JP2003096436A - 水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗の低減方法 - Google Patents

水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗の低減方法

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JP2003096436A
JP2003096436A JP2001329970A JP2001329970A JP2003096436A JP 2003096436 A JP2003096436 A JP 2003096436A JP 2001329970 A JP2001329970 A JP 2001329970A JP 2001329970 A JP2001329970 A JP 2001329970A JP 2003096436 A JP2003096436 A JP 2003096436A
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Tatsu Nakada
達 中田
Takuji Nozawa
卓司 野澤
Kenji Sato
健次 佐藤
Jotaro Nagai
壌太郎 永井
Kazuo Nobuchika
一雄 信近
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Toho Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内摩擦抵抗低減効果が優れており、又低
毒性である事から廃棄に際して環境負荷が少ない界面活
性剤を開発する事により、実用性が有りまた流量増加や
ポンプ動力を低減させる事が出来る水系熱搬送媒体の配
管内摩擦抵抗の低減方法を得る。 【解決手段】 アミンオキサイド系界面活性剤95〜5
重量部に、3種類のベタイン系両性界面活性剤を各々又
は2種類以上の混合物を、5〜95部の割合で混合し、
水系熱搬送媒体に熱輸送用界面活性剤として添加する事
により適切なミセル形状が形成され、優れた配管内摩擦
抵抗低減効果が得られることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所、下水処理
場、ゴミ処理場、工場等の排熱発生地域と都市間のエネ
ルギーネットワークシステムにおける省エネルギー熱輸
送の確立に資するものである。地域冷暖房設備におけ
る、水又は氷水スラリーの高密度熱輸送及び石油精製工
場、石油化学工場の冷却水循環システム、消火放出水な
ど、水の大量移送システムにおいて、配管内の摩擦抵抗
を低減し、搬送動力の低減、熱損失の低減、搬送水量の
増加(搬送エネルギーの増加)、配管径の縮小等、省エ
ネルギー搬送技術に貢献する高密度熱輸送用界面活性剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱エネルギーの効率的な管内輸送手段と
して、乱流域にある冷温水の搬送において、ある種の鎖
状高分子を添加すると配管内摩擦抵抗が著しく減少する
現象(トムズ効果)が50年前に発見されている。トム
ズ効果は数ppm〜数千ppm程度の鎖状高分子を水に
添加する事により配管内摩擦抵抗が低減する事を意味
し、管内輸送において摩擦損失の減少による流量増加や
ポンプ動力の低減が期待出来る。このトムズ効果のメカ
ニズムは、添加した鎖状高分子が糸巻き状(ランダムコ
イル状)となって流体中に混合し、そのランダムコイル
が乱流渦の発生や発達を抑止することとされている。し
かし、高分子はポンプの剪断力により壊され、配管内摩
擦抵抗低減機能が失われるため循環系配管には不向きで
ある。一方、約10年前にカチオン系界面活性剤である
セチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)
等の第四級アンモニウム塩とサリチル酸ナトリウムの混
合物は、その添加量を増大すると棒状のミセル構造を形
成し、鎖状高分子のランダムコイルと同様に配管内摩擦
抵抗低減効果がありポンプの剪断力を受けてもその機能
を回復する事が発見され、その適用研究等が国内外で行
われている。しかし、カチオン系界面活性剤単独では強
い殺菌作用があることから廃棄に際して環境に対する負
荷が大きく、又化合物中の塩素・臭素等のハロゲン元素
は毒性及び腐食性が強く配管による熱輸送用界面活性剤
として使用するのには問題があり、その実用化の阻害因
子となっている。又、特許出願公開昭60−99199
(審査請求未請求)記載の化合物は、化5において示さ
れるアミンオキサイド系界面活性剤を加えることを特徴
とする、流動する水性媒体の摩擦抵抗の減少方法であ
る。しかし、これらのアミンオキサイドの水溶液から形
成したミセルは、サイズが小さい等適切な形状でないた
め配管内摩擦抵抗低減効果は弱い。
【0003】
【化5】 式中Rは式R−(OC−、C〜C18
アルキルアリール又はアリール−C〜C18−アルキ
ルを意味する。但し、RはC14〜C22−アルキル
又はC14〜C22−アルケニルである。nは0〜5の
数であり、残基AはC〜C−アルキル又はC〜C
−ヒドロキシアルキルを意味する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って望ましい界面活
性剤としては、鎖状高分子化合物のようにポンプの剪断
力により壊されて配管内摩擦抵抗低減機能が失われる事
のない化合物であり、さらに化合物は毒性及び腐食性が
弱く廃棄に際して環境に対する負荷が少ない界面活性剤
の開発が必要である。 また開発する界面活性剤は、そ
の水溶液から形成したミセルは適切な形状である事か
ら、優れた配管内摩擦抵抗低減効果を示し、搬送動力の
低減、熱損失の低減、搬送水量の増加、配管径の縮小
等、省エネルギー搬送技術に貢献する高密度熱輸送用界
面活性剤である。
【0005】
【問題を解決するための手段】発明者らは研究の結果、
乱流域にある水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗を低減さ
せる方法として、界面活性剤として化6で表されるアミ
ンオキサイド系界面活性剤を重量部で95部から5部
と、化7、又は化8、又は化9で表される界面活性剤を
単独で又は2種類以上の混合物を、5部から95部の割
合で混合したものを、水系熱搬送媒体に添加する事によ
り、熱輸送用界面活性剤として適切なミセルの形状が形
成され、優れた摩擦抵抗低減効果が得られる事を見出し
た。
【0006】
【化6】 式中Rは炭素原子が8〜22のアルキル、又は炭素原
子が8〜22のアルケニルを意味する。又、式中R
びRは、炭素原子が1〜4のアルキル、又は炭素原子
が2〜6のアルケニル、又はH−(OC2n
で表されるアルキレングリコールエーテル基である。n
は2又は3又はそれらの混合(ランダム又はブロック)
を意味する。mは0〜10、pは1〜10の数である。
【0007】
【化7】 式中R、R、Rは化1で表される基を示し、Xは
−(CHCOO、又は、
【0008】
【化8】 式中R、R、Rは化6で表される基、Xは化7で
表される基、Yは酸素、または、CONHまたはCOO
で表される基を示し、nは1〜10の数である。
【0009】
【化9】 式中Rは化6で表される基、Xは化7で表される基を
示し、sは2又は3、mは0〜10の数である。
【0010】上記の界面活性剤を水系熱搬送媒体の配管
内の摩擦抵抗を低減させる為に0.005〜5重量%、
特に0.1〜1重量%の濃度で水に添加するのが好まし
い。温度範囲は冷房時の低温域の2℃位から暖房時の9
0℃位、特に5℃〜80℃で適用するのが好ましい。ま
た、一般的には本配管内摩擦抵抗低減剤を含有する水系
熱搬送媒体に防錆剤、スケール防止剤、スライム処理薬
剤、分散剤、防腐剤、消泡剤等の添加剤を必要に応じて
所定量添加し薬剤の性能を総合的に向上させることが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に示す方法により各種アミンオ
キサイドを合成した。 i)N−アルキル−N,N−ジメチルアミンオキサイド
(AMAO)及びN−アルキル−N,N−ジヒドロキシ
エチルアミンオキサイド(AHEAO)の合成 疎水基の炭素数を系統的に変えて、3段階の反応で合成
した。
【0012】 (反応1)アルキル又はアルケニルクロライドの合成 (条件)SOCl滴下 60〜70℃ 熟成反応(脱SO、HCl) 60〜70℃ 中和洗浄(NaOH) 50℃以下 R:アルキル又はアルケニル基 (反応2)三級アミン化反応 (条件)アミン化−1 100〜130℃ 0.49M
Pa(5kg/cm) アミン化−2 130〜140℃ 0.49MPa(5
kg/cm) NaOH中和 20〜30℃ (反応3)オキシド化反応 (条件)H滴下・反応・H分解 75
〜85℃
【0013】〔合成結果〕AMAOとしてはN−セチル
−N,N−ジメチルアミンオキサイド(CMAO)、又
AHEAOとしてはN−オレイル−N,N−ジヒドロキ
シエチルアミンオキサイド(OHEAO)を合成した。
赤外線吸収スペクトル及び表1、表2の測定結果から合
成物が目標の化合物である事を確認した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】ii)N−ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル−N,N−ジメチルアミンオキサイド(EAMA
O)及びN−ポリオキシプロピレンアルキルエーテル−
N,N−ジメチルアミンオキサイド(PAMAO)の合
成 疎水基の炭素数及びPO・EOの付加モル数を系統的に
変えて、4段階の反応で合成した。
【0017】 (反応1)アルキル又はアルケニルエーテルの合成 (条件)減圧脱水 110〜115℃ −0.1M
Pa(−1kg/cm) EO,PO導入 150〜160℃ 0.49MPa
(5kg/cm)以下 熟成反応 150〜160℃ R:アルキルorアルケニル基、R’O:EO or
PO (反応2)アルキル又はアルケニルエーテルクロライド
の合成 (条件)SOCl滴下 60〜70℃ 熟成反応(脱SO、HCl) 60〜70℃ NaOH中和洗浄 50℃以下 (反応3)三級アミン化反応 (条件)アミン化−1 100〜130℃ 0.49M
Pa(5kg/cm) アミン化−2 130〜140℃ 0.49MPa(5
kg/cm) NaOH中和 20〜30℃ (反応4)オキシド化反応 (条件)H滴下・反応・H分解 75〜
85℃
【0018】〔合成結果〕Rがオレイル基でn=1のE
OMAO、POMAOを合成した。赤外線吸収スペクト
ル及び表3、表4の測定結果から合成物が目標の化合物
である事を確認した。
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】上記の界面活性剤を水系熱搬送媒体の配管
内の摩擦抵抗を低減させる為に0.005〜5重量%、
特に0.1〜1重量%の濃度で水に添加する。温度範囲
は冷房時の低温域の2℃位から暖房時の90℃位、特に
5℃〜80℃で適用する。
【0022】上記両性界面活性剤の摩擦抵抗低減効果
(DR効果)の測定は、評価試験装置(図1)で行っ
た。試験装置は、測定用試験部(管内径16mm、長さ
2m)、助走区間(長さ2m)、流体貯蔵用タンク
(0.1m)、冷却装置、電磁流量計、差圧発信機、
流動ポンプ(2.2kW)及び配管系から構成されてい
る。界面活性剤水溶液によるDR効果の測定は試験部両
端に圧力タップを取付け、その圧力損失と流速より摩擦
抵抗を計算した。水温はヒーター、冷凍機にて調節す
る。また流量はインバータによりコントロールし、電磁
流量計にて流量を測定する。 測定データは無次元整理
を行った。レイノルズ数はDR剤添加水溶液の非ニュー
トン性を考慮した修正レイノルズ数Re’を定義した。
非ニュートン流体の擬塑性粘度K、構造粘度指数nはレ
オメーターにより測定した値を用いる。
【0023】この時、ニュートン流体である水の場合に
はn=1となるので擬塑性粘度の代わりに水の粘度を用
いることで、一般のレイノルズ数の式と一致した形にな
る。このことから、修正レイノルズ数を用いることで、
ニュートン流体(水)、非ニュートン流体(界面活性剤
水溶液)に関わらず測定結果を同一比較することが可能
である。図2に計算に用いた無次元数の式を記す。
【0024】DR効果(%)は次の式を用いて計算し
た。実施例ではDR効果の最大値を示す。
【0025】
【実施例】実施例1 N−オレイル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキ
サイド(ODEAO)と2−ヒドロキシミリスチル−
N,N−ジメチル酢酸ベタインナトリウム(MDMA
B)の混合水溶液を用いた。
【0026】〔試験方法〕DR効果の測定は試験部両端
に圧力タップを取付け、その圧力損失と流速より摩擦抵
抗を計算した。水温はヒーター、冷凍機にて調節する。
また流量はインバータによりコントロールし、電磁流量
計にて流量を測定する。 〔試験結果〕試験結果は表5、表6,図3、図4に示
す。
【0027】
【表5】
【0028】図3中に示す各界面活性剤の添加量は下記
の通りである。 ○:ODEAO−1000ppm、□:ODEAO−1
000ppm,MDMAB−300ppm △:ODEAO−1000ppm,MDMAB−600
ppm
【0029】
【表6】
【0030】図4中に示す各界面活性剤の添加量は下記
の通りである。 ○:ODEAO−1000ppm、□:ODEAO−1
000ppm,MDMAB−300ppm △:ODEAO−1000ppm,MDMAB−600
ppm
【0031】実施例2 N−セチル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキサ
イド(CDEAO)とヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタ
インナトリウム(東邦化学工業製品名:オバゾリンCA
B)の混合水溶液を用いて、実施例1と同じ方法で行っ
た。〔試験結果〕試験結果は表7に示す。
【0032】
【表7】
【0033】実施例3 ODEAO、MDMAB、オバゾリンCABの混合水溶
液を用いて、実施例1と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表8に示す。
【0034】
【表8】
【0035】実施例4 N−オレイル−N,N−ジメチルアミンオキサイド(O
DMAO)と2−ヒドロキシセチル−N,N−ジヒドロ
キシエチル酢酸ベタインナトリウム(CDEAB)の混
合水溶液を用いて、実施例1と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表9に示す。
【0036】
【表9】
【0037】実施例5 N−テトラデシル−N,N−ジヒドロキシエチルアミン
オキサイド(TDEAO)とラウリン酸アミドプロピル
ベタインナトリウム(LAPB)の混合水溶液を用い
て、実施例1と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表10に示す。
【0038】
【表10】
【0039】実施例6 N−テトラデシル−N,N−ジヒドロキシエチルアミン
オキサイド(TDEAO)と2−ヒドロキシセチル−
N,N−ジメチルスルホベタインナトリウム(CDMS
B)の混合水溶液を用いて、実施例1と同じ方法で行っ
た。 〔試験結果〕試験結果は表11に示す。
【0040】
【表11】
【0041】実施例7 N−オレイル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキ
サイド(ODEAO)と2−ヒドロキシアルキル(C
12/C14=1/1)−N,N−ジメチルスルホベタ
インナトリウム(HDMSB)の混合水溶液を用いて、
実施例1と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表12に示す。
【0042】
【表12】
【0043】実施例8 N−オレイル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキ
サイド(ODEAO)とヤシ油アミドプロピルヒドロキ
シスルホベタインナトリウム(東邦化学工業製品名オバ
ゾリンCHS−121L)の混合水溶液を用いて、実施
例1と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表13に示す。
【0044】
【表13】
【0045】実施例9 N−オレイル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキ
サイド(ODEAO)と2−ヒドロキシセチル−N,N
−ジヒドロキシエチル酢酸ベタインナトリウム(CDE
AB)とN−オレイル−N−カルボキシエチル−N−ヒ
ドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(OCHE
N)の混合水溶液を用いて、実施例1と同じ方法で行っ
た。 〔試験結果〕試験結果は表14に示す。
【0046】
【表14】
【0047】実施例10 N−オレイル−N,N−ジメチルアミンオキサイド(O
DMAO)と2−ヒドロキシステアリル−N,N−ジヒ
ドロキシエチル酢酸ベタインナトリウム(CDEAB)
の混合水溶液を用いて、実施例1と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表15に示す。
【0048】
【表15】
【0049】実施例11 N−ステアリル−N,N−ジメチルアミンオキサイド
(SDMAO)と2−ヒドロキシアルキル(C12/C
14=1/1)−N,N−ジメチルスルホベタインナト
リウム(HDMSB)の混合水溶液を用いて、実施例1
と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表16に示す。
【0050】
【表16】
【0051】実施例12 N−ステアリル−N,N−ジメチルアミンオキサイド
(SDMAO)とヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン
ナトリウム(東邦化学工業製品名:オバゾリンCAB)
の混合水溶液を用いて、実施例1と同じ方法で行った。 〔試験結果〕試験結果は表17に示す。
【0052】
【表17】
【0053】
【発明の効果】本発明は、発電所、下水処理場、ゴミ処
理場、工場等の排熱発生地域と都市間のエネルギーネッ
トワークシステムにおける省エネルギー熱輸送の確立に
資するものである。地域冷暖房設備における水又は氷水
スラリーの高密度熱輸送及び石油精製工場、石油化学工
場の冷却水循環システム、消火放出水など、水の大量移
送システムにおいて、配管内の摩擦抵抗を低減し、搬送
動力の低減、熱損失の低減、搬送水量の増加、配管径の
縮小等、省エネルギー搬送技術に貢献する高密度熱輸送
用界面活性剤に関するものである。本発明品は、従来技
術の第四級アンモニウム塩及び特定のアミンオキサイド
化合物と比較して、より優れた配管内摩擦抵抗低減効果
を示し、流量増加やポンプ動力を低減させる事が出来、
又腐食性電解質を含有していない事から、廃棄に際して
環境負荷が少ない事を見出した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる実験装置のフロー図で
ある。
【図2】実験結果に用いた無次元数の定義である。
【図3】摩擦抵抗低減効果(15℃)の実験結果のグラ
フの一例である。
【図4】摩擦抵抗低減効果(5℃)の実験結果のグラフ
の一例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 壌太郎 東京都中央区明石町6番4号 東邦化学工 業株式会社内 (72)発明者 信近 一雄 神奈川県横須賀市浦郷町5丁目2931番 東 邦化学工業株式会社追浜研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化1で表されるアミンオキサイド系界面活
    性剤を重量部で95部から5部と、化2、又は化3、又
    は化4で表される界面活性剤を単独で又は2種類以上の
    混合物を、5部から95部混合したものを、水系熱搬送
    媒体に加えることを特徴とする、水系熱搬送媒体の配管
    内摩擦抵抗の低減方法。 【化1】 式中Rは炭素原子が8〜22のアルキル、又は炭素原
    子が8〜22のアルケニルを意味する。又、式中R
    びRは、炭素原子が1〜4のアルキル、又は炭素原子
    が2〜6のアルケニル、又はH−(OC2n
    で表されるアルキレングリコールエーテル基である。n
    は2又は3又はそれらの混合(ランダム又はブロック)
    を意味する。mは0〜10、pは1〜10の数である。 【化2】 式中R、R、Rは化1で表される基を示し、Xは
    −(CHCOO、又は、 【化3】 式中R、R、Rは化1で表される基、Xは化2で
    表される基、Yは酸素、又は、CONHまたはCOOで
    表される基を示し、nは1〜10の数である。 【化4】 式中Rは化1で表される基、Xは化2で表される基を
    示し、sは2又は3、mは0〜10の数である。
  2. 【請求項2】請求項1の化2が、2−ヒドロキシアルキ
    ル(C12、C14)−N,N−ジメチル酢酸ベタイン
    ナトリウム塩であることを特徴とする、請求項1記載の
    水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗の低減方法。
  3. 【請求項3】請求項1の化3が、ヤシ油脂肪酸アミドプ
    ロピルベタインナトリウム塩であることを特徴とする、
    請求項1記載の水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗の低減
    方法。
  4. 【請求項4】請求項1の化4が、N−オレイル−N−カ
    ルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミ
    ンナトリウム塩であることを特徴とする、請求項1記載
    の水系熱搬送媒体の配管内摩擦抵抗の低減方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100579870B1 (ko) 2004-09-22 2006-05-15 한국에너지기술연구원 고온수의 유동저항 감소용 조성물 및 이를 이용한고온수의 유동저항 감소 방법

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KR100579870B1 (ko) 2004-09-22 2006-05-15 한국에너지기술연구원 고온수의 유동저항 감소용 조성물 및 이를 이용한고온수의 유동저항 감소 방법

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