JP2003086385A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2003086385A
JP2003086385A JP2001280082A JP2001280082A JP2003086385A JP 2003086385 A JP2003086385 A JP 2003086385A JP 2001280082 A JP2001280082 A JP 2001280082A JP 2001280082 A JP2001280082 A JP 2001280082A JP 2003086385 A JP2003086385 A JP 2003086385A
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voltage
discharge lamp
secondary battery
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JP2001280082A
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Yasunori Kawase
靖憲 河瀬
Hiroyuki Nishino
博之 西野
Jun Matsuzaki
純 松▲崎▼
Hiroyuki Matsumoto
弘之 松本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路損失の増大や大型化並びにコストアップを
回避しながら二次電池の電池電圧変動による放電灯の発
光強度及び発光周期の変動を抑制する。 【解決手段】駆動信号変調部10では、比較部9にて検
出された、コンデンサ電圧検出部7から出力される検出
信号と基準信号とを比較して両信号の差分を減らすよう
に駆動信号を変調する。故に駆動信号を変調することに
よって、平滑コンデンサの両端電圧が高くなれば低く、
反対に平滑コンデンサの両端電圧が低くなれば高くなる
ように昇圧部の出力を調整することができる。その結
果、起動部が動作する直前の平滑コンデンサC0の両端
電圧V0を所定値に保ち、回路損失の増大や大型化並び
にコストアップを回避しながら二次電池の電池電圧変動
による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑制する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯点灯装置に
関し、特に二次電池を電源として放電灯を一定の周期で
点滅させる点滅型誘導灯に用いる放電灯点灯装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図17に示す従来例1は、二次電池1
と、商用交流電源ACにより二次電池1を充電する充電
回路30と、二次電池1の出力電圧を昇圧する昇圧回路
31と、昇圧回路31の出力電圧を整流平滑する整流平
滑回路32と、整流平滑回路32で整流平滑された直流
電圧を放電灯LPに印加して起動する起動回路33とを
備える。昇圧回路31は、二次電池1の正極に一端が接
続されたチョークコイルLと、チョークコイルLの他端
が中間タップに接続されたトランスTと、トランスTの
1次側に直列接続されるとともにトランスTの補助巻線
を介してベース同士が接続され且つ二次電池1の負極が
中点に接続された一対のスイッチング素子Q1,Q2
と、抵抗R2を介して二次電池1の正極とスイッチング
素子Q1のベースとの間に挿入された始動スイッチSW
とを具備する。すなわち、外部からの信号で始動スイッ
チSWがオンされるとトランスTの補助巻線に誘起され
る電圧で一対のスイッチング素子Q1,Q2が交互にオ
ン・オフを繰り返し、トランスTの2次側に二次電池1
の電池電圧を昇圧した高周波電圧が出力される。
【0003】整流平滑回路32は電流制限用のコンデン
サC3、整流用のダイオードD1,D2並びに平滑コン
デンサC0からなり、平滑コンデンサC0の両端に平滑
された直流電圧を生じる。また、起動回路33は、整流
平滑回路32の出力端間に抵抗R1を介して接続される
トリガスイッチSと、コンデンサC4を介してトリガス
イッチSの両端に1次側が接続されるとともに2次側が
キセノンランプからなる放電灯LPの近接導体M及び整
流平滑回路32の低電位側出力端に接続されたパルスト
ランスPTとを具備し、トリガスイッチSのオン時にコ
ンデンサC4の放電電流によってパルストランスPTの
2次側に生じる高電圧パルスを近接導体Mに印加して放
電灯LPを起動するとともに平滑コンデンサC0からの
放電電流を流して放電灯LPを発光させる。図18は整
流平滑回路32の出力電圧(平滑コンデンサC0の両端
電圧)V0の時間的な変化を表しており、1秒間に2回
(すなわち2Hz)の周期でトリガスイッチSがオンさ
れて放電灯LPが点滅される。ここで、点滅型の誘導灯
においては、日本照明器具工業会発行の「誘導灯器具及
び避難誘導システム用装置技術基準(JIL550
2)」にて点滅周期が2Hzと定められている。なお、
整流平滑回路32の出力電圧V0のピーク値は、二次電
池1の電池電圧が上記技術基準に定められた値であると
きに例えば300Vとなるように回路設計が為される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1においては、二次電池1の電池電圧が変動した場
合に整流平滑回路32の出力電圧V0が所定レベルに上
昇するまでの時間が変動してしまう。すなわち、二次電
池1の電池電圧が高いときには出力電圧V0の上昇速度
が速くなり、2Hzの周期の間に必要以上に出力電圧V
0が上昇して放電灯LPの発光強度がアップする。反対
に二次電池1の電池電圧が低いときには出力電圧V0の
上昇速度が遅くなり、2Hzの周期の間に必要とするレ
ベルまで出力電圧V0が上昇せずに放電灯LPの発光強
度がダウンする。
【0005】そこで、二次電池1の電池電圧が変動した
場合でも整流平滑回路32の出力電圧V0の変動を抑え
て放電灯LPの発光強度を略一定に保つようにした従来
例2〜従来例5が提案されている。
【0006】図19に示す従来例2は、整流平滑回路3
2の出力電圧V0を検出する電圧検出回路34と、電圧
検出回路34の検出結果に応じて二次電池1の電池電圧
が変動しても出力電圧V0が略一定となるように二次電
池1から昇圧回路31への入力電圧を調整する電圧調整
器35とを備えたものである。同じく図20に示す従来
例3は、昇圧回路31への入力電圧を検出する電圧検出
回路34と、電圧検出回路34の検出結果に応じて二次
電池1の電池電圧が変動しても出力電圧V0が略一定と
なるように二次電池1から昇圧回路31への入力電圧を
調整する電圧調整器35とを備えたものである。また、
図21に示す従来例4は、二次電池1の電池電圧を検出
する電圧検出回路34と、電圧検出回路34の検出結果
に応じて二次電池1の電池電圧が変動しても出力電圧V
0が略一定となるように二次電池1から昇圧回路31へ
の入力電圧を調整する電圧調整器35とを備えたもので
ある。さらに、図22に示す従来例5は、昇圧回路31
への入力電圧を検出する電圧検出回路34と、昇圧回路
31への入力電流を検出する電流検出回路36と、電圧
検出回路34及び電流検出回路36の検出出力を乗算し
て昇圧回路31への入力電力を算出する乗算器37と、
二次電池1の電池電圧が変動しても昇圧回路31への入
力電力が略一定となるように二次電池1から昇圧回路3
1への入力電力を調整する電力調整器38とを備えたも
のである。なお、上記従来例2〜5における電圧調整器
35又は電力調整器38は、例えば図23に示すような
従来周知の昇圧チョッパ回路で構成される。また、39
は2Hzの周期で放電灯LPを起動するためのクロック
信号を発生するクロック信号発生回路である。
【0007】ところが、従来例2〜5における電圧調整
器35又は電力調整器38が昇圧チョッパ回路のような
パワースイッチング回路で構成され、その後段の昇圧回
路31と縦列接続されるために回路損失が大きくなり、
二次電池1の電池容量を必要以上に増大しなければなら
なくなったり、回路構成の大型化やコストアップを招く
虞がある。なお、二次電池1の電池電圧が変動する要因
としては、放電開始直後と放電開始後の電圧変動は勿論
のことながら、例えば上記技術基準(JIL5502)
に定められている一般型(二次電池1による動作時間が
25分間のもの)と長時間型(動作時間が75分間のも
の)とで点灯装置を共用する場合に動作時間を長くした
り短くするために二次電池1のセル数を変えることによ
る電池電圧の変更がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、回路損失の増大や大型
化並びにコストアップを回避しながら二次電池の電池電
圧変動による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑
制した放電灯点灯装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、二次電池と、1乃至複数のスイ
ッチング素子を具備し、スイッチング素子を周期的にス
イッチングすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交
流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的
にスイッチングするための駆動信号を出力する駆動信号
発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを
有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデン
サの両端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起
動部と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック
信号を発生するクロック信号発生部と、平滑コンデンサ
の両端電圧を検出するコンデンサ電圧検出部と、クロッ
ク信号に同期した鋸歯状の基準信号を発生する基準信号
発生部と、コンデンサ電圧検出部から出力される検出信
号と基準信号とを比較して両信号の差分を検出する比較
部と、比較部にて検出された差分を減らすように駆動信
号を変調する駆動信号変調部とを備えたことを特徴と
し、変調された駆動信号でスイッチング素子をスイッチ
ングし、平滑コンデンサの両端電圧が高くなれば低く、
反対に平滑コンデンサの両端電圧が低くなれば高くなる
ように昇圧部の出力を調整することによって起動部が動
作する直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保つ
ことができる。その結果、昇圧部の前段に昇圧チョッパ
回路のような電圧調整器を設ける必要が無く、回路損失
の増大や大型化並びにコストアップを回避しながら二次
電池の電池電圧変動による放電灯の発光強度及び発光周
期の変動を抑制することができる。
【0010】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、二次電池と、1乃至複数のスイッチング素子を具
備し、スイッチング素子を周期的にスイッチングするこ
とで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を出力する
昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッチングす
るための駆動信号を出力する駆動信号発生部と、昇圧部
の出力で充電される平滑コンデンサを有した整流平滑部
と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両端間に接続
された放電灯と、放電灯を起動する起動部と、起動部を
所定周期で動作させるためのクロック信号を発生するク
ロック信号発生部と、二次電池の電圧を検出する電池電
圧検出部と、所定の基準信号を発生する基準信号発生部
と、電池電圧検出部から出力される検出信号と基準信号
とを比較して両信号の差分を検出する比較部と、比較部
にて検出された差分を減らすように駆動信号を変調する
駆動信号変調部とを備えたことを特徴とし、変調された
駆動信号でスイッチング素子をスイッチングし、二次電
池の電池電圧が高くなれば低く、反対に二次電池の電池
電圧が低くなれば高くなるように昇圧部の出力を調整す
ることによって起動部が動作する直前の平滑コンデンサ
の両端電圧を所定値に保つことができる。その結果、昇
圧部の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調整器を設
ける必要が無く、回路損失の増大や大型化並びにコスト
アップを回避しながら二次電池の電池電圧変動による放
電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑制することがで
きる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、基準信号発生部は直流の定電圧源からなることを特
徴とし、請求項2の発明と同様の作用を奏する。
【0012】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、基準信号発生部はクロック信号に同期した鋸歯状の
基準信号を発生し、電池電圧検出部はクロック信号に同
期し且つ電圧変化の割合が電池電圧に比例した鋸歯状の
検出信号を出力することを特徴とし、請求項2の発明と
同様の作用を奏する。
【0013】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、二次電池と、1乃至複数のスイッチング素子を具
備し、スイッチング素子を周期的にスイッチングするこ
とで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を出力する
昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッチングす
るための駆動信号を出力する駆動信号発生部と、昇圧部
の出力で充電される平滑コンデンサを有した整流平滑部
と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両端間に接続
された放電灯と、放電灯を起動する起動部と、起動部を
所定周期で動作させるためのクロック信号を発生するク
ロック信号発生部と、二次電池の電圧を検出してデジタ
ルの検出信号を出力するA/Dコンバータ部と、A/D
コンバータ部から出力される検出信号に基づいて起動部
を動作させる直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値
に一致させるように駆動信号の出力条件を切り替える切
替部とを備えたことを特徴とし、二次電池の電池電圧が
高くなれば低く、反対に二次電池の電池電圧が低くなれ
ば高くなるように駆動信号の出力条件を切り替えて昇圧
部の出力を調整することによって起動部が動作する直前
の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保つことができ
る。その結果、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のよう
な電圧調整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大
型化並びにコストアップを回避しながら二次電池の電池
電圧変動による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を
抑制することができる。
【0014】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
めに、二次電池と、1乃至複数のスイッチング素子を具
備し、スイッチング素子を周期的にスイッチングするこ
とで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を出力する
昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッチングす
るための駆動信号を出力する駆動信号発生部と、昇圧部
の出力で充電される平滑コンデンサを有した整流平滑部
と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両端間に接続
された放電灯と、放電灯を起動する起動部と、起動部を
所定周期で動作させるためのクロック信号を発生するク
ロック信号発生部と、平滑コンデンサの両端電圧を検出
するコンデンサ電圧検出部と、クロック信号に同期した
非線形の基準信号を発生する基準信号発生部と、コンデ
ンサ電圧検出部から出力される検出信号と基準信号とを
比較して両信号の差分を検出する比較部と、比較部にて
検出された差分を減らすように駆動信号を変調する駆動
信号変調部とを備えたことを特徴とし、変調された駆動
信号でスイッチング素子をスイッチングし、平滑コンデ
ンサの両端電圧が高くなれば低く、反対に平滑コンデン
サの両端電圧が低くなれば高くなるように昇圧部の出力
を調整することによって起動部が動作する直前の平滑コ
ンデンサの両端電圧を所定値に保つことができる。その
結果、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調
整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大型化並び
にコストアップを回避しながら二次電池の電池電圧変動
による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑制する
ことができる。しかも、基準信号を非線形とすることで
起動部の非動作時における負荷の平準化が図れ、回路損
失の更なる低減、小型化、並びにコストダウンが可能と
なる。
【0015】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、基準信号発生部は、電圧レベルVが時間の関数であ
ってV=√t又はV=1−exp(−t)で近似される
基準信号を発生することを特徴とし、請求項6の発明と
同様の作用を奏する。
【0016】請求項8の発明は、上記目的を達成するた
めに、二次電池と、1乃至複数のスイッチング素子を具
備し、スイッチング素子を周期的にスイッチングするこ
とで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を出力する
昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッチングす
るための駆動信号を出力する駆動信号発生部と、昇圧部
の出力で充電される平滑コンデンサを有した整流平滑部
と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両端間に接続
された放電灯と、放電灯を起動する起動部と、起動部を
所定周期で動作させるためのクロック信号を発生するク
ロック信号発生部と、昇圧部においてスイッチング素子
のスイッチングに伴って発生する高周波電流又は高周波
電圧を検出する検出部と、起動部を動作させる直前の平
滑コンデンサの両端電圧を所定値に一致させるために必
要な上記高周波電流又は高周波電圧の目標値を出力する
目標値出力部と、検出部の検出値と目標値の差分を減ら
すように駆動信号発生部を制御する制御部とを備えたこ
とを特徴とし、二次電池の電池電圧に応じて変動する昇
圧部の高周波電流又は高周波電圧の検出値を目標値に近
づけるように制御部が駆動信号発生部を制御して昇圧部
の出力を調整することにより、起動部が動作する直前の
平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保つことができ
る。その結果、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のよう
な電圧調整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大
型化並びにコストアップを回避しながら二次電池の電池
電圧変動による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を
抑制することができる。
【0017】請求項9の発明は、上記目的を達成するた
めに、二次電池と、1乃至複数のスイッチング素子を具
備し、スイッチング素子を周期的にスイッチングするこ
とで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を出力する
昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッチングす
るための駆動信号を出力する駆動信号発生部と、昇圧部
の出力で充電される平滑コンデンサを有した整流平滑部
と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両端間に接続
された放電灯と、放電灯を起動する起動部と、起動部を
所定周期で動作させるためのクロック信号を発生するク
ロック信号発生部と、二次電池の電圧を検出する電池電
圧検出部と、クロック信号に同期した非線形の基準信号
を発生する基準信号発生部と、電池電圧検出部から出力
される検出信号に応じて基準信号を補正する補正部と、
補正部にて補正された基準信号にて駆動信号を変調する
ことにより起動部を動作させる直前の平滑コンデンサの
両端電圧を所定値に一致させる駆動信号変調部とを備え
たことを特徴とし、二次電池の電池電圧が高くなれば低
く、反対に二次電池の電池電圧が低くなれば高くなるよ
うに駆動信号を変調して昇圧部の出力を調整することに
よって起動部が動作する直前の平滑コンデンサの両端電
圧を所定値に保つことができる。その結果、昇圧部の前
段に昇圧チョッパ回路のような電圧調整器を設ける必要
が無く、回路損失の増大や大型化並びにコストアップを
回避しながら二次電池の電池電圧変動による放電灯の発
光強度及び発光周期の変動を抑制することができる。し
かも、基準信号を非線形とすることで起動部の非動作時
における負荷の平準化が図れ、回路損失の更なる低減、
小型化、並びにコストダウンが可能となる。
【0018】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、基準信号発生部は、電圧レベルVが時間の関数で
あってV=√t又はV=1−exp(−t)で近似され
る基準信号を発生することを特徴とし、請求項9の発明
と同様の作用を奏する。
【0019】請求項11の発明は、上記目的を達成する
ために、二次電池と、1乃至複数のスイッチング素子を
具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチングする
ことで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を出力す
る昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッチング
するための駆動信号を出力する駆動信号発生部と、昇圧
部の出力で充電される平滑コンデンサを有した整流平滑
部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両端間に接
続された放電灯と、放電灯を起動する起動部と、起動部
を所定周期で動作させるためのクロック信号を発生する
クロック信号発生部と、二次電池から昇圧部への入力電
力を検出する入力電力検出部と、起動部を動作させる直
前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に一致させるた
めに必要な入力電力の目標値を出力する目標値出力部
と、入力電力検出部の検出値と目標値の差分を減らすよ
うに駆動信号発生部を制御する制御部とを備えたことを
特徴とし、二次電池から昇圧部への入力電力が大きくな
れば小さく、反対に二次電池からの入力電力が小さくな
れば大きくなるように駆動信号を変調して昇圧部の出力
を調整することによって起動部が動作する直前の平滑コ
ンデンサの両端電圧を所定値に保つことができる。その
結果、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調
整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大型化並び
にコストアップを回避しながら二次電池の電池電圧変動
による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑制する
ことができる。
【0020】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかの発明において、放電灯をキセノンランプとし、駆
動信号の周期を2Hz±10%としたことを特徴とし、
請求項1〜11の何れかの発明と同様の作用を奏する。
【0021】請求項13の発明は、請求項1又は2又は
6又は9の発明において、駆動信号変調部は、駆動信号
の周波数、オンデューティ比、スイッチングのインター
バル期間の何れかを変調することを特徴とし、請求項1
又は2又は6又は9の発明と同様の作用を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、キセノンランプからなる放
電灯LPを所定の周期、例えば日本照明器具工業会発行
の「誘導灯器具及び避難誘導システム用装置技術基準
(JIL5502)」にて定められた規格値(2Hz±
10%)にて点滅させる点滅型の誘導灯に本発明を適用
した実施形態について説明する。
【0023】(実施形態1)図1に本実施形態の概略回
路構成を示し、図2にその詳細な回路構成の一例を示
す。本実施形態は、二次電池1と、電界効果トランジス
タからなる2つのスイッチング素子Q1,Q2を具備
し、2つのスイッチング素子Q1,Q2を交互に周期的
にスイッチングすることで二次電池1の電池電圧を昇圧
した交流電圧(高周波電圧)を出力する昇圧部2と、ス
イッチング素子Q1,Q2を周期的にスイッチングする
ための駆動信号を出力する駆動信号発生部3と、昇圧部
2の出力で充電される平滑コンデンサC0を有した整流
平滑部4と、整流平滑部4が有する平滑コンデンサC0
の両端間に接続された放電灯LPと、放電灯LPを起動
する起動部5と、起動部5を所定周期で動作させるため
のクロック信号を発生するクロック信号発生部6と、平
滑コンデンサC0の両端電圧V0を検出するコンデンサ
電圧検出部7と、クロック信号に同期した鋸歯状の基準
信号を発生する基準信号発生部8と、コンデンサ電圧検
出部7から出力される検出信号と基準信号とを比較して
両信号の差分を検出する比較部9と、比較部9にて検出
された差分を減らすように駆動信号を変調する駆動信号
変調部10とを備えている。なお、二次電池1は複数個
のセルが直列に接続されてなり、図示しない充電回路に
より商用電源を電源として充電される。
【0024】昇圧部2は、二次電池1の両端間に直列に
接続されたスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、
ハイサイドのスイッチング素子Q1にカップリングコン
デンサC1を介して接続されたチョークコイルL及びコ
ンデンサC2の直列共振回路と、1次巻線n1がコンデ
ンサC2と並列に接続されたトランスTとを具備する。
また、スイッチング素子Q1,Q2は駆動信号によりド
ライブ回路11を介して高周波で交互にスイッチング
(オン、オフ)される。整流平滑部4は電解コンデンサ
からなる平滑コンデンサC0の他に、トランスTの2次
巻線n2の一端に接続されたコンデンサC3と、コンデ
ンサC3の他端にアノードが接続されるとともにカソー
ドが平滑コンデンサC0の一端に接続されたダイオード
D1と、トランスTの2次巻線n2の他端にアノードが
接続されるとともにカソードがダイオードD1のアノー
ドと接続されたダイオードD2とからなる従来周知の半
波整流形倍電圧整流回路を有し、後述するようにトラン
スTの2次巻線n2に誘起される高周波電圧を倍電圧整
流して平滑コンデンサC0を充電し、平滑コンデンサC
0の両端に二次電池1の電池電圧より昇圧された直流電
圧V0を出力する。
【0025】平滑コンデンサC0の両端に放電灯LPが
接続され、さらに放電灯LPと並列に起動部5が接続さ
れている。起動部5は、放電灯LPの近接導体Mと放電
灯LPのグランド側の一端との間に2次巻線が接続され
たパルストランスPTと、放電灯LPの非グランド側の
一端とパルストランスPTの1次巻線との間に接続され
たコンデンサC4と、抵抗R1及びコンデンサC4の接
続点とグランドとの間に接続されたサイリスタSCR
と、クロック信号の立ち上がり(又は立ち下がり)に同
期してサイリスタSCRのゲートにトリガ信号を与えて
サイリスタSCRをターンオンするトリガ回路5aとを
具備する。また、クロック信号発生部6は矩形波のパル
ス信号からなるクロック信号を2Hzの周波数で発生す
るものである。なおクロック信号発生部6から出力され
るクロック信号はバッファBF1を介してトリガ回路5
aに与えられるとともに基準信号発生部8にも与えられ
る。
【0026】基準信号発生部8は、安定化された基準電
源を発生する電源回路8aと、2つのPNPトランジス
タQ3,Q4と抵抗R4で構成され、電源回路8aの基
準電源電圧と抵抗R4の抵抗値で決まる一定の電流を出
力するカレントミラー回路と、カレントミラー回路の出
力電流により充電されるコンデンサC5と、コンデンサ
C5の両端に並列接続された電界効果トランジスタから
なるスイッチング素子Q5と、トランジスタQ3とコン
デンサC5の接続点に設けられたバッファBF2とを具
備し、スイッチング素子Q5のゲートにクロック信号が
入力されている。すなわち、クロック信号がLレベルの
期間にはスイッチング素子Q5がオフとなり、カレント
ミラー回路による定電流でコンデンサC5が充電されて
その両端電圧が直線的に上昇し、クロック信号がHレベ
ルの期間にはスイッチング素子Q5がオンとなり、コン
デンサC5の充電電荷がグランドに放出されて両端電圧
がほぼゼロレベルとなることから、クロック信号に同期
した鋸歯状の基準信号が得られる。
【0027】コンデンサ電圧検出部7は、平滑コンデン
サC0の高電位側の一端とグランドの間に接続された分
圧抵抗R2,R3の直列回路からなり、平滑コンデンサ
C0の両端電圧V0に応じた検出信号を分圧抵抗R2,
R3の接続点から出力するものである。なお、この検出
信号は比較部9において基準信号と比較される。
【0028】比較部9は、クロック信号よりも充分に短
い周期の矩形波パルスからなるサンプリング信号を発生
するサンプリング信号発生回路9aと、サンプリング信
号に同期して検出信号と基準信号の差分(レベル差)を
増幅する差分増幅回路9bとを具備し、差分増幅回路9
bで増幅した差分信号を駆動信号変調部10に出力す
る。
【0029】駆動信号発生部3は一定周期の矩形波パル
スからなる駆動信号を発生するものである。また、駆動
信号変調部10は駆動信号発生部3から出力される駆動
信号を比較部9から出力される差分信号に応じて変調す
るものであって、例えば駆動信号の周波数やオンデュー
ティ比などを変えることで差分信号のレベルを低減する
向きに駆動信号を変調するものである。ここで、駆動信
号変調部10で変調された駆動信号は、外部からの指令
で開閉するスイッチ要素SWを介してドライブ回路11
に出力される。そして、駆動信号に基づいてドライバ回
路11から各スイッチング素子Q1,Q2のゲートにト
リガが与えられてスイッチング素子Q1,Q2が高周波
で交互にスイッチングされる。
【0030】次に本実施形態の動作を説明する。
【0031】外部からの指令でスイッチ要素SWがオン
すると駆動信号変調部10を介してドライバ回路11に
駆動信号が入力され、2つのスイッチング素子Q1,Q
2が高周波で交互にスイッチングされる。ハイサイドの
スイッチング素子Q1がオフ、ローサイドのスイッチン
グ素子Q2がオンのときには二次電池1からコンデンサ
C1→コンデンサC2→チョークコイルL→スイッチン
グ素子Q2→二次電池1の経路で電流が流れる。そし
て、ハイサイドのスイッチング素子Q1がオン、ローサ
イドのスイッチング素子Q2がオフに切り換わると、チ
ョークコイルLに蓄積されたエネルギが放出されてチョ
ークコイルL→スイッチング素子Q1の寄生ダイオード
→コンデンサC1→コンデンサC2→チョークコイルL
の経路で回生電流が流れた後、コンデンサC2に比較し
て容量値の大きいコンデンサC1の充電電荷が放出され
てコンデンサC1→スイッチング素子Q1→チョークコ
イルL→コンデンサC2→コンデンサC1の経路で電流
が流れる。ここで、スイッチング素子Q1,Q2のスイ
ッチング周波数(駆動信号の周波数)をチョークコイル
LとコンデンサC2からなる直列共振回路の共振周波数
に近づけることでコンデンサC2の両端には共振作用に
よって二次電池1の電池電圧よりも昇圧された正弦波状
の高周波電圧が生じ、この高周波電圧によってトランス
Tの1次巻線n1が励磁されて正弦波状の高周波の高電
圧が2次巻線n2に誘起される。すなわち、本実施形態
における昇圧部2は出力段にトランスTを有するハーフ
ブリッジ型のインバータ回路で構成されている。
【0032】トランスTの2次巻線n2に誘起される高
周波電圧が整流平滑部4のダイオードD1,D2で整流
されて平滑コンデンサC0を充電するため、図3(a)
に示すように平滑コンデンサC0の両端電圧V0がほぼ
直線的に増加することになる。また、整流平滑部4で整
流平滑された直流電圧(平滑コンデンサC0の両端電
圧)V0により起動部5のコンデンサC4が充電され
る。そして、図3(b)に示すクロック信号の立ち上が
りに同期してトリガ回路5aがトリガ信号をゲートに与
えてサイリスタSCRをターンオンすると、コンデンサ
C4の充電電荷がサイリスタSCRを介してパルストラ
ンスPTの1次巻線に放出されるため、パルストランス
PTの2次巻線に高電圧パルスが誘起され、この高電圧
パルスが放電灯LPの近接導体Mに印加されて放電灯L
Pが起動する。而して、放電灯LPが起動すれば平滑コ
ンデンサC0の充電電荷が放電されて放電灯LPを発光
させる。
【0033】ところで、昇圧部2のスイッチング素子Q
1,Q2を一定の駆動信号でスイッチングさせている場
合、従来技術で説明したように、二次電池1の電池電圧
が高いときには平滑コンデンサC0の両端電圧V0の上
昇速度が速くなり、反対に二次電池1の電池電圧が低い
ときには両端電圧V0の上昇速度が遅くなるため、起動
部5が動作する直前、つまりクロック信号の立ち上がり
の直前における平滑コンデンサC0の両端電圧の最大値
V0maxが変動して放電灯LPの発光強度も変動してし
まうことになる。
【0034】しかしながら本実施形態では、コンデンサ
電圧検出部7で検出された平滑コンデンサC0の両端電
圧V0の検出信号と、基準信号発生部8から出力される
二次電池1の電池電圧と無関係な安定した基準信号とを
比較部9にて比較し、検出信号と基準信号の間に二次電
池1の電池電圧変動に起因する差が生じている場合に、
その差分を減らすように駆動信号変調部10にて駆動信
号を変調することによってクロック信号の立ち上がりの
直前における両端電圧の最大値V0maxを略一定に保
ち、放電灯LPの発光強度が変動するのを防いでいる。
すなわち、コンデンサ電圧検出部7の分圧抵抗R2,R
3の分圧比、基準信号の電圧上昇比率(電圧上昇時の傾
斜角)、比較部9におけるサンプリング時間(サンプリ
ング信号のオン幅)、差分増幅回路9bの増幅度、並び
に駆動信号変調部10における変調度を適切な値に設定
することにより、二次電池1の電池電圧が高いときには
昇圧部2の出力電圧を低下させる方向へスイッチング素
子Q1,Q2のスイッチング動作(例えばスイッチング
周期やオンデューティ比)を制御し、反対に二次電池1
の電池電圧が低いときには昇圧部2の出力電圧を増大さ
せる方向へスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング
動作を制御することができる。
【0035】而して本実施形態では、駆動信号変調部1
0にて変調された駆動信号でスイッチング素子Q1,Q
2をスイッチングし、平滑コンデンサC0の両端電圧V
0が高くなれば低く、反対に平滑コンデンサC0の両端
電圧V0が低くなれば高くなるように昇圧部2の出力を
調整することによって起動部5が動作する直前の平滑コ
ンデンサC0の両端電圧最大値V0maxを所定値に保つ
ことができる。その結果、従来例2〜4のように昇圧部
2の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調整器を設け
る必要が無く、回路損失の増大や大型化並びにコストア
ップを回避しながら二次電池1の電池電圧変動による放
電灯LPの発光強度及び発光周期の変動を抑制すること
ができる。
【0036】(実施形態2)図4に本実施形態の概略回
路構成を示し、図5にその詳細な回路構成の一例を示
す。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共
通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して
説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成についての
み説明する。
【0037】本実施形態は、二次電池1の両端に接続さ
れた分圧抵抗R2,R3の直列回路からなる電池電圧検
出部12を備え、二次電池1の電池電圧に応じた検出信
号と、電源回路8aにより出力される安定化された直流
電圧からなる基準信号との差分(レベル差)を差分増幅
回路9bにて増幅し、駆動信号発生部3から出力される
駆動信号を比較部9’(差分増幅回路9b)から出力さ
れる差分信号に応じて駆動信号変調部10にて変調する
点に特徴がある。すなわち、本実施形態においても実施
形態1と同様に、電池電圧検出部12の分圧抵抗R2,
R3の分圧比、基準信号のレベル、差分増幅回路9bの
増幅度、並びに駆動信号変調部10における変調度を適
切な値に設定することにより、二次電池1の電池電圧が
高いときには昇圧部2の出力電圧を低下させる方向へス
イッチング素子Q1,Q2のスイッチング動作(例えば
スイッチング周期やオンデューティ比)を制御し、反対
に二次電池1の電池電圧が低いときには昇圧部2の出力
電圧を増大させる方向へスイッチング素子Q1,Q2の
スイッチング動作を制御することができる。
【0038】而して本実施形態では、駆動信号変調部1
0にて変調された駆動信号でスイッチング素子Q1,Q
2をスイッチングし、二次電池1の電池電圧が高くなれ
ば低く、反対に二次電池1の電池電圧が低くなれば高く
なるように昇圧部2の出力を調整することによって起動
部5が動作する直前の平滑コンデンサC0の両端電圧最
大値V0maxを所定値に保つことができ、従来例2〜4
のように昇圧部2の前段に昇圧チョッパ回路のような電
圧調整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大型化
並びにコストアップを回避しながら二次電池1の電池電
圧変動による放電灯LPの発光強度及び発光周期の変動
を抑制することができる。
【0039】(実施形態3)図6に本実施形態の詳細な
回路構成を示す。但し、本実施形態の基本的な構成は実
施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構
成についてのみ説明する。
【0040】本実施形態は、クロック信号に同期し且つ
電圧変化の割合が二次電池1の電池電圧に比例した鋸歯
状の検出信号を出力する電池電圧検出部13を備え、電
池電圧検出部13の検出信号と、基準信号発生部8から
出力される基準信号との差分を差分増幅回路9bにて増
幅し、駆動信号発生部3から出力される駆動信号を比較
部9’(差分増幅回路9b)から出力される差分信号に
応じて駆動信号変調部10にて変調する点に特徴があ
る。
【0041】電池電圧検出部13はPNPトランジスタ
Q6,Q7及び抵抗R5を有し、二次電池1を電源とし
て一定の電流を出力するカレントミラー回路と、カレン
トミラー回路の出力電流により充電されるコンデンサC
6と、コンデンサC6の両端に並列接続された電界効果
トランジスタからなるスイッチング素子Q8と、トラン
ジスタQ6とコンデンサC6の接続点に設けられたバッ
ファBF3とを具備し、スイッチング素子Q8のゲート
にクロック信号が入力されている。すなわち、クロック
信号がLレベルの期間にはスイッチング素子Q8がオフ
となり、カレントミラー回路による定電流でコンデンサ
C6が充電されてその両端電圧が二次電池1の電池電圧
に比例して直線的に上昇し、クロック信号がHレベルの
期間にはスイッチング素子Q8がオンとなり、コンデン
サC6の充電電荷がグランドに放出されて両端電圧がほ
ぼゼロレベルとなることから、クロック信号に同期し且
つ電圧変化の割合が二次電池1の電池電圧に比例した鋸
歯状の基準信号が得られる。
【0042】そして、本実施形態においても実施形態1
と同様に、電池電圧検出部13の検出信号の電圧上昇比
率(電圧上昇時の傾斜角)、基準信号の電圧上昇比率
(電圧上昇時の傾斜角)、差分増幅回路9bの増幅度、
並びに駆動信号変調部10における変調度を適切な値に
設定することにより、二次電池1の電池電圧が高いとき
には昇圧部2の出力電圧を低下させる方向へスイッチン
グ素子Q1,Q2のスイッチング動作(例えばスイッチ
ング周期やオンデューティ比)を制御し、反対に二次電
池1の電池電圧が低いときには昇圧部2の出力電圧を増
大させる方向へスイッチング素子Q1,Q2のスイッチ
ング動作を制御することができる。
【0043】而して本実施形態でも実施形態1と同様
に、駆動信号変調部10にて変調された駆動信号でスイ
ッチング素子Q1,Q2をスイッチングし、二次電池1
の電池電圧が高くなれば低く、反対に二次電池1の電池
電圧が低くなれば高くなるように昇圧部2の出力を調整
することによって起動部5が動作する直前の平滑コンデ
ンサC0の両端電圧最大値V0maxを所定値に保つこと
ができ、従来例2〜4のように昇圧部2の前段に昇圧チ
ョッパ回路のような電圧調整器を設ける必要が無く、回
路損失の増大や大型化並びにコストアップを回避しなが
ら二次電池1の電池電圧変動による放電灯LPの発光強
度及び発光周期の変動を抑制することができる。
【0044】(実施形態4)図7に本実施形態の詳細な
回路構成を示す。但し、本実施形態の基本的な構成は実
施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構
成についてのみ説明する。
【0045】本実施形態は、二次電池1の電圧を検出し
てデジタルの検出信号を出力するA/Dコンバータ部1
4と、A/Dコンバータ部14から出力される検出信号
に基づいて駆動信号発生部3における駆動信号の出力条
件を切り替える切替部15とを備えた点に特徴がある。
A/Dコンバータ部14は二次電池1の電池電圧をサン
プリングし、例えば4ビットのデジタル信号からなる検
出信号を切替部15に出力する。
【0046】一方、切替部15は例えばマイクロコンピ
ュータを主構成要素とし、二次電池1の電池電圧の値に
応じて起動部5が動作する直前の平滑コンデンサC0の
両端電圧最大値V0maxを所定値に保つために必要な駆
動信号の出力条件(例えば、駆動信号の周波数やオンデ
ューティ比)を選択し、選択した出力条件で駆動信号が
出力されるように駆動信号発生部3を制御するものであ
る。ここで上記出力条件は、例えばA/Dコンバータ部
14の分解能に応じた二次電池1の電池電圧毎に予め計
測されてデータテーブルとしてメモリに保存されてお
り、切替部15のマイクロコンピュータがA/Dコンバ
ータ部14から入力される検出信号の値に応じた出力条
件をメモリのデータテーブルから読み出している。
【0047】而して本実施形態でも実施形態1と同様
に、切替部15にて切り替えられた出力条件に基づく駆
動信号でスイッチング素子Q1,Q2をスイッチング
し、二次電池1の電池電圧が高くなれば低く、反対に二
次電池1の電池電圧が低くなれば高くなるように昇圧部
2の出力を調整することによって起動部5が動作する直
前の平滑コンデンサC0の両端電圧最大値V0maxを所
定値に保つことができ、従来例2〜4のように昇圧部2
の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調整器を設ける
必要が無く、回路損失の増大や大型化並びにコストアッ
プを回避しながら二次電池1の電池電圧変動による放電
灯LPの発光強度及び発光周期の変動を抑制することが
できる。
【0048】(実施形態5)図8に本実施形態の詳細な
回路構成を示す。但し、本実施形態の基本的な構成は実
施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構
成についてのみ説明する。
【0049】本実施形態が実施形態1と異なる点は、ク
ロック信号に同期した鋸歯状の基準信号を発生する基準
信号発生部8の代わりに、クロック信号に同期した非線
形の基準信号を発生する基準信号発生部16を備えた点
にある。
【0050】基準信号発生部16は、信号電圧Vが時間
関数f(t)で表される時間関数信号をを発生する時間関数
信号発生回路からなり、本実施形態では時間関数f(t)を
f(t)=√tに設定している。すなわち、基準信号発生部
16から出力される基準信号はV=√tで表される非線
形の信号となる。
【0051】而して本実施形態では実施形態1と同様
に、コンデンサ電圧検出部7で検出された平滑コンデン
サC0の両端電圧V0の検出信号と、基準信号発生部1
6から出力される二次電池1の電池電圧と無関係な安定
した基準信号とを比較部9にて比較し、検出信号と基準
信号の間に二次電池1の電池電圧変動に起因する差が生
じている場合に、その差分を減らすように駆動信号変調
部10にて駆動信号を変調することによってクロック信
号の立ち上がりの直前における両端電圧の最大値V0ma
xを略一定に保ち、放電灯LPの発光強度が変動するの
を防ぐことができる。なお、基準信号発生部16から出
力される基準信号を非線形の時間関数信号f(t)=√tに
設定しているため、図9(a)に示すように平滑コンデ
ンサC0の両端電圧V0もf(t)=√tの時間関数信号に
近似した波形となる。
【0052】ここで、実施形態1のように平滑コンデン
サC0の両端電圧V0が直線的に上昇して鋸歯状の波形
となる場合、任意の時間tにおける両端電圧V0は下記
の式(1)で表される。
【0053】 V0=α×t (但し、αは定数) (1) また、任意の時間tにおいて平滑コンデンサC0に蓄え
られた静電エネルギPは、平滑コンデンサC0の静電容
量をC0として下記の式(2)で表される。
【0054】 P=C0×V02/2=β×(α×t)2/2=β×t2 (2) 但し、β≡C0×α2/2さらに、微少時間当たりの静
電エネルギPの増分δPは上記式(2)を時間微分する
ことで下記の式(3)で表される。
【0055】 δP=dP/dt=2β×t=γ×t (3) 但し、γ≡2β=C0×α2 すなわち、上記増分δPが時間tの関数となることか
ら、経過時間tが長いほど、つまり平滑コンデンサC0
の両端電圧V0が高いほど増分δPの値も大きくなるの
で、平滑コンデンサC0の両端電圧V0が最大値V0ma
xに達する時点で昇圧部2から見た負荷(平滑コンデン
サC0)が最も大きくなる。このように平滑コンデンサ
C0の充電時に昇圧部2から見た負荷の大きさが変動す
るこということは、回路損失が増えたり、昇圧部2に必
要以上に耐圧の高い部品を用いなければならなくなると
いった問題が生じる。
【0056】これに対して本実施形態のように両端電圧
V0が非線形の時間関数信号(f(t)=√t)に近似した
波形となる場合、任意の時間tにおける両端電圧V0は
下記の式(4)で表される。
【0057】 V0=α×√t (但し、αは定数) (4) また、任意の時間tにおいて平滑コンデンサC0に蓄え
られた静電エネルギPは、平滑コンデンサC0の静電容
量をC0として下記の式(5)で表される。
【0058】 P=C0×V02/2=β×t (5) 但し、β≡C0×α2/2 さらに、微少時間当たりの静電エネルギPの増分δPは
上記式(5)を時間微分することで下記の式(6)で表
される。
【0059】δP=dP/dt=β (6) すなわち、本実施形態では静電エネルギPの微少時間当
たりの増分δPが定数βとなり、昇圧部2から見た負荷
の大きさが一定となって平準化されることになる。
【0060】このように本実施形態においては、基準信
号を非線形とすることで起動部5の非動作時における昇
圧部2から見た負荷の平準化が図れ、回路損失の低減が
可能になるとともに、昇圧部2の構成部品の耐圧を必要
以上に高くする必要がないことから装置全体の小型化、
並びにコストダウンが可能となる。なお、本実施形態で
は時間関数信号f(t)=√tを非線形の基準信号に設定し
ているが、例えばf(t)=1−exp(−at)のような
類似の時間関数信号を設定しても同様に負荷の平準化が
図れるものである。
【0061】(実施形態6)図10に本実施形態の概略
回路構成を示し、図11にその詳細な回路構成の一例を
示す。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と
共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付し
て説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成について
のみ説明する。
【0062】本実施形態は、昇圧部2においてスイッチ
ング素子Q1,Q2のスイッチングに伴って発生する高
周波電流又は高周波電圧を検出する検出部17と、上記
高周波電流又は高周波電圧の目標値を出力する目標値出
力部18と、検出部17の検出値と目標値の差分を減ら
すように駆動信号発生部3を制御する制御部19とを備
えた点に特徴がある。
【0063】検出部17は、昇圧部2のトランスTに設
けられた補助巻線n3に誘起される高周波電圧をダイオ
ードブリッジDBで全波整流した脈流電圧が入力され、
例えば入力された脈流電圧を平滑することでトランスT
の2次巻線n2に誘起される高周波電圧に比例した直流
電圧を検出信号として出力するものであり、検出信号の
電圧レベルが検出値を表している。また、目標値出力部
18では起動部5を動作させる直前の平滑コンデンサC
0の両端電圧最大値V0maxを所定値に一致させるため
に必要な高周波電圧の目標値を出力する。
【0064】そして、制御部19では目標値出力部18
から出力される目標値と検出部17の検出値を比較し、
駆動信号発生部3を制御して両者の差分が小さくなる方
向へ駆動信号の周波数又はオンデューティ比を変化させ
て昇圧部2における高周波電圧を一定化している。な
お、このように昇圧部2における高周波電圧を一定化す
ることで回路損失の平準化が図れる。
【0065】而して本実施形態では、制御部19により
駆動信号発生部3を制御して昇圧部2における高周波電
圧を一定化することにより、二次電池1の電池電圧が高
くなって昇圧部2における高周波電圧が高くなれば低
く、反対に二次電池1の電池電圧が低くなって昇圧部2
における高周波電圧が低くなれば高くなるように昇圧部
2の出力を調整することによって起動部5が動作する直
前の平滑コンデンサC0の両端電圧最大値V0maxを所
定値に保つことができ、従来例2〜4のように昇圧部2
の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調整器を設ける
必要が無く、回路損失の増大や大型化並びにコストアッ
プを回避しながら二次電池1の電池電圧変動による放電
灯LPの発光強度及び発光周期の変動を抑制することが
できる。
【0066】なお、本実施形態では検出部17において
昇圧部2における高周波電圧を検出する構成としたが、
図12に示すようにトランスTの1次巻線n1に設けら
れた電流トランスCTにより昇圧部2における高周波電
流を検出部17にて検出する構成としても構わない。
【0067】(実施形態7)図13に本実施形態の概略
回路構成を示し、図14にその詳細な回路構成の一例を
示す。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態5と
共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付し
て説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成について
のみ説明する。
【0068】本実施形態が実施形態5と異なる点は、二
次電池1の両端に接続された分圧抵抗R2,R3の直列
回路からなる電池電圧検出部12と、二次電池1の電池
電圧に応じた検出信号に基づいて基準信号発生部16か
ら出力される非線形の基準信号を補正、具体的には基準
信号の増幅度を可変する補正部20とを備え、補正部2
0で補正された基準信号に応じて駆動信号発生部3から
出力される駆動信号を駆動信号変調部10にて変調する
点に特徴がある。すなわち、本実施形態においても実施
形態5と同様に、電池電圧検出部12の分圧抵抗R2,
R3の分圧比、補正部20における増幅度、並びに駆動
信号変調部10における変調度を適切な値に設定するこ
とにより、二次電池1の電池電圧が高いときには昇圧部
2の出力電圧を低下させる方向へスイッチング素子Q
1,Q2のスイッチング動作(例えばスイッチング周期
やオンデューティ比)を制御し、反対に二次電池1の電
池電圧が低いときには昇圧部2の出力電圧を増大させる
方向へスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング動作
を制御することができる。
【0069】而して本実施形態でも実施形態5と同様
に、駆動信号変調部10にて変調された駆動信号でスイ
ッチング素子Q1,Q2をスイッチングし、二次電池1
の電池電圧が高くなれば低く、反対に二次電池1の電池
電圧が低くなれば高くなるように昇圧部2の出力を調整
することによって起動部5が動作する直前の平滑コンデ
ンサC0の両端電圧最大値V0maxを所定値に保つこと
ができ、従来例2〜4のように昇圧部2の前段に昇圧チ
ョッパ回路のような電圧調整器を設ける必要が無く、回
路損失の増大や大型化並びにコストアップを回避しなが
ら二次電池1の電池電圧変動による放電灯LPの発光強
度及び発光周期の変動を抑制することができる。また、
基準信号を非線形の時間関数信号とすることで実施形態
5と同様の効果を奏するものである。
【0070】(実施形態8)図15に本実施形態の概略
回路構成を示し、図16にその詳細な回路構成の一例を
示す。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と
共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付し
て説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成について
のみ説明する。
【0071】本実施形態は、二次電池1から昇圧部2へ
の入力電力を検出する入力電力検出部21と、上記入力
電力の目標値を出力する目標値出力部22と、入力電力
検出部21の検出値と目標値の差分を減らすように駆動
信号発生部3を制御する制御部23とを備えた点に特徴
がある。
【0072】入力電力検出部21は、二次電池1の両端
に接続された分圧抵抗R2,R3の直列回路と、二次電
池1の負極とスイッチング素子Q2の間に接続された検
出抵抗R6と、分圧抵抗R2,R3により検出される二
次電池1の電池電圧の検出値と検出抵抗R6における電
圧降下として検出される昇圧部2への入力電流の検出値
とを乗算する乗算器21aとを具備し、乗算器21aに
おける乗算結果を二次電池1から昇圧部2への入力電力
の検出値として出力するものである。また、目標値出力
部22では起動部5を動作させる直前の平滑コンデンサ
C0の両端電圧最大値V0maxを所定値に一致させるた
めに必要な入力電力の目標値を出力する。
【0073】そして、制御部23では目標値出力部22
から出力される目標値と入力電力検出部21の検出値を
比較し、駆動信号発生部3を制御して両者の差分が小さ
くなる方向へ駆動信号の周波数又はオンデューティ比を
変化させて昇圧部2への入力電力を一定化している。な
お、このように昇圧部2における入力電力を一定化する
ことで昇圧部2から見た負荷の平準化が図れる。
【0074】而して本実施形態では、制御部23により
駆動信号発生部3を制御して昇圧部2への入力電力を一
定化することにより、二次電池1の電池電圧が高くなっ
て昇圧部2への入力電力が増加すれば低く、反対に二次
電池1の電池電圧が低くなって昇圧部2への入力電力が
減少すれば高くなるように昇圧部2の出力を調整するこ
とによって起動部5が動作する直前の平滑コンデンサC
0の両端電圧最大値V0maxを所定値に保つことがで
き、従来例2〜4のように昇圧部2の前段に昇圧チョッ
パ回路のような電圧調整器を設ける必要が無く、回路損
失の増大や大型化並びにコストアップを回避しながら二
次電池1の電池電圧変動による放電灯LPの発光強度及
び発光周期の変動を抑制することができる。
【0075】なお、上述の各実施形態で駆動信号を変調
する場合にスイッチング素子Q1,Q2のスイッチング
周期やオンデューティ比を可変しているが、スイッチン
グ素子Q1,Q2のスイッチング動作を間欠的に行うと
ともにそのインターバル期間(スイッチング素子Q1,
Q2をスイッチングさせない期間)を可変するように駆
動信号を変調しても構わない。
【0076】
【発明の効果】請求項1の発明は、二次電池と、1乃至
複数のスイッチング素子を具備し、スイッチング素子を
周期的にスイッチングすることで二次電池の電池電圧を
昇圧した交流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素
子を周期的にスイッチングするための駆動信号を出力す
る駆動信号発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コ
ンデンサを有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平
滑コンデンサの両端間に接続された放電灯と、放電灯を
起動する起動部と、起動部を所定周期で動作させるため
のクロック信号を発生するクロック信号発生部と、平滑
コンデンサの両端電圧を検出するコンデンサ電圧検出部
と、クロック信号に同期した鋸歯状の基準信号を発生す
る基準信号発生部と、コンデンサ電圧検出部から出力さ
れる検出信号と基準信号とを比較して両信号の差分を検
出する比較部と、比較部にて検出された差分を減らすよ
うに駆動信号を変調する駆動信号変調部とを備えたの
で、変調された駆動信号でスイッチング素子をスイッチ
ングし、平滑コンデンサの両端電圧が高くなれば低く、
反対に平滑コンデンサの両端電圧が低くなれば高くなる
ように昇圧部の出力を調整することによって起動部が動
作する直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保つ
ことができ、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のような
電圧調整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大型
化並びにコストアップを回避しながら二次電池の電池電
圧変動による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑
制することができるという効果がある。
【0077】請求項2の発明は、二次電池と、1乃至複
数のスイッチング素子を具備し、スイッチング素子を周
期的にスイッチングすることで二次電池の電池電圧を昇
圧した交流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素子
を周期的にスイッチングするための駆動信号を出力する
駆動信号発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コン
デンサを有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑
コンデンサの両端間に接続された放電灯と、放電灯を起
動する起動部と、起動部を所定周期で動作させるための
クロック信号を発生するクロック信号発生部と、二次電
池の電圧を検出する電池電圧検出部と、所定の基準信号
を発生する基準信号発生部と、電池電圧検出部から出力
される検出信号と基準信号とを比較して両信号の差分を
検出する比較部と、比較部にて検出された差分を減らす
ように駆動信号を変調する駆動信号変調部とを備えたの
で、変調された駆動信号でスイッチング素子をスイッチ
ングし、二次電池の電池電圧が高くなれば低く、反対に
二次電池の電池電圧が低くなれば高くなるように昇圧部
の出力を調整することによって起動部が動作する直前の
平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保つことができ、
昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調整器を
設ける必要が無く、回路損失の増大や大型化並びにコス
トアップを回避しながら二次電池の電池電圧変動による
放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑制することが
できるという効果がある。
【0078】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、基準信号発生部は直流の定電圧源からなるので、請
求項2の発明と同様の効果を奏する。
【0079】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、基準信号発生部はクロック信号に同期した鋸歯状の
基準信号を発生し、電池電圧検出部はクロック信号に同
期し且つ電圧変化の割合が電池電圧に比例した鋸歯状の
検出信号を出力するので、請求項2の発明と同様の効果
を奏する。
【0080】請求項5の発明は、二次電池と、1乃至複
数のスイッチング素子を具備し、スイッチング素子を周
期的にスイッチングすることで二次電池の電池電圧を昇
圧した交流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素子
を周期的にスイッチングするための駆動信号を出力する
駆動信号発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コン
デンサを有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑
コンデンサの両端間に接続された放電灯と、放電灯を起
動する起動部と、起動部を所定周期で動作させるための
クロック信号を発生するクロック信号発生部と、二次電
池の電圧を検出してデジタルの検出信号を出力するA/
Dコンバータ部と、A/Dコンバータ部から出力される
検出信号に基づいて起動部を動作させる直前の平滑コン
デンサの両端電圧を所定値に一致させるように駆動信号
の出力条件を切り替える切替部とを備えたので、二次電
池の電池電圧が高くなれば低く、反対に二次電池の電池
電圧が低くなれば高くなるように駆動信号の出力条件を
切り替えて昇圧部の出力を調整することによって起動部
が動作する直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に
保つことができ、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のよ
うな電圧調整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や
大型化並びにコストアップを回避しながら二次電池の電
池電圧変動による放電灯の発光強度及び発光周期の変動
を抑制することができるという効果がある。
【0081】請求項6の発明は、二次電池と、1乃至複
数のスイッチング素子を具備し、スイッチング素子を周
期的にスイッチングすることで二次電池の電池電圧を昇
圧した交流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素子
を周期的にスイッチングするための駆動信号を出力する
駆動信号発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コン
デンサを有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑
コンデンサの両端間に接続された放電灯と、放電灯を起
動する起動部と、起動部を所定周期で動作させるための
クロック信号を発生するクロック信号発生部と、平滑コ
ンデンサの両端電圧を検出するコンデンサ電圧検出部
と、クロック信号に同期した非線形の基準信号を発生す
る基準信号発生部と、コンデンサ電圧検出部から出力さ
れる検出信号と基準信号とを比較して両信号の差分を検
出する比較部と、比較部にて検出された差分を減らすよ
うに駆動信号を変調する駆動信号変調部とを備えたの
で、変調された駆動信号でスイッチング素子をスイッチ
ングし、平滑コンデンサの両端電圧が高くなれば低く、
反対に平滑コンデンサの両端電圧が低くなれば高くなる
ように昇圧部の出力を調整することによって起動部が動
作する直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保つ
ことができ、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のような
電圧調整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大型
化並びにコストアップを回避しながら二次電池の電池電
圧変動による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑
制することができるという効果がある。しかも、基準信
号を非線形とすることで起動部の非動作時における負荷
の平準化が図れ、回路損失の更なる低減、小型化、並び
にコストダウンが可能となるという効果がある。
【0082】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、基準信号発生部は、電圧レベルVが時間の関数であ
ってV=√t又はV=1−exp(−t)で近似される
基準信号を発生するので、請求項6の発明と同様の効果
を奏する。
【0083】請求項8の発明は、二次電池と、1乃至複
数のスイッチング素子を具備し、スイッチング素子を周
期的にスイッチングすることで二次電池の電池電圧を昇
圧した交流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素子
を周期的にスイッチングするための駆動信号を出力する
駆動信号発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コン
デンサを有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑
コンデンサの両端間に接続された放電灯と、放電灯を起
動する起動部と、起動部を所定周期で動作させるための
クロック信号を発生するクロック信号発生部と、昇圧部
においてスイッチング素子のスイッチングに伴って発生
する高周波電流又は高周波電圧を検出する検出部と、起
動部を動作させる直前の平滑コンデンサの両端電圧を所
定値に一致させるために必要な上記高周波電流又は高周
波電圧の目標値を出力する目標値出力部と、検出部の検
出値と目標値の差分を減らすように駆動信号発生部を制
御する制御部とを備えたので、二次電池の電池電圧に応
じて変動する昇圧部の高周波電流又は高周波電圧の検出
値を目標値に近づけるように制御部が駆動信号発生部を
制御して昇圧部の出力を調整することにより、起動部が
動作する直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保
つことができ、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のよう
な電圧調整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大
型化並びにコストアップを回避しながら二次電池の電池
電圧変動による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を
抑制することができるという効果がある。
【0084】請求項9の発明は、二次電池と、1乃至複
数のスイッチング素子を具備し、スイッチング素子を周
期的にスイッチングすることで二次電池の電池電圧を昇
圧した交流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素子
を周期的にスイッチングするための駆動信号を出力する
駆動信号発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コン
デンサを有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑
コンデンサの両端間に接続された放電灯と、放電灯を起
動する起動部と、起動部を所定周期で動作させるための
クロック信号を発生するクロック信号発生部と、二次電
池の電圧を検出する電池電圧検出部と、クロック信号に
同期した非線形の基準信号を発生する基準信号発生部
と、電池電圧検出部から出力される検出信号に応じて基
準信号を補正する補正部と、補正部にて補正された基準
信号にて駆動信号を変調することにより起動部を動作さ
せる直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に一致さ
せる駆動信号変調部とを備えたので、二次電池の電池電
圧が高くなれば低く、反対に二次電池の電池電圧が低く
なれば高くなるように駆動信号を変調して昇圧部の出力
を調整することによって起動部が動作する直前の平滑コ
ンデンサの両端電圧を所定値に保つことができ、昇圧部
の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調整器を設ける
必要が無く、回路損失の増大や大型化並びにコストアッ
プを回避しながら二次電池の電池電圧変動による放電灯
の発光強度及び発光周期の変動を抑制することができる
という効果がある。しかも、基準信号を非線形とするこ
とで起動部の非動作時における負荷の平準化が図れ、回
路損失の更なる低減、小型化、並びにコストダウンが可
能となるという効果がある。
【0085】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、基準信号発生部は、電圧レベルVが時間の関数で
あってV=√t又はV=1−exp(−t)で近似され
る基準信号を発生するので、請求項9の発明と同様の効
果を奏する。
【0086】請求項11の発明は、二次電池と、1乃至
複数のスイッチング素子を具備し、スイッチング素子を
周期的にスイッチングすることで二次電池の電池電圧を
昇圧した交流電圧を出力する昇圧部と、スイッチング素
子を周期的にスイッチングするための駆動信号を出力す
る駆動信号発生部と、昇圧部の出力で充電される平滑コ
ンデンサを有した整流平滑部と、整流平滑部が有する平
滑コンデンサの両端間に接続された放電灯と、放電灯を
起動する起動部と、起動部を所定周期で動作させるため
のクロック信号を発生するクロック信号発生部と、二次
電池から昇圧部への入力電力を検出する入力電力検出部
と、起動部を動作させる直前の平滑コンデンサの両端電
圧を所定値に一致させるために必要な入力電力の目標値
を出力する目標値出力部と、入力電力検出部の検出値と
目標値の差分を減らすように駆動信号発生部を制御する
制御部とを備えたので、二次電池から昇圧部への入力電
力が大きくなれば小さく、反対に二次電池からの入力電
力が小さくなれば大きくなるように駆動信号を変調して
昇圧部の出力を調整することによって起動部が動作する
直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に保つことが
でき、昇圧部の前段に昇圧チョッパ回路のような電圧調
整器を設ける必要が無く、回路損失の増大や大型化並び
にコストアップを回避しながら二次電池の電池電圧変動
による放電灯の発光強度及び発光周期の変動を抑制する
ことができるという効果がある。
【0087】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかの発明において、放電灯をキセノンランプとし、駆
動信号の周期を2Hz±10%としたので、請求項1〜
11の何れかの発明と同様の効果を奏する。
【0088】請求項13の発明は、請求項1又は2又は
6又は9の発明において、駆動信号変調部は、駆動信号
の周波数、オンデューティ比、スイッチングのインター
バル期間の何れかを変調するので、請求項1又は2又は
6又は9の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す概略回路構成図である。
【図2】同上の具体回路図である。
【図3】同上の動作説明用の波形図である。
【図4】実施形態2を示す概略回路構成図である。
【図5】同上の具体回路図である。
【図6】実施形態3を示す具体回路図である。
【図7】実施形態4を示す具体回路図である。
【図8】実施形態5を示す具体回路図である。
【図9】同上の動作説明用の波形図である。
【図10】実施形態6を示す概略回路構成図である。
【図11】同上の具体回路図である。
【図12】同上の他の構成を示す具体回路図である。
【図13】実施形態7を示す具体回路図である。
【図14】同上の動作説明用の波形図である。
【図15】実施形態8を示す概略回路構成図である。
【図16】同上の具体回路図である。
【図17】従来例1を示す具体回路図である。
【図18】同上の具体回路図である。
【図19】従来例2を示す概略回路構成図である。
【図20】従来例3を示す概略回路構成図である。
【図21】従来例4を示す概略回路構成図である。
【図22】従来例5を示す概略回路構成図である。
【図23】従来例2〜従来例5における電圧調整器又は
電力調整器を示す具体回路図である。
【符号の説明】
1 二次電池 2 昇圧部 3 駆動信号発生部 4 整流平滑部 6 クロック信号発生部 7 コンデンサ電圧検出部 8 基準信号発生部 9 比較部 10 駆動信号変調部 C0 平滑コンデンサ LP 放電灯
フロントページの続き (72)発明者 松▲崎▼ 純 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松本 弘之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K082 AA58 AA62 AA71 BA04 BC09 BC25 BC29 BD03 BD28 CA06 CA09 CA31 3K083 AA72 AA85 AA91 BA04 BA25 BC15 BC33 BC42 BC47 BD03 BD18 CA06 CA09 CA35 5H730 AS11 BB02 BB21 BB61 DD04 EE06 EE07 FD01 FD11 FG05 FG07 FG25

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池と、1乃至複数のスイッチング
    素子を具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチン
    グすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を
    出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッ
    チングするための駆動信号を出力する駆動信号発生部
    と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを有した
    整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両
    端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起動部
    と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック信号
    を発生するクロック信号発生部と、平滑コンデンサの両
    端電圧を検出するコンデンサ電圧検出部と、クロック信
    号に同期した鋸歯状の基準信号を発生する基準信号発生
    部と、コンデンサ電圧検出部から出力される検出信号と
    基準信号とを比較して両信号の差分を検出する比較部
    と、比較部にて検出された差分を減らすように駆動信号
    を変調する駆動信号変調部とを備えたことを特徴とする
    放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 二次電池と、1乃至複数のスイッチング
    素子を具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチン
    グすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を
    出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッ
    チングするための駆動信号を出力する駆動信号発生部
    と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを有した
    整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両
    端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起動部
    と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック信号
    を発生するクロック信号発生部と、二次電池の電圧を検
    出する電池電圧検出部と、所定の基準信号を発生する基
    準信号発生部と、電池電圧検出部から出力される検出信
    号と基準信号とを比較して両信号の差分を検出する比較
    部と、比較部にて検出された差分を減らすように駆動信
    号を変調する駆動信号変調部とを備えたことを特徴とす
    る放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 基準信号発生部は直流の定電圧源からな
    ることを特徴とする請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 基準信号発生部はクロック信号に同期し
    た鋸歯状の基準信号を発生し、電池電圧検出部はクロッ
    ク信号に同期し且つ電圧変化の割合が電池電圧に比例し
    た鋸歯状の検出信号を出力することを特徴とする請求項
    2記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 二次電池と、1乃至複数のスイッチング
    素子を具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチン
    グすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を
    出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッ
    チングするための駆動信号を出力する駆動信号発生部
    と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを有した
    整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両
    端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起動部
    と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック信号
    を発生するクロック信号発生部と、二次電池の電圧を検
    出してデジタルの検出信号を出力するA/Dコンバータ
    部と、A/Dコンバータ部から出力される検出信号に基
    づいて起動部を動作させる直前の平滑コンデンサの両端
    電圧を所定値に一致させるように駆動信号の出力条件を
    切り替える切替部とを備えたことを特徴とする放電灯点
    灯装置。
  6. 【請求項6】 二次電池と、1乃至複数のスイッチング
    素子を具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチン
    グすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を
    出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッ
    チングするための駆動信号を出力する駆動信号発生部
    と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを有した
    整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両
    端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起動部
    と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック信号
    を発生するクロック信号発生部と、平滑コンデンサの両
    端電圧を検出するコンデンサ電圧検出部と、クロック信
    号に同期した非線形の基準信号を発生する基準信号発生
    部と、コンデンサ電圧検出部から出力される検出信号と
    基準信号とを比較して両信号の差分を検出する比較部
    と、比較部にて検出された差分を減らすように駆動信号
    を変調する駆動信号変調部とを備えたことを特徴とする
    放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 基準信号発生部は、電圧レベルVが時間
    の関数であってV=√t又はV=1−exp(−t)で
    近似される基準信号を発生することを特徴とする請求項
    6記載の放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 二次電池と、1乃至複数のスイッチング
    素子を具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチン
    グすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を
    出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッ
    チングするための駆動信号を出力する駆動信号発生部
    と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを有した
    整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両
    端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起動部
    と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック信号
    を発生するクロック信号発生部と、昇圧部においてスイ
    ッチング素子のスイッチングに伴って発生する高周波電
    流又は高周波電圧を検出する検出部と、起動部を動作さ
    せる直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に一致さ
    せるために必要な上記高周波電流又は高周波電圧の目標
    値を出力する目標値出力部と、検出部の検出値と目標値
    の差分を減らすように駆動信号発生部を制御する制御部
    とを備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 二次電池と、1乃至複数のスイッチング
    素子を具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチン
    グすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧を
    出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイッ
    チングするための駆動信号を出力する駆動信号発生部
    と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを有した
    整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両
    端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起動部
    と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック信号
    を発生するクロック信号発生部と、二次電池の電圧を検
    出する電池電圧検出部と、クロック信号に同期した非線
    形の基準信号を発生する基準信号発生部と、電池電圧検
    出部から出力される検出信号に応じて基準信号を補正す
    る補正部と、補正部にて補正された基準信号にて駆動信
    号を変調することにより起動部を動作させる直前の平滑
    コンデンサの両端電圧を所定値に一致させる駆動信号変
    調部とを備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 基準信号発生部は、電圧レベルVが時
    間の関数であってV=√t又はV=1−exp(−t)
    で近似される基準信号を発生することを特徴とする請求
    項9記載の放電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 二次電池と、1乃至複数のスイッチン
    グ素子を具備し、スイッチング素子を周期的にスイッチ
    ングすることで二次電池の電池電圧を昇圧した交流電圧
    を出力する昇圧部と、スイッチング素子を周期的にスイ
    ッチングするための駆動信号を出力する駆動信号発生部
    と、昇圧部の出力で充電される平滑コンデンサを有した
    整流平滑部と、整流平滑部が有する平滑コンデンサの両
    端間に接続された放電灯と、放電灯を起動する起動部
    と、起動部を所定周期で動作させるためのクロック信号
    を発生するクロック信号発生部と、二次電池から昇圧部
    への入力電力を検出する入力電力検出部と、起動部を動
    作させる直前の平滑コンデンサの両端電圧を所定値に一
    致させるために必要な入力電力の目標値を出力する目標
    値出力部と、入力電力検出部の検出値と目標値の差分を
    減らすように駆動信号発生部を制御する制御部とを備え
    たことを特徴とする放電灯点灯装置。
  12. 【請求項12】 放電灯をキセノンランプとし、駆動信
    号の周期を2Hz±10%としたことを特徴とする請求
    項1〜11の何れかに記載の放電灯点灯装置。
  13. 【請求項13】 駆動信号変調部は、駆動信号の周波
    数、オンデューティ比、スイッチングのインターバル期
    間の何れかを変調することを特徴とする請求項1又は2
    又は6又は9記載の放電灯点灯装置。
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