JP2003097356A - 改質ガスエンジン及び該改質ガスエンジンを備えたハイブリッド自動車 - Google Patents

改質ガスエンジン及び該改質ガスエンジンを備えたハイブリッド自動車

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JP2003097356A JP2001287547A JP2001287547A JP2003097356A JP 2003097356 A JP2003097356 A JP 2003097356A JP 2001287547 A JP2001287547 A JP 2001287547A JP 2001287547 A JP2001287547 A JP 2001287547A JP 2003097356 A JP2003097356 A JP 2003097356A
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gas engine
catalytic combustor
reformer
engine
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和比古 石渡
Yasuhiro Numao
康弘 沼尾
Noboru Yamauchi
昇 山内
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】改質ガスエンジンにおいて、エンジン始動を改
質ガスで行わせることができ、かつ、改質ガスの生成を
短時間で開始できるようにする。 【解決手段】エンジン始動時に、触媒燃焼器26におけ
る燃料成分の酸化反応で発生した高温ガスを、改質器1
1に熱源として供給する。改質器11が暖機されて改質
ガスが生成されると、改質ガスをエンジン1に供給して
始動させる。始動後は、排気温度が低く、改質器11が
エンジン排熱を利用して改質を効率良く行えないとき
に、触媒燃焼器26からの高温ガスの供給を行わせる。
また、高温ガスの供給が不要で、かつ、改質ガスが充分
に生成されるときには、改質器11で生成された改質ガ
スの一部を触媒燃焼器26に吸着させて、次に高温ガス
の発生が要求されるときに、吸着させた改質ガスを酸化
反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排熱を
利用して液体燃料を改質ガスに変換させる改質器を備え
た改質ガスエンジン、及び、係る改質ガスエンジンと電
動機とを車両の駆動源として備えたハイブリッド自動車
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンの排熱を回収する改
質器によって液体燃料を改質ガスに変換し、該改質ガス
を燃焼させて運転する改質ガスエンジンが知られている
(特公平5−74685号公報参照)。また、上記の改
質ガスエンジンを備えたハイブリッド自動車として、特
開平11−311136号公報に開示されるものがあっ
た。
【0003】前記特開平11−311136号公報に開
示されるハイブリッド自動車は、ガソリン(液体燃料)
を燃焼室へ噴射させてエンジンを始動させ、エンジン始
動後は、改質器からの改質ガスをエンジンと燃料電池と
に分配供給して、エンジンの運転・燃料電池における発
電を行わせる構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、改質器にお
ける改質反応には、数百度の高い温度を必要とするた
め、従来、エンジンの排熱を改質器で回収して改質を行
わせるようにしているが、係る構成ではエンジン始動前
のエンジン排熱が得られない状態では改質を行わせるこ
とができず、上記従来技術では、ガソリン燃焼でエンジ
ンを始動させ、その後改質器における改質を開始させ、
エンジンに改質ガスを供給するようにしている。
【0005】しかし、エンジン始動をガソリンの燃焼で
行わせる構成では、改質ガスを燃焼させる場合に比べて
排気エミションが悪化するという問題があり、更に、エ
ンジンの熱容量が大きいため、熱源として改質器に供給
される排気温度の上昇が遅く、改質器が改質温度にまで
暖機されて改質ガスが生成されるようになるまでに時間
を要するという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、改質ガスエンジンにおける始動を改質ガスで行わ
せることができ、かつ、改質ガスが生成されるまでの時
間を短縮することができる改質ガスエンジン及び該改質
ガスエンジンを備えたハイブリッド自動車を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明は、エンジンの排熱を利用して液体燃料を改質ガ
スに変換する改質器を備えてなる改質ガスエンジンにお
いて、燃料成分を酸化反応させ、該酸化反応で発生した
高温ガスを改質器に熱源として供給する触媒燃焼器を備
え、改質ガスエンジンの始動時に、触媒燃焼器を作動さ
せて改質器を暖機し、該暖機後の改質器で生成された改
質ガスによって改質ガスエンジンを始動させる構成とし
た。
【0008】上記構成によると、改質器はエンジンの排
熱を利用して改質反応を行うものであるから、エンジン
始動前で排熱が得られない状態では改質を行わせること
ができない。そこで、改質器の熱源として改質ガスエン
ジンの他に触媒燃焼器を備えるようにし、エンジンを始
動させるときには、まず、触媒燃焼器で改質器を暖機
し、暖機後に生成される改質ガスをエンジンに供給して
燃焼させることで、エンジンを始動させる。
【0009】請求項2記載の発明では、始動時と共に、
改質ガスエンジンの排気温度が所定温度よりも低いとき
に、触媒燃焼器を作動させて改質器に高温ガスを熱源と
して供給する構成とした。上記構成によると、改質ガス
エンジンが改質ガス燃焼による自立運転を行うようにな
ってからは、改質ガスエンジンの排熱を利用して改質を
行わせるが、排温が低く充分な改質反応を行わせること
ができないときには、触媒燃焼器から高温ガスを熱源と
して供給することで、改質温度を維持させる。
【0010】請求項3記載の発明では、触媒燃焼器に対
して空気を噴射する空気噴射弁と液体燃料を噴射する燃
料噴射弁とを備え、空気及び液体燃料の噴射量を制御す
ることで、触媒燃焼器の酸化反応を制御する構成とし
た。上記構成によると、空気噴射弁による触媒燃焼器内
への空気(酸素)の供給、及び、燃料噴射弁による触媒
燃焼器内への液体燃料(未改質燃料)の供給によって、
触媒燃焼器の酸化反応を制御する。
【0011】請求項4記載の発明では、触媒燃焼器の温
度に応じて前記空気及び液体燃料の噴射量を制御する構
成とした。上記構成によると、触媒燃焼器の温度、引い
ては、改質器の温度が適正温度になるように、触媒燃焼
器に供給する空気及び液体燃料の量を制御する。請求項
5記載の発明では、触媒燃焼器を加熱するヒータを備え
る構成とした。
【0012】上記構成によると、触媒燃焼器をヒータで
加熱することで、触媒における反応が促進される。請求
項6記載の発明では、触媒燃焼器の作動を開始させると
きに、触媒燃焼器に対する空気の供給で酸化反応が開始
しないときに、ヒータによる加熱を行わせると共に、触
媒燃焼器に燃料を噴射させる構成とした。
【0013】上記構成によると、触媒燃焼器の作動を開
始させるときには、まず、空気を供給することで、それ
までに吸着されている燃料が酸化反応するか否かを判断
し、酸化反応が起きないときには、ヒータ加熱で反応を
促進させると共に、燃料を噴射して、酸化反応を開始さ
せる。請求項7記載の発明では、触媒燃焼器内の圧力が
規定値以下で、かつ、改質器の圧力が規定値以上である
ときに、改質器で生成された改質ガスの一部を触媒燃焼
器に供給して吸着させる構成とした。
【0014】上記構成によると、触媒燃焼器内の圧力が
規定値以下で改質ガスを吸着できる状態にあり、また、
改質器の圧力が規定値以上であって改質ガスが充分に生
成される状態であるときに、改質器で生成した改質ガス
の一部を触媒燃焼器に吸着させ、次回の触媒燃焼器の作
動時に、前記吸着させた改質ガスを酸化反応させるよう
にする。
【0015】請求項8記載の発明では、触媒燃焼器に対
する改質ガスの供給によって触媒燃焼器の温度が所定温
度を超えたときに、前記改質ガスの供給を停止させ、か
つ、触媒燃焼器内のガスをエンジンの排気系に放出させ
る構成とした。上記構成によると、触媒燃焼器に対して
改質ガスを供給したときに、残留する空気(酸素)によ
って酸化反応が発生して温度上昇すると、改質ガスの供
給を停止させると共に、触媒燃焼器内のガスを改質ガス
エンジンの排気系に放出させ、酸化反応が発生しない状
態で改質ガスの吸着が行われるようにする。
【0016】一方、請求項9記載の発明に係るハイブリ
ッド自動車は、請求項1〜8のいずれか1つに記載の改
質ガスエンジンを、電動機と共に車両の駆動源として備
え、前記改質ガスエンジンの始動前の車両駆動力を前記
電動機によって得る構成とした。上記構成によると、改
質ガスエンジンは、触媒燃焼器による改質器の暖機が完
了してから始動されることになり、改質器の暖機中はエ
ンジン出力を駆動力として用いることができないので、
電動機で車両を駆動させる。
【0017】請求項10記載の発明では、改質ガスエン
ジンの改質ガスによる自立運転状態で、改質ガスエンジ
ンで車両を直接駆動し、かつ、改質ガスエンジンの負荷
を過渡要求に対して遅らせて変化させる一方、該遅れを
電動機によるエネルギー回生又は駆動力の発生で補う構
成とした。上記構成によると、改質ガス燃焼による自立
運転状態では、改質ガスエンジンで車両を直接駆動する
が、過渡要求に対応してエンジン負荷を増減変化させる
のではなく、エンジン負荷の変化を遅らせ、該遅れによ
り駆動力が過剰となる分又は不足する分を、電動機によ
るエネルギー回生又は駆動力の発生で相殺する。
【0018】請求項11記載の発明では、改質ガスエン
ジンの改質ガスによる自立運転状態で、改質ガスエンジ
ンで車両を直接駆動する構成とし、かつ、要求出力より
も改質ガスエンジンの出力が高いときに、電動機によっ
てエネルギー回生を行わせ、要求出力よりも改質ガスエ
ンジンの出力が低いときに、電動機によって駆動力を発
生させる構成とした。
【0019】上記構成によると、改質ガスのエンジンへ
の供給量の応答遅れによって、要求出力と実際のエンジ
ン出力とに偏差が生じると、該偏差を相殺するように、
電動機によるエネルギー回生又は駆動力の発生が行われ
る。請求項12記載の発明では、電動機に対して電力を
供給し、かつ、電動機による回生エネルギーが充電され
るバッテリの電力が規定値以下になったときに、改質ガ
スエンジンの出力を増加させて、改質ガスエンジンで駆
動される発電機を作動させる構成とした。
【0020】上記構成によると、バッテリの電力が低下
すると、発電機の駆動負荷による駆動力の低下を相殺す
るようにエンジンの出力を増加させた状態で、発電機を
作動させ、発電機からバッテリへの充電を行わせる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、触媒燃焼
器で発生した高温ガスで改質器を暖機して、改質ガスエ
ンジンを改質ガスの燃焼で始動させるので、エンジン始
動時に排気エミションが悪化することを回避でき、ま
た、触媒燃焼器では、高温ガスを極めて早く発生させる
ことができるため、早期に改質ガスを発生させて短時間
に改質ガスエンジンの始動を完了させることができると
いう効果がある。
【0022】請求項2記載の発明によると、改質ガスエ
ンジンの排気温度が低いときでも、触媒燃焼器からの高
温ガスの供給によって改質器における最適温度を維持で
きるため、改質ガスエンジンの低温時や低負荷時であっ
ても、効率良く改質ガスを生成させることができるとい
う効果がある。請求項3記載の発明によると、空気の噴
射によって酸化反応の開始を制御し、燃料及び空気の追
加噴射によって発生ガスの温度を高め、逆に、燃料及び
空気の供給遮断によって発生ガス温度を低下させること
ができ、改質器に対する高温ガスの供給を容易に制御す
ることができるという効果がある。
【0023】請求項4記載の発明によると、触媒燃焼器
の温度を制御することで、改質器に供給される高温ガス
を制御して、改質器の温度を最適に制御することができ
るという効果がある。請求項5記載の発明によると、触
媒燃焼器をヒータで加熱することで酸化反応を促進さ
せ、触媒燃焼器における酸化反応を確実に開始させるこ
とができるという効果がある。
【0024】請求項6記載の発明によると、触媒燃焼器
に空気を供給することで酸化反応が開始しないときに、
ヒータによる加熱及び燃料の追加噴射を行わせるので、
ヒータ加熱及び燃料の追加が無用に行われることを回避
でき、かつ、触媒燃焼器の温度が過剰に高くなることを
回避できるという効果がある。請求項7記載の発明によ
ると、改質ガスの一部を燃料成分として触媒燃焼器に吸
着させることで、次回始動時又はエンジン排気温度が低
下したときに、燃焼性の高い改質ガスを触媒燃焼器で酸
化反応させて改質器の暖機を行わせることができるとい
う効果がある。
【0025】請求項8記載の発明によると、触媒燃焼器
に改質ガスを供給することで温度が上昇したときには、
残存空気と改質ガスとが反応したものと判断して、触媒
燃焼器内のガスを排出させるので、酸化反応が発生しな
い状態で改質ガスを触媒燃焼器に供給させて、触媒燃焼
器内に燃料成分としての改質ガスを吸着させておくこと
ができるという効果がある。
【0026】請求項9記載の発明によると、改質ガスエ
ンジンと電動機とを備えてなるハイブリッド自動車にお
いて、改質ガスエンジンを改質ガスで始動させて排気エ
ミッションを低減させることができ、かつ、改質ガスの
生成を短時間で開始させることができるので、電動機の
みを駆動源とする状態を短時間で完了させて、良好な運
動性を確保できるという効果がある。
【0027】請求項10記載の発明によると、急激な負
荷変化の要求に対して改質ガスエンジンの負荷を滑らか
に変化させることができるから、改質ガスエンジンを常
に高効率条件で運転させることができ、低燃費・低エミ
ッションを全運転領域で達成できるという効果がある。
請求項11記載の発明によると、改質ガスエンジンの出
力不足を電動機で補って、要求される出力を確保できる
と共に、改質ガスエンジンの出力の過剰分を回生するこ
とができ、高いエネルギー効率でかつ要求に応じた運動
性能を発揮させることができるという効果がある。
【0028】請求項12記載の発明によると、駆動力を
低下させることなく、バッテリの電力を常に規定値以上
に保持して、必要な電力供給を安定的に行わせることが
できるという効果がある。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は、実施形態におけるハイブリ
ッド自動車の駆動系を示す。図1に示すハイブリッド自
動車は、改質ガスエンジン1及び電動機2の出力が駆動
輪3に伝達されて車両走行を行う、所謂パラレル・ハイ
ブリッド方式であり、駆動力の主体は改質ガスエンジン
1で、電動機2を補助的に用いる。
【0030】バッテリ4は、前記電動機2及び電動発電
機5に電力を与えると共に、前記電動機2及び電動発電
機5が発電機として機能するときに充電される。前記電
動発電機5は、改質ガスエンジン1をクランキングする
ときに、電力を与えられて電動機として機能する一方、
改質ガスエンジン1で駆動されて発電を行う。
【0031】また、電動機2は、電力を与えられること
で車両の駆動力を発生し、また、車両の減速時などにお
いてエネルギー回生を行う発電機として機能する。前記
改質ガスエンジン1には、改質器11で生成された水素
・一酸化炭素を主成分とする改質ガスが、各気筒毎に設
けられるガス噴射弁12から噴射される。前記改質器1
1は、改質ガスエンジン1の排気管13の途中に介装さ
れ、排気から回収した熱を利用して改質を行う構成であ
り、液体燃料としてのガソリンと水を気化させる蒸発器
14と、ガソリン及び水の蒸気が供給され水蒸気改質反
応により水素・一酸化炭素を主成分とする改質ガスに変
換する触媒15とから構成される。
【0032】前記蒸発器14には、ガソリンを噴射供給
する燃料噴射弁16と、水を噴射供給する水噴射弁17
とが設けられる。前記燃料噴射弁16には、燃料ポンプ
18,フィルタ19,レギュレータ20を介してガソリ
ンが供給され、該燃料噴射弁16が開制御されること
で、蒸発器14にガソリンが供給される。
【0033】前記水噴射弁17には、水ポンプ21,フ
ィルタ22,レギュレータ23を介して水が供給され、
該水噴射弁17が開制御されることで、蒸発器14に水
が供給される。前記触媒15で生成された改質ガスは、
途中に遮断弁24が介装される改質ガス供給管25を介
して、各ガス噴射弁12に分配される。
【0034】また、前記改質器11を加熱するための高
温ガスを発生させる触媒燃焼器26が設けられている。
前記触媒燃焼器26は、改質器11上流側の排気管13
に、燃料成分の酸化反応で発生した高温ガスを供給する
ものであり、前記燃料ポンプ18,フィルタ19,レギ
ュレータ20を介してガソリンが供給される燃料噴射弁
27を備えると共に、エアポンプ28及びレギュレータ
29を介して空気が供給される空気噴射弁30を備え
る。
【0035】また、前記触媒燃焼器26は、前記遮断弁
24上流側の改質ガス供給管25から分岐し、途中に改
質ガス充填弁31が介装される改質ガス充填管32が接
続されるガス噴射弁33を備える。前記触媒燃焼器26
で発生した高温ガスは、途中にガス供給弁34が介装さ
れる高温ガス供給管35を介して、改質器11上流側の
排気管13に供給される。
【0036】また、前記触媒燃焼器26には、ヒータ3
6が備えられる。上記の各弁及び電動機2,電動発電機
5は、マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユ
ニット40によって制御される。前記コントロールユニ
ット40には、前記改質器11の温度を検出する改質器
温度センサ41,前記改質器11の圧力を検出する改質
器圧力センサ42,前記触媒燃焼器26の温度を検出す
る燃焼器温度センサ43,前記触媒燃焼器26の圧力を
検出する燃焼器圧力センサ44,前記改質器11の上流
側で改質ガスエンジン1の排気温度を検出する排気温度
センサ45からの検出信号が入力される。
【0037】図2のフローチャートは、前記コントロー
ルユニット40によるエンジン始動時の制御ルーチンを
示す。スタートスイッチがONされると(ステップS1
01)、改質ガスエンジン1が始動されるまでの間、出
力要求に応じて電動機2に電力を供給することで(ステ
ップS102)、車両走行を行わせる(ステップS10
3)。
【0038】上記処理に並行して改質ガスエンジン1を
始動させるための処理が行われる。まず、ステップS1
04でエアポンプ28をONし、次のステップS105
では、空気噴射弁30を始動時パルス幅StAIRに従って
開駆動して、触媒燃焼器26に空気を供給する。ステッ
プS106では、上記の空気供給によって触媒燃焼器2
6に予め吸着されている改質ガス等の燃料成分が酸化反
応を開始したか否かを、燃焼器温度センサ43で検出さ
れる触媒燃焼器26の温度TexhAが予め設定された反応
判定温度TstAを超えたか否かに基づいて判断する。
【0039】空気の供給のみでは酸化反応が開始せず、
TexhA≦TstAであるときには、ステップS107へ進
み、ヒータ36をONして、ヒータ温度を始動時温度St
Theにまで高める。更に、ステップS108では、燃料
ポンプ18をONし、次のステップS109では、燃料
噴射弁27を始動時噴射パルス幅StFPに従って開駆動し
て、触媒燃焼器26にガソリンを供給する。
【0040】ステップS110では、上記ヒータ36の
ON制御及びガソリン供給によって酸化反応が開始した
か否かを、前記ステップS106と同様に、触媒燃焼器
26の温度TexhAが反応判定温度TstAを超えたか否かに
基づいて判別する。ステップS110で酸化反応が開始
していないと判別されると、ステップS111へ進ん
で、ヒータ36による加熱温度を増大させて、酸化反応
を促進させるようにする。
【0041】ステップS106又はステップS111
で、触媒燃焼器26の温度TexhAが反応判定温度TstAを
超えたと判断されると、ステップS112でヒータ36
をOFFし、ステップS113で、酸化反応の開始を判
定する。ステップS114では、酸化反応で発生した高
温ガスを、改質器11の暖機に用いるべくガス供給弁3
4を開いて、改質器11上流側の排気管13に、触媒燃
焼器26で発生した高温ガスを供給させる。
【0042】上記触媒燃焼器26では、エンジン1にガ
ソリンを供給して排気を得るよりも極めて早く高い温度
のガスを得ることができ、改質器11を早期に暖機する
ことができ、かつ、排気エミッションが少ない。ステッ
プS115では、触媒燃焼器26の温度TexhAが、改質
器11の触媒15における反応に必要な温度TRef#(>
TstA)を超えたか否かを判別する。
【0043】触媒燃焼器26の温度TexhAが判定温度TRe
f#以下であるときには、ステップS116へ進み、触
媒燃焼器26に対する空気噴射量を増量し、更に、ステ
ップS117では、触媒燃焼器26に対するガソリン噴
射量を増量し、係る空気及びガソリンの増量によって、
触媒燃焼器26の温度が上昇するようにする。ステップ
S115で触媒燃焼器26の温度TexhAが判定温度TRef
#を超えたと判定されると、ステップS118へ進み、
改質器温度センサ41で検出される改質器11の温度TR
efが前記判定温度TRef#を超えたか否かを判別する。
【0044】判定温度TRef#を超える高温ガスの供給に
よって改質器11の温度TRefが判定温度TRef#を超える
ようになると、ステップS119へ進み、改質器11の
蒸発器14に対する燃料噴射を始動時燃料噴射パルス幅
StFPvに従って行わせ、次のステップS120では、改
質器11の蒸発器14に対する水噴射を始動時水噴射パ
ルス幅StWPvに従って行わせる。
【0045】ステップS121では、改質器圧力センサ
42で検出される改質器11の圧力PRefが、予め設定さ
れた判定圧力PRef#よりも高いか否かを判別する。改質
器11の圧力PRefが判定圧力PRef#を超えたときには、
改質器11が改質ガスを生成しているものと判断し、ス
テップS122へ進んで遮断弁24を開制御した後、ス
テップS123で改質ガスエンジン1をクランキングす
べく、電動発電機2をONする。
【0046】改質ガスエンジン1が電動発電機5でクラ
ンキングされている状態で、ステップS124において
ガス噴射弁12を開駆動することで、改質ガスエンジン
1に改質ガスを供給して始動させ、改質ガスの燃焼によ
り改質ガスエンジン1を自立運転状態に移行させる(ス
テップS125)。尚、改質ガスエンジン1が始動され
る前にそのときの駆動力要求に応じて制御される電動機
2は、改質ガスエンジン1が始動されその出力が増大す
るに従ってアシスト量(駆動力)が減じられる。
【0047】図3のフローチャートは、改質ガスエンジ
ン1の定常・過渡運転時の制御ルーチンを示すものであ
る。ステップS201では、排気温度センサ45で検出
される改質ガスエンジン1の排気温度Texhが、判定温度
TRef#を超えているか否かを判別する。排気温度Texhが
判定温度TRef#以下であるときには、エンジン1の排熱
によっては改質器11における改質温度を維持できない
ので、ステップS202へ進み、触媒燃焼器26の温度
TexhAが前記判定温度TRef#を超えるように、触媒燃焼
器26に対する燃料(ガソリン)・空気の供給を制御
し、触媒燃焼器26からの高温ガスで改質器11におけ
る改質温度が確保されるようにする。
【0048】従って、始動直後の排気温度Texhが低い状
態では、始動時に引き続き触媒燃焼器26で高温ガスを
発生させて、これを改質器11の熱源とすることで、改
質温度が維持されるようにする。また、触媒燃焼器26
に対する空気・燃料の供給を遮断して酸化反応を一旦停
止させた後に、再び酸化反応を開始させる場合には、始
動時(ステップS104〜ステップS114)と同様に
して酸化反応を開始させた後、触媒燃焼器26の温度Te
xhAが前記判定温度TRef#を超えるように、触媒燃焼器
26に対する燃料(ガソリン)・空気の供給を制御す
る。
【0049】従って、エンジン1の暖機完了前やアイド
リングなどの低負荷運転状態で排気温度が低いときで
も、改質器11の温度を改質温度に保って、効率良く改
質を行わせることができる。一方、排気温度Texhが判定
温度TRef#を超える場合には、触媒燃焼器26から高温
ガスを供給しなくても、改質ガスエンジン1の排熱で改
質器11における改質温度を維持させることができるの
で、触媒燃焼器26からの高温ガスを排気管13に供給
する高温ガス供給管35に介装されるガス供給弁34を
閉じて、高温ガスの供給を停止させる。
【0050】更に、次のステップS204では、触媒燃
焼器26に空気を噴射する空気噴射弁30をOFF
(閉)状態に制御し、ステップS205では、触媒燃焼
器26にガソリンを噴射する燃料噴射弁27をOFF
(閉)状態に制御することで、触媒燃焼器26における
高温ガス発生(酸化反応)を停止させる。上記のような
改質温度の制御に並行してステップS211以降の制御
が実行される。
【0051】ステップS211では、バッテリ4の残容
量(電力)Vbが、充電が必要な容量Vb#以下である
か否かを判別する。バッテリ4の残容量(電力)Vb
が、前記容量Vb#以下であれば、充電を行わせる必要
があるので、ステップS212へ進み、改質ガスエンジ
ン1の出力を電動発電機5の負荷分だけ増大させた上
で、電動発電機5を発電機として機能させ、バッテリ4
を充電する。
【0052】また、ステップS213では、アクセル開
度TPの変化量ΔTP(現在の開度−所定時間前の開
度)の絶対値が判定値TP#以上であるか否かを判別す
ることで、改質ガスエンジン1の過渡状態を判定する。
変化量ΔTPの絶対値が判定値TP#よりも小さく定常
運転状態であると判断されるときには、ステップS21
4へ進み、エンジン回転速度Nとエンジン負荷(アクセ
ル開度TP)により定めた量のガソリン・水を改質器1
1に供給して、改質ガスエンジン1のみによる通常走行
を行わせる。
【0053】一方、ステップS213で、変化量ΔTP
の絶対値が判定値TP#以上で過渡運転状態であると判
断されるときには、ステップS215へ進む。ステップ
S215では、前記変化量ΔTPに見合う出力変化を、
電動機2により発生させるべく、加速時であれば電動機
2に電力を供給して駆動力を発生させ、減速時であれ
ば、電動機2を発電機として機能させることで負荷と
し、減速エネルギーをバッテリ4に充電させる。
【0054】次のステップS216では、加速時であれ
ば、改質器11に供給されるガソリン・水の量を予め定
めた速度で増大させて、改質ガスの発生量(エンジン発
生トルク)を徐々に増大させ、かつ、該増大に対応して
電動機2によるアシスト量を漸減させる。また、減速時
であれば、改質器11に供給されるガソリン・水の量を
予め定めた速度で減少させて、改質ガスの発生量(エン
ジン発生トルク)を徐々に減少させる。
【0055】そして、最終的には、ステップS217に
おける改質ガスエンジン1のみによる走行状態に復帰さ
せる。上記のようにして、過渡要求に対して改質ガスの
発生量の変化(エンジン負荷の変化)を遅らせて、その
過不足分を電動機2で補う構成であれば、改質ガスエン
ジン1を常に高効率条件で運転させることができ、全運
転領域で燃費・排気エミッションを改善できる。
【0056】図4のフローチャートは、定常・過渡運転
時制御の第2実施形態を示すものであり、図3のフロー
チャートにおけるステップS213〜ステップS217
の処理が、ステップS220の処理に置き換えられる点
のみが異なる。ステップS220の処理内容は、図5の
フローチャートに示される。ステップS221では、ア
クセル開度TPから要求出力Pregを算出する(図6参
照)。
【0057】ステップS222では、アクセル開度・回
転速度に対する改質ガスの供給遅れを考慮して、そのと
きの改質ガスエンジン1の出力Pengを算出する。ステ
ップS223では、電動機2の要求出力Pmを、 Pm=Preg−Peng として算出する。
【0058】ステップS224では、前記電動機2の要
求出力Pmが略0であるか否かを判別し、前記電動機2
の要求出力Pmが略0であれば、ステップS225へ進
み、前記ステップS214と同様に、エンジン回転速度
Nとエンジン負荷(アクセル開度TP)により定めたガ
ソリン・水を改質器11に供給して、改質ガスエンジン
1のみによる通常走行を行わせる。
【0059】一方、ステップS224で、前記電動機2
の要求出力Pmが略0ではないと判別されたときには、
ステップS226へ進み、前記電動機2の要求出力Pm
を発生させる。即ち、電動機2の要求出力Pmがプラス
であって電動機2によるアシストが必要であるときに
は、電動機2にバッテリ4から電力を供給して要求出力
Pmを発生させ、電動機2の要求出力Pmがマイナスで
あって改質ガスエンジン1の出力Pengが過剰であると
きには、電動機2を発電機として機能させることで、過
剰出力分を相殺する負荷として作用するようにし、回生
したエネルギーをバッテリ4に充電させる。
【0060】上記構成によると、図7に示すように、過
渡制御中に要求出力が変化しても、これに追従して電動
機2の出力を変化させることで、要求出力を応答良く得
ることができる。図8のフローチャートは、定常・過渡
運転時制御の第3実施形態を示すものであり、図4のフ
ローチャートに対して、触媒燃焼器26に改質ガスを吸
着させるステップS230の処理が付加される点のみが
異なる。
【0061】ステップS230の処理内容は、図9のフ
ローチャートに示される。ステップS231では、触媒
燃焼器26の温度・圧力、更に、改質器11の圧力を各
センサによって測定する。ステップS232では、触媒
燃焼器26の温度TexhAが、所定値(1)よりも低いか
否かを判別する。
【0062】触媒燃焼器26の温度TexhAが所定値
(1)よりも低いときには、触媒燃焼器26において酸
化反応が発生していないと判断して、ステップS233
へ進む。ステップS233では、触媒燃焼器26の圧力
Pcomが規定値(1)よりも小さいか否かを判別する。触
媒燃焼器26の圧力Pcomが規定値(1)よりも小さい場
合には、触媒燃焼器26が改質ガスを吸着できる状態に
あると判断して、ステップS234へ進む。
【0063】ステップS234では、改質器11の圧力
PRefが規定値(2)よりも高いか否かを判別する。改質
器11の圧力PRefが規定値(2)よりも高い場合には、
改質器11において充分に改質ガスを生成できる状態に
あると判断し、ステップS235へ進む。ステップS2
35では、ガス供給弁34を閉じると共に、改質ガス充
填弁31を開くことで、改質器11で生成された改質ガ
スの一部を、触媒燃焼器26に供給して吸着させる。
【0064】次のステップS236では、触媒燃焼器2
6に対して改質ガスの吸着を行わせていることが判断さ
れるように、フラグに1をセットする。触媒燃焼器26
に対する改質ガスの吸着が進行して、触媒燃焼器26の
圧力Pcomが上昇し、ステップS233で触媒燃焼器26
の圧力Pcomが規定値(1)以上であると判断されるよう
になると、ステップS237へ進んだときに、フラグが
1であると判断されることで、ステップS238へ進
み、改質ガス充填弁31を閉じて、改質ガスの触媒燃焼
器26への供給を遮断する。
【0065】一方、触媒燃焼器26に対して吸着させた
改質ガスと、触媒燃焼器26に残存する空気とが酸化反
応して、温度TexhAが所定値(1)以上になると、ステ
ップS232からステップS239へ進んで、ガス供給
弁34を開くと共に、改質ガス充填弁31を閉じ、酸化
反応で発生した高温ガスを排出させ、ステップS240
では前記フラグを0にリセットする。
【0066】上記酸化反応が終了して触媒燃焼器26の
温度が所定値(1)よりも低くなっても、触媒燃焼器2
6の圧力Pcomが規定値(1)以上である間は、ステップ
S239へ進んで、ガス供給弁34を開き、改質ガス充
填弁31を閉じた状態を保持させる。ステップS232
〜234の条件が成立して再度改質ガスを触媒燃焼器2
6に吸着させた結果、再度、酸化反応が発生すれば、改
質ガスの吸着を停止させ、高温ガスを排出させる処理を
行わせ、最終的には、触媒燃焼器26内に空気が存在し
ない状態にする。
【0067】これにより、触媒燃焼器26に吸着させた
改質ガスを、そのまま燃料成分として吸着させておくこ
とができるようになり、排気温度が低くなったときや次
回の始動時に、前記吸着された改質ガスを酸化反応させ
ることができ、触媒燃焼器26による排気エミッション
の悪化を抑止できる。尚、上記のようにして触媒燃焼器
26に改質ガスを吸着させている途中で排気温度が低下
し、改質器11の熱源として触媒燃焼器26から高温ガ
スを供給する必要が生じたときには、高温ガスの供給を
優先して行わせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る改質ガスエンジンを含むハイブリ
ッド自動車の駆動系を示すシステム構成図。
【図2】エンジン始動時の制御を示すフローチャート。
【図3】定常・過渡運転時制御の第1実施形態を示すフ
ローチャート。
【図4】定常・過渡運転時制御の第2実施形態を示すフ
ローチャート。
【図5】第2実施形態における電動機のアシスト・回生
制御を示すフローチャート。
【図6】アクセル開度と要求出力との相関を示す線図。
【図7】第2実施形態における電動機のアシスト・回生
制御の特性を示すタイムチャート。
【図8】定常・過渡運転時制御の第3実施形態を示すフ
ローチャート。
【図9】第3実施形態における改質ガス吸着制御を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…改質ガスエンジン 2…電動機 3…駆動輪 4…バッテリ 5…電動発電機 11…改質器 14…蒸発器 15…触媒 26…触媒燃焼器 27…燃料噴射弁 30…空気噴射弁 31…改質ガス充填弁 33…ガス噴射弁 34…ガス供給弁 36…ヒータ 40…コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 19/02 F02D 19/02 C 29/02 29/02 D 321 321B 45/00 364 45/00 364K F02M 27/02 F02M 27/02 A D E (72)発明者 山内 昇 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G084 AA05 BA13 BA24 CA01 DA09 DA10 FA27 3G092 AA01 AB15 AC02 BB01 FA31 GA01 HD01Z 3G093 AA01 BA20 CA01 DB09 EA05 EC02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排熱を利用して液体燃料を改質
    ガスに変換する改質器を備えてなる改質ガスエンジンに
    おいて、 燃料成分を酸化反応させ、該酸化反応で発生した高温ガ
    スを前記改質器に熱源として供給する触媒燃焼器を備
    え、前記改質ガスエンジンの始動時に、前記触媒燃焼器
    を作動させて前記改質器を暖機し、該暖機後の前記改質
    器で生成された改質ガスによって前記改質ガスエンジン
    を始動させることを特徴とする改質ガスエンジン。
  2. 【請求項2】前記始動時と共に、前記改質ガスエンジン
    の排気温度が所定温度よりも低いときに、前記触媒燃焼
    器を作動させて前記改質器に高温ガスを熱源として供給
    することを特徴とする請求項1記載の改質ガスエンジ
    ン。
  3. 【請求項3】前記触媒燃焼器に対して空気を噴射する空
    気噴射弁と前記液体燃料を噴射する燃料噴射弁とを備
    え、前記空気及び液体燃料の噴射量を制御することで、
    前記触媒燃焼器の酸化反応を制御することを特徴とする
    請求項1又は2記載の改質ガスエンジン。
  4. 【請求項4】前記触媒燃焼器の温度に応じて前記空気及
    び液体燃料の噴射量を制御することを特徴とする請求項
    3記載の改質ガスエンジン。
  5. 【請求項5】前記触媒燃焼器を加熱するヒータを備えた
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の改質ガスエンジ
    ン。
  6. 【請求項6】前記触媒燃焼器の作動を開始させるとき
    に、前記触媒燃焼器に対する空気の供給で酸化反応が開
    始しないときに、前記ヒータによる加熱を行わせると共
    に、前記触媒燃焼器に燃料を噴射させることを特徴とす
    る請求項5記載の改質ガスエンジン。
  7. 【請求項7】前記触媒燃焼器内の圧力が規定値以下で、
    かつ、前記改質器の圧力が規定値以上であるときに、前
    記改質器で生成された改質ガスの一部を前記触媒燃焼器
    に供給して吸着させることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1つに記載の改質ガスエンジン。
  8. 【請求項8】前記触媒燃焼器に対する改質ガスの供給に
    よって前記触媒燃焼器の温度が所定温度を超えたとき
    に、前記改質ガスの供給を停止させ、かつ、前記触媒燃
    焼器内のガスを前記改質ガスエンジンの排気系に放出さ
    せることを特徴とする請求項7記載の改質ガスエンジ
    ン。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1つに記載の改質
    ガスエンジンを、電動機と共に車両の駆動源として備え
    たハイブリッド自動車であって、前記改質ガスエンジン
    の始動前の車両駆動力を前記電動機によって得ることを
    特徴とするハイブリッド自動車。
  10. 【請求項10】前記改質ガスエンジンの改質ガスによる
    自立運転状態で、前記改質ガスエンジンで車両を直接駆
    動し、かつ、前記改質ガスエンジンの負荷を過渡要求に
    対して遅らせて変化させる一方、該遅れを電動機による
    エネルギー回生又は駆動力の発生で補うことを特徴とす
    る請求項9記載のハイブリッド自動車。
  11. 【請求項11】前記改質ガスエンジンの改質ガスによる
    自立運転状態で、前記改質ガスエンジンで車両を直接駆
    動する構成とし、かつ、要求出力よりも前記改質ガスエ
    ンジンの出力が高いときに、前記電動機によってエネル
    ギー回生を行わせ、要求出力よりも前記改質ガスエンジ
    ンの出力が低いときに、前記電動機によって駆動力を発
    生させることを特徴とする請求項9記載のハイブリッド
    自動車。
  12. 【請求項12】前記電動機に対して電力を供給し、か
    つ、前記電動機による回生エネルギーが充電されるバッ
    テリの電力が規定値以下になったときに、前記改質ガス
    エンジンの出力を増加させて、前記改質ガスエンジンで
    駆動される発電機を作動させることを特徴とする請求項
    9〜11のいずれか1つに記載のハイブリッド自動車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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