JP2003085772A - 情報記録媒体 - Google Patents
情報記録媒体Info
- Publication number
- JP2003085772A JP2003085772A JP2001272534A JP2001272534A JP2003085772A JP 2003085772 A JP2003085772 A JP 2003085772A JP 2001272534 A JP2001272534 A JP 2001272534A JP 2001272534 A JP2001272534 A JP 2001272534A JP 2003085772 A JP2003085772 A JP 2003085772A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- address
- information
- recording medium
- information recording
- fundamental wave
- Prior art date
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- Pending
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接トラックからのクロストークが少ないア
ドレス情報の記録方法を用いた記録媒体を提供する。 【解決手段】 この表はアドレス26に対して記録デー
タ(グレイコード)27を対応させてテーブルにしたも
のである。グレイコードは、隣接するアドレスのデータ
の数が常に1ビット異なるように構成されたコードであ
る。このグレイコードを利用すれば、容易に所望のアド
レスを生成することができる。この記録データ27は図
から明らかなように必ずしもアドレス26の順番に配列
していない。これがグレイコードの特徴であり、あくま
でも、アドレスと記録データが対応付けられていれば、
順番に配列される必要はない。これにより、隣接するア
ドレスのデータの数が常に1ビット異なるように配列さ
れる。
ドレス情報の記録方法を用いた記録媒体を提供する。 【解決手段】 この表はアドレス26に対して記録デー
タ(グレイコード)27を対応させてテーブルにしたも
のである。グレイコードは、隣接するアドレスのデータ
の数が常に1ビット異なるように構成されたコードであ
る。このグレイコードを利用すれば、容易に所望のアド
レスを生成することができる。この記録データ27は図
から明らかなように必ずしもアドレス26の順番に配列
していない。これがグレイコードの特徴であり、あくま
でも、アドレスと記録データが対応付けられていれば、
順番に配列される必要はない。これにより、隣接するア
ドレスのデータの数が常に1ビット異なるように配列さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に関
し、さらに詳しくは、媒体上の位置を確定するためのア
ドレス情報を、クロストークが最小になる記録方法で実
現した情報記録媒体に関するものである。
し、さらに詳しくは、媒体上の位置を確定するためのア
ドレス情報を、クロストークが最小になる記録方法で実
現した情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例として特開平9−297921号
公報には、トラックピッチを狭くしても、アドレス検出
エラー等が生じにくく、また、トラッキングサーボが外
れにくい相変化型光記録媒体について開示されている。
これによると、トラックを形成するためのランドとグル
ーブとが同心円状又はスパイラル状に形成された基板の
表面に、再生信号用のマークが形成される相変化型の記
録層が成膜された相変化型光記録媒体を前提とし、一定
の周期間隔で記録層に形成される最大記録マーク長の1
0〜20倍の長さでトラックをウォブルさせることで、
マークの検出による再生信号周波数とウォブルの検出に
よるアドレス信号周波数との周波数帯域を相違させ、再
生信号とアドレス信号とをクロストークを生ずることな
く明確に分別する。これにより、トラックのピッチを狭
くしてもウォブルの振幅を大きくする必要がなくなり、
クロストークを抑制している。ここで、図8に従来のア
ドレス記録方式の例を示す。この溝を図の様にトラッキ
ングさせて蛇行させる。この蛇行をアドレス表示期間
で、データ「0」の位相に対して位相を180°変える
ことによりデータの「1」を示すものとすると、このト
ラックのアドレス50は「010」のアドレスを示すこ
とになる。また、アドレス50の後は、記録用のクロッ
クや回転制御に使用するため、変調の無いモノトーン5
1の信号が記録してある。
公報には、トラックピッチを狭くしても、アドレス検出
エラー等が生じにくく、また、トラッキングサーボが外
れにくい相変化型光記録媒体について開示されている。
これによると、トラックを形成するためのランドとグル
ーブとが同心円状又はスパイラル状に形成された基板の
表面に、再生信号用のマークが形成される相変化型の記
録層が成膜された相変化型光記録媒体を前提とし、一定
の周期間隔で記録層に形成される最大記録マーク長の1
0〜20倍の長さでトラックをウォブルさせることで、
マークの検出による再生信号周波数とウォブルの検出に
よるアドレス信号周波数との周波数帯域を相違させ、再
生信号とアドレス信号とをクロストークを生ずることな
く明確に分別する。これにより、トラックのピッチを狭
くしてもウォブルの振幅を大きくする必要がなくなり、
クロストークを抑制している。ここで、図8に従来のア
ドレス記録方式の例を示す。この溝を図の様にトラッキ
ングさせて蛇行させる。この蛇行をアドレス表示期間
で、データ「0」の位相に対して位相を180°変える
ことによりデータの「1」を示すものとすると、このト
ラックのアドレス50は「010」のアドレスを示すこ
とになる。また、アドレス50の後は、記録用のクロッ
クや回転制御に使用するため、変調の無いモノトーン5
1の信号が記録してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平9−297
921号公報は、クロストーク抑制するために、マーク
の検出による再生信号周波数とウォブルの検出によるア
ドレス信号周波数との周波数帯域を相違させさせてい
る。しかし、高密度かつ位置決めの精度を高く情報を記
録するためには、再生信号に近いウォブルが必要とな
り、本従来例ではそれを満足することができない。ま
た、前記図8は1本のトラックのアドレスを示し、相互
に隣接するアドレスの関係付けは行われず、どのような
データが隣接するか不明であり、クロストーク対策は行
われていなかった。本発明は、かかる課題に鑑み、隣接
トラックからのクロストークが少ないアドレス情報の記
録方法を用いた記録媒体を提供することを目的とする。
921号公報は、クロストーク抑制するために、マーク
の検出による再生信号周波数とウォブルの検出によるア
ドレス信号周波数との周波数帯域を相違させさせてい
る。しかし、高密度かつ位置決めの精度を高く情報を記
録するためには、再生信号に近いウォブルが必要とな
り、本従来例ではそれを満足することができない。ま
た、前記図8は1本のトラックのアドレスを示し、相互
に隣接するアドレスの関係付けは行われず、どのような
データが隣接するか不明であり、クロストーク対策は行
われていなかった。本発明は、かかる課題に鑑み、隣接
トラックからのクロストークが少ないアドレス情報の記
録方法を用いた記録媒体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、請求項1の発明は、媒体のアドレスを変
調し、該変調信号に従って蛇行する溝を前記媒体上に形
成したアドレス部を備え、該アドレス部の示す位置が前
記媒体の半径方向にそろって記録された情報記録媒体に
おいて、相互に隣接するトラックの前記アドレス部を示
す情報の「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるよ
うに前記アドレスの情報を変調することを特徴とする。
アドレス情報は「0」若しくは「1」のデータの集合体
である。そして、トラックアドレスはすべて異なるアド
レスで構成されている。このとき隣接するトラックのア
ドレスが可能な限りそのビット配列が近いことが好まし
い。その理由は異なるビット配列同志は信号の相対変化
が大きく、その分クロストークが大きくなる。従って、
1ビットだけ異なるようなビット配列が最もクロストー
クが少ないことになる。かかる発明によれば、相互に隣
接するトラックの前記アドレスを示す情報の「0」若し
くは「1」の数が1ビット異なるように前記アドレスの
情報を決定するので、クロストークの発生を最小にする
ことができる。
決するために、請求項1の発明は、媒体のアドレスを変
調し、該変調信号に従って蛇行する溝を前記媒体上に形
成したアドレス部を備え、該アドレス部の示す位置が前
記媒体の半径方向にそろって記録された情報記録媒体に
おいて、相互に隣接するトラックの前記アドレス部を示
す情報の「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるよ
うに前記アドレスの情報を変調することを特徴とする。
アドレス情報は「0」若しくは「1」のデータの集合体
である。そして、トラックアドレスはすべて異なるアド
レスで構成されている。このとき隣接するトラックのア
ドレスが可能な限りそのビット配列が近いことが好まし
い。その理由は異なるビット配列同志は信号の相対変化
が大きく、その分クロストークが大きくなる。従って、
1ビットだけ異なるようなビット配列が最もクロストー
クが少ないことになる。かかる発明によれば、相互に隣
接するトラックの前記アドレスを示す情報の「0」若し
くは「1」の数が1ビット異なるように前記アドレスの
情報を決定するので、クロストークの発生を最小にする
ことができる。
【0005】また、請求項2の発明は、前記アドレス部
は複数のトラックの位置を示すトラックアドレスとトラ
ック方向の位置を示すセクタアドレスにより構成され、
前記トラックアドレスの情報に限り該情報の「0」若し
くは「1」の数が1ビット異なるように変調することも
本発明の有効な手段である。アドレスには、トラックの
位置情報としてのトラックアドレスと、そのトラック方
向にある各データの位置を表すセクタアドレスとがあ
る。このうちセクタアドレスは、隣接したアドレスが同
一であるためクロストーク量が一定となり、オフセット
の形で信号が付加されるだけでノイズ成分は発生しな
い。従って、トラックアドレスのみに相違が1ビット以
下になるように決定すればよい。かかる技術手段によれ
ば、トラックアドレスの情報に限り該情報の「0」若し
くは「1」の数が1ビット異なるように決定するので、
制御が簡略化され、またセクタアドレスは任意の変換が
可能となる。また、請求項3の発明は、前記トラックア
ドレスの情報は、隣接するコードの「0」若しくは
「1」の数が1ビット異なるように配列されたグレイコ
ードにより生成されることも本発明の有効な手段であ
る。隣接するトラックアドレスのデータを1ビット異な
るように形成するために、人が自ら作成するのでは労力
が大きすぎるし、また、間違いが発生する恐れもある。
そこで、グレイコードにより自動的に振り分ければ、実
現できる。かかる技術手段によれば、トラックアドレス
の情報は、グレイコードにより生成されので、迅速にま
た正確にアドレス情報を生成できる。また、請求項4の
発明は、前記アドレスを示す情報は、該情報の変化点に
おいて位相を変化させる位相変調により変調されている
ことも本発明の有効な手段である。情報の「1」「0」
に対応する波形のそれぞれ位相が180°異なるように
して、データに応じてそれらを組合わせれば位相変調さ
れる。かかる技術手段によれば、アドレスを示す情報
は、該情報の変化点において位相を変化させる位相変調
により変調されているので、変調と復調が比較的簡単に
可能であり、ノイズに強くすることができる。
は複数のトラックの位置を示すトラックアドレスとトラ
ック方向の位置を示すセクタアドレスにより構成され、
前記トラックアドレスの情報に限り該情報の「0」若し
くは「1」の数が1ビット異なるように変調することも
本発明の有効な手段である。アドレスには、トラックの
位置情報としてのトラックアドレスと、そのトラック方
向にある各データの位置を表すセクタアドレスとがあ
る。このうちセクタアドレスは、隣接したアドレスが同
一であるためクロストーク量が一定となり、オフセット
の形で信号が付加されるだけでノイズ成分は発生しな
い。従って、トラックアドレスのみに相違が1ビット以
下になるように決定すればよい。かかる技術手段によれ
ば、トラックアドレスの情報に限り該情報の「0」若し
くは「1」の数が1ビット異なるように決定するので、
制御が簡略化され、またセクタアドレスは任意の変換が
可能となる。また、請求項3の発明は、前記トラックア
ドレスの情報は、隣接するコードの「0」若しくは
「1」の数が1ビット異なるように配列されたグレイコ
ードにより生成されることも本発明の有効な手段であ
る。隣接するトラックアドレスのデータを1ビット異な
るように形成するために、人が自ら作成するのでは労力
が大きすぎるし、また、間違いが発生する恐れもある。
そこで、グレイコードにより自動的に振り分ければ、実
現できる。かかる技術手段によれば、トラックアドレス
の情報は、グレイコードにより生成されので、迅速にま
た正確にアドレス情報を生成できる。また、請求項4の
発明は、前記アドレスを示す情報は、該情報の変化点に
おいて位相を変化させる位相変調により変調されている
ことも本発明の有効な手段である。情報の「1」「0」
に対応する波形のそれぞれ位相が180°異なるように
して、データに応じてそれらを組合わせれば位相変調さ
れる。かかる技術手段によれば、アドレスを示す情報
は、該情報の変化点において位相を変化させる位相変調
により変調されているので、変調と復調が比較的簡単に
可能であり、ノイズに強くすることができる。
【0006】また、請求項5の発明は、前記アドレス部
以外の前記溝は、変調されていない基本波で形成されて
いることも本発明の有効な手段である。前記アドレスを
示す部分以外の溝は、記録時のクロック信号として使用
されるため変調されていないモノトーンが好ましい。か
かる技術手段によれば、アドレスを示す部分以外の溝
は、変調されていない基本波で溝が形成されているの
で、記録時のクロック信号の生成や媒体の移動制御が可
能となりより高度な制御ができる。また、請求項6の発
明は、隣接したトラックの前記変調していない基本波の
1周期の位置が、媒体の中心からの角度が略同角度にな
る位置に形成されることも本発明の有効な手段である。
トラックアドレスを示す位置が半径方向にそろっている
ので、当然変調していない前記基本波の位置も同じ角度
内に存在する。そして各位置での周波数が一定になるよ
うにするので、基本波の1周期の位置もほぼ同じにな
る。かかる技術手段によれば、前記基本波の1周期の位
置が、媒体の中心からの角度が略同角度になる位置に形
成されるので、隣接トラックからのクロストークを少な
くすることができる。また、請求項7の発明は、前記変
調していない基本波は、前記アドレス部より振り幅を大
きく形成したことも本発明の有効な手段である。前記で
セクタアドレスは、隣接したアドレスが同一であるため
クロストーク量が一定となり、オフセットの形で信号が
付加されるだけでノイズ成分は発生しないことを述べ
た。これと同様に、隣接トラックの位相が同じ基本波も
ノイズ成分は発生しない。従って、振幅を大きくしても
構わない。かかる技術手段によれば、変調していない基
本波は、前記アドレスを示す部分より振り幅を大きく形
成したので、信号のS/Nが向上しさらに高度な制御が
可能となる。
以外の前記溝は、変調されていない基本波で形成されて
いることも本発明の有効な手段である。前記アドレスを
示す部分以外の溝は、記録時のクロック信号として使用
されるため変調されていないモノトーンが好ましい。か
かる技術手段によれば、アドレスを示す部分以外の溝
は、変調されていない基本波で溝が形成されているの
で、記録時のクロック信号の生成や媒体の移動制御が可
能となりより高度な制御ができる。また、請求項6の発
明は、隣接したトラックの前記変調していない基本波の
1周期の位置が、媒体の中心からの角度が略同角度にな
る位置に形成されることも本発明の有効な手段である。
トラックアドレスを示す位置が半径方向にそろっている
ので、当然変調していない前記基本波の位置も同じ角度
内に存在する。そして各位置での周波数が一定になるよ
うにするので、基本波の1周期の位置もほぼ同じにな
る。かかる技術手段によれば、前記基本波の1周期の位
置が、媒体の中心からの角度が略同角度になる位置に形
成されるので、隣接トラックからのクロストークを少な
くすることができる。また、請求項7の発明は、前記変
調していない基本波は、前記アドレス部より振り幅を大
きく形成したことも本発明の有効な手段である。前記で
セクタアドレスは、隣接したアドレスが同一であるため
クロストーク量が一定となり、オフセットの形で信号が
付加されるだけでノイズ成分は発生しないことを述べ
た。これと同様に、隣接トラックの位相が同じ基本波も
ノイズ成分は発生しない。従って、振幅を大きくしても
構わない。かかる技術手段によれば、変調していない基
本波は、前記アドレスを示す部分より振り幅を大きく形
成したので、信号のS/Nが向上しさらに高度な制御が
可能となる。
【0007】また、請求項8の発明は、前記アドレス部
に続く前記変調していない基本波部分は、前記アドレス
部との境界から前記基本波の振り幅を段階的に大きくす
ることも本発明の有効な手段である。基本波はクロック
信号として使用されるため、外部の増幅器等で増幅され
る。そのとき信号が飽和したり欠落しないように一定の
増幅率にするAGC(Automatic Gain Control)を行う。
しかし、AGCも入力信号が突然大きくなると追従され
ない場合がある。これを防止するため徐々に信号レベル
を大きくするのが好ましい。かかる技術手段によれば、
基本波部分は、前記アドレス部との境界から前記基本波
の振り幅を段階的に大きくするので、AGCが良好に作
用して正確なクロック信号を生成することができる。ま
た、請求項9の発明は、媒体のアドレスを該媒体上に穴
状に形成されたピットの有無により記録し、アドレスを
示す位置が前記媒体の半径方向にそろって記録された情
報記録媒体において、相互に隣接するトラックの前記ア
ドレスを示す位置の前記ピットの数が1ピット分異なる
ように前記アドレスの情報を決定することを特徴とす
る。アドレス信号を形成するたの方法として、ウォルブ
変調以外にピット情報による方法がある。これは、ピッ
トが有るか無いかでそのピットの位置と数で判断するも
のである。そしてこの場合も隣接するトラックのピット
の数が1ピット分だけ異なるようにする。かかる技術手
段によれば、相互に隣接するトラックの前記アドレスを
示す前記ピットの数が1ピット分異なるように前記アド
レスの情報を決定するので、隣接トラックからのクロス
トークを少なくすることができる。
に続く前記変調していない基本波部分は、前記アドレス
部との境界から前記基本波の振り幅を段階的に大きくす
ることも本発明の有効な手段である。基本波はクロック
信号として使用されるため、外部の増幅器等で増幅され
る。そのとき信号が飽和したり欠落しないように一定の
増幅率にするAGC(Automatic Gain Control)を行う。
しかし、AGCも入力信号が突然大きくなると追従され
ない場合がある。これを防止するため徐々に信号レベル
を大きくするのが好ましい。かかる技術手段によれば、
基本波部分は、前記アドレス部との境界から前記基本波
の振り幅を段階的に大きくするので、AGCが良好に作
用して正確なクロック信号を生成することができる。ま
た、請求項9の発明は、媒体のアドレスを該媒体上に穴
状に形成されたピットの有無により記録し、アドレスを
示す位置が前記媒体の半径方向にそろって記録された情
報記録媒体において、相互に隣接するトラックの前記ア
ドレスを示す位置の前記ピットの数が1ピット分異なる
ように前記アドレスの情報を決定することを特徴とす
る。アドレス信号を形成するたの方法として、ウォルブ
変調以外にピット情報による方法がある。これは、ピッ
トが有るか無いかでそのピットの位置と数で判断するも
のである。そしてこの場合も隣接するトラックのピット
の数が1ピット分だけ異なるようにする。かかる技術手
段によれば、相互に隣接するトラックの前記アドレスを
示す前記ピットの数が1ピット分異なるように前記アド
レスの情報を決定するので、隣接トラックからのクロス
トークを少なくすることができる。
【0008】また、請求項10の発明は、前記アドレス
の情報は、隣接するコードの「0」若しくは「1」の数
が1ビット異なるように配列されたグレイコードにより
生成されることも本発明の有効な手段である。かかる技
術手段によれば、請求項3と同様の作用効果を奏する。
また、請求項11の発明は、前記アドレスを示す部分以
外の溝は、変調されていない基本波で形成されているこ
とも本発明の有効な手段である。かかる技術手段によれ
ば、請求項5と同様の作用効果を奏する。また、請求項
12の発明は、隣接したトラックの前記変調されていな
い基本波の1周期の位置が、媒体の中心からの角度が略
同角度になる位置に形成されることも本発明の有効な手
段である。かかる技術手段によれば、請求項6と同様の
作用効果を奏する。また、請求項13の発明は、前記変
調されていない基本波は、前記アドレスを示す部分より
振り幅を大きく形成したことも本発明の有効な手段であ
る。かかる技術手段によれば、請求項7と同様の作用効
果を奏する。また、請求項14の発明は、前記アドレス
部に続く前記変調されていない基本波部分は、前記アド
レス部との境界から前記基本波の振り幅を段階的に大き
くすることも本発明の有効な手段である。かかる技術手
段によれば、請求項8と同様の作用効果を奏する。
の情報は、隣接するコードの「0」若しくは「1」の数
が1ビット異なるように配列されたグレイコードにより
生成されることも本発明の有効な手段である。かかる技
術手段によれば、請求項3と同様の作用効果を奏する。
また、請求項11の発明は、前記アドレスを示す部分以
外の溝は、変調されていない基本波で形成されているこ
とも本発明の有効な手段である。かかる技術手段によれ
ば、請求項5と同様の作用効果を奏する。また、請求項
12の発明は、隣接したトラックの前記変調されていな
い基本波の1周期の位置が、媒体の中心からの角度が略
同角度になる位置に形成されることも本発明の有効な手
段である。かかる技術手段によれば、請求項6と同様の
作用効果を奏する。また、請求項13の発明は、前記変
調されていない基本波は、前記アドレスを示す部分より
振り幅を大きく形成したことも本発明の有効な手段であ
る。かかる技術手段によれば、請求項7と同様の作用効
果を奏する。また、請求項14の発明は、前記アドレス
部に続く前記変調されていない基本波部分は、前記アド
レス部との境界から前記基本波の振り幅を段階的に大き
くすることも本発明の有効な手段である。かかる技術手
段によれば、請求項8と同様の作用効果を奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施形
態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載
される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配
置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそ
れのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。図1は、本発明の実施形態の情報記憶媒体を用いた
光ディスクドライブ装置の構成を示すブロック図であ
る。この光ディスク装置100の構成は、スピンドルモ
ータ2により回転駆動されるCDの光ディスク1と、Z
CLV(Zone Constant Linear Velocity:ゾーン間線
速一定)等で制御されるスピンドルモータ2と、図示し
ない光ピックアップ3内のアクチュエータを駆動するモ
ータドライバ4と、このモータドライバ4にサーボ制御
のための信号を生成するサーボ回路6と、前記光ピック
アップ3内の図示しない受光素子からの各信号を演算処
理するリードアンプ5と、CD用の半導体レーザ光源
と、対物レンズ等の光学系及びアクチュエータを内蔵し
た光ピックアップ3と、レーザ光源の光量等を制御する
レーザコントローラ9と、光ディスク1に刻まれている
ATIP(Absolute Time InPregroove)情報を取り出
すATIPデコーダ8と、データの正確な書き出し位置
を生成するCDエンコーダ10と、2値化されたRF信
号をEFM(Eight toFourteen Modulation)変調する
CDデコーダ7と、データを一時記憶するバッファRA
M12と、このバッファRAM12を制御するバッファ
・マネージャ13と、バッファRAM12に接続され、
ATAPIやSCSIインターフェースを有するホスト
インターフェース15と、CDデコーダ7に接続され、
オーディオ信号を出力するD/Aコンバータ16と、エ
ラー訂正処理を行うCD−ROMデコーダ14と、エラ
ー訂正コードの付加やインターリーブを行うCD−RO
Mエンコーダ11と、制御用のプログラムを内蔵したR
OM17とメモリとしてのRAM19を備え、全ての制
御を司るCPU18から構成されている。
態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載
される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配
置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそ
れのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎな
い。図1は、本発明の実施形態の情報記憶媒体を用いた
光ディスクドライブ装置の構成を示すブロック図であ
る。この光ディスク装置100の構成は、スピンドルモ
ータ2により回転駆動されるCDの光ディスク1と、Z
CLV(Zone Constant Linear Velocity:ゾーン間線
速一定)等で制御されるスピンドルモータ2と、図示し
ない光ピックアップ3内のアクチュエータを駆動するモ
ータドライバ4と、このモータドライバ4にサーボ制御
のための信号を生成するサーボ回路6と、前記光ピック
アップ3内の図示しない受光素子からの各信号を演算処
理するリードアンプ5と、CD用の半導体レーザ光源
と、対物レンズ等の光学系及びアクチュエータを内蔵し
た光ピックアップ3と、レーザ光源の光量等を制御する
レーザコントローラ9と、光ディスク1に刻まれている
ATIP(Absolute Time InPregroove)情報を取り出
すATIPデコーダ8と、データの正確な書き出し位置
を生成するCDエンコーダ10と、2値化されたRF信
号をEFM(Eight toFourteen Modulation)変調する
CDデコーダ7と、データを一時記憶するバッファRA
M12と、このバッファRAM12を制御するバッファ
・マネージャ13と、バッファRAM12に接続され、
ATAPIやSCSIインターフェースを有するホスト
インターフェース15と、CDデコーダ7に接続され、
オーディオ信号を出力するD/Aコンバータ16と、エ
ラー訂正処理を行うCD−ROMデコーダ14と、エラ
ー訂正コードの付加やインターリーブを行うCD−RO
Mエンコーダ11と、制御用のプログラムを内蔵したR
OM17とメモリとしてのRAM19を備え、全ての制
御を司るCPU18から構成されている。
【0010】次に、本構成による光ディスクドライブ装
置の動作概要について説明する。光ディスク1は、スピ
ンドルモータ2によって回転駆動される。このスピンド
ルモータ2は、モータドライバ4とサーボ回路6によ
り、線速度が一定になるように制御される。この線速度
は、ZCLV(Zone Constant Linear Velocity)のよ
うに階段状に変更することが可能である。光ピックアッ
プ3は、図示しない半導体レーザ、光学系、フォーカス
アクチュエータ、トラックアクチュエータ、受光素子お
よびポジションセンサを内蔵しており、レーザ光を光デ
ィスク1に照射する。また、この光ピックアップ3は、
図示しないシークモータによってスレッジ方向への移動
が可能である。これらのフォーカスアクチュエータ、ト
ラックアクチュエータ、シークモータは、受光素子とポ
ジションセンサから得られる信号に基づいて、モータド
ライバ4とサーボ回路6により、レーザ光のスポットが
光ディスク1上の目的の場所に位置するように制御され
る。
置の動作概要について説明する。光ディスク1は、スピ
ンドルモータ2によって回転駆動される。このスピンド
ルモータ2は、モータドライバ4とサーボ回路6によ
り、線速度が一定になるように制御される。この線速度
は、ZCLV(Zone Constant Linear Velocity)のよ
うに階段状に変更することが可能である。光ピックアッ
プ3は、図示しない半導体レーザ、光学系、フォーカス
アクチュエータ、トラックアクチュエータ、受光素子お
よびポジションセンサを内蔵しており、レーザ光を光デ
ィスク1に照射する。また、この光ピックアップ3は、
図示しないシークモータによってスレッジ方向への移動
が可能である。これらのフォーカスアクチュエータ、ト
ラックアクチュエータ、シークモータは、受光素子とポ
ジションセンサから得られる信号に基づいて、モータド
ライバ4とサーボ回路6により、レーザ光のスポットが
光ディスク1上の目的の場所に位置するように制御され
る。
【0011】次に、リード動作について説明する。光ピ
ックアップ3によって得られた再生信号が、リードアン
プ5で増幅されて2値化された後、CDデコーダ7に入
力される。入力された2値化データは、このCDデコー
ダ7において、EFM(Eight to Fourteen Modulatio
n)復調される。なお、記録データは、8ビットずつま
とめられてEFM変調されており、このEFM変調で
は、8ビットを14ビットに変換し、結合ビットを3ビ
ット付加して合計17ビットにする。この場合、結合ビ
ットは、それまでの「1」と「0」の数が平均的に等し
くなるように付けられる。これを「DC成分の抑制」と
いい、DCカットされた再生信号のスライスレベル変動
がこれにより抑圧される。そして、復調されたデータ
は、デインターリーブとエラー訂正の処理が行われる。
その後、このデータは、CD−ROMデコーダ14へ入
力され、データの信頼性を高めるために、さらにエラー
訂正の処理が行われる。このように2回のエラー訂正の
処理が行われたデータは、バッファマネージャ13によ
って、一旦バッファRAM12に蓄えられ、セクタデー
タとして揃った状態で、ATAPI/SCSIインター
フェース15を介して、図示しないホストコンピュータ
へ一気に転送される。なお、音楽データの場合には、C
Dデコーダ7から出力されたデータが、D/Aコンバー
タ16へ入力され、アナログのオーディオ出力信号(A
udio)として取り出される。
ックアップ3によって得られた再生信号が、リードアン
プ5で増幅されて2値化された後、CDデコーダ7に入
力される。入力された2値化データは、このCDデコー
ダ7において、EFM(Eight to Fourteen Modulatio
n)復調される。なお、記録データは、8ビットずつま
とめられてEFM変調されており、このEFM変調で
は、8ビットを14ビットに変換し、結合ビットを3ビ
ット付加して合計17ビットにする。この場合、結合ビ
ットは、それまでの「1」と「0」の数が平均的に等し
くなるように付けられる。これを「DC成分の抑制」と
いい、DCカットされた再生信号のスライスレベル変動
がこれにより抑圧される。そして、復調されたデータ
は、デインターリーブとエラー訂正の処理が行われる。
その後、このデータは、CD−ROMデコーダ14へ入
力され、データの信頼性を高めるために、さらにエラー
訂正の処理が行われる。このように2回のエラー訂正の
処理が行われたデータは、バッファマネージャ13によ
って、一旦バッファRAM12に蓄えられ、セクタデー
タとして揃った状態で、ATAPI/SCSIインター
フェース15を介して、図示しないホストコンピュータ
へ一気に転送される。なお、音楽データの場合には、C
Dデコーダ7から出力されたデータが、D/Aコンバー
タ16へ入力され、アナログのオーディオ出力信号(A
udio)として取り出される。
【0012】また、ライト時の動作は、ATAPI/S
CSIインターフェース15を通して、ホストコンピュ
ータから送られてきたデータは、バッファマネージャ1
3によって、一旦バッファRAM12に蓄えられる。そ
して、バッファRAM12内に、ある程度の量のデータ
が蓄積された状態でライト動作が開始されるが、この場
合には、その前にレーザスポットを書き込み開始位置に
移動させる必要がある。この位置は、トラックの蛇行に
より予め光ディスク1上に刻まれているウォブル信号に
よって求められる。ウォブル信号には、ATIPと呼ば
れる絶対時間情報が含まれており、この情報が、ATI
Pデコーダ8によって取り出される。また、このATI
Pデコーダ8によって生成される同期信号は、CDエン
コーダ10へ入力され、光ディスク1上の正確な位置へ
のデータの書き込みを可能にしている。バッファRAM
12のデータは、CD−ROMエンコーダ11やCDエ
ンコーダ10において、エラー訂正コードの付加や、イ
ンターリーブが行われ、レーザコントローラ9、光ピッ
クアップ3を介して、光ディスク1に記録される。
CSIインターフェース15を通して、ホストコンピュ
ータから送られてきたデータは、バッファマネージャ1
3によって、一旦バッファRAM12に蓄えられる。そ
して、バッファRAM12内に、ある程度の量のデータ
が蓄積された状態でライト動作が開始されるが、この場
合には、その前にレーザスポットを書き込み開始位置に
移動させる必要がある。この位置は、トラックの蛇行に
より予め光ディスク1上に刻まれているウォブル信号に
よって求められる。ウォブル信号には、ATIPと呼ば
れる絶対時間情報が含まれており、この情報が、ATI
Pデコーダ8によって取り出される。また、このATI
Pデコーダ8によって生成される同期信号は、CDエン
コーダ10へ入力され、光ディスク1上の正確な位置へ
のデータの書き込みを可能にしている。バッファRAM
12のデータは、CD−ROMエンコーダ11やCDエ
ンコーダ10において、エラー訂正コードの付加や、イ
ンターリーブが行われ、レーザコントローラ9、光ピッ
クアップ3を介して、光ディスク1に記録される。
【0013】
【実施例】情報を光ディスク1に記録する際に、媒体上
の位置を決めるためにアドレス情報が前記光ディスク1
上に記録されている。このアドレス情報を間違えると情
報記録媒体として致命的なエラーになることが多い。ま
た、情報記録密度を上げて行くと当然トラックピッチ
(トラックとトラックの間隔)が狭くなるので、隣接ト
ラックの情報が漏れこみ(クロストークと呼ぶ)アドレ
ス情報が劣化して、エラーの原因となる。つまり、高密
度かつ位置決めの精度を高く情報を記録するためには再
生信号に近いウォブルが必要となる。ここで、溝を蛇行
させる技術は、ウォブリング(Wobbling)と呼ばれる。
ウォブリングというのは、絶対時間情報(ATIP)等
のアドレス情報を変調し、この変調信号に従って蛇行、
つまりウォブルする溝を形成し、変調されたアドレス情
報を溝のトラッキングの時に復調する技術である。より
詳細には、媒体の記録再生時、トラッキングサーボ信号
中に溝のウォブルに応じた変調信号が含まれることにな
るため、その変調信号を復調することで溝にウォブルと
いう形態で記録されたアドレス情報が再生される。
の位置を決めるためにアドレス情報が前記光ディスク1
上に記録されている。このアドレス情報を間違えると情
報記録媒体として致命的なエラーになることが多い。ま
た、情報記録密度を上げて行くと当然トラックピッチ
(トラックとトラックの間隔)が狭くなるので、隣接ト
ラックの情報が漏れこみ(クロストークと呼ぶ)アドレ
ス情報が劣化して、エラーの原因となる。つまり、高密
度かつ位置決めの精度を高く情報を記録するためには再
生信号に近いウォブルが必要となる。ここで、溝を蛇行
させる技術は、ウォブリング(Wobbling)と呼ばれる。
ウォブリングというのは、絶対時間情報(ATIP)等
のアドレス情報を変調し、この変調信号に従って蛇行、
つまりウォブルする溝を形成し、変調されたアドレス情
報を溝のトラッキングの時に復調する技術である。より
詳細には、媒体の記録再生時、トラッキングサーボ信号
中に溝のウォブルに応じた変調信号が含まれることにな
るため、その変調信号を復調することで溝にウォブルと
いう形態で記録されたアドレス情報が再生される。
【0014】図2は、本発明の第1の実施例の隣接する
トラックのアドレスの位置を示す図である。図2(a)
は記録媒体上のアドレスの記録位置を示す図であり、記
録媒体20上に中心点Pとする同心円状に、図示しない
複数のトラックが刻まれており、各トラックのアドレス
情報が扇形のエリア21に揃うように記録されている。
図2(b)はそのアドレスをウォブル変調した相互の隣
接トラックからのアドレス波形を示す図である。例え
ば、データ「0」を基準にデータ「1」が180°の位
相差を持つように位相変調されるものとする。トラック
1のアドレス部22を「010」とすると、波形は
「0」と「1」の変化点(点線の位置)で位相が逆転し
て図のような波形となる。そしてモノトーン部23との
境界では同位相のため連続している。モノトーン部23
は記録時のクロックや移動制御に使うため、変調されな
い基本波が使用される。次にトラック2のアドレスを決
定するわけであるが、この決め方が本発明の特徴であ
る。つまり、トラック1のアドレスは「010」である
ので、隣接するトラックのクロストークを極力抑制する
ためにデータの「1」の数が1ビットだけ異なるように
決定することである。この例ではトラック2のアドレス
は「011」とすることにより、右側の下位ビットだけ
が「1」となり、1ビット異なることになる。従って、
逆に「110」でも左側の上位ビットだけが「1」とな
り、同様な効果を有する。次にトラック3のアドレスを
決定するわけであるが、トラック2のアドレスを「01
1」とすると、トラック3のアドレスを「001」にす
ることにより、中位ビットだけが「0」となり、1ビッ
ト異なることになる。この場合は「111」でも同様で
ある。以上のように、アドレス情報は「0」若しくは
「1」のデータの集合体である。そして、トラックアド
レスはすべて異なるアドレスで構成されている。このと
き隣接するトラックのアドレスが可能な限りそのビット
配列が近いことが好ましい。その理由は異なるビット配
列同志は信号の相対変化が大きく、その分クロストーク
が大きくなる。従って、1ビットだけ異なるようなビッ
ト配列が最もクロストークが少ないことになる。これに
より、相互に隣接するトラックのアドレスを示す情報の
「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるようにアド
レスの情報を決定するので、クロストークの発生を最小
にすることができる。
トラックのアドレスの位置を示す図である。図2(a)
は記録媒体上のアドレスの記録位置を示す図であり、記
録媒体20上に中心点Pとする同心円状に、図示しない
複数のトラックが刻まれており、各トラックのアドレス
情報が扇形のエリア21に揃うように記録されている。
図2(b)はそのアドレスをウォブル変調した相互の隣
接トラックからのアドレス波形を示す図である。例え
ば、データ「0」を基準にデータ「1」が180°の位
相差を持つように位相変調されるものとする。トラック
1のアドレス部22を「010」とすると、波形は
「0」と「1」の変化点(点線の位置)で位相が逆転し
て図のような波形となる。そしてモノトーン部23との
境界では同位相のため連続している。モノトーン部23
は記録時のクロックや移動制御に使うため、変調されな
い基本波が使用される。次にトラック2のアドレスを決
定するわけであるが、この決め方が本発明の特徴であ
る。つまり、トラック1のアドレスは「010」である
ので、隣接するトラックのクロストークを極力抑制する
ためにデータの「1」の数が1ビットだけ異なるように
決定することである。この例ではトラック2のアドレス
は「011」とすることにより、右側の下位ビットだけ
が「1」となり、1ビット異なることになる。従って、
逆に「110」でも左側の上位ビットだけが「1」とな
り、同様な効果を有する。次にトラック3のアドレスを
決定するわけであるが、トラック2のアドレスを「01
1」とすると、トラック3のアドレスを「001」にす
ることにより、中位ビットだけが「0」となり、1ビッ
ト異なることになる。この場合は「111」でも同様で
ある。以上のように、アドレス情報は「0」若しくは
「1」のデータの集合体である。そして、トラックアド
レスはすべて異なるアドレスで構成されている。このと
き隣接するトラックのアドレスが可能な限りそのビット
配列が近いことが好ましい。その理由は異なるビット配
列同志は信号の相対変化が大きく、その分クロストーク
が大きくなる。従って、1ビットだけ異なるようなビッ
ト配列が最もクロストークが少ないことになる。これに
より、相互に隣接するトラックのアドレスを示す情報の
「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるようにアド
レスの情報を決定するので、クロストークの発生を最小
にすることができる。
【0015】図3は、アドレス部22の構成を示す図で
ある。実際のアドレス部はトラックの位置を示すトラッ
クアドレス24と、同一トラック内のデータのセクタを
決定するセクタアドレス25から構成されている。そし
て、セクタアドレス25に続いて図示しないデータ領域
があり、これを1単位として各トラックに記録されてい
る。ここで、図1(a)のように中心点Pとする同心円
状に図示しない複数のトラックが刻まれており、各トラ
ックのアドレス情報が扇形のエリア21に揃うように記
録されていれば、セクタの位置は各トラックで同じ位置
に同じアドレスのセクタが位置することになる。このこ
とは、セクタアドレス25は全てのトラックで隣接する
アドレスが同一であるので、トラックアドレス24のよ
うにデータが変化することが無いことを意味している。
言い換えると、セクタアドレス25は、隣接したアドレ
スが同一であるためクロストーク量が一定となり、オフ
セットの形で信号が付加されるだけでノイズ成分は発生
しない。これにより、トラックアドレス24の情報に限
り該情報の「0」若しくは「1」の数が1ビット異なる
ように決定すればよく、制御が簡略化され、またセクタ
アドレスは任意の変換が可能となる。
ある。実際のアドレス部はトラックの位置を示すトラッ
クアドレス24と、同一トラック内のデータのセクタを
決定するセクタアドレス25から構成されている。そし
て、セクタアドレス25に続いて図示しないデータ領域
があり、これを1単位として各トラックに記録されてい
る。ここで、図1(a)のように中心点Pとする同心円
状に図示しない複数のトラックが刻まれており、各トラ
ックのアドレス情報が扇形のエリア21に揃うように記
録されていれば、セクタの位置は各トラックで同じ位置
に同じアドレスのセクタが位置することになる。このこ
とは、セクタアドレス25は全てのトラックで隣接する
アドレスが同一であるので、トラックアドレス24のよ
うにデータが変化することが無いことを意味している。
言い換えると、セクタアドレス25は、隣接したアドレ
スが同一であるためクロストーク量が一定となり、オフ
セットの形で信号が付加されるだけでノイズ成分は発生
しない。これにより、トラックアドレス24の情報に限
り該情報の「0」若しくは「1」の数が1ビット異なる
ように決定すればよく、制御が簡略化され、またセクタ
アドレスは任意の変換が可能となる。
【0016】図4は、本発明のデータ変換テーブルを表
す図である。この表はアドレス26に対して記録データ
(グレイコード)27を対応させてテーブルにしたもの
である。グレイコードは、隣接するアドレスのデータの
数が常に1ビット異なるように構成されたコードであ
る。このグレイコードを利用すれば、容易に所望のアド
レスを生成することができる。この記録データ27は図
から明らかなように必ずしもアドレス26の順番に配列
していない。これがグレイコードの特徴であり、あくま
でも、アドレスと記録データが対応付けられていれば、
順番に配列される必要はない。これにより、隣接するア
ドレスのデータの数が常に1ビット異なるように配列さ
れる。この利点を更に明確にするために、アドレス26
に対して単純に対応させたバイナリイデータ28と、そ
の時のデータの相違点29を参照して説明する。バイナ
リイデータ28を3ビットで表現し、0〜7までを「0
00」から「111」で表現すると、アドレス0と1の
間はデータの相違は1ビットであるが、アドレス3と4
の間は3ビット全てが異なってしまう。また、その他の
部分でも2ビット異なる部分が2箇所発生する。これか
ら明らかなように、グレイコードがアドレスを生成する
上で如何に有用かがわかる。このように、隣接するトラ
ックアドレスのデータを1ビット異なるように形成する
ために、人が自ら作成するのでは労力が大きすぎるし、
また、間違いが発生する恐れもある。そこで、グレイコ
ードにより自動的に振り分ければ、迅速にまた正確にア
ドレス情報を生成できる。
す図である。この表はアドレス26に対して記録データ
(グレイコード)27を対応させてテーブルにしたもの
である。グレイコードは、隣接するアドレスのデータの
数が常に1ビット異なるように構成されたコードであ
る。このグレイコードを利用すれば、容易に所望のアド
レスを生成することができる。この記録データ27は図
から明らかなように必ずしもアドレス26の順番に配列
していない。これがグレイコードの特徴であり、あくま
でも、アドレスと記録データが対応付けられていれば、
順番に配列される必要はない。これにより、隣接するア
ドレスのデータの数が常に1ビット異なるように配列さ
れる。この利点を更に明確にするために、アドレス26
に対して単純に対応させたバイナリイデータ28と、そ
の時のデータの相違点29を参照して説明する。バイナ
リイデータ28を3ビットで表現し、0〜7までを「0
00」から「111」で表現すると、アドレス0と1の
間はデータの相違は1ビットであるが、アドレス3と4
の間は3ビット全てが異なってしまう。また、その他の
部分でも2ビット異なる部分が2箇所発生する。これか
ら明らかなように、グレイコードがアドレスを生成する
上で如何に有用かがわかる。このように、隣接するトラ
ックアドレスのデータを1ビット異なるように形成する
ために、人が自ら作成するのでは労力が大きすぎるし、
また、間違いが発生する恐れもある。そこで、グレイコ
ードにより自動的に振り分ければ、迅速にまた正確にア
ドレス情報を生成できる。
【0017】図5は、本発明の第2の実施例のトラック
アドレスをピットにより形成した図である。記録媒体上
にピットと呼ばれる穴を形成し、その穴の有無でデータ
を読む技術は周知である。このピットの技術を使いトラ
ックアドレスをセクタ32間に形成する。これはトラッ
クに記録されたデータを読む場合、そのビームスポット
35は隣接トラックエッジに重なる(ハッチングの部分
36)程度の大きさであり、そのため若干の回り込みは
避けられない。しかし、ビームのパワー分布は一般にガ
ウシャン分布であり、中心が最も強く、周辺に行くと急
激に弱まる。そこで、アドレスデータをピットにより形
成して、この回り込みによる影響を極力少なくすること
が好ましい方法である。さらに、前記のグレイコードの
手法を併用すれば更に好ましい結果が期待できる。例え
ば、トラック1にピット30、31を形成し、隣のトラ
ック2に数が1つ少ないピット33を形成し、さらにト
ラック3には数を1つ減らしてピットを形成しない。そ
してトラック4にピット34を形成して1つ増加する。
これにより、更に隣接トラックからのクロストークを少
なくすることができる。勿論、この他のピット配列で行
っても構わない。
アドレスをピットにより形成した図である。記録媒体上
にピットと呼ばれる穴を形成し、その穴の有無でデータ
を読む技術は周知である。このピットの技術を使いトラ
ックアドレスをセクタ32間に形成する。これはトラッ
クに記録されたデータを読む場合、そのビームスポット
35は隣接トラックエッジに重なる(ハッチングの部分
36)程度の大きさであり、そのため若干の回り込みは
避けられない。しかし、ビームのパワー分布は一般にガ
ウシャン分布であり、中心が最も強く、周辺に行くと急
激に弱まる。そこで、アドレスデータをピットにより形
成して、この回り込みによる影響を極力少なくすること
が好ましい方法である。さらに、前記のグレイコードの
手法を併用すれば更に好ましい結果が期待できる。例え
ば、トラック1にピット30、31を形成し、隣のトラ
ック2に数が1つ少ないピット33を形成し、さらにト
ラック3には数を1つ減らしてピットを形成しない。そ
してトラック4にピット34を形成して1つ増加する。
これにより、更に隣接トラックからのクロストークを少
なくすることができる。勿論、この他のピット配列で行
っても構わない。
【0018】図6は本発明の第3の実施例のクロック用
モノトーンの図である。図3でセクタアドレスは、隣接
したアドレスが同一であるためクロストーク量が一定と
なり、オフセットの形で信号が付加されるだけでノイズ
成分は発生しないことを述べた。これと同様に、隣接ト
ラックの位相が同じクロック用モノトーン41もノイズ
成分は発生しない。従って、アドレス40に続いて振幅
を可能な限り多くすることはS/Nの点でも有利であ
る。可能な限りとは、あまり大きくするとクロストーク
のオフセット量が大きくなり、オフセットの制御範囲を
超えてしまう可能性があるからである。これにより、ク
ロック信号や移動制御用の信号のS/Nが向上し、さら
に高度な制御が可能となる。
モノトーンの図である。図3でセクタアドレスは、隣接
したアドレスが同一であるためクロストーク量が一定と
なり、オフセットの形で信号が付加されるだけでノイズ
成分は発生しないことを述べた。これと同様に、隣接ト
ラックの位相が同じクロック用モノトーン41もノイズ
成分は発生しない。従って、アドレス40に続いて振幅
を可能な限り多くすることはS/Nの点でも有利であ
る。可能な限りとは、あまり大きくするとクロストーク
のオフセット量が大きくなり、オフセットの制御範囲を
超えてしまう可能性があるからである。これにより、ク
ロック信号や移動制御用の信号のS/Nが向上し、さら
に高度な制御が可能となる。
【0019】図7は、本発明の第4の実施例のクロック
用モノトーンの図である。図7が図6と異なる点は、ク
ロック用モノトーン43の振幅がa、b、c、dと段階
的に暫時大きくなる点である。このクロック用モノトー
ン43はクロック信号として使用されるため、外部の増
幅器等で増幅される。そのとき信号が飽和したり欠落し
ないように一定の増幅率にするAGC(Automatic Gain
Control)を行う。しかし、AGCも入力信号が突然大き
くなると追従されない場合がある。これを防止するため
徐々に信号レベルを大きくするのが好ましい。こうする
ことにより、クロック用モノトーン43は、アドレス部
42との境界からクロック用モノトーン43の振り幅を
段階的に大きくするので、AGCが良好に作用して正確
なクロック信号を生成することができる。
用モノトーンの図である。図7が図6と異なる点は、ク
ロック用モノトーン43の振幅がa、b、c、dと段階
的に暫時大きくなる点である。このクロック用モノトー
ン43はクロック信号として使用されるため、外部の増
幅器等で増幅される。そのとき信号が飽和したり欠落し
ないように一定の増幅率にするAGC(Automatic Gain
Control)を行う。しかし、AGCも入力信号が突然大き
くなると追従されない場合がある。これを防止するため
徐々に信号レベルを大きくするのが好ましい。こうする
ことにより、クロック用モノトーン43は、アドレス部
42との境界からクロック用モノトーン43の振り幅を
段階的に大きくするので、AGCが良好に作用して正確
なクロック信号を生成することができる。
【0020】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、請求
項1は、相互に隣接するトラックの前記アドレスを示す
情報の「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるよう
に前記アドレスの情報を決定するので、クロストークの
発生を最小にすることができる。請求項2は、トラック
アドレスの情報に限り該情報の「0」若しくは「1」の
数が1ビット異なるように決定するので、制御が簡略化
され、またセクタアドレスは任意の変換が可能となる。
請求項3、10は、トラックアドレスの情報は、グレイ
コードにより生成されので、迅速にまた正確にアドレス
情報を生成できる。請求項4は、アドレスを示す情報
は、該情報の変化点において位相を変化させる位相変調
により変調されているので、変調と復調が比較的簡単に
可能であり、ノイズに強くすることができる。請求項
5、11は、アドレスを示す部分以外の溝は、変調され
ていない基本波で溝が形成されているので、記録時のク
ロック信号の生成や媒体の移動制御が可能となりより高
度な制御ができる。請求項6、12は、前記基本波の1
周期の位置が、媒体の中心からの角度が略同角度になる
位置に形成されるので、隣接トラックからのクロストー
クを少なくすることができる。請求項7、13は、変調
していない基本波は、前記アドレスを示す部分より振り
幅を大きく形成したので、信号のS/Nが向上しさらに
高度な制御が可能となる。請求項8、14は、基本波部
分は、前記アドレス部との境界から前記基本波の振り幅
を段階的に大きくするので、AGCが良好に作用して正
確なクロック信号を生成することができる。請求項9
は、相互に隣接するトラックの前記アドレスを示す前記
ピットの数が1ピット分異なるように前記アドレスの情
報を決定するので、隣接トラックからのクロストークを
少なくすることができる。
項1は、相互に隣接するトラックの前記アドレスを示す
情報の「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるよう
に前記アドレスの情報を決定するので、クロストークの
発生を最小にすることができる。請求項2は、トラック
アドレスの情報に限り該情報の「0」若しくは「1」の
数が1ビット異なるように決定するので、制御が簡略化
され、またセクタアドレスは任意の変換が可能となる。
請求項3、10は、トラックアドレスの情報は、グレイ
コードにより生成されので、迅速にまた正確にアドレス
情報を生成できる。請求項4は、アドレスを示す情報
は、該情報の変化点において位相を変化させる位相変調
により変調されているので、変調と復調が比較的簡単に
可能であり、ノイズに強くすることができる。請求項
5、11は、アドレスを示す部分以外の溝は、変調され
ていない基本波で溝が形成されているので、記録時のク
ロック信号の生成や媒体の移動制御が可能となりより高
度な制御ができる。請求項6、12は、前記基本波の1
周期の位置が、媒体の中心からの角度が略同角度になる
位置に形成されるので、隣接トラックからのクロストー
クを少なくすることができる。請求項7、13は、変調
していない基本波は、前記アドレスを示す部分より振り
幅を大きく形成したので、信号のS/Nが向上しさらに
高度な制御が可能となる。請求項8、14は、基本波部
分は、前記アドレス部との境界から前記基本波の振り幅
を段階的に大きくするので、AGCが良好に作用して正
確なクロック信号を生成することができる。請求項9
は、相互に隣接するトラックの前記アドレスを示す前記
ピットの数が1ピット分異なるように前記アドレスの情
報を決定するので、隣接トラックからのクロストークを
少なくすることができる。
【図1】本発明の実施形態の情報記憶媒体を用いた光デ
ィスクドライブ装置の構成を示すブロック図である。
ィスクドライブ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の隣接するトラックのア
ドレスの位置を示す図であり、(a)は記録媒体上のア
ドレスの記録位置を示す図、(b)はそのアドレスをウ
ォブル変調した相互の隣接トラックからのアドレス波形
を示す図である。
ドレスの位置を示す図であり、(a)は記録媒体上のア
ドレスの記録位置を示す図、(b)はそのアドレスをウ
ォブル変調した相互の隣接トラックからのアドレス波形
を示す図である。
【図3】本発明のアドレス部の構成を示す図である。
【図4】本発明のデータ変換テーブルを表す図である。
【図5】本発明の第2の実施例のトラックアドレスをピ
ットにより形成した図である。
ットにより形成した図である。
【図6】本発明の第3の実施例のクロック用モノトーン
の図である。
の図である。
【図7】本発明の第4の実施例のクロック用モノトーン
の図である。
の図である。
【図8】従来のアドレス記録方式の例を示す図である。
1 光ディスク、2 スピンドルモータ、3 光ピック
アップ、4 モータドライバ、5 リードアンプ、6
サーボ回路、8 ATIPデコーダ
アップ、4 モータドライバ、5 リードアンプ、6
サーボ回路、8 ATIPデコーダ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 阪上 弘文
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式
会社リコー内
(72)発明者 竹内 弘司
東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式
会社リコー内
Fターム(参考) 5D029 WA02 WA31
5D090 AA01 DD03 FF45 GG03 GG27
Claims (14)
- 【請求項1】 媒体のアドレスを変調し、その変調信号
に従って蛇行する溝を前記媒体上に形成したアドレス部
を備え、該アドレス部の示す位置が前記媒体の半径方向
にそろって記録された情報記録媒体において、 相互に隣接するトラックの前記アドレス部を示す情報の
「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるように前記
アドレスの情報を変調することを特徴とする情報記録媒
体。 - 【請求項2】 前記アドレス部は複数のトラックの位置
を示すトラックアドレスとトラック方向の位置を示すセ
クタアドレスにより構成され、前記トラックアドレスの
情報に限り該情報の「0」若しくは「1」の数が1ビッ
ト異なるように変調することを特徴とする請求項1記載
の情報記録媒体。 - 【請求項3】 前記トラックアドレスの情報は、隣接す
るコードの「0」若しくは「1」の数が1ビット異なる
ように配列されたグレイコードにより生成されることを
特徴とする請求項2記載の情報記録媒体。 - 【請求項4】 前記アドレスを示す情報は、該情報の変
化点において位相を変化させる位相変調により変調され
ていることを特徴とする請求項1〜3記載の情報記録媒
体。 - 【請求項5】 前記アドレス部以外の前記溝は、変調さ
れていない基本波で形成されていることを特徴とする請
求項1に記載の情報記録媒体。 - 【請求項6】 隣接したトラックの前記変調していない
基本波の1周期の位置が、媒体の中心からの角度が略同
角度になる位置に形成されることを特徴とする請求項5
記載の情報記録媒体。 - 【請求項7】 前記変調していない基本波は、前記アド
レス部より振り幅を大きく形成したことを特徴とする請
求項6記載の情報記録媒体。 - 【請求項8】 前記アドレス部に続く前記変調していな
い基本波部分は、前記アドレス部との境界から前記基本
波の振り幅を段階的に大きくすることを特徴とする請求
項5〜7記載の情報記録媒体。 - 【請求項9】 媒体のアドレスを該媒体上に穴状に形成
されたピットの有無により記録し、アドレスを示す位置
が前記媒体の半径方向にそろって記録された情報記録媒
体において、 相互に隣接するトラックの前記アドレスを示す位置の前
記ピットの数が1ピット分異なるように前記アドレスの
情報を決定することを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項10】 前記アドレスの情報は、隣接するコー
ドの「0」若しくは「1」の数が1ビット異なるように
配列されたグレイコードにより生成されることを特徴と
する請求項9記載の情報記録媒体。 - 【請求項11】 前記アドレスを示す部分以外の溝は、
変調されていない基本波で形成されていることを特徴と
する請求項9に記載の情報記録媒体。 - 【請求項12】 隣接したトラックの前記変調されてい
ない基本波の1周期の位置が、媒体の中心からの角度が
略同角度になる位置に形成されることを特徴とする請求
項11記載の情報記録媒体。 - 【請求項13】 前記変調されていない基本波は、前記
アドレスを示す部分より振り幅を大きく形成したことを
特徴とする請求項12記載の情報記録媒体。 - 【請求項14】 前記アドレス部に続く前記変調されて
いない基本波部分は、前記アドレス部との境界から前記
基本波の振り幅を段階的に大きくすることを特徴とする
請求項11〜13に記載の情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272534A JP2003085772A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272534A JP2003085772A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003085772A true JP2003085772A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19097892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272534A Pending JP2003085772A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003085772A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7119975B2 (en) * | 2003-12-12 | 2006-10-10 | Hitachi Global Storage Technologies-Netherlands Bv | Skew-tolerant Gray code for a moveable object |
WO2013140756A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | パナソニック株式会社 | 光ディスク記録媒体、光ディスク装置及び記録方法 |
WO2015037063A1 (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-19 | 株式会社 東芝 | 情報記録媒体、記録再生装置及び製造装置 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001272534A patent/JP2003085772A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7119975B2 (en) * | 2003-12-12 | 2006-10-10 | Hitachi Global Storage Technologies-Netherlands Bv | Skew-tolerant Gray code for a moveable object |
WO2013140756A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | パナソニック株式会社 | 光ディスク記録媒体、光ディスク装置及び記録方法 |
WO2015037063A1 (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-19 | 株式会社 東芝 | 情報記録媒体、記録再生装置及び製造装置 |
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