JP2003093395A - 医療用処置具 - Google Patents
医療用処置具Info
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- JP2003093395A JP2003093395A JP2001289908A JP2001289908A JP2003093395A JP 2003093395 A JP2003093395 A JP 2003093395A JP 2001289908 A JP2001289908 A JP 2001289908A JP 2001289908 A JP2001289908 A JP 2001289908A JP 2003093395 A JP2003093395 A JP 2003093395A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バスケットの製品による形状のばらつきを防
止できるとともに生産性に優れ、ロウ付けなどの接合で
なく一体成形であるため強度が高く、異物の把持特性に
優れた医療用処置具の提供。 【解決手段】 医療用処置具１は、ニッケル−チタニウ
ム合金製の細線またはパイプ１０に、軸方向の切り込み
３を入れ、切り込み形成部をバスケット状に成形させた
ことを特徴とする。９０度間隔で軸方向に４本の直線の
切り込み３をレーザー加工で行い、４本のバスケットワ
イヤ２１〜２４を弧状に成形してバスケット２を形成す
る。
止できるとともに生産性に優れ、ロウ付けなどの接合で
なく一体成形であるため強度が高く、異物の把持特性に
優れた医療用処置具の提供。 【解決手段】 医療用処置具１は、ニッケル−チタニウ
ム合金製の細線またはパイプ１０に、軸方向の切り込み
３を入れ、切り込み形成部をバスケット状に成形させた
ことを特徴とする。９０度間隔で軸方向に４本の直線の
切り込み３をレーザー加工で行い、４本のバスケットワ
イヤ２１〜２４を弧状に成形してバスケット２を形成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の弾性ワイ
ヤで形成したバスケットを備えており、血栓除去治療、
動脈瘤治療、血管内異物除去治療等の血管治療、または
経内視鏡的に体腔内から異物等を捕捉したり、異物等を
破壊して排出させるための医療用処置具に関する。
ヤで形成したバスケットを備えており、血栓除去治療、
動脈瘤治療、血管内異物除去治療等の血管治療、または
経内視鏡的に体腔内から異物等を捕捉したり、異物等を
破壊して排出させるための医療用処置具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の医療用処置具Ｓは、図５に示す如
く、先端部に処置用のバスケットＢを設けた操作ワイヤ
Ｙを有している。バスケットＢは、ステンレス製の単線
または撚り線からなる弾性のバスケットワイヤＹ１、Ｙ
２、Ｙ３、Ｙ４の両端を束ねてロウ付けＲなどで固着し
て形成されている。バスケットＢの後端には、操作ワイ
ヤＹの先端がロウ付けＲなどにより接続される。なお、
バスケットＢを形成するバスケットワイヤの数は、３本
以上であることが通常である。
く、先端部に処置用のバスケットＢを設けた操作ワイヤ
Ｙを有している。バスケットＢは、ステンレス製の単線
または撚り線からなる弾性のバスケットワイヤＹ１、Ｙ
２、Ｙ３、Ｙ４の両端を束ねてロウ付けＲなどで固着し
て形成されている。バスケットＢの後端には、操作ワイ
ヤＹの先端がロウ付けＲなどにより接続される。なお、
バスケットＢを形成するバスケットワイヤの数は、３本
以上であることが通常である。
【０００３】この医療用処置具Ｓは、図６の（イ）に示
す如く、内視鏡を通して体内に挿入される細長いシース
Ｃに進退自在に挿通させて使用され、図６の（ロ）に示
す如く、バスケットＢを進退させて異物Ｄを掴んで除去
または破壊する。このバスケットＢは、製品ごとの形
状、寸法のばらつきが少なく、異物の把持が容易にでき
る形状構造であること、および異物の除去、破壊などの
処置を連続して行うため繰り返しの使用に耐える強度を
有することが重要である。
す如く、内視鏡を通して体内に挿入される細長いシース
Ｃに進退自在に挿通させて使用され、図６の（ロ）に示
す如く、バスケットＢを進退させて異物Ｄを掴んで除去
または破壊する。このバスケットＢは、製品ごとの形
状、寸法のばらつきが少なく、異物の把持が容易にでき
る形状構造であること、および異物の除去、破壊などの
処置を連続して行うため繰り返しの使用に耐える強度を
有することが重要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の医療用処置具Ｓ
では、複数の弾性ワイヤＹ１、Ｙ２、Ｙ３、Ｙ４の端部
を束ねてロウ付けＲを行いバスケットを形成しているた
め、多点の同時接合（ロウ付け）を行うことになり、全
ての弾性ワイヤのセンターや位置を正確に合わせるなど
製造に高度の熟練を必要とする。この結果、バスケット
Ｂの形状にばらつきが生じ易く、均質な製品の製造が困
難である。また、弾性ワイヤＹ１、Ｙ２、Ｙ３、Ｙ４
は、断面が円形でありエッジを有さないため、滑り易
く、体腔壁に付着した異物等の把持を円滑に行うには熟
練を要する。さらに、バスケットＢは弾性ワイヤＹ１、
Ｙ２、Ｙ３、Ｙ４の端部がロウ付けなどによる接合で形
成されているため、一体品に比較して接合強度が十分で
はなく、繰り返しの使用の耐久性に乏しい。
では、複数の弾性ワイヤＹ１、Ｙ２、Ｙ３、Ｙ４の端部
を束ねてロウ付けＲを行いバスケットを形成しているた
め、多点の同時接合（ロウ付け）を行うことになり、全
ての弾性ワイヤのセンターや位置を正確に合わせるなど
製造に高度の熟練を必要とする。この結果、バスケット
Ｂの形状にばらつきが生じ易く、均質な製品の製造が困
難である。また、弾性ワイヤＹ１、Ｙ２、Ｙ３、Ｙ４
は、断面が円形でありエッジを有さないため、滑り易
く、体腔壁に付着した異物等の把持を円滑に行うには熟
練を要する。さらに、バスケットＢは弾性ワイヤＹ１、
Ｙ２、Ｙ３、Ｙ４の端部がロウ付けなどによる接合で形
成されているため、一体品に比較して接合強度が十分で
はなく、繰り返しの使用の耐久性に乏しい。
【０００５】この発明の目的は、製造が容易で生産性に
優れ、バスケットの製品による形状のばらつきを防止で
き、異物などの把持特性に優れ、かつ一体成形であるた
め強度が高い医療用処置具の提供にある。
優れ、バスケットの製品による形状のばらつきを防止で
き、異物などの把持特性に優れ、かつ一体成形であるた
め強度が高い医療用処置具の提供にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の医療用処置具
は、金属製の細線またはパイプに、軸方向の切り込みを
入れ、切り込み形成部をバスケット状に成形させたこと
を特徴とする。なお、切り込みは、金属製の細線または
パイプの内部に形成し、切り込みの両端は金属製の細線
またはパイプで連結していることが望ましいが、切り込
みを金属製の細線またはパイプの所定位置から端部にま
で形成し、端部のみ先端結束パイプなどを用いてロウ付
けすることも有効である。
は、金属製の細線またはパイプに、軸方向の切り込みを
入れ、切り込み形成部をバスケット状に成形させたこと
を特徴とする。なお、切り込みは、金属製の細線または
パイプの内部に形成し、切り込みの両端は金属製の細線
またはパイプで連結していることが望ましいが、切り込
みを金属製の細線またはパイプの所定位置から端部にま
で形成し、端部のみ先端結束パイプなどを用いてロウ付
けすることも有効である。
【０００７】
【発明の作用・効果】この発明では、溶接を行わずに一
体でバスケットを形成できる。このため、バスケットの
製品による強度、形状のばらつきを防止できる。この結
果、繰り返しの使用に対しても形状の崩れが小さく、連
続使用に有効である。また、従来品はバスケットワイヤ
の断面が丸形状であるため、物を掴んだ際に滑り落ち易
いが、この発明ではバスケットワイヤの断面がエッジを
有するため、物を掴む際に滑り難くかつ落ち難い利点が
ある。
体でバスケットを形成できる。このため、バスケットの
製品による強度、形状のばらつきを防止できる。この結
果、繰り返しの使用に対しても形状の崩れが小さく、連
続使用に有効である。また、従来品はバスケットワイヤ
の断面が丸形状であるため、物を掴んだ際に滑り落ち易
いが、この発明ではバスケットワイヤの断面がエッジを
有するため、物を掴む際に滑り難くかつ落ち難い利点が
ある。
【０００８】請求項２に記載の発明では、金属製の細線
またはパイプの端部に、所定距離の位置から所定の長さ
で、レーザーで中心軸を含む平面に切り込みを入れ、切
り込み形成部をバスケット状に成形している。この構成
では、切り込みを正確かつ迅速に形成できる。
またはパイプの端部に、所定距離の位置から所定の長さ
で、レーザーで中心軸を含む平面に切り込みを入れ、切
り込み形成部をバスケット状に成形している。この構成
では、切り込みを正確かつ迅速に形成できる。
【０００９】請求項３に記載の発明では、金属製の細線
またはパイプはニッケル−チタニウム合金製であり、切
り込み形成部は、バスケット状に形状記憶成形してい
る。この構成では、繰り返しの使用に対しても形状の崩
れが極めて少なくできるとともに、所望の形状のバケッ
トの形成が容易になる。
またはパイプはニッケル−チタニウム合金製であり、切
り込み形成部は、バスケット状に形状記憶成形してい
る。この構成では、繰り返しの使用に対しても形状の崩
れが極めて少なくできるとともに、所望の形状のバケッ
トの形成が容易になる。
【００１０】請求項４に記載の発明では、切り込み形成
部は切り込みを中心軸で直交する方向に直線状に設けて
いる。この構成では、４つのバスケットワイヤが四方に
広がった標準タイプのバスケットを有する医療用処置具
が得られる。なお、２つの切り込みを中心軸で傾斜して
交差させることにより、４つのバスケットワイヤの幅を
変化させることも可能である。
部は切り込みを中心軸で直交する方向に直線状に設けて
いる。この構成では、４つのバスケットワイヤが四方に
広がった標準タイプのバスケットを有する医療用処置具
が得られる。なお、２つの切り込みを中心軸で傾斜して
交差させることにより、４つのバスケットワイヤの幅を
変化させることも可能である。
【００１１】請求項５に記載の発明では、切り込み形成
部を中心軸回りに捩じりながら螺旋バスケット状に成形
している。これにより、捩じれたバスケットワイヤから
なる螺旋バスケットを備えた医療用処置具が形成でき、
バスケットを進退移動させて異物などを掴む操作が容易
になる。
部を中心軸回りに捩じりながら螺旋バスケット状に成形
している。これにより、捩じれたバスケットワイヤから
なる螺旋バスケットを備えた医療用処置具が形成でき、
バスケットを進退移動させて異物などを掴む操作が容易
になる。
【００１２】請求項６に記載の発明では、切り込み形成
部は切り込みの端部に孔を開けて、応力集中による亀裂
の進行を防止している。孔の形状は円形であることが実
用的であるが、楕円または長円などであってもよい。孔
はレーザーで切り込みと同一工程で形成できる。
部は切り込みの端部に孔を開けて、応力集中による亀裂
の進行を防止している。孔の形状は円形であることが実
用的であるが、楕円または長円などであってもよい。孔
はレーザーで切り込みと同一工程で形成できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】この発明の第１実施例を図１とと
もに説明する。医療用処置具１は、図１の（イ）に示す
如く、形状記憶合金であるニッケル−チタニウム合金製
で、先端１１が半球状に形成されたパイプ１０の先端部
にバスケット２を設けている。バスケット２は、図１の
（ロ）に示す如く、弧状に成形された４本のバスケット
ワイヤ２１〜２４からなり、四方に等間隔に広がって配
されている。
もに説明する。医療用処置具１は、図１の（イ）に示す
如く、形状記憶合金であるニッケル−チタニウム合金製
で、先端１１が半球状に形成されたパイプ１０の先端部
にバスケット２を設けている。バスケット２は、図１の
（ロ）に示す如く、弧状に成形された４本のバスケット
ワイヤ２１〜２４からなり、四方に等間隔に広がって配
されている。
【００１４】バスケット２は、図１の（ハ）に示す如
く、パイプ１０の先端部の所定位置に、９０度間隔で軸
方向に４本の直線の切り込み３を形成し、切り込み形成
部３０を弧状に膨出成形して形成される。切り込み３
は、レーザー加工により形成することが実用的であり、
波形など直線以外であってもよい。
く、パイプ１０の先端部の所定位置に、９０度間隔で軸
方向に４本の直線の切り込み３を形成し、切り込み形成
部３０を弧状に膨出成形して形成される。切り込み３
は、レーザー加工により形成することが実用的であり、
波形など直線以外であってもよい。
【００１５】バスケットワイヤ２１〜２４を弧状に成形
する加工は、ニッケル−チタニウム合金が形状記憶合金
であるため、合金材料を弧状の金型治具にセットし、所
定の温度で加熱して弧状の形状を記憶させる。パイプ１
０を、形状記憶合金の代わりに超弾性合金で形成しても
よい。この場合は、形状回復特性が応力によって得られ
る。なお、バスケットワイヤ２１〜２４は、用途に応じ
て弧状以外の形状に成形してもよい。
する加工は、ニッケル−チタニウム合金が形状記憶合金
であるため、合金材料を弧状の金型治具にセットし、所
定の温度で加熱して弧状の形状を記憶させる。パイプ１
０を、形状記憶合金の代わりに超弾性合金で形成しても
よい。この場合は、形状回復特性が応力によって得られ
る。なお、バスケットワイヤ２１〜２４は、用途に応じ
て弧状以外の形状に成形してもよい。
【００１６】この実施例のバスケットワイヤ２１〜２４
は、断面が１／４円弧状を呈しており、エッジを有して
いる。このため、体腔壁に付着した異物等を除去または
破壊する処置において、バスケットワイヤ２１〜２４間
に異物等を挟んだ際に、エッジが異物等に引っかかるた
め異物等が滑り難く、容易に掴むことができる。一旦バ
スケット２内に掴んだ異物等は、エッジに係止されるた
め滑り出ることが防止されて確実に保持され、除去また
は破壊が確実に行える。
は、断面が１／４円弧状を呈しており、エッジを有して
いる。このため、体腔壁に付着した異物等を除去または
破壊する処置において、バスケットワイヤ２１〜２４間
に異物等を挟んだ際に、エッジが異物等に引っかかるた
め異物等が滑り難く、容易に掴むことができる。一旦バ
スケット２内に掴んだ異物等は、エッジに係止されるた
め滑り出ることが防止されて確実に保持され、除去また
は破壊が確実に行える。
【００１７】バスケットワイヤ２１〜２４は、ニッケル
−チタニウム合金製のパイプ１０とロウ付けなどの接合
を行っておらず、同一長さの部分から形成されている。
このため、バスケット２の形状が製品ごとにばらつくこ
とを防止でき、均一な製品を容易に量産できる。また、
バスケットワイヤ２１〜２４はパイプ１０と一体である
ため、従来品の欠点である接合による強度低下が生じな
い。この結果、繰り返しの使用に耐え、異物等の破壊も
確実に行える。
−チタニウム合金製のパイプ１０とロウ付けなどの接合
を行っておらず、同一長さの部分から形成されている。
このため、バスケット２の形状が製品ごとにばらつくこ
とを防止でき、均一な製品を容易に量産できる。また、
バスケットワイヤ２１〜２４はパイプ１０と一体である
ため、従来品の欠点である接合による強度低下が生じな
い。この結果、繰り返しの使用に耐え、異物等の破壊も
確実に行える。
【００１８】切り込み３の形成は、レーザー加工で行う
ことにより熟練を要さずに精密にでき、製造コストも低
減できる。この実施例では、切り込み３の両端には円形
の端孔４が設けてあり、応力集中による亀裂の発生を防
止している。端孔４の形成は、レーザー加工で行うこと
ができ、応力集中を防止できる構造であれば円形以外の
形状であってもよい。
ことにより熟練を要さずに精密にでき、製造コストも低
減できる。この実施例では、切り込み３の両端には円形
の端孔４が設けてあり、応力集中による亀裂の発生を防
止している。端孔４の形成は、レーザー加工で行うこと
ができ、応力集中を防止できる構造であれば円形以外の
形状であってもよい。
【００１９】図２は第２実施例にかかる医療用処置具５
を示す。医療用処置具５は、パイプ１０の代わりに、形
状記憶合金であるニッケル−チタニウム合金製の中実合
金線５０の先端部にバスケット６を設けている。バスケ
ット６は、弧状に成形された４本のバスケットワイヤ６
１〜６４からなり、四方に等間隔に広がって配されてい
る。中実合金線５０を形状記憶合金の代わりに超弾性合
金で形成してもよい。
を示す。医療用処置具５は、パイプ１０の代わりに、形
状記憶合金であるニッケル−チタニウム合金製の中実合
金線５０の先端部にバスケット６を設けている。バスケ
ット６は、弧状に成形された４本のバスケットワイヤ６
１〜６４からなり、四方に等間隔に広がって配されてい
る。中実合金線５０を形状記憶合金の代わりに超弾性合
金で形成してもよい。
【００２０】この実施例では、図３に示す如く、バスケ
ットワイヤ６１〜６４は断面が１／４円断面をしてい
る。このため、バスケット６内に保持した異物等を破壊
させる処置において、中心側の９０度のエッジ２Ａの楔
効果で異物などの破壊を円滑に行える利点がある。
ットワイヤ６１〜６４は断面が１／４円断面をしてい
る。このため、バスケット６内に保持した異物等を破壊
させる処置において、中心側の９０度のエッジ２Ａの楔
効果で異物などの破壊を円滑に行える利点がある。
【００２１】図４は第３実施例にかかる医療用処置具７
を示す。医療用処置具７は、パイプ１０の代わりに、形
状記憶合金であるニッケル−チタニウム合金製の中実合
金線７０の先端部にバスケット８を設けている。バスケ
ット８は、螺旋弧状に成形された４本のバスケットワイ
ヤ８１〜８４からなり、四方に等間隔に広がって配され
ている。中実合金線７０を形状記憶合金の代わりに超弾
性合金で形成してもよい。
を示す。医療用処置具７は、パイプ１０の代わりに、形
状記憶合金であるニッケル−チタニウム合金製の中実合
金線７０の先端部にバスケット８を設けている。バスケ
ット８は、螺旋弧状に成形された４本のバスケットワイ
ヤ８１〜８４からなり、四方に等間隔に広がって配され
ている。中実合金線７０を形状記憶合金の代わりに超弾
性合金で形成してもよい。
【００２２】この実施例では、図４の（ロ）に示す如
く、直線状にレーザーによる切り込み３を入れ、捩じる
ことにより形成される。医療用処置具７は、バスケット
８を前後方向に移動させて異物などをバスケットワイヤ
８１〜８４の間に入れる操作が可能となり、処置が容易
にできる利点がある。
く、直線状にレーザーによる切り込み３を入れ、捩じる
ことにより形成される。医療用処置具７は、バスケット
８を前後方向に移動させて異物などをバスケットワイヤ
８１〜８４の間に入れる操作が可能となり、処置が容易
にできる利点がある。
【００２３】上記の実施例では、バスケット２、６、８
は、いずれも４本のバスケットワイヤで構成されている
が、バスケット２、６、８を構成するバスケットワイヤ
は３本でも、５本以上であってもよい。また、切り込み
はレーザー加工以外の方法で形成してもよく、複数のバ
スケット部を有する構造であってもよい。
は、いずれも４本のバスケットワイヤで構成されている
が、バスケット２、６、８を構成するバスケットワイヤ
は３本でも、５本以上であってもよい。また、切り込み
はレーザー加工以外の方法で形成してもよく、複数のバ
スケット部を有する構造であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の医療用処置具の正面図、側面図お
よび製造工程図である。
よび製造工程図である。
【図２】第２実施例の医療用処置具の正面図、側面図お
よび製造工程図である。
よび製造工程図である。
【図３】第２実施例の医療用処置具の使用説明図であ
る。
る。
【図４】第３実施例の医療用処置具の正面図および製造
工程図である。
工程図である。
【図５】従来の医療用処置具の正面図、側面図および断
面図である。
面図である。
【図６】医療用処置具の使用説明図である。
１、５、７ 医療用処置具
１０ パイプ
２、６、８ バスケット
２１〜２４ バスケットワイヤ
３ 切り込み
３０ 切り込み形成部
４ 端孔（孔）
５０、７０ 中実合金線（金属製の細線）
６１〜６４ バスケットワイヤ
８１〜８４ バスケットワイヤ
Claims (6)
- 【請求項１】 金属製の細線またはパイプに、軸方向の
切り込みを入れ、切り込み形成部をバスケット状に成形
させたことを特徴とする医療用処置具。 - 【請求項２】 金属製の細線またはパイプの端部に、所
定距離の位置から所定の長さで、レーザーで中心軸を含
む平面に切り込みを入れ、切り込み形成部をバスケット
状に成形させたことを特徴とする医療用処置具。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の医療用処置具
において、前記金属製の細線またはパイプはニッケル−
チタニウム合金製であり、前記切り込み形成部は、バス
ケット状に形状記憶成形したことを特徴とする医療用処
置具。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１に記載の医療
用処置具において、前記切り込み形成部は切り込みを中
心軸で直交する方向に直線状に設けたことを特徴とする
医療用処置具。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１に記載の医療
用処置具において、前記切り込み形成部を中心軸回りに
捩じりながら螺旋バスケット状に成形させたことを特徴
とする医療用処置具。 - 【請求項６】 請求項１〜５のいずれか１に記載の医療
用処置具において、前記切り込み形成部は切り込みの端
部に孔を形成したことを特徴とする医療用処置具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001289908A JP2003093395A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 医療用処置具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001289908A JP2003093395A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 医療用処置具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003093395A true JP2003093395A (ja) | 2003-04-02 |
Family
ID=19112333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001289908A Pending JP2003093395A (ja) | 2001-09-21 | 2001-09-21 | 医療用処置具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003093395A (ja) |
Cited By (5)
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2001
- 2001-09-21 JP JP2001289908A patent/JP2003093395A/ja active Pending
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