JP2003092073A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2003092073A JP2002221208A JP2002221208A JP2003092073A JP 2003092073 A JP2003092073 A JP 2003092073A JP 2002221208 A JP2002221208 A JP 2002221208A JP 2002221208 A JP2002221208 A JP 2002221208A JP 2003092073 A JP2003092073 A JP 2003092073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンネルの構造を最適化することによって
陰極線管の内部真空圧による応力を有効に低減できるカ
ラー陰極線管を提供する。 【解決手段】 カラー陰極線管のパネル1とファンネル2
とが封合されるシールラインからファンネルのヨークラ
インまでの管軸上距離をLで、前記シールライン長さの
1/2をL’で、前記シールラインからヨーク部方向に
L×0.67の位置におけるシール応力調節ラインの長
さの1/2をAで、前記L’とAとの差をSで表すと
き、0.12×L' < S < 0.27×L'の相関関係を有する。こ
のようにファンネルの構造を最適化することによって、
従来の応力が集中していたシールラインおよびヨークラ
イン付近での応力をそれぞれ25%、53%低減し、耐
衝撃性を確保し、且つ、工程上の歩留まりも上げられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
関し、特に、ファンネルの構造を最適化することによっ
て陰極線管のスリム化を具現し、これによって発生する
内部真空圧による応力を低減できるカラー陰極線管に関
する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般のカラー陰極線管の構造を
示す部分断面図である。
【0003】図1を参照すれば、カラー陰極線管は、テ
レビジョン受像機またはコンピュータモニターのような
映像表示装置で画像が具現される主要構成部であって、
大きく、前面に設けられるパネル1と、前記パネル1の
後方に設けられるファンネル2とからなる。
【0004】また、前記パネル1とファンネル2によっ
て区画された内部には、所定の発光機能を行う蛍光面4
と、前記ファンネル2のネック(neck)部13に内設され
て前記蛍光面4を発光させるための電子ビーム6を発射
する電子銃(図示せず)と、前記所定の蛍光面4を発光さ
せるように色を選別するシャドウマスク3と、前記シャ
ドウマスク3に張力を印加するメインフレーム7とこの
メインフレームを支持するサブフレーム8とから構成さ
れたフレームと、前記フレームが前記パネル1に結合さ
れるように前記メインフレーム7の側面に設けられてい
るバネ9と、外部地磁界が遮蔽されるように前記サブフ
レーム8に溶接して固定されているインナシールド10
と、前記パネル1の側面部の周りに設けられて外部衝撃
を防ぐ補強バンド12と、がさらに含まれる。
【0005】また、前記ファンネル2のネック部13外
側には電子銃(図示せず)から発射された電子ビーム6を
上下および左右に偏向させる偏向ヨーク5と、発射され
た電子ビーム6が正確に所定の蛍光体に撃たれるように
その進行軌道を修正する2、4、6極のマグネット11
が備えられて色純度の不良を防止する。
【0006】一般のカラー陰極線管の製作工程は、大き
く前工程と後工程に区分されるが、前記前工程はパネル
の内面に蛍光面を塗布する過程であり、後工程はさらに
次の諸工程からなる。
【0007】つまり、前記後工程では、まず、蛍光面が
塗布され、内部にマスクアセンブリの内装されたパネル
とシール面にフリットの塗布されたファンネルとが高温
の炉工程で接合されるシーリング(Sealing)工程を経、
続いて封止工程ではファンネルのネック部の内面に電子
銃を挿入し、排気工程を通じて陰極線管内部を真空状態
に作った後、封入する。
【0008】このとき、陰極線管が真空状態になると、
パネルとファンネルは高い引張応力および圧縮応力を受
けることになる。
【0009】したがって、前記のように排気工程の後に
パネル前面にかかる高応力を分散させるための補強バン
ドが付着される補強工程を行い、これで陰極線管が完成
される。
【0010】図2は、パネルおよびファンネルガラスの
主要部を定義した図。
【0011】図2を参照すれば、シールラインとは、パ
ネルとファンネルとが封合される部分のことをいい、フ
ァンネルのヨークラインとは、ファンネルでボディ部と
ヨーク部(偏向ヨークが位置する部分)が結合される部分
であって、電子ビーム偏向のための偏向ヨークが最大限
パネルの方向に位置する線のことをいう。
【0012】従来のファンネル、特に、全長の短い陰極
線管のファンネルでは、パネルとファンネルとが封合さ
れる部分であるシールライン(Seal Line)と、ボディ部
とヨーク部(偏向ヨークが位置する部分)が結合される部
分であるファンネルのヨークラインで高い引張応力を表
した。
【0013】一方、陰極線管のスリム化は、余裕空間の
確保という次元からデジタル化とともにより重要な要素
となってきている。
【0014】このようにスリム化する場合、既存の陰極
線管の構造に比べて体積は小さくなるものの真空程度は
同一なため、体積が減少しただけガラスにおいて真空に
よる応力負担は当然大きくなってしまう。
【0015】また、スリム化する場合、高応力形成はパ
ネル部よりかえって相対的に厚さの薄いファンネル部で
生じる。前述の如く、特に、パネルとファンネルとが接
合されるシールライン部は高い引張応力が形成されるた
め、熱工程で破損されやすい。
【0016】陰極線管の全長を縮める方法は、パネルの
全長を縮める方法とファンネルボディ(Body)の全長を縮
める方法があるが、実際にはファンネルのボディ部を縮
めるのが好ましい。
【0017】なぜなら、前述したように排気工程でシー
ルライン部には真空によって高い引張応力が形成される
が、このとき、相対的に厚さの薄いファンネルはそのま
ま置き、パネルの全長のみを縮めるということは好まし
くないからである。また、パネルの全長が短くなるとバ
ンドを締め付ける空間が足りなくてなってバンド設計に
際してバンド幅が狭くなり得、これにより締め付け張力
の不足によるバンド効果低減の恐れがあるからである。
【0018】図3は、排気工程の後陰極線管内部が真空
状態となるとき、パネルおよびファンネルガラスに加え
られる応力の分布を示すものであって、点線は圧縮応力
を、実線は引張応力を表す。
【0019】ガラスが外部から衝撃を受けると、クラッ
ク(crack)が発生してしまうが、この際にガラス表面に
印加された引張応力は前記クラックの進行を加速させる
以外に、その強度が大きい場合にはガラスを完全に破壊
させる恐れもある。したがって、圧縮応力は、クラック
がそれ以上進行されないようにする役割を果たす。
【0020】即ち、図3に示すように、パネルのセンタ
部、スカート中央およびファンネルの中央には圧縮応力
が加えられることから比較的衝撃に強いが、パネルのコ
ナー部およびシールライン部には引張応力が加えられる
ので衝撃に敏感となる。
【0021】このようにガラスに発生する高い引張応力
を低減するか、或いはそれに対応する方法として、パネ
ルにおいては補強バンドを装着するとか、ガラスを熱処
理して表面の物理的強度を高めた強化ガラスを使用する
とか、パネル表面にフィルムを付着するとかの方法など
が使用されてきた。しかし、ファンネルにおいては補強
バンドの装着に対する効果が微弱であることは勿論、強
化熱処理を施した強化ガラスを使用した例もない。
【0022】したがって、ファンネルの耐衝撃性を確保
し、応力を低減できる技術的対策が必要な現状と言え
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ファンネル
の構造を最適化することによって陰極線管のスリム化を
具現し、これによって発生する内部真空圧による応力を
有効に低減できるカラー陰極線管を提供することをその
目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の好ましい実施例によれば、カラー陰極線管
の前面に置かれるパネルは内面に蛍光体スクリーンを有
し、ファンネルは前記パネルに真空状態に封合され、前
記ファンネルのネック部には前記蛍光体スクリーンを発
光させる電子ビームを発射する電子銃が位置し、前記フ
ァンネルのヨーク部には前記電子ビームを偏向させる偏
向ヨークが位置し、前記電子ビームの色を選別するシャ
ドウマスクは前記パネル内面の蛍光体スクリーンに対し
て一定間隔をおいて配置され、前記シャドウマスクに張
力を印加し、支持するフレームが前記シャドウマスクの
後方に位置し、前記パネルと前記ファンネルとが封合さ
れるシールラインから前記ファンネルのヨークラインま
での管軸上距離をLで、前記シールライン長さの1/2
をL’で、前記シールラインからヨーク部方向にL×
0.67の位置におけるシール応力調節線の長さの1/
2をAで、前記シールラインからL×0.86の位置に
おけるヨーク応力調節線の長さの1/2をBで、前記
L’とAとの差をSで、前記L’とBとの差をYで表す
とき、下記の相関関係を有することを特徴とする。
【0025】0.12×L' < S < 0.27×L' および、0.46×L' < Y < 0.57×L' また、対角有効面末端と管軸上のガラス設計の基準点を
連結した直線が管軸となす角度が50〜70°であるこ
とが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例を
添付図面に参照しつつ詳細に説明する。
【0027】図4の(a)と(b)は、仮想のファンネ
ル形状を示す図であって、ファンネルボディ部の極端的
な外郭曲率の二つの形態を示す図である。
【0028】図4(a)は、チューブが真空状態の場
合、シールライン部の真空応力は大きくなるもののヨー
クライン部の真空応力が低くなる形状(以下、‘比較形
状1’と称する)を表し、図4(b)は、シールライン
部の真空応力は低くなるもののヨークライン部の真空応
力が大きくなる形状(以下、‘比較形状2’と称する)を
表している。
【0029】特に、やや誇張して言えば、比較形状1は
シールライン末端とヨークライン末端を直線に連結した
断面の曲率として考えられ、比較形状2はシールライン
末端とヨークライン末端を膨らんだ曲線で連結した断面
曲率として考えられる。
【0030】また、図5は、図4(a)および図4
(b)の各比較形状の主要部に対する応力値をシミュレ
ーションしたものである。
【0031】通常、ガラス設計時には真空による引張応
力を十分に考慮しなくてはならないが、従来はガラスの
限界応力値を12MPa以下に設計した。
【0032】しかし、比較形状1の場合はシールライン
部で15.3MPaの応力が加えられたし、比較形状2の
場合はヨークライン部で21.1MPaの応力が加えられ
たため、12MPaの限界応力値を有する従来のガラスで
は応力を効果的に低減できないことは勿論、このように
高い応力が発生すると、製造工程上においても多くの難
しさが起こってしまう。
【0033】したがって、陰極線管のスリム化の設計に
当って前記比較形状のようなファンネルボディ部形状の
比率を適用すると、応力低減を効果的に実現できない問
題点がある。
【0034】図6は、本発明のファンネル形状を示すも
のである。
【0035】図6を参照すれば、本発明のボディ部曲率
は結果的に比較形状1と比較形状2の両曲率との間に形
成されることがわかる。
【0036】本発明のファンネル形状についてさらに具
体的に説明すれば次のようである。
【0037】図7は、本発明のファンネル形状を具体的
に説明するための要素を示すものである。
【0038】図7に示すように、シールラインからヨー
クラインまでの管軸上の長さをLで、前記シールライン
の長さの1/2をL’で表す。
【0039】また、前記シールラインからヨーク部方向
にL×0.67に位置する多数の点を連結してなる線を
シール応力調節線といい、L×0.86に位置する多数
の点を連結してなる線をヨーク応力調節線といい、前記
シール応力調節線の長さおよびヨーク応力調節線の長さ
の1/2をそれぞれA、Bで、L’とAとの差をSで、
L’とBとの差をYで表す。なお、シールライン、シー
ル応力調節線及びヨーク応力調節線の長さは、長方形パ
ネルの対角方向、横方向、縦方向でそれぞれ定義できる
が、同じ方向で定義するものとする。同じ方向で定義す
れば、いずれの方向でも本発明の条件が成り立つ。
【0040】シール応力調節線で定義される‘S’の設
計値を最適化することによってシールラインの高応力を
低減し、また、その位置を制御することができる。前記
シール応力調節線の長さを変化させながらシールライン
に印加される高応力を測定した結果を表1に表す。
【0041】
【表1】
【0042】また、表1による結果をグラフ化すると、
図8のようになる。
【0043】また、ヨーク応力調節線で定義される
‘Y’の設計値を最適化することによってヨークライン
周囲の高応力を低減することができる。前記ヨーク応力
調節線の長さを変化させながらヨークラインに印加され
る高応力を測定した結果を表2に表す。
【0044】
【表2】
【0045】また、表2による結果をグラフ化すると、
図9のようになる。
【0046】特に、本発明はシールラインおよびヨーク
ラインに印加される高応力を低減するために、シールラ
イン部の許容応力は最大11.5MPa以下を基準とし、
ヨークライン部の許容応力は最大10MPa以下を基準と
した。
【0047】つまり、下記のような相関関係を有するよ
うに最適設計した。
【0048】0.12×L' < S < 0.27×L' および、0.46×L' < Y < 0.57×L' 式中、Sは、L’とAとの差であってシール応力調節線
上に位置し、Yは、L’とBとの差であってヨーク応力
調節線上に位置する。
【0049】すなわち、Sがシールライン長さの12〜
27%の範囲内にあり、Yがヨークライン長さの46〜
57%の範囲内にあると、シールラインおよびヨークラ
インに印加される高応力を低減できるのである。
【0050】図10は、本発明のファンネル形状に対す
る応力値のシミュレーション結果を示すものである。こ
こで、青色は圧縮応力を、赤色は引張応力を表す。
【0051】図10を参照すれば、本発明では真空のと
き発生するシールラインの高応力が従来よりシールライ
ン下端のボディ部に移動したことがわかる。
【0052】ここで、スリム化された陰極線管に図4
(a)および図4(b)の各比較形状と本発明のファン
ネル形状を適用し、それらの応力値を比べた結果を表す
と下記の表3のようになる。
【0053】
【表3】
【0054】したがって、本発明は、比較形状1に比べ
て(15.3‐11.5)/15.3=0.25、つまり25%の応力減少効
果が得られた。
【0055】また、比較形状2に比べては(21.1‐10.0)
/21.1=0.53、つまり53%の応力減少効果が得られた。
【0056】本発明は、図2で対角有効面末端と、管軸
と基準線との交差点(基準点)を連結した直線が、前記
管軸となす角度θが50〜70°である陰極線管を対象
として実験したものであるが、前記範囲を外れる陰極線
管にも本発明のファンネルを適用することができる。
【0057】
【発明の効果】上述の如く、本発明は、シール応力調節
線およびヨーク応力調節線の長さを調節することによっ
て従来の応力が集中していたシールラインおよびヨーク
ライン付近での応力を低減できる効果がある。
【0058】また、真空によるファンネルでの高応力発
生を低減することによって耐衝撃性を確保し、且つ工程
上の歩留まりも上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般のカラー陰極線管の構造を示す部分断面図
である。
【図2】パネルおよびファンネルガラスの主要部を定義
した図である。
【図3】真空のとき応力が加えられることを示す図であ
る。
【図4】本発明の比較例であって、仮想のファンネル形
状を各々示す図である。
【図5】仮想のファンネル形状の主要部に対する応力値
を示す図である。
【図6】本発明のファンネル形状を示す図である。
【図7】本発明の要素を定義した図である。
【図8】Sの比率にしたがってシールラインに印加され
る応力値を示すグラフである。
【図9】Yの比率にしたがってヨークラインに印加され
る応力値を示すグラフである。
【図10】本発明の応力分布を示す図である。
【符号の説明】
1…パネル 2…ファンネル 3…シャドウマスク 4…蛍光面 5…偏向ヨーク 7…メインフレーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月9日(2002.8.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に蛍光体スクリーンを有するパネル
    と、前記パネルに真空状態に封合されたファンネルと、
    前記ファンネルのネック部に位置し、前記蛍光体スクリ
    ーンを発光させる電子ビームを発射する電子銃と、前記
    ファンネルのヨーク部に位置し、前記電子ビームを偏向
    させる偏向ヨークと、前記パネル内面の蛍光体スクリー
    ンに対して一定間隔をおいて配置されて色選別の機能を
    行うシャドウマスクと、前記シャドウマスクに張力を印
    加し、支持するフレームとを備え、 前記パネルと前記ファンネルとが封合されるシールライ
    ンから前記ファンネルのヨークラインまでの管軸上距離
    をLで、前記シールライン長さの1/2をL’で、前記
    シールラインからヨーク部方向にL×0.67の位置に
    おけるシール応力調節線の長さの1/2をAで、前記
    L’とAとの差をSで表すとき、 0.12×L' < S < 0.27×L' である相関関係を有することを特徴とするカラー陰極線
    管。
  2. 【請求項2】 対角有効面末端と、管軸と基準線との交
    差点を連結した直線が、前記管軸と50〜70°の角度
    をなすことを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線
    管。
  3. 【請求項3】 内面に蛍光体スクリーンを有するパネル
    と、前記パネルに真空状態に封合されたファンネルと、
    前記ファンネルのネック部に位置し、前記蛍光体スクリ
    ーンを発光させる電子ビームを発射する電子銃と、前記
    ファンネルのヨーク部に位置し、前記電子ビームを偏向
    させる偏向ヨークと、前記パネル内面の蛍光体スクリー
    ンに対して一定間隔をおいて配置されて色選別の機能を
    行うシャドウマスクと、前記シャドウマスクに張力を印
    加し、支持するフレームとを備え、 前記パネルと前記ファンネルとが封合されるシールライ
    ンから前記ファンネルのヨークラインまでの管軸上距離
    をLで、前記シールライン長さの1/2をL’で、前記
    シールラインからL×0.86の位置におけるヨーク応
    力調節線の長さの1/2をBで、前記L’とBとの差を
    Yで表すとき、 0.46×L' < Y < 0.57×L' である相関関係を有することを特徴とするカラー陰極線
    管。
  4. 【請求項4】 対角有効面末端と、管軸と基準線との交
    差点を連結した直線が、前記管軸と50〜70°の角度
    をなすことを特徴とする請求項3記載のカラー陰極線
    管。
  5. 【請求項5】 内面に蛍光体スクリーンを有するパネル
    と、前記パネルに真空状態に封合されたファンネルと、
    前記ファンネルのネック部に位置し、前記蛍光体スクリ
    ーンを発光させる電子ビームを発射する電子銃と、前記
    ファンネルのヨーク部に位置し、前記電子ビームを偏向
    させる偏向ヨークと、前記パネル内面の蛍光体スクリー
    ンに対して一定間隔をおいて配置されて色選別の機能を
    行うシャドウマスクと、前記シャドウマスクに張力を印
    加し、支持するフレームとを備え、 前記パネルと前記ファンネルとが封合されるシールライ
    ンから前記ファンネルのヨークラインまでの管軸上距離
    をLで、前記シールライン長さの1/2をL’で、前記
    シールラインからヨーク部方向にL×0.67の位置に
    おげるシール応力調節線の長さの1/2をAで、前記シ
    ールラインからL×0.86の位置におけるヨーク応力
    調節線の長さの1/2をBで、 前記L’とAとの差を
    Sで、前記L’とBとの差をYで表すとき、 0.12×L' < S < 0.27×L' および、0.46×L' < Y < 0.57×L' である相関関係を有することを特徴とするカラー陰極線
    管。
  6. 【請求項6】 対角有効面末端と、管軸と基準線との交
    差点を連結した直線が、前記管軸と50〜70°の角度
    をなすことを特徴とする請求項5記載のカラー陰極線
    管。
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