JP2003087277A - 通信システム及び通信制御装置 - Google Patents

通信システム及び通信制御装置

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JP2003087277A JP2001270727A JP2001270727A JP2003087277A JP 2003087277 A JP2003087277 A JP 2003087277A JP 2001270727 A JP2001270727 A JP 2001270727A JP 2001270727 A JP2001270727 A JP 2001270727A JP 2003087277 A JP2003087277 A JP 2003087277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、ノード装置間におけるデータ
転送のターンアラウンド時間を短縮化でき、かつ、デー
タ転送のターンアラウンド時間を保証可能な通信システ
ムを提供する。 【解決手段】 複数のノード装置10M,10N1〜1
0NPを順次巡るループ状のフレーム巡回経路19上
に、1つの可変長フレームFLMが存在するように制御
されることにより、フレーム巡回経路におけるフレーム
衝突を原理的に回避する。そして、データ送信を行おう
とするノード装置10M,10N1〜10NPが、可変長
フレームFLMを受信したときに、送信データを含むノ
ードブロックを可変長フレームFLMに挿入するととも
に、前回の可変長フレームFLMの受信時に自分が挿入
した自ノードブロックを可変長フレームFLMから削除
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システム及び
通信制御装置に係り、より詳しくは、複数のノード装置
がノード間伝送媒体によりループ状に接続された通信シ
ステム、該通信システムにおけるノード装置が具備する
通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の装置相互間でネットワークを介し
てデータの送受信を行う様々な通信システムが構築され
ている。こうした通信システムでは、装置間接続、装置
間通信の容易さや通信資源の効率的な活用のために、様
々な通信システムが提案されている。こうした通信シス
テムにおけるデータ伝送路としては、複数の伝送路相互
間における信号の同期合わせを行う必要がないことか
ら、データ転送速度を向上可能であり、かつ、構成も簡
易化可能なシリアル伝送路が主流となっている。
【0003】こうしたシリアル伝送路を使用する通信プ
ロトコルの下位層(OSIの7階層モデルにおける物理
層及びデータリンク層に相当)として代表的なものとし
て、例えば、ANSIのX3T11により規格化されて
いるファイバチャンネル(Fiber Channel)がある。こ
のファイバチャンネルを採用すると、複数のノード装置
を簡易に接続可能であり、かつ、複数のノード装置相互
間において高速なデータ転送が可能となっている。
【0004】ここで、ファイバチャンネルでは、複数の
ノード装置間でデータ通信を行う幾何学的構成として、
ファブリックと呼ばれる交換機に類似したスイッチ装置
を使用するスター状接続構成と、スイッチ装置のような
特別の装置を使用しないループ状接続構成とがある。こ
れらのスター状接続構成とループ状接続構成とを比較し
てみると、ループ状接続構成の方が簡易な構成であると
いえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のループ状接続構
成のファイバチャンネルでは、シリアル伝送路における
フレームの衝突を避けるために、データ転送を行おうと
するノード装置は、データ転送に使用する経路を他のノ
ード装置が使用していないときにデータ伝送を行う方式
が一般に採用されている。このため、データ転送を行お
うとするノード装置は、まず、データ転送に使用する経
路を他のノード装置が使用しているか否かを確認する。
こうした確認の結果、データ転送に使用する経路を他の
ノード装置が使用していないことが確認されると、デー
タ転送を行おうとするノード装置は、データ転送に使用
する経路の使用権を獲得し、データ転送を開始する。か
かる経路の使用権の獲得にあたっては、各ノード装置の
使用権要求の競合が発生し得ることから、データ転送の
たびに使用権要求のアービトレーション(調停)を行う
ことが必要となる。
【0006】このため、データ転送が開始された後には
高速のデータ転送が可能であるが、データ転送をしよう
としてからデータ転送開始までのオーバヘッド時間が存
在するため、ノード装置がデータ転送を行おうとしてか
ら、そのデータ転送が完了するまでの時間は、伝送媒体
上をその転送データが伝送される時間に比べて長いもの
となっていた。さらに、他のノード装置による使用権要
求の発生状況により、使用権の獲得動作開始からデータ
転送開始までのオーバヘッド時間が非常に長くなる可能
性もあった。すなわち、データ転送を行おうとしたノー
ド装置にとって、データ転送を行おうとしてからデータ
転送が完了するまでの時間(以下、「データ転送のター
ンアラウンド時間」という)が長く、かつ、不定となっ
ていた。
【0007】本発明は、上記の事情のもとでなされたも
のであり、その第1の目的は、簡易な構成で、ノード装
置間におけるデータ転送のターンアラウンド時間を短縮
化でき、かつ、データ転送のターンアラウンド時間を保
証可能な通信システムを提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、各ノード装
置が装備することにより、本発明の通信システムを容易
に構築することができる通信制御装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の通信システム
は、複数のノード装置がシリアル伝送路によりループ状
に接続され、前記複数のノード装置相互間においてデー
タ通信可能な通信システムにおいて、送信元ノード識別
子データを有するブロックヘッダデータ及び送信データ
を含むノードブロックを挿入及び削除可能な1つの可変
長フレームが前記複数のノード装置を順次巡り、前記可
変長フレームへの前記ノードブロックの挿入は、前記可
変長フレームを受信した受信ノード装置がデータの送信
を行うときに、前記受信ノード装置によって新たな自ノ
ードブロックの挿入として行われ、前記可変長フレーム
からの前記ノードブロックの削除は、前記受信ノード装
置が受信した前記可変長フレーム中に前記受信ノード装
置により以前に挿入された自ノードブロックがあると
き、前記受信ノード装置による前記以前に挿入された自
ノードブロックの削除として行われる、ことを特徴とす
る通信システムである。
【0010】これによれば、複数のノード装置を順次巡
るループ状のフレーム経路上には、1つの可変長フレー
ムが存在するのみである。このため、フレーム経路にお
けるフレーム衝突は原理的に発生し得ない。
【0011】そして、データ送信を行おうとするノード
装置は、可変長フレームを受信したときに、あたかも可
変長フレームという貨物列車に車両を新たに連結するよ
うに、送信データを含むノードブロックを可変長フレー
ムに挿入する。なお、本発明においては、送信元のノー
ド装置の識別子データはノードブロックのブロックヘッ
ダ部に入れられるが、送信先のノード装置の識別子デー
タについては、ブロックヘッダ部に入れてもよいし、ま
た、ノードブロックの送信データ部に入れてもよい。
【0012】また、データ送信を行ったノード装置は、
他のノード装置を巡った可変長フレームを受信したとき
に、受信した可変長フレームに挿入されている、前回の
可変長フレームの受信時に自分が挿入した自ノードブロ
ックを可変長フレームから削除する。こうして、可変長
フレーム中のデータブロックの数がノード装置の数を超
えることを防止している。この結果、可変長フレームの
長さ(構成ビット数)が一定値以下になることが保証さ
れる。
【0013】したがって、本発明の通信システムによれ
ば、フレーム経路上におけるフレーム衝突が発生し得な
いことから、フレーム経路の使用権に関する調停を行う
ことが不要であり、かつ、ノードブロックを可変長フレ
ームに挿入したノード装置がそのブロックを可変長フレ
ームから削除するという簡易な方式により、可変長フレ
ーム長を制限する。したがって、簡単な構成で、装置間
におけるデータ転送のターンアラウンド時間を短縮化で
き、かつ、データ転送のターンアラウンド時間を保証で
きる。
【0014】本発明の通信システムでは、前記ノードブ
ロックそれぞれがエラー検出部を有し、前記受信ノード
装置が、受信した可変長フレームに含まれる他のノード
装置が送信した他ノードブロックの内、エラー無と判定
されたものに含まれる送信データを記憶する構成とする
ことができる。
【0015】また、本発明の通信システムでは、前記受
信ノード装置が、前記受信した可変長フレームに含まれ
る前記受信ノード装置が送信した自ノードブロックがエ
ラー有と判定されたとき、前記自ノードブロックを前記
可変長フレームから削除した後、前記自ノードブロック
が含むべきデータを含む新たな自ノードブロックを生成
して前記可変長フレームに挿入する構成とすることがで
きる。
【0016】また、本発明の通信システムでは、前記複
数のノード装置の1つが前記可変長フレームを生成する
マスタノード装置である構成とすることができる。
【0017】ここで、前記マスタノード装置は、システ
ム初期化時には、前記新たな可変長フレームとして、通
常可変長フレームを生成して前記シリアル伝送路に送出
し、前記可変長フレームが消失したと判断した時には、
リトライ可変長フレームを生成して前記シリアル伝送路
に送出することとすることができる。
【0018】この場合、前記受信ノード装置は、前記受
信した可変長フレームが前記リトライ可変長フレームで
あるときには、前回の可変長フレーム時に挿入した自ノ
ードブロックを前記リトライ可変長フレームに挿入し、
前記受信ノード装置が前記マスタノード装置の場合に
は、更に、挿入されたノードブロックを変更せずに、前
記リトライ可変長フレームを前記通常可変長フレームに
変更する構成とすることができる。
【0019】本発明の通信制御装置は、送信元ノード識
別子データを有するブロックヘッダデータ及び送信デー
タを含むノードブロックを挿入及び削除可能な1つの可
変長フレームが巡るループ状のフレーム巡回経路上に配
設されるノード装置が具備する通信制御装置であって、
前記可変長フレームを受信し、前記受信した可変長フレ
ームに前記ノード装置が以前に挿入した自ノードブロッ
クが存在するときには、該以前に挿入した自ノードブロ
ックを削除するフレーム受信処理装置と;前記フレーム
受信処理装置を介したノードブロックと、新たに送信す
べきデータがあるときには、前記送信すべきデータを含
む新たな自ノードブロックとからなるノードブロック群
を作成し、前記ノードブロック群が挿入された可変長デ
ータフレームを前記フレーム巡回経路へ向けて送出する
フレーム送信処理装置と;を備える通信制御装置であ
る。
【0020】これによれば、フレーム受信処理装置が、
受信した可変長フレーム中に自ノードが挿入した自ノー
ドブロックが含まれているときには、その自ノードブロ
ックを削除する。そして、残った受信した可変長フレー
ム中の他ノードブロック(存在しない場合も含む)を、
フレーム送信処理装置に転送する。
【0021】フレーム送信処理装置は、フレーム受信処
理装置から他ノードブロックが転送されると、フレーム
受信処理装置から転送された他のノードブロックと、自
ノードとして新たに送信すべきデータがあるときには、
前記送信すべきデータを含む新たな自ノードブロックと
から成るノードブロック群を作成する。なお、自ノード
として新たに送信すべきデータがないときには、フレー
ム受信処理装置から転送された他のノードブロックから
成るノードブロック群が作成される。引き続き、フレー
ム送信処理装置は、作成したノードブロック群が挿入さ
れた可変長フレームをフレーム巡回経路に送出する。
【0022】したがって、本発明の通信制御装置を、複
数のノード装置がシリアル伝送路によりループ状に接続
され、前記複数のノード装置相互間においてデータ通信
可能な通信システムにおける各ノード装置の通信制御装
置として使用することにより、本発明の通信システムを
容易に構築することができる。
【0023】本発明の通信制御装置では、前記フレーム
送信処理装置が、前記新たな自ノードブロックを前記他
ノードブロックの後ろに付加する構成とすることができ
る。
【0024】また、本発明の通信制御装置では、前記ノ
ードブロックそれぞれがエラー検出部を有する場合、前
記フレーム受信処理装置が、受信した可変長フレームに
含まれる他のノード装置が挿入した他ノードブロックの
内、エラー無と判定されたものに含まれる送信データを
バッファ記憶装置に転送する構成とすることができる。
【0025】また、本発明の通信制御装置では、前記フ
レーム送信処理装置が、前記受信した可変長フレームに
含まれる自ノード装置が送信した自ノードブロックがエ
ラー有と判定されたとき、前記自ノードブロックが含む
べきデータを含むノードブロックを前記新たな自ノード
ブロックとして作成する構成とすることができる。
【0026】また、本発明の通信制御装置では、前記可
変長フレームには、通常可変長フレーム及びリトライ可
変長フレームの2種があるとき、前記受信した可変長フ
レームが前記リトライ可変長フレームであるときには、
前記フレーム送信処理装置は、前回の可変長フレーム受
信時に挿入した自ノードブロックを前記新たな自ノード
ブロックとして作成する構成とすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、添
付図面を参照して説明する。
【0028】図1には、本発明の一実施形態に係る通信
システム100の構成が示されている。図1に示される
ように、この通信システム100は、1台のマスタノー
ド装置10Mと、通常ノード装置10Ni(i=1〜
P)とを備えている。そして、マスタノード装置10M
及び通常ノード装置10Niが、シリアル伝送媒体とし
ての光ファイバ150〜15Pによって、ループ状に接続
されている。すなわち、光ファイバ150によってマス
タノード装置10Mと通常ノード装置10N1とが接続
され、光ファイバ15j(j=1〜(P−1))によっ
て通常ノード装置10Njと通常ノード装置10Nj+1
が接続され、さらに、光ファイバ15Pによって通常ノ
ード装置10NPとマスタノード装置10Mとが接続さ
れている。こうした光ファイバ150〜15Pによるマス
タノード装置10M及び通常ノード装置10Niのルー
プ状接続により、ループ状のフレーム伝送路19が形成
されている。なお、以下の説明においてマスタノード装
置10M及び通常ノード装置10Niを総称する場合に
は、「ノード装置10M,10Ni」と記すものとす
る。
【0029】こうしたループ状のフレーム伝送路19に
は、通常時には1つの可変長フレームFLMが存在し、
マスタノード装置10M及び通常ノード装置10Ni
順次巡っている。この可変長フレームFLMは、図2
(A)に示されるように、フレームの開始を示すフレー
ム開始指示部SOF(以下、単に「SOF」と記す)、
フレームの属性を示すフレームヘッダ部FH、マスタノ
ード装置10M及び通常ノード装置10Niの中でデー
タ送信を行おうとするノード装置それぞれにより挿入さ
れたノードブロックNB(Sk)(k=1〜Q)から成
るノードブロック部NBP、及びフレームの終了を示す
フレーム終了指示部EOF(以下、単に「EOF」と記
す)から構成される。ここで、パラメータSkは、ノー
ドブロックNB(Sk)を可変長フレームFLMに挿入
したノード装置を示している。
【0030】以上の可変長フレームFLMの構成要素の
内、SOF、フレームヘッダ部FH、及びEOFは必須
構成要素であり、可変長フレームFLMには必ず含まれ
ている。一方、ノードブロック部NBPは可変長フレー
ムFLMの任意構成要素であり、データ送信を行おうと
するノード装置がないときには、可変長フレームFLM
中には、ノードブロック部NBPは存在しないことにな
る。
【0031】前記フレームヘッダ部FHは固定長を有す
る。そして、フレームヘッダ部FHは、内部の所定位置
に、可変長フレームFLMが通常可変長フレームである
か、又は、リトライ可変長フレームであるかを示すリト
ライフラグRを含んでいる。ここで、リトライフラグR
がオフの場合には、可変長フレームFLMが通常可変長
フレームであることを示し、また、リトライフラグRが
オンの場合には、可変長フレームFLMがリトライ可変
長フレームであることを示すようになっている。
【0032】前記ノードブロックNB(Sk)は、図2
(B)に示されるように、ノードブロックNB(Sk
のデータ通信処理上の情報を含む固定長のブロックヘッ
ダ部BH(Sk)、ノードブロックNB(Sk)を挿入し
たノード装置が送信しようとしている可変長の送信デー
タSD(Sk)、及びノードブロックNB(Sk)におけ
る伝送エラーの有無をチェックするための固定長のチェ
ックコード部CHKから構成されている。ここで、チェ
ックコード部CHKにおけるチェックコードとしては様
々なエラー検出用コードを採用することができるが、本
実施形態においては、(X16+X12+X5+1)を生成
多項式とする巡回冗長検査コード(以下、「CRCコー
ド」と呼ぶ)を採用している。なお、チェックコード部
CHKにおけるチェックコードは、こうした巡回冗長検
査(CRC)に限定されず、また、CRCによるチェッ
クを行う場合であっても、生成多項式として他のものを
採用してもよい。例えば、上記の本実施形態の生成多項
式は16ビットのCRCコードを算出するものである
が、32ビットのCRCコードを算出する生成多項式を
採用することもできるし、また、16ビットのCRCコ
ードを算出する他の生成多項式を採用してもよい。
【0033】前記ブロックヘッダ部BH(Sk)は、図
2(C)に示されるように、可変長フレームにブロック
ヘッダ部BH(Sk)を挿入したノード装置の識別子、
すなわち送信データSD(Sk)の送信元ノード識別子
SN(Sk)と、送信データSD(Sk)が格納されるべ
き、マスタノード装置10M及び通常ノード装置10N
iそれぞれが備える後述するメモリ40内領域の先頭ア
ドレスTAD(以下、「転送先頭アドレス」という)T
AD(Sk)、及び送信データSD(Sk)のバイト数B
Sとを所定位置に含んでいる。なお、本実施形態では、
ブロックヘッダ部BH(Sk)には、送信データSD
(Sk)の送信先ノード識別子DN(Sk)が更に含まれ
ているものとする。
【0034】図1に戻り、前記通常ノード装置10Ni
(i=1〜P)それぞれは、通常ノード装置10Ni
れぞれの処理を統括制御するホスト計算機50Niと、
フレーム伝送路19を介して他のノード装置のホスト計
算機との間でデータ通信を行う際の通信制御を行う通信
制御装置20Nと、ホスト計算機50Ni及び通信制御
装置20Nの双方からアクセス可能なメモリ装置40と
を備えている。すなわち、全ての通常ノード装置10N
iは、通信制御装置20N及びメモリ装置40を構成要
素として同様に備えており、通常ノード装置10Ni
互間においては、通信制御装置20N及びメモリ装置4
0以外のホスト計算機50Ni等の構成が異なってい
る。
【0035】前記通信制御装置20Nは、図3に示され
るように、(a)光ファイバ15iを介した可変長フレ
ームFLMを受信し、光電気信号変換等を行って受信フ
レーム信号RFLMに変換するレシーバ21Rと、
(b)受信フレーム信号RFLMを入力して処理するフ
レーム受信処理装置22と、(c)送信フレーム信号S
FLMの生成処理を行うフレーム送信処理装置23N
と、(d)送信フレーム信号SFLMを光電変換等して
可変長フレームFLMを光ファイバ15iに送出する信
号トランスミッタ21Tとを備えている。なお、本実施
形態では、フレーム伝送路19を介した通信の物理層イ
ンターフェースとして、ファイバチャンネルと同様の物
理層インターフェースを採用しており、信号レシーバ2
1Rが光電気信号変換に加えて周知の10B/8B変換
を行うとともに、信号トランスミッタ21Tが光電気信
号変換に加えて周知の8B/10B変換を行っている。
【0036】通信制御装置20Nは、さらに、(e)内
部バスIBの使用権の調停を行うバスアービタ24、
(f)メモリ40へのアクセスのために内部バスIBの
信号とメモリアクセス信号との整合を図るメモリインタ
ーフェース25、及び(g)内部バスIBの信号とホス
ト計算機50Niが採用するホストバス信号との整合を
図るホストインターフェース26を備えている。そし
て、フレーム受信処理装置22から、バスアービタ24
及びメモリインターフェース25を介して、メモリ40
にデータ転送ができるようになっている。また、フレー
ム受信処理装置22から、バスアービタ24及びホスト
インターフェース26を介して、ホスト計算機50Ni
にデータ転送ができるようになっている。また、ホスト
計算機50Niから、ホストインターフェース26及び
バスアービタを介して、フレーム送信処理装置23Nに
データ転送ができるようになっている。さらに、ホスト
計算機50Niが、ホストインターフェース26、バス
アービタ24、及びメモリインターフェースを介して、
メモリ40をアクセス可能となっている。
【0037】なお、内部バスIBのマスタとなり得るの
は、フレーム受信処理装置22及びホスト計算機50N
iであるが、両者の間で内部バスIBの使用権獲得要求
の競合が生じた場合、バスアービタは24、フレーム受
信処理装置22による使用権獲得要求を優先するように
なっている。
【0038】以上のようなデータの転送以外に、フレー
ム受信処理装置22はホスト計算機50Niへ向けて割
り込み処理要求を通知することが可能となっている。な
お、図3においては、データ信号の流れが実線矢印にて
示されているが、割り込み要求等の制御信号の流れの表
示は省略されている。
【0039】前記フレーム受信処理装置22は、図4に
示されるように、フレーム解析装置31、ブロック解析
器32、及びブロックデータ転送器33とを備えてい
る。
【0040】前記フレーム解析装置31は、受信フレー
ム信号RFLMを入力して、SOF及びEOFを検出す
るとともに、フレームヘッダ部FHからリトライフラグ
Rを抽出する。そして、フレーム解析装置31は、SO
F検出によりオンとなりEOF検出によりオフとなるフ
レーム信号受信FLRを、ブロック解析器32及びフレ
ーム送信処理装置23Nへ向けて出力する。また、フレ
ーム解析装置31は、リトライフラグR及びノードブロ
ック部NBPを、速やかに順次、ブロック解析器32及
びフレーム送信処理装置23Nへ向けて出力する。
【0041】前記ブロック解析器32は、フレーム信号
受信FLRがオンであるときに入力したリトライフラグ
Rがオンである場合には、受信した可変長フレームFL
Mがリトライ可変長フレームであると判定する。そし
て、速やかに可変長フレームの送出を開始するべき旨を
フレーム送信開始信号SFLにより、また、前回の可変
長フレームFLMの受信時に送信したデータを再度送信
すべき旨を送信データ選択信号SDSにより、フレーム
送信処理装置23Nへ通知する。
【0042】一方、ブロック解析器32は、フレーム信
号受信FLRがオンであるときに入力したリトライフラ
グRがオフである場合には、受信した可変長フレームF
LMが通常可変長フレームであると判定する。そして、
入力したノードブロック部NBPに含まれるノードブロ
ックNB(Sk)ごとに、順次、CRCコードを利用し
たCRCチェックを行って、ノードブロックNB
(Sk)内における誤りの有無のチェックを行う。
【0043】かかるCRCチェックにあたり、ブロック
解析器32は、最初のノードブロックNB(S1)の開
始を、フレーム信号受信FLRがオンであるときに入力
したノードブロック部NBの始まりをもって認識する。
また、ノードブロックNB(S1)の終了を、ブロック
ヘッダBH(S1)が有する固定バイト数及びブロック
ヘッダBH(S1)内の送信データSD(S1)のバイト
数BS(S1)に基づいて認識する。そして、ブロック
解析器32は、以降のノードブロックNB(Sk)の開
始を、直前のノードブロックNB(Sk-1)の終了に基
づいて認識するとともに、ブロックNB(Sk)の終了
を、ブロックヘッダBH(Sk)が有する固定バイト数
及びブロックヘッダBH(Sk)内の送信データSD
(Sk)のバイト数BS(Sk)に基づいて認識しつつ、
ノードブロックNB(Sk)のCRCチェックを行う。
【0044】また、ブロック解析器32は、受信した可
変長フレームFLMが通常可変長フレームであるときに
は、入力したノードブロックNB(Sk)が、自ノード
が送信したノードブロックであるか否かをチェックす
る。このチェックにあたり、ブロック解析器32は、自
ノード識別子とノードブロックNB(Sk)中の送信元
ノード識別子SN(Sk)とを比較する。なお、本実施
形態では、後述する可変長フレームFLMに対するノー
ドブロックの削除及び追加処理によって、各ノード装置
10M,10Niにより受信された可変長フレームFL
Mに自ノードブロックが存在するとすれば、それは、ノ
ードブロックNB(S1)に限定されるようになってい
る。このため、ブロック解析器32は、自ノードが送信
したノードブロックであるか否かをチェックを最初のノ
ードブロックNB(S1)についてのみ行うこととして
いる。
【0045】以上の自ノードブロックチェックを最初の
ノードブロックNB(S1)について行った結果、自ノ
ードブロックではないと判定されたとき、ブロック解析
器32は、ノードブロックNB(S1)のCRCチェッ
クの終了を待たずに、ノードブロックNB(S1)から
始まるブロックノード部NBPが挿入された可変長フレ
ームの送出を速やかに開始するべき旨をフレーム送信開
始信号SFLにより、フレーム送信装置23Nに通知す
るとともに、前回の可変長フレームFLMの受信時に送
信したデータを格納しているデータバッファを解放すべ
き旨を送信データ選択信号SDSにより、フレーム送信
装置23Nに通知する。そして、ノードブロックNB
(S1)のCRCチェックが終了し、CRCエラーを検
出しなかったとき、ブロック解析器32は、ノードブロ
ックNB(S1)を、ブロックデータ転送器33ヘ向け
て出力する。以後に入力するノードブロックNB
(Sk)については、ブロック解析器32は、自ノード
ブロックを行わずにCRCチェックのみを行い、ノード
ブロックNB(Sk)においてCRCエラーを検出しな
かったとき、ノードブロックNB(Sk)を、ブロック
データ転送器33ヘ向けて出力する。
【0046】また、自ノードブロックチェックを最初の
ノードブロックNB(S1)について行った結果、自ノ
ードブロックであると判定されたときは、ブロック解析
器32は、ノードブロックNB(S1)のCRCチェッ
クが終了を待って、ノードブロック(S1)が削除さ
れ、ノードブロックNB(S2)から始まるブロックノ
ード部NBPが挿入された可変長フレームの送出を開始
するべき旨をフレーム送信開始信号SFLにより、フレ
ーム送信装置23Nに通知する。
【0047】ノードブロックNB(S1)のCRCチェ
ックにより、ノードブロックNB(S1)におけるエラ
ーが検出されなかったときには、ブロック解析器32
は、以後に入力するノードブロックNB(Sk)につい
てCRCチェックを行い、ノードブロックNB(Sk
においてCRCエラーを検出しなかったとき、ノードブ
ロックNB(Sk)を、ブロックデータ転送器33ヘ向
けて出力する。
【0048】一方、ノードブロックNB(S1)のCR
Cチェックにより、ノードブロックNB(S1)におけ
るエラーが検出されたときには、ブロック解析器32
は、前回の可変長フレームFLMの受信時に送信したデ
ータを再度送信すべき旨を送信データ選択信号SDSに
より、フレーム送信処理装置23Nへ通知する。そし
て、ブロック解析器32は、以後に入力するノードブロ
ックNB(Sk)についてCRCチェックを行い、ノー
ドブロックNB(Sk)においてCRCエラーを検出し
なかったとき、ノードブロックNB(Sk)を、ブロッ
クデータ転送器33ヘ向けて出力する。
【0049】前記ブロックデータ転送器33は、ブロッ
ク解析器32からのノードブロックNB(Sk)を受
け、ノードブロックNB(Sk)におけるブロックヘッ
ダBH(Sk)内の転送先頭アドレスTAD(Sk)及び
バイト数BS(Sk)を使用して、ノードブロックNB
(Sk)における送信データSD(Sk)を、バスアービ
タ24及びメモリインターフェース25を介してメモリ
40に転送する。また、ブロックデータ転送器33は、
ブロックヘッダBH(Sk)内の送信先ノードDN
(Sk)が自ノードであるか否かを判定する。そして、
送信先ノードDN(Sk)が自ノードなかったときに
は、ブロックデータ転送器33は、上記の送信データS
D(Sk)のメモリ40への転送のみを行う。一方、送
信先ノードDN(Sk)が自ノードではなかったときに
は、ブロックデータ転送器33は、上記の送信データS
D(Sk)のメモリ40への転送に加えて、ブロックヘ
ッダBH(Sk)を、バスアービタ24及びホストイン
ターフェース26を介してホスト計算機50Niのロー
カルメモリの所定アドレスに転送し、その後にホスト計
算機50Niに対して割り込み要求IRQを発行する。
【0050】前記フレーム送信処理装置23Nは、図5
に示されるように、送信データバッファ36と、フレー
ム生成器37Nとを備えている。
【0051】前記送信データバッファ36はトグルバッ
ファであり、2つのバッファ単位をノードブロック送信
ごとに交換しながら、ブロックヘッダ及び送信データか
ら成るノードブロックデータの送信バッファとして使用
されるようになっている。バッファ単位それぞれには、
ホスト計算機50Niがホストインターフェース26及
びバスアービタ24を介してノードブロックデータを書
き込めるようになっている。なお、1回のノードブロッ
クデータ量すなわちホスト計算機50Niが1つのバッ
ファ単位に書き込むべきデータ量がバッファ単位の容量
よりも大きいときには、バッファ単位がフルになった時
点でホスト計算機50Niの書き込み動作が待たされ
る。そして、後述する自ノードブロック送信におけるノ
ードブロックデータバッファ36からのノードブロック
データの読み出しによりそのバッファ単位に空きができ
るまで、ホスト計算機50Niによるそのバッファ単位
へのデータ書き込みが禁止される。
【0052】また、バッファ単位にノードブロックデー
タ書き込まれると、そのノードブロックデータが送信さ
れた後、フレーム受信処理装置22(より詳しくは、ブ
ロック解析器32)から、前回の可変長フレームFLM
の受信時に送信したノードブロックデータを格納してい
るデータバッファを解放すべき旨を送信データ選択信号
SDSにより通知されると、そのバッファ単位は、次の
ノードブロックデータのために解放される。この解放の
結果、ホスト計算機50Niによるそのバッファ単位へ
のデータ書き込みが可能となる。
【0053】なお、ホスト計算機50Niが送信データ
バッファ36にノードブロックデータを書き込むときに
は、そのノードブロックデータ内の送信データが、その
ノードブロックデータで指定される先頭アドレス転送先
頭アドレスとバイト数とで指定される自ノード装置10
i内のメモリ40の領域に、同時に書き込まれるよう
になっている。
【0054】前記フレーム生成器37Nは、フレーム受
信処理装置22からのリトライフラグR、ノードブロッ
ク部NBP、及びフレーム送信開始信号SFLを入力
し、フレーム送信開始信号SFLによって指示されたタ
イミングに従って、送信フレーム信号SFLMとして、
SOFの出力を開始する。このSOFの出力に引き続
き、フレーム受信処理装置22からのリトライフラグR
を含むフレームヘッダFH、及びフレーム受信処理装置
22からのノードブロック部NBPのうち、自ノードブ
ロックを除いたもの(以下、「ノードブロック部NB
P’」と呼ぶ)を、送信フレーム信号SFLMとして、
順次送出する。そして、ノードブロック部NBP’の送
出後、新たなノードブロックデータがある場合には、新
たなノードブロックデータを送信データバッファ36か
ら読み出して、送信フレーム信号SFLMとして送出す
る。こうしてノードブロック部の出力が終了すると、引
き続いて、フレーム生成器37Nは、送信フレーム信号
SFLMとしてEOFを出力する。
【0055】以上説明した通信制御装置20Nは、各要
素が、基本クロックに同期して動作するハードウエア回
路によって構成されている。
【0056】前記メモリ40は、複数の高速アクセス可
能なメモリ素子、例えばスタティックRAM(Random A
ccess Memory)素子等を有している。このメモリ40
は、図6に示されるように、ノード装置10M,10N
iごと、メモリ領域MAM,MANi(i=1〜P)が割
り付けられている。これに応じて、ノード装置10M,
10Niは、送信するノードブロックにおけるブロック
ヘッダ内の転送先頭アドレス及びバイト数を設定するよ
うになっており、ノード装置10M,10Niから送信
された送信データそれぞれは、メモリ領域MAM,MA
iに格納されるようになっている。
【0057】ここで、以上のように構成された通信制御
装置20Nの全体的な動作について説明する。
【0058】通信制御装置20Nは、まず、SOF(図
2(A)参照)の受信を監視して、可変長フレームFL
Mの受信を開始したか否かを判定する。ここで、否定的
な判定がなされたときは、再度、受信の監視及び可変長
フレームFLMの受信開始の判定を行う。一方、肯定的
な判定がなされたときは、通信制御装置20Nは、受信
した可変長フレームFLMのフレームヘッダFHにおけ
るリトライフラグR(図2(A)参照)がオンであるか
否かを判定する。
【0059】ここで、受信した可変長フレームFLM
が、図7(A)に示されるような、リトライ可変長フレ
ームFLMR1であり、リトライフラグRがオンであっ
たときには、通信制御装置20Nは、リトライ可変長フ
レームを受信したと認識し、前回の通常可変長フレーム
の受信時に挿入した自ノードブロックを、最後のノード
ブロックとして今回受信したリトライ可変長フレームF
LMR1に挿入して送信する。すなわち、前回の通常可
変長フレームの受信時に自ノードブロックを挿入してい
なかった場合には、通信制御装置20Nは、図7(A)
に示されるリトライ可変長フレームFLMR1と同一の
リトライ可変長フレームを、可変長フレームFLMとし
て送信する。一方、前回の通常可変長フレームの受信時
に自ノードブロックを挿入していた場合には、通信制御
装置20Nは、図7(B)に示されるような、図7
(A)に示されるリトライ可変長フレームFLMR1内
の最後のノードブロックNB(SQ)とEOFとの間
に、前回の通常可変長フレームの受信時に挿入した自ノ
ードブロックNB(SQ+1)が挿入されたリトライ可変
長フレームFLMS1を可変長フレームFLMとして送
信する。
【0060】なお、通信制御装置20Nによるリトライ
可変長フレームの送信は、受信したリトライ可変長フレ
ームにおけるリトライフラグRがオンであることの検出
後、速やかに開始される。また、受信したリトライ可変
長フレームにノードブロック部NBP(図2(A)参
照)が含まれていないときには、通信制御装置20N
は、フレームヘッダFHとEOFとの間に前回の通常可
変長フレームの受信時に挿入した自ノードブロックが挿
入されたリトライ可変長フレームを送信することにな
る。
【0061】また、受信した可変長フレームFLMが、
図8(A)に示されるような通常可変長フレームFLM
R2であり、リトライフラグRがオフであったときに
は、通信制御装置20Nは、受信した可変長フレームF
LMR2が通常可変長フレームであると認識し、最初の
ノードブロックNB(S1)が自ノードブロックである
か否かを判定する。そして、否定的な判定がなされたと
きには、通信制御装置20Nは、新たに送信すべき自ノ
ードブロックを最後のノードブロックとして今回受信し
た可変長フレームFLMに挿入して送信する。すなわ
ち、新たに送信すべき自ノードブロックがない場合に
は、通信制御装置20Nは、図8(A)に示される通常
可変長フレームFLMR1と同一の通常可変長フレーム
を、可変長フレームFLMとして送信する。一方、新た
に送信すべき自ノードブロックがある場合には、通信制
御装置20Nは、図8(B)に示されるような、図8
(A)に示される通常可変長フレームFLMR2内の最
後のノードブロックNB(SQ)とEOFとの間に、新
たに送信すべき自ノードブロックNB(SQ+1)が挿入
された通常可変長フレームFLMS2を、可変長フレー
ムFLMとして送信する。
【0062】なお、受信した通常可変長フレームの最初
のノードブロックNB(S1)が自ノードブロックでな
い場合における通信制御装置20Nによる通常可変長フ
レームの送信は、受信した可変長フレームにおけるリト
ライフラグRがオフであることの検出後、速やかに開始
される。また、受信したリトライ可変長フレームにノー
ドブロック部NBPが含まれていないときには、通信制
御装置20Nは、フレームヘッダFHとEOFとの間に
新たに送信すべき自ノードブロックが挿入されたリトラ
イ可変長フレームを送信することになる。
【0063】受信した可変長フレームFLMが、図8
(A)のように、通常可変長フレームFLMR2であ
り、かつ、最初のノードブロックNB(S1)が自ノー
ドブロックではないとき、以上の通常可変長フレームF
LMS2等の送信処理と並行して、通信制御装置20N
は、ノードブロックNB(S1)〜NB(SP)のCRC
チェックと、ノードブロックNB(S1)〜NB(SP
内の送信データSD(S1)〜SD(SP)のメモリ40
への転送処理を行う。かかる転送処理においては、上述
したように、ブロック解析器32によりCRCエラーが
検出されなかったノードブロックNB(Sk)内の送信
データSD(Sk)のみが、ブロックヘッダBH(Sk
内の転送先頭アドレスTAD(Sk)及びバイト数BS
に従って、ブロックデータ転送器33によりメモリ40
へ転送される。そして、送信データSD(Sk)がメモ
リ40へ転送されたノードブロックNB(Sk)におけ
るブロックヘッダBH(Sk)内の送信先ノード識別子
DN(Sk)が自ノードを示すものについて、上述した
ように、ブロックデータ転送器33によるホスト計算機
50Niへの割り込み要求処理が行われる。
【0064】また、受信した可変長フレームFLMが、
図9(A)に示されるように、リトライフラグがオフの
通常可変長フレームであり、かつ、最初のノードブロッ
クNB(S1)が自ノードブロックである通常可変長フ
レームFLMR3あった場合には、通信制御装置20N
は、まず、ノードブロックNB(S1)についてCRC
チェックを行う。このCRCチェックの結果、エラーが
検出されなかったときには、通信制御装置20Nは、受
信した自ノードブロックNB(S1)が削除され、か
つ、新たに送信すべき自ノードブロックを最後のノード
ブロックとして挿入された通常可変長フレームを送信す
る。すなわち、新たに送信すべき自ノードブロックがな
い場合には、通信制御装置20Nは、図9(B)に示さ
れるような、図9(A)に示される通常可変長フレーム
FLMからノードブロックNB(S 1)が削除された通
常可変長フレームFLMS3を、可変長フレームFLM
として送信する。また、新たに送信すべき自ノードブロ
ックがある場合には、通信制御装置20Nは、図9
(C)に示されるような、図9(A)に示される通常可
変長フレームFLMからノードブロックNB(S1)が
削除され、かつ、最後のノードブロックNB’(SQ
として新たに送信すべき自ノードブロックが挿入された
通常可変長フレームFLMS3’を、可変長フレームF
LMとして送信する。
【0065】一方、前回の可変長フレームFLMの受信
時に自ノードブロックを挿入しており、かつ、最初のノ
ードブロックNB(S1)でCRCエラーが検出された
ときには、通信制御装置20Nは、この最初のノードブ
ロックNB(S1)が自ノードブロックであり、かつ、
CRCエラーが発生したと認識する。そして、通信制御
装置20Nは、図9(D)に示されるような、受信した
自ノードブロックNB(S1)が削除され、かつ、最後
のノードブロックNB’(SQ)として前回の通常可変
長フレームの受信時に挿入した自ノードブロックが挿入
された通常可変長フレームFLMS3”を、可変長フレ
ームFLMとして送信する。
【0066】なお、受信した通常可変長フレームの最初
のノードブロックNB(S1)が自ノードブロックであ
る場合における通信制御装置20Nによるリトライ可変
長フレームの送信は、受信した可変長フレームにおける
最初のノードブロックNB(S1)のCRCチェック
後、速やかに開始される。また、受信した通常可変長フ
レームに自ノードブロックNB(S1)のみが含まれて
いるときには、通信制御装置20Nは、フレームヘッダ
FHとEOFとの間に新たに送信すべき自ノードブロッ
ク又は前回の通常可変長フレームの受信時に挿入した自
ノードブロックが挿入されたリトライ可変長フレームを
送信することになる。
【0067】受信した可変長フレームFLMが、図9
(A)のように、通常可変長フレームFLMR3であ
り、かつ、最初のノードブロックNB(S1)が自ノー
ドブロックであるとき、以上の通常可変長フレームFL
MS3,FLMS3’,FLMS3”の送信処理と並行
して、通信制御装置20Nは、ノードブロックNB(S
2)〜NB(SQ)のCRCチェックと、ノードブロック
NB(S2)〜NB(SQ)内の送信データSD(S2
〜SD(SQ)のメモリ40への転送処理を行う。かか
る転送処理においては、上述した通常可変長フレームで
あり、かつ、最初のノードブロックNB(S1)が自ノ
ードブロックではないときと同様にして、ブロック解析
器32によりCRCエラーが検出されなかったノードブ
ロックNB(Sk)内の送信データSD(Sk)のみが、
ブロックヘッダBH(Sk)内の転送先頭アドレスTA
D(Sk)及びバイト数BSに従って、ブロックデータ
転送器33によりメモリ40へ転送される。また、上述
した通常可変長フレームであり、かつ、最初のノードブ
ロックNB(S1)が自ノードブロックではないときと
同様の割り込み処理が行われる。
【0068】図1に戻り、前記マスタノード装置10M
は、マスタノード装置10Mの処理を統括制御するホス
ト計算機50Mと、他のノード装置のホスト計算機との
間でデータ通信を行う際の通信制御を行う通信制御装置
20Mと、ホスト計算機50M及び通信制御装置20M
の双方からアクセス可能なメモリ装置40とを備えてい
る。なお、マスタノード装置10Mの説明にあたり、通
常ノード装置10Niと同一の構成要素を有する場合に
は、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0069】前記通信制御装置20Mは、図10に示さ
れるように、光ファイバ15Pを介した可変長フレーム
FLMを受信し、光電気信号変換等を行って受信フレー
ム信号RFLMに変換するレシーバ21Rと、受信フレ
ーム信号RFLMを入力して処理するフレーム受信処理
装置22と、送信フレーム信号SFLMの生成処理を行
うフレーム送信処理装置23Mと、送信フレーム信号S
FLMを光電変換等して可変長フレームFLMを光ファ
イバ150に送出する信号トランスミッタ21Tとを備
えている。そして、通信制御装置20Mは、上述の通信
制御装置20Nと同様に、さらに、バスアービタ24、
メモリインターフェース25、及びホストインターフェ
ース26を備えている。なお、図10においても図3の
場合と同様に、データ信号の流れが実線矢印にて示され
ているが、割り込み要求等の制御信号の流れの表示は省
略されている。
【0070】前記フレーム送信処理装置23Mは、図1
1に示されるように、上述した図5に示されたフレーム
送信処理装置23Nと比べて、フレーム生成器37Nに
代えてフレーム生成器37Mを備えるとともに、フレー
ム生成制御器38を更に備える点が相違する。
【0071】前記フレーム生成制御器38は、パワーオ
ン等による初期化が行われたことを検出すると、新たな
可変長フレームFLMをフレーム伝送路19に送出すべ
き旨をフレーム生成制御信号FLGによりフレーム生成
器37Mに通知する。また、フレーム生成制御器38
は、フレーム受信処理装置22から出力されたフレーム
信号受信FLRをモニタし、可変長フレームFLMを所
定時間以上にわたって受信しないときに可変長フレーム
FLMが消失したものと判断し、新たに可変長フレーム
FLMをリトライ可変長フレームとして、フレーム伝送
路19に送出すべき旨をフレーム生成制御信号FLGに
よりフレーム生成器37Mに通知する。ここで、フレー
ム生成制御器38は、可変長フレームFLMを所定時間
以上にわたって受信しないことを、SOF又はEOFを
所定時間以上にわたって検出しないことによって検出す
る。
【0072】さらに、フレーム生成制御器38は、リト
ライ可変長フレームの送出指示をフレーム生成制御信号
FLGによりフレーム生成器37Mに通知後、リトライ
可変長フレームを所定時間以上にわたって受信しないと
きに、フレーム伝送路19のいずれかにおいて故障が発
生したと判断する。そして、フレーム生成制御器38
は、その旨をホスト計算機50Mに通知する。
【0073】前記フレーム生成器37Mは、上記のフレ
ーム生成器37Nの作用に加えて、フレーム生成制御器
38からのフレーム生成制御信号FLGによる指示に応
じて、新たな可変長フレームFLMとして、通常可変長
フレーム又はリトライ可変長フレームを生成してフレー
ム伝送路19に送出する。さらに、フレーム生成器37
Mは、リトライ可変長フレームを受信したときは、リト
ライ可変長フレームを通常可変長フレームに変更して、
フレーム伝送路19に送出する。
【0074】ここで、以上のように構成された通信制御
装置20Mの全体的な動作について説明する。
【0075】電源投入や新たな通常ノード装置の増設等
伴う通信システム100の初期化が行われると、通信制
御装置20Mが、新たに通常可変長フレームとして、可
変長フレームFLMの生成を指示する。この指示を受け
た通信制御装置20Mは、図12(A)に示されるよう
な、ノードブロック部NBPを含まず、フレームヘッダ
部FHにおけるリトライフラグRがオフに設定された可
変長フレームFLMS4を生成し、可変長フレームFL
Mとして送信する。その後、この可変長フレームFLM
がフレーム伝送路19を進行し、ノード装置10M,1
0Niを順次巡る。
【0076】かかる通常可変長フレームFLMの巡回に
あたり、マスタノード装置10Mは、通常可変長フレー
ムFLMの消失の監視を除いて、上述の通常ノード装置
20Niと同様に動作する。こうした通常可変長フレー
ムFLMの巡回中において、可変長フレームFLMの消
失エラーが検出されると、通信制御装置20Mは、図1
2(B)に示されるような、ノードブロック部NBPを
含まず、フレームヘッダ部FHにおけるリトライフラグ
Rがオンに設定されたリトライ可変長フレームFLMS
5を生成し、可変長フレームFLMとして送信する。
【0077】そして、通常ノード装置10Niを順次巡
回した可変長フレームとして、図13(A)に示される
ようなリトライ可変長フレームFLMR4を受信する
と、通信制御装置20Mは、リトライ可変長フレームF
LMR4中のリトライフラグRをオフに設定するととも
に、前回の通常可変長フレームを受信したときに挿入し
た自ノードブロックを挿入して送信する。すなわち、前
回の通常可変長フレームを受信したときに挿入した自ノ
ードブロックがないときには、通信制御装置20Mは、
図13(B)に示されるような、図13(A)のリトラ
イ通常可変長フレームFLMR4のリトライフラグRを
オフに設定変更したのみの通常可変長フレームFLMS
6を、可変長フレームFLMとして送信する。一方、前
回の通常可変長フレームを受信したときに挿入した自ノ
ードブロックがあるときには、通信制御装置20Mは、
図13(C)に示されるような、図13(A)のリトラ
イ可変長フレームFLMのリトライフラグRをオフに設
定変更するとともに、最後のノードブロックNB(S
Q+1)として前回の通常可変長フレームを受信したとき
に挿入した自ノードブロックが挿入された通常可変長フ
レームFLMS6’を、可変長フレームFLMとして送
信する。
【0078】なお、以上のような可変長フレームFLM
の巡回と、可変長フレームFLM受信処理における他ノ
ードブロック内の送信データのメモリ40への転送と、
自ノードブロックの可変長フレームFLMへの挿入処理
における自ノードブロック内の送信データのメモリ40
への書き込みが行われる結果、可変長フレームFLMの
巡回時間程度のタイムラグはあるが、各ノード装置10
M,10Niにおけるメモリ40の内容は互いに同一と
なるようになっている。
【0079】以上のように構成された通信システム10
0では、複数のノード装置10M,10Niを順次巡る
ループ状のフレーム伝送経路上には、1つの可変長フレ
ームFLMが存在するのみである。このため、フレーム
伝送経路におけるフレーム衝突は原理的に発生し得な
い。
【0080】そして、データ送信を行おうとするノード
装置10M,10Niは、可変長フレームFLMを受信
したときに、あたかも可変長フレームFLMという貨物
列車に車両を新たに連結するように、送信データを含む
ノードブロックを可変長フレームFLMに挿入する。ま
た、データ送信を行ったノード装置10M,10N
iは、他のノード装置を巡った可変長フレームFLMを
受信したときに、受信した可変長フレームFLMに挿入
されている、前回の可変長フレームFLMの受信時に自
分が挿入した自ノードブロックを可変長フレームFLM
から削除する。
【0081】したがって、本実施形態の通信システム1
00によれば、簡単な構成で、ノード装置10M、10
i間におけるデータ転送のターンアラウンド時間を短
縮化でき、かつ、データ転送のターンアラウンド時間の
上限を保証することができる。
【0082】また、ノード装置10M、10Ni間にお
けるデータ転送をハードウエア回路で構成された通信制
御装置20M,20Nのみ制御するので、ホスト計算機
50M,50Niに負担をかけずに、かつ、高速で行う
ことができる。
【0083】また、フレーム伝送経路19における可変
長フレームFLMの消失を監視し、可変長フレームFL
Mの消失が検出された場合に、通信制御装置20M,2
0Nによるリトライ処理により、消失直前の可変長フレ
ームFLMを速やかに再現するので、速やかにフレーム
消失エラーからの回復ができる。
【0084】また、ノード装置10M,10Niが挿入
したノードブロックごとにエラー検出を行い、エラーが
検出されたノードブロックに含まれる送信データは無視
するとともに、同一のノードブロックを再送するので、
信頼性が高く、かつ、確実なノード装置10M、10N
i間におけるデータ転送を行うことができる。
【0085】また、僅かな時間差はあるが、ノード装置
10M,10Niそれぞれのメモリ40相互間で記憶デ
ータが同一となるので、ノード装置10M,10Ni相
互間において、同一のデータを共有することができる。
すなわち、ノード装置10M,10Niのメモリ40を
一種の共有メモリとして使用することができる。
【0086】なお、上記の実施形態では、シリアル伝送
路として光ファイバを使用したが、同軸ケーブルやツイ
ストペア線を使用することもできる。
【0087】また、上記の実施形態では、個別に設けた
メモリ40にデータを転送したが、ホスト計算機50
M,50Niのローカルメモリに直接転送するようにし
てもよい。
【0088】また、上記の実施形態では、ブロックヘッ
ダ内に送信先ノード識別子を含ませることとしたが、送
信データ内に送信先ノード識別子を含ませることとして
もよい。また、送信先ノード識別子は、ブロックヘッダ
内の任意の位置に置くことができる。
【0089】さらに、送信すべきデータを送信データと
する自ノードブロックを送信した後、送信先ノード識別
子を送信データとする自ノードブロックを別途送信し、
この送信先ノード識別子から成る送信データを受信し
た、当該送信先ノード識別子で特定されるノード装置に
おいて割り込み要求を発生させることとしてもよい。
【0090】また、ブロックデータ転送器33が、ホス
ト計算機50M,Niへの割り込み要求を発生させるの
ではなく、処理要求をメモリ40内の特定領域に書き込
むこととし、ホスト計算機50M,Niが自ノード内の
メモリ40内におけるその特定領域内のデータを定期的
にセンスすることとしてもよい。
【0091】また、上述のような各メモリ40の内容が
相互に同一となることを利用して、一つのホスト計算機
が自ノードのメモリ40内の特定領域に処理要求を書き
込むことにより、実質的に他ノードのメモリ40内の特
定領域に処理要求を書き込むこととするとともに、他の
ホスト計算機が、自ノードのメモリ40内の特定領域を
センスすることにより、処理要求を伝達するようにして
もよい。
【0092】また、上記の実施形態では、ノードブロッ
ク単位にホスト計算機50M,50Niへ割り込み要求
を行うこととしたが、ノードブロック部が含まれる可変
長フレームFLMの受信単位で、ホスト計算機50M,
50Niへ割り込み要求を行うこととすることもでき
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信シス
テムによれば、ループ状にノード装置間が接続される簡
易な構成で、ターンアラウンド時間を短縮化し、かつ、
ターンアラウンド時間の上限を保証しつつ、ノード装置
間でデータ転送を行うことができる。
【0094】また、本発明の通信方法によれば、ノード
装置間におけるデータ転送のターンアラウンド時間を短
縮化でき、かつ、データ転送のターンアラウンド時間の
上限を保証することができる。
【0095】また、本発明の通信制御装置を各ノード装
置が備えることにより、簡易な構成で、ターンアラウン
ド時間を短縮化し、かつ、ターンアラウンド時間の上限
を保証しつつ、ノード装置間でデータ転送を行うことが
できる通信システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を概略的に示すブロック図である。
【図2】図2(A)〜図2(C)は、図1の可変長クレ
ームの構成を説明するための図である。
【図3】図1の通常ノード装置の通信制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】図3のフレーム受信装置の構成を示すブロック
図である。
【図5】図3のフレーム送信装置の構成を示すブロック
図である。
【図6】図1のメモリのアドレス割付を説明するための
図である。
【図7】図7(A)及び図7(B)は、図3の通信制御
装置における処理を説明するための図(その1)であ
る。
【図8】図8(A)及び図8(B)は、図3の通信制御
装置における処理を説明するための図(その2)であ
る。
【図9】図9(A)〜図9(D)は、図3の通信制御装
置における処理を説明するための図(その3)である。
【図10】図1のマスタノード装置の通信制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図11】図10のフレーム送信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図12(A)及び図12(B)は、図10の
通信制御装置における処理を説明するための図(その
1)である。
【図13】図13(A)〜図13(C)は、図10の通
信制御装置における処理を説明するための図(その2)
である。
【符号の説明】
10M…マスタノード装置(ノード装置)、10N1
10NP…通常ノード装置(ノード装置)、150〜15
P…光ファイバ(シリアル伝送路)、19…フレーム伝
送路(フレーム巡回経路)、20M,20N…通信制御
装置、22…フレーム受信処理装置、23M,23N…
フレーム送信処理装置、40…メモリ、100…通信シ
ステム、FLM…可変長フレーム。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノード装置がシリアル伝送路によ
    りループ状に接続され、前記複数のノード装置相互間に
    おいてデータ通信可能な通信システムにおいて、 送信元ノード識別子データを有するブロックヘッダデー
    タ及び送信データを含むノードブロックを挿入及び削除
    可能な1つの可変長フレームが前記複数のノード装置を
    順次巡り、 前記可変長フレームへの前記ノードブロックの挿入は、
    前記可変長フレームを受信した受信ノード装置がデータ
    の送信を行うときに、前記受信ノード装置によって新た
    な自ノードブロックの挿入として行われ、 前記可変長フレームからの前記ノードブロックの削除
    は、前記受信ノード装置が受信した前記可変長フレーム
    中に前記受信ノード装置により以前に挿入された自ノー
    ドブロックがあるとき、前記受信ノード装置による前記
    以前に挿入された自ノードブロックの削除として行われ
    る、ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記ノードブロックそれぞれはエラー検
    出部を有し、 前記受信ノード装置は、受信した可変長フレームに含ま
    れる他のノード装置が送信した他ノードブロックの内、
    エラー無と判定されたものに含まれる送信データを記憶
    することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記受信ノード装置は、前記受信した可
    変長フレームに含まれる前記受信ノード装置が送信した
    自ノードブロックがエラー有と判定されたとき、前記自
    ノードブロックを前記可変長フレームから削除した後、
    前記自ノードブロックが含むべきデータを含む新たな自
    ノードブロックを生成して前記可変長フレームに挿入す
    る、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記複数のノード装置の1つが、前記可
    変長フレームを生成するマスタノード装置である、こと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記マスタノード装置は、 システム初期化時には、前記新たな可変長フレームとし
    て、通常可変長フレームを生成して前記シリアル伝送路
    に送出し、 前記可変長フレームが消失したと判断した時には、リト
    ライ可変長フレームを生成して前記シリアル伝送路に送
    出する、ことを特徴とする請求項4に記載の通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記受信ノード装置は、前記受信した可
    変長フレームが前記リトライ可変長フレームであるとき
    には、前回の可変長フレーム時に挿入した自ノードブロ
    ックを前記リトライ可変長フレームに挿入し、 前記受信ノード装置が前記マスタノード装置の場合に
    は、更に、挿入されたノードブロックを変更せずに、前
    記リトライ可変長フレームを前記通常可変長フレームに
    変更する、ことを特徴とする請求項5に記載の通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 送信元ノード識別子データを有するブロ
    ックヘッダデータ及び送信データを含むノードブロック
    を挿入及び削除可能な1つの可変長フレームが巡るルー
    プ状のフレーム巡回経路上に配設されるノード装置が具
    備する通信制御装置であって、 前記可変長フレームを受信し、前記受信した可変長フレ
    ームに前記ノード装置が以前に挿入した自ノードブロッ
    クが存在するときには、該以前に挿入した自ノードブロ
    ックを削除するフレーム受信処理装置と; 前記フレーム受信処理装置を介したノードブロックに、
    新たに送信すべきデータがあるときには、前記送信すべ
    きデータを含む新たな自ノードブロックが付加されたノ
    ードブロック群を作成し、前記ノードブロック群が挿入
    された可変長データフレームを前記フレーム巡回経路へ
    向けて送出するフレーム送信処理装置と;を備える通信
    制御装置。
  8. 【請求項8】 前記フレーム送信処理装置は、前記新た
    な自ノードブロックを前記他ノードブロックの後ろに挿
    入する、ことを特徴とする請求項7に記載の通信制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ノードブロックそれぞれはエラー検
    出部を有し、 前記フレーム受信処理装置は、受信した可変長フレーム
    に含まれる他のノード装置が挿入した他ノードブロック
    の内、エラー無と判定されたものに含まれる送信データ
    をバッファ記憶装置に転送することを特徴とする請求項
    7又は8に記載の通信制御装置。
  10. 【請求項10】 前記フレーム送信処理装置は、前記受
    信した可変長フレームに含まれる自ノード装置が送信し
    た自ノードブロックがエラー有と判定されたとき、前記
    自ノードブロックが含むべきデータを含むノードブロッ
    クを前記新たな自ノードブロックとして作成する、こと
    を特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の通信
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記可変長フレームには、通常可変長
    フレーム及びリトライ可変長フレームの2種があり、 前記受信した可変長フレームが前記リトライ可変長フレ
    ームであるときには、前記フレーム送信処理装置は、前
    回の可変長フレーム受信時に挿入した自ノードブロック
    を前記新たな自ノードブロックとして作成する、ことを
    特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の通信
    制御装置。
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