JP2003092522A - 帯域幅信号にpwmおよびppmを使用するスイッチングモード電力増幅器 - Google Patents

帯域幅信号にpwmおよびppmを使用するスイッチングモード電力増幅器

Info

Publication number
JP2003092522A
JP2003092522A JP2002190665A JP2002190665A JP2003092522A JP 2003092522 A JP2003092522 A JP 2003092522A JP 2002190665 A JP2002190665 A JP 2002190665A JP 2002190665 A JP2002190665 A JP 2002190665A JP 2003092522 A JP2003092522 A JP 2003092522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
modulator
amplitude
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002190665A
Other languages
English (en)
Inventor
Seppo Rosnell
ロスネル セッポ
Jukka Varis
バリス ユッカ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nokia Oyj
Original Assignee
Nokia Oyj
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nokia Oyj filed Critical Nokia Oyj
Publication of JP2003092522A publication Critical patent/JP2003092522A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/20Modulator circuits; Transmitter circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2200/00Indexing scheme relating to amplifiers
    • H03F2200/331Sigma delta modulation being used in an amplifying circuit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在知られている変調方法および装置の問題
を克服する可変包絡線変調済み信号を生成することがで
きる電力増幅器を提供する。 【解決手段】 I入力信号およびQ入力信号を有する変
調器であって、さらに低周波部分、高周波RF部分、お
よび帯域搬送波信号を生成するためのローカル発振器を
備える変調器と、帯域搬送波信号を増幅するための前記
変調器に結合される平衡スイッチングモード電力増幅器
と、前記増幅された帯域搬送波信号をアンテナに送信す
るための平衡結合手段とを備える、帯域搬送波信号を生
成するための送信機構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力増幅器に関す
る。さらに詳しくは帯域通過信号を生成するためにパル
ス幅変調(PWM)およびパルス位置変調(PPM)を
使用するスイッチングモード電力増幅器を有する送信機
構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現代
のセルラー通信システムは、割り当てられたスペクトル
を効率的に活用するために、概して、デジタル変調技法
を使用する。4相位相偏移変調(QPSK)済み変調器
用の図1に図示される変調済み信号の包絡線は一定して
おらず、時間の関数として変化する。増幅される可変包
絡線変調済み信号でのAM/PM変換による振幅歪みま
たは位相歪みを回避するために線形増幅器が必要とされ
ることが知られている。また、可変包絡線変調済み信号
の線形増幅の要件が、概して、一定の包絡線変調済み信
号を増幅するケースよりさらに効率的ではない増幅器を
生じさせることも知られている。
【0003】可変包絡線変調済み信号を生成するための
1つの既知の方法とは、IF(中間周波数)または最終
RF(無線周波数)のどちらかで所望の変調を生じさせ
るIQ変調器を使用してから、線形増幅器を使用してこ
の変調済み信号を増幅することである。A級増幅器が最
も線形の増幅済み信号を提供するが、残念なことに最良
の理論的な最大効率は50%にすぎず、A級線形増幅器
を携帯用途として望ましくないものとしている。大幅に
優れた効率は、その最良最大理論効率が78.5%であ
るB級増幅器を使用することによって達成できる。B級
増幅器は、基本的には、理論的に変調間歪みを引き起こ
さない非線形装置であるが、純粋な線形動作は実践で得
るのは困難である。
【0004】A級増幅器とB級増幅器の不利な点は、A
級増幅器に比べて妥当な効率、およびB級増幅器に比べ
て強化された線形性を提供するAB級増幅器を使用する
ことにより部分的に克服される。
【0005】いわゆるスイッチングモード増幅器(たと
えば、D級またはE級)は、非常に効率的(理論的には
100%)であるが、本質的にきわめて振幅非線形であ
る。それらは、ヒートシンクが排除されてよいため、ま
たはさらに高い出力レベルで大きさが最小限に抑えられ
てよいため、とくに、一定包絡線セルラーまたは無線通
信装置などの熱的に制限されている装置での使用に適し
ている。D級またはE級の増幅器は、電源から負荷へ等
しい量の電力を供給しようとし、効率は100%に近づ
くが、回路構成要素損失によって効率は落下する。
【0006】S級増幅器トポロジーは、音声増幅器およ
びDC/DC変換器などの低周波数用途で使用されてき
た。S級増幅器トポロジーは、入信アナログ信号を、
(前述したD級増幅器などの)非線形増幅器を使用して
効果的に増幅できる2状態信号(2値信号)に変えるた
めにパルス幅変調を使用することに基づく。図2に図示
されるように、変調器出力パルスの幅でアナログ信号の
値をコーディングすることが知られている。その理論
は、変調されたパルス列の長時間平均(t>>1/Fp
wm)が元のアナログ信号に等しく、低域フィルタを使
用することで保存できるということである。送信機の機
能ブロック図は図3に示され、概して10と示され、そ
こでは、たとえばIQ変調器12などの線形変調器が、
その出力16で所望の変調済みRF信号を生成するため
に、入力14でデータを受信する。この変調済みRF信
号は、パルス幅変調器18によってつぎに変調し直され
る。PWM再変調済み信号は、増幅器20によって増幅
され、低域フィルタ22によって濾波される。図3に示
される送信機設計に対するこのアプローチは、線形増幅
器とともに使用できるように電力を制御する能力が失わ
れているため、満足できるものではない。さらに、この
アプローチは、RF周波数より少なくとも約10倍高く
なければならない、必要とされる高スイッチング周波数
のために、今日までRF周波数で実行可能ではない。図
3の送信機設計アプローチの別の欠点は、2つのRF周
波数変調器が必要とされるという点である。
【0007】電子レター、第25巻、第23号、198
9年11月の「バンドパスデルタシグマ変調」でアー
ル.スキア(R. Schier)によって記述されるような帯
域デルタ−シグマ変調器(BP−△Σ−M/BPDS
M)は、スイッチングモード増幅器に適切であり、振幅
変化も含む2段階信号を生成するために提案された。
「バンドパスデルタ−シグマ変調器を使用する線形高効
率マイクロ波電力増幅器」、IEEEマイクロ波および
導波レター第8巻、第3号、1998年3月にエー.ジ
ャヤラマン(A. Jayaraman)によって記述されるような
BPDSMの実施は、アナログ変調器、デルタ−シグマ
変調器、スイッチングモード電力増幅器(PA)、およ
び帯域フィルタのカスケードを使用する。BPDSMの
実施は、パルス幅変調器PWM18がデルタシグマ変調
器の帯域種類によって、低域フィルタ22が帯域フィル
タによって置き換えられている点を除き、図3に示され
ている実施に類似する。
【0008】アナログパルス幅変調と比較してデルタシ
グマ変調の1つの欠点とは、パルスの幅が不連続とな
り、量子化雑音を引き起こすという点である。優位な点
は、定量化雑音スペクトル密度が、それが信号バンドの
外側で集中するため、信号コンテンツに影響を及ぼさな
くても濾過して取り除くことができるという点である。
【0009】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明の特
定の目的とは、現在知られている変調方法および装置の
問題を克服する可変包絡線変調済み信号を生成すること
である。
【0010】現在使用されているAB級増幅器の効率に
まさる送信機効率を改善するためにスイッチングモード
電力増幅器を使用することが、本発明の追加の目的であ
る。
【0011】一定包絡線変調のためだけではなく、可変
包絡線変調のためにも使用できるスイッチングモード電
力増幅器および方法を提供することは、本発明のさらに
追加の目的である。
【0012】本発明の第1の態様では、送信機は、I入
力とQ入力付きの変調器を含み、そこではI信号および
Q信号が、変調信号のいわゆる同相の成分および直角位
相成分を提示する。変調器は、3つの部分、すなわち低
周波部分、高周波RF部分および帯域信号を生成するた
めのローカル発振器に分けられる。平衡スイッチングモ
ード電力増幅器は、帯域信号を増幅するために変調器出
力に結合される。平衡結合回路手段は、増幅された帯域
信号を負荷(アンテナ)に送信する。
【0013】好ましくは、変調器低周波部分は、IQ信
号内の符号化された振幅および位相の情報を決定するた
めの手段を含む。
【0014】好ましくは、振幅情報コンテンツ信号およ
び位相情報コンテンツ信号は、2状態信号として符号化
される。
【0015】好ましくは、振幅および位相情報コンテン
ツ信号は、パルス幅変調済み(PWM)信号として、ま
たはパルス位置変調済み(PPM)信号として符号化さ
れる。
【0016】好ましくは、平衡スイッチングモード電力
増幅器は、2つのD級増幅器として構成される。
【0017】好ましくは、ローカル発振器および変調器
高周波RF部分は、位相変調器として構成され、IQ入
力信号に対応する位相情報を有する実質的に正弦波のR
F周波数信号を生成する。コンパレータは、帯域パルス
幅変調(BP−PWM)信号を生成するために、RF周
波数信号およびIQ入力信号に対応する振幅情報を有す
る振幅関連信号を受信する。
【0018】好ましくは、安定化帰還ループは、位相変
調器の出力と振幅情報決定手段のあいだで直列に接続さ
れる。
【0019】好ましくは、変調器は、位相情報決定手段
および振幅情報決定手段に接続される2台の位相変調器
を有するアナログ変調器であり、そこでは、第1位相変
調器と第2位相変調器の出力間の総位相差は、完全に差
動出力信号に対応するπに等しい(および、減算器がR
Fで使用されなければならない。それが0である場合、
RFで加算器が予想される。両方のケースとも、値は変
調なしで有効である)。
【0020】好ましくは、変調器はデジタル変調器であ
り、それぞれQ入力信号とI入力信号の位相と振幅の情
報コンテンツを決定するための低速周波部分と、帯域パ
ルス位置変調(BP−PPM)信号を生成するための高
周波部分に分けられる。多くの考えられる機構のうちの
1つでは、デジタル変調器は、クロック入力およびMに
等しい増分を含むNビット幅アキュムレータから構成さ
れるデジタルローカル発振器も含み、そこではクロック
周波数fcは、以下の
【数2】 関係により所望の変調器出力周波数に関係する。
【0021】好ましくは、変調器はデジタル変調器であ
り、それぞれI入力信号とQ入力信号の位相と振幅の情
報コンテンツを決定するための低速周波部分と、帯域パ
ルス位置変調(BP−PPM)信号を生成するための高
周波部分に分けられる。該デジタル変調器は、ROMベ
ースの状態機械として構成されるデジタルローカル発振
器、およびデジタルローカル発振器とBP−PPM変調
信号を生成するための位相および振幅情報コンテンツ決
定手段に結合されるデジタル加算器も含む。
【0022】好ましくは、位相と振幅の情報コンテンツ
決定手段は、信号処理速度を加速するためのROM内の
ルックアップテーブルである。
【0023】好ましくは、変調器はデジタル変調器であ
り、それぞれI入力信号とQ入力信号の位相と振幅の情
報を決定するための低速周波部分と、帯域パルス幅変調
(BP−PWM)信号を生成するための高周波部分とに
分けられる。該デジタル変調器は、ROMベースの状態
機械として構成されるデジタルローカル発振器、および
BP−PWM変調信号を生成するために、デジタル発振
器および位相と振幅の情報コンテンツ決定手段に結合さ
れるデジタルコンパレータも含む。
【0024】本発明のその他の特徴および優位点は、以
下の説明および図面から明らかになるであろう。
【0025】
【発明の実施の形態】ここで図を参照しつつ、発明をさ
らに詳細に考えると、まず、信頼性があり、その本来の
良好な効率を保つスイッチングモード増幅器が、2状態
信号を使用して制御されなければならないことが認識さ
れるだろう。2状態入力信号は、典型的には、パルス期
間がT=1/fであり、周波数fが所望のRF周波数に
等しい方形波である。一般的には、スイッチングモード
増幅器は、重大な位相歪みを引き起こさないが、その2
状態動作のために、振幅に関して非常に非線形であり、
1ビット量子化器にたとえることができる。このように
して、スイッチングモード増幅器に対する入力信号は、
位相情報または振幅情報が入力信号の振幅に埋め込まれ
ていないように処理されなければならない。結果とし
て、位相情報と振幅情報の両方とも、入力信号情報とし
て使用されるパルス列の遷移時間内にコーディングされ
る。
【0026】あるコーディングアプローチは、変調をそ
のそれぞれの位相部分と振幅部分に分けてから、位相変
調された一定の包絡線信号を生成するために数多くの既
知の方法のいずれかで位相部分を使用する。ついで、振
幅部分は、パルスの幅を制御するか、または互いに関し
て正のパルスと負のパルスをシフトするかのいずれかに
よって追加できる。第1の方法は、「パルス幅変調」
(PWM)と呼ばれ、後者の方法は「パルス位置変調」
(PPM)と呼ばれる。使用される方法に関係なく、任
意の追加の位相変調を導入するのを回避するために注意
が払われなければならない。
【0027】ここで図4を見ると、帯域パルス幅変調
(BP−PWM)用のコーディング方式が説明され、そ
こでは元のパルス期間はTと示され、パルスの幅はτと
示される。帯域パルス位置変調(BP−PPM)用のコ
ーディング方式は、図5にさらに詳細に示され、この場
合、振幅情報が2つのパルス列△Tの時間差でコーディ
ングされる。PWMとPPMの両方を含む(ほぼ)定期
的な信号のn番目の高調波の振幅は、式1で計算でき
る。
【数3】 式より分かるように、PWMのパルス幅とPPMの時間
差の両方ともが、各高調波の振幅に対して類似した非線
形影響を及ぼす。奇数高調波の最大振幅は、τ=T/2
および△T=T/2の場合に示され、これらの値は偶数
高調波のゼロ振幅を生じさせる。
【0028】続行する前に、従来のパルス幅変調、つま
りベースバンドPWM(BB−PWM)と帯域PWM
(BP−PWM)の相違点に注意することが有効であ
り、すなわちBB−PWMは、任意の信号瞬間値をコー
ディングするが、BP−PWMは、信号が変調された搬
送波であると仮定し、その位相と振幅の情報を別々にコ
ーディングする。結果的に、線形変調器は、BB−PW
Mを使用する前に所望の変調を生成するために使用され
なければならず、BP−PWMでの最大パルス幅はT/
2に制限されるが、BB−PWMでは、それはTに等し
くなることがあり、BP−PWMの平均値はゼロである
が、BB−PWMについて、それは変調信号に等しくな
り、BP−PWMのケースでの所望の出力信号は、第1
高調波(またはさらに一般的にはn番目の高調波、n≧
1)だけを通す帯域フィルタを使用することによって抽
出できるが、低域フィルタはBB−PWMに使用され
る。
【0029】BP−PWMシステムの実施は、図4に示
されるような3状態入力信号とは直接的ではないため、
通常の2状態論理信号を含む実施を設計することが望ま
しく、有利である。
【0030】図6は、2状態論理信号を使用し、本発明
が実現されてよい一般的な構成である、通常50と示さ
れる汎用送信機構造を示す。送信機50は、通常機能ブ
ロック52で示される、スイッチングモード電力増幅器
(SMPA)を含む。通常機能ブロック54で示される
スイッチングモード電源(SMPS)は、DC/DC変
換器設計に基づき、後述するように送信機の出力電力を
制御するために使用される。SMPA52は、任意の現
在知られている増幅器構成、または本発明の意図されて
いる機能を実施するための実用可能の特性を有する将来
開発される増幅器であってよい。好ましくは、SMPA
52は、D級、E級、およびS級などの高効率増幅器設
計である。ただし、本発明はこのような構成に制限され
ず、たとえば、C級または飽和されたB級の増幅器を含
んでよい。通常、56と示される変調器機能ブロック
は、指定される実施態様のために説明されるPWM変調
方法またはPPM変調方法に対応する主要な回路構成要
素を実現する。
【0031】図7は、2つのD級増幅器62、64を使
用する、概して53と示される平衡スイッチングモード
電力増幅器を示す。増幅器53の平衡出力60での平衡
−不平衡編成器58は、変圧器を使用することによって
実現される。平衡−不平衡編成器58の出力66は、帯
域フィルタ68によって濾波され、負荷(アンテナ)7
0に電力を供給する。SMPA53内の必要なRFスイ
ッチは使用しやすく、スイッチングデバイスは増幅器よ
りむしろ開閉器として動作するので、提示する偏向問題
はより少なくなる。
【0032】図8は、2つのE級増幅器72、74を使
用する、通常70と示される代わりの平衡スイッチング
モード電力増幅器を示す。増幅器70の出力75での平
衡−不平衡編成器76が、変圧器によって実現されて示
される。平衡−不平衡編成器76の出力77が、負荷7
8に電力を供給する。D級、E級およびその他の適切な
高効率増幅器の動作の説明について、増幅器技術におい
て入手できるテキストブックおよびその他の文献を参照
することができる。
【0033】図6の送信機50の設計および実施を容易
にするために、変調器機能ブロック56は、図9に示さ
れるような3つの部分に分けられ、低周波部分80、R
F部分82およびローカル発振器(LO)部分84とし
て示される。入力I信号およびQ信号86、88のそれ
ぞれは、問題の規格によって要求されるように形成され
る。I信号およびQ信号86、88は、その出力90で
データを、選択されたパルス幅変調またはパルス位置変
調がRF部分82で実施される、RF部分82に転送す
る前に、低周波部分80内で適切に修正される。ローカ
ル発振器部分84は、各出力チャネル92、94で必要
とされるRF周波数を生成する。ローカル発振器84
が、後述するように、たとえば位相変調器などの変調器
サブブロックに組み込まれてよいことも認識されるだろ
う。PWM方法およびPPM方法は、数多くの異なる原
則を使用して実現でき、原則のいくつかはおもにアナロ
グであり、ほぼまったくデジタルのものもある。
【0034】最初にPWMを使用するアナログ変調器を
考慮すると、まず、入力I信号およびQ信号を対応する
位相信号と振幅信号に変換し、プロセス全体が線形とな
るように振幅信号を符号化し(事前に歪ませ)、そのの
ち位相変調器は、正しい位相情報で最終的な周波数信号
を生成するために使用される。実質的には正弦波であ
る、最終的な周波数信号が、振幅関連信号によって決定
される基準レベルを有するコンパレータ回路に入力され
る。図10は、帯域パルス幅変調(BP−PWM)を生
成するためのシステム100の機能ブロック図であり、
そこでは機能ブロック102が位相変調器104の位相
を計算し、機能ブロック106がコンパレータ108、
110の振幅関連レベルを計算する。式1に関して、機
能ブロック106にも含まれる一定の振幅補正プロセス
が必要とされる。包絡線の相対レベルは、Eで示され、
すなわち
【数4】 であり、この場合VIとVQは、それぞれI信号とQ信号
を表す。さらに、Eが、その最大値が1となるように正
規化されると仮定する。正弦波RF信号との比較基準レ
ベルは式2で示され、
【数5】 この場合E’は式3に示される関係で前記式1にしたが
ってEに関係するパラメータであり、
【数6】 係数2/πが範囲0…1を保存するために含まれる。
【0035】パルス幅がE(またはE’)とともに増加
することを希望するため、E’よりもむしろ1−E'が
式2で使用される。式2に式3を代入することにより、
CとEの関係が、式4に示されるように生じる。
【数7】
【0036】式4の関係は、図10のコンパレータ基準
レベル計算機能ブロック106で使用され、結果とし
て、それが出力パルスの幅を求める。図10でのその他
の出力分岐114は、前述したのと同じ原則を使用する
が、比較はRF信号の負の半分の期間で行われ、比較レ
ベルは
【数8】 である。明らかに、パルスは依然として正である。
【0037】図11および図12は、2つの異なるシミ
ュレートされたサンプリング速度について、図10に示
される前述した変調器のシミュレートされたスペクトル
を示す。WCDMA仕様に対応する3.84MHzの記
号速度のQPSK変調が使用され、速度の差異は8であ
る。図11および図12から、サンプリング速度が高く
なるほど、スペクトル雑音レベルが低くなることが分か
る。先行する計算は、位相変調器出力レベルが既知であ
るという前提に基づいている。アナログシステム内で出
力信号を正確に予測することは、不可能ではなくても困
難であるため、出力レベル変動の影響を削除するため
に、帰還ループが使用できる。安定化帰還付きの帯域パ
ルス幅変調システム(BP−PWM)の概略機能ブロッ
ク図は、図13に示され、概して130と示される。B
P−PWMシステム130は、図10に示されるシステ
ムに類似し、類似する機能ブロックは類似する参照番号
を有する。位相変調器104の出力116は、整流器1
18および低域フィルタ120を介して振幅計算機能ブ
ロック106にフィードバックされる。
【0038】ここで図14を見ると、帯域パルス位置変
調(BP−PPM)を使用するアナログ変調器の概略機
能ブロック図が示され、概して150と示される。図1
4中の変調器150内のパルス位置変調は、2つの位相
変調器152と154、およびそれぞれ位相変調器15
2、154の出力153、155に結合される2台のコ
ンパレータ156と158を含むことによって生成され
る。コンパレータ156、158は、出力162、16
4をつねに期間長パルスの半分にするためにゼロに等し
い電圧基準機能ブロック160によって確立される共通
比較レベルを有する。
【0039】位相入力信号は、両方の変調器152、1
54に共通であるが、対応する振幅信号は反対の極性符
号を有する。包絡線Eが(ここでは1であると仮定され
る)その最大値を有する場合、位相計算機能ブロック1
68の出力166での対応する移相信号はarcsin
(1)=π/2となるであろう。したがって、位相変調
器152は、π/2に等しい移相を有し、位相変調器1
54の移相は−π/2となるであろう。そこで、位相変
調器152、154のあいだの総位相差は、出力内の完
全差動信号に対応するπに等しくなり、それにより平衡
−不平衡編成器に続く最大電力を生じさせるであろう。
他方では、E=0である場合、振幅計算機能ブロック1
70の出力172もゼロになり、出力信号162、16
4は同相を有し、平衡−不平衡編成器を取り消し、ゼロ
出力電力レベルを生じさせるであろう。本開示で使用さ
れるPPMの関連式について、本明細書に組み込まれる
「非線形装置による線形振幅」と題される米国特許第
3,777,275号明細書を参照することができる。
【0040】ここで図15を見ると、パルス位置変調を
用いて実現されたデジタル変調器の概略機能ブロック図
が示され、概して200と示されている。図14に示さ
れる変調器は、非常に高い周波数デジタル信号処理が使
用できると仮定することによって、図15に図示される
形に改変することができる。図15は、破線204の左
側に図示され、2台の加算器206と208も含む、概
して202として示される低速周波部分と、破線204
の右側に図示され、2台の加算器212と214も含
む、概して210として示される高周波部分の2つの部
分に分けられる。クロック機能ブロック216によって
示される別個のクロックが、低周波部分202内での位
相成分と振幅成分の計算を同期させるために追加され
る。図14の位相変調器152、154は、発振器機能
ブロック228、変調を受け入れる2台の加算器21
2、214、およびモジュロ1関数を使用して出力信号
224、226を制限する2つの機能ブロック217、
219によって示されるような発振器として機能する線
形化が向きによって置換された。該傾き電圧出力信号2
30は図16に示される。出力信号224、226は図
18に示される。さらに、図14のコンパレータ15
6、158の機能は、ここで図15の機能ブロック22
0、222によって表される。コンパレータ機能ブロッ
ク217、219の出力信号は図17に示される。
【0041】図15のBP−PPMシステムについてシ
ミュレートされたスペクトルは、図19に示されてい
る。図11と比較して最も明瞭な相違点は、所望のスペ
クトルの両側にあるスペクトルのレプリカまたは突出部
分である。中心からのレプリカの距離は、過剰サンプリ
ング速度OSR8が低周波部分202で使用され、この
場合そこでのサンプリング速度は8×3.84MHz=
30.72MHzであるという事実によって求められ
る。
【0042】図15の発振器機能ブロック228はV
outi=Vout(i-1)+Viの関係を達成し、この場合、指
数iは時間i△tを指す。傾き生成器ブロック228に
対する入力は連続して一定しているf△tであるので、
出力電圧230はif△tとなるであろう。元の正弦波
信号の総位相値も類似した関係に従うため、計算された
位相変調の影響は、この累積する位相で追加され、モジ
ュロ1関数が使用される。相違点とは、正弦波信号のケ
ースで、実際にはモジュロ1の代わりにモジュロ2πを
使用し、図15ではすべての関係する信号は2πで除算
され、計算の負荷を高周波部分210から低周波部分2
02に移動するという点である。
【0043】図15の前述した演算は、たとえば直接デ
ジタル合成(DDS)における位相アキュムレータと類
似する位相アキュムレータを使用する、図20で一般的
に250と示される発振器としてデジタルで実現でき
る。位相アキュムレータは、図20に図示されるような
デジタル加算器252を使用することによって作ること
ができる。しかしながら、ルックアップテーブルおよび
DDSのDAC(デジタル/アナログ)変換器部分は必
要とされない。例中の数値は、出力周波数1GHzを作
るために選ばれる。アキュムレータが16ビットを使用
し、アキュムレータ入力253ワード(増分)が500
0であるとき、入力ワードでの1という工程は出力周波
数の200kHzの変化に相当し、このように行うため
に13.1072GHzクロック254を必要とする。
アキュムレータの16出力ビットのうち、8個の最上位
ビットは、変調器の残り部分の実施をより実行可能にす
るために前方に向けられる。(16ビットアキュムレー
タの代わりに)4ビットアキュムレータが、図20の説
明を簡略化するために使用されていることに注意されな
ければならない。
【0044】図20での位相アキュムレータベースのデ
ジタルローカル発振器の実施の前記説明は、固定された
クロック周波数に基づいている。クロック周波数が、た
とえば、適切な位相同期ループ回路(PLL)を使用す
ることで変更することが可能である場合、図20の変調
器の実施についてわずかに異なる解決策が考えられる。
つまり、最も簡略なケースでは、図20に示されるよう
な4ビットのアキュムレータを使用することができ、そ
こでは増分は1である。このようにして、1GHzの出
力周波数を達成するために、クロック周波数は24×1
GHz=16GHzでなければならない。図15に示さ
れるようなRF加算器のローカル発振器LO−入力は8
ビット幅であるので、加算器252の出力256は、加
算器入力での4個の最上位ビットを示さなければならな
い。4個の最下位ビットは任意の定数を表すことができ
るか、または4個の最下位ビットは任意のそれ以外の所
望される定義された関係を表すために変化することがあ
る。図15の変調器内での図20のデジタルローカル発
振器の実施に対応する結果として生じるスペクトルは、
図21に示される。私達は加算器252内のビット数を
8ビットまで追加することができ、そのケースでは加算
器にダミービットは必要とされない。欠点は、必要とさ
れるクロック周波数が増加し、8ビットについてクロッ
ク周波数は256GHzになるという点である。256
GHzでのさらに高いクロック周波数の対応するスペク
トルは図22に示される。アキュムレータビットの数を
増加すると、出力信号のさらに低い雑音レベルが提供さ
れることが分かる。
【0045】図20に関連して前述された位相アキュム
レータベースのデジタルローカル発振器の実施は、その
増分がMに等しいNビット幅のアキュムレータを仮定す
ることによって一般化できる。したがって、所望の変調
器出力周波数がf0で示される場合、対応するクロック
周波数は式5で示される。
【数9】 たとえば、16GHzのクロックおよび4ビットのアキ
ュムレータが図21に示されるスペクトルのケースで使
用されると、6ビットアキュムレータおよび4という増
分が同じスペクトル結果を生じさせるであろう。
【0046】増分が一定である図20に示されるような
位相アキュムレータベースのデジタルLO回路は、4ビ
ットで実現される、図23内の一般的に300として示
される状態機械などのROMベースの状態機械(ROM
読出しによる状態出力装置)により容易に置換すること
ができる。ROMベースの状態機械ローカル発信機30
0は、クロック302、ROM304、およびその入力
308がROM304の出力310に結合される出力レ
ジスタ306を含む。レジスタ306の出力312は、
ROM304の入力314に結合される。増分は1であ
るため、すべての出力312はROM304の入力31
4に直接的にフィードバックできる。このケースでは、
ROM304のコンテンツは、アドレス値ごとに、出力
値がアドレス+1(表1を参照すること)になり、発振
器に所望の傾きを与える。
【表1】 図15のBP−PPMシステムは、図23に示されるデ
ジタルROMベースの状態機械ローカル発振器300を
使用することによってデジタルで実現でき、アナログ加
算器と関連するモジュロ関数は、デジタル加算器で実現
できる。その場合、モジュロ関数は、あらゆる余分な演
算を行わずに自然に含まれるであろう。図15のBP−
PPMシステム200の結果として生じる完全デジタル
回路構成要素の概略機能ブロック図は、図24に示さ
れ、通常350と示される。
【0047】デジタルBP−PPMシステム350は、
指定されるシステムとともに使用される基準にしたがっ
て形成されるI入力信号とQ入力信号を受信する。機能
ブロック352は、入力信号の位相成分を計算し、機能
ブロック354は入力信号の振幅成分を計算する。入力
信号の位相成分および振幅成分は、それぞれデジタル加
算器360、362の入力356、358に結合され
る。位相入力信号は両方の加算器360、362に共通
であるが、加算器360に提供される振幅信号成分は、
それぞれ加算器364およびインバータ366のために
加算器362に提供される振幅信号成分の極性符号とは
異なる極性符号を有する。ローカル発振器は、図23に
おけるデジタルROMベースの状態機械ローカル発振器
に類似し、図24で通常370と示される。ローカル発
振器370は、クロック372、ROM374およびレ
ジスタ376を含み、図23のデジタルROMベース状
態機械ローカル発振器の説明に関連して前述したのと実
質的には同じ方法で動作する。図24の完全にデジタル
なパルス位置変調器(BP−PPM)システムのシミュ
レートされたスペクトルは、図25と図26に示され、
そこでは低周波部分における過剰サンプリング速度(O
SR)は、図25について8、図26について12であ
る。図24の完全にデジタルで実現されたBP−PPM
システムに対応する図26に図示されるシミュレートさ
れたスペクトルから分かるように、側面突出部分は、O
SRを増加することによりさらに離すことができる。
【0048】図24に示されるBP−PPM機能ブロッ
ク図システム350は、前述したように、低周波部分の
連続計算を実行するよりむしろ、信号処理の速度を加速
するために、図27に示されるようにROM396、3
98内でルックアップテーブルを使用するために、さら
に改変することができる。残念なことに、ROMのアド
レス指定は、I信号とQ信号の両方の瞬間値を必要とす
る。したがって、8ビット解像度がI信号とQ信号に別
個に充分である場合、ROMのアドレスバスは16ビッ
ト幅となり、必要とされるメモリ領域をやや大きくしな
ければならない。他方、メモリロケーションのいくつか
は決して使用されないため、実際に必要とされるメモリ
領域が削減される。
【0049】図27のBP−PPMシステムは、図24
に関連して示され、説明されているシステムに類似し、
類似する参照番号は類似する部分を指す。図24の位相
成分計算機能および振幅成分計算機能は、それぞれRO
M396、398内に記憶されるルックアップテーブル
で置換される。I入力信号およびQ入力信号は、クロッ
ク392からのタイミング信号によって適切に同期する
バス信号結合機能ブロック390にそれぞれ入力され
る。結合されたバス信号出力394は16ビット幅であ
り、ROM396、398から対応する位相値および振
幅値をルックアップテーブルから検索するために必要な
アドレス指定を提供する。
【0050】図27のBP−PPM機能ブロック図によ
って示されるROMルックアップテーブルを使用する前
述した高周波デジタルアプローチは、バスの代わりに、
概略機能ブロック図内の明示的な信号および加算器を使
用することにより、さらに明確にできる。バスの代わり
に代入される4ビット加算器付きで通常400と示され
るBP−PPMシステムの概略機能ブロック図が図28
に示されている。通常402と示される高周波部分は、
4ビット加算器406aから406hを使用するために
修正されたが、通常404と示される低周波部分は図1
4に関連して、さきに提示したものに類似する。
【0051】前述したように、I入力信号およびQ入力
信号は、位相成分信号および振幅成分信号が、図14の
機能ブロック図の説明とともに説明されるのと類似した
方法で、それぞれモジュロ1機能ブロック412、41
4に結合される、位相成分計算機能ブロック408およ
び振幅成分計算機能ブロック410に入力される。説明
および回路動作シミュレーションの目的のため、周波数
は、その出力418がクロック420からの計時された
シーケンスで(16ビット位相アキュムレータを備え
る)4ビット加算器406eから406hに入力される
ワード生成機能ブロック416によって求められる。4
ビット加算器406gと406hの出力(アキュムレー
タの8個の最上位ビット)が、4ビット加算器406a
から406dに入力され、低周波部分404からの情報
と組み合わされてそれぞれ出力426、428で変調さ
れた信号を生成する。アナログ/デジタル(A/D)変
換器422、424は、実際の回路物理の実施では必要
とされないが、回路動作シミュレーションの目的のため
に、低周波部分404および高周波部分402のあいだ
のインタフェースで示される。
【0052】図10に示されるアナログ変調器100
は、アナログRF成分部分のそれぞれに適切なデジタル
対応部分を代入することによって、図29の概略機能ブ
ロック図に示されるような、通常450と示されるBP
−PWMデジタル回路を生成するために変形することが
できる。図10のコンパレータでのパルス幅制御は、使
用されるのこぎり波に合うために変更される。総角度、
θ=2πft+ψ(t)の場合、出力パルスは正であ
り、この場合ψ(t)は変調を表し、式6または式7の
どちらかの関係で示される。
【数10】 ここで、低周波部分と高周波部分の式6と7を2πで除
算すると、図29に示される代表的なBP−PWMデジ
タル回路によって特徴付けられるような、式8と式9に
示される比較電圧関係を提供する。
【数11】 同じ記号が、それらはやはり2πで異なるが、各ケース
の比較電圧について式8と式9で使用される。4つのデ
ジタルコンパレータ452、454、456、458
は、式8と式9の関係を満たすために使用される。式8
と式9のそれぞれのケースでは、NAND回路460と
NOT回路462の組み合わせから構成されるAND回
路関数が、出力464での変調済み信号についての比較
を最終化し、NAND回路466とNOT回路468
が、出力470でそれぞれ変調された信号についての比
較を最終化する。
【0053】低周波部分および高周波部分が直接的に接
続される場合、出力スペクトルは、図18に示されるよ
うに、搬送波からのさらに低い周波数クロック392の
距離で所望のスペクトルのレプリカを有するだろう。こ
れが問題である場合には、図25と図26のスペクトル
によって示されるように低い方の周波数クロックを制御
することが可能であるが、別の選択肢は、低周波数部分
と高周波数部分間の部分の界面で補間回路を使用するこ
とである。該補間回路は、高い方の周波数クロック37
2まで周波数を増加する必要はない。なんらかの中間値
で充分であろう。
【0054】2つの出力は、前述したPWM変調システ
ムとPPM変調システム用の変調器で使用されるが、2
つの出力がPPM変調システム専用の変調器に必要であ
る。すなわち、前述したもののようなパルス幅変調済み
の出力信号のいずれかが所望の変調を含む。その結果と
して、電力増幅器および平衡−不平衡編成器の出力での
考えられる不均衡は、平均電力レベルだけに影響を及ぼ
し、変調を劣化させない。PPM変調システムのケース
では、不均衡は変調に影響を及ぼし、適応同調によって
削除できるか、適切なプリディストーションを使用する
ことによって補償することができる。不均衡から歪みを
削除するための同調のためのある方法とは、2台の電力
増幅器に別個の制御可能な供給電圧を使用し、所望の振
幅釣り合いが達成されるまで該供給電圧を調整すること
である。電力増幅器と平衡−不平衡編成器のあいだで同
調可能な減衰器を使用することも可能であるが、減衰は
釣り合った状態ではごくわずかにされなければならな
い。さらに、減衰の規模は出力不均衡に等しくなり、ま
た信号の半分を減衰し、変調器の効率を減少するだろ
う。
【0055】適応同調は、不均衡の現在のレベルが既知
であることを必要とする。不均衡は、帯域フィルタの前
の出力信号のDCレベルに関係し、DCレベルは適切な
低域フィルタを使用することによって求めることができ
る。さらに、DCレベルの極性符号は、制御が写されな
ければならない方向を示す。適応同調は、ループが出力
電力の幅広い動的範囲で作用することを必要とする。低
電力レベルでは、示されているDCレベルは低であり、
ループ利得は非常に高くなければならない。他方、高ル
ープ利得は高電力レベルでの安定性の問題を引き起こす
可能性がある。安定性の問題を克服するための1つの解
決策は、同調可能ループ利得を使用することである。低
電力レベルで閉鎖ループを使用する代わりに、高レベル
で求められる補正に依存し、一定のレベル以下の補正を
使用する方がさらに実行可能である可能性がある。すな
わち、ループは、このレベル以下で開放になるだろう。
この補正は、ループ内の非常に高い利得によって引き起
こされる雑音問題にも役立つだろう。この方法の明らか
な欠点は、システムがさらに複雑になるという点であ
る。
【0056】プリディストーションもフィードバックを
必要とするが、適切なデジタル信号処理DSPアルゴリ
ズムを活用することだけではなく、A/D変換器を使用
することも必要だろう。他方、パルス振幅を制御するこ
とはできないため、アルゴリズムが均衡での元のエラー
を補正することはできない。すなわち、DSPアルゴリ
ズムを使用して、部分的な補償だけが可能であり、元の
動的な範囲を達成することはできない。たとえば、最大
不均衡は、他の分岐での信号が完全に消されるか、また
は取り消されると発生する。このケースでは、パルスの
設置を制御しないと、必要とされる振幅変動が生じるこ
とが容易に理解できる。不均衡が部分的にすぎない実際
の状況においては、所望の出力レベルを生じさせるよう
にパルスに余分なシフトを追加することが可能である。
しかしながら、このシフトも出力信号の位相に影響を及
ぼす。たとえば、理想的な平衡−不平衡編成器内で、入
力信号振幅がA1とA2であると仮定する。パルス幅変動
(設定値τ=T/2)を無視することによって、出力信
号フーリエ級数は、式10によって求められ、
【数12】 の場合、式10は振幅を表し、式11は各高調波の位相
を表す。
【数13】 式は、位相が、依存すべきではないが、△Tに依存して
いることを明確に示す。△Tが0からT/2に変化する
につれて、
【数14】 が1から−1に変化する。ここでは、E1(第1高調
波)2|A1−A2|/πおよび2|A1+A2|/πのあ
いだで変化する。結果として、A1≠A2の場合、最小許
容振幅は非ゼロであり、使用される特定の変調種類に依
存する不可避の歪みを引き起こす。PPMとともに不均
衡のある問題は、BP−PWM信号を生じさせるために
変調器の出力で分岐を結合することによって、および結
果として生じる3状態信号を2つの2状態PWM信号に
さらに分けることによって部分的に回避することができ
る。
【0057】前記説明は、所望の出力が、同時に変調器
出力信号の第1高調波であるケースを説明する。しかし
ながら、変調器出力の高い方の高調波も活用することが
可能である。式1が示すように、n番目の高調波の振幅
は、sin(n*Φ1)に比例し、この場合、Φは、第
1高調波に関係するパラメータを示す。したがって、変
調器のプリディストーション部分内の振幅信号をnで分
けることによって、歪みのない振幅がn番目の高調波に
ついて整列することができる。同様に、非線形デバイス
を通過する正弦波信号のn番目の高調波の角度は類似す
る膨張を示すことが知られている。すなわち、それはn
で乗算されるだろう。I信号およびQ信号に関係する角
度をnで除算することによって、n番目の高調波に正し
い位相変調器を用意することができる。この方法は、そ
れ以外の場合に可能である、より低い周波数で変調器を
使用することにより活用することができる。その恩恵に
より、低い方のクロック周波数を可能にすることによ
り、完全にデジタルな変調器に例外的に高くなるであろ
う。高調波が高インピーダンスで終了される場合、スイ
ッチングモード電力増幅器は、依然として良好な効率を
保つ。n≧3の場合にn番目の高調波を使用すると、強
力な第1高調波は、許容できる変調済みの出力信号を生
成するために濾波しなければならない。
【0058】図27は、低周波計算が、それぞれROM
396、398内で2つのルックアップテーブルで置換
された例を示する。この方法は、ROMにルックアップ
テーブル内の高周波加算器360、362を含むことに
よっても拡張され得る。明らかに、メモリは高い方のク
ロック周波数で動作しなければならない。必要とされる
メモリサイズは、8ビット量子化がI信号およびQ信号
のために使用されると仮定することによって、近似する
ことができる。ローカル発振器信号は、8個のビットも
必要とし、メモリ素子サイズは1ビットである。さら
に、ROM内の2つのルックアップテーブルが必要とさ
れる。したがって、メモリの推定サイズは
【数15】 である。
【0059】従来の電力増幅器帯域信号生成における変
調器の目的は、とくに、スイッチングモード電力増幅器
の使用を可能にすることによって、すなわち、変調器の
直後に加算点と帯域フィルタを有することによって、電
力増幅器効率を改善するのに役立つことであるが、説明
される変調器は変調器の直後で最終的な変調を生成する
ことにより使用することもできる。これが、既存の可変
利得増幅器および線形電力増幅器を活用することを可能
にする。変調された出力電力を制御するために使用でき
るいくつかの方法がある。つまり、(1)I信号とQ信
号の同調、(2)パルス幅変調に関係してパルス位置を
同調するか、またはパルス位置変調に関係してパルス幅
を同調する、(3)(低速)DC/DC変換器を使用し
てPAスイッチの供給電圧を同調する、および(4)電
力増幅器に続いて同調可能な減衰器を使用する。
【0060】方法(1)と(2)は、バンド外雑音およ
びスプリアスレベルによって制限される。方法(3)
は、DC/DC変換器使用可能範囲によって、および電
力増幅器の最小供給電圧によって制限される。方法1、
2および3の優位点とは、切り替えモード電力増幅器の
優れた効率が保たれるという点である。
【0061】方法(4)の同調可能な減衰は、固有の範
囲制限をもたない。しかしながら、効率は、それが唯一
の方法である場合、低いだろう。このようにして、同調
可能な減衰器は、合計動的範囲の上部の20−30dB
範囲が効率的な方法を使用し、総範囲の残りの部分が減
衰器によって対処されるように、さらに効率的な電力制
御方法とともに使用されなければならない。この種の電
力制御方法は、それが平衡−不平衡編成器の出力での動
的範囲要件を減少させるため、前述した帰還ループの設
計も簡略化する。
【0062】前述した図21および図22は、ローカル
発振器内のビット数がどのように信号品質に影響を及ぼ
すのかを示す。スペクトル純度に対する要件は、通常、
最大電力での動作に比較される低電力レベルで緩和され
るので、この現象を活用することにより低電力レベルで
の電流消費を削減できる可能性がある。
【0063】バンド外雑音レベルは、計算または表の中
のビット数に影響を及ぼされ、ビット数を増加すること
によってある程度まで減少することができる。バンド外
雑音および/またはスプリアス信号がパルス位置変調の
ケースで強すぎる場合、変調器と電力増幅器のあいだで
帯域フィルタを使用することができる。電力増幅器の入
力での信号は、もはや正弦波信号以外の方形波ではなく
なるため、外部外乱をさらに受けやすくなるだろう。さ
らに、電力増幅器自体がさらに良好なドライバを必要と
する可能性がある。パルスの幅に挿入される情報が消え
てしまうため、パルス幅変調のケースで変調器と電力増
幅器のあいだに帯域フィルタを使用することはできな
い。
【0064】帯域搬送波信号を生成するためのパルス幅
変調(PWM)とパルス位置変調(PPM)を使用する
スイッチングモード電力増幅器を有する送信機構造は、
複数の好ましい実施態様で前述されてきた。開示される
実施態様に対する多様な変更および修正は、発明の精神
および範囲から逸脱することなく、たとえば搬送波生成
機能内の位相変調などの機能の実施を結合するために、
たとえば、大規模集積回路または特定用途向け集積回路
(ASIC)を使用して加えられてよい。したがって、
本発明は、制限というよりむしろ例示によって記述され
る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、現在知られている変調
方法および装置の問題を克服する可変包絡線変調済み信
号を生成することができる。また、現在使用されている
AB級増幅器の効率にまさる送信機効率を改善するため
にスイッチングモード電力増幅器を使用することができ
る。さらに、一定包絡線変調のためだけではなく、可変
包絡線変調のためにも使用できるスイッチングモード電
力増幅器および方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】QPSK変調器の変調済み信号包絡線の波形図
である。
【図2】パルス幅変調された信号の概略波形図である。
【図3】パルス幅変調器および非線形増幅器を有する送
信機の概略機能ブロック図である。
【図4】帯域パルス幅変調済み方形波のためのパルス幅
振幅コーディング方式を示す。
【図5】帯域パルス位置変調済み方形波のためのパルス
位置振幅コーディング方式を示す。
【図6】本発明を実現する一般的な送信機構造の概略機
能ブロック図である。
【図7】D級増幅器トポロジーに基づいた平衡スイッチ
ングモード電力増幅器の概略電気図である。
【図8】E級増幅器トポロジーに基づいた平衡スイッチ
ングモード電力増幅器の概略電気図である。
【図9】本発明を実現する汎用変調器構造の概略機能ブ
ロック図である。
【図10】本発明にしたがって帯域パルス幅変調信号を
生成するためのシステムの概略機能ブロック図である。
【図11】図10のアナログパルス幅変調器の搬送波の
回りでシミュレートされるスペクトルである。
【図12】図11のシミュレートされたスペクトルサン
プル速度より帯域幅が広い図10のアナログパルス幅変
調器の搬送波の回りでシミュレートされるスペクトルで
ある。
【図13】本発明の他の実施態様にしたがって帯域パル
ス幅変調信号を生成するための安定化帰還付きのシステ
ムの機能ブロック図である。
【図14】本発明にしたがって帯域パルス位置変調信号
を生成するための概略機能ブロック図である。
【図15】明示的な位相変調器を使わずに実現される図
14のシステムの概略機能ブロック図である。
【図16】図15のパルス位置変調器の発振器出力電圧
波形である。
【図17】図15のパルス位置変調器のコンパレータ機
能ブロックの出力での電圧波形である。
【図18】図15のパルス位置変調器の出力での電圧波
形である。
【図19】図15のパルス位置変調器の搬送波の回りで
シミュレートされたスペクトルである。
【図20】図10、図13、図14および図15のパル
ス幅変調器およびパルス位置変調器で利用可能なローカ
ル発振器の概略機能ブロック図である。
【図21】4ビットアキュムレータおよび16GHzク
ロック周波数で実現される図20のローカル発振器を活
用する図15のパルス位置変調器の搬送波の回りでシミ
ュレートされたスペクトルである。
【図22】8ビットアキュムレータおよび256GHz
クロック周波数で実現される図20のローカル発振器を
活用する図15のパルス位置変調器の搬送波の回りでシ
ミュレートされるスペクトルである。
【図23】ROMベース状態機械として実現される図2
0のローカル発振機の概略機能ブロック図である。
【図24】デジタル帯域パルス位置変調器の概略機能ブ
ロック図である。
【図25】8個のデジタル化ビットを有する図24のデ
ジタル帯域パルス位置変調器の搬送波の回りでシミュレ
ートされたスペクトルである。
【図26】64個のデジタル化ビットを有する図24の
デジタル帯域パルス位置変調器の搬送波の回りでシミュ
レートされたスペクトルである。
【図27】低周波計算機能用のROMルックアップテー
ブルで実現される、図24のデジタル帯域パルス位置変
調器の概略機能ブロック図である。
【図28】高周波計算機能用4ビット加算器で実現され
る図24のデジタル帯域パルス位置変調器の概略機能ブ
ロック図である。
【図29】デジタル帯域パルス幅変調器として実現され
る図10のアナログパルス幅変調機の概略機能ブロック
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA41 AA63 CA00 CA36 FA01 FA19 HA29 HA33 HA35 HA38 KA17 KA26 KA32 KA33 KA34 KA44 KA51 KA53 SA14 TA01 TA03 TA06 5K004 AA05 AA08 FF00 JF00

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I入力信号およびQ入力信号を有する変
    調器であって、さらに低周波部分、高周波RF部分、お
    よび帯域搬送波信号を生成するためのローカル発振器を
    備える変調器と、帯域搬送波信号を増幅するための前記
    変調器に結合される平衡スイッチングモード電力増幅器
    と、前記増幅された帯域搬送波信号をアンテナに送信す
    るための平衡結合手段とを備える、帯域搬送波信号を生
    成するための送信機構造。
  2. 【請求項2】 前記変調器低周波部分が、前記I入力信
    号とQ入力信号内で符号化される変調信号の振幅および
    位相の情報コンテンツを決定するための手段を含む請求
    項1記載の送信機構造。
  3. 【請求項3】 前記振幅情報コンテンツ信号および前記
    位相情報コンテンツ信号が2値信号として符号化される
    請求項2記載の送信機構造。
  4. 【請求項4】 前記振幅情報コンテンツ信号および前記
    位相情報コンテンツ信号を、パルス幅変調済み(PW
    M)信号として符号化することをさらに備える請求項3
    記載の送信機構造。
  5. 【請求項5】 前記振幅情報コンテンツ信号および前記
    位相情報コンテンツ信号を、パルス位置変調済み(PP
    M)信号として符号化することをさらに備える請求項3
    記載の送信機構造。
  6. 【請求項6】 前記平衡スイッチングモード電力増幅器
    が、さらに、2つのD級増幅器を備える請求項1記載の
    送信機構造。
  7. 【請求項7】 I入力信号およびQ入力信号に対応する
    位相情報を有する実質的に正弦波のRF周波数信号を生
    成するために位相変調器を備える前記ローカル発振器と
    前記変調器高周波RF部分、および前記RF周波数信号
    および、帯域パルス幅変調(BP−PWM)信号を生成
    するためにI入力信号およびQ入力信号に対応する振幅
    情報を有する振幅関連信号を受信するためのコンパレー
    タ手段とをさらに含む請求項4記載の送信機構造。
  8. 【請求項8】 前記位相変調器の出力と前記振幅情報決
    定手段とのあいだで直列で接続される整流器および低域
    フィルタを備える安定化帰還ループをさらに含む請求項
    7記載の送信機構造。
  9. 【請求項9】 前記位相情報決定手段に結合される第1
    位相変調器、および前記振幅決定手段に結合される第2
    位相変調器を有するアナログ変調器をさらに備え、前記
    第1と第2の位相変調器の出力間の総位相差が、完全に
    差動の出力信号に対応するπに等しい請求項5記載の送
    信機構造。
  10. 【請求項10】 前記変調器が、それぞれ前記Q入力信
    号とI入力信号で符号化される位相および振幅情報コン
    テンツを決定するための低速周波数部分、および帯域パ
    ルス位置変調(BP−PPM)信号を生成するための高
    周波部分を有するデジタル変調器をさらに備え、前記デ
    ジタル変調器が、さらに、クロック入力およびMに等し
    い増分を有するNビット幅の位相アキュムレータを備え
    るデジタルローカル発振器を含み、クロック周波数fc
    が所望される変調器出力周波数に 【数1】 の関係によって関係付けられる請求項5記載の送信機構
    造。
  11. 【請求項11】 前記変調器が、それぞれ前記Q入力信
    号およびI入力信号内で符号化される、位相および振幅
    情報コンテンツを決定するための低速周波数部分、およ
    び帯域パルス位置変調(BP−PPM)信号を生成する
    ための高周波部分を有するデジタル変調器を備え、前記
    デジタル変調器が、さらに、ROM読出しによる状態出
    力装置を備えるデジタルローカル発振器、および該デジ
    タルローカル発振器およびBP−PPM変調信号を生成
    するための位相および振幅情報コンテンツ決定手段に結
    合されるデジタル加算器を含む請求項5記載の送信機構
    造。
  12. 【請求項12】 位相および振幅情報コンテンツ決定手
    段が、さらに、信号処理速度を加速するためにROM内
    にルックアップテーブルを備える請求項11記載の送信
    機構造。
  13. 【請求項13】 前記変調器が、それぞれ、前記Q入力
    信号およびI入力信号で符号化される位相および振幅情
    報を決定するための低速周波数部分、および帯域パルス
    幅変調(BP−PWM)信号を生成するための高周波部
    分を有するデジタル変調器を備え、前記デジタル変調器
    が、さらに、ROMベースの状態機械を備えるデジタル
    ローカル発振器、および該デジタル発振器、およびBP
    −PWM変調信号を生成するための位相および振幅情報
    コンテンツ決定手段に結合されるデジタルコンパレータ
    を含む請求項4記載の送信機構造。
  14. 【請求項14】 入力周波数信号の位相情報コンテンツ
    を決定するため、および入力周波数信号の位相を表す位
    相情報デジタル信号を生成するための手段と、入力周波
    数信号の振幅情報コンテンツを決定するため、および入
    力周波数信号の振幅を表す振幅情報デジタル信号を生成
    するための手段と、前記入力周波数信号の位相に対応す
    る位相を有するRF周波数信号を生成するために、前記
    位相情報デジタル信号を変調するための手段と、入力周
    波数信号の振幅情報に対応する振幅および入力周波数信
    号の位相情報に対応する位相を有する最終的なRF周波
    数変調済み信号を生成するために、前記RF周波数信号
    を増幅するためのスイッチングモード増幅器手段と、を
    備える、増幅された変調済み出力信号を生成するための
    デジタル変調システム。
  15. 【請求項15】 前記スイッチングモード増幅器手段
    が、さらに、平衡スイッチングモード増幅器を備える請
    求項14記載のデジタル変調システム。
  16. 【請求項16】 前記位相決定手段および前記振幅決定
    手段を含む低周波部分と、前記変調手段を含む高周波部
    分と、クロック信号を前記高周波部分に提供するための
    ローカル発振器と、をさらに備える請求項15記載のデ
    ジタル変調システム。
  17. 【請求項17】 前記変調手段が、さらに、帯域パルス
    幅変調済み(BP−PWM)信号が生成されるパルス幅
    変調(PWM)手段を含む請求項16記載のデジタル変
    調システム。
  18. 【請求項18】 前記変調手段が、さらに、帯域パルス
    位置変調済み(BP−PPM)信号が生成されるパルス
    位置変調(PPM)手段を備える請求項17記載のデジ
    タル変調システム。
  19. 【請求項19】 振幅入力信号および位相入力信号を有
    する変調器であって、さらに低周波部分、高周波RF部
    分、および帯域搬送波信号を生成するためのローカル発
    振器を備える変調器と、帯域搬送波信号を増幅するため
    のスイッチングモード電力増幅器(SMPA)と、前記
    帯域搬送波信号を負荷に送信するための平衡結合手段と
    を備える、帯域搬送波信号を生成するための送信機構
    造。
  20. 【請求項20】 前記SMPAが、前記平衡結合手段と
    前記負荷の中間で結合される平衡SMPAである請求項
    19記載の送信機構造。
  21. 【請求項21】 前記SMPAが、前記変調器と前記平
    衡結合手段の中間で結合される平衡SMPAである請求
    項19記載の送信機構造。
  22. 【請求項22】 前記変調器低周波部分が、前記振幅入
    力信号および位相入力信号で符号化される変調信号の振
    幅および位相の情報コンテンツを決定するための手段を
    含む請求項19記載の送信機構造。
  23. 【請求項23】 さらに、前記振幅および前記位相情報
    コンテンツ信号を、パルス幅変調済み(PWM)信号と
    して符号化することを備える請求項22記載の送信機構
    造。
  24. 【請求項24】 さらに、前記振幅および前記位相情報
    コンテンツ信号を、パルス位置変調済み(PPM)信号
    として符号化することを備える請求項22記載の送信機
    構造。
  25. 【請求項25】 前記変調器が、それぞれ前記振幅入力
    信号および前記位相入力信号で符号化される位相および
    振幅情報コンテンツを決定するための低速周波数部分
    と、帯域パルス位置変調(BP−PPM)信号を生成す
    るための高周波部分を有するデジタル変調器を備え、前
    記デジタル変調器が、さらに、ROMベースの状態機械
    を備えるデジタルローカル発振器、および該デジタルロ
    ーカル発振器およびBP−PPM変調信号を生成するた
    めの位相および振幅情報コンテンツ決定手段に結合され
    るデジタル加算器を含む請求項24記載の送信機構造。
  26. 【請求項26】 振幅および位相入力信号に対応する位
    相情報を有する実質的に正弦波のRF周波数信号を生成
    するための位相変調器を備える前記ローカル発振器およ
    び前記変調器高周波RF部分と、前記RF周波数信号、
    および帯域パルス幅変調(BP−PWM)信号を生成す
    るために振幅および位相入力信号に対応する振幅情報を
    有する振幅関係信号を受信するためのコンパレータ手段
    とをさらに含む請求項23記載の送信機構造。
  27. 【請求項27】 前記変調器が、それぞれ前記振幅入力
    信号および位相入力信号で符号化される位相および振幅
    情報を決定するための低速周波数部分、および帯域パル
    ス幅変調(BP−PWM)信号を生成するための高周波
    部分を有するデジタル変調器を備え、前記デジタル変調
    器が、さらに、ROMベースの状態機械を備えるデジタ
    ルローカル発振器、およびデジタル発振器およびBP−
    PWM変調信号を生成するための位相および振幅情報コ
    ンテンツ決定手段に結合されるデジタルコンパレータを
    含む請求項23記載の送信機構造。
JP2002190665A 2001-06-29 2002-06-28 帯域幅信号にpwmおよびppmを使用するスイッチングモード電力増幅器 Withdrawn JP2003092522A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/896,914 2001-06-29
US09/896,914 US6993087B2 (en) 2001-06-29 2001-06-29 Switching mode power amplifier using PWM and PPM for bandpass signals

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003092522A true JP2003092522A (ja) 2003-03-28

Family

ID=25407054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002190665A Withdrawn JP2003092522A (ja) 2001-06-29 2002-06-28 帯域幅信号にpwmおよびppmを使用するスイッチングモード電力増幅器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6993087B2 (ja)
EP (1) EP1271870B1 (ja)
JP (1) JP2003092522A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007004251A1 (ja) * 2005-06-30 2007-01-11 Fujitsu Limited Dc/dcコンバータ及び,これを適用した電力増幅器
JP2007088931A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Mitsubishi Precision Co Ltd アナログ・アイソレーション回路
JP2010507965A (ja) * 2006-10-27 2010-03-11 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線周波数増幅器のスイッチ変調
JP2010538525A (ja) * 2007-09-04 2010-12-09 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) スイッチ・モード電力増幅器の信号変調
KR101016227B1 (ko) * 2008-06-03 2011-02-25 경희대학교 산학협력단 폴라송신기에 사용되는 스위치모드 전력증폭기

Families Citing this family (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE522119C2 (sv) * 2001-10-15 2004-01-13 Ericsson Telefon Ab L M HF-effektförstärkning genom konvertering och tidsmultiplexering av basbandssignaler
US7095796B1 (en) * 2002-01-07 2006-08-22 Vixs, Inc. Low power radio transmitter using pulse transmissions
US20040047429A1 (en) * 2002-09-06 2004-03-11 Weichan Hsu RF digital transmitter
US7269217B2 (en) * 2002-10-04 2007-09-11 Intersil Americas Inc. PWM controller with integrated PLL
US7254195B2 (en) * 2003-08-25 2007-08-07 M/A-Com, Inc. Apparatus, methods and articles of manufacture for dynamic differential delay correction
US6975177B2 (en) * 2003-06-09 2005-12-13 Nokia Corporation Method and system for a generation of a two-level signal
US7002425B2 (en) 2003-09-16 2006-02-21 Nokia Corporation Pulse modulation
US7327816B2 (en) * 2003-12-23 2008-02-05 Teradyne Inc. High resolution synthesizer with improved signal purity
US7649958B2 (en) 2004-06-25 2010-01-19 Sige Semiconductor (Europe) Limited Transmit signal generator and method
US7558080B2 (en) * 2004-08-20 2009-07-07 Analog Devices, Inc. Power converter system
US7489526B2 (en) * 2004-08-20 2009-02-10 Analog Devices, Inc. Power and information signal transfer using micro-transformers
WO2007063387A2 (en) * 2005-12-01 2007-06-07 Nokia Corporation Apparatus and method for pulse width modulation
WO2007069193A2 (en) * 2005-12-15 2007-06-21 Nxp B.V. Polar modulation system
WO2007069191A2 (en) * 2005-12-16 2007-06-21 Nxp B.V. Multi-mode modulation apparatus
DE602007002487D1 (de) * 2006-03-27 2009-10-29 Nxp Bv Funkfrequenz-pwm- und ppm-modulator
FI20065260A0 (fi) * 2006-04-24 2006-04-24 Nokia Corp Vaihdemodulaattori
WO2007125496A2 (en) * 2006-05-02 2007-11-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Power control of a power amplifier using pulse width modulation of input signal
EP2378658B1 (en) * 2006-06-27 2013-03-20 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Switched mode power amplification
WO2008084419A2 (en) * 2007-01-09 2008-07-17 Nxp B.V. Predistortion of pulse modulator for correction of slewing distortion
WO2009001233A1 (en) * 2007-06-26 2008-12-31 Nxp B.V. Power-efficient transmitter for magnetic link
US8098726B2 (en) * 2007-07-27 2012-01-17 Intel Corporation Subranging for a pulse position and pulse width modulation based transmitter
US7773669B2 (en) * 2007-08-10 2010-08-10 Intel Corporation Cascaded phase pulse position and pulse width modulation based digital transmitter
US7783269B2 (en) * 2007-09-20 2010-08-24 Quantance, Inc. Power amplifier controller with polar transmitter
WO2009047704A1 (en) * 2007-10-09 2009-04-16 St Wireless Sa Transmitter
WO2009047705A1 (en) * 2007-10-10 2009-04-16 St Wireless Sa Transmitter
US8457243B2 (en) * 2007-12-07 2013-06-04 Nxp B.V. Transmitter comprising a pulse width pulse position modulator and method thereof
US8058927B2 (en) * 2007-12-18 2011-11-15 Infineon Technologies Ag Amplifier modulation method and apparatus
US9479202B2 (en) 2008-02-19 2016-10-25 Infineon Technologies Ag System and method for burst mode amplifier
FR2936918B1 (fr) * 2008-10-07 2010-10-22 St Microelectronics Sa Procede et systeme de generation d'un signal impulsionnel du type a bande ultra large
EP2178203A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-21 Alcatel, Lucent Active antenna element for mobile radio communications
KR101683174B1 (ko) * 2010-01-08 2016-12-06 삼성전자주식회사 오디오 신호 증폭 방법 및 그 장치
US8436695B2 (en) 2010-12-01 2013-05-07 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Imbalance detection and reduction for wideband balun
US8174333B1 (en) * 2011-01-04 2012-05-08 Nxp B.V. Power-efficient spectrum shaping for a magnetic link
RU2514932C2 (ru) * 2012-05-03 2014-05-10 Открытое акционерное общество "Государственный Рязанский приборный завод" Передатчик свч сантиметрового диапазона волн
US8773200B2 (en) 2012-07-08 2014-07-08 R2 Semiconductor, Inc. Decoupling circuits for filtering a voltage supply of multiple power amplifiers
EP2733846B1 (en) * 2012-11-20 2015-01-07 Alcatel Lucent Envelope modulator and method of operating an envelope modulator
US9293997B2 (en) 2013-03-14 2016-03-22 Analog Devices Global Isolated error amplifier for isolated power supplies
US8953670B1 (en) 2013-10-25 2015-02-10 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Digital power encoder for direct digital-RF transmitter
US8976898B1 (en) 2013-11-14 2015-03-10 Lsi Corporation Low-distortion class S power amplifier with constant-impedance bandpass filter
US10270630B2 (en) 2014-09-15 2019-04-23 Analog Devices, Inc. Demodulation of on-off-key modulated signals in signal isolator systems
US10536309B2 (en) 2014-09-15 2020-01-14 Analog Devices, Inc. Demodulation of on-off-key modulated signals in signal isolator systems
US9660848B2 (en) 2014-09-15 2017-05-23 Analog Devices Global Methods and structures to generate on/off keyed carrier signals for signal isolators
US9998301B2 (en) 2014-11-03 2018-06-12 Analog Devices, Inc. Signal isolator system with protection for common mode transients
US9559883B2 (en) * 2014-11-14 2017-01-31 TallannQuest LLC Power efficient digital wireless transmitter and method of operation thereof
US9426005B1 (en) * 2015-07-09 2016-08-23 Infineon Technologies Ag Method for indirect measurement of the phase delay of a RF-PWM modulator
WO2017070386A1 (en) * 2015-10-21 2017-04-27 Chirp Microsystems, Inc. Quadrature amplitude modulation circuitry for ultrasonic transducer
US9503294B1 (en) 2016-06-14 2016-11-22 Northrop Grumman Systems Corporation Amplitude and phase shift keying modulation for saturated amplifier systems
JP2018046434A (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 富士通株式会社 送信装置
CN110995168B (zh) * 2019-11-22 2021-05-25 珠海格力电器股份有限公司 一种应用于功率放大器的包络调制器及方法
IT202000017506A1 (it) * 2020-07-17 2022-01-17 St Microelectronics Srl Apparecchiatura elettronica comprendente uno stadio di uscita di tipo switching, disposizione circuitale e procedimento corrispondenti

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3487288A (en) 1968-01-25 1969-12-30 Nasa Pulse width inverter
US3896395A (en) 1974-07-18 1975-07-22 Bell Telephone Labor Inc Linear amplification using quantized envelope components to phase reverse modulate quadrature reference signals
JP3419484B2 (ja) * 1992-03-30 2003-06-23 株式会社東芝 変調器、送信器
US5847602A (en) * 1997-03-03 1998-12-08 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for linearizing an efficient class D/E power amplifier using delta modulation
US6256482B1 (en) * 1997-04-07 2001-07-03 Frederick H. Raab Power- conserving drive-modulation method for envelope-elimination-and-restoration (EER) transmitters
US5942938A (en) * 1997-12-29 1999-08-24 Motorola, Inc. Method and apparatus for high efficiency power amplification
FI105609B (fi) * 1998-10-27 2000-09-15 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä ja järjestely lähetyssignaalin muodostamiseksi
US6049248A (en) 1998-12-23 2000-04-11 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for generating a driver signal for use by a non-linear class S amplifier for producing linear amplification
US6377784B2 (en) * 1999-02-09 2002-04-23 Tropian, Inc. High-efficiency modulation RF amplifier
GB2348755B (en) * 1999-04-01 2001-03-07 Wireless Systems Int Ltd Signal processing
US6690233B2 (en) * 2000-12-21 2004-02-10 Tropian, Inc. Efficient, precise RF modulation using multiple amplifier stages
US7409004B2 (en) * 2001-06-19 2008-08-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Hybrid polar modulator differential phase Cartesian feedback correction circuit for power amplifier linearization

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007004251A1 (ja) * 2005-06-30 2007-01-11 Fujitsu Limited Dc/dcコンバータ及び,これを適用した電力増幅器
JPWO2007004251A1 (ja) * 2005-06-30 2009-01-22 富士通株式会社 Dc/dcコンバータ及び,これを適用した電力増幅器
JP4558792B2 (ja) * 2005-06-30 2010-10-06 富士通株式会社 Dc/dcコンバータ及び,これを適用した電力増幅器
US7973522B2 (en) 2005-06-30 2011-07-05 Fujitsu Limited DC/DC converter, and power amplifier applying the same
JP2007088931A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Mitsubishi Precision Co Ltd アナログ・アイソレーション回路
JP2010507965A (ja) * 2006-10-27 2010-03-11 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線周波数増幅器のスイッチ変調
JP2010538525A (ja) * 2007-09-04 2010-12-09 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) スイッチ・モード電力増幅器の信号変調
KR101016227B1 (ko) * 2008-06-03 2011-02-25 경희대학교 산학협력단 폴라송신기에 사용되는 스위치모드 전력증폭기

Also Published As

Publication number Publication date
EP1271870B1 (en) 2012-06-13
EP1271870A2 (en) 2003-01-02
EP1271870A3 (en) 2003-09-17
US20030058956A1 (en) 2003-03-27
US6993087B2 (en) 2006-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003092522A (ja) 帯域幅信号にpwmおよびppmを使用するスイッチングモード電力増幅器
EP1235403B1 (en) Combined frequency and amplitude modulation
EP0782789B1 (en) Efficient linear power amplification
US6411655B1 (en) Systems and methods for converting a stream of complex numbers into an amplitude and phase-modulated radio power signal
US7095819B2 (en) Direct modulation architecture for amplitude and phase modulated signals in multi-mode signal transmission
US6181199B1 (en) Power IQ modulation systems and methods
US7288999B1 (en) Pre-distortion system for a synthesizer having modulation applied in the reference path
US6047029A (en) Post-filtered delta sigma for controlling a phase locked loop modulator
WO2011070952A1 (ja) 送信装置
US7091778B2 (en) Adaptive wideband digital amplifier for linearly modulated signal amplification and transmission
WO2005011109A1 (ja) 増幅装置
TWI443965B (zh) 開關模式的功率放大
EP3061192A1 (en) Power encoder and method for modulating data
US7558334B2 (en) Enhanced hybrid class-S modulator
KR100599148B1 (ko) D급 증폭기를 제어하는 시스템
US6784817B2 (en) Data generating method, data generator, and transmitter using the same
US7502422B2 (en) Electromagnetic wave transmitter systems, methods and articles of manufacture
JP2006528457A (ja) エンベロープ変調リミット・サイクル変調器回路を含む増幅回路
WO2012166281A1 (en) Method and apparatus of switched amplification having improved efficiency
US10476517B2 (en) Modulator for a digital amplifier
WO2015133003A1 (ja) 送信機、送信方法
US7812684B2 (en) Communication apparatus
JP7433758B2 (ja) デジタル電力増幅回路
EP1969797A2 (en) Polar modulation system
US6982607B2 (en) Amplitude and phase modulation using dual digital delay vectors

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906