JP2003098280A - 時刻情報提供システム及び時刻情報提供方法 - Google Patents

時刻情報提供システム及び時刻情報提供方法

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JP2003098280A
JP2003098280A JP2001292778A JP2001292778A JP2003098280A JP 2003098280 A JP2003098280 A JP 2003098280A JP 2001292778 A JP2001292778 A JP 2001292778A JP 2001292778 A JP2001292778 A JP 2001292778A JP 2003098280 A JP2003098280 A JP 2003098280A
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JP2001292778A
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Kimitoku Sugauchi
公徳 菅内
Atsushi Tsunehiro
敦 常弘
Kenichi Yoshida
健一 吉田
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークから受信したデータに精度の高
い時刻情報を押印する場合、時刻情報のデータサイズが
大きくなり、時刻情報を押印する処理に要する負荷が大
きい。 【解決手段】 時刻情報を押印する装置は必要とされる
時刻情報の一部をデータに付加し、これを受信装置に送
信する。受信装置では、データに付加された時刻情報と
受信装置上で得られる時刻情報を基に時刻情報を作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークから
受信した情報に時刻情報を関連付けて提供するための装
置、及び時刻情報の提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク上の装置が時刻情報を取得
するプロトコルとしては、RFC1305等のNetwork Time Pr
otocolが規定されている。このプロトコルは、タイムサ
ーバ装置から時刻情報を取得する手順を取り決めてい
る。タイムサーバ装置は、ネットワーク上のさまざまな
場所に存在し、タイムサーバ装置間で階層構造をもつこ
とにより、複数のタイムサーバ装置間で同期の取れた時
刻情報を生成することができる。
【0003】時刻情報の生成方法としてはGPS(Global P
ositioning System)を用いた方法がある。図1がGPSを
用いたシステムの構成である。装置(101,102)
は、人工衛星(110)から送られてくる信号を受信す
るための受信機(105,106)を持つ。そして、人
工衛星から送られる定期的な信号に含まれる高同期精度
の時刻情報と装置内の内部クロックとの同期を取ること
により、タイムサーバ装置から取得する時刻情報より高
精度の、数マイクロ秒単位の精度の時刻情報を生成する
ことが出来る。
【0004】こうして取得または生成した時刻情報は様
々な個所で用いられる。近年では、ネットワーク上に流
れたトラフィックの品質を算出するために、計測装置に
時刻情報を取得または生成する手段を持たせ、図1のよ
うに2つの計測装置(101,102)間を流れるパケ
ットを捕捉して時刻情報を追加し、転送時間やパケット
のロスを計測する方法が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネット
ワーク上では短時間に大量のパケットが高速に転送され
るため、ネットワークトラフィックの計測などでは非常
に精度の高い時刻情報が必要となる。このため、GPS等
を利用して下位の単位まで精度の高い時刻情報を生成す
る必要があり、時刻情報のデータ量は大きくなる。その
結果、パケットに時刻情報を追加するために要する時間
が長くなり、パケットに時刻情報を追加するために必要
な領域も大きくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、パケットに時
刻情報を追加若しくは付加する時刻情報押印処理の時間
を短縮するために、第一の装置が有する高精度の時刻情
報と第二の装置が有する低精度の時刻情報を組み合わせ
て用いる。捕捉したパケットに時刻情報を押印する場合
は、第一の装置が高精度の時刻情報を用いて、低精度の
時刻情報で保証できる範囲外の時刻情報を押印する。そ
して、第一の装置は時刻情報を押印したパケットを第二
の装置に送信する。第二の装置では、受信したパケット
に押印された時刻情報と自装置が有する低精度の時刻情
報とを利用して、第一の装置においてはパケットに押印
されていない時刻情報を含む高精度な時刻情報を生成す
ることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。まず、本発明の第一の実施例を
図2から図9を用いて説明する。
【0008】図2は、時刻情報押印方法を適用した計測
システムの一構成例を示す。本計測システムでは、ネッ
トワーク装置(31、32)間のトラフィックを構成す
るパケットを捕捉するものとする。トラフィックを計測
するために、2つのネットワーク装置の間にハブやスプ
リッタなどの分岐装置(40)を挿入し、トラフィック
を構成するパケットを計測装置(20)に複写もしくは
転送する。もしくは、ネットワーク装置(31,32)
のいずれかから直接、通過するパケットを受信する方法
もある。
【0009】本計測システムは、パケットを捕捉して時
刻情報を押印する計測装置(20)と、計測装置(2
0)が捕捉したパケットを時刻情報と対応付けて格納す
るキャプチャデータ格納装置(10)とをネットワーク
(1)を介して接続した構成を有する。
【0010】計測装置(20)は、パケットを捕捉する
ための通信制御装置1(21)、捕捉したパケットにタ
イムスタンプを押印するタイムスタンプ押印装置(2
2)、GPSの人工衛星から高精度の時刻情報を受信
し、受信した時刻情報に基づいて、自装置が有する内部
クロックを利用した時刻タイマを用いて高精度の時刻情
報を生成し、生成した時刻情報を提供する時刻情報提供
装置(23)、タイムスタンプを押印したパケットをキ
ャプチャデータ格納装置(10)に送信するための通信
制御装置2(24)を有する。
【0011】キャプチャデータ格納装置(10)は、時
刻情報が付与されたパケットを計測装置(20)から収
集するための通信を制御する通信制御装置(11)、プ
ログラム処理のための演算領域および結果の格納領域と
して使用するワークメモリ(12)、計測装置(20)
から収集したパケットを格納するデータベース(1
3)、プログラムメモリ(14)と、プログラムメモリ
に格納されたプログラムの実行や、プログラムメモリや
データベースへのアクセスを制御する中央処理装置(CP
U)(15)を有する。
【0012】プログラムメモリ(14)には、計測装置
(20)から収集したパケットに時刻情報を押印してハ
ードディスク(13)に格納するパケット格納プログラ
ム(141)、他のアプリケーションプログラムが収集
されたパケットにアクセスできるようにするための計測
収集パケット提供プログラム(142)、タイムサーバ
装置(50)から受信した低精度時刻情報を基に低精度
の時刻情報を提供する時刻情報提供プログラム(14
4)などのさまざまな計測プログラムが格納される。計
測収集パケット提供プログラム(142)の中には、計
測装置から受信したパケットに付加されている時刻情報
を基に、必要十分な時刻情報を生成する時刻情報生成処
理部(143)が含まれる。
【0013】通信制御装置(11)は、ネットワーク上
に存在するタイムサーバ(50)との通信も制御する。
キャプチャデータ格納装置(10)は通信制御装置(1
1)を用いて、低精度の時刻情報をタイムサーバ(5
0)から取得する。尚、人工衛星から計測装置(20)
が受信する高精度の時刻情報と、タイムサーバからキャ
プチャデータ格納装置(10)が受信する低精度の時刻
情報とは、キャプチャデータ格納装置(10)が受信す
る低精度の時刻情報で保証できる精度においては同期が
とれている。
【0014】計測装置(20)の他の構成として、パケ
ット捕捉用の通信制御装置1(21)とタイムスタンプ
を押印したパケットを転送する通信制御装置2(24)
は同じ通信制御装置を用いてもよい。また、計測装置
(20)の他の構成として、計測装置(21)のタイム
スタンプ押印装置(22)は、キャプチャデータ格納装
置(10)と同様にソフトウェア処理としても良い。
【0015】また、キャプチャデータ格納装置(10)
の他の構成として、通信制御装置(11)は、タイムサ
ーバ(50)との通信と、計測装置(20)との通信に
共用するのではなく、計測装置(20)のように夫々の
通信用に通信制御装置を持っても良い。
【0016】さらに、他のシステム構成として、キャプ
チャデータ格納装置(10)と計測装置(20)をネッ
トワーク(1)を介した別々の装置とするのではなく、
キャプチャデータ格納装置(10)と計測装置(20)
を一つの装置内の別モジュールとして実装してもよい。
計測装置(20)の通信制御装置2(24)とキャプチ
ャデータ格納装置(10)の通信制御装置(11)は、
例えば内部通信路によって接続されていても良い。この
ようなシステム構成の場合、キャプチャデータ格納装置
(10)の通信制御装置(11)とは別に、タイムサー
バとの通信用に通信制御装置が必要となる。
【0017】さらに、他のシステム構成として、複数の
計測装置(20)が一のキャプチャデータ格納装置(1
0)にネットワークを介して接続する構成としても良
い。
【0018】次に本実施例における計測装置(20)の
動作について説明する。
【0019】図3は、計測装置(20)の処理の概要を
示すフローチャートである。計測装置(20)が起動す
ると、時刻情報提供装置(23)は自装置が有する時刻
カウンタを用いて、人工衛星より送られてくる時刻情報
と同期が取れた時刻情報を生成する(301)。通信制
御装置1(21)は、ネットワークに流れるパケットを
捕捉するために受信待ちをする(302)。通信制御装
置1(21)はパケットを受信する(303)と、その
パケットをタイムスタンプ押印装置(22)に送信す
る。タイムスタンプ押印装置(22)はパケットを受信
すると、時刻情報提供装置(23)に現在の時刻情報を
問い合わせる。時刻情報提供装置(23)は自装置が有
する時刻カウンタの値を時刻情報としてタイムスタンプ
押印装置(22)に渡し、タイムスタンプ押印装置(2
2)は受け取った時刻情報をパケットに付与する(30
4)。その後、タイムスタンプ押印装置(22)は、通
信制御装置2(24)を介してタイムスタンプ付きのパ
ケットをキャプチャデータ格納装置(10)に転送する
(305)。
【0020】図4は、時刻情報提供装置(23)で精度
の高い時刻情報を生成するための処理概要を表したフロ
ーチャートであり、図5は、その処理概要を時間の流れ
に沿って表したものである。
【0021】時刻情報提供装置(23)はGPSの人工衛
星から定期的に送られてくる精度の高い時刻情報を受信
する。たとえば、年,月,日,時,分,秒情報(50
1)を1秒間隔で受信する(401,502)。そし
て、時刻情報提供装置(23)は、受信した時刻情報の
秒情報を解析して秒情報の1の位を保持する(40
2)。例えば受信した時刻情報が2001年2月11日18
時1分13秒(503)であれば、保持される値は3
(504)である。
【0022】その後、時刻情報提供装置(23)は、人
工衛星から時刻情報を受信する毎に(403)保持した
値に1加算し(404)、加算された値が9であるかを
判断する(405)。保持している秒情報が9であれ
ば、次の時刻情報を人工衛星から受信した時に(40
6,506)、内部クロックを利用した時刻カウンタ
(510)を起動させる(407)。以後時刻カウンタ
は人工衛星からの時刻情報の受信間隔より小さい間隔
(例えば1マイクロ秒間隔)でカウントアップされてい
く(511)。また保持している秒情報は、0にリセッ
トされる(408,507)。
【0023】時刻情報提供装置(23)は、その後も人
工衛星から時刻情報を受信すると(409)保持された
秒情報に1加算し(410)、その結果が9であるかを
判断する(411)。保持された秒情報が9である場
合、次の時刻情報(508)を人工衛星から受信した時
に(412)時刻カウンタをリセットする(413,5
12)。時刻カウンタをリセットすることにより、例え
ば時刻カウンタが32ビット長のカウンタであれば、2
の32乗の値(4294967296)までカウントで
きるため、1マイクロ秒単位でカウントしたとしても、
10秒ごとにカウンタをリセットすればカウンタ自身が
オーバーフローを起こすことはない。
【0024】尚、本実施例では、時刻情報提供装置(2
3)は人工衛星から1秒間隔で秒単位までの時刻情報を
受信しているが、受信した時刻情報は、秒単位以下の、
時刻カウンタがカウントアップされる間隔(本実施例の
例では1マイクロ秒間隔)での精度が保証されている。
従って人工衛星から時刻情報を受信するタイミングに合
わせて起動される時刻カウンタは、人工衛星から受信す
る時刻情報と同程度に高精度な時刻情報を生成すること
となる。
【0025】以上の処理により、時刻情報提供装置(2
3)は、内部クロックを利用した時刻カウンタ(51
0)がカウントを開始した時から精度の高い時刻情報を
生成することができる。そしてタイムスタンプ押印装置
(22)から時刻情報を要求されると、時刻情報提供装
置(23)は時刻カウンタの値を時刻情報として提供す
るので、タイムスタンプ押印装置(22)は捕捉された
パケットに時刻カウンタの値を付与することになる。
【0026】以上図3から図5に示す処理により、計測
装置(20)は、精度の高い時刻情報である時刻カウン
タの一部の値をパケットに付与し、このパケットをキャ
プチャデータ格納装置(10)に送信する。
【0027】次に、キャプチャデータ格納装置の動作に
ついて説明する。
【0028】図6はキャプチャデータ格納装置の起動時
の動作を示すフローチャートである。時刻情報提供プロ
グラム(144)は、Network Time Protocol などの汎
用的な時刻同期プロトコルを用いて、タイムサーバ装置
(50)等から時刻情報を取得し、この時刻情報に基づ
いて時刻合わせを行う(601)。尚、タイムサーバ装
置(50)から取得する時刻情報は、人工衛星が送信し
ている時刻情報より精度が低いので、時刻情報提供プロ
グラム(144)が時刻合わせをして得た時刻情報は計
測装置(20)の時刻カウンタが生成する時刻情報より
精度が低い。通信制御装置(11)が計測装置からパケ
ットを受信すると、パケット格納プログラム(141)
にパケットが転送される(602)。パケット格納プロ
グラム(141)は、時刻情報提供プログラム(14
4)から時刻情報得てパケットに押印し(603)、デ
ータベース(13)に格納する(604)。
【0029】図7はパケット格納プログラム(141)
によって受信されたパケット(701)を拡張したもの
である。パケット格納プログラム(141)によって受
信されるパケットは、計測装置(20)で時刻カウンタ
によるカウントが開始された後に、計測装置(20)が
キャプチャデータ格納装置(10)に送信したものであ
る。
【0030】パケット格納プログラム(141)は受信
したパケット(701)に時刻情報提供プログラム(1
44)から得る時刻情報2(702)を付与する。付与
される時刻情報は、時刻情報提供プログラム(144)
が時刻合わせを行って、タイムサーバ装置から取得する
時刻情報と同期を取った時刻情報である。付与される時
刻情報は、例えば、計算機内で良く用いられる1977
年1月1日0時0分0秒から1秒毎にカウントされた値
等でも良いし、年月時分秒を夫々整数表記したものでも
良い。
【0031】パケット格納プログラムは、通信装置(1
1)を介して計測装置から受信した時刻情報付のパケッ
トに、更に時刻情報提供プログラム(144)から得る
時刻情報2を付与したパケットデータを、データベース
(13)に格納する。計測収集パケット提供プログラム
(142)は、ユーザ又は他のアプリケーションプログ
ラムの要求に応じて、データベース(13)に格納され
たパケットを取得し、時刻情報生成処理部(143)を
実行することにより必要な時刻情報を生成して、生成し
た時刻情報とパケットデータとをアプリケーションに提
供する。
【0032】図8は、計測収集パケット提供プログラム
(142)の中の時刻情報生成処理部(143)の処理
概要を示したフローチャートである。時刻情報生成処理
部(143)は、計測収集パケット提供プログラム(1
42)がデータベース(13)から取得したパケットか
ら、計測装置(20)で押印した時刻情報(703)
と、キャプチャデータ格納装置(10)上で押印した時
刻情報(702)を検索する(801)。そして2つの
時刻情報の秒情報の1の位を比べる(802)。両方の
秒情報の1の位が同じ値である場合には、2つの情報を
組み合わせた時刻情報を年より始まる時刻情報とし、ユ
ーザアプリケーションに捕捉したパケットと共に提供す
る(803)。
【0033】両方の秒情報の1の位が異なる値である場
合には、計測装置(20)で押印された秒情報を採用す
る。そして計測装置(20)で押印された秒情報の1の
位の値から、キャプチャデータ格納装置(10)で押印
された秒情報の1の位の値を減算する。但し一方の秒情
報の1の位の値が0であり、他方の秒情報の1の位が5
以上の値なら、1の位の値が0である方の秒情報の1の
位の値は10とみなして減算する。そして、減算結果
を、キャプチャデータ格納装置(10)で押印された時
刻情報に加算する(804)。時刻情報生成処理部(1
43)は、計測装置(20)で押印された時刻情報と、
加算後のキャプチャデータ格納装置(20)で押印され
た時刻情報との組み合わせにより得られる情報を、年よ
り始まる時刻情報とし、ユーザアプリケーションに捕捉
したパケットと共に提供する(803)。
【0034】例えば、図9の(a)に示すように計測装
置(20)上で押印された時刻情報(905)が、8秒
999999であるならば、キャプチャデータ格納装置
(10)上で押印された時刻情報(904)の秒情報が
19秒であったとしても、アプリケーションに通知され
る時刻情報は、2001年2月6日10時30分18秒
999999秒(906)となる。
【0035】また図9の(b)に示すように、キャプチ
ャデータ格納装置(10)で押印された時刻情報(90
7)の秒情報が00秒であり、計測装置(20)で押印
された時刻(908)が9秒999999であるなら
ば、アプリケーションに通知される時刻情報は2001
年2月6日10時39分59秒999999(909)
と補正される。
【0036】この様に、計測装置(20)で押印された
時刻情報と、キャプチャデータ格納装置(10)で押印
された時刻情報とを組み合わせることにより、アプリケ
ーションプログラムが必要としている時刻情報を生成で
きるのは、計測装置(20)の時刻カウンタが生成する
高精度の時刻情報と、キャプチャデータ格納装置(1
0)がタイムサーバ装置から取得した時刻情報と同期を
取った低精度の時刻情報とが、低精度の時刻情報で保証
できる精度で同期がとれているからである。
【0037】以上により、計測装置が捕捉したパケット
に時刻情報を押印する場合に、アプリケーションプログ
ラムが必要とする時刻情報の一部分のみを押印しても、
キャプチャデータ装置上で残りの時刻情報を補充するこ
とができる。従って計測装置が捕捉したパケットに押印
すべき時刻情報のデータ量が減少し、計測装置が押印の
ために要する時間は短縮される。また、計測装置が時刻
情報を押印するために要する領域も小さくなる。従って
計測装置における時刻押印処理の負荷を軽減することが
出来る。
【0038】尚、本実施例では時刻情報生成処理部(1
43)は、計測収集パケット提供プログラム(142)
の一部として構成しているが、時刻情報生成処理部(1
43)を計測収集パケット提供プログラム(142)と
は独立に構成してもよい。この場合、パケット格納プロ
グラム(141)が時刻情報提供プログラム(144)
から時刻情報を受け取った直後に、時刻情報生成処理部
(143)が時刻生成処理を実行し、生成した時刻情報
をパケットに追加してデータベース(13)に格納す
る。また、計測収集パケット提供プログラム(142)
は、データベース(13)に格納されたパケットデータ
をそのままユーザアプリケーションに提供する。また、
パケット格納プログラム(141)はデータベース(1
3)にパケットを格納しないでユーザアプリケーション
に時刻情報を付加したパケットを直接提供することも出
来る。
【0039】次に、本発明の第二の実施例を図5および
図10から図12を用いて説明する。
【0040】図10は、他のシステム構成例を示す。本
システムは図2に示す構成に加え、更にキャプチャパケ
ット格納装置(10)のプログラムメモリ(14)の中
に計測装置(20)で付加される時刻情報のサイクルを
指定する時刻周期情報設定プログラム(145)をも
つ。
【0041】次に、本構成に基づくシステムの動作につ
いて説明する。時刻周期情報設定プログラム(145)
は、計測装置(20)から起動通知を受信した場合に、
計測装置(20)に対して同期識別子を通知する。本実
施例では、同期識別子は0か1の値を持ち、0であると
きは、計測装置(20)が10秒周期の時刻カウンタを
用いて時刻情報を押印することを示し、1であるとき
は、60秒周期の時刻カウンタを用いて押印することを
示す。どの同期識別子を通知するかは、計測装置(2
0)からキャプチャパケット格納装置(10)までのパ
ケットの転送時間に基づき、転送時間が10秒以内であ
れば同期識別子を0に、10秒以上であれば1と判断す
る。転送時間は、キャプチャパケット格納装置が起動通
知を受信した際に、Ping等転送時間を計測するための情
報を計測装置(20)に対して送信し、計測装置がこの
情報をキャプチャデータ格納装置(10)に返送してく
るまでの時間を計測することによって計ることができ
る。また時刻周期情報設定プログラム(145)は、予
め計測装置(20)毎に決められている同期識別子を通
知する構成としてもよい。
【0042】図11は計測装置(20)の処理概要を表
すフローチャートである。計測装置(20)が起動する
と、時刻情報提供装置(24)はキャプチャデータ格納
装置(10)に対して起動通知を行い、同期識別子を受
信する(1101)。以後、第一の実施例と同様に、時
刻情報提供装置が人工衛星から送られてくる時刻情報と
同期が取れた時刻情報を時刻カウンタを用いて生成する
(1102)が、時刻カウンタ(510)の開始タイミ
ングと時刻カウンタのリセット・タイミングが、キャプ
チャデータ格納装置(10)から受信した同期識別子に
依存する。すなわち、同期識別子が0であれば、第一の
実施例と同じであるが、同期識別子が1である場合には
時刻情報提供装置(23)に保持される秒情報は59ま
でカウントアップされ、その次の時刻情報を人工衛星か
ら取得した際に時刻カウンタがカウントを開始し、保持
している秒情報のリセットが行われる。以後60秒間隔
で、時刻カウンタはリセットされることになる。
【0043】時刻カウンタの値は、第一ビット目が同期
識別子の値となるよう設定する。例えば、時刻カウンタ
が32ビット長であれば、60秒ごとにリセットされる
時刻カウンタがリセットされたときのカウンタの値は10
000000000000000000000000000000(10進で21474
83648)となり、時刻カウンタは1マイクロ秒毎に
カウントアップされる。
【0044】以後、第一の実施例と同様に、通信制御装
置1(21)がパケットを受信すると、受信パケットを
タイムスタンプ押印装置(22)に送る(1103)。
タイムスタンプ押印装置(22)は時刻情報提供装置
(23)から得た時刻情報をパケットに押印し、通信制
御装置2(24)を介してキャプチャデータ格納装置
(10)に送信する(1104)。
【0045】図12は、計測装置(20)が送信するパ
ケットに付与される時刻情報のフォーマットであり、3
2ビットの時刻情報(1201)において最初の1ビッ
ト(1202)が同期識別子の格納領域となる。
【0046】本実施例では、キャプチャデータ格納装置
(10)への起動の通知は時刻情報提供装置(23)が
行っているが、別な処理方式として、タイムスタンプ押
印装置(22)がキャプチャデータ格納装置(10)に
起動通知を行い、同期識別子を受信し、これを時刻情報
提供装置(23)に通知する方法もある。
【0047】さらに受信パケットへ時刻情報を付加する
他の方法として、時刻カウンタの値の第一ビット目に同
期識別子の値を設定せず、時刻カウンタが10秒間隔で
リセットされる場合も60秒間隔でリセットされる場合
も時刻カウンタの第一ビットが0の状態からカウントア
ップするよう構成することもできる。この場合には、時
刻情報提供装置(23)はタイムスタンプ押印装置(2
2)に時刻カウンタの値を提供し、タイムスタンプ押印
装置(22)が、パケットに時刻情報を挿入するとき
に、同期識別子を基に時刻情報の最初の1ビットを1に
するか0にするかを判断する。
【0048】次に計測装置(20)から時刻情報付きパ
ケットを受信したあとのキャプチャデータ格納装置(1
0)の処理概要について説明する。キャプチャデータ格
納装置(10)は、時刻情報つきパケットを受信する
と、第一の実施例と同様に時刻情報提供プログラム(1
44)から時刻情報を取得し、パケットに時刻情報を付
加し、データベース(13)に格納する。
【0049】計測収集パケット提供プログラム(14
2)は上位アプリケーションからの要求にしたがって第
一の実施例と同様の処理を実行する。つまり、時刻情報
生成処理部(143)が計測装置(20)で押印した時
刻情報とキャプチャデータ格納装置(10)で押印した
時刻情報を組み合わせた時刻情報を作成し、計測収集パ
ケット提供プログラム(142)は作成された時刻情報
とパケットデータを上位アプリケーションに提供する。
ただし、時刻情報生成処理部(143)が時刻情報を作
成するとき、計測装置(20)上で押印された時刻情報
の第1ビット目を調べることにより、計測装置で押印さ
れた時刻情報とキャプチャデータ格納装置で押印された
時刻情報の減算の計算方法を変える。すなわち、計測装
置(20)上で押印された時刻情報の第1ビット目が0
であれば、時刻情報の減算は秒情報の1の位の値のみで
行われ、1であれば、減算は秒情報全体の値で行われ
る。
【0050】以上の構成により、キャプチャデータ格納
装置は、計測装置からネットワークを介してパケットを
受信する場合に生ずる伝送遅延の影響を受けることな
く、計測装置から離れた位置に接続していても、正確な
時刻情報を生成できる。
【0051】次に、本発明の第三の実施例を図13から
図15を用いて説明する。本実施例は、本発明を用いて
オークション等で入札順序を管理する方法に関する。
【0052】図13は本実施例のシステム構成である。
本システムは第二の実施例の構成に類似している。オー
クション・オーナーは入札を管理する入札管理サーバ
(1310)を持ち、入札者はネットワーク(130
1)を介して入札管理サーバ(1310)と接続されて
いる専用のネットワーク端末である入札装置(132
0)を持つ。入札者は入札装置(1320)を介して入
札情報を入札管理サーバ(1310)に送信する。入札
管理サーバ(1310)は第一もしくは第二の実施例に
おけるキャプチャデータ格納装置(10)に相当する。
第一もしくは第二の実施例における計測装置(20)
は、入札装置(1320)の一部の機能に該当する。
【0053】入札管理サーバ(1310)の構成は、第
二の実施例のキャプチャデータ格納装置と類似してお
り、プログラムメモリ(14)内には、入札情報を時刻
情報付でデータベースに格納するパケット格納プログラ
ム(1341)、収集した入札情報を入札アプリケーシ
ョンに提供する計測収集パケット提供プログラム(13
42)、入札管理サーバ上で低精度の時刻情報を提供す
る時刻情報提供プログラム(1344)が格納される。
計測収集パケット提供プログラム(1342)には、入
札アプリケーションに提供する時刻情報を作成する時刻
情報生成処理部(1343)が含まれる。
【0054】入札装置(1320)は第二の実施例の計
測装置に類似しており、入札情報に時刻情報を付与する
タイムスタンプ押印装置(1323)、GPSなどを用
いて精度の高い時刻情報を生成する時刻情報提供装置
(1324)、入札情報を入札管理サーバに送信するた
めの通信制御装置(1325)、ユーザからの要求を受
け付けるためのマウス(1326)、キーボード(13
27)、表示装置(CRT)(1328)、及びそれらを制
御する入出力制御装置(1329)、入札情報を作成す
る入札オーダ処理装置(1330)を持つ。
【0055】次に、本実施例のシステムの動作について
説明する。図14は入札装置(1320)の処理概要を
表すフローチャートである。入札装置(1320)が起
動したときは、第二の実施例の計測装置(20)が起動
したときと同じように、時刻情報提供装置(1323)
が起動通知を入札管理サーバ(1310)に通知し、同
期識別子を取得する(1401)。合わせてGPSを用
いて人工衛星から受信する時刻情報と同期がとれた高精
度の時刻情報を生成し、時刻情報を押印する準備をする
(1402)。入札装置は、時刻情報提供装置の時刻カ
ウンタがカウントアップを開始したときに、入札者から
の入札の受け付けを可能とする(1403)。入札者は
入札装置(1320)の入札オーダ処理装置(133
0)から、表示装置(1328)を介して入札対象の情
報を取得することができる。入札者が取得した情報に基
づいて価格や購入方法などの入札条件を入力すると、入
札オーダ処理装置(1330)はこれを受信して入札情
報を作成し、タイムスタンプ押印装置(1323)に転
送する(1404)。タイムスタンプ押印装置(132
3)は、第一の実施例と同様に、入札情報に時刻情報提
供装置(1324)から得た時刻情報を押印し、入札管
理サーバに送信する(1405)。入札情報に付加する
時刻情報は、第二の実施例と同様に入札情報の後につけ
てもよいし、入札オーダ処理装置(1330)が予め時
刻情報の格納場所を指定し、タイムスタンプ押印装置
(1323)は、その決められた格納位置に時刻情報を
格納してもよい。
【0056】次に入札情報を受信した入札管理サーバ
(1310)の処理概要について説明する。入札管理サ
ーバ(1310)では、時刻情報の含まれた入札情報を
受信すると、第二の実施例と同様にパケット格納プログ
ラム(1342)が、時刻情報提供プログラム(134
5)から時刻情報を取得して、これを受信した入札情報
に押印し、データベース(13)に格納する。計測収集
パケット提供プログラム(1342)は、上位アプリケ
ーションからの要求にしたがって第二の実施例と同様の
処理により時刻情報生成処理部(1343)を用いて時
刻情報を作成し、作成した時刻情報と入札情報を上位ア
プリケーションに提供する。従って、上位アプリケーシ
ョンは、正確な入札時刻情報を知ることができ、正しい
入札順序を知ることができる。
【0057】以上の構成によれば、入札者が有する入札
装置で入札情報に付与すべき時刻情報のデータ量が減少
するため、入札装置が時刻情報の押印処理に要する時間
が短縮され、時刻情報の押印処理に要する負荷が軽減さ
れる。また、入札装置から入札管理サーバに送信される
時刻情報付きの入札情報のデータ量も減少するため、ネ
ットワークのトラフィック量が軽減される。
【0058】図15は第三の実施例の他のシステム構成
例を表したものである。入札管理サーバ(1310)は
変わらないが、入札装置(1350)は、入札オーダ処
理装置(1330)、通信制御装置、入出力制御装置
と、キーボードやマウス、表示装置等の入出力装置のみ
をもつ。それ以外の構成要素は、ゲートウェイ装置(1
360)として新たな装置を置き、この装置に時刻情報
提供装置(1324),タイムスタンプ押印装置(13
23)を持たせた構成である。本システム構成では、入
札装置(1350)とゲートウェイ装置(1360)が
各々の通信制御装置を介して通信することにより、第三
の実施例における入札装置(1350)に相当する処理
を実行する。このような構成にすることにより、入札装
置が専用の装置である必要はなくなる。
【0059】
【発明の効果】本発明により、パケットに時刻情報を押
印する際の処理速度の向上,処理負荷の軽減がはかれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】GPSを用いて時刻情報を生成するネットワーク
システムの一例を表した図である。
【図2】システム構成の一例を表す図である。
【図3】計測装置の処理概要の一例を表したフローチャ
ートである。
【図4】時刻情報提供装置の処理概要の一例を表したフ
ローチャートである。
【図5】時刻情報提供装置の動作概要の一例を表す図で
ある。
【図6】キャプチャデータ格納装置の処理概要の一例を
表すフローチャートである。
【図7】キャプチャデータ格納装置のデータベースに格
納されるデータの形式の一例を示す図である。
【図8】計測収集パケット提供プログラム内の時刻情報
生成処理部の処理概要の一例を表すフローチャートであ
る。
【図9】キャプチャデータ格納装置の時刻情報生成処理
部による時刻情報の作成方法の一例を表す図である。
【図10】システム構成の一例を表す図である。
【図11】計測装置の処理概要の一例を表すフローチャ
ートである。
【図12】計測装置が押印する時刻情報のデータフォー
マットの一例を表す図である。
【図13】入札システムのシステム構成の一例を表す図
である。
【図14】入札装置の処理概要の一例を表すフローチャ
ートである。
【図15】入札システムのシステム構成例を表す図であ
る。
【符号の説明】
1…通信ネットワーク 10…キャプチャデータ格納装置 11…キャプチャデータ格納装置上の通信制御装置 12…ワークメモリ 13…データベース 14…プログラムメモリ 15…中央処理装置 20…計測装置 21…計測装置のパケット捕捉用通信制御装置 22…タイムスタンプ押印装置 23…時刻情報提供装置 24…計測装置の捕捉パケット転送用通信制御装置 30…ネットワーク装置 31…ネットワーク装置 40…パケット分配装置 50…タイムサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01S 5/14 G01S 5/14 (72)発明者 常弘 敦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内 (72)発明者 吉田 健一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 2F002 AA12 BC00 DA00 FA16 GA06 2F070 AA01 BB01 CC00 CC11 GG07 HH05 2F073 AA21 AB01 BB20 BC01 CC03 CC09 GG01 GG08 GG09 5J062 AA13 CC07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ列と時刻情報を関連付けて提供する
    システムであって、 データ列を受信する第一の受信手段と、 上記第一の受信手段が受信したデータ列に、該データ列
    と関連付けて提供する第一の時刻情報の一部を付与する
    時刻情報押印手段とを有する第一の装置と、 上記第一の装置から第一の時刻情報の一部が付与された
    データ列を受信する第二の受信手段と、 上記第二の受信手段が受信したデータ列に付与された第
    一の時刻情報の一部と、自装置が有する第二の時刻情報
    に基づいて、該第一の時刻情報を生成し、該第一の時刻
    情報と上記データ列を関連付けて提供するデータ列提供
    手段を有する第二の装置とを有することを特徴とする時
    刻情報提供システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の時刻情報提供システムにお
    いて、 前記データ列提供手段は、前記第一の時刻情報のうち、
    前記第二の受信手段が受信したデータ列に付与されてい
    ない部分を、前記第二の時刻情報に基づいて生成し、該
    生成した部分と前記データ列に付与された第一の時刻情
    報の一部とを組み合わせて、前記第一の時刻情報を生成
    することを特徴とする時刻情報提供システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の時刻情報提供システムにお
    いて、 前記第一の装置は更に、他の装置が提供する時刻情報に
    基づいて第一の時刻情報の一部を生成する第一の時刻情
    報提供手段を有し、 前記時刻情報押印手段は、上記第一の時刻情報提供手段
    から得た第一の時刻情報の一部を前記データ列に付与す
    ることを特徴とする時刻情報提供システム。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の時刻情報提供シス
    テムにおいて、 前記第二の装置は更に、タイムサーバ装置が提供する時
    刻情報に基づいて第二の時刻情報を提供する第二の時刻
    情報提供手段を有し、 前記データ列提供手段は、上記第二の時刻情報提供手段
    から得た第二の時刻情報を用いて、前記第一の時刻情報
    を生成することを特徴とする時刻情報提供システム。
  5. 【請求項5】請求項2、3、または4記載の時刻情報提
    供システムにおいて、 前記第一の時刻情報の一部は、前記第二の時刻情報と比
    べて精度が高い時刻情報であることを特徴とする時刻情
    報提供システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の時刻情報提供システムにお
    いて、 前記第一の時刻情報の一部は、前記第二の時刻情報より
    細かい単位を表すための部分を含むことを特徴とする時
    刻情報提供システム。
  7. 【請求項7】請求項3記載の時刻情報提供システムにお
    いて、 前記第二の装置は更に、 前記第一の装置との間のデータの転送時間を取得する転
    送時間取得手段と、 上記転送時間より長い間隔を表すための部分を含む第一
    の時刻情報の一部をデータ列に付与するよう、前記第一
    の装置に通知する通知手段を有し、 前記第一の時刻情報提供手段は、上記通知手段の通知に
    応じて、第一の時刻情報のうち生成する部分を判断する
    ことを特徴とする時刻情報提供システム。
  8. 【請求項8】データ列と時刻情報を関連付けて提供する
    方法であって、 第一の装置が、データ列を受信するステップと、 第一の装置が、上記データ列と関連付けて提供する第一
    の時刻情報の一部を上記データ列に付与するステップ
    と、 第一の装置が、上記第一の時刻情報の一部が付与された
    データ列を第二の装置に送信するステップと、 第二の装置が有する第二の時刻情報と、上記第一の装置
    から受信したデータ列に付与されている第一の時刻情報
    の一部から、該第一の時刻情報を生成するステップと、 上記生成した第一の時刻情報と上記データ列を関連付け
    て提供するステップとを有することを特徴とする時刻情
    報提供方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の時刻情報提供方法におい
    て、 前記第一の時刻情報を生成するステップは、 前記第一の時刻情報の一部であって前記第一の装置から
    受信したデータ列に付与されていない部分を、前記第二
    の時刻情報に基づいて生成するステップと、 上記生成された部分と、前記第一の装置から受信したデ
    ータ列に付与されている第一の時刻情報の一部を組み合
    わせて、該第一の時刻情報を生成するステップとを有す
    ることを特徴とする時刻情報提供方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の時刻情報提供方法におい
    て、 前記第一の時刻情報の一部をデータ列に付与するステッ
    プは、 時刻情報を通知するための装置から時刻情報を受信する
    ステップと、 上記時刻情報に基づいて前記第一の時刻情報の一部を用
    意するステップとを有することを特徴とする時刻情報提
    供方法。
  11. 【請求項11】請求項9または10記載の時刻情報提供
    方法において、 前記第一の時刻情報を生成するステップは、 時刻情報を通知するための装置から時刻情報を受信する
    ステップと、 上記時刻情報に基づいて前記第二の時刻情報を用意する
    ステップとを有することを特徴とする時刻情報提供方
    法。
  12. 【請求項12】請求項9、10または11記載の時刻情
    報提供方法において、 前記第一の時刻情報の一部は前記第二の時刻情報より精
    度が高いことを特徴とする時刻情報提供方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載の時刻情報提供方法にお
    いて、 前記第一の時刻情報の一部は、前記第二の時刻情報より
    細かい単位を表すための部分を含むことを特徴とする時
    刻情報提供方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載の時刻情報提供方法にお
    いて、 更に、前記第一の装置と前記第ニの装置との間のデータ
    転送に要する時間を取得するステップを有し、 前記第一の時刻情報の一部をデータ列に付与するステッ
    プは、上記データ転送に要する時間より長い間隔を表す
    ための部分を含む第一の時刻情報の一部を付与するステ
    ップを有することを特徴とする時刻情報提供方法。
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