JP2003085613A - 券類等証票印刷物、該印刷物の真偽判別用試薬、真偽判別用具、真偽判別方法、ならびに真偽判別試薬の保存方法、調合方法、接触方法および接触装置 - Google Patents

券類等証票印刷物、該印刷物の真偽判別用試薬、真偽判別用具、真偽判別方法、ならびに真偽判別試薬の保存方法、調合方法、接触方法および接触装置

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JP2003085613A
JP2003085613A JP2001353057A JP2001353057A JP2003085613A JP 2003085613 A JP2003085613 A JP 2003085613A JP 2001353057 A JP2001353057 A JP 2001353057A JP 2001353057 A JP2001353057 A JP 2001353057A JP 2003085613 A JP2003085613 A JP 2003085613A
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Hiroyuki Sakai
宏行 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗車券や急行券等の券類について、真偽判別
の処理を、発券時だけでなく検札時等にも随時に行え、
しかも真偽判別の処理が施されていることが外見からは
気がつかれることがないようにする。 【解決手段】 券類の表面に、ルミノールを発光させる
ため塩化コバルト(II)等の正触媒を、検札時等にす
るスタンプで仕込み、真偽判定が要求されたとき、過酸
化水素を含有したルミノールのアルカリ溶液を券類に吹
き付ける等して付着させ、ルミノールの発光の有無によ
って真偽の判定をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、券類等証票印刷物
および該印刷物の真偽判別用試薬、真偽判別用具、真偽
判別方法、ならびに真偽判別試薬の保存方法、調合方
法、接触方法および接触装置の技術分野に属するもので
ある。
【0002】
【従来技術】今日、乗車券、急行券、特急券、指定席
券、入場券、金券、食券等、多種多様の券類等の証票印
刷物が発行されているが、これらの偽造が後を絶たない
のが現実である。そこで、例えば特開平6−55882
号公報のように、券類の表面に発色剤を塗布しておく一
方、スタンプに使用するインクに、前記発色剤と反応し
て発色する色素を加え、スタンプが押された部分のカー
ド基体の色の変化によりカード類の真偽(真がん)を判
別するようにしたものが知られている。
【0003】ところが今日、券類等証票印刷物の表面全
体を着色するものが多く、前記従来のもののように発色
による真偽判別とした場合に、証票印刷物の表面全体に
予め施された色と、真偽判別のための色とが紛らわしい
ことが想定され、このようなときには真偽判別が難しい
という問題がある。そのうえ、スタンプを押した部分が
発色するため、この発色状態を確認するだけで偽造防止
の仕掛けがあることを見破られてしまい、偽造者がこれ
に気づいて該当する色彩のインクで意図的にスタンプす
ること等で偽造されてしまうという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、第一の発明は、券類等証票印刷物
の表面に、化学発光反応するための正触媒を前もって仕
込んでおき、該正触媒の存在下で発光する化学発光体を
前記印刷物に付着させることに基づく発光の有無の確認
で真偽判定をするようにしたことを特徴とする券類等証
票印刷物の真偽判別方法である。また第二の発明は、券
類等証票印刷物の表面に、該印刷物の真偽を確認するた
めの化学発光体を発光させるための正触媒が仕込まれて
いることを特徴とする券類等証票印刷物である。さらに
第三の発明は、券類等証票印刷物の表面に仕込まれ、化
学発光反応をさせるための正触媒と、該正触媒の存在下
で発光し、前記印刷物に付着される化学発光体とで構成
される券類等証票印刷物の真偽判別用試薬である。また
第四の発明は、化学発光反応するための正触媒が仕込ま
れた券類等証票印刷物の表面に、該正触媒の存在下で発
光する化学発光体を付着させることに基づく発光の有無
の確認をするため、発光波長を選択的に透過する光学フ
ィルターを用いて構成されることを特徴とする券類等証
票印刷物の真偽判別用具である。そしてこのようにする
ことにより、外観しただけでは真偽判別の仕掛けがなさ
れていることがわからない状態の券類でありながら、し
かも券類表面の着色にはいっさい影響されることなく簡
単に真偽判別ができることになる。これらにおいて、化
学発光体はルミノールであることを特徴とすることがで
き、このようにすることで、安価な真偽判別ができる。
これらにおいて、券類等証票印刷物への正触媒への仕込
みは、前記印刷物を製作するための原紙への印刷時にす
ることができ、また証票印刷物が乗車券等の券類である
場合、発券時、改札時、入場時、検札時、車内改札時、
特別改札時、上級変更時、途中下車時または出場時にす
るものであることを特徴とすることができ、このように
することで、多様な状況での正触媒の仕込みができるこ
とになって、真偽判別が一段と確実、かつ、汎用的にな
る。また第五の発明は、化学発光反応するための正触媒
が仕込まれた券類等の証票印刷物に、該正触媒の存在下
で発光するよう調合された試薬を接触させることに基づ
く発光の確認で該証票印刷物の真偽判別をするにあた
り、試薬は、化学発光体が封入された第一アンプルと、
調合用薬剤が封入された第二アンプルとを、変形するこ
とでこれらアンプルを破壊できる可撓性を有した容器に
入れて保存するようにしたことを特徴とする券類等証票
印刷物の真偽判別用試薬の保存方法である。さらに第六
の発明は、化学発光反応するための正触媒が仕込まれた
券類等の証票印刷物に、該正触媒の存在下で発光するよ
う調合された試薬を接触させることに基づく発光の確認
で該証票印刷物の真偽判別をするにあたり、試薬の調合
は、可撓性の容器に入れられた第一アンプルに封入の化
学発光体と第二アンプルに封入の調合用薬剤とを、該容
器の変形に基づく両アンプルの破壊により容器内に漏れ
出させて混合することで行うようにしたことを特徴とす
る券類等証票印刷物の真偽判別用試薬の調合方法であ
る。また第七の発明は、化学発光反応するための正触媒
が仕込まれた券類等の証票印刷物に、該正触媒の存在下
で発光するよう調合された試薬を接触させることに基づ
く発光の確認で該証票印刷物の真偽判別をするにあた
り、試薬の証票印刷物との接触は、可撓性の容器に入れ
られた第一アンプルに封入の化学発光体と第二アンプル
に封入の調合用薬剤とを、該容器の変形に基づく両アン
プルの破壊により容器内に漏れ出させることで調合した
ものを、該容器に組付けた試薬接触手段を介して行うよ
うにしたことを特徴とする券類等証票印刷物の真偽判別
用試薬の接触方法である。さらに第八の発明は、化学発
光反応するための正触媒が仕込まれた券類等の証票印刷
物に、該正触媒の存在下で発光するよう調合された試薬
を接触させることに基づく発光の確認で該証票印刷物の
真偽判別をするにあたり、化学発光体が封入された第一
アンプルと、調合用薬剤が封入された第二アンプルと、
前記両アンプルが入れられ、変形により両アンプルを破
壊できるよう可撓性を有した容器と、該容器に組付けら
れ、破壊した両アンプルから容器内に漏れ出させること
で調合した試薬を証票印刷物に接触するための試薬接触
手段とを備えて構成されることを特徴とする券類等証票
印刷物の真偽判別用試薬の接触装置である。これらにお
いて、第一アンプルにはルミノールのアルカリ溶液が封
入され、第二アンプルには酸化剤溶液が封入されている
ことを特徴とすることができる。さらにまた、これらに
おいて、試薬接触手段は、調合した試薬がしみ出て証票
印刷物の表面に塗抹できるペン体であることを特徴とす
ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明に用いる化学発光体はルミノール
(C:5−アミノ−2,3−ジヒドロ−
1,4−フタラジオン(3−アミノフタル酸ヒドラジ
ド))に代表される。ルミノールは、アルカリ溶液で可
溶化した状態で、塩化コバルト(II)(CoC
)、硫酸銅(II)(CuSO)、あるいはヘミ
ン(C3432FeIIICl)等の化学発
光反応を行わせるための正触媒の存在下で、過酸化水
素、次亜塩素酸塩などの酸化剤(酸素)で酸化すると黄
緑色の化学ルミネセンスを示すことが知られている。そ
して、コバルト(II)を正触媒としたときの一般化学
反応式を次式に示す。また、図1にルミノールの化学発
光スペクトルを示すが、最大発光波長は425nm(ナ
ノメートル)である。
【0006】
【化1】
【0007】このような化学発光体(化学発光物質)と
しては、ルミノールに限定されず、イソルミノール、N
−エチルイソルミノール、N−(4−アミノブチル)−
N−エチルイソルミノールヘミサクシミド、N−(6−
アミノヘキシル)−N−エチルイソルミノール等のルミ
ノール類、さらにはロフィン、ルシゲニン、過シュウ酸
エステルなどがあり、これら化学発光体のなかから任意
に選択して採用できるが、ルミノール、イソルミノール
が安定性や量子収率の点で好ましく、また、人体に対す
る影響を考えたとき、特にルミノールが好ましい。
【0008】一方、券類等の証票印刷物の表面(裏面も
含む。以下同じ)には、前記正触媒から選択されたもの
を仕込んでおく。そして、該仕込まれた証票印刷物の表
面に、調合(後述する調合も含む)されたルミノール溶
液(例えばルミノール−水酸化ナトリウム−過酸化水素
溶液、あるいはルミノール−炭酸水素ナトリウム/炭酸
ナトリウム−過酸化水素溶液がある。以下同じ)を証票
印刷物の表面に吹き付け、刷毛塗りする等して付着さ
せ、証票印刷物の発光状態について、暗所で確認する
か、図2に示すように、最大発光波長(425nm)等
の発光波長を選択的に透過する光学フィルター1(図2
(A))を通して確認することで真偽の判定ができるも
のである。外光が強く、発光状態が確認しづらい場合に
は、箱状になっていて、外光の侵入を避けることができ
る遮光フード2(図2(B))を用いることができる。
遮光フード2は、光学フィルター1を着脱できるように
しており、これによって随時併用が可能となっている。
【0009】前記正触媒の証票印刷物への具体的な仕込
み方法であるが、証票印刷物が、図3に示すような乗車
券3である場合、例えば、(1)製作(製造)時に券面
に予め任意の記号やマークを正触媒で印刷しておくか、
インクに加えて文字等と共に印刷しておく、(2)発券
時に乗車券3に必要な文字等を印刷するインクに正触媒
を加えておく(感熱印刷方式の場合にあっては、サーマ
ルヘッドに正触媒のプリント機能を備えさせておくか、
熱転写リボンに予め正触媒を加えておく)、(3)発券
時に券面の表裏任意の位置に正触媒を印刷しておくか、
ゴム印等により押なつしておく、(4)改札時にスタン
プするインクに正触媒を加えておく(自動改札機にあっ
ては、サーマルヘッドに正触媒のプリント機能を備えさ
せておくか、熱転写リボンに予め正触媒を加えてお
く)、検札時にスタンプするインクに正触媒を加えてお
く、途中下車時にスタンプするインクに正触媒を加えて
おく等して随時仕込むことができる。つまり本発明で
は、正触媒の仕込みが、券類の印刷時等に限定されず、
製作時や発券後においても必要において随時実行できる
ことである。正触媒は前述したように水溶液として仕込
むことができが、その濃度はpmol L−1(ピコモ
ル リットルのマイナス1乗)オーダーで良いから、券
類に仕込んでおいても肉眼で仕込み処理がなされている
か否かの判別をすることは全くできず、このため、証票
印刷物は通常のものと見分けがつかず、いつ、どこでど
の様な偽造対策処理が実施されているかを見破られる惧
れがない。
【0010】そして真偽の確認を求められた場合、例え
ば証票印刷物が券類で、旅客からの券類の払戻し請求等
があったようなとき、前記ルミノール溶液を調合し、該
調合したルミノール溶液を券類に接触することになる
が、そのための装置は次のようになっている。図3にお
いて、4は接触装置であって、該接触装置4は、シリコ
ーン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の
可撓性を有した樹脂材からなる筒状の容器5を備えて構
成されるが、該容器5は、先端が開口し、奥端が袋状に
封止されているが、該容器5には第一、第二のアンプル
6、7が入れられている。この第一アンプル6には、ル
ミノールの水酸化ナトリウム溶液が予め調製された状態
で封入されており、一方、第二アンプル7には、過酸化
水素溶液が予め調製された状態で封入されている。これ
らの調製は、化学発光反応をさせるに十分な濃度となる
ように設定されていることはいうまでもない。また、ア
ンプル6、7内の空間にはチッ素またはアルゴン等の不
活性ガスが充填されている。そしてこれらアンプル6、
7は、薄ガラス等の可破壊性の素材から形成され、前記
容器5を握りつぶしたり、折り曲げたりして変形するこ
とで簡単に破壊されるようになっている。さらに前記容
器5の先端開口には口金8が組付けられるが、該口金8
はテフロン(登録商標)またはポリエチレン等のプラス
チックで形成されており、そして口金8には、スポンジ
やフエルト等の液体が浸透可能な素材で形成されたペン
先部9が貫通状に組込まれている。なお、10はペン先
部9を被覆するためのキャップである。また、前記調合
されるルミノール溶液についても、化学発光強度は、各
試薬の濃度変化にあまり影響されることがなく、その濃
度はmmol L−1(ミリモル リットルのマイナス
1乗)オーダーで良い。
【0011】そうして、このようにルミノール溶液や過
酸化水素溶液を封止したアンプル6、7を入れた容器5
を冷蔵庫等の冷暗所で保存しておけば、ルミノールが劣
化したり過酸化水素が分解したりすることを抑制できて
長期間の保存が可能となる。そしていま、旅客から券類
の払い戻しを要求された場合、係員は、前記容器5を持
ち出し、これを強く握りしめる等して変形させて両アン
プル6、7を破壊し、中に封入されていたルミノール溶
液と過酸化水素溶液とを容器5内で混合することで反応
試薬の簡単な調合ができる。このように反応試薬が調合
された容器5をペンのようにして把持し、ペン先部9か
らしみ出る試薬を判別が要求される券類の表面に塗抹
し、そうして券類に所定の化学発光が有るか否かの確認
をすることで券類の真偽判別がきわめて簡単にできるこ
とになる。
【0012】このように、本発明が実施された形態にお
いては、化学発光体の化学発光反応の確認により証票印
刷物の真偽判別ができるものであるが、化学発光体の長
期保存が確実にでき、しかも真偽判別をしようとするに
あたり、薬剤の調合処理が簡単で確実にでき、そのう
え、該調合した試薬の接触が、ペンを持ったと同じ状態
で塗抹するという作業によってできる。この結果、混雑
多忙時においても証票印刷物の真偽判別が簡易にしかも
確実にできることになる。
【0013】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
ないものであって、容器の先端開口にはペン先部ではな
く、噴霧ノズルを着脱自在に取付けるようにしておけ
ば、噴霧ノズルの繰返しの使用が可能になるという利点
があり都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルミノールの化学発光スペクトル図である。
【図2】(A)はフィルターを示した概略斜視図、
(B)はフード付きフィルターを示した概略斜視図であ
る。
【図3】乗車券の券表面に真偽判定のため(1)〜
(4)の正触媒を仕込んだ状態を示す正面図である。
【図4】アンプルを破壊する前の接触装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
4 接触装置 5 容器 6、7 アンプル 8 口金 9 ペン先部 10 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA02 HB10 HB13 LB15 2H113 AA06 BA23 BB02 BB22 BC13 CA39 DA05 DA08 DA32 FA39 FA56 3E027 CA08 CB01 3E041 AA01 AA03 BA09 BB04 BB10 DB01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券類等証票印刷物の表面に、化学発光反
    応するための正触媒を前もって仕込んでおき、該正触媒
    の存在下で発光する化学発光体を前記印刷物に付着させ
    ることに基づく発光の有無の確認で真偽判定をするよう
    にしたことを特徴とする券類等証票印刷物の真偽判別方
    法。
  2. 【請求項2】 券類等証票印刷物の表面に、該印刷物の
    真偽を確認するための化学発光体を発光させるための正
    触媒が仕込まれていることを特徴とする券類等証票印刷
    物。
  3. 【請求項3】 券類等証票印刷物の表面に仕込まれ、化
    学発光反応をさせるための正触媒と、該正触媒の存在下
    で発光し、前記印刷物に付着される化学発光体とで構成
    される券類等証票印刷物の真偽判別用試薬。
  4. 【請求項4】 化学発光反応するための正触媒が仕込ま
    れた券類等証票印刷物の表面に、該正触媒の存在下で発
    光する化学発光体を付着させることに基づく発光の有無
    の確認をするため、発光波長を選択的に透過する光学フ
    ィルターを用いて構成されることを特徴とする券類等証
    票印刷物の真偽判別用具。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4において、化学発光体
    はルミノールであることを特徴とする券類等証票印刷
    物、該印刷物の真偽判別用試薬、真偽判別用具または真
    偽判別方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5において、券類等証票
    印刷物への正触媒への仕込みは、前記印刷物を製作する
    ための原紙への印刷時にするものであることを特徴とす
    る券類等証票印刷物、該印刷物の真偽判別用試薬、真偽
    判別用具または真偽判別方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5において、証票印刷物
    が乗車券等の券類である場合に、該券類への正触媒への
    仕込みは、発券時にするものであることを特徴とする券
    類等証票印刷物、該印刷物の真偽判別用試薬、真偽判別
    用具または真偽判別方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5において、証票印刷物
    が乗車券等の券類である場合に、該券類への正触媒への
    仕込みは、改札時または入場時にするものであることを
    特徴とする券類等証票印刷物、該印刷物の真偽判別用試
    薬、真偽判別用具または真偽判別方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし5において、証票印刷物
    が乗車券等の券類である場合に、該券類への正触媒への
    仕込みは、検札時、車内改札時、特別改札時、あるいは
    上級変更時にするものであることを特徴とする券類等証
    票印刷物、該印刷物の真偽判別用試薬、真偽判別用具ま
    たは真偽判別方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし5において、証票印刷
    物が乗車券等の券類である場合に、該券類への正触媒へ
    の仕込みは、途中下車時または出場時にするものである
    ことを特徴とする券類等証票印刷物、該印刷物の真偽判
    別用試薬、真偽判別用具または真偽判別方法。
  11. 【請求項11】 化学発光反応するための正触媒が仕込
    まれた券類等の証票印刷物に、該正触媒の存在下で発光
    するよう調合された試薬を接触させることに基づく発光
    の確認で該証票印刷物の真偽判別をするにあたり、試薬
    は、化学発光体が封入された第一アンプルと、調合用薬
    剤が封入された第二アンプルとを、変形することでこれ
    らアンプルを破壊できる可撓性を有した容器に入れて保
    存するようにしたことを特徴とする券類等証票印刷物の
    真偽判別用試薬の保存方法。
  12. 【請求項12】 化学発光反応するための正触媒が仕込
    まれた券類等の証票印刷物に、該正触媒の存在下で発光
    するよう調合された試薬を接触させることに基づく発光
    の確認で該証票印刷物の真偽判別をするにあたり、試薬
    の調合は、可撓性の容器に入れられた第一アンプルに封
    入の化学発光体と第二アンプルに封入の調合用薬剤と
    を、該容器の変形に基づく両アンプルの破壊により容器
    内に漏れ出させて混合することで行うようにしたことを
    特徴とする券類等証票印刷物の真偽判別用試薬の調合方
    法。
  13. 【請求項13】 化学発光反応するための正触媒が仕込
    まれた券類等の証票印刷物に、該正触媒の存在下で発光
    するよう調合された試薬を接触させることに基づく発光
    の確認で該証票印刷物の真偽判別をするにあたり、試薬
    の証票印刷物との接触は、可撓性の容器に入れられた第
    一アンプルに封入の化学発光体と第二アンプルに封入の
    調合用薬剤とを、該容器の変形に基づく両アンプルの破
    壊により容器内に漏れ出させることで調合したものを、
    該容器に組付けた試薬接触手段を介して行うようにした
    ことを特徴とする券類等証票印刷物の真偽判別用試薬の
    接触方法。
  14. 【請求項14】 化学発光反応するための正触媒が仕込
    まれた券類等の証票印刷物に、該正触媒の存在下で発光
    するよう調合された試薬を接触させることに基づく発光
    の確認で該証票印刷物の真偽判別をするにあたり、化学
    発光体が封入された第一アンプルと、調合用薬剤が封入
    された第二アンプルと、前記両アンプルが入れられ、変
    形により両アンプルを破壊できるよう可撓性を有した容
    器と、該容器に組付けられ、破壊した両アンプルから容
    器内に漏れ出させることで調合した試薬を証票印刷物に
    接触するための試薬接触手段とを備えて構成されること
    を特徴とする券類等証票印刷物の真偽判別用試薬の接触
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし14において、第一
    アンプルにはルミノールのアルカリ溶液が封入され、第
    二アンプルには酸化剤溶液が封入されていることを特徴
    とする券類等証票印刷物の真偽判別用試薬の保存方法、
    調合方法、接触方法または接触装置。
  16. 【請求項16】 請求項13または14において、試薬
    接触手段は、調合した試薬がしみ出て証票印刷物の表面
    に塗抹できるペン体であることを特徴とする券類等証票
    印刷物の真偽判別用試薬の接触方法または接触装置。
JP2001353057A 2001-07-04 2001-11-19 券類等証票印刷物、該印刷物の真偽判別用試薬、真偽判別用具、真偽判別方法、ならびに真偽判別試薬の保存方法、調合方法、接触方法および接触装置 Pending JP2003085613A (ja)

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