JP2003101336A - 2周波数帯共用アンテナ - Google Patents
2周波数帯共用アンテナInfo
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- JP2003101336A JP2003101336A JP2001293288A JP2001293288A JP2003101336A JP 2003101336 A JP2003101336 A JP 2003101336A JP 2001293288 A JP2001293288 A JP 2001293288A JP 2001293288 A JP2001293288 A JP 2001293288A JP 2003101336 A JP2003101336 A JP 2003101336A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半田付け部をなくして、電気特性のバラツキ
の少ない、信頼性の高い、2周波数帯共用アンテナを得
る。 【解決手段】 共振周波数の異なる二つの放射導体パタ
ーン10、12、接地導体パターン16、短絡導体18及び給電
導体20を1枚の金属板から形成する。短絡導体18は、二
つの放射導体パターン10、12の連結部14の外側の縁で折
り曲げられ、さらに接地導体パターン16の縁で折り曲げ
られて、連結部14と接地導体パターン16を短絡する。二
つの放射導体パターン10、12の間には給電導体20の幅よ
り広い幅Wの切込み22が設けられ、給電導体20は、この
切込み22に相当する部分の金属板から連結部14につなが
る形に形成され、連結部20の内側の縁で接地導体パター
ン16側に折り曲げられている。接地導体パターン16に
は、接地導体パターン側に折り曲げられた給電導体20が
接地導体パターン16に接触しないようにするための切欠
き24を設ける。
の少ない、信頼性の高い、2周波数帯共用アンテナを得
る。 【解決手段】 共振周波数の異なる二つの放射導体パタ
ーン10、12、接地導体パターン16、短絡導体18及び給電
導体20を1枚の金属板から形成する。短絡導体18は、二
つの放射導体パターン10、12の連結部14の外側の縁で折
り曲げられ、さらに接地導体パターン16の縁で折り曲げ
られて、連結部14と接地導体パターン16を短絡する。二
つの放射導体パターン10、12の間には給電導体20の幅よ
り広い幅Wの切込み22が設けられ、給電導体20は、この
切込み22に相当する部分の金属板から連結部14につなが
る形に形成され、連結部20の内側の縁で接地導体パター
ン16側に折り曲げられている。接地導体パターン16に
は、接地導体パターン側に折り曲げられた給電導体20が
接地導体パターン16に接触しないようにするための切欠
き24を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、逆F型アンテ
ナ、1/4λアンテナと称されるタイプのアンテナであっ
て、2周波数帯共用のアンテナに関するものである。
ナ、1/4λアンテナと称されるタイプのアンテナであっ
て、2周波数帯共用のアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 2周波数帯共用逆F型アンテナは、互
いに連結された共振周波数の異なる二つの放射導体パタ
ーンと、この二つの放射導体パターンと対向するように
配置された接地導体パターンとを有し、前記二つの放射
導体パターンの連結部の一部が短絡導体により接地導体
パターンに短絡され、前記二つの放射導体パターンの連
結部の、前記短絡導体から離れた位置に、二つの放射導
体パターンに共通する給電ピンが接続された構成となっ
ている(米国特許第5926139号明細書、特開平10-93332
号公報)。
いに連結された共振周波数の異なる二つの放射導体パタ
ーンと、この二つの放射導体パターンと対向するように
配置された接地導体パターンとを有し、前記二つの放射
導体パターンの連結部の一部が短絡導体により接地導体
パターンに短絡され、前記二つの放射導体パターンの連
結部の、前記短絡導体から離れた位置に、二つの放射導
体パターンに共通する給電ピンが接続された構成となっ
ている(米国特許第5926139号明細書、特開平10-93332
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 このような2周波数
帯共用逆F型アンテナは、二つの周波数帯で安定した特
性を得るためには、二つの放射導体パターンと、短絡導
体、給電ピンとの位置関係を正確に保つことが必要であ
る。しかしながら従来の2周波数帯共用逆F型アンテナ
は、二つの放射導体パターンの連結部に給電ピンを半田
付け接続する構造であるため、半田付けの際に若干の位
置ズレや半田形状の差異などが発生することがあり、こ
れが電気特性のバラツキを発生させる要因となる。また
半田は導電性が低いので、接合状態によって接合部の導
電性が異なり、放射効率が低下する場合がある。さらに
半田接合部があるということは、亀裂などが入ったりし
て接合状態が劣化する可能性があり、信頼性の点で十分
とはいえない。
帯共用逆F型アンテナは、二つの周波数帯で安定した特
性を得るためには、二つの放射導体パターンと、短絡導
体、給電ピンとの位置関係を正確に保つことが必要であ
る。しかしながら従来の2周波数帯共用逆F型アンテナ
は、二つの放射導体パターンの連結部に給電ピンを半田
付け接続する構造であるため、半田付けの際に若干の位
置ズレや半田形状の差異などが発生することがあり、こ
れが電気特性のバラツキを発生させる要因となる。また
半田は導電性が低いので、接合状態によって接合部の導
電性が異なり、放射効率が低下する場合がある。さらに
半田接合部があるということは、亀裂などが入ったりし
て接合状態が劣化する可能性があり、信頼性の点で十分
とはいえない。
【0004】 本発明の目的は、電気特性のバラツキが
発生しにくく、信頼性の高い2周波数帯共用アンテナを
提供することにある。
発生しにくく、信頼性の高い2周波数帯共用アンテナを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
め本発明は、互いに連結された共振周波数の異なる二つ
の放射導体パターンと、この二つの放射導体パターンと
対向するように配置された接地導体パターンとを有し、
前記二つの放射導体パターンの連結部の一部が短絡導体
により接地導体パターンに短絡され、前記連結部の短絡
導体から離れた位置に二つの放射導体パターンに共通の
給電導体がつながっている2周波数帯共用アンテナにお
いて、前記二つの放射導体パターン、短絡導体及び給電
導体が1枚の金属板から一体に形成されており、前記二
つの放射導体パターンの間及びその延長上に位置するよ
うに、前記短絡導体を前記連結部の片側の縁に連設し、
前記給電導体を前記連結部の他の片側の縁に連設した、
ことを特徴とするものである。
め本発明は、互いに連結された共振周波数の異なる二つ
の放射導体パターンと、この二つの放射導体パターンと
対向するように配置された接地導体パターンとを有し、
前記二つの放射導体パターンの連結部の一部が短絡導体
により接地導体パターンに短絡され、前記連結部の短絡
導体から離れた位置に二つの放射導体パターンに共通の
給電導体がつながっている2周波数帯共用アンテナにお
いて、前記二つの放射導体パターン、短絡導体及び給電
導体が1枚の金属板から一体に形成されており、前記二
つの放射導体パターンの間及びその延長上に位置するよ
うに、前記短絡導体を前記連結部の片側の縁に連設し、
前記給電導体を前記連結部の他の片側の縁に連設した、
ことを特徴とするものである。
【0006】 このように構成すると、二つの放射導体
パターンの連結部で、給電ピンを用いることなく接地と
給電を行うことができるので、給電ピンの半田付けに起
因する特性の変動を解消できる。
パターンの連結部で、給電ピンを用いることなく接地と
給電を行うことができるので、給電ピンの半田付けに起
因する特性の変動を解消できる。
【0007】 本発明の2周波数帯共用アンテナは、前
記二つの放射導体パターン、接地導体パターン、短絡導
体及び給電導体が1枚の金属板から一体に形成されてお
り、前記短絡導体は、前記連結部の片縁側で折り曲げら
れ、さらに接地導体パターンの縁部で折り曲げられて、
前記連結部と接地導体パターンを短絡しており、前記二
つの放射導体パターンの間には前記給電導体の幅より広
い幅の切込みが設けられ、前記給電導体は、この切込み
に相当する部分の金属板から前記連結部につながる形に
形成され、前記連結部の他縁側で接地導体パターン側に
折り曲げられており、前記接地導体パターンには、接地
導体パターン側に折り曲げられた給電導体が接地導体パ
ターンに接触しないようにするための切欠き又は開口が
設けられている、ことが望ましい。
記二つの放射導体パターン、接地導体パターン、短絡導
体及び給電導体が1枚の金属板から一体に形成されてお
り、前記短絡導体は、前記連結部の片縁側で折り曲げら
れ、さらに接地導体パターンの縁部で折り曲げられて、
前記連結部と接地導体パターンを短絡しており、前記二
つの放射導体パターンの間には前記給電導体の幅より広
い幅の切込みが設けられ、前記給電導体は、この切込み
に相当する部分の金属板から前記連結部につながる形に
形成され、前記連結部の他縁側で接地導体パターン側に
折り曲げられており、前記接地導体パターンには、接地
導体パターン側に折り曲げられた給電導体が接地導体パ
ターンに接触しないようにするための切欠き又は開口が
設けられている、ことが望ましい。
【0008】 このような構成にすると、接地導体パタ
ーンを有する2周波数帯共用アンテナを、1枚の金属板
からの外形加工、折曲げ加工で形成でき、半田付け箇所
をなくすことができるため、電気特性のバラツキの少な
い、信頼性の高い、2周波数帯共用アンテナを得ること
が可能となる。
ーンを有する2周波数帯共用アンテナを、1枚の金属板
からの外形加工、折曲げ加工で形成でき、半田付け箇所
をなくすことができるため、電気特性のバラツキの少な
い、信頼性の高い、2周波数帯共用アンテナを得ること
が可能となる。
【0009】 本発明の2周波数帯共用アンテナにおい
ては、給電導体を放射導体パターンの連結部の縁で接地
導体パターン側へ折り曲げるときに、規定の位置で正確
に折り曲げることが、特性のバラツキをなくす上で特に
重要である。そのためには、接地導体パターンに形成さ
れた切込み又は開口の短絡導体側の縁を、放射導体パタ
ーン側から見て、給電導体の折り曲げ部よりも短絡導体
寄りに位置させることが望ましい。このようにすると、
給電導体の折曲げ位置に接地導体パターン側から折曲げ
用の受け型を当てることができるので、給電導体の折曲
げを規定の位置できわめて正確に行うことが可能とな
る。
ては、給電導体を放射導体パターンの連結部の縁で接地
導体パターン側へ折り曲げるときに、規定の位置で正確
に折り曲げることが、特性のバラツキをなくす上で特に
重要である。そのためには、接地導体パターンに形成さ
れた切込み又は開口の短絡導体側の縁を、放射導体パタ
ーン側から見て、給電導体の折り曲げ部よりも短絡導体
寄りに位置させることが望ましい。このようにすると、
給電導体の折曲げ位置に接地導体パターン側から折曲げ
用の受け型を当てることができるので、給電導体の折曲
げを規定の位置できわめて正確に行うことが可能とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
図面を参照して詳細に説明する。
【0011】〔実施形態1〕 図1は本発明に係る2周
波数帯共用アンテナの一実施形態を示す斜視図である。
図において、10は第1の周波数帯で共振する形状及び寸
法を有する第1の放射導体パターン、12は第2の周波数
帯で共振する形状及び寸法を有する第2の放射導体パタ
ーンで、この二つの放射導体パターン10、12は同一平面
内にあって、連結部14で連結されている。16は前記放射
導体パターン10、12と所定の距離を保って対向するよう
に配置された接地導体パターン、18は放射導体パターン
10、12の連結部14と接地導体パターン16とを短絡する短
絡導体、20は前記連結部14から二つの放射導体パターン
10、12に高周波電力を給電する給電導体である。短絡導
体18と給電導体20とは、連結部14を挟んで対称な位置に
設けられている。また短絡導体18と給電導体20は、連結
部14に放射導体パターン10、12が連設された方向に対し
て交差する方向に設けられている。
波数帯共用アンテナの一実施形態を示す斜視図である。
図において、10は第1の周波数帯で共振する形状及び寸
法を有する第1の放射導体パターン、12は第2の周波数
帯で共振する形状及び寸法を有する第2の放射導体パタ
ーンで、この二つの放射導体パターン10、12は同一平面
内にあって、連結部14で連結されている。16は前記放射
導体パターン10、12と所定の距離を保って対向するよう
に配置された接地導体パターン、18は放射導体パターン
10、12の連結部14と接地導体パターン16とを短絡する短
絡導体、20は前記連結部14から二つの放射導体パターン
10、12に高周波電力を給電する給電導体である。短絡導
体18と給電導体20とは、連結部14を挟んで対称な位置に
設けられている。また短絡導体18と給電導体20は、連結
部14に放射導体パターン10、12が連設された方向に対し
て交差する方向に設けられている。
【0012】 図2は図1のアンテナの折曲げ加工前の
状態を示した展開図である。すなわち図1のアンテナ
は、1枚の金属板を外形加工(打抜き加工、切抜き加
工、エッチング加工等)して図2のようなパターンを形
成し、これを折曲げ加工することにより形成したもので
ある。さらに詳述すると、短絡導体18は、連結部14の外
縁と接地導体パターン16とをつなぐように外形加工によ
り形成され、連結部14の外側の縁で折り曲げられ、さら
に接地導体パターン16の縁で折り曲げられて、連結部14
と接地導体パターン16を短絡している。
状態を示した展開図である。すなわち図1のアンテナ
は、1枚の金属板を外形加工(打抜き加工、切抜き加
工、エッチング加工等)して図2のようなパターンを形
成し、これを折曲げ加工することにより形成したもので
ある。さらに詳述すると、短絡導体18は、連結部14の外
縁と接地導体パターン16とをつなぐように外形加工によ
り形成され、連結部14の外側の縁で折り曲げられ、さら
に接地導体パターン16の縁で折り曲げられて、連結部14
と接地導体パターン16を短絡している。
【0013】 また二つの放射導体パターン10、12の間
には給電導体20の幅より広い幅Wの切込み22が設けら
れ、給電導体20は、この切込み22に相当する部分の金属
板から前記連結部14につながる形に形成され、連結部14
の内側の縁で接地導体パターン16側に折り曲げられてい
る。さらに接地導体パターン16には、接地導体パターン
16側に折り曲げられた給電導体20が接地導体パターン16
に接触しないようにするための切欠き24が設けられてい
る。
には給電導体20の幅より広い幅Wの切込み22が設けら
れ、給電導体20は、この切込み22に相当する部分の金属
板から前記連結部14につながる形に形成され、連結部14
の内側の縁で接地導体パターン16側に折り曲げられてい
る。さらに接地導体パターン16には、接地導体パターン
16側に折り曲げられた給電導体20が接地導体パターン16
に接触しないようにするための切欠き24が設けられてい
る。
【0014】 以上のように構成された2周波数帯共用
アンテナは、放射導体パターン10、12、接地導体パター
ン16、短絡導体18及び給電導体20が、1枚の金属板から
の外形加工、折曲げ加工により形成され、半田付け部が
ないため、各部の形状、位置関係を高い精度で一定に仕
上げることができる。したがって電気特性のバラツキの
少ない、品質の安定した2周波数帯共用アンテナを得る
ことができる。また半田付け工程がないため、生産性に
もすぐれている。
アンテナは、放射導体パターン10、12、接地導体パター
ン16、短絡導体18及び給電導体20が、1枚の金属板から
の外形加工、折曲げ加工により形成され、半田付け部が
ないため、各部の形状、位置関係を高い精度で一定に仕
上げることができる。したがって電気特性のバラツキの
少ない、品質の安定した2周波数帯共用アンテナを得る
ことができる。また半田付け工程がないため、生産性に
もすぐれている。
【0015】 さらに詳述すると、図1のアンテナは、
接地導体パターン16に形成された切欠き24の短絡導体18
側の縁Aを、放射導体パターン10、12側から見て、給電
導体20の折り曲げ部Bよりも短絡導体18寄りに位置させ
てある。図2の展開図で説明すると、連結部14の幅Cよ
りも接地導体パターン16の連結部14に相当する部分の幅
Dを小さくしてある。このようにすると、図3に示すよ
うに、短絡導体18の両端部を直角に折り曲げて放射導体
パターン10、12と接地導体パターン14を平行にした後、
給電導体20を折り曲げるときに、給電導体20の折曲げ位
置に接地導体パターン16側から受け型26を当てた状態
で、曲げ型28による折曲げ加工ができるので、給電導体
20の折曲げを規定の位置できわめて正確に行うことがで
きる。このため、給電導体20と、放射導体パターン10、
12及び短絡導体18との位置関係(寸法精度)をきわめて
正確に仕上げることができ、より特性のバラツキの少な
い2周波数帯共用逆F型アンテナを得ることができる。
接地導体パターン16に形成された切欠き24の短絡導体18
側の縁Aを、放射導体パターン10、12側から見て、給電
導体20の折り曲げ部Bよりも短絡導体18寄りに位置させ
てある。図2の展開図で説明すると、連結部14の幅Cよ
りも接地導体パターン16の連結部14に相当する部分の幅
Dを小さくしてある。このようにすると、図3に示すよ
うに、短絡導体18の両端部を直角に折り曲げて放射導体
パターン10、12と接地導体パターン14を平行にした後、
給電導体20を折り曲げるときに、給電導体20の折曲げ位
置に接地導体パターン16側から受け型26を当てた状態
で、曲げ型28による折曲げ加工ができるので、給電導体
20の折曲げを規定の位置できわめて正確に行うことがで
きる。このため、給電導体20と、放射導体パターン10、
12及び短絡導体18との位置関係(寸法精度)をきわめて
正確に仕上げることができ、より特性のバラツキの少な
い2周波数帯共用逆F型アンテナを得ることができる。
【0016】 なお、給電導体の折曲げ加工を正確に行
うためには、図4に示すように、連結部14と接地導体パ
ターン16の間に短絡導体18に沿うように樹脂30を充填成
形してから、曲げ型28による折曲げ加工を行うようにし
てもよい。この場合は、接地導体パターン16に形成され
た切欠き24の短絡導体18側の縁Aが、放射導体パターン
10、12側から見て、給電導体20の折り曲げ部Bと同じ位
置にあってもよい。
うためには、図4に示すように、連結部14と接地導体パ
ターン16の間に短絡導体18に沿うように樹脂30を充填成
形してから、曲げ型28による折曲げ加工を行うようにし
てもよい。この場合は、接地導体パターン16に形成され
た切欠き24の短絡導体18側の縁Aが、放射導体パターン
10、12側から見て、給電導体20の折り曲げ部Bと同じ位
置にあってもよい。
【0017】〔実施形態2〕 図5は本発明の他の実施
形態を示す。この2周波数帯共用アンテナは、接地導体
パターン16側に折り曲げられた給電導体20が接地導体パ
ターン16に接触しないようにするため、接地導体パター
ン16に開口32を設けたものである。それ以外の構成は実
施形態1のアンテナと同じであるので、同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。このような構成でも実
施形態1と同様の効果を得ることができる。
形態を示す。この2周波数帯共用アンテナは、接地導体
パターン16側に折り曲げられた給電導体20が接地導体パ
ターン16に接触しないようにするため、接地導体パター
ン16に開口32を設けたものである。それ以外の構成は実
施形態1のアンテナと同じであるので、同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。このような構成でも実
施形態1と同様の効果を得ることができる。
【0018】〔実施形態3〕 図6は本発明のさらに他
の実施形態を示す。(A)は外形加工された金属板の折
曲げ加工前の展開図、(B)、(C)はそれぞれ(A)
の金属板から形成された2周波数帯共用逆F型アンテナ
の平面図である。(A)のパターンは、二つの放射導体
パターン10と12の間の切込み22の部分を、多数の穴34を
有する格子状パターン36で連結した状態に形成したもの
である。それ以外は図2のパターンと同様であるので、
同一部分には同一符号を付してある。
の実施形態を示す。(A)は外形加工された金属板の折
曲げ加工前の展開図、(B)、(C)はそれぞれ(A)
の金属板から形成された2周波数帯共用逆F型アンテナ
の平面図である。(A)のパターンは、二つの放射導体
パターン10と12の間の切込み22の部分を、多数の穴34を
有する格子状パターン36で連結した状態に形成したもの
である。それ以外は図2のパターンと同様であるので、
同一部分には同一符号を付してある。
【0019】 このようなパターンにしておくと、短絡
導体18の両端部を折り曲げてコ字状にしたものを、樹脂
成形用の金型内にセットして、放射導体パターン10、12
と接地導体パターン16の間に樹脂を充填成形するとき
に、放射導体パターン10、12の解放端側の位置が安定
し、樹脂成形を正確に行うことができる。また成形後に
給電導体20を切り抜くときは、(B)のように給電導体
20を直線状に切り抜くこともできるし、(C)のように
蛇行状に切り抜くこともできる。(C)のように蛇行状
に切り抜くと、給電導体20にローディングコイルを挿入
したのと同じ状態が得られる。したがって給電導体20の
切り抜き経路を変えることにより、筐体などの影響によ
る共振周波数のズレを補正することができる。
導体18の両端部を折り曲げてコ字状にしたものを、樹脂
成形用の金型内にセットして、放射導体パターン10、12
と接地導体パターン16の間に樹脂を充填成形するとき
に、放射導体パターン10、12の解放端側の位置が安定
し、樹脂成形を正確に行うことができる。また成形後に
給電導体20を切り抜くときは、(B)のように給電導体
20を直線状に切り抜くこともできるし、(C)のように
蛇行状に切り抜くこともできる。(C)のように蛇行状
に切り抜くと、給電導体20にローディングコイルを挿入
したのと同じ状態が得られる。したがって給電導体20の
切り抜き経路を変えることにより、筐体などの影響によ
る共振周波数のズレを補正することができる。
【0020】 なお、この実施形態では逆F型と称され
るタイプのアンテナを示したが、短絡導体の幅が広い1/
4λ型と称されるタイプのアンテナも同様に作製できる
ことは当然である。
るタイプのアンテナを示したが、短絡導体の幅が広い1/
4λ型と称されるタイプのアンテナも同様に作製できる
ことは当然である。
【0021】〔実施形態4〕 図7及び図8は本発明の
さらに他の実施形態を示す。このアンテナが図1のアン
テナと異なる点は、金属板を外形加工して、放射導体パ
ターン10、12と連結部14と短絡導体18と給電導体20を一
体に形成し、接地導体パターン16をこれらとは別に形成
した点にある。
さらに他の実施形態を示す。このアンテナが図1のアン
テナと異なる点は、金属板を外形加工して、放射導体パ
ターン10、12と連結部14と短絡導体18と給電導体20を一
体に形成し、接地導体パターン16をこれらとは別に形成
した点にある。
【0022】 短絡導体18と接地導体パターン16との電
気的な接続は、図8に示すように、アンテナが設置され
る回路基板40に二点鎖線で示すようにランド42を設け、
これを介して行うようになっている。
気的な接続は、図8に示すように、アンテナが設置され
る回路基板40に二点鎖線で示すようにランド42を設け、
これを介して行うようになっている。
【0023】 このようなアンテナでも、一枚の金属板
から外形加工により、放射導体パターン10、12と、短絡
導体18、給電導体20とを一体に形成したので、給電のた
めに給電ピンを半田付けする必要がなく、半田付けに起
因する特性のバラツキを低減できる。
から外形加工により、放射導体パターン10、12と、短絡
導体18、給電導体20とを一体に形成したので、給電のた
めに給電ピンを半田付けする必要がなく、半田付けに起
因する特性のバラツキを低減できる。
【0024】 なお、このアンテナでは、給電導体20を
放射導体パターン10、12の間に配置し、これと背中合わ
せに短絡導体18を配置したが、給電導体20と短絡導体18
とを逆に配置してもよい。このように給電導体20と短絡
導体18を逆に配置する場合には、当然、回路基板40のラ
ンド41もこれに合わせて調整する。
放射導体パターン10、12の間に配置し、これと背中合わ
せに短絡導体18を配置したが、給電導体20と短絡導体18
とを逆に配置してもよい。このように給電導体20と短絡
導体18を逆に配置する場合には、当然、回路基板40のラ
ンド41もこれに合わせて調整する。
【0025】
【発明の効果】 以上説明したように本発明によれば、
半田付け箇所を減らすことができるため、電気特性のバ
ラツキの少ない、信頼性の高い、2周波数帯共用アンテ
ナを得ることができる。
半田付け箇所を減らすことができるため、電気特性のバ
ラツキの少ない、信頼性の高い、2周波数帯共用アンテ
ナを得ることができる。
【図1】 本発明に係る2周波数帯共用アンテナの一実
施形態を示す斜視図。
施形態を示す斜視図。
【図2】 図1のアンテナの展開図。
【図3】 図1のアンテナを製造する過程での給電導体
の折曲げ方法を示す斜視図。
の折曲げ方法を示す斜視図。
【図4】 同じく給電導体の折曲げ方法の他の例を示す
斜視図。
斜視図。
【図5】 本発明に係る2周波数帯共用アンテナの他の
実施形態を示す斜視図。
実施形態を示す斜視図。
【図6】 (A)は本発明のさらに他の実施形態を示す
展開図、(B)、(C)はそれぞれ(A)の展開パター
ンから製造された2周波数帯共用逆F型アンテナを示す
平面図。
展開図、(B)、(C)はそれぞれ(A)の展開パター
ンから製造された2周波数帯共用逆F型アンテナを示す
平面図。
【図7】 本発明のさらに他の実施形態を示す展開図。
【図8】 図7の展開パターンから形成された2周波数
帯共用アンテナを示す斜視図。
帯共用アンテナを示す斜視図。
10:第1の周波数帯で共振する第1の放射導体パターン
12:第2の周波数帯で共振する第2の放射導体パターン
14:連結部
16:接地導体パターン
18:短絡導体
20:給電導体
22:切込み
24:切欠き
32:開口
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(72)発明者 庄司 範行
東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古
河電気工業株式会社内
(72)発明者 上野 孝弘
東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古
河電気工業株式会社内
Fターム(参考) 5J021 AA02 AA09 AB06 HA05 HA10
JA03
5J045 AA03 AB05 DA08 HA06 MA04
NA01
5J046 AA04 AB13 PA01 PA07
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに連結された共振周波数の異なる二
つの放射導体パターン(10、12)と、この二つの放射導
体パターンと対向するように配置された接地導体パター
ン(16)とを有し、前記二つの放射導体パターン(10、
12)の連結部(14)の一部が短絡導体(18)により接地
導体パターン(16)に短絡され、前記連結部(14)の短
絡導体(18)から離れた位置に二つの放射導体パターン
(10、12)に共通の給電導体(20)がつながっている2
周波数帯共用アンテナにおいて、 前記二つの放射導体パターン(10、12)、短絡導体(1
8)及び給電導体(20)が1枚の金属板から一体に形成
されており、 前記二つの放射導体パターンの間及びその延長上に位置
するように、前記短絡導体(18)が前記連結部(14)の
片側の縁に連設され、前記給電導体(20)が前記連結部
(14)の他の片側の縁に連設されている、 ことを特徴とする2周波数帯共用アンテナ。 - 【請求項2】 前記二つの放射導体パターン(10、1
2)、接地導体パターン(16)、短絡導体(18)及び給
電導体(20)が1枚の金属板から一体に形成されてお
り、 前記短絡導体(18)は、前記連結部(14)の片縁側で折
り曲げられ、さらに接地導体パターン(16)の縁部で折
り曲げられて、前記連結部(14)と接地導体パターン
(16)を短絡しており、 前記二つの放射導体パターン(10、12)の間には前記給
電導体(20)の幅より広い幅(W)の切込み(22)が設
けられ、前記給電導体(20)は、この切込み(22)に相
当する部分の金属板から前記連結部(14)につながる形
に形成され、前記連結部(14)の他縁側で接地導体パタ
ーン(16)側に折り曲げられており、 前記接地導体パターン(16)には、接地導体パターン側
に折り曲げられた給電導体(20)が接地導体パターン
(16)に接触しないようにするための切欠き(24)又は
開口(32)が設けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の2周波数帯共用アンテ
ナ。 - 【請求項3】 接地導体パターン(16)に形成された切
込み(24)又は開口(32)の短絡導体(18)側の縁
(A)が、放射導体パターン(10、12)側から見て、給
電導体(20)の折り曲げ部(B)よりも短絡導体(18)
寄りに位置していることを特徴とする請求項2記載の2
周波数帯共用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001293288A JP2003101336A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 2周波数帯共用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001293288A JP2003101336A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 2周波数帯共用アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003101336A true JP2003101336A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19115114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001293288A Pending JP2003101336A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 2周波数帯共用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003101336A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100787229B1 (ko) | 2005-02-04 | 2007-12-21 | 삼성전자주식회사 | 이중 대역 역 에프 평판안테나 |
KR100788284B1 (ko) | 2005-11-24 | 2007-12-27 | 엘지전자 주식회사 | 광대역 안테나와 광대역 안테나를 구비한 전자 기기 |
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2001
- 2001-09-26 JP JP2001293288A patent/JP2003101336A/ja active Pending
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