JP2003095249A - 梱包用段ボール箱 - Google Patents

梱包用段ボール箱

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JP2003095249A
JP2003095249A JP2001286564A JP2001286564A JP2003095249A JP 2003095249 A JP2003095249 A JP 2003095249A JP 2001286564 A JP2001286564 A JP 2001286564A JP 2001286564 A JP2001286564 A JP 2001286564A JP 2003095249 A JP2003095249 A JP 2003095249A
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box
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handles
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Tomio Okazaki
富美夫 岡崎
Nobuyuki Kondo
信之 近藤
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KONDO SHIKI KOGYO KK
Fujifilm RI Pharma Co Ltd
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KONDO SHIKI KOGYO KK
Fujifilm RI Pharma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有害な燃焼ガスの恐れがなく、フラップの密閉
性が低くならず、強度が弱くなく、段ボール箱全体がぶ
らぶらせず、作業者は手が痛い思いをせず、梱包作業お
よび段積み作業の作業性が悪くない梱包用段ボール箱を
提供する。 【解決手段】箱1本体から延びる外フラップ5bが、箱
の中央部分で折り返されて二重構造となり、その上側部
分に取っ手15が一体的に形成される。この形成は、前
記外フラップの二重構造となった上側部分13を3本の
平行な折れ線Lで折り返されてなされる。両取っ手は、
中央側へ倒したときに両取っ手の先端が接触して二等辺
三角形を構成するのに十分な長さを有し、同時に、使用
される前は左右に倒された状態で箱の外へ突出しない長
さを有し、一度剥がされると粘着性を持たない性質を持
つ特殊両面テープで段ボール箱本体に貼り付けられる。
取っ手の孔は、孔の全周のうち上部19を残して切り込
み線を入れ、折り返されて形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、品物を梱包して
搬送や保管などをするための梱包用段ボール箱の構造、
特に取っ手の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、前記のような従来の
梱包用段ボール箱101は、4つの連続する側面部分1
03と、各側面部分103から上下に延びる合計8つの
フラップ105とを有する。下側の4つ、または上側の
4つのフラップ105は、はじめに閉じられる向かい合
う一対の内フラップ(図示せず)と、後で閉じられる向
かい合う一対の外フラップとからなる。
【0003】これらすべてのフラップ105が閉じられ
た後に、外フラップ105の合わせ目には、紙テープ1
07が貼られ、両側面部分103には、取っ手109が
取り付けられる。この取っ手109は、塩化ビニールな
どのプラスチック製で、粘着性を有する同様のプラスチ
ック製のテープ111によって貼り付けられて取り付け
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の梱包用段ボール箱101では、 (1)取っ手109がプラスチック製であるために、こ
の段ボール箱101を焼却廃棄しようとするときに、取
っ手109部分からの有害な燃焼ガスが出る恐れがあっ
た。このため、取っ手109のみを箱本体から分離作業
する作業を必要とし、面倒であった。もっとも、紙製の
取っ手も存在するが、重量物を運搬する場合の段ボール
箱には、強度上の要請から特に、プラスチック製の取っ
手109が用いられる。
【0005】(2)仮に、分離作業を必要としないよう
に、外フラップ105を切り起こして取っ手を一体に形
成しようとすると、この切り起こし部分の密閉性が低く
なってしまう。また、仮に外フラップ105を折り返し
て取っ手を形成しても、外フラップ自体が持ち上がって
しまうことから、同様の密閉性の問題があった。
【0006】(3)また、品物を梱包し車の荷台に載せ
られた段ボール箱101を、作業者が手前に引き寄せる
場合に、片側の取っ手109を持って略水平に引っ張る
必要が生じることがある。この片側水平引っ張り強度
は、従来のように、箱本体の側面部分にテープ111に
よって貼り付けられた取っ手109では、弱くなってし
まう。
【0007】(4)また、作業者が、片側の取っ手10
9だけを持って段ボール箱101を持ち上げることがあ
り、外フラップ105を切り起こして取っ手を一体に形
成したものでは、強度が不足する。
【0008】(5)箱本体の側面部分103にテープ1
11によって貼り付けられた取っ手109では、取っ手
109を持ったときに段ボール箱101全体がぶらぶら
してしまい、不安定な感じを与えてしまい、特に重要な
品物を梱包しているときには、心許ない感じを与えてし
まう。
【0009】(6)外フラップ105を切り起こして一
体的に形成した取っ手では、取っ手に形成されるべき孔
の周囲は、段ボール一重になり、重量物を梱包している
場合などには、作業者は手が痛い思いをする可能性があ
る。従来のプラスチック製の取っ手109でも、同様に
痛い思いをする可能性がある。
【0010】(7)従来の梱包用段ボール箱101で
は、特に自動梱包作業の段階で、箱本体の外寸から取っ
手109が外へ出てしまい、箱本体との一体性がなく、
作業性が悪いものであった。
【0011】(8)従来の梱包用段ボール箱101で
は、段積み状態で、取っ手109が邪魔になり、破損し
ないように気を配らねばならず、段積み作業の作業性が
悪いものであった。
【0012】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、有害な燃焼ガスの恐れがなく、密閉性
が低くならず、水平引っ張り強度が弱くなく、片側の取
っ手だけを持った場合の強度が弱くなく、段ボール箱全
体がぶらぶらせず、作業者は手が痛い思いをせず、梱包
作業および段積み作業の作業性が悪くない梱包用段ボー
ル箱を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、第1の発明は、段ボール箱本体から延び、箱の中
央部分で折り返されて二重構造となる外フラップと、こ
の二重構造となった段ボールの上側部分に一体的に形成
された取っ手と、を備えたことを特徴とする梱包用段ボ
ール箱である。
【0014】第2の発明は、更に、前記取っ手は、前記
二重構造となった上側部分を少なくとも3本の平行な折
れ線で折り返されて二重構造となったことを特徴とする
梱包用段ボール箱である。
【0015】第3の発明は、更に、前記取っ手は、両取
っ手を中央側へ倒したときに両取っ手の先端が接触して
二等辺三角形を構成するのに十分な長さを有することを
特徴とする梱包用段ボール箱である。
【0016】第4の発明は、更に、前記取っ手に形成さ
れる孔は、孔の全周のうち上部を残して切り込み線を入
れ、この残した部分で折り返して形成したことを特徴と
する梱包用段ボール箱である。
【0017】第5の発明は、更に、前記取っ手は、使用
される前は左右に倒された状態で箱の外へ突出しない長
さを有し、両面テープによって段ボール箱本体に貼り付
けられたものであることを特徴とする梱包用段ボール箱
である。
【0018】第6の発明は、更に、前記両面テープは、
特殊両面テープであって、この特殊両面テープは複数層
を有し、これらの層のうち略中央の2組の層は、一度剥
がされると粘着性を持たない性質を持つことを特徴とす
る梱包用段ボール箱である。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を、図1〜
図6に示す。
【0020】図1に示すように、この実施形態の段ボー
ル箱1は、全体の大まかな構造は従来の段ボール箱と同
様の構造を有する。すなわち、4つの連続する側面部分
3と、各側面部分3から上下に延びる合計8つのフラッ
プ5(5a、5b)を有する。これらの側面部分3とフ
ラップ5は、全体が一枚の段ボールを切り抜いて形成さ
れる。切り抜かれた4つの連続する側面部分3は、両端
が接続部7により接続され、短四角柱状の外周を形成す
る。
【0021】下側の4つ、または上側の4つのフラップ
5は、はじめに閉じられ向かい合う一対の内フラップ5
aと、後で閉じられ向かい合う一対の外フラップ5bと
からなる。これらフラップ5は、段ボール本体を構成す
る側面部分3の上下の縁部9、11から連続して延び
る。
【0022】図4(B)、図5に示すようにこれらのう
ち外フラップ5bは、段ボール箱1の中央部分で折り返
されて二重構造となり、この二重構造の上側部分13に
取っ手15が一体的に形成される。この取っ手15は、
外フラップ5bの二重構造となった上側部分13を、3
本の平行な折れ線L、つまり谷折り線L1、山折り線L
2、谷折り線L3によって折り返される。このようにし
て、取っ手15自体も二重構造となり、二重構造の内側
面は糊付けされる。
【0023】図4(A)に示すように、この取っ手15
に形成される長孔17は、以下のように形成される。す
なわち、長孔17の全周縁のうち上部19を残して切り
込み線21を入れ、舌状部分23を形成する。取っ手1
5は二重構造なので、この舌状部分23も二枚になる
が、このうち取っ手15の内側の一枚は切り外され、残
りの外側の一枚(23)が、上部19に残した部分で内
側に折り返され、糊付けされる。
【0024】取っ手15の先端と基部との間の長さ25
(図4(A))は、両取っ手15を中央側へ倒したとき
に両取っ手15の先端が接触して二等辺三角形(図3、
図5、図6(A))を構成するのに十分な長さとする。
同時に、使用される前に左右に倒された状態で、箱の外
へ突出しない(図2、図4(A))長さおよび形成位置
を有し、特殊両面テープ27(図3は剥がした後の状
態)によって段ボール箱1本体に貼り付けられる。
【0025】この特殊両面テープ27は、複数層を有
し、これらの層のうち略中央の2組の層は、一度剥がさ
れると粘着性を持たない性質を持つ。このような特殊両
面テープの一例としては、「往復親展シール(商品
名)」などと呼ばれるものがあり、例えば、片側の面か
ら順に、カバーテープ層、粘着層、ペットフィルム層、
ポリエチレンフィルム層、粘着層、カバーテープ層を有
する。これらのうち略中央のペットフィルム層とポリエ
チレンフィルム層は粘着層を介さずに一定の力で張り合
わされている。この状態で、片側面のカーバーテープを
剥がし、取っ手15の外側面に貼り付け、次に反対側面
のカーバーテープを剥がし、箱1本体の、すなわち外フ
ラップ5bの上側面に貼り付ける。これにより、取っ手
15は、使用される前は左右外側に倒された状態で段ボ
ール箱1本体に貼り付けられる。使用の際には、一定の
以上の力で取っ手15を剥がそうとすることで、ペット
フィルム層とポリエチレンフィルム層は剥がれる。この
両層は、一度剥がされると粘着性を持たない性質を持
ち、べたつかない。
【0026】図2に示すように、出荷時においては、取
っ手15が貼り付けられた外フラップ5bを含むすべて
のフラップ5が閉じられた後に、外フラップ5bの合わ
せ目には、紙テープ29が貼られる。
【0027】(実施形態の作用効果)この実施形態の梱
包用段ボール箱の強度を、従来の段ボール箱(図7)と
の比較実験結果(下記の表)をもとに説明する。
【0028】
【表1】
【0029】箱本体は同様の大きさ材質のものを使用
し、内部に65kgf程度のおもりを入れて、引っ張り
試験機により一定測度(100mm/min)で引っ張
る実験を行った。取っ手には人の手に近い荷重形態が得
られるように、ナイロンスリングを介して荷重をかけ
た。表には複数の実験結果の平均強度を記載した。
【0030】両側の取っ手を持って垂直上方向に引っ張
る試験では、従来の強度よりの若干の改善が見られた。
片側の取っ手を持って水平方向に引っ張る試験では、従
来の2倍程度の好成績を得た。片側の取っ手を持って水
平方向に引っ張る試験では、従来の強度より改善が見ら
れた。このように、箱1本体と一体的に設けられる取っ
手15自体も、二重構造となるので、片側水平引っ張り
強度、および片側の取っ手だけを持った際の強度も、向
上するものと考えられる。
【0031】また、以上の実施形態においては、取っ手
15は段ボール箱1の外フラップ5bと一体に設けら
れ、よって段ボール製になるので、焼却廃棄しようとす
るときに、有害な燃焼ガスが出る恐れはない。このた
め、取っ手15のみを箱1本体から分離作業する作業を
必要としない。また、外フラップ5bの二重構造の上側
部分13に取っ手15を一体に形成するため、二重構造
の下側部分31によって箱1のは密閉性を維持したまま
にできる。
【0032】更に、両取っ手15を中央側へ倒し先端を
接触させて二等辺三角形を構成した状態(図3、図6
(A))で、取っ手15をつかむことができるので、段
ボール箱1全体がぶらぶらしてしまうことがなく、安定
した安心感を与える。
【0033】更に、取っ手15に形成される長孔17の
上部19は、折り返した舌状部分23で覆われることに
なるので、重量物を梱包している場合などでも、作業者
は手が痛い思いをすることが少なくなる。
【0034】更に、取っ手15は使用される前に左右へ
倒された状態で箱の外1へ突出せず、段ボール箱1本体
に貼り付けられているので、箱1本体との一体性があ
り、梱包作業および段積み作業の作業性が向上するもの
であった。
【0035】更に、使用の際に取っ手15を起こした状
態で、それまで取っ手15を貼り付けていた特殊両面テ
ープ27は、一度剥がされると粘着性を持たない性質を
持つので、べとつかずに済む。また、再び取っ手15が
倒れた状態になることがない。
【0036】(他の実施形態)以上の実施形態では、取
っ手15を段ボール箱1の外フラップ5bに貼り付ける
のに、特殊両面テープ27を用いたが、他の実施形態に
おいては、接着した後に乾燥し粘着性を持たなくなる接
着材を、小さな面積に用いて、貼り付けることも可能で
ある。
【0037】また、他の実施形態においては、剥がした
後もある程度の粘着性が残る通常の両面テープを用いる
ことも可能である。
【0038】また、他の実施形態においては、必ずしも
取っ手15を段ボール箱1の外フラップ5bに貼り付け
ないものとすることができる。
【0039】また、以上の実施形態においては、外フラ
ップ5bの合わせ目に貼られた紙テープ29は、段ボー
ル箱1を開ける際に破れてしまう。そして、品物を取り
出した後に、段ボール箱1を回収する場合にフラップ5
は開いたままであった。品物が例えば容器に収納されて
おり、空になったその容器をこの段ボール箱1に入れた
回収する場合には、フラップ5は閉じることが望ましい
が、閉じるためには別の紙テープなどを探してきて使用
しなければならない。そこで、他の実施形態において
は、図7(A)に示すように、予備テープ32を台紙3
3ごと外フラップ5bの上に貼り付けておけば、空にな
ったその容器を段ボール箱1に入れ回収する場合には、
台紙33から予備テープ32を剥がし、図7(B)に示
すように、閉じた外フラップ5bの合わせ目に貼ること
ができ、フラップ5を閉じることができるので、別の紙
テープなどを探す必要がない。
【0040】この場合に、外フラップ5bの表面が耐水
加工のコーティングなどにより予備テープの台紙代わり
になる場合には、台紙33を省略して、予備テープ32
を直接に外フラップ5bの表面に貼っておくことができ
る。
【0041】また、予備テープ32には「回収品」など
の文字を入れることで、この段ボール箱1が回収される
ものであること、また、この予備テープ32が合わせ目
に貼られていることで回収中の品物(空の容器など)が
入っていることなどを、関係者に知らせる効果がある。
【0042】また、以上の実施形態においては、重量物
を梱包している場合などに、作業者は手が痛い思いをす
ることがないように、取っ手に形成される孔17は、孔
の全周のうち上部を残して切り込み線を入れ、この残し
た部分で折り返していたが、他の実施形態においては、
このような折り返しを設けないで、完全な全周の切込線
を入れたも良い。
【0043】また、以上の実施形態においては、両取っ
手は十分な長さを有し、中央側へ倒したときに先端が接
触して二等辺三角形を構成するものとしたが、他の実施
形態においては、先端が接触しないものとすることもで
きる。この場合には、右の取っ手を右手で、左の取っ手
を左手で持って搬送などを行う。
【0044】また、以上の実施形態においては、取っ手
15は3本の平行な折れ線L1、L2、L3で折り返さ
れた構造であったが、他の実施形態においては、取っ手
自体を折れ曲がり可能とするなど、他の工夫をするため
に、さらに多数本の折れ線で折り返すことも可能であ
る。
【0045】また、以上の実施形態においては、二重構
造となる外フラップ5bの上側部分に形成された取っ手
15自体も、二重構造であったが、他の実施形態におい
ては、取っ手は一重構造とすることも可能である。例え
ば、外フラップの上側部分で、取っ手の形状の全周のう
ち基部を残して切り込み線を入れ、この残した部分で折
り起こして取っ手を形成することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、取っ手は段ボール製になるので焼却廃棄しようとす
るときに、有害な燃焼ガスが出る恐れはない。このた
め、取っ手のみを箱本体から分離作業する作業を必要と
しない。また、外フラップの二重構造の上側の部分に取
っ手を一体に形成するため、二重構造の下側の部分は密
閉性を維持したままにできる。
【0047】第2の発明によれば、更に、取っ手自体も
二重構造となるので、片側水平引っ張り強度、および片
側の取っ手だけを持った際の強度も、向上できる。
【0048】第3の発明によれば、更に、両取っ手を中
央側へ倒し先端を接触させて二等辺三角形を構成した状
態で、取っ手をつかむことができるので、段ボール箱全
体がぶらぶらしてしまうことがなく、安定した安心感を
与える。
【0049】第4の発明によれば、更に、取っ手に形成
される孔の上部は、折り返し部分で覆われることになる
ので、重量物を梱包している場合などでも、作業者は手
が痛い思いをすることが少なくなる。
【0050】第5の発明によれば、更に、取っ手は使用
される前に左右へ倒された状態で箱の外へ突出せず、段
ボール箱本体に貼り付けられているので、箱本体との一
体性があり、梱包作業および段積み作業の作業性が向上
する。
【0051】第6の発明によれば、更に、使用の際に取
っ手を起こした状態で、それまで取っ手を貼り付けてい
た特殊両面テープは、一度剥がされると粘着性を持たな
い性質を持つので、べとつかずに済み、また、再び取っ
手が倒れた状態になることがない。
【0052】第7の発明によれば、更に、段ボール箱を
回収する場合に、フラップを閉じるため、外フラップ上
の予備テープを使えるので、別の紙テープなどを探して
きて使用する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る梱包用段ボール箱
を、内外フラップを開いた状態で示す全体斜視図。
【図2】図1の梱包用段ボール箱を、内外フラップを閉
じ、紙テープを貼って出荷準備する状態の全体斜視図。
【図3】図2の梱包用段ボール箱を、外フラップから取
っ手を起こした状態で示す全体斜視図。
【図4】(A)は図2の平面図、(B)は(A)の外フ
ラップを閉じようとする状態、および取っ手を起こした
状態を示す一部正面図。
【図5】外フラップが二重構造になっていることの効果
を示す図で、 (A)は二重構造で垂直上方向へ荷重が加わる状態を示
す一部正面図 (B)は一重構造で垂直上方向へ荷重が加わる状態を示
す一部正面図。
【図6】荷重状態を示す図で (A)は両取っ手を中央側へ倒し先端を接触させ二等辺
三角形を構成した状態で持って、引っ張る荷重状態を示
す一部正面図 (B)は片側の取っ手を持って、水平方向に引っ張る荷
重状態を示す一部正面図。
【図7】この発明の他の実施形態に係る梱包用段ボール
箱を示す図で、 (A)は段ボール箱を開ける前の全体斜視図 (B)は段ボール箱を開け、再び閉じた後の全体斜視
図。
【図8】従来の梱包用段ボール箱を示す全体斜視図。
【符号の説明】
1 梱包用段ボール箱 3 側面部分 5 フラップ 5a 内フラップ 5b 外フラップ 7 接続部 9、11 側面部分の上下の縁部 13 上側部分 15 取っ手 L 折れ線 L1 谷折り線 L2 山折り線 L3 谷折り線 17 長孔 19 上部 21 切り込み線 23 舌状部分 25 取っ手の先端と基部との間の長さ 27 特殊両面テープ 29 紙テープ 31 下側部分 32 予備テープ 33 台紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 信之 東京都江東区潮見2丁目2番16号 近藤紙 器工業株式会社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB03 BC02 CA01 CA13 CA22 CA50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】段ボール箱本体から延び、箱の中央部分で
    折り返されて二重構造となる外フラップと、この二重構
    造となった段ボールの上側部分に一体的に形成された取
    っ手と、を備えたことを特徴とする梱包用段ボール箱。
  2. 【請求項2】前記取っ手は、前記二重構造となった上側
    部分を少なくとも3本の平行な折れ線で折り返されて二
    重構造となったことを特徴とする請求項1に記載の梱包
    用段ボール箱。
  3. 【請求項3】前記取っ手は、両取っ手を中央側へ倒した
    ときに両取っ手の先端が接触して二等辺三角形を構成す
    るのに十分な長さを有することを特徴とする請求項1、
    または2に記載の梱包用段ボール箱。
  4. 【請求項4】前記取っ手に形成される孔は、孔の全周の
    うち上部を残して切り込み線を入れ、この残した部分で
    折り返して形成したことを特徴とする請求項1、2、ま
    たは3に記載の梱包用段ボール箱。
  5. 【請求項5】前記取っ手は、使用される前は左右に倒さ
    れた状態で箱の外へ突出しない長さを有し、両面テープ
    によって段ボール箱本体に貼り付けられたものであるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、または4に記載の梱
    包用段ボール箱。
  6. 【請求項6】前記両面テープは、特殊両面テープであっ
    て、この特殊両面テープは複数層を有し、これらの層の
    うち略中央の2組の層は、一度剥がされると粘着性を持
    たない性質を持つことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、または5に記載の梱包用段ボール箱。
  7. 【請求項7】前記外フラップの上に、閉じた外フラップ
    の合わせ目を貼り付ける予備テープを、貼り付けておく
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、または6
    に記載の梱包用段ボール箱。
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