JP2003101491A - ディジタル伝送システムの伝送状態表示方法。 - Google Patents

ディジタル伝送システムの伝送状態表示方法。

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JP2003101491A
JP2003101491A JP2001292665A JP2001292665A JP2003101491A JP 2003101491 A JP2003101491 A JP 2003101491A JP 2001292665 A JP2001292665 A JP 2001292665A JP 2001292665 A JP2001292665 A JP 2001292665A JP 2003101491 A JP2003101491 A JP 2003101491A
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transmission
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delay profile
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JP2001292665A
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Yoshikatsu Azuma
芳克 我妻
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遅延プロファイル、BER状態、電界強度の
情報から総合的に伝送路がフリーズするまでのマージン
を検出し、映像化して表示することで、観測者の負担を
少なく伝送路特性を正確に把握することを目的とする。 【解決手段】 ディジタル伝送システムにおいて、受信
側に、受信信号から、反射波の混入状態を表す遅延プロ
ファイル信号、ビット・エラー・レート状態を表すBE
R状態信号及び電界強度を表す電界強度状態信号の内、
少なくとも上記遅延プロファイル信号を生成し、当該対
応する状態信号を映像化して画像表示し、当該表示画像
の状態から伝送路の伝送状態のマージンを検出し、伝送
路の伝送マージン状態を表示するようにしたもので、よ
り正確なフリーズまでのマージンの把握を容易に実施で
きるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 OFDM(Orthog
onal Frequency Division Multiplex)やQAM等の変調
方式ディジタル伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ヨーロッパやアメリカおよび日本
でディジタル放送が検討されており、その変調方式とし
てOFDMの採用が有力視されている。 OFDMとは
マルチキャリア変調方式の一種で多数のディジタル変調
波を加えあわせたものである。図13は、従来の技術に
よる、OFDM伝送装置における、変復調部の基本的な
構成を示すブロック図であり、伝送路符号化部1T、符
号化部2T、IFFT(Inverse Fast Fourier Transfor
m:逆フーリエ変換)部3A、ガード付加部3B、同期シ
ンボル挿入部3C、クロック発振器6、直交変調処理部
8とからなる送信側処理部101と図示しない送信アン
テナを有する送信側Txと、図示しない受信アンテナと
ACG部9A、直交復調処理部9B、同期検出&相関部
4A、FST補正部4B、FFT(Fast Fourier Transf
orm:高速フーリエ変換)部3D、復号化部2R、伝送路
復号化部1R、電圧制御クロック発振器10からなる受
信側処理部203を有する受信側Rxとにより構成さ
れ、これら送信側Txと受信側Rxは、例えば、電波を
用いた無線の伝送路Lにより結ばれている。
【0003】以下、図13を用いてOFDM信号の変復
調処理について説明する。送信側処理部101の伝送路
符号化部1Tに連続的に入力されるデータDinは、例え
ば900シンボルからなるフレーム毎に処理され、この
フレーム期間内で同期シンボルの6シンボル期間を除く
894個の情報シンボル毎に、1から400番と、62
5から1024番までの計800サンプル期間に、間欠
状態のレート変換済データDiiとして出力される。ま
た、伝送路符号化部1Tは、フレーム周期である900
シンボル毎に、送信側のフレーム制御パルスFSTを発
生し、同期シンボル期間の開始を表わすフレームパルス
信号として、他のブロックに供給する。符号化部2T
は、入力されたデータDiiを符号化し、I軸とQ軸の2
軸にマッピングしたデータRfとIfを出力する。IF
FT部3Aは、これらデータRfとIfを周波数成分と
見なし、1024サンプルからなる時間軸信号R(実数
成分)とI(虚数成分)に変換する。ガード付加部3B
は、1024サンプルからなる時間軸信号RとIの開始
期間における波形の中で、例えば最初の48サンプルの
波形を1024サンプル後に付加し、合計1072サン
プルの時間軸波形からなる情報シンボルRgとIgを出
力する。 この48サンプルは反射波混入時の緩衝帯と
なる。同期シンボル挿入部3Cは、これら情報シンボル
Rg,Igに対し、それらの894サンプル毎に、予め
メモリ等に記憶された、6シンボルからなる同期波形を
挿入し、フレーム構成のデータRsgとIsgを作成する。
これらのデータRsg,Isgは直交変調処理部8に供給さ
れ、ここでD/A変換器81と直交変調器82、ローカ
ル発振器83により、周波数FcのキャリアによるOF
DM変調波信号RFとして生成され、高周波増幅され、
ここでは図示しないが、送信アンテナを介して伝送路L
に送出されることになる。 伝送帯域は、UHF帯やマ
イクロ波帯が用いられる。なお、送信側Txにおける処
理に必要なクロックCK(周波数16MHz)は、クロッ
ク発振器6から各ブロックに送信側クロックCKdとし
て供給される。
【0004】上記の様にして送信されたOFDM変調波
信号RFは、図示しない受信アンテナを介し、受信側R
xの高周波部であるAGC部9Aを経由して直交復調処
理部9Bに入力され、直交復調器91により電圧制御発
振器93から供給される周波数Fc'の局発信号と乗算さ
れて、ベースバンド信号に直交復調された後、A/D変
換器92によってディジタル化され、データR'sgとI'
sgに変換される。これらのデータR'sg,I'sgは、FF
T(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部3D
に供給され、ここでパルスFSTrcに基づきFFTとし
て利用する1024サンプルのデータ期間を決定するゲ
ート信号を作成して、緩衝帯である48サンプルを除外
することにより、時間軸波形信号R'sg,I'sgは、周波
数成分信号R'fとI'fに変換される。そして、これら周
波数成分信号R'f,I'fは、復号化部2Rにて識別、復
号化されて、データD'oになり、伝送路復号化部1Rに
て連続した信号Doutとして出力される。一方、上記デ
ータR'sgとI'sgは、同期検出&相関部4Aにも入力さ
れ、ここで同期シンボル群が検出され、これによりフレ
ームパルスとなるパルスFSTrが取り出される。 こ
のパルスFSTrは、受信側Rxのフレーム制御パルス
となり、受信側Rxの各ブロックに供給される。また、
この同期検出&相関部4Aは、電圧制御クロック発振器
10から発生されるクロックCKrcとデータR'sgとI'
sgの同期成分を比較し、比較結果に応じた相関出力Sc
をFST補正部4Bに出力する。 そして、FST補正
部4Bで制御電圧VCを生成し、これにより電圧制御ク
ロック発振器10を制御し、正しい周期のクロックCK
rcが発生され、受信側の各ブロックに供給される。
【0005】次に、図14に同期検出&相関部4Aの具
体的構成の一例を示し、説明する。直交復調したディジ
タル信号である時間軸信号R'sg,I'sgは、NULL終
了検出器4−1とSWEEP演算器4−2に入力され
る。NULL終了検出器4−1は、フレーム構成のシン
ボル群から同期シンボル中無信号状態にあるNULLを
検出し、同期シンボルの大まかな位置(タイミング)を検
出し、NULL終了時点からタイマ回路によりSWEE
Pシンボル開始時点を推定して、SWEEP開始指示パ
ルスSTを出力する。SWEEP演算器4−2は、SW
EEP開始指示パルスSTを参照しNULLシンボルの
2シンボル後に存在する波形を、SWEEPシンボル波
形と推定して取り込み、各シンボルの正確な切り替わり
タイミングを捜索する。具体的には、予めSWEEPシ
ンボルのパターンが格納してあるメモリ4−3を用い、
入力されたOFDM信号とこのメモリ4−3から読み出
したパターンを例えば相関演算し、相関出力Scを、図
13のFST補正部4Bに出力する。FST補正部4B
はフレームパルスFSTrを基準に、各シンボルの正確
な切り替わりタイミングとの位相ずれを算出し、受信側
の基準クロックCKrの補正信号VCを出力し、受信側
のフレーム位相を伝送データに一致させる。
【0006】フレームカウンタ4−4は、SWEEP開
始指示パルスSTに基づいて、クロックCKのカウント
を開始し、このカウント数がフレーム周期に相当する値
(例えば、1072×900)に到達する毎に、パルスF
STrを出力するとともに、カウント値を0に戻してか
ら再びクロックCKのカウントを開始する。従って、以
後は、一定カウント毎に、即ちフレーム開始点毎にパル
スFSTrが出力されることになり、受信側ではこのパ
ルスFSTrを高速フーリエ変換、復号化、逆レート変
換の開始タイミングとする。上記SWEEP開始指示パ
ルスSTによって、正しいSWEEPシンボル開始位置
を特定することができ、SWEEP演算器4−2にSW
EEPシンボル波形の開始部分から取り込めるため、S
WEEP演算における位相ずれを正確に算出でき、各シ
ンボルの正確な切り替わりタイミングを捜索することが
可能となる。すなわち、SWEEP演算器4−2から出
力される相関出力Sc信号を基に、FST補正部4Bで
ずれ検出を行い、受信側サンプルレートとなるクロック
CKrcの速度を調整し、伝送されてきた同期シンボル
位相とのロック処理を行うことによって、FFTゲート
の時間的位置の誤差は消える。このような場合の、相関
出力信号Scの一例を図15に示す。 図から明らかな
ように、この場合の相関出力信号Scは、主波による山
と反射波による山が存在する形となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上説明し
たようなディジタル伝送装置を、マラソン中継等の移動
しながらの電波伝送に用いる場合、受信側のアンテナを
移動中の中継車等の送信アンテナに正確に向け、強い電
波を受ける方向調整作業が必要となる。 以後、この方
向調整作業を、短縮して、方調と呼ぶ。 また、このよ
うなマラソン中継等を、移動体中継、移動体伝送と言
う。この方調作業を容易化するため、図13に示す様な
従来の装置には、電界の強さをAGC部9Aの制御信号
Saと見立て、電界の強さ(Sa値)に応じて周波数が変
化する低周波の信号を出力する手段(例えば、図示しな
い電界強度を音の高・低で表す手段)や電界強度レベル
メータが装備されていた。旧来のアナログ伝送の場合、
ほとんどのケースで、伝送品質は電界が強い程に良好と
なる。 しかし、ディジタル伝送の場合は、電界が強く
て反射波の混入が多い状態より、多少電界が弱くても反
射波が無く、主波のみ存在する状態の方が、良好な伝送
状態を得られることが圧倒的に多い。また従来のアナロ
グ伝送方式では、反射波の影響を大きく受けるため、見
通しのきく状態でのみ使用されていたが、近年開発され
たディジタル伝送方式、特にOFDM変調方式は、反射
波の影響が少ないため、見通し外での伝送に積極的に利
用されていることは、前述した通りである。しかし、見
通し外からの伝送となると、受信側のアンテナ方向調整
者は、送信側を目視できなくなる。 そのため、アンテ
ナ方向調整者が、目視できない送信側に対して正確に方
調するには、電界強度やBER(ビット・エラー・レー
ト)状態をそれぞれ検出し、専用のレベルメータ等に表
示し、これらと再生画像を見比べながら方調を行うこと
となる。
【0008】ここで、ディジタル伝送方式において、受
信信号を画像化するためには、前述の受信側処理部20
3のOFDM復調で得たディジタルデータDoutを、図示
しないMPEGデコーダを用いて画像に復元する必要が
ある。 このように、ディジタル伝送方式では、アナロ
グ伝送方式のように、アンテナ方向調整者のいる受信ア
ンテナ側で、受信信号を画像化することが容易ではない
ため、前述の電界強度やBER状態を示す専用のレベル
メータ等に頼って、方調を行うことが多い。しかしなが
ら、前述のように、ディジタル伝送の場合、電界は強い
が反射波の混入が多い状態より、多少電界が弱くても反
射波が無く、主波のみ存在する状態の方が、良好な伝送
状態を得られることが圧倒的に多いため、反射波の混入
状況(ゴースト状況)を把握せず、電界強度やBER状態
と再生画像を個々に見て方調を行っても、必ずしも品質
の高い伝送が実現できないことになる。また、一般的な
移動体中継では、受信中継点は小高い丘などに設けら
れ、前述のOFDM伝送装置を用いて映像を伝送する。
そしてこの小高い丘などに設けられた中継段で得た映
像は、スタジオのある放送局等へアナログ伝送方式のマ
イクロ回線で伝送される。通常、このような伝送システ
ムにおける責任者(ディレクタ)は、最終受信段であるス
タジオ側におり、伝送中継全体の取り纏めを行い、各所
に指示を与える。例えば、伝送されてくる複数の移動体
伝送映像の中から、放送(ON−AIR)する映像を選
択、決定する等の指示を行う。
【0009】この場合、ディジタル伝送方式の移動体中
継伝送における伝送状態は、前述の様に時々刻々変化す
るものであるが、電界強度やBER状態および反射波の
混入状況(ゴースト状況)を把握せずに、伝送されてくる
映像だけを見ていても、伝送状態の良し悪しの判断はで
きない。 なぜなら、ディジタル伝送方式では、伝送さ
れてくる映像は、伝送状態が悪化しても復調できるぎり
ぎりの状態まで、良好な映像として再生され、復調でき
なくなった時点で、突然、フリーズ等の異常が発生する
からである。従って、スタジオ側のディレクタは、伝送
されてくる複数の移動体伝送映像の中から、ON−AI
R映像を選択、決定する場合、各移動体の伝送状態、即
ち、電界強度やBER状態及び反射波の混入状況(ゴー
スト状況)が分からないため、適切なON−AIR映像
の選択ができない。 そのため、選択したON−AIR
映像が、突然、伝送状態の悪化によりフリーズしてしま
うことがあり、放送事故を引き起こしてしまうことにな
る。
【0010】そこで、本出願人は、以下に説明する様
な、受信信号から反射波の混入状態を表すゴースト状態
(遅延プロファイル)信号、復号BER(ビット・エラー
・レート)状態を表すBER状態信号、電界強度を表す
電界強度状態信号等を生成し、映像化信号に変換して画
像表示し、当該表示画像の状態から伝送状態を総合的に
解析・把握するようにした伝送システムを考えた。図8
に、OFDM変調方式を用いた、この伝送システム全体
のブロック構成を示し、以下、受信側における構成・動
作を主として説明する。この伝送システムは、送信側T
xに図13に示す送信側処理部101を、受信側Rx
に、図13に示す受信側処理部203、伝送状態映像変
換部5aを有する構成である。受信側Rxにおいて、受
信側処理部203から得られる電界強度を表すAGC制
御信号Sa、相関出力ScおよびBER状態を示す信号
Sbは、伝送状態映像変換部5aに接続される。 ま
た、受信側処理部203の動作タイミング基準であるパ
ルスFSTrも、伝送状態映像変換部5aに接続され
る。 後述のようにして伝送状態映像変換部5aで生成
された伝送状態映像信号は、図示しない映像表示装置に
より表示される。
【0011】図10に、伝送状態映像変換部5aの一例
のブロック構成を示し、以下に説明する。 制御信号S
aは電界−映像変換部5−1に入力される。 電界−映
像変換部5−1の出力は、映像統合部5−4に入力され
る。信号SbはBER−映像変換部5−2に入力され
る。 BER−映像変換部5−2の出力は映像統合部5
−4に入力される。信号ScおよびFSTrcは、遅延プ
ロファイル−映像変換部5−3に入力される。 遅延プ
ロファイル−映像変換部5−3の出力は、映像統合部5
−4に入力される。映像統合部5−4からの同期信号C.
SYNCは、電界−映像変換部5−1、BER−映像変換部
5−2、遅延プロファイル−映像変換部5−3の同期入
力端子に接続される。 また、映像統合部5−4から
は、後述する伝送状態映像信号が出力される。電界−映
像変換部5−1、BER−映像変換部5−2、遅延プロ
ファイル−映像変換部5−3は、同期信号C.SYNC入力に
従い、各々の状態を示す信号を、それぞれ映像信号に変
換する。 映像統合部5−4では、映像化されたこれら
の信号を統合し、映像用の同期信号を付加した伝送状態
映像信号を生成する。
【0012】ここで、図9に各伝送状態映像信号の表示
画像の1例を示し、図11に、遅延プロファイル−映像
変換部5−3の一例のブロック構成を示し説明する。遅
延プロファイル映像は、折れ線グラフ状の相関出力波形
映像に、時間目盛とガード期間の範囲とを対応付けて表
示される。 またBER状態映像は、画面の右上に中程
度のサイズのドットブロックとして表示され、電界強度
映像は、画面の右上に小ドットブロックとして表示され
る。 これらは、伝送状態に応じて、表示される波形、
ブロック数が変化する。 なお、これらの伝送状態映像
の表示の更新は、受信・復号される映像信号の更新周期
に依存する。遅延プロファイル映像変換部5−3は、相
関波形ScがA/D変換器5−3-1に入力される。 A
/D変換器5−3-1の出力D'Scは、FIFO5−3-2
の書き込みデータ端子に接続される。 FIFO5−3
-2の出力D'Schは、比較器5−3-4に入力される。 比
較器5−3-4の出力LEは、ゲート5−3-5に入力され
る。同期信号C.SYNCは、CK再生器5−3-6、HD抽出
器5−3-7、VD抽出器5−3-8にそれぞれ接続され
る。 CK再生器5−3-6の出力CKは、カウンタ5−
3-9に接続される。 カウンタ5−3-9からの出力WE
は、FIFO5−3-2のWE端子に接続される。 HD
抽出器5−3-7の出力HDは、カウンタ5−3-10に接
続される。 カウンタ5−3-10の出力C−Sは、デコ
ーダ5−3-3に接続される。 VD抽出器5−3-8の出
力VDは、Hカウンタ5−3-11に接続される。 Hカ
ウンタ5−3-11の出力C−Hは、デコーダ5−3-3及
びデコーダ5−3-12に接続される。 デコーダ5−3-
3の出力RRSTは、FIFO5−3-2のRR端子に接
続される。 同様にデコーダ5−3-3の出力REは、F
IFO5−3-2のRE端子に接続される。 デコーダ5
−3-12の出力Dhhは比較器5−3-4に接続される。
【0013】CK再生器5−3-6は、入力の同期信号C.
SYNCを基に、例えば14.3MHzのCKを再生する。
HD抽出器7−3V-7は、同期信号C.SYNCからH周期成分
を抽出し、H周期のHD信号を出力する。 カウンタ5
−3-10は、HD信号にてリセットされ、CK周期毎に
値が増加するカウンタ信号C−Sを出力する。VD抽出
器5−3-8は、同期信号C.SYNCからV周期成分を抽出
し、V周期のVD信号を出力する。 Hカウンタ5−3
-11は、VD信号にてリセットされ、1H周期毎に値が
増加するカウンタ信号C−Hを出力する。デコーダ5−
3-3は、入力されるカウンタ信号C−Sとカウンタ信号
C−Hとから、走査線m本目からm+n本目の期間に、
1H期間で1CK期間、レベルLとなる読み出しリセッ
ト信号RRSTを出力し、FIFO5−3-2の読み出し
アドレスを0番目に初期化する。 また同じく走査線m
本目からm+n本目の期間にレベルHとなる読み出しイ
ネーブル信号REとで、 FIFO5−3-2の読み出し
アドレスを進めることで、FIFO5−3-2に書き込ま
れた相関演算信号ScであるD'schが読み出される。デ
コーダ5−3-12は、入力されるカウンタ信号C−Hか
ら走査線m本目にレベルlaを出力し、以後1H毎にレ
ベルをiずつ低下させ、m+n本目にlbとなるDhhを
発生する。 比較器5−3-4は、相関演算信号Scであ
るD'schとDhhを比較し、D'sch>Dhhの期間、出力L
EhをレベルHとする。
【0014】以上説明した各信号の様子を、図12に示
し、さらに説明する。WRST信号は、例えば、映像信
号の12H目の100サンプル目に出力され、FIFO
5−3-2を初期化する。 WE信号は、例えば、映像信
号の12H目の128サンプル目から256サンプル目
までの期間にLを出力し、FIFO5−3-2にD'Scを
書き込む。そして、H周期毎に、m〜m+n本目までR
E信号を出力し、書き込み内容を1データずつ順番に読
み出す。 映像のH周期に応じて読み出された信号D'S
cは、H周期の値Dhhと比較され、D'Sc<Dhhの期間に
レベルHとなるLE信号が生じる。なお、ブランキング
期間のLE信号発生を防止するため、ブランキング期間
にレベルLとなるG1信号を用いてブランキング期間は
強制的にレベルLとする。Sc信号のレベルが高けれ
ば、Hレベルの期間が長い遅延プロファイル映像化信号
が作成される。異常状態検知&残留表示部5−5は、遅
延プロファイル映像変換器5−3から出力される遅延プ
ロファイル映像化信号Sc'から異常状態を検知する。
異常状態が検知された時には、異常状態遅延プロファイ
ル映像化信号を出力し、検知されない時にはLレベルを
出力する。以上説明した構成において、伝送路特性の異
常を、独立に表示された遅延プロファイル、BER状
態、電界強度から把握しようとした場合、観測者がそれ
らの時々刻々変化する情報から、伝送路が「フリーズし
ない状態」か「フリーズする可能性がある状態」かの判
断はできても、総合的に伝送路がフリーズするまでのマ
ージンを判断するのは、非常に負担が大きく、困難であ
るという欠点がある。また、電界強度は十分であるが、
遅延プロファイルのレベルが低いといった、装置または
受信状態の異常が発生していても、観測者はそれを認識
できないという欠点も生じている。本発明はこれらの欠
点を除去し、遅延プロファイル、BER状態、電界強度
の情報から総合的に伝送路がフリーズするまでのマージ
ンを検出し、映像化して表示することで、観測者の負担
を少なく伝送路特性を正確に把握することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ディジタル伝送システムにおいて、受信側
に、受信信号から、反射波の混入状態を表す遅延プロフ
ァイル信号、ビット・エラー・レート状態を表すBER
状態信号及び電界強度を表す電界強度状態信号の内、少
なくとも上記遅延プロファイル信号を生成し、当該対応
する状態信号を映像化して画像表示し、当該表示画像の
状態から伝送路の伝送状態のマージンを検出し、伝送路
の伝送マージン状態を表示するようにしたものである。
また、伝送マージン状態を、複数の段階に分け、映像信
号に変換して表示すると共に、伝送マージン状態に応
じ、対応する警告音を発生するようにしたものである。
また、伝送マージン状態を、遅延プロファイル信号、B
ER状態信号及び電界強度状態信号を複数の段階に分
け、それぞれの状態を組み合わせて映像信号に変換して
表示するようにしたものである。また、伝送マージン状
態を、遅延プロファイル信号、BER状態信号及び電界
強度状態信号を複数の段階に分け、それぞれの状態の組
み合わせて映像信号に変換し、当該マージン状態により
色または濃淡を変化させて表示するようにしたものであ
る。つまり、遅延プロファイル、BER、電界が、フリ
ーズまでのマージンのある段階の条件を満たしたら、そ
の情報を映像化し画面上に表示する。 また、そのマー
ジンの段階によって表示の色や濃淡などを変化させ、さ
らに、警告音を変化させる。 伝送装置または受信状態
の異常に対しても、フリーズまでのマージンとして検出
する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の伝送状態映像変
換部5の一実施例のブロック構成を示し、以下に説明す
る。 なお、本発明の伝送状態映像変換部5は、図8に
示す伝送システムの伝送状態映像変換部5aの部分に適
用されるものである。この伝送状態映像変換部5aとの
相違点は、伝送マージン検出部5−5と伝送マージン映
像統合部5−6が付加された点である。電界強度状態を
示すSa信号は電界−映像変換部5−1と伝送マージン
検出部5−5に接続される。 BER状態を示すSb信
号はBER−映像変換部5−2と伝送マージン検出部5
−5に接続される。 相関波形ScとFSTrcは遅延
プロファイル−映像変換部5−3と伝送マージン検出部
5−5に接続される。電界−映像変換部5−1、BER
−映像変換部5−2の出力は、映像統合部5−4に接続
される。 遅延プロファイル−映像変換部5−3の出力
は映像統合部5−4と伝送マージン検出部5−5に接続
される。映像統合部5−4の出力C.Syncは、電界−映像
変換部5−1、BER−映像変換部5−2、遅延プロフ
ァイル−映像変換部5−3、伝送マージン検出部5−4
に接続される。 伝送マージン検出部5−5の出力CN
T、MGNは、それぞれ映像統合部5−4、伝送マージ
ン映像統合部5−6に接続される。なお、これらの構成
を実現するためには、ハードウエアで構成する他、DS
Pやワンチップマイコンで構成する方法も考えられる。
【0017】伝送マージン検出部5−5は、Sa信号、
Sb信号、および遅延プロファイル−映像変換部5−3
から出力される遅延プロファイル映像化信号Sc'から
伝送マージンを検出する。伝送マージン映像統合部5−
6は、映像統合部5−4から出力される伝送状態映像信
号と、伝送マージン検出部5−5から出力される伝送マ
ージン映像化信号MGNを加算する。図2に、後述する
本発明の伝送マージンの表示画像例を示す。 画面の左
上に伝送マージンの状態が表示される。 この伝送マー
ジンの状態により、伝送マージンの表示だけでなく、別
途、警告音も発生される。さらに、伝送マージン表示に
おいて、伝送状態が危険状態にあると判断された場合に
は、そのときの遅延プロファイル状態を、現在の遅延プ
ロファイル波形に重畳し表示する。
【0018】図3に、本発明の伝送マージン検出部5−
5の構成の一例を示し、説明する。相関出力Sc、フレ
ームパルスFSTrcは、異常遅延プロファイル残留表
示部5−5−2に接続される。 同期信号C.Sync
は異常遅延プロファイル残留表示部5−5−2、伝送マ
ージン表示部5−5−1に接続される。 遅延プロファ
イル情報Sc'は遅延プロファイルマージン検出部Aに
接続される。 電界強度情報Saは、電界マージン検出
部Bに接続される。 BER情報Sbは、BERマージ
ン検出部Cに接続される。 異常遅延プロファイル残留
表示部5−5−2の出力C−S、C−Hは、遅延プロフ
ァイルマージン検出部Aに接続される。遅延プロファイ
ルマージン検出部A、電界マージン検出部B、BERマ
ージン検出部Cのそれぞれの出力MGN−P、MGN−
E、MGN−Bは伝送マージン信号発生器5−5−3に
接続される。 伝送マージン信号発生器5−5−3の出
力ABNは、異常遅延プロファイル残留表示部5−5−
2、警告音発生器5−5−4、タイマ回路5−5−5に
接続される。 タイマ回路5−5−5の出力G2は伝送
マージン表示部5−5−1、異常遅延プロファイル残留
表示部5−5−2に接続される。
【0019】遅延プロファイルマージン検出部Aは、遅
延プロファイル映像化信号Sc'の画面上における表示
位置を、出力C−S及びC−Hから検知する。 そし
て、その表示位置により変化する信号MGN−Pを出力
する。 信号MGN−Pは、画面上の表示位置の分割数
に応じ、1ビットまたは複数ビットの信号とする。電界
マージン検出部Bは、Sa信号のレベルにより変化する
信号MGN−Eを出力する。 信号MGN−Eは、Sa
信号レベルの分割数に応じ、1ビットまたは複数ビット
の信号とする。BERマージン検出部Cは、Sb信号の
レベルにより変化する信号MGN−Bを出力する。 信
号MGN−Bは、Sb信号レベルの分割数に応じ、1ビ
ットまたは複数ビットの信号とする。伝送マージン信号
発生器5−5−3は、各信号MGN−P、MGN−E、
及びMGN−Bから総合的な伝送マージンを検出し、信
号ABNを出力する。マージンの分割数(例えば、「安
全」、「注意」、「危険」の3段階に分割)に応じ、信
号ABNは1ビットまたは複数ビットの信号とする。
【0020】異常遅延プロファイル残留表示部5−5−
2の出力である異常遅延プロファイル映像化信号CNT
は、ABN信号の状態(マージンの状態)により出力され
る(例えば、ABN信号が「危険」または「注意」を示
したら出力し、「安全」では出力しない)。警告音発生
器5−5−4は、ABN信号の状態によって、警告音を
発生する。例えば、ABN信号が「危険」ならば連続
音、「注意」ならば断続音を発生し、「安全」ならば警
告音は発生しない。タイマ回路は5−5−5は異常遅延
プロファイルの残留表示時間を制御する。例えば、一定
時間中常時表示する、一定時間中点滅させて表示する、
消去される直前に点滅させて表示するなどの制御も可能
である。伝送マージン表示部5−5−1はABN信号を
映像信号化し、伝送マージン映像化信号MGNを出力す
る。
【0021】図4に、本発明の異常遅延プロファイル残
留表示部5−5−2の構成の一例を示す。 相関波形S
cはA/D変換器5−5-2-1に接続される。 A/D変
換器5−5-2-1の出力DScは、FIFO5−5-2-2の
書き込みデータ端子に接続される。 FIFO5−5-2
-2の出力D'Schbは比較器5−5-2-4に接続される。比
較器5−5-2-4の出力LEhbは、ゲート5−5-2-5に接
続される。 ゲート5−5-2-5の出力LEhb'は、ゲー
ト5−5-2-14に入力される。 ゲート5−5-2-14の出
力LEhb''は表示変換器5−5-2-15に入力される。
FSTrc信号はFIFO書込み制御器5−5-2-13に接
続される。 FIFO書込み制御器1−5-2-13の出力
WRSTb、WEbは、それぞれFIFO5−5-2-2の
WR端子、WE端子に接続される。 C.Sync信号はCK
再生器5−5-2-6、HD抽出器5−5-2-7及びVD抽出
器5−5-2-8に接続される。 CK再生器5−5-2-6の
出力CKは、FIFO書込み制御器5−5-2-13に接続
される。 HD抽出器5−5-2-7の出力HDはカウンタ
5−5-2-10に接続される。 VD抽出器5−5-2-8の
出力VDはHカウンタ5−5-2-11に接続される。 カ
ウンタ5−5-2-10の出力C−Sはデコーダ5−5-2-3
及びデコーダ5−5-2-12に接続される。
【0022】Hカウンタ5−5-2-11の出力C−Hは、
デコーダ5−5-2-3に接続される。デコーダB5−5-2
-5の出力Dhhは比較器5−5-2-4に接続される。 デコ
ーダA5−5-2-3の出力REはFIFO5−5-2-2のR
E端子に接続される。 デコーダ5−5-2-3の出力RR
STはFIFO5−5-2-2のRR端子に接続される。デ
コーダ5−5-2-3の出力G1はゲート5−5-2-5に接続
される。 G1はゲート5−5-2-14に接続される。
ABN信号は表示変換器5−5-2-15に接続される。図
11との相違点のみ記述する。 表示変換器5−5-2-1
5はABN信号により残留遅延プロファイルの表示方法
を変化させる。 例えば、表示色を変化させるならば、
「危険」なら赤色、「注意」なら黄色などとする。
【0023】図5に、遅延プロファイルマージン検出部
Aの構成の一例を示す。 これは、図16のように表示
画面をA〜Hの8つの領域に分割した場合の構成であ
る。遅延プロファイル情報Sc'は遅延プロファイルマ
ージン検出器A−3に接続される。 信号C−S及びC
−Hは共にデコーダA−1及びデコーダA−2に接続さ
れる。 デコーダA−1の8出力Ra、Rb、…、Rh
及びデコーダA−2の出力RESET及びF−ENDは
遅延プロファイルマージン検出器A−3に接続される。
なお、デコーダA−1の出力は、表示画面を分割した
数だけ出力される。デコーダA−1は、信号C−S及び
C−Hから現在の画面上の走査位置を領域単位で示す8
つの信号を出力する。 この8つの出力において、例え
ばAという領域を走査している場合には、信号Raのみ
がHレベルで、その他の信号Rb、Rc、…、RhはL
レベルとなる。 デコーダA−2は、映像信号のフレー
ム終了付近のVブランキング期間内にHレベルとなる信
号RESET及びF−ENDを出力し、遅延プロファイ
ルマージン検出器A−3が出力するMGN−Pをフレー
ム単位で更新する。
【0024】図6に遅延プロファイルマージン検出器A
−3の構成の一例を示す。 Sc'は8個のANDゲー
トA−3-1-1〜A−3-1-8に接続される。 デコーダA
−1からの8出力Ra、Rb、…、Rhは、それぞれ8
個のANDゲートA−3-1-1〜A−3-1-8に接続され
る。 RESETは8個のSR・FFA−3-2-1〜A−
3-2-1に接続される。 F−ENDはD・FFA−3−
4に接続される。 8個のANDゲートA−3-1-1から
A−3-1-8の各出力はそれぞれ8個のSR・FFA−3
-2-1〜A−3-2-8に接続される。 SR・FFA−3-2
-1〜A−3-2-8の各出力は遅延プロファイルマージン信
号発生器A−3−3に接続される。 遅延プロファイル
マージン検出器A−3−3の出力S−Pは、D・FFA
−3−4に接続される。ANDゲートA−3-1-1〜A−
3-1-8において、信号Sc'とRa、Rb、…、Rhそ
れぞれの論理積ANDa、ANDb、…、ANDhを各々
出力する。 それらをそれぞれSR・FFA−3−2の
セット端子に入力し、各領域内に遅延プロファイル波形
の表示の有無を示す信号SRa、SRb、…、SRhを出
力する。これらの信号は、Hレベルの時には表示あり
を、Lレベルの時には表示なしを示す。 これらの信号
を基に、遅延プロファイルマージン信号発生器A−3−
3において遅延プロファイルの表示位置を検出し、信号
S−Pを出力する。 信号S−Pは、表示位置の分割数
に応じ、1ビットまたは複数ビットの信号とする。これ
がD・FFA−3−4に入力され、F−END信号をイ
ネーブルとし、異常状態検知結果が毎フレーム更新され
る信号MGN−Pを出力する。 なお、信号F−END
によってMGN−P信号が更新された後、SR・FFA
−3−2は、RESET信号によりリセットされる。
【0025】図7に、本発明の伝送マージン信号発生器
5−5−3の構成の一例を示す。MGN−P1はNOT
ゲート5−5-3-1に接続される。 MGN−P2はNO
Tゲート5−5-3-2に接続される。 MGN−E1はN
OTゲート5−5-3-3に接続される。 MGN−E2は
NOTゲート5−5-3-4に接続される。 MGN−B1
はNOTゲート5−5-3-5に接続される。 MGN−P
3、MGN−E3、MGN−B2はANDゲート5−5
-3-6に接続される。ここで、例えば、信号MGN−P、
MGN−E、MGN−Bを、次のようなものとする。
遅延プロファイルの表示位置を示すMGN−Pの状態を
「安全」、「注意」、「危険」の3段階に分け、それぞ
れ、MGN−P1、MGN−P2、MGN−P3の信号
で状態が示される。 電界のレベルを示すMGN−Eの
状態を「安全」、「注意」、「危険」の3段階に分け、
それぞれMGN−E1、MGN−E2、MGN−E3の
信号で状態が示される。 BERのレベルを示すMGN
−Bの状態を「安全」、「危険」の2段階に分け、それ
ぞれMGN−B1、MGN−B2の信号で状態が示され
る。 また、伝送マージンを「安全」、「危険」の状態
のみとする。 つまり、ABNは1ビットの信号とし、
Lレベルを「安全」、Hレベルを「危険」とする。ここ
で、遅延プロファイルの状態が「危険」、電界の状態が
「危険」、BERの状態が「危険」の各条件が成立した
とき、ANDゲート5−5-3-6から出力されるABN信
号は、Hレベルとなり「危険」を示す。 それ以外の条
件では信号ABNはLレベルとなり「安全」を示す。設
定する伝送マージンの状態の数に応じ、伝送マージン発
生器内のこのような条件を求めるANDゲート5−5-3
-6を設ければ、幾つもの状態に対応できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、遅延
プロファイル、電界強度、BER状態から、総合的に判
断した伝送マージンを映像信号化し、それに応じ警告音
を発生する機能を持つディジタル伝送装置を実現でき、
より正確かつ容易に伝送路特性を把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伝送状態映像変換部の一実施例を示す
ブロック図
【図2】本発明の表示画面の1例を示す模式図
【図3】本発明の伝送マージン検出部の一実施例を示す
ブロック図
【図4】本発明の異常遅延プロファイル残留表示部の一
実施例を示すブロック図
【図5】本発明の遅延プロファイルマージン検出部の一
実施例を示すブロック図
【図6】本発明の遅延プロファイルマージン検出器の一
実施例を示すブロック図
【図7】本発明の伝送マージン信号発生器の一実施例を
示すブロック図
【図8】本発明を適用する伝送システムの全体構成の一
例を示すブロック図
【図9】伝送状態の画面表示の1例を示す模式図
【図10】伝送状態映像変換部の一例を示すブロック図
【図11】この遅延プロファイル−映像変換部の一例を
示すブロック図
【図12】この遅延プロファイル−映像変換の動作を示
すタイムチャート
【図13】従来の伝送装置の一例を示すブロック図
【図14】従来の同期検出&相関部の一例を示すブロッ
ク図
【図15】反射波あり、高CN時のSWEEP相関出力
を示す模式図
【図16】本発明の遅延プロファイルマージン検出部の
動作を説明するための模式図
【符号の説明】
5:伝送状態映像変換部、5−1:電界−映像変換部、
5−2:BER−映像変換部、5−3:遅延プロファイ
ル−映像変換部、5−4:映像統合部、5−5:伝送マ
ージン検出部、5−6:伝送マージン映像統合部、5−
5−1:伝送マージン表示部、5−5−2:異常遅延プ
ロファイル残留表示部、5−5−3:伝送マージン信号
発生器、5−5−4:警告音発生器、5−5−5:タイ
マ回路、A:遅延プロファイルマージン検出部、B:電
界マージン検出部、C:BERマージン検出部、MG
N:伝送マージン映像化信号、CNT:異常遅延プロフ
ァイル映像化信号、Sa:電界レベル信号、Sb:BE
R信号、Sc:相関演算信号、Sc':遅延プロファイ
ル映像化信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04N 5/445 Z 5/445 H04B 7/26 109T H04Q 7/38 C K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル伝送システムにおいて、受信
    側に、受信信号から、反射波の混入状態を表す遅延プロ
    ファイル信号、ビット・エラー・レート状態を表すBE
    R状態信号及び電界強度を表す電界強度状態信号の内、
    少なくとも上記遅延プロファイル信号を生成し、当該対
    応する状態信号を映像化して画像表示し、当該表示画像
    の状態から伝送路の伝送状態のマージンを検出し、伝送
    路の伝送マージン状態を表示することを特徴とするディ
    ジタル伝送システムの伝送状態表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディジタル伝送システム
    において、上記伝送マージン状態を、複数の段階に分
    け、映像信号に変換して表示すると共に、上記伝送マー
    ジン状態に応じ、対応する警告音を発生することを特徴
    とするディジタル伝送システムの伝送状態表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のディジタル伝送
    システムにおいて、上記伝送マージン状態を、上記遅延
    プロファイル信号、BER状態信号及び電界強度状態信
    号を複数の段階に分け、それぞれの状態の組み合わせて
    映像信号に変換して表示することを特徴とするディジタ
    ル伝送システムの伝送状態表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載のディジタル伝送
    システムにおいて、上記伝送マージン状態を、上記遅延
    プロファイル信号、BER状態信号及び電界強度状態信
    号を複数の段階に分け、それぞれの状態の組み合わせて
    映像信号に変換し、当該マージン状態により色または濃
    淡を変化させて表示することを特徴とするディジタル伝
    送システムの伝送状態表示方法。
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