JP2003088223A - コンバインの塵埃処理装置 - Google Patents

コンバインの塵埃処理装置

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JP2003088223A
JP2003088223A JP2001285310A JP2001285310A JP2003088223A JP 2003088223 A JP2003088223 A JP 2003088223A JP 2001285310 A JP2001285310 A JP 2001285310A JP 2001285310 A JP2001285310 A JP 2001285310A JP 2003088223 A JP2003088223 A JP 2003088223A
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JP
Japan
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dust
scraping
chamber
side wall
fan
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Pending
Application number
JP2001285310A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazushi Ohara
一志 大原
Hisayuki Satoji
久幸 里路
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2001285310A priority Critical patent/JP2003088223A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】掻込室へ内装した掻込移送ローラ装置で刈取り
穀稈を掻込室内へ掻込み、及び横移送のときに発生する
藁屑、及び塵埃等が、運転作業者へ向けて上方へ舞上が
ることを防止しようとするものである。 【解決手段】刈取り穀稈を掻込室7内へ掻込み、及び横
移送する掻込移送ローラ装置8を設けると共に、掻込室
7内で発生した藁屑、及び塵埃等を機外へ移送、及び吸
引排出する吸塵用ファン10と、又はこの吸塵用ファン
10と、送塵用ファンとの両者を設け、掻込移送ローラ
装置8の上側には、天井板を設け、更に送塵用ファンの
送風力と、吸塵用ファン10の吸引風力とは、略じ風力
とした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、刈刃装置で刈取
りした刈取り穀稈を掻込室内へ掻込する掻込移送ローラ
装置を、掻込室へ軸支して設けると共に、掻込室内で発
生した藁屑、及び塵埃等を機外へ移送、及び吸引排出す
る吸塵用ファン、又は送塵用ファン等を設けた技術であ
り、コンバインの塵埃処理装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走
行車台の上側に設けた操縦席へ搭乗した作業者により、
このコンバインを走行させると、走行車台の前部に設け
た刈取機の前端部に設けた略六角形状のリール装置の各
隅部に設けた複数個のリール杆により、穀稈は、引起
し、及び掻込され、刈刃装置で刈取りされ、この刈取り
穀稈は、掻込室を形成する左右両側の左・右側壁板間に
回転自在に軸支した掻込移送ローラ装置で掻込され、左
右両側の横外側から内側へ移送され、移送コンベア装置
で引継ぎされて、この移送コンベア装置内を後方上部へ
移送され、脱穀機内へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀
粒は、穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバインで収穫作業
のときに、刈取機の刈刃装置で刈取りした刈取り穀稈を
掻込室へ内装した掻込移送ローラ装置により、掻込室内
へ掻込され、左右両側の横外側から内側へ移送され、移
送コンベア装置へ引継ぎされるが、この掻込移送中に穀
稈から発生する藁屑、及び塵埃等が上方へ舞上がること
があり、この舞上がった藁屑、及び塵埃等を操縦席で運
転操作する運転作業者が吸い込み、衛生的でなかった
り、又、クリーンな収穫作業ができないことがあった
が、この発明により、これらの問題点を解決しようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の前
部に穀稈を引起し及び掻込むリール装置4と、穀稈を刈
取る刈刃装置5と、刈取り穀稈を掻込する掻込移送ロー
ラ装置8を内装する左・右側壁板6a,6b及び底板6
cで形成する掻込室7と、掻込移送ローラ装置8から穀
稈を引継ぎ後方上部へ移送して脱穀機12へ供給する移
送コンベア装置13等よりなる刈取機3を設けたコンバ
インにおいて、該移送コンベア装置13へ近接する側
で、掻込室7を形成する左側壁板6aには、該掻込室7
内の藁屑及び塵埃等を吸引して機外へ排出する吸塵用フ
ァン10を設けたことを特徴とするコンバインの塵埃処
理装置である。
【0005】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走行
車台2の上側に設けた操縦席へ搭乗した作業者により、
このコンバインを走行させると、走行車台2の前部に設
けた刈取機3の前端部に設けた略六角形状のリール装置
4の各隅部に設けた複数個のリール杆により、穀稈は引
起し、及び掻込され、刈刃装置5で刈取りされ、この刈
取り穀稈は、左・右側壁板6a,6b、及び底板6cで
形成する掻込室7内へ回転自在に軸支した掻込移送ロー
ラ装置8で掻込室7内へ掻込され、左右両側の横外側か
ら内側へ移送され、移送コンベア装置13で引継ぎされ
て、この移送コンベア装置13内を後方上部へ移送さ
れ、脱穀機12内へ供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒
は、穀粒貯留タンク内へ供給されて、一時貯留される。
【0006】この収穫作業中は、前記掻込室7内へ軸支
して設けた掻込移送ローラ装置8で穀稈を、掻込室7内
へ掻込みしながら、左右両外側から移送コンベア装置1
3へ向けて移送中、及び掻込中に発生する藁屑、及び塵
埃等は、掻込室7を形成する左側壁板6aに設けた吸塵
用ファン10により、吸引されて横方向へ向けて機外へ
排出され、運転作業者側の上方へ舞上がる藁屑、及び塵
埃等は防止される。
【0007】請求項2に記載の発明においては、前記掻
込室7を形成する右側壁板6bには、掻込室7内の藁屑
及び塵埃等を機外へ移送する送塵用ファン9を設けると
共に、掻込室7を形成する左側壁板6aには、掻込室7
内の藁屑及び塵埃等を機外へ排出する吸塵用ファン10
を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン
の塵埃処理装置である。
【0008】収穫作業中は、前記掻込室7内へ軸支して
設けた掻込移送ローラ装置8で穀稈を、掻込室7内へ掻
込みしながら、左右両外側から移送コンベア装置13へ
向けて移送中、及び掻込中に発生する藁屑、及び塵埃等
は、掻込室7を形成する右側壁板6bに設けた送塵用フ
ァン9からの送風により、左側壁板6aへ向けて移送さ
れると共に、この左側壁板6aに設けた吸塵用ファン1
0で吸引されて、横方向へ向けて機外へ排出され、運転
作業者側の上方へ舞上がる藁屑、及び塵埃等は防止され
る。
【0009】請求項3に記載の発明においては、前記右
側壁板6bに設けた送塵用ファン9の送風力と、左側壁
板6aに設けた吸塵用ファン10の吸引風力とは、略同
じ風力にして設けたことを特徴とする請求項1、又は請
求項2に記載のコンバインの塵埃処理装置である。
【0010】収穫作業中は、前記掻込室7内へ軸支して
設けた掻込移送ローラ装置8で穀稈を、掻込室7内へ掻
込みしながら、左右両外側から移送コンベア装置13へ
向けて移送中、及び掻込中に藁屑、及び塵埃等が発生す
る。掻込室7を形成する右側壁板6bに設けた送塵用フ
ァン9の送風力と、左側壁板6aに設けた排塵用ファン
10の吸引風力とは、略同じ風力にして設けて風力のバ
ランスを取ったこの送塵用ファン9からの送風により、
発生した藁屑、及び塵埃等は左側壁板6a側へ向けて移
送されると共に、この左側壁板6aに設けた吸塵用ファ
ン10で吸引されて、横方向へ向けて機外へ排出され、
運転作業者側の上方へ舞上がる藁屑、及び塵埃等は防止
される。
【0011】請求項4に記載の発明においては、前記掻
込室7の上側には、天井板6dを設けて、掻込室7を天
井板7dと、左・右側壁板6a,6bと、底板6cとに
より、箱形状(イ)に形成して設けたことを特徴とする
請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載のコンバ
インの塵埃処理装置である。
【0012】収穫作業中は、天井板6dと、左・右側壁
板6a,6bと、底板6cとにより、箱形状(イ)に形
成して設けた掻込室7内へ軸支して設けた掻込移送ロー
ラ装置8で穀稈を、掻込室7内へ掻込みしながら、左右
両外側から移送コンベア装置13へ向けて、箱形状
(イ)の掻込室7内を移送中、及び掻込中に発生する藁
屑、及び塵埃等は、箱形状(イ)のこの掻込室7を形成
する右側壁板6bに設けた送塵用ファン9からの送風に
より、左側壁板6a側へ向けて、掻込室7内を移送され
ると共に、この左側壁板6aに設けた吸塵用ファン10
で確実に吸引されて、横方向へ向けて機外へ排出され、
運転作業者側の上方へ舞上がる藁屑、及び塵埃等は防止
される。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、刈取
機3の刈刃装置5で刈取りされた刈取り穀稈を、左・右
側壁板6a,6b及び底板6cで形成した掻込室7へ軸
支した掻込移送ローラ装置8で掻込みしながら、左右両
外側から移送コンベア装置13へ向けて移送中、及び掻
込中に発生する藁屑、及び塵埃等は、掻込室7の左側壁
板6aに設けた吸塵用ファン10により、吸引されて横
方向へ向けて、機外へ排出されることにより、藁屑、及
び塵埃等は、上方へ舞上がることがなくなり、このため
に、運転作業者がこれら藁屑、及び塵埃等を吸うことが
なくなり、衛生的な収穫作業ができると共に、クリーン
な収穫作業を行うことができる。
【0014】請求項2に記載の発明においては、前記掻
込室7内へ軸支した掻込移送ローラ装置8により、掻込
室7内へ穀稈を掻込み中、及び移送中に発生する藁屑、
及び塵埃等は、掻込室7を形成する右・左側壁板6a,
6bに個別に設けた送塵用ファン9で移送され、吸塵用
ファン10で吸引されて横方向へ向けて、機外へ排出さ
れることにより、片側に設けたものに比較して、より確
実に機外へ藁屑、及び塵埃等は、排出されることによ
り、より衛生的で、よりクリーンな収穫作業を行うこと
ができる。
【0015】請求項3に記載の発明においては、前記掻
込室7内へ軸支した掻込移送ローラ装置8により、掻込
室7内へ穀稈を掻込中、及び移送中に発生する藁屑、及
び塵埃等は、送塵用ファン9で移送、及び吸塵用ファン
10で吸引されて横方向へ向け、機外へ排出されるが、
これら送塵用ファン9と、吸塵用ファン10との風力を
略同じ風力としたことにより、送風力と、吸引風力との
バランスが取れて、藁屑、及び塵埃等の機外へ排出が良
好となり、より衛生的で、よりクリーンな収穫作業を行
うことができる。
【0016】請求項4に記載の発明においては、天井板
6dと、左・右側壁板6a,6bと、底板6cとによ
り、箱形状(イ)に形成した掻込室7としたことによ
り、この掻込室7の掻込移送ローラ装置8で穀稈を、こ
の掻込室7内へ掻込中、及び移送中のときに発生した藁
屑、及び塵埃等は、この掻込室7を箱形状(イ)にした
ことにより、送塵用ファン9での移送、及び吸塵用ファ
ン10での吸引が確実に行われて、藁屑、及び塵埃等
は、機外へ確実に排出されることにより、より衛生的
で、よりクリーンな収穫作業を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2前部に
は、刈取機3を設け、この刈取機3の前端部に設けて、
立毛穀稈を引起し、及び掻込みするリール装置4と、掻
込された穀稈を刈取る刈刃装置5と、左・右側壁板6
a,6bと、底板6cと、天井板6dとで、箱形状
(イ)に形成した掻込室7内には、回転自在に掻込移送
ローラ装置8を軸支して設け、この掻込移送ローラ装置
8により、刈取り穀稈を掻込み移送する構成である。
又、この掻込移送ローラ装置8により、掻込み、及び移
送中に発生する藁屑、及び塵埃等を、右側壁板6bに設
けた送塵用ファン9で掻込室7内を移送すると共に、吸
引して機外へ横方向から排出する吸塵用ファン10を左
側壁板6aに設けた構成である。これら掻込室7と、掻
込移送ローラ装置8と、送塵用ファン9と、吸塵用ファ
ン10等を主に図示して説明する。
【0018】前記コンバイン2の走行車台2の下側に
は、図1で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行ク
ローラ11aを張設した走行装置11を配設し、走行車
台2の上側には、脱穀機12を載置した構成である。走
行車台2の前側の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この
刈取機3の掻込移送ローラ装置8で掻込み移送され、移
送コンベア装置13で引継ぎ、後方上部へ移送して、脱
穀機12へ供給され、この脱穀機12内で脱穀される。
脱穀済みで選別済み穀粒は、この脱穀機12の横側へ配
設した穀粒貯留タンク14内へ供給されて、一時貯留さ
れる。
【0019】前記走行車台2の前部には、図1〜図6で
示す如く刈取機3を設け、この刈取機3は前端部より、
刈取りする立毛穀稈を分離する左右両側端部には、分草
体15を設け、この分草体15の上側には、刈取る立毛
穀稈を引起し、及び掻込みする略六角形状の各隅部に所
定間隔に複数個のリール杆4aを回動自在に設けたリー
ル装置4は、支持装置16で上下回動自在で、回転自在
に軸支して設けた構成である。
【0020】前記リール装置12の下側で、左右両側の
分草体15,15間には、図1〜図6で示す如く左右移
動自在な刈刃5aと、固定した受刃5b等よりなり、穀
稈を刈取る刈刃装置5を設けた構成である。前記刈刃装
置5の後側には、刈取り穀稈を掻込み、及び横方向へ移
送する掻込移送ローラ装置8を内装して、回転自在に軸
支する左・右側壁板6a,6bと、底板6cと、天井板
6dとにより、箱形状(イ)に形成した掻込室7を設
け、この掻込室7の前側は全面に亘って開口した構成で
ある。又、後側には、後板17を設け、この後板17に
は、後述する移送コンベア装置13へ連通する引継ぎ口
17aは、左右方向の中央部より、左側へ寄せて設けた
構成である。
【0021】前記掻込移送ローラ装置8は、図1、及び
図2で示す如く掻込移送筒18の外周部で、左右両側端
部から移送コンベア装置13の引継ぎ口17aの近傍部
までの間には、刈取り穀稈を掻込みすると共に、横移送
する各螺旋プレート18a,18aを固着して設けると
共に、引継ぎ口17a部には、円周方向で左右方向に所
定間隔を設けて、複数個の掻込杆18bをロータリカム
回転して、掻込部では、掻込移送筒18の外周部より、
大きく突出して穀稈を掻込み、その後は順次突出量が減
少すべく構成して設けている。
【0022】前記掻込室7を形成する左側壁板6aの外
側面には、図1、及び図2で示す如く掻込移送ローラ装
置8で刈取り穀稈を掻込室7内へ掻込みのとき、及び左
右両外側から引継ぎ口17a部へ移送のときに発生する
藁屑、及び塵埃等を掻込室7から吸引して、横方向へ向
けて機外へ排出する吸塵ケース10a内へ吸塵羽根10
bを回転自在に軸支した吸塵用ファン10を装着して設
けた構成である。この吸塵用ファン10により、掻込室
7内の藁屑、及び塵埃等は機外へ排出されて、掻込室7
から上方へ舞上がる藁屑、及び塵埃等が防止され、後述
する操縦席19へ搭乗して、運転操作する運転作業者
が、この藁屑、及び塵埃等を吸うことを防止した構成で
ある。
【0023】前記掻込室7で発生する藁屑、及び塵埃等
を、この掻込室7を形成する左側壁板6aに設けた吸塵
用ファン10で吸引して、横方向へ向けて機外へ排出す
ることにより、藁屑、及び塵埃等は上方へ舞上がること
がなくなり、運転作業者がこれら藁屑、及び塵埃等を吸
うことがなくなり、衛生的であり、又、クリーンな収穫
作業を行うことができる。
【0024】前記掻込室7を形成する右側壁板6bの外
側面、及び左側壁板6aの外側面には、図3で示す如く
掻込移送ローラ装置8で刈取り穀稈を掻込室7内へ掻込
みのとき、及び左右両外側から引継ぎ口17a部へ移送
のときに発生する藁屑、及び塵埃等を、左側壁板6a側
へ向けて、掻込室7内を移送する送塵ケース9a内へ送
塵羽根9bを回転自在に軸支した送塵用ファン9を右側
壁板6bへ装着して設けた構成である。又、掻込室7内
の藁屑、及び塵埃等を送塵用ファン9から引継ぎして、
横方向へ向けて機外へ排出する吸塵用ファン10を左側
壁板6aへ装着して設けた構成である。これら送塵用フ
ァン9と、吸塵用ファン10とにより、掻込室7内の藁
屑、及び塵埃等は横方向へ向けて機外へ排出されて、掻
込室7から上方へ舞上がる藁屑、及び塵埃等は防止さ
れ、後述する操縦席19へ搭乗して、運転操作する運転
作業者が、この藁屑、及び塵埃等を吸うことを防止した
構成である。
【0025】前記掻込室7で発生する藁屑、及び塵埃等
は、この掻込室7を形成する右・左側壁板6a,6bと
に設けた送塵用ファン9で移送され、吸塵用ファン10
で引継ぎ横方向へ向けて機外へ排出することにより、片
側に設けたものに比較して、より確実に機外へ藁屑、及
び塵埃等は機外へ排出され、この藁屑、及び塵埃等は上
方へ舞上がることがなくなり、運転作業者が、この藁
屑、及び塵埃等を吸うことがなくなり、より衛生的であ
り、又、よりクリーンな収穫作業を行うことができる。
【0026】前記掻込室7を形成する右側壁板6bに設
けた送塵用ファン9の送風力と、左側壁板6aに設けた
吸塵用ファン10の吸引風力とは、略同じ風力にして設
けた構成であり、送風力と、吸引風力とのバランスを取
った構成である。掻込室7で発生した藁屑、及び塵埃等
は送塵用ファン9で左側壁板6a側へ移送され、吸塵用
ファン10でこの藁屑、及び塵埃を引継ぎ、横方向へ向
けて機外へ排出されて、掻込室7から上方へ舞上がるこ
の藁屑、及び塵埃等は防止され、後述する操縦席19へ
搭乗して、運転操作する運転作業者が、この藁屑、及び
塵埃等を吸うことを防止した構成である。
【0027】前記掻込室7内の藁屑、及び塵埃等を移送
する送塵用ファン9の送風力と、吸引して機外へ排出す
る吸塵用ファン10の吸引風力とは、略同じ風力にした
ことにより、風力バランスが取れて、藁屑、及び塵埃等
の機外へ排出が良好なり、又、バランスが取れているこ
とにより、掻込室7からの藁屑、及び塵埃等の吹出しを
防止でき、更にこの藁屑、及び塵埃等が上方へ舞上がる
ことがなくなり、運転作業者が、この藁屑、及び塵埃等
を吸うことがなくなり、より衛生的であり、又、クリー
ンな収穫作業を行うことができる。
【0028】前記掻込室7は、図4、及び図5で示す如
くこの掻込室7を形成する左・右側壁板6a,6bの下
側には、底板7cを設け、又、左・右側壁板6a,6b
の後部の上側で掻込移送ローラ装置8の上部には、天井
板6dを設けて、箱形状(イ)に形成した構成であると
共に、後側には、引継ぎ口17aを設けた後板17を設
け、箱体の前部は開口した構成である。この掻込室7に
は、前側の開口部から刈取り穀稈を掻込み、引継ぎ口1
7a部へ向けて、左右両外側部から横方向へ移送する掻
込移送ローラ装置8を回転自在に軸支して設けた構成で
ある。
【0029】前記掻込室7を形成する左・右側壁板6
a,6bの上側には、天井板6dを設けたことにより、
掻込室7で発生する藁屑、及び塵埃等は、この掻込室7
を形成する右・左側壁板6b,6aに設けた送塵用ファ
ン9と、吸塵用ファン10とにより、確実に移送、及び
吸引されて、横方向へ向けて機外へ排出されることによ
り、この藁屑、及び塵埃等は上方へ舞上がることがな
く、後述する操縦席19へ搭乗した運転作業者が、この
藁屑、及び塵埃等を吸うことがなくなり、より衛生的で
あり、又、よりクリーンな収穫作業を行うことができ
る。更に天井板19により、掻込室7が箱形状(イ)に
形成したことにより、この藁屑、及び塵埃等の移送効
率、及び吸引効率が大巾に向上した。
【0030】前記掻込室7の掻込移送ローラ装置8の後
側には、図2、及び図6で示す如く移送コンベア装置1
3を前方下部から後方上部へ向けて、傾斜させて設けた
構成である。この移送コンベア装置13は箱形状の上・
下移送ケース20a,20bで形成すると共に、この上
・下移送ケース20a,20b内の左右両側には、移送
チェン20cを張設し、更にこれら移送チェン20c,
20c間には、所定間隔にL字形状の移送板20dを設
け、掻込室7の後板17の引継ぎ口17a部へ移送され
る穀稈は、移送コンベア装置13の各移送板20dで引
継ぎ、後方上部へ移送して脱穀機12内へ供給され、こ
の脱穀機12内で脱穀する構成である。
【0031】前記脱穀機12の前部には、図1で示す如
くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作
を行う操作装置21と、これらの操作を行う作業者が搭
乗する操縦席19とは、操作室ケース22aで形成した
操作室22b内に設けた構成である。この操作室ケース
22aには、開閉式の窓22cを設け、操作室22b内
へ風を入れる構成である。
【0032】前記操作室ケース22aの下側には、エン
ジン23を載置した構成であり、これら走行装置11
と、刈取機3と、脱穀機12と、エンジン23等によ
り、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。前
記脱穀機12は、図6で示す如く移送コンベア装置13
で後方上部へ移送され、脱穀機12内へ供給される穀稈
を脱穀、及び選別等を行う構成である。選別済み穀粒
は、脱穀機12の右横側に設けた揚穀装置24へ内装し
た移送ベルト24aへ所定間隔に付着したバケット24
bで揚送されて、穀粒貯留タンク14内へ供給され、一
時貯留する構成である。
【0033】前記穀粒貯留タンク14内に貯留した穀粒
を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク14の後側には、
縦移送螺旋29aを内装した排出支持筒29を略垂直姿
勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒29の上
端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外
へ穀粒を排出する排出螺旋30aを伸縮自在に内装した
排出オーガ30を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋
回自在に前後方向に配設した構成である。
【0034】前記掻込室7を形成する左・右側壁板6
a,6bの後方部に設けた天井板6dには、図7、及び
図8で示す如く吸塵ケース10a内へ吸塵羽根10bを
回転自在に軸支した吸塵用ファン10を複数個装着して
設け、掻込室7内で発生した藁屑、及び塵埃等を吸塵用
ファン10で吸引して、吸塵ケース10aに設けた排出
筒25を介して、左横側へ向けて機外へ排出する構成で
ある。
【0035】これにより、前記掻込室7内へ穀稈を掻込
みするとき、及び掻込みした穀稈を引継ぎ口17a部へ
左右両外側から移送するときに発生する藁屑、及び塵埃
等は吸塵ファン10で吸引されて、排出筒25を介し
て、左横側へ向けて機外へ排出されることにより、この
藁屑、及び塵埃等は上方へ舞上がることが防止され、運
転作業者が、この藁屑、及び塵埃等を吸うことがなくな
り、衛生的であり、又、クリーンな収穫作業ができる。
更に穀稈の移送効率等も向上させることができる。
【0036】前記操作装置21には、図6で示す如く刈
取機3を始動、及び停止操作する刈取クラッチレバー2
1aを設け、この刈取クラッチレバー21aを刈取機3
を始動する側へ操作すると、掻込室7を形成する左・右
側壁板6a,6bとに設けた吸塵用ファン10と、送塵
用ファン9とは、各ファン用モータ(図示せず)を介し
て、回転駆動制御し、藁屑、及び塵埃を機外へ排出する
構成である。
【0037】これにより、前記刈取クラッチレバー21
aを入操作時のみ、送塵用ファン9と、吸塵用ファン1
0との両者が作動することにより、これら送塵用ファン
9と、吸塵用ファン10との耐久性の向上を図ることが
できる。前記コンバイン1が後進走行のときには、図9
で示す如く送塵用ファン9と、吸塵用ファン10との両
者は、各ファン用モータ(図示せず)により、逆回転駆
動制御され、送塵ケース9aの外側部へ張設したファン
用網26に藁屑等が付着して目詰りした、この藁屑等を
吹き飛ばして除去し、目詰りを解消する構成である。
【0038】これにより、前記コンバイン1が後進走行
する毎に、送塵用ファン9が逆回転駆動されることによ
り、この送塵用ファン9の送塵ケース9aの外側部へ張
設したファン用網26が、藁屑等で目詰りした、この藁
屑を除去することにより、常に快適な送塵用風を送風す
ることができる。
【0039】前記刈取機3の左側の分草体15には、図
10で示す如く立毛穀稈を検出する左穀稈センサ27を
設け、この左穀稈センサ27は左右両外側へ突出するア
クチュエータ27aと、この各アクチュエータ27a,
27aが穀稈へ接触して回動することにより、ONする
ON−OFFするON−OFFスイッチ方式の検出スイ
ッチ27bとよりなる構成である。又、右側の分草体1
5には、図10で示す如く立毛穀稈を検出する右穀稈セ
ンサ28を設け、この右穀稈センサ28は右外側へ突出
するアクチュエータ28aと、このアクチュエータ28
aが穀稈へ接触して回動することにより、ONするON
−OFFするON−OFFスイッチ方式の検出スイッチ
28bとよりなる構成である。
【0040】前記左・右穀稈センサ27,28が穀稈を
検出し、この穀稈の検出に基づいて、刈取機3の送塵用
ファン9と、排塵用ファン10とは、各ファンモータ
(図示せず)を介して、回転駆動制御され、藁屑、及び
塵埃等を機外へ排出する構成である。
【0041】これにより、前記刈取機3で立毛穀稈を刈
取り作業中のみ、送塵用ファン9と、排塵用ファン10
との両者が作動することにより、これら送塵用ファン9
と、吸塵用ファン10との耐久性の向上を図ることがで
きる。又藁屑、及び塵埃等の排出効果の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 刈取機の前部の拡大平面図
【図2】 刈取機の前部の拡大側面図
【図3】 刈取機の前部の拡大平面図
【図4】 刈取機の前部の拡大側面図
【図5】 刈取機の前部の拡大平面図
【図6】 コンバインの全体側面図
【図7】 他の実施例を示す図で、刈取機の前部の拡
大平面図
【図8】 他の実施例を示す図で、刈取機の前部の拡
大側面図
【図9】 他の実施例を示す図で、刈取機の前部の拡
大平面図
【図10】 他の実施例を示す図で、刈取機の前部の拡
大平面図
【符号の説明】
2 走行車台 3 刈取機 4 リール装置 5 刈刃装置 6a 左側壁板 6b 右側壁板 6c 底板 6d 天井板 7 掻込室 8 掻込移送ローラ装置 9 送塵用ファン 10 吸塵用ファン 12 脱穀機 13 移送コンベア装置 イ 箱形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA05 AB01 AC02 AD05 AF02 BA07 CA01 DA01 DA02 DC05 DE03 GJ07 2B081 AA03 BB25 CC31 FB20 2B084 AA03 BD15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車台2の前部に穀稈を引起し及び掻
    込むリール装置4と、穀稈を刈取る刈刃装置5と、刈取
    り穀稈を掻込する掻込移送ローラ装置8を内装する左・
    右側壁板6a,6b及び底板6cで形成する掻込室7
    と、掻込移送ローラ装置8から穀稈を引継ぎ後方上部へ
    移送して脱穀機12へ供給する移送コンベア装置13等
    よりなる刈取機3を設けたコンバインにおいて、該移送
    コンベア装置13へ近接する側で、掻込室7を形成する
    左側壁板6aには、該掻込室7内の藁屑及び塵埃等を吸
    引して機外へ排出する吸塵用ファン10を設けたことを
    特徴とするコンバインの塵埃処理装置。
  2. 【請求項2】 前記掻込室7を形成する右側壁板6bに
    は、掻込室7内の藁屑及び塵埃等を機外へ移送する送塵
    用ファン9を設けると共に、掻込室7を形成する左側壁
    板6aには、掻込室7内の藁屑及び塵埃等を機外へ排出
    する吸塵用ファン10を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のコンバインの塵埃処理装置。
  3. 【請求項3】 前記右側壁板6bに設けた送塵用ファン
    9の送風力と、左側壁板6aに設けた吸塵用ファン10
    の吸引風力とは、略同じ風力にして設けたことを特徴と
    する請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの塵埃
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記掻込室7の上側には、天井板6dを
    設けて、掻込室7を天井板7dと、左・右側壁板6a,
    6bと、底板6cとにより、箱形状(イ)に形成して設
    けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請
    求項3に記載のコンバインの塵埃処理装置。
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