JP2003087772A - 画像制御装置 - Google Patents

画像制御装置

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JP2003087772A
JP2003087772A JP2001273189A JP2001273189A JP2003087772A JP 2003087772 A JP2003087772 A JP 2003087772A JP 2001273189 A JP2001273189 A JP 2001273189A JP 2001273189 A JP2001273189 A JP 2001273189A JP 2003087772 A JP2003087772 A JP 2003087772A
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Takafumi Enami
隆文 枝並
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事象検出パラメータの自動設定機構を設け
て、効率のよい事象検出を行い、画像監視制御の品質及
び信頼性の向上を図る。 【解決手段】 符号化手段12は、監視カメラ11から
の画像を符号化する。縮小画像生成手段13は、画像の
簡易復号化を行って、縮小画像を生成する。特徴量抽出
手段14は、縮小画像から、画像事象を検出し特徴量を
抽出する。画面表示制御手段15は、縮小画像の静止画
の一覧を画面上に表示し、検出対象の事象である検出事
象を設定可能とする画面表示制御を行う。検出辞書作成
手段16は、検出事象の特徴量から分散値を測定して、
分散値の小さい特徴量である検出パラメータを含む検出
辞書を作成する。事象検出制御手段17は、検出辞書と
特徴量との距離を算出して、検出範囲を決定する。画像
記録手段18は、距離と画像記録用のしきい値とを比較
し、比較結果にもとづいて、監視画像を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像制御装置に関
し、特に画像監視の制御を行う画像制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像監視技術の急速な進歩によ
り、MPEGなどの圧縮画像を用いて画像監視を行っ
て、その監視画像を保存したり、ネットワークで画像配
信を行ったりといった技術が実用化されている。また、
記録媒体の大容量化に伴って、比較的長時間の録画デー
タを、リアルタイムに保存することも行われている。
【0003】ところが、数日〜数十日にわたる長時間の
連続監視を行って、画像を録画したとしても、この場
合、記録画像の中から必要とする画像を検索するには膨
大な時間を要することになる。
【0004】このため、録画した画像中から必要な部分
を抽出する処理や、必要な部分のみを録画するなどとい
った、使い勝手のよい画像監視技術の開発に対するさら
なる期待が高まっている。
【0005】このような状況の中で、監視画像の事象の
検出(人物の検出など)を行う技術が開発されている。
例えば、特開平10−302171号公報では、MPE
Gエンコーダに入力される画像に対して、背景差分等の
一般的な画像変化の検出処理を付加して、有意な画像変
化(人物の侵入など)を検出し、検出結果により、MP
EGストリームの記録/非記録の制御を行っている。こ
れにより、長時間監視に対する、記録媒体容量の削減や
画像検索の効率化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来技術を含む一般の画像検出制御では、画像監視を行
うオペレータが、対象となる事象を表す数値(パラメー
タ)を、個々の検出したい事象に応じて、逐一個別に設
定していた。したがって、すべて人手による調整となる
ために利便性が悪く、また定量的な設定も難しく、さら
に監視地点を変えた場合には、最初に設定したパラメー
タが最適とはいえなくなるため、画像監視品質を保つこ
とは困難であった。
【0007】このように、従来の画像監視による事象検
出では、効率のよいパラメータ設定が行われていないた
め、事象検出の精度が落ち、信頼性の低下を引き起こす
といった問題があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、事象検出パラメータの自動設定機構を設け
て、効率のよい事象検出を行い、画像監視制御の品質及
び信頼性の向上を図った画像制御装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示すような、画像監視の制御を行
う画像制御装置10において、監視カメラ11からの画
像を符号化する符号化手段12と、符号化された画像の
簡易復号化を行って、縮小画像を生成する縮小画像生成
手段13と、縮小画像から、画像事象を検出し、特徴量
を抽出する特徴量抽出手段14と、縮小画像の静止画の
一覧を画面上に表示し、静止画をユーザが指定すること
で、検出対象の事象である検出事象を設定可能とする画
面表示制御を行う画面表示制御手段15と、検出事象の
特徴量から分散値を測定して、分散値の小さい特徴量で
ある検出パラメータを含む検出辞書を作成する検出辞書
作成手段16と、検出辞書と特徴量との距離を算出し
て、検出範囲を決定する事象検出制御手段17と、距離
と画像記録用のしきい値とを比較し、比較結果にもとづ
いて、監視画像を記録する画像記録手段18と、を有す
ることを特徴とする画像制御装置10が提供される。
【0010】ここで、符号化手段12は、監視カメラ1
1からの画像を符号化する。縮小画像生成手段13は、
符号化された画像の簡易復号化を行って、縮小画像を生
成する。特徴量抽出手段14は、縮小画像から、画像事
象を検出し、特徴量を抽出する。画面表示制御手段15
は、縮小画像の静止画の一覧を画面上に表示し、静止画
をユーザが指定することで、検出対象の事象である検出
事象を設定可能とする画面表示制御を行う。検出辞書作
成手段16は、検出事象の特徴量から分散値を測定し
て、分散値の小さい特徴量である検出パラメータを含む
検出辞書を作成する。事象検出制御手段17は、検出辞
書と特徴量との距離を算出して、検出範囲を決定する。
画像記録手段18は、距離と画像記録用のしきい値とを
比較し、比較結果にもとづいて、監視画像を記録する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の画像制御装置の原
理図である。画像制御装置10は、監視カメラ11によ
って監視した画像の画像監視制御を行う。
【0012】符号化手段12は、監視カメラ11からの
画像をMPEG、H.261等で符号化する。縮小画像
生成手段13は、符号化された画像に対し、完全な復号
化はせずに、簡易的な復号化を行って、縮小画像を生成
する。
【0013】特徴量抽出手段14は、縮小画像から、画
像事象を検出し、特徴量を抽出する。画面表示制御手段
15は、縮小画像の静止画の一覧を画面上に表示し、静
止画をユーザが指定することで、検出対象の事象である
検出事象を設定可能とする画面表示制御を行う。また、
画面上には、監視対象の簡略化された地図と、その地図
上に配置された監視カメラ11の位置及び監視場所等も
表示される。
【0014】検出辞書作成手段16は、検出事象の特徴
量から分散値を測定して、分散値の小さい特徴量である
検出パラメータを含む検出辞書を作成する。したがっ
て、検出辞書作成手段16は、ユーザが検出事象を指定
する度に、その検出事象の特徴量からあらたな検出辞書
が更新作成(学習)されていく。事象検出制御手段17
は、特徴量と検出辞書との距離を算出して、検出範囲を
決定する。
【0015】画像記録手段18は、事象検出制御手段1
7で算出された、各特徴量と検出辞書との距離と、画像
記録用のしきい値とを比較し、比較結果にもとづいて、
監視画像を記録する。
【0016】次に画像制御装置10の事象検出に関して
の処理の流れについて詳しく説明する。図2は画面表示
例を示す図である。監視カメラ11を通じて、特徴量抽
出手段14が何らかの事象(動く物体)を検出した場合
には、画面表示制御手段15は、そのときの静止画を監
視モニタの画面M1aに表示する。
【0017】図では、静止画(a)〜(f)を表示して
おり、人と犬が検出されていることがわかる(この段階
では、事象が人であろうと犬であろうと、ある監視期間
内に動く物体が存在すれば、検出したその時の静止画を
表示する)。なお、各静止画内の事象は、ユーザにわか
りやすいように枠で囲んで表示する(図では点線枠とし
た)。また、特徴量抽出手段14は、これらの事象の特
徴量を抽出し保持する。
【0018】図3は特徴量の具体例を示す図である。特
徴量抽出手段14は、監視画面内に事象が存在する場
合、存在箇所の領域に対して、図に示すような特徴量を
抽出する。
【0019】次にユーザが検出事象として人を検出する
ことが目的である場合には、ユーザは、人が映されてい
る静止画をポインティングデバイス等で指定する。ここ
では、静止画(b)、(d)、(e)に人が映されてい
るため、これらの静止画を指定することになる。する
と、図4に示すように表示の順番が入れ替わる。
【0020】図4はユーザ指定後の静止画一覧を示す図
である。ユーザが静止画(b)、(d)、(e)の順に
指定すると、画面表示制御手段15は、画面M1aから
画面M1bのような表示に変更する。すなわち、ユーザ
が最初に指定した静止画を画面左から最上に配置し、次
に指定した静止画を2番目に配置するというような表示
を行って、静止画の並び替えを行う。
【0021】このような静止画の並び替えが行われた後
に、検出辞書の作成が行われる。図5は検出辞書の作成
概念を示す図である。検出辞書を作成する場合には、あ
らかじめ、静止画の並び替えが行われた際の画面上位数
個の画像により、検出パラメータの更新を行うものと設
定しておく。ここでは、画面左から上位の1番目と2番
目の静止画に対して検出辞書を作成するものとして以下
説明する。
【0022】静止画(b)内の事象の特徴量をFb、静
止画(d)内の人を示している事象の特徴量をFdとす
る。また、特徴量Fbはパラメータy1、y2、y3、
…を有し、特徴量FdはパラメータY1、Y2、Y3、
…を有しているものとする(ここでは、y1とY1は、
平均輝度のパラメータ、y2とY2は、サイズのパラメ
ータ、y3とY3は、色のパラメータとする)。
【0023】まず、検出辞書作成手段16は、特徴量F
bのパラメータy1、y2、…と、y1、y2、…に対
応する特徴量FdのパラメータY1、Y2、…とから分
散値を計算する。例えば、平均輝度を表すパラメータy
1とY1の分散値は10、サイズを表すパラメータy2
とY2の分散値は63、色を表すパラメータy3とY3
の分散値は7というように、特徴量Fb、Fdの対応す
る各パラメータの分散値を求める。
【0024】そして、分散値の小さい(特徴量Fb、F
dの関連性が強い)パラメータを集めて(図では特徴量
Fb側のパラメータを集めた)、これを検出パラメータ
{x1、x2、…、xk}と設定する。
【0025】また、各検出パラメータには重み付け係数
Wkを対応させる。この重み付け係数Wkは、検出パラ
メータの重要度を示し、例えば、分散値の逆数を重み付
け係数として用いることができる(分散値が小さけれ
ば、重み付け係数としては値が大きく設定される)。
【0026】したがって、このように作成した検出辞書
は、結果として、人の特徴を表す検出パラメータで構成
されることになり、検出事象が人の場合には、この検出
辞書を利用することになる。
【0027】図6は特徴空間を示す図である。特徴空間
内に静止画(b)、(d)、(e)の人の事象の特徴量
Fb、Fd、Feと、静止画(a)、(c)、(f)の
犬の事象の特徴量Fa、Fc、Ffと、人を検出するた
めの検出辞書Dm(0)とが示されている。
【0028】ここで、事象検出制御手段17は、検出辞
書Dm(0)に対して、事象通知(ここでは、人が検出され
たことを知らせる通知)を行うための検出しきい値THmd
と、特徴量の保存を行うための検出しきい値THmsとを設
定する。すなわち、検出辞書Dm(0)を中心に、半径THms
内にある特徴量は、人の可能性が大きいとしてこの範囲
内にある特徴量は保存し、かつ検出辞書Dm(0)を中心
に、半径THmd内にある特徴量は、人と決定できるものと
みなして、この範囲内の特徴量を含む画像をユーザに通
知(表示)する。
【0029】THmd、THmsの算出式は、検出事象と検出辞
書との距離の最大値をEmax、定数をCthd、Cthsとする
と、以下の式で求める。ただし、1<Cthd<Cthsであ
る。
【0030】
【数1】 THmd=Cthd・Emax (1a) THms=Cths・Emax (1b) また、Emaxは式(2)であり、各特徴量と検出辞書との
距離は式(3)で求める。
【0031】
【数2】
【0032】
【数3】 ここで、式(2)に対し、E(α,β)とは、特徴量Fαと
特徴量Fβとの距離を意味するので、E(0,i)とは、検
出辞書Dm(0)と特徴量Fi(i=b,d,e)との距離
を表す。
【0033】また、式(3)に対し、D(k)は検出辞書Dm
(0)のk番目の検出パラメータを意味し、F(i,k)はFi
(i=b,d,e)のk番目のパラメータを意味する。
したがって、式(3)は、検出辞書が含む検出パラメー
タと、特徴量が含むパラメータとから求めたユークリッ
ド距離に重み係数を乗じた総和を、検出辞書と特徴量と
の距離としていることを表している。
【0034】図7は検出範囲が示された特徴空間を示す
図である。検出辞書Dm(0)と特徴量Fb、Fd、Feと
の距離を式(3)で求めて、最大の距離を持つ特徴量を
Feとしている。したがって、検出辞書Dm(0)と、この
特徴量Feとの距離をEmaxとして、THmd、THmsを式(1
a)、(1b)より求めて、図のように検出範囲を設定
している。特徴量の保存範囲には、特徴量Fb、Fd、
Fe及び特徴量Fcが含まれ、事象通知範囲には、特徴
量Fb、Fd、Feが含まれることになる。
【0035】次に誤検出防止処理について説明する。上
記のような処理により、人(b)(静止画(b)内の人
を人(b)と表記する。以下同様)、人(d)、人
(e)に対する検出は、確実に実行されるようになる
が、さらに検出を続けると、誤検出が発生する可能性が
ある。
【0036】図8は画面表示を示す図であり、図9は特
徴空間を示す図である。図8の画面M1cのように静止
画(g)があらたに発生しているが、検出されたのは犬
であり、人の検出としては好ましくない。これを図9で
見ると、THmdの範囲内にFgが出現している。誤検出防
止処理としては2通りの方法がある。
【0037】1つ目の誤検出防止処理としては、不適切
な検出事象の特徴量Fgと検出辞書Dm(0)に対し、E(0,
b)、E(0,d)、E(0,e)が、E(0,g)に対してどれも小さい場
合、あらたな検出しきい値THmd1を、以下の式で求め
る。
【0038】
【数4】 THmd1=(Emax+E(0,g))/2 (4) 図10はあらたな検出しきい値が設定された特徴空間を
示す図である。図に示すように、式(4)で算出した、
あらたな検出しきい値THmd1により、E(0,g)を事象通知
範囲外に置くことができるので、誤検出を防止すること
が可能になる。
【0039】次に2つ目の誤検出防止処理について説明
する。図11は画面表示を示す図であり、図12は特徴
空間を示す図である。図11の画面M1dのように犬の
検出事象を含む静止画(g)が画面の上位から3番目に
表示されている。これを図12の特徴空間で見ると、検
出辞書Dm(0)に対し、特徴量Fgは、特徴量Feよりも
近い位置に出現していることがわかる。
【0040】上述した1つ目の誤検出防止処理の場合で
は、E(0,b)、E(0,d)、E(0,e)が、E(0,g)に対してどれも
小さいことが条件であったが、図12のような場合に
は、この条件が満たされないので、検出辞書作成手段1
6は、非検出辞書を作成して誤検出防止を行う。
【0041】図13は非検出辞書が示された特徴空間を
示す図である。非検出辞書の作成としては、まず、ユー
ザが静止画(g)を指定する。すると、検出辞書作成手
段16は、非検出対象を数個まとめて非検出対象のため
の非検出辞書Dm(0)aを作成する。
【0042】非検出辞書Dm(0)aの作成のために使用する
のは、Fa、Fc、Ff、Fgの事象特徴量である(作
成手順は図5と同様)。これらの特徴量から非検出辞書
Dm(0)aが設定されると、事象検出制御手段17は、検出
辞書Dm(0)と特徴量Fgとの距離E(0,g)と、非検出辞書D
m(0)aと特徴量Fgとの距離E(0a,g)との距離を比較す
る。そして、E(0,g)<E(0a,g)ならば事象gは人として
検出対象とし、E(0,g)>E(0a,g)ならば事象gは検出対
象外とする。
【0043】次に検出範囲のユーザ設定について説明す
る。検出事象や非検出事象が何らかの形で画面上に出現
する場合には、上記の説明のように事象発生時の静止画
などを指定することで、検出辞書または非検出辞書を作
成・更新していくことができるが、検出事象が発生して
いることは既知であっても検出画面に表示されない可能
性もある。このため、本発明ではユーザが検出しきい値
を任意に変更できるような機能を設ける。
【0044】図14は検出しきい値のユーザ設定可能な
画面表示例を示す図である。画面M1eには、静止画一
覧(静止画(b)、(d)のみ示した)に加えて、検出
辞書Dm(0)と特徴量Fb、Fdとの距離E(0,b)、E(0,d)
の時間的変化を模式的に示すグラフG1、G2と、検出
しきい値THmd、THmsを可変に設定可能なスライダS1、
S2が表示されている。また、グラフ上の実直線は事象
通知範囲を示すTHmdであり、点線は特徴量保存を行うTH
msである。
【0045】このような画面に対して、ユーザは、スラ
イダS1、S2をポインティングデバイス等で動かし
て、検出しきい値を変更すると、表示される静止画の内
容も変化する。このように、検出しきい値を任意に設定
可能な画面表示制御を行うことにより、画面内の検出事
象の静止画表示の内容及び表示順序の変更を柔軟に行う
ことが可能になる。
【0046】次に画像記録手段18について説明する。
画像記録手段18では、基本的には検出しきい値THms内
の特徴量を持つ事象を含んでいる画像は、すべて記録す
るが、画像記録用のしきい値を別に設けて、各特徴量と
検出辞書との距離と、画像記録用のしきい値とを比較
し、比較結果にもとづいて、監視画像を記録してもよ
い。
【0047】すなわち、E(0,i)と画像記録用のしきい値
とを比較して、しきい値を超えるE(0,i)を抽出し、この
E(0,i)となる特徴量Fiを持つ事象を含む画像を記録す
るための記録タイミングを生成して、これらの画像を記
録する。これにより、監視画像の中の必要な画像のみを
記録できるので、記録媒体の容量を削減し、効率のよい
録画処理を行うことが可能になる。
【0048】次に縮小画像生成手段13について説明す
る。縮小画像生成手段13では、符号化手段12により
DCT(離散コサイン変換)+動き補償のハイブリッド
符号化された符号化ストリームを受信して、フレーム間
引き、VLD(可変長復号化)、IQ(逆量子化)、I
DCT(逆離散コサイン変換)の復号化を行って、縮小
画像を生成する。
【0049】なお、フレーム間引きでは、MPEGスト
リームを例にとれば、ストリーム中のビットパターンか
ら各ピクチャヘッダを認識し、フレーム間引き後の画像
として、IピクチャとPピクチャを抽出する。
【0050】また、縮小画像生成手段13では、少ない
演算量で縮小画像を得るために、高解像度で復号化する
のではなく、低解像度(1/2縮小、1/4縮小、1/
8縮小)の復号化を行う。また、フレームレートに対し
ても、30フレーム/秒をそのまま処理するのではな
く、10フレーム/秒、5フレーム/秒などの低フレー
ムレートで画像処理を行う。
【0051】本発明では、低解像度化を行う場合には、
DCTで符号化されたストリーム(Iピクチャ)をID
CTする際に、縮小IDCTを施す。図15は縮小ID
CTの概念を示す図である。通常、8×8のDCTに対
しては8×8のIDCTが行われるが、本発明では、4
×4の1/2IDCT、2×2の1/4IDCT、直流
成分のみの1/8IDCTを行う。また、これらの縮小
率は、検出対象の事象のサイズに応じて自動的に選択す
る。このような制御により、事象検出に必要な縮小画像
を効率よく生成することが可能になる。
【0052】なお、以下に式(5)に通常の8×8のI
DCT演算式、式(6)に4×4のIDCT演算式、式
(7)に2×2のIDCT演算式を示す。8×8のID
CT演算では、積和演算が24回で、この処理を16回
行うが、4×4のIDCTでは、積和演算14回を8
(=4+4)回行うことで、1/2縮小画像を生成し、
2×2のIDCTでは、積和演算5回を4回(=2+
2)行うことで、1/4縮小画像を生成する。
【0053】
【数5】
【0054】
【数6】
【0055】
【数7】 このように、MPEG符号の簡易的な復号化に対し、I
ピクチャについては、全DCT係数からサブサンプル画
像のDCT係数を取り出し、縮小画像のためのDCT係
数を生成し、効率的に縮小画像を生成する。
【0056】一方、Pピクチャに含まれるDCT画像に
よるイントラ画像及び動き補償再生画像については、I
ピクチャ同様の簡易復号化を行うと同時に,動き補償演
算から得られる動きベクトルの値にしたがった画像補正
作業の簡易処理を行う。
【0057】次に特徴量抽出手段14について説明す
る。図16は特徴量抽出手段14の構成を示す図であ
る。特徴量抽出手段14は、ピクチャモード切り替え指
示部14a、フレーム間差分計算部14b、領域切り出
し部14c、特徴量計算部14dから構成される。
【0058】ピクチャモード切り替え指示部14aは、
PピクチャからIピクチャへの切り替えが行われた際の
ピクチャ変更を通知する。ここで、Iピクチャは、すべ
ての画像ブロックをDCT変換された係数に圧縮して生
成されるが、Pピクチャは、動き補償を伴ったハイブリ
ッド符号化により圧縮されるために、一般のMPEGな
どの動画でI、P、P、P、…Pピクチャの様な順に送
出された画像ストリームを、上述のような簡易復号化を
行った場合には、Pピクチャの生成演算の中に誤差が含
まれることになる。
【0059】この誤差のために、I、P、P、P、…、
P、I、P、P、P、…の順で送られる画像の簡易復号
化画像を観察するとPピクチャの簡易再生で生じる復号
誤差が累積し、引き続くPピクチャの後半部分ではボケ
を生じることになる。また、定期的に原画に相当するI
ピクチャが再生されることになる。このため、次第に不
明瞭になった画像がIピクチャ毎に鮮明に変化するとい
う現象が観測されることになる。
【0060】圧縮動画ストリームを簡易復号化した画像
で,画像事象の検出を行う場合にはこの様な画像の変化
はフレーム間差分として本来は変化の無い部分に変化を
生じることになり、誤検出の要因となることになる。
【0061】したがって、特徴量抽出手段14では、前
もって上記のI、P、P、…、I、P、P、P、…の様
に画像が送られていることは、ビットストリーム内のピ
クチャヘッダにより容易に識別が可能であるため、この
情報を使用し、明らかにフレーム間に簡易復号化による
誤差が誤検知として発生することが予測できるフレーム
(PピクチャからIピクチャに変換する部分)におい
て、そこでの画像事象検出のための特徴抽出および検出
・判定動作を中断し、前後のフレームでの情報から類推
されるパラメータをそのフレームの特徴量として設定す
る事で不要な事象検出を削減することができる。
【0062】フレーム間差分計算部14bは、受信した
縮小画像の現フレーム(fn)、前フレーム(fn−
1)との差分を計算する。領域切り出し部14cは、フ
レーム間差分画像内に存在する動画像領域を抽出する。
動画領域の抽出方法としては、フレーム間差分画像に対
して、水平ヒストグラム計算を行って水平部分を切り出
し、その後、垂直ヒストグラム計算を行って垂直部分を
切り出すことで、動画像領域を抽出する。
【0063】そして、特徴量計算部14dは、図3で上
述したような各特徴量を計算する。また、符号化手段1
2からの動きベクトルにもとづいて、領域の動き情報と
して、各種のベクトル情報を求める。図17はベクトル
情報を示す図である。直前のフレームに存在する対象領
域の中心位置と現領域の中心位置の差を表すのが移動速
度ベクトル(vx,vy)である。継続する移動領域について
その移動量の平均値を計算したものが平均移動速度ベク
トル(vsx,vsy)となる。
【0064】また、移動領域が画面上をどのように移動
しているかの概略を示すのが移動直線ベクトル(lx,ly)
である。これは、移動領域の移動検出時間帯全体にわた
る移動領域中心位置の軌跡を直線近似し、その直線に対
して原点(0,0)からその直線に下ろした直線の交点と原
点とを結ぶベクトルとして表される。領域が上下に移動
する場合には(c,0)(cは定数)となり、左右平行に移動し
た場合には(0,c)(cは定数)と言うように変化する。
【0065】また、特徴量計算部14dでは、動領域が
発生して現フレームまでのカウント値Tcを測定して事
象が出現している持続時間を求める。図18は事象の特
徴量である持続時間を説明する図である。
【0066】画像事象が発生した場合に、初期値Tc=
1として連続する領域がフレーム毎に継続して出現して
いる間は、その更新された領域について検出フレーム毎
にTc=Tc+1とカウントアップする。これにより、
現フレームに含まれる抽出領域の持続時間をカウントす
る。
【0067】次に画像制御装置10でネットワーク配信
を行う場合のシステム構成について説明する。図19、
図20は画像監視システムの構成を示す図である。画像
制御装置10をネットワーク配信システムに適用した場
合の構成を示している。
【0068】図19の画像監視システム1aに対し、監
視カメラ11、符号化手段12、縮小画像生成手段1
3、特徴量抽出手段14、ビット挿入手段21は、監視
現場側へ配置され、分離手段22、画面表示制御手段1
5、検出辞書作成手段16、事象検出制御手段17、画
像記録手段18は監視局側へ配置される。
【0069】ビット挿入手段21は、縮小画像生成手段
13から送られた画像信号に、特徴量抽出手段14で抽
出された特徴量を挿入して、ネットワーク30を介して
送信し、分離手段22は、受信した信号を画像信号と特
徴量とに分離して、画像信号を画面表示制御手段15
へ、特徴量を検出辞書作成手段16へ送信する。
【0070】ここで、特徴量の挿入・抽出について説明
する。通常のMPEG1やMPEG2のビットストリー
ム中に存在するユーザデータマーカー(GOP(約0.
5秒)単位に挿入することができ、ビットコードは、0
x000001B2)を挿入し、それに引き続き独自の
コードとして簡易復号画像から得られた特徴量を書き込
むことになる。
【0071】この場合、書き込まれるビット列に対して
は、連続する23ビットの0列が存在しないようにする
必要があるが、例えば、特徴量ベクトルのそれぞれのビ
ット列を15ビットに制限し、16ビット毎に1を挿入
するなどの方法で実現することができる。
【0072】また、分離手段22で、MPEG符号列か
ら特徴量部分を取り出す操作としては、ユーザデータマ
ーカーである0x000001B2を探索する。そし
て、それ以後のデータに対して16ビット毎にデータを
分割し、所定の個数の特徴量を取り出し、有効な下位1
5ビットのデータを取り出すことで実現する。
【0073】図20の画像監視システム1bに対し、監
視カメラ11、符号化手段12は監視現場側へ配置され
る。また、ネットワーク30を介した監視局側には、縮
小画像生成手段13、特徴量抽出手段14、画面表示制
御手段15、検出辞書作成手段16、事象検出制御手段
17、画像記録手段18が配置される。図20のような
構成にすることにより、監視現場側の装置負荷を軽減す
ることが可能になる。
【0074】図21は複数監視カメラからの情報を一括
表示するための画像監視システムの構成を示す図であ
る。画像監視システム1cは、図19で上述した構成
を、複数監視を行うシステムに適用した場合である。
【0075】監視現場側の送信部100−1〜100−
nはそれぞれ、監視カメラ11、符号化手段12、縮小
画像生成手段13、特徴量抽出手段14、ビット挿入手
段21を含む。また、分離手段22、画面表示制御手段
15、検出辞書作成手段16、事象検出制御手段17、
画像記録手段18−1〜18−nは、監視局側へ配置さ
れる。
【0076】ここで、分離手段22は、送信部100−
1〜100−nから送信された信号をそれぞれ、画像信
号と特徴量に分離する。また、画像記録手段18−1〜
18−nはそれぞれ、送信部100−1〜100−nか
らの送信された記録すべき画像を記録・保存する。な
お、このような複数監視を行なう画像監視システム1c
の画面表示制御手段15は、監視箇所を1箇所選択する
(送信部100−1〜100−nのいずれか1つを選択
する)選択ボタンを表示する。
【0077】以上説明したように、本発明の画像制御装
置10によれば、画像事象の発生時のみの録画を行うこ
とが可能であり、長時間の監視などを行う場合には記録
媒体を大幅に削減することができる。
【0078】また、過去に発生した画像事象に対する画
像抽出特徴量を保存しておき、画面上での調節を行っ
て、リアルタイムにパラメータの設定を変えて、検出状
況を表示できる環境を提供することができるので、簡単
な操作で効果的な画像記録・保存機能をユーザに提供で
き、画像監視制御の品質及び信頼性の向上を図ることが
可能になる。
【0079】(付記1) 画像監視の制御を行う画像制
御装置において、監視カメラからの画像を符号化する符
号化手段と、符号化された画像の簡易復号化を行って、
縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、前記縮小画像
から、画像事象を検出し、特徴量を抽出する特徴量抽出
手段と、前記縮小画像の静止画の一覧を画面上に表示
し、前記静止画をユーザが指定することで、検出対象の
事象である検出事象を設定可能とする画面表示制御を行
う画面表示制御手段と、前記検出事象の特徴量から分散
値を測定して、前記分散値の小さい特徴量である検出パ
ラメータを含む検出辞書を作成する検出辞書作成手段
と、前記検出辞書と特徴量との距離を算出して、検出範
囲を決定する事象検出制御手段と、前記距離と画像記録
用のしきい値とを比較し、比較結果にもとづいて、監視
画像を記録する画像記録手段と、を有することを特徴と
する画像制御装置。
【0080】(付記2) 前記事象検出制御手段は、検
出対象である検出事象と前記検出辞書との距離の最大値
をEmax、定数をCthd、Cthsとして、1<Cthd<Cthsの場
合に、 THmd=Cthd・Emax THms=Cths・Emax となるTHmdを事象検出の通知を行う検出しきい値とし、
THmsを特徴量の保存を行う検出しきい値とすることを特
徴とする付記1記載の画像制御装置。
【0081】(付記3) 前記画面表示制御手段は、前
記検出辞書と検出事象との距離を示すグラフと、前記検
出しきい値であるTHmd及びTHmsを示すラインとを表示
し、ユーザ設定により前記検出しきい値を可変設定可能
とする画面表示を行うことを特徴とする付記2記載の画
像制御装置。
【0082】(付記4) 前記画面表示制御手段は、ユ
ーザが指定した前記静止画の並び替え表示を自動的に行
うことを特徴とする付記1記載の画像制御装置。 (付記5) 前記検出辞書作成手段は、前記検出パラメ
ータの重要度を示す重み付け係数を前記検出パラメータ
に対応させて、前記検出辞書を作成することを特徴とす
る付記1記載の画像制御装置。
【0083】(付記6) 前記事象検出制御手段は、前
記検出範囲内に非検出対象である非検出事象が現れ、か
つ検出事象と前記検出辞書との距離が、非検出事象と前
記検出辞書との距離である非検出距離に対してすべて小
さい場合、前記非検出距離をEa、あらたな検出しきい値
をTHmd1とした場合に、 THmd1=(Emax+Ea)/2 として誤検出防止を行うことを特徴とする付記1記載の
画像制御装置。
【0084】(付記7) 前記検出辞書作成手段は、前
記検出範囲内にあらたな新規事象が現れ、かつ検出事象
と前記検出辞書との距離が、前記新規事象と前記検出辞
書との距離に対して1つでも大きい距離がある場合に
は、前記新規事象による非検出辞書を作成し、前記事象
検出制御手段は、前記新規事象と前記検出辞書の距離を
Eb、前記新規事象と前記非検出辞書との距離をEcとした
場合に、Eb<Ecでは前記新規事象を検出対象とし、Eb>
Ecでは検出対象としないことを特徴とする付記1記載の
画像制御装置。
【0085】(付記8) 前記縮小画像生成手段は、検
出事象に応じた縮小率で低解像度の前記縮小画像を生成
することを特徴とする付記1記載の画像制御装置。 (付記9) 前記特徴量抽出手段は、PピクチャからI
ピクチャに変換する部分では、前後のフレームでの情報
から類推されるパラメータを特徴量として設定すること
を特徴とする付記1記載の画像制御装置。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像制御
装置は、符号化画像の簡易復号化を行って、縮小画像を
生成し、縮小画像による静止画の一覧を画面上に表示す
る。そして、ユーザから指定された検出事象の特徴量か
ら分散値を測定し、分散値の小さい特徴量である検出パ
ラメータを含む検出辞書パラメータを作成し、特徴量と
検出辞書との距離を算出して、検出範囲を決定する構成
とした。これにより、事象検出に必要なパラメータを自
動的に精度よく設定することができるので、画像監視制
御の品質及び信頼性の向上を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像制御装置の原理図である。
【図2】画面表示例を示す図である。
【図3】特徴量の具体例を示す図である。
【図4】ユーザ指定後の静止画一覧を示す図である。
【図5】検出辞書の作成概念を示す図である。
【図6】特徴空間を示す図である。
【図7】検出範囲が示された特徴空間を示す図である。
【図8】画面表示を示す図である。
【図9】特徴空間を示す図である。
【図10】あらたな検出しきい値が設定された特徴空間
を示す図である。
【図11】画面表示を示す図である。
【図12】特徴空間を示す図である。
【図13】非検出辞書が示された特徴空間を示す図であ
る。
【図14】検出しきい値のユーザ設定可能な画面表示例
を示す図である。
【図15】縮小IDCTの概念を示す図である。
【図16】特徴量抽出手段の構成を示す図である。
【図17】ベクトル情報を示す図である。
【図18】事象の特徴量である持続時間を説明する図で
ある。
【図19】画像制御装置のシステム構成を示す図であ
る。
【図20】画像制御装置のシステム構成を示す図であ
る。
【図21】複数監視カメラからの情報を一括表示するた
めの画像監視システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
10 画像制御装置 11 監視カメラ 12 符号化手段 13 縮小画像生成手段 14 特徴量抽出手段 15 画面表示制御手段 16 検出辞書作成手段 17 事象検出制御手段 18 画像記録手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/915 H04N 5/91 K 5/92 5/92 H Fターム(参考) 5B057 AA19 BA02 CA12 CA16 CG02 DC36 5C053 FA11 GB21 GB37 KA04 KA30 LA01 LA06 5C054 AA01 CC02 CH01 EA01 EA05 EA07 EB05 EG06 EH07 FC12 FC13 FC16 FE09 FE17 FE18 GB01 GB15 GD03 HA02 HA18 5L096 BA02 CA02 FA00 JA11 KA04 KA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像監視の制御を行う画像制御装置にお
    いて、 監視カメラからの画像を符号化する符号化手段と、 符号化された画像の簡易復号化を行って、縮小画像を生
    成する縮小画像生成手段と、 前記縮小画像から、画像事象を検出し、特徴量を抽出す
    る特徴量抽出手段と、 前記縮小画像の静止画の一覧を画面上に表示し、前記静
    止画をユーザが指定することで、検出対象の事象である
    検出事象を設定可能とする画面表示制御を行う画面表示
    制御手段と、 前記検出事象の特徴量から分散値を測定して、前記分散
    値の小さい特徴量である検出パラメータを含む検出辞書
    を作成する検出辞書作成手段と、 前記検出辞書と特徴量との距離を算出して、検出範囲を
    決定する事象検出制御手段と、 前記距離と画像記録用のしきい値とを比較し、比較結果
    にもとづいて、監視画像を記録する画像記録手段と、 を有することを特徴とする画像制御装置。
  2. 【請求項2】 前記事象検出制御手段は、検出対象であ
    る検出事象と前記検出辞書との距離の最大値をEmax、定
    数をCthd、Cthsとして、1<Cthd<Cthsの場合に、 THmd=Cthd・Emax THms=Cths・Emax となるTHmdを事象検出の通知を行う検出しきい値とし、
    THmsを特徴量の保存を行う検出しきい値とすることを特
    徴とする請求項1記載の画像制御装置。
  3. 【請求項3】 前記画面表示制御手段は、前記検出辞書
    と検出事象との距離を示すグラフと、前記検出しきい値
    であるTHmd及びTHmsを示すラインとを表示し、ユーザ設
    定により前記検出しきい値を可変設定可能とする画面表
    示を行うことを特徴とする請求項2記載の画像制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記事象検出制御手段は、前記検出範囲
    内に非検出対象である非検出事象が現れ、かつ検出事象
    と前記検出辞書との距離が、非検出事象と前記検出辞書
    との距離である非検出距離に対してすべて小さい場合、
    前記非検出距離をEa、あらたな検出しきい値をTHmd1と
    した場合に、 THmd1=(Emax+Ea)/2 として誤検出防止を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像制御装置。
  5. 【請求項5】 前記検出辞書作成手段は、前記検出範囲
    内にあらたな新規事象が現れ、かつ検出事象と前記検出
    辞書との距離が、前記新規事象と前記検出辞書との距離
    に対して1つでも大きい距離がある場合には、前記新規
    事象による非検出辞書を作成し、前記事象検出制御手段
    は、前記新規事象と前記検出辞書の距離をEb、前記新規
    事象と前記非検出辞書との距離をEcとした場合に、Eb<
    Ecでは前記新規事象を検出対象とし、Eb>Ecでは検出対
    象としないことを特徴とする請求項1記載の画像制御装
    置。
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