JP2003087221A - Cdma受信復調装置及びcdma受信復調方法 - Google Patents

Cdma受信復調装置及びcdma受信復調方法

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JP2003087221A
JP2003087221A JP2001278371A JP2001278371A JP2003087221A JP 2003087221 A JP2003087221 A JP 2003087221A JP 2001278371 A JP2001278371 A JP 2001278371A JP 2001278371 A JP2001278371 A JP 2001278371A JP 2003087221 A JP2003087221 A JP 2003087221A
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Toru Akiba
透 秋葉
Toshihiro Ishikawa
利広 石川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆拡散の処理単位を1シンボルの整数分
の1とすることで、復調処理遅延の削減を実現する。 【解決手段】 1シンボルの整数分の1を単位とする時
間で、受信データのメモリ書込み処理、逆拡散処理及び
積分処理を行う構成とする。この構成によれば、1シン
ボル分の受信データを整数分の1に分割した単位毎に逆
拡散処理を行えばいいので、受信データをメモリ部10
5に蓄積するのに要する時間、及びメモリ部105への
蓄積完了から逆拡散処理部109での逆拡散処理開始ま
での待機時間を削減できるので、復調処理全体の処理遅
延を作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Cod
e Division Multiple Access)
受信復調装置及びCDMA受信復調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CDMA受信復調装置としては、
例えば“日経エレクトロニクス 1997年1月13日
(No.680)”の72ページに記載されたものが知
られている。図9は“日経エレクトロニクス 1997
年1月13日(No.680)”の72ページに記載さ
れた受信復調装置を示す機能ブロック図である。
【0003】以下、図9を用いて、従来のCDMA受信
復調装置の動作を説明する。
【0004】アンテナ101で受信した信号はA/D変
換部102でA/D変換され、パスA〜Dの各々を処理
するフィンガ部112に入力される。本図ではパスAの
処理をするフィンガ部112に注目して以下説明する。
A/D変換部102出力は入力制御部103へ入力され
る。入力制御部103はA/D変換部102より入力し
た受信データを、メモリA106もしくはメモリB10
7のいずれかにスイッチ部104を切り替えて書き込
む。逆拡散処理部109は、メモリA106、メモリB
107に書き込まれた受信データを、スイッチ部108
を切り替えて読み出し逆拡散処理を行う。ここで、メモ
リA106、メモリB107への書き込みと読み出しは
1シンボル毎に交互に行われるため、スイッチ部104
が端子a1に接続されている時は、スイッチ部108は
端子b2に接続されている。同様に、スイッチ部104
が端子b1に接続されている時は、スイッチ部108は
端子a2に接続されている。次に、積分部110は、逆
拡散処理部109より逆拡散後のデータを1シンボル分
(例えば、256倍拡散の場合は256個(256チッ
プ)のデータ)入力し、1シンボル分を加算し、シンボル
データとする。RAKE合成部111は、各パスの積分
部110の出力であるシンボルデータを加算し合成す
る。このRAKE合成部111の出力データは、後段の
処理であるチャネルデコーダ部へ出力される。
【0005】また、基準タイミング信号発生部114
は、1シンボル毎に入力制御部103及び逆拡散処理部
109へ基準タイミング信号を出力する。従って、逆拡
散処理は1シンボルを単位として行われる。
【0006】ここで、逆拡散処理部109には予めパス
選択情報が入力されている。パス選択情報には、各々の
パスの逆拡散するタイミングの情報が含まれる。逆拡散
するタイミングはシンボル区間の切れ目のタイミングに
依存する。逆拡散処理部109は、このパス選択情報を
基に逆拡散処理を行う。
【0007】次に、図9の従来例の動作タイミングを、
図10を用いて説明する。基準タイミング信号発生部1
14より基準タイミング信号が1シンボル毎に発生され
るので、データ書込み、逆拡散等の各処理は1シンボル
を処理単位として行われる。
【0008】まず、パスAにおいては、メモリA106
にデータAがメモリB107にデータAが書き込まれ
る。ここで、パス遅延のため、データAのメモリ書き
込みは時刻tsからスタートするので、書き込み終了は
時刻tiを僅かに越えてしまう(時刻ti+ΔA)。以下、
データAも同様である。次に、逆拡散処理部109で
データAA、…の逆拡散処理が行われるが、基準タ
イミング信号に基づくため、データAの逆拡散処理は
時刻ti+1、データAは時刻ti+2にスタートする。こ
の後、積分器110で時刻ti+2に逆拡散されたデータ
Aの積分処理がなされ、時刻ti+3に逆拡散されたデー
Aの積分処理がなされる。以上はパスAの場合であ
るが、パスB〜Dについても同様が処理がなされる。次
に、RAKE合成器111にてパスA〜Dの各積分値が
RAKE合成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCDMA受信復調装置においては、逆拡散処理を開
始する前に1シンボル分の受信データをメモリに蓄える
必要があるために、メモリへの受信データ書込み開始か
ら1シンボル分の受信データ書込み終了まで、1シンボ
ル分の時間だけ待つ必要があるという問題があった。ま
た、逆拡散処理を、基準タイミング信号を基準として行
うために、メモリへの受信データ書込み終了(例えば時
刻ti+ΔA)から逆拡散処理開始(例えばti+1)まで最
大1シンボル時間待機する必要があるという問題があっ
た。このように、1シンボルを単位として受信データ蓄
積、逆拡散処理、積分等の処理を行うので、図10に示
すように、パスAの積分処理終了までに約3.5シンボ
ルの時間を要することになり、迅速な処理ができなかっ
た。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、受信から逆拡散処理開始までの処理遅延時間を
削減することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のCDMA受信復
調装置は、直接拡散CDMA方式の移動通信システムで
用いられるCDMA受信復調装置であって、1シンボル
分の受信データを第1、第2部分に分割して蓄積するメ
モリと、メモリの第1、第2部分に蓄積された受信デー
タを順次逆拡散し、第1、第2の逆拡散出力信号を得る
逆拡散処理手段と、第1、第2の逆拡散出力信号を順次
積分する積分手段と、積分手段の出力を加算合成するR
AKE合成手段と、前記逆拡散処理手段に対して1シン
ボルの整数分の1を単位とする周期で割込み信号を出力
する基準タイミング信号発生手段とを具備する構成を採
る。
【0012】この構成によれば、1シンボルの受信デー
タを分割した単位と同等の周期でアクセスするメモリを
切り替えながら逆拡散を行うので、処理単位当たりの対
象となる受信データ量が小さくなり、かつメモリ蓄積後
から逆拡散処理開始までの最大待機時間が分割単位まで
短縮される。その結果、メモリへの蓄積時間及び待機時
間が短縮されるので、受信から逆拡散処理までの全体の
処理遅延が削減されるとともに送信電力制御遅延を削減
することができるので、送信電力制御誤差を低減し、所
定の制御遅延内で送信電力制御可能なセル半径を拡大す
ることができる。
【0013】また、本発明のCDMA受信復調装置は、
直接拡散CDMA方式の移動通信システムで用いられる
CDMA受信復調装置であって、1シンボル分の受信デ
ータを第1、第2部分に分割して蓄積するメモリと、メ
モリの第1、第2部分に蓄積された受信データを順次逆
拡散し、第1、第2の逆拡散出力信号を得る逆拡散処理
手段と、第1、第2の逆拡散出力信号を順次積分する積
分手段と、積分手段の出力を加算合成するRAKE合成
手段と、前記逆拡散処理手段に対して1シンボルの整数
分の1を単位とする周期で割込み信号を出力する基準タ
イミング信号発生手段と、前記逆拡散処理手段に対して
受信タイミングに同期して割込み信号を発生するタイマ
ー割込み制御手段とを具備する構成を採る。
【0014】この構成によれば、逆拡散処理の起点とな
るタイマー割込み信号を受信データの各パスのシンボル
期間とほぼ同時に発生するので、メモリ蓄積後から逆拡
散処理開始までの待機時間を最小限にすることができ
る。
【0015】その結果、メモリへの蓄積時間及び待機時
間が短縮されるので、受信から逆拡散処理までの全体の
処理遅延を削減するとともに送信電力制御遅延を削減す
ることができるので、送信電力制御誤差を低減し、所定
の制御遅延内で送信電力制御可能なセル半径を拡大する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、直接拡散CDM
A方式を用いた移動通信システムにおけるCDMA受信
復調装置において、1シンボルの整数分の1を単位とす
る周期で逆拡散処理を行うことにより、蓄積用メモリへ
の受信データの蓄積に要する時間を短縮し、更に受信タ
イミングに応じて逆拡散処理開始タイミングを制御する
ことによりメモリ蓄積後から逆拡散処理開始までの待機
時間を最小限にすることによって、受信復調処理全体の
処理遅延時間を短縮することである。
【0017】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明の実施の形態1に係るCDMA受信復調装置のブロ
ック図である。本実施の形態では、メモリ部105を2
個の領域を持つ構造とした場合で説明する。本来、領域
の数はいくつでもよい。また、本実施の形態では、逆拡
散処理の処理周期を1シンボルの1/4とした場合で説
明する。本来、処理周期は1シンボルの整数分の1とす
る。また、本実施の形態では、256倍拡散の場合で説
明する。
【0018】アンテナ101で受信した信号はA/D変
換部102でA/D変換され、入力制御部103へ入力
される。スイッチ部104は入力制御部103からの受
信データをメモリA106もしくはメモリB107のい
ずれかに切り替えて書き込む。また、スイッチ部108
はメモリA106もしくはメモリB107のいずれかに
切り替える。逆拡散処理部109はスイッチ部108か
ら1/4シンボル分に相当する受信データを入力し、逆
拡散する。積分部110は逆拡散されたデータに対して
加算しシンボルデータを作成する。RAKE合成部11
1は各パスの積分部110の出力であるシンボルデータ
を加算し合成する。RAKE合成部111の出力データ
は、後段の処理であるチャネルデコーダ部へ出力され
る。フィンガ部112は、入力制御部103から積分部
110までの各ブロックより構成され、ユーザ毎に1も
しくは複数系統用意する。例えば、1ユーザ当たり最大
8パスの逆拡散処理及びRAKE合成を行う場合に、1
つのフィンガ部が1パス分の逆拡散処理を行うならば、
フィンガ部は1ユーザ当たり8系統必要であり、1つの
フィンガ部8パス分の逆拡散処理を行うならば、フィン
ガ部は1ユーザ当たり1系統で十分である。
【0019】基準タイミング信号発生部114は処理周
期制御信号発生部113からの信号を受信する度に、逆
拡散処理部109及び入力制御部103へ基準タイミン
グ信号を出力する。すなわち基準タイミング信号は、処
理周期信号と同期する。
【0020】次に、以上のように構成されるCDMA受
信復調装置の動作を説明する。入力制御部103はメモ
リ105に1/4シンボル分の受信データを書き込む。
メモリ105は2個の領域を持つ構成であり、書きこむ
領域は入力制御部103により制御される。逆拡散処理
部109はメモリ105より読み出す領域を制御しなが
ら、受信データを入力する。処理周期制御信号発生部1
13は、1/4シンボル周期で処理周期制御信号を発生
し、基準タイミング信号発生部114は、処理周期制御
信号と同期した基準タイミング信号を発生し、入力制御
部103及び逆拡散処理部109に出力する。入力制御
部103及び逆拡散処理部109は、基準タイミング信
号を入力する毎に、各々アクセスすべきメモリ105の
領域を切り替える。
【0021】図2は、入力制御部103から逆拡散処理
部109まで、メモリ105を介しての受信データの書
き込み及び読み出す時のメモリ105に対するアクセス
の遷移図である。以下、図2を用いて、当該部分の動作
を説明する。
【0022】スイッチ部104が端子a1に接続された
場合は、受信データがメモリA106に書き込まれ、ス
イッチ部104が端子b1に接続された場合は、受信デ
ータがメモリA107に書き込まれる。スイッチ部10
8が端子a2に接続された場合は、メモリA106より
受信データを読み出し、スイッチ部108が端子b2に
接続された場合は、メモリB107により受信データを
読み出す。例えば、基準タイミングSiにおいては、図
2(1)に示すように、受信データは入力制御部103
から端子a1を経由してメモリA106に書き込まれ
る。同時にこの基準タイミングSiにて書き込まれた受
信データは、メモリB107より読み出され、端子b2
を経由して逆拡散処理部109に入力され、逆拡散処理
される。
【0023】次に、基準タイミングSi+1においては、
図2(2)に示すように、受信データは入力制御部103
から端子b1を経由してメモリB107に書き込まれ
る。同時に基準タイミングSiにて書き込まれた受信デ
ータは、メモリA106より読み出され、端子a2を経
由して逆拡散処理部109に入力され、逆拡散処理され
る。
【0024】次に、基準タイミングSi+2においては、
図2(3)に示すように、基準タイミング信号Si時と同
様に、受信データは入力制御部103から端子a1を経
由してメモリA106に書き込まれる。同時に基準タイ
ミングSi+1にて書き込まれた受信データは、メモリB
107より読み出され、端子b2を経由して逆拡散処理
部109に入力され、逆拡散処理される。以後、基準タ
イミング毎に上記を繰り返す。
【0025】以上のように、本実施の形態では1/4シ
ンボル毎にアクセスするメモリ領域を切り替えながら、
1/4シンボル(64チップ)に相当する受信データを入
力し逆拡散し、逆拡散結果であるチップレート毎に存在
する64個の相関値を積分部110へ出力する。積分部
110は、1/4シンボル分の64個の相関値の総和を
算出する。1シンボルの受信データに対しては、これを
4回繰り返し、4個の加算結果を更に加算することによ
り、1シンボル分の積分値(シンボルデータ)とし、RA
KE合成部111へ出力する。各パスの受信信号は伝搬
遅延が異なり、パス間の伝搬遅延差が1シンボル以上あ
るときは、各パスの積分部110出力データのタイミン
グがシンボル単位でずれる。RAKE合成部111は、
このような積分部110出力データのパス間のシンボル
単位のタイミングずれを補償した上で、すべてのパスの
データを加算し、後段のチャネルデコーダ部へ出力す
る。
【0026】次に、図3に本実施の形態における処理タ
イミングを示す。1ユーザ当たり4パスの復調処理を行
い、基準タイミング信号を1/4シンボル毎に発生する
場合を示している。各処理は1/4シンボル間を処理単
位とし、1/4シンボル分の受信データ毎に行う。従っ
てメモリ105への蓄積時間は1/4シンボルとなり、
蓄積後から逆拡散処理開始までの待機時間は最大1/4
シンボルと従来の1シンボルより短くなる。その結果、
RAKE合成までの処理全体の処理遅延も短くなる。
【0027】まず、パスAの受信信号はA/D変換後、
スイッチ104のa1端子により受信データの最初の1
/4シンボル分AがメモリA106に書き込まれる。
その後、スイッチ104のb1端子により受信データ
AがメモリB107に書き込まれる。ここで、データA
の逆拡散処理はスイッチ108の端子a2により逆拡散
処理部109で行われるが、データAのメモリA10
6への蓄積の終了が時刻Siを少し超えた時刻なので
(パス遅延のため)、この逆拡散処理は時刻Si +1に同
期して行われる。同様に受信データA及びAについて
も逆拡散処理を行う。受信データAAの各々につい
て逆拡散処理終了後、積分を開始する。
【0028】パスB〜DもパスAと同様にそれぞれメモ
リ書込み、逆拡散処理及び積分を行う。すべてのパスA
〜Dの積分終了後、各パスの積分出力を用いてRAKE
合成を開始する。
【0029】図3に示すように、基準タイミング信号周
期を1/4シンボルに短縮したことによって、メモリへ
の書き込みから積分までの一連の処理単位時間を削減し
たこと、及びメモリへの書き込み終了から逆拡散処理開
始までの待機時間を削減したことによって、1シンボル
分の受信データの復調処理全体にかかる処理時間が削減
されている。以上のように本実施の形態によれば、パス
Aの受信データのメモリ書込みから積分処理終了(S’
i+7)までに約2.1シンボルの時間で済み、従来
(3.5シンボル)に比べ、処理時間の改善が図られ
る。
【0030】以上のように、本実施の形態の構成によれ
ば、基準タイミング信号の間隔を1シンボルの整数分の
1に分割することにより、分割した時間単位毎に逆拡散
処理を行うので、分割後の受信データだけメモリに蓄積
すればよい。従って、処理単位当たりの受信データ量を
削減できるので、メモリ書込み時間及びメモリ書込み終
了〜処理開始までの待機時間を削減できる。
【0031】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形態
2に係るCDMA受信復調装置のブロック図である。本
実施例では、各パスA〜Dの受信タイミングに応じて基
準タイミング信号を発生させメモリ書込みから逆拡散処
理開始までの待機時間を実質的にゼロにすることによ
り、更なる処理時間の削減を図るものである。なお、本
実施の形態では、メモリ部105を2個の領域を持つ構
造とした場合としている。本来、領域の数はいくつでも
よい。また、本実施の形態では、256倍拡散の場合で
説明する。
【0032】まず、基準タイミング信号発生部414は
処理周期制御信号発生部413からの信号を受信する度
に、タイマー割り込み制御部416へ基準タイミング信
号を出力する。タイマー割り込み制御部416には基準
タイミング信号発生部414の発生する基準タイミング
信号と外部クロック発生部415の発生する外部クロッ
クが入力されている。外部クロック発生部415は、同
じクロックを制御部416及び入力制御部103に出力
する。このように、受信データを入力制御部103に入
力するためのクロックとタイマー割込み制御部416へ
のクロックを同期させることにより、任意の受信タイミ
ングにおいて、逆拡散処理部109及び入力制御部10
3への割込み信号を発生させることが可能となる。
【0033】図5は基準タイミング信号と各パスA〜D
の処理タイミングを示すものである。同図から明らかな
ように、タイマー割込み制御部416は外部クロック発
生部415よりパスAの受信タイミングti-1を取り込
み、これに同期させて基準タイミング信号を発生させ
る。このため、受信データAがメモリ105に書き込
まれた直後(ti)にパスAの逆拡散処理が開始され、
i+1で積分を開始する。パスB〜Dについても図5の
ようなタイミングで受信処理が行われる。従って同図か
ら明らかなように、パスAの受信データのメモリ書込み
から積分処理終了(t’i+1)までに約2.5シンボル
の時間で済み、従来(3.5シンボル)に比べ、処理時
間の改善が図られる。
【0034】なお、本実施の形態ではメモリの書き込み
を1シンボル単位で行う例を示したが、図1に示すよう
に整数分の1のシンボルで受信データの書き込み処理を
行う場合は、更に処理時間の改善が図られることは言う
までもない。
【0035】次に、タイマー割込み制御部416の具体
例を図6に示す。外部クロック602及び基準タイミン
グ信号603はカウンタ601に入力される。カウンタ
601は外部クロック602が入力される毎にカウンタ
値をインクリメントする。カウンタ601がインクリメ
ントするカウンタ値は基準タイミング信号603により
初期化される。カウンタ601には予め割り込み信号6
04発生するカウンタ値(カウンタしきい値)が設定さ
れている。外部クロック602の入力回数が設定値の回
数と等しくなった時(カウンタ601でのカウンタ値が
カウンタしきい値と等しくなった時)、タイマー割込み
信号604を発生させる。パスやユーザによりタイマー
割込み発生までのカウンタしきい値が異なる。このため
カウンタは複数用意し、カウンタ毎に割込みを発生させ
る必要がある。
【0036】割込み信号604が、各パスのシンボル終
了タイミングで発生するよう、タイマー割込みを予め設
定しておく。すると各パスのシンボル終了タイミングで
タイマー割込みを発生し、入力制御部103及び逆拡散
部109に出力する。タイマー割込みを受信すると、入
力制御部103はスイッチ104の端子切り替えを行
い、逆拡散処理部109はスイッチ108の端子切り替
えと逆拡散処理を開始する。この際に入力制御部103
及び逆拡散部109は発生した複数の割込み信号604
により、どのパスに対する割込みが発生したかを知るこ
とができる。
【0037】なお、タイマー割込み制御部416からの
割込み信号は、どのパスに対する割込み信号であるかを
入力制御部103及び逆拡散部109で識別できればよ
いので、図7に示す構成も考えられる。タイマー割込み
制御部416から出力される割込み信号604を一系統
としておき、一系統で出力された割込み信号604を各
フィンガ部112毎に分岐した後、基準タイミング信号
を入力制御部103及び逆拡散処理部109に出力す
る。入力制御部103及び逆拡散処理部109には予め
基準タイミング信号以降の割込みの発生順がどのパスに
対応するかを設定する。入力制御部103及び逆拡散処
理部109は受信した割込み信号604が基準タイミン
グ信号発生より何番目かをカウントすることにより各パ
スを識別することができる。
【0038】この場合のタイマー割込み制御部416の
構成を図8に示す。外部クロック602及び基準タイミ
ング信号603がカウンタ601に入力されるまでは図
5と同様である。各カウンタ601から出力される割込
み信号604は、タイマー割込み制御部416内で一系
統に結合された後、タイマー割込み制御部416から出
力される。
【0039】また本実施の形態では一系統(1ユーザー)
のみの受信信号を処理する場合について述べたが、複数
系統の受信信号を各々複数のメモリに蓄えておき、演算
部から処理対象となるデータがあるメモリにのみアクセ
スし処理する構成も可能である。
【0040】なお、実施の形態1及び実施の形態2にお
いては、メモリ部5が2個の領域を持つ構造としている
が、2個以上の複数個としてもよいことは言うまでもな
い。また、実施の形態1においては、逆拡散処理の処理
周期を1シンボルの1/4とした場合としているが、1
シンボルの整数分の1としてもよい。更に、実施の形態
1及び実施の形態2においては、256倍拡散の場合と
しているが、整数倍拡散としてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、逆拡散の
処理単位をシンボル単位より短くすることにより、メモ
リ量及び受信データ蓄積後の逆拡散処理開始までの待機
時間を削減し、受信から逆拡散開始までの処理時間を短
くすることができる。また受信タイミングに同期して逆
拡散処理をすることにより、受信データ書込み終了後の
待機時間を最小とすることができ、更に受信から逆拡散
開始までの処理時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるCDMA受信復
調装置の構成を示すブロック図
【図2】メモリ部へのアクセス遷移を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1におけるCDMA受信復
調装置の処理タイミング図
【図4】本発明の実施の形態2におけるCDMA受信復
調装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2におけるCDMA受信復
調装置の処理タイミング図
【図6】本発明の実施の形態2におけるタイマー割込み
制御部の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2(その2)におけるCDM
A受信復調装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態2(その2)におけるタイマ
ー割込み制御部の構成を示すブロック図
【図9】従来のCDMA受信復調装置の構成を示すブロ
ック図
【図10】従来のCDMA受信復調装置の処理タイミン
グ図
【符号の説明】
103 入力制御部 104、108 スイッチ部 105 メモリ部 106 メモリA 107 メモリB 109 逆拡散処理部 110 積分部 111 RAKE合成部 112 フィンガ部 113 処理信号制御信号発生部 114、414 基準タイミング信号発生部 413 処理周期制御信号発生部 415 外部クロック発生部 416 タイマー割込み制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1シンボル分の受信データを第1、第2
    部分に分割して蓄積するメモリと、前記メモリの第1、
    第2部分に蓄積された前記受信データを逆拡散し、第
    1、第2の逆拡散出力信号を得る逆拡散処理手段と、前
    記第1、第2の逆拡散出力信号を積分する積分手段と、
    前記積分手段の出力を加算合成するRAKE合成手段
    と、前記逆拡散処理手段に対して1シンボルの整数分の
    1を単位とする周期で割込み信号を出力する基準タイミ
    ング信号発生手段とを備え、前記逆拡散処理手段は、前
    記基準タイミング信号発生手段からの割込み信号により
    1シンボルの整数分の1を単位とする周期で逆拡散し、
    前記メモリの第1部分に受信データを蓄積中は前記メモ
    リの第2部分に蓄積された受信データを逆拡散し第2の
    逆拡散出力信号を得、前記第2部分に受信データを蓄積
    中は第1部分に蓄積された受信データを逆拡散し第1の
    逆拡散出力信号を得ることを特徴とするCDMA受信復
    調装置。
  2. 【請求項2】 前記逆拡散処理手段に対して受信タイミ
    ングに同期して割込み信号を発生するタイマー割込み制
    御手段を備え、前記逆拡散処理手段は、前記タイマー割
    込み制御手段からのタイマー割込み信号により受信タイ
    ミングに同期して逆拡散処理を開始することを特徴とす
    る請求項1記載のCDMA受信復調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のCDM
    A受信復調装置を具備することを特徴とする移動局装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のCDM
    A受信復調装置を具備することを特徴とする基地局装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、請求項3記載の移動局装置
    と請求項4記載の基地局装置のいずれか一方を具備する
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  6. 【請求項6】 1シンボル分の受信データを分割して復
    調する方法であって、1シンボル分の受信データを複数
    に分割する工程と、分割した各データを逆拡散する工程
    と、逆拡散した各データを合成する工程とからなるCD
    MA受信復調方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100748350B1 (ko) * 2006-09-12 2007-08-09 주식회사 만도 자동차의 후륜 토우각 제어장치
US7822106B2 (en) 2001-12-27 2010-10-26 Interdigital Technology Corporation Enhanced rake structure

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