JP2003087381A - 携帯電話用イヤホン装置及び携帯電話機 - Google Patents

携帯電話用イヤホン装置及び携帯電話機

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JP2003087381A
JP2003087381A JP2001270402A JP2001270402A JP2003087381A JP 2003087381 A JP2003087381 A JP 2003087381A JP 2001270402 A JP2001270402 A JP 2001270402A JP 2001270402 A JP2001270402 A JP 2001270402A JP 2003087381 A JP2003087381 A JP 2003087381A
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mobile phone
earphone device
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diaphragm
sound
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JP2001270402A
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Inventor
Hiroshi Takeshi
太司 武子
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機に搭載する液晶表示器として大型
の液晶表示器を搭載可能とする。 【解決手段】 携帯電話機10に搭載する表示器11の
背部に設けた膜状振動板で発生させた音波を、表示器1
1のフレーム20に設けた連通孔を通してフレーム前側
に開口する音孔21まで導く構成とする。これにより、
表示器11の上端部と携帯電話機10の上端部との間に
邪魔な部品がなくなり、携帯電話機10の上端部まで表
示器用として利用可能となり、より大型の表示器を搭載
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話用イヤホン
装置に係り、特に、大型表示画面を搭載する携帯電話機
(簡易型の携帯電話機(パーソナルハンディホンシステ
ム)を含む。)に好適な携帯電話用イヤホン装置とこの
イヤホン装置を搭載した携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の携帯電話機の外観斜視図
である。この携帯電話機1は、携帯電話機1の上半部に
設けた液晶表示器2と、中央に設けたナビゲーションキ
ー3と、下半部に設けた電話番号等を入力する押しボタ
ンスイッチ群4と、アンテナ5の他に、この携帯電話機
1の最上部位置に設けたマグネットタイプのイヤホン装
置6および最下部位置に設けたマイク7と、液晶表示器
2の背部に設けられたスピーカ8を備える。この携帯電
話機1を手に持って話す場合、イヤホン装置6の前に設
けられている音孔6aを耳に当てて喋ることで、音声が
マイク7から入力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】イヤホン装置6とマイ
ク7とは、携帯電話機1で最も離れた位置に設ける必要
があるため、イヤホン装置6は、図4に示されるよう
に、液晶表示器2の上側の携帯電話機1最上部分に搭載
されるのが普通である。従来のイヤホン装置6は、大き
さが直径1cm程度で厚さが5mm程度あり、小さな携
帯電話機1の筐体内においてイヤホン装置6の占有スペ
ースが大きく、液晶表示器2を上側に大型化するのに邪
魔になっているという問題がある。
【0004】また、マグネットタイプのイヤホン装置
は、漏れ出る電磁フラックスが携帯電話機1の制御装置
や液晶表示器2に影響を与えるため、その対策のための
コストが必要になるという問題もある。
【0005】本発明の目的は、携帯電話機に搭載する液
晶表示器を大型化することが容易で、しかも電磁フラッ
クス対策が不要な携帯電話用イヤホン装置とこのイヤホ
ン装置を搭載した携帯電話機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する携帯
電話用イヤホン装置は、携帯電話機に搭載する表示器の
背部に設けた振動板で発生させた音波を、前記表示器の
フレームに設けた連通孔を通して前記フレーム前側に開
口する音孔まで導く構成としたことを特徴とする。
【0007】この構成により、表示器の上側に邪魔な部
品がなくなるため、携帯電話機の上端部分まで表示器が
利用可能となり、大型の表示器を携帯電話機に搭載可能
となる。
【0008】上記目的を達成する携帯電話用イヤホン装
置は、携帯電話機に搭載する表示器のフレームに、前記
フレームの前面から背面に連通する音孔と、前記フレー
ムの背面側に設けられ前記音孔が連通する空間部とを設
け、前記フレームの背面側に前記空間部の開口端を閉塞
する膜状振動板を取り付けたことを特徴とする。
【0009】この構成により、上記と同様に大型表示器
を携帯電話機に搭載可能になるほか、音波を振動板と空
間部との間に形成された前気室内に閉じ込め小さな音孔
に集音して増幅することが可能となり、小さな電気信号
でも聞き取りに十分な音圧を得ることが可能となる。
【0010】好適には、上記において、前記振動板が膜
状振動板であり、また、前記空間部が凹部であることを
特徴とする。この構成により、このイヤホン装置を搭載
する携帯電話機を薄くすることができる。
【0011】上記目的を達成する携帯電話機は、上記の
携帯電話用イヤホン装置を搭載することで、達成され
る。この構成により、大型の表示器が搭載可能となる。
また、マグネットタイプのイヤホン装置が不要となるた
め、漏れ電磁フラックス対策が必要なくなり、更に、携
帯電話機の軽量化、薄型化を図ることが可能となる。
【0012】好適には、上記において、携帯電話機の筐
体背部にスピーカ用の孔を設けておき、前記膜状振動板
の背面側に発生した音波を前記スピーカ用の孔から携帯
電話機の外部に出力する構成とする。これにより、イヤ
ホン装置とスピーカとを兼用して部品点数を削減でき、
装置の一層の軽量化や低コスト化を図ることが可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電
話機の外観斜視図である。本実施形態に係る携帯電話機
10は、携帯電話機1の上半部に設けた大型の液晶表示
器11と、中央に設けたナビゲーションキー12と、下
半部に設けた電話番号等を入力する押しボタンスイッチ
群13と、アンテナ14と、最下部位置に設けたマイク
15とを備える。
【0015】本実施形態に係る液晶表示器11の外周を
囲繞するフレーム20には、その上片20aに音孔21
が設けられている。
【0016】図2は、携帯電話機10から取り外した液
晶表示器11を示す図であり、同図(a)は背面図、同
図(b)は上端面図、同図(c)は正面図、同図(d)
は縦断面図(同図(c)のd―d線断面図)である。本
実施形態に係るイヤホン装置は、液晶表示器11のフレ
ームを利用して取り付けられている。
【0017】この液晶表示器11を支持する矩形枠のフ
レーム20には、その前面側に嵌合凹部20bが設けら
れており、この嵌合凹部20bに、液晶表示器11がピ
ッタリと填め込まれる。フレーム20の背面側上部中央
にもフレーム20の1/4程度の面積を持つ矩形の浅い
凹部20cが設けられており、この凹部20cの開口端
全面を塞ぐように、厚さ約0.3mm程度の矩形の振動
板22が取り付けられている。
【0018】この振動板22は、圧電素子材料を膜状に
形成して成り、膜に取り付けられた電極22aと電極2
2bとの間に電気信号が印加されることで振動し、振動
板22の前面側と背面側に前記の電気信号に応じた音波
を出力する様になっている。前面側の音波は、振動板2
2と凹部20cの底面との間に形成されている前気室2
3に放出され、背面側の音波は、そのまま携帯電話機1
の筐体内に放出される。
【0019】フレーム20の上辺20aに設けられた小
さな音孔21は、背面側に設けられている凹部20cに
連通されており、振動板22から凹部20c側すなわち
前気室23内に放出された音波は、この音孔21に集め
られ、携帯電話機1の前側すなわち携帯電話機1の使用
者の耳内に出力される様になっている。
【0020】振動板22の背面側に放出された音波は、
携帯電話機1の筐体背面に設けられている図示しないス
ピーカ用の孔から外部に出力される様になっている。
【0021】図3は、図2で説明したイヤホン装置すな
わち、振動板22と前気室23と音孔21とで構成され
るイヤホン装置の周波数応答特性を示すグラフである。
このグラフの特性線Aで示されるように、このイヤホン
装置から出力される音波の周波数は、可聴周波数帯のう
ち人の音声会話で必要な周波数帯を十分カバーしてお
り、音質が高いことが分かる。
【0022】次に、上述した実施形態に係るイヤホン装
置を搭載した携帯電話機10の動作について説明する。
この携帯電話機10に着信があった場合、着信メロディ
や着信音を出力する必要がある。着信があったときは、
携帯電話機10の使用者はこの携帯電話機10を耳に当
てている訳ではないので、大きな音で着信メロディを出
力する必要がある。
【0023】そこで、着信メロディ等を出力する場合に
は、振動板22の電極22a、22b間に印可する着信
メロディの電気信号の電圧を「大」とし、振動板22を
振動させる。この振動によって発生した音波は、振動板
22の前面側(前気室23側)と背面側に放出され、背
面側に放出された音波は前述したスピーカ用の孔から外
部に出力され、使用者は着信があったことを知ることに
なる。
【0024】使用者がこの着信によって相手との会話を
開始する場合には、押しボタンスイッチ群13のうち通
話ボタンを押下する。この通話ボタン押下を合図とし
て、振動板22に印可する電気信号つまり会話音声信号
の電圧を「小」とする。これにより、振動板22の振動
振幅は小さくなり、振動板22の背面側(スピーカ用の
孔側)に放出される音波は自由空間に放出されるため人
の耳では聞き取れない程小さくなる。
【0025】しかし、密閉空間となっている前気室23
に放出された音波は、小さな音孔21に集音されること
で、音孔21に耳を当てている使用者には会話を聞き分
けるのに十分な音波として出力される。
【0026】以上述べたように、本実施形態に係るイヤ
ホン装置は、会話に十分な音声出力が確保できると同時
に音質も高く、広い振動板を採用できるため低域音圧の
低下が抑制されるという効果を奏する。また、設置スペ
ースが小さくなるという利点があり、その設置スペース
のうち、携帯電話機の上側に必要なスペースは音孔を設
けるスペースだけとなるため、携帯電話機に大型の液晶
表示器を搭載することが可能となる。
【0027】また、イヤホン装置とスピーカとを兼用し
た構成のため、部品点数を減らすことができると共に、
漏れ電磁フラックスもないためその対策が不要となり、
コスト削減と、携帯電話機の軽量化、薄型化を図ること
が可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、大型の液晶表示器が搭
載可能となり、しかも漏れ電磁フラックスに対する対策
が不要な携帯電話機とイヤホン装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話機の外観斜
視図
【図2】(a)本発明の一実施形態に係るイヤホン装置
を搭載した液晶表示器の背面図 (b)本発明の一実施形態に係るイヤホン装置を搭載し
た液晶表示器の上端面図 (c)本発明の一実施形態に係るイヤホン装置を搭載し
た液晶表示器の正面図 (d)本発明の一実施形態に係るイヤホン装置を搭載し
た液晶表示器の縦断面図
【図3】本発明の一実施形態に係るイヤホン装置の周波
数応答特性を示すグラフ
【図4】従来の携帯電話機の外観斜視図
【符号の説明】
10 携帯電話機 11 液晶表示器 13 押しボタン群 14 アンテナ 15 マイク 20 フレーム 20a 上片 20b 液晶表示器用の嵌合凹部 20c 凹部 21 音孔 22 膜状の振動板 22a、22b 電極 23 前気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 7/04 H04R 7/04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機に搭載する表示器の背部に設
    けた振動板で発生させた音波を、前記表示器のフレーム
    に設けた連通孔を通して前記フレーム前側に開口する音
    孔まで導く構成としたことを特徴とする携帯電話用イヤ
    ホン装置。
  2. 【請求項2】 携帯電話機に搭載する表示器のフレーム
    に、前記フレームの前面から背面に連通する音孔と、前
    記フレームの背面側に設けられ前記音孔が連通する空間
    部とを設け、前記フレームの背面側に前記空間部の開口
    端を閉塞する振動板を取り付けたことを特徴とする携帯
    電話用イヤホン装置。
  3. 【請求項3】 前記振動板が、膜状振動板であることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯電話用イ
    ヤホン装置。
  4. 【請求項4】 前記空間部が凹部であることを特徴とす
    る請求項2または請求項3記載の携帯電話用イヤホン装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の携帯電話用イヤホン装置を搭載したことを特徴とする
    携帯電話機。
  6. 【請求項6】 携帯電話機の筐体背部にスピーカ用の孔
    を設けておき、前記膜状振動板の背面側に発生した音波
    を前記スピーカ用の孔から携帯電話機の外部に出力する
    構成としたことを特徴とする請求項5記載の携帯電話
    機。
JP2001270402A 2001-09-06 2001-09-06 携帯電話用イヤホン装置及び携帯電話機 Withdrawn JP2003087381A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7499735B2 (en) 2004-03-30 2009-03-03 Nec Corporation Mobile station with sound speaker

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