JP2003085708A - パターン化薄膜形成方法および薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

パターン化薄膜形成方法および薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JP2003085708A
JP2003085708A JP2001276097A JP2001276097A JP2003085708A JP 2003085708 A JP2003085708 A JP 2003085708A JP 2001276097 A JP2001276097 A JP 2001276097A JP 2001276097 A JP2001276097 A JP 2001276097A JP 2003085708 A JP2003085708 A JP 2003085708A
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forming
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thin film
magnetic
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JP2001276097A
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Koichi Terunuma
幸一 照沼
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小な幅のパターン化薄膜を精度よく形成す
る。 【解決手段】 薄膜磁気ヘッドのトラック幅規定層は次
のように形成される。まず、記録ギャップ層9の上に、
下地膜30、第1の膜、剥離膜、第2の膜が順に形成さ
れる。次に、形成すべきフレームに対応する位置に開口
部が形成されるように、第2の膜がパターニングされ
る。次に、パターニング後の第2の膜および剥離膜を覆
うように第3の膜が形成され、リフトオフ法によって第
3の膜がパターニングされる。次に、パターニング後の
第3の膜33Pをマスクとして、剥離層および第1の膜
が選択的にエッチングされ、エッチング後の第1の膜に
よってフレーム34が形成される。次に、フレーム34
を用い、フレームめっき法により、トラック幅規定層と
なるめっき層35Aが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームを用いて
パターン化薄膜を形成するパターン化薄膜形成方法およ
びフレームを用いてトラック幅規定層を形成する薄膜磁
気ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置の面記録密度
の向上に伴って、薄膜磁気ヘッドの性能向上が求められ
ている。薄膜磁気ヘッドとしては、書き込み用の誘導型
電磁変換素子を有する記録ヘッドと読み出し用の磁気抵
抗効果素子(以下、MR(Magneto-resistive)素子と
も記す。)を有する再生ヘッドとを積層した構造の複合
型薄膜磁気ヘッドが広く用いられている。
【0003】記録ヘッドは、それぞれエアベアリング面
側において互いに対向する磁極部分を含む下部磁極層お
よび上部磁極層と、下部磁極層の磁極部分と上部磁極層
の磁極部分との間に設けられた記録ギャップ層と、少な
くとも一部が下部磁極層および上部磁極層に対して絶縁
された状態で設けられた薄膜コイルとを備えている。
【0004】ところで、高記録密度化のために記録ヘッ
ドに要求されることの一つに、記録トラック幅を規定す
る磁極幅の縮小がある。記録トラック幅を規定する磁極
を形成する方法としては、例えば、特開平7−2625
19号公報に示されるように、フレームめっき法が用い
られる。
【0005】ここで、図22ないし図27を参照して、
フレームめっき法を用いて、記録トラック幅を規定する
トラック幅規定層を形成する方法の一例について説明す
る。図22ないし図27は、磁極部分のエアベアリング
面に平行な断面を示している。トラック幅規定層は、上
部磁極層の全体であってもよいし、上部磁極層の磁極部
分を含み、上部磁極層の一部を構成する層であってもよ
い。
【0006】この方法では、まず、図22に示したよう
に、記録ギャップ層109の上に、例えばスパッタリン
グ法によって、めっき用の電極となる下地膜130を形
成する。なお、図22において、記録ギャップ層109
の下に存在しているものは下部磁極層108である。次
に、下地膜130の上にフォトレジスト層を形成し、こ
のフォトレジスト層をフォトリソグラフィ工程によりパ
ターニングして、めっき用のフレーム(外枠)131を
形成する。このフレーム131は、トラック幅規定層を
形成すべき位置に開口部を有する。
【0007】次に、図23に示したように、フレーム1
31を用い、先に形成した下地膜130を電極として電
解めっきを行って、下地膜130の上に、トラック幅規
定層となるめっき層132Aと、後に除去されるめっき
層132Bとを形成する。次に、図24に示したよう
に、フレーム131を除去する。
【0008】次に、図25に示したように、めっき層1
32Aと、下地膜130のうち、めっき層132Aの下
に存在する部分130Aとが残るように、不要なめっき
層132Bと、下地膜130のうちの部分130A以外
の部分をエッチングによって除去する。めっき層132
Aはトラック幅規定層133となる。
【0009】次に、図26に示したように、トラック幅
規定層133の磁極部分をマスクとして記録ギャップ層
109をエッチングして、記録ギャップ層109のうち
のトラック幅規定層133の磁極部分の周辺の部分を除
去する。
【0010】次に、図27に示したように、ドライエッ
チングによって、トラック幅規定層133の磁極部分の
周辺において、下部磁極層108の記録ギャップ層10
9側の少なくとも一部を除去する。図27に示したよう
に、トラック幅規定層133の磁極部分、記録ギャップ
層109および下部磁極層108の磁極部分の少なくと
も一部の各側壁が垂直に自己整合的に形成された構造
は、トリム(Trim)構造と呼ばれる。
【0011】フレームめっき法によって幅の小さな磁極
を形成するためには、幅の小さな開口部を有するフレー
ムを形成する必要がある。しかしながら、KrFエキシ
マレーザステッパを用いてフォトレジスト層をパターニ
ングしてフレームを形成したとしても、このフレームを
用いることによって得られる磁極の幅は0.35μmよ
りも大きくなってしまう。
【0012】特開2000−105906号公報には、
フォトリソグラフィによるパターニング工程を含む工程
によって形成された磁極部の両側面に対してドライエッ
チングを施して、磁極部の幅を小さくする技術が開示さ
れている。以下、この技術を、磁極幅狭小化技術と呼
ぶ。
【0013】また、特開平8−69959号公報には、
微細なパターン化レジスト層を形成する技術として、ド
ライ現像方法が開示されている。このドライ現像方法
は、下層レジスト層の上に上層レジスト層を形成し、上
層レジスト層を露光してパターニングし、このパターニ
ングされた上層レジスト層をマスクにして、下層レジス
ト層を、プラズマエッチング等でパターニングするとい
う方法である。このドライ現像方法によって形成された
パターン化レジスト層をフレームとして用い、フレーム
めっき法によって幅の小さな磁極を形成することも考え
られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−105906号公報に示されたような磁極幅狭
小化技術を用いても、幅の小さな磁極を精度よく形成す
るには、以下のような2つの問題点があった。第1の問
題点は、特開2000−105906号公報に示される
ように、トラック幅規定層のうちの磁極部分と他の部分
との境界の近傍部分が、斜面上に配置される磁気ヘッド
では、この部分の形状を正確に制御することが難しいこ
とである。これは、以下のような理由による。すなわ
ち、トラック幅規定層を形成する際には、トラック幅規
定層の下地の上にめっき用の下地膜とフォトレジスト層
とが順に形成され、その後、フォトレジスト層の露光が
行われる。その際、斜面上に形成された下地膜によって
露光用の光が反射され、この反射光によってもフォトレ
ジスト層が感光する。その結果、正確な形状のパターン
化レジスト層が得られなくなる。
【0015】第2の問題点は、以下の通りである。すな
わち、磁極幅狭小化技術を用いる場合であっても、磁極
部の両側面に対してドライエッチングを施す前の磁極部
の幅としては、0.35μm以下のような小さな幅は得
ることはできない。そのため、磁極幅狭小化技術を用い
て、磁極幅を0.35μm以下のような小さな値にする
ためには、磁極部の両側面のエッチング量を多くする必
要がある。しかし、磁極部の両側面のエッチング量を多
くすると、磁極幅のばらつきが大きくなると共に、エッ
チングによって除去された物質が磁極部の両側面に付着
することによって磁気ヘッドの特性の劣化する等の不具
合が生じる。
【0016】一方、特開平8−69959号公報に示さ
れたようなドライ現像方法によって形成されたフレーム
を用いて、幅の小さな磁極を精度よく形成する場合に
は、以下のような2つの問題点があった。第1の問題点
は、下層レジスト層と上層レジスト層とが混ざることで
ある。フレームとして用いられるのは下層レジスト層だ
けであるので、めっきを行う際には上層レジスト層を下
層レジスト層から分離するのが好ましい。しかし、上述
のように、下層レジスト層と上層レジスト層とが混ざる
と、上層レジスト層を下層レジスト層から分離しにくく
なる。
【0017】第2の問題点は、パターニングされた上層
レジスト層よりなるマスクが厚くなると共に、下層レジ
スト層のエッチング時にマスクの形状が劣化しやすいた
め、下層レジスト層を正確な寸法にパターニングするこ
とが困難なことである。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、微小な幅のパターン化薄膜を精度よ
く形成することができるようにしたパターン化薄膜形成
方法、および微小な幅の磁極を精度よく形成することが
できるようにした薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のパターン化薄膜
形成方法は、フレームを用いてパターン化薄膜を形成す
る方法であって、下地の上に第1の膜を形成する工程
と、第1の膜の上に、直接または他の膜を介して、第2
の膜を選択的に形成する工程と、第2の膜を覆うよう
に、第3の膜を形成する工程と、第2の膜、および第3
の膜のうちの第2の膜の上に存在する部分を除去するこ
とによって、第3の膜をパターニングする工程と、パタ
ーニング後の第3の膜をマスクとして、第1の膜を選択
的にエッチングして、エッチング後の第1の膜によっ
て、開口部を有するフレームを形成する工程と、フレー
ムの開口部内にパターン化薄膜を形成する工程とを備え
たものである。
【0020】本発明のパターン化薄膜形成方法では、パ
ターン化薄膜は以下のようにして形成される。すなわ
ち、まず、下地の上に第1の膜が形成され、この第1の
膜の上に選択的に第2の膜が形成される。次に、第2の
膜を覆うように、第3の膜が形成される。次に、第2の
膜、および第3の膜のうちの第2の膜の上に存在する部
分を除去することによって、第3の膜がパターニングさ
れる。次に、パターニング後の第3の膜をマスクとし
て、第1の膜が選択的にエッチングされ、エッチング後
の第1の膜によって、開口部を有するフレームが形成さ
れる。次に、フレームの開口部内にパターン化薄膜が形
成される。
【0021】本発明のパターン化薄膜形成方法は、更
に、第1の膜を形成する工程と第2の膜を形成する工程
との間において、第1の膜の上に、剥離膜を形成する工
程を備え、第2の膜は剥離膜の上に形成されることが好
ましい。このような工程を備えることにより、第1の膜
と第2の膜のミキシングが起こらず、第2の膜を第1の
膜から確実に剥離できる。
【0022】また、本発明のパターン化薄膜形成方法
は、更に、第2の膜をパターニングする工程と第3の膜
を形成する工程との間において、パターニング後の第2
の膜の幅を狭小化する工程を備えていることが好まし
い。このような工程を備えることにより、第1の膜(フ
レーム)の開口部を狭小化することができ、より微細な
パターン化薄膜を得ることができる。また、これによ
り、例えば、得られたパターン化薄膜を更に微細なもの
とすべく、得られたパターン化薄膜に対してイオンミリ
ング等によりトリム処理を行う場合でも、トリム量を少
なくできるので、再付着が少なく、ばらつきの少ない微
細なパターン化薄膜の加工を行うことができる。
【0023】また、本発明のパターン化薄膜形成方法に
おいて、第2の膜をパターニングする工程は、フォトリ
ソグラフィを用いてもよい。
【0024】また、本発明のパターン化薄膜形成方法に
おいて、フレームを形成する工程は、反応性イオンエッ
チングを用いて第1の膜をエッチングしてもよい。
【0025】また、本発明のパターン化薄膜形成方法に
おいて、第1の膜のエッチング時における第3の膜のエ
ッチングレートは、第1の膜のエッチングレートよりも
小さいことが好ましい。このような膜の組み合わせを用
いることにより、第3の膜として薄いものを用いること
ができる。
【0026】また、本発明のパターン化薄膜形成方法に
おいて、パターン化薄膜を形成する工程は、めっき法を
用いてもよい。
【0027】本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法は、記
録媒体に対向する媒体対向面と、互いに磁気的に連結さ
れ、媒体対向面側において互いに対向する磁極部分を含
み、それぞれ少なくとも1つの層を含む第1および第2
の磁性層と、第1の磁性層の磁極部分と第2の磁性層の
磁極部分との間に設けられたギャップ層と、少なくとも
一部が第1および第2の磁性層の間に、第1および第2
の磁性層に対して絶縁された状態で設けられた薄膜コイ
ルとを備え、第1の磁性層と第2の磁性層の少なくとも
一方は、記録トラック幅を規定する磁極部分を含むトラ
ック幅規定層を有する薄膜磁気ヘッドを製造する方法で
ある。
【0028】本発明の薄膜磁気ヘッド製造方法は、第1
の磁性層を形成する工程と、第1の磁性層の上にギャッ
プ層を形成する工程と、ギャップ層の上に第2の磁性層
を形成する工程と、薄膜コイルを形成する工程とを備
え、第1の磁性層を形成する工程と第2の磁性層を形成
する工程の少なくとも一方は、フレームを用いてトラッ
ク幅規定層を形成する工程を含み、トラック幅規定層を
形成する工程は、トラック幅規定層の下地の上に第1の
膜を形成する工程と、第1の膜の上に、直接または他の
膜を介して、第2の膜を選択的に形成する工程と、第2
の膜を覆うように、第3の膜を形成する工程と、第2の
膜、および第3の膜のうちの第2の膜の上に存在する部
分を除去することによって、第3の膜をパターニングす
る工程と、パターニング後の第3の膜をマスクとして、
第1の膜を選択的にエッチングして、エッチング後の第
1の膜によって、開口部を有するフレームを形成する工
程と、フレームの開口部内にトラック幅規定層を形成す
る工程とを含むものである。
【0029】本発明の薄膜磁気ヘッド製造方法では、ト
ラック幅規定層は以下のようにして形成される。すなわ
ち、まず、下地の上に第1の膜が形成され、この第1の
膜の上に選択的に第2の膜が形成される。次に、第2の
膜を覆うように、第3の膜が形成される。次に、第2の
膜、および第3の膜のうちの第2の膜の上に存在する部
分を除去することによって、第3の膜がパターニングさ
れる。次に、パターニング後の第3の膜をマスクとし
て、第1の膜が選択的にエッチングされ、エッチング後
の第1の膜によって、開口部を有するフレームが形成さ
れる。次に、フレームの開口部内にトラック幅規定層が
形成される。
【0030】本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法におい
て、トラック幅規定層を形成する工程は、更に、第1の
膜を形成する工程と第2の膜を形成する工程との間にお
いて、第1の膜の上に、剥離膜を形成する工程を含み、
第2の膜は剥離膜の上に形成されてもよい。
【0031】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、トラック幅規定層を形成する工程は、更に、
第2の膜を選択的に形成する工程と第3の膜を形成する
工程との間において、第2の膜の幅を狭小化する工程を
含んでいてもよい。
【0032】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、第2の膜をパターニングする工程は、フォト
リソグラフィを用いてもよい。
【0033】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、フレームを形成する工程は、反応性イオンエ
ッチングを用いて第1の膜をエッチングしてもよい。
【0034】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、第1の膜のエッチング時における第3の膜の
エッチングレートは、第1の膜のエッチングレートより
も小さくてもよい。
【0035】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
において、トラック幅規定層を形成する工程は、めっき
法を用いてもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。まず、図1ないし図
6を参照して、本発明の一実施の形態に係る薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法の概略について説明する。なお、図1な
いし図6において、(a)はエアベアリング面に垂直な
断面を示し、(b)は磁極部分のエアベアリング面に平
行な断面を示している。
【0037】本実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法では、まず、図1に示したように、アルティック
(Al23・TiC)等のセラミック材料よりなる基板
1の上に、スパッタリング法等によって、アルミナ(A
23)等の絶縁材料よりなる絶縁層2を、例えば1〜
5μmの厚みに形成する。次に、絶縁層2の上に、スパ
ッタリング法またはめっき法等によって、パーマロイ
(NiFe)等の磁性材料よりなる再生ヘッド用の下部
シールド層3を、例えば約3μmの厚みに形成する。
【0038】次に、下部シールド層3の上に、スパッタ
リング法等によって、アルミナ等の絶縁材料よりなる下
部シールドギャップ膜4を、例えば10〜200nmの
厚みに形成する。次に、下部シールドギャップ膜4の上
に、スパッタリング法等によって、再生用のMR素子5
を、例えば数十nmの厚みに形成する。MR素子5に
は、AMR(異方性磁気抵抗効果)素子、GMR(巨大
磁気抵抗効果)素子あるいはTMR(トンネル磁気抵抗
効果)素子等の磁気抵抗効果を示す感磁膜を用いた素子
を用いることができる。
【0039】次に、下部シールドギャップ膜4の上に、
スパッタリング法等によって、MR素子5に電気的に接
続される一対の電極層6を、数十nmの厚みに形成す
る。次に、下部シールドギャップ膜4およびMR素子5
の上に、スパッタリング法等によって、アルミナ等の絶
縁材料よりなる上部シールドギャップ膜7を、例えば1
0〜200nmの厚みに形成する。
【0040】なお、上記の再生ヘッドを構成する各層
は、レジストパターンを用いた一般的なエッチング方法
やリフトオフ法やこれらを併用した方法によってパター
ニングされる。
【0041】次に、上部シールドギャップ膜7の上に、
磁性材料からなり、再生ヘッドと記録ヘッドの双方に用
いられる上部シールド層兼下部磁極層(以下、下部磁極
層と記す。)8を、例えば3〜4μmの厚みに形成す
る。なお、下部磁極層8に用いる磁性材料は、NiF
e、CoFe、CoFeNi、FeN等の軟磁性材料で
ある。下部磁極層8は、スパッタリング法またはめっき
法等によって形成される。
【0042】なお、下部磁極層8の代わりに、上部シー
ルド層と、この上部シールド層の上にスパッタリング法
等によって形成されたアルミナ等の非磁性材料よりなる
分離層と、この分離層の上に形成された下部磁性層とを
設けてもよい。
【0043】次に、図2に示したように、下部磁極層8
の上に、スパッタリング法等によって、アルミナ等の絶
縁材料よりなる記録ギャップ層9を、例えば50〜30
0nmの厚みに形成する。次に、磁路形成のために、後
述する薄膜コイルの中心部分において、記録ギャップ層
9を部分的にエッチングしてコンタクトホール9aを形
成する。
【0044】次に、記録ギャップ層9の上に、例えば銅
(Cu)よりなる薄膜コイルの第1層部分10を、例え
ば2〜3μmの厚みに形成する。なお、図2(a)にお
いて、符号10aは、第1層部分10のうち、後述する
薄膜コイルの第2層部分15に接続される接続部を表し
ている。第1層部分10は、コンタクトホール9aの周
囲に巻回される。
【0045】次に、図3に示したように、薄膜コイルの
第1層部分10およびその周辺の記録ギャップ層9を覆
うように、フォトレジスト等の、加熱時に流動性を有す
る有機絶縁材料よりなる絶縁層11を所定のパターンに
形成する。次に、絶縁層11の表面を平坦にするために
所定の温度で熱処理する。この熱処理により、絶縁層1
1の外周および内周の各端縁部分は、丸みを帯びた斜面
形状となる。
【0046】次に、絶縁層11のうちの後述するエアベ
アリング面20側(図3(a)における左側)の斜面部
分からエアベアリング面20にかけての領域において、
記録ギャップ層9および絶縁層11の上に、記録ヘッド
用の磁性材料によって、上部磁極層12のトラック幅規
定層12aを形成する。上部磁極層12は、このトラッ
ク幅規定層12aと、後述する連結部分層12bおよび
ヨーク部分層12cとで構成される。トラック幅規定層
12aは、後で詳しく説明するように、めっき法によっ
て形成される。
【0047】トラック幅規定層12aは、記録ギャップ
層9の上に形成され、上部磁極層12の磁極部分となる
先端部12a1と、絶縁層11のエアベアリング面20
側の斜面部分の上に形成され、ヨーク部分層12cに接
続される接続部12a2とを有している。先端部12a1
の幅は記録トラック幅と等しくなっている。すなわち、
先端部12a1は記録トラック幅を規定している。接続
部12a2の幅は、先端部12a1の幅よりも大きくなっ
ている。
【0048】トラック幅規定層12aを形成する際に
は、同時に、コンタクトホール9aの上に磁性材料より
なる連結部分層12bを形成すると共に、接続部10a
の上に磁性材料よりなる接続層13を形成する。連結部
分層12bは、上部磁極層12のうち、下部磁極層8に
磁気的に連結される部分を構成する。
【0049】次に、トラック幅規定層12aの周辺にお
いて、トラック幅規定層12aをマスクとして、記録ギ
ャップ層9および下部磁極層8の磁極部分における記録
ギャップ層9側の少なくとも一部をエッチングする。記
録ギャップ層9のエッチングには例えば反応性イオンエ
ッチングが用いられ、下部磁極層8のエッチングには例
えばイオンミリングが用いられる。図3(b)に示した
ように、上部磁極層12の磁極部分(トラック幅規定層
12aの先端部12a1)、記録ギャップ層9および下
部磁極層8の磁極部分の少なくとも一部の各側壁が垂直
に自己整合的に形成された構造は、トリム(Trim)構造
と呼ばれる。
【0050】次に、図4に示したように、全体に、アル
ミナ等の無機絶縁材料よりなる絶縁層14を、例えば3
〜4μmの厚みに形成する。次に、この絶縁層14を、
例えば化学機械研磨によって、トラック幅規定層12
a、連結部分層12bおよび接続層13の表面に至るま
で研磨して平坦化する。
【0051】次に、図5に示したように、平坦化された
絶縁層14の上に、例えば銅(Cu)よりなる薄膜コイ
ルの第2層部分15を、例えば2〜3μmの厚みに形成
する。なお、図5(a)において、符号15aは、第2
層部分15のうち、接続層13を介して薄膜コイルの第
1層部分10の接続部10aに接続される接続部を表し
ている。第2層部分15は、連結部分層12bの周囲に
巻回される。
【0052】次に、薄膜コイルの第2層部分15および
その周辺の絶縁層14を覆うように、フォトレジスト等
の、加熱時に流動性を有する有機絶縁材料よりなる絶縁
層16を所定のパターンに形成する。次に、絶縁層16
の表面を平坦にするために所定の温度で熱処理する。こ
の熱処理により、絶縁層16の外周および内周の各端縁
部分は、丸みを帯びた斜面形状となる。
【0053】次に、図6に示したように、トラック幅規
定層12a、絶縁層14,16および連結部分層12b
の上に、パーマロイ等の記録ヘッド用の磁性材料によっ
て、上部磁極層12のヨーク部分を構成するヨーク部分
層12cを形成する。ヨーク部分層12cのエアベアリ
ング面20側の端部は、エアベアリング面20から離れ
た位置に配置されている。また、ヨーク部分層12c
は、連結部分層12bを介して下部磁極層8に接続され
ている。
【0054】次に、全体を覆うように、例えばアルミナ
よりなるオーバーコート層17を形成する。最後に、上
記各層を含むスライダの機械加工を行って、記録ヘッド
および再生ヘッドを含む薄膜磁気ヘッドのエアベアリン
グ面20を形成して、薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0055】このようにして製造される本実施の形態に
係る薄膜磁気ヘッドは、記録媒体に対向する媒体対向面
(エアベアリング面20)と再生ヘッドと記録ヘッド
(誘導型電磁変換素子)とを備えている。再生ヘッド
は、MR素子5と、エアベアリング面20側の一部がM
R素子5を挟んで対向するように配置された、MR素子
5をシールドするための下部シールド層3および上部シ
ールド層(下部磁極層8)とを有している。
【0056】記録ヘッドは、互いに磁気的に連結され、
エアベアリング面20側において互いに対向する磁極部
分を含み、それぞれ少なくとも1つの層を含む下部磁極
層8および上部磁極層12と、この下部磁極層8の磁極
部分と上部磁極層12の磁極部分との間に設けられた記
録ギャップ層9と、少なくとも一部が下部磁極層8およ
び上部磁極層12の間に、これらに対して絶縁された状
態で配設された薄膜コイル10,15とを有している。
本実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドでは、図6(a)に
示したように、エアベアリング面20から、絶縁層11
のエアベアリング面20側の端部までの長さが、スロー
トハイトTHとなる。なお、スロートハイトとは、2つ
の磁極層が記録ギャップ層を介して対向する部分の、エ
アベアリング面側の端部から反対側の端部までの長さ
(高さ)をいう。
【0057】本実施の形態において、下部磁極層8は本
発明における第1の磁性層に対応し、上部磁極層12は
本発明における第2の磁性層に対応する。また、トラッ
ク幅規定層12aは本発明におけるパターン化薄膜に対
応する。
【0058】次に、図7ないし図17を参照して、本実
施の形態における上部磁極層12のトラック幅規定層1
2aの形成方法、すなわち本実施の形態に係るパターン
化薄膜形成方法について詳しく説明する。図7ないし図
17は、磁極部分のエアベアリング面に平行な断面を示
している。
【0059】この方法では、まず、図7に示したよう
に、記録ギャップ層9の上に、例えばスパッタリング法
によって、めっき用の電極となる下地膜30を形成す
る。次に、下地膜30の上に、第1の膜31と剥離膜4
0と第2の膜32を、この順に形成する。第1の膜31
は、めっき用のフレームとなるようにパターニングされ
る膜である。剥離膜40は、第2の膜32の第1の膜3
1からの分離を容易にするための膜である。第2の膜3
2が第1の膜31の上に直接形成されても、第2の膜3
2を第1の膜31から容易に分離できる場合には、剥離
膜40を設けずに、第1の膜31の上に直接、第2の膜
32を形成してもよい。第2の膜32は、形成すべきフ
レームに対応する位置に開口部が形成されるようにパタ
ーニングされる膜である。
【0060】第1の膜31の材料としては、例えば、フ
ォトレジスト、ポリイミド等の有機材料が用いられる。
第1の膜31の厚みは、1〜10μmが好ましい。剥離
膜40の材料としては、例えば、金を主成分とする金
属、またはAl、SiOx、TiOx等の酸化物
が用いられる。剥離膜40の厚みは、2〜30nmが好
ましい。第2の膜32の材料としては、フォトレジスト
が用いられる。第2の膜32の厚みは、0.1〜1μm
が好ましい。
【0061】次に、図8に示したように、フォトリソグ
ラフィを用いて、形成すべきフレームに対応する位置に
開口部が形成されるように、第2の膜32をパターニン
グする。パターニング後の第2の膜32を符号32Pで
表す。
【0062】次に、図9に示したように、パターニング
後の第2の膜32Pの幅を狭小化する。この狭小化は、
例えば、膜32Pをアッシングすることで行われる。膜
32Pのアッシングは、例えば、O+CFのプラズ
マを利用して行われる。
【0063】次に、図10に示したように、パターニン
グ後の第2の膜32Pおよび剥離膜40を覆うように、
第3の膜33を形成する。第3の膜33の材料として
は、例えば、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、C
r、Mo、Cu、Al等の金属、またはAl、S
iOx、TiOx等の酸化物が用いられる。第3の膜3
3の厚みは、2〜30nmが好ましい。また、後述する
第1の膜31のエッチング時における第3の膜33のエ
ッチングレートは、第1の膜31のエッチングレートよ
りも十分小さい。
【0064】次に、図11に示したように、パターニン
グ後の第2の膜32P、および第3の膜33のうちのパ
ターニング後の第2の膜32Pの上に存在する部分を除
去することによって、第3の膜33をパターニングす
る。パターニング後の第3の膜33を符号33Pで表
す。このようにして、リフトオフ法によって、パターニ
ング後の第3の膜33Pが形成される。
【0065】次に、図12に示したように、パターニン
グ後の第3の膜33Pをマスクとして、例えば反応性イ
オンエッチングを用いて、剥離層40および第1の膜3
1を選択的にエッチングする。反応性イオンエッチング
では、反応性ガスとして、例えばAr+Oまたはこれ
にCFを混合したガスを用いる。第1の膜31のエッ
チングでは、下地膜30がストッパーとなるため、エッ
チングの終点を制御することができる。エッチング後の
剥離層40を符号40Pで表す。エッチング後の第1の
膜31によって、形成すべきトラック幅規定層12aに
対応する位置に開口部34Aを有するフレーム34が形
成される。
【0066】次に、図13に示したように、フレーム3
4を用い、先に形成した下地膜30を電極として電解め
っきを行って、下地膜30の上に、トラック幅規定層1
2aとなるめっき層35Aと、後に除去されるめっき層
35Bとを形成する。めっき層35Aはフレーム34の
開口部34A内に形成されためっき層であり、めっき層
35Bは他の部分に形成されためっき層である。次に、
図14に示したように、フレーム34を除去する。
【0067】次に、図15に示したように、めっき層3
5Aと、下地膜30のうち、めっき層35Aの下に存在
する部分30Aとが残るように、不要なめっき層35B
と、下地膜30のうちの部分30A以外の部分をエッチ
ングによって除去する。めっき層35Aはトラック幅規
定層12aとなる。
【0068】次に、図16に示したように、トラック幅
規定層12aの磁極部分をマスクとして記録ギャップ層
9をエッチングして、記録ギャップ層9のうちのトラッ
ク幅規定層12aの磁極部分の周辺の部分を除去する。
【0069】次に、図17に示したように、ドライエッ
チングによって、トラック幅規定層12aの磁極部分の
周辺において、下部磁極層8の記録ギャップ層9側の少
なくとも一部を除去して、トリム構造を形成する。
【0070】以上説明したように、本実施の形態では、
第1の膜31の上に剥離層40を介して第2の膜32を
形成し、形成すべきフレームに対応する位置に開口部が
形成されるように、第2の膜32をパターニングする。
そして、パターニング後の第2の膜32Pおよび剥離膜
40を覆うように第3の膜33を形成し、リフトオフ法
によって第3の膜33をパターニングする。パターニン
グ後の第3の膜33Pは、第1の膜31をエッチングに
よってパターニングするためのマスクとなる。
【0071】従来のドライ現像方法によってフレームを
形成し、このフレームを用いてトラック幅規定層12a
を形成する場合には、トラック幅規定層12aの磁極部
分の幅は、上層レジスト層の開口部の幅で決定される。
これに対し、本実施の形態では、トラック幅規定層12
aの磁極部分の幅は、パターニング後の第2の膜32P
の幅で決定される。上層レジスト層の開口部の幅を小さ
くすることはフォトリソグラフィ技術の限界から難しい
が、パターニング後の第2の膜32Pの幅を小さくする
ことは、比較的容易である。実際、本実施の形態では、
アッシングによって、パターニング後の第2の膜32P
の幅を小さくしている。
【0072】また、本実施の形態では、第1の膜31を
エッチングによってパターニングするためのマスクは、
第3の膜33Pによって形成される。この第3の層33
Pは、従来のドライ現像方法における上層レジスト層に
よるマスクに比べて十分に薄くできる。また、第3の膜
33Pは、例えば金属または酸化物で形成される。そし
て、第1の膜31のエッチング時における第3の膜33
のエッチングレートは、第1の膜31のエッチングレー
トよりも十分小さい。そのため、エッチング時における
マスクの形状の劣化は少ない。これらのことから、本実
施の形態によれば、フレームとなる第1の膜31を精度
よくパターニングすることが可能になる。また、本実施
の形態によれば、第1の膜31のエッチング時における
第3の膜33のエッチングレートは、第1の膜31のエ
ッチングレートよりも十分小さいことから、第3の膜3
3として薄いものを用いることができる。
【0073】以上のことから、本実施の形態によれば、
微小な幅のトラック幅規定層12aすなわち上部磁極層
12の磁極部分を、精度よく形成することが可能にな
る。
【0074】また、本実施の形態では、第1の膜31と
第2の膜32との間に剥離膜40を形成するようにして
いる。これにより、第1の膜31と第2の膜32のミキ
シングが起こらず、第2の膜32を第1の膜31から確
実に剥離できる。従って、第3の膜33の形成後に、第
2の膜32Pのリフトオフを容易に行うことが可能にな
る。
【0075】また、本実施の形態によれば、パターニン
グ後の第2の膜32Pの幅を狭小化するようにしたの
で、第2の膜32Pの幅を、例えば0.1μmのような
微小な幅にすることが可能になる。従って、本実施の形
態によれば、フレーム34の開口部34Aを狭小化する
ことができ、その結果、より微小な幅の磁極を形成する
ことが可能になる。また、本実施の形態によれば、例え
ば、得られた磁極を更に微細なものとすべく、得られた
磁極に対してイオンミリング等によりトリム処理を行う
場合でも、トリム量を少なくできるので、再付着が少な
く、ばらつきの少ない微細な磁極の加工を行うことがで
きる。
【0076】以下、本実施の形態における薄膜磁気ヘッ
ドが適用されるヘッドジンバルアセンブリおよびハード
ディスク装置について説明する。まず、図18を参照し
て、ヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダ21
0について説明する。ハードディスク装置において、ス
ライダ210は、回転駆動される円盤状の記録媒体であ
るハードディスクに対向するように配置される。このス
ライダ210は、主に図6における基板1およびオーバ
ーコート層17からなる基体211を備えている。基体
211は、ほぼ六面体形状をなしている。基体211の
六面のうちの一面は、ハードディスクに対向するように
なっている。この一面には、表面がエアベアリング面と
なるレール部212が形成されている。レール部212
の空気流入側の端部(図18における右上の端部)の近
傍にはテーパ部またはステップ部が形成されている。ハ
ードディスクが図18におけるz方向に回転すると、テ
ーパ部またはステップ部より流入し、ハードディスクと
スライダ210との間を通過する空気流によって、スラ
イダ210に、図18におけるy方向の下方に揚力が生
じる。スライダ210は、この揚力によってハードディ
スクの表面から浮上するようになっている。なお、図1
8におけるx方向は、ハードディスクのトラック横断方
向である。スライダ210の空気流出側の端部(図18
における左下の端部)の近傍には、本実施の形態におけ
る薄膜磁気ヘッド100が形成されている。
【0077】次に、図19を参照して、本実施の形態に
おけるヘッドジンバルアセンブリ220について説明す
る。ヘッド・ジンバル・アセンブリ220は、スライダ
210と、このスライダ210を弾性的に支持するサス
ペンション221とを備えている。サスペンション22
1は、例えばステンレス鋼によって形成された板ばね状
のロードビーム222、このロードビーム222の一端
部に設けられると共にスライダ210が接合され、スラ
イダ210に適度な自由度を与えるフレクシャ223
と、ロードビーム222の他端部に設けられたベースプ
レート224とを有している。ベースプレート224
は、スライダ210をハードディスク300のトラック
横断方向xに移動させるためのアクチュエータのアーム
230に取り付けられるようになっている。アクチュエ
ータは、アーム230と、このアーム230を駆動する
ボイスコイルモータとを有している。フレクシャ223
において、スライダ210が取り付けられる部分には、
スライダ210の姿勢を一定に保つためのジンバル部が
設けられている。
【0078】ヘッドジンバルアセンブリ220は、アク
チュエータのアーム230に取り付けられる。1つのア
ーム230にヘッドジンバルアセンブリ220を取り付
けたものはヘッドアームアセンブリと呼ばれる。また、
複数のアームを有するキャリッジの各アームにヘッドジ
ンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドスタ
ックアセンブリと呼ばれる。
【0079】図19は、ヘッドアームアセンブリの一例
を示している。このヘッドアームアセンブリでは、アー
ム230の一端部にヘッドジンバルアセンブリ220が
取り付けられている。アーム230の他端部には、ボイ
スコイルモータの一部となるコイル231が取り付けら
れている。アーム230の中間部には、アーム230を
回動自在に支持するための軸234に取り付けられる軸
受け部233が設けられている。
【0080】次に、図20および図21を参照して、ヘ
ッドスタックアセンブリの一例と本実施の形態における
ハードディスク装置について説明する。図20はハード
ディスク装置の要部を示す説明図、図21はハードディ
スク装置の平面図である。ヘッドスタックアセンブリ2
50は、複数のアーム252を有するキャリッジ251
を有している。複数のアーム252には、複数のヘッド
ジンバルアセンブリ220が、互いに間隔を開けて垂直
方向に並ぶように取り付けられている。キャリッジ25
1においてアーム252とは反対側には、ボイスコイル
モータの一部となるコイル253が取り付けられてい
る。ヘッドスタックアセンブリ250は、ハードディス
ク装置に組み込まれる。ハードディスク装置は、スピン
ドルモータ261に取り付けられた複数枚のハードディ
スク262を有している。各ハードディスク262毎
に、ハードディスク262を挟んで対向するように2つ
のスライダ210が配置される。また、ボイスコイルモ
ータは、ヘッドスタックアセンブリ250のコイル25
3を挟んで対向する位置に配置された永久磁石263を
有している。
【0081】スライダ210を除くヘッドスタックアセ
ンブリ250およびアクチュエータは、スライダ210
を支持すると共にハードディスク262に対して位置決
めする。
【0082】本実施の形態におけるハードディスク装置
では、アクチュエータによって、スライダ210をハー
ドディスク262のトラック横断方向に移動させて、ス
ライダ210をハードディスク262に対して位置決め
する。スライダ210に含まれる薄膜磁気ヘッドは、記
録ヘッドによって、ハードディスク262に情報を記録
し、再生ヘッドによって、ハードディスク262に記録
されている情報を再生する。
【0083】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変更が可能である。例えば、実施の形態で
は、上部磁極層12のみがトラック幅規定層12aを有
しているが、下部磁極層8のみがトラック幅規定層を有
していてもよいし、下部磁極層8と上部磁極層12の双
方がトラック幅規定層を有していてもよい。
【0084】また、実施の形態では、上部磁極層12
が、トラック幅規定層12a、連結部分層12bおよび
ヨーク部分層12cで構成されているが、本発明は、上
部磁極層12が1つの層で構成される場合にも適用する
ことができる。この場合には、上部磁極層12を構成す
る1つの層が、本発明におけるトラック幅規定層とな
る。
【0085】また、上記実施の形態では、基体側に読み
取り用のMR素子を形成し、その上に、書き込み用の誘
導型電磁変換素子を積層した構造の薄膜磁気ヘッドにつ
いて説明したが、この積層順序を逆にしてもよい。
【0086】つまり、基体側に書き込み用の誘導型電磁
変換素子を形成し、その上に、読み取り用のMR素子を
形成してもよい。このような構造は、例えば、上記実施
の形態に示した上部磁極層の機能を有する磁性膜を下部
磁極層として基体側に形成し、記録ギャップ膜を介し
て、それに対向するように上記実施の形態に示した下部
磁極層の機能を有する磁性膜を上部磁極層として形成す
ることにより実現できる。
【0087】また、本発明は、誘導型電磁変換素子のみ
を備えた記録専用の薄膜磁気ヘッドや、誘導型電磁変換
素子によって記録と再生を行う薄膜磁気ヘッドにも適用
することができる。また、本発明は、ハードディスク装
置に用いられる薄膜磁気ヘッドに限らず、フロッピィデ
ィスク装置等の他の磁気記録装置に用いられる薄膜磁気
ヘッドにも適用することができる。
【0088】また、本発明のパターン化薄膜形成方法
は、薄膜磁気ヘッドにおけるトラック幅規定層以外の層
の形成にも適用することができる。また、本発明のパタ
ーン化薄膜形成方法は、薄膜磁気ヘッド以外のマイクロ
デバイスにおけるパターン化薄膜の形成にも適用するこ
とができる。なお、マイクロデバイスとは、薄膜形成技
術を利用して製造される小型のデバイスを言う。マイク
ロデバイスの例としては、半導体デバイスや、薄膜磁気
ヘッドや、薄膜を用いたセンサやアクチュエータ等があ
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし7
のいずれかに記載のパターン化薄膜形成方法では、パタ
ーン化薄膜の幅は、第2の膜の幅で決定される。第2の
膜の幅を小さくすることは比較的容易である。また、本
発明では、リフトオフ法によってパターニングされた第
3の膜よりなるマスクを用いて、第1の膜をエッチング
するので、フレームとなる第1の膜を精度よくパターニ
ングすることが可能である。以上のことから、本発明に
よれば、微小な幅のパターン化薄膜を精度よく形成する
ことが可能になるという効果を奏する。
【0090】また、請求項2記載のパターン化薄膜形成
方法によれば、第1の膜と第2の膜との間に剥離膜を形
成するようにしたので、第3の膜の形成後に第2の膜の
リフトオフを容易に行うことが可能になるという効果を
奏する。
【0091】また、請求項3記載のパターン化薄膜形成
方法によれば、第2の膜の幅を狭小化するようにしたの
で、第2の膜の幅をより微小な幅にすることが可能にな
る。従って、本発明によれば、より微小な幅のパターン
化薄膜を形成することが可能になるという効果を奏す
る。
【0092】また、請求項8ないし14のいずれかに記
載の薄膜磁気ヘッドの製造方法では、トラック幅規定層
の幅は、第2の膜の幅で決定される。第2の膜の幅を小
さくすることは比較的容易である。また、本発明では、
リフトオフ法によってパターニングされた第3の膜より
なるマスクを用いて、第1の膜をエッチングするので、
フレームとなる第1の膜を精度よくパターニングするこ
とが可能である。以上のことから、本発明によれば、微
小な幅のトラック幅規定層を精度よく形成することが可
能になるという効果を奏する。
【0093】また、請求項9記載の薄膜磁気ヘッドの製
造方法によれば、第1の膜と第2の膜との間に剥離膜を
形成するようにしたので、第3の膜の形成後に第2の膜
のリフトオフを容易に行うことが可能になるという効果
を奏する。
【0094】また、請求項10記載の薄膜磁気ヘッドの
製造方法によれば、第2の膜の幅を狭小化するようにし
たので、第2の膜の幅をより微小な幅にすることが可能
になる。従って、本発明によれば、より微小な幅のトラ
ック幅規定層を形成することが可能になるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る薄膜磁気ヘッドの
製造方法の概略を説明するための断面図である。
【図2】図1に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図3】図2に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図4】図3に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図5】図4に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図6】図5に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態におけるトラック幅規定
層の形成方法の一工程中の積層体の断面図である。
【図8】図7に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図9】図8に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図10】図9に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図11】図10に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図12】図11に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図13】図12に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図14】図13に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図15】図14に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図16】図15に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図17】図16に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図18】本発明の一実施の形態におけるヘッドジンバ
ルアセンブリに含まれるスライダを示す斜視図である。
【図19】本発明の一実施の形態におけるヘッドジンバ
ルアセンブリを含むヘッドアームアセンブリを示す斜視
図である。
【図20】本発明の一実施の形態におけるハードディス
ク装置の要部を示す説明図である。
【図21】本発明の一実施の形態におけるハードディス
ク装置の平面図である。
【図22】フレームめっき法を用いてトラック幅規定層
を形成する方法の一例における一工程中の積層体の断面
図である。
【図23】図22に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図24】図23に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図25】図24に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図26】図25に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図27】図26に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【符号の説明】
1…基板、2…絶縁層、3…下部シールド層、5…MR
素子、8…下部磁極層、9…記録ギャップ層、10…薄
膜コイルの第1層部分、12…上部磁極層、12a…ト
ラック幅規定層、12b…連結部分層、12c…ヨーク
部分層、15…薄膜コイルの第2層部分、30…下地
膜、31…第1の膜、32…第2の膜、33…第3の
膜、34…フレーム、35A,35B…めっき層、40
…剥離膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/302 G11B 5/39 // G11B 5/39 H01L 21/302 Fターム(参考) 2H097 GB00 LA20 4K024 AB01 AB08 AB15 BA15 BB14 BC10 FA23 GA16 5D033 BA13 BB03 CA00 DA02 DA07 DA31 5D034 AA02 BA02 BA18 BB01 CA00 DA07 5F004 AA16 BA09 DB08 DB14 DB25 DB26 DB29 EB01 EB02 EB03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームを用いてパターン化薄膜を形成
    する方法であって、 下地の上に第1の膜を形成する工程と、 前記第1の膜の上に、直接または他の膜を介して、第2
    の膜を選択的に形成する工程と、 前記第2の膜を覆うように、第3の膜を形成する工程
    と、 前記第2の膜、および前記第3の膜のうちの前記第2の
    膜の上に存在する部分を除去することによって、前記第
    3の膜をパターニングする工程と、 パターニング後の第3の膜をマスクとして、前記第1の
    膜を選択的にエッチングして、エッチング後の第1の膜
    によって、開口部を有するフレームを形成する工程と、 前記フレームの前記開口部内にパターン化薄膜を形成す
    る工程とを備えたことを特徴とするパターン化薄膜形成
    方法。
  2. 【請求項2】 更に、前記第1の膜を形成する工程と前
    記第2の膜を形成する工程との間において、前記第1の
    膜の上に、剥離膜を形成する工程を備え、 前記第2の膜は前記剥離膜の上に形成されることを特徴
    とする請求項1記載のパターン化薄膜形成方法。
  3. 【請求項3】 更に、前記第2の膜を選択的に形成する
    工程と前記第3の膜を形成する工程との間において、前
    記第2の膜の幅を狭小化する工程を備えたことを特徴と
    する請求項1または2記載のパターン化薄膜形成方法。
  4. 【請求項4】 第2の膜をパターニングする工程は、フ
    ォトリソグラフィを用いることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のパターン化薄膜形成方法。
  5. 【請求項5】 前記フレームを形成する工程は、反応性
    イオンエッチングを用いて前記第1の膜をエッチングす
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    のパターン化薄膜形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の膜のエッチング時における前
    記第3の膜のエッチングレートは、前記第1の膜のエッ
    チングレートよりも小さいことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載のパターン化薄膜形成方法。
  7. 【請求項7】 前記パターン化薄膜を形成する工程は、
    めっき法を用いることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載のパターン化薄膜形成方法。
  8. 【請求項8】 記録媒体に対向する媒体対向面と、互い
    に磁気的に連結され、前記媒体対向面側において互いに
    対向する磁極部分を含み、それぞれ少なくとも1つの層
    を含む第1および第2の磁性層と、前記第1の磁性層の
    磁極部分と前記第2の磁性層の磁極部分との間に設けら
    れたギャップ層と、少なくとも一部が前記第1および第
    2の磁性層の間に、前記第1および第2の磁性層に対し
    て絶縁された状態で設けられた薄膜コイルとを備え、前
    記第1の磁性層と前記第2の磁性層の少なくとも一方
    は、記録トラック幅を規定する磁極部分を含むトラック
    幅規定層を有する薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、 前記第1の磁性層を形成する工程と、 前記第1の磁性層の上に前記ギャップ層を形成する工程
    と、 前記ギャップ層の上に前記第2の磁性層を形成する工程
    と、 前記薄膜コイルを形成する工程とを備え、 前記第1の磁性層を形成する工程と前記第2の磁性層を
    形成する工程の少なくとも一方は、フレームを用いて前
    記トラック幅規定層を形成する工程を含み、 前記トラック幅規定層を形成する工程は、 前記トラック幅規定層の下地の上に第1の膜を形成する
    工程と、 前記第1の膜の上に、直接または他の膜を介して、第2
    の膜を選択的に形成する工程と、 前記第2の膜を覆うように、第3の膜を形成する工程
    と、 前記第2の膜、および前記第3の膜のうちの前記第2の
    膜の上に存在する部分を除去することによって、前記第
    3の膜をパターニングする工程と、 パターニング後の第3の膜をマスクとして、前記第1の
    膜を選択的にエッチングして、エッチング後の第1の膜
    によって、開口部を有するフレームを形成する工程と、 前記フレームの前記開口部内にトラック幅規定層を形成
    する工程とを含むことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記トラック幅規定層を形成する工程
    は、更に、前記第1の膜を形成する工程と前記第2の膜
    を形成する工程との間において、前記第1の膜の上に、
    第2の膜の第1の膜からの分離を容易にするための剥離
    膜を形成する工程を含み、 前記第2の膜は前記剥離膜の上に形成されることを特徴
    とする請求項8記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記トラック幅規定層を形成する工程
    は、更に、前記第2の膜を選択的に形成する工程と前記
    第3の膜を形成する工程との間において、前記第2の膜
    の幅を狭小化する工程を含むことを特徴とする請求項8
    または9記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 第2の膜をパターニングする工程は、
    フォトリソグラフィを用いることを特徴とする請求項8
    ないし10のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記フレームを形成する工程は、反応
    性イオンエッチングを用いて前記第1の膜をエッチング
    することを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに
    記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の膜のエッチング時における
    前記第3の膜のエッチングレートは、前記第1の膜のエ
    ッチングレートよりも小さいことを特徴とする請求項8
    ないし12のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッドの製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記トラック幅規定層を形成する工程
    は、めっき法を用いることを特徴とする請求項8ないし
    13のいずれかに記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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