JP2003100429A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2003100429A JP2001286835A JP2001286835A JP2003100429A JP 2003100429 A JP2003100429 A JP 2003100429A JP 2001286835 A JP2001286835 A JP 2001286835A JP 2001286835 A JP2001286835 A JP 2001286835A JP 2003100429 A JP2003100429 A JP 2003100429A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波電流を流すことにより発生する振動が
トッププレートに伝達しにくくした誘導加熱調理器を提
供すること。 【解決手段】 外郭を構成する本体1と、本体1の上面
に設け被加熱物7を載置するトッププレート2と、トッ
ププレート2の下方に設けられ被加熱物7を加熱する加
熱コイル部8とを備え、加熱コイル部8は、誘導加熱す
る加熱コイル13とこの加熱コイル13の内外周の少な
くともどちらか一方に鉛直に設け、かつ加熱コイルの下
方を支持する磁性体14とを有する加熱コイル装置9
と、加熱コイル装置9を支持する弾性体11と、加熱コ
イル装置9とトッププレート2との間に設けた緩衝体1
2とを有する構成とした。この構成により、トッププレ
ート2の振動を減らし、かつ磁束の漏洩を減らすことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導加熱調理器に関
し、特に、高周波電流により発生する振動や、磁束漏洩
を低減した加熱コイル部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘導加熱調理器として
は、例えば、特許公報第2885857号に記載されて
いるようなものがあった。図9は前記公報に記載された
従来の誘導加熱調理器の要部断面図である。
【0003】図9において、本体101の上部にトップ
プレート102が設けられ、このトッププレート102
に載置された被加熱物103をトッププレート102の
下部に設けた加熱コイル104に高周波電流を流して誘
導加熱により加熱する。このとき、加熱コイル104を
加熱コイル104の内周から外周にわたるU字形のフェ
ライト105の凹部に設置し、このU字形のフェライト
105の両端面をトッププレート102の裏面に接着剤
106により固着していた。なお、107は電子回路で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、このU字形のフェライト105の両端面
をトッププレート102の裏面に接着剤107で固着し
ていたため、加熱コイル104に高周波電流を流すこと
により発生する振動が直接トッププレート102に伝達
し、トッププレート102に載置した被加熱物103が
振動し、極端な場合は移動したりするという問題があっ
た。この傾向は鉄鍋に適した30kHzの高周波では問
題とならないが、透磁力の低い銅鍋やアルミニウム鍋等
を加熱するために50kHzを下まわらない高周波電流
を流した場合に顕著に現れる。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、高周波電流を流すことにより発生する振動がトップ
プレートに伝達しにくく、かつ漏洩磁束を低減した誘導
加熱調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイル部を
加熱コイルの内外周の少なくともどちらか一方に鉛直に
設け、かつ前記加熱コイルの下方を支持する磁性体を有
する加熱コイル装置と、前記加熱コイル装置を支持する
弾性体と、前記加熱コイル装置と前記トッププレートと
の間に設けた緩衝体とを備える構成とした。この構成に
より、弾性体の付勢力により加熱コイル装置を緩衝体を
介してトッププレートに密着圧接することができるとと
もに、緩衝体により高周波電流を流すことにより発生す
る振動を吸収緩和し、振動がトッププレートに伝達しに
くくすることができるとともに、加熱コイル周辺に設け
た磁性体により漏洩磁束を低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、外郭を
構成する本体と、前記本体の上面に設け被加熱物を載置
するトッププレートと、前記トッププレートの下方に設
けられ前記被加熱物を加熱する加熱コイル部とを備え、
前記加熱コイル部は、誘導加熱する加熱コイルと前記加
熱コイルの内外周の少なくともどちらか一方に鉛直に設
け、かつ前記加熱コイルの下方を支持する磁性体を有す
る加熱コイル装置と、前記加熱コイル装置を支持する弾
性体と、前記加熱コイル装置と前記トッププレートとの
間に設けた緩衝体とを有する構成とした。この構成によ
り、高周波電流を流すことにより発生する振動を緩衝体
で吸収緩和し、振動がトッププレートに伝達しにくくす
ることができるとともに、コイルの周囲に設けた磁性体
により漏洩磁束を低減し、電子部品への影響をなくすこ
とができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、特に請求項1に
記載の緩衝体を加熱コイル上方に鉛直に立設した磁性体
とトッププレートとの間に設ける構成とした。この構成
により、請求項1に記載の作用効果と同じ作用効果が得
られる。
【0009】請求項3に記載の発明は、特に、請求項2
に記載の緩衝体を磁性成分を含有したゴム性緩衝体にす
ることにより、さらに、磁束の漏洩を少なくすることが
できる。
【0010】請求項4に記載の発明は、外郭を構成する
本体と、前記本体の上面に設け被加熱物を載置するトッ
ププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ前
記被加熱物を加熱する加熱コイル部とを備え、前記加熱
コイル部は、誘導加熱する加熱コイルと前記加熱コイル
の内外周の少なくともどちらか一方に鉛直に設け、かつ
前記加熱コイルの下方を支持する弾力性を有する磁性体
からなる加熱コイル装置を有し、前記磁性体は前記トッ
ププレートの下面に当接する構成とした。この構成によ
り、簡単な構成で高周波電流を流すことにより発生する
振動を緩衝体で吸収緩和し、振動がトッププレートに伝
達しにくくすることができるとともに、コイルの周囲に
設けた磁性体により漏洩磁束を低減し、電子部品への影
響をなくすことができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、外郭を構成する
本体と、前記本体の上面に設け被加熱物を載置するトッ
ププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ前
記被加熱物を加熱する加熱コイル部とを備え、前記加熱
コイル部は、誘導加熱する加熱コイルと前記加熱コイル
の内外周の少なくともどちらか一方に鉛直に設け、かつ
前記加熱コイルの下方を支持する磁性体と前記磁性体に
連結して設けた弾性体を有する加熱コイル装置と、前記
加熱コイル装置と前記トッププレートの間に設けた緩衝
体とを備える構成とした。この構成により、誘導加熱コ
イルを確実に支持し、高周波電流を流すことにより発生
する振動を緩衝体で吸収緩和し、振動がトッププレート
に伝達しにくくすることができるとともに、コイルの周
囲に設けた磁性体により漏洩磁束を低減し、電子部品へ
の影響をなくすことができる。
【0012】請求項6に記載の発明は、加熱コイルに鉛
直に設けた第1の磁性体と、前記加熱コイルの下方に設
けた第2の磁性体とを備え、前記第1の磁性体の下方に
弾性体を連結する構成とした。これにより、加熱コイル
の下方に設けた第2の磁性体に弾性体による歪が生じに
くく加熱コイルと弾性体との密着性が良くなり漏洩磁束
が生じにくくなる。
【0013】請求項7に記載の発明は、加熱コイルに5
0kHzを下回らない高周波電流を流して被加熱物を誘
導加熱する構成とした。この構成では、透磁率の低い銅
鍋やアルミニウム鍋などを用いても、高周波電流を流す
ことにより発生する振動を緩衝体で吸収緩和し、振動が
トッププレートに伝達しにくくすることができるととも
に、コイルの周囲に設けた磁性体により漏洩磁束を低減
し、電子部品への影響をなくすことができる。
【0014】請求項8に記載の発明は、弾性体と緩衝体
とを有し、前記緩衝体の付勢力によりトッププレートと
加熱コイルとの距離を一定に保持し、緩衝体の緩和力に
よりトッププレートに伝わる高周波電流による振動を緩
和する構成とした。これにより、高周波電流を流すこと
により発生する振動を緩衝体で吸収緩和し、振動がトッ
ププレートに伝達しにくくすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0016】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける誘導加熱調理器の要部断面図であり、図2は同誘導
加熱調理器の外観斜視図である。なお、本発明の加熱コ
イル部の構成を用いた誘導加熱調理器の一例として、3
箇所の加熱部、いわゆる3口のコンロ部を有する誘導加
熱調理器について説明する。
【0017】図2において、誘導加熱調理器本体1の上
面にトッププレート2が設けられている。このトッププ
レート2には誘導加熱によって鍋を加熱し被調理物を加
熱する誘導加熱部3a,3bと誘導加熱では使えない鍋
を用いて調理するラジエントヒータ部4とが設けられて
いる。また、誘導加熱調理器の外郭を構成する本体1の
前方側面には焙焼器5と操作部6とが設けられている。
なお、本発明ではこの誘導加熱部3a,3bの少なくと
もどちらか一方に本発明の加熱コイル部の構成を用いて
いる。
【0018】図1において、トッププレート2上の誘導
加熱部3a,3bのどちらか一方の本発明の構成が採用
されている方に被加熱物7が載置されている。そして、
被加熱部7に対応するトッププレート2の下方に加熱コ
イル部8が設けられている。加熱コイル部8は加熱コイ
ル装置9と、この加熱コイル装置9を支持するために保
持板10上に設けた弾性体11と、弾性体11とトップ
プレート2との間に設けた緩衝体12とにより構成され
ている。また、加熱コイル装置9は誘導加熱を行う加熱
コイル13と加熱コイル13を支持し磁束の漏洩を防ぐ
磁性体14とを内蔵している。
【0019】前記構成において、弾性体11はばね性の
弾性体からなり、バネの付勢力により加熱コイル装置9
をトッププレート2の下部に圧接する。このとき、加熱
コイル装置9は固体で構成されているため、同じく固体
であるトッププレート2と直接接触すると、加熱コイル
に高周波電流を流した時に発生する振動、いわゆるビビ
リといわれる微振動が、または電源を投入した時の突入
電流による衝撃が直接トッププレート2に伝達される。
これを防ぐため、本実施例ではトッププレート2と弾性
体11との間に緩衝体12を設けている。この緩衝体1
2としてはフッ素系またはシリコーン系等の耐熱性のゴ
ムを用いる。これにより、高周波電流を流した時に発生
する振動のほとんどを吸収し、トッププレート2に振動
をほとんど伝えないようにすることができる。もちろん
弾性体11においても振動の一部を吸収することができ
る。
【0020】このように加熱コイル装置9を弾性体11
により緩衝体12を介してトッププレート2に密着圧接
することにより加熱コイル13と被加熱物7との距離を
一定に保つことができるようになり、加熱コイル13で
発生した磁束を効率よく被加熱物7に入れることができ
る。
【0021】次に、加熱コイル13と磁性体14との関
係を図3の斜視図を用いて説明する。図3に示すように
磁性体14は加熱コイル13の内周および外周に鉛直に
設けられた部分と加熱コイルの下方に設けられた部分と
が一体となって構成され加熱コイル13を保持固定して
いる。この構成により磁束が下方や側方に漏洩すること
を防ぐことができ、操作部6に設けた電子部品への悪影
響を防ぐことができるとともに、効率よく被加熱物7を
加熱することができる。なお、本実施例では磁性体14
の一部をコイルの内外周に鉛直に立設しているが、これ
に限定されるものではなく、漏洩防止効果は若干低下す
るが内外周のどちらか一方であってもよい。また、磁性
体としては一般にフェライトが用いられ、加熱コイル装
置9に接着剤で接着固定されるか、成型時に熱融着によ
り取付けるなどの方法により固定される。
【0022】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下、その作用効果について説明する。
【0023】電源が投入され加熱コイル13に高周波電
流が流れると、被加熱物7に磁束が入り被加熱物7が加
熱される。このとき、加熱コイル13は弾性体11によ
り被加熱物7との距離がほぼ一定であるため、被加熱物
7には常にほぼ一定量の磁束が入り、効率よく加熱され
る。また、加熱コイル13の側面および底面に磁性体1
4を設けているので、下方および側面への磁束の漏洩が
少なくなり加熱効率を高めるとともに、電子部品への悪
影響を防ぐことができる。さらに加熱コイル13を収納
している加熱コイル装置9を弾性体11により緩衝体1
2を介してトッププレート2に密接圧接しているので、
高周波電流を流すことにより発生する振動をトッププレ
ート2に伝えにくくしている。したがって、トッププレ
ート2上に載置されている被加熱物7は伝達されてくる
振動により、振動したり動いたりすることがほとんどな
くなり、取り扱いやすく、かつ安全なものにすることが
できる。
【0024】なお、このような効果は、透磁力の低い銅
鍋やアルミニウム鍋等を加熱する場合、50kHzを下
まわらない高周波電流を流すため顕著となる。
【0025】また、本実施例では緩衝体12をトッププ
レート2と弾性体11との間に設けた場合を示したが、
図4に示すように弾性体11で加熱コイル装置9を支持
し、緩衝体12をトッププレート2と加熱コイル13と
の間に設けるようにしても同様の作用効果を得ることが
できる。
【0026】また、図5は図4における緩衝体12とし
て、磁性成分を含有したシリコンなどのゴム性緩衝体1
5からなる構成にした。これにより磁束の漏洩をさらに
減らすことができる。
【0027】(実施例2)図6は本発明の実施例2にお
ける誘導加熱調理器の要部断面図である。なお、本実施
例の基本構成は実施例1と同様であるのでその説明は省
略し、相違点を中心に説明する。また、実施例と同じ構
能には同じ符号を付しその説明を省略する。
【0028】本実施例の特徴は実施例1における磁性体
14として弾力性を有する弾力性磁性体16を用いた点
である。弾力性磁性体16としてフッ素系またはシリコ
ン系のゴムに磁性成分を混入することにより得られる。
この構成にすることにより、図6に示すように加熱コイ
ル装置9の構成を弾力性磁性体16と、この弾力性磁性
体16に収納した加熱コイル13だけの簡単な構成とす
ることができる。さらに弾力性磁性体16は弾力性を有
するため、トッププレート2に当接しても加熱コイル1
3に高周波電流を流すことにより発生する振動を吸収
し、振動をトッププレート2にほとんど伝えないように
することができる。したがって、従来用いられてきた緩
衝体12を用いる必要がなくなり、構成をさらに簡単に
することができる。
【0029】以上説明したように本実施例によれば簡単
な構成で、被加熱物7に振動を伝えることなく、かつ漏
洩磁束の少ない誘導加熱調理器を提供することができ
る。
【0030】(実施例3)図7は本発明の実施例3にお
ける誘導加熱調理器の要部断面図である。なお、本実施
例の基本構成は実施例1と同様であるのでその説明は省
略し、相違点を中心に説明する。また、実施例と同じ構
能には同じ符号を付しその説明を省略する。
【0031】本実施例の特徴は、磁性体14の下方に直
接磁性体14に連結して弾性体17を設け、この構成を
加熱コイル装置9とした点である。そして、本実施例で
は緩衝体12をトッププレート2と磁性体14との間に
設けている。この構成では磁性体14と弾性体17とが
連結しているため弾性体17はより確実に磁性体14を
支持することができる。
【0032】また、図8は本発明の実施例3における誘
導加熱調理器の他の例の要部断面図である。図におい
て、磁性体14は立設した第1の磁性体14aと加熱コ
イル13の下方に設けた第2の磁性体14bとに分割さ
れている。そして、第1の磁性体14aの下部に弾性体
17を配するとともに、トッププレート2と第1の磁性
体14aとの間に緩衝体12を配し、第2の磁性体14
bの下部には弾性体17を配さない構成としている。こ
の構成により、図7のように磁性体14の下部に弾性体
を配したときに、弾性体14の押圧により磁性体14に
歪ができ、加熱コイルと磁性体との間に隙間が生じ磁束
が漏洩し易くなるのを防ぐことができる。
【0033】なお、実施例1ないし3では加熱部が3ヶ
所あるいわゆる3口のコンロについて説明したが、3口
のコンロの場合、少なくとも1ヶ所に本発明の方法を用
いればよい。通常銅鍋やアルミニウム鍋を用いる場合、
コイルの巻数を多くし、周波数を高くしなければならな
いため、コストアップとなる。そのため、3口のコンロ
の場合、1口は鉄鍋用、1口は銅鍋およびアルミニウム
鍋用、そして残り1口をラジエントヒータ用のコンロと
するのが一般的と考えられる。また、コンロの口数は3
口に限定されるものではなく、1口であっても、それ以
上であっても良いのはもちろんであり、夫々に応じて本
発明の構成を採用すればよい。
【0034】また、先に述べたように本発明の構成は、
鉄鍋が用いられる20kHzではあまり効果がなく、銅
鍋やアルミニウム鍋が用いられる50kHzを下まわら
ない高周波電流を流す場合に顕著な効果を得ることがで
きる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高周波
電流を流すことにより発生する振動をトッププレートに
伝達しにくくし、かつ漏洩磁束を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における誘導加熱調理器の要
部断面図
【図2】同、誘導加熱調理器の外観斜視図
【図3】同、誘導加熱調理器の加熱コイルと磁性体との
関係を示す斜視図
【図4】同、誘導加熱調理器の他の構成の要部断面図
【図5】同、誘導加熱調理器の他の構成の要部断面図
【図6】本発明の実施例2における誘導加熱調理器の要
部断面図
【図7】本発明の実施例3における誘導加熱調理器の要
部断面図
【図8】同、誘導加熱調理器の他の例の要部断面図
【図9】従来の誘導加熱調理器の要部断面図
【符号の説明】
1 本体 2 トッププレート 7 被加熱物 8 加熱コイル部 9 加熱コイル装置 11、17 弾性体 12 緩衝体 13 加熱コイル 14 磁性体 14a 第1の磁性体 14b 第2の磁性体 15 ゴム性緩衝体 16 弾力性磁性体(磁性体)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭を構成する本体と、前記本体の上面
    に設け被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッ
    ププレートの下方に設けられ前記被加熱物を加熱する加
    熱コイル部とを備え、前記加熱コイル部は、誘導加熱す
    る加熱コイルと前記加熱コイルの内外周の少なくともど
    ちらか一方に鉛直に設け、かつ前記加熱コイルの下方を
    支持する磁性体を有する加熱コイル装置と、前記加熱コ
    イル装置を支持する弾性体と、前記加熱コイル装置と前
    記トッププレートとの間に設けた緩衝体とを有する構成
    とした誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 加熱コイル上方に鉛直に立設した磁性体
    とトッププレートとの間に緩衝体を設ける構成とした請
    求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 緩衝体は磁性成分を含有したゴム性緩衝
    体である請求項2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 外郭を構成する本体と、前記本体の上面
    に設け被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッ
    ププレートの下方に設けられ前記被加熱物を加熱する加
    熱コイル部とを備え、前記加熱コイル部は、誘導加熱す
    る加熱コイルと前記加熱コイルの内外周の少なくともど
    ちらか一方に鉛直に設け、かつ前記加熱コイルの下方を
    支持する弾力性を有する磁性体からなる加熱コイル装置
    と前記加熱コイル装置を支持する弾性体とを有し、前記
    磁性体は前記トッププレートの下面に当接する構成とし
    た誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 外郭を構成する本体と、前記本体の上面
    に設け被加熱物を載置するトッププレートと、前記トッ
    ププレートの下方に設けられ前記被加熱物を加熱する加
    熱コイル部とを備え、前記加熱コイル部は、誘導加熱す
    る加熱コイルと前記加熱コイルの内外周の少なくともど
    ちらか一方に鉛直に設け、かつ前記加熱コイルの下方を
    支持する磁性体と前記磁性体に連結して設けた弾性体を
    有する加熱コイル装置と、前記加熱コイル装置と前記ト
    ッププレートの間に設けた緩衝体とを備える構成とした
    誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 加熱コイルに鉛直に設けた第1の磁性体
    と、前記加熱コイルの下方に設けた第2の磁性体とを備
    え、前記第1の磁性体の下方に弾性体を連結する構成と
    した請求項5記載の誘導加熱調理器。
  7. 【請求項7】 加熱コイルに50kHzを下回らない高
    周波電流を流して被加熱物を誘導加熱する構成とした請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  8. 【請求項8】 弾性体と緩衝体とを有し、前記緩衝体の
    付勢力によりトッププレートと加熱コイルとの距離を一
    定に保持し、緩衝体の緩和力によりトッププレートに伝
    わる高周波電流による振動を緩和する構成とした誘導加
    熱調理器。
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