JP2003091714A - 人数計測装置 - Google Patents

人数計測装置

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JP2003091714A
JP2003091714A JP2001284442A JP2001284442A JP2003091714A JP 2003091714 A JP2003091714 A JP 2003091714A JP 2001284442 A JP2001284442 A JP 2001284442A JP 2001284442 A JP2001284442 A JP 2001284442A JP 2003091714 A JP2003091714 A JP 2003091714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備が簡素で機動性が高く、且つ、概算的な
人数計測を簡易・迅速に行える人数計測装置を提供する
こと。 【解決手段】 一定期間中に取得した全フレーム中にお
ける人物の総出現回数をFtotal、当該全フレーム中に
おける滞留人物の出現回数をFstop、当該全フレーム中
における滞留人数をNstop、人物が滞留することなく通
過する場合の平均所要フレーム数をAVpass-frame、人
物が滞留して通過する場合の平均所要フレーム数をAV
stop-frameとすると、当該期間に滞留することなく通過
する人数N passは、 Npass=(Ftotal−F’stop)/AVpass-frame F’stop=Fstop+Nstop×AVstop-frame で得られる。従って、当該期間に通過した人の総数N
は、N=Npass+Nstopで算出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばショーウイ
ンドー等の前を通過・滞留した人数を計測する人数計測
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人数計測装置として、例えば、特
開平11−282999号公報に記載のものが公知であ
る。かかる従来装置は、通路の上方にカメラを設置し、
撮影画像から頭部を抽出することによって通過人数を計
測するものである。かかる従来装置では、カメラを上方
に配置して撮影するため、人と人の重なり合いが生じ
ず、よって正確な人数計測を行うことができる。しかし
ながら、カメラを上方に設置しなければならないため、
設備が大規模となり、簡易な人数計測には不向きであっ
た。
【0003】また、他の従来装置として、特開平10−
334207号公報に記載のものが公知である。かかる
従来装置は、階段の昇降口にカメラを水平に設置し、階
段を昇降する人を識別することによって通過人数を計測
するものである。かかる従来装置では、階段を昇降する
際に人と人が完全に重なることは稀である(例えば、頭
部が重なることは少ない)ことから、比較的精度よく人
数を計測することができる。また、カメラを水平に設置
するものであるから、設備も比較的簡単なものとなる。
しかしながら、必ず階段の昇降口にカメラを設置しなけ
ればならないため、例えばショーウインドーの前等、水
平な通路を通過する人の数を計測する場合には適用でき
ないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、店頭にてそ
の店に対する顧客の関心度等を調査する、いわゆるマー
ケティング調査においては、定常的に調査を行うという
よりも、むしろ一時的・定期的に調査を行う方が通常で
ある。したがって、そこで使用される人数計測装置も、
設備が簡素で、機動性の高いことが要求される。
【0005】また、かかるマーケティング調査において
は、人数を正確に計測する必要は必ずしもなく、むし
ろ、通過した人の中で対象商品に注目をもって立ち止ま
った人は概ねどれぐらいの比率を占めるか、といった概
算的な情報が把握できれば十分である場合が多い。した
がって、高精度の装置よりも、むしろ取り扱いが簡便
で、且つ簡易・迅速に計測が行える人数計測装置の方が
ユーザのニーズに合致し、使い勝手の良いものとなる。
【0006】そこで、本発明は、設備が簡素で機動性が
高く、且つ、概算的な人数計測を簡易・迅速に行える人
数計測装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定期間中に
取得・処理される一連の画像中に出現する人物ののべ総
数と滞留人物ののべ総数に基づいて、当該期間に通過し
た人物の数を算出するものである。また、これに加え、
当該期間に滞留した人物の数をも含めて当該期間の通過
人数を算出するものである。各請求項における発明の特
徴は以下の通りである。
【0008】請求項1の発明は、人数算出装置に関する
ものであり、撮像領域の画像情報を所定の周期で出力す
る画像取得手段と、この画像取得部からの画像情報を処
理して当該画像情報中に存在する人物の数と位置を検出
する人物検出手段と、この人物検出手段にて人物が検出
される毎にその人数分だけ値が増加される人物カウンタ
手段と、前記人物検出手段にて検出された人物位置情報
に基づいて滞留人物の数と位置を検出する滞留判定手段
と、この滞留判定手段にて滞留人物が検出される毎にそ
の人数分だけ値が増加される滞留カウンタ手段と、計測
開始から所定の期間が経過したときの前記人物カウンタ
手段および滞留カウンタ手段の計数値に基づいて、当該
期間に前記撮像領域を通過した通過人数を算出する人数
算出手段と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、前
記人数算出手段は、次式に従って通過人数Nを算出する
ことを特徴とする。
【0010】 N=(Ftotal−Fstop)/AVpass-frame ただし、Ftotalは人物カウンタ手段のカウント値、F
stopは滞留カウンタ手段のカウント値、AVpass-frame
は人が滞留することなく前記撮像領域を通過するために
必要な画像の数である。
【0011】請求項3の発明は、人数計測装置に関する
ものであり、撮像領域の画像情報を所定の周期で出力す
る画像取得手段と、この画像取得部からの画像情報を処
理して当該画像情報中に存在する人物の数と位置を検出
する人物検出手段と、この人物検出手段にて人物が検出
される毎にその人数分だけ値が増加される人物カウンタ
手段と、前記人物検出手段にて検出された人物位置情報
に基づいて滞留人物の数と位置を検出する滞留判定手段
と、この滞留判定手段にて滞留人物が検出される毎にそ
の人数分だけ値が増加される滞留カウンタ手段と、前記
滞留判定手段にて検出された滞留人物位置情報に基づい
て新規に滞留した人物の数を検出する滞留人物判定手段
と、この滞留人物判定手段にて新たな滞留人物が検出さ
れる毎にその人数分だけ値が増加される滞留人数カウン
タ手段と、計測開始から所定の期間が経過したときの前
記人物カウンタ手段、滞留カウンタ手段および滞留人数
カウンタ手段の計数値に基づいて、当該期間に前記撮像
領域を通過した通過人数を算出する人数算出手段とを有
することを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項3において、前
記人数算出手段は、次式に従って通過人数Nを算出する
ことを特徴とする。
【0013】 Npass=(Ftotal−F’stop)/AVpass-frame F’stop=Fstop+Nstop×AVstop-frame N=Npass+Nstop ただし、Ftotalは人物カウンタ手段のカウント値、F
stopは滞留カウンタ手段のカウント値、Nstopは滞留人
数カウンタ手段のカウント値、AVpass-frameは人が滞
留することなく前記撮像領域を通過するために必要な画
像の数、AVstop -frameは人が滞留した後に撮像領域を
通過するために必要な画像の数である。
【0014】請求項5の発明は、請求項3または4にお
いて、前記人物検出手段からの人数情報と滞留人物判定
手段からの人数情報に基づいて滞留可能な人数を検出す
る滞留可能人数検出手段をさらに配し、前記滞留人物判
定手段によって新たな滞留人物が検出された場合でも、
その新たな滞留人物の数が前記滞留可能人数検出手段に
て検出された滞留可能人数を上回っている場合には、前
記滞留可能人数を新たな滞留人物の数として前記滞留人
数カウンタに供給することを特徴とする。
【0015】請求項6の発明は、請求項5において、前
記滞留可能人数検出手段は、1画像前において前記人物
検出手段にて検出された人物の数に比べ、現画像におい
て人物検出手段にて検出された人物の数が増加している
場合には、その増加分だけ滞留可能人数を増加させ、画
像前において前記人物検出手段にて検出された人物の数
に比べ、現画像において人物検出手段にて検出された人
物の数が減少している場合には、その減少分だけ滞留可
能人数を減少させ、前記滞留人数カウンタに新たな滞留
人物の数が供給された場合には、その人数分だけ滞留可
能人数を減少させることを特徴とする。
【0016】本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の
説明により更に明らかとなろう。
【0017】なお、請求項における「画像取得手段」は
実施の形態における画像取得部1が対応する。請求項に
おける「人物検出手段」は実施の形態における人物検出
手段部2が対応する。請求項における「人物カウンタ手
段」は実施の形態における人物カウンタ4が対応する。
請求項における「滞留判定手段」は実施の形態における
移動・滞留判定部5、現フレーム人物位置メモリ3およ
び前フレーム人物位置メモリ6が対応する。請求項にお
ける「滞留カウンタ手段」は実施の形態における滞留カ
ウンタ7が対応する。請求項における「人数算出手段」
は実施の形態における人数算出部12が対応する。請求
項における「滞留人物判定手段」は実施の形態における
滞留人物判定部8および滞留人物位置メモリ9が対応す
る。請求項における「滞留人物カウンタ手段」は実施の
形態における滞留人物カウンタ10が対応する。請求項
における「滞留可能人数検出手段」は実施の形態におけ
る移動・滞留判定部5、滞留人物判定部8および滞留可
能人数カウンタ13が対応する。
【0018】ただし、以下の実施の形態は、あくまで
も、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各
構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載され
たものに制限されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。まず、図1に実施の形態に係
る人数計測装置の機能ブロック図を示す。
【0020】1は画像取得部で、例えば簡易なテレビカ
メラによって構成され、撮影したフレーム画像情報を、
数秒間隔(例えば1秒)で、人物検出部2に順次出力す
る。ここでカメラは、水平に且つ通路の進行方向に対し
て撮影方向がほぼ垂直となるように設置される。なお、
以下において「フレーム」または「フレーム数」という
ときは、画像取得部1から人物検出部2に数秒間隔で供
給されるフレームを対象としてそのように指称している
ものとする。
【0021】2は人物検出部で、画像取得部1から入力
されるフレーム画像情報を解析処理して人物を抽出し、
フレーム画像中の人物位置の位置情報(座標情報)を現
フレーム人物位置メモリ3出力する。ここで人物は、た
とえば周知の顔検出処理等の画像処理によって抽出す
る。また、人物検出部2は、当該フレーム画像中に存在
する人物の総数を人物カウンタ4に出力する。
【0022】3は現フレーム人物位置メモリで、人物検
出部2から入力される現フレーム画像中の位置情報を記
憶する。
【0023】4は人物カウンタで、人物検出部2から入
力される人数分だけカウント値を増加させる。したがっ
て、人物カウンタ4のカウント値は、画像処理部1から
人物検出部2にフレーム画像情報が供給される度に、当
該画像中の人数分だけ増加される。
【0024】5は移動・滞留判定部で、現フレーム人物
位置メモリ3に記憶された現フレーム画像中の人物の位
置情報と、前フレーム人物位置メモリ6に記憶された1
フレーム前のフレーム画像中の人物の位置情報とを比較
し、現フレーム画像中における滞留人物の有無を判定す
る。すなわち、前フレーム人物位置メモリ6中の所定の
人物に対応した位置座標と現フレーム人物位置メモリ3
中の当該人物に対応した位置座標との間の距離が所定の
しきい値を越えない場合に、当該人物が滞留していると
判定する。そして、このように判定された滞留人物の総
数を滞留カウンタ7に出力する。また、滞留人物の位置
情報(フレーム画像中の座標情報)を滞留人物判定部8
に出力する。
【0025】6は前フレーム人物位置メモリで、人物位
置記憶部11からの指令に応じて、現フレーム人物位置
メモリ3の位置情報をそのまま記憶する。
【0026】7は滞留カウンタで、移動・滞留判定部5
からの滞留人数分だけカウント値を増加させる。したが
って、滞留カウンタ4のカウント値は、画像処理部1か
ら人物検出部2にフレーム画像情報が供給され、さらに
当該フレーム画像中の滞留人物が検出される度に、当該
滞留人数分だけ増加される。
【0027】8は滞留人物判定部で、移動・滞留判定部
5からの滞留人物の位置情報と、滞留人物位置メモリに
記憶されている1フレーム前の滞留人物の位置情報とを
比較し、新規に滞留した人物が存在するか否かを判定す
る。そして、新規滞留人物が存在する場合には、その人
数を滞留人数カウンタ10に出力する。また、現フレー
ム画像中における滞留人物の位置情報を滞留人物位置メ
モリ9に出力する。
【0028】9は滞留人物位置メモリで、滞留人物判定
部8から入力される滞留人物の位置情報を記憶する。こ
こで、既に記憶されている1フレーム前の位置情報は消
去し、これに替えて、新たに入力された滞留人物判定部
8からの位置情報を記憶する。したがって、滞留人物位
置メモリ9には、最新のフレーム画像における滞留人物
の位置情報が逐次記憶される。
【0029】10は滞留人物カウンタで、滞留人物判定
部8から新規滞留人物の計数出力分だけカウント値を増
加させる。
【0030】11は人物位置記憶部で、現フレーム画像
について上記の判定およびカウンタの増加処理が終了し
たとき、前フレーム人物位置メモリ6に対して、現フレ
ーム人物位置メモリ3の位置情報を記憶するよう指示す
る。これにより、人物検出部2に次のフレーム画像が供
給されたときには、前フレーム人物位置メモリ6には、
1フレーム前のフレーム画像中の人物位置情報が記憶さ
れていることになる。
【0031】12は人数算出部で、所定の期間(数フレ
ームの処理期間:例えば10〜20フレームを処理する
期間)に対して上記処理を行った結果として保持される
上記各カウンタのカウント値の基づいて、当該期間にカ
メラの前を通過した人数を算出する。
【0032】かかる人数算出部12における通過人数N
の算出処理は以下の算出式に従って行われる。
【0033】 N=(Ftotal−Fstop)/AVpass-frame ・・・(1) ここで、Ftotalは人物カウンタ4のカウント値、F
stopは滞留カウンタ7のカウント値である。また、AV
pass-frameは人が滞留することなく撮像領域を通過する
ために必要なフレーム数であって、測定者が適宜設定す
るか、あるいは装置側で自動的算出した値が設定され
る。
【0034】上記(1)式に従う演算処理では、人物カ
ウンタ4、滞留カウンタ7、滞留人数カウンタ10の各
カウント値の内、人物カウンタ4と滞留カウンタ7のカ
ウント値のみを用いるものである。かかる(1)式の算
出方法によっても、通過人数の概数を算出することがで
きるが、人が滞留する場合にはその前後における移動速
度が通常よりも小さくなるので、人が一旦立ち止まった
後に通過する場合には、撮像領域を通過する際に要する
フレーム数も、上記平均フレーム数AVpass-f rameより
も大きなものとなる。したがって、より精度よく通過人
数を算出する場合には、立ち止まらずに通過した人の人
数と、立ち止まって通過した人の人数を別々に算出し、
これらを合計してトータルの通過人数を算出する方が良
い。
【0035】ここで、立ち止まって通過した人をNstop
とすると、かかるNstopは滞留人数カウンタ10のカウ
ント値をそのまま用いることができる。また、立ち止ま
らずに通過した人をNpassとすると、かかるNpassは上
記(1)式を変形して、以下の式によって算出される。
【0036】 Npass=(Ftotal−F’stop)/AVpass-frame ・・・(2) F’stop=Fstop+Nstop×AVstop-frame ・・・(3) なお、AVstop-frameは、人が滞留した後に撮像領域を
通過するために必要なフレーム数であって、測定者が適
宜設定するか、あるいは装置側で自動的算出した値が設
定される。
【0037】以上のように通過人数をNpassとNstop
分けて別々に算出した場合、通過人数Nは、N=Npass
+Nstopで求まるから、上記(2)式、(3)式に数値
を代入して算出すれば、当該期間の通過人数Nを算出で
きる。すなわち、上記(2)(3)式に人物カウンタ
4、滞留カウンタ7および滞留人数カウンタ10のカウ
ント値を代入してNpassを算出し、これに滞留人数カウ
ンタ10のカウント値であるNstopを加算すれば、当該
期間の通過人数の概数を算出できる。かかる算出結果
は、上記の通り一旦立ち止まった後に通過した人を考慮
したものであるから、上記(1)による算出結果に比
べ、精度の良いものとなる。
【0038】次に、上記人数計測装置の動作について説
明する。
【0039】人数計測が開始されると、まず、図示しな
いタイマーの計時が開始され、同時に、人物カウンタ
4、滞留カウンタ7、滞留人数カウンタ10がゼロにセ
ットされ、現フレーム人物位置メモリ3、前フレーム人
物位置メモリ6および滞留人物位置メモリ9の記憶情報
が消去される。
【0040】かかる計測開始の後、画像取得部1からフ
レーム画像が人物検出部2に供給されると、ここで当該
画像中の人物が検出され、その位置情報が現フレームメ
モリ3に記憶されると共に、当該画像中の人物の総数分
だけカウンタ4が増加される。
【0041】しかる後、移動・滞留判定部5および滞留
人物判定部8にて画像中における人物の滞留が判定され
るのであるが、人数計測の開始時には前フレーム人物位
置メモリ3と滞留人物位置メモリ9には位置情報が記憶
されていないので、このときには、滞留なしと判定され
る。したがって、滞留カウンタ7と滞留人数カウンタ1
0のカウント値は増加されない。そして、このようにし
て滞留なしが判定されると、現フレーム人物位置メモリ
3の位置情報が前フレーム人物位置メモリ6に移動され
る。
【0042】このようにして最初のフレーム画像に対す
る処理が終了した後、次のフレーム画像情報が人物検出
部2に供給されると、この画像中の人物が検出され、そ
の位置情報が現フレーム位置メモリ3に記憶されると共
に、検出された人物の総数分だけ人物カウンタ4のカウ
ント値が増加される。
【0043】しかる後、移動・滞留判定部5にて滞留人
物の有無が判定されるのであるが、ここでは、先の処理
によって前フレーム人物位置メモリ6に1フレーム前の
人物位置情報が記憶されているので、かかる位置情報と
現フレーム画像の人物位置情報とが比較され、これによ
り現フレーム画像において滞留人物が存在するかが判定
される。ここで滞留人物ありと判定されると、その人数
分だけ滞留カウンタ7が増加され、同時に、かかる滞留
人物の位置情報が滞留人物位置メモリ9に記憶される。
また、当該新規滞留人物の人数分だけ滞留人物カウンタ
10が増加される。そして、かかる現フレームに対する
処理が終了されると、現フレーム人物位置メモリ3の位
置情報が前フレーム人物位置メモリ6に移動され、次の
フレーム画像の処理に備える。
【0044】かかる処理の後、さらに次のフレーム画像
が人物検出部2に供給されると、上記と同様にして人物
カウンタ4が増加され、また、移動・滞留判定部5によ
って滞留人物が検出された場合には、その人数分だけ滞
留カウンタ7が増加される。そして、検出された滞留人
物の位置情報と滞留人物位置メモリ9の滞留人物の位置
情報とが滞留人物判定部8にて比較され、ここで新規に
滞留人物が存在すると判定されると、その人数分だけ滞
留人数カウンタ10が増加される。
【0045】しかして、滞留人数カウンタ10が増加さ
れると、滞留人物の位置情報が滞留人物位置メモリ9に
記憶され、さらに、現フレーム人物位置メモリ3の位置
情報が前フレーム人物位置メモリ6に移動される。
【0046】以上の処理は、図示しないタイマーが所定
の時間を計時するまで繰り返される。その間、現フレー
ム人物位置メモリ3、前フレーム人物位置メモリ6およ
び滞留人物位置メモリ9の内容は逐次書き換えられ、人
物カウンタ4、滞留カウンタ7、滞留人数カウンタ10
もそれぞれ適宜増加される。そして、タイマーが所定の
時間を計時すると、各カウンタのカウント値が人数算出
部12に供給され、上述した演算処理が実行されて当該
期間の通過人数が算出される。
【0047】かかる通過人数の算出処理が実行される
と、次の期間の処理に備えるべく、人物カウンタ4、滞
留カウンタ7、滞留人数カウンタ10がゼロにセットさ
れ、また、現フレーム人物位置メモリ3、前フレーム人
物位置メモリ6および滞留人物位置メモリ9の記憶情が
消去される。さらに、図示しないタイマーが計時を開始
する。そして、次の期間のフレームが画像処理部1から
供給されると、上述の通過人数算出処理が実行される。
【0048】このように計測・算出される各期間の通過
人数(人数算出部12の出力)と滞留人数(滞留人数カ
ウンタ10の出力)は、例えばマーケティング調査にお
ける計測開始から計測終了まで累積される。よって、か
かる累積値により、当該計測期間(計測開始から計測終
了まで)における通過人数と滞留人数の概数が得られ
る。
【0049】次に、上記動作における実測例について図
2を参照して説明する。同図では、1期間が12フレー
ムで構成されており、したがって、12フレーム分の処
理が終了したときに人数算出部12によって上記演算が
実行される。なお、同図は一人の人物が撮像領域を通過
した場合の例であり、同一の人物について、移動中の場
合は白抜きで示し、滞留中の場合は黒塗りで示してあ
る。
【0050】当該期間の計測開始後、フレーム番号t+
1にて人物が撮像領域に入ると、ここで人物カウンタ4
の値が1に増加される。かかる場合には、人物が始めて
フレーム上に現れたのであるから、上記の通り、滞留カ
ウンタ7と滞留人物カウンタ10の値はゼロのままであ
る。しかる後、フレーム番号t+2からt+4まで人物
が移動すると、各フレームにて人物が検出されるので、
フレーム毎に人物カウンタ4の値が1ずつ増加される。
しかしながら、当該期間においては、所定のフレーム中
の人物位置と1フレーム前のフレーム中の人物位置との
距離がしきい値より大きいので、人物の滞留は判定され
ず、よって、滞留カウンタ7と滞留人物カウンタ10の
値は増加されず、ゼロのままである。
【0051】しかる後、フレーム番号t+5に至ると、
ここでもフレーム中に人物が1人検出されるので、人物
カウンタ4の値が1だけ増加される。また、当該フレー
ム中の人物位置と1フレーム前(フレーム番号t+4)
の人物位置との距離がしきい値を下回っているため、当
該フレームにて人物の滞留が検出され、これに応じて、
滞留カウンタ7と滞留人物カウンタ10が1だけ増加さ
れる。
【0052】次に、フレーム番号t+6に至ると、ここ
でも滞留が判定されるので、人物カウンタ4と共に滞留
カウンタ7の値も1だけ増加される。しかしながら、当
該フレームにおける人物の滞留位置は、1フレーム前の
人物の滞留位置と同じであるため、新たな滞留人物は判
定されず、よって、滞留人物カウンタ10の値は増加さ
れない。これと同様に、次のフレーム(フレーム番号t
+7)においても新たな滞留人物は判定されないので、
滞留人物カウンタ10の値は増加されない。しかし、当
該フレームにおいては、滞留人物は存在するので、滞留
カウンタ7と人物検出カウンタ4の値は1ずつ増加され
る。
【0053】その後、フレーム番号t+8からt+10
までは、人物は検出されるが、滞留人物は検出されない
ので、人物カウンタ4のみ、フレーム毎に1ずつ増加さ
れる。しかる後、フレーム番号t+11にて人物が撮像
領域から退出すると、当該期間における各カウンタの値
が確定する。そして、確定したカウンタの値に従って、
通過人数が算出される。
【0054】図2の例におけるカウンタの値を上記算出
式(1)に当てはめて通過人数を実際には算出してみ
る。(1)式においてAVpass-frame=5とすると、通
過人数Nは、 N=(Ftotal−Fstop)/AVpass-frame=(10―
3)/5=1.4人 実際に通過した人数は1人であるので、かかる計測結果
は実際の人数よりもやや大きめの値となる。これは、上
述の通り、人が立ち止まる前後の速度が通常の速度より
も遅くなることを算出要素として取り込んでいないため
である。
【0055】そこで、かかる算出要素を取り込んだ
(2)(3)式によって通過人数を算出してみる。
(3)式において、AVstop-frame=6.5に設定する
と、 F’stop=Fstop+Nstop×AVstop-frame=3+1×
6.5=9.5 Npass=(Ftotal−F’stop)/AVpass-frame
0.5/5=0.1 となる。よって、通過人数NはNpassとNstopの和によ
って算出されるから、通過人数Nは、 N=Npass+Nstop=0.1+1=1.1人 となり、実際の通過人数とほぼ同一の人数となる。よっ
て、(2)(3)式に従って算出すれば、(1)式に比
べ、精度の良い人数計測を行うことができる。
【0056】次に、人と人との重なり合いが生じたとき
の実測例について図3を参照して説明する。なお、同図
では2人の人物が相反する方向にて撮像領域を通過して
おり、左から右に進む人物を白抜きで、右から左に進む
人物を黒塗りで示してある。また、図3の例では人物の
滞留はなく、各人は単調に撮像領域を通過している。よ
って、滞留カウンタ7と滞留人物カウンタ10の値はゼ
ロのままで、人物カウンタ4のみが増加する。
【0057】フレーム番号t+1とt+2では、一人の
人のみがフレーム中に存在するので、人物カウンタ4
は、フレーム毎に1ずつ増加される。そして、フレーム
番号t+3にて右からの人がフレーム中に進入すると、
当該フレームにおける人物カウンタ4の増加は2とな
る。
【0058】しかる後、フレーム番号t+4に達する
と、2人の人物が重なり合うので、人物検出部2ではフ
レーム中に1人の人物のみが検出される。よって、当該
フレームにおいて人物カウンタ4は1だけ増加される。
次に、フレーム番号t+5では、再度2人の人物が検出
され、人物カウンタ4は2だけ増加される。その後、フ
レーム番号t+6とt+7では、右からの人物のみが検
出されるので、人物カウンタ4はフレーム毎に1ずつ増
加される。
【0059】図3の例におけるカウンタの値を上記算出
式(1)に当てはめて通過人数を実際には算出してみ
る。(1)式においてAVpass-frame=5とすると、通
過人数Nは、 N=(Ftotal−Fstop)/AVpass-frame=(9―
0)/5=1.8人 となる。
【0060】次に、(2)(3)式にて通過人数を算出
すると、滞留カウンタ7および滞留人物カウンタ10の
値はゼロであるから、(3)式のF’stop=0であり、
結局、上記(1)式と同様、滞留人数Nは、N=1.8
人となる。
【0061】これら算出された通過人数は、実際の通過
人数である2人よりもやや小さめの値となるが、概数と
しては、採用し得るものである。また、かかる誤差は、
混雑度合(1フレームの人物検出数など)に基づいてA
pass-frameを適切な値に設定すれば、さらに是正する
ことができる。
【0062】図4に、上記実施の形態における制御フロ
ーチャートを示す。ステップS10にて画像が取得され
人物が検出されると、ステップS20にて人物カウンタ
4の値が人数分だけ増加される。次に、ステップS30
にて人物の滞留が判定されると、ステップS40にて滞
留カウンタ7の値が滞留人数分だけ増加される。しかる
後、ステップS50にて新規滞留の有無が判定され、こ
こで新規滞留ありならば、滞留人数カウンタ10が新規
滞留人数分だけ増加される。他方、新規滞留なしなら
ば、当該フレームにおける人物位置情報が前フレーム人
物位置メモリ6に記憶される。かかる動作はタイマが設
定時間を計時するまで繰り返され、ステップS80にて
設定時間の経過が検出されると、ステップ90にて、当
該期間の通過人物数が算出される。
【0063】ところで、上記実施の形態では、1人の人
物が1回だけ滞留する場合を想定しているが、一人の人
物が2回以上滞留する場合もあり得る。上記実施の形態
では、滞留人物の位置を現フレームと前フレームの間で
比較して当該滞留が新規か否かを判定し、新規であれ
ば、滞留人物カウンタ10の値を1だけ増加させてい
る。従って、同一の人物が2回以上滞留した場合でも、
別の人が滞留したとして、滞留人数がカウントされてし
まう。このため、滞留人数の値と、それを用いて算出さ
れる通過人数の値がやや不正確なものとなってしまう恐
れがある(たとえば、図5参照)。
【0064】そこで、以下の実施の形態では、同一人が
2回以上滞留した場合、2回目以上の滞留を滞留人物カ
ウンタ10にカウントさせないようにした。かかる実施
の形態について、図6ないし図8を参照して説明する。
【0065】図6に、本実施の形態に係る機能ブロック
図を示す。上記図1の機能ブロック図に比べ、図6の機
能ブロックは滞留可能人数カウンタ13を配した点にお
いて相違している。また、かかる滞留可能人数カウンタ
13を配したことにより、移動・滞留判定部5および滞
留人物判定部5に新たな機能が追加されている。その他
の構成については、上記図2と同様であるので、説明を
省略する。
【0066】図6において、滞留可能人数カウンタ13
は、1フレーム前にフレーム中に存在する人物の数に比
べ現フレーム中に存在する人物の数が増加している場合
に、その増加分だけ増加され、減少している場合に、そ
の減少分だけ減少される。また、新規滞留人物が検出さ
れこれが滞留人数カウンタ10にカウントされることに
応じて、その新規人数分だけ減少される。
【0067】したがって、移動・滞留判定部5は、現フ
レーム人物位置メモリ3と前フレーム人物位置メモリ6
とを比較し、現フレーム中の人数が増えている場合に、
その増加人数に応じた値を滞留可能人数カウンタ13に
供給する。
【0068】滞留人物判定部8は、新規滞留人物を判定
した場合、その人数と滞留可能人数カウンタの滞留可能
人数とを比較し、新規滞留人数が滞留可能人数以下の場
合には新規滞留人数を滞留人数カウンタ10に供給し、
新規滞留人数が滞留可能人数よりも上回っている場合に
は滞留可能人数を滞留人数カウンタ10に供給し、滞留
人数カウンタ10の値をその分だけ増加させる。そし
て、滞留可能人数カウンタ10に供給した人数と同一の
人数を滞留可能人数カウンタ13に供給し、滞留可能人
数カウンタ13の値をその分だけ減少させる。
【0069】かかる図6の機能ブロックにおける実測例
について図7を参照して説明する。同図は一人の人物が
撮像領域を2回滞留して通過した場合の例であり、同一
の人物について、移動中の場合は白抜きで示し、滞留中
の場合は黒塗りで示してある。
【0070】フレーム番号t+1とt+2では滞留は生
じておらず、人物が単に進行しているのみであるから、
人物カウンタ4は1ずつ増加され、滞留カウンタ7と滞
留人物カウンタ10はゼロのままである。また、フレー
ム番号t+1ではフレーム番号tに比べ人物が1だけ増
加しているので、滞留可能人数カウンタ13が1だけ増
加される。
【0071】しかる後、フレーム番号t+3とt+4に
て人物の滞留が判定されると、滞留カウンタ7が1ずつ
増加される。また、フレーム番号t+3にて新たな滞留
が判定されるので、滞留人数カウンタ10が1だけ増加
され、他方、滞留可能人数カウンタ13が1だけ減少さ
れる。
【0072】その後、フレーム番号t+5とt+6を経
てt+7に至り、同一人物による2度目の滞留が判定さ
れる。先の実施の形態では、かかるフレーム番号t+7
にて滞留人数カウンタ10が1だけ増加される。ところ
が、本実施の形態では、滞留可能人数カウンタ13の値
がゼロであり、新規滞留人数の1よりも小さいので、か
かる新規滞留人数1は滞留人数カウンタ10にカウント
されない。したがって、フレーム番号t+7からt+9
においては、人数カウンタ4と滞留カウンタ7のみが1
ずつ増加され、滞留人数カウンタ10と滞留可能人数カ
ウンタ13の値はそれぞれ1とゼロのままである。しか
して、同一人物が2度目の滞留を行っても、これが新規
滞留としてカウントされることはなく、適正な滞留人数
1がカウントされる。
【0073】本実施の形態に係る制御フローチャートを
図8に示す。かかるフローチャートは、上記図4のフロ
ーチャートに比べステップS51からS63の制御が相
違し、その他の制御は図4のフローチャートと同様であ
る。
【0074】ステップS50にて新規滞留が判定される
と、ステップS51にて新規滞留人数と滞留可能人数と
が比較され、新規滞留人数が滞留可能人数以下の場合
は、判定された新規滞留人数をNに設定し、新規滞留人
数が滞留可能人数を上回っているの場合は、滞留可能人
数をNに設定する。このようにしてNが設定されると、
次に、ステップS60にて滞留人数カウンタ10がNだ
け増加される。また、ステップS61にて滞留可能人数
カウンタ13をNだけ減少させる。
【0075】しかる後、ステップS62にて、前フレー
ムに比べて現フレームの検出人数が増加したかが判定さ
れ、増加した場合には増加分だけ滞留可能人数カウンタ
の値が増加される。かかる処理の後、ステップS70に
て、現フレーム人物位置メモリ3の位置情報が前フレー
ム人物位置メモリ6に移動される。そして、上記の処理
が設定時間経過まで繰り返され、ステップS80にて設
定時間の経過が検出されると、ステップS90にて、各
カウンタの値を基に通過人数が算出される。
【0076】図9に、かかる実施の形態において、4人
の人物A〜Dが滞留・通過した場合の実測結果を示す。
同図では、1期間が24フレームで構成されており、し
たがって、24フレーム分の処理が終了したときに人数
算出部12によって上記演算が実行される。各人物には
フレームの上部に符号を付してある。また、人物が滞留
状態にある場合には黒塗りで示してある。
【0077】図において、人物Aは左から右に1回滞留
(フレーム番号t+4からt+15)して通過し、人物
Bは右から左に滞留することなく通過し、人物Cは左か
ら右に2回滞留(フレーム番号t+14からt+17
と、フレーム番号20)して通過し、人物Dは左から右
へ滞留することなく通過している。
【0078】上記制御動作に従って各カウンタの増加・
減少がなされると、当該期間終了時における各カウンタ
のカウント値は、人物カウンタ4=40、滞留カウンタ
7=17、滞留人数カウンタ10=2となる。これに対
し、実際に滞留したのは人物Aと人物Cの2人であるか
ら、滞留人数カウンタ10の計測結果は実際の人数に一
致する。
【0079】次に、これらカウント値を上記(2)
(3)式に当てはめて通過人数を算出して見る。上記と
同様、AVpass-frame=5、AVstop-frame=6.5に
設定すると、 F’stop=Fstop+Nstop×AVstop-frame=17+2
×6.5=30 Npass=(Ftotal−F’stop)/AVpass-frame=1
0/5=2人 となる。よって、通過人数NはNpassとNstopの和によ
って算出されるから、通過人数Nは、 N=Npass+Nstop=2+2=4人 となり、実際の通過人数と同一となる。このように、本
実施の形態に従えば、精度の良い通過人数と滞留人数の
測定結果を得ることができる。
【0080】以上、本発明に係る実施の形態について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他
に種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態に
おける人物の平均速度は一例であって、測定場所の混雑
度合等によって適宜修正される。また、測定期間(ステ
ップS80の設定時間)も上記に限るものではなく、人
物検出部2へのフレームの出力頻度も上記に限るもので
はない。
【0081】本発明の実施の形態は、本発明の技術的思
想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
【0082】
【発明の効果】以上、本発明によれば、設備が簡素で機
動性が高く、且つ、概算的な人数計測を簡易・迅速に行
える人数計測装置を提供することができる。従って、た
とえばマーケティング調査など、通過した人の中で対象
商品に注目をもって立ち止まった人は概ねどれぐらいの
比率を占めるか、といったことを一時的・定期的に調査
するような場合、本発明の人数計測装置は、ユーザのニ
ーズに合致し、使い勝手の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る機能ブロック図
【図2】 実施の形態の動作を説明するための図
【図3】 実施の形態の動作を説明するための図
【図4】 実施の形態に係る制御フローチャート
【図5】 実施の形態の動作を説明するための図
【図6】 他の実施の形態に係る機能ブロック図
【図7】 当該他の実施形態の動作を説明するための図
【図8】 当該他の実施形態に係る制御フローチャート
【図9】 当該他の実施形態の動作を説明するための図
【符号の説明】
1 画像取得部 2 人物検出部 3 現フレーム人物位置メモリ 4 人物カウンタ 5 移動・滞留判定部 6 前フレーム人物位置メモリ 7 滞留カウンタ 8 滞留人物判定部 9 滞留人物メモリ 10 滞留人物カウンタ 11 人物位置記憶部 12 人数算出部 13 滞留可能人数カウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像領域の画像情報を所定の周期で出力
    する画像取得手段と、 この画像取得部からの画像情報を処理して当該画像情報
    中に存在する人物の数と位置を検出する人物検出手段
    と、 この人物検出手段にて人物が検出される毎にその人数分
    だけ値が増加される人物カウンタ手段と、 前記人物検出手段にて検出された人物位置情報に基づい
    て滞留人物の数と位置を検出する滞留判定手段と、 この滞留判定手段にて滞留人物が検出される毎にその人
    数分だけ値が増加される滞留カウンタ手段と、 計測開始から所定の期間が経過したときの前記人物カウ
    ンタ手段および滞留カウンタ手段の計数値に基づいて、
    当該期間に前記撮像領域を通過した通過人数を算出する
    人数算出手段と、 を有することを特徴とする人数計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記人数算出手段
    は、次式に従って通過人数Nを算出することを特徴とす
    る人数計測装置。 N=(Ftotal−Fstop)/AVpass-frame ただし、Ftotalは人物カウンタ手段のカウント値、F
    stopは滞留カウンタ手段のカウント値、AVpass-frame
    は人が滞留することなく前記撮像領域を通過するために
    必要な画像の数である。
  3. 【請求項3】 撮像領域の画像情報を所定の周期で出力
    する画像取得手段と、 この画像取得部からの画像情報を処理して当該画像情報
    中に存在する人物の数と位置を検出する人物検出手段
    と、 この人物検出手段にて人物が検出される毎にその人数分
    だけ値が増加される人物カウンタ手段と、 前記人物検出手段にて検出された人物位置情報に基づい
    て滞留人物の数と位置を検出する滞留判定手段と、 この滞留判定手段にて滞留人物が検出される毎にその人
    数分だけ値が増加される滞留カウンタ手段と、 前記滞留判定手段にて検出された滞留人物位置情報に基
    づいて新規に滞留した人物の数を検出する滞留人物判定
    手段と、 この滞留人物判定手段にて新たな滞留人物が検出される
    毎にその人数分だけ値が増加される滞留人数カウンタ手
    段と、 計測開始から所定の期間が経過したときの前記人物カウ
    ンタ手段、滞留カウンタ手段および滞留人数カウンタ手
    段の計数値に基づいて、当該期間に前記撮像領域を通過
    した通過人数を算出する人数算出手段と、 を有することを特徴とする人数計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記人数算出手段
    は、次式に従って通過人数Nを算出することを特徴とす
    る人数計測装置。 Npass=(Ftotal−F’stop)/AVpass-frame F’stop=Fstop+Nstop×AVstop-frame N=Npass+Nstop ただし、Ftotalは人物カウンタ手段のカウント値、F
    stopは滞留カウンタ手段のカウント値、Nstopは滞留人
    数カウンタ手段のカウント値、AVpass-frameは人が滞
    留することなく前記撮像領域を通過するために必要な画
    像の数、AVstop -frameは人が滞留した後に撮像領域を
    通過するために必要な画像の数である。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記人物検
    出手段からの人数情報と滞留人物判定手段からの人数情
    報に基づいて滞留可能な人数を検出する滞留可能人数検
    出手段をさらに配し、 前記滞留人物判定手段によって新たな滞留人物が検出さ
    れた場合でも、その新たな滞留人物の数が前記滞留可能
    人数検出手段にて検出された滞留可能人数を上回ってい
    る場合には、前記滞留可能人数を新たな滞留人物の数と
    して前記滞留人数カウンタに供給することを特徴とする
    人数計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記滞留可能人数検
    出手段は、 1画像前において前記人物検出手段にて検出された人物
    の数に比べ、現画像において人物検出手段にて検出され
    た人物の数が増加している場合には、その増加分だけ滞
    留可能人数を増加させ、 1画像前において前記人物検出手段にて検出された人物
    の数に比べ、現画像において人物検出手段にて検出され
    た人物の数が減少している場合には、その減少分だけ滞
    留可能人数を減少させ、 前記滞留人数カウンタに新たな滞留人物の数が供給され
    た場合には、その人数分だけ滞留可能人数を減少させる
    ことを特徴とする人数計測装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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