JP2003090072A - 自動水栓装置 - Google Patents

自動水栓装置

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JP2003090072A
JP2003090072A JP2001283595A JP2001283595A JP2003090072A JP 2003090072 A JP2003090072 A JP 2003090072A JP 2001283595 A JP2001283595 A JP 2001283595A JP 2001283595 A JP2001283595 A JP 2001283595A JP 2003090072 A JP2003090072 A JP 2003090072A
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water
hot water
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Application number
JP2001283595A
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English (en)
Inventor
Yoji Kato
庸二 加藤
Toshiaki Fukuda
俊明 福田
Osamu Kawaishi
修 川石
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯器の末端に接続される湯水混合水栓など
の水栓に、お湯張り機能を有する制御手段を配設させる
ことで、吐水から止水までを自動的にお湯張りができる
自動水栓装置を実現する。 【解決手段】 水路を開閉する流水開閉手段30と、流
水の吐水量を測定する水車40aと、吐水量の積算であ
るお湯張り量を記憶するお湯張り記憶手段212および
予め設定した目標お湯張り量を記憶する目標お湯張り量
記憶手段214を有するとともに、流水開閉手段30の
開弁/閉弁を制御する制御装置60と、お湯張りを指示
するお湯張りスイッチ12bとを備える自動水栓装置で
あって、制御装置60は、お湯張りスイッチ12bによ
ってお湯張りの指示を受けたときに、流水開閉手段30
が開弁により吐水され、お湯張り量が目標お湯張り量に
達したときに流水開閉手段30が閉弁により止水される
ように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定スイッチなど
の電気的指示により吐水および止水を行なう自動水栓装
置に関するものであり、特に湯と水を混合して所望する
温度の混合水および給湯器から吐出される湯を吐水する
とともにお湯張りが自動で行なえる自動水栓の構成およ
び制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、浴槽、洗面器などにお湯張り
を行なう装置として、例えばサーモスタットが内蔵され
た湯水混合水栓やお湯張り機能を有する給湯器などが知
られている。前者のサーモスタット式湯水混合水栓は、
給湯器などから吐出される高温の湯と上水(水道水)な
どから吐出される常温の水(非加温水)とを受入れると
ともに、水栓内部の混合水と接するようにワックスサー
モなどの感温体が配置され、混合水の温度が温調ハンド
ルで設定された吐水温度となるように自動的に弁体を移
動させて湯と水とを混合して吐水するように構成されて
いる。これにより、所望の湯温に調節された混合水を吐
水することで、浴槽、洗面器などにお湯張りが行なえる
湯水混合水栓である。
【0003】また、後者のお湯張り機能を有する給湯器
は、一般的に給湯器に設けられた操作パネルまたは制御
装置のいずれかに、給湯器の湯温調節などの制御の他に
お湯張り機能が配設されるとともに、給湯器の末端に、
例えば電磁弁などを有する水栓などを設けて、予め設定
された一定量のお湯張り量を使用者が選択する操作スイ
ッチを操作することで吐水開始から吐水終了まで自動的
に水栓の開閉を行なってお湯張りを行なうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記湯水混
合水栓によれば、給湯器からの湯と上水からの水との混
合を使用者が所望する湯温に混合して吐水を行なうこと
ができるが、目標お湯張り量(例えば浴槽などに使用者
が所望する所定容量のお湯張り量のことを言う。)に応
じて自動的に止水させる機能を有するものでないため、
止水にあたって目標お湯張り量に達するまで使用者の監
視が必要となる。この監視を怠ったときには、概して目
標お湯張り量を超えるお湯張りをしてしまう問題があ
る。
【0005】また、お湯張りが行なえる給湯器によれ
ば、お湯張り機能を使用者が欲する場合には、一般的に
既設の給湯器を廃却してお湯張り機能を備える給湯器を
調達して交換する必要がある。従って、交換に要する費
用が膨大となる。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みた
ものであって、給湯器の末端に接続される湯水混合水栓
などの水栓に、お湯張り機能を有する制御手段を配設さ
せることで、吐水から止水までを自動的にお湯張りがで
きる自動水栓装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用
する。すなわち、請求項1に記載の発明では、温度設定
手段(14)に基づき、湯と水との混合量を調節する湯
水混合手段(20)と、この湯水混合手段(20)の下
流に配設され、混合された混合水の水路を開閉する流水
開閉手段(30)と、この流水開閉手段(30)の開弁
によって吐水される混合水の吐水量を測定する吐水量測
定手段(40a、40c)と、この吐水量測定手段(4
0a、40c)により検出され吐水開始から吐水量の積
算値であるお湯張り量を記憶するお湯張り量記憶手段
(212)および予め定めた目標お湯張り量を記憶する
目標お湯張り量記憶手段(214)を有するとともに、
流水開閉手段(30)の開弁/閉弁を制御する制御手段
(60)と、この制御手段(60)に出力され、お湯張
りを指示するお湯張り指示手段(12b)とを備える自
動水栓装置であって、制御手段(60)は、お湯張り指
示手段(12b)によってお湯張りの指示を受けたとき
に、流水開閉手段(30)が開弁により吐水され、お湯
張り量がお湯張り量記憶手段(212)に記憶され、目
標お湯張り量記憶手段(214)に記憶された目標お湯
張り量に達したときに、流水開閉手段(30)が閉弁に
より止水されるように制御することを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、湯水混合
手段(20)と、吐水量測定手段(40a、40c)
と、この吐水量測定手段(40a、40c)により検出
され吐水開始から吐水量の積算値であるお湯張り量を記
憶するお湯張り量記憶手段(212)および予め定めた
目標お湯張り量を記憶する目標お湯張り量記憶手段(2
14)を有する制御手段(60)とを備えることによ
り、お湯張りのときに、使用者が所望する湯温の混合水
が吐水できるとともに、予め定めた目標お湯張り量を自
動で吐水され自動で止水できる。従って、目標お湯張り
量に達したかどうかの使用者の監視が不要となり、無駄
のないお湯張りができる。
【0009】また、お湯張りを指示するお湯張り指示手
段(12b)を備えることにより、例えば自動水栓本体
に軽くタッチすることでお湯張りを指示するような操作
スイッチを備えることで利便性が高まる。
【0010】請求項2に記載の発明では、温度設定手段
(14)に基づき、湯と水との混合量を調節する湯水混
合手段(20)と、この湯水混合手段(20)の下流に
配設され、混合された混合水の水路を開閉する流水開閉
手段(30)と、この流水開閉手段(30)の開弁によ
って吐水される混合水の吐水量を測定する吐水量測定手
段(40a、40c)と、この湯水混合手段(40a、
40c)の下流に配設され、水車および発電機からな
り、混合水の流水エネルギーにより水車を回転させて発
電する発電手段(40)と、この発電手段(40)によ
って発電された電力を蓄える電源手段(50)と、この
電源手段(50)により電源が供給され、吐水量測定手
段(40a、40c)により検出され吐水開始から吐水
量の積算値であるお湯張り量を記憶するお湯張り量記憶
手段(212)および予め定めた目標お湯張り量を記憶
する目標お湯張り量記憶手段(214)を有するととも
に、流水開閉手段(30)の開弁/閉弁を制御する制御
手段(60)と、この制御手段(60)に出力され、お
湯張りを指示するお湯張り指示手段(12b)とを備え
る自動水栓装置であって、制御手段(60)は、お湯張
り指示手段(12b)によってお湯張りの指示を受けた
ときに、流水開閉手段(30)が開弁により吐水され、
お湯張り量がお湯張り量記憶手段(212)に記憶さ
れ、目標お湯張り量記憶手段(214)に記憶された目
標お湯張り量に達したときに、流水開閉手段(30)が
閉弁により止水されるように制御することを特徴として
いる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、また、お
湯張り指示手段(12b)によってお湯張りを行なうと
きに、制御手段(60)により流水開閉手段(30)を
制御するために、吐水中に発電手段(40)によって電
力を発電して電源手段(50)に蓄えるようにすること
で、制御手段(60)を駆動するための電源を電源手段
(50)から供給することで、屋内配線工事不要のお湯
張り機能を有する自動水栓装置の提供ができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、上水を加温す
る給湯器などに接続され給湯器から吐出される湯を流入
してお湯張りを行なう水栓本体(11)に設けられ、お
湯張りの水路を開閉する流水開閉手段(30)と、この
流水開閉手段(30)の開弁によって吐水される湯の吐
水量を測定する吐水量測定手段(40a、40c)と、
この吐水量測定手段(40a、40c)により検出され
吐水開始から吐水量の積算値であるお湯張り量を記憶す
るお湯張り量記憶手段(212)および予め定めた目標
お湯張り量を記憶する目標お湯張り量記憶手段(21
4)を有するとともに、流水開閉手段(30)の開弁/
閉弁を制御する制御手段(60)と、この制御手段(6
0)に出力され、お湯張りを指示するお湯張り指示手段
(12b)とを備える自動水栓装置であって、制御手段
(60)は、お湯張り設定指示手段(12b、12f)
によって目標お湯張り量の設定の指示を受けたときに、
流水開閉手段(30)が開弁により吐水され、お湯張り
量がお湯張り量記憶手段(212)に記憶され、止水の
指示を受けたときに、流水開閉手段(30)が閉弁によ
り止水され、お湯張り量記憶手段(212)に記憶され
たお湯張り量が目標お湯張り量記憶手段(214)に記
憶されることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、お湯張り
量がお湯張り量記憶手段(212)に記憶され、止水の
指示を受けたときに、流水開閉手段(30)が閉弁によ
り止水され、お湯張り量記憶手段(212)に記憶され
たお湯張り量が目標お湯張り量記憶手段(214)に記
憶されることにより、水栓側にお湯張り機能を有するこ
とで例えば温度設定付き機能を有する既設の給湯器と組
み合わせても所望する湯温の湯のお湯張りが自動ででき
る。従って、お湯張り機能を備えた給湯器を調達するこ
となく本発明による水栓のみを交換することでお湯張り
機能ができるため費用が少なくて良い。
【0014】請求項4に記載の発明では、制御手段(6
0)は、お湯張り指示手段(12b)によって多めのお
湯張りの指示を入力したときに、流水開閉手段(30)
が開弁により吐水され、お湯張り量が目標お湯張り量よ
り一定比率の増量に達したときに流水開閉手段(30)
が閉弁により止水されるように制御することを特徴とし
ている。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、例えばお
湯張り指示手段(12b)に多めのお湯張りの指示入力
させることにより、お湯張り量が目標お湯張り量に対し
て一定比率の増量の多めの指示と実行が容易にできる。
これにより、使用者の好みに応じた目標お湯張り量が指
示できる。
【0016】請求項5に記載の発明では、制御手段(6
0)は、お湯張り指示手段(12b)によって多めのお
湯張りの指示を入力したときに、流水開閉手段(30)
が開弁により吐水され、お湯張り量が目標お湯張り量よ
り一定量の増量に達したときに流水開閉手段(30)が
閉弁により止水されるように制御することを特徴として
いる。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、また、例
えばお湯張り指示手段(12b)に多めのお湯張りの指
示入力させることにより、お湯張り量が目標お湯張り量
に対して一定量の増量の多めの指示と実行が容易にでき
る。これにより、使用者の好みに応じた目標お湯張り量
が指示できる。
【0018】請求項6に記載の発明では、湯水混合手段
(20)の下流側は、流水路が少なくとも二方向に分流
されたのち下流の末端が混合された混合水を吐出する吐
水管(13)に連通されているものであって、一方の流
水路に流水開閉手段(30)が配設され、お湯張り指示
手段(12b)によって流水開閉手段(30)が開弁に
より吐水されるか、または閉弁により止水されるお湯張
り制御用流水路(19a)と、他方の流水路に手動で開
閉する開閉手段(70)が配設され手動によって開閉手
段(70)が開弁により吐水されるか、または閉弁によ
り止水される混合水用流水路(19b)とを有すること
を特徴としている。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、湯水混合
手段(20)の下流側が少なくとも二方向に分流して、
吐水管(13)に吐出させることにより、例えば浴室な
どに取り付けられる湯水混合水栓などでは、吐水管(1
3)を別々に設けることなく首振り機構などを設け、浴
槽にお湯張り向けに吐水させるとともに、洗い場向けの
給湯を行なうようにしても良い。
【0020】請求項7に記載の発明では、お湯張り制御
用流水路(19a)は、湯水混合手段(20)と流水開
閉手段(30)との間に流量を調節する流量調整手段
(80)が配設され、お湯張り制御用流水路(19a)
に流れる流量を調整することを特徴としている。
【0021】請求項7に記載の発明によれば、流量調整
手段(80)を配設し、お湯張り制御用流水路(19
a)に流れる流量を調整することにより、吐出される混
合水の流量を可変できる。これによりお湯張りを行なう
時間が調整できる。
【0022】請求項8に記載の発明では、給湯器などに
接続され給湯器から吐出される湯が流入する温水流水路
(18)を備える湯水混合手段(20)には、温水流水
路(18)より分岐され湯水混合手段(20)を迂回す
るさし湯流水路(19c)が設けられ、さし湯流水路
(19c)から混合前の湯が流水することを特徴として
いる。
【0023】請求項8に記載の発明によれば、温水流水
路(18)より分岐し混合前の湯を流水するさし湯用流
水路(19c)が設けられることにより、混合前の湯を
吐水できるので高温のさし湯機能ができる。
【0024】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明の
自動水栓装置の第1実施形態を図1ないし図6に基づい
て説明する。まず、本発明を浴室の浴槽にお湯張りを行
なう湯水混合水栓に適用したものである。図1に示すよ
うに、本実施形態の自動水栓装置10は、浴室内の浴槽
と洗い場とが隣接する壁面に取り付けるタイプであっ
て、特に浴槽内にお湯張りを行なうときに、水栓本体1
1の上方に設けられた操作手段である操作パネル12内
のお湯張りスイッチ(後述する)をタッチすることで、
吐水管13より所望する湯温の混合水を自動で吐水し
て、予め設定された目標お湯張り量(後述する)分のお
湯張りを完了したときに自動止水できるようになってい
る。
【0026】また、水栓本体11内部には、湯と水とを
混合する湯水混合手段20の他に、混合水の水路を開閉
する流水開閉手段30、お湯張りのときに混合水が流水
するエネルギーより水車を回転させて電力を発電する発
電手段40、発電された電力を蓄える電源手段50、お
よびこの電源手段50により電源が供給されて制御処理
が駆動するとともに、流水開閉手段30を開弁/閉弁の
制御を行なう制御手段60が配設されている。
【0027】なお、水栓本体11の外部には、水栓本体
11の右端面に温度設定手段である温調ハンドル14が
設けられ、この温調ハンドル14を回転させることで、
湯水混合手段20による混合水の湯温の設定温度を可変
できるようになっている。
【0028】また、水栓本体11の左端面には、流路切
替ハンドル15が設けられ、流路切替ハンドル15を回
すことにより、混合水を吐水管13またはシャワーホー
ス16のいずれか一方に吐水するように切り換えるとと
もに、吐水管13およびシャワーホース16双方とも止
水するように切り換えるための流水路切換調整弁70を
手動にて切り換えるハンドルである。
【0029】また、水栓本体11の下方には、図示しな
い給水配管を介して上水(水道管)に接続され、常温の
水が流入される冷水流水路17と、図1では図示されて
ないが、図示しない給湯配管を介して給湯器などに接続
され、給湯器から吐出される湯が流入される温水流水路
18とが備えられている。
【0030】図2に示すように、冷水流水路17および
温水流水路18には、湯水混合手段20の上流側に、そ
れぞれ水側流量調整弁17a、湯側流量調整弁18aお
よびストレーナ付き逆止弁17b、18bが配設されて
いる。水側流量調整弁17aおよび湯側流量調整弁18
aは、冷水流水路17および温水流水路18に流入され
る水と湯の流量を調整するための調整弁であって、混合
前の水と湯の圧力バランスを調整するためのものであ
り、冷水流水路17および温水流水路18の上流側が施
工された後に調整するものである。
【0031】ストレーナ付き逆止弁17b、18bは、
流入される水および湯に含まれる鉄錆、砂利などの固形
物をろ過するストレーナと、上流側の給湯器および上水
(水道水)側に逆流することを防止する逆止弁とで構成
されている。これにより、冷水流水路17に流入した水
が温水流水路18から給湯器に逆流したり、温水流水路
18に流入した湯が冷水流水路17から上水に逆流した
りすることを防止する。
【0032】次に、湯水混合手段20は、サーモスタッ
トからなり、混合水の温度に応じて水と湯との混合比を
調節する弁体21、温度設定手段である温調ハンドル1
4、所望する温度設定に応じて弁体21の位置を設定す
るための回転/往復変換部材14a、ロッド14b、ニ
ードル14c、弁体21の左右への移動量を調節するス
プリング23および水を流入するスリット孔22aと湯
を流入するスリット孔22bと混合された混合水を流出
するスリット孔22cとが形成された混合水栓本体22
などから構成されている。
【0033】まず、弁体21は、サーモスタット21
a、リテーナ21bおよびスライド弁21cとで一体に
構成するとともに、この弁体21によって混合水栓本体
22内が水室24a、湯室24bおよび混合水室24c
に区画されている。また、スライド弁21cに設けられ
た連通孔21dは、水室24aと湯室24bとを連通
し、リテーナ21bに設けられた連通孔21eは、湯室
24bと混合水室24cとを連通するように構成されて
いる。
【0034】サーモスタット21aは、内部にサーモワ
ックスなどの感温体が収容されたサーモであって、混合
水室24c内に配設され混合水の温度によってサーモワ
ックスが膨張、収縮することで、ニードル14cを押す
力が異なるものである。
【0035】リテーナ21bは、外周に鍔部を設けてス
プリング23の力を円滑に受けるように形成されてお
り、サーモスタット21aの膨張、収縮によるニードル
14cを押す力との力のバランスを保つようにしてあ
る。
【0036】また、スライド弁21cは左右方向に往復
移動することで、水が流入するスリット孔22aおよび
湯が流入するスリット孔22bの開口比を変動させて水
と湯との混合流量を調整するための弁である。
【0037】また、温調ハンドル14は、使用者が手で
ハンドルを回転させることにより、混合水の湯温を所望
する温度に設定する。回転/往復変換部材14aは、温
調ハンドル14を回転させることで、回転力を往復運動
に変換しロッド14cを左右方向に往復移動することが
できる。因みに、温調ハンドル14を回転させて低めの
設定温度にしたいときには、ハンドルを回転させること
によりロッド14cが右方向に移動し、ニードル14c
を介して弁体21が右方向に移動するとともにスプリン
グ23を圧縮させる。逆に、高めの設定温度にしたいと
きには、ロッド14cが左方向に移動することで、スプ
リング23の圧縮が緩和されることで弁体21が左方向
に移動するようにしてある。
【0038】なお、冷水流水路17から流入される水
は、スリット孔22aより水室24aに流入し、連通孔
21dより湯室24bに流入される。そして、湯室24
bには、温水流水路18から流入される湯がスリット孔
22bより流入されて、湯室24bにて水と湯とが混合
され、連通孔21eより混合水が混合水室24cに流入
されるようになっている。
【0039】また、因みに図に示す位置に弁体21があ
るときには、高めの設定温度に設定したときの位置であ
って、弁体21が左方向に移動し、湯が流入するスリッ
ト孔22bの方が水が流入するスリット孔22aよりも
多い流量が流入され高温の湯温を得ることができる。ま
た、混合水室24c内に配設されたサーモスタット21
aは、水と湯との混合された混合水の湯温が高いときに
は、内部のサーモワックスが膨張することことにより、
ニードル14cを押す力が上昇しスプリング23を圧縮
するように弁体21を右方向に移動させる。これによ
り、水が流入するスリット孔22aの方が開口するよう
に弁体21が移動したことで湯温を調整できる。
【0040】そして、所望の湯温に混合された混合水
は、スリット孔22cより流出され、本実施形態では、
3方向に分岐される。そのうちの一つはお湯張り制御用
流水路19aに導かれ、その他は浴槽の洗い場またはシ
ャワーなどに混合水を吐水するための混合水用流水路1
9bに設けられた開閉手段である流水路切換調整弁70
に導かれる。
【0041】まず、流水路切換調整弁70は、上述した
ように、流路切替ハンドル15が設けられ、手動にて流
路切替ハンドル15を回すことにより、混合水を吐水管
13またはシャワーホース16のいずれか一方に吐水す
るように切り換えるとともに、吐水管13およびシャワ
ーホース16のいずれへも止水するストップ機能と、流
量を調節する機能とを有している。
【0042】具体的には、流路切替ハンドル15を中間
の位置に合わせたときには、吐水管13およびシャワー
ホース16の双方が止水され、シャワー側へ一杯回すと
最大の流量がシャワーホース16から流出され、中間の
位置方向に回すことで徐々に流量が減量される。そし
て、中間の位置からさらに回転させると、今度は吐水管
13側が開き始め、回転とともに流量が徐々に増量さ
れ、さらに一杯まで回転させると最大の流量が吐水管1
3から流出される。これにより、吐水管13またはシャ
ワーホース16から吐水される混合水は、使用者の好み
に応じて吐水量が調整できる。
【0043】次に、お湯張り制御用流水路19aには、
その流水路を開閉する流水開閉手段30と、この流水開
閉手段30の下流に、混合水の流水エネルギーにより水
車40aを回転させて発電する発電手段40とで構成さ
れている。なお、このお湯張り制御用流水路19aは、
上流端が湯水混合水栓本体22のスリット孔22cに接
続され下流端が吐水管13に接続されている。
【0044】流水開閉手段30は、ソレノイドなどから
なる電磁弁30aにより開閉動作を行なうパイロット弁
30bと、ダイヤフラムなどからなる主弁30cとで構
成され、電磁弁30aを通電させて、混合水の一部を導
いたパイロット弁30bを開弁することで、ダイヤフラ
ムを作用させて主弁30cを開弁させるようになってい
る。これにより、電磁弁30aに付加する電力が小さく
ても、小さな動力で動作するパイロット弁30bを通過
した混合水の圧力により、ダイヤフラムを作用させて大
きな動力を必要とする主弁30cを動作させたものであ
る。
【0045】なお、電磁弁30aは後述する制御手段で
ある制御装置70により制御されてパイロット弁30b
を開弁/閉弁を行なうものである。
【0046】発電手段40は、吐水量測定手段である水
車40aと、発電機40bからなる。水車40aは、混
合水の流水路中に配設され、流水路を流れる混合水の流
水エネルギーを回転力に変換する。この回転力は発電機
40bに伝えられ電力を発電する。そして、発電された
電力は、制御手段である制御装置60内に設けられた図
示しない整流器により直流に変換され、さらに電圧調整
された後、電源手段である2次電池50に蓄えるように
構成されている。
【0047】また、本実施形態では、吐水管13から流
出する吐水量を測定するために、水車40aの回転数を
検出するための吐水量測定手段である回転センサ40c
が設けられ、検出した回転数信号を制御装置60に出力
するように接続されている。なお、ここで説明する吐水
量は、混合水が吐水管13から吐水する流量L/mを示
すものであって、この吐水量と水車40aの回転数との
関係は、回転数に基づいて吐水量が求められるように予
め設定されている。従って、回転数を検出することで吐
水量が測定できるようにしてある。
【0048】なお、ここでは吐水量を測定するために回
転センサ40cを設けたが、これに限らず、発電機40
bの出力波形カウントすることでを回転数の信号として
も良い。
【0049】次に、操作パネル12と制御手段である制
御装置60について説明する。操作パネル12は、使用
者が意図する操作モードを指示する操作スイッチであ
り、制御装置60と電気的に接続されており、電気信号
に変換させて制御装置60に入力し、制御装置60に設
けられた制御処理によって電磁弁30aを制御するもの
である。
【0050】まず、操作パネル12には、図3に示すよ
うに、操作モードとして、メインスイッチ12a、お湯
張り指示手段であるお湯張りスイッチ12b、さし湯ス
イッチ12c、増量(+)/減量(−)スイッチ12
d、停止スイッチ12e、設定スイッチ12f、予約ス
イッチ12g、時刻スイッチ12h、時/分設定スイッ
チ12iなどが設けられ、また、表示機能として、現在
時刻を表示する時刻表示灯12jおよび予約表示灯12
kが設けられている。
【0051】メインスイッチ12aは制御装置60に電
源を供給するためのスイッチである。また、お湯張りス
イッチ12bは、所望する湯温の混合水を自動で吐水管
13から吐水させてお湯張りを開始し、吐水量の積算で
あるお湯張り量を記憶して、予め定めた目標お湯張り量
を超えたときに自動で吐水を停止させてお湯張りを完了
させる操作スイッチである。
【0052】なお、上記目標お湯張り量は使用者が所望
するお湯張り量であって、初期設定のときに、使用者が
予め目標お湯張り量として設定できるようにしてある。
具体的には、お湯張り設定指示手段である設定スイッチ
12fを押した後、お湯張りスイッチ12bを押してお
湯張りを開始し、浴槽内がお湯張り量に達したときに停
止スイッチ12eを押すことで、後述する制御装置60
の制御処理によって、目標お湯張り量として目標お湯張
り量記憶手段に記憶される。
【0053】また、さし湯スイッチ12cは、さし湯を
行なうときに操作するスイッチであり、ここでは、例え
ば20L程度の一定量のお湯張り量が自動で吐水し吐水
を停止するように予め設定して目標さし湯量として制御
装置60に記憶されている。また、増量/減量スイッチ
12dは、お湯張りまたはさし湯のときに増量または減
量を指示するスイッチであり、例えば増量(+)スイッ
チ12dを押した後、お湯張りスイッチ12bを押すこ
とにより、目標お湯張り量に対して10%増量されたお
湯張り量に達したら止水するように作動する。さし湯に
ついても同様に20Lに対して10%増量されたさし湯
量が吐水される。なお、減量(−)スイッチ12dを選
択したときには、目標お湯張り量およびさし湯量に対し
て10%減量された量の吐水ができる。
【0054】予約スイッチ12g、時刻スイッチ12h
および時/分設定スイッチ12iは、お湯張りが予約設
定できるもので、予め予約時刻を設定することにより、
予約した時刻にお湯張りが自動で実行される。
【0055】ここで、以上の構成による自動水栓装置の
作動について、制御装置60に設けられた制御処理を図
4ないし図6に基づいて説明する。まず、図4は制御装
置60のメインルーチンを示すフローチャートであり、
図5はメインルーチンのうちの設定モードの詳細を示す
フローチャートであり、図6は設定モードのうちの予約
時刻の設定の詳細を示すフローチャートである。
【0056】まず、図4に示すように、メインスイッチ
12aがオンされることで電源手段である2次電池50
から電源の供給を受け制御装置60が駆動する。従っ
て、ステップ100にてメインスイッチ12aがオンさ
れているか否かを判定し、オンであればスタンバイ状態
となり(ステップ110)、オフであれば停止状態が継
続されている(ステップ120)。なお、スタンバイ状
態では、制御装置60および機器が作動可能となるとと
もに、目標お湯張り量、予約などの定数が初期化され、
デフォルト定数をベースに前回までに変更された設定値
を呼び込む。また、停止状態では、制御装置60および
機器が停止されている。
【0057】次に、ステップ130において、操作モー
ドが設定か否かを判定するものであって、設定モードと
して、目標お湯張り量、現在時刻および予約時刻の設定
を備えている。これらの設定であれば、図5に示すステ
ップ200の設定モードを実行する。まず、目標お湯張
り量の初期設定を実行するときには、設定スイッチ12
fを押した後、お湯張りスイッチ12bを押すことによ
り、ステップ210にてお湯張り設定を実行すると判定
されて電磁弁30aを開弁するように制御される。これ
により、吐水管13から混合水が吐水される(ステップ
211)。
【0058】次に、お湯張り量記憶手段であるステップ
212において、この吐水によって水車40aが回転さ
れ吐水量が測定されてこの吐水量を積算してお湯張り量
とし演算して記憶する。そして、ステップ213におい
て、使用者が目標とするお湯張り量に達するまで吐水さ
せ、目標とするお湯張り量に達したときに停止スイッチ
12eを操作することで、目標お湯張り手段であるステ
ップ214において吐水されたお湯張り量を目標お湯張
り量として記憶するとともに、ステップ215において
電磁弁30aが閉弁され吐水が停止される。
【0059】次に、現在時刻の設定を実行するときに
は、設定スイッチ12f/時刻スイッチ12h/時、設
定スイッチ12iおよび設定スイッチ12f/時刻スイ
ッチ12h/分設定スイッチ12iを操作することステ
ップ220においてYESと判定されて実行できるよう
になっている。ここでは詳細の説明は省略する。
【0060】次に、お湯張りの予約時刻の設定を実行さ
せるには、図6に示すように、設定スイッチ12f/予
約スイッチ12g/時、設定スイッチ12i(ステップ
310)、および設定スイッチ12f/予約スイッチ1
2g/分、設定スイッチ12i(ステップ320)にて
時、分を確定した後、予約スイッチ12g押す(ステッ
プ330)ことで予約表示灯12kが点灯するととも
に、予約時刻が時刻表示灯12jに約1分間程度表示さ
れる(340)。この予約表示灯12kが点灯され、予
約中の間は、時刻スイッチ12hを押すと、予約時刻が
時刻表示灯12jに約1分間程度表示されるようにして
ある。
【0061】次に、設定モードが設定された後の通常の
操作モードについて説明する。お湯張りを行なうときに
は、お湯張りスイッチ12bを押すと、ステップ140
において(図4参照)、お湯張りが指示されたか否かが
判定されて電磁弁30aを開弁するように制御され、吐
水管13から混合水が吐水される(ステップ141)。
この吐水によって水車40aが回転され吐水量が測定さ
れ、この吐水量の積算であるお湯張り量が予め設定され
た目標お湯張り量に達するまで吐水され、目標お湯張り
量に達したら(ステップ142)電磁弁30aが閉弁さ
れ吐水が停止される(ステップ143)。これにより、
目標お湯張り量が自動で吐水されて自動で止水される。
【0062】次に、さし湯のときは、さし湯スイッチ1
2bを押すと、ステップ150において、さし湯が指示
されたか否かが判定され電磁弁30aを開弁するるよう
に制御され、吐水管13から混合水が吐水される(ステ
ップ151)。この吐水によって水車40a回転され吐
水量が測定されてこの吐水量の積算であるさし湯量が予
め設定された一定量(ここでは、20L)分の目標さし
湯量に達したら(ステップ152)、電磁弁30aが閉
弁され吐水が停止される(ステップ153)。
【0063】次に、予め設定された目標お湯張り量およ
び目標さし湯量に対して、増量または減量させたいとき
には、例えば増量(+)スイッチ12dを押した後、お
湯張りスイッチ12bを押す増量のお湯張りのときは、
ステップ160、170において、増量のお湯張りが指
示されたと判定され、予め設定された目標お湯張り量に
対して10%増の増量お湯張り量を求めた後、この増量
お湯張り量を目標お湯張り量として記憶する(ステップ
171)。そして、ステップ172において10%増量
された増量お湯張り量が吐水し、ステップ173におい
て、上記目標お湯張り量に達するまで吐水が継続され、
目標お湯張り量に達したらステップ174において電磁
弁30aが閉弁され吐水が停止される。これにより、予
め設定された目標お湯張り量に対して10%増量された
目標お湯張り量が自動で吐水されて自動で止水される。
【0064】また、例えば増量(+)スイッチ12dを
押した後、さし湯スイッチ12cを押す増量のさし湯の
ときには、ステップ160、180において、増量のさ
し湯が指示されたと判定され、予め設定された目標さし
湯量に対して10%増の増量さし湯量を求めた後、この
増量さし湯量を目標さし湯量として記憶する(ステップ
181)。そして、ステップ182において10%増量
された増量さし湯量が吐水し、ステップ183におい
て、上記目標さし湯量に達するまで吐水が継続され、目
標さし湯量に達したらステップ184において電磁弁3
0aが閉弁され吐水が停止される。これにより、予め設
定された目標さし湯量に対して10%増量された目標さ
し湯量が自動で吐水されて自動で止水される。
【0065】従って、増量モードを指示することでステ
ップ171およびステップ181により、増量されたお
湯張り量およびさし湯量が目標お湯張り量および目標さ
し湯量として更新されて記憶され、次回からはこの新し
い目標お湯張り量および目標さし湯量として判定される
ようにしてある。なお、減量についても増量と同じ制御
であるため説明を省略する。
【0066】次に、予約時刻のときにお湯張りをしたい
ときには、予約スイッチ12gを押すと、ステップ19
0において、予約が指示されたか否かが判定される。予
約が指示されていると予約表示灯12kが点灯している
(ステップ191)。そして、時刻が予約時刻になった
か否かが判定され(ステップ192)、電磁弁30aを
開弁するように制御され、吐水管13から混合水が吐水
される(ステップ193)。この吐水によって水車40
aが回転され吐水量が測定されこの吐水量の積算である
お湯張り量が予め設定された目標お湯張り量に達するま
で吐水され、目標お湯張り量に達したら(ステップ19
4)電磁弁30aが閉弁され吐水が停止される(ステッ
プ195)。これにより、設定された予約時刻に達する
と自動でお湯張りを行ないお湯張り量が予め設定された
目標お湯張り量に達するまで自動で吐水されて自動で止
水される。
【0067】ここで、操作モードを指示するためのスイ
ッチが、所定の時間を超えて(ここでは、Tg)操作さ
れないときには、現在時刻のみ表示し制御装置60およ
び機器を停止状態とするスリープ状態とする機能が備え
られている(ステップ400、410)。これにより、
2次電池50の電力消費を時刻表示のみとしてある。
【0068】なお、お湯張りおよびさし湯のときの操作
モードにおいて、吐水管13から混合水が吐水されてい
る間は、上述したように発電手段40によって流水エネ
ルギーより電力を発電し、制御装置60を介して2次電
池50に電力が蓄えられる。
【0069】なお、各操作スイッチを押すことで操作モ
ードの指示を行なったが、頻度が多いお湯張りスイッチ
12b、さし湯スイッチ12c、増量(+)/減量
(−)スイッチ12d、予約スイッチ12gなどは、軽
く触れるだけで操作指示ができるタッチスイッチでも良
い。
【0070】以上の第1実施形態による自動水栓装置1
0によれば、吐水量測定手段である水車40aおよび回
転センサ40cで吐水中の吐水量を測定するとともに、
制御装置60にお湯張り記憶手段と目標お湯張り量記憶
手段を備えることで、初期設定のときに使用者の所望す
る目標お湯張り量を設定できるとともに、お湯張りのと
きに自動的に吐水でき、かつ自動で止水ができる。従っ
て、目標お湯張り量に達したかどうかの監視が不要とな
り、無駄のないお湯張りができる。
【0071】また、お湯張りを行なうときに、発電手段
40によって流水エネルギーより水車40aを回すこと
で電力を発電して2次電池50に蓄えるとともに、この
蓄えられた2次電池50から供給を受けて制御装置60
を駆動することで、屋内配線工事不要のお湯張り機能を
有する自動水栓装置の提供ができる。
【0072】また、混合水の流水路を開閉するために、
パイロット弁30bを設け電磁弁30aで開閉させて混
合水の開閉を行なう主弁30c操作させることにより省
動力の電力で開閉制御ができる。従って、上述した2次
電池50でまかなうことが可能である。
【0073】また、混合水の一部を導いたパイロット弁
30bを開弁することで、ダイヤフラムを作用させて主
弁30cを開弁させることにより、電磁弁30aに付加
する電力が省動力でまかなうことができる。従って、上
述した2次電池50を用いるのに最適である。
【0074】また、お湯張りを指示するお湯張り指示手
段であるお湯張りスイッチ12bを備えることにより、
例えばお湯張りスイッチ12bに軽くタッチすることで
お湯張りを指示するような操作スイッチを備えることで
利便性が高まる。
【0075】また、操作パネル12に増量(+)/減量
(−)スイッチ12dを設けて増量/減量の指示ができ
ることにより、予め設定された目標お湯張り量および目
標さし湯量に対して一定比率の増量/減量が容易に操作
できることで、使用者の好みに応じたお湯張りが可能で
ある。
【0076】なお、本実施形態では、増量(+)/減量
(−)を目標お湯張り量および目標さし湯量に対してそ
れぞれ一定比率(±10%)としたが、例えば200L
の浴槽であれば一定量(±20L)としても良い。
【0077】また、湯水混合手段20の下流側が三方向
に分流して、吐水管13に吐水させることにより、例え
ば浴室などに取り付けられる自動水栓装置では、吐水管
13を別々に設けることなく首振り機構などを設け、浴
槽にお湯張り向けに吐水させるとともに、洗い場向けの
給湯を行なうようにしても良い。
【0078】(第2実施形態)以上の実施形態では、湯
水混合手段20の下流側の流水開閉手段30と発電手段
40とを備えるお湯張り制御用流水路19aが、浴槽の
洗い場またはシャワーなどに混合水を吐水するための流
水路切換調整弁70を備える混合水用流水路19bと並
列に配設した自動水栓装置10について説明したが、こ
のお湯張り制御用流水路19aの上流端が流水路切換調
整弁70の洗い場側に吐水する下流側に接続しても良
い。
【0079】具体的には、図7に示すように、お湯張り
制御用流水路19aの上流端を流水路切換調整弁70の
吐水管13流出側に接続するように構成されている。そ
して、このお湯張り制御用流水路19aに混合水を流水
させるには、まず、流水路切換調整弁70に備えられた
流路切換ハンドル15を予め吐水管13側に吐水させる
ように切り換えることが必要である。
【0080】従って、本実施形態では、お湯張りをする
ときには、必ず流路切換ハンドル15を予め吐水管13
側に切り換えた後、お湯張りスイッチ12bを操作する
こととなるが、流水路切換調整弁70に流量調整機能を
有しているため、お湯張りのときに吐水量の調整が使用
者の好みに応じて容易にできる。
【0081】また、本実施形態では、洗い場にて使用す
る混合水も発電手段40により発電されるので2次電池
50への充電が第1実施形態よりも多くなる。なお、図
7に示す符号おいて、第1実施形態と同じ符号を付した
構成は説明を省略する。
【0082】(第3実施形態)本実施形態では、第1実
施形態に高温さし湯機能およびさし水機能を追加したも
のであって、図8に示すように、冷水流水路17および
温水流水路18に設けられたストレーナ付き逆止弁17
b、18bの下流側をそれぞれ分岐させてさし湯用流水
路19cおよびさし水流水路19dを設け、それぞれの
流水路19c、19dに流水開閉手段40を設けて、そ
の下流端を吐水管13に接続するように構成しても良
い。なお、図8に示す符号おいて第1実施形態と同じ符
号を付した構成は説明を省略する。
【0083】以上の構成による本実施形態によれば、さ
し湯機能を設けることで混合前の高温の湯を自動により
吐水できるためお湯張りされた湯が冷めたときに、使用
者が所望する湯温に容易に調整できる。また、逆にさし
水機能を設けることで、高めの温度設定を行なったとき
に、混合前の冷水を自動により吐水できるため使用者が
所望する湯温に容易に調整できる。
【0084】また、さし湯およびさし水を湯水混合手段
20をバイパスするように導くため、湯水混合手段20
による最大温度によるさし湯および最小温度によるさし
水を行なうよりも通水抵抗が大幅に低減されるので、所
望する湯温に短時間に調整できる。
【0085】(第4実施形態)上記第1および第3実施
形態では、お湯張り制御用流水路19aから吐水される
混合水の吐水量(流量)は、ほぼ定量であるが、湯水混
合手段20と流水開閉手段30との間に流量を調節でき
る流量調整手段である流量調整弁を設けても良い。具体
的には、図9(a)、および図9(b)に示すように、
少なくとも2つの構成がある。
【0086】すなわち、図9(a)は、湯水混合手段2
0の下流側に流量調整弁80を設け、この流量調整弁8
0の下流側を2方向に分岐させて、一方に流水開閉手段
30、発電手段40および吐水管13に流水するお湯張
り制御用流水路19aと、他方に洗い場(吐水管13)
またはシャワーホース16のいずれかに流路を切り換え
る流路切換弁70aを備えた混合水用流水路19bとを
構成する。
【0087】以上の構成によれば、お湯張り制御用流水
路19aから吐水される混合水の吐水量(流量)の調整
が可能となる。従って、お湯張りの時間を調整できる。
【0088】また、図9(b)は、流量調整弁80の下
流側に流路切換弁70aを配設し、流路切換弁70aの
下流側を2方向に分岐したものである。これによると、
お湯張りをするときには、上記第2実施形態と同様に必
ず流路切換ハンドル15を予め吐水管13側に切り換え
た後、お湯張りスイッチ12bを操作することとなる
が、吐水量(流量)の調整が使用者の好みに応じて容易
にできるとともに、洗い場にて使用する混合水も発電手
段40により発電されるので2次電池50への充電が多
くなる。
【0089】(他の実施形態)以上の実施形態では、発
電手段40によって発電された電力を蓄えるために電源
手段として2次電池50を用いたが、これに限らず、ス
ーパーキャパシタと称されるコンデンサーを用いても良
い。
【0090】また、以上の実施形態では、制御装置60
および電磁弁30aの電源として、発電手段40によっ
て発電された電力を蓄えるために電源手段として2次電
池50を用いたが、これに限らず、乾電池を設けても良
い。
【0091】また、以上の実施形態では、吐水量測定手
段として水車40aおよび回転センサ40cを用いて水
車40aの回転数を測定したが、これに限らず、流量計
などの流量を測定するものでも良い。
【0092】また、以上の実施形態では、湯水混合手段
20の下流側に流水開閉手段30と発電手段40とを備
えるお湯張り制御用流水路19aを設けた自動によるお
湯張りおよびさし湯を行なう自動水栓装置を説明した
が、必ず湯水混合手段20を備えることはなく、例えば
温水流水路18の上流に、吐水される温水の湯温を使用
者が所望する設定できる給湯器などに接続して、温水流
水路18の上流側に給湯器から吐出される湯を流入し、
温水流水路18の下流端を2方向に分岐し、一方に流水
開閉手段30と発電手段40とを備えるお湯張り制御用
流水路19aと、他方に洗い場(吐水管13)またはシ
ャワーホース16のいずれかに流路を切り換える流路切
換弁70aを備えた混合水用流水路19bとを構成する
ことでも良い。
【0093】以上の構成によれば、水栓側にお湯張り機
能を有することで、例えば温度設定付き機能を有する既
設の給湯器と組み合わせても所望する湯温の湯のお湯張
りが自動でできる。
【0094】また、以上の実施形態では、お湯張り機能
について説明したが、上記自動水栓装置に付加する機能
として、タイマー機能、異常報知機能および停電時照明
機能などの便利機能を流水エネルギーによって蓄えられ
た電源を利用して活用しても良い。例えば、図10に示
すように、操作パネル12に異常スイッチ12p、タイ
マースイッチ12m、照明スイッチ12nなどを配設し
入浴者の利便性の向上を図ったものである。
【0095】具体的な用途として、入浴者に異常が生じ
たときに、異常スイッチ12pを押すことで、ブザーな
どの報知装置を作動させて家人に報知する。また、入浴
者の眠気防止や長湯防止などのために予め入浴時間をタ
イマーモードで設定しておき、入浴前にタイマースイッ
チ12mを押すことで、タイマー時間に達したときに、
ブザーなどの報知装置を作動させることで入浴者に報知
できる。また、入浴中に停電が発生したときに、照明ス
イッチ12nを押すことで、非常灯を数分間点灯する。
以上の構成によれば、お湯張り機能に用いられる発電手
段40、電源手段50および制御装置60などにこれら
の機能を付加することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における自動水栓装置1
0の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態における自動水栓装置1
0の全体構成を示す全体構成図である。
【図3】本発明の第1実施形態における操作パネル12
の構成を示す正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態における制御装置60の
制御処理のメインルーチンを示すタイムチャートであ
る。
【図5】図4に示すメインルーチンのうち設定モードル
ーチンを示すタイムチャートである。
【図6】図5に示す設定モードルーチンのうち予約設定
モードルーチンを示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態における自動水栓装置1
0の全体構成を示す全体構成図である。
【図8】本発明の第3実施形態における自動水栓装置1
0の全体構成を示す全体構成図である。
【図9】(a)および(b)は本発明の第4実施形態に
おける自動水栓装置10の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】他の実施形態における操作パネル12の構成
を示す正面図である。
【符号の説明】
11…水栓本体 12b…お湯張りスイッチ(お湯張り指示手段、お湯張
り設定指示手段) 12f…設定スイッチ(お湯張り設定指示手段) 13…吐水管 14…温調ハンドル(温度設定手段) 18…温水流水路 19a…お湯張り制御用流水路 19b…混合水用流水路 19c…さし湯用流水路 20…湯水混合手段 30…流水開閉手段 40…発電手段 40a…水車(吐水量測定手段) 40c…回転センサ(吐水量測定手段) 50…2次電池(電源手段) 60…制御装置(制御手段) 70…流水路切換調整弁(開閉手段) 80…流量調整弁(流量調整手段) 212…お湯張り量記憶手段 214…目標お湯張り量記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川石 修 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2D060 BB01 BC01 BC07 BC11 CA04 CA20 3L073 AA18 AC02 AC03 AD08 AE07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度設定手段(14)に基づき、湯と水
    との混合量を調節する湯水混合手段(20)と、 前記湯水混合手段(20)の下流に配設され、混合され
    た混合水の水路を開閉する流水開閉手段(30)と、 前記流水開閉手段(30)の開弁によって吐水される混
    合水の吐水量を測定する吐水量測定手段(40a、40
    c)と、 前記吐水量測定手段(40a、40c)により検出され
    吐水開始から吐水量の積算値であるお湯張り量を記憶す
    るお湯張り量記憶手段(212)および予め定めた目標
    お湯張り量を記憶する目標お湯張り量記憶手段(21
    4)を有するとともに、前記流水開閉手段(30)の開
    弁/閉弁を制御する制御手段(60)と、 前記制御手段(60)に出力され、お湯張りを指示する
    お湯張り指示手段(12b)とを備える自動水栓装置で
    あって、 前記制御手段(60)は、前記お湯張り指示手段(12
    b)によってお湯張りの指示を受けたときに、前記流水
    開閉手段(30)が開弁により吐水され、前記お湯張り
    量が前記お湯張り量記憶手段(212)に記憶され、前
    記目標お湯張り量記憶手段(214)に記憶された前記
    目標お湯張り量に達したときに、前記流水開閉手段(3
    0)が閉弁により止水されるように制御することを特徴
    とする自動水栓装置。
  2. 【請求項2】 温度設定手段(14)に基づき、湯と水
    との混合量を調節する湯水混合手段(20)と、 前記湯水混合手段(20)の下流に配設され、混合され
    た混合水の水路を開閉する流水開閉手段(30)と、 前記流水開閉手段(30)の開弁によって吐水される混
    合水の吐水量を測定する吐水量測定手段(40a、40
    c)と、 前記湯水混合手段(20)の下流に配設され、水車およ
    び発電機からなり、混合水の流水エネルギーにより水車
    を回転させて発電する発電手段(40)と、 前記発電手段(40)によって発電された電力を蓄える
    電源手段(50)と、 前記電源手段(50)により電源が供給され、前記吐水
    量測定手段(40a、40c)により検出され吐水開始
    から吐水量の積算値であるお湯張り量を記憶するお湯張
    り量記憶手段(212)および予め定めた目標お湯張り
    量を記憶する目標お湯張り量記憶手段(214)を有す
    るとともに、前記流水開閉手段(30)の開弁/閉弁を
    制御する制御手段(60)と、 前記制御手段(60)に出力され、お湯張りを指示する
    お湯張り指示手段(12b)とを備える自動水栓装置で
    あって、 前記制御手段(60)は、前記お湯張り指示手段(12
    b)によってお湯張りの指示を受けたときに、前記流水
    開閉手段(30)が開弁により吐水され、前記お湯張り
    量が前記お湯張り量記憶手段(212)に記憶され、前
    記目標お湯張り量記憶手段(214)に記憶された前記
    目標お湯張り量に達したときに、前記流水開閉手段(3
    0)が閉弁により止水されるように制御することを特徴
    とする自動水栓装置。
  3. 【請求項3】 上水を加温する給湯器などに接続され前
    記給湯器から吐出される湯を流入してお湯張りを行なう
    水栓本体(11)に設けられ、お湯張りの水路を開閉す
    る流水開閉手段(30)と、 前記流水開閉手段(30)の開弁によって吐水される湯
    の吐水量を測定する吐水量測定手段(40a、40c)
    と、 前記吐水量測定手段(40a、40c)により検出され
    吐水開始から吐水量の積算値であるお湯張り量を記憶す
    るお湯張り量記憶手段(212)および予め定めた目標
    お湯張り量を記憶する目標お湯張り量記憶手段(21
    4)を有するとともに、前記流水開閉手段(30)の開
    弁/閉弁を制御する制御手段(60)と、 前記制御手段(60)に出力され、お湯張りを指示する
    お湯張り指示手段(12b)とを備える自動水栓装置で
    あって、 前記制御手段(60)は、お湯張り設定指示手段(12
    b、12f)によって目標お湯張り量の設定の指示を受
    けたときに、前記流水開閉手段(30)が開弁により吐
    水され、前記お湯張り量が前記お湯張り量記憶手段(2
    12)に記憶され、止水の指示を受けたときに、前記流
    水開閉手段(30)が閉弁により止水され、前記お湯張
    り量記憶手段(212)に記憶された前記お湯張り量が
    前記目標お湯張り量記憶手段(214)に記憶されるこ
    とを特徴とする自動水栓装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(60)は、前記お湯張り
    指示手段(12b)によって多めのお湯張りの指示を入
    力したときに、前記流水開閉手段(30)が開弁により
    吐水され、前記お湯張り量が前記目標お湯張り量より一
    定比率の増量に達したときに前記流水開閉手段(30)
    が閉弁により止水されるように制御することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の自動
    水栓装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段(60)は、前記お湯張り
    指示手段(12b)によって多めのお湯張りの指示を入
    力したときに、前記流水開閉手段(30)が開弁により
    吐水され、前記お湯張り量が前記目標お湯張り量より一
    定量の増量に達したときに前記流水開閉手段(30)が
    閉弁により止水されるように制御することを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の自動水
    栓装置。
  6. 【請求項6】 前記湯水混合手段(20)の下流側は、
    流水路が少なくとも二方向に分流されたのち下流の末端
    が混合された混合水を吐出する吐水管(13)に連通さ
    れているものであって、一方の流水路に前記流水開閉手
    段(30)が配設され、前記お湯張り指示手段(12
    b)によって前記流水開閉手段(30)が開弁により吐
    水されるか、または閉弁により止水されるお湯張り制御
    用流水路(19a)と、他方の流水路に手動で開閉する
    開閉手段(70)が配設され手動によって前記開閉手段
    (70)が開弁により吐水されるか、または閉弁により
    止水される混合水用流水路(19b)とを有することを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動水栓装
    置。
  7. 【請求項7】 前記お湯張り制御用流水路(19a)
    は、前記湯水混合手段(20)と前記流水開閉手段(3
    0)との間に流量を調節する流量調整手段(80)が配
    設され、お湯張り制御用流水路(19a)に流れる流量
    を調整することを特徴とする請求項6に記載の自動水栓
    装置。
  8. 【請求項8】 給湯器などに接続され前記給湯器から吐
    出される湯が流入する温水流水路(18)を備える前記
    湯水混合手段(20)には、前記温水流水路(18)よ
    り分岐され前記湯水混合手段(20)を迂回するさし湯
    流水路(19c)が設けられ、前記さし湯流水路(19
    c)から混合前の湯が流水することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の自動水栓装置。
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