JP2003094976A - 自動変速機のシフトロック装置 - Google Patents

自動変速機のシフトロック装置

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JP2003094976A
JP2003094976A JP2001296185A JP2001296185A JP2003094976A JP 2003094976 A JP2003094976 A JP 2003094976A JP 2001296185 A JP2001296185 A JP 2001296185A JP 2001296185 A JP2001296185 A JP 2001296185A JP 2003094976 A JP2003094976 A JP 2003094976A
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Yoshio Kudo
嘉雄 工藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 通常は手動解除レバーが引き出し式収納トレ
イにカバーされて目立たず、解除操作の必要な時には引
き出し式収納トレイを離脱すれば、運転席側から装着用
開口部を通して手動解除レバーを容易に操作できるこ
と。 【解決手段】 非通電時にロック用カムをロック位置に
押進動作させてパーキング段部からのディテントピンの
離脱を阻止し、通電時にロック用カムを解除位置に引退
動作させてパーキング段部からのディテントピンの離脱
を許容するロック用ソレノイドを設けた自動変速機のシ
フトロック装置において、ロック用ソレノイド58には
ロック用カムを手動で引退解除する手動解除レバー64
を設け、手動解除レバーをインストルメントパネルに装
着される引き出し式収納トレイの装着用開口部26の後
方に位置させ、運転席側からこの引き出し式収納トレイ
の装着用開口部を通して操作可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動変速機のシフ
トロック装置に係り、特に手動解除レバーをインストル
メントパネルに装着される引き出し式収納トレイの装着
用開口部の後方に位置させ、通常は手動解除レバーが引
き出し式収納トレイにカバーされて目立たず、解除操作
の必要な時には引き出し式収納トレイを離脱すれば、運
転席側から装着用開口部を通して手動解除レバーを容易
に操作できる自動変速機のシフトロック装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】車両には、搭載した内燃機関の駆動力を
走行条件に応じて所要に変換して取出すために、自動変
速機や手動変速機が備えられている。
【0003】前記自動変速機のシフトロック装置として
は、特開2000−211393号公報に開示されるも
のがある。この公報に開示される車両用変速操作装置の
シフトロック解除機構は、インストルメントパネル取付
タイプの車両用変速操作装置のシフトロック解除機構に
おいて、シフトロック解除用アームを突出させた変速操
作装置本体の側部に、シフトロック解除用アームを操作
するための手動シフトロック解除ユニットを着脱自在に
装着し、誤操作のおそれがなく、構造及び取付が簡単
で、インストルメントパネル付近のレイアウトに影響を
与えることがない。
【0004】また、特開2000−318478号公報
に開示されるものがある。この公報に開示される自動変
速機のシフトロック装置は、車両のコンソールボックス
内に取付けられてガーニッシュにより覆われる自動変速
機のセレクト装置のレバー組立体にセレクトレバーを回
動可能に軸支して設け、前記レバー組立体には前記セレ
クトレバーのディテントピンが係合離脱される少なくと
もパーキング段部を有する段部開口を形成したディテン
トプレートを設け、非通電時にロック用カムをロック位
置に押進動作させて前記パーキング段部からのディテン
トピンの離脱を阻止するとともに通電時にロック用カム
を解除位置に引退動作させて前記パーキング段部からの
ディテントピンの離脱を許容するロック用ソレノイドを
設けた自動変速機のシフトロック装置において、前記ロ
ック用カム上方のガーニッシュにより覆われるインジケ
ータ及びコンソールボックスに前記ロック用カムを解除
位置に引退動作させる解除用操作具が挿入される解除用
操作孔を形成して設け、部品点数の削減によりコストダ
ウンを果たし得て、大きな面積の解除用操作孔を容易に
確保し得て、解除用操作具による解除操作を容易として
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
変速機のシフトロック装置において、通常の自動変速機
を搭載する車両、つまりAT車は、走行状態を選択する
ためのAT用セレクト装置を備えており、このセレクト
装置のセレクトレバーによってP(パーキング)、R
(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)等
の走行状態に合わせたポジションに切り換えることが可
能となっている。
【0006】また、前記セレクトレバー140には、図
4に示す如く、パーキングP位置にシフトした状態でイ
グニションキーをOFFにすると、次にイグニションキ
ーがONされるまで、セレクトレバー140を操作する
ことができなくなるようにするシフトロック装置156
が設けられている。
【0007】つまり、イグニションキーON時のP位置
からR位置への変速は、シフトロック用ソレノイドが常
に引っ込んだ状態のため、ノブボタンが押されることで
ディテントピンが下がり、ディテントプレートの凸部を
乗り越えてR位置へスムーズに操作を行うことができ
る。
【0008】反対に、イグニションキーOFF時には、
シフトロック用ソレノイド158に通電されないため、
ディテントピン148がディテントプレート136の凸
部を乗り越えるまで作動することができず、シフトロッ
ク状態となる。
【0009】そして、非常時、つまりキーの紛失時等の
やむを得ない理由で車両を移動させる必要が生じたとき
に、前記シフトロック装置によるシフトロック状態を解
除する手動解除手段を設けるのが、一般的である。
【0010】通常のセンタフロアにセレクト機構130
がレイアウトされている場合には、図4及び図5に示す
如く、コンソールボックス165のシフトロック用ソレ
ノイド158近傍に蓋166付きの操作口167を設け
ることで、手動解除手段である手動解除レバー164を
カバーしている。
【0011】しかし、シフトロック解除スイッチ(「手
動解除レバー」とも換言できる)は、セレクト機構の内
部を機械的に操作する必要があるが、インストルメント
パネル面にセレクト機構230をレイアウトした場合、
図6に示す如く、セレクトレバー240とシフトポジシ
ョンインジケータ268以外は、全てインストルメント
パネルのガーニッシュ214内部に隠れてしまうため、
シフトロック用ソレノイドを操作するためのシフトロッ
ク解除スイッチ264をシフトポジションインジケータ
268上に設ける必要がある。
【0012】この結果、シフトロック解除スイッチが視
覚的に非常に目につき易く外観が煩雑となるとともに、
機構が複雑となり、製作が困難で、実用上及び経済的に
不利であるという不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両のステアリング近傍の
インストルメントパネルに取り付けられる自動変速機の
セレクト装置のレバー組立体にセレクトレバーを回動可
能に軸支して設け、このレバー組立体には前記セレクト
レバーのディテントピンが係合離脱される少なくともパ
ーキング段部を有する段部開口を形成したディテントプ
レートを設け、非通電時にロック用カムをロック位置に
押進動作させて前記パーキング段部からのディテントピ
ンの離脱を阻止するとともに、通電時にロック用カムを
解除位置に引退動作させて前記パーキング段部からのデ
ィテントピンの離脱を許容するロック用ソレノイドを設
けた自動変速機のシフトロック装置において、前記ロッ
ク用ソレノイドには前記ロック用カムを手動で引退解除
する手動解除レバーを設け、この手動解除レバーを前記
インストルメントパネルに装着される引き出し式収納ト
レイの装着用開口部の後方に位置させ、運転席側からこ
の引き出し式収納トレイの装着用開口部を通して操作可
能としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
ロック用ソレノイドの手動解除レバーをインストルメン
トパネルに装着される引き出し式収納トレイの後方に配
置し、通常は、手動解除レバーが引き出し式収納トレイ
にカバーされて目立たず、解除操作の必要な時には、引
き出し式収納トレイを離脱し、運転席側から装着用開口
部を通して手動解除レバーを操作している。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1〜図3はこの発明の実施例を示すもの
である。図2において、2は自動変速機(図示せず)が
備えられた車両、4は車室、6はステアリングホイー
ル、8はステアリングコラム、10はインストルメント
パネル、12はセンタコンソールである。このセンタコ
ンソール12は、インストルメントパネル10の中央部
位に配設されている。インストルメントパネル10の車
両後方側の表側である車室4側には、図1及び図2に示
す如く、ガーニッシュ14が取り付けられている。イン
ストルメントパネル10の内部である裏側の下方には、
空調装置16のヒータユニット18が設置されている。
【0017】前記インストルメントパネル10のセンタ
コンソール12には、空調操作部20が設けられてい
る。インストルメントパネル10のセンタコンソール1
2の上側には、オーディオ取付スペース22が設けられ
ている。また、インストルメントパネル10のセンタコ
ンソール12の下側には、スイッチ群24と、灰皿等に
使用される引き出し式収納トレイ(図示せず)の装着用
開口部26が設けられている。また、インストルメント
パネル10の下方には、カップホルダ28が配設されて
いる。
【0018】インストルメントパネル10の裏側には、
図3に示す如く、自動変速機のセレクト機構30のレバ
ー組立体32が設けられる。このレバー組立体32に
は、ディテント機構34のディテントプレート36が設
けられている。このディテントプレート36の軸保持部
38−1には、ステアリングコラム8とスイッチ群24
・引き出し式収納トレイの装着用開口部26との間で且
つ車両後方側の車室4側に突出するセレクトレバー40
が回動可能に軸支して設けられる。
【0019】つまり、このセレクトレバー40のレバー
軸42は、途中が軸保持部38−1に支持されるレバー
回転軸42dの外周面に固定され、図1及び図3に示す
如く、このレバー回転軸から車両前方側に直線状に延設
する基端部42aと、インストルメントパネル10の挿
通孔部(図示せず)から車両後方側の車室4側に延出し
て湾曲した湾曲部42bと、車両後方側で少し斜め上方
に指向した先端部42cとからなる。このレバー軸42
の先端部42cには、ノブボタン44を備えたグリップ
(ノブ)46が取り付けられている。
【0020】また、前記ディテントプレート36には、
図3に示す如く、セレクトレバー40のノブボタン44
の動作によって進退動されるディテントピン48が係合
・離脱される少なくともパーキング段部50を有する段
部開口52が形成されている。
【0021】このディテントプレート36の段部開口5
2にあっては、従来と同様な形状なので、ここでは、そ
の説明を省略する。セレクトレバー40は、各シフトレ
ンジであるパーキングレンジ(P)と、リバースレンジ
(R)と、ニュートラルレンジ(N)と、ドライブレン
ジ(D)と、2速レンジ(2)と、1速レンジ(1)と
に、レバー回転軸を中心として上下方向に回動されるも
のである。
【0022】更に、セレクトレバー40のレバー軸42
の基端部42aの先端には、シフトケーブル(図示せ
ず)の一端側が接続している。このシフトケーブルは、
レバー組立体32の保持ブラケット部54に取り付けた
図示しない支持具によって保持され、他端側が自動変速
機に連絡している。
【0023】前記ディテント機構34においては、セレ
クトレバー40のノブボタン44の押し込み・放し操作
によりシフトロッドを介してディテントピン48を進退
動作させ、ディテントプレート36の各段部にディテン
トピン48を係合・離脱させ、セレクトレバー40を各
シフト位置にシフト操作することにより、セレクトレバ
ー40の移動を規制し、図示しないシフトケーブルを介
して自動変速機の係合状態を切り換える。
【0024】また、ディテントプレート36のソレノイ
ド保持部38−2には、シフトロック装置56のロック
用ソレノイド58が設けられる。このロック用ソレノイ
ド58は、インストルメントパネル10の内部である裏
側(車両前方側)で、ディテントプレート36に鉛直方
向に指向して取付具60で取り付けられる。
【0025】そして、ロック用ソレノイド58は、図示
しないヨーク内において、コイル(図示せず)と、この
コイル内に設けられた支持用管部材(図示せず)と、こ
の支持用管部材の軸用孔(図示せず)内で下端側に位置
するソレノイド軸(図示せず)と、このソレノイド軸の
上端に固定されたプランジャ(図示せず)と、このプラ
ンジャの上部位に連結されて上方に指向し且つディテン
トピン48を係合させる係合段部62aを有するロック
用カム62と、ヨークの上部位でロック用カム62が接
するゴムクッション(図示せず)と、ヨークの下部位に
接してプランジャを上方に押圧付勢するソレノイドスプ
リング(図示せず)と、コイルに連絡する電気コード
(図示せず)とを備えている。
【0026】前記ロック用ソレノイド58は、非通電時
に、ロック用カム62をロック位置に押進動作させてパ
ーキング段部50からのディテントピン48の離脱を阻
止するとともに、通電時には、ロック用カム62を解除
位置に引退動作させてパーキング段部50からのディテ
ントピン48の離脱を許容するものである。
【0027】つまり、シフトロック装置56において
は、イグニションキー(図示せず)がオンのときにブレ
ーキペダル(図示せず)を踏み込まなければ、セレクト
レバー40をパーキングレンジからシフトチェンジさせ
ないようにするものであり、ディテントプレート36の
パーキング段部50近傍に配置したロック用ソレノイド
58が備えられている。ロック用ソレノイド58は、ブ
レーキペダルのブレーキスイッチ(図示せず)に連絡し
ている。
【0028】ロック用ソレノイド58には、図1、3に
示す如く、ロック用カム62を手動で引退解除する手動
解除レバー64が、ロック用カム62とは反対方向の下
方に延出して取り付けられている。つまり、この手動解
除レバー64は、上方に指向するロック用カム62に一
端が接続されるとともに下方に指向して延設され他端に
L字状の操作端部64aが取り付けられている。
【0029】このとき、前記手動解除レバー64を前記
インストルメントパネル10に装着される引き出し式収
納トレイの装着用開口部26の後方に位置させ、運転席
側からこの引き出し式収納トレイの装着用開口部26を
通して操作可能な構成とする。
【0030】詳述すれば、ガーニッシュ14の引き出し
式収納トレイの装着用開口部26の後方に、図1に示す
如く、手動解除レバー64のL字状の操作端部64aが
位置するようにレイアウトを変更し、この引き出し式収
納トレイの装着用開口部26から手を挿入すれば、運転
席側からロック状態を解除可能とする。
【0031】そしてこのとき、手動解除レバー64の解
除方向は、図1及び図3に示す如く、下方向であり、手
動解除レバー64を下方向に移動させることによって、
ディテントピン48とロック用カム62との係合が外
れ、ロック状態が解除される。
【0032】また、前記引き出し式収納トレイとして
は、アッシュトレイを使用する。
【0033】次に作用を説明する。
【0034】通常使用時には、インストルメントパネル
10のガーニッシュ14の装着用開口部26にアッシュ
トレイからなる引き出し式収納トレイが装着されてい
る。
【0035】また、ロック状態を解除しようとする際に
は、ガーニッシュ14の装着用開口部26からアッシュ
トレイからなる引き出し式収納トレイを抜き出し、装着
用開口部26を開放する。
【0036】そして、このガーニッシュ14の引き出し
式収納トレイの装着用開口部26の後方に位置する手動
解除レバー64に、運転席側からこの引き出し式収納ト
レイの装着用開口部26を通して手を挿入し、手動解除
レバー64のL字状の操作端部64aをを下方向に移動
させ、ディテントピン48とロック用カム62との係合
を外し、ロック状態を解除する。
【0037】これにより、ロック用ソレノイド58の手
動解除レバー64をインストルメントパネル10に装着
される引き出し式収納トレイの後方に配置し、通常は手
動解除レバー64が引き出し式収納トレイにカバーされ
て目立たず、解除操作の必要な時には引き出し式収納ト
レイを離脱すれば、運転席側から装着用開口部26を通
して手動解除レバー64を容易に操作することができ、
操作性を向上し得て、実用上有利である。しかも、複雑
な機構をほとんど必要とせず、簡略な構成を維持でき、
コストを低廉とし得る。
【0038】また、前記引き出し式収納トレイとして、
アッシュトレイを使用することにより、インストルメン
トパネル10に設置されているアッシュトレイの後方に
シフトロック装置の手動解除レバー64を配置すること
ができ、インストルメントパネル10への部品追加がな
いとともに、インストルメントパネル10に装着される
他の部品のレイアウトを大幅に変更する必要がなく、製
作が容易で、安価な構成とすることができるものであ
る。
【0039】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0040】例えば、この発明の実施例においては、手
動解除レバーをインストルメントパネルに装着される引
き出し式収納トレイの装着用開口部の後方に位置させ、
運転席側から引き出し式収納トレイの装着用開口部を通
して操作可能とする構成としたが、引き出し式収納トレ
イに、あるいは引き出し式収納トレイ近傍に引き出し式
収納トレイの押し込み動作に連動して手動解除レバーを
解除する解除スイッチを設ける特別構成とすることも可
能である。
【0041】すなわち、引き出し式収納トレイに、ある
いは引き出し式収納トレイ近傍に解除スイッチを設け、
引き出し式収納トレイを押し込む際に、解除スイッチを
押圧操作し、引き出し式収納トレイの押し込み動作に連
動して手動解除レバーを解除するものである。
【0042】また、前記解除スイッチのみを単独で操作
しても、手動解除レバーは解除されないものである。
【0043】さすれば、前記解除スイッチを押圧操作し
つつ、引き出し式収納トレイを押し込むことにより、手
動解除レバーを容易に解除することができ、操作性をよ
り一層向上し得るとともに、たとえ解除スイッチのみを
単独で操作しても、手動解除レバーが解除されるもので
はなく、信頼性を向上し得る。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの本発明によ
れば、車両のステアリング近傍のインストルメントパネ
ルに取り付けられる自動変速機のセレクト装置のレバー
組立体にセレクトレバーを回動可能に軸支して設け、レ
バー組立体にはセレクトレバーのディテントピンが係合
離脱される少なくともパーキング段部を有する段部開口
を形成したディテントプレートを設け、非通電時にロッ
ク用カムをロック位置に押進動作させて前記パーキング
段部からのディテントピンの離脱を阻止するとともに、
通電時にロック用カムを解除位置に引退動作させてパー
キング段部からのディテントピンの離脱を許容するロッ
ク用ソレノイドを設けた自動変速機のシフトロック装置
において、ロック用ソレノイドにはロック用カムを手動
で引退解除する手動解除レバーを設け、手動解除レバー
をインストルメントパネルに装着される引き出し式収納
トレイの装着用開口部の後方に位置させ、運転席側から
引き出し式収納トレイの装着用開口部を通して操作可能
としたので、通常は手動解除レバーが引き出し式収納ト
レイにカバーされて目立たず、解除操作の必要な時には
引き出し式収納トレイを離脱すれば、運転席側から装着
用開口部を通して手動解除レバーを容易に操作すること
ができ、操作性を向上し得て、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すインストルメントパネ
ルのガーニッシュ部分の概略斜視図である。
【図2】車両の車室内でインストルメントパネル側を斜
め下方に見た斜視図である。
【図3】自動変速機のセレクト機構のレバー組立体とデ
ィテント機構とシフトロック機構部分とを示す概略斜視
図である。
【図4】従来技術を示すフロアシフトにおけるシフトロ
ック状態のシフトロック機構部分の概略説明図である。
【図5】従来技術を示すフロアシフトにおける手動解除
レバー位置を示す概略説明図である。
【図6】他の従来技術を示すインストルメントパネルの
ガーニッシュ部分の概略斜視図である。
【符号の説明】
2 車両 4 車室 6 ステアリングホイール 8 ステアリングコラム 10 インストルメントパネル 12 センタコンソール 14 ガーニッシュ 22 オーディオ取付スペース 24 スイッチ群 26 装着用開口部 30 セレクト機構 32 レバー組立体 34 ディテント機構 36 ディテントプレート 38−1 軸保持部 38−2 ソレノイド保持部 40 セレクトレバー 42 レバー軸 44 ノブボタン 46 グリップ(ノブ) 48 ディテントピン 50 パーキング段部 52 段部開口 54 保持ブラケット部 56 シフトロック装置 58 ロック用ソレノイド 62 ロック用カム 62a 係合段部 64 手動解除レバー 64a 操作端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリング近傍のインストルメ
    ントパネルに取り付けられる自動変速機のセレクト装置
    のレバー組立体にセレクトレバーを回動可能に軸支して
    設け、このレバー組立体には前記セレクトレバーのディ
    テントピンが係合離脱される少なくともパーキング段部
    を有する段部開口を形成したディテントプレートを設
    け、非通電時にロック用カムをロック位置に押進動作さ
    せて前記パーキング段部からのディテントピンの離脱を
    阻止するとともに、通電時にロック用カムを解除位置に
    引退動作させて前記パーキング段部からのディテントピ
    ンの離脱を許容するロック用ソレノイドを設けた自動変
    速機のシフトロック装置において、前記ロック用ソレノ
    イドには前記ロック用カムを手動で引退解除する手動解
    除レバーを設け、この手動解除レバーを前記インストル
    メントパネルに装着される引き出し式収納トレイの装着
    用開口部の後方に位置させ、運転席側からこの引き出し
    式収納トレイの装着用開口部を通して操作可能としたこ
    とを特徴とする自動変速機のシフトロック装置。
  2. 【請求項2】 前記引き出し式収納トレイは、アッシュ
    トレイであることを特徴とする請求項1に記載の自動変
    速機のシフトロック装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018074045A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 電流センサ及び分電盤
CN114506214A (zh) * 2022-02-28 2022-05-17 奇瑞汽车股份有限公司 汽车副仪表板操作台

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