JP2003088810A - シュレッダーダストの分別方法 - Google Patents

シュレッダーダストの分別方法

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JP2003088810A
JP2003088810A JP2001286016A JP2001286016A JP2003088810A JP 2003088810 A JP2003088810 A JP 2003088810A JP 2001286016 A JP2001286016 A JP 2001286016A JP 2001286016 A JP2001286016 A JP 2001286016A JP 2003088810 A JP2003088810 A JP 2003088810A
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Japan
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shredder dust
dust
steam
shredder
duct
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JP2001286016A
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Yoshihisa Okamura
良尚 岡村
Shoichi Kita
正一 喜多
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射蒸気を利用してシュレッダーダストの分
別性を向上させることができるシュレッダーダストの分
別方法を提供する。 【解決手段】 ホッパー1の上部に投入されたシュレッ
ダーダストは、ホッパー1の下部の排出口から一定量ず
つダクト2の一方端2aに移される。そして、ここに移
されたシュレッダーダストに対し蒸気ボイラ4から噴射
された蒸気が当たって、絡まったシュレッダーダストは
ほぐされる。ほぐされたシュレッダーダストは、蒸気の
噴射エネルギーを得て、比重の比較的大きなものが、分
離ダクト2に近い風力選別装置3の、第1排出口3aの
上方に位置するところに供給される一方、比較的小さい
ものが、分離ダクト2から遠い風力選別装置3の、第2
排出口3bの上方に位置するところに供給されて分別さ
れ、それぞれ次の分別工程に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、シュレッダーダス
トを金属や非金属などに分別する方法に関し、特に、蒸
気噴射工程を採り入れているシュレッダーダストの分別
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、廃車処理時にシュレッダーダス
トは約20%以上発生するが、ほとんどが埋め立て処分
されている。しかるに、埋め立て場は逼迫しており、シ
ュレッダーダストのリサイクル化は、業界内外から強く
望まれている。これまでにもシュレッダーダストのリサ
イクル化の方法や装置が種々提案されている。その中で
も、特開平10−230185号公報のシュレッダーダ
ストの処理装置には、水蒸気を利用した乾燥装置が設け
られ、この乾燥装置は、ダストを攪拌し搬送する回転ド
ラムと、ドラム内にダストを投入する投入口と、ドラム
内に約170゜C以上の温度の水蒸気を循環させる水蒸
気循環装置などを有しており、この乾燥装置で乾燥され
たシュレッダーダストが、次工程の磁選装置で鉄ダスト
とそれ以外のダストとが選別され、更に引き続き、回転
ふるい機でサイズが大小のダストに選別されるようにな
っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示されたシュレッダーダストの処理装置における
乾燥装置は、シュレッダーダストの乾燥を目的とするも
のである。したがって、この乾燥装置の水蒸気循環装置
は、シュレッダーダストを乾燥するために作用するが、
ドラム内に投入されたダストをほぐし、これを選別して
次の工程に供給するようには作用しないため、シュレッ
ダーダストの分別にはほとんど寄与していない。 【0004】本発明の目的は、噴射蒸気を利用してシュ
レッダーダストの分別性を向上させることができるシュ
レッダーダストの分別方法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るシュレッダーダストの分別
方法は、ポッパーの排出口を壁内面に一端から他端に繋
がる螺旋状の突起が設けられたダクトに連結し、このダ
クトの一端側から他端側に向けて蒸気を噴射させ前記排
気口から排出されたシュレッダーダストを前記突起に沿
わせて旋回させ移送して前記他端側から飛散させ、飛散
させた前記シュレッダーダストを前記ダクトの軸方向に
互いに離間し下方に開口する2個の排出口により分別し
て排出し、排出されたそれぞれを次の分別工程に送るよ
うにしたものである。ここで用いられる蒸気は、飽和蒸
気(170゜C,6×10Pa)が好ましく、絡まっ
たシュレッダーダストを順次ほぐし、ほぐされたシュレ
ッダーダストを、当該蒸気により飛ばされる距離により
比重の比較的大きなもの、比較的小さいもの、更に蒸気
流とともに流れるものに分別して次の工程に供給するよ
うにしているために、シュレッダーダストの分別性を向
上させることができ、また、適宜な湿り気を有している
ために、粉塵の飛散を防止できる。更に、このような蒸
気は、シュレッダーダストに対し直接噴射されるので、
シュレッダーダストの汚れを除去するように作用し、分
別精度の向上に寄与する。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明のシュレッダーダストの分
別方法に係る実施の形態を図1を参照して説明する。図
1は、本分別方法によるシュレッダーダストの分別フロ
ー図である。本分別方法が実施される装置は、同図に示
すように、その上部からシュレッダーダスト(図示せ
ず)が投入されるホッパー1と、その一方端2aがホッ
パー1の下部の排出口に連設され、その他方端2bが風
力選別装置(選別装置)3の上部側壁に連設されたダク
ト2と、このダクト2の一方端2a側から当該ダクト2
内に噴射蒸気を供給する蒸気ボイラ4とで構成される。
そして、本装置の風力選別装置3には、その第1排出口
3aに磁力選別機5が接続され、この磁力選別機5に粉
砕・選別機6が接続される一方、第2排出口3bに破砕
機7が接続され、この破砕機7に比重選別機8が接続さ
れている。また、風力選別装置3の上端部には、熱交換
装置9を介してサイクロン10が接続され、このサイク
ロン10が誘引ファン11を介して集塵・排風脱臭塔1
2に接続されている。 【0007】本分別方法は、このような構成に係る装置
で実施される。ホッパー1の上部に投入されたシュレッ
ダーダストは、ホッパー1の下部の排出口から一定量ず
つダクト2の一方端2aに移される。ダクト2は円筒形
であり、詳細には図示しないが、壁内面には一方端2a
から他方端2bまで連続する突起が螺旋状に設けられて
いる。突起は断面が矩形で壁に垂直に設けられ、内径約
600mmのダクトに50〜70mmの高さで設けてあ
る。そして、ここに移されるシュレッダーダストに対し
蒸気ボイラ4から噴射される蒸気により、絡まったシュ
レッダーダストはほぐされる。即ち、螺旋状の突起に沿
ってシュレッダーダストが旋回しながら移送されてい
く。旋回するシュレッダーダストは、突起からはみだし
た一部が蒸気流により他の部分から引き離されてそのま
ま蒸気流によって運ばれたり、螺旋の別の部分に単独で
係止されて移送されたりする。そして移送されるにつれ
こうして引き離される部分が増加しほぐされていく。ほ
ぐされたシュレッダーダストは、蒸気の噴射エネルギー
を得てダクト2の他方端2bから放出され、比重の比較
的大きなもの、例えばボルト、鉄片やアルミ片、ガラス
片などが、ダクト2に近い風力選別装置3の、第1排出
口3aの上方に位置するところに供給される一方、比較
的小さいもの、例えばハーネスやプラスチック片など
が、ダクト2から遠い風力選別装置3の、第2排出口3
bの上方に位置するところに供給されて分別される。 【0008】このため、風力選別装置3での、シュレッ
ダーダストの分別精度が上がり、その第1排出口3aか
ら排出された、ボルト、鉄片やアルミ片、ガラス片など
は、最初に磁力選別機5で鉄片などの鉄とアルミ片など
の非鉄に選別し、次の粉砕・選別機6で、例えばハーネ
スなどを粉砕してから、その芯線である銅片、及びその
被覆材であるプラスチック片、ゴム片などに細分別す
る。また、第2排出口3bから排出されたハーネスやプ
ラスチック片などは、最初に破砕機7で破砕し、次の比
重選別機8で非鉄とその他に分別する。 【0009】また、風力選別装置3における風力選別
で、当該風力選別装置3の上部に舞い上がった比重が小
さく軽いもの、例えば繊維類やウレタンなどは、熱交換
装置9で冷却されてサイクロン10内に流入する。サイ
クロン10内では、ダストの中でも比較的重量が大きい
ものには大きな遠心力が作用するために、当該サイクロ
ン10の内壁に沿って螺旋状に下降してその下部排出口
から排出される一方、塵埃等の小さく軽いものには誘引
ファン11の吸引力が強く作用するために、サイクロン
10の上部排出口から流出し、当該誘引ファン11を通
して集塵・排風脱臭塔12に排出される。そして、集塵
・排風脱臭塔12で、集塵・脱臭されて清浄な空気だけ
が大気中に放出され、冷やされて凝縮した水分は排水さ
れる。 【0010】 【発明の効果】本発明のシュレッダーダストの分別方法
によれば、噴射蒸気を利用して絡まったシュレッダーダ
ストをほぐすとともに、ほぐされたシュレッダーダスト
のうち比重の比較的大きなものと比較的小さいものとが
分別されて次の工程に供給されるようにしているので、
シュレッダーダストの分別性を向上させることができ
る、また、噴射蒸気が適宜な湿り気を有しているので、
粉塵の飛散を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施の形態に係る分別方法によるシ
ュレッダーダストの分別フロー図である。 【符号の説明】 1 ホッパー 2 ダクト 2a 一方端 2b 他方端 3 風力選別装置(選別装置) 4 蒸気ボイラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ポッパーの排出口を壁内面に一端から他
    端に繋がる螺旋状の突起が設けられたダクトに連結し、
    このダクトの一端側から他端側に向けて蒸気を噴射させ
    前記排気口から排出されたシュレッダーダストを前記突
    起に沿わせて旋回させ移送して前記他端側から飛散さ
    せ、飛散させた前記シュレッダーダストを前記ダクトの
    軸方向に互いに離間し下方に開口する2個の排出口によ
    り分別して排出し、排出されたそれぞれを次の分別工程
    に送ることを特徴とするシュレッダーダストの分別方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006053356A1 (de) * 2006-11-10 2008-05-15 Calcarb Ag Verfahren zur Herstellung feiner mineralischer Pulverprodukte

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006053356A1 (de) * 2006-11-10 2008-05-15 Calcarb Ag Verfahren zur Herstellung feiner mineralischer Pulverprodukte
DE102006053356B4 (de) * 2006-11-10 2011-03-17 Calcarb Ag Verfahren zur Herstellung feiner mineralischer Pulverprodukte
US8393557B2 (en) 2006-11-10 2013-03-12 Omya Development Ag Method for manufacturing fine mineral powder products

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