JP2003099507A - 在庫引当管理方法と在庫引当管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】倉庫毎に機種別・顧客別・営業所別の在庫情
報、販売予算、および販売計画を登録し、在庫引当管理
サーバが販売計画予測に基づき在庫引当枠を自動更新す
る在庫引当管理方法と在庫引当管理システムの提案を目
的とする。 【解決手段】販売予算管理手段１１と販売計画予測手段
１２と生産情報管理手段１３と倉庫枠管理手段１４とを
有する販売統括サーバ１と、販売予算管理手段２１と受
注管理手段２２と倉庫情報照会手段２３とを有する営業
管理サーバ２と、受注受付管理手段３１と通信制御手段
とを有する受注管理サーバ３と、販売管理手段４１と受
注管理手段４２と倉庫管理手段４３と配送管理手段４４
と枠管理手段４５と販売予算、商品情報、在庫情報など
のＤＢを記憶しているＤＢ手段４６とを有する在庫引当
サーバ４とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】複数倉庫に在庫する多品種の
製商品を、顧客企業別に適切な引当管理を行う在庫引当
管理システムに関わり、より詳細には在庫引当管理サー
バを設置し、販売予算・販売計画に基づいて機種別・顧
客別・倉庫別・月度別の在庫管理と引当管理を行う在庫
引当管理方法と在庫引当管理システムに係わる。

【０００２】

【従来の技術】全国規模の製商品の販売に於いては、多
数の顧客企業と地域ごとの店舗、地域毎・販売ルート毎
の販売部門、製商品毎の販売統括部門、多数機種の製商
品等と製商品の生産・在庫・出荷引当など多項目の要因
が絡んで業務が行われる。多数の製商品は、複数のＤＰ
（倉庫）に各販売部門の販売予算に基づいて在庫され、
顧客企業からの実際の注文を受け付けると、倉庫管理サ
ーバが在庫中の該当製商品を出荷引当すると共にＤＰに
対して出荷指示する。倉庫の在庫は、予め大口取引企業
向けと一般企業向けとに分けて枠取登録されている。

【０００３】 一般的に大口取引企業向けの販売取引
は、本社販売部門もしくは特別販売部門により、年数回
に分けてオプション契約された後、該当顧客企業の多数
の店舗より直接発注される。製商品の配送は該当店舗近
在のＤＰより出荷され、売上は地区販売部門に計上され
る。販売予算は販売部門毎に立案され、販売統括部門が
製商品種別毎に総合調整する。ＤＰの在庫は該当販売部
門の月度別の販売実行予算に基づいて入庫され、特に売
筋もしくは主力機種は定番機種として顧客企業別に配分
枠が設定される。

【０００４】 定番機種の販売は、商品の人気低下、天
候条件の変化、見込み違いなどの要因により屡々実際販
売が販売予算と乖離し、出荷引当残が発生したり逆に在
庫が捌けなかったりする。出荷引当残が発生した場合、
営業担当者は他地区販売部門の在庫を探し、該当地区販
売部門と在庫転用交渉を行いＤＰ間転送により確保する
か、一般向け枠を該当販売部門と交渉して転用するか、
もしくは、出荷機会を逃すかしている。しかしながら、
他地区販売部門の在庫については実際的に掌握出来ず社
内人脈に頼って交渉しており、営業活動の阻害要因が発
生している。又全社レベルでは、在庫残が発生する地区
販売部門と同時に出荷残が発生する地区販売部門とあ
り、これは在庫未消化と販売機会損失が同時に発生する
ことを意味する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上に説明
した問題点に鑑み、ＤＰ（倉庫）毎に機種別・顧客別・
営業所別の在庫情報、販売予算、および販売計画を登録
し、在庫引当管理サーバが販売計画予測に基づき在庫引
当枠を自動更新する在庫引当管理方法と在庫引当管理シ
ステムの提案を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】複数の顧客企業と専用通
信回線もしくは公衆通信回線で接続され、製商品の受注
を管理する受注管理サーバと、顧客企業との営業活動を
管理する営業管理サーバと、製商品の販売活動を統括す
る販売統括サーバと、顧客企業へ出荷する製商品の実在
庫および出荷拠点としての複数のＤＰとからなる販売管
理環境で、販売部門の販売予算を管理する販売予算管理
手段と、該販売予算に基づいて実際の販売実行計画を予
測管理する販売計画予測手段と、製商品の生産情報を管
理する生産情報管理手段と、ＤＰに在庫する製商品の在
庫枠を管理する倉庫枠管理手段と、専用通信回線もしく
は構内通信回線との通信制御を行う通信制御手段とを有
する販売統括サーバと、販売部門に設置され、顧客企業
との販売予算を管理する販売予算管理手段と、製商品の
受注を管理する受注管理手段と、共通管理されている倉
庫管理情報を照会する倉庫情報照会手段と、専用通信回
線もしくは構内通信回線との通信制御を行う通信制御手
段とを有する営業管理サーバと、複数の顧客企業からの
製商品の注文を受付けると共に受注情報を通知する受注
受付管理手段と、専用通信回線もしくは構内通信回線と
の通信制御を行う通信制御手段とを有する受注管理サー
バと、全社的な販売管理情報を管理する販売管理手段
と、同じく全社的な受注情報を管理する受注管理手段
と、全社の倉庫の在庫情報及び引当情報を管理する倉庫
管理手段と、ＤＰの製商品の配送を管理する配送管理手
段と、ＤＰの製商品在庫の引当枠を演算管理する枠管理
手段と、全社的な顧客情報、販売予算、商品情報、在庫
情報、運送手段情報などのＤＢを記憶しているＤＢ手段
と、専用通信回線もしくは構内通信回線との通信制御を
行う通信制御手段とを有する在庫引当管理サーバとで構
成する在庫引当管理システムを用いて、販売統括サーバ
が、販売予算及び生産情報に基づき、在庫引当管理サー
バのＤＢ手段に対象企業を選定すると共に機種別・企業
別・倉庫別の暫定供給枠を時系列に登録する段階と、該
在庫引当管理サーバが、暫定供給枠情報に基づき製商品
の供給を受けた倉庫毎のリアルの在庫情報をＤＢ手段に
登録する段階と、販売統括サーバが、定時的に販売予測
の見直しを行い、販売計画の予測を変更すると共に販売
計画の予測情報を在庫引当管理サーバの枠管理手段に通
知する段階と、枠管理手段が、該販売計画の予測情報に
基づき在庫引当処理を行うと共に未引当残の有無を判定
し、未引当残がある場合、所定の枠変更処理を実行する
段階と、受注管理サーバが、顧客企業からの製商品の注
文を常時受付け、在庫引当管理サーバの倉庫管理手段に
受注管理情報として通知する段階と、倉庫管理手段が、
該受注管理情報に基づき在庫の引当処理を行うと共に未
引当残の有無を判定し、ＤＰに引当分の配送指令を出す
段階と、未引当残がある場合、所定の枠変更処理を行う
段階とで構成する。

【０００７】 前記ＤＢ手段に登録する管理データに、
売上実績上位の企業データを付加する、売上実績上位の
製商品の定番機種データを付加する、もしくは、機種別
・企業別・倉庫別・月度別の在庫枠データを付加する。

【０００８】 前記ＤＢ手段に登録する前記製商品の在
庫枠データを、販売予算情報に基づいて作成する、実行
販売予測情報に基づいて作成する、もしくは、引当残情
報に基づいて作成する。

【０００９】 前記ＤＰの製商品在庫の引当枠演算方法
を、顧客企業からの実際注文を表す客注情報を優先して
引当枠演算を行う、販売予測データに基づいて将来の引
当枠を演算する、天候予測に基づいて天候相関の引当枠
を演算する、顧客企業のランキングに基づいて優先引当
枠演算を行う、受注案件の緊急度に基づいて優先引当枠
演算を行う、もしくは、販売予算枠と実販売値の乖離デ
ータに基づいて将来の引当枠を演算する。

【００１０】 在庫引当管理システムを、複数の顧客企
業と専用通信回線もしくは公衆通信回線で接続され、製
商品の受注を管理する受注管理サーバと、顧客企業との
営業活動を管理する営業管理サーバと、製商品の販売活
動を統括する販売統括サーバと、顧客企業へ出荷する製
商品の実在庫および出荷拠点としての複数のＤＰとから
なる販売管理環境で、販売部門の販売予算を管理する販
売予算管理手段と、該販売予算に基づいて実際の販売実
行計画を予測管理する販売計画予測手段と、製商品の生
産情報を管理する生産情報管理手段と、ＤＰに在庫する
前記製商品の在庫枠を管理する倉庫枠管理手段と、操作
中の画面を表示する表示手段と、操作入力手段と、専用
通信回線もしくは構内通信回線との通信制御を行う通信
制御手段とを有する販売統括サーバと、販売部門に設置
され、顧客企業との販売予算を管理する販売予算管理手
段と、製商品の受注を管理する受注管理手段と、共通管
理されている倉庫管理情報を照会する倉庫情報照会手段
と、操作中の画面を表示する表示手段と、操作入力手段
と、専用通信回線もしくは構内通信回線との通信制御を
行う通信制御手段とを有する営業管理サーバと、複数の
顧客企業からの製商品の注文を受付けると共に受注情報
を通知する受注受付管理手段と、顧客企業の情報及び受
注情報を記憶登録する顧客ＤＢと、操作中の画面を表示
する表示手段と、操作入力手段と、専用通信回線もしく
は構内通信回線との通信制御を行う通信制御手段とを有
する受注管理サーバと、全社的な販売管理情報を管理す
る販売管理手段と、同じく全社的な受注情報を管理する
受注管理手段と、ＤＰの製商品の配送を管理する配送管
理手段と、顧客企業別の在庫及び引当枠を管理する顧客
在庫管理部と販売部門別の在庫及び引当枠を管理する営
業在庫管理部と生産上りの製商品の配分処理を行う生産
配分処理部と製商品の引当管理を行う引当管理部と販売
予算に基づいて暫定的に製商品の引当管理を行う暫定引
当管理部と引当処理の結果、実在庫での引当枠確保の有
無を判断する引当枠判断部とを有する倉庫管理手段と、
販売予算枠に基づいて在庫品の引当枠を管理する予算枠
管理部と実行予算枠に基づいて在庫品の引当枠を管理す
る実行枠管理部と引当管理部の引当処理の結果、未引当
の数を推計する未引当残推計部と引当枠判断部からの未
引当通知に基づき枠変更の請求を出す枠変更請求部と枠
演算関数を用いて最適の引当枠を演算する最適枠演算部
とを有する枠管理手段と、全社的な顧客企業情報を記憶
する顧客マスタと製商品の機種データを記憶する機種マ
スタと売筋もしくは重点機種の製商品情報を記憶する定
番商品マスタと倉庫毎の在庫情報を記憶する倉庫在庫フ
ァイルと機種別・企業別・倉庫別・月度別引当枠情報を
記憶する機種別企業別倉庫別マスタと未引当残データを
記憶する未引当残ファイルとを有するＤＢ手段と、操作
中の画面を表示する表示手段と、操作入力手段と、専用
通信回線もしくは構内通信回線との通信制御を行う通信
制御手段と成る在庫引当管理サーバとで構成する。

【００１１】 前記販売統括サーバの販売計画予測手段
に、これまでの販売実績に基づき線型予測手段により予
測演算する線型予測演算部を追加設置する、天候予測デ
ータの相関係数に基づき販売予測演算を行う天候相関予
測演算部を追加設置する、重点機種の販促や販売キャン
ペーンなど重点販売指示に基づき販売計画を設定する重
点販売指示部を追加設置する、もしくは、販売予算と実
販売値の乖離データに基づいて販売計画の補正演算を行
う予算乖離補正演算部を追加設置する。

【００１２】 前記在庫引当管理サーバの枠演算関数
を、販売予測データに基づいて引当枠を演算する販売予
測演算関数を追加記憶する、天候予測データの相関係数
に基づき引当枠を演算する天候予測関数を追加記憶す
る、顧客ランキングに基づき優先配分枠を演算する顧客
ランク優先関数を追加記憶する、商談の緊急度ランキン
グに基づき優先配分枠を演算する緊急度ランク優先関数
を追加記憶する、もしくは、登録された販売予算と販売
実績の乖離データに基づき目標達成の為の目標枠を演算
する予算乖離関数を追加記憶する。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１に示す本発明による在庫引当
管理システムの第一の実施例のシステム構成図を用い
て、本願システムの構成を概略説明する。第一の実施例
の在庫引当管理システムは、複数の顧客企業５、５’、
５”と専用通信回線Ｎもしくは公衆通信回線で接続さ
れ、製商品の受注を管理する受注管理サーバ３と、顧客
企業５、５’、５”との営業活動を管理する営業管理サ
ーバ２と、製商品の販売活動を統括する販売統括サーバ
１と、顧客企業５、５’、５”へ出荷する製商品の実在
庫および出荷拠点としての複数のＤＰ６、６’（倉庫）
とからなる販売管理環境で、販売部門の販売予算を管理
する販売予算管理手段１１と、該販売予算に基づいて実
際の販売実行計画を予測管理する販売計画予測手段１２
と、製商品の生産情報を管理する生産情報管理手段１３
と、ＤＰ６、６’に在庫する製商品の在庫枠を管理する
倉庫枠管理手段１４と、専用通信回線Ｎもしくは構内通
信回線との通信制御を行う通信制御手段１５とを有する
販売統括サーバ１と、販売部門に設置され、顧客企業５
との販売予算を管理する販売予算管理手段２１と、製商
品の受注を管理する受注管理手段２２と、共通管理され
ている倉庫管理情報を照会する倉庫情報照会手段２３
と、専用通信回線Ｎもしくは構内通信回線との通信制御
を行う通信制御手段２４とを有する営業管理サーバ２
と、複数の顧客企業５、５’、５”からの製商品の注文
を受付けると共に受注情報を通知する受注受付管理手段
３１と、専用通信回線Ｎもしくは構内通信回線との通信
制御を行い図示していない通信制御手段とを有する受注
管理サーバ３と、全社的な販売管理情報を管理する販売
管理手段４１と、同じく全社的な受注情報を管理する受
注管理手段４２と、全社の倉庫の在庫情報及び引当情報
を管理する倉庫管理手段４３と、ＤＰ６、６’の製商品
の配送を管理する配送管理手段４４と、ＤＰ６、６’の
製商品在庫の引当枠を演算管理する枠管理手段４５と、
全社的な顧客情報、販売予算、商品情報、在庫情報、運
送手段情報などのＤＢを記憶しているＤＢ手段４６と、
専用通信回線Ｎもしくは構内通信回線との通信制御を行
う通信制御手段４７とを有する在庫引当管理サーバ４と
で基本構成されている。

【００１４】 図３に示す本発明による在庫引当管理方
法の一実施例の動作フロー図を加えて、第一の実施例の
在庫引当管理システムに於ける、在庫引当管理方法を説
明する。実施例の在庫引当管理方法は、販売統括サーバ
１が、販売予算及び生産情報に基づき、在庫引当管理サ
ーバ４のＤＢ手段４６に対象企業を選定すると共に機種
別・企業別・倉庫別の暫定供給枠を時系列に登録する段
階（ＳＴ１）と、該在庫引当管理サーバ４が、暫定供給
枠情報に基づき製商品の供給を受けた倉庫毎のリアルの
在庫情報をＤＢ手段４６に登録する段階（ＳＴ２）と、
販売統括サーバ１が、定時的に販売予測の見直しを行
い、販売計画の予測を変更すると共に販売計画の予測情
報を在庫引当管理サーバ４の枠管理手段４５に通知する
段階（ＳＴ３）と、枠管理手段４５が、該販売計画の予
測情報に基づき在庫引当処理を行うと共に未引当残の有
無を判定し、未引当残がある場合、所定の枠変更処理を
実行する段階（ＳＴ４）と、受注管理サーバ３が、顧客
企業５、５’、５”からの製商品の注文を常時受付け、
在庫引当管理サーバ４の倉庫管理手段４３に受注管理情
報として通知する段階（ＳＴ５）と、倉庫管理手段４３
が、該受注管理情報に基づき在庫の引当処理を行うと共
に未引当残の有無を判定し、ＤＰ６、６’に引当分の配
送指令を出す段階（ＳＴ６）と、未引当残がある場合、
所定の枠変更処理を行う段階（ＳＴ７）とで構成され
る。

【００１５】 ＤＢ手段４６には、売上実績上位の企業
データ、売上実績上位の製商品の定番機種データ、及び
機種別・企業別・倉庫別・月度別の在庫枠データなどが
追加登録されている。

【００１６】 ＤＢ手段４６に登録する製商品の在庫枠
データは、販売予算情報、実行販売予測情報、もしく
は、引当残情報に基づいて作成される。

【００１７】 ＤＰ６、６’の製商品在庫の引当枠演算
方法は、顧客企業５５’、５”の実際注文を表す客注情
報を優先して引当枠を演算する、販売予測データに基づ
いて将来の引当枠を演算する、天候予測に基づいて天候
相関の引当枠を演算する、顧客企業のランキングに基づ
いて優先引当枠を演算する、受注案件の緊急度に基づい
て優先引当枠を演算する、もしくは、販売予算枠と実販
売値の乖離データに基づいて将来の引当枠を演算する方
法などが選択される。

【００１８】 図２に示す本発明による在庫引当管理シ
ステムの第二の実施例の要部ブロック図を加えて、詳細
構成を説明する。第二の実施例の在庫引当管理システム
は、複数の顧客企業５、５’、５”と専用通信回線Ｎも
しくは公衆通信回線で接続され、製商品の受注を管理す
る受注管理サーバ３と、顧客企業５、５’、５”との営
業活動を管理する営業管理サーバ２と、製商品の販売活
動を統括する販売統括サーバ１と、顧客企業５、５’、
５”へ出荷する製商品の実在庫および出荷拠点としての
複数のＤＰ６、６’とからなる販売管理環境で、販売部
門の販売予算を管理する販売予算管理手段１１と、該販
売予算に基づいて実際の販売実行計画を予測管理する販
売計画予測手段１２と、製商品の生産情報を管理する生
産情報管理手段１３と、ＤＰ６、６’に在庫する製商品
の在庫枠を管理する倉庫枠管理手段１４と、操作中の画
面を表示する表示手段１６と、操作入力手段１７と、専
用通信回線Ｎもしくは構内通信回線との通信制御を行う
通信制御手段１５とを有する販売統括サーバ１と、販売
部門に設置され、顧客企業５、５’、５”との販売予算
を管理する販売予算管理手段２１と、製商品の受注を管
理する受注管理手段２２と、共通管理されている倉庫管
理情報を照会する倉庫情報照会手段２３と、操作中の画
面を表示する表示手段２５と、操作入力手段２６と、専
用通信回線Ｎもしくは構内通信回線との通信制御を行う
通信制御手段２４とを有する営業管理サーバ２と、複数
の顧客企業５、５’、５”からの製商品の注文を受付け
ると共に受注情報を通知する受注受付管理手段３１と、
顧客企業の情報及び受注情報を記憶登録する図示してい
ない顧客ＤＢと、操作中の画面を表示する表示手段と、
操作入力手段と、専用通信回線Ｎもしくは構内通信回線
との通信制御を行う通信制御手段とを有する受注管理サ
ーバ３と、全社的な販売管理情報を管理する販売管理手
段４１と、同じく全社的な受注情報を管理する受注管理
手段４２と、ＤＰ６、６’の製商品の配送を管理する配
送管理手段４４と、顧客企業別の在庫及び引当枠を管理
する顧客在庫管理部４３ａと販売部門別の在庫及び引当
枠を管理する営業在庫管理部４３ｂと生産上りの製商品
の配分処理を行う生産配分処理部４３ｃと製商品の引当
管理を行う在庫引当管理部４３ｅと販売予算に基づいて
暫定的に製商品の引当管理を行う暫定引当管理部４３ｄ
と引当処理の結果、実在庫での引当枠確保の有無を判断
する引当枠判断部４３ｆとを有する倉庫管理手段４３
と、販売予算枠に基づいて在庫品の引当枠を管理する予
算枠管理部４５ａと実行予算枠に基づいて在庫品の引当
枠を管理する実行枠管理部４５ｂと在庫引当管理部４３
ｅの引当処理の結果、未引当数を推計する未引当残推計
部４５ｃと引当枠判断部４３ｆからの未引当通知に基づ
き枠変更の請求を出す枠変更請求部４５ｄと枠演算関数
を用いて最適の引当枠を演算する最適枠演算部４５ｅと
を有する枠管理手段４５と、全社的な顧客企業情報を記
憶する顧客マスタ４６ａと製商品の機種データを記憶す
る機種マスタ４６ｂと売筋もしくは重点機種の製商品情
報を記憶する定番商品マスタ４６ｃと倉庫毎の在庫情報
を記憶する倉庫在庫ファイル４６ｄと機種別・企業別・
倉庫別・月度別引当枠情報を記憶する機種別企業別倉庫
別マスタ４６ｈと未引当残データを記憶する未引当残フ
ァイル４６ｉとを有するＤＢ手段４６と、操作中の画面
を表示する表示手段４８と、操作入力手段４９と、専用
通信回線Ｎもしくは構内通信回線との通信制御を行う通
信制御手段４７と成る在庫引当管理サーバ４とで標準構
成されている。

【００１９】 さらに、販売統括サーバ１の販売計画予
測手段１２には、これまでの販売実績に基づき線型予測
手段により予測演算する線型予測演算部１２ａ、天候予
測データの相関係数に基づき販売予測演算を行う天候相
関予測演算部１２ｂ、重点機種の販促や販売キャンペー
ンなど重点販売指示に基づき販売計画を設定する重点販
売指示部１２ｃ、および販売予算と実販売値の乖離デー
タに基づいて販売計画の補正演算を行う予算乖離補正演
算部１２ｄなどが追加設置されている。

【００２０】 ［在庫および引当枠の登録］在庫及び引
当枠の登録は、販売部門並びに販売統括部門が編成する
販売予算編成からスタートする。一般顧客企業向けの販
売予算は各地区販売部門が、大口取引企業との販売予算
は本社営業もしくは特販販売部門が編成し、地区販売部
門と調整の上、販売予算管理手段１１がＤＢ手段４６の
販売予算ファイル４６ｆに登録し、更に月度別・地域販
売部門別に分けられ、製商品の生産・出荷・在庫の実行
予算が作成され、倉庫別に機種別企業別倉庫別マスタ４
６ｈに登録される。ＤＰ６、６’（倉庫）は、複数の販
売部門が利用する場合と一つの販売部門が複数のＤＰ
６、６’を利用する場合とがある。

【００２１】 販売予算に基づき該当販売活動が開始さ
れると、販売統括サーバ１の販売計画予測手段１２は、
実際の受注状況を反映して数カ月単位の販売計画を予測
し、月度別・企業別・機種別・倉庫別に在庫引当の実行
計画を立て、販売予測ファイル４６ｇに登録する。

【００２２】 ［生産枠の配分と入庫］生産部門からの
製造月日、生産機種、数量などの生産情報は、販売統括
サーバ１の生産情報管理手段１３を経由してＤＢ手段４
６の生産情報ファイル４６ｅに登録される。倉庫枠管理
手段１４は、該生産情報に基づいて、生産配分処理部４
３ｃに該当生産機種を入庫予定のＤＰ６、６’への配分
指令を出す。実行枠管理部４５ｂは、販売予測ファイル
４６ｇの入庫予定データを参照して、生産配分処理部４
３ｃに通知し、該入庫予定データに基づいてＤＰ６、
６’毎に生産枠の配分処理が行われる。生産された製商
品が該当ＤＰ６、６’に入庫されると、顧客在庫管理部
４３ａは大口取引企業向けの在庫分を、営業在庫管理部
４３ｂは一般取引企業向けの在庫分をそれぞれ分けて倉
庫在庫ファイル４６ｄに登録する。

【００２３】 ［暫定引当枠と実行枠の登録］定番商品
マスタ４６ｃに登録されている定番機種は、暫定引当管
理部４３ｄが販売計画予測に基づきＤＰ毎に機種別・企
業別・月度別に暫定引当枠が算出され、倉庫在庫ファイ
ル４６ｄに追記される。全社レベルの実行枠は、実行枠
管理部４５ｂが、全ＤＰの暫定引当枠を集計して倉庫在
庫ファイル４６ｄと機種別企業別倉庫別マスタ４６ｈに
追記する。

【００２４】 ［受注処理］顧客企業５および販売店企
業５’からの注文情報は、ＦＡＸ手段、ネットワーク、
専用通信回線などを経由して受注センタが受け付け、受
注管理サーバ３に入力され、受注受付管理手段３１は図
示されていない顧客ＤＢに登録すると共に該受注情報を
営業管理サーバ２の受注管理手段２２、および在庫引当
管理サーバ４の受注管理手段４２に通知する。受注情報
に基づいて該受注管理手段４２は、在庫引当管理部４３
ｅに在庫引当処理と出荷処理とを請求する。

【００２５】 受注に定番商品が含まれている場合、引
当枠判断部４３ｆは、機種別企業別倉庫別マスタ４６ｈ
の該当企業への引当枠を読出し、出荷予定枠が登録枠内
であれば、在庫引当管理部４３ｅに出荷可の通知を行
う。該在庫引当管理部４３ｅは、該当機種の出荷予定枠
分の出荷指示を配送管理手段４４に出すと共に機種別企
業別倉庫別マスタ４６ｈの引当枠を減数する。一方出荷
予定枠が不足して未引当残が発生する場合、枠変更請求
部４５ｄに通知すると共に未引当残推計部４５ｃに全社
レベルでの未引当残の推計を依頼する。

【００２６】 ［販売計画の変更］販売計画を実行して
いる過程で、人気の低落、天候条件、取引先企業の販売
方針、販売部門の見込み違いなど種々の要因で販売実行
計画を変更する必要が生じる。販売統括部門の担当者
は、関連販売部門と協力して販売実行計画の変更作業を
行う。表示手段１６に表示出力された在庫引当管理サー
バ４の販売予測ファイル４６ｇに登録されている現状の
販売予測データを下敷きに、操作入力手段１７より変更
入力を行い、販売計画予測手段１２は変更内容を該販売
予測ファイル４６ｇに上書き入力する。

【００２７】 前述の販売予測データの作成を補助する
目的で以下の機能部が追加設置されている。 （１）線型予測演算部１２ａは、販売実績推移データと
これまでの経験的実績推移データより、近未来の販売予
測データを線型予測演算して、表示手段１６に表示出力
する。 （２）天候相関予測演算部１２ｂは、近未来の天候予測
データに基づいて、過去の天候条件と販売推移の相関関
数を用いて、販売予測データを演算出力する。 （３）重点販売指示部１２ｃは、新たな販促や販売キャ
ンペーンなどの重点目標を定め、各販売部門別の販売予
測データを割付演算し、操作入力を補助する。 （４）予算乖離補正演算部１２ｄは、販売予算ファイル
１１に登録されている販売予算データと実績販売推移デ
ータとの乖離値を演算出力すると共に目標達成の為の近
未来の販売予測推移データを演算出力する。

【００２８】 ［在庫引当枠の変更］販売予測ファイル
４６ｇの販売予測データが変更されると、該販売予測デ
ータは暫定引当管理部４３ｄに通知される。暫定引当管
理部４３ｄは、変更された販売予測データに基づいて、
倉庫在庫の引当処理を行う。引当枠判断部４３ｆは、機
種別企業別倉庫別マスタ４６ｈの該当企業への引当枠を
読出し、変更した引当枠が登録引当枠内であれば、在庫
引当管理部４３ｅに登録可の通知を行う。在庫引当管理
部４３ｅは、変更引当枠を機種別企業別倉庫別マスタ４
６ｈに上書き登録する。一方変更引当枠が不足して未引
当残が発生する場合、枠変更請求部４５ｄに通知すると
共に未引当残推計部４５ｃに全社レベルでの未引当残の
推計を依頼する。

【００２９】 ［引当枠の変更］最適枠演算部４５ｅ
は、枠変更請求部４５ｄよりの枠変更通知、並びに未引
当残推計部４５ｃからの未引当残推計データを受取る
と、倉庫在庫ファイル４６ｄ及び機種別企業別倉庫別マ
スタ４６ｈの在庫データに基づいて枠変更の演算を行
う。比較的簡単な変更は、表示手段４８に表示出力され
た登録済の在庫データを下敷きに、担当者が操作入力手
段４９より手動入力して変更枠データを作成し、暫定引
当管理部４３ｄおよび実行枠管理部４５ｂに通知する。
煩雑な枠変更作業を補助する目的で枠管理手段４５に記
憶されている演算関数を用いて最適枠を演算するため、
以下の演算関数が追加記憶されている。 （１）販売予測データに基づいて全社レベルで引当枠を
演算する販売予測演算関数 （２）天候予測データの相関係数に基づき引当枠を演算
する天候予測関数 （３）顧客ランキングに基づき優先配分枠の配分演算を
行う顧客ランク優先関数 （４）商談の緊急度ランキングに基づき優先配分枠の配
分演算を行う緊急度ランク優先関数 （５）登録された販売予算と販売実績の乖離データに基
づき目標達成の為の目標枠を演算する予算乖離関数 などがを追加記憶されている。演算出力された引当枠デ
ータは、実行枠管理部４５ｂを経由して、倉庫在庫ファ
イル４６ｄ及び機種別企業別倉庫別マスタ４６ｈの在庫
データを上書き改訂する。

【００３０】

【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。販売統括サーバが、販
売予算及び生産情報に基づき、在庫引当管理サーバのＤ
Ｂ手段に対象企業を選定すると共に機種別企業別販売部
門別の暫定供給枠を時系列に登録する段階と、該在庫引
当管理サーバが、暫定供給枠情報に基づき製商品の供給
を受けた倉庫毎のリアルの在庫情報をＤＢ手段に登録す
る段階と、販売統括サーバが、定時的に販売予測の見直
しを行い、販売計画の予測を変更すると共に販売計画の
予測情報を在庫引当管理サーバの枠管理手段に通知する
段階と、枠管理手段が、該販売計画の予測情報に基づき
在庫引当処理を行うと共に未引当残の有無を判定し、未
引当残がある場合、所定の枠変更処理を実行する段階
と、受注管理サーバが、顧客企業からの製商品の受注を
常時受付け、在庫引当管理サーバの倉庫管理手段に受注
管理情報として通知する段階と、倉庫管理手段が、該受
注管理情報に基づき在庫の引当処理を行うと共に未引当
残の有無を判定し、ＤＰに引当分の配送指令を出す段階
と、未引当残がある場合、所定の枠変更処理を行う段階
とで構成し、ＤＰ毎に機種別・顧客別・営業所別の在庫
情報、販売予算、および販売計画を登録しておき、在庫
引当管理サーバが販売計画予測に基づき在庫引当枠を自
動更新することにより、常に適正な在庫引当が可能な在
庫引当管理方法と在庫引当管理システムを提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による在庫引当管理システムの第一の
実施例のシステム構成図である。

【図２】 本発明による在庫引当管理システムの第二の
実施例の要部ブロック図である。

【図３】 本発明による在庫引当管理方法の一実施例の
動作フロー図である。

【符号の説明】

Ｎ 専用通信回線 １ 販売統括サーバ ２ 営業管理サーバ ３ 受注管理サーバ ４ 在庫引当管理サーバ ５、５’、５” 顧客企業（販売店企業） ６、６’ ＤＰ（倉庫） １１、２１ 販売予算管理手段 １２ 販売計画予測手段 １２ａ 線型予測演算部 １２ｂ 天候相関予測演算部 １２ｃ 重点販売指示部 １２ｄ 予算乖離補正演算部 １３ 生産情報管理手段 １４ 倉庫枠管理手段 １５、２４、４７ 通信制御手段 １６、２５、４８ 表示手段 １７、２６、４９ 操作入力手段 ２２、４２ 受注管理手段 ２３ 倉庫情報照会手段 ３１ 受注受付管理手段 ４１ 販売管理手段 ４３ 倉庫管理手段 ４３ａ 顧客在庫管理部 ４３ｂ 営業在庫管理部 ４３ｃ 生産枠配分処理部 ４３ｄ 暫定引当管理部 ４３ｅ 在庫引当管理部 ４３ｆ 引当枠判断部 ４４ 配送管理手段 ４５ 枠管理手段 ４５ａ 予算枠管理部 ４５ｂ 実行枠管理部 ４５ｃ 未引当残推計部 ４５ｄ 枠変更請求部 ４５ｅ 最適枠演算部 ４６ ＤＢ手段 ４６ａ 顧客マスタ ４６ｂ 機種マスタ ４６ｃ 定番商品マスタ ４６ｄ 倉庫在庫ファイル ４６ｅ 生産情報ファイル ４６ｆ 販売予算ファイル ４６ｇ 販売予測ファイル ４６ｈ 機種別企業別倉庫別マスタ ４６ｉ 未引当残ファイル ４６ｊ 倉庫マスタ ４６ｋ 運送手段マスタ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 一郎 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 堀切 大輔 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 久津輪 修三 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の販売店企業（以下 顧客企業と云
   う）と専用通信回線もしくは公衆通信回線で接続され、
   製商品の受注を管理する受注管理サーバと、前記顧客企
   業との営業活動を管理する営業管理サーバと、前記製商
   品の販売活動を統括する販売統括サーバと、前記顧客企
   業へ出荷する前記製商品の実在庫および出荷拠点として
   の複数の倉庫（以下 ＤＰと云う）とからなる販売管理
   環境で、 販売部門の販売予算を管理する販売予算管理手段と、該
   販売予算に基づいて実際の販売実行計画を予測管理する
   販売計画予測手段と、前記製商品の生産情報を管理する
   生産情報管理手段と、前記ＤＰに在庫する前記製商品の
   在庫枠を管理する倉庫枠管理手段と、前記専用通信回線
   もしくは構内通信回線との通信制御を行う通信制御手段
   とを有する販売統括サーバと、 販売部門に設置され、前記顧客企業との販売予算を管理
   する販売予算管理手段と、前記製商品の受注を管理する
   受注管理手段と、共通管理されている倉庫管理情報を照
   会する倉庫情報照会手段と、前記専用通信回線もしくは
   構内通信回線との通信制御を行う通信制御手段とを有す
   る営業管理サーバと、 前記複数の顧客企業からの前記製商品の注文を受付ける
   と共に受注情報を通知する受注受付管理手段と、前記専
   用通信回線もしくは構内通信回線との通信制御を行う通
   信制御手段とを有する受注管理サーバと、 全社的な販売管理情報を管理する販売管理手段と、同じ
   く全社的な受注情報を管理する受注管理手段と、全社の
   ＤＰの在庫情報及び引当情報を管理する倉庫管理手段
   と、前記ＤＰの製商品の配送を管理する配送管理手段
   と、前記ＤＰの製商品在庫の引当枠を演算管理する枠管
   理手段と、全社的な顧客情報、販売予算、商品情報、在
   庫情報、運送手段情報などのＤＢ（Data Base ）を記憶
   しているＤＢ手段と、前記専用通信回線もしくは構内通
   信回線との通信制御を行う通信制御手段とを有する在庫
   引当管理サーバとで構成する在庫引当管理システムを用
   いて、 前記販売統括サーバが、販売予算及び生産情報に基づ
   き、在庫引当管理サーバのＤＢ手段に対象企業を選定す
   ると共に機種別・企業別・倉庫別の暫定供給枠を時系列
   に登録する段階と、該在庫引当管理サーバが、暫定供給
   枠情報に基づき製商品の供給を受けた倉庫毎のリアルの
   在庫情報を前記ＤＢ手段に登録する段階と、前記販売統
   括サーバが、定時的に販売予測の見直しを行い、前記販
   売計画の予測を変更すると共に販売計画の予測情報を在
   庫引当管理サーバの枠管理手段に通知する段階と、前記
   枠管理手段が、該販売計画の予測情報に基づき在庫引当
   処理を行うと共に未引当残の有無を判定し、未引当残が
   ある場合、所定の枠変更処理を実行する段階と、前記受
   注管理サーバが、前記顧客企業からの製商品の注文を常
   時受付け、前記在庫引当管理サーバの倉庫管理手段に受
   注管理情報として通知する段階と、前記倉庫管理手段
   が、該受注管理情報に基づき在庫の引当処理を行うと共
   に未引当残の有無を判定し、前記ＤＰに引当分の配送指
   令を出す段階と、未引当残がある場合、所定の枠変更処
   理を行う段階とで構成することを特徴とする在庫引当管
   理方法。
2. 【請求項２】 前記ＤＢ手段に登録する管理データに、
   売上実績上位の企業データを付加することを特徴とする
   請求項１に記載の在庫引当管理方法。
3. 【請求項３】 前記ＤＢ手段に登録する管理データに、
   売上実績上位の製商品の定番機種データを付加すること
   を特徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方法。
4. 【請求項４】 前記ＤＢ手段に登録する管理データに、
   機種別・企業別・倉庫別・月度別の在庫枠データを付加
   することを特徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方
   法。
5. 【請求項５】 前記ＤＢ手段に登録する前記製商品の在
   庫枠データを、販売予算情報に基づいて作成することを
   特徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方法。
6. 【請求項６】 前記ＤＢ手段に登録する前記製商品の在
   庫枠データを、実行販売予測情報に基づいて作成するこ
   とを特徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方法。
7. 【請求項７】 前記ＤＢ手段に登録する前記製商品の在
   庫枠データを、引当残情報に基づいて作成することを特
   徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方法。
8. 【請求項８】 前記ＤＰの製商品在庫の引当枠演算方法
   を、前記顧客企業からの実際注文を表す客注情報を優先
   して引当枠演算を行うことを特徴とする請求項１に記載
   の在庫引当管理方法。
9. 【請求項９】 前記ＤＰの製商品在庫の引当枠演算方法
   を、前記販売予測データに基づいて将来の引当枠を演算
   することを特徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方
   法。
10. 【請求項１０】 前記ＤＰの製商品在庫の引当枠演算方
    法を、天候予測に基づいて天候相関の引当枠を演算する
    ことを特徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方法。
11. 【請求項１１】 前記ＤＰの製商品在庫の引当枠演算方
    法を、前記顧客企業のランキングに基づいて優先引当枠
    演算を行うことを特徴とする請求項１に記載の在庫引当
    管理方法。
12. 【請求項１２】 前記ＤＰの製商品在庫の引当枠演算方
    法を、受注案件の緊急度に基づいて優先引当枠演算を行
    うことを特徴とする請求項１に記載の在庫引当管理方
    法。
13. 【請求項１３】 前記ＤＰの製商品在庫の引当枠演算方
    法を、販売予算枠と実販売値の乖離データに基づいて将
    来の引当枠を演算することを特徴とする請求項１に記載
    の在庫引当管理方法。
14. 【請求項１４】 複数の顧客企業と専用通信回線もしく
    は公衆通信回線で接続され、製商品の受注を管理する受
    注管理サーバと、前記顧客企業との営業活動を管理する
    営業管理サーバと、前記製商品の販売活動を統括する販
    売統括サーバと、前記顧客企業へ出荷する前記製商品の
    実在庫および出荷拠点としての複数のＤＰとからなる販
    売管理環境で、 販売部門の販売予算を管理する販売予算管理手段と、該
    販売予算に基づいて実際の販売実行計画を予測管理する
    販売計画予測手段と、前記製商品の生産情報を管理する
    生産情報管理手段と、前記ＤＰに在庫する前記製商品の
    在庫枠を管理する倉庫枠管理手段と、操作中の画面を表
    示する表示手段と、操作入力手段と、前記専用通信回線
    もしくは構内通信回線との通信制御を行う通信制御手段
    とを有する販売統括サーバと、 販売部門に設置され、前記顧客企業との販売予算を管理
    する販売予算管理手段と、前記製商品の受注を管理する
    受注管理手段と、共通管理されている倉庫管理情報を照
    会する倉庫情報照会手段と、操作中の画面を表示する表
    示手段と、操作入力手段と、前記専用通信回線もしくは
    構内通信回線との通信制御を行う通信制御手段とを有す
    る営業管理サーバと、 前記複数の顧客企業からの前記製商品の注文を受付ける
    と共に受注情報を通知する受注受付管理手段と、前記顧
    客企業の情報及び受注情報を記憶登録する顧客ＤＢと、
    操作中の画面を表示する表示手段と、操作入力手段と、
    前記専用通信回線もしくは構内通信回線との通信制御を
    行う通信制御手段とを有する受注管理サーバと、 全社的な販売管理情報を管理する販売管理手段と、同じ
    く全社的な受注情報を管理する受注管理手段と、前記Ｄ
    Ｐの製商品の配送を管理する配送管理手段と、顧客企業
    別の在庫及び引当枠を管理する顧客在庫管理部と販売部
    門別の在庫及び引当枠を管理する営業在庫管理部と生産
    上りの製商品の配分処理を行う生産配分処理部と製商品
    の引当管理を行う在庫引当管理部と前記販売予算に基づ
    いて暫定的に製商品の引当管理を行う暫定引当管理部と
    引当処理の結果、実在庫での引当枠確保の有無を判断す
    る引当枠判断部とを有する倉庫管理手段と、販売予算枠
    に基づいて在庫品の引当枠を管理する予算枠管理部と実
    行予算枠に基づいて在庫品の引当枠を管理する実行枠管
    理部と前記引当管理部の引当処理の結果、未引当数を推
    計する未引当残推計部と前記引当枠判断部からの未引当
    通知に基づき枠変更の請求を出す枠変更請求部と枠演算
    関数を用いて最適の引当枠を演算する最適枠演算部とを
    有する枠管理手段と、全社的な顧客企業情報を記憶する
    顧客マスタと製商品の機種データを記憶する機種マスタ
    と売筋もしくは重点機種の製商品情報を記憶する定番商
    品マスタと倉庫毎の在庫情報を記憶する倉庫在庫ファイ
    ルと機種別・企業別・倉庫別・月度別引当枠情報を記憶
    する機種別企業別倉庫別マスタと未引当残データを記憶
    する未引当残ファイルとを有するＤＢ手段と、操作中の
    画面を表示する表示手段と、操作入力手段と、前記専用
    通信回線もしくは構内通信回線との通信制御を行う通信
    制御手段と成る在庫引当管理サーバとで構成することを
    特徴とする在庫引当管理システム。
15. 【請求項１５】 前記販売統括サーバの販売計画予測手
    段に、これまでの販売実績に基づき線型予測手段により
    予測演算する線型予測演算部を追加設置することを特徴
    とする請求項１４に記載の在庫引当管理システム。
16. 【請求項１６】 前記販売統括サーバの販売計画予測手
    段に、天候予測データの相関係数に基づき販売予測演算
    を行う天候相関予測演算部を追加設置することを特徴と
    する請求項１４に記載の在庫引当管理システム。
17. 【請求項１７】 前記販売統括サーバの販売計画予測手
    段に、重点機種の販促や販売キャンペーンなど重点販売
    指示に基づき販売計画を設定する重点販売指示部を追加
    設置することを特徴とする請求項１４に記載の在庫引当
    管理システム。
18. 【請求項１８】 前記販売統括サーバの販売計画予測手
    段に、販売予算と実販売値の乖離データに基づいて販売
    計画の補正演算を行う予算乖離補正演算部を追加設置す
    ることを特徴とする請求項１４に記載の在庫引当管理シ
    ステム。
19. 【請求項１９】 前記在庫引当管理サーバの枠演算関数
    を、前記販売予測データに基づいて引当枠を演算する販
    売予測演算関数を追加記憶することを特徴とする請求項
    １４に記載の在庫引当管理システム。
20. 【請求項２０】 前記在庫引当管理サーバの枠演算関数
    を、天候予測データの相関係数に基づき引当枠を演算す
    る天候予測関数を追加記憶することを特徴とする請求項
    １４に記載の在庫引当管理システム。
21. 【請求項２１】 前記在庫引当管理サーバの枠演算関数
    を、顧客ランキングに基づき優先配分枠を演算する顧客
    ランク優先関数を追加記憶することを特徴とする請求項
    １４に記載の在庫引当管理システム。
22. 【請求項２２】 前記在庫引当管理サーバの枠演算関数
    を、商談の緊急度ランキングに基づき優先配分枠を演算
    する緊急度ランク優先関数を追加記憶することを特徴と
    する請求項１４に記載の在庫引当管理システム。
23. 【請求項２３】 前記在庫引当管理サーバの枠演算関数
    を、登録された販売予算と販売実績の乖離データに基づ
    き目標達成の為の目標枠を演算する予算乖離関数を追加
    記憶することを特徴とする請求項１４に記載の在庫引当
    管理システム。