JP2003101560A - 光ファイバネットワークシステムの伝送方式及びその光ファイバネットワークシステム並びにその中央装置 - Google Patents

光ファイバネットワークシステムの伝送方式及びその光ファイバネットワークシステム並びにその中央装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光カプラを用いた受動光網を提供する。 【解決手段】光ファイバと光カプラを用いた受動光網
(PON)である。中央装置10に、ハブ16、複数の
変復調器17、混合器18、分波器19を備える。そし
て、その複数の変復調器17と各需要家60に所定周波
数の搬送波を割り当てる。下り方向には、ハブ16が各
変復調器17(即ち、各需要家60)を選択し、割り当
てられた搬送波の変調信号を生成する。そして、混合器
18で混合して周波数多重信号とし、第1光カプラ52
を介して需要家60に送信する。各需要家60は、割り
当てられた搬送波周波数で信号を復調する。上り方向に
は、第1光カプラ53が各需要家60の変調信号を周波
数多重し、中央装置10に送信する。中央装置10で
は、分波器19がそれを割り当てられた搬送波毎に分波
し、各変復調器17で復調する。これにより、受動光網
(PON)を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバネットワ
ークシステムにおける伝送方式、及びその光ファイバネ
ットワークシステム並びにそのシステムで使用される中
央装置に関する。本発明は、特に従来の中央装置及び/
又は中継装置に受動型の光カプラを備え、その光カプラ
を介してイーサネット(登録商標)仕様で変調された光
信号で送受信する伝送方式及びその光ファイバネットワ
ークシステム並びにその中央装置に関する。本発明は、
TV信号とデータ通信を提供するCATV光ファイバネ
ットワークシステムに適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ファイバで映像信号とイン
タネット等のデータ信号を提供するCATVネットワー
クシステムがある。これは、映像信号であるTV信号に
加え、インタネット等のデジタル化された画像データ、
音声データ、文字データ通信を提供するシステムであ
る。従来のシステムの概略を図10に示す。従来のシス
テムは、中央装置10、光ファイバ21、22、23、
中継装置30、光ファイバ41、42、43、及び図示
しない需要家からなる。中央装置10は、映像を発生さ
せる映像装置11、その映像を光信号に変換して送信す
る光送信器12、イーサネット仕様のデータ信号を他の
ネットワークシステムと接続するルータ13、イーサネ
ット仕様のデータ信号を光信号で送信する光送信器1
4、逆に需要家からのデータ信号を受光して電気信号に
変換する光受信器15から構成されている。又、中継装
置30は光ファイバ21で送信された映像信号を各需要
家に分岐/分配する光カプラ31、中央装置10から光
ファイバ22で送信されたデータ信号を受信し電気信号
に変換する光受信器33、中央装置10へのデータ信号
を光信号で送信する光送信器34、イーサネット仕様の
データ信号を統合・分別する集線装置であるハブ35、
ハブ35の下流側の各入出力ポートに備えられた各光送
信器36、光受信器37から構成されている。
【0003】上記構成は、中継装置30を伝送線路の分
岐点とし、各需要家に映像信号を分岐/分配し、データ
信号を統合・分別する構成である。即ち、映像信号は中
継装置30の光カプラ31、光ファイバ41で分岐/分
配され、データ信号はハブ35、光ファイバ42、43
によって統合・分別されている。即ち、両者は別々の経
路で伝送されている。又、データ信号(光信号)は一旦
電気信号に変換され、ハブ35で分別され、再度光信号
に変換されてそして複数の光ファイバで伝送されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、従来の光
ファイバネットワークシステムは、映像信号とデータ信
号を別々のネットワークシステムで伝送する構成であ
り、伝送経路が煩雑になるという欠点があった。又、従
来のネットワークシステムの中継装置では、上述のよう
に中継装置で光信号を一旦電気信号に変換し、ハブで分
別して再度、光信号に変換して送出している。よって、
データ信号の伝送には分岐点で電力供給する必要があ
り、通信コストを引き下げる完全受動光網(Passive Op
tical Network )には至っていない。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、データ信号を光カプ
ラで各需要家に分岐/分配、及び光カプラで統合し、通
信コストの安価な受動光網(Passive Optical Network
)を実現することである。又、その実現にあたって、
そのシステムに複数帯域の搬送波を用意して各需要家に
その搬送波を割り当て、その搬送波を用いて周波数多重
で通信することで、上記光カプラを使用した上記受動光
網を実現することである。又、データ信号に映像信号を
重畳することで両者が利用できる完全受動光網を実現
し、利便性をさらに向上させることである。尚、上記の
目的は、個々の発明が個々に達成する目的であって、個
々の発明が全ての上記の目的を達成するものと解釈され
るべきではない。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記の課題
を解決するために請求項1に記載の伝送方式は、中央装
置と需要家からなる光ファイバネットワークシステムに
おける伝送方式であって、中央装置及び/又は光ファイ
バネットワークシステムの分岐点に第1光カプラを備
え、その第1光カプラによって光ファイバを各需要家に
分岐/分配するとともに、そのネットワークシステムの
少なくとも上り信号経路に関しては、複数帯域の搬送波
を用意して各需要家に割り当てて、需要家は割り当てら
れた帯域の搬送波をイーサネット仕様で変調し、第1光
カプラを介して周波数多重で上り信号経路に伝送するこ
とを特徴とする。
【0007】この光ファイバネットワークの構造は、中
央装置及び/又は光ファイバネットワークシステムの分
岐点に第1光カプラを設け、その第1光カプラによって
光ファイバケーブルを需要家に分配又は分岐する構造で
ある。この構造のシステムにおいて、少なくとも上り信
号経路に関しては、複数帯域の搬送波が与えられる。光
ファイバは、数GHzまで伝送可能である。従って、上
記複数帯域を例えばGHz帯域に用意し、各帯域を各需
要家に割り当てる。そして、需要家はそれらの帯域の搬
送波をそれぞれイーサネット仕様で変調して送信する。
この構成により、各需要家は上り信号の送出時期に制限
がなく、自己に割り当てられたチャネル又は空きチャネ
ルに信号を送出することが可能となる。
【0008】又、請求項2に記載の伝送方式は、中央装
置は、複数帯域の搬送波のうち所定の搬送波をイーサネ
ット仕様で変調し、周波数多重で下り信号経路に伝送す
ることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバネット
ワークシステムの伝送方式である。即ち、上り信号経
路、下り信号経路、共に、信号は複数帯域の搬送波を用
いた周波数多重で伝送される。例えば、第1光カプラが
中央装置に設けられている場合は、その変調信号が分岐
ファイバで直接需要家に送信される。需要家は割り当て
られた所定帯域の周波数で復調しデータを得る。又、例
えば、第1光カプラが幹線の光ファイバケーブルの分岐
点に設けられている場合は、中央装置は所定帯域の搬送
波をイーサネット仕様で変調し、周波数多重で幹線の光
ファイバケーブルに送出する。幹線の光ファイバケーブ
ルには、分岐点に第1光カプラが設けられているのでそ
の第1光カプラによってその周波数多重化信号が需要家
に分岐/分配される。需要家は、割り当てられた所定帯
域の搬送波周波数でその周波数多重化信号を復調し、イ
ーサネット仕様のデータを得る。逆に、需要家からの送
信時には、需要家は割り当てられた所定帯域の搬送波を
イーサネット仕様で変調し、分岐ファイバを介して第1
光カプラに送出する。第1光カプラでは各需要家からの
変調信号が多重化され、周波数多重化信号として中央装
置に送出される。中央装置は、各需要家からの変調信号
を割り当てた所定帯域の搬送波周波数によって復調し各
需要家からのデータを得る。このように本発明の伝送方
式は、受動型の第1光カプラを介して中央装置から需要
家まで全てをファイバケーブルで接続している。即ち、
中央装置から需要家間が全て光信号で送受信される。よ
って、中央装置と需要家間において最も速い伝送方式と
なる。又、受動型の第1光カプラは電力を必要としな
い。よって、コスト効率に優れた伝送方式ともなる。
尚、上記データとは画像データ、文字データ、音声デー
タ等のデジタル化された全てのデータを意味する。
【0009】又、請求項3に記載の光ファイバネットワ
ークシステムの伝送方式は、請求項2に記載の光ファイ
バネットワークシステムの伝送方式であって、中央装置
と需要家は複数の帯域から空き帯域を探索し、その空き
帯域の搬送波を用いて周波数多重で伝送することを特徴
とする。中央装置と需要家は常にデータ通信するもので
はない。即ち、使用されていない帯域(空き帯域)があ
る。中央装置と需要家は、例えば通信に際して先ず、複
数帯域の搬送波周波数からこの空き帯域を探索する。空
き帯域とは、その時点で使用されていない帯域の意味で
ある。そして、その空き帯域の搬送波周波数を用いて通
信する。よって、複数の帯域数より多くの需要家が通信
可能となる。又、これは帯域利用の効率を向上させる意
味もある。よって、本発明の伝送方式を用いれば、より
多くの需要家に効率のよい通信を提供することができ
る。
【0010】又、請求項4に記載の光ファイバネットワ
ークシステムの伝送方式は、請求項2に記載の光ファイ
バネットワークシステムの伝送方式であって、複数の帯
域は各需要家に固定して割り当てられ、中央装置と需要
家はその固定して割り当てられた帯域の搬送波を用いて
周波数多重で通信することを特徴とする。本発明の伝送
方式は、そのシステムの複数の帯域が各需要家に固定し
て割り当てられている。即ち、中央装置と需要家は通信
に際して使用する搬送波が決められており空き帯域を探
索する必要がない。即ち、直ちに通信することができ
る。よって、待ち時間のない優れた伝送方式となる。こ
れは、例えば光ファイバを用いた防災システム、セキュ
リティシステム等の重要な専用回線として特に有用であ
る。
【0011】又、請求項5に記載の光ファイバネットワ
ークシステムの伝送方式は請求項1乃至請求項4の何れ
か1項に記載の光ファイバネットワークシステムの伝送
方式であって、周波数多重信号の変調方式は、振幅変調
方式、周波数変調方式、位相変調方式の何れか、又はそ
れらの組み合わせを用いることを特徴とする。振幅変調
(ASK)方式は、包絡線検波が可能であるので容易に
データを復調することができる。又、周波数変調(FS
K)変調方式は、その信号振幅には情報がない。よっ
て、レベル変動や雑音の影響を受けにくく、安定してデ
ータを復調することができる。又、位相変調(PSK)
方式は、位相を変化させるだけであるのでスペクトル広
がりが少なく、周波数利用効率よくデータ通信すること
ができる。更に、FSK方式と同様にレベル変動や雑音
の影響を受けにくいという利点もある。又、例えばAS
K方式とPSK方式を組み合わせたAPSK方式として
もよい。APSK方式は、振幅と位相を同時に変調する
方式である。振幅と位相の2次元信号空間に信号点を割
り当てるため、より周波数利用効率を向上させることが
できる。尚、ASK方式、FSK方式、PSK方式は、
2値のみならず多値でもよい。多値変調とすれば帯域間
を狭くできるので、分岐/分配数、即ち需要家を増大さ
せることができる。より多くの需要家に情報を伝送する
ことができる。
【0012】又、請求項6に記載の光ファイバネットワ
ークシステムの伝送方式は請求項1乃至請求項5の何れ
か1項に記載の光ファイバネットワークシステムの伝送
方式であって、中央装置はイーサネット仕様で変調され
た周波数多重化信号に他の下り信号を更に重畳させて伝
送することを特徴とする。他の下り信号とは、従来より
用いられている例えばTV信号、CATV放送信号、C
ATV専用の下りデータ信号、IEEE1394仕様の
アイソクロナス信号等の信号である。例えば、上記他の
下り信号を70MHz〜770MHz、データ信号をそ
れ以上のGHz帯域に割り当てる。そして、中央装置は
他の下り信号と周波数多重化信号を例えば合波器で合波
させて光信号で送信する。この様な伝送方式を採れば、
需要家は光受信器後段に例えば分波フィルタを備えるだ
けでよい。分波フィルタを備えれば、両者を分離しデー
タ信号に加えて他の下り信号、例えばTV信号を受信す
るこができる。よって、利便性に優れた伝送方式とな
る。
【0013】又、請求項7に記載の光ファイバネットワ
ークシステムの伝送方式は請求項1乃至請求項6の何れ
か1項に記載の光ファイバネットワークシステムの伝送
方式であって、第1光カプラを光ファイバネットワーク
システムの分岐点に設ける場合は、波長の異なる光を合
分波する第2光カプラを中央装置後段と第1カプラ前段
に備え、又は中央装置後段と第1光カプラを挟んで需要
家前段に備え、両第2光カプラ間を1本の光経路で接続
し、その1本の光経路を用いて下り方向には第1所定波
長で、上り方向には第2所定波長で周波数多重で伝送す
ることを特徴とする。
【0014】この伝送方式を用いるシステム構成は、第
1光カプラを光ファイバネットワークシステムの分岐点
に設ける場合である。例えば、波長の異なる光を合分波
する第2光カプラを中央装置後段と第1光カプラ前段に
対向するように備える。そして両第2光カプラを一本の
光経路で接続する。又は、中央装置後段と第1光カプラ
を挟んで需要家前段に同様に第2光カプラが対向するよ
うに設け、両第2光カプラを一本の光経路で接続する。
前者の場合は、中央装置と分岐点間を1本の光経路(光
ファイバ)で接続することを意味する。又、後者の場合
は、中央装置と需要家を第1光カプラを挟んで1本の光
経路で接続することを意味する。尚、光カプラには、単
に光を分岐分配する光分岐素子、光分配素子を意味する
場合と、波長によって分岐する方向を選択する波長選択
性素子を意味する場合と、偏波面を保存・分離する偏波
素子を意味する場合がある。本発明の場合は、第1光カ
プラは波長に拘わらず光信号を分岐又は分配する光分岐
素子又は光分配素子の意味であり、第2光カプラは所定
波長の光信号を所定の方向へ分岐する波長選択性素子
(分波フィルタ)の意味である。
【0015】上記構成において、1対の第2光カプラを
中央装置後段と第1光カプラ前段に設ける場合は、中央
装置から下り方向に送信された第1所定波長(例えば
1.3μm)の光信号は、中央装置後段の第2光カプラ
により一本の光ファイバに導入され対向する他方の第2
光カプラに入力される。入力された光信号は第2光カプ
ラが分波フィルタであるので所定方向(需要家の受信器
側)に分岐される。分岐された光信号は、第1光カプラ
と下り方向の分岐ファイバによって各需要家まで送信さ
れる。逆に、需要家から上り方向の分岐ファイバに送信
された第2所定波長(例えば、1.55μm)の光信号
は、第1光カプラ、第2光カプラを経て一本の光経路
(光ファイバ)に導入される。そして、中央装置後段の
第2光カプラによって所定方向(中央装置の受信器側)
に分岐され、受信される。
【0016】又、1対の第2光カプラを中央装置後段と
第1光カプラを挟んで需要家前段に設置する場合は、中
央装置から下り方向に送信された第1所定波長(例えば
1.3μm)の光信号は、中央装置後段の第2光カプラ
により一本の光ファイバに導入される。そして、次段の
第1光カプラに入力される。入力された光信号は、第1
光カプラと1本の分岐ファイバによって各需要家に分岐
される。その分岐ファイバ終端、即ち需要家前段には第
2光カプラが備えられているので、その第2光カプラに
入力された光信号は所定方向(需要家の受信器側)に分
岐される。即ち、中央装置から送信された信号は第1光
カプラを経由して第1所定波長で各需要家まで送信され
る。逆に、需要家から上り方向に送信された第2所定波
長(例えば、1.55μm)の光信号は、第2光カプ
ラ、1本の分岐ファイバ、第1光カプラ、1本の光ファ
イバ(幹線)、中央装置後段の第2光カプラを経て、中
央装置の受信器側に送信される。即ち、中央装置と需要
家は一本の光経路で送受信することになる。従来、2本
の光ファイバ(上り方向、下り方向)で送受信されてい
たシステムが、1対の第2光カプラを導入することによ
り少なくともその間は、一本の光経路で送受信するシス
テムとなる。
【0017】このように、第2光カプラ間は1本の光経
路で接続されるので、光ファイバネットワークシステム
が従来より簡素化される。そして、その一本の光経路
(光ファイバ)に、第1所定波長の光信号と第2所定波
長の光信号が混合され波長分割多重信号で伝送される。
一本の光経路にデータを多重伝送するので、通信コスト
を低減される。又、需要家前段に第2カプラを設置した
場合は、第1光カプラと需要家との接続が1線となり作
業工数が半減する。これによっても通信コストが低減さ
れる。
【0018】請求項8に記載の光ファイバネットワーク
の伝送方式は、請求項1、請求項3乃至請求項7の何れ
か1項に記載の光ファイバネットワークシステムの伝送
方式であって、光ファイバネットワークシステムの下り
信号経路に関しては、中央装置は、時分割多重で信号を
伝送することを特徴とする。下り信号経路に関しては、
時分割多重で信号を伝送するようにしても良い。例え
ば、下りの映像信号帯域よりも高い帯域において、時分
割多重でデータ信号を伝送させるようにしても良い。要
は、上り信号経路だけ各需要家に帯域を割り当てたり、
空き帯域を需要家に当てる周波数多重方式を採用するこ
とで、本発明の効果は達成できる。
【0019】又、請求項9に記載の光ファイバネットワ
ークシステムは、中央装置と複数の需要家からなる光フ
ァイバネットワークシステムであって、中央装置及び/
又はその中央装置から延出された光ファイバの分岐点に
備えられた第1光カプラと、その第1光カプラから延出
された分岐ファイバと、複数帯域の搬送波を用意して各
需要家に割り当てて、中央装置と各需要家にその割り当
てられた帯域の搬送波で周波数多重で第1光カプラを介
して伝送する変復調器とを備えたことを特徴とする。こ
のシステムは、中央装置及び/又は中央装置から延出さ
れた光ファイバの分岐点に各需要家に分岐するための第
1光カプラを備えて、光信号を増幅せずに各需要家に分
岐ファイバで伝送する所謂パッシブ光ファイバネットワ
ークシステム(受動光網)である。そして、そのシステ
ムに複数帯域の搬送波を用意して各需要家にその帯域を
割り当て、中央装置と各需要家に備えられた変復調器に
よって割り当てられた帯域を例えばイーサネット仕様で
変調して、周波数多重の光信号で通信するシステムであ
る。
【0020】例えば、第1光カプラが中央装置に設けら
れている場合は、中央装置の変復調器は、各需要家に割
り当てられた搬送波周波数を変調して、第1光カプラか
ら直接需要家に送信する。需要家の変復調器は割り当て
られた所定帯域の周波数で復調しデータを得る。逆に、
需要家からデータを送信する場合は、需要家の変復調器
は割り当てられた所定帯域の搬送波を変調して中央装置
の第1光カプラに送信する。第1光カプラでは、周波数
多重となるが中央装置の変復調器は割り当てられた搬送
波周波数で復調するので、各需要家からのデータを得る
ことができる。
【0021】又、第1光カプラが幹線の光ファイバケー
ブルの分岐点に設けられている場合は、中央装置の変復
調器は割り当てられた搬送波周波数を変調し、周波数多
重で従来の幹線の光ファイバケーブルに送出する。従来
の幹線の光ファイバケーブルには、分岐点に第1光カプ
ラが設けられているのでその第1光カプラによってその
周波数多重化信号が需要家に分岐/分配される。需要家
の変復調器は、割り当てられた所定帯域の搬送波周波数
でその周波数多重化信号を復調し、例えばイーサネット
仕様のデータを得る。逆に、需要家からの送信時には、
需要家の変復調器は割り当てられた所定帯域の搬送波を
例えばイーサネット仕様で変調し、分岐ファイバを介し
て第1光カプラに送出する。第1光カプラでは各需要家
からの変調信号が多重化され、周波数多重化信号として
中央装置に送出される。そして、中央装置の変復調器は
各需要家からの変調信号を割り当てた所定帯域の搬送波
周波数によって復調し各需要家からのデータを弁別す
る。
【0022】このようなシステムとすれば、中央装置か
ら需要家まで全てが光ファイバで結ばれる。即ち、従来
のように中継装置で一旦、電気信号変換後に再度分岐す
る必要がない。即ち、従来のように中継に電力を要しな
いので、通信コストを安価とする効果がある。又、受動
型の第1光カプラを用いるシステムであるので高速通信
が可能となる。よって、少なくとも中央装置と需要家間
は従来より高速通信となる。又、周波数多重で通信を行
うので、多量のデータを同時に送信することができる。
よって、伝送効率のよいシステムともなる。
【0023】又、請求項10に記載の光ファイバネット
ワークシステムは、請求項9に記載の光ファイバネット
ワークシステムであって、中央装置は、映像を発生させ
る映像装置と、映像信号と周波数多重のデータ信号を合
波させる合波器を備えたことを特徴とする。このシステ
ムは、中央装置の合波器が映像装置からの映像信号と、
(イーサネット仕様で変調された)周波数多重化信号を
合波して需要家に送信するシステムである。これによ
り、需要家はデータ通信のみならず映像信号を受信する
ことができる。よって、例えばCATVネットワークシ
ステムに適用可能な利便性に優れた光ファイバネットワ
ークシステムとなる。尚、映像信号とはその映像に対応
した音声信号を含めた信号を意味し、具体的にはTV信
号、ビデオ信号等である。
【0024】又、請求項11に記載の光ファイバネット
ワークシステムは、請求項9又は請求項10に記載の光
ファイバネットワークシステムであって、第1光カプラ
を分岐点に設ける場合は、波長の異なる光を合分波する
第2光カプラを中央装置後段と第1カプラ前段に備え、
又は中央装置後段とその第1光カプラを挟んで需要家前
段に備え、両第2光カプラ間を1本の光経路で接続する
ことを特徴とする。このシステム構成は、中央装置と第
1カプラ間に対向するように1対の第2光カプラを設け
て、それらの間を1本の光経路で接続した構成である。
及び/又は、中央装置後段と需要家前段に第1光カプラ
を挟んで1対の第2光カプラを設けて、それらの間を1
つの光経路で接続した構成である。換言すれば、前者は
中央装置と第1光カプラ間を1本の光経路で接続する構
成である。後者は、第1光カプラを挟んで中央装置と需
要家を1本の光経路で接続した構成である。ここで、前
者の場合の1本の光経路は、例えば幹線の光ファイバを
意味し、後者の場合の1本の光経路は例えば幹線の光フ
ァイバと、第1光カプラ、分岐ファイバからなる一連の
光経路を意味する。尚、ここでも、第1光カプラは波長
に拘わらず光信号を分岐又は分配する光分岐素子又は光
分配素子の意味であり、第2光カプラは所定波長の光信
号を所定の方向へ分岐する波長選択性素子(分波フィル
タ)の意味である。
【0025】そして、上記システムにおいて下り方向に
は例えば第1所定波長の光を使用し、上り方向には第2
所定波長の光を使用する。第2光カプラを中央装置後段
と第1カプラ前段に備える場合は、中央装置から下り方
向には例えば第1所定波長(例えば、1.3μm)で送
信する。送信された第1所定波長の光信号は、中央装置
後段の第2光カプラにより例えば幹線の光ファイバに導
入され、その幹線上に対向して設置された他方の第2光
カプラから出力される。そして、次段の第1光カプラに
よって各需要家に送信される。逆に、需要家から上り方
向に送信された第2所定波長(例えば、1.55μm)
の光信号は例えば分岐ファイバを経て第1光カプラで周
波数多重され、第2光カプラを介して幹線の光ファイバ
に導入される。そして、中央装置後段の第2光カプラに
入力される。入力された光信号は、第2光カプラによっ
て所定方向(中央装置の受信器側)に分岐される。これ
により、各需要家からの信号が受信される。
【0026】又、第2光カプラを中央装置後段と需要家
前段に備える場合は、中央装置から下り方向に送信され
た第1所定波長の光信号は、中央装置後段の第2光カプ
ラ、例えば幹線の光ファイバ、第1光カプラ、例えば分
岐ファイバを経て需要家前段の第2光カプラに入力され
る。そして、その第2光カプラによって需要家の受信側
に分波され受信される。逆に、需要家から上り方向に送
信された第2所定波長の光信号は、第2光カプラ、例え
ば分岐ファイバ、第1光カプラ、例えば幹線の光ファイ
バに導入され、そして中央装置後段の第2光カプラに入
力される。入力された光信号は、その第2光カプラによ
って所定方向(中央装置の受信器側)に分岐される。そ
して、受信される。このように1対の第2カプラを導入
することで、光経路が少なくとも途中1本となる。よっ
て、光ファイバネットワークシステムが簡素化される。
よって、その通信コストを削減する光ファイバネットワ
ークシステムとなる。
【0027】又、請求項12に記載の光ファイバネット
ワークシステムの中央装置は、請求項9乃至請求項11
の何れか1項に記載の光ファイバネットワークシステム
に用いる中央装置であって、需要家に変調信号を送信す
るための光送信器と需要家からの変調信号を受信する光
受信器を備えた中央装置であって、少なくともイーサネ
ット仕様の信号を統合・分別して通信する集線装置と、
その集線装置の各入出力ポートに備えられた変復調器
と、各変復調器からの変調信号を混合する混合器と、需
要家から送信された変調信号を分波して各入出力ポート
に備えられた変復調器に送出する分波器とを有すること
を特徴とする。
【0028】集線装置はイーサネット仕様の信号を、上
り方向には統合して送信し、下り方向にはアドレスに応
じてそれぞれの入出力ポートに分別する。入出力ポート
に備えられた変復調器は、下流方向にはその分別された
信号をイーサネット仕様で変調して変調信号を送出す
る。即ち、各ポートの変復調器に割り当てられた搬送波
周波数をイーサネット仕様で変調して次段の混合器に送
出する。混合器は、各ポートからの変調信号を混合して
周波数多重化信号とし、次段の光送信器に送出する。そ
してその重畳信号が光送信器によって光信号に変換され
下流の需要家に伝送される。
【0029】逆に、需要家からの周波数多重の光信号は
光受信器で受信され電気信号に変換され、分波器に入力
される。分波器は、周波数多重化信号を所定帯域の各搬
送波別に分波して、各搬送波周波数に対応した各入出力
ポートの変復調器に入力する。変復調器は、変調信号を
その所定帯域の各搬送波周波数で復調してイーサネット
仕様のデータ信号を得、集線装置の各入出力ポートに送
出する。そして、集線装置は各イーサネット仕様のデー
タ信号を統合して更に上流に送信する。このような中央
装置を備えれば、請求項9乃至請求項11の何れか1項
に記載のの光ファイバネットワークシステムを容易に構
築することができる。即ち、従来の複数の光ファイバネ
ットワークシステムを簡素化するとともに、少なくとも
中央装置と需要家の伝送速度を向上させることができ
る。
【0030】又、請求項13に記載の光ファイバネット
ワークシステムの中央装置は、請求項12に記載の光フ
ァイバネットワークシステムの中央装置であって、分波
器は分配器とその分配器の出力段に設けられたフィルタ
装置からなることを特徴とする。分配器は、需要家から
周波数多重で送信された全ての信号を分配する。そし
て、その出力段に設けられたフィルタ装置(例えば、バ
ンドパスフィルタ装置)が所定帯域の搬送波を有する信
号を取り出して、周波数帯域毎に設けられた変復調器に
出力する。よって、分波フィルタを用いた場合と同等の
効果を呈する。分波器をこのように構成しても請求項1
2に記載の中央装置を実現することができる。
【0031】又、請求項14に記載の光ファイバネット
ワークシステムの中央装置は、請求項12又は請求項1
3に記載の光ファイバネットワークシステムの中央装置
であって、外部メディアと通信するインタフェース手段
を備えたことを特徴とする。インタフェース手段は、外
部メディアがインタネットである場合は、例えば異なる
ネットワーク同士を相互接続するルータである。ルータ
は、経路が記述されたルーティングテーブルに従って、
データを宛先のネットワークまで中継する装置である。
この様なインターフェースを有していれば、需要家は容
易に例えばインタネット等の他の外部メディアと通信可
能となる。よって、より利便性に優れた光ファイバネッ
トワークシステムを提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。尚、本発明は下記実施例に
限定されるものではない。 (第1実施例)図1に本発明の光ファイバネットワーク
システムの1例を示す。図は、光ファイバネットワーク
システムをCATVネットワークシステムに適用した例
である。本実施例のCATV光ファイバネットワークシ
ステムは、中央装置10、中央装置10から延出された
2本の光ファイバ22、23、その先端に設置された分
岐/分配装置(中継装置)である第1光カプラ52、5
3、第1光カプラ52、53から分岐/分配された分岐
ファイバ54、そして分岐ファイバ54終端に接続され
た需要家60から構成される。この光ファイバネットワ
ークシステムは、伝送路途中に電源供給を必要としな
い、所謂パッシブ光ファイバネットワーク(PON :Pass
ive Optical Network である)。このネットワーク形態
は、需要家60に直接光ファイバが敷設されることか
ら、FTTO(Fiber To The Office )もしくはFTT
H(Fiber To The Home )と呼ばれている。尚、各構成
要素の詳細は後述する。
【0033】このシステムにおいて、中央装置10から
の下り信号は光ファイバ22のみで伝送され、需要家6
0からの上り信号は光ファイバケ23のみで伝送され
る。又、中央装置10は、通常、例えば外部ネットワー
クであるインタネット5に接続されている。尚、下り信
号とは需要家が使用するデータ信号と他の信号、例えば
衛星放送、地上波放送等のTV信号、CATVによるビ
デオ信号、CATV専用の下りデータ信号、IEEE1
394仕様のアイソクロナス信号等の信号全てを意味す
る。
【0034】次に、上記システムを構成する各要素を説
明する。中央装置10の構成は図2の通りである。図は
構成ブロック図である。本実施例の中央装置10は、映
像を発生させる映像装置11、光送信器12、ルータ1
3、光受信器15、集線装置であるハブ16、複数の変
復調器17、混合器18、分波器19、合波器25から
構成される。尚、変復調器17は変調器17a、復調器
17bから構成される。
【0035】映像装置11は、TV信号、ビデオ信号
等、需要家に映像信号を送信する装置である。ハブ16
は、イーサネット仕様のデータ信号を統合・分別する集
線装置である。そして、ルータ13は、そのハブ16を
インタネット等の他のメディアとイーサネット仕様で接
続するインターフェース装置である。変調器17aは、
ハブ16で分別されたイーサネット仕様のデータで所定
周波数の搬送波を変調して需要家60に送信する装置で
ある。逆に、復調器17bは需要家60から送信された
変調信号からイーサネット仕様のデータに復調する装置
である。
【0036】又、混合器18は変調器17aからの変調
信号を混合する装置、即ち周波数多重化する装置であ
る。逆に、分波器19は周波数多重で下流(需要家)か
ら送信された信号を所定周波数毎に分波して、それに対
応する復調器17bに送信する装置である。合波器25
は、LPF25aとHPF25bからなる一種のフィル
タ装置である。映像信号がLPF25aを通過し、混合
器18からの周波数多重化信号がHPF25bを通過し
て合波される。映像信号とデータ信号の周波数帯域構造
は図3に示すように異なっている。下り信号において
は、映像信号は例えば70MHz〜770MHz帯域で
送信され、データ信号は例えば900MHz〜数GHz
帯域で送信される(図3(a))。又、上り信号におい
ては、データ信号が従来の例えば10MHz〜50MH
z帯域に加えて900MHz〜数GHz帯域で送信され
る(図3(b))。光送信器12は、合波された信号を
光信号に変換して光ファイバ22に送出する装置であ
る。又、光受信器15は需要家60から送信された光信
号(周波数多重化信号)を電気信号に変換する装置であ
る。
【0037】又、需要家60の構成は図4に示す通りで
ある。需要家60は、中央装置10からの変調信号を受
信する光受信器61、逆に変調信号を中央装置10に送
信する光送信器62、LPF63aとHPF63bから
なる分波器63、復調器64aと変調器64bからなる
変復調器64、無線LAN装置65、TV信号を分配す
る分配器66、TV受信装置67、例えばパーソナルコ
ンピュータ(PC)等の無線端末装置68から構成され
る。ここで、分波器63は低帯域信号である映像信号と
高帯域信号である周波数多重化信号(データ信号)を分
別する装置である。又、無線LAN装置65は、各無線
端末装置68の無線通信を制御するサーバー装置であ
る。これは、勿論有線LANとしてもよい。有線用のサ
ーバー装置と端末装置を備えればよい。
【0038】次に、図1乃至図4を用いて各構成要素の
機能を説明する。例えば、図2において中央装置10の
ハブ16がインタネットに接続されたルータ13からデ
ータを受け取ると、そのデータの有するアドレスを読
み、そのアドレスに対応した入出力ポートに振り分け
る。各ポートは、異なる搬送波周波数を有する変復調器
17を備えており、それにより所定周波数の搬送波がそ
のデータで変調され、その変調信号が図3(a)に示す
帯域で混合器18に送出される。この時、変調方式は例
えば位相変調(PSK)方式である。PSK方式は、位
相を変化させるだけであるのでスペクトル広がりが少な
く、周波数利用効率よくデータ通信することができる。
更に、信号のレベル変動や雑音の影響を受けにくいとい
う利点もある。そして、混合器18は、各変調器17a
からの変調信号を混合し周波数多重化して合波器25に
送出する。合波器25は、映像信号とその周波数多重化
信号を合波して光送信器に送出する。そして、光送信器
12がそれを光ファイバ22を介して下流に伝送する。
光ファイバ22には、その途中、分岐点において第1光
カプラ52が備えられており、それにより伝送された光
信号が需要家60に分岐/分配される(図1)。
【0039】需要家60は、その混合信号(TV信号+
周波数多重化信号)を光ファイバ54a、光受信器61
で受信する(図4)。そして、高帯域信号である周波数
多重化信号は、HPF63b、復調器64aでイーサネ
ット仕様のデータ信号に復調される。勿論、搬送波周波
数が異なれば復調されない。そして、復調されたデータ
信号は無線LAN装置65によって各無線端末装置68
に送信される。各無線端末装68はアドレスを照合し一
致すれば受信する。下り方向のデータ通信はこのように
行われる。尚、データと合波して伝送されたTV信号
は、分波器63のLPF63aを通過し、需要家60の
分配器66によって分配されてTV受信装置67に受信
される。
【0040】上り方向には、この逆の経路で伝送され
る。即ち、需要家60の無線端末装置68からのデータ
信号は、無線LAN装置65、そして変復調器64の変
調器64bに入力される。変調器64bは、割り当てら
れた所定周波数の搬送波をそのデータによって変調し、
光送信器62に伝送する。光送信器62から送信された
光信号は、光ファイバ54b、第1光カプラ53で各需
要家60からの光信号と合波され、光ファイバ23で中
央装置10の光受信器15に送信される(図1)。光受
信器15で光電変換されたデータ信号は、分波器19で
所定の搬送波周波数毎に分別され各変復調器17の復調
器17bに送信される(図2)。復調器17bは、所定
周波数で変調信号を復調し、イーサネット仕様のデータ
を得る。そしてハブ16は、そのデータを上流のルータ
13に送信し、そのルータ13が例えばインタネット5
に送信する。上り方向のデータ伝送はこのようにして行
われる。
【0041】尚、上記需要家60(図4)は他の形態を
採ることも可能である。例えば、他の形態の需要家70
を図5に示す。図は構成ブロック図である。他の需要家
70は、中央装置10からの変調信号を受信する光受信
器61、逆に変調信号を中央装置10に送信する光送信
器62、LPF63aとHPF63bからなる分波器6
3、復調器64aと変調器64bからなる変復調器6
4、ホーム帯域を例えばポートnの帯域に変換する周波
数変換器69、TV信号を分配する分配器66、TV受
信装置67、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等
の端末装置68から構成される。
【0042】中央装置10からの下り方向の信号に対す
る動作は、需要家60の場合と同等である。TV信号等
の映像信号は、分波器63のLPF63bを通過してT
V受信機76で受信される。一方、端末装置68aから
の上り信号は図6に示すホーム帯域を用いて送信され
る。ホーム帯域は、例えば家庭内LANに共通に使用さ
れている帯域である。この場合は、変復調器64はこの
ホーム帯域を用いてデータをイーサネット仕様で送信す
る。送信された信号は、分波器63のHPF63bを通
過し周波数変換器69に入力される。周波数変換器69
は、このホーム帯域を例えば割り当てられた所定のポー
トnの所定周波数帯域に変換して、中央装置10に送信
する。このように、構成してもよい。要は、需要家70
の入出力部において、割り当てられた所定周波数が使用
されて周波数多重で通信されればよい。需要家70内部
での使用周波数構造は限定するものではない。
【0043】上述したように、本発明では光ファイバネ
ットワークに光カプラを採用して受動光網(Passive Op
tical Network )を構成し、そのシステムに複数帯域の
搬送波を用意して各需要家に割り当て、その搬送波を用
いて周波数多重の光信号で伝送している。よって、従来
のように中継装置にハブを設け、電気的にデータを分別
する必要がない。中央装置から需要家までが全て光信号
で伝送されるので、従来より優れた高速通信が実現され
る。又、中継装置に電力を必要としないので、その通信
コストも低減される。更に、データ信号に映像信号を重
畳しているので両者が利用可能である。よって、需要家
にとって利便性に優れた受動光網とすることができる。
【0044】(第2実施例)第1実施例は、中央装置か
ら2本の光ファイバを延出してそれぞれの光ファイバを
それぞれの第1光カプラで分岐/分配する受動光網であ
った。第2実施例は、上り方向の光信号の波長と下り方
向の光信号の波長を異なるように設定し、1本の光ファ
イバで通信する例である。即ち、第2実施例は、波長分
割多重型の受動光網を形成する例である。
【0045】図7に第2実施例のCATV光ファイバネ
ットワークシステムを示す。第2実施例のCATV光フ
ァイバネットワークシステムは、中央装置10、光ファ
イバ22、23、26、第2光カプラ27、28、第1
光カプラ52、53、需要家60から構成される。第1
実施例と異なる所は、中央装置10と第1光カプラ5
2、53間に1対の第2光カプラ27、28を設け、そ
の間を光ファイバ26で接続したことである。尚、第1
光カプラ52、53は波長に拘わらず光信号を分岐/分
配する光素子であるが、この第2光カプラ27、28は
所定波長の光信号を所定の方向へ分岐する分波フィルタ
である。そして、例えば中央装置10から需要家60に
は、図2の光送信器12が第1所定波長(λ1 =1.3
μm)の光信号で送信する。下流側に送信された光信号
は、第2光カプラ28によって1本の光ファイバ26、
そして第2光カプラ27に入力される。第2光カプラ2
7は、波長を弁別するフィルタであるので、その第1所
定波長の光信号は第1光カプラ52側に分岐され、第1
光カプラ52、分岐ファイバ54によって需要家60の
受信器に送信される。尚、需要家60の動作は、第1実
施例と同等である。
【0046】逆に、需要家60の送信器からはデータ
が、異なる第2所定波長(λ2 =1.55μm)の光信
号で送信される。需要家60から第2所定波長で送信さ
れた光信号は、第1光カプラ53で他の需要家60から
の他の光信号と合波され、第2光カプラ27に入力され
る。第2光カプラ27は分波フィルタであるので、第2
所定波長の光信号は上流に送信される。即ち、第2所定
波長の光信号は1本の光ファイバ26を伝送されて分波
フィルタである第2光カプラ28に入力される。そし
て、第2光カプラ28によっ第2所定波長の光信号が中
央装置10の受信器側に分波されて中央装置10の光受
信器15に入力される。それ以降の中央装置10の動作
は、第1実施例と同等である。このような構成とすれ
ば、少なくとも中央装置10と第1光カプラ52、53
間の伝送路は光ファイバ一本とすることができる。よっ
て、光ファイバ網をより簡素化することができる。即
ち、それにより通信コストを低減することができる。
【0047】(第3実施例)第2実施例は、中央装置後
段と第1光カプラ前段に1対の第2光カプラを設け、そ
れらを1本の光ファイバで接続する例であった。即ち、
1対の第2光カプラを用いて幹線は一本の光ファイバと
するが、需要家には上流方向の光ファイバと下流方向の
光ファイバ、合計2本が接続される例であった。又、第
1光カプラを光分配装置とする例であった。第3実施例
は、中央装置後段と需要家前段に第2光カプラを対向さ
せて設ける例である。即ち、第1光カプラを挟んで1対
の第2光カプラを設け、幹線のみならず需要家への分岐
ファイバも1本とする例である。
【0048】図8に第3実施例のCATV光ファイバネ
ットワークシステムを示す。第3実施例のCATV光フ
ァイバネットワークシステムは、中央装置10、光ファ
イバ22、23、26、第2光カプラ27、28、第1
光カプラ55、需要家60から構成される。第2実施例
と異なる所は、第1光カプラ55を光分岐器とし、中央
装置10の後段と需要家60の前段に第2光カプラ2
8、27を設けたことである。そして、両者を光ファイ
バ26、第1光カプラ55、分岐ファイバ54で接続し
たことである。尚、第2光カプラ27を備えた需要家6
0を需要家80で表せば、他の第1光カプラ55の分岐
ファイバ54にもその需要家80が接続されるものとす
る。
【0049】上記構成において、例えば中央装置10か
ら需要家60には、第2実施例同様に光送信器12が第
1所定波長(λ1 =1.3μm)の光信号で送信する。
下流側に送信された光信号は、光ファイバ22、第2光
カプラ28、光ファイバ26、第1光カプラ55、分岐
ファイバ54、第2光カプラ27に入力される。第2光
カプラ27は波長を弁別するフィルタであるので、その
第1所定波長の光信号は需要家60の光受信器に受信さ
れる。尚、それ以降の需要家60の動作は、第1、第2
施例と同等である。
【0050】逆に、需要家60からはデータが、異なる
第2所定波長λ2 (=1.55μm)の光信号で送信さ
れる。第2所定波長で送信された光信号は、第2光カプ
ラ27、分岐ファイバ54、第1光カプラ55に入力さ
れる。第1光カプラ55では、他の需要家60からの光
信号が混合され、ファイバ26、第2光カプラ28に入
力される。第2光カプラ28は分波フィルタであるの
で、第2所定波長の光信号は中央装置10の光受信器1
5に受信される。それ以降の中央装置10の動作は、第
1、第2実施例と同等である。このような構成とすれ
ば、中央装置10と需要家60間は、第1光カプラ55
を介して一本の光経路で接続される。よって、光ファイ
バ網を更に簡素化することができる。即ち、それにより
更に通信コストを低減することができる。
【0051】(変形例)以上、本発明を表わす1実施例
を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。例え
ば、第1実施例において、周波数多重化信号の変調方式
は位相変調としたが、他の方式でもよい。例えば、振幅
変調方式、周波数変調方式の何れかでもよい。振幅変調
(ASK)方式であれば、包絡線検波が可能であるので
復調が容易となる。又、周波数変調(FSK)変調方式
は、レベル変動や雑音の影響を受けにいので安定してデ
ータを復調することができる。又、例えばASK方式と
第1実施例のPSK方式とを組み合わせたAPSK方式
としてもよい。APSK方式は、振幅と位相を同時に変
調する方式である。振幅と位相の2次元信号空間に信号
点を割り当てるため、より周波数利用効率を向上させる
ことができる。又、ASK方式、FSK方式、PSK方
式は2値のみならず多値でもよい。多値変調とすれば帯
域間を狭くできるので、分岐/分配数、即ち需要家を増
大させることができる。即ち、より多くの需要家に情報
を伝送することができる。又、上り信号経路のみ周波数
多重として、各需要家に帯域を割り当てたり、空き帯域
を使用させたりして、下り信号経路に関しては、各需要
家へのデータ信号の伝送は時分割多重であっても良い。
時分割多重は、各需要家毎にタイムスロットを割り当て
たり、空きタイムスロットを使用させたり、パケット通
信のようなものであっても良い。
【0052】又、第1乃至第3実施例では搬送波周波数
を需要家60に固定して割り当てたが、特に固定としな
くてもよい。中央装置10と需要家60間のデータ通信
は、常時行われるものではない。割り当てられた搬送波
周波数は、使用されていない時間がある。よって、通信
に際しては使用されていない空き帯域(チャネル)を探
索し、その帯域の搬送波を用いて通信するようにする。
このような方式にしてもよい。需要家と搬送波帯域を固
定しないので、より多くの需要家にそのシステムを提供
することができる。
【0053】又、第1乃至第3実施例の中央装置10で
は、需要家60からの信号を所定周波数毎に分離するに
際して分波器19を用いたが、これに変えて分配器とフ
ィルタ装置を用いてもよい。需要家60からの周波数多
重信号を一旦分配器で分配しておき、その後段にバンド
パスフィルタ等のフィルタ装置で所定周波数を分離して
もよい。同等の効果が得られる。
【0054】又、第1実施例では第1光カプラ52、5
3は光ファイバ22、23の分岐点に設置したが、これ
らは図9に示すように中央装置10内に備えてもよい。
中央装置10から直接第1光カプラ52、53で分岐す
る受動光網に対しても、各需要家60に所定波長を割り
当てて、周波数多重で光通信する本発明の伝送方式は有
効である。
【0055】又、第1実施例乃至第3実施例において、
下り信号のCATVの70MHz〜770MHzは周波
数多重されたアナログ信号であったが、これはアナログ
信号に限定しなくともよい。デジタル信号の時間多重さ
れた映像信号としてもよい。例えば、1EEE1394
仕様のアイソクロナス転送を用いてベースバンド信号で
伝送してもよい。要は、光ファイバネットワークシステ
ムにおいて従来の映像信号帯域以外の帯域を各需要家に
割り当てて、その所定周波数帯域を周波数多重で伝送す
る方式及びシステムであればよい。従来の帯域の伝送方
式は問わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる光ファイバネット
ワークシステムの構成図。
【図2】本発明の第1実施例に係わる中央装置の構成ブ
ロック図。
【図3】本発明の第1実施例に係わる下り方向の周波数
帯域構造図(a)、上り方向の周波数帯域構造図
(b)。
【図4】本発明の第1実施例に係わる需要家の構成ブロ
ック図。
【図5】本発明の第1実施例に係わる他の需要家の構成
ブロック図。
【図6】本発明の第1実施例に係るホーム帯域を有する
周波数構造図。
【図7】本発明の第2実施例に係わる光ファイバネット
ワークシステムの構成図。
【図8】本発明の第3実施例に係わる光ファイバネット
ワークシステムの構成図。
【図9】本発明の第1実施例の変形例に係る光ファイバ
ネットワークシステムの構成図。
【図10】従来の光ファイバネットワークシステムの構
成図。
【符号の説明】
5…インタネット 10…中央装置 12、62…光送信器 13…ルータ 15、61…光受信器 16…ハブ 17、64…変復調器 17a、64b…変調器 17b、64a…復調器 18…混合器 19…分波器 22、23、26…光ファイバ 25、63…合波器 25a、63a…LPF 25b、63b…HPF 27、28…第2光カプラ 52、53…第1光カプラ 54…分岐ファイバ 60、70、80…需要家

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央装置と複数の需要家からなる光ファイ
    バネットワークシステムにおける伝送方式であって、 前記中央装置及び/又は前記光ファイバネットワークシ
    ステムの分岐点に第1光カプラを備え、該第1光カプラ
    によって光ファイバを前記各需要家に分岐/分配すると
    ともに、 前記光ファイバネットワークシステムの少なくとも上り
    信号経路に関しては、複数帯域の搬送波を用意して各需
    要家に割り当てて、 前記需要家は割り当てられた帯域の前記搬送波をイーサ
    ネット仕様で変調し、前記第1光カプラを介して周波数
    多重で上り信号経路に伝送することを特徴とする光ファ
    イバネットワークシステムの伝送方式。
  2. 【請求項2】前記中央装置は、前記複数帯域の搬送波の
    うち所定の搬送波をイーサネット使用で変調し、周波数
    多重で下り信号経路に伝送することを特徴とする請求項
    1に記載の光ファイバネットワークシステムの伝送方
    式。
  3. 【請求項3】前記中央装置と前記需要家は前記複数の帯
    域から空き帯域を探索し、該空き帯域の搬送波を用いて
    前記周波数多重で伝送することを特徴とする請求項2に
    記載の光ファイバネットワークシステムの伝送方式。
  4. 【請求項4】前記複数の帯域は、前記需要家に固定して
    割り当てられ、前記中央装置と前記需要家は、その割り
    当てられた帯域の搬送波を用いて前記周波数多重で伝送
    することを特徴とする請求項2に記載の光ファイバネッ
    トワークシステムの伝送方式。
  5. 【請求項5】前記周波数多重信号の変調方式は、振幅変
    調方式、周波数変調方式、位相変調方式の何れか又はそ
    れらの組み合わせを用いることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4の何れか1項に記載の光ファイバネットワー
    クシステムの伝送方式。
  6. 【請求項6】前記中央装置は、前記イーサネット仕様で
    変調された前記周波数多重化信号に他の下り信号を更に
    重畳させて伝送することを特徴とする請求項1乃至請求
    項5の何れか1項に記載の光ファイバネットワークシス
    テムの伝送方式。
  7. 【請求項7】前記第1光カプラを前記光ファイバネット
    ワークシステムの前記分岐点に設ける場合は、波長の異
    なる光を合分波する第2光カプラを前記中央装置後段と
    前記第1カプラ前段に備え、又は中央装置後段と前記第
    1光カプラを挟んで需要家前段に備え、両第2光カプラ
    間を1本の光経路で接続し、前記1本の光経路を用いて
    下り方向には第1所定波長で、上り方向には第2所定波
    長で周波数多重で伝送することを特徴とする請求項1乃
    至請求項6の何れか1項に記載の光ファイバネットワー
    クシステムの伝送方式。
  8. 【請求項8】光ファイバネットワークシステムの下り信
    号経路に関しては、前記中央装置は、時分割多重で信号
    を伝送することを特徴とする請求項1、請求項3乃至請
    求項7の何れか1項に記載の光ファイバネットワークシ
    ステムの伝送方式。
  9. 【請求項9】中央装置と複数の需要家からなる光ファイ
    バネットワークシステムであって、 前記中央装置及び/又は前記中央装置から延出された光
    ファイバの分岐点に備えられた第1光カプラと、 前記第1光カプラから延出された分岐ファイバと、 複数帯域の搬送波を用意して前記各需要家に割り当て
    て、前記中央装置と前記各需要家に、その割り当てられ
    た帯域の搬送波の周波数多重で前記第1光カプラを介し
    て伝送する変復調器とを備えたことを特徴とする光ファ
    イバネットワークシステム。
  10. 【請求項10】前記中央装置は、映像を発生させる映像
    装置と、映像信号と周波数多重のデータ信号を合波させ
    る合波器を備えたことを特徴とする請求項9に記載の光
    ファイバネットワークシステム。
  11. 【請求項11】前記第1光カプラを前記分岐点に設ける
    場合は、波長の異なる光を合分波する第2光カプラを前
    記中央装置後段と前記第1カプラ前段に備え、又は中央
    装置後段と前記第1光カプラを挟んで需要家前段に備
    え、両第2光カプラ間を1本の光経路で接続することを
    特徴とする請求項9又は請求項10に記載の光ファイバ
    ネットワークシステム。
  12. 【請求項12】請求項9乃至請求項11の何れか1項に
    記載の光ファイバネットワークシステムに用いる中央装
    置であって、需要家に変調信号を送信するための光送信
    器と前記需要家からの変調信号を受信する光受信器を備
    えた中央装置であって、少なくともイーサネット仕様の
    信号を統合・分別して送受信する集線装置と、 前記集線装置の各入出力ポートに備えられた変復調器
    と、 前記各変復調器からの変調信号を混合する混合器と、 需要家から送信された変調信号を分波して前記変復調器
    に送出する分波器と、を有したことを特徴とする光ファ
    イバネットワークシステムの中央装置。
  13. 【請求項13】前記分波器は、分配器と該分配器の出力
    段に設けられたフィルタ装置からなることを特徴とする
    請求項12に記載の光ファイバネットワークシステムの
    中央装置。
  14. 【請求項14】前記中央装置は、複数の外部メディアと
    通信するインタフェース手段を備えたことを特徴とする
    請求項12又は請求項13に記載の光ファイバネットワ
    ークシステムの中央装置。
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