像形成装置１００には予め各種の機能を搭載しておい
て、管理サーバ３０で有料販売するパネル表示データの
価格に応じて使用可能な機能を増やすといった販売手法
も可能である。このようにすることで、操作者の使用用
途にあったオペレーションパターン、機能を備えた画像
形成装置になるように操作者自身が作り上げることが可
能になる。この際、代金の支払いを確認できた時点で、
ダウンロード（図１１Ｓ１２）に進めるようにパスワー
ドを新たに発行するなどの販売手法も望ましい。

【０１１９】〈第５の実施の形態例〉また、以上の各実
施の形態例では、図３及び図４において機能の表示数や
説明の有無について説明したが、これ以外に、この第４
の実施の形態例として、「オペレーションパターン」を
変更することも可能である。

【０１２０】このオペレーションパターンの変更では、
たとえば、図１２（ａ）の機能Ａに関して、図１２
（ｂ）に示すようなオペレーションパターンと、図１
２（ｃ）に示すようなオペレーションパターンと、が
考えられる。すなわち、オペレーションパターンは、
図１２（ａ）の画面で［機能Ａ］のボタンを押下した場
合に、図１２（ｂ）のような［ＯＮ］［ＯＦＦ］［Ｏ
Ｋ］で設定ができるサブメニューなしのオペレーション
パターンである。また、オペレーションパターンは、
図１２（ａ）の画面で［機能Ａ］のボタンを押下した場
合に、［ＯＮ］［ＯＦＦ］［ＯＫ］で設定ができ（図１
２（ｃ）上段）、［ＯＫ］を押下した場合に、さらに
［機能Ａ−１］［機能Ａ−２］のサブメニューの設定が
できる（図１２（ｃ）下段）オペレーションパターンで
ある。なお、これ以外にも各種のオペレーションパター
ンの変形が可能である。

【０１２１】〈その他の実施の形態例〉なお、以上の各
実施の形態例では、ネットワーク１に接続可能な複写機
を画像形成装置１００の具体例にしたが、これ以外の画
像形成装置（プリンタ、ファクシミリ装置、複合機）で
あってもネットワーク１に接続して使用可能なものであ
れば、本発明を適用することが可能である。

【０１２２】また、以上の各実施の形態例の画像形成装
置の操作表示部１０３における操作手段と表示手段とは
一体的に構成されたタッチパネルとして構成すること
で、表示手段で表示を変更することにより、操作手段の
操作もあわせて変更することができ、操作者毎に操作性
を所望のものに設定することが可能になる。

【０１２３】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下に述べるようなそれぞれの効果が得られ
る。

【０１２４】（１）請求項１記載の発明では、表示手段
で表示に用いる表示データを認証された操作者別に管理
すると共に、操作者によって設定された表示データによ
って操作者別に表示データを更新する。これにより、複
数のレベルの異なる操作者が使用する場合でも、各操作
者毎に適した状態の操作パネルの画面表示をなすことが
可能になる。なお、課金管理の際のユーザ名などを利用
することで、操作者別画面表示をするための面倒な操作
は必要なくなる。

【０１２５】（２）請求項２記載の発明では、表示手段
で表示に用いる表示データを外部機器で編集可能な汎用
性のある形式で管理しておくと共に、ネットワーク経由
で編集された表示データによって表示データを更新す
る。この結果、複数の操作者が使用する場合でも各操作
者毎に適した状態の操作パネルの画面表示をネットワー
ク経由で操作者自らが変更することが可能になる。

【０１２６】（３）請求項３記載の発明では、表示手段
で表示に用いる表示データを認証された操作者別に、外
部機器で編集可能な汎用性のある形式で管理しておくと
共に、ネットワーク経由の操作者によって編集された表
示データによって操作者別に表示データを更新する。こ
の結果、複数の操作者が使用する場合でも各操作者毎に
適した状態の操作パネルの画面表示をネットワーク経由
で操作者自らが変更し、操作者毎に管理することが可能
になる。

【０１２７】（４）請求項４記載の発明では、操作者が
ネットワーク経由で管理サーバから所望の表示データを
導入し、この導入された表示データによって、表示デー
タを更新する。この結果、画像形成装置に一括してネッ
トワーク経由で管理サーバから所望のパネル表示データ
を導入する場合であっても、価格や用途に見合った所望
のパネル表示データを導入することで、操作性が向上す
る。

【０１２８】（５）請求項５記載の発明では、操作者が
ネットワーク経由で管理サーバから所望の表示データを
導入し、この導入された表示データによって、認証され
た操作者毎に表示データを更新する。この結果、複数の
操作者が使用する場合でも各操作者毎に適した状態の操
作パネルの画面表示を、ネットワーク経由で操作者が取
得し、操作者毎に管理することが可能になる。

【０１２９】（６）請求項６記載の発明では、以上の
（１）〜（５）の画像形成装置の操作手段と表示手段と
は一体的に構成されたタッチパネルであるため、表示手
段で表示を変更することにより、操作手段の操作もあわ
せて変更することができ、操作者毎に操作性を所望のも
のに設定することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態例の画像形成装置の
電気的な構成を示す機能ブロック図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態例の画像形成装置の
動作を示すフローチャートである。

【図３】本発明の各実施の形態例の画像形成装置の画面
例を示す説明図である。

【図４】本発明の第１の実施の形態例の画像形成装置の
画面例を示す説明図である。

【図５】本発明の第１の実施の形態例の画像形成装置が
保持するデータの例を示す説明図である。

【図６】本発明の第２の実施の形態例の画像形成装置の
電気的な構成を示す機能ブロック図である。

【図７】本発明の第２の実施の形態例の画像形成装置の
動作を示すフローチャートである。

【図８】本発明の第３の実施の形態例の画像形成装置の
電気的な構成を示す機能ブロック図である。

【図９】本発明の第３の実施の形態例の画像形成装置の
動作を示すフローチャートである。

【図１０】本発明の第４の実施の形態例の画像形成装置
の電気的な構成を示す機能ブロック図である。

【図１１】本発明の第４の実施の形態例の画像形成装置
の動作を示すフローチャートである。

【図１２】本発明の他の実施の形態例の画像形成装置の
画面例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ネットワーク２０外部ユーザ３０管理サーバ１００画像形成装置１０１ＣＰＵ１０１ａ制御部１０１ｂ画像処理部１０１ｃ課金管理部１０１ｄ操作者認証部１０１ｅパネル表示管理部１０２インタフェース（Ｉ／Ｆ）１０３操作表示部１０４スキャナ１０５不揮発性メモリ１０７メモリ１０７ａ画像メモリ１０７ｂ課金情報メモリ１０７ｃパスワードメモリ１０７ｄパネル表示データメモリ１０８プリントエンジン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ05 AQ06 CL08 CQ04 CQ24 CQ34 5B021 AA01 BB01 CC07 PP04 5C062 AA02 AA05 AA13 AB20 AB22 AB23 AE15 AF12 BA02 5E501 AA06 AA15 AC42 BA13 CB05 DA14 FA43

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像データに応じた画像を記録紙上に形
成して出力するプリント手段と、各種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段からの操作者のユーザ名及びパスワードの
入力により操作者を認証する操作者認証手段と、前記操作手段での操作のための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表示に用いる表示データを前記操作者認
証手段で認証された操作者別に管理すると共に、操作者
によって設定された表示データによって操作者別に表示
データを更新する表示管理手段と、を備えたことを特徴
とする画像形成装置。
【請求項２】ネットワークを介して通信を行う通信手
段と、画像データに応じた画像を記録紙上に形成して出力する
プリント手段と、各種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段での操作のための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表示に用いる表示データを外部機器で編
集可能な汎用性のある形式で管理すると共に、ネットワ
ーク経由で編集された表示データによって表示データを
更新する表示管理手段と、を備えたことを特徴とする画
像形成装置。
【請求項３】ネットワークを介して通信を行う通信手
段と、画像データに応じた画像を記録紙上に形成して出力する
プリント手段と、各種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段からの操作者のユーザ名及びパスワードの
入力により操作者を認証する操作者認証手段と、前記操作手段での操作のための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表示に用いる表示データを前記操作者認
証手段で認証された操作者別に、外部機器で編集可能な
汎用性のある形式で管理すると共に、ネットワーク経由
の操作者によって編集された表示データによって操作者
別に表示データを更新する表示管理手段と、を備えたこ
とを特徴とする画像形成装置。
【請求項４】ネットワークを介して通信を行う通信手
段と、画像データに応じた画像を記録紙上に形成して出力する
プリント手段と、各種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段での操作のための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表示に用いる表示データを管理すると共
に、ネットワーク経由で管理サーバから導入された表示
データによって表示データを更新する表示管理手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項５】ネットワークを介して通信を行う通信手
段と、画像データに応じた画像を記録紙上に形成して出力する
プリント手段と、各種操作の入力がなされる操作手段と、前記操作手段からの操作者のユーザ名及びパスワードの
入力により操作者を認証する操作者認証手段と、前記操作手段での操作のための表示を行う表示手段と、前記表示手段で表示に用いる表示データを前記操作者認
証手段で認証された操作者別に管理すると共に、ネット
ワーク経由で管理サーバから導入された表示データによ
って操作者別に表示データを更新する表示管理手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項６】前記操作手段と前記表示手段とは一体的
に構成されたタッチパネルである、ことを特徴とする請
求項１乃至請求項４のいずれかに記載の画像形成装置。