JP2003086623A - トランスデューサおよびボンディング装置 - Google Patents

トランスデューサおよびボンディング装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスデューサの支持部材に強度を付与し
つつ、支持部材をトランスデューサの軸心方向にできる
だけ薄く形成する。 【解決手段】 各保持部5におけるホーン本体4側との
接続箇所と異なる箇所である保持部5の側端を、連結部
6により互いに連結する。一方の保持部5A1に加えら
れる外力が、連結部6によって結合された双方の保持部
5A1,5A2に分散され、これにより保持部5の変形
を抑制でき、保持部5をホーン本体4の軸心4bの方向
について極めて薄く形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンディング装置
において使用されるトランスデューサ、および該トラン
スデューサを含んで構成されるボンディング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤボンディング装置などのボンディ
ング装置では、超音波ホーンなどのトランスデューサが
使用されており、振動子の動作によってトランスデュー
サをその長手方向(軸心方向)に振動させながら、その
先端に装着されたツールを処理対象に向けて下降させ荷
重を掛けることにより、ボンディング部に荷重と超音波
振動を与えてボンディングを行っている。
【0003】このようなトランスデューサの従来の支持
構造は、例えばワイヤボンディング装置では図10に示
すような構造となっている。トランスデューサとしての
超音波ホーン151の先端部には、ワイヤ(図示せず)
が挿通されるツールとしてのキャピラリ166が取付け
られ、また基端部には超音波振動子190が固定されて
いる。超音波ホーン151には、その長手方向である軸
心方向の疎密波(縦波)として与えられる超音波振動の
節(歪みが最大となる部分)に、円筒形であってその前
端において超音波ホーン151と接続するフランジ部1
54が設けられている。フランジ部154は円筒状のホ
ーン支持部155に接続され、ホーン支持部155はホ
ルダ156に固定され、ホルダ156は支軸157に固
定されている。支軸157は図示しないボンディングヘ
ッドに直接又はリフタアームを介して回転自在に支承さ
れている。なお、この種のワイヤボンディング装置とし
て、例えば特開平5−347334号公報、特開平6−
196532号公報、特開平10−303240号公報
等が挙げられる。
【0004】この種の従来技術では、フランジ部154
が超音波ホーン151における超音波振動の節に設けら
れているため、このフランジ部154を経由したエネル
ギー損失(所謂リーク)が少なく、その結果、ボンディ
ング完了後に不必要な超音波エネルギーが加わり続ける
ことに起因したボールの潰れ形状不良、ボールの剥が
れ、下地損傷等を防止できる。
【0005】しかし、ボンディング装置の動作が高速に
なるに従って、トランスデューサの上下動時における揺
動が問題となる。この点、上記従来技術においては、ト
ランスデューサとしての超音波ホーン151は1か所だ
けで支持されているので、ボンディングヘッドの動作に
伴うトランスデューサの揺動を効果的に抑制することは
難しい。この揺動が発生すると、ボンディング中にボー
ルに余計な力が掛り、ボールのつぶれ形状の不良が発生
する。この問題は、半導体装置のファインピッチ化によ
り小さくなった圧着ボール径について特に顕著である。
【0006】この上下動時のトランスデューサの揺動に
対処するため、出願人は、図11に示すように、トラン
スデューサとしての超音波ホーン201とは別部材より
なる2個のホーン支持部材205を介して、超音波ホー
ン201をホルダ206に取付けるようにし、かつ超音
波ホーン201の軸心方向におけるホーン支持部材20
5の取り付け位置を調整可能とした構成を提案している
(特開2001−24025号公報)。この構成によれ
ば、支持点が2箇所になるため上下動の際の揺動を効果
的に防止でき、また、超音波ホーン201に対するホー
ン支持部材205の取り付け位置を、超音波ホーン20
1における振動の節と一致させることにより、軸心方向
の超音波振動(疎密波)の損失も防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホーン支持
部材(図11の例では、ホーン支持部材205)が超音
波ホーンと接続している領域が、超音波ホーンの長手方
向に大きく(厚く)なるほど、当該領域のうち振動の節
から外れる部分が増大するから、それだけエネルギー損
失が増加することになる。すなわち、ホーン支持部材を
経由したエネルギー損失を少なくするには、ホーン支持
部材を、超音波ホーンの軸心方向にできるだけ薄く形成
することが望ましい。しかし、ホーン支持部材が薄けれ
ばそれだけ、ホーン支持部材の強度が低下してしまう。
【0008】また、図10の従来例のように超音波ホー
ン151を1か所で支持する構成では、円筒形のフラン
ジ部154を一方開口の円筒形に形成する切削加工が煩
雑で超音波ホーン151の小型化も困難であり、また図
11の従来例のように超音波ホーン201と別部材より
なる2個のホーン支持部材205を用いる構成では、部
品数が増え組立が煩雑という欠点がある。
【0009】そこで本発明の目的は、トランスデューサ
の支持部材に強度を付与しつつ、支持部材をトランスデ
ューサの軸心方向にできるだけ薄く形成できる構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、振動子
の動作により振動するトランスデューサであって、その
トランスデューサ本体における振動の節を含む少なくと
も2箇所に設けられた保持部と、前記保持部のそれぞれ
における前記トランスデューサ本体側との接続箇所と異
なる箇所を互いに連結する連結部と、を備え、前記トラ
ンスデューサ本体、前記保持部および前記連結部が同部
材により一体的に形成されていることを特徴とするトラ
ンスデューサである。
【0011】第1の本発明では、保持部がトランスデュ
ーサ本体における振動の節を含む少なくとも2箇所に設
けられているので、軸心方向の振動のエネルギー損失を
招くことなくトランスデューサの揺動を防止できる。そ
して、各保持部におけるトランスデューサ本体側との接
続箇所と異なる箇所を互いに連結する連結部を備えたの
で、一方の保持部に加えられる外力が、連結部によって
結合された各保持部のそれぞれに分散され、これにより
保持部の変形を抑制でき、もって各保持部をトランスデ
ューサ本体の軸心方向に極めて薄く形成することが可能
となる。
【0012】また、トランスデューサ本体、保持部およ
び連結部が同部材により一体的に形成されることとした
ので、保持部とトランスデューサ本体との結合を強固と
することができ、これによって保持部の一層の薄型化が
可能となる。
【0013】第2の本発明は、第1の本発明のトランス
デューサであって、前記保持部が、板状であり、かつ前
記トランスデューサ本体の処理作用方向に沿って配置さ
れていることを特徴とするトランスデューサである。
【0014】第2の本発明では、板状の保持部を、トラ
ンスデューサ本体の処理作用方向に沿って設置したの
で、トランスデューサ本体と保持部との接続断面が、処
理作用方向を長手とする形状になる。したがって、大き
な荷重の掛かるボンディングの際にも、トランスデュー
サ本体と保持部との接続断面を大きくとれるので、せん
断に対する耐久力を高めることができる。
【0015】第3の本発明は、第1または第2の本発明
のトランスデューサであって、前記保持部のうち、1の
保持部が前記トランスデューサ本体の基端からn番目
(nは自然数)の節に設けられ、他の保持部がn+m番
目(mは奇数)の節に設けられており、前記連結部に
は、当該連結部をホルダに固定するための固定手段が設
けられていることを特徴とするトランスデューサであ
る。
【0016】トランスデューサの振動特性、特に固有振
動周波数やその逆数である振動周期は、個々のトランス
デューサの間で必ずしも一定ではなく、加工精度等に応
じて若干のばらつきが生じることが考えられる。この
点、第3の本発明では、1の保持部が前記トランスデュ
ーサ本体の基端からn番目(nは自然数)の節に設けら
れ、他の保持部がn+m番目(mは奇数)の節に設けら
れることとしたので、振動特性のばらつきにより実際の
振動の節の位置が設計上の位置からずれた場合にも、各
保持部に作用する力が互いに逆位相となり、連結部にお
いてこれらの力が相殺される。したがって第3の本発明
では、トランスデューサ本体から各保持部を経て漏出し
たエネルギーが、固定手段により固定されたホルダやこ
のホルダが固定されるボンディングヘッド駆動機構に対
し、振動として伝達される事態を回避できる。
【0017】第4の本発明は、第3の本発明のトランス
デューサであって、前記固定手段が、前記連結部の長手
方向に位置を異にした少なくとも2点に設けられている
ことを特徴とするトランスデューサである。
【0018】第4の本発明では、固定手段を、連結部の
長手方向に位置を異にした少なくとも2点に設けたの
で、トランスデューサの処理作用方向への揺動を効果的
に防止できる。
【0019】第5の本発明は、第4の本発明のトランス
デューサであって、前記固定手段のそれぞれが、前記保
持部および前記連結部からなる振動伝達経路の経路長に
おいて互いに等しい位置に配置されていることを特徴と
するトランスデューサである。
【0020】第5の本発明では、固定手段のそれぞれ
を、保持部および連結部からなる振動伝達経路の経路長
において互いに等しい位置に配置したので、トランスデ
ューサ本体から各保持部に作用する力を、固定手段の位
置において、互いに逆位相とすることができる。
【0021】第6の本発明は、第1ないし第5のいずれ
かの本発明のトランスデューサであって、前記保持部お
よび前記連結部が、前記トランスデューサ本体の軸心を
挟む両側に、前記軸心に関し対称に設けられていること
を特徴とするトランスデューサである。
【0022】第6の本発明では、保持部および連結部
が、トランスデューサ本体の軸心を挟む両側に、軸心に
関し対称に設けられているので、ある節を挟んで対称に
配置された2つの保持部については、振動子の振動の漏
出に起因した力の方向が互いに逆方向となる。したがっ
て、これらの保持部の両者を一体的にホルダに固定した
場合に、漏出したエネルギーが相殺され、ホルダやこれ
を固定するボンディングヘッド駆動機構への振動の伝達
を防止できる。
【0023】第7の本発明は、第1ないし第6のいずれ
かの本発明のトランスデューサであって、前記保持部お
よび前記連結部が、前記トランスデューサの処理作用方
向に対する交差方向に設けられていることを特徴とする
トランスデューサである。
【0024】第7の本発明では、保持部および連結部
を、トランスデューサの処理作用方向に対する交差方向
に設けたので、連結部を利用してトランスデューサ本体
をホルダやボンディングヘッド駆動機構に固定すること
により、トランスデューサ本体の処理作用方向の寸法を
小さくでき、これにより、例えば処理作用方向を下向き
にした場合にはトランスデューサ本体の下側のクリアラ
ンスを大きくすることができる。
【0025】第8の本発明は、第1ないし第7のいずれ
かの本発明のトランスデューサであって、前記保持部と
前記連結部との間に、前記振動を吸収するための薄肉部
を更に備えたことを特徴とするトランスデューサであ
る。
【0026】第8の本発明では、トランスデューサ本体
から振動エネルギーが漏出する場合にも、薄肉部の弾性
変形により、保持部から連結部への伝達を緩衝すること
ができる。
【0027】第9の本発明は、第1ないし第8のいずれ
かの本発明のトランスデューサであって、前記トランス
デューサ本体と同部材である母材に通孔を設け、当該通
孔の周囲に前記保持部および前記連結部を形成してなる
トランスデューサである。
【0028】第9の本発明では、トランスデューサ本体
と同部材である母材に通孔を設けることにより、保持部
および連結部を形成してトランスデューサを製造できる
ので、切削加工・鋳造・鍛造その他のいずれの加工方法
による場合にも、加工を容易化できる。
【0029】本発明に係るトランスデューサにおける処
理作用部材は、振動の腹となる位置に設けるのが好適で
あるが、その位置は第10の本発明のように少なくとも
2つの保持部に挟まれた領域の外側としても、また第1
1の本発明のように少なくとも2つの保持部に挟まれた
領域内としてもよい。また後者の場合には、第12の本
発明のように保持部を2箇所とし、両保持部の設置点の
中間点にチップ吸着口を備えることとすれば、チップ吸
着口への荷重分布を平均化でき好適である。
【0030】第13の本発明は、第1ないし第12のい
ずれかの本発明のトランスデューサを含んで構成される
ボンディング装置である。第13の本発明では、第1な
いし第12の本発明と同様の効果を得ることができる。
【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき、以下に
図面に従って説明する。図1は第1実施形態のトランス
デューサとしての超音波ホーン1を示す。超音波ホーン
1は、先端側に垂形部4aを形成した略円柱形のホーン
本体4、ホーン本体4の左右に2箇所ずつ計4箇所に設
けられた保持部5A1,5A2,5B1,5B2(以下
適宜に保持部5という)、および前後2つの保持部5の
側端を互いに連結する連結部6A,6B(以下適宜に連
結部6という)を、同部材により一体的に形成してな
る。超音波ホーン1の基端部には、超音波振動を発生す
る超音波振動子40(図5参照)を固定するためのネジ
孔17が設けられている。
【0031】垂形部4aの形状は、公知のコニカル型に
されている。垂形部4aの先端部には、キャピラリ16
(図5参照)を装着するための装着孔8が穿設されてい
る。
【0032】保持部5は、いずれも平板状である。4つ
の保持部5は、2個ずつを一組として互いにホーン本体
4の長手方向(超音波振動の伝達方向)に位置を異にし
て設けられており、ホーン本体4の後方側の保持部5A
1,5B1は、ホーン本体4の基端から1番目の節p1
の位置に設けられ、ホーン本体4の前方側の保持部5A
2,5B2は、ホーン本体4の基端から2番目の節p2
の位置に設けられている。他方、装着孔8は、図示のと
おり2つの保持部5に挟まれた領域の外側に設けられて
おり、かつ、これに装着されるキャピラリ16の軸心が
振動の腹(速度の絶対値が最大となる部分)と一致する
ようにされている。
【0033】保持部5は、その厚さ方向の中間点が、超
音波ホーン1の設計上の振動の節p1,p2と正確に一
致するように設計されているが、超音波ホーン1の実際
の振動の節の位置には、超音波ホーン1の工作精度に応
じた一定のばらつきがあるため、実際の振動の節の位置
が設計上の位置からずれる場合もあるものとする。な
お、各保持部5の厚さは約0.5mmである。
【0034】連結部6A,6Bには、これら連結部6
A,6Bをホルダ30(図3・図5参照)に固定するた
めの固定手段であるネジ孔7A1,7A2,7B1,7
B2(以下適宜にネジ孔7という)が設けられている。
【0035】ネジ孔7は、連結部6A,6Bの長手方向
に位置を異にした2点にそれぞれ設けられている。
【0036】連結部6A,6Bにおける後方部分および
前方部分には、それぞれ平板上の薄肉部14が形成され
ている。各薄肉部14の厚さは約0.5mmである。
【0037】各保持部5の長さ(図1における上下方向
の長さ)は互いに等しい。また、連結部6Aおよび連結
部6Bの長さ(図1における左右方向の長さ)も互いに
等しい。そしてネジ孔7A1とネジ孔7A2、およびネ
ジ孔7B1とネジ孔7B2は互いに対称に(すなわち、
連結部6の前端または後端からの距離において等しい位
置に)設けられている。したがって、ネジ孔7A1とネ
ジ孔7A2、およびネジ孔7B1とネジ孔7B2は、保
持部5および連結部6からなる振動伝達経路の経路長に
おいて、互いに等しい位置に配置されていることにな
る。
【0038】図1および図3に示すように、保持部5A
1,5A2および連結部6Aと、保持部5B1,5B2
および連結部6Bとは、ホーン本体4の軸心4bを挟む
両側に、軸心4bに関し対称に設けられている。
【0039】また、保持部5A1,5A2および連結部
6Aと、保持部5B1,5B2および連結部6Bとは、
それぞれ、超音波ホーン1の処理作用方向である鉛直下
方(図3におけるD方向)に対する交差方向である水平
方向(図3におけるE−E方向)に突設されている。
【0040】この超音波ホーン1の製造工程は、以下の
とおりである。まず母材である丸棒材の先端部に、装着
孔8をブローチ盤により穿設する。また、丸棒材の基端
部にはネジ孔17を穿設する。次に、丸棒材の先端側お
よび後端側を、旋盤により軸心4bに向けて削り込み、
前端部9および後端部10を形成する。次に、フライス
盤により上部平面11、下部平面12、側部平面13を
それぞれ平坦に形成し、また薄肉部14の外面を形成す
る。また、エンドミルおよびタップにより、ネジ孔7を
形成する。
【0041】そして、軸心4bを挟む両側に、通孔20
をエンドミルにより鉛直方向に穿設する。従って通孔2
0の平面形状は、鉛直方向に関して不変である。この通
孔20の穿設により、通孔20の周囲に、ホーン本体
4、保持部5および連結部6が一体的に形成される。
【0042】このようにして製造された超音波ホーン1
は、下方に開口した断面コ字状のホルダ30(図3・図
5参照)に対して、ボルト35をネジ孔7A1〜7B2
のそれぞれに螺入することによって固定する。これによ
り超音波ホーン1は、図3中E−E線で示される水平面
上の4箇所で、ホルダ30に固定される。ホルダ30は
その基部側の端面の適宜箇所において、図示しないワイ
ヤボンダ本体のボンディングヘッド駆動機構に固定され
る。ボンディングヘッド駆動機構は、超音波ホーン1を
水平面上の任意の位置に移送し、また超音波ホーン1に
鉛直下向きの任意の荷重を与えるものである。他方、ホ
ーン本体4の基端部のネジ孔17には、電歪素子を軸方
向に積層してなる公知の超音波振動子40を固定する。
また装着孔8にはキャピラリ16を装着する。
【0043】以上のように構成された本実施形態では、
超音波振動子40が発生する超音波振動は、疎密波(縦
波)として超音波ホーン1の長手方向、すなわち軸心4
bに沿う方向に、基端側から先端側に向けて伝達され
る。
【0044】ここで本実施形態では、保持部5がホーン
本体4における振動の節p1,p2を含む2箇所に設け
られているので、節が振動しない点であることにより、
軸心4bに沿う方向の疎密波(縦波)の振動のエネルギ
ー損失を招くことなく、超音波ホーン1の揺動を防止で
きる。そして、各保持部5におけるホーン本体4側との
接続箇所と異なる箇所である保持部5の側端を互いに連
結する連結部6を備えたので、一方の保持部5(例えば
保持部5A1)に加えられる外力が、連結部6によって
結合された各保持部5(例えば保持部5A1,5A2)
のそれぞれに分散され、これにより保持部5の変形を抑
制でき、もって各保持部5をホーン本体4の軸心4bの
方向について極めて薄く形成することが可能となる。
【0045】また、ホーン本体4、保持部5および連結
部6が、同部材である丸棒材から削り出すことにより一
体的に形成されることとしたので、保持部5とホーン本
体4との結合を金属結合による強固なものとすることが
でき、これによって保持部5の一層の薄型化が可能とな
る。
【0046】また本実施形態では、平板状の保持部5、
および平板状の薄肉部14を、いずれも超音波ホーン1
の処理作用方向(上下方向)に沿う上下方向に設置した
ので、ホーン本体4と保持部5との接続断面、および保
持部5と薄肉部14との接続断面がいずれも上下に長い
形状となる。したがって、大きな荷重の掛かるボンディ
ングの際にも、超音波ホーン1の上下動による保持部5
および薄肉部14の塑性変形が生じにくく、また各接続
断面を大きくとれるので、せん断に対する耐久力を高め
ることができる。なお、保持部5の形状は平板状のほ
か、例えば超音波振動子40の中心点を中心とする円弧
状または球面状の板状体であってもよい。
【0047】また、超音波ホーン1の振動特性、特に固
有振動周波数やその逆数である振動周期は、個々の超音
波ホーン1の間で必ずしも一定ではなく、加工精度等に
より若干のばらつきが生じることが考えられる。この
点、本実施形態では、保持部5A1,5B1をホーン本
体4の基端から1番目の節である点p1に、また保持部
5A2,5B2を2番目の節である点p2に設けたの
で、仮にある超音波ホーン1における実際の振動の節
が、設計上の位置からずれた点である点p1a,p2a
(図1参照)であった場合には、基部側の保持部5A
1,5B1に加わる振幅が正、先端側の保持部5A2,
5B2に加わる振幅が負というように、基部側と先端側
とで各保持部5に作用する力が互いに逆位相となる。そ
して、これら基部側と先端側の保持部5は連結部6によ
って互いに連結されているので、連結部6においてこれ
らの力が相殺される。したがって本実施形態では、ホー
ン本体4から各保持部5を経て漏出したエネルギーが、
連結部6およびボルト35を介して固定されたホルダ3
0やボンディングヘッド駆動機構に振動として伝達され
る事態を回避できる。
【0048】なお、2つの保持部の位置を互いに隣接す
る節とする場合の他、例えば1番目の節p1と4番目の
節p4、3番目の節p3と4番目の節p4というよう
に、一方の保持部5をホーン本体4の基端からn番目
(nは自然数)の節に設け、他方の保持部5をホーン本
体4の基端からn+m番目(mは奇数)の節に設けさえ
すれば、本実施形態と同様の作用による振動エネルギー
の相殺を期待できる。また、ホーン本体4の基部側から
1番目の保持部5は第1の節でなく、他の任意の節に設
けることもできるが、上述の振動特性のばらつきに伴う
保持部5への振動エネルギーの漏出を小さくするには、
ホーン本体4の基部側から1番目の保持部5は、超音波
振動子40から最も近い節である第1の節p1に設ける
こととするのが最も好適である。
【0049】また本実施形態では、固定手段であるネジ
孔7を、連結部6の長手方向に位置を異にした2点に設
けたので、超音波ホーン1の処理作用方向(上下方向)
への揺動を効果的に防止できる。なお、ネジ孔7による
固定箇所は、3点以上であってもよく、同様の効果を期
待できる。また、ネジ孔以外の他の固定手段を用いても
よいが、本実施形態においてはネジ孔7およびボルト3
5を用い、かつボルト35を軸心4bに向かう方向に螺
入することとしたので、他の方向への螺入に比べ振動に
対して高い寸法精度を維持できる。
【0050】また本実施形態では、固定手段であるネジ
孔7のそれぞれを、保持部5および連結部6からなる振
動伝達経路の経路長(具体的には、保持部5とホーン本
体4との接続点から、保持部5および連結部6に沿った
経路におけるネジ孔7の軸心位置までの距離)において
互いに等しい位置に配置したので、ホーン本体4から各
保持部5に作用する力を、固定手段であるネジ孔7の位
置において、互いに逆位相とすることができる。
【0051】また本実施形態では、保持部5および連結
部6が、ホーン本体4の軸心4bを挟む両側に、軸心4
bに関し対称に設けられているので(図1・図3)、あ
る節を挟んで対称に配置された2つの保持部5(例えば
保持部5A1,5B1)については、振動の漏出に起因
した力の方向が、同位相かつ互いに逆方向となる。した
がって、これらの保持部5の両者をホルダ30により一
体的にボンディングヘッド駆動機構に固定した場合に、
漏出したエネルギーがホルダ30において相殺され、ボ
ンディングヘッド駆動機構への振動の伝達を防止でき
る。
【0052】また本実施形態では、保持部5および連結
部6を、超音波ホーン1の処理作用方向(上下方向)に
対する交差方向(水平方向)に設けたので、連結部6を
利用して超音波ホーン1をホルダ30やボンディングヘ
ッド駆動機構に固定することにより、超音波ホーン1の
処理作用方向の寸法を小さくでき、これにより、例えば
本実施形態のように処理作用方向を下向きにした場合に
は超音波ホーン1の下側のクリアランスを大きくでき、
処理対象である半導体デバイスやデバイス搬送レール等
との干渉を避けることができる。
【0053】また本実施形態では、連結部6の後端側お
よび前端側に薄肉部14を形成したので、この薄肉部1
4の弾性変形により、保持部5から漏出する振動エネル
ギーの連結部6への伝達を緩衝できる。また、薄肉部1
4を平板状としたので、その断面2次モーメントがきわ
めて小さく、弾性変形しやすいものとなり、したがって
振動エネルギーの緩衝に好適である。
【0054】また本実施形態では、ホーン本体4と同部
材である母材としての丸棒材に通孔20を設けることに
より、保持部5および連結部6を形成して超音波ホーン
1を製造できるので、切削加工・鋳造・鍛造その他のい
ずれの加工方法による場合にも、加工を容易化できる。
とくに本実施形態では、2つの通孔20が互いに同方向
(上下方向)に設けられることとしたので、これら2つ
の通孔20を同一方向に穿設すればよく、切削加工によ
る穿孔や鋳造・鍛造による型抜きを能率的に実行でき
る。また、通孔20の加工は上記従来例におけるフラン
ジ部154の加工の場合に比べて小さい工具で実行でき
るから、超音波ホーン1全体の一層の小型化も可能であ
る。
【0055】なお、本実施形態では、連結部6により接
続される各保持部5の部分を各保持部5の側端とした
が、本発明において連結部によって接続される各保持部
の部分は側端に限らず、各保持部におけるホーン本体側
との接続箇所と異なる箇所であれば、同様の効果を期待
できる。また本実施形態では保持部5を片側につき2箇
所設ける構成としたが、本発明に係る保持部は片側に3
箇所以上設けてもよい。また保持部5および連結部6の
配置は、ホーン本体4に関し左右非対称でもよい。
【0056】次に、第2実施形態について説明する。第
2実施形態は、本発明をフリップチップボンディング装
置に適用したものである。図6および図7において、第
2実施形態のトランスデューサである超音波ホーン10
1は、上記第1実施形態における錐形部4a、装着孔8
および連結部6に代えて、吸着ノズル108・チューブ
接続部109および連結部106A,106B(以下適
宜に連結部106という)を、いずれもホーン本体10
4と同一部材により一体的に形成(例えば、第1実施形
態と同様の丸棒材からの削り出しにより)したものであ
る。
【0057】吸着ノズル108は角錐状、チューブ接続
部109(図7参照)は円柱状であり、両者の中央を貫
いて鉛直方向の通孔108aが穿設されており、通孔1
08aの下端部がチップ吸着口108bとなっている。
【0058】4つの保持部105A1,105A2,1
05B1,105B2(以下適宜に保持部105とい
う)のうち、ホーン本体104の後方側の保持部105
A1,105B1は、ホーン本体104の基端から1番
目の節p11の位置に設けられ、ホーン本体104の前
方側の保持部105A2,105B2は、ホーン本体1
04の基端から2番目の節p12の位置に設けられてい
る。他方、チップ吸着口108bは、図示のとおり2つ
の保持部105の設置点の中間点に設けられており、か
つ、その中心が振動の腹(速度の絶対値が最大となる部
分)と一致するようにされている。
【0059】これら保持部105は、その厚さ方向の中
間点が、超音波ホーン101の設計上の振動の節p1
1,p12と正確に一致するように設計されているが、
超音波ホーン101の実際の振動の節の位置には、超音
波ホーン101の工作精度に応じた一定のばらつきがあ
るため、実際の振動の節の位置が設計上の位置からずれ
る場合もあるものとする。なお、各保持部105の厚さ
は約0.5mmである。
【0060】連結部106には、ボルト135によって
ネジ留めするための鉛直方向の通孔107A1,107
A2,107B1,107B2(以下適宜に通孔107
という)が設けられている。
【0061】図7ないし図9に示すように、超音波ホー
ン101はホルダ130に固定して使用される。ホルダ
130は、チューブ接続部109を跨いで左右の連結部
106を一体的に連結する構造であり、その上面には、
ホルダ130を図示しないワイヤボンダ本体のボンディ
ングヘッド駆動機構に装着するための装着孔130aが
設けられている。装着孔130aの中心は、ホーン本体
104の軸心104bの直上に位置している。ホルダ1
30には、4つの通孔107に対応して設けられボルト
135と螺合する鉛直方向のネジ孔130bが、それぞ
れ設けられている。
【0062】ホーン本体104の基端部のネジ孔117
(図6参照)には、電歪素子を軸方向に積層してなる公
知の超音波振動子140(図8・図9参照)が固定され
る。またチューブ接続部109にはゴム製のフレキシブ
ルチューブ131(図8参照)が接続される。なお、第
2実施形態における残余の構成は、上記第1実施形態に
おけるものと同様であるので、同一符号を付してその説
明は省略する。
【0063】以上のように構成された第2実施形態で
は、超音波ホーン101は、フレキシブルチューブ13
1および通孔108aを通じた吸引によりチップ吸着口
108bに半導体デバイス(図示せず)を吸着してボン
ディング位置に搬送し、その状態でボンディングヘッド
駆動機構により下向きに駆動される。そして、超音波振
動子140が発生する超音波振動が、疎密波(縦波)と
して超音波ホーン101の長手方向、すなわち軸心10
4bに沿う方向に、基端側から先端側に向けて伝達さ
れ、この超音波振動とボンディングヘッド駆動機構によ
る荷重とによって、ボンディングが行われる。
【0064】しかして、第2実施形態では、上記第1実
施形態と同様の上述の各種の効果が得られるほか、チッ
プ吸着口108bを、保持部105A1,105B1と
保持部105A2,105B2の設置点の中間点に配置
したので、チップ吸着口108bへの荷重分布、ひいて
は半導体デバイスへの荷重分布を、超音波ホーン101
の長手方向について平均化することができる。
【0065】なお、第2実施形態では、ホーン本体10
4の基端部に超音波振動子117を設ける一方、ホーン
本体104の先端部には何も設けていないが、超音波振
動子117と等しい質量のカウンタウェイトをホーン1
04の先端部に固定する構造とすれば、超音波ホーン1
01全体の重量バランスをとることができ、荷重分布の
一層の均等化を図ることができる。
【0066】また、上記各実施形態では、本発明をワイ
ヤボンディング装置およびフリップチップボンディング
装置に適用した例について説明したが、本発明はこれら
のボンディング装置に限らず、ダイボンディング装置な
ど、トランスデューサの振動により処理作用を行う各種
の処理装置に適用でき、いずれも本発明の範疇に属する
ものである。またトランスデューサの形状も、上記各実
施形態の形状に限らず、その用途や目的に応じた各種の
形状を選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態におけるホーン本体を
振動の節の位置を示すグラフと共に示す底面図である。
【図2】 第1実施形態におけるホーン本体を示す側面
図である。
【図3】 ホルダに装着された状態の第1実施形態にお
けるホーン本体のC−C線断面図である。
【図4】 第1実施形態におけるホーン本体を概略的に
示す斜視図である。
【図5】 ホルダに装着された状態の第1実施形態にお
けるホーン本体の下面側を概略的に示す斜視図である。
【図6】 第2実施形態におけるホーン本体を振動の節
の位置を示すグラフと共に示す底面図である。
【図7】 ホルダに装着された状態の第2実施形態にお
けるホーン本体のF−F線断面図である。
【図8】 ホルダに装着された状態の第2実施形態にお
けるホーン本体を示す側面図である。
【図9】 ホルダに装着された状態の第2実施形態にお
けるホーン本体を示す斜視図である。
【図10】 従来の超音波ホーンの取り付け構造を示す
側面図である。
【図11】 従来の他の超音波ホーンの取り付け構造を
示す側面図である。
【符号の説明】
1,101,151,201 超音波ホーン 4,104 ホーン本体 4b,104b 軸心 5A1,5A2,5B1,5B2,105A1,105
A2,105B1,105B2 保持部 6A,6B,106A,106B 連結部 7A1,7A2,7B1,7B2 ネジ孔 8 装着孔 11 上部平面 12 下部平面 13 側部平面 14 薄肉部 16,66 キャピラリ 17 ネジ孔 20 通孔 30,130,156,206 ホルダ 35,135 ボルト 40,140,190 超音波振動子 108 吸着ノズル 108a 通孔 108b 吸着口 p1,p2,p3,p4,p1a,p2a,p11,p
12 節
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清野 嘉彦 東京都武蔵村山市伊奈平2丁目51番地の1 株式会社新川内 Fターム(参考) 5F044 BB03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子の動作により振動するトランスデ
    ューサであって、 そのトランスデューサ本体における振動の節を含む少な
    くとも2箇所に設けられた保持部と、 前記保持部のそれぞれにおける前記トランスデューサ本
    体側との接続箇所と異なる箇所を互いに連結する連結部
    と、を備え、 前記トランスデューサ本体、前記保持部および前記連結
    部が同部材により一体的に形成されていることを特徴と
    するトランスデューサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトランスデューサであ
    って、 前記保持部が、板状であり、かつ前記トランスデューサ
    本体の処理作用方向に沿って配置されていることを特徴
    とするトランスデューサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のトランスデュ
    ーサであって、 前記保持部のうち、1の保持部が前記トランスデューサ
    本体の基端からn番目(nは自然数)の節に設けられ、
    他の保持部がn+m番目(mは奇数)の節に設けられて
    おり、 前記連結部には、当該連結部をホルダに固定するための
    固定手段が設けられていることを特徴とするトランスデ
    ューサ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のトランスデューサであ
    って、 前記固定手段が、前記連結部の長手方向に位置を異にし
    た少なくとも2点に設けられていることを特徴とするト
    ランスデューサ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のトランスデューサであ
    って、 前記固定手段のそれぞれが、前記保持部および前記連結
    部からなる振動伝達経路の経路長において互いに等しい
    位置に配置されていることを特徴とするトランスデュー
    サ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のト
    ランスデューサであって、 前記保持部および前記連結部が、前記トランスデューサ
    本体の軸心を挟む両側に、前記軸心に関し対称に設けら
    れていることを特徴とするトランスデューサ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のト
    ランスデューサであって、 前記保持部および前記連結部が、前記トランスデューサ
    の処理作用方向に対する交差方向に設けられていること
    を特徴とするトランスデューサ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のト
    ランスデューサであって、 前記保持部と前記連結部との間に、前記振動を吸収する
    ための薄肉部を更に備えたことを特徴とするトランスデ
    ューサ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載のト
    ランスデューサであって、 前記トランスデューサ本体と同部材である母材に通孔を
    設け、当該通孔の周囲に前記保持部および前記連結部を
    形成してなるトランスデューサ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    トランスデューサであって、 前記少なくとも2つの保持部に挟まれた領域の外側であ
    って振動の腹となる位置に、処理作用を行うツールを備
    えたことを特徴とするトランスデューサ。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    トランスデューサであって、 前記少なくとも2つの保持部に挟まれた領域内であって
    振動の腹となる位置に、チップ吸着口を備えたことを特
    徴とするトランスデューサ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のトランスデューサ
    であって、 前記保持部を2箇所に備え、これら両保持部の設置点の
    中間点に前記チップ吸着口を備えたことを特徴とするト
    ランスデューサ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    のトランスデューサを含んで構成されるボンディング装
    置。
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