JP2003091925A - コンテンツ複製制御装置およびコンテンツ複製装置 - Google Patents

コンテンツ複製制御装置およびコンテンツ複製装置

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JP2003091925A
JP2003091925A JP2001282643A JP2001282643A JP2003091925A JP 2003091925 A JP2003091925 A JP 2003091925A JP 2001282643 A JP2001282643 A JP 2001282643A JP 2001282643 A JP2001282643 A JP 2001282643A JP 2003091925 A JP2003091925 A JP 2003091925A
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JP2001282643A
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Hiroshi Kashiwa
浩 柏
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツ複製装置において、電子透かし処
理によりコンテンツに埋め込まれる装置に固有のIDコ
ードが容易に関知されないようにするとともに、ハード
ウェア等の規模を小さく抑える。 【解決手段】 入力コンテンツが複製される際に電子透
かし処理によって埋め込まれるIDコードは、ROM1
08に保持される動作テスト用コンテンツに電子透かし
処理により埋め込まれている。上記IDコードは、上記
動作テスト用コンテンツが選択部103により選択され
て電子透かし検出部111の動作確認が行われる際に、
検出されてID保持部114に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録媒体に
記録されたコンテンツを他の記録媒体に複製して記録す
ることなどの可否を制御するコンテンツ複製制御装置に
関する技術に属し、特に、複製するコンテンツに、電子
透かし処理によって、複製制御装置に固有の識別情報
(IDコード)を埋め込むことにより、著作権の保護を
可能にする技術に属するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声や静止画像、動画などのコン
テンツをディジタル信号によって記録、配信等する技術
が多く用いられている。このようなディジタル信号は、
劣化を生じることなく複製したり伝送したりすることが
容易であるため、著作権を適切に保護するためには、複
製の可否の制御や、違法コピー経路の追跡等を可能にす
る技術が重要となる。そのための技術として、電子透か
し(digital watermark)を用いる技術が知られてい
る。これは、コンテンツ中に、著作権情報や複製の可否
などを示す情報をコンテンツの品位を損ねないように電
子透かし情報として埋め込むものである。すなわち、コ
ンテンツ複製装置において上記電子透かし情報を検出す
ることにより、複製の可否を制御することが可能とな
る。また、複製の際に、コンテンツ複製装置に固有のI
Dコードを電子透かし情報として埋め込むことにより、
複製経路の追跡が可能となる。
【0003】上記のようなコンテンツ複製装置は、具体
的には、例えば図6に示すように構成されている。同図
において、電子透かし処理部601は、電子透かし情報
の検出や埋め込みなどの処理を行うものである。
【0004】記録部602は、電子透かし処理部601
から出力されたコンテンツを圧縮等して光ディスク60
3に書き込むものである。
【0005】CPU604は、上記電子透かし処理部6
01および記録部602の動作等を制御するものであ
る。
【0006】ROM605は、上記CPU604で実行
されるプログラムなどが保持されるとともに、当該コン
テンツ複製装置に固有のIDコードが暗号化されて保持
される不揮発性メモリである。ここで、IDコードが上
記のように暗号化されて保持されるのは、不正な複製を
しようとする者によって故意に他の複製装置のIDコー
ドが埋め込まれるのを防止するためである。
【0007】また、上記電子透かし処理部601は、よ
り詳しくは、電子透かし検出部611と、電子透かし埋
め込み部612と、電子透かし制御部613と、暗号復
号部614と、ID保持部615とを備えている。
【0008】電子透かし検出部611は、図示しない再
生部や外部から入力される入力コンテンツに埋め込まれ
た、例えば複製の可否を示す電子透かし情報を検出する
ものである。
【0009】電子透かし埋め込み部612は、記録する
コンテンツに、その記録されるコンテンツからさらに複
製することの可否、および装置のIDコードを示す電子
透かし情報を埋め込むものである。
【0010】電子透かし制御部613は、上記電子透か
し検出部611および電子透かし埋め込み部612の動
作を制御するものである。
【0011】暗号復号部614は、上記ROM605に
暗号化されて保持されたIDコードを復号するものであ
る。上記復号のための鍵は、例えば暗号復号部614自
体に保持されている。
【0012】ID保持部615は、上記復号されたID
コードを一時的に保持するものである。
【0013】上記のように構成されたコンテンツ複製装
置では、入力コンテンツの複製を指示する操作がなされ
ると、電子透かし検出部611によって、入力コンテン
ツに埋め込まれた電子透かし情報であるCCI(copy c
ontrol information)が検出される。上記CCIは、具
体的には、例えば所定のコードによって次のような複製
の可否が示されるものである。 (a)複製が禁止されている(NEVER COPY) (b)複製が許可されている(FREE COPY) (c)1回だけ複製することが許可されている(ONE MO
RE COPY) (d)入力されたコンテンツは既に複製されたものであ
り、さらに複製することは禁止されている(NO MORE CO
PY) 電子透かし検出部611によって上記(a、d)が検出
された場合には、複製動作は中止される。一方、(b)
が検出された場合には、入力コンテンツはそのまま(新
たな電子透かし情報が埋め込まれることなく)電子透か
し埋め込み部612から出力され、記録部602により
圧縮等の処理がなされて、光ディスク603に複製記録
される。
【0014】また、上記(c)が検出された場合には、
まず、ROM605に保持されている暗号化されたID
コードがCPU604を介して暗号復号部614に入力
され、復号されてID保持部615に保持される。電子
透かし埋め込み部612では、上記復号されたIDコー
ドとともに、上記(d)(NO MORE COPY)を示すCCI
が電子透かし情報としてさらに入力コンテンツに埋め込
まれた後、記録部602により圧縮等の処理がなされ
て、光ディスク603に複製記録される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンテンツ複製装置では、IDコードが暗号化され
てROM605に保持されているために、暗号復号部6
14や復号のためのプログラムが必要となり、ハードウ
ェア等の規模の増大を招き、製造コストも高くなるとい
う問題が生じる。
【0016】前記の問題に鑑み、本発明は、IDコード
が容易に関知されないようにするとともに、ハードウェ
アやプログラムの規模を小さく抑え、製造コストの低減
も可能にすることを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、コンテンツ
複製制御装置であって、装置に固有の識別情報が電子透
かし処理によって埋め込まれた内部保持コンテンツを保
持する保持手段と、装置に入力された入力コンテンツに
埋め込まれた電子透かし情報、および上記内部保持コン
テンツに埋め込まれた識別情報を検出する電子透かし情
報検出手段と、上記入力コンテンツから検出された電子
透かし情報に応じて、上記入力コンテンツの複製の可否
を制御する複製可否制御手段と、上記入力コンテンツを
複製する際に、上記入力コンテンツに上記識別情報を埋
め込んで、複製コンテンツとして出力する電子透かし情
報埋め込み手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項1の発明によると、識別情報は電子
透かし処理により内部保持コンテンツに埋め込まれて保
持手段に保持されるので、例えば不正な複製を試みる者
の解析などによって容易に関知されることがない。ま
た、識別情報の検出は、入力コンテンツに埋め込まれた
電子透かし情報を検出するために用いられる電子透かし
情報検出手段によって行われるので、識別情報が暗号化
されて保持される場合のように復号部等を備える必要が
なく、ハードウェアやプログラムの規模を小さく抑える
ことができる。
【0019】また、請求項2の発明が講じた解決手段
は、請求項1のコンテンツ複製制御装置であって、上記
内部保持コンテンツは、当該コンテンツ複製制御装置の
動作を確認するための動作テスト用コンテンツであるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項2の発明によると、特に識別情報を
埋め込むためのコンテンツを用いる必要がなく、保持手
段の記憶容量を小さく抑えることができるとともに、コ
ンテンツ複製制御装置の動作確認の際に識別情報を検出
することができるので、処理の簡素化を図ることもでき
る。
【0021】また、請求項3の発明が講じた解決手段
は、請求項1または請求項2のコンテンツ複製制御装置
であって、上記電子透かし情報埋め込み手段は、所定の
シンクコードとともに上記識別情報を埋め込むように構
成されていることを特徴とする。
【0022】請求項3の発明によると、例えば複製の許
否を示す電子透かし情報などとは異なるシンクコードと
対にして識別情報を埋め込むことにより、識別情報の検
出を容易に行うことができる。
【0023】また、請求項4の発明が講じた解決手段
は、請求項1ないし請求項3のコンテンツ複製制御装置
であって、上記複製可否制御手段は、上記入力コンテン
ツから検出された電子透かし情報によって示される上記
入力コンテンツの複製の許否に係らず、上記内部保持コ
ンテンツからの識別情報の検出ができなかった場合に、
上記入力コンテンツの複製を禁止するように構成されて
いることを特徴とする。
【0024】請求項4の発明によると、例えば不正な複
製を試みる者の改造などによって適切な識別情報が内部
保持コンテンツから検出されない場合には複製が禁止さ
れるので、そのような不正な複製を確実に防止すること
ができる。
【0025】また、請求項5の発明が講じた解決手段
は、請求項1ないし請求項3のコンテンツ複製制御装置
であって、上記複製可否制御手段は、上記入力コンテン
ツから検出された電子透かし情報によって上記入力コン
テンツの複製を許可することが示された場合に、上記内
部保持コンテンツからの識別情報の検出の有無に係ら
ず、上記入力コンテンツの複製を許可するように構成さ
れていることを特徴とする。
【0026】請求項5の発明によると、例えば装置の故
障などによって、識別情報が内部保持コンテンツから検
出されない場合には、入力コンテンツに埋め込まれた電
子透かし情報によって複製が許可されてさえいれば複製
が行われるので、故障などによってユーザに与える影響
を小さく抑えることができる。
【0027】また、請求項6の発明が講じた解決手段
は、コンテンツ複製装置であって、請求項1ないし請求
項5のコンテンツ複製制御装置と、記録媒体に記録され
たコンテンツを上記入力コンテンツとして再生し、また
は通信により配信されたコンテンツを入力コンテンツと
して受信する入力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0028】請求項6の発明によると、記録媒体に記録
されたコンテンツや、放送、ネットワーク等により送ら
れたコンテンツに対して、複製の管理が適切に行われる
ようにすることができる。
【0029】また、請求項7の発明が講じた解決手段
は、コンテンツ複製装置であって、請求項1ないし請求
項5のコンテンツ複製制御装置と、上記複製コンテンツ
を記録媒体に記録し、または通信により送信する出力手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0030】請求項7の発明によると、記録媒体に記録
されるコンテンツや、放送、ネットワーク等により配信
されるコンテンツに対して、複製の管理が適切に行われ
るようにすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0032】図1は本発明の実施の形態に係るコンテン
ツ複製装置として用いられる記録再生装置の全体構成を
示すブロック図である。同図において、再生部101
(入力手段)は、光ディスク102等の記録媒体に記録
された音声や静止画像、動画などのコンテンツ(入力コ
ンテンツ)を再生し、データ伸長などの処理を行って出
力するものである。
【0033】選択部103は、上記入力コンテンツと、
後述する動作テスト用コンテンツとを選択的に切り替え
て出力するものである。
【0034】電子透かし処理部104は、選択部103
によって選択されたコンテンツに対して、電子透かし情
報の検出や埋め込みなどの処理を行って複製コンテンツ
を出力するものである。
【0035】記録部105(出力手段)は、電子透かし
処理部104から出力された複製コンテンツをデータ圧
縮等して光ディスク106等の記録媒体に書き込むもの
である。
【0036】CPU107は、上記選択部103、電子
透かし処理部104、および記録部105の動作等を制
御するものである。
【0037】ROM108(保持手段)は、上記CPU
107で実行されるプログラムなどが保持されるととも
に、電子透かし処理部104の動作を確認するための動
作テスト用コンテンツ(データ)が保持されるものであ
る。上記動作テスト用コンテンツには、少なくとも、当
該記録再生装置に固有の識別情報(IDコード)が電子
透かし情報として埋め込まれている。ROM108の具
体的な形態としては、種々の不揮発性メモリを適用する
ことができ、例えば装置の販売後に不具合の対処等を容
易にするために、書き替え可能なものを用いてもよい。
【0038】また、上記電子透かし処理部104は、よ
り詳しくは、電子透かし検出部111と、電子透かし埋
め込み部112と、電子透かし制御部113と、ID保
持部114とを備えている。
【0039】電子透かし検出部111(電子透かし情報
検出手段)は、選択部103によって選択されたコンテ
ンツに埋め込まれた電子透かし情報であるCCI(copy
control information)や、IDコードを検出するもの
である。上記CCIは、具体的には、例えば所定のコー
ドによって次のような複製の可否が示されるものであ
る。 (a)複製が禁止されている(NEVER COPY) (b)複製が許可されている(FREE COPY) (c)1回だけ複製することが許可されている(ONE MO
RE COPY) (d)入力されたコンテンツは既に複製されたものであ
り、さらに複製することは禁止されている(NO MORE CO
PY) 上記CCIやIDコードは、より詳しくは、例えば図2
に示すように、これらのCCIやIDコードの判別を容
易にするために、それぞれ所定のビットパターンのCC
IシンクコードまたはIDシンクコード(検出コードヘ
ッダ)と対にして、電子透かし処理を行うことにより、
コンテンツ中に埋め込まれる。上記電子透かし処理とし
ては、具体的には、例えば米国特許第5,940,13
5号に記載されている方法などを適用することができ
る。
【0040】電子透かし埋め込み部112(電子透かし
情報埋め込み手段)は、複製コンテンツに、その複製コ
ンテンツからさらに複製することの可否を示すCCIで
ある電子透かし情報、および装置のIDコードを示す電
子透かし情報を埋め込むものである。
【0041】電子透かし制御部113(複製可否制御手
段)は、上記電子透かし検出部111および電子透かし
埋め込み部112の動作を制御するものである。
【0042】ID保持部114は、上記電子透かし検出
部111によって動作テスト用コンテンツから検出され
たIDコードを一時的に保持するものである。
【0043】ここで、例えば上記電子透かし処理部10
4等や、電子透かし処理部104内の各部等は、それぞ
れ独立した半導体ICによって構成されてもよく、ま
た、複数のブロックが単体の半導体ICによって構成さ
れてもよい。ここで、ROM108がCPU107や電
子透かし処理部104などと共に1チップの半導体IC
によって構成されるようにすれば、ROM108の記憶
内容(IDコード)の解析をより困難にすることができ
る。
【0044】次に、上記のように構成された記録再生装
置の動作について説明する。
【0045】(メインルーチン)まず、主としてCPU
107の制御によって行われる全体的な動作を図3に基
づいて説明する。 (S101)装置の電源がオンになると、最初に、各部
の状態を初期化するとともに、各部の機能テストを行っ
て動作状態を確認するスタートアップ動作が行われる。
また、その際に、後に詳述するように、ROM108に
保持された動作テスト用コンテンツに埋め込まれたID
コードの検出が行われる。 (S102)スタートアップ動作が完了すると、図示し
ない操作部によって装置の動作(記録動作、再生動作、
複製動作など)を指示する指示操作がなされたかどうか
の判定を繰り返す。 (S103)上記指示操作がなされると、その指示に応
じた動作を行う。この動作のうち、複製動作については
後に詳述する。 (S104)指示された動作が完了すると、電源をオフ
にする操作がなされたかどうかを判定し、電源オフ操作
がなされれば、電源をオフにして動作を終了する一方、
なされていなければ(S102)以降を繰り返す。
【0046】(スタートアップ動作)上記スタートアッ
プ動作(S101)、特にIDコードの検出動作につい
て、図4に基づいて説明する。 (S201)まず、CPU107が、ROM108から
動作テスト用コンテンツをロードして選択部103に入
力するとともに、選択部103を上記動作テスト用コン
テンツが選択されるように切り替える。 (S202)電子透かし検出部111は、選択部103
によって選択された動作テスト用コンテンツに含まれる
電子透かし情報を検出する。 (S203)電子透かし制御部113は、電子透かし検
出部111によってIDシンクコードを含む電子透かし
情報が検出されたかどうか(シンクコードが所定のビッ
トパターンと一致したかどうか)を判定する。 (S204)上記(S203)でIDシンクコードを含
む電子透かし情報が検出されれば、電子透かし制御部1
13は上記電子透かし情報に含まれるIDコードをID
保持部114に保持させる。 (S205)さらに、IDコードが検出されたことを示
すIDコード検出フラグをセットして(値を“1”にし
て)、メインルーチンに戻る。
【0047】また、上記(S203)でIDシンクコー
ドを含む電子透かし情報が検出されなければ、(S20
6)に移行する。 (S206)そして、検出動作回数を示す値をインクリ
メントする。 (S207)次に上記検出動作回数が所定の回数よりも
多いかどうかを判定し、所定の回数以下であれば、上記
(S201)以降の動作を繰り返す。すなわち、ROM
108にIDシンクコードを含む電子透かし情報が保持
されていたとしても、装置の状態等によって検出に失敗
する場合を考慮して検出をリトライする。 (S208)所定回数の検出動作を繰り返してもIDコ
ードを検出することができない場合(例えば想定外のノ
イズなどの影響で正常に検出動作が行われない場合や、
違法コピー等のために装置が改造された疑いがある場合
など)には、IDコードが検出されなかったことを示す
ためにIDコード検出フラグをリセットして(値を
“0”にして)、メインルーチンに戻る。
【0048】なお、上記のように検出動作をリトライす
るのは、IDコードの検出に確実を期すためであるが、
装置の要求仕様などによっては必ずしも行わなくてもよ
い。
【0049】また、上記スタートアップ動作の例では、
特にIDコードの検出動作について説明したが、実際に
は、動作テスト用コンテンツに埋め込まれた複製の可否
を示すCCIなどの検出によって電子透かし検出部11
1の動作を確認するのに併せて上記IDコードの検出を
行うことにより、スタートアップ動作の簡素化や動作時
間の短縮を図ることができる。なお動作確認は電子透か
し検出部111に対してだけ行うのに限らず、例えば電
子透かし埋め込み部112によって所定の電子透かし情
報を埋め込んだ後に、その出力を電子透かし検出部11
1に戻して検出することにより、電子透かし埋め込み部
112の動作も確認するようにしてもよい。
【0050】(複製動作)メインルーチン(図3)の指
示操作に応じた動作実行ステップ(S103)における
コンテンツの複製動作について、図5に基づいて説明す
る。 (S301)まず、CPU107が再生部101を再生
状態にし、光ディスク102から再生された入力コンテ
ンツを選択部103に入力させる。また、選択部103
を上記入力コンテンツが選択されるように切り替える。 (S302)電子透かし検出部111は、選択部103
によって選択された入力コンテンツに含まれる電子透か
し情報を検出する。 (S303)電子透かし制御部113は、電子透かし検
出部111によってCCIシンクコードを含む電子透か
し情報が検出されたかどうかを判定する。 (S304〜S306)上記(S303)でCCIシン
クコードを含む電子透かし情報が検出されれば、次に、
CCIが“ONE MORE COPY”であるか(S304)、“N
O MORE COPY”または“NEVER COPY”であるか(S30
5)が判定される。また、“ONE MORE COPY”である場
合には、さらに、IDコード検出フラグ(図4、S20
5、S208)がセットされているかどうかが判定され
る(S306)。 (S307)そして、上記(S304、S306)の判
定において、CCIが“ONE MORE COPY”で、かつ、I
Dコード検出フラグがセットされている場合には、電子
透かし埋め込み部112によって、ID保持部114に
保持されているIDコードおよびCCI(NO MORE COP
Y)がIDシンクコードおよびCCIシンクコードと対
にされて、電子透かし情報として入力コンテンツに埋め
込まれ、複製コンテンツとして出力される。ここで、上
記電子透かし情報の埋め込みは、元の電子透かし情報に
加えて追加するように行われるのが一般的であるが、こ
れに限るものではない。また、IDシンクコードは動作
テスト用コンテンツの場合と同じものでもよいし、異な
るものでもよい。 (S308)上記IDコード等が埋め込まれた複製コン
テンツは、記録部105によって光ディスク106に書
き込まれる。その後、処理はメインルーチンに戻る。ま
た、前記(S304、S305)の判定において、CC
Iが“ONE MORE COPY”、“NO MORE COPY”、“NEVER C
OPY”の何れでもない場合、すなわち“FREE COPY”であ
る場合、および前記(S303)の判定において、CC
Iシンクコードを含む電子透かし情報が検出されなかっ
た場合には、自由な複製が許可されているとして、記録
部105により入力コンテンツがそのまま光ディスク1
06に記録される(なお、これらの自由な複製が許可さ
れている場合にもIDコードが埋め込まれるようにして
もよい)。 (S309)一方、前記(S304、S305)の判定
において、CCIが“ONE MORE COPY”ではなく“NO MO
RE COPY”または“NEVER COPY”である場合、および前
記(S306)の判定において、IDコード検出フラグ
がセットされていない場合には、不正な複製を防止する
ために記録動作が中止され、処理はメインルーチンに戻
る。
【0051】上記のように、電子透かし処理によりID
コードが埋め込まれたデータをROM108に保持させ
ることによって、入力コンテンツからCCIなどを検出
するための電子透かし検出部111を用いて、IDコー
ドを検出することができ、入力コンテンツを複製する際
に適切にIDコードが埋め込まれるようにすることがで
きる。
【0052】また、IDコードが埋め込まれたコンテン
ツ自体は普通のコンテンツとしか認識できないので、R
OM108の内容が解析されるなどしても、電子透かし
処理の方法(アルゴリズム)やパラメータ、シンクコー
ド等が非公開であれば、暗号化されて保持させる場合と
同様に、悪意のある者によってIDコードを関知された
り、不正なIDコードを複製コンテンツに埋め込まれた
りするのを容易に防止することができる。
【0053】さらに、IDコードを動作テスト用コンテ
ンツに埋め込むことにより、ROM108の記憶容量の
増大を招くことがないうえ、電子透かし検出部111等
の動作確認に併せてIDコードを検出することもできる
ので、確認動作の簡素化等を図ることもできる。
【0054】なお、上記のように動作テスト用コンテン
ツからIDコードが検出できないときに記録動作を行わ
せないようにする場合には、例えば故意の改造などによ
り適切なIDコードが埋め込まれないようにされるよう
な行為を防止することができるが、一方、装置の故障に
よってIDコードが検出できないなどの場合に善意のユ
ーザに不便を感じさせないように、複製を許可するCC
Iが検出されさえすれば複製をし得るようにしてもよ
い。また、複製が禁止される場合でも、複製コンテンツ
をD/A変換したアナログ信号だけは出力し得るように
してもよい。
【0055】また、入力コンテンツからCCIシンクコ
ードが検出できない場合にも複製を禁止するようにし
て、CCIシンクコードが検出できて“ONE MORE COP
Y”や“FREE COPY”など複製を許可されていることが確
実な場合にだけ複製をし得るようにするなど、電子透か
し情報の応用形態は著作権保護の程度とユーザの利便性
などに応じて種々に設定することができる。
【0056】また、本実施の形態では、再生部101と
記録部105とを備えた記録再生装置の例を示したが、
これに限らず、外部の他の装置からのコンテンツ、例え
ばアナログ音声信号がA/D変換されたものが入力コン
テンツとして入力されるようにしてもよく、また、複製
コンテンツを他の記録装置に出力するようにしてもよ
い。また、放送やネットワークを介して配信された入力
コンテンツを受信する受信部や、複製コンテンツをネッ
トワークを介して配信する送信部を設けるなどしてもよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によると、IDコー
ドを、例えば動作テスト用コンテンツに電子透かし処理
によって埋め込み、入力コンテンツからCCI等を検出
するための検出手段によって検出するようにすることに
より、IDコードが容易に関知されないようにするとと
もに、ハードウェアやプログラムの規模を小さく抑え、
製造コストの低減も可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】同、CCIやIDコードがコンテンツ中に埋め
込まれる際の電子透かし情報の例を示す説明図である。
【図3】同、メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図4】同、スタートアップ動作を示すフローチャート
である。
【図5】同、複製動作を示すフローチャートである。
【図6】従来のコンテンツ複製装置の全体構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
101 再生部 102 光ディスク 103 選択部 104 電子透かし処理部 105 記録部 106 光ディスク 107 CPU 108 ROM 111 電子透かし検出部 112 電子透かし埋め込み部 113 電子透かし制御部 114 ID保持部
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 CH08 CH11 5C053 FA13 FA15 FA23 JA01 LA11 5C076 AA14 BA06 5D044 BC04 CC04 DE17 DE50 EF05 HL08 5J104 AA07 AA14 NA05 PA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置に固有の識別情報が電子透かし処理に
    よって埋め込まれた内部保持コンテンツを保持する保持
    手段と、 装置に入力された入力コンテンツに埋め込まれた電子透
    かし情報、および上記内部保持コンテンツに埋め込まれ
    た識別情報を検出する電子透かし情報検出手段と、 上記入力コンテンツから検出された電子透かし情報に応
    じて、上記入力コンテンツの複製の可否を制御する複製
    可否制御手段と、 上記入力コンテンツを複製する際に、上記入力コンテン
    ツに上記識別情報を埋め込んで、複製コンテンツとして
    出力する電子透かし情報埋め込み手段と、 を備えたことを特徴とするコンテンツ複製制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1のコンテンツ複製制御装置であっ
    て、 上記内部保持コンテンツは、当該コンテンツ複製制御装
    置の動作を確認するための動作テスト用コンテンツであ
    ることを特徴とするコンテンツ複製制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のコンテンツ複製
    制御装置であって、 上記電子透かし情報埋め込み手段は、所定のシンクコー
    ドとともに上記識別情報を埋め込むように構成されてい
    ることを特徴とするコンテンツ複製制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のコンテンツ複製
    制御装置であって、 上記複製可否制御手段は、上記入力コンテンツから検出
    された電子透かし情報によって示される上記入力コンテ
    ンツの複製の許否に係らず、上記内部保持コンテンツか
    らの識別情報の検出ができなかった場合に、上記入力コ
    ンテンツの複製を禁止するように構成されていることを
    特徴とするコンテンツ複製制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項3のコンテンツ複製
    制御装置であって、 上記複製可否制御手段は、上記入力コンテンツから検出
    された電子透かし情報によって上記入力コンテンツの複
    製を許可することが示された場合に、上記内部保持コン
    テンツからの識別情報の検出の有無に係らず、上記入力
    コンテンツの複製を許可するように構成されていること
    を特徴とするコンテンツ複製制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のコンテンツ複製
    制御装置と、 記録媒体に記録されたコンテンツを上記入力コンテンツ
    として再生し、または通信により送られたコンテンツを
    入力コンテンツとして受信する入力手段と、 を備えたことを特徴とするコンテンツ複製装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項5のコンテンツ複製
    制御装置と、 上記複製コンテンツを記録媒体に記録し、または通信に
    より送信する出力手段と、 を備えたことを特徴とするコンテンツ複製装置。
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