JP2003098411A - 光ドロップケーブル及びこの光ドロップケーブルの製造方法並びに光ドロップケーブル用取付金具 - Google Patents

光ドロップケーブル及びこの光ドロップケーブルの製造方法並びに光ドロップケーブル用取付金具

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JP2003098411A
JP2003098411A JP2001292580A JP2001292580A JP2003098411A JP 2003098411 A JP2003098411 A JP 2003098411A JP 2001292580 A JP2001292580 A JP 2001292580A JP 2001292580 A JP2001292580 A JP 2001292580A JP 2003098411 A JP2003098411 A JP 2003098411A
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optical
drop cable
optical unit
optical drop
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Osamu Koyasu
修 子安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空力特性の向上させると共に取り扱いやすく
して短時間で配線作業を行うことのできる光ドロップケ
ーブル及びこの光ドロップケーブルの製造方法並びに光
ドロップケーブル用取付金具を提供する。 【解決手段】 X形状介在部材11により仕切られた区
分のうち対向する区分に光ファイバ3と抗張力体5を備
えた光ユニット7と、この光ユニット7を配線するため
の支持線9とを各々配置し、全体を円形断面となるよう
に被覆13で覆う。支持線9は被覆13を設ける際に一
体化されているが、光ユニット7は被覆13及び仕切り
11から分離可能に設けられている。X形状介在部材1
1により仕切られた区分のうち、支持線9及び光ユニッ
ト7が配置されていない区分は空間15、17となって
いる。取付金具23は、X形状介在部材11により仕切
られ対向する空間15、17を、移動手段29により一
対の突起部25、27を接近させて押圧することによ
り、光ドロップケーブル1を挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各戸に光ファイ
バを配線するためのケーブルである光ドロップケーブル
及びこの光ドロップケーブルの製造方法並びに光ドロッ
プケーブル用取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各戸に光ファイバを配線する
ためのケーブルである光ドロップケーブルの一般的な例
が図7に示されている。この光ドロップケーブル101
では、強度部材である円形断面の支持線103と、内部に
光ファイバ105(ここでは2心テープ心線)とこの光
ファイバ105を引張り力に対して保護する抗張力体1
07とがポリエチレンの被覆109により矩形状断面に
一体化されている光ユニット111とから構成されてい
る。
【0003】図8を参照するに、光ドロップケーブル1
01は、電話局から延線された電柱113上の架空光フ
ァイバケーブル115の端部に装着されたケーブル分岐
接続箱117と、加入者宅119の成端箱121との間
に配線されて、架空光ファイバケーブル115から家庭
に光ファイバ105を引き落とすために使用されるもの
であり、光ドロップケーブル用取付金具123により電
柱113や加入者宅119の構造物に取付けられてい
る。
【0004】また、図9には、光ドロップケーブル10
1を電柱113や加入者宅119に取り付ける際に使用
する取付金具123が示されている。この取付金具12
3に光ドロップケーブル101の支持線103を分離し
て巻きつけて固定し、取付金具123を電柱113や加
入者宅119に取り付けることにより配線する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな光ドロップケーブル101にあっては、円形断面の
支持線103と矩形状断面の光ユニット111が結合し
た構造となっているので、空気抵抗が大きな断面形状と
なっており、空力特性に劣るという問題がある。
【0006】また、断面形状が異型であるので、製造時に
巻き枠に巻き取る際に整列巻きが困難であるため、巻き
が乱れて光ファイバ105に歪が加わりやすいという問
題がある。さらに、整列巻きが困難であることから、一
定長さの光ドロップケーブル101を巻き取るのに大き
目の巻き枠が必要となり、不経済であると共に取り扱い
が不便となる。
【0007】また、光ドロップケーブル101を電柱1
13や加入者宅119に取り付けるための取付金具12
3に支持線103を巻きつけるため、支持線103と光
ユニット111とを分離する際に、光ファイバ105の
断線や、光ユニット111の被覆が剥がれて強度が低下
するおそれがあるという問題がある。
【0008】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、空力特性の
向上させると共に取り扱いやすくして短時間で配線作業
を行うことのできる光ドロップケーブル及びこの光ドロ
ップケーブルの製造方法並びに光ドロップケーブル用取
付金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の光ドロップケーブルは、通
信用の光ファイバ及びこの光ファイバを保護する抗張力
体を備えた光ユニットと、この光ユニットを配線するた
めの支持線とを備えた光ドロップケーブルであって、前
記支持線と前記光ユニットとを仕切る画成用介在部材
と、この画成用介在部材により仕切られた区分のうちの
一方の対向する区分にそれぞれ配置された前記支持線及
び前記光ユニットと他の対向する区分の空間とを全体円
形断面に覆う被覆とを備えてなること、を特徴とするも
のである。
【0010】従って、画成用介在部材により仕切られた
区分のうちの一方の対向する区分に光ファイバ及びこの
光ファイバを保護する抗張力体を備えた光ユニットと、
この光ユニットを配線するための支持線とを各々配置
し、また、他方の対向する区分を空間とし、全体を円形
断面となるように被覆で覆う。
【0011】請求項2による発明の光ドロップケーブル
は、請求項1記載の光ドロップケーブルにおいて、前記
支持線は前記被覆と一体化され、前記光ユニットは前記
被覆及び前記仕切りから分離可能に設けられているこ
と、を特徴とするものである。
【0012】従って、支持線は被覆を設ける際に被覆と
一体化されているが、光ユニットは被覆及び仕切りから
分離可能に設けられている。
【0013】請求項3による発明の光ドロップケーブル
の製造方法は、通信用の光ファイバ及びこの光ファイバ
を保護する抗張力体を備えた光ユニットと、この光ユニ
ットを配線するための支持線とを備えた光ドロップケー
ブルの製造方法であって、前記支持線と前記光ユニット
とを画成用介在部材により仕切り、前記支持線と前記光
ユニットを前記画成用介在部材により仕切られた区分の
うち対向する区分にそれぞれ配置し、他方の対向する区
分を空間とした状態で、前記支持線及び前記光ユニット
とを被覆により全体円形断面に覆うこと、を特徴とする
ものである。
【0014】従って、画成用介在部材を設け、この画成
用介在部材により仕切られた区分のうちの一方の対向す
る区分に光ファイバ及びこの光ファイバを保護する抗張
力体を備えた光ユニットと、この光ユニットを配線する
ための支持線とを各々配置し、また、他方の対向する区
分を空間として全体を円形断面となるように被覆で覆
う。
【0015】請求項4による発明の光ドロップケーブル
の製造方法は、請求項3記載の光ドロップケーブルの製
造方法において、前記支持線は前記被覆と一体化され、
前記光ユニットは前記被覆及び前記画成用介在部材から
分離可能に設けられていること、を特徴とするものであ
る。
【0016】従って、被覆を設ける際に支持線は被覆と
一体化されているが、光ユニットは被覆及び画成用介在
部材から分離可能に設けられている。
【0017】請求項5による発明の光ドロップケーブル
用取付金具は、通信用の光ファイバ及びこの光ファイバ
を保護する抗張力体を備えた光ユニットと、この光ユニ
ットを配線するための支持線とを画成用介在部材により
仕切ると共に、前記支持線及び前記光ユニットを対向す
る一方の区分にそれぞれ配置し、他方の区分を空間とし
て被覆により全体円形断面に覆われた光ドロップケーブ
ルを構造物に取付けるための光ドロップケーブル用取付
金具であって、前記画成用介在部材により仕切られた区
分のうち前記支持線及び前記光ユニットが配置されてい
ない対向する区分を押圧挟持すべく接近・離反自在の一
対の突起部と、この突起部を接近・離反させる移動手段
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0018】従って、光ドロップケーブルの画成用介在
部材により仕切られ対向する他方の区分の空間を、移動
手段により一対の突起部を互いに接近させて押圧するこ
とにより、光ドロップケーブルを挟持する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0020】(A)、まず、光ドロップケーブルについ
て説明する。図1には、この発明に係る光ドロップケー
ブル1が示されている。この光ドロップケーブル1で
は、通信用の光ファイバ3とこの光ファイバ3を保護す
る抗張力体5を備えた光ユニット7と、この光ユニット
7を配線するための支持線9とを備えている。
【0021】支持線9と光ユニット7は、画成用介在部
材としての例えば断面X形状のPE(ポリエチレン)製
のX形状介在部材11により仕切られており、このX形
状介在部材11により仕切られた区分のうち一方の対向
する区分にそれぞれ配置されている。そして、X形状介
在部材11により仕切られた支持線9及び光ユニット7
は全体円形断面となるようにPVCの被覆13により覆
われている。
【0022】支持線9はPVCの押出時に被覆13と一
体化されており、光ユニット7は被覆13及びX形状介
在部材11から分離可能に設けられている。また、X形
状介在部材11により仕切られた4つの区分のうち、支
持線9及び光ユニット7が配置されていない他方の区分
は空間15,17が設けられている。
【0023】このような光ドロップケーブル1を作製す
るには、支持線9と光ユニット7とをX形状介在部材1
1により仕切り、支持線9と光ユニット7をX形状介在
部材11により仕切られた区分のうちの一方の対向する
区分にそれぞれ配置した後、支持線9及び光ユニット7
とを被覆13により全体円形断面に覆う。この際、被覆
13を形成するPVCの押出し時には、PVCが支持線
9が配されている区分には入り込むようにすると共に、
他の3つの区分には入り込まないようにする。
【0024】以上の結果から、光ドロップケーブル1の
断面形状が円形なので、空力特性が向上し、風圧による
振動が抑制されて、断線事故が発生するのを防止するこ
とができる。また、円形断面なので、製造が容易になる
と共に巻き枠を従来よりも小さくすることができ、さら
に捩れにくいため敷設工事における取り扱い性も向上す
る。
【0025】さらに、左右に空間15,17があり、光
ユニット7は被覆13や仕切りから分離可能であるた
め、空間15,17に刃を入れることにより光ファイバ
3を傷付けることなく、容易に取り出すことができる。
また、光ドロップケーブル1を曲げても光ファイバ3に
歪や応力の発生を抑えることができるので、断線を防止
すると共にロスの発生を減少させることができる。
【0026】なお、X形状介在部材11の外径は、支持
線9の外形及び光ファイバ3の形態により、表1に示す
ようなサイズが好適である。
【0027】
【表1】
【0028】
【実施例A1】図2には、この発明に係る光ドロップケ
ーブル1の第1実施例が示されている。この光ドロップ
ケーブル1Aは2心光テープ型であり、支持線9に1.
2mmの鋼線を用いると共に、光ユニット7には2心光
テープ19を用い、抗張力体5には1200デニールの
アラミド繊維を用いている。また、X形状介在部材11
は厚さ4.0mmのLDPEで外径は4.0mmであ
る。そして、光ドロップケーブル1Aの被覆13はPV
Cにより外形6.0mmとなっている。
【0029】なお、支持線9は被覆13と一体化されて
おり、光ユニット7は被覆13及びX形状介在部材11
から分離可能となっていて、X形状介在部材11により
仕切られた対向する区分にそれぞれ配置されている。ま
た、支持線9及び光ユニット7が配置されていない対抗
する区分には、空間15,17が設けられている。
【0030】
【実施例A2】図3には、この発明に係る光ドロップケ
ーブル1の第2実施例が示されている。この光ドロップ
ケーブル1Bは光ユニットとして光コード21を用いた
1心光ドロップケーブルであり、支持線9に1.2mm
の鋼線を用いると共に、外形1.0mmの光コード21
を用いている。また、X形状介在部材11は厚さ0.5
mmのLDPEで外径は4.0mmである。そして、光
ドロップケーブル1Bの被覆13はPVCにより外形
6.0mmとなっている。
【0031】なお、支持線9は被覆13と一体化されて
おり、光コード21は被覆13及びX形状介在部材11
から分離可能となっていて、仕切り11により仕切られ
た対向する区分にそれぞれ配置されている。また、支持
線9及び光ユニット7が配置されていない対抗する区分
には、空間15,17が設けられている。
【0032】(B)、次に、図4を参照して上述した光
ドロップケーブル1用の取付金具23について説明す
る。この取付金具23は、光ドロップケーブル1の対向
する空間15,17を押圧して挟持するための一対の突
起部25、27と、この突起部25、27を接近・離反
自在に支持する移動手段29を有している。
【0033】従って、移動手段29により一対の突起部
25、27を接近させ、光ドロップケーブル1のX形状
介在部材11により仕切られている対向する一対の空間
15,17を押圧して、光ドロップケーブル1を挟持す
る。
【0034】以上の結果から、取付金具23を取付ける
のに従来のように支持線9を分離する作業を行う必要が
ないので、容易に短時間で光ドロップケーブル1を取付
けることができる。また、分離作業がないので、光ファ
イバ3の断線や強度低下を招くこともない。
【0035】
【実施例B1】図5(A),(B)には、この発明に係
る光ドロップケーブル用取付金具23の第1実施例が示
されている。この取付金具23Aはいわゆるネジ止め式
のものであり、移動手段としての一対のネジ部材31、
33を有し、このネジ部材31、33には左右一対の支
持アーム35L、35Rが相対的に接近・離反自在に設
けられている。
【0036】すなわち、図中右の支持アーム35Rはネ
ジ部材31、33のネジ部37に螺合しており、ネジ部
材31、33を回転させることにより左右方向へ移動自
在となっている。なお、ネジ部材31、33の頭部31
A、33Aは、手動で回しやすいように蝶ネジ状になって
いる。また、支持アーム35L、35Rの先端(図6
(A)において下端)には、光ドロップケーブル1を押
圧挟持するため先端が細い突起部25、27が設けられ
ている。
【0037】なお、一方のネジ部材31には、この取付
金具23を構造物等に引っ掛けるためのフック39が設
けられている。フック39としては、図6(B)に示す
ようにリング状のものや、図示はしないが構造物に引っ
掛けやすいL字状や、部分円弧状のものを設けても良い。
【0038】従って、光ドロップケーブル1を挟持する
場合には、突起部25、27を光ドロップケーブル1の
X形状介在部材11により形成されている左右の空間1
5,17に当て、ネジ部材31、33を回転させること
により右の支持アーム35Rを左の支持アーム35Lに
接近させ、両突起部25、27により空間15,17を
押圧して挟持する。
【0039】
【実施例B2】図6(A),(B)には、この発明に係
る光ドロップケーブル用取付金具23の第2実施例が示
されている。この取付金具23Bはいわゆるスライド式
のものであり、移動手段として、テーパー状に先端の巾
が小さくなっているガイドレール41と、このガイドレ
ール41の内部に摺動自在に設けられた一対のスライド
43L、43Rを有している。
【0040】ガイドレール41は、断面コ字状の左右の
側壁45L、45Rの間隔を、先端へ向かうにしたがっ
て狭くなるように連結されている。一方、スライド43
L、43Rは、ガイドレール41の内部に摺動自在に嵌
合する大きさ及び形状であり、内側の中央高さ位置には
光ドロップケーブル1挟持用の突起部25、27が各々
設けられている。スライド43L、43Rは各々独立の
ものであるが、共に連結部材47によりガイドレール4
1の内部から外部に突出してフック49に接続されてい
る。
【0041】従って、光ドロップケーブル1を挟持する
場合には、光ドロップケーブル1をスライド43L、4
3R及びガイドレール41を長手方向(図6(A)にお
いて左右方向)へ貫通するようにスライド43L、43R
の間に入れ、突起部25、27を光ドロップケーブル1
の仕切り11により形成されている左右の空間15、1
7に当てる。そして、フック49を前方(図6(A)に
置いて右方向)へ引っ張ることにより一対のスライド4
3L、43Rを互いに接近させ、突起部25、27によ
り光ドロップケーブル1を挟持する。
【0042】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる光ドロップケーブルでは、画成用介在部材により仕
切られた区分のうち対向する区分に光ファイバ及びこの
光ファイバを保護する抗張力体を備えた光ユニットと、
この光ユニットを配線するための支持線とを各々配置
し、全体を円形断面となるように被覆で覆うので、空力特
性が向上して風圧による振動が低減され、断線事故を防
止することができる。また、円形断面なので、製造時及び
敷設時の取扱い性が良くなると共に、巻き枠のサイズを
小さくすることができる。
【0044】また、画成用介在部材により仕切られた区
分のうち、支持線及び光ユニットが配置されていない区
分は空間となっているので、この空間部分に刃を入れる
ことにより光ファイバを傷付けることなく容易に取り出
すことができる。
【0045】請求項2の発明による光ドロップケーブル
では、支持線は被覆を設ける際に一体化されているが、
光ユニットは被覆及び画成用介在部材から分離可能に設
けられているので、光ファイバを容易に取り出すことが
できる。また、光ファイバを収納している区分にクリア
ランスがあるので、光ドロップケーブルを曲げても光フ
ァイバに歪や応力がかかりにくく、ロス増や断線を防止
することができる。
【0046】請求項3の発明による光ドロップケーブル
の製造方法では、画成用介在部材を設け、この画成用介
在部材により仕切られた区分のうち対向する区分に光フ
ァイバ及びこの光ファイバを保護する抗張力体を備えた
光ユニットと、この光ユニットを配線するための支持線
とを各々配置し、全体を円形断面となるように被覆で覆
うので、空力特性が向上して風圧による振動が低減され、
断線事故を防止することができる。また、円形断面なの
で、製造時及び敷設時の取扱い性が良くなると共に、巻
き枠のサイズを小さくすることができる。
【0047】また、画成用介在部材により仕切られた区
分のうち、支持線及び光ユニットが配置されていない区
分は空間となっているので、この空間部分に刃を入れる
ことにより光ファイバを傷付けることなく容易に取り出
すことができる。
【0048】請求項4の発明による光ドロップケーブル
の製造方法では、被覆を設ける際に支持線は被覆と一体
化されているが、光ユニットは被覆及び仕切りから分離
可能に設けられているので、光ファイバを容易に取り出
すことができる。また、光ファイバを収納している区分
にクリアランスがあるので、光ドロップケーブルを曲げ
ても光ファイバに歪や応力がかかりにくく、ロス増や断
線を防止することができる。
【0049】請求項5の発明による光ドロップケーブル
用取付金具では、光ドロップケーブルの画成用介在部材
により仕切られ対向する区分の空間を、移動手段により
一対の突起部を接近させて押圧することにより、光ドロ
ップケーブルを挟持するので、支持線を分離する作業が
なく、短時間で容易に光ドロップケーブルを挟持するこ
とができる。また、分離作業がないため、光ファイバの断
線や強度低下を防止することができる。さらに、空間部
が押圧されるだけなので、光ファイバに不要な力が作用
するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ドロップケーブルの実施の形
態を示す断面図である。
【図2】この発明に係る光ドロップケーブルの第1実施
例を示す断面図である。
【図3】この発明に係る光ドロップケーブルの第2実施
例を示す断面図である。
【図4】この発明に係る光ドロップケーブル用取付金具
の実施の形態を示す断面図である。
【図5】(A),(B)は、この発明に係る光ドロップ
ケーブル用取付金具の第1実施例を示す側面図及び平面
図である。
【図6】(A),(B)は、この発明に係る光ドロップ
ケーブル用取付金具の第2実施例を示す平面図及び側面
図である。
【図7】従来の光ドロップケーブルの例を示す断面図で
ある。
【図8】光ドロップケーブルの配線状態を示す説明図で
ある。
【図9】(A),(B)は、従来の光ドロップケーブル
用取付金具を示す平面図及び正面図である。
【符号の説明】
1 光ドロップケーブル 3 光ファイバ 5 抗張力体 7 光ユニット 9 支持線 11 X形状介在部材(画成用介在部材) 13 被覆 15 空間 23 取付金具 25、27 突起部 29 移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 7/02 H02G 7/02 301K 301 G02B 6/00 351

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信用の光ファイバ及びこの光ファイバ
    を保護する抗張力体を備えた光ユニットと、この光ユニ
    ットを配線するための支持線とを備えた光ドロップケー
    ブルであって、 前記支持線と前記光ユニットとを仕切る画成用介在部材
    と、この画成用介在部材により仕切られた区分のうちの
    一方の対向する区分にそれぞれ配置された前記支持線及
    び前記光ユニットと他の対向する区分の空間とを全体円
    形断面に覆う被覆とを備えてなること、を特徴とする光
    ドロップケーブル。
  2. 【請求項2】 前記支持線は前記被覆と一体化され、前
    記光ユニットは前記被覆及び前記仕切りから分離可能に
    設けられていること、を特徴とする請求項1記載の光ド
    ロップケーブル。
  3. 【請求項3】 通信用の光ファイバ及びこの光ファイバ
    を保護する抗張力体を備えた光ユニットと、この光ユニ
    ットを配線するための支持線とを備えた光ドロップケー
    ブルの製造方法であって、 前記支持線と前記光ユニットとを画成用介在部材により
    仕切り、前記支持線と前記光ユニットを前記画成用介在
    部材により仕切られた区分のうちの一方の対向する区分
    にそれぞれ配置し、他方の対向する区分を空間とした状
    態で、前記支持線及び前記光ユニットとを被覆により全
    体円形断面に覆うこと、を特徴とする光ドロップケーブ
    ルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記支持線は前記被覆と一体化され、前
    記光ユニットは前記被覆及び前記画成用介在部材から分
    離可能に設けられていること、を特徴とする請求項3記
    載の光ドロップケーブルの製造方法。
  5. 【請求項5】 通信用の光ファイバ及びこの光ファイバ
    を保護する抗張力体を備えた光ユニットと、この光ユニ
    ットを配線するための支持線とを画成用介在部材により
    仕切ると共に、前記支持線及び前記光ユニットを対向す
    る一方の区分にそれぞれ配置し、他方の区分を空間とし
    て被覆により全体円形断面に覆われた光ドロップケーブ
    ルを構造物に取付けるための光ドロップケーブル用取付
    金具であって、 前記空間を押圧挟持すべく接近・離反自在の一対の突起
    部と、この突起部を接近・離反させる移動手段と、を備
    えてなることを特徴とする光ドロップケーブル用取付金
    具。
JP2001292580A 2001-09-25 2001-09-25 光ドロップケーブル及びこの光ドロップケーブルの製造方法並びに光ドロップケーブル用取付金具 Pending JP2003098411A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007272098A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 光ファイバケーブル

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