JP2003087226A - 最短時間ビット誤り率のテスト方法及びシステム - Google Patents

最短時間ビット誤り率のテスト方法及びシステム

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JP2003087226A JP2002242894A JP2002242894A JP2003087226A JP 2003087226 A JP2003087226 A JP 2003087226A JP 2002242894 A JP2002242894 A JP 2002242894A JP 2002242894 A JP2002242894 A JP 2002242894A JP 2003087226 A JP2003087226 A JP 2003087226A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要最小限の時間でビット誤り率を測定する 【解決手段】ビット・ブロックを測定し、ビット誤りに
ついて累積数の計数と事後累積分布関数(pcdf)の
計算を並行して行う。pcdfの計算値と所望の値(確
率)を比較する事により、ビット誤り率が所望のビット
誤り率限界よりも小さいか否かの判定が可能となる。ビ
ット・ブロックの測定と、関連するビット誤りの累積
と、事後累積分布関数の計算と、それらに基づく判定と
を、3つの事象のいずれかが検出されるまで継続する。
3つの事象とは、1)ビット誤り率が所望のビット誤り
率限界よりも小さい、2)ビット誤り率が所望のビット
誤り率以上である、3)最長テスト時間を経過した、で
ある。これら3つの事象を検出してテストは停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、ビット誤
り率テストの分野に関するものであり、とりわけ、それ
に制限するわけではないが、一例として、統計分析を利
用したビット誤り率テストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】被測定物(DUT)のビット誤り率の測
定には、制限するわけではないが、製造に関連した装置
のテストを含む、多くの用途がある。被測定物は、例え
ば、ディジタル通信装置、システム、または、チャネル
とすることが可能である。被測定物のビット誤りの測定
には、一般に、被測定物からビット誤り数を求めるた
め、被測定物にビット・シーケンスを入力して、被測定
物の出力と既知の正しい結果を比較することが必要とさ
れる。典型的なビット誤りテスト・システムは、被測定
物によるある数のビット(N)の正確な伝送をテストし
て、Nビットの伝送から生じる誤りのある受信ビット数
(R)をカウントする。
【0003】いくつかのビット誤り率テスト手法が開発
されている。第1のこうした手法には、固定数のビット
のテストが必要になる。この手法の場合、テストのため
にNビットが選択される。Rの誤りのあるビットがカウ
ントされる。次に、ビット誤り率推定値がR/Nとして
計算される。R/Nがビット誤り率テスト限界(L)以
下の場合、テストに合格したものとみなされる。R/N
がLを超えると、テストに不合格とみなされる。
【0004】この手法の欠点は、Nに関して選択される
値とビット誤り率推定値R/Nの正確度の間には直接的
な関係がないということである。不可避的に、経験に基
づく方法を用いて、Nを選択することになるが、このた
め、テスト時間が不必要に長くなったり、あるいは、ビ
ット誤り率推定値が不正確になる。
【0005】ビット誤り率テストの第2の手法には、固
定数のエラーがカウントされるまで、被測定物をテスト
することが必要とされる。この手法では、Rの誤りのあ
るビットをカウントするか、または、最長テスト時間
(T)に達するまで、ビットがカウントされる。この手
法は、第1の手法と同じ不都合がある。やはり、R及び
Tとテストの正確度の間に直接的な関係がない。不可避
的に、経験に基づく方法を用いて、R及びTを選択する
ことになるが、このため、テスト時間が不必要に長くな
ったり、あるいは、テスト結果が不正確になる。
【0006】ビット誤り率テストの第3の手法には、密
度推定と補外が含まれる。この手法の場合、被測定物へ
のビット伝送と被測定物からのビットの読み取りとの間
の時間遅延が、0から0.5ビット時間の間で変動させ
られる。異なるビット時間オフセットにおける誤りのあ
るビット数がカウントされ、それを利用して、オフセッ
トの関数としてビット誤り率の確率密度推定値を得るこ
とが可能である。
【0007】密度推定は、0.5ビット時間に近い領域
では正確である。密度推定は、補外によってゼロ・オフ
セットに戻され、その結果、ビット誤り率の推定値が得
られる。第3の手法の欠点は、測定データが得られるに
はほど遠い推定関数の補外に依存している点である。従
って、正確性が疑わしい。さらに、実際の用途にとって
十分な迅速さで完全な密度推定を計算することは不可能
である。従って、例えば、ガウス近似によるただ1つの
密度モードの近似といった、さまざまな近似法が利用さ
れる。密度推定及び補外法は、テスト基準で要求される
ので、よく用いられる。
【0008】上述の手法には、それぞれ、ビット誤り率
が十分に低いか否かに関して十分に正確な判定を得るの
に、ビット誤りをどれだけの時間にわたって測定すべき
かが分からないという欠点がある。従って、上述の手法
のどれを利用しても、テスト時間が不必要に長くなった
り、あるいは、テスト結果が不正確になる場合が多い。
さらに、テスト時間が長すぎるか否か、あるいは、テス
ト結果が不正確であるか否かを知るのは不可能である。
上述の手法のもう1つの欠点は、測定時間を最短にし、
スループットを最大にするのに、ビット誤り率に関する
事前の情報を考慮することができないという点である。
上述の手法のもう1つの欠点は、ビット誤り率テストの
正確さを確立する直接的な手段が得られないという点で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、先行技術に関連した以上の及びその他の欠点を解消
する最短時間のビット誤り率テスト方法及びシステムを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】先行技術の以上の及びそ
の他の欠点は、本発明によって克服される。本発明の第
1の実施態様では、ビット誤り率テストの実施方法が得
られる。この実施態様には、測定された誤りのあるビッ
トの累積数に基づいて、ビット誤り率の事後累積分布関
数(pcdf)を計算するステップと、pcdfが、ビ
ット誤り率がビット誤り率テスト限界(L)未満であ
る、所望の確率(C)以上であるか否かを判定するステ
ップが含まれている。pcdfがC以上であるとする判
定に応答して、テストは合格になり、停止される。1−
pcdfがC以上であると判定されると、テストは不合
格になり、停止される。また、テストに要する時間量が
最長テスト時間(T)を超えるとする判定に応答して、
テストは不合格になり、停止される。上述のステップ
は、pcdfがC未満であり、1−pcdfがC未満で
あるとする判定に応答して、反復される。
【0011】本発明のもう1つの実施態様では、ビット
誤り率テストを実施する製品に、少なくとも1つのコン
ピュータ可読媒体と、少なくとも1つのコンピュータ可
読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれている。プ
ロセッサ命令は、少なくとも1つのプロセッサによって
少なくとも1つのコンピュータ可読媒体から読み取るこ
とができるように構成されている。この命令によって、
少なくとも1つのプロセッサが、測定された誤りのある
ビットの累積数に基づいて、ビット誤り率の事後累積分
布関数(pcdf)を計算し、pcdfが、ビット誤り
率がビット誤り率テスト限界(L)未満である、所望の
確率(C)以上であるか否かを判定することになる。
【0012】プロセッサは、pcdfがC以上であると
する判定に応答して、テストに合格したことを明示し、
テストを停止する働きもさせられる。プロセッサは、さ
らに、1pcdfがC以上であるか否かの判定を行い、
1−pcdfがC以上であるとする判定に応答して、テ
ストが不合格であったことを明示し、テストを停止する
働きもする。プロセッサは、また、テスト時間が最長テ
スト時間(T)を超えたとする判定に応答して、テスト
が不合格であったことを明示し、テストを停止する働き
もする。プロセッサは、pcdfがC未満であり、1−
pcdfがC未満であるとする判定に応答して、上述の
ステップを反復する働きもする。
【0013】本発明のさらにもう1つの実施態様では、
ビット誤り率テストを実施するようになっているシステ
ムには、被測定物(DUT)にビット・シーケンスを入
力するようになっているビット・シーケンス発生器と、
ビット・シーケンス発生器に相互運用できるように接続
された遅延発生器が含まれている。DUT及び遅延発生
器には、コンパレータが相互運用できるように接続され
ている。コンパレータは、遅延発生器の出力とDUTの
出力を比較するようになっている。コンパレータには、
カウンタが相互運用できるように接続されており、コン
パレータの出力をカウントするようになっている。出力
は、誤りのあるビットの累積数である。
【0014】カウンタには、制御コンピュータが相互運
用できるように接続されており、誤りのあるビットの累
積数に基づいて、ビット誤り率の事後累積分布関数(p
cdf)を計算するようになっている。制御コンピュー
タは、pcdfが、、ビット誤り率がビット誤り率テス
ト限界(L)未満である、所望の確率(C)以上である
か否かの判定も行う。制御コンピュータは、pcdfが
C以上であるとする判定に応答して、テストが合格であ
るか否かを明示し、テストを停止する。制御コンピュー
タは、1−pcdfがC以上であるか否かを判定し、1
−pcdfがC以上であるとする判定に応答して、テス
トが不合格であったことを明示し、テストを停止する。
制御コンピュータは、テスト時間が最長テスト時間
(T)を超えたとする判定に応答し、テストが不合格で
あったことを明示して、テストを停止し、また、pcd
fがC未満であり、1−pcdfがC未満であるとする
判定に応答して、上述のステップを反復する。
【0015】本発明の上述の及びその他の特徴について
は、添付の図面に示す説明に役立つ例に関連して、詳述
される。当業者には明らかなように、解説の実施態様
は、例証によって、理解が得られるようにするために示
されたものであり、この特許出願においては、さまざま
な同等実施態様も企図されている。
【0016】
【発明の実施の形態】下記の説明では、制限のためでは
なく、解説のため、本発明の実施態様を完全に理解する
ために、特定の詳細が明らかにされる。しかし、当業者
には明らかなように、本発明は、これら特定の詳細から
逸脱した他の実施態様において実施することが可能であ
る。他の例については、不必要な詳細によって本発明の
実施態様に関する説明が不明瞭にならないように、周知
の方法、装置、論理コード(例えば、ハードウェア、ソ
フトウェア、ファームウェア)等の詳細な説明は省略さ
れる。本発明の望ましい実施態様及びその利点は、図面
中の図1から3を参照することによって最も明らかにな
る。
【0017】統計、データ分析、及び、人工知能に対す
るベイズ(Bayes)の方法の適用は、革命であっ
た。ベイズの方法は、次第に、不確実な情報に基づい
て、正しい演繹を可能にする強力な技法として認識され
るようになってきた。ベイズの方法は、正統的な統計的
推論手法に比べて、適用が容易である場合が多い。さら
に、ベイズの方法によれば、演繹を行うのに、事前知識
を正しく、十分に適用することが可能になる。
【0018】多くの測定及びテスト用途では、本質的に
不確実な情報(例えば、測定結果及びテスト結果)を受
け取り、それに基づいて情報の計算を行う。ベイズの方
法では、複数の測定結果、テスト結果、及び、事前知識
を統合する一貫した枠組みが得られる。こうして演繹さ
れる情報には、それ自体の不確実性に関するさらなる情
報を伴っている。
【0019】伝統的な確率及び統計学では、確率は、反
復実験におけるさまざまな事象の発生頻度の測度とみな
される。対照的に、ベイズの統計では、確率は、不確実
な知識の利用可能な全ての関連構成要素が与えられたと
した場合に、客観的推論者が特定の推定に関して有して
いる知識状態の不確実性の測度とみなされる。換言する
と、ベイズの統計では、確率は、与えられた不確実な知
識について推論するための論理であるとみなされる。
【0020】ベイズの統計学的計算は、計算論的に集約
形とすることが可能である。しかし、処理能力がコスト
の関数として連続的指数成長を遂げたことにより、それ
らは、従来可能であったものに比べると、物理的測定
や、信号及び画像処理のさまざまな領域における多種多
様なデータ分析問題にとって、はるかに実用的なものに
なった。ベイズの統計学的方法では論理として確率論を
利用するので、装置を順次テストするのに計算論的に効
率の良いアプローチが得られることになり、この結果、
十分な確信をもって、被測定物のビット誤り率が十分に
低いと分かると、すぐにテストを終了することが可能に
なる。予測テスト時間を最短にするため、利用可能な事
前知識を十分に考慮するのが、最も一般的である。
【0021】図1は、本発明の実施態様によるビット誤
り率テスト・システム100を例示したブロック図であ
る。システム100には、ビット・シーケンス発生器1
02、被測定物(DUT)104、クロック106、遅
延発生器108、コンパレータ110、カウンタ11
2、及び、制御コンピュータ114が含まれている。
【0022】ビット・シーケンス発生器102は、被測
定物104にNビットのストリーム116(1)を入力
する。ビット・シーケンス発生器102は、さらに、遅
延発生器108に対して、被測定物104に供給される
のと同じNビットのストリーム116(2)を供給す
る。遅延発生器108は、また、システム100の同期
を維持し、遅延発生器108によって導入される遅延の
制御コンピュータ114による制御を維持するため、ク
ロック106からの入力118も受信する。制御コンピ
ュータ114は、遅延調整のため、接続120を介して
遅延発生器108に相互運用できるように接続され、ま
た、接続122を介してクロック106に相互運用でき
るように接続されている。
【0023】ビット・シーケンス発生器102によるN
ビット・ストリーム116(1)の入力に応答して、被
測定物104は、コンパレータ110に対してNビット
・ストリーム124を出力する。遅延発生器108は、
コンパレータ110に対して、ビット・ストリーム発生
器102からのNビット・ストリーム116(2)の遅
延バージョンであるビット・ストリーム126を出力す
る。コンパレータ110は、被測定物104からのNビ
ット・ストリーム124と遅延発生器108からのNビ
ット・ストリーム126を比較して、被測定物104か
らのその対応するビットと一致しない、遅延発生器10
8からの各遅延ビットに対応する出力128を、カウン
タ112に対して生成する。これらの不一致は、被測定
物104によるビット誤りの総数(R)を表している。
カウンタ112は、ビット誤りの合計Rをカウントし、
この合計Rを制御コンピュータ114に対して出力す
る。
【0024】図1に例示のように、Nビット・ストリー
ムが、被測定物に入力され、被測定物の出力と比較され
る。ビット誤りが、コンパレータによって求められ、ビ
ット誤り合計Rがカウンタによってカウントされる。カ
ウンタは、制御コンピュータに対して合計Rを出力す
る。
【0025】本発明の実施態様によるビット誤り率の測
定法は、図1に例示のようなシステムを用いることが可
能である。図1に示すものと同様のシステム例として
は、アジレント社の81250 Parallel
Bit−Error RateTesterがある。例
えば、図1に例示のような一般に用いられるビット誤り
テスト・システムによれば、固定数のビットを測定する
ことが可能になるが、ここで、Nは、テストを受けるビ
ット数を表し、Rはカウントされた誤りのあるビット数
を表している。ビット誤り率ρ及びその信頼区間は、本
発明の実施態様を利用して計算することが可能である。
本発明の実施態様によれば、ρをある所定の信頼区間内
に設定するのに必要な時間が最短化される。
【0026】図2は、フローチャートである。本発明の
実施態様によるビット誤り率テストに関連してビット誤
り測定を例示したフローチャートである。フロー200
は、ステップ202から始まり、テスト・パラメータが
設定される。これらのテスト・パラメータには、例え
ば、ビット誤り率テスト限界(L)、各被測定物のビッ
ト誤り率がL未満である所望の確率(C)、ビット誤り
率の事前平均(μ)及び事前標準偏差(σ)、被測定物
がテストされることになるビット・レート(B)、及
び、最長テスト時間(T)を含むことが可能である。B
は、通常、ビット/秒で測定される。μ及び/またはσ
を推定することができない場合、μ=0.5及びσ=
0.1を利用するのが望ましい。
【0027】実行は、ステップ202からステップ20
4に進む。ステップ204では、係数a及びbが計算さ
れるが、ここで、a=sμ、b=s(1−μ)であり:
【数4】 実行は、ステップ204からステップ206に進む。ス
テップ206において、最長テスト時間Tの経過時点を
確認するために用いられるタイマが起動される。
【0028】実行は、ステップ206からステップ20
8に進む。ステップ208では、例えば、システム10
0のようなシステムを利用して、複数nビットが測定さ
れる。ステップ208の測定によって、ビット誤り数が
得られる。実行は、ステップ208からステップ210
に進む。ステップ210では、ステップ208で分かっ
たビット誤り数が、例えば、システム100のカウンタ
112によってカウントされ、R値が得られる。実行
は、ステップ210からステップ208に移行し、第2
のnビットが測定される。実行は、ステップ208から
ステップ210に進む。ステップ210では、ステップ
208の2回目の実施で得られたビット誤り数を前回の
R値に加えることによって、R値が更新され、Rはテス
ト中にカウントされた累積ビット誤り数を表すことにな
る。フロー200から得られる測定ビット・レートは、
R/Nで表すことが可能であるが、ここで、N=nxで
あり、xは、テスト中に実施されたステップ208の回
数である。
【0029】図2に例示のように、パラメータの入力、
及び、係数a及びbの計算が済むと、タイマが起動され
る。タイマの起動後、nビットが測定され、Rのビット
誤りが得られる。ビット誤り数Rがカウントされ、その
後、第2のnビットが測定され、第2のnビットからの
ビット誤り数を前回のR値に加えることによって、Rが
更新される。ビット誤りの測定及び累算サイクルは、テ
スト全般にわたって続行される。
【0030】ビット誤り率は、確率であるため、0から
1の間でなければならない。被測定物のビット誤り率の
事前μ及び事前σが、例えば、多くの同様の装置が測定
された製造状況におけるように既知の場合、本発明に従
って事前μ及び事前σを利用することにより、ビット誤
り率テストの実施に必要な時間量を短縮することが可能
である。事前μ及びσは、例えば、測定値とすることも
できるし、あるいは、被測定物または同様の装置に習熟
したエンジニアまたは他の専門家から得られる推定値と
することも可能である。
【0031】μまたはσにわずかな誤りがあったとして
も、測定時間への影響はほんのわずかであるため、事前
μ及びσは、本発明の実施態様に関連して利用すること
が可能であり、テスト結果に悪影響を及ぼす恐れがほと
んどない。さらに、μまたはσがかなり不正確な場合で
も、最終的には、正しいビット誤り率測定値が得られる
ことになる。事前知識を適用すると、ビット誤り率の信
頼区間幅が狭められる場合が多い。反復実験の測定時間
は、一般に、所望の正確度の向上に対して2次的伸びを
示すので、事前知識を適用すると、ある特定の所望の正
確度レベルを得るための測定時間が短縮される場合が多
い。
【0032】図3は、本発明の実施態様による、ビット
誤り率テストに関連したビット誤り率統計分析を例示し
たフローチャートである。フロー300は、フロー20
0から得られる累積測定ビット誤り数(R)に基づい
て、ビット誤り率の事後累積分布関数(pcdf)を計
算するために利用される。望ましい実施態様の場合、フ
ロー300は、フロー200のステップ208及び21
0と並行して行われる。ステップ208で測定される複
数のビット(n)は、1つのブロックに相当するのが望
ましいが、ここで、nは、フロー300の最悪のケース
の実施時間にビット・レート(B)を掛けた値に等し
く、これによって、ステップ208及び210とフロー
300のパイプラインが得られることになる。この望ま
しい実施態様によれば、フロー300が実施される毎
に、ステップ208において、新たなnビット・ブロッ
クが測定され、Rが更新された。望ましい実施値用の場
合、フロー300は、制御コンピュータ114によって
実施される。
【0033】ステップ208及び210が、テストで始
めて実施された後、フロー300がステップ302から
開始され、pcdfの計算が行われる。望ましい実施態
様の場合、pcdfは、下記に等しい:
【0034】
【数5】
【0035】β(a、b)は、当該技術において周知の
ガウスのベータ関数である。pcdfは、ビット誤り率
がL未満である確率の計算を表している。pcdf
の場合、ビット誤り率がL未満である確率は、少なくと
もテスト限界Cと同じである。同様に、1−pcdf
Cの場合、ビット誤り率がLを超える確率は、所望の確
率であると判定された。
【0036】表1から明らかなように、Nはテストを受
けたビット数であり、Rはカウントされた誤りのあるビ
ット数である。ρは、ビット誤り率であり、Iは、ビッ
トの誤りが、確率ρで生じる独立同一分布ランダム事象
であるという仮定を表している。Kは、ρの事前平均
(μ)及び事前標準偏差(σ)が、既知のρの標準偏差
(a)であるという仮定である。Kは、0<ρ>とい
う仮定である。β(x,y)は、ガウスのベータ関数で
ある。
【0037】
【表1】
【0038】pcdfの典型的な2つの計算方法は、方
程式(2)の数値積分及びオフ・ザ・シェルフ・ライブ
ラリ関数を利用した計算である。数学的ライブラリの中
には、不完全なベータ関数を実施するものもあり、不完
全なβ(z;c,d)は下記のように定義される:
【0039】
【数6】
【0040】方程式(3)のライブラリの実施が利用可
能であれば、pcdf(すなわち、方程式2)は、次の
ように計算することが可能である
【数7】 不完全なベータ関数ルーチンの例が、Cライブラリce
phesからのルーチンincbetであり、これらに
ついては、www.netlib.org.で知ること
が可能である。実験データが示すように、不完全なベー
タ関数を利用したpcdfの計算は、直交符号を利用し
たpcdfの計算よりも大幅に速くなる。
【0041】理論上、ステップ302におけるpcdf
の計算を含むフロー300は、各個別ビットの測定後に
実施することが可能である。しかし、実際には、pcd
fの計算にかかる時間は、単一ビットの計算に要する時
間よりもはるかに長い。pcdfの計算に必要な時間量
は、ビット測定数によって左右されないので、フロー3
00の実施に必要とされる時間中に、できるだけ多くの
ビットをテストするのが望ましい。これによって、上述
のように、測定及び累算ステップ208及び210とフ
ロー300のパイプライン化が可能になる。
【0042】もう一度図3を参照すると、実行は、ステ
ップ302からステップ304に進む。ステップ304
では、pcdfがC以上であるか否かの判定が行われ
る。C以上であると判定されると、実行はステップ30
6に進み、テストが停止されて、合格と明示される。ス
テップ304において、C以上ではないと判定される
と、実行はステップ308に進む。
【0043】ステップ308では、1−pcdfCか
否かの判定が行われる。C以上であると判定されると、
実行はステップ310に進み、テストは、Cによる不合
格と明示されて、停止される。Cによる不合格は、所望
の確率に対して、ビット誤り率がテスト限界以上である
と判定されたことを意味するものである。ステップ30
8において、C以上ではないと判定されると、実行はス
テップ312に進む。ステップ312では、ステップ2
06で起動されたタイマがTを超えたか否かの判定が行
われる。超えたと判定されると、実行はステップ314
に進む。ステップ314において、テストは、時間によ
る不合格と明示されて、停止される。時間による不合格
は、Cによる合格または不合格が生じたとは判定されず
に、テストがTを超えたことを表している。望ましい実
施態様の場合、Tは、少なくとも、フロー300の最悪
のケースの実施時間にビット・レート(B)を掛けた値
の1500倍になる。ステップ306、ステップ31
0、ステップ314のどれかにおいてテストが停止され
ると、必ず、フロー300とフロー200の両方が停止
され、T、N、及び、Rに関する任意の記憶値がクリア
される。ステップ206で起動されたタイマがTを超え
ていない場合、実行は、ステップ312からステップ3
02に移行する。
【0044】本発明の実施態様によれば、所望の確率に
対して、ビット誤り率が十分に低いか否かの結論を引き
出すことができると、即座に、ビット誤り率テストが停
止するので、必要な最短時間内においてビット誤り率を
求めることが可能である。ビットの測定数が最少であれ
ば、測定時間が最短になり、テスト・スループットが最
大になる。スループットの最大化は、とりわけ、ビット
誤り率テストが潜在的に製造ラインの障害になる可能性
がある、製造テストにおいて重要である。ビット誤り率
の予測通常範囲に関する事前の情報が得られる場合、本
発明では、この情報が、テストの実施時間に関する判定
プロセスに組み込まれるので、測定時間が短縮され、ス
ループットが増大する。
【0045】添付の図面及び上記説明においては、本発
明の望ましい実施態様が解説及び例示されたが、もちろ
ん、本発明は、開示の実施態様に制限されるものではな
く、付属の請求項に記載され、定義されている本発明の
精神及び範囲を逸脱することなく、さまざまな再構成、
修正、及び、置換を施すことが可能である。本明細書で
開示した発明の実施の形態について以下に列挙する。
【0046】(実施態様1)ビット誤り率テストを実施
する方法であって、(d)測定された誤りのあるビット
の累積数に基づいてビット誤り率の事後累積分布関数
(pcdf)を計算するステップと、(e)pcdf
が、ビット誤り率がビット誤り率テスト限界(L)未満
である所望の確率(C)以上であるか否かを判定するス
テップと、(f)pcdfがC以上であるという判定に
応答して、合格したテストを明示し、そのテストを停止
するステップと、(g)1−pcdfがC以上か否かを
判定するステップと、(h)1−pcdfがC以上であ
るという判定に応答して、不合格になったテストを明示
し、そのテストを停止するステップと、(i)テスト時
間が最長テスト時間(T)を超えたという判定に応答し
て、不合格になったテストを明示し、そのテストを停止
するステップと、(j)pcdfがC未満で、1−pc
dfがC未満であるという判定に応答して、ステップ
(d)から(i)を反復するステップが含まれている、
方法。 (実施態様2)さらに、(a)複数のビットを測定する
ステップと、(b)測定された誤りのあるビットの累積
数を求めるステップと、(c)ステップ(b)に応答し
て、ステップ(a)及び(b)を反復するステップが含
まれている、実施態様1に記載の方法。 (実施態様3)複数の測定ビット数が、ステップ(a)
及び(b)の実施時間量がステップ(d)から(i)の
最悪のケースの実施時間にほぼ等しくなるように設定さ
れることを特徴とする、実施態様2に記載の方法。 (実施態様4)さらに、Lを設定するステップと、Cを
設定するステップと、前記ビット誤り率の事前平均
(μ)を設定するステップと、前記ビット誤り率の事前
標準偏差(σ)を設定するステップと、Tを設定するス
テップが含まれており、前記設定ステップが、ステップ
(a)の実施前に実施されることを特徴とする、実施態
様2に記載の方法。 (実施態様5)さらに、テスト・ビット・レートを設定
するステップと、前記テスト・ビット・レートに前記最
悪のケースの時間を掛けて、前記複数の測定ビット数を
求めるステップが含まれることを特徴とする、実施態様
3に記載の方法。 (実施態様6)ステップ(a)及び(b)の最初の実施
後に、ステップ(a)及び(b)が、ステップ(d)か
ら(i)と並行して実施されることを特徴とする、実施
態様3に記載の方法。 (実施態様7)事前平均及び事前標準偏差が、履歴デー
タまたは推定に基づくことを特徴とする、実施態様2に
記載の方法。 (実施態様8)事前平均及び事前標準偏差が、それぞ
れ、0.5及び0.1に設定されることを特徴とする、
実施態様2に記載の方法。 (実施態様9)さらに、値a及びbを計算するステップ
が含まれることと、ここで:
【数1】
【数2】 であることと;μが事前平均であり、σがビット誤り率
の事前標準偏差であることを特徴とする、実施態様1に
記載の方法。 (実施態様10)
【数3】 であることを特徴とする、実施態様9に記載の方法。 (実施態様11)さらに、値a及びbを計算するステッ
プが含まれることと、ここで:
【数1】
【数2】 であることと;μが事前平均であり、σがビット誤り率
の事前標準偏差であることを特徴とする、実施態様4に
記載の方法。 (実施態様12)
【数3】 であることを特徴とする、実施態様1に記載の方法。 (実施態様13)β(a、b)がガウスのベータ関数で
あることを特徴とする、実施態様10に記載の方法。 (実施態様14)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様1に記載の方法。 (実施態様15)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様10に記載の方法。 (実施態様16)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様11に記載の方法。 (実施態様17)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様14に記
載の方法。 (実施態様18)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様15に記
載の方法。 (実施態様19)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様16に記
載の方法。 (実施態様20)ビット誤り率テストを実施するための
製品であって、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体
と、前記少なくとも1つのコンピュータ可読媒体に納め
られたプロセッサ命令が含まれていて、前記プロセッサ
命令が、少なくとも1つのプロセッサによって、前記少
なくとも1つのコンピュータ可読媒体から読み取ること
ができるように構成されており、それによって、前記少
なくとも1つのプロセッサに、(d)測定された誤りの
あるビットの累積数に基づいてビット誤り率の事後累積
分布関数(pcdf)を計算し、(e)pcdfが、ビ
ット誤り率がビット誤り率テスト限界(L)未満であ
る、所望の確率(C)以上であるか否かを判定し、
(f)pcdfがC以上であるという判定に応答し、合
格したテストを明示して、そのテストを停止し、(g)
1−pcdfがC以上か否かを判定し、(h)1−pc
dfがC以上であるという判定に応答し、不合格になっ
たテストを明示して、そのテストを停止し、(i)テス
ト時間が最長テスト時間(T)を超えたという判定に応
答し、不合格になったテストを明示して、そのテストを
停止し、(j)pcdfがC未満で、1−pcdfがC
未満であるという判定に応答して、ステップ(d)から
(i)を反復するといった、働きをさせるようになって
いることを特徴とする、製品。 (実施態様21)さらに、前記少なくとも1つのコンピ
ュータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれて
いて、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセ
ッサによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読
媒体から読み取ることができるように構成されており、
それによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、
(a)複数のビットを測定し、(b)測定された誤りの
あるビットの累積数を求め、(c)ステップ(b)に応
答して、ステップ(a)及び(b)を反復するといっ
た、働きをさせるようになっていることを特徴とする、
実施態様20に記載の製品。 (実施態様22)前記複数の測定ビット数が、ステップ
(a)及び(b)の実施時間量がステップ(d)から
(i)の最悪のケースの実施時間にほぼ等しくなるよう
に設定されることを特徴とする、実施態様21に記載の
製品。 (実施態様23)さらに、前記少なくとも1つのコンピ
ュータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれて
いて、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセ
ッサによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読
媒体から読み取ることができるように構成されており、
それによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、L
を設定し、Cを設定し、前記ビット誤り率の事前平均を
設定し、前記ビット誤り率の事前標準偏差を設定し、T
を設定するといった、働きをさせるようになっているこ
とと、ここで、L、C、事前平均、事前標準偏差、及
び、Tが、(a)の実施前に設定されることを特徴とす
る、実施態様21に記載の製品。 (実施態様24)さらに、前記少なくとも1つのコンピ
ュータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれて
いて、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセ
ッサによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読
媒体から読み取ることができるように構成されており、
それによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、テ
スト・ビット・レートを設定し、前記テスト・ビット・
レートに前記最悪のケースの時間を掛けて、前記複数の
測定ビット数を求めるといった、働きをさせるようにな
っていることを特徴とする、実施態様22に記載の製
品。 (実施態様25)ステップ(a)及び(b)の最初の実
施後に、ステップ(a)及び(b)が、ステップ(d)
から(i)と並行して実施されることを特徴とする、実
施態様22に記載の製品。 (実施態様26)事前平均及び事前標準偏差が、履歴デ
ータまたは推定に基づくことを特徴とする、実施態様2
1に記載の製品。 (実施態様27)事前平均及び事前標準偏差が、それぞ
れ、0.5及び0.1に設定されることを特徴とする、
実施態様21に記載の製品。 (実施態様28)さらに、前記少なくとも1つのコンピ
ュータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれて
いて、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセ
ッサによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読
媒体から読み取ることができるように構成されており、
それによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、値
a及びbを計算するといった、働きをさせるようになっ
ていることと、ここで:
【数1】
【数2】 であることと;μが事前平均であり、σがビット誤り率
の事前標準偏差であることを特徴とする、 実施態様
20に記載の製品。 (実施態様29)
【数3】 であることを特徴とする、実施態様28に記載の製品。 (実施態様30)さらに、前記少なくとも1つのコンピ
ュータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれて
いて、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセ
ッサによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読
媒体から読み取ることができるように構成されており、
それによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、値
a及びbを計算するといった、働きをさせるようになっ
ていることと、ここで:
【数1】
【数2】 であることと;μが事前平均であり、σがビット誤り率
の事前標準偏差であることを特徴とする、実施態様23
に記載の製品。 (実施態様31)
【数3】 であることを特徴とする、実施態様20に記載の製品。 (実施態様32)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様20に記載の製品。 (実施態様33)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様29に記載の製品。 (実施態様34)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様30に記載の製品。 (実施態様35)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様32に記
載の製品。 (実施態様36)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様33に記
載の製品。 (実施態様37)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様34に記
載の製品。 (実施態様38)ビット誤り率テストを実施するように
なっているシステム(100)であって、被測定物(D
UT)(104)にビット・シーケンス(116
(1))を入力するようになっているビット・シーケン
ス発生器(102)と、前記ビット・シーケンス発生器
(102)に相互運用できるように接続された遅延発生
器(108)と、前記DUT(104)及び前記遅延発
生器(108)に相互運用できるように接続されて、前
記遅延発生器(108)の出力(126)と前記DUT
(104)の出力(124)を比較するようになってい
る、コンパレータ(110)と、前記コンパレータ(1
10)に相互運用できるように接続されて、誤りのある
ビットの累積数であるコンパレータ(110)の出力
(128)をカウントするようになっているカウンタ
(112)と、前記カウンタ(112)に相互運用でき
るように接続された制御コンピュータ(114)が含ま
れており、前記コンピュータ(114)が、(d)誤り
のあるビットの累積数に基づいてビット誤り率の事後累
積分布関数(pcdf)を計算し、(e)pcdfが、
ビット誤り率がビット誤り率テスト限界(L)未満であ
る、所望の確率(C)以上であるか否かを判定し、
(f)pcdfがC以上であるという判定に応答し、合
格したテストを明示して、そのテストを停止し、(g)
1−pcdfがC以上か否かを判定し、(h)1−pc
dfがC以上であるという判定に応答し、不合格になっ
たテストを明示して、そのテストを停止し、(i)テス
ト時間が最長テスト時間(T)を超えたという判定に応
答し、不合格になったテストを明示して、そのテストを
停止し、(j)pcdfがC未満で、1−pcdfがC
以上であるという判定に応答して、ステップ(d)から
(i)を反復するようになっていることを特徴とする、
システム。 (実施態様39)前記コンピュータ(114)が、さら
に、(a)複数のビットを測定し、(b)測定された誤
りのあるビットの累積数を求め、(c)ステップ(b)
に応答して、ステップ(a)及び(b)を反復するよう
になっていることを特徴とする、実施態様38に記載の
システム(100)。 (実施態様40)前記複数の測定ビット数が、(a)及
び(b)の実施時間量が(d)から(i)の最悪のケー
スの実施時間にほぼ等しくなるように設定されることを
特徴とする、実施態様39に記載のシステム(10
0)。 (実施態様41)前記コンピュータ(114)が、さら
に、Lを設定し、Cを設定し、前記ビット誤り率の事前
平均を設定し、前記ビット誤り率の事前標準偏差を設定
し、Tを設定するようになっていることと、ここで、
L、C、事前平均、事前標準偏差、及び、Tが、(a)
の実施前に設定されることを特徴とする、実施態様39
に記載のシステム(100)。 (実施態様42)前記コンピュータ(114)が、さら
に、テスト・ビット・レートを設定し、前記テスト・ビ
ット・レートに前記最悪のケースの時間を掛けて、前記
複数の測定ビット数を求めるようになっていることを特
徴とする、実施態様40に記載のシステム(100)。 (実施態様43)(a)及び(b)の最初の実施後に、
(a)及び(b)が、(d)から(i)と並行して実施
されることを特徴とする、実施態様40に記載のシステ
ム(100)。 (実施態様44)事前平均及び事前標準偏差が、履歴デ
ータまたは推定に基づくことを特徴とする、実施態様3
9に記載のシステム(100)。 (実施態様45)事前平均及び事前標準偏差が、それぞ
れ、0.5及び0.1に設定されることを特徴とする、
実施態様39に記載のシステム(100)。 (実施態様46)前記コンピュータ(114)が、さら
に、値a及びbを計算するようになっていることと、こ
こで:
【数1】
【数2】 であることと;μが事前平均であり、σがビット誤り率
の事前標準偏差であることを特徴とする、 実施態様3
8に記載のシステム(100)。 (実施態様47)
【数3】 であることを特徴とする、実施態様46に記載のシステ
ム(100)。 (実施態様48)β(a、b)がガウスのベータ関数で
あることを特徴とする、実施態様47に記載のシステム
(100)。 (実施態様49)前記コンピュータ(114)が、さら
に、値a及びbを計算するようになっていることと、こ
こで:
【数1】
【数2】 であることと;μが事前平均であり、σがビット誤り率
の事前標準偏差であることを特徴とする、実施態様41
に記載のシステム(100)。 (実施態様50)
【数3】 であることを特徴とする、実施態様38に記載のシステ
ム(100)。 (実施態様51)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様38に記載のシステム(100)。 (実施態様52)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様47に記載のシステム(100)。 (実施態様53)前記pcdfの計算ステップが、目的
書き込みコードを利用して実施されることを特徴とす
る、実施態様49に記載のシステム(100)。 (実施態様54)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様51に記
載のシステム(100)。 (実施態様55)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様52に記
載のシステム(100)。 (実施態様56)前記目的書き込みコードが、不完全な
ベータ関数であることを特徴とする、実施態様53に記
載のシステム(100)。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビット誤り率テスト・システムを例示したブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施態様によるビット誤り率テストに
関連したビット誤り測定を例示したフローチャートであ
る。
【図3】本発明の実施態様によるビット誤り率に関連し
たビット誤り率統計分析を例示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 テスト・システム 102 ビット・シーケンス発生器 104 被測定物 108 遅延発生器 110 コンパレータ 112 カウンタ 114 制御コンピュータ 116 ビット・シーケンス 124,128 出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リー・エー・バーフォード アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノ ゼ、ミトン・ドライブ2931 Fターム(参考) 5K014 AA01 EA08 FA09 GA02

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット誤り率テストを実施する方法であっ
    て、 (d)測定された誤りのあるビットの累積数に基づいて
    ビット誤り率の事後累積分布関数を計算するステップ
    と、 (e)前記事後累積分布関数の計算値が、前記ビット誤
    り率がビット誤り率テスト限界未満である所望の確率以
    上であるか否かを判定するステップと、 (f)前記事後累積分布関数の計算値が前記所望の確率
    以上であるという判定に応答して、合格したテストを明
    示し、そのテストを停止するステップと、 (g)1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた値
    が前記所望の確率以上か否かを判定するステップと、 (h)1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた値
    が前記所望の確率以上であるという判定に応答して、不
    合格になったテストを明示し、そのテストを停止するス
    テップと、 (i)テスト時間が最長テスト時間を超えたという判定
    に応答して、不合格になったテストを明示し、そのテス
    トを停止するステップと、 (j)前記事後累積分布関数の計算値が前記所望の確率
    未満で、1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた
    値が前記所望の確率未満であるという判定に応答して、
    上記のステップ(d)からステップ(i)を反復するス
    テップと、が含まれている方法。
  2. 【請求項2】さらに、 (a)複数のビットを測定するステップと、 (b)測定された誤りのあるビットの累積数を求めるス
    テップと、 (c)前記ステップ(b)に応答して、前記ステップ
    (a)及び前記ステップ(b)を反復するステップと、
    が含まれている請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】複数の測定ビット数は、前記ステップ
    (a)及び前記ステップ(b)の実施時間量が前記ステ
    ップ(d)から前記ステップ(i)の最悪ケースの実施
    時間にほぼ等しくなるように設定されることを特徴とす
    る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】さらに、 前記テスト限界Lを設定するステップと、 前記所望の確率を設定するステップと、 前記ビット誤り率の事前平均を設定するステップと、 前記ビット誤り率の事前標準偏差を設定するステップ
    と、 前記最長テスト時間を設定するステップが含まれてお
    り、 これらの設定ステップが前記ステップ(a)の実施前に
    実施されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】さらに、 テスト・ビット・レートを設定するステップと、 前記テスト・ビット・レートに前記最悪ケースの時間を
    掛けて、前記複数の測定ビット数を求めるステップと、
    が含まれることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記ステップ(a)及び前記ステップ
    (b)は、前記ステップ(a)及び前記ステップ(b)
    の最初の実施後に、前記ステップ(d)から前記ステッ
    プ(i)と並行して実施されることを特徴とする請求項
    3に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記ビット誤り率の事前平均及び前記ビッ
    ト誤り率の事前標準偏差は、履歴データまたは推定に基
    づくことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記ビット誤り率の事前平均及び前記ビッ
    ト誤り率の事前標準偏差は、それぞれ、0.5及び0.
    1に設定されることを特徴とする請求項2に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】さらに、 【数1】 【数2】 で表される値a及び値bを計算するステップが含まれる
    ことと、上記μが前記ビット誤り率の事前平均であり、
    上記σが前記ビット誤り率の事前標準偏差であること
    と、を特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 【数3】 であることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】さらに、 【数1】 【数2】 で表される値a及び値bを計算するステップが含まれる
    ことと、上記μが前記ビット誤り率の事前平均であり、
    上記σが前記ビット誤り率の事前標準偏差であること
    と、を特徴とする請求項4に記載の方法。
  12. 【請求項12】 【数3】 であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記β(a、b)は、ガウスのベータ関
    数であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項11に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする請求項14に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする請求項15に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】前記目的書き込みコードが、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする請求項16に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】ビット誤り率テストを実施するための製
    品であって、 少なくとも1つのコンピュータ可読媒体と、 前記少なくとも1つのコンピュータ可読媒体に納められ
    たプロセッサ命令が含まれていて、前記プロセッサ命令
    が、少なくとも1つのプロセッサによって、前記少なく
    とも1つのコンピュータ可読媒体から読み取ることがで
    きるように構成されており、それによって、前記少なく
    とも1つのプロセッサに、 (d)測定された誤りのあるビットの累積数に基づいて
    ビット誤り率の事後累積分布関数を計算し、 (e)前記事後累積分布関数の計算値が、ビット誤り率
    がビット誤り率テスト限界未満である、所望の確率以上
    であるか否かを判定し、 (f)前記事後累積分布関数の計算値が前記所望の確率
    以上であるという判定に応答し、合格したテストを明示
    して、そのテストを停止し、 (g)1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた値
    が前記所望の確率以上か否かを判定し、 (h)1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた値
    が前記所望の確率以上であるという判定に応答し、不合
    格になったテストを明示して、そのテストを停止し、 (i)テスト時間が最長テスト時間を超えたという判定
    に応答し、不合格になったテストを明示して、そのテス
    トを停止し、 (j)前記事後累積分布関数の計算値が前記所望の確率
    未満で、1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた
    値が前記所望の確率未満であるという判定に応答して、
    上記のステップ(d)からステップ(i)を反復すると
    いった、働きをさせるようになっていることを特徴とす
    る製品。
  21. 【請求項21】さらに、前記少なくとも1つのコンピュ
    ータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれてい
    て、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセッ
    サによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読媒
    体から読み取ることができるように構成されており、そ
    れによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、 (a)複数のビットを測定し、 (b)測定された誤りのあるビットの累積数を求め、 (c)前記ステップ(b)に応答して、前記ステップ
    (a)及び前記ステップ(b)を反復するといった、働
    きをさせるようになっていることを特徴とする請求項2
    0に記載の製品。
  22. 【請求項22】前記複数の測定ビット数は、前記ステッ
    プ(a)及び前記ステップ(b)の実施時間量がステッ
    プ(d)から前記ステップ(i)の最悪ケースの実施時
    間にほぼ等しくなるように設定されることを特徴とす
    る、請求項21に記載の製品。
  23. 【請求項23】さらに、前記少なくとも1つのコンピュ
    ータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれてい
    て、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセッ
    サによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読媒
    体から読み取ることができるように構成されており、そ
    れによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、 前記テスト限界を設定し、 前記所望の確率を設定し、 前記ビット誤り率の事前平均を設定し、 前記ビット誤り率の事前標準偏差を設定し、 前記最長テスト時間を設定するといった、働きをさせる
    ようになっていることと、ここで、前記テスト限界、前
    記所望の確率、前記ビット誤り率の事前平均、前記ビッ
    ト誤り率の事前標準偏差、及び、前記最長テスト時間
    が、前記ステップ(a)の実施前に設定されることを特
    徴とする請求項21に記載の製品。
  24. 【請求項24】さらに、前記少なくとも1つのコンピュ
    ータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれてい
    て、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセッ
    サによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読媒
    体から読み取ることができるように構成されており、そ
    れによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、 テスト・ビット・レートを設定し、 前記テスト・ビット・レートに前記最悪のケースの時間
    を掛けて、前記複数の測定ビット数を求めるといった、
    働きをさせるようになっていることを特徴とする請求項
    22に記載の製品。
  25. 【請求項25】前記ステップ(a)及び前記ステップ
    (b)は、前記ステップ(a)及び前記ステップ(b)
    の最初の実施後に、前記ステップ(d)から前記ステッ
    プ(i)と並行して実施されることを特徴とする請求項
    22に記載の製品。
  26. 【請求項26】前記ビット誤り率の事前平均及び前記ビ
    ット誤り率の事前標準偏差は、履歴データまたは推定に
    基づくことを特徴とする、請求項21に記載の製品。
  27. 【請求項27】前記ビット誤り率の事前平均μ及び前記
    ビット誤り率の事前標準偏差σは、それぞれ、0.5及
    び0.1に設定されることを特徴とする請求項21に記
    載の製品。
  28. 【請求項28】さらに、前記少なくとも1つのコンピュ
    ータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれてい
    て、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセッ
    サによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読媒
    体から読み取ることができるように構成されており、そ
    れによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、 【数1】 【数2】 で表される値a及び値bを計算するといった働きをさせ
    るようになっていることと、μが前記ビット誤り率の事
    前平均であり、σが前記ビット誤り率の事前標準偏差で
    あることを特徴とする請求項20に記載の製品。
  29. 【請求項29】 【数3】 であることを特徴とする請求項28に記載の製品。
  30. 【請求項30】さらに、前記少なくとも1つのコンピュ
    ータ可読媒体に納められたプロセッサ命令が含まれてい
    て、前記プロセッサ命令が、少なくとも1つのプロセッ
    サによって、前記少なくとも1つのコンピュータ可読媒
    体から読み取ることができるように構成されており、そ
    れによって、前記少なくとも1つのプロセッサに、 【数1】 【数2】 で表される値a及び値bを計算するといった働きをさせ
    るようになっていることと、μは前記ビット誤り率の事
    前平均であり、σは前記ビット誤り率の事前標準偏差で
    あることを特徴とする請求項23に記載の製品。
  31. 【請求項31】 【数3】 であることを特徴とする請求項20に記載の製品。
  32. 【請求項32】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項20に記載の製品。
  33. 【請求項33】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項29に記載の製品。
  34. 【請求項34】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項30に記載の製品。
  35. 【請求項35】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする、請求項32に記載の
    製品。
  36. 【請求項36】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする、請求項33に記載の
    製品。
  37. 【請求項37】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする、請求項34に記載の
    製品。
  38. 【請求項38】ビット誤り率テストを実施するようにな
    っているシステムであって、 被測定物にビット・シーケンスを入力するようになって
    いるビット・シーケンス発生器と、 前記ビット・シーケンス発生器に相互運用できるように
    接続された遅延発生器と、 前記被測定物及び前記遅延発生器に相互運用できるよう
    に接続されて、前記遅延発生器の出力と前記被測定物の
    出力を比較するようになっている、コンパレータと、 前記コンパレータに相互運用できるように接続されて、
    誤りのあるビットの累積数であるコンパレータの出力を
    カウントするようになっているカウンタと、 前記カウンタに相互運用できるように接続された制御コ
    ンピュータが含まれており、 前記コンピュータは、 (d)誤りのあるビットの累積数に基づいてビット誤り
    率の事後累積分布関数を計算し、 (e)前記事後累積分布関数の計算値が、ビット誤り率
    がビット誤り率テスト限界未満である、所望の確率以上
    であるか否かを判定し、 (f)前記事後累積分布関数の計算値が前記所望の確率
    以上であるという判定に応答し、合格したテストを明示
    して、そのテストを停止し、 (g)1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた値
    が前記所望の確率以上か否かを判定し、 (h)1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた値
    が前記所望の確率以上であるという判定に応答し、不合
    格になったテストを明示して、そのテストを停止し、 (i)テスト時間が最長テスト時間を超えたという判定
    に応答し、不合格になったテストを明示して、そのテス
    トを停止し、 (j)前記事後累積分布関数の計算値が前記所望の確率
    未満で、1から前記事後累積分布関数の計算値を引いた
    値が前記所望の確率以上であるという判定に応答して、
    上記のステップ(d)からステップ(i)を反復するよ
    うになっていることを特徴とするシステム。
  39. 【請求項39】前記コンピュータは、さらに、 (a)複数のビットを測定し、 (b)測定された誤りのあるビットの累積数を求め、 (c)前記ステップ(b)に応答して、前記ステップ
    (a)及び前記ステップ(b)を反復するようになって
    いることを特徴とする、請求項38に記載のシステム。
  40. 【請求項40】前記複数の測定ビット数は、前記ステッ
    プ(a)及び前記ステップ(b)の実施時間量が前記ス
    テップ(d)から前記ステップ(i)の最悪ケースの実
    施時間にほぼ等しくなるように設定されることを特徴と
    する、請求項39に記載のシステム。
  41. 【請求項41】前記コンピュータは、さらに、 前記テスト限界を設定し、 前記所望の確率を設定し、 前記ビット誤り率の事前平均μを設定し、 前記ビット誤り率の事前標準偏差σを設定し、 前記最長テスト時間を設定するようになっていること
    と、ここで、前記テスト限界、前記所望の確率、前記ビ
    ット誤り率の事前平均、前記ビット誤り率の事前標準偏
    差、及び、前記最長テスト時間が、前記ステップ(a)
    の実施前に設定されることを特徴とする請求項39に記
    載のシステム。
  42. 【請求項42】前記コンピュータは、さらに、 テスト・ビット・レートを設定し、 前記テスト・ビット・レートに前記最悪のケースの時間
    を掛けて、前記複数の測定ビット数を求めるようになっ
    ていることを特徴とする、 請求項40に記載のシステム。
  43. 【請求項43】前記ステップ(a)及び前記ステップ
    (b)は、前記ステップ(a)及び前記ステップ(b)
    の最初の実施後に、前記ステップ(d)から前記ステッ
    プ(i)と並行して実施されることを特徴とする、請求
    項40に記載のシステム。
  44. 【請求項44】前記ビット誤り率の事前平均μ及び前記
    ビット誤り率の事前標準偏差σは、履歴データまたは推
    定に基づくことを特徴とする請求項39に記載のシステ
    ム。
  45. 【請求項45】前記ビット誤り率の事前平均μ及び前記
    ビット誤り率の事前標準偏差σは、それぞれ、0.5及
    び0.1に設定されることを特徴とする請求項39に記
    載のシステム。
  46. 【請求項46】前記コンピュータが、さらに、 【数1】 【数2】 で表される値a及び値bを計算するようになっているこ
    とと、μは前記ビット誤り率の事前平均であり、σは前
    記ビット誤り率の事前標準偏差であることを特徴とする
    請求項38に記載のシステム。
  47. 【請求項47】 【数3】 であることを特徴とする請求項46に記載のシステム。
  48. 【請求項48】前記β(a、b)はガウスのベータ関数
    であることを特徴とする請求項47に記載のシステム。
  49. 【請求項49】前記コンピュータが、さらに、 【数1】 【数2】 で表される値a及び値bを計算するようになっているこ
    とと、μは前記ビット誤り率の事前平均であり、σは前
    記ビット誤り率の事前標準偏差であることを特徴とする
    請求項41に記載のシステム。
  50. 【請求項50】 【数3】 であることを特徴とする請求項38に記載のシステム。
  51. 【請求項51】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項38に記載のシステム。
  52. 【請求項52】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項47に記載のシステム。
  53. 【請求項53】前記事後累積分布関数の計算ステップ
    は、目的書き込みコードを利用して実施されることを特
    徴とする請求項49に記載のシステム。
  54. 【請求項54】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする請求項51に記載のシ
    ステム。
  55. 【請求項55】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする請求項52に記載のシ
    ステム。
  56. 【請求項56】前記目的書き込みコードは、不完全なベ
    ータ関数であることを特徴とする請求項53に記載のシ
    ステム。
  57. 【請求項57】前記β(a、b)は、ガウスのベータ関
    数であることを特徴とする請求項29に記載の製品。
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