JP2003089129A - Smcの成形システム - Google Patents

Smcの成形システム

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JP2003089129A
JP2003089129A JP2001284218A JP2001284218A JP2003089129A JP 2003089129 A JP2003089129 A JP 2003089129A JP 2001284218 A JP2001284218 A JP 2001284218A JP 2001284218 A JP2001284218 A JP 2001284218A JP 2003089129 A JP2003089129 A JP 2003089129A
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JP
Japan
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smc
molding
mold
lower mold
moving table
Prior art date
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JP2001284218A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Fukutomi
和正 福冨
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型締め加熱加圧成形以外の作業時間を有効に
利用したSMCの成形システムを提供する。 【解決手段】 水平方向に移動する移動テーブル4と、
この移動テーブル4に取りつけられた2個の下金型3
a,3bと、この移動テーブル4の移動方向の中央部上
方に、上下方向に移動する1個の上金型2と、移動テー
ブル4の移動方向の両側に並設して、軸8を中心に回転
する成形補助板7を備える。上記成形補助板7に、成形
品6の取出し機11、離型剤供給器12、金型清掃器具
13、SMC供給機14が付設され、この成形補助板7
を回転させながら下金型3から成形品6を取出し、下金
型3を清掃し、下金型3に離型剤を供給し、SMC5を
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性樹脂組成
物を用いたSMCの成形システムに関し、より詳しく
は、成形機の稼動率を高め、生産性を向上させたSMC
の成形システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製瓦等の建材の成形方法として、先
ず、ガラス繊維等の補強繊維材に不飽和ポリエステル等
の樹脂成分、充填材等を含浸させ半硬化状態とすること
でSMC(シート・モールディング・コンパウンド)を
調製し、その後、このSMCを凹凸加工が施された金型
内にセットし、型締め加熱加圧成形する方法が知られて
いる。上記SMCの成形にあっては、1対の上金型と下
金型を用いる方法が汎用されている。そのため、生産量
を増加するためには、この1対の金型を複数個設置し、
成形するシステムが汎用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記SMCの成
形サイクルは、型締め加熱加圧成形ときのほかに、SM
Cを金型に供給したり、成形品を取出したり、金型を清
掃したり、金型に離型剤を塗布したりする時間も要す
る。成形機の稼動率の向上のために、この型締め加熱加
圧成形以外の作業時間を短縮すること、または、この作
業時間の有効利用が望まれている。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、型締め加熱加圧成形以外
の作業時間を有効に利用したSMCの成形システムを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のSMCの
成形システムは、水平方向に移動する移動テーブルと、
この移動テーブルに取りつけられた2個の下金型と、こ
の移動テーブルの移動方向の中央部上方に、上下方向に
移動する1個の上金型と、移動テーブルの移動方向の両
側に並設して、軸を中心に回転する成形補助板を備え、
上記成形補助板に、成形品の取出し機、離型剤供給器、
金型清掃器具、SMC供給機が付設され、この成形補助
板を回転させながら下金型から成形品を取出し、下金型
を清掃し、下金型に離型剤を供給し、SMCを供給する
ことを特徴とする。
【0006】請求項2記載のSMCの成形システムは、
請求項1記載のSMCの成形システムにおいて、上記移
動テーブルが移動して、上金型の下方に、第1の下金型
がSMCが供給された状態で配置され、型締め加熱加圧
成形するとともに、成形が終了した第2の下金型が、こ
の下金型に近い方の成形補助板のところに設置され、こ
の成形補助板を用いて、成形品の取出し、清掃、離型剤
の散布、SMCの供給が行われることを特徴とする。
【0007】請求項3記載のSMCの成形システムは、
請求項1又は請求項2記載のSMCの成形システムにお
いて、上記取出し機がSMC供給機と兼用してなること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜6に
基づいて説明する。図1〜5は、SMCの成形システム
の動作ステップを説明した概略側面図、図6は、SMC
の成形システムの配置を説明した概略平面図である。
【0009】本発明の対象となるSMC(シート・モー
ルディング・コンパウンド)5は、補強繊維材に樹脂成
分、充填材等を含浸させ半硬化状態としたものである。
樹脂成分としては、不飽和ポリエステル樹脂等を、補強
繊維材としては、カットガラス繊維等のガラス繊維を、
充填材としては、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム
等を、それぞれ用いることができる。このとき、上記樹
脂成分100質量部に対して充填材を100〜200質
量部配合したスラリーを用いることができる。また、S
MC5内における補強繊維材の含有量は20〜30質量
%の範囲とすることが好ましい。
【0010】上記SMC5を成形するSMCの成形シス
テムは、水平方向に移動する移動テーブル4と、この移
動テーブル4に取りつけられた2個の下金型3a,3b
と、この移動テーブル4の移動方向の中央部上方に、上
下方向に移動する1個の上金型2と、移動テーブル4の
移動方向の両側に並設して、軸8を中心に回転する成形
補助板7、7を備える。上記成形システムは、移動テー
ブル4がレール8上を水平方向に移動するので、2個の
下金型3a,3bが交互に上金型2の下方に配置される
ようになっている。上記成形システムは、上金型2とい
ずれかの下金型3で、一対の金型1を形成し、SMC5
に所望の凹凸加工を施すことができるものである。上記
SMC5の成形は、金型温度120〜160℃、成形圧
力1.96〜19.6MPa(20〜200kgf/c
m2)の範囲で、3〜10分間程度行われる。
【0011】上記成形補助板7は、平面視が略円形上の
基板に、成形品6の取出し機11、金型清掃器具12、
離型剤供給器13、SMC供給機14が付設されてい
る。上記成形システムは、第1の下金型3aと上金型2
で成形しているときに、第2の下金型3bが、上記成形
補助板7の下方に配置される。上記成形補助板7は、モ
ータ等を稼動させて軸8を回転する。上記成形補助板7
は、軸8を中心に回転することによって、取出し機1
1、金型清掃器具12、離型剤供給器13、SMC供給
機14が順に、下金型3の上方に配置されるものであ
る。
【0012】上記取出し機11は、昇降シリンダー21
と、その先端に設けた吸引パッド22を備えるものを用
いることができる。また、SMC供給機14は、この取
出し機11を兼用することができる。
【0013】上記金型清掃器具12は、ハケを備えたも
の、エアーで吹付けるもの等を用いることができる。上
記離型剤供給器13は、ノズルの先端13aから離型剤
を吹付けるものを用いることができる。離型剤は、公知
の金型用の離型剤を用いることができる。
【0014】図6に示す一つの成形補助板7は、上記取
出し機11(SMC供給機14兼用)、金型清掃器具1
2、離型剤供給器13を2セットづつ設置されている。
上記成形補助板7は、軸8を中心に回転し、順に上記取
出し機11(SMC供給機14兼用)、金型清掃器具1
2、離型剤供給器13を下金型3上に配置することがで
きるものである。
【0015】上記成形システムは、一方の下金型3aが
型締め加熱加圧成形しているときに、他方の下金型3b
が成形補助板7を用いて、成形品6の取出し、清掃、離
型剤の散布、SMCの供給がされるものである。
【0016】次に、図1〜5に基づいて、上記成形シス
テムの動作ステップを説明する。
【0017】図1に示すように、上記成形システムは、
移動テーブル4が移動して、上金型2の下方に、第1の
下金型3aがSMCが供給された状態で配置されるとと
もに、成形が終了した第2の下金型3bが、この下金型
3bに近い方の成形補助板7aのところに設置される。
成形補助板7aは、第2の下金型3bの上方に取出し機
11が配置されている。
【0018】図2に示すように、第1の下金型3aは、
上金型2が降りて型締め加熱加圧成形が開始される。一
方、第2の下金型3bは、先ず、成形補助板7aに付設
された取出し機11によって、成形品6が取出される。
上記取出し機11は、昇降シリンダー21が下降し、先
端の吸引パッド22で成形品6を吸引して吸着する。そ
の後、昇降シリンダー21が上昇して成形品6を第2の
下金型3bから取り外す。上記成形システムは、成形補
助板7aが回転することで、取出された成形品を保管台
(図示せず)にまで搬送し、保管台に積載する。
【0019】次に、上記成形システムは、成形補助板7
aが回転することで、図3に示すように、金型清掃器具
12が第2の下金型3bの上方に配置される。第2の下
金型3bは、ハケ12aを備えた金型清掃器具12によ
って、第2の下金型3b上に存在する成形品6のバリを
除去する。
【0020】次に、上記成形システムは、成形補助板7
aが回転することで、図4に示すように、離型剤供給器
13が第2の下金型3bの上方に配置される。離型剤供
給器13は、ノズルの先端13aから第2の下金型3b
上に、離型剤が吹付けられる。
【0021】次に、上記成形システムは、成形補助板7
aが回転することで、図5に示すように、SMC供給機
14(取出し機11兼用)が第2の下金型3bの上方に
配置される。上記SMC供給機14は、台(図示せず)
に積載されたSMC5を先端の吸引パッド22で吸着し
て取出し、SMC5を吸着した状態で、配置される。上
記SMC供給機14は、昇降シリンダー21が下降し、
SMC5を第2の下金型3b上に設置する。その後、昇
降シリンダー21が上昇する。このとき、第1の下金型
3aは、型締め加熱加圧成形が終了し、上金型2が上昇
している。
【0022】その後、上記成形システムは、移動テーブ
ル4が移動して、上金型2の下方に、第2の下金型3b
がSMC5が供給された状態で配置されるとともに、成
形が終了した第1の下金型3aが、この下金型3aに近
い方の成形補助板7方に移動する。上記成形システム
は、第2の下金型3bの型締め加熱加圧成形が行われ、
第1の下金型3aに、成形品の取出し、清掃、離型剤の
散布、SMCの供給が行われる。上記成形システムは、
これらを繰り返すことによって、片方の下金型3aで型
締め加熱加圧成形しているとき、他方の下金型3bで型
締め加熱加圧成形以外の作業を行うことができる。その
結果、上記成形システムは、型締め加熱加圧成形以外の
作業時間を有効に利用することができるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明のSMCの成形システムは、片方
の下金型で型締め加熱加圧成形しているとき、他方の下
金型で型締め加熱加圧成形以外の作業を行うことができ
るので、型締め加熱加圧成形以外の作業時間を有効に利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、SMCの成形シス
テムの動作ステップを説明した概略側面図である。
【図2】同上の動作ステップを説明した概略側面図であ
る。
【図3】同上の動作ステップを説明した概略側面図であ
る。
【図4】同上の動作ステップを説明した概略側面図であ
る。
【図5】同上の動作ステップを説明した概略側面図であ
る。
【図6】同上のSMCの成形システムの配置を説明した
概略平面図である。
【符号の説明】 2 上金型 3、3a、3b 下金型 4 移動テーブル 5 成形補助板 6 成形品 7 成形補助板 8 軸 11 取出し機 12 金型清掃器具 13 離型剤供給器 14 SMC供給機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に移動する移動テーブルと、こ
    の移動テーブルに取りつけられた2個の下金型と、この
    移動テーブルの移動方向の中央部上方に、上下方向に移
    動する1個の上金型と、移動テーブルの移動方向の両側
    に並設して、軸を中心に回転する成形補助板を備え、上
    記成形補助板に、成形品の取出し機、離型剤供給器、金
    型清掃器具、SMC供給機が付設され、この成形補助板
    を回転させながら下金型から成形品を取出し、下金型を
    清掃し、下金型に離型剤を供給し、SMCを供給するこ
    とを特徴とするSMCの成形システム。
  2. 【請求項2】 上記移動テーブルが移動して、上金型の
    下方に、第1の下金型がSMCが供給された状態で配置
    され、型締め加熱加圧成形するとともに、成形が終了し
    た第2の下金型が、この下金型に近い方の成形補助板の
    ところに設置され、この成形補助板を用いて、成形品の
    取出し、清掃、離型剤の散布、SMCの供給が行われる
    ことを特徴とする請求項1記載のSMCの成形システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記取出し機がSMC供給機と兼用して
    なることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のSM
    Cの成形システム。
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