JP2003099074A - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法

Info

Publication number
JP2003099074A
JP2003099074A JP2001288161A JP2001288161A JP2003099074A JP 2003099074 A JP2003099074 A JP 2003099074A JP 2001288161 A JP2001288161 A JP 2001288161A JP 2001288161 A JP2001288161 A JP 2001288161A JP 2003099074 A JP2003099074 A JP 2003099074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage means
data
stored
owner
header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001288161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4088748B2 (ja
Inventor
Shiro Ishiguro
士郎 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001288161A priority Critical patent/JP4088748B2/ja
Publication of JP2003099074A publication Critical patent/JP2003099074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4088748B2 publication Critical patent/JP4088748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規ユーザだけがデータの複写や移動を可能
にし、かつ再配布も防止するデータ処理装置および方法
を実現する。 【解決手段】 配信される曲データのヘッダ部HDの内
容に従い、正規な曲データであるか否かを判定し、正規
な曲データの場合にのみ配信サイト1にダウンロード実
行を指示するので、不正複写された曲データの配信を防
止する。また、端末装置2では正規な曲データをダウン
ロードすると、そのヘッダ部HDの内容をダウンロード
済みの属性に更新して曲データの再配布を防止する。端
末装置2の本体内部メモリの曲データを2次記憶媒体2
aに複写すると、2次記憶媒体2aに複写された曲デー
タは所有者同一であって、しかも装置同一である場合に
のみ本体内部メモリに複写可能になるから、不正複写を
防止し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば曲データを
有料配信する配信サービス等に用いて好適なデータ処理
装置およびデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ブロードバンド通信技術の進展に
伴い、映像や音楽等をディジタル化したコンテンツを有
料配信する様々なビジネスモデルが生れつつある。この
種の技術としては、例えばインターネットを介して接続
されるサービス事業者およびその事業者と配信契約した
ユーザからなり、ユーザがサービス事業者の配信サイト
にアクセスして所望の曲データについてダウンロードを
要求すると、配信サイトがその要求に応じて曲データを
ユーザへ送出すると共に、当該ユーザからその料金を徴
収する曲データ配信サービスが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
配信サービスによってサイトからダウンロードするコン
テンツは、他の記憶媒体への複写や移動が容易であるた
め、コピーガード等を施す場合が多い。しかしながら、
データ複写を防止してしまうと、正規に入手したユーザ
であっても、バックアップ用のデータを複写したり、デ
ータを他の記憶媒体に移動することができなくなるとい
う問題や、一旦ユーザにダウンロードされたコンテンツ
はネット上で再配布され易いという問題もある。そこで
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、正
規に入手したユーザだけがバックアップ用のデータを複
写したり、データを他の記憶媒体に移動できる上、再配
布も防止し得るデータ処理装置およびデータ処理方法を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、ネットワークを介して
接続される配信手段からヘッダを含むコンテンツデータ
をダウンロードする端末装置に設けられ、ダウンロード
に先立って前記配信手段から送出されるヘッダの内容に
従い、当該ヘッダを含むコンテンツデータが正規なもの
であるか否かを判定する判定手段と、この判定手段によ
って正規なコンテンツデータと判定された場合にのみ前
記配信手段にダウンロード開始を指示する指示手段と、
前記ダウンロード開始の指示に応じて前記配信手段から
ダウンロードされるコンテンツデータに含まれるヘッダ
の内容をダウンロード済みを表す属性に更新し、更新し
たヘッダを含むコンテンツデータを記憶手段に格納する
保存手段とを具備することを特徴とする。
【0005】請求項2に記載の発明では、ネットワーク
を介して接続される配信手段からヘッダを含むコンテン
ツデータをダウンロードする端末装置で実行されるデー
タ処理方法であって、ダウンロードに先立って前記配信
手段から送出されるヘッダの内容に従い、当該ヘッダを
含むコンテンツデータが正規なものであるか否かを判定
する判定過程と、この判定過程にて正規なコンテンツデ
ータと判定された場合にのみ前記配信手段にダウンロー
ド開始を指示する指示過程と、前記ダウンロード開始の
指示に応じて前記配信手段からダウンロードされるコン
テンツデータに含まれるヘッダの内容をダウンロード済
みを表す属性に更新し、その更新されたヘッダを含むコ
ンテンツデータを保存する保存過程とを具備することを
特徴とする。
【0006】請求項3に記載の発明では、自己の所有者
および装置を各々識別する所有者IDおよび装置IDが
予め記憶されるID記憶手段と、このID記憶手段から
読み出した自己の所有者IDおよび装置IDが格納され
たヘッダを含むデータを記憶する第1の記憶手段と、装
置本体と挿脱自在に設けられた第2の記憶手段と、第1
の記憶手段に記憶されたデータを第2の記憶手段に複写
した後、第1の記憶手段からデータを削除する一方、第
2の記憶手段に複写されたデータのヘッダの内容を、所
有者および装置を識別しない不特定状態に変更する第1
の移動手段と、第2の記憶手段に記憶されるデータのヘ
ッダの内容が所有者および装置を識別しない不特定状態
に設定されている場合にのみ、第2の記憶手段に記憶さ
れるデータを第1の記憶手段に複写した後、第2の記憶
手段からデータを削除する一方、この第1の記憶手段に
複写されたデータのヘッダの内容を、前記ID記憶手段
から読み出した自己の所有者IDおよび装置IDに書き
換える第2の移動手段とを具備することを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の発明では、自己の所有者
および装置を各々識別する所有者IDおよび装置IDを
予めID記憶手段に記憶しておき、このID記憶手段か
ら読み出した自己の所有者IDおよび装置IDが格納さ
れたヘッダを含むデータを第1の記憶手段に記憶する記
憶過程と、第1の記憶手段に記憶されたデータを、装置
本体と挿脱自在に設けられた第2の記憶手段に複写した
後、この第1の記憶手段からデータを削除する一方、第
2の記憶手段に複写されたデータのヘッダの内容を、所
有者および装置を識別しない不特定状態に変更する第1
の移動過程と、第2の記憶手段に記憶されるデータのヘ
ッダの内容が所有者および装置を識別しない不特定状態
に設定されている場合にのみ、この第2の記憶手段に記
憶されるデータを第1の記憶手段に複写した後、第2の
記憶手段からデータを削除する一方、第1の記憶手段に
複写されたデータのヘッダの内容を、前記ID記憶手段
から読み出した自己の所有者IDおよび装置IDに書き
換える第2の移動過程とを具備することを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の発明では、自己の所有者
および装置を各々識別する所有者IDおよび装置IDが
予め記憶されるID記憶手段と、このID記憶手段から
読み出した自己の所有者IDおよび装置IDが格納され
たヘッダを含むデータを記憶する第1の記憶手段と、こ
の第1の記憶手段に記憶されたデータを、装置本体と挿
脱自在に設けられた第2の記憶手段に複写する第1の複
写手段と、前記ID記憶手段に記憶される自己の所有者
IDおよび装置IDと、前記第2の記憶手段に記憶され
たデータのヘッダに格納される所有者IDおよび装置I
Dとがそれぞれ一致した場合にのみ、第2の記憶手段に
記憶されたデータを第1の記憶手段に複写する第2の複
写手段とを具備することを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の発明では、自己の所有者
および装置を各々識別する所有者IDおよび装置IDを
予めID記憶手段に記憶しておき、このID記憶手段か
ら読み出した自己の所有者IDおよび装置IDが格納さ
れたヘッダを含むデータを第1の記憶手段に記憶する記
憶過程と、この記憶過程にて第1の記憶手段に記憶され
たデータを、装置本体と挿脱自在に設けられた第2の記
憶手段に複写する第1の複写過程と、前記ID記憶手段
に記憶される自己の所有者IDおよび装置IDと、第2
の記憶手段に記憶されたデータのヘッダに格納される所
有者IDおよび装置IDとがそれぞれ一致した場合にの
み、第2の記憶手段に記憶されたデータを第1の記憶手
段に複写する第2の複写過程とを具備することを特徴と
する。
【0010】請求項7に記載の発明では、自己の所有者
および装置を各々識別する所有者IDおよび装置IDが
予め記憶されるID記憶手段と、このID記憶手段から
読み出した自己の所有者IDおよび装置IDが格納され
たヘッダを含むデータを記憶する第1の記憶手段と、装
置本体と挿脱自在に設けられた第2の記憶手段と、この
第1の記憶手段に記憶されたデータを第2の記憶手段に
複写した後、第1の記憶手段に記憶されたデータを削除
する第1の移動手段と、前記ID記憶手段に記憶される
自己の所有者IDおよび装置IDと、前記第2の記憶手
段に記憶されたデータのヘッダに格納される所有者ID
および装置IDとがそれぞれ一致した場合にのみ、この
第2の記憶手段に記憶されたデータを第1の記憶手段に
複写した後、第2の記憶手段に記憶されたデータを削除
する第2の移動手段とを具備することを特徴とする。
【0011】請求項7に従属する請求項8に記載の発明
では、前記第2の移動手段は、前記ID記憶手段に記憶
される自己の所有者IDおよび装置IDと、前記第2の
記憶手段に記憶されたデータのヘッダに格納される所有
者IDおよび装置IDとがそれぞれ一致した場合にの
み、所定回数以下の移動であるかどうかを判断し、所定
回数以下の移動であれば、第2の記憶手段に記憶された
データを第1の記憶手段に複写した後、第2の記憶手段
に記憶されたデータを削除することを特徴とする。
【0012】請求項9に記載の発明では、自己の所有者
および装置を各々識別する所有者IDおよび装置IDを
予めID記憶手段に記憶しておき、このID記憶手段か
ら読み出した自己の所有者IDおよび装置IDが格納さ
れたヘッダを含むデータを第1の記憶手段に記憶する記
憶過程と、前記第1の記憶手段に記憶されたデータを、
装置本体と挿脱自在に設けられた第2の記憶手段に複写
した後、第1の記憶手段に記憶されたデータを削除する
第1の移動過程と、前記ID記憶手段に記憶される自己
の所有者IDおよび装置IDと、前記第2の記憶手段に
記憶されたデータのヘッダに格納される所有者IDおよ
び装置IDとがそれぞれ一致した場合にのみ、第2の記
憶手段に記憶されたデータを第1の記憶手段に複写した
後、この第2の記憶手段に記憶されたデータを削除する
第2の移動過程とを具備することを特徴とする。
【0013】請求項9に従属する請求項10に記載の発
明では、前記第2の移動過程は、前記ID記憶手段に記
憶される自己の所有者IDおよび装置IDと、第2の記
憶手段に記憶されたデータのヘッダに格納される所有者
IDおよび装置IDとがそれぞれ一致した場合にのみ、
所定回数以下の移動であるかどうかを判断し、所定回数
以下の移動であれば、第2の記憶手段に記憶されたデー
タを第1の記憶手段に複写した後、第2の記憶手段に記
憶されたデータを削除することを特徴とする。
【0014】本発明では、コンテンツデータのダウンロ
ードに先立って配信手段から送出されるコンテンツデー
タのヘッダの内容に従い、データ処理装置が正規なコン
テンツデータであるか否かを判定し、正規なコンテンツ
データである場合にのみ配信手段にコンテンツデータの
ダウンロード実行を指示するので、例えば不正に複写さ
れたコンテンツデータが配信手段から配信されるのを未
然に防止し得る。また、データ処理装置が正規なコンテ
ンツデータをダウンロードすると、その曲データのヘッ
ダの内容をダウンロード済みの属性に更新する為、コン
テンツデータの再配布を防止し得るようになる。
【0015】また、本発明では、第1の記憶手段に記憶
されたデータを、装置本体と挿脱自在に設けられた第2
の記憶手段に複写した後、この第1の記憶手段からデー
タを削除する一方、第2の記憶手段に複写されたデータ
のヘッダの内容を所有者および装置を識別しない不特定
状態に変更し、第2の記憶手段に記憶されるデータのヘ
ッダの内容が所有者および装置を識別しない不特定状態
に設定されている場合にのみ、この第2の記憶手段に記
憶されるデータを第1の記憶手段に複写した後、第2の
記憶手段からデータを削除する一方、第1の記憶手段に
複写されたデータのヘッダの内容を自己の所有者IDお
よび装置IDに書き換えるので、複製を作ることなくデ
ータを第1の記憶手段と第2の記憶手段との間で移動し
得るようになる。
【0016】さらに、本発明では、第1の記憶手段に記
憶されるデータを第2の記憶手段に複写すると、複写先
ではヘッダの内容が複写元と同じものになる為、第2の
記憶手段が他人に渡ってもデータを他の装置における第
1の記憶手段に移動したり複写することが出来ない、所
有者専用のバックアップデータとなる。また、第2の記
憶手段に複写されたデータは、所有者同一であって、し
かも装置同一である場合にのみ第1の記憶手段に複写可
能になる為、不正複写を防止し得る。
【0017】加えて、本発明では、第1の記憶手段に記
憶されたデータを第2の記憶手段に複写した後、第1の
記憶手段に記憶されたデータを削除し、ID記憶手段に
記憶される自己の所有者IDおよび装置IDと、第2の
記憶手段に記憶されたデータのヘッダに格納される所有
者IDおよび装置IDとがそれぞれ一致した場合にの
み、第2の記憶手段に記憶されたデータを第1の記憶手
段に複写した後、この第2の記憶手段に記憶されたデー
タを削除するので、第2の記憶手段に移動されたデータ
は、所有者同一であって、しかも装置同一である場合に
のみ第1の記憶手段に戻せるようになる結果、不正複写
を防止し得る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明によるデータ処理装置は、
例えば配信サービスによって配信サイトからダウンロー
ドした曲データを記憶再生する端末装置などに適用され
る。以下では、このような配信サービスに用いられる端
末装置を実施例とし、これについて図面を参照して説明
する。
【0019】A.第1実施例 (1)構成 図1は曲データ配信システムの概略構成を示すブロック
図である。この図に示すシステムは、インターネット等
のネットワークNTを介して互いに接続されるサービス
事業者の配信サイト1と、配信契約したユーザの端末装
置2からなり、端末装置2が配信サイト1にアクセスし
て所望の曲データについてダウンロードを要求すると、
その要求に応じて配信サイト1が対応する曲データを端
末装置1へ送出する一方、その課金をオンライン決済す
るようになっている。
【0020】配信サイト1は、例えばプロキシーサーバ
1a、配信管理サーバ1bおよびデータベースサーバ1
c等から構成される。プロキシーサーバ1aは、配信管
理サーバ1b側に接続されるイントラネット(図示略)
とインターネット等のネットワークNTとを遮断する機
能を備えると共に、両ネットワーク間の通信を制御す
る。具体的には、アクセス認証された正当なユーザ、つ
まり、配信契約した端末装置2からの転送要求のみを配
信管理サーバ1bへ中継する一方、それに対応する配信
管理サーバ1bからの各レスポンスを該当する端末装置
2に返送する。
【0021】配信管理サーバ1bは、プロキシーサーバ
1aを介してサイトアクセスしてくる端末装置2からの
要求に対応した種類のHTMLファイルを送出してWe
bページ画面を閲覧させ、このWebページ画面を閲覧
した端末装置2からの要求に応じた処理を実行する。具
体的には、例えば端末装置2からのダウンロード要求に
応じて、該当する曲データをデータベースサーバ1cか
ら抽出してダウンロードする。さらに、配信管理サーバ
1bは、曲データのダウンロードが完了した時点で、ダ
ウンロードを要求したユーザ(端末装置2)の決済条件
(クレジット情報)をデータベースサーバ1cから検索
し、それに基づきバンキングシステム(図示略)にオン
ライン決済を依頼する。データベースサーバ1cは、会
員データベースや曲データベース等を備え、配信管理サ
ーバ1bからの検索要求に対応したデータを該当データ
ベースから抽出する。
【0022】本発明によるデータ処理装置を搭載する端
末装置2は、装置各部を制御するCPU、本体内部メモ
リとして用いられるRAM、各種制御プログラム等を記
憶するROMおよびLCDパネル等の表示手段を備え、
ネットワークNTを介して配信サイト1と通信する機能
の他、配信サイト1からダウンロードした曲データを再
生したり、あるいはダウンロードした曲データを、本体
内部メモリからスマートメディア等の2次記憶媒体2a
に複写あるいは移動する機能を有する。この端末装置2
の特徴的な処理は、正規ユーザの端末装置2だけがダウ
ンロードした曲データをバックアップ用に複写したり、
あるいはダウンロードした曲データをスマートメディア
等の2次記憶媒体2aに移動でき、さらにはダウンロー
ドした曲データの再配布も防止し得るようにデータ処理
を施すことにあり、そうした処理の詳細については追っ
て述べる。
【0023】なお、端末装置2は、上記構成に限定され
るものではなく、例えば周知のブラウザ機能や曲再生機
能を備え、ネットワークNTを介してダウンロードした
データをスマートメディア等の2次記憶装置に複写ある
いは移動可能な携帯電話や無線携帯端末であっても構わ
ず、その場合、図1に図示するように、無線接続する接
続業者3を経由してネットワークNTに接続する形態と
なる。
【0024】(2)動作 次に、図2〜図3に示すシーケンスフローを参照して曲
データ配信システムの動作を述べた後、図4〜図13に
示すフローチャートを参照して、本発明の要旨に係わる
端末装置2の動作を説明する。
【0025】曲データ配信システムの動作 まず、端末装置2がネットワークNTを介して配信サイ
ト1にアクセスすると、配信サイト1のプロキシーサー
バ1aが端末装置2側からの接続要求を受けて端末装置
2との接続を確立する。そして、両者の通信が開設され
ると、配信サイト1の配信管理サーバ1bはステップS
A1に処理を進め、Webページに相当するメニュー画
面を作成し、それを接続要求してきた端末装置2に送出
する。一方、端末装置2は配信サイト1側との通信開設
後、ステップSA2に処理を進め、受信したメニュー画
面を画面表示する。メニュー画面とは、配信サイト1が
提供するサービス内容を一覧表示する画面であり、この
画面には例えば配信要求するダウンロードアイコンや配
信サービスの終了を指示する終了アイコン等が設けられ
ている。
【0026】そして、端末装置2において、ユーザが配
信要求すべくメニュー画面のダウンロードアイコンをク
リックすると、ステップSA3の判断結果が「YES」
となり、ダウンロード指示を配信サイト1側に送出す
る。なお、メニュー画面においてダウンロードアイコン
以外がクリックされた場合には、上記ステップSA3の
判断結果は「NO」となり、クリックされたアイコン種
に応じた、その他の処理を実行する。ダウンロード指示
を受信した配信サイト1の配信管理サーバ1bは、ステ
ップSA4に処理を進め、配信可能な曲データを一覧表
示する曲リスト画面を作成し、それをダウンロード要求
を出した端末装置2へ返送する。
【0027】ダウンロード要求を出した端末装置2で
は、曲リスト画面を受信して画面表示し(ステップSA
5)、続くステップSA6にて曲リスト画面からダウン
ロードしたい曲目を選択し、この選択操作に応じて発生
する曲選択イベントを配信サイト1に送出する。配信サ
イト1では、曲選択イベントを受信すると、ステップS
A7を実行する。ステップSA7では、受信した曲選択
イベントが指定する曲データをデータベースサーバ1c
から検索し、該当する曲データのヘッダ部HD(後述す
る)を端末装置2に返送する。
【0028】端末装置2は、曲データのヘッダ部HDを
受信すると、図3に示すステップSA8に処理を進めて
判定処理を実行する。この判定処理とは、曲選択に応じ
て配信サイト1から返送されるヘッダ部HDの内容に基
づき、不正な曲データであるか否かを判定し、正規な曲
データと判定された場合にはダウンロード可を表すべく
フラグDLFを「1」にセットし、不正な曲データと判
定された場合にはダウンロード不可を表すべくフラグD
LFを「0」にセットするものであり、その詳細につい
ては追って述べる。
【0029】次いで、端末装置2はステップSA9に処
理を進め、フラグDLFに応じた処理を実行する。すな
わち、フラグDLFが「0」の場合には、ステップSA
10に処理を進め、例えば「不正な曲データである為、
ダウンロード出来ません」なる警告メッセージを画面表
示して配信サイト1からのダウンロードを中止する。一
方、フラグDLFが「1」の場合には、正規な曲データ
であるから、配信サイト1にダウンロードOK信号を送
出する。
【0030】これにより、配信サイト1はステップSA
11を実行し、先に送出したヘッダ部HDに対応する曲
データをデータベースサーバ1cから検索して端末装置
2に返送する。さらに、配信サイト1では、曲データの
ダウンロードが完了した時点で、配信管理サーバ1bが
ダウンロードを要求したユーザ(端末装置2)の決済条
件(クレジット情報)をデータベースサーバ1cから検
索し、それに基づきバンキングシステム(図示略)にオ
ンライン決済を依頼する。そして、端末装置2では、配
信サイト1からダウンロードした曲データを本体内部メ
モリ(RAM)に格納すると共に、その格納の際に、ダ
ウンロード済みの属性を表すように曲データのヘッダ部
HDの内容を書き換える保存処理(後述する)を実行す
る(ステップSA12)。
【0031】判定処理の動作 次に、図4〜図5を参照して判定処理の動作について説
明する。ここでは、配信サイト1のデータベースサーバ
1cに記憶管理される曲データの構成について説明した
後、曲選択に応じて配信サイト1から返送されるヘッダ
部HDの内容に基づき不正な曲データであるか否かを判
定する判定処理の動作について述べる。
【0032】配信サイト1に記憶管理される曲データ
は、図5に図示するように、ヘッダ部HDとMIDI等
の楽音データ部MDとから構成される。ヘッダ部HD
は、ダウンロードの有無を表すフラグWeb、User
IDおよびHardIDからなる。正規な曲データであ
ると、フラグWebは「1」であり、ダウンロードされ
ていない属性を表す。フラグWebが「0」の場合、か
つて端末装置2にダウンロードされた属性を表す。Us
erIDおよびHardIDは、配信サイト1に記憶管
理されている状態では、いずれも不特定状態を表すデー
タanyoneとしてセットされる。端末装置2にダウ
ンロードされると、後述するように、端末装置2の所有
者を識別する情報(所有者ID)がUserIDに、装
置機器を識別する情報(例えば機種番号や製造シリアル
番号などの装置ID)がHardIDにセットされる。
【0033】さて、こうしたヘッダ部HDが配信サイト
1から返送されて来ると、端末装置2は前述したステッ
プSA8(図3参照)を介して図4に示す判定処理を実
行し、受信したヘッダ部HDの内容に基づき、ダウンロ
ードしようとする曲データが不正なものであるかどうか
を判定する。すなわち、ステップSB1〜SB3では、
ヘッダ部HDを構成するフラグWeb、UserIDお
よびHardIDがいずれも正規なデータであるかどう
かを判断する。全て正規なデータであれば、ステップS
B1〜SB3の各判断結果がいずれも「YES」とな
り、ステップSB4に進み、ダウンロード可を表すべく
フラグDLFを「1」にセットする。一方、フラグWe
b、UserIDおよびHardIDのいずれかが正規
なデータでない場合、例えばかつて端末装置2にダウン
ロードされ、それが不正に複写されて配信サイト1に登
録されるケースなどではステップSB1〜SB3の各判
断結果のいずれかが「NO」となり、ステップSB5に
進み、ダウンロード不可を表すべくフラグDLFを
「0」にセットする。
【0034】保存処理の動作 次に、図5〜図6を参照して判定処理の動作について説
明する。前述したように、配信サイト1から正規な曲デ
ータをダウンロードし終えると、端末装置2はステップ
SA12(図3参照)を介して図6に示す保存処理を実
行し、ステップSC1に処理を進める。ステップSC1
では、配信サイト1からダウンロードした曲データを本
体内部メモリに格納し、続くステップSC2〜SC4で
は、ダウンロード済みの属性を表すべく、フラグWeb
を「0」、UserIDおよびHardIDをそれぞれ
所有者ID、装置IDに書き換える。これにより、図5
に示す形態でダウンロードした曲データのヘッダ部HD
の属性が更新される。なお、UserIDは配信サイト
1側から発行されるもので、本体内部メモリの所定アド
レスに予めセットされているものを読み出して使用す
る。また、HardIDは、ROMにファクトリープリ
セットされる装置IDを読み出して使用する。
【0035】端末処理の動作 次に、端末装置2において実行される端末処理の動作に
ついて図7〜図13を参照して説明する。端末処理と
は、上述の保存処理によって本体内部メモリ(RAM)
に格納した曲データ、つまり正規に入手した曲データを
複写したり移動させる処理である。端末処理が実行され
ると、図7に示すステップSD1に処理を進め、本体内
部メモリであるRAMのワークエリアをイニシャライズ
し、続くステップSD2では、メニュー画面を表示手段
に画面表示する。このメニュー画面には、後述する「移
動A処理」、「移動B処理」、「複写A処理」および
「複写B処理」にそれぞれ対応したアイコンが設けられ
ており、これらアイコンの起動操作(例えばダブルクリ
ック)に応じて対応する処理が実行される。
【0036】すなわち、「移動A処理」のアイコンを起
動操作した場合には、ステップSD3の判断結果が「Y
ES」となり、ステップSD7に進み、曲データを本体
内部メモリ(RAM)から2次記憶媒体2aに移動させ
る「移動A処理」が実行される。「移動B処理」のアイ
コンを起動操作した場合には、ステップSD4の判断結
果が「YES」となり、ステップSD8に進み、曲デー
タを2次記憶媒体2aから本体内部メモリ(RAM)に
移動させる「移動B処理」が実行される。
【0037】「複写A処理」のアイコンを起動操作した
場合には、ステップSD5の判断結果が「YES」とな
り、ステップSD9に進み、本体内部メモリに格納され
る曲データを2次記憶媒体2aに複写する「複写A処
理」が実行される。「複写B処理」のアイコンを起動操
作した場合には、ステップSD6の判断結果が「YE
S」となり、ステップSD10に進み、2次記憶媒体2
aに格納される曲データを本体内部メモリに複写する
「複写B処理」が実行される。なお、メニュー画面にお
いて上記以外のアイコンが起動操作された場合には、ス
テップSD11に進み、その他の処理を実行する。
【0038】(a)移動A処理の動作 ステップSD7を介して移動A処理が実行されると、端
末装置2は図8に示すステップSE1に処理を進め、前
述の保存処理(図6参照)によって本体内部メモリに格
納した曲データを、移動対象の元データに指定する。続
いて、ステップSE2では、2次記憶媒体2aが書き込
み可能状態にあるか、すなわち、2次記憶媒体2aが端
末装置2に装着されているかどうかを判断する。2次記
憶媒体2aが端末装置2に装着され、書き込み可能であ
ると、判断結果は「YES」となり、次のステップSE
3に処理を進めるが、2次記憶媒体2aが端末装置2に
装着されておらず、書き込み不可であれば、判断結果が
「NO」となり、後述するステップSE8に処理を進め
る。
【0039】ステップSE3では、本体内部メモリに格
納されている元データ(曲データ)を2次記憶媒体2a
にコピーする。次いで、ステップSE4では、2次記憶
媒体2aにコピーされた曲データ中のヘッダ部HDにお
いて、UserIDに不特定状態を表すデータanyo
neを書き込む。続くステップSE5では、同様にHa
rdIDに不特定状態を表すデータanyoneを書き
込む。そして、ステップSE6に進むと、2次記憶媒体
2aへの書き込みが正常に行われたかどうかを判断す
る。
【0040】ここで、書き込みが正常終了すると、判断
結果は「YES」となり、次のステップSE7に進み、
本体内部メモリに格納されている元データ(曲データ)
を削除する。これにより、図9に図示する一例のよう
に、本体内部メモリ(RAM)に格納されている元デー
タ(曲データ)を2次記憶媒体2aに移動すると、ヘッ
ダ部HDのUserID、HardIDが共に不特定状
態を表すデータanyoneに変更されるようになって
いる。なお、上記ステップSE6において、例えば2次
記憶媒体2aの空きデータ容量が少なく、本体内部メモ
リに格納されている元データ(曲データ)を全てコピー
しきれず、書き込みが正常終了しない場合には、判断結
果が「NO」となり、ステップSE8に処理を進め、デ
ータ移動できない旨の警告表示を行って本処理を完了さ
せる。
【0041】(b)移動B処理の動作 前述のステップSD8(図7参照)を介して移動B処理
が実行されると、端末装置2は図10に示すステップS
F1に処理を進め、本体内部メモリが書き込み可能状態
にあるか、すなわち、所定以上の空きデータ容量がある
かどうかを判断する。書き込み可能であれば、判断結果
は「YES」となり、次のステップSF2に処理を進め
るが、空きデータ容量が少なく書き込み不可であると、
判断結果が「NO」となり、後述のステップSF9に処
理を進める。
【0042】次いで、ステップSF2,SF3では、2
次記憶媒体2aに格納されている元データ(曲データ)
において、そのヘッダ部HDのUserIDおよびHa
rdIDがそれぞれ不特定状態を表すデータanyon
eであるか、つまり上述した移動A処理によって2次記
憶媒体2aに格納された正規な曲データであるかどうか
を判断する。そして、UserIDおよびHardID
の両者が共に不特定状態を表すデータanyoneであ
れば、2次記憶媒体2aに格納された曲データは正規な
ものであると判断し、上記ステップSF2,SH3の各
判断結果はいずれも「YES」となり、ステップSF4
に処理を進める。一方、UserIDおよびHardI
Dのいずれか一方もしくは両方が不特定状態を表すデー
タanyoneでなければ、2次記憶媒体2aに格納さ
れた曲データは不正なものと見做して後述するステップ
SF9に処理を進める。
【0043】さて、2次記憶媒体2aに格納された曲デ
ータが正規なものであると、ステップSF4に処理を進
め、この2次記憶媒体2aに格納された曲データを本体
内部メモリに書き込む。続いて、ステップSF5,SF
6では、本体内部メモリに書き込んだ曲データのヘッダ
部HDにおいて、UserIDおよびHardIDをそ
れぞれ所有者ID、装置IDに書き換える。なお、この
際、UserIDは本体内部メモリの所定アドレスに予
めセットされているものを読み出して使用し、Hard
IDはROMにファクトリープリセットされる装置ID
を読み出して使用する。
【0044】次に、ステップSF7では、本体内部メモ
リへの書き込みが正常に行われたかどうかを判断する。
書き込みが正常終了すると、判断結果は「YES」とな
り、次のステップSF8に進み、2次記憶媒体2aに格
納されている元データ(曲データ)を削除する。これに
より、図9に図示する一例のように、2次記憶媒体2a
に格納されている元データ(曲データ)を本体内部メモ
リに移動すると、ヘッダ部HDのUserID、Har
dIDが共に自己の所有者ID、装置IDに書き換えら
れる。なお、上記ステップSF7において、例えば本体
内部メモリの空きデータ容量が少なく、2次記憶媒体2
aに格納されている元データ(曲データ)を全てコピー
しきれず、書き込みが正常終了しない場合や、2次記憶
媒体2aに格納された曲データが不正なものである場合
には、ステップSF9に処理を進め、データ移動できな
い旨の警告表示を行って本処理を完了させる。
【0045】(c)複写A処理の動作 前述のステップSD9(図7参照)を介して図11に示
す複写A処理が実行されると、端末装置2はステップS
G1に処理を進め、複写元となるデータ、すなわち本体
内部メモリに格納される曲データを指定する。次に、ス
テップSG2では、2次記憶媒体2aが端末装置2に装
着されて書き込み可能状態にあるかどうかを判断する。
書き込み可能であると、判断結果は「YES」となり、
次のステップSG3に処理を進めるが、2次記憶媒体2
aが端末装置2に装着されておらず、書き込み不可であ
れば、判断結果が「NO」となり、後述のステップSG
5に進む。
【0046】ステップSG3では、本体内部メモリに格
納されている元データ(曲データ)を2次記憶媒体2a
にコピーする。続くステップSG4では、2次記憶媒体
2aへの書き込みが正常に行われたかどうかを判断す
る。書き込みが正常終了した場合には、判断結果が「Y
ES」となり、本処理を完了させる。これにより、図1
2に図示する一例のように、本体内部メモリ(RAM)
に格納されている元データ(曲データ)がそっくりその
まま2次記憶媒体2aに複写される。したがって、2次
記憶媒体2aに複写された曲データは、ヘッダ部HDの
UserID、HardIDが共に所有者のものになる
為、2次記憶媒体2aが他人に渡っても曲データを本体
内部メモリ側に移動したり複写することが出来ない、所
有者専用のバックアップデータとなる。
【0047】なお、上記ステップSG4において、例え
ば2次記憶媒体2aの空きデータ容量が少なく、本体内
部メモリに格納されている元データ(曲データ)を全て
コピーしきれず、書き込みが正常終了しない場合には、
判断結果が「NO」となり、ステップSG5に処理を進
め、複写できない旨の警告表示を行って本処理を完了さ
せる。
【0048】(d)複写B処理の動作 前述のステップSD10(図7参照)を介して図13に
示す複写B処理が実行されると、端末装置2はステップ
SH1に処理を進め、本体内部メモリが書き込み可能状
態にあるか、すなわち、所定以上の空きデータ容量があ
るかどうかを判断する。書き込み可能であれば、判断結
果は「YES」となり、次のステップSH2に処理を進
めるが、空きデータ容量が少なく書き込み不可である
と、判断結果が「NO」となり、後述のステップSH6
に処理を進める。
【0049】次いで、ステップSH2では、2次記憶媒
体2aに格納されている元データ(曲データ)のヘッダ
部HDにおけるUserIDが、本体側のそれと一致す
るかどうか、つまり2次記憶媒体2aに格納されている
曲データの所有者と端末装置2の所有者とが同一である
か否かを判断する。所有者同一であれば、判断結果は
「YES」となり、次のステップSH3に進むが、同一
でなければ、判断結果が「NO」となり、後述のステッ
プSH6に進む。ステップSH3では、2次記憶媒体2
aに格納されている元データ(曲データ)のヘッダ部H
DにおけるHardIDが、本体側のそれと一致するか
どうか、つまり2次記憶媒体2aに曲データを複写した
端末装置2と、この曲データの複写先となる端末装置2
とが同一であるか否かを判断する。装置同一であれば、
判断結果は「YES」となり、次のステップSH4に進
むが、同一でなければ、判断結果が「NO」となり、後
述のステップSH6に進む。
【0050】所有者同一であって、しかも装置同一であ
ると、ステップSH4に処理を進め、2次記憶媒体2a
に格納されている元データ(曲データ)を本体内部メモ
リにコピーする。次いで、ステップSH5では、本体内
部メモリへの書き込みが正常に行われたかどうかを判断
する。書き込みが正常終了した場合には、判断結果が
「YES」となり、本処理を完了させる。これにより、
図12に図示する一例のように、2次記憶媒体2aに格
納されている元データ(曲データ)がそっくりそのまま
本体内部メモリに複写される。したがって、2次記憶媒
体2aに複写された曲データは、所有者同一であって、
しかも装置同一である場合にのみ本体内部メモリに複写
できる為、不正複写を防止し得るようになっている。な
お、上記ステップSH5において、例えば本体内部メモ
リの空きデータ容量が少なく、2次記憶媒体2aに格納
されている元データ(曲データ)を全てコピーしきれ
ず、書き込みが正常終了しない場合には、判断結果が
「NO」となり、ステップSH6に処理を進め、複写で
きない旨の警告表示を行って本処理を完了させる。
【0051】以上説明したように、第1実施例によれ
ば、曲データのダウンロードに先立って配信サイト1か
ら送出される曲データのヘッダ部HDの内容に従い、端
末装置2が正規な曲データであるか否かを判定し、正規
な曲データである場合にのみ配信サイト1に曲データの
ダウンロード実行を指示するので、例えば不正に複写さ
れた曲データが配信サイト1から配信させるのを未然に
防止し得る。また、端末装置2では正規な曲データをダ
ウンロードすると、その曲データのヘッダ部HDの内容
をダウンロード済みの属性に更新する為、曲データの再
配布を防止し得るようになる。
【0052】さらに、第1実施例による端末装置2によ
れば、本体内部メモリにダウンロードした曲データを2
次記憶媒体2aに移動させる場合、移動元では曲データ
を削除し、移動先ではヘッダ部HDのUserIDおよ
びHardIDを不特定状態に変更し、これを再び本体
内部メモリ側に戻す場合、移動元では曲データを削除
し、移動先ではヘッダ部HDのUserIDおよびHa
rdIDが不特定状態に設定されているか、つまり正規
入手した曲データであるかどうかを判断し、正規なもの
であれば本体内部メモリ側に移動させてヘッダ部HDの
UserIDおよびHardIDをそれぞれ自己の所有
者IDおよび装置IDに書き換えるので、複製を作らず
に曲データを記憶媒体間で移動し得るようになってい
る。
【0053】また、第1実施例による端末装置2によれ
ば、本体内部メモリに格納される曲データを2次記憶媒
体2aに複写すると、複写先ではヘッダ部HDのUse
rID、HardIDが共に複写元と同じ所有者のもの
になる為、2次記憶媒体2aが他人に渡っても曲データ
を本体内部メモリ側に移動したり複写することが出来な
い、所有者専用のバックアップデータとなる。加えて、
2次記憶媒体2aに複写された曲データは、所有者同一
であって、しかも装置同一である場合にのみ本体内部メ
モリに複写可能になるから、不正複写を防止し得る。
【0054】B.第2実施例 次に、第2実施例について説明する。前述の第1実施例
では、本体内部メモリに記憶される曲データを2次記憶
媒体2aに移動させる際にヘッダ部HDのUserID
およびHardIDを不特定状態に変更するようにした
が、こうした形態であると、2次記憶媒体2aに移動さ
せた曲データは他ユーザの端末装置2で使われてしまう
虞がある。そこで、第2実施例では2次記憶媒体2aに
移動させた曲データを他ユーザの端末装置2には移動し
得ず、同一ユーザの端末装置2にのみ所定回数分の移動
を可能にする。以下では、そうした動作を具現する移動
A処理および移動B処理について図14〜図15を参照
して説明する。
【0055】移動A処理の動作 前述した第1実施例と同様、ステップSD7(図7参
照)を介して第2実施例による移動A処理が実行される
と、端末装置2は図14に示すステップSJ1に処理を
進め、移動元となるデータ、すなわち本体内部メモリ
(RAM)に格納される曲データを指定する。次に、ス
テップSJ2では、2次記憶媒体2aが端末装置2に装
着されて書き込み可能状態にあるかどうかを判断する。
書き込み可能であると、判断結果は「YES」となり、
次のステップSJ3に処理を進めるが、2次記憶媒体2
aが端末装置2に装着されておらず、書き込み不可であ
れば、判断結果が「NO」となり、後述のステップSJ
6に進む。
【0056】ステップSJ3では、本体内部メモリに格
納されている元データ(曲データ)を2次記憶媒体2a
にコピーする。続くステップSJ4では、2次記憶媒体
2aへの書き込みが正常に行われたかどうかを判断す
る。書き込みが正常終了した場合には、判断結果が「Y
ES」となり、ステップSJ5に進み、本体内部メモリ
(RAM)に格納されている元データ(曲データ)を削
除して本処理を完了させる。これにより、本体内部メモ
リに格納されている元データ(曲データ)は、そっくり
そのまま2次記憶媒体2aに移動する。なお、上記ステ
ップSJ4において、例えば2次記憶媒体2aの空きデ
ータ容量が少なく、本体内部メモリに格納されている元
データ(曲データ)を全てコピーしきれず、書き込みが
正常終了しない場合には、判断結果が「NO」となり、
ステップSJ6に処理を進め、複写できない旨の警告表
示を行って本処理を完了させる。
【0057】移動B処理の動作 前述のステップSD8(図7参照)を介して移動B処理
が実行されると、端末装置2は図15に示すステップS
K1に処理を進め、本体内部メモリ(RAM)が書き込
み可能状態にあるか、すなわち、所定以上の空きデータ
容量があるかどうかを判断する。書き込み可能であれ
ば、判断結果は「YES」となり、次のステップSK2
に処理を進めるが、空きデータ容量が少なく書き込み不
可であると、判断結果が「NO」となり、後述のステッ
プSK11に処理を進める。
【0058】本体内部メモリが書き込み可能状態にあ
り、ステップSK2に処理を進めると、2次記憶媒体2
aに格納されている元データ(曲データ)のヘッダ部H
DにおけるUserIDが、本体側のそれと一致するか
どうか、つまり2次記憶媒体2aに格納されている曲デ
ータの所有者と端末装置2の所有者とが同一であるか否
かを判断する。所有者同一であれば、判断結果は「YE
S」となり、次のステップSK3に進むが、同一でなけ
れば、判断結果が「NO」となり、後述のステップSK
11に進み、2次記憶媒体2aから本体内部メモリへの
データ移動はキャンセルされる。
【0059】ステップSK3では、ヘッダ部HDにUs
erIDの書き込み可能エリアが有るか否かを判断す
る。本体内部メモリのヘッダ部HD格納領域には、複数
の移動回数に対応したUserID書き込みエリアが設
けられており、データ移動が行われる毎にその書き込み
エリアにUserIDが順番に書き込まれ移動履歴とし
て登録されるようになっている。したがって、このステ
ップSK3では、換言すると所定回数以下の移動である
かどうかを判断する。そして、所定回数以下の移動であ
って、UserIDを新規登録し得る場合には、判断結
果が「YES」となり、次のステップSK4に処理を進
め、本体(端末装置2)の所有者を識別する所有者ID
を、新たなUserIDとして本体内部メモリのヘッダ
部HDに登録する。一方、所定回数を超えた移動である
と、UserIDを新規登録することができず、上記ス
テップSK3の判断結果が「NO」となり、後述のステ
ップSK11に進み、2次記憶媒体2aから本体内部メ
モリ(RAM)へのデータ移動はキャンセルされる。
【0060】次に、ステップSK5では、2次記憶媒体
2aに格納されている元データ(曲データ)のヘッダ部
HDにおけるHardIDが、本体側のそれと一致する
かどうか、つまり2次記憶媒体2aに曲データを移動し
た端末装置2と、この曲データの移動先となる端末装置
2とが同一であるか否かを判断する。装置同一であれ
ば、判断結果は「YES」となり、次のステップSK6
に進むが、同一でなければ、判断結果が「NO」とな
り、後述のステップSK11に進み、2次記憶媒体2a
から本体内部メモリへのデータ移動はキャンセルされ
る。
【0061】ステップSK6では、ヘッダ部HDにHa
rdIDの書き込み可能エリアが有るか否かを判断す
る。本体内部メモリ(RAM)のヘッダ部HD格納領域
には、複数の移動回数に対応したHardID書き込み
エリアが設けられており、データ移動が行われる毎にそ
の書き込みエリアにHardIDが順番に書き込まれ移
動履歴として登録される。したがって、このステップS
K6では、換言すると所定回数以下の移動であるかどう
かを判断する。そして、所定回数以下の移動であって、
HardIDを新規登録し得る場合には、判断結果が
「YES」となり、次のステップSK7に処理を進め、
本体(端末装置2)を識別する自己の装置IDを、新た
なHardIDとして本体内部メモリのヘッダ部HDに
登録する。一方、所定回数を超えた移動であると、Ha
rdIDを新規登録することができず、上記ステップS
K6の判断結果が「NO」となり、後述のステップSK
11に進み、2次記憶媒体2aから本体内部メモリへの
データ移動はキャンセルされる。
【0062】所定回数以下の移動であって、しかも所有
者および装置が同一であると、ステップSK8に処理を
進め、2次記憶媒体2aに格納されている元データ(曲
データ)を本体内部メモリにコピーする。次いで、ステ
ップSK9では、本体内部メモリへの書き込みが正常に
行われたかどうかを判断する。書き込みが正常終了した
場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSK
10に進み、2次記憶媒体2aに格納されている元デー
タ(曲データ)を削除して本処理を完了させる。なお、
上記ステップSK9において、例えば本体内部メモリ
(RAM)の空きデータ容量が少なく、2次記憶媒体2
aに格納されている元データ(曲データ)を全てコピー
しきれず、書き込みが正常終了しない場合には、判断結
果が「NO」となり、ステップSK11に処理を進め、
データ移動できない旨の警告表示を行って本処理を完了
させる。
【0063】このように、第2実施例によれば、2次記
憶媒体2aに移動させた曲データを他ユーザの端末装置
2には移動できず、同一ユーザの同じ端末装置2にのみ
所定回数分の移動を可能にしたので、2次記憶媒体2a
が他人に渡っても曲データを本体内部メモリ側に移動す
ることが出来ない、所有者専用のバックアップデータと
なる。加えて、2次記憶媒体2aに移動された曲データ
は、所有者同一であって、しかも装置同一である場合に
のみ本体内部メモリに戻せる為、不正複写を防止し得る
ようになっている。
【0064】なお、上述した第1および第2実施例で
は、ネットワークNTを介して配信される曲データを記
憶再生する端末装置2について言及したが、本発明の要
旨はこれに限定されず、読み出し/書き込み可能な記憶
媒体のデータを再生したり、その記憶媒体にデータを書
き込む機能を備えるレコーダ全般にも適用可能である。
また、上述の各実施例では、正規に入手したユーザだけ
がバックアップ用のデータを複写したり、データを他の
記憶媒体に移動し得るようにする処理プログラムを端末
装置2の本体内部メモリに常駐する態様としたが、これ
に替えて、その処理プログラム自体をデータとバンドル
させて記憶媒体に一体的に格納するようにし、処理プロ
グラムを記憶媒体から読み出して実行させることでデー
タの複写や移動を可能にし、データ単体での複写や移動
を禁止する態様にすることも可能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、コ
ンテンツデータのダウンロードに先立って配信手段から
送出されるコンテンツデータのヘッダの内容に従い、正
規なコンテンツデータであるか否かを判定し、正規なコ
ンテンツデータである場合にのみ配信手段にコンテンツ
データのダウンロード実行を指示するので、例えば不正
に複写されたコンテンツデータが配信手段から配信され
るのを未然に防止できる。また、正規なコンテンツデー
タをダウンロードした場合には、そのコンテンツデータ
のヘッダの内容をダウンロード済みの属性に更新する
為、コンテンツデータの再配布を防止することができ
る。請求項3,4に記載の発明によれば、第1の記憶手
段に記憶されたデータを、装置本体と挿脱自在に設けら
れた第2の記憶手段に複写した後、この第1の記憶手段
からデータを削除する一方、第2の記憶手段に複写され
たデータのヘッダの内容を所有者および装置を識別しな
い不特定状態に変更し、第2の記憶手段に記憶されるデ
ータのヘッダの内容が所有者および装置を識別しない不
特定状態に設定されている場合にのみ、この第2の記憶
手段に記憶されるデータを第1の記憶手段に複写した
後、第2の記憶手段からデータを削除する一方、第1の
記憶手段に複写されたデータのヘッダの内容を自己の所
有者IDおよび装置IDに書き換えるので、第1の記憶
手段と第2の記憶手段との間で複製を作ることなくデー
タを移動させることができる。請求項5,6に記載の発
明によれば、第1の記憶手段に記憶されるデータを第2
の記憶手段に複写すると、複写先ではヘッダの内容が複
写元と同じものになる為、第2の記憶手段が他人に渡っ
てもデータを他の装置における第1の記憶手段に移動し
たり複写することが出来ない、所有者専用のバックアッ
プデータにすることができる。また、第2の記憶手段に
複写されたデータは、所有者同一であって、しかも装置
同一である場合にのみ第1の記憶手段に複写可能になる
為、不正複写を防止し得る。請求項7,9に記載の発明
によれば、第1の記憶手段に記憶されたデータを第2の
記憶手段に複写した後、第1の記憶手段に記憶されたデ
ータを削除し、ID記憶手段に記憶される自己の所有者
IDおよび装置IDと、第2の記憶手段に記憶されたデ
ータのヘッダに格納される所有者IDおよび装置IDと
がそれぞれ一致した場合にのみ、第2の記憶手段に記憶
されたデータを第1の記憶手段に複写した後、この第2
の記憶手段に記憶されたデータを削除するので、第2の
記憶手段に移動されたデータは、所有者同一であって、
しかも装置同一である場合にのみ第1の記憶手段に戻せ
るようになる結果、不正複写を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による曲データ配信システ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】曲データ配信システムの動作を示すシーケンス
フローである。
【図3】曲データ配信システムの動作を示すシーケンス
フローである。
【図4】判定処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】配信サイト1から端末装置2にダウンロードさ
れる曲データの構成を示す図である。
【図6】保存処理の動作を示すフローチャートである。
【図7】端末処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】移動A処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】移動A処理および移動B処理の動作を説明する
ための図である。
【図10】移動B処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】複写A処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】複写A処理および複写B処理の動作を説明す
るための図である。
【図13】複写B処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】第2実施例による移動A処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】第2実施例による移動B処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 配信サイト 1a プロキシーサーバ 1b 配信管理サーバ 1c データベースサーバ 2 端末装置 2a 2次記憶媒体 3 接続業者

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続される配信手
    段からヘッダを含むコンテンツデータをダウンロードす
    る端末装置に設けられ、 ダウンロードに先立って前記配信手段から送出されるヘ
    ッダの内容に従い、当該ヘッダを含むコンテンツデータ
    が正規なものであるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段によって正規なコンテンツデータと判定さ
    れた場合にのみ前記配信手段にダウンロード開始を指示
    する指示手段と、 前記ダウンロード開始の指示に応じて前記配信手段から
    ダウンロードされるコンテンツデータに含まれるヘッダ
    の内容をダウンロード済みを表す属性に更新し、その更
    新されたヘッダを含むコンテンツデータを記憶手段に格
    納する保存手段とを具備することを特徴とするデータ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して接続される配信手
    段からヘッダを含むコンテンツデータをダウンロードす
    る端末装置で実行されるデータ処理方法であって、 ダウンロードに先立って前記配信手段から送出されるヘ
    ッダの内容に従い、当該ヘッダを含むコンテンツデータ
    が正規なものであるか否かを判定する判定過程と、 この判定過程にて正規なコンテンツデータと判定された
    場合にのみ前記配信手段にダウンロード開始を指示する
    指示過程と、 前記ダウンロード開始の指示に応じて前記配信手段から
    ダウンロードされるコンテンツデータに含まれるヘッダ
    の内容をダウンロード済みを表す属性に更新し、その更
    新されたヘッダを含むコンテンツデータを保存する保存
    過程とを具備することを特徴とするデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 自己の所有者および装置を各々識別する
    所有者IDおよび装置IDが予め記憶されるID記憶手
    段と、 このID記憶手段から読み出した自己の所有者IDおよ
    び装置IDが格納されたヘッダを含むデータを記憶する
    第1の記憶手段と、 装置本体と挿脱自在に設けられた第2の記憶手段と、 第1の記憶手段に記憶されたデータを第2の記憶手段に
    複写した後、第1の記憶手段からデータを削除する一
    方、第2の記憶手段に複写されたデータのヘッダの内容
    を、所有者および装置を識別しない不特定状態に変更す
    る第1の移動手段と、 第2の記憶手段に記憶されるデータのヘッダの内容が所
    有者および装置を識別しない不特定状態に設定されてい
    る場合にのみ、第2の記憶手段に記憶されるデータを第
    1の記憶手段に複写した後、第2の記憶手段からデータ
    を削除する一方、この第1の記憶手段に複写されたデー
    タのヘッダの内容を、前記ID記憶手段から読み出した
    自己の所有者IDおよび装置IDに書き換える第2の移
    動手段とを具備することを特徴とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 自己の所有者および装置を各々識別する
    所有者IDおよび装置IDを予めID記憶手段に記憶し
    ておき、このID記憶手段から読み出した自己の所有者
    IDおよび装置IDが格納されたヘッダを含むデータを
    第1の記憶手段に記憶する記憶過程と、 第1の記憶手段に記憶されたデータを、装置本体と挿脱
    自在に設けられた第2の記憶手段に複写した後、この第
    1の記憶手段からデータを削除する一方、第2の記憶手
    段に複写されたデータのヘッダの内容を、所有者および
    装置を識別しない不特定状態に変更する第1の移動過程
    と、 第2の記憶手段に記憶されるデータのヘッダの内容が所
    有者および装置を識別しない不特定状態に設定されてい
    る場合にのみ、この第2の記憶手段に記憶されるデータ
    を第1の記憶手段に複写した後、第2の記憶手段からデ
    ータを削除する一方、第1の記憶手段に複写されたデー
    タのヘッダの内容を、前記ID記憶手段から読み出した
    自己の所有者IDおよび装置IDに書き換える第2の移
    動過程とを具備することを特徴とするデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 自己の所有者および装置を各々識別する
    所有者IDおよび装置IDが予め記憶されるID記憶手
    段と、 このID記憶手段から読み出した自己の所有者IDおよ
    び装置IDが格納されたヘッダを含むデータを記憶する
    第1の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶されたデータを、装置本体と
    挿脱自在に設けられた第2の記憶手段に複写する第1の
    複写手段と、 前記ID記憶手段に記憶される自己の所有者IDおよび
    装置IDと、前記第2の記憶手段に記憶されたデータの
    ヘッダに格納される所有者IDおよび装置IDとがそれ
    ぞれ一致した場合にのみ、第2の記憶手段に記憶された
    データを第1の記憶手段に複写する第2の複写手段とを
    具備することを特徴とするデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 自己の所有者および装置を各々識別する
    所有者IDおよび装置IDを予めID記憶手段に記憶し
    ておき、このID記憶手段から読み出した自己の所有者
    IDおよび装置IDが格納されたヘッダを含むデータを
    第1の記憶手段に記憶する記憶過程と、 この記憶過程にて第1の記憶手段に記憶されたデータ
    を、装置本体と挿脱自在に設けられた第2の記憶手段に
    複写する第1の複写過程と、 前記ID記憶手段に記憶される自己の所有者IDおよび
    装置IDと、第2の記憶手段に記憶されたデータのヘッ
    ダに格納される所有者IDおよび装置IDとがそれぞれ
    一致した場合にのみ、第2の記憶手段に記憶されたデー
    タを第1の記憶手段に複写する第2の複写過程とを具備
    することを特徴とするデータ処理方法。
  7. 【請求項7】 自己の所有者および装置を各々識別する
    所有者IDおよび装置IDが予め記憶されるID記憶手
    段と、 このID記憶手段から読み出した自己の所有者IDおよ
    び装置IDが格納されたヘッダを含むデータを記憶する
    第1の記憶手段と、 装置本体と挿脱自在に設けられた第2の記憶手段と、 この第1の記憶手段に記憶されたデータを第2の記憶手
    段に複写した後、第1の記憶手段に記憶されたデータを
    削除する第1の移動手段と、 前記ID記憶手段に記憶される自己の所有者IDおよび
    装置IDと、前記第2の記憶手段に記憶されたデータの
    ヘッダに格納される所有者IDおよび装置IDとがそれ
    ぞれ一致した場合にのみ、この第2の記憶手段に記憶さ
    れたデータを第1の記憶手段に複写した後、第2の記憶
    手段に記憶されたデータを削除する第2の移動手段とを
    具備することを特徴とするデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の移動手段は、前記ID記憶手
    段に記憶される自己の所有者IDおよび装置IDと、前
    記第2の記憶手段に記憶されたデータのヘッダに格納さ
    れる所有者IDおよび装置IDとがそれぞれ一致した場
    合にのみ、所定回数以下の移動であるかどうかを判断
    し、所定回数以下の移動であれば、第2の記憶手段に記
    憶されたデータを第1の記憶手段に複写した後、第2の
    記憶手段に記憶されたデータを削除することを特徴とす
    る請求項7記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 自己の所有者および装置を各々識別する
    所有者IDおよび装置IDを予めID記憶手段に記憶し
    ておき、このID記憶手段から読み出した自己の所有者
    IDおよび装置IDが格納されたヘッダを含むデータを
    第1の記憶手段に記憶する記憶過程と、 前記第1の記憶手段に記憶されたデータを、装置本体と
    挿脱自在に設けられた第2の記憶手段に複写した後、第
    1の記憶手段に記憶されたデータを削除する第1の移動
    過程と、 前記ID記憶手段に記憶される自己の所有者IDおよび
    装置IDと、前記第2の記憶手段に記憶されたデータの
    ヘッダに格納される所有者IDおよび装置IDとがそれ
    ぞれ一致した場合にのみ、第2の記憶手段に記憶された
    データを第1の記憶手段に複写した後、この第2の記憶
    手段に記憶されたデータを削除する第2の移動過程とを
    具備することを特徴とするデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の移動過程は、前記ID記憶
    手段に記憶される自己の所有者IDおよび装置IDと、
    第2の記憶手段に記憶されたデータのヘッダに格納され
    る所有者IDおよび装置IDとがそれぞれ一致した場合
    にのみ、所定回数以下の移動であるかどうかを判断し、
    所定回数以下の移動であれば、第2の記憶手段に記憶さ
    れたデータを第1の記憶手段に複写した後、第2の記憶
    手段に記憶されたデータを削除することを特徴とする請
    求項9記載のデータ処理方法。
JP2001288161A 2001-09-21 2001-09-21 データ処理装置およびデータ処理方法 Expired - Fee Related JP4088748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288161A JP4088748B2 (ja) 2001-09-21 2001-09-21 データ処理装置およびデータ処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288161A JP4088748B2 (ja) 2001-09-21 2001-09-21 データ処理装置およびデータ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003099074A true JP2003099074A (ja) 2003-04-04
JP4088748B2 JP4088748B2 (ja) 2008-05-21

Family

ID=19110856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001288161A Expired - Fee Related JP4088748B2 (ja) 2001-09-21 2001-09-21 データ処理装置およびデータ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4088748B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099998A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Nec Corporation デジタル情報の流通制御方法および流通制御システム
WO2005111996A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Sony Corporation コンテンツデータ再生装置
JP2008003928A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Hyper Tec:Kk ダウンロードシステム
US7676844B2 (en) 2003-12-24 2010-03-09 Sony Corporation Signal reproducing system
JP2010125632A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形の測定値データ記録方法および射出成形機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099998A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Nec Corporation デジタル情報の流通制御方法および流通制御システム
US7676844B2 (en) 2003-12-24 2010-03-09 Sony Corporation Signal reproducing system
WO2005111996A1 (ja) * 2004-05-19 2005-11-24 Sony Corporation コンテンツデータ再生装置
US8245311B2 (en) 2004-05-19 2012-08-14 Sony Corporation Content data reproducing apparatus
JP2008003928A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Hyper Tec:Kk ダウンロードシステム
JP2010125632A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形の測定値データ記録方法および射出成形機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4088748B2 (ja) 2008-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7130892B2 (en) Method and system for music distribution
CN100380314C (zh) 便携式信息终端装置、存储服务器、及存储区的提供方法
JP2003099037A (ja) 音楽コンテンツストレージシステム、音楽コンテンツ提供サーバ及び電子音楽装置
WO2003102837A1 (fr) Emetteur/recepteur d'informations
WO2003100682A1 (en) Information processing system
AU785366B2 (en) Information management system using agent
JP2003099074A (ja) データ処理装置およびデータ処理方法
JP2002251351A (ja) コンテンツ受信プログラムおよびコンテンツ受信方法
JPWO2006043646A1 (ja) 情報データの配信システム、配信方法及び情報データ記憶端末
JP5699929B2 (ja) 情報端末装置及びプログラム
JP4577221B2 (ja) コンテンツ再生システム、及び、方法
JP4404062B2 (ja) 電子音楽装置及びコンテンツ利用プログラム
JP2008186183A (ja) コンテンツ配信システム及びサーバ
KR100753787B1 (ko) 번들로 제공된 멀티미디어 컨텐츠를 재생하는 포터블디바이스 및 멀티미디어 컨텐츠 제공 서버의 동작 방법
JP5009650B2 (ja) 合成装置、合成システム、合成方法及びプログラム
JP2002163279A (ja) 推奨情報提供方法、推奨情報送信システム、推奨情報送信装置及び記録媒体
JP4430299B2 (ja) サーバ装置からデータ配信を受けるための端末装置、方法、プログラムおよび記録媒体
JP2002197017A (ja) ネットワークシステム、データ処理装置、及び記録媒体
JP2005293073A (ja) レース情報提供システム
JP2005011282A (ja) コンテンツ配信管理システム、コンテンツ配信管理方法、端末装置およびサーバ装置
JP4583556B2 (ja) ソフトウェア提供システム、制限解除情報提供システム、ソフトウェア提供方法、ソフトウェア提供プログラムを記録した媒体、制限解除情報提供方法および制限解除情報提供プログラムを記録した媒体
JP3564983B2 (ja) 端末装置および端末装置のコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体
TW200412113A (en) Information processing system and method, information processing device and method, program storage medium, program and object
JP2005195901A (ja) 電子音楽装置用コンテンツ取得装置及びプログラム
JP6257433B2 (ja) 通信端末のカラオケ用プログラム及び通信カラオケサーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4088748

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees