JP2003100325A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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JP2003100325A
JP2003100325A JP2001285560A JP2001285560A JP2003100325A JP 2003100325 A JP2003100325 A JP 2003100325A JP 2001285560 A JP2001285560 A JP 2001285560A JP 2001285560 A JP2001285560 A JP 2001285560A JP 2003100325 A JP2003100325 A JP 2003100325A
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hydrogen
oxygen
gas
water
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JP2001285560A
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Masazumi Oishi
正純 大石
Katsuo Hashizaki
克雄 橋▲崎▼
Toshihiro Tani
俊宏 谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エジェクタを用いるガス供給方式において、燃
料電池の負荷に応じて、燃料電池へのガス供給量を調節
しながら燃料電池の運転を行なう。 【解決手段】発電を行なう燃料電池1と、水を有するガ
ス加湿部4、5と、ガス加湿部4、5を途中に接続し前
記水が循環する循環管路20−1〜3、21−1〜3
と、循環管路20−1〜3、21−1〜3の途中に接続
され、前記水を循環管路20−1〜3、21−1〜3で
循環させる循環水ポンプ8、9と、循環管路20−1〜
3、21−1〜3の途中に接続され、内部を流れる前記
水のフローにより、燃料電池1内のガスを燃料電池1か
ら循環管路20−1〜3、21−1〜3へ向けて吸い出
すエジェクタ6、7と、燃料電池1の出力電流に基づい
て循環水ポンプ8、9の回転数を制御する制御部31と
を具備する燃料電池システムを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池に関し、
特に、燃料電池へのガスの供給量を容易に制御可能な燃
料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電気化学セルの1つである固体高分子電
解質膜を用いた固体高分子形燃料電池は、低温稼動、高
効率、低公害などの特性を有する。そのため、固体高分
子形燃料電池は、環境負荷低減に役立つ電源として、移
動体用電源(主に車載用)や定置型電源(主にビル・家
庭用)として開発が進められている。
【0003】固体高分子形燃料電池では、燃料ガス及び
酸化剤ガス共に加湿して使用するため、マスフローメー
タなどではガスの供給を制御するのが困難である。従っ
て、各ガスの供給に際しては、エジェクタにより負圧を
形成し、そこへガスを吸い出す方式を用いるのが有効で
ある。通常、エジェクタでは、ポンプにより一定流量の
流体を流し、一定の負圧を形成して行なうので、吸い出
されるガス(燃料ガス及び酸化剤ガス)の流量は一定と
なる。従って、燃料電池に対する外部負荷の少ない(発
電量の少ない)場合には、過剰なガスが供給されること
になり、必ずしも効率的とはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、エジェクタを用いるガス供給方式において、燃料電
池の負荷に応じて、燃料電池へのガス供給量を調節可能
な燃料電池システムを提供することである。
【0005】また、本発明の別の目的は、エジェクタを
用いるガス供給方式において、燃料電池における燃料利
用率が一定の運転を行うことが可能な燃料電池システム
を提供することである。
【0006】また、本発明の別の目的は、エジェクタを
用いるガス供給方式において、燃料電池における酸素利
用率が一定の運転を行うことが可能な燃料電池システム
を提供することである。
【0007】また、本発明の別の目的は、エジェクタを
用いるガス供給方式において、燃料電池の高効率な運転
を行うことが可能な燃料電池システムを提供することで
ある。
【0008】また、本発明の別の目的は、エジェクタを
用いるガス供給方式において、燃料電池を低コストで運
転を行うことが可能な燃料電池システムを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特
許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応
関係を明らかにするために付加されたものである。ただ
し、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載
されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならな
い。
【0010】従って、上記課題を解決するための本発明
の燃料電池システムは、発電を行なう燃料電池(1)
と、水を有するガス加湿部(4、5)と、前記ガス加湿
部(4、5)を途中に接続し前記水が循環する循環管路
(20−1〜3、21−1〜3)と、前記循環管路(2
0−1〜3、21−1〜3)の途中に接続され、前記水
を前記循環管路(20−1〜3、21−1〜3)で循環
させる循環水ポンプ(8、9)と、前記循環管路(20
−1〜3、21−1〜3)の途中に接続され、内部を流
れる前記水のフローにより、前記燃料電池(1)内のガ
スを前記燃料電池(1)から前記循環管路(20−1〜
3、21−1〜3)へ向けて吸い出すエジェクタ(6、
7)と、前記燃料電池(1)の出力電流に基づいて前記
循環水ポンプ(8、9)の回転数を制御する制御部(3
1)とを具備する。
【0011】また、本発明の燃料電池システムは、前記
ガス加湿部(4、5)から前記燃料電池(1)を経由
し、前記エジェクタ(6、7)に接続するガス供給管
(22−1〜2、23−1〜2)とを更に具備し、前記
ガス加湿部(4、5)は、前記水を用いて、供給ガスと
しての水素又は酸素を加湿して加湿ガスとし、前記燃料
電池(1)は、前記加湿ガスを用いて発電を行なう。
【0012】更に、本発明の燃料電池システムは、前記
制御部(31)が、更に、前記燃料電池(1)の出力電
流に加えて、前記燃料電池(1)の燃料利用率又は酸素
利用率の少なくとも一方に基づいて、前記循環水ポンプ
(8、9)の回転数を制御する。
【0013】更に、本発明の燃料電池システムは、前記
循環管路(20−1〜3)に、その一部を迂回するよう
に接続された迂回管路(29−1〜7)と、前記迂回管
路(29−1〜7)の途中に接続され、前記迂回管路
(29−1〜7)を通る流体の熱を放熱可能な放熱部
(17)とを更に具備する。
【0014】更に、本発明の燃料電池システムは、前記
迂回管路(29−1〜7)を具備する前記循環管路(2
0−1〜3)は、前記燃料電池(1)の内部を通過す
る。
【0015】更に、本発明のコジェネレーションシステ
ムは、上記各項のいずれか一項に記載の燃料電池システ
ムと、前記燃料電池システムの排熱を利用する設備とを
具備する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明である燃料電池システムに
ついて、添付の図面を用いて説明する。本実施例では、
燃料電池において、エジェクタを用いて水素ガス及び酸
素ガスを使用するシステムを例に示して説明するが、ガ
スをエジェクタを用いて流通させる他のシステムにおい
ても適用可能である。
【0017】(実施例1)本発明である燃料電池システ
ムの第一の実施の形態について、添付の図面を参照して
説明する。図1は、燃料電池システムの第一の実施の形
態における構成を示す図である。本実施例における燃料
電池システムは、燃料電池1、水素貯蔵タンク2、酸素
貯蔵タンク3、水素加湿部4、酸素加湿部5、水素エジ
ェクタ6、酸素エジェクタ7、循環水ポンプA8、循環
水ポンプB9、水素元弁10、酸素元弁11、水素調圧
弁12、酸素調圧弁13、第1排水弁14、第2排水弁
15、冷却水ポンプ16、放熱部17、冷却水タンク1
9、第1循環水ラインA20−1、第1循環水ラインB
20−2、第1循環水ラインC20−3、第2循環水ラ
インA21−1、第2循環水ラインB21−2、第2循
環水ラインC21−3、水素供給ラインA22−1、水
素供給ラインB22−2、酸素供給ラインA23−1、
酸素供給ラインB23−2、水素導入ラインA24−
1、水素導入ラインB24−2、水素導入ラインC24
−3、酸素導入ラインA25−1、酸素導入ラインB2
5−2、酸素導入ラインC25−3、第1給排水ライン
A26−1、第1給排水ラインB26−2、第2給排水
ラインA27−1、第2給排水ラインB27−2、冷却
水ラインA28−1、冷却水ラインB28−2、冷却水
ラインC28−3、冷却水ラインD28−4、電流計3
0、制御部31を具備する。
【0018】本発明の燃料電池システムは、燃料電池
(1)への水素ガス及び酸素ガスの供給に際しては、エ
ジェクタ(6、7)により負圧を形成し、両ガスを吸い
出す方式を用いる。ただし、負圧を形成するためにエジ
ェクタ(6、7)に対してポンプ(8、9)により流す
液体の流量は、燃料電池1にかかる負荷(電流)により
変動することが可能である。従って、例えば予め設定し
たガス利用率になるように、水素ガス及び酸素ガスを制
御することが出来る。そして、より効率の高い発電が可
能となる。
【0019】本発明の燃料電池システムの第一の実施の
形態に関わる各構成について説明する。燃料電池1は、
水素ガス及び水蒸気と酸素ガスの供給を受けて、電池反
応(電気化学反応)により発電を行なう。本実施例で
は、水素加湿部4から加湿された水素ガス、酸素加湿部
5から加湿された酸素ガスの供給を受けて、発電を行な
う固体高分子形燃料電池である。電解質として固体高分
子電解質膜を用いる。水素側が負極、酸素側が正極とな
る。発電時は、発熱反応などにより温度が上昇する。そ
れを抑制するために、冷却水を用いて内部を冷却する。
【0020】水素貯蔵タンク2は、水素ガスを貯蔵す
る、燃料電池1における水素ガス供給源である。純水が
水素ガスと共に貯蔵される場合もある。図示しない圧力
計を有する。水素ガスは、燃料電池1の運転圧よりも高
圧であり、かつ、その量は燃料電池1の運転に必要十分
な量である。
【0021】酸素貯蔵タンク3は、酸素ガスを貯蔵す
る。燃料電池1における酸素ガス供給源である。純水が
酸素ガスと共に貯蔵される場合もある。図示しない圧力
計を有する。酸素ガスは、燃料電池1の運転圧よりも高
圧であり、かつ、その量は燃料電池1の運転に必要十分
な量である。
【0022】ガス加湿部としての水素加湿部4は、水素
貯蔵タンク2から水素ガスの供給を受けて、その水素ガ
スを内部の純水中に通すことにより加湿する。一方、内
部の純水は、第1循環水ライン20(−1〜3)(後
述)を循環し、その途中にある水素エジェクタ6(後
述)により、負圧を形成する。加湿された水素である加
湿ガスとしての加湿水素は、その負圧により水素供給ラ
イン22(−1〜2)(後述)経由で、燃料電池1(の
燃料極(負極)側)へ吸い出される。内部の純水を第1
加湿水とも記す。
【0023】ガス加湿部としての酸素加湿部5は、酸素
貯蔵タンク3から酸素ガスの供給を受けて、その酸素ガ
スを内部の純水中に通すことにより加湿する。一方、内
部の純水は、第2循環水ライン21(−1〜3)(後
述)を循環し、その途中にある酸素エジェクタ7(後
述)により、負圧を形成する。加湿された酸素である加
湿ガスとしての加湿酸素は、その負圧により酸素供給ラ
イン23(−1〜2)(後述)経由で、燃料電池1(の
空気極(正極)側)へ吸い出される。内部の純水を第2
加湿水とも記す。
【0024】エジェクタとしての水素エジェクタ6は、
内部を循環する媒体の流速により発生する負圧を用い
て、外部から別の物質を吸引する。本実施例では、内部
を循環する純水により、水素加湿部4の水素ガスを燃料
電池1へ吸い出す。
【0025】エジェクタとしての酸素エジェクタ7は、
内部を循環する媒体の流速により発生する負圧を用い
て、外部から別の物質を吸引する。本実施例では、内部
を循環する純水により、酸素加湿部5の酸素ガスを燃料
電池1へ吸い出す。
【0026】循環水ポンプA8は、水素エジェクタ6に
より水素加湿部4中の水素ガスを燃料電池1へ吸い出す
ための、循環する純水の流れを形成する。循環水ポンプ
A8の回転数は、インバータ制御により可変である。従
って、循環する純水の流量を循環水ポンプA8の回転数
により制御できる。それにより、燃料電池1へ吸い出す
水素ガスの流量を制御可能である。回転数は、制御部3
1(後述)により制御される。
【0027】循環水ポンプB9は、酸素エジェクタ7に
より酸素加湿部5中の酸素ガスを燃料電池1へ吸い出す
ための、循環する純水の流れを形成する。循環水ポンプ
A8の回転数は、インバータ制御により可変である。従
って、循環する純水の流量を、循環水ポンプB9の回転
数により制御できる。それにより、燃料電池1へ吸い出
す酸素ガスの流量を制御可能である。回転数は、制御部
31(後述)により制御される。
【0028】水素元弁10は、水素貯蔵タンク2から水
素加湿部4へ水素ガスを供給する際に開く。水素調圧弁
12は、水素貯蔵タンク2中の高圧の水素ガスを、設定
された圧力(燃料電池1の運転圧)に減圧して、燃料電
池1側へ供給する自立式圧力調節弁である。すなわち、
燃料電池1が水素ガスを消費するので、燃料電池1側の
圧力が低下する。それに対して、圧力が設定された圧力
(運転圧)に回復するように、水素ガスを供給する(消
費した分の水素ガスを供給する)。
【0029】酸素元弁11は、酸素貯蔵タンク3から酸
素加湿部5へ酸素ガスを供給する際に開く。酸素調圧弁
13は、酸素貯蔵タンク3中の高圧の酸素ガスを、設定
された圧力(燃料電池1の運転圧)に減圧して、燃料電
池1側へ供給する自立式圧力調節弁である。すなわち、
燃料電池1が酸素ガスを消費するので、燃料電池1側の
圧力が低下する。それに対して、圧力が設定された圧力
(運転圧)に回復するように、酸素ガスを供給する(消
費した分の酸素ガスを供給する)。
【0030】第1排水弁14は、水素加湿部4の純水量
を調整する。すなわち、水素加湿部4の余分の純水を外
部へ排出する場合、及び外部から純水の供給を受ける場
合において、開閉を行なう弁である。第2排水弁15
は、酸素加湿部5の純水量を調整する。すなわち、酸素
加湿部5の余分の純水を外部へ排出する場合、及び外部
から純水の供給を受ける場合において、開閉を行なう弁
である。
【0031】冷却水ポンプ16は、冷却水タンク19に
貯蔵されている水を、冷却水として燃料電池1へ供給
(循環)し、燃料電池1を冷却する。放熱部17は、燃
料電池1の冷却水として循環し、高温化した冷却水タン
ク19内の水について、その温度を低下させる熱交換器
である。水の熱は、図示しない低温の熱媒体により奪わ
れる。そして、放熱部17中の水の温度は低下する。熱
媒体は他の設備等に熱を供給し、コジェネレーションを
行なう。冷却水タンク19は、燃料電池1を冷却するた
めの水を貯蔵する。
【0032】電流計30は、燃料電池1から取り出され
る電力の内、電流を計測する。計測結果は、常時、制御
部31へ出力される。
【0033】制御部31は、燃料電池1の出力電流に基
づいて、循環水ポンプA8の回転数を制御する。例え
ば、出力電流に比例させて、回転数を増減する。それに
より、出力電流が少なく、必要な水素ガスおよび酸素ガ
スが少ない場合に、回転数を減少する制御により各ガス
供給を減少することが可能になる。回転数の減少によ
り、エネルギー効率が向上する。
【0034】また、制御部31は、燃料電池1の出力電
流に加えて、燃料電池1の燃料利用率に基づいて、循環
水ポンプA8の回転数を制御することも可能である。例
えば、制御部31は、燃料電池1の出力電流と、循環水
ポンプA8の回転数と、燃料電池1の燃料利用率との関
係を示す水素運転情報を、図示しない記憶部に保持す
る。また、燃料電池1の運転での予め設定された燃料利
用率を、図示しない記憶部に保持する。そして、燃料電
池1の実際の運転中に流れる電流(電流計30により測
定)と、水素運転情報(図示し無い記憶部に保持)と、
予め設定された燃料利用率(図示し無い記憶部に保持)
と基づいて、循環水ポンプA8の回転数を予め設定され
た燃料利用率になるように制御する。
【0035】同様に、制御部31は、燃料電池1に流れ
る電流と、循環水ポンプB9の回転数と、燃料電池1の
酸素利用率との関係を示す酸素運転情報を、図示しない
記憶部に保持する。また、燃料電池1の運転での予め設
定された酸素利用率を、図示しない記憶部に保持する。
そして、燃料電池1の実際の運転中に流れる電流(電流
計30により測定)と、酸素運転情報(図示し無い記憶
部に保持)と、予め設定された燃料利用率(図示し無い
記憶部に保持)と基づいて、循環水ポンプB9の回転数
を予め設定された酸素利用率になるように制御する。
【0036】ここで、水素運転情報、酸素運転情報、予
め設定された燃料利用率及び予め設定された酸素利用率
について説明する。水素運転情報について説明する。図
2は、燃料電池に流れる電流と循環水ポンプの回転数と
の関係を示すグラフである。縦軸は、循環水ポンプの回
転数ωであり、横軸は、燃料電池に流れる電流Iであ
る。ただし、電流Iの増減は、外部負荷の変動を示して
いる。また、回転数ωは、加湿水素の流量を示してい
る。そして、曲線Aは、燃料利用率を一定(例えば50
%)に維持した状態で、電流Iを流すために必要な循環
水ポンプA8の回転数を示している。すなわち、様々な
外部負荷(電流Iに対応)に対して、燃料利用率一定
(曲線A上の点)の運転をするために必要な加湿水素の
流量(回転数ωに対応)を示している。
【0037】ここで、燃料利用率(%)=(発電に必要
な水素ガスの流量)/(燃料電池に供給する水素ガスの
流量)×100で表される。そして、発電に必要な水素
ガスの流量は、電流Iに比例する。従って、電流Iが変
化したときに、燃料利用率を一定とするためには、電流
Iの変化に合わせて燃料電池に供給する水素ガスの流量
を変化させる必要がある。すなわち、例えば、電流Iが
減少すれば、それに比例して発電に必要な水素ガスの流
量が減少する。従って、燃料利用率を一定とするために
は、燃料電池に供給する水素ガスの流量は、発電に必要
な水素ガスの流量に比例して減少する。
【0038】また、燃料利用率が、曲線Aに比較して高
い場合には、同じ電流Iにおいて、発電に必要な水素ガ
スの流量が少なくなることから、曲線Cのようになる。
逆に、燃料利用率が曲線Aに比較して低い場合には、曲
線Bのようになる。すなわち、同じ電流I(外部負
荷)でも、燃料利用率に応じて、P(I、ω):
曲線C(燃料利用率 高)、P(I、ω):曲線
A(燃料利用率 中)、P(I、ω):曲線B
(燃料利用率 低)となる。
【0039】水素運転情報は、図2に示される情報であ
る。対応関係は、燃料電池(1)に流れる電流=電流
I、循環水ポンプ(A8)の回転数=回転数ω、燃料電
池(1)の燃料利用率=燃料利用率である。すなわち、
図2のグラフに示すような情報(データ)である。種々
の利用率について保持されている。
【0040】酸素運転情報は、上記水素運転情報と同様
(ただし、上記説明の水素を酸素に、水素ガスを酸素ガ
スに、燃料を酸素に、循環水ポンプA8を循環水ポンプ
B9に、それぞれ読み替える)であるので、その説明を
省略する。
【0041】予め設定された燃料利用率及び予め設定さ
れた酸素利用率は、燃料電池1の運転に際して、事前に
決定した燃料利用率及び酸素利用率であり、運転の基準
となる。各利用率が高いほど、高効率な運転を行なって
いることになる。定常運転時には一定であるが、状況に
応じて変更する。また、予め設定された各利用率は、あ
る程度の幅(例えば±5以内など)を有していても良
い。
【0042】また、制御部31は、上記図2に示される
情報を燃料電池1の運転中にリアルタイムに計算して算
出し、同様に燃料電池1の出力電流と燃料電池1の燃料
利用率に基づいて、循環水ポンプA8の回転数を制御す
ることも可能である。
【0043】次に、上記の各構成を接続する各配管につ
いて説明する。水素ガスを水素加湿部4へ供給する配管
について説明する。水素導入ラインA24−1は、一端
部を水素貯蔵タンク2に、他端部を水素元弁10に接続
している。水素導入ラインB24−2は、一端部を水素
元弁10に、他端部を水素調圧弁12に接続している。
水素導入ラインC24−3は、一端部を水素調圧弁12
に、他端部を水素加湿部4に接続している。水素貯蔵タ
ンク2の水素ガスは、水素導入ラインA24−1−水素
元弁10−水素導入ラインB24−2−水素調圧弁12
−水素導入ラインC24−3経由で、水素加湿部4に供
給される。
【0044】次に、酸素ガスを酸素加湿部5へ供給する
配管について説明する。酸素導入ラインA25−1は、
一端部を酸素貯蔵タンク3に、他端部を酸素元弁11に
接続している。酸素導入ラインB25−2は、一端部を
酸素元弁11に、他端部を酸素調圧弁13に接続してい
る。酸素導入ラインC25−3は、一端部を酸素調圧弁
13に、他端部を酸素加湿部5に接続している。酸素貯
蔵タンク3の酸素ガスは、酸素導入ラインA25−1−
酸素元弁11−酸素導入ラインB25−2−酸素調圧弁
13−酸素導入ラインC25−3経由で、酸素加湿部5
に供給される。
【0045】次に、燃料電池1へ水素ガスを供給する配
管(ガス供給管)について説明する。水素供給ラインA
22−1は、一端部を水素加湿部4に、他端部を燃料電
池1に接続している。水素供給ラインB22−2は、一
端部を燃料電池1に、他端部を水素エジェクタ6に接続
している。水素加湿部4の加湿された水素ガスは、水素
供給ラインA22−1経由で燃料電池1に供給され、水
素供給ラインB22−2−水素エジェクタ6−第1循環
水ラインC20−3で、水素加湿部4に還流する(一部
は燃料電池1で消費)。
【0046】次に、燃料電池1へ酸素ガスを供給する配
管(ガス供給管)について説明する。酸素供給ラインA
23−1は、一端部を酸素加湿部5に、他端部を燃料電
池1に接続している。酸素供給ラインB23−2は、一
端部を燃料電池1に、他端部を酸素エジェクタ7に接続
している。酸素加湿部5の加湿された酸素ガスは、酸素
供給ラインA23−1経由で燃料電池1に供給され、酸
素供給ラインB23−2−酸素エジェクタ7−循環水ラ
インC48−3で、酸素加湿部5に還流する(一部は燃
料電池1で消費)。
【0047】次に、水素ガスを燃料電池1へ吸い出すた
めの第1加湿水を循環する配管(循環管路)について説
明する。第1循環水ラインA20−1は、一端部を水素
加湿部4に、他端部を循環水ポンプA8に接続してい
る。第1循環水ラインB20−2は、一端部を循環水ポ
ンプA8に、他端部を水素エジェクタ6に接続してい
る。第1循環水ラインC20−3は、一端部を水素エジ
ェクタ6に、他端部を水素加湿部4に接続している。水
素加湿部4の第1加湿水(冷却水)は、第1循環水ライ
ンA20−1−循環水ポンプA8−第1循環水ラインB
20−2−水素エジェクタ6−第1循環水ラインC20
−3経由で水素加湿部4に還流する。
【0048】次に、酸素ガスを燃料電池1へ吸い出すた
めの第2加湿水を循環する配管(循環管路)について説
明する。第2循環水ラインA21−1は、一端部を酸素
加湿部5に、他端部を循環水ポンプB9に接続してい
る。第2循環水ラインB21−2は、一端部を循環水ポ
ンプB9に、他端部を酸素エジェクタ7に接続してい
る。第2循環水ラインC21−3は、一端部を酸素エジ
ェクタ7に、他端部を酸素加湿部5に接続している。酸
素加湿部5の加湿水の一部は、第2循環水ラインA21
−1−循環水ポンプB9−第2循環水ラインB21−2
−酸素エジェクタ7−第2循環水ラインC21−3経由
で、酸素加湿部5に還流する。
【0049】次に、燃料電池1の冷却を行なう冷却水の
配管について説明する。冷却水ラインA28−1は、一
端部を放熱部17に、他端部を燃料電池1に接続してい
る。冷却水ラインB28−2は、一端部を燃料電池1
に、他端部を冷却水タンク19に接続している。冷却水
ラインC28−3は、一端部を冷却水タンク19に、他
端部を冷却水ポンプ16に接続している。冷却水ライン
D28−4は、一端部を冷却水ポンプ16に、他端部を
放熱部17に接続している。冷却水タンク19の冷却水
は、冷却水ラインC28−3−冷却水ポンプ16−冷却
水ラインD28−4−放熱部17−冷却水ラインA28
−1−燃料電池1−冷却水ラインB28−2経由で、冷
却水タンク19へ還流する。
【0050】次に、水素加湿部4の加湿水等の出入りを
行なう配管について説明する。第1給排水ラインA26
−1は、一端部を水素加湿部4に、他端部を第1排水弁
14に接続している。第1給排水ラインB26−2は、
一端部を第1排水弁14に、他端部を外部の給排水部
(図示せず)に接続している。加湿水等は、第1給排水
ラインA26−1−第1排水弁14−第1給排水ライン
B26−2を経由して、外部の給排水部との間で、給排
水される。
【0051】次に、酸素加湿部5の加湿水、生成水等の
出入りを行なう配管について説明する。第2給排水ライ
ンA27−1は、一端部を酸素加湿部5に、他端部を第
2排水弁15に接続している。第2給排水ラインB27
−2は、一端部を第2排水弁15に、他端部を外部の給
排水部(図示せず)に接続している。加湿水、生成水等
は、第2給排水ラインA27−1−第2排水弁15−第
2給排水ラインB27−2を経由して、外部の給排水部
との間で、給排水される。
【0052】次に、本発明である燃料電池システムの第
一の実施の形態における動作(運転方法)について説明
する。 (1)立上げ 通常、立上げ前は、燃料電池1の負極側には不活性ガス
が封入されている。正極側には酸素ガスが残存してい
る。また、水素貯蔵タンク2及び酸素貯蔵タンク3に
は、必要充分な量の水素ガス及び酸素ガスが貯蔵されて
いる。また、運転に際し、制御部31は、水素運転情
報、酸素運転情報、予め設定された燃料利用率、予め設
定された酸素利用率の情報を保持している。
【0053】加湿水を供給する。制御部31は、第1
排水弁14を開き、外部の給排水部(図示せず)から純
水を水素加湿部4へ供給する。同様に、第2排水弁15
を開き、外部の給排水部(図示せず)から純水を酸素加
湿部5へ供給する。燃料電池1の運転に必要な量の供給
の終了後、各弁を閉止する。なお、燃料電池1の運転中
に連続的に純水を供給することも可能である。
【0054】水素ガス及び酸素ガスを供給する。制御
部31は、所望の圧力の水素ガスを、水素貯蔵タンク2
から水素加湿部4へ導入する。その際、水素元弁10を
開口すると共に、水素調圧弁12で圧力を調整(減圧)
し、水素加湿部4内を常圧から運転圧へ少しづつ昇圧し
ながら行なう。同時に、所望の圧力の酸素ガスを、酸素
貯蔵タンク3から酸素加湿部5へ導入する。その際、酸
素元弁11を開口すると共に、酸素調圧弁13で圧力を
調整(減圧)し、酸素加湿部5内を常圧から運転圧へ少
しづつ昇圧しながら行なう。水素ガスと酸素ガスとは、
常時同圧で各加湿部に入るようにする。なお、新規装置
の立ち上げ時は、燃料電池発電に関わる系(燃料電池
1、水素加湿部4、酸素加湿部5)を、全て不活性ガス
(窒素やアルゴンなど)で内部のガスを置換する。そし
てその後、上記のガス導入を行なう。
【0055】加湿水及び水素ガス及び酸素ガスを循環
する。制御部31は、水素加湿部4の加湿水が十分な量
になった時点で、循環水ポンプA8を起動する。そし
て、水素加湿部4の下部から第1加湿水を送出し、第1
循環水ラインA20−1〜第1循環水ラインC20−3
を介して、第1加湿水を、水素加湿部4と循環水ポンプ
A8と水素エジェクタ6との間で循環させる。その際、
途中の水素エジェクタ6中を循環する第1加湿水が通過
する流れにより、水素加湿部4中の水素ガス(加湿水
素)が吸い出される。水素加湿部4から吸い出された水
素ガス(加湿水素)は、燃料電池1の負極側を通り、水
素エジェクタ6へ入り、水素加湿部1へ還流する。ま
た、制御部31は、酸素加湿部5の加湿水が十分な量に
なった時点で、循環水ポンプB9を起動する。そして、
酸素加湿部5の下部から第2加湿水を送出し、第2循環
水ラインA21−1〜第2循環水ラインC21−3を介
して、第2加湿水を酸素加湿部5と循環水ポンプB9と
酸素エジェクタ7との間で循環させる。その際、酸素エ
ジェクタ7中を環する第2加湿水が通過する流れによ
り、酸素加湿部5中の酸素ガス(加湿酸素)が吸い出さ
れる。酸素加湿部5から吸い出された酸素ガス(加湿酸
素)は、燃料電池1の正極側を通り、酸素エジェクタ7
へ入り、酸素加湿部5へ還流する。
【0056】発電を行なう。運転圧の水素ガスは、水
素エジェクタ6の作用により、燃料電池1の負極側へ供
給されている。また、運転圧の酸素ガスは、酸素エジェ
クタ7の作用により、燃料電池1の正極側へ供給されて
いる。両ガスの燃料電池1への供給により、発電が可能
な状態(起電力が発生している状態)になる。そして、
制御部31は、燃料電池1を外部負荷へ電気的に接続す
ることにより発電を開始する。燃料電池1の負極側へ供
給された水素ガスは、水素イオンとなり電子を放出す
る。水素イオンは、電解質へ浸透し、主にオキソニウム
イオン(H)やH +nHOの形で、正極側へ
移動し、そこで電子と酸素分子と結合して水分子とな
り、酸素加湿部5へ送出される。消費される水素ガスと
酸素ガスの体積比は概ね2:1である。電力は図示しな
い集電装置により取り出され、外部の負荷により消費さ
れる。
【0057】(2)定常運転 定常運転の場合には、上述の(1)のプロセスで、制
御部31は、燃料電池1への水素ガス及び酸素ガスの供
給により、発電を行なう。発電した電力は、図示しない
集電部から外部へ取り出される。発電の制御は以下のよ
うにして行なう。
【0058】制御部31は、常時電流計30から電流I
(燃料電池1が接続している外部負荷の状態)を受信し
ている。そして、その情報(電流I)と、図2に例示さ
れるような既述の水素運転情報と、予め設定された燃料
利用率とに基づいて、循環水ポンプA8の回転数を求め
る。例えば、図2において、予め設定された燃料利用率
をあらわす曲線が曲線Aとし、その時の電流がIであ
るとする。その場合、曲線Aにおける、I=Iの点で
あるP点が求める点となり、その時の循環水ポンプA
8の回転数はωと求まる。制御部31は、循環ポンプ
A8の回転数がその回転数になるように、循環水ポンプ
A8を制御する。以上のような制御により、その電流I
に対応した水素ガスが、燃料電池1へ供給されることに
なり、予め設定された燃料利用率での運転が可能とな
る。
【0059】同様に、制御部31は、電流Iと図2に例
示されるような既述の酸素運転情報と、予め設定された
酸素利用率とに基づいて、循環水ポンプB9の回転数を
求める。制御部31は、循環ポンプB9の回転数がその
回転数になるように、循環水ポンプB9を制御する。以
上のような制御により、その電流Iに対応した酸素ガス
が、燃料電池1へ供給されることになり、予め設定され
た酸素利用率での運転が可能となる。なお、循環水ポン
プA8及び循環水ポンプB9の制御は、フィードバック
制御、PID制御などで行なう。
【0060】運転中は、燃料電池1では、電気抵抗損な
どにより熱が発生する。そのため、負極側及び正極側の
各加湿水が加熱され、水素加湿部4及び酸素加湿部5内
の加湿水も温度が上昇する。それに対処するため、燃料
電池1での温度上昇を抑制するために、冷却水タンク1
9の冷却水を循環させる。冷却水の受け取る熱量は、放
熱部17により除去される。
【0061】(3)停止 外部負荷への接続等を停止し、電力の取り出しを停止
する。 循環水ポンプA8及び循環ポンプB9を停止し、加湿
水素及び加湿酸素の燃料電池1への供給を停止する。 水素貯蔵タンク2及び酸素貯蔵タンク3からの水素ガ
ス及び酸素ガスの供給を停止する。すなわち、水素元弁
10及び酸素元弁11を閉止する。その他、ガスや液体
の逆流や移動を防ぐために、必要な弁(図示しない弁も
含む)を閉止する。 水素供給ライン22及び燃料電池1の負極側の内部を
不活性ガスで置換する。 以上で、停止動作が終了する。
【0062】本発明により、低負荷(低電流I)での発
電時において、循環水ポンプの回転数を低下させ、不必
要なガス供給を避けることが出来るので、ポンプ消費電
力が大幅に低減でき、効率的なシステム運用が可能とな
る。
【0063】また、水素ガス流量及び酸素ガス流量を電
流Iに応じて変化できるので、定利用率運転を行うこと
が可能となる。すなわち、燃料電池の効率を一定に保つ
安定的な運転を行なうことが可能となる。
【0064】水素加湿部4及び酸素加湿部5から燃料電
池1へ、それぞれ水素ガス及び酸素ガスを供給し、未使
用のガスを水素加湿部4及び酸素加湿部5へ還流し再利
用する。従って、各ガスを無駄なく有効に利用出来る。
また、還流方法は、加湿用の水の一部を循環し、その流
れを用いてエジェクタで吸引することにより行なうの
で、構造的に複雑でなく、操作が容易で安定性が高い。
【0065】水素貯蔵タンク2から水素加湿部4、及び
酸素貯蔵タンク3から酸素加湿部5へのガス供給は、自
立式の圧力調節弁(水素調圧弁12及び酸素調圧弁1
3)により行なわれる。従って、一度運転圧を設定すれ
ば、発電に伴う燃料電池1でのガス消費量を圧力変化と
してとらえ、常時自動的に燃料電池1側へガス補給を行
なうことが出来る。そして、燃料電池1の側を常に適正
な圧力(運転圧)に保つことが可能となる。
【0066】(実施例2)次に、本発明である燃料電池
システムの第二の実施の形態について、添付図面を参照
して説明する。図3は、燃料電池システムの第二の実施
の形態における構成を示す図である。本実施例における
燃料電池システムは、燃料電池1、水素貯蔵タンク2、
酸素貯蔵タンク3、水素加湿部4、酸素加湿部5、水素
エジェクタ6、酸素エジェクタ7、循環水ポンプA8、
循環水ポンプB9、水素元弁10、酸素元弁11、水素
調圧弁12、酸素調圧弁13、第1排水弁14、第2排
水弁15、放熱部17、第2循環水ラインA21−1、
第2循環水ラインB21−2、第2循環水ラインC21
−3、水素供給ラインA22−1、水素供給ラインB2
2−2、酸素供給ラインA23−1、酸素供給ラインB
23−2、水素導入ラインA24−1、水素導入ライン
B24−2、水素導入ラインC24−3、酸素導入ライ
ンA25−1、酸素導入ラインB25−2、酸素導入ラ
インC25−3、第1給排水ラインA26−1、第1給
排水ラインB26−2、第2給排水ラインA27−1、
第2給排水ラインB27−2、第1循環水ラインA29
−1、第1循環水ラインB29−2、第1循環水ライン
C29−3、第1循環水ラインD29−4、第1循環水
ラインE29−5、第1循環水ラインF29−6第1循
環水ラインG29−7、電流計30、制御部31、三方
弁32を具備する。
【0067】本実施例の燃料電池システムは、燃料電池
(1)へ水素ガスを吸い出すために使用する水素エジェ
クタ(6)を含む第1循環水ライン(29)に流れる第
1加湿水に、燃料電池(1)を冷却する冷却水の機能を
併せ持っていることが、実施例1と異なる点である。
【0068】本発明の燃料電池システムの実施の形態に
関わる各構成について説明する。水素加湿部4は、内部
の純水(第1加湿水)を燃料電池1の冷却にも利用す
る。その他は、実施例1と同様であるのでその説明を省
略する。
【0069】循環水ポンプA8は、循環する純水の流れ
を形成するが、その純水は、冷却水として燃料電池1へ
供給(循環)し、燃料電池1を冷却する。その他は、実
施例1と同様であるのでその説明を省略する。
【0070】放熱部17は、循環水ポンプA8により第
1循環水ラインA29−1〜第1循環水ラインG29−
7を循環し、燃料電池1を冷却する第1加湿水(水素加
湿部4より)について、その温度を低下させる熱交換器
である。水の熱は、図示しない低温の熱媒体により奪わ
れる。そして、放熱部17中の水の温度は低下する。熱
媒体は他の設備等に熱を供給し、コジェネレーションを
行なう。
【0071】三方弁32は、水素加湿部4と燃料電池1
と水素エジェクタ6との間を循環する純水(第1加湿
水)について、冷却のため放熱部17へ向かう一部の純
水の流量を調節する。
【0072】制御部31は、水素加湿部4の第1循環水
ラインA29−1〜第1循環水ラインG29−7を循環
する第1加湿水に対して、以下の制御を行なう。 (a)全体の流量の制御 これは、水素エジェクタ6により吸い出す加湿水素の流
量を、第1加湿水の流量により制御するものである。実
施例1に説明した通りなので、その説明を省略する。 (b)放熱部17へ分流する流量の制御 これは、燃料電池1の冷却にも用いられる第1加湿水に
ついて、蓄積した熱を除去する量を、放熱部17への第
1加湿水の流量により制御するものである。制御部31
は、水素加湿部4の温度計(図示せず)による加湿水温
度と、第1加湿水の全体の流量と、予め設定された基準
加湿水温度(図示しない記憶部に保持)と、放熱部17
の能力とに基づいて、放熱部17を通すべき第1加湿水
の流量を計算する。すなわち、第1加湿水の全体の流
量と加湿水温度と基準加湿水温度とに基づいて、除去す
べき熱量である除去熱量を計算し、除去熱量と放熱部
17の能力とに基づいて、放熱部17に流す第1循環水
の流量を計算する。そして、計算結果に基づいて、三方
弁32の第1循環水ラインG29−7側の弁の開度を制
御する。それにより、水素加湿部4の第1加湿水の温度
を低く保ち、燃料電池1の冷却を適正に行なえるように
する。
【0073】また、制御部31は、酸素加湿部5の第2
循環水ラインA21−1〜C21−3を循環する第2加
湿水に対して、その流量の制御を行なう。これは、酸素
エジェクタ7により吸い出す加湿酸素の流量を、第2加
湿水の流量により制御するものである。実施例1に説明
した通りなので、その説明を省略する。
【0074】燃料電池1、水素貯蔵タンク2、酸素貯蔵
タンク3、酸素加湿部5、第1エジェクタとしての水素
エジェクタ6、第2エジェクタとしての酸素エジェクタ
7、第2ポンプとしての循環水ポンプB9、水素元弁1
0、水素調圧弁12、酸素元弁11、酸素調圧弁13、
第1排水弁14、第2排水弁15、電流計30について
は、実施例1と同様であるのでその説明を省略する。
【0075】次に、上記の各構成を接続する各配管につ
いて説明する。燃料電池1へ水素ガスを供給する配管
(ガス供給管)について説明する。水素供給ラインA2
2−1は、一端部を水素加湿部4に、他端部を燃料電池
1に接続している。水素供給ラインB22−2は、一端
部を燃料電池1に、他端部を水素エジェクタ6に接続し
ている。水素加湿部4の加湿された水素ガスは、水素供
給ラインA22−1経由で燃料電池1に供給され、水素
供給ラインB22−2−水素エジェクタ6−第1循環水
ラインF29−6で、水素加湿部4に還流する(一部は
燃料電池1で消費)。
【0076】次に、燃料電池1を冷却し、かつ水素ガス
を燃料電池1へ吸い出すための冷却水(第1加湿水)を
循環する配管(循環管路)について説明する。第1循環
水ラインA29−1は、一端部を水素加湿部4に、他端
部を循環水ポンプA8に接続している。第1循環水ライ
ンB29−2は、一端部を循環水ポンプA8に、他端部
は放熱部17に接続している。第1循環水ラインC29
−3は、第1循環水ラインB29−2の途中から分岐
し、その一方を三方弁32に接続している。第1循環水
ラインD29−4は、一端部を三方弁32に、他端部を
燃料電池1に接続している。第1循環水ラインE29−
5は、一端部を燃料電池1に、他端部を水素エジェクタ
6に接続している。第1循環水ラインF29−6は、一
端部を水素エジェクタ6に、他端部を水素加湿部4に接
続している。第1循環水ラインG29−7は、一端部を
放熱部17に、他端部を三方弁32に接続している。水
素加湿部4の第1加湿水(冷却水)は、第1循環水ライ
ンA29−1−循環水ポンプA8−第1循環水ラインB
29−2の途中−第1循環水ラインC29−3−三方弁
32−第1循環水ラインD29−4経由で燃料電池1に
入り、冷却を行なう。しかる後、第1循環水ラインE2
9−5−水素エジェクタ6−第1循環水ラインF29−
6経由で水素加湿部4に還流する。また、第1加湿水の
一部は、迂回管路(第1循環水ラインB29−2の途中
(第1循環水ラインC29−3との分岐点)−放熱部1
7−第1循環水ラインG29−7−三方弁32の経路)
を取り、迂回管路の途中に接続された放熱部17での放
熱によりその温度を低下させる。
【0077】水素ガスを水素加湿部4へ供給する配管
(水素導入ラインA24−1〜水素導入ラインC24−
3)、酸素ガスを酸素加湿部5へ供給する配管(酸素導
入ラインA25−1〜酸素導入ラインC25−3)、燃
料電池1へ酸素ガスを供給する配管(酸素供給ラインA
23−1〜酸素供給ラインB23−2)、酸素ガスを燃
料電池1へ吸い出すための第2加湿水を循環する配管
(第2循環水ラインA21−1〜第2循環水ラインB2
1−2)、水素加湿部4の加湿水等の出入りを行なう配
管(第1給排水ラインA26−1〜第1給排水ラインB
26−2)及び酸素加湿部5の加湿水、生成水等の出入
りを行なう配管(第2給排水ラインA27−1〜第2給
排水ラインB27−2)については、実施例1と同様で
あるので、その説明を省略する。
【0078】次に、本発明の燃料電池システムの実施の
形態における動作について説明する。燃料電池1の運転
方法について説明する。 (1)立上げ 立上げのプロセスについては、実施例1と同様であるの
でその説明を省略する。
【0079】(2)定常運転 定常運転の場合には、上述の(1)のプロセスで、制
御部31は、燃料電池1への水素ガス及び酸素ガスの供
給により、発電を行なう。発電した電力は、図示しない
集電部から外部へ取り出される。発電の制御は以下のよ
うにして行なう。
【0080】制御部31は、第1循環水ラインA29−
1〜第1循環水ラインG29−7を循環する第1加湿水
に対して、全体の流量を循環水ポンプA8の回転数で制
御する。それにより、燃料電池1へ供給する水素の流量
を制御する。制御方法については、実施例1と同様であ
るのでその説明を省略する。この制御により、予め設定
された燃料利用率での運転が可能となる。
【0081】同様に、制御部31は、第2循環水ライン
A21−1〜第2循環水ラインC21−3を循環する第
2加湿水に対して、全体の流量を循環水ポンプB9の回
転数で制御する。それにより、燃料電池1へ供給する酸
素の流量を制御する。制御方法については、実施例1と
同様であるのでその説明を省略する。この制御により、
予め設定された酸素利用率での運転が可能となる。な
お、循環水ポンプA8及び循環水ポンプB9の制御は、
フィードバック制御、PID制御などで行なう。
【0082】運転中は、燃料電池1では、電気抵抗損な
どにより熱が発生する。そのため、負極側及び正極側の
各加湿水が加熱され、水素加湿部4及び酸素加湿部5内
の加湿水も温度が上昇する。それに対処するため、燃料
電池1の冷却水として水素加湿部4の第1加湿水の一部
を燃料電池1に循環させ、燃料電池1での温度上昇を抑
制する。温度上昇した第1加湿水については、放熱部1
7へ循環させて熱を逃がす。
【0083】すなわち、制御部31は、然るべき流量の
第1加湿水が第1循環水ライン29へ供給されるよう
に、循環水ポンプA8の回転数を制御する。水素加湿部
4を出て循環水ポンプA8を経由した第1加湿水は、第
1循環水ラインB29−2の途中から、その一部が第1
循環水ラインC29−3へ分岐する。そして、第1循環
水ラインC29−3の第1加湿水は、三方弁32を経由
して燃料電池1へ入り、燃料電池1を冷却して、水素エ
ジェクタ6で水素ガスを吸引しながら水素加湿部4へ戻
る。一方、分岐せずに第1循環水ラインB29−2へ進
んだ第1加湿水は、放熱部17に入り、十分な低温の媒
体により熱を奪われ、温度が低下する。その後、第1循
環水ラインG29−7経由で三方弁32に入り、第1循
環水ラインC29−3経由の第1加湿水と合流する。こ
れにより、燃料電池1へ向かう加湿水の温度が低下し、
燃料電池1を冷却する能力が向上する。
【0084】ここで、放熱部17へ向かう第1加湿水の
流量は、三方弁32の冷却水ラインG29−7側の弁の
開度により調節する。すなわち、制御部31は、水素加
湿部4の加湿水温度と、第1循環水ラインA29−1〜
第1循環水ラインG29−7を循環する第1加湿水の全
体の流量、予め設定された基準加湿水温度と、放熱部1
7の能力とに基づいて、放熱部17を通すべき第1加湿
水の流量を計算する。そして、計算結果に基づいて、三
方弁32の第1循環水ラインG29−7側の弁の開度を
制御する。制御は、フィードバック制御、PID制御な
どを用いる。
【0085】(3)停止 停止動作は、実施例1と同様であるのでその説明を省略
する。
【0086】水素加湿部4内の加湿水の一部を燃料電池
1の冷却にまわすので、冷却専用の冷却水タンクや冷却
水ポンプが不要となり、装置構成がより簡便で低コスト
化が可能になる。また、放熱部17へ回す第1加湿水の
量を制御出来るので、第1加湿水の温度を効率的に管理
することが可能となる。そして、燃料電池1の運転温度
を適切温度に保つことが可能となる。
【0087】なお、本実施例における、燃料電池1を冷
却するラインは、水素加湿部1に関わる第1循環水ライ
ン29に設置されている。しかし、酸素加湿部5に関わ
る第2循環水ライン21に、同様に設置することも可能
である。その場合における、燃料電池1を冷却し、かつ
酸素ガスを燃料電池1へ吸い出すための冷却水(第2加
湿水)を循環する配管(循環管路)について説明する
(図示せず)。第2循環水ラインA21−1は、一端部
を酸素加湿部5に、他端部を循環水ポンプB9に接続し
ている。第2循環水ラインB21−2は、一端部を循環
水ポンプB9に、他端部は放熱部17に接続している。
第2循環水ラインC21−3は、第2循環水ラインB2
1−2の途中から分岐し、その一方を三方弁32に接続
している。第2循環水ラインD21−4は、一端部を三
方弁32に、他端部を燃料電池1(の図示しない冷却
部)に接続している。第2循環水ラインE21−5は、
一端部を燃料電池1(の図示しない冷却部)に、他端部
を酸素エジェクタ7に接続している。第2循環水ライン
F21−6は、一端部を酸素エジェクタ7に、他端部を
酸素加湿部5に接続している。第2循環水ラインG21
−7は、一端部を放熱部17に、他端部を三方弁32に
接続している。酸素加湿部5の第2加湿水(冷却水)
は、第2循環水ラインA21−1−循環水ポンプB9−
第2循環水ラインB21−2の途中−第2循環水ライン
C21−3−三方弁32−第2循環水ラインD21−4
経由で燃料電池1に入り、冷却を行なう。しかる後、第
2循環水ラインE21−5−酸素エジェクタ7−第2循
環水ラインF21−6経由で酸素加湿部5に還流する。
また、第2加湿水の一部は、迂回管路(第2循環水ライ
ンB21−2の途中(第2循環水ラインC21−3との
分岐点)−放熱部17−第2循環水ラインG21−7−
三方弁32の経路)を取り、迂回管路の途中に接続され
た放熱部17での放熱によりその温度を低下させる。
【0088】本発明において、上記燃料電池1の排熱
を、放熱部17において、熱交換により取り出すことに
より、排熱を利用する設備とコンバインしたコジェネレ
ーションシステムを組むことが可能となる。排熱を利用
する設備として、ヒートポンプ、吸収式冷凍機、ボイ
ラ、暖房用熱交換器などがある。
【0089】本発明において、電流計30の測定値(燃
料電池1に流れる電流)に基づいて、循環水ポンプの回
転数を決定している。しかし、燃料電池1の電圧、電
力、負荷のインピーダンスなどの値に基づいて、循環水
ポンプの回転数を決定・制御することも可能である。例
えば、燃料電池1において、電圧は電流の関数である
(電圧と電流との関係は、予め実験或いはシミュレーシ
ョンにより求め、制御部31に記憶しておく)ので、電
圧により電流が判る。また、電力は、電流×電圧であ
り、電圧は電流の関数なので、電力も電流の関数とな
り、電流が判る。負荷のインピーダンスについては、予
め実験或いはシミュレーションにより負荷と電流との関
係を求め、制御部31に記憶しておく。そうすることに
より、インピーダンスの値から電流を求めることが出来
る。電流値が求まれば、既述の方法で循環水ポンプの回
転数を決定可能である。
【0090】
【発明の効果】本発明の燃料電池システムにより、エジ
ェクタを用いるガス供給方式においても、燃料電池の負
荷に応じて、燃料電池へのガス供給量を調節しながら燃
料電池の運転を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池システムの第一の実施の形態
における構成を示す図である。
【図2】本発明の燃料電池システムの実施の形態に関わ
る燃料電池の電流とポンプの回転数とガス利用率との関
係を示す図である。
【図3】本発明の燃料電池システムの第二の実施の形態
における構成を示す図である。
【符号の説明】
1 燃料電池 2 水素貯蔵タンク 3 酸素貯蔵タンク 4 水素加湿部 5 酸素加湿部 6 水素エジェクタ 7 酸素エジェクタ 8 循環水ポンプA 9 循環水ポンプB 10 水素元弁 11 酸素元弁 12 水素調圧弁 13 酸素調圧弁 14 第1排水弁 15 第2排水弁 16 冷却水ポンプ 17 放熱部 19 冷却水タンク 20−1 第1循環水ラインA 20−2 第1循環水ラインB 20−3 第1循環水ラインC 21−1 第2循環水ラインA 21−2 第2循環水ラインB 21−3 第2循環水ラインC 22−1 水素供給ラインA 22−2 水素供給ラインB 23−1 酸素供給ラインA 23−2 酸素供給ラインB 24−1 水素導入ラインA 24−2 水素導入ラインB 24−3 水素導入ラインC 25−1 酸素導入ラインA 25−2 酸素導入ラインB 25−3 酸素導入ラインC 26−1 第1給排水ラインA 26−2 第1給排水ラインB 27−1 第2給排水ラインA 27−2 第2給排水ラインB 28−1 冷却水ラインA 28−2 冷却水ラインB 28−3 冷却水ラインC 28−4 冷却水ラインD 29−1 第1循環水ラインA 29−2 第1循環水ラインB 29−3 第1循環水ラインC 29−4 第1循環水ラインD 29−5 第1循環水ラインE 29−6 第1循環水ラインF 29−7 第1循環水ラインG 30 電流計 31 制御部 32 三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 俊宏 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 DD05 KK21 KK56 MM01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電を行なう燃料電池と、 水を有するガス加湿部と、 前記ガス加湿部を途中に接続し、前記水が循環する循環
    管路と、 前記循環管路の途中に接続され、前記水を前記循環管路
    で循環させる循環水ポンプと、 前記循環管路の途中に接続され、内部を流れる前記水の
    フローにより、前記燃料電池内のガスを前記燃料電池か
    ら前記循環管路へ向けて吸い出すエジェクタと、 前記燃料電池の出力電流に基づいて前記循環水ポンプの
    回転数を制御する制御部と、 を具備する、 燃料電池システム。
  2. 【請求項2】前記ガス加湿部から前記燃料電池を経由
    し、前記エジェクタに接続するガス供給管とを更に具備
    し、 前記ガス加湿部は、前記水を用いて、供給ガスとしての
    水素又は酸素を加湿して加湿ガスとし、 前記燃料電池は、前記加湿ガスを用いて発電を行なう、 請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 【請求項3】前記制御部は、更に、前記燃料電池の出力
    電流に加えて、前記燃料電池の燃料利用率又は酸素利用
    率の少なくとも一方に基づいて、前記循環水ポンプの回
    転数を制御する、 請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】前記循環管路に、その一部を迂回するよう
    に接続された迂回管路と、 前記迂回管路の途中に接続され、前記迂回管路を通る流
    体の熱を放熱可能な放熱部と、 を更に具備する、 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記迂回管路を具備する前記循環管路は、
    前記燃料電池の内部を通過する、 請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか一項に記載の燃
    料電池システムと、 前記燃料電池システムの排熱を利用する設備と、 を具備するコジェネレーションシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006059550A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Mitsubishi Materials Corp 燃料電池発電装置および運転制御方法
JP2008004467A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp 燃料電池発電システム

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JP2006059550A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Mitsubishi Materials Corp 燃料電池発電装置および運転制御方法
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