JP2003087317A - 音声パケット遅延揺らぎ吸収装置及び吸収方法 - Google Patents

音声パケット遅延揺らぎ吸収装置及び吸収方法

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JP2003087317A
JP2003087317A JP2001276154A JP2001276154A JP2003087317A JP 2003087317 A JP2003087317 A JP 2003087317A JP 2001276154 A JP2001276154 A JP 2001276154A JP 2001276154 A JP2001276154 A JP 2001276154A JP 2003087317 A JP2003087317 A JP 2003087317A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPネットワークにおいて音声データをパケ
ット化し通信する際に、廃棄が必要になったパケットを
通話品質を損なうことなく廃棄する。 【解決手段】 音声パケット遅延揺らぎ吸収装置100
は、ネットワークを通して音声パケットを受信するIP
パケット受信部10と、音声パケットのシーケンス番号
に基づき音声パケットの順序制御を行うRTP検出部1
1と、音声パケット到着時間間隔を計測し、音声パケッ
トの到着時間の遅延時間を算出し、該遅延時間を音声デ
ータの遅延揺らぎ量として蓄積する揺らぎ検出部12
と、音声パケットの最大遅延量から揺らぎ吸収バッファ
部14の廃棄しきい値の演算を行う揺らぎ吸収バッファ
制御部13と、音声データを一時保管する揺らぎ吸収バ
ッファ部14とからなる。揺らぎ吸収バッファ制御部1
3は、廃棄しきい値の演算を行い、揺らぎ吸収バッファ
部14内に保管されている音声データの廃棄管理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して音声パケット通信を行う際に発生する音声パケット
の遅延揺らぎを吸収する装置及び方法に関する。より詳
細には、本発明は、IP(Internet Prot
ocol)ネットワークにおいて、音声データをパケッ
ト化し通信する場合に、音声パケットの到着間隔を監視
し、これに基づいて遅延揺らぎ量を推測し、揺らぎ吸収
バッファの廃棄しきい値を自動的に制御する音声パケッ
ト遅延揺らぎ吸収装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IPネットワークはこれまで文字データ
通信に用いられてきたが、近年、インターネットの普及
に伴い、IPパケットに音声データをカプセリングして
パケット通信を行うVOIP(Voice Over
IP)が注目されている。VOIPは、一般的には、イ
ンターネットラジオ、インターネット電話などのように
IPを用いる音声通信に用いられる。インターネットで
は単位時間あたりのデータ伝送量(帯域幅に相当)や伝
達時間が保証されておらず、不安定に変動するため、音
質の劣化や音飛びが発生しやすくなる。
【0003】IPネットワークにおけるパケット通信に
おいて、個々のIPパケットは完全に独立したものとし
て扱われるため、必ずしも一連のパケットが同一のネッ
トワーク経路を通過するとは限らない。また、インター
ネットでは様々な伝達速度を持つ経路を複数のユーザー
で共有しており、情報を伝送するときに経路を随時決定
し、パケットを中継している。
【0004】このようなパケット通信では、一般的に、
通信帯域が広ければ伝送遅延は小さく、通信帯域が狭け
れば伝送遅延が大きくなり、また、バースト的なトラフ
ィックが発生した場合、その瞬間だけ伝送遅延が大きく
なってしまうという特徴を持つ。
【0005】また、IPパケットの通過経路の相違によ
り、送信順とは異なる順序で受信されたり、IPパケッ
トが途中で失われることもある。
【0006】従って、音声パケットを伝送する場合、伝
送揺らぎが生じてしまうことは避けられない。
【0007】一方、従来のラジオや電話は、一定の帯域
幅を占有して使用でき、伝達時間も一定であるため、一
定量の音声データを送受信することができるという特徴
を有している。
【0008】従って、IPネットワーク上を伝送されて
きた音声データを電話機などの音声再生装置や音声通信
網に出力する際には、IPネットワークで発生する遅延
揺らぎを吸収する機能が必要となる。
【0009】このような遅延揺らぎを吸収し、音声デー
タをパケット化するためのプロトコルとして、多くのプ
ロトコルが提案されている。
【0010】そのようなプロトコルの一つとしてRTP
(Real−time TranspoRTProto
col)がある。このRTPは、ネットワークとは独立
に、端末間でマルチメディアフローを適切に扱うために
機能するプロトコルである。RTPは、音声データにシ
ーケンス番号とパケット送信時刻とを付加して送信す
る。そして、音声パケット受信側では音声データに付加
されたシーケンス番号及びパケット送信時刻に基づいて
再生時間の同期をとり、遅延の大きいパケットを廃棄す
ることにより、遅延揺らぎを吸収するようになってい
る。
【0011】また、IPネットワークから音声データを
受信し、音声通信網へ送出する装置においては、遅延揺
らぎを吸収するため、一般的に、音声パケットを一時的
に蓄積するFIFO(First−In−First−
Out)方式のバッファが用いられる。大きな遅延揺ら
ぎを吸収するためには、先頭音声パケットをFIFO方
式のバッファに入力して出力するまでの時間を大きく設
定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、FIFO方
式のバッファにおける遅延量を大きく設定する。必要以
上に大きな遅延は、音声品質を劣化させ、音声のやり取
りを不自然にし、さらには、音声通信での会話を行う場
合の妨げになる。従って、この遅延量はこれまでネット
ワーク設計時に固定的に設定された値であったが、ネッ
トワークの状態に合わせて遅延量を最小限にする必要が
ある。
【0013】また、バッファによる制御において音声デ
ータの廃棄が必要となった場合には、FIFO方式のバ
ッファのリセットを行うことにより、音声データの廃棄
を行う。このため、それまでFIFOバッファ内に蓄積
された一連の音声データがなくなり、大きな音飛びとな
って通話内容が阻害されてしまうことがあった。
【0014】そこで、このような問題を解決するための
遅延揺らぎ吸収装置の一例が、例えば、特開2001−
160826公報に開示されている。
【0015】この公報に開示されている遅延揺らぎ吸収
装置は、遅延量を増加させる場合には、無音部分を再生
挿入し、遅延量を減少させる場合には、無音部分を廃棄
して遅延量を必要最小限にすることを特徴とするもので
ある。これにより、音声の再生音が不自然ではなく、会
話の明瞭性を維持しようとするものである。
【0016】しかしながら、この遅延揺らぎ吸収装置に
おいては、常にバッファ内にある程度の無音パケットを
保有することになり、バッファ自身の持つ固定遅延量が
大きくなるという問題を内包するものであった。
【0017】本発明は、上述したような従来の音声デー
タ通信技術の問題点を回避するためになされたものであ
り、バッファ内部のデータを把握する仕組みを導入する
ことにより、バッファによる遅延時間を最小にするよう
に制御し、急激な音飛びを防ぎ、通話音質の劣化を防止
し得る遅延揺らぎ吸収装置及び同方法を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、IPプ
ロトコルを用いて、音声データをパケット化し、通信す
るシステムの受信側に設けられる遅延揺らぎ吸収装置に
おいて、各パケットの到着時間間隔を監視し、これから
得られた音声パケットの遅延揺らぎを定量的に処理し、
これにより収集されたデータに基づいて揺らぎ吸収バッ
ファ容量すなわち廃棄しきい値の制御を自動化し、ま
た、トラフィックの状態にあわせて吸収バッファによる
遅延時間を最小限にするものである。
【0019】また、本発明は、揺らぎ吸収バッファ部に
おけるしきい値の変動、あるいは、バースト的なパケッ
トの到着によってパケット廃棄が必要になった場合、バ
ッファに蓄積されるパケットを従来のようにバッファの
リセットにより連続的に廃棄するのではなく、所定の間
隔をあけてパケットを廃棄することにより急激な音飛び
を緩和し、通話品質の劣化を防止している。
【0020】具体的には、本発明は、パケット受信部
と、RTP(Real−Time Transport
Protocol)検出部と、揺らぎ検出部と、揺ら
ぎ吸収バッファ制御部と、揺らぎ吸収バッファ部と、か
らなる、音声パケット遅延揺らぎを吸収する装置であっ
て、前記パケット受信部は、ネットワークに接続され、
前記ネットワークを介して音声パケットを受信するとと
もに、受信した音声パケットのデータを前記RTP検出
部に送信し、前記RTP検出部は、前記音声パケットの
データから前記音声パケットのシーケンス番号を抽出
し、そのシーケンス番号に基づいて、前記音声パケット
の順序制御を行い、前記音声パケットの順序が揃う毎
に、音声パケットが到着した旨の到着通知を前記揺らぎ
検出部に送信し、前記到着通知がなされた音声パケット
を前記揺らぎ吸収バッファ部に出力し、前記揺らぎ検出
部は、前記到着通知に基づいて、前記音声パケットの到
着時間間隔を計測し、前記音声パケットの到着の遅延時
間を算出し、その遅延時間を前記音声パケットの遅延揺
らぎ量として蓄積し、前記遅延時間のうち最大遅延時間
を前記揺らぎ吸収バッファ制御部に出力し、前記揺らぎ
吸収バッファ制御部は、前記最大遅延時間に基づいて、
前記揺らぎ吸収バッファ部における前記音声パケットの
廃棄の可否を規定する廃棄しきい値の演算を行い、前記
廃棄しきい値に基づいて、前記揺らぎ吸収バッファ部に
保管されている前記音声パケットの廃棄管理を行い、前
記揺らぎ吸収バッファ部は、前記揺らぎ吸収バッファ制
御部からの指示に従って、音声パケットを出力するもの
である音声パケット遅延揺らぎ吸収装置を提供する。
【0021】前記パケット受信部は前記音声パケットの
ペイロード及びデータ長を前記RTP検出部に送信する
ものであることが好ましい。
【0022】前記RTP検出部は、例えば、前記ペイロ
ードに含まれているRTPヘッダに基づいて、前記シー
ケンス番号を抽出し、抽出したシーケンス番号が次に来
るべき音声パケットのシーケンス番号である場合には、
前記到着通知を前記揺らぎ検出部に送信し、その音声パ
ケットのシーケンス番号、データ長及び到着通知を前記
揺らぎ吸収バッファ制御部に送信するように構成するこ
とができる。
【0023】前記RTP検出部は、例えば、到着順序が
逆転し、期待しているシーケンス番号の音声パケットが
到着しない場合には、前記揺らぎ検出部からのタイムア
ウト通知信号を受けるまで、先に到着した音声パケット
を保持し、前記タイムアウト通知信号を受信したとき
に、保持してあった音声パケットが到着したものと見な
して、前記到着通知を前記揺らぎ検出部に送信するよう
に構成することができる。
【0024】前記揺らぎ検出部は、例えば、演算制御部
と、カウンタ部と、揺らぎ情報レジスタと、からなるも
のとすることができる。この場合、前記演算制御部は、
前記RTP検出部から前記到着通知を受信したときに、
前記カウンタ部を起動させ、前記音声パケットの到着時
間間隔を計測し、前記演算制御部に予め設定されている
到着予測時間に基づいて、前記音声パケットの遅延時間
を算出し、その算出結果を前記揺らぎ情報レジスタに格
納し、前記カウンタ部におけるカウント値が予め設定さ
れていた値に達したときには、前記RTP検出部にタイ
ムアウト通知信号を送信するものとして構成することが
できる。
【0025】また、前記揺らぎ吸収バッファ制御部は、
例えば、制御部と、管理部とから構成することができ
る。この場合、前記制御部は、前記RTP検出部から送
られてくる前記到着通知、シーケンス番号及びデータ長
を前記管理部に通知し、前記管理部は、前記シーケンス
番号と前記揺らぎ吸収バッファ部のアドレスとを関係付
けたメモリマップと、現在のメモリの読み出しアドレス
を示す読み出しアドレスカウンタと、書き込みアドレス
を示す書き込みアドレスカウンタと、前記揺らぎ吸収バ
ッファ部の廃棄しきい値を示すしきい値アドレスカウン
タと、からなり、前記制御部は、前記読み出しアドレス
カウンタ、前記書き込みアドレスカウンタ及び前記しき
い値アドレスカウンタに格納されるデータを更新するよ
うに構成することができる。
【0026】前記揺らぎ吸収バッファ部は、例えば、書
き込みタイミング部と、DPM(Dual Port
Memory)部と、読み出しタイミング部と、からな
るものとすることができる。この場合、前記DPM部
は、読み出しポインタ、書き込みポインタ及びしきい値
ポインタの概念を有することにより、仮想的FIFOバ
ッファを構成しており、前記書き込みタイミング部は、
前記揺らぎ吸収バッファ制御部からの指示に従って、前
記RTP検出部から送られてきた音声パケットを前記D
PM部に書き込む際の書き込みタイミングの調整を行
い、前記読み出しタイミング部は、前記揺らぎ吸収バッ
ファ制御部からの指示に従って、前記RTP検出部から
送られてきた音声パケットを前記DPM部が読み出す際
の読み出しタイミングの調整を行うものとして構成する
ことができる。
【0027】前記演算制御部は、前記到着通知に基づい
て前記カウンタ部のタイマ値の読み出し及び起動を行う
ことにより、前記音声パケットの到着時間間隔tbを計
測し、この値と前記カウンタ部に設定されているタイム
アウト時間tdとを比較し、前記到着時間間隔tbが前
記タイムアウト時間tdより大きい場合には、タイムア
ウト通知信号を前記RTP検出部に送信するようになっ
ていることが好ましい。
【0028】また、前記演算制御部は、前記到着時間間
隔tbと、前記演算制御部内に予め設定されている到着
予測時間との差を揺らぎ遅延時間として算出し、この揺
らぎ遅延時間を前記揺らぎ情報レジスタに格納すること
が好ましい。
【0029】前記メモリマップは、例えば、前記音声パ
ケットのシーケンス番号と、書き込まれたアドレス情報
と、廃棄フラグとの組み合わせからなるものとすること
ができる。
【0030】前記読み出しアドレスカウンタの値は読み
出しポインタであり、前記書き込みアドレスカウンタの
値は書き込みポインタであり、前記しきい値アドレスカ
ウンタの値はしきい値ポインタであり、前記読み出しポ
インタ、前記書き込みポインタ及び前記しきい値ポイン
タは、現在の読み出しアドレス、現在の書き込みアドレ
ス、現在のしきい値アドレスをそれぞれ示しているもの
とすることができる。
【0031】前記しきい値ポインタは、例えば、前記演
算制御部から前記制御部に通知された最大遅延量をメモ
リアドレスに換算したものであることが好ましい。
【0032】前記しきい値ポインタと前記読み出しポイ
ンタとの差が前記揺らぎ吸収バッファ部の容量であり、
前記制御部からの書きこみ要求信号により、書き込みポ
インタが更新され、前記制御部からの読み出し要求信号
により、前記読み出しポインタと前記しきい値ポインタ
とが更新されるものであることが好ましい。
【0033】前記到着予測時間は前記音声パケットの平
均到着時間間隔に等しく設定されていることが好まし
い。
【0034】前記平均到着時間間隔は、例えば、前記揺
らぎ情報レジスタに蓄積されている遅延時間の度数分布
に基づき、受信している音声パケットの到着予測時間の
補正量を算出し、この補正量に基づいて求められる。
【0035】また、本発明は、音声パケットの遅延揺ら
ぎを吸収する装置において、ネットワークを介して受信
され、保持されている音声パケットの廃棄の可否を決定
する廃棄しきい値を管理する方法であって、前記音声パ
ケットが前記廃棄しきい値を超えていない場合におい
て、前記音声パケットの少なくとも1つが欠落している
ときには、欠落した音声パケットの代わりにダミーデー
タを挿入し、順番制御された一連の音声パケットとして
出力する過程を備えることを特徴とする方法を提供す
る。
【0036】本方法は、前記音声パケットが前記廃棄し
きい値を超えている場合には、前記音声パケットのうち
廃棄フラグが付加されている音声パケットを一連の音声
パケットから排除し、順番制御された一連の音声パケッ
トとして出力する過程を備えることが好ましい。
【0037】本方法は、前記音声パケットが前記廃棄し
きい値を超えている場合には、メモリマップに格納され
ているシーケンス番号に廃棄フラグを立て、前記廃棄フ
ラグが立てられたシーケンス番号に対応する音声パケッ
トが格納されているメモリアドレスを出力しないように
する過程を備えることが好ましい。
【0038】さらに、本発明は、ネットワークを介して
受信した音声パケットにおける遅延揺らぎを吸収する方
法であって、ネットワークを介して音声パケットを受信
する第1の過程と、前記音声パケットからそのシーケン
ス番号を抽出し、そのシーケンス番号に基づいて、前記
音声パケットの順序制御を行い、前記音声パケットの順
序が揃う毎に、音声パケットが到着した旨の到着通知を
送信する第2の過程と、前記到着通知に基づいて、前記
音声パケットの到着時間間隔を計測し、前記音声パケッ
トの到着の遅延時間を算出し、その遅延時間を前記音声
パケットの遅延揺らぎ量として蓄積する第3の過程と、
前記遅延時間のうち最大遅延時間に基づいて、前記音声
パケットの廃棄の可否を決定する廃棄しきい値の演算を
行う第4の過程と、前記廃棄しきい値に基づいて、保管
されている前記音声パケットの廃棄管理を行う第5の過
程と、を備える音声パケット遅延揺らぎ吸収方法を提供
する。
【0039】前記第2の過程は、例えば、前記音声パケ
ットのペイロードに含まれているRTPヘッダに基づい
て、前記シーケンス番号を抽出する過程と、抽出したシ
ーケンス番号が次に来るべき音声パケットのシーケンス
番号である場合には、前記到着通知を送信する過程と、
を備えることが好ましい。
【0040】前記第2の過程は、例えば、到着順序が逆
転し、期待しているシーケンス番号の音声パケットが到
着しない場合には、タイムアウト通知信号を受けるま
で、先に到着した音声パケットを保持し、前記タイムア
ウト通知信号を受信したときに、保持してあった音声パ
ケットが到着したものと見なして、前記到着通知を送信
する過程を備えることが好ましい。
【0041】本方法は、前記到着通知を受信したとき
に、カウンタを起動させ、前記音声パケットの到着時間
間隔を計測する第6の過程と、予め設定されている到着
予測時間に基づいて、前記音声パケットの遅延時間を算
出し、その算出結果を格納する第7の過程と、前記カウ
ンタにおけるカウント値が予め設定されていた値に達し
たときには、前記タイムアウト通知信号を送信する第8
の過程と、を備えることが好ましい。
【0042】前記第7の過程は、例えば、前記到着通知
に基づいて前記カウンタのタイマ値の読み出し及び起動
を行うことにより、前記音声パケットの到着時間間隔t
bを計測する過程と、前記到着時間間隔tbと前記カウ
ンタに設定されているタイムアウト時間tdとを比較
し、前記到着時間間隔tbが前記タイムアウト時間td
より大きい場合には、前記タイムアウト通知信号を送信
する過程と、を備えることが好ましい。
【0043】本方法は、前記到着時間間隔tbと、前記
演算制御部内に予め設定されている到着予測時間との差
を揺らぎ遅延時間として算出し、この揺らぎ遅延時間を
格納する過程を備えることが好ましい。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る音声パケット遅延揺らぎ吸収装置100の原理的な構
造を示すブロック図である。
【0045】本実施形態に係る音声パケット遅延揺らぎ
吸収装置100は、ネットワークに接続されているIP
パケット受信部10と、RTP検出部11と、揺らぎ検
出部12と、揺らぎ吸収バッファ制御部13と、揺らぎ
吸収バッファ部14と、から構成されている。
【0046】IPパケット受信部10は、インターネッ
トに代表されるIPネットワークに接続されている。I
Pパケット受信部10はIPネットワークから送信され
る音声パケットを受信し、音声パケットに付加されたI
Pヘッダを受け取り、音声パケットに含まれるデータの
確認をする。
【0047】次に、IPパケット受信部10は、UDP
ヘッダから、送信ポート番号及び宛先ポート番号、デー
タフィールド、誤り検出などを行った後に、UDPデー
タフィールドのデータ長情報をRTP検出部11に出力
する。
【0048】RTP検出部11は、RTPヘッダを付加
して送信されてきた音声データのシーケンス番号に基づ
いて順序制御を行う。RTP検出部11は、音声パケッ
トの順序が揃うごとに、揺らぎ検出部12に音声パケッ
トが到着したことを知らせる到着通知を送信する。さら
に、RTP検出部11は、音声パケットが到着した旨と
シーケンス番号とを揺らぎ吸収バッファ制御部13に通
知するための機能を有する。このように音声パケットの
到着通知が行われた音声データは、RTP検出部11か
ら揺らぎ吸収バッファ部14に出力される。
【0049】揺らぎ検出部12は、音声パケットの到着
通知により、音声データの揺らぎを各音声パケットの遅
延量として度数分布の状態で蓄積する。また、揺らぎ検
出部12は、音声データの遅延時間のうちの最大遅延時
間を揺らぎ吸収バッファ制御部13に通知する。
【0050】揺らぎ吸収バッファ制御部13は、RTP
検出部11から音声パケット到着通知とシーケンス番号
とを受信し、音声データを書込むためにバッファメモリ
の書き込みアドレスを生成し、音声データの書き込みの
タイミング制御を行う。これと同時に、シーケンス番号
と書き込みアドレス情報とがアドレステーブルに保持さ
れる。
【0051】さらに、揺らぎ吸収バッファ制御部13
は、揺らぎ検出部12から送信された最大遅延時間から
揺らぎ吸収バッファ部14における廃棄しきい値を演算
し、この結果得られた廃棄しきい値に基づいて、揺らぎ
吸収バッファ部14における音声データの廃棄管理を行
うようになっている。
【0052】揺らぎ吸収バッファ部14はDPM(Du
al Port Memory)から構成されている。
揺らぎ吸収バッファ部14は、揺らぎ吸収バッファ制御
部13からの指示により音声データを一時保持し、これ
を符号伸張部に送るようになっている。
【0053】以上のような構成を有する本実施形態に係
る音声パケット遅延揺らぎ吸収装置100においては、
音声パケットが到着する時間間隔を監視し、遅延揺らぎ
量の度数分布を推測することにより、揺らぎ吸収バッフ
ァ部14における廃棄しきい値を動的に、かつ、自動的
に制御することになる。
【0054】また、音声データの遅延量を動的に最小限
に制御できるので音声品質を損なうことがない。
【0055】図2は、本実施形態に係る音声パケット遅
延揺らぎ吸収装置100の具体的な構成を示すブロック
図である。
【0056】以下、図2を参照して、本実施形態に係る
音声パケット遅延揺らぎ吸収装置100の構成を具体的
に説明する。図2において、図1と同一の構成部分には
同一の符号を付する。
【0057】IPパケット受信部10は、ネットワーク
からIPパケットを受信し、IPヘッダの処理を行う。
【0058】次に、IPパケット受信部10は、UDP
ヘッダの終端処理、すなわち、アドレスの確認、UDP
ヘッダに付与された送信先及び宛先ポート番号、データ
長、誤りのチェック等を行う。これが終了すると、IP
パケット受信部10は、IPパケットのペイロードとデ
ータ長に関する情報をRTP検出部11に送信する。
【0059】RTP検出部11は、IPパケットのペイ
ロードに含まれているRTPヘッダを読み取り、そのR
TPヘッダからその音声パケットのシーケンス番号を検
出し、この番号が次に来るべき音声パケットのシーケン
ス番号であるか否かを判断する。
【0060】RTP検出部11は、このシーケンス番号
が、期待通りに次に来るべきシーケンス番号であれば、
正しい音声パケットが到着したものと判断する。次い
で、RTP検出部11は、正しい音声パケットが到着し
たことを揺らぎ検出部12に通知すると同時に、音声パ
ケットの到着、この音声パケットのシーケンス番号、デ
ータ長を揺らぎ吸収バッファ制御部13に通知する。さ
らに、RTP検出部11は、音声パケットからRTPヘ
ッダを取り除いた部分、すなわち、音声データを揺らぎ
吸収バッファ部14に送信する。
【0061】一方、音声パケットの順序が中継途中に逆
転し、次に来るべきパケットが到着しなかった場合、す
なわち、期待通りのシーケンス番号が到着しなかった場
合、RTP検出部11は、先に到着したとみなされた音
声パケットを、後に説明する揺らぎ検出部12からのタ
イムアウト通知信号を受け取るまで一時保持する。タイ
ムアウト通知信号を受け取るまでに、期待した音声パケ
ットが到着すれば、RTP検出部11は、上述したよう
に、この音声パケットの到着通知を揺らぎ検出部12に
通知し、音声パケットの到着、音声パケットのシーケン
ス番号及びデータ長を揺らぎ吸収バッファ制御部13に
通知し、さらに、音声データを揺らぎ吸収バッファ部1
4に送信する。
【0062】RTP検出部11は、タイムアウト通知信
号を受け取るまでに期待した音声パケットが到着しなけ
れば、先に保存してあった音声パケットが次に来るべき
音声パケットであるとみなし、上述と同様に、音声パケ
ットが到着したことを揺らぎ検出部12に通知し、音声
パケットの到着、音声パケットのシーケンス番号及びデ
ータ長を揺らぎ吸収バッファ制御部13に通知し、さら
に、音声データを揺らぎ吸収バッファ部14に送る。
【0063】揺らぎ検出部12は、図2に示すように、
演算制御部201と、カウンタ部202と、揺らぎ情報
レジスタ203と、から構成されている。
【0064】まず、演算制御部201は、RTP検出部
11から音声パケット到着通知を受け取るとカウンタ部
202を読み出し、カウンタ部202を起動させる。
【0065】次に、カウンタ部202は音声パケットが
到着する時間間隔を計測する。演算制御部201には、
予め到着予測時間間隔が設定されている到着予測時間レ
ジスタ204が含まれており、この到着予測時間間隔と
計測された到着時間間隔の差を、音声パケットの遅延時
間として算出する。算出された値は揺らぎ情報レジスタ
203に格納される。
【0066】また、カウンタ部202が予め設定されて
いた到着予測時間間隔の値をカウントしきった場合に
は、演算制御部201は、上述したように、RTP検出
部11にタイムアウト通知信号を送信する。また、演算
制御部201は、揺らぎ情報レジスタ203に格納され
た情報を基づいて得られた揺らぎ吸収バッファ部14の
廃棄しきい値を揺らぎ吸収バッファ制御部13に通知す
る。
【0067】揺らぎ吸収バッファ制御部13は、制御部
301と、管理部302とから構成されている。
【0068】制御部301は、RTP検出部11から音
声パケット到着通知、音声パケットのシーケンス番号及
びデータ長に関する情報を受信し、それらを管理部30
2に通知する。
【0069】管理部302は、メモリマップ303と、
現在のメモリの読み出しアドレスを示すようになってい
る読み出しアドレスカウンタ304と、書き込みアドレ
スを示すようになっている書き込みアドレスカウンタ3
05と、揺らぎ吸収バッファ部14の廃棄しきい値を表
すしきい値アドレスカウンタ306と、から構成されて
いる。
【0070】メモリマップ303は、音声パケットのシ
ーケンス番号と、後に説明する揺らぎ吸収バッファ部1
4内のDPM部402のアドレスとが関係付けて格納し
ている。読み出しアドレスカウンタ304、書き込みア
ドレスカウンタ305及びしきい値アドレスカウンタ3
06の各々は制御部301により更新される。
【0071】揺らぎ吸収バッファ部14は、書き込みタ
イミング部401と、DPM(Dual Port M
emory)部402と、読み出しタイミング部403
と、から構成されている。
【0072】DPM部402は複数のデュアルポートメ
モリで構成されており、後に記載するように、図7に示
す読み出しポインタ501、書き込みポインタ502、
しきい値ポインタ503の概念を持つことにより、FI
FO方式のバッファを構成している。
【0073】書き込みタイミング部401は、揺らぎ吸
収バッファ制御部13からの指示に従って、RTP検出
部11から送られてくる音声データのDPM部402へ
の書き込みタイミングの調整を行う。
【0074】読み込みタイミング部403は、揺らぎ吸
収バッファ制御部13からの指示に従って、RTP検出
部11から送られてくる音声データのDPM部402か
らの読み出しタイミングの調整を行う。
【0075】次に、本実施形態に係る音声パケット遅延
揺らぎ吸収装置100の動作を図2に従って説明する。
【0076】IPパケット受信部10は、IPネットワ
ークから音声パケットを受信する。
【0077】本実施形態においては、音声パケットは図
3に示すようにRTP(Real−time Tran
sport Protocol)に基づいてパケット化
されているものとする。すなわち、本実施形態における
音声パケットは、IPヘッダと、UDPヘッダと、RT
Pパケットと、からなり、RTPパケット内のペイロー
ドに音声データが含まれている。
【0078】IPパケット受信部10は、IPヘッダの
終端処理、すなわち、アドレスの確認、UDPヘッダか
らのポート番号及びデータ長の抽出、誤りチェック等を
行い、受信したUDPデータフィールドのデータ長情報
とRTPパケットをRTP検出部11に送る。
【0079】RTP検出部11は、IPパケット受信部
10からデータ長情報とRTPパケットとを受け取る
と、RTPヘッダ内のシーケンス番号をチェックする。
上述したように、IPネットワークから送られてくる音
声パケットは、音声パケットが生成された順番通りに受
信されるとは限らない。音声パケットの順序が中継途中
に逆になることもある。従って、RTP検出部11はR
TPヘッダ内のシーケンス番号をチェックして並べ替え
を行う機能を有するように構成されている。
【0080】RTP検出部11は、チェックしたシーケ
ンス番号が期待した番号であれば正しい音声パケットが
到着したと判断する。
【0081】一方、シーケンス番号が期待した番号でな
い場合には、RTP検出部11は、このRTPパケット
とデータ長情報とを一時的に保持し、次の音声パケット
の到着を待つ。
【0082】所定の時間が経過しても、次に来るべきシ
ーケンス番号を有する音声パケットが到着しない場合に
は、RTP検出部11は、揺らぎ検出部12からのタイ
ムアウト通知信号を受けたときに、音声パケットがIP
ネットワーク内で消失したものと判断し、シーケンス番
号を更新する。この更新されたシーケンス番号を現在保
持しているRTPパケットから検索し、該当するシーケ
ンス番号が存在すれば、音声パケットが到着したものと
判断し、RTP検出部11は、音声パケット到着の通知
を演算制御部201に送信する。
【0083】一方、RTP検出部11内に保持されてい
る音声パケット内に該当するシーケンス番号が存在しな
い場合には、次の音声パケットの到着を待つ。そして、
次に来るべき音声パケットが到着するまで、上述の手順
を反復し、該当するシーケンス番号を有する音声パケッ
トが到着すると、RTP検出部11は、音声パケットが
到着したことを揺らぎ検出部12内の演算制御部201
に通知する。
【0084】さらに、RTP検出部11は、このように
して次に来るべき音声パケットが到着すると、音声パケ
ットが到着したこと、その音声パケットのシーケンス番
号及びデータ長情報を揺らぎ吸収バッファ制御部13に
通知するとともに、RTPパケットのペイロードに格納
されている音声データを揺らぎ吸収バッファ部14の書
き込みタイミング部401に送る。
【0085】揺らぎ検出部12において、演算制御部2
01は、RTP検出部11から音声パケット到着の通知
を受けると、カウンタ部202のタイマーの読み出しと
起動を行い、各音声パケットの実際の到着時間間隔を時
間tbとして計測する。
【0086】カウンタ部202にはタイムアウト時間t
dが予め設定されている。例えば、音声パケットの到着
時間間隔tbがtdより大きいとき、すなわち、tb>
tdであれば、タイムアウトが発生する。この場合、揺
らぎ検出部12はこのタイムアウトを示すタイムアウト
通知信号をRTP検出部11に送る。
【0087】ここで、本実施形態におけるタイムアウト
時間の値tdは、本音声パケット遅延揺らぎ吸収装置を
使用する際に音声品質として許容できる最大遅延時間で
あり、通話に支障をきたさない程度の時間に設定される
ことが好ましい。
【0088】一方、演算制御部201は到着予測時間レ
ジスタ204を備えており、到着予測時間レジスタ20
4内には予想到着時間間隔の値tcが予め設定されてい
る。演算制御部201は、この予想到着時間間隔の値t
cと実際の到着時間間隔の値tbとの差、すなわち、t
=tb−tcを揺らぎ遅延時間tとして算出する。
【0089】ここで、時間値tcは音声パケットの到着
に揺らぎが生じないと仮定した場合の時間である。すな
わち、時間tcは音声パケットの生成時間間隔を意味す
る。例えば、これに近似する値としては、IPネットワ
ークに接続される、音声パケット化装置内のルータのシ
ェーピング速度が考えられる。
【0090】演算された結果として得られた遅延時間t
は、揺らぎ情報レジスタ203に蓄積される。
【0091】図4は揺らぎ情報レジスタ203の構成を
示す。遅延時間tは時間幅taでグループ化されてお
り、到着パケット数を度数分布として情報を蓄積するよ
うになっている。つまり、遅延時間tが、時間(kta
‐(ta/2))から(kta+(ta/2))の範囲にあ
る場合(kは1以上の整数)、遅延時間ktaで音声パ
ケットが到着したとみなされる。
【0092】以下、図5を参照して、揺らぎ検出部12
の演算制御部201の動作を説明する。
【0093】図5は、音声パケットが到着するときの様
々な状態を時間軸上に表したものである。ここで、到着
予測時間tc=4taとする。
【0094】音声パケット(1)から(4)までは到着
予測時間通りに到着している。このため、音声パケット
(1)から(4)までの到着は揺らぎのない状態を示
す。
【0095】これに対して、音声パケット(5)から
(8)までは到着予定時間より遅延を生じて到着した状
態を示す。具体的には、音声パケット(5)は到着予定
時間よりも2taだけ遅れて到着し、音声パケット
(6)から(8)までは到着予定時間よりもtaだけ遅
れて到着している。
【0096】また、音声パケット(9)から(12)ま
では到着予定時間よりも早く到着した状態、すなわち、
バースト状態を示す。具体的には、音声パケット
(9)、(11)、(12)は到着予定時間よりもta
早く到着し、音声パケット(10)は到着予定時間より
も2ta早く到着している。
【0097】RTP検出部11からの到着信号を受信す
ると、演算制御部201はカウンタ部202を制御し、
各音声パケットの到着時間間隔を計測し、このように計
測された実際の到着時間間隔tbと、到着予測時間レジ
スタ204に設定されている予想到着時間間隔の値tc
との差を演算し、揺らぎ量を算出する。このようにして
得られた各音声パケットの揺らぎ量が揺らぎ情報レジス
タ203内に格納される。
【0098】揺らぎ情報レジスタ203においては、図
6に示すように、(2)から(13)までの各音声パケ
ットの遅延量が時間間隔taで区切られており、−2t
a、−ta、0、ta、2taを代表値とする度数分布
で揺らぎ情報として蓄積されている。
【0099】揺らぎ情報レジスタ203は、このように
して揺らぎ情報を蓄積し続けることになるので、いずれ
カウンタがオーバーフローすることになる。しかし、オ
ーバーフローが発生するようなことがある場合には、オ
ーバーフローしてしまう前に、代表値それぞれの各度数
を1/2にして、カウントし続けることにより現在まで
蓄積された情報を継続して保持することができるように
構成されている。
【0100】次に、演算制御部201は、揺らぎ情報レ
ジスタ203を参照し、遅延量の度数分布で分布してい
る最大遅延量ntaを揺らぎ吸収バッファ制御部13の
制御部301に通知する。すなわち、演算制御部201
は、例えば、図6の場合、2taを最大遅延時間として
制御部301に通知する。
【0101】制御部301は、RTP検出部11から、
音声パケット到着通知、シーケンス番号、データ長情報
を受け取ると、これらの情報を管理部302に送る。
【0102】次いで、制御部301は、RTP検出部1
1から揺らぎ吸収バッファ部14内の書き込みタイミン
グ部401に送られてくる音声データの書き込み要求を
行う。この要求に応答して、管理部302から書き込み
メモリアドレスが出力されるので、書き込みのタイミン
グ信号を生成し、これを揺らぎ吸収バッファ部14内の
書き込みタイミング部401に出力する。
【0103】また、制御部301は、読み出し要求を管
理部302に出力すると、これに応じて、管理部302
から読み出しメモリアドレスが出力されるので、読み出
しタイミング信号を生成し、この読み出しタイミング信
号を揺らぎ吸収バッファ部14内の読み出しタイミング
部403に出力する。
【0104】また、制御部301は、演算制御部201
から送られてくる音声パケットの最大遅延量ntaを管
理部302に通知する。
【0105】管理部302は、メモリマップ303、読
み出しアドレスカウンタ304、書き込みアドレスカウ
ンタ305及びしきい値アドレスカウンタ306から構
成されている。このように構成することにより、管理部
302は、書き込み及び読み出しメモリの管理及びパケ
ット廃棄しきい値の管理を行い、揺らぎ吸収バッファ部
14内のDPM部402をFIFO方式メモリとして動
作させることができるようになっている。
【0106】制御部301から管理部302に対して書
き込み要求があると、書き込みアドアレスカウンタ30
5は書き込みメモリアドレス情報を書き込みタイミング
部401に出力する。次いで、管理部302は、制御部
301から出力された音声パケットのシーケンス番号と
データ長情報とに基づいて、メモリマップ303にデー
タのアドレスを登録する。
【0107】本実施形態においては、メモリマップ30
3は、音声パケットのシーケンス番号、書き込まれてい
るアドレス情報及び廃棄フラグの組み合わせから構成さ
れている。
【0108】読み出しアドレスカウンタ304の値、す
なわち、読み出しポインタ501は現在のメモリの読み
出しアドレスを、書き込みアドレスカウンタ305の
値、すなわち、書き込みポインタ502は現在の書き込
みアドレスを、しきい値アドレスカウンタ306の値、
すなわち、しきい値ポインタ503は現在のしきい値ア
ドレスをそれぞれ示している。
【0109】ここで、しきい値ポインタ503とは、演
算制御部201から制御部301に通知された最大遅延
量ntaをメモリアドレスに換算したものである。
【0110】上述したように、書き込みタイミング部4
01は、揺らぎ吸収バッファ制御部13からの指示に従
い、RTP検出部11から送られる音声データのDPM
部402への書き込みタイミングの調整を行う。一方、
読み込みタイミング部403は、揺らぎ吸収バッファ制
御部13からの指示に従って、DPM部402からの音
声データの読み出しタイミングの調整を行う。従って、
読み出しポインタ501、書き込みポインタ502及び
しきい値ポインタ503は、書き込みタイミング部40
1と読み出しタイミング部403とを介して、揺らぎ吸
収バッファ制御部13により制御可能となっている。
【0111】図7に読み出しポインタ501、書き込み
ポインタ502及びしきい値ポインタ503のそれぞれ
を図示する。
【0112】ここで、しきい値ポインタ503と読み出
しポインタ501との差が、本実施形態に係る音声パケ
ット遅延揺らぎ吸収装置100における揺らぎ吸収バッ
ファ部14の現在の容量を示す。制御部301から書き
込み要求信号が発せられると書き込みポインタ502が
更新され、これに応じて、読み出し要求信号により読み
出しポインタ501としきい値ポインタ503とが更新
される。このようにして、FIFO方式のバッファを構
築することができる。
【0113】次に、図8を参照して、音声データの動作
について説明する。
【0114】図8(A)は、音声データがデータ廃棄しき
い値を超えていない場合の動作を示すものである。
【0115】図8(A)に示すように、DPM部402に
仮想的に作られているFIFO方式のバッファメモリ5
04の内部に音声データ505が格納されている。音声
データ505はK番から(K+4)番までの5個の音声
データから構成されているが、図8(A)に示す例におい
ては、(K+3)番のデータが欠落しているものとす
る。バッファメモリ504の所定の場所、すなわち、D
PM部402の特定アドレスにはホワイトノイズがダミ
ーデータ506として格納されている。バッファメモリ
504からは音声データ507が出力される。
【0116】音声データ507中のK番から(K+4)
番までの各データは順番通りに並んでいるが、欠落して
いた(K+3)番のデータの代わりにダミーデータ50
6が挿入されている。
【0117】管理部302は、音声パケットのシーケン
ス番号とDPM部402のアドレスとを関係付けたメモ
リマップ303を有しているので、揺らぎ吸収バッファ
部14のDPM部402のバッファにどのような音声デ
ータが存在するかを把握することができる。このため、
上述のように、音声パケットが廃棄されてシーケンス番
号が欠落している場合や、DPM部402の音声データ
が空になっているような場合には、ダミーデータ506
が補間される。
【0118】上述したように、管理部302がダミーデ
ータ506の補間の必要性を検出することができるの
で、管理部302は、ダミーデータ506の補間が必要
であると判断した場合には、ダミーデータ506が予め
格納されているメモリアドレスを揺らぎ吸収バッファ部
14に出力する。
【0119】次に、図8(B)を参照して、音声データが
データの廃棄しきい値を超えている状態の動作について
説明する。
【0120】音声データが廃棄しきい値を超える現象
は、IPネットワークが比較的空いているときに音声パ
ケットが安定的に到着し、揺らぎ検出部12の演算によ
る最大遅延量ntaが小さくなった場合や、これとは逆
にバースト的にデータが到着する場合に発生すると考え
られる。
【0121】バッファメモリ504の内部には、(K+
1)番から(K+m)番までのm個の音声データが格納
されている。ここで、(K+4)番の音声データには廃
棄フラグが付加されているものとすると、バッファメモ
リ504から実際に出力される音声データ509におい
ては、(K+4)番の音声データが廃棄されていること
がわかる。
【0122】管理部302がしきい値を超えたことを検
出した場合、メモリマップ303に格納されているシー
ケンス番号に数個置きに廃棄フラグを立てることによ
り、仮想的な廃棄処理とする。管理部302は、廃棄フ
ラグが付与されたシーケンス番号に対応する音声データ
が格納されているアドレスは出力しない。
【0123】上述の実施形態においては、到着時間間隔
tbと、揺らぎ検出部12における演算制御部201内
の到着予測時間レジスタ204に予め設定されている値
tcとの差から揺らぎ遅延時間tを求めている。
【0124】しかしながら、送信側の音声パケット化の
生成時間が未知である可能性もあるので、到着予測時間
tcは、音声パケットの平均到着時間間隔であることが
望ましい。この平均到着時間間隔は、揺らぎ情報レジス
タ203内に蓄積されている遅延量の度数分布に基づい
て、受信している音声パケットの到着予測時間tcの補
正量を算出することにより得ることができる。
【0125】例えば,図4に図示した構成を有する揺ら
ぎ情報レジスタ203の場合、補正時間teは、次式
(1)から求めることができる。
【0126】
【式1】
【0127】このように、音声パケットの平均到着時間
間隔である新しい到着予測時間tcはtc+teとして
得ることができる。このような場合、当然、揺らぎ情報
レジスタ203の内容は更新されることになる。例え
ば、代表値ktaの値をkta+teにすることによ
り、揺らぎ情報レジスタ203の内容を更新することが
可能になる。この場合、パケット数はj(k)のままで
よい。
【0128】このように、本実施形態に係る音声パケッ
ト遅延揺らぎ吸収装置100によれば、パケットの平均
到着時間は、実際に受信されたパケットから求めること
ができるので、一定時間ごとに到着予測時間tcが妥当
であるかどうかを監視することができる。従って、現在
のデータのトラフィック状態に適した音声パケットの揺
らぎ情報を得ることができるようになる。
【0129】以上のように、本実施形態に係る音声パケ
ット遅延揺らぎ吸収装置100によれば、音声パケット
の到着時間間隔を計測し、各音声パケットの遅延量を度
数分布にして音声データの揺らぎを定量的に把握する。
これにより、揺らぎ吸収バッファ部14の廃棄しきい値
を自動的に制御しながら、揺らぎ吸収バッファ部14内
における音声データの廃棄が必要になったときに連続的
なデータ破棄を避けて、断片的な音声データを破棄す
る。この結果として、通話の内容を保護しながら、揺ら
ぎ吸収バッファ部14における遅延を最小限に保つこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る音声パケット遅延揺
らぎ吸収装置の原理を表すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る音声パケット遅延揺
らぎ吸収装置の構成を表すブロック図である。
【図3】RTPによりパケット化された音声データの構
造を表す概略図である。
【図4】揺らぎ情報レジスタの構成を表す概略図であ
る。
【図5】音声パケットが到着する様々な状態を時間軸上
で示した図である。
【図6】遅延量を度数分布で分布させた状態を表す概略
図である。
【図7】読み出しポインタ、書き込みポインタ及びしき
い値ポインタの関係を表す概略図である。
【図8】図8(A)は、音声データがデータの廃棄しきい
値を超えていない場合の音声データの動作を示すもので
あり、図8(B)は、音声データがデータの廃棄しきい値
を超えている場合の音声データの動作を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10 IPパケット受信部 11 RTP検出部 12 揺らぎ検出部 13 揺らぎ吸収バッファ制御部 14 揺らぎ吸収バッファ部 201 演算制御部 202 カウンタ部 203 揺らぎ情報レジスタ 204 到着予測時間レジスタ 301 制御部 302 管理部 303 メモリマップ 304 読み出しアドレスカウンタ 305 書き込みアドレスカウンタ 306 しきい値アドレスカウンタ 401 書き込みタイミング部 402 DPM部 403 読み出しタイミング部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット受信部と、RTP(Real−
    Time Transport Protocol)検
    出部と、揺らぎ検出部と、揺らぎ吸収バッファ制御部
    と、揺らぎ吸収バッファ部と、からなる、音声パケット
    遅延揺らぎを吸収する装置であって、 前記パケット受信部は、ネットワークに接続され、前記
    ネットワークを介して音声パケットを受信するととも
    に、受信した音声パケットのデータを前記RTP検出部
    に送信し、 前記RTP検出部は、前記音声パケットのデータから前
    記音声パケットのシーケンス番号を抽出し、そのシーケ
    ンス番号に基づいて、前記音声パケットの順序制御を行
    い、前記音声パケットの順序が揃う毎に、音声パケット
    が到着した旨の到着通知を前記揺らぎ検出部に送信し、 前記到着通知がなされた音声パケットを前記揺らぎ吸収
    バッファ部に出力し、 前記揺らぎ検出部は、前記到着通知に基づいて、前記音
    声パケットの到着時間間隔を計測し、前記音声パケット
    の到着の遅延時間を算出し、その遅延時間を前記音声パ
    ケットの遅延揺らぎ量として蓄積し、 前記遅延時間のうち最大遅延時間を前記揺らぎ吸収バッ
    ファ制御部に出力し、 前記揺らぎ吸収バッファ制御部は、前記最大遅延時間に
    基づいて、前記揺らぎ吸収バッファ部における前記音声
    パケットの廃棄の可否を規定する廃棄しきい値の演算を
    行い、 前記廃棄しきい値に基づいて、前記揺らぎ吸収バッファ
    部に保管されている前記音声パケットの廃棄管理を行
    い、 前記揺らぎ吸収バッファ部は、前記揺らぎ吸収バッファ
    制御部からの指示に従って、音声パケットを出力するも
    のである音声パケット遅延揺らぎ吸収装置。
  2. 【請求項2】 前記パケット受信部は前記音声パケット
    のペイロード及びデータ長を前記RTP検出部に送信す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の音声パ
    ケット遅延揺らぎ吸収装置。
  3. 【請求項3】 前記RTP検出部は、 前記ペイロードに含まれているRTPヘッダに基づい
    て、前記シーケンス番号を抽出し、 抽出したシーケンス番号が次に来るべき音声パケットの
    シーケンス番号である場合には、前記到着通知を前記揺
    らぎ検出部に送信し、 その音声パケットのシーケンス番号、データ長及び到着
    通知を前記揺らぎ吸収バッファ制御部に送信することを
    特徴とする請求項2に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸
    収装置。
  4. 【請求項4】 前記RTP検出部は、 到着順序が逆転し、期待しているシーケンス番号の音声
    パケットが到着しない場合には、前記揺らぎ検出部から
    のタイムアウト通知信号を受けるまで、先に到着した音
    声パケットを保持し、前記タイムアウト通知信号を受信
    したときに、保持してあった音声パケットが到着したも
    のと見なして、前記到着通知を前記揺らぎ検出部に送信
    することを特徴とする請求項3に記載の音声パケット遅
    延揺らぎ吸収装置。
  5. 【請求項5】 前記揺らぎ検出部は、演算制御部と、カ
    ウンタ部と、揺らぎ情報レジスタと、からなり、 前記演算制御部は、 前記RTP検出部から前記到着通知を受信したときに、
    前記カウンタ部を起動させ、前記音声パケットの到着時
    間間隔を計測し、 前記演算制御部に予め設定されている到着予測時間に基
    づいて、前記音声パケットの遅延時間を算出し、その算
    出結果を前記揺らぎ情報レジスタに格納し、 前記カウンタ部におけるカウント値が予め設定されてい
    た値に達したときには、前記RTP検出部にタイムアウ
    ト通知信号を送信することを特徴とする請求項1乃至4
    の何れか一項に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸収装
    置。
  6. 【請求項6】 前記揺らぎ吸収バッファ制御部は、制御
    部と、管理部とから構成されており、 前記制御部は、前記RTP検出部から送られてくる前記
    到着通知、シーケンス番号及びデータ長を前記管理部に
    通知し、 前記管理部は、前記シーケンス番号と前記揺らぎ吸収バ
    ッファ部のアドレスとを関係付けたメモリマップと、現
    在のメモリの読み出しアドレスを示す読み出しアドレス
    カウンタと、書き込みアドレスを示す書き込みアドレス
    カウンタと、前記揺らぎ吸収バッファ部の廃棄しきい値
    を示すしきい値アドレスカウンタと、からなり、 前記制御部は、前記読み出しアドレスカウンタ、前記書
    き込みアドレスカウンタ及び前記しきい値アドレスカウ
    ンタに格納されるデータを更新するものであることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の音声パケ
    ット遅延揺らぎ吸収装置。
  7. 【請求項7】 前記揺らぎ吸収バッファ部は、書き込み
    タイミング部と、DPM(Dual Port Mem
    ory)部と、読み出しタイミング部と、からなり、 前記DPM部は、読み出しポインタ、書き込みポインタ
    及びしきい値ポインタの概念を有することにより、仮想
    的FIFOバッファを構成しており、 前記書き込みタイミング部は、前記揺らぎ吸収バッファ
    制御部からの指示に従って、前記RTP検出部から送ら
    れてきた音声パケットを前記DPM部に書き込む際の書
    き込みタイミングの調整を行い、 前記読み出しタイミング部は、前記揺らぎ吸収バッファ
    制御部からの指示に従って、前記RTP検出部から送ら
    れてきた音声パケットを前記DPM部が読み出す際の読
    み出しタイミングの調整を行うものであることを特徴と
    する請求項1乃至6の何れか一項に記載の音声パケット
    遅延揺らぎ吸収装置。
  8. 【請求項8】 前記演算制御部は、前記到着通知に基づ
    いて前記カウンタ部のタイマ値の読み出し及び起動を行
    うことにより、前記音声パケットの到着時間間隔tbを
    計測し、この値と前記カウンタ部に設定されているタイ
    ムアウト時間tdとを比較し、前記到着時間間隔tbが
    前記タイムアウト時間tdより大きい場合には、タイム
    アウト通知信号を前記RTP検出部に送信するようにな
    っていることを特徴とする請求項5に記載の音声パケッ
    ト遅延揺らぎ吸収装置。
  9. 【請求項9】 前記演算制御部は、前記到着時間間隔t
    bと、前記演算制御部内に予め設定されている到着予測
    時間との差を揺らぎ遅延時間として算出し、この揺らぎ
    遅延時間を前記揺らぎ情報レジスタに格納することを特
    徴とする請求項8に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸収
    装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリマップは、前記音声パケッ
    トのシーケンス番号と、書き込まれたアドレス情報と、
    廃棄フラグとの組み合わせからなることを特徴とする請
    求項6に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸収装置。
  11. 【請求項11】 前記読み出しアドレスカウンタの値は
    読み出しポインタであり、前記書き込みアドレスカウン
    タの値は書き込みポインタであり、前記しきい値アドレ
    スカウンタの値はしきい値ポインタであり、前記読み出
    しポインタ、前記書き込みポインタ及び前記しきい値ポ
    インタは、現在の読み出しアドレス、現在の書き込みア
    ドレス、現在のしきい値アドレスをそれぞれ示している
    ことを特徴とする請求項6に記載の音声パケット遅延揺
    らぎ吸収装置。
  12. 【請求項12】 前記しきい値ポインタは、前記演算制
    御部から前記制御部に通知された最大遅延量をメモリア
    ドレスに換算したものであることを特徴とする請求項1
    1に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸収装置。
  13. 【請求項13】 前記しきい値ポインタと前記読み出し
    ポインタとの差が前記揺らぎ吸収バッファ部の容量であ
    り、前記制御部からの書きこみ要求信号により、書き込
    みポインタが更新され、前記制御部からの読み出し要求
    信号により、前記読み出しポインタと前記しきい値ポイ
    ンタとが更新されるものであることを特徴とする11ま
    たは12に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸収装置。
  14. 【請求項14】 前記到着予測時間は前記音声パケット
    の平均到着時間間隔に等しく設定されていることを特徴
    とする請求項9に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸収装
    置。
  15. 【請求項15】 前記平均到着時間間隔は、前記揺らぎ
    情報レジスタに蓄積されている遅延時間の度数分布に基
    づき、受信している音声パケットの到着予測時間の補正
    量を算出し、この補正量に基づいて求められるものであ
    ることを特徴とする請求項14に記載の音声パケット遅
    延揺らぎ吸収装置。
  16. 【請求項16】 音声パケットの遅延揺らぎを吸収する
    装置において、ネットワークを介して受信され、保持さ
    れている音声パケットの廃棄の可否を決定する廃棄しき
    い値を管理する方法であって、 前記音声パケットが前記廃棄しきい値を超えていない場
    合において、前記音声パケットの少なくとも1つが欠落
    しているときには、欠落した音声パケットの代わりにダ
    ミーデータを挿入し、順番制御された一連の音声パケッ
    トとして出力する過程を備えることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 前記音声パケットが前記廃棄しきい値
    を超えている場合には、前記音声パケットのうち廃棄フ
    ラグが付加されている音声パケットを一連の音声パケッ
    トから排除し、順番制御された一連の音声パケットとし
    て出力する過程を備えることを特徴とする請求項16に
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記音声パケットが前記廃棄しきい値
    を超えている場合には、メモリマップに格納されている
    シーケンス番号に廃棄フラグを立て、前記廃棄フラグが
    立てられたシーケンス番号に対応する音声パケットが格
    納されているメモリアドレスを出力しないようにする過
    程を備えることを特徴とする請求項16または17に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 ネットワークを介して受信した音声パ
    ケットにおける遅延揺らぎを吸収する方法であって、 ネットワークを介して音声パケットを受信する第1の過
    程と、 前記音声パケットからそのシーケンス番号を抽出し、そ
    のシーケンス番号に基づいて、前記音声パケットの順序
    制御を行い、前記音声パケットの順序が揃う毎に、音声
    パケットが到着した旨の到着通知を送信する第2の過程
    と、 前記到着通知に基づいて、前記音声パケットの到着時間
    間隔を計測し、前記音声パケットの到着の遅延時間を算
    出し、その遅延時間を前記音声パケットの遅延揺らぎ量
    として蓄積する第3の過程と、 前記遅延時間のうち最大遅延時間に基づいて、前記音声
    パケットの廃棄の可否を決定する廃棄しきい値の演算を
    行う第4の過程と、 前記廃棄しきい値に基づいて、保管されている前記音声
    パケットの廃棄管理を行う第5の過程と、 を備える音声パケット遅延揺らぎ吸収方法。
  20. 【請求項20】 前記第2の過程は、 前記音声パケットのペイロードに含まれているRTPヘ
    ッダに基づいて、前記シーケンス番号を抽出する過程
    と、 抽出したシーケンス番号が次に来るべき音声パケットの
    シーケンス番号である場合には、前記到着通知を送信す
    る過程と、 を備えることを特徴とする請求項19に記載の音声パケ
    ット遅延揺らぎ吸収方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の過程は、 到着順序が逆転し、期待しているシーケンス番号の音声
    パケットが到着しない場合には、タイムアウト通知信号
    を受けるまで、先に到着した音声パケットを保持し、前
    記タイムアウト通知信号を受信したときに、保持してあ
    った音声パケットが到着したものと見なして、前記到着
    通知を送信する過程を備えることを特徴とする請求項1
    9に記載の音声パケット遅延揺らぎ吸収方法。
  22. 【請求項22】 前記到着通知を受信したときに、カウ
    ンタを起動させ、前記音声パケットの到着時間間隔を計
    測する第6の過程と、 予め設定されている到着予測時間に基づいて、前記音声
    パケットの遅延時間を算出し、その算出結果を格納する
    第7の過程と、 前記カウンタにおけるカウント値が予め設定されていた
    値に達したときには、前記タイムアウト通知信号を送信
    する第8の過程と、 を備えることを特徴とする請求項21に記載の音声パケ
    ット遅延揺らぎ吸収方法。
  23. 【請求項23】 前記第7の過程は、 前記到着通知に基づいて前記カウンタのタイマ値の読み
    出し及び起動を行うことにより、前記音声パケットの到
    着時間間隔tbを計測する過程と、 前記到着時間間隔tbと前記カウンタに設定されている
    タイムアウト時間tdとを比較し、前記到着時間間隔t
    bが前記タイムアウト時間tdより大きい場合には、前
    記タイムアウト通知信号を送信する過程と、 を備えることを特徴とする請求項21に記載の音声パケ
    ット遅延揺らぎ吸収方法。
  24. 【請求項24】 前記到着時間間隔tbと、前記演算制
    御部内に予め設定されている到着予測時間との差を揺ら
    ぎ遅延時間として算出し、この揺らぎ遅延時間を格納す
    る過程を備えることを特徴とする請求項23に記載の音
    声パケット遅延揺らぎ吸収方法。
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