JP2003093907A - 茶葉などの粉砕方法および装置 - Google Patents

茶葉などの粉砕方法および装置

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JP2003093907A
JP2003093907A JP2001331687A JP2001331687A JP2003093907A JP 2003093907 A JP2003093907 A JP 2003093907A JP 2001331687 A JP2001331687 A JP 2001331687A JP 2001331687 A JP2001331687 A JP 2001331687A JP 2003093907 A JP2003093907 A JP 2003093907A
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ball
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Kozo Fujita
浩三 藤田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 効率の良い,品質劣化の少ない,衛生的で粉
塵の生じない,場所を足らない,かつ多品種の被粉砕物
の区分処理の可能な,茶葉などを粉砕する方法および装
置を提供する。 【解決手段】 (その1)円筒形の密閉容器25に被粉
砕物30を玉状鉱物35と一緒に入れてこの密閉容器2
5を動力装置を用いて公転と自転を与えるように回転さ
せる。その際ひとつの自転軸8の周囲に複数個の密閉容
器25を周回(自転)させる,(その2)内部に内筒を
設けた円筒形の密閉容器25に被粉砕物30を玉状鉱物
35と一緒に入れて動力装置により自転と公転を与える
よう回転させる。(その3)上の粉砕方法および装置に
おいて特定の直径と表面粗さを有する鋼球を玉状鉱物3
5として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は茶葉など食品または
薬品性の植物を粉砕して,粒径の小さい,熱による変質
の少ない良質な粉砕品を,効率良く衛生的に,また多品
種の被粉砕物を相互に混入させることなく効率的にその
粉末を得ることの出来る方法および装置に関するもの
で,特に乾燥および予備粉砕された茶の葉を粉砕して粒
径の小さい良質な抹茶粉を得るのに適した粉砕方法およ
びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来抹茶のような粒径の小さい茶葉の粉
末を作る方法および装置としては、古来からの石臼の使
用、あるいは適当な鉱物質(アルミナ,ステアタイト,
ジルコニアなど)などの玉状鉱物(粉砕媒体)を被粉砕
物であるあらかじめ乾燥させて粗挽された被粉砕物の細
片と共に密閉容器に入れこれを適当な動力装置で回転さ
せたり特殊な形状の攪拌棒で強力に攪拌する方法が知ら
れている。前者の石臼は古来知られている方法で最良質
の被粉砕物の粉末を作ることが出来るが効率が悪く、し
かも粉末が装置からこぼれるように出てくるので当該粉
砕品が茶葉など食品の場合衛生上問題があり管理に神経
を使う必要があり、さらに作業場所の環境が粉塵で損な
われると言う欠点がある。一方後者は機械化された方法
で、密閉作業が可能なため衛生や粉塵の問題は生じない
が、細かい粉末を作るためには強力かつ長時間の攪拌を
必要とし、そのため装置が熱を発生するために被粉砕物
の性質が変化するのが普通で、従って例えば茶葉の場
合,通常菓子や料理に使う茶葉粉末の製造はともかく
「おうす」として知られている茶道に用いる高級な抹茶
などの製造には使われないのが普通であった。この場
合,品質の劣化を少しでも防ぐために特殊な冷却装置を
用いるなど工夫もなされているが、それでも効果には限
度があり,しかも品質面だけでなく装置自体が大がかり
になり高価でかつエネルギー効率が悪いと言う欠点があ
った。また,装置を効率化しようとすればするほど一度
にまとめて処理する被粉砕物の量が増加し,被粉砕物が
茶葉などの嗜好品の場合に要求される生産者(産地)別
あるいは用途別に多種類少量の原材料を相互に混入を避
けながら別々の粉砕仕様で粉砕する言ったきめ細かい作
業が困難になる問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
問題を解決するためになされたものであり、冷却装置な
どの大がかりな付属装置を必要としない簡単な装置で、
衛生や粉塵の問題を生じることなく。熱による変質の非
常に少ない高品質の茶葉などの粉末を短時間に効率よく
製造することが出来,しかも多種類少量の原材料を相互
に混入を避けながら別々の仕様で処理すると言ったきめ
細かい作業が可能な,茶葉などの新規な粉砕方法および
装置を提供するものである
【0004】上記課題を達成するために請求項1および
請求項2に示す茶葉などの粉砕方法および装置では、水
平に配置された第1の回転軸と,第1の回転軸に平行に
それぞれがこれと一定の距離を保ってこの周囲を周回可
能に配置された複数個の第2の回転軸と,筒状をなしそ
の母線が上記第2の回転軸に平行になるように上記第2
の回転軸の少なくともひとつの周囲にこれを取り囲むよ
うにこれに相対的に固定された複数個の密閉容器を用
い,上記第2の回転軸を上記第1の回転軸の周囲に第1
の角速度で周回させると同時に上記密閉容器を上記第2
の回転軸と共にこれを中心として上記第1の角速度より
絶対値の小さい第2の角速度で回転させる動力装置を備
え,上記密閉容器に玉状鉱物と共に被粉砕物を入れて上
記動力装置を動作させ,上記玉状鉱物および上記密閉容
器の側壁と被粉砕物を互いに摩擦,押圧,又は衝突せし
めて被粉砕物質の粉末を得る。
【0005】請求項3および請求項4に示す記載の茶葉
などの粉砕方法および装置では、先に述べた課題を達成
するために,水平に配置された第1の回転軸と,第1の
回転軸に平行にそれぞれがこれと一定の距離を保ってこ
の周囲を周回可能に配置された第2の回転軸と,筒状を
なしその母線が上記第2の回転軸に平行になるように上
記第2の回転軸に相対的に固定された密閉容器を用い,
この密閉容器の内部にこの密閉容器の内面と距離を保っ
てほぼその全長にわたって配置された内筒を設け,上記
第2の回転軸を上記第1の回転軸の周囲に第1の角速度
で周回させると同時に上記密閉容器を上記第2の回転軸
と共にこれを中心として上記第1の角速度より絶対値の
小さい第2の角速度で回転させる動力装置を備え,上記
密閉容器に玉状鉱物と共に被粉砕物を入れて上記動力装
置を動作させ,上記玉状鉱物および上記密閉容器の側壁
と被粉砕物を互いに摩擦,押圧,又は衝突せしめて被粉
砕物質の粉末を得る。
【0006】ただし上の第1ないしよび第4の請求項に
おける,第2の角速度とは,第1の回転軸と第2の回転
軸を結ぶ線を回転角度の基準として,上記第2の回転軸
が回転する角速度を言うものとする。
【0007】請求項5および請求項6に示す茶葉などの
粉砕方法および装置では,請求項3または請求項4にお
ける密閉容器の母線に垂直な断面において,内筒と上記
密閉容器の断面形状が共に円形またはこれに近い多角形
であって,上記内筒の平均断面径が上記側壁の平均断面
径の30ないし70パーセントであるようになされる
【0008】請求項7よび請求項8に示す茶葉などの粉
砕方法および装置では,請求項1ないし請求項4におけ
る玉状鉱物として、直径が2mmと10mmの間にあ
り,クロムを含んでなる耐摩耗鋼からなりその表面粗さ
がJIS B0601に定義されJIS B0651に
規定する測定方法で測定したときのRy値にして2.0
μmと10.0μmの間にある鋼球を使用する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は本発明に係る茶葉などの粉
砕方法に用いる装置の部分破断正面図、断面図および部
分破断側面図である。図においてフレーム1は装置全体
の骨格をなすもので主回転軸2がその軸を水平方向に保
って回転可能なように取り付けられている。主回転軸2
には主プーリー3が取り付けられており、主プーリー3
は主ベルト4を介してフレーム1に固定されたモーター
5に動力伝達可能に接続されており、これによってモー
ター5が回転すると主回転軸2が回転するようになされ
ている。主回転軸2には又円板6が主回転軸2に直交す
るように取り付けられている。従って円板6は主回転軸
2の回転にともなって回転する。なお図の例では強度を
保つため円板6を2個平行に配置している。
【0010】円盤6には以下で副回転軸8と呼ぶ回転軸
が円盤6の面に直交するように,従って主回転軸2に平
行に,かつ回転可能に植設されている。副回転軸8は複
数個(図の例では4個)が主回転軸2と同心の円上に等
ピッチで設けられている。複数個の副回転軸8はそれぞ
れに同じ大きさの副プーリー9が同一平面内に取り付け
られている。複数個の副プーリー9にはこれを取り囲ん
で副ベルト10が架設されており、副ベルト10は補助
プーリー11a,11b,11c,および補助ベルト1
2を介して主回転軸2によって駆動され,従って主回転
軸2の回転と同時にこれと一定の関係を保って副プーリ
ー9従って副回転軸8が回転するようになされている。
なお,補助プーリー11aは主回転軸に固定されてこれ
と同時に回転し,補助プーリ11bおよび11cは相互
に固着されると同時に主回転軸2に平行な補助回転軸1
3上で自由に回転するようになされている。
【0011】さて以上の構成でモーター5を回転させる
と円盤6が回転するが、円盤6に植設された副回転軸8
は副プーリー9、副制御ベルト10、補助プーリー11
a,11b,11c,および補助ベルト12の働きによ
って回転を規制され、結果的に円盤6が主回転軸2を軸
としてある角速度(第1の角速度)で回転(公転)する
と同時に円盤6上で別の角速度(第2の角速度)で自転
を行う様な回転が与えられる。ここで第2の角速度とい
うのは主回転軸2と副回転軸8のひとつを結ぶ線を基準
と考えた時,副回転軸8がこの基準線に対して相対的に
回転する回転速度を言う。なお,以下に述べるような所
望の回転速度を得るにはこの間に用いられるプーリー類
の直径に所定の関係が必要であるがここでは説明を省い
ている。なお図は必ずしも実施例を縮尺して表すもので
はない。なお,副プーリー9はそれぞれが同一直径を有
するふたつのプーリーの重ね合わせからなり,その一方
は補助副ベルト14および補助プーリー11dによって
回転を規制されている。これは円盤6の回転位置如何に
関わらずすべての副回転軸8の回転がとぎれずに継続す
るように設けた補助装置である。
【0012】以上述べたフレーム1から補助副ベルト1
4までの機構を動力装置100と呼ぶ。
【0013】さて,副回転軸8のおのおのにはホルダー
20が取り付けられている。ホルダー20のそれぞれは
金属で出来た円筒形の容器で、それぞれのホルダー20
は副回転軸8と一体をなしており、一端に蓋21が開閉
可能に設けられており、ホルダー20の内容物を必要な
ときに出し入れ出来るようになされている。なお本図に
はその開閉構造の詳細は省略している。ホルダー20は
円筒形状であって中心軸が副回転軸8と一致するように
少なくとも動作時にはこれに固着されている。したがっ
て副回転軸8が円板6に対して回転するとホルダー20
も円板6に対して(前述の基準線に対して)回転する。
【0014】ホルダー20の中には複数個の密閉容器2
5が収納される。密閉容器25はステンレスなどからな
るそれほど肉厚の大きくない円筒型の容器で,その断面
は円形または多角形とし,その径は複数個が丁度ホルダ
ー20の内径にがたつかずに収まる大きさを有し,それ
ぞれが一端に開閉可能な蓋26を有している。従って密
閉容器25は必要なときにホルダー20から取り外し蓋
26を開けて内容物の出し入れをする事が出来る。
【0015】ホルダー20部分のより詳細な例を図2に
示す。図においてAは図1におけるホルダー20の蓋2
1を取り外した状態を示す。蓋21は同図Bに示すよう
に止め金具22で押さえるようにしても良い。また運動
による発熱を防止するために空気孔23を設けても良
い。蓋21はまた,同図Cのようにホルダー20の側面
に設けて,蝶番24で開閉可能にしても良い。この部分
の形状によっては副回転軸8をホルダー20の両側に設
け保持を確実にすることもできる。この場合は図1に示
した動力装置100も構造を変更する必要があるが詳細
は省略する。これらの部分には上術の組み合わせを含め
種々の方法が考えられるのは言うまでもない。
【0016】密閉容器25は,図3Aに示すごとく複数
個の密閉容器25を互いに前もって接続部27で接続し
ておいても良い。このようにすればホルダー20はもは
や筒型である必要はなく,例えば同図Bに示すような副
回転軸8に取り付けられた保持棒20aを有する小円盤
20bの様な物で充分である。この図では密閉容器25
のホルダー20からの脱落防止方法は省略しているが,
詳述するまでもなく多数考え出すことが出来る。
【0017】密閉容器25の中には茶葉などのこれから
粉砕しようとする被粉砕物30が入れられる、これは事
前に充分乾燥させられて,かつ通常は適当に予備粉砕さ
れている。
【0018】密閉容器25には同時に粉砕媒体としての
多数の玉状鉱物35が入れられる。玉状鉱物35は角に
尖った部分がなく全体としては丸みを帯びており、その
表面が光沢を示さない程度の表面粗さを有している出来
るだけ比重の高い物質がよい。玉状鉱物35としては例
えば直径3.0mmの耐摩耗性を有するクロムを含有す
る焼きの入った,表面粗さがJIS B0601に定義
されるRy値をJISB651に規定する測定方法で測
定して基準長さ0.25mmにつき2.0μmから1
0.0pm(実際問題として+/−1.5μm位ばらつ
く)程度の表面粗さを有している鋼球を用いる。
【0019】玉状鉱物35はこれだけを密閉容器20に
入れた時,全体として水平に配置される密閉容器25の
下方にその直径の3分の1ないし5分の2程度の量が入
れられる。この状況を図4に示す。なお,被粉砕物30
の量は玉状鉱物35の上の面がそれによってわずかに上
がる程度までの範囲で入れられる。被粉砕物30が予備
粉砕されているとすれば玉状鉱物35相互の間にはかな
りの隙間があるので,この限度量は,隙間を満たすより
やや多い程度までと言える
【0020】さて以上のような準備の後、モーター5を
回転させて動力装置100を動作させる。まず主円板6
が回転する。これは副回転軸軸8したがってホルダー2
0に公転を与える事を意味する。この回転速度を第1の
角速度と呼ぶ。するとこの回転と既に述べた動力装置1
00の構成によりホルダー20内に収納されている密閉
容器25は円板6に対しては相対的に上の公転とは別の
角速度で回転する。この速度を第2の角速度と呼ぶ。な
お,第2の角速度は主回転軸2と副回転軸8を結んだ線
を基準線として相対的に定義される。この時両回転の速
度が適当であると,密閉容器25内で内容物(被粉砕物
30と玉状鉱物35)が公転による遠心力で密閉容器2
5の側壁に押しつけられ,同時に自転による遠心力,コ
リオリの力,および重力により互いに擦れ合うようにぶ
つかり合いながら落下,混合を繰り返す複雑な循環運動
が繰り返される。この循環の際被粉砕物30は玉状鉱物
35同士又は玉状鉱物35と密閉容器25の側壁の間に
働くせん断力をともなう摩擦,押圧,又は衝突によって
粉砕される。
【0021】以上述べた本発明の実施例による茶葉など
の粉砕方法および装置の従来にない効果は第1に密閉容
器25の大きさ,配置,およびその駆動方法の組み合わ
せによって発揮される。以下構成上の特長と効果の関係
について述べる。
【0022】粉砕媒体として玉状鉱物35を筒状の密閉
容器に被粉砕物と一緒に入れて回転させ粉砕する装置と
しては従来からボールミルと称する装置が知られてい
る。しかしかかる装置は密閉容器を単に回転させるだけ
で,粉砕媒体は単に密閉容器内部を転がるように循環す
るだけである。この構成でもある程度の粉砕効果は期待
できるものの,一般に粉砕に要する時間が長く,また被
粉砕物の温度上昇があり,従って変質が避けられなかっ
た。
【0023】発明者はかかるボールミルによる粉砕方法
と旧来からの石臼による粉砕方法を比較考察し,種々実
験を行った結果,茶葉などの粉砕にあって変質のない良
質の粉砕効果を得るためには,被粉砕物が粉砕媒体どう
しまたは粉砕媒体と密閉容器の壁の間に挟まれた状態
で,圧力によってわずかに擦れ合う(ギシギシした感
じ)状況を実現する事が重要であることを発見した。従
来ボールミルなどとして知られている密閉容器内での粉
砕媒体との単なる混合回転は,勿論部分的にかかる状況
を実現しており,ある程度の粉砕効果もあるが,粉砕媒
体が容器内を転動する為に費やされるエネルギーが相対
的に大きく,容器を回転させるに要するエネルギーは大
半が粉砕媒体の転動による温度上昇に費やされてしまう
事を発見した。
【0024】かと言って,単なる圧縮だけでは被粉砕物
の同じ場所に圧力がかかるだけで粉砕効果は上がらな
い。混合ないし攪拌と言う操作もある程度は必要なので
ある。問題は密閉容器を動かした際,質量のある粉砕媒
体が不必要に密閉容器内を移動することなく効率的に内
容物の混合が行われることである。一方で粉砕媒体どう
しの圧力も必要である。以上の考察のもとに発明者は次
の結論に達した。
【0025】容器内で粉砕媒体どうしが強い圧力を及ぼ
し合うためには粉砕媒体の比重が大きく,加えられる力
が大きいことが必要である。従って玉状鉱物として出来
るだけ比重の大きいものを用いると同時に,密閉容器2
5は単に回転させるだけでなく遠心力を利用して相互な
いしは密閉容器25の壁との間に圧力を生じるようにあ
る程度大きい回転半径と角速度で回転させるのが望まし
い(遠心力は回転半径と角速度の平方に比例する)。
【0026】密閉容器を筒型とし,筒に平行な回転軸を
軸に密閉容器を単に回転させるだけでは内容物に圧力を
かけることは出来るが内容物が密閉容器側壁にへばりつ
いて混合が起こらず結果的に粉砕効果は少ない,密閉容
器は公転させると共にそれ自身が公転軸から離れたとこ
ろにある自転軸を中心として自転させるのがよい。自転
により内容物が密閉容器内を転がり攪拌が起こる。
【0027】非常に重要なのは,この場合密閉容器の断
面径を大きくしない事である。もしこれが大きいと自転
に伴って生ずる内容物が密閉容器内で転がり移動する距
離が長くなり先に述べた好ましくない摩擦熱が増える。
圧力を発生させるための遠心力は公転で自在に得られる
から,密閉容器の直径は原理的には小さい程良い。一方
で装置は,効率的な粉砕を目的とする。従って図5のよ
うな,小さい断面を有する(従って断面に現れる容器径
や周長の短い)多数の筒型の密閉容器25を主回転軸2
の周りに多数配置し,それ自身を筒に平行な自転軸であ
る副回転軸(図5には示してない)を軸として自転させ
ると共に主回転軸2の周りに公転させる構成が考えられ
る。この様にすれば自転に伴って密閉容器25内で生ず
る内容物の転動距離は密閉容器25の径で制限され不必
要に大きくならず,従って発熱も少なくて済む,また一
回の粉砕あたりの処理量も大きくできる。なお,筒状の
密閉容器25の全長にわたり均等な粉砕効果を得るため
に回転軸を水平に配置することが必要である。
【0028】しかしこの様な構成にすると,円盤6また
はそれに相当する部分が大きくなり,装置全体がかさ高
い物になってしまう。さらには密閉容器25の数と同数
の副回転軸を設ける必要があり,同時にその個々に密閉
容器8の着脱装置を設けるとなるとそのための構造が複
雑になる。また,かかる装置はかなり高速で回転するた
め実際問題として安全カバー(本実施例では図示せず)
が必要になるが,そうすると作業の効率化の為には内容
物を取り出す際の密閉容器25の停止位置制御も問題に
なる。つまり安全カバー上の特定の部分だけに窓を開け
てそこに密閉容器を停止させ密閉容器を取り出す様なこ
とが必要となり,その為の制御装置が必要になる。
【0029】副回転軸が多いとかさ高になる原因は図5
からも明らかなごとく主回転軸2の周囲に使われていな
い空間が生じてしまうためである。図1の実施例にに示
すごとく少数のホルダー20をそれぞれの副回転軸8に
よって回転させると共に,そのおのおのの中に複数個の
比較的直径の小さい密閉容器25を納めれば,既に図2
や図3で述べたような密閉容器の取り付け構造を採用す
る余地が出来,上に述べたような密閉容器25の取り扱
いの問題の改善が可能になる。
【0030】なお,密閉容器25の公転と自転の速度は
実験によって定める。公転の速度は玉状鉱物35が遠心
力により充分な圧力を発生するように定められ,自転の
速度は被粉砕物30と玉状鉱物35の混合を目的とする
が,前述のごとくこれがあまり多すぎると昇温を伴うの
で不必要に早くならないように定める。この条件は使用
する玉状鉱物35にもよるが,一般的には両回転の方向
が互いに逆であり,更に自転速度の絶対値が公転速度の
絶対値にくらべ数分の1程度の時被粉砕物30の品質を
保ちかつ粉砕効率も良好である。
【0031】本発明のもう一つの特長は表面が光沢のな
い適当に粗い面状態を有する玉状鉱物35を用いること
である。発明者は表面の滑らかな粉砕媒体を用いて茶葉
などの粉砕を行うと,被粉砕物の粒子がある程度細かく
なった時点では被粉砕物が側壁の内面を覆うようにこび
りつき効率の低下や粒度むらの現象が起きてしまうこと
を発見した。同時にこの問題への対策として適当な表面
粗さを有する玉状鉱物を用いると面同士がぶつかり合う
ときに生ずるせん断力をともなう押圧力や衝突力が被粉
砕物に有効に働き単に粉砕が効率的に行われるだけでな
く,ヤスリの様な効果によって側壁へのこびりつき現象
も減少することを発見した。先に述べた表面の粗さはこ
のような観点から選ばれた物である。この表面状態はあ
まり粗いと時間をかけても目的とする粒度の粉砕が得ら
れず、又あまり細かいと表面が光沢性の玉状鉱物を用い
たと同様の現象が起きてしまい粉砕効率が低下する。鋼
球は比重が高いと同時に自由な表面粗さの物を比較的容
易に製作することが出来,従って玉状鉱物35として最
適な物のひとつである
【0032】玉状鉱物35直径は,これが小さいと1回
の衝突あたりのエネルギーが小さくなり効率が低下す
る。一方これが大きすぎると衝突ないし相互が摩擦を伴
って接触する箇所の数が減少し同じく粉砕効果が減少す
る。従って玉状鉱物35の平均直径は,一般的には1.
5ないし10mmが好ましい。ここでは最適直径が一般
にボールミルなどで用いられている粉砕媒体より比較的
に小さいことを指摘しておく。
【0033】第1図の構成で茶葉を粉砕する実施例の具
体的パラメータは次の通りである。 副回転軸8(4個)の植設されるピッチ円の直径: 6
0cm ホルダー20: 直径20cm,長さ35cm (これ
を4個用いる) 密閉容器25: 外形8cm,肉厚0.2cm,長さ3
2cm (これを計16個用いる) 玉状鉱物35: 直径3.5mm,表面粗さRy値3.
5μm これを密閉容器25の1個あたり1.1kg用
いる。 公転回転速度: 毎分180回転(主回転軸2の回転速
度) 自転回転速度: 公転の回転と逆方向に毎分60回転
(主回転軸2と副回転軸8を結んだ線を基準とする相対
的な値) 茶葉の量: 密閉容器1個あたり100gr,あらかじ
め乾燥および粗挽きがなされている
【0034】 以上のパラメーターで装置を1時間動作
させて得た茶葉の粉(抹茶)は,製茶の専門家によって
も石臼による製品と差がないと判定された。上に述べた
実施例によれば16個の密閉容器25を用いることが出
来るので一度(装置稼働1時間)で1.6kgの抹茶粉
を得ることが出来る事になる。勿論,粉砕中の被粉物3
0は露出していないので衛生面でも問題なく,粉塵の立
つ問題もない。また必要に応じて密閉容器25の内容を
厳密に区分出来るので,少量多品種を区別したのきめ細
かい粉砕も可能である。
【0035】次に本発明に関連した一つの改良を述べ
る,この改良例においては,全体として断面が円形また
は多角形の筒型をなしている密閉容器25に平行にその
内部に図6に示すような内筒28を設ける。内筒28は
その少なくとも一端が密閉容器25の端面25aに固定
された その外側面が筒状または棒状の耐摩耗性のある
部材で,図7に示すごとく断面形状は内筒25の断面形
状とほぼ相似形をなし断面の中央部に配置され,その断
面径(図7のd)は密閉容器25の内面の断面径(図7
のD)の30%ないし70%となされる。図6および図
7には断面が円形の例を示すが密閉容器25,内筒28
共に必ずしもその必要はない。なお,図6では密閉容器
25の蓋(図1および図2に記号26で示した部分)は
描くのを省略している。また内筒28はその一端を係る
蓋によって支えても良いのは勿論である。
【0036】かかる内筒28を設けると粉砕効率が著し
く向上する。観察の結果,一般に,被粉砕物30を玉状
鉱物35と共に単なる筒状の密閉容器28に入れて既に
述べたような運動を行わしめると,密閉容器28の断面
を見た時,その中心に近い部分に被粉砕物30が浮き上
がってきてこれが自転による攪拌にも関わらずいつまで
も玉状鉱物35の上に浮いたようにただよい,これに粉
砕効果が及びにくくなる事が判明した。これは前述の自
転による攪拌の際比重の大きい玉状鉱物35が比較的早
く容器内を移動するのに対し,比較的軽量な被粉砕物3
0は空気抵抗の影響などでいつも移動が遅れて密閉容器
25の中心部付近に残る傾向がある為である。
【0037】しかるに図6ないし図7に示す様な内筒2
8を設けると,玉状鉱物35の上に浮き上がるはずの被
粉砕物30も玉状鉱物35の移動に積極的に巻き込ま
れ,また内筒28と玉状鉱物35の間に挟まれるように
圧力を受け,結果的にまんべんなく粉砕されるようにな
る。
【0038】先に挙げた具体的実施例と同じパラメータ
ーを用い,密閉容器25内部にその全長にわたって外径
45mmの円筒形の内筒28を設けた場合,粉砕時間4
0分で前と同じ茶葉の粉(抹茶)を得ることが出来た。
さらに,本方法によれば粉砕時間が短いだけ一層の品質
の向上が図れることが判明した。
【0039】なお,内筒28を有する密閉容器25は必
ずしも図1に示すような粉砕方法および装置でなくて
も,密閉容器25を公転と自転を組み合わせて回転させ
る他の粉砕形態にも適用できる。従って,図5に示すよ
うな形態の粉砕方法および装置に適用できることは勿論
である。ここで内筒28の効果が良く発揮されるために
は自転と公転の組み合わせが必要である。密閉容器35
の内容物が単に容器内面を転がるように移動するのでは
なく,これによって容器の内壁を離れて容器中央部の空
間を飛ぶように移動する動きを生ずるからであると考え
られる。
【0040】本発明の一つの特長は,玉状鉱物として表
面が非光沢性の鋼球を用いることにあるが,先に述べた
条件(ただし内筒28なし)を用いて実験したところ。
同じ3.5mm直径の鋼球を同じ量用い,同じ時間で,
同じ量の茶葉を粉砕し,粒径分布をレーザ回折/散乱式
粒度分布測定装置で測定したところ,光沢性の鋼球(表
面粗さRy値約0.1μm)の場合,粒径頻度のメジア
ン15.2μmに対し非光沢性の鋼球(表面粗さRy値
約3.5μm)の場合は同じく11.9μmを得た。観
測される現象からして,この効果の差は内筒28が設け
られている場合にも同等に発揮できると考えられる。
【0041】
【発明の効果】本発明は,以上説明したように構成され
ているので,如何に記載されたような効果を有する。
【0042】第1の主要特長によれば水平に配置された
主回転軸と,これと一定の関係を保って配置された複数
個の副回転軸に取り付けた密閉容器を備え,この密閉容
器中に玉状鉱物と被粉砕物を入れ主回転軸により公転を
与えこれにより粉砕圧力を調整し,副回転軸により自転
を与えてこれにより内部攪拌の程度を調整するので,効
率が良く,熱による品質劣化が少なく,被粉砕物が露出
したり粉塵となって飛散することがなく、衛生・環境の
問題を生ずる事が少なく,かつ多種少量の被粉砕物を互
いに混入することなくきめ細かく区別して管理しながら
茶葉などの粉砕を行う事が出来ると共に,副回転軸の少
なくとも一つに複数個の密閉容器を取り付けるので上の
粉砕を比較的コンパクトな装置で実現できる。
【0043】また第2の主要特長によれば,公転と自転
の組合わさった運動の与えられ,かつその内部に内筒を
備えた密閉容器を備え,この密閉容器に玉状鉱物と被粉
砕物を入れ粉砕を行うので,効率が良く,熱による品質
劣化が少なく,被粉砕物が露出したり粉塵となって飛散
することがなく、また衛生・環境の問題を生ずる事が少
なく,茶葉などの粉砕を行うことが出来る。
【0044】また第3の主要特長によれば,上記第1ま
たは第2の主要特長を有する茶葉などの粉砕方法および
装置において,直径と表面の面粗さが所定の範囲にある
鋼球を玉状鉱物として用いるので,上記第1および第2
の主要特長による粉砕効率を一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉砕装置の部分破断正面図、断面
図および部分破断側面図
【図2】本発明に係るホルダーと密閉容器の関係を示す
斜視図
【図3】本発明に係るホルダーと密閉容器の別な関係例
を示す斜視図
【図4】本発明に係る密閉容器と玉状鉱物の関係を示す
断面図
【図5】本発明が関係する密閉容器の配列例を示す略図
【図6】本発明に係る密閉容器の内筒を示す部分破断斜
視図
【図7】本発明に係る密閉容器と内筒の大きさの関係を
示す断面図
【符号の説明】
1 フレーム 2 主回転軸 3 主プーリー 4 主ベルト 5 モーター 6 円板 8 副回転軸 9 副プーリー 10 副ベルト 11a,11b,11c 補助プーリー 12 補助ベルト 13 補助回転軸 14 補助副ベルト 20 ホルダー 20a 保持棒 20b 小円盤 21 蓋 22 止め金具 23 空気孔 24 蝶番 25 密閉容器 25a 端面 26 蓋 27 接続部 28 内筒 30 被粉砕物 35 玉状鉱物 100 動力装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に配置された第1の回転軸と,第1の
    回転軸に平行にそれぞれがこれと一定の距離を保ってこ
    の周囲を周回可能に配置された複数個の第2の回転軸
    と,筒状をなしその母線が上記第2の回転軸に平行にな
    るように上記第2の回転軸の少なくともひとつの周囲に
    これを取り囲むようにこれに相対的に固定された複数個
    の密閉容器を用い,上記第2の回転軸を上記第1の回転
    軸の周囲に第1の角速度で周回させると同時に上記密閉
    容器を上記第2の回転軸と共にこれを中心として上記第
    1の角速度より絶対値の小さい第2の角速度で回転させ
    る動力装置を用い,上記密閉容器に玉状鉱物と共に被粉
    砕物を入れて上記動力装置を動作させ,上記玉状鉱物お
    よび上記密閉容器の側壁と被粉砕物を互いに摩擦,押
    圧,又は衝突せしめて被粉砕物質の粉末を得ることを特
    徴とする茶葉などの粉砕方法。ただしここで第2の角速
    度とは,上記第1の回転軸と上記第2の回転軸を結ぶ線
    を回転角度の基準として,上記第2の回転軸が回転する
    角速度を言うものとする。
  2. 【請求項2】水平に配置された第1の回転軸と,第1の
    回転軸に平行にそれぞれがこれと一定の距離を保ってこ
    の周囲を周回可能に配置された複数個の第2の回転軸
    と,筒状をなしその母線が上記第2の回転軸に平行にな
    るように上記第2の回転軸の少なくともひとつの周囲に
    これを取り囲むようにこれに相対的に固定された複数個
    の密閉容器を備え,上記第2の回転軸を上記第1の回転
    軸の周囲に第1の角速度で周回させると同時に上記密閉
    容器を上記第2の回転軸と共にこれを中心として上記第
    1の角速度より絶対値の小さい第2の角速度で回転させ
    る動力装置を備え,上記密閉容器に玉状鉱物と共に被粉
    砕物を入れて上記動力装置を動作させ,上記玉状鉱物お
    よび上記密閉容器の側壁と被粉砕物を互いに摩擦,押
    圧,又は衝突せしめて被粉砕物質の粉末を得ることを特
    徴とする茶葉などの粉砕装置。ただしここで第2の角速
    度とは,上記第1の回転軸と上記第2の回転軸を結ぶ線
    を回転角度の基準として,上記第2の回転軸が回転する
    角速度を言うものとする。
  3. 【請求項3】水平に配置された第1の回転軸と,第1の
    回転軸に平行にそれぞれがこれと一定の距離を保ってこ
    の周囲を周回可能に配置された第2の回転軸と,筒状を
    なしその母線が上記第2の回転軸に平行になるように上
    記第2の回転軸に相対的に固定された密閉容器を用いる
    と共に,この密閉容器内部にこの密閉容器の内面と距離
    を保ってほぼその全長にわたって配置された内筒を設
    け,上記第2の回転軸を上記第1の回転軸の周囲に第1
    の角速度で周回させると同時に上記密閉容器を上記第2
    の回転軸と共にこれを中心として上記第1の角速度より
    絶対値の小さい第2の角速度で回転させる動力装置を用
    い,上記密閉容器に玉状鉱物と共に被粉砕物を入れて上
    記動力装置を動作させ,上記玉状鉱物および上記密閉容
    器の側壁と被粉砕物を互いに摩擦,押圧,又は衝突せし
    めて被粉砕物質の粉末を得ることを特徴とする茶葉など
    の粉砕方法。ただしここで第2の角速度とは,上記第1
    の回転軸と上記第2の回転軸を結ぶ線を回転角度の基準
    として,上記第2の回転軸が回転する角速度を言うもの
    とする。
  4. 【請求項4】水平に配置された第1の回転軸と,第1の
    回転軸に平行にそれぞれがこれと一定の距離を保ってこ
    の周囲を周回可能に配置された第2の回転軸と,筒状を
    なしその母線が上記第2の回転軸に平行になるように上
    記第2の回転軸に相対的に固定された密閉容器を備える
    と共に,この密閉容器内部にこの密閉容器の内面と距離
    を保ってほぼその全長にわたって配置された内筒を備
    え,上記第2の回転軸を上記第1の回転軸の周囲に第1
    の角速度で周回させると同時に上記密閉容器を上記第2
    の回転軸と共に上記第1の角速度より絶対値の小さい第
    2の角速度で回転させる動力装置を備え,上記密閉容器
    に玉状鉱物と共に被粉砕物を入れて上記動力装置を動作
    させ,上記玉状鉱物および上記密閉容器の側壁と被粉砕
    物を互いに摩擦,押圧,又は衝突せしめて被粉砕物質の
    粉末を得ることを特徴とする茶葉などの粉砕装置。ただ
    しここで第2の角速度とは,上記第1の回転軸と上記第
    2の回転軸を結ぶ線を回転角度の基準として,上記第2
    の回転軸が回転する角速度を言うものとする。
  5. 【請求項5】密閉容器の母線に垂直な断面において,内
    筒と上記密閉容器の断面形状が共に円形またはこれに近
    い多角形であって,上記内筒の平均断面径が上記側壁の
    平均断面径の30ないし70パーセントである事を特長
    とする請求項3記載の茶葉などの粉砕方法。
  6. 【請求項6】密閉容器の母線に垂直な断面において,内
    筒と上記密閉容器の断面形状が共に円形またはこれに近
    い多角形であって,上記内筒の平均断面径が上記側壁の
    平均断面径の30ないし70パーセントである事を特長
    とする請求項4記載の茶葉などの粉砕装置。
  7. 【請求項7】玉状鉱物として、直径が2mmと10mm
    の間にあり,クロムを含んでなる耐摩耗鋼からなりその
    表面粗さがJIS B0601に定義されJIS B0
    651に規定する測定方法で測定したときのRy値にし
    て2.0μmと10.0μmの間にある鋼球を用いるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項3記載の茶葉など
    の粉砕方法。
  8. 【請求項8】玉状鉱物として、直径が2mmと10mm
    の間にあり,クロムを含んでなる耐摩耗鋼からなり,そ
    の表面粗さがJIS B0601に定義されJIS B
    0651に規定する測定方法で測定したときのRy値に
    して2.0μmと10.0μmの間にある鋼球を用いる
    ことを特徴とする請求項2または請求項4記載の茶葉な
    どの粉砕装置。
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