JP2003084914A - 表示装置アッセンブリー - Google Patents
表示装置アッセンブリーInfo
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- JP2003084914A JP2003084914A JP2001273763A JP2001273763A JP2003084914A JP 2003084914 A JP2003084914 A JP 2003084914A JP 2001273763 A JP2001273763 A JP 2001273763A JP 2001273763 A JP2001273763 A JP 2001273763A JP 2003084914 A JP2003084914 A JP 2003084914A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タッチパネルを介して見る表示装置の画像に
ニュートンリングを発生させることを効果的に防ぎ、同
時に、表示装置用タッチパネルを介して見る表示装置の
画像が不鮮明になることを防ぐ。 【解決手段】 タッチパネル10と液晶表示装置30と
の間に、透明スペーサ31を配置する。透明スペーサ3
1の基材32を、透明性フィルム又はガラス板で構成
し、透明スペーサ31を配置することに起因する、タッ
チパネル10の光線透過率の低下を可能な限り防ぎ、ヘ
イズ値の増加防止を図る。また、基材32およびドット
スペーサ33の機械的構造によって、タッチパネル10
と液晶表示装置30との間に、ニュートンリングの発生
を防止するための、所定の空隙を確保することができ
る。
ニュートンリングを発生させることを効果的に防ぎ、同
時に、表示装置用タッチパネルを介して見る表示装置の
画像が不鮮明になることを防ぐ。 【解決手段】 タッチパネル10と液晶表示装置30と
の間に、透明スペーサ31を配置する。透明スペーサ3
1の基材32を、透明性フィルム又はガラス板で構成
し、透明スペーサ31を配置することに起因する、タッ
チパネル10の光線透過率の低下を可能な限り防ぎ、ヘ
イズ値の増加防止を図る。また、基材32およびドット
スペーサ33の機械的構造によって、タッチパネル10
と液晶表示装置30との間に、ニュートンリングの発生
を防止するための、所定の空隙を確保することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等の
表示装置の表示面側に近接配置され、操作者がその表示
面に表示された情報に基づいて表示面に対応するパネル
面の所望位置をペンや指で押圧することにより、その押
圧位置に応じた所定の信号を発生する表示装置アッセン
ブリーに関するものである。
表示装置の表示面側に近接配置され、操作者がその表示
面に表示された情報に基づいて表示面に対応するパネル
面の所望位置をペンや指で押圧することにより、その押
圧位置に応じた所定の信号を発生する表示装置アッセン
ブリーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の、タッチパネルを備える表示装
置アッセンブリーは、表示装置の表示面に対応する領域
を、情報表示と情報入力の双方に利用できることから、
当該領域の利用率が高められ、小型の情報処理装置や通
信機器、特に携帯型の通信端末機等において、その需要
が益々高まってきている。
置アッセンブリーは、表示装置の表示面に対応する領域
を、情報表示と情報入力の双方に利用できることから、
当該領域の利用率が高められ、小型の情報処理装置や通
信機器、特に携帯型の通信端末機等において、その需要
が益々高まってきている。
【0003】図2は、従来のこの種の表示装置アッセン
ブリーのタッチパネル(特開2000−187197号
公報中の図2に示されたタッチパネル)に更なる改良を
加えたものであり、本出願人が特願2001−1020
1号明細書に開示したものである。この図に示すよう
に、タッチパネル10は、基本的には複数の絶縁性ドッ
トスペーサ11を挟んで対向配置された一対の抵抗体層
(第1及び第2の抵抗体層)12,13と、IΤO膜保
護用の透光性平板体としてPETフィルム16aとを備
える。第2のIΤO膜13はPETフィルム16a上に
形成されており、タッチパネル10は、このPETフィ
ルム16a側を表示装置、ここでは液晶表示装置30の
表示面側に向けて当該液晶表示装置30に近接配置され
る。
ブリーのタッチパネル(特開2000−187197号
公報中の図2に示されたタッチパネル)に更なる改良を
加えたものであり、本出願人が特願2001−1020
1号明細書に開示したものである。この図に示すよう
に、タッチパネル10は、基本的には複数の絶縁性ドッ
トスペーサ11を挟んで対向配置された一対の抵抗体層
(第1及び第2の抵抗体層)12,13と、IΤO膜保
護用の透光性平板体としてPETフィルム16aとを備
える。第2のIΤO膜13はPETフィルム16a上に
形成されており、タッチパネル10は、このPETフィ
ルム16a側を表示装置、ここでは液晶表示装置30の
表示面側に向けて当該液晶表示装置30に近接配置され
る。
【0004】このような構成において、第1の抵抗体層
12の外面が押圧されると、その押圧された第1の抵抗
体層12部分が、そこに対向する第2の抵抗体層13部
分に接触し、その接触位置(押圧位置)に応じた信号を
発生する。実際には、第1の抵抗体層12の外面にも抵
抗体層保護用の透明な層、例えばポリエチレンテレフタ
レート(以下、PETと記す。)フィルム15が形成さ
れるので、押圧操作はこのPETフィルム15上で行わ
れる。なお、第1及び第2の抵抗体層12,13相互
は、それらの周辺部分でシール材14によって結合さ
れ、防塵、防水が図られている。
12の外面が押圧されると、その押圧された第1の抵抗
体層12部分が、そこに対向する第2の抵抗体層13部
分に接触し、その接触位置(押圧位置)に応じた信号を
発生する。実際には、第1の抵抗体層12の外面にも抵
抗体層保護用の透明な層、例えばポリエチレンテレフタ
レート(以下、PETと記す。)フィルム15が形成さ
れるので、押圧操作はこのPETフィルム15上で行わ
れる。なお、第1及び第2の抵抗体層12,13相互
は、それらの周辺部分でシール材14によって結合さ
れ、防塵、防水が図られている。
【0005】ところで、上記液晶表示装置30には、表
示面を明るく照らして見やすくする必要がある場合に
は、ライトユニットが付設される。ライトユニットとし
ては、近年では、表示面の表側(表示面側)から光を当
てるフロントライトユニット20が多用されている。
示面を明るく照らして見やすくする必要がある場合に
は、ライトユニットが付設される。ライトユニットとし
ては、近年では、表示面の表側(表示面側)から光を当
てるフロントライトユニット20が多用されている。
【0006】上掲図2は、このようなフロントライトユ
ニット20を備えた液晶表示装置30に組み付けられた
タッチパネル10を示している。図2に示すように、フ
ロントライトユニット20は、液晶表示装置30の表示
面側に導光板22を配置し、その側方に位置する光源2
1からの光を、導光板22を通して液晶表示装置30の
表示面に向けて照射する。表示面に達した光は、その表
示面あるいは表示装置内部で反射し、導光板22及びタ
ッチパネル10を透過して外方に向かい(図中、波線矢
印A参照)、表示面の表示内容を視認可能とする。上記
のように導光板22は、側方からの光を下方の液晶表示
装置30の表示面に向けて照射するため、前記導光板2
2における当該液晶表示装置30に対向する面とは反対
側の面に、各稜線が相互に平行なプリズムアレイが形成
されている。
ニット20を備えた液晶表示装置30に組み付けられた
タッチパネル10を示している。図2に示すように、フ
ロントライトユニット20は、液晶表示装置30の表示
面側に導光板22を配置し、その側方に位置する光源2
1からの光を、導光板22を通して液晶表示装置30の
表示面に向けて照射する。表示面に達した光は、その表
示面あるいは表示装置内部で反射し、導光板22及びタ
ッチパネル10を透過して外方に向かい(図中、波線矢
印A参照)、表示面の表示内容を視認可能とする。上記
のように導光板22は、側方からの光を下方の液晶表示
装置30の表示面に向けて照射するため、前記導光板2
2における当該液晶表示装置30に対向する面とは反対
側の面に、各稜線が相互に平行なプリズムアレイが形成
されている。
【0007】一方、液晶表示装置30の表示面を明るく
照らす必要のない条件で使用される装置に用いられる場
合には、ライトユニットを備えず、図3に示すように、
タッチパネル10のPETフィルム16aと液晶表示装
置30とが、直接的に対面する配置となる。また、ライ
トユニットの配置の関係等から、いわゆるバックライト
方式を採用する場合にも、ライトユニットは液晶表示装
置30の下方に位置することとなるので、やはり、図3
に示すように、タッチパネル10のPETフィルム16
aと液晶表示装置30とが、直接的に対面する配置とな
る。
照らす必要のない条件で使用される装置に用いられる場
合には、ライトユニットを備えず、図3に示すように、
タッチパネル10のPETフィルム16aと液晶表示装
置30とが、直接的に対面する配置となる。また、ライ
トユニットの配置の関係等から、いわゆるバックライト
方式を採用する場合にも、ライトユニットは液晶表示装
置30の下方に位置することとなるので、やはり、図3
に示すように、タッチパネル10のPETフィルム16
aと液晶表示装置30とが、直接的に対面する配置とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、図3に示す従来
技術にあっては、次のような問題が生じた。すなわち、
ライトユニットを備えない場合や、いわゆるバックライ
ト方式を採用する場合には、フロントライトユニット2
0の導光板22が、タッチパネル10と液晶表示装置3
0との間に介在せず、タッチパネル10と液晶表示装置
30との距離は自ずと接近するような部品配置となる。
すると、タッチパネル10と液晶表示装置30との位置
関係は、ニュートンリングの発生環境(平面ガラスの上
に、曲率半径が数メートル以上の平凸レンズの、凸面を
下にして重ね、上から単色光を当てることにより生じ
る。)に近似して、タッチパネル10のPETフィルム
16aと液晶表示装置30の表示面との間に挟まれた空
気層の、上下の面で反射された光波が干渉し(矢印B、
C参照)、タッチパネル10を介して見る液晶表示装置
30の画像に、ニュートンリングを発生させることにな
ってしまう。
技術にあっては、次のような問題が生じた。すなわち、
ライトユニットを備えない場合や、いわゆるバックライ
ト方式を採用する場合には、フロントライトユニット2
0の導光板22が、タッチパネル10と液晶表示装置3
0との間に介在せず、タッチパネル10と液晶表示装置
30との距離は自ずと接近するような部品配置となる。
すると、タッチパネル10と液晶表示装置30との位置
関係は、ニュートンリングの発生環境(平面ガラスの上
に、曲率半径が数メートル以上の平凸レンズの、凸面を
下にして重ね、上から単色光を当てることにより生じ
る。)に近似して、タッチパネル10のPETフィルム
16aと液晶表示装置30の表示面との間に挟まれた空
気層の、上下の面で反射された光波が干渉し(矢印B、
C参照)、タッチパネル10を介して見る液晶表示装置
30の画像に、ニュートンリングを発生させることにな
ってしまう。
【0009】また、タッチパネル10は、操作者がその
表示面に表示された情報に基づいて表示面に対応するパ
ネル面の所望位置をペンや指で押圧するものであること
から、かかる操作によって、タッチパネル10のPET
フィルム16aと液晶表示装置30の表示面との空隙が
変化した場合に発生するニュートンリングは、タッチパ
ネル10と液晶表示装置30の組付時の位置関係を如何
に考慮しても、防ぐことができなかった。
表示面に表示された情報に基づいて表示面に対応するパ
ネル面の所望位置をペンや指で押圧するものであること
から、かかる操作によって、タッチパネル10のPET
フィルム16aと液晶表示装置30の表示面との空隙が
変化した場合に発生するニュートンリングは、タッチパ
ネル10と液晶表示装置30の組付時の位置関係を如何
に考慮しても、防ぐことができなかった。
【0010】なお、当該課題は、タッチパネル10のP
ETフィルム16aがガラス板によるものである場合も
同様である。すなわち、ニュートンリングの発生という
課題は、一般に製品単体として高い平面度を有する、タ
ッチパネル10と液晶表示装置30とを、図3の例のご
とく近接配置することと一体不可分の関係にある。
ETフィルム16aがガラス板によるものである場合も
同様である。すなわち、ニュートンリングの発生という
課題は、一般に製品単体として高い平面度を有する、タ
ッチパネル10と液晶表示装置30とを、図3の例のご
とく近接配置することと一体不可分の関係にある。
【0011】よって、従来は、図3に示す例におけるニ
ュートンリングの発生を防ぐために、PETフィルム1
6aにアンチグレアー処理を施したものを用い、ニュー
トンリングを目立たなくさせるという手法を採ってい
た。しかしながら、PETフィルム16aにアンチグレ
アー処理を施すことで、タッチパネル10の光線透過率
は低下し、ヘイズ値の増加を来たすので、かかるPET
フィルム16aを備えるタッチパネル10を介して見る
液晶表示装置30の画像は、不鮮明で、表示装置として
の機能、品質等を低下させることになった。
ュートンリングの発生を防ぐために、PETフィルム1
6aにアンチグレアー処理を施したものを用い、ニュー
トンリングを目立たなくさせるという手法を採ってい
た。しかしながら、PETフィルム16aにアンチグレ
アー処理を施すことで、タッチパネル10の光線透過率
は低下し、ヘイズ値の増加を来たすので、かかるPET
フィルム16aを備えるタッチパネル10を介して見る
液晶表示装置30の画像は、不鮮明で、表示装置として
の機能、品質等を低下させることになった。
【0012】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたもので、その目的とするところは、表
示装置アッセンブリーの照明方法の如何に係わり無く、
タッチパネルを介して見る表示装置の画像にニュートン
リングを発生させることを効果的に防ぐことにある。同
時に、表示装置用タッチパネルを介して見る表示装置の
画像が不鮮明になることを防ぎ、表示装置アッセンブリ
ーとしての機能、品質等を向上させることにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、表
示装置アッセンブリーの照明方法の如何に係わり無く、
タッチパネルを介して見る表示装置の画像にニュートン
リングを発生させることを効果的に防ぐことにある。同
時に、表示装置用タッチパネルを介して見る表示装置の
画像が不鮮明になることを防ぎ、表示装置アッセンブリ
ーとしての機能、品質等を向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の請求項1に係る表示装置アッセンブリー
は、複数の絶縁性ドットスペーサを挟んで対向配置され
た一対の抵抗体層のうちの一方の抵抗体層が、ポリエチ
レンテレフタレート・フィルムからなる透光性平板体上
に形成され、この透光性平板体側が表示装置の表示面側
に向けて当該表示装置に近接配置され、他方の抵抗体層
の外面が押圧されることによりその押圧位置に応じた信
号を発生する表示装置用タッチパネルを有する表示装置
アッセンブリーであって、前記表示装置用タッチパネル
と前記表示装置との間に、透明スペーサを介在させたこ
とを特徴とするものである。
の、本発明の請求項1に係る表示装置アッセンブリー
は、複数の絶縁性ドットスペーサを挟んで対向配置され
た一対の抵抗体層のうちの一方の抵抗体層が、ポリエチ
レンテレフタレート・フィルムからなる透光性平板体上
に形成され、この透光性平板体側が表示装置の表示面側
に向けて当該表示装置に近接配置され、他方の抵抗体層
の外面が押圧されることによりその押圧位置に応じた信
号を発生する表示装置用タッチパネルを有する表示装置
アッセンブリーであって、前記表示装置用タッチパネル
と前記表示装置との間に、透明スペーサを介在させたこ
とを特徴とするものである。
【0014】本発明によれば、前記透明スペーサの機械
的構造により、当該表示装置用タッチパネルと前記表示
装置との間に所定の空隙を確保することができる。この
所定の空隙を確保することにより、ニュートンリングの
発生を防止する。なお、本説明において、「透明」の用
語は、意図的にヘイズ値を増加させるような処理を行わ
ず、素材自体の透明度を維持している状態を意味する。
的構造により、当該表示装置用タッチパネルと前記表示
装置との間に所定の空隙を確保することができる。この
所定の空隙を確保することにより、ニュートンリングの
発生を防止する。なお、本説明において、「透明」の用
語は、意図的にヘイズ値を増加させるような処理を行わ
ず、素材自体の透明度を維持している状態を意味する。
【0015】また、本発明の請求項2記載の表示装置ア
ッセンブリーは、請求項1記載の表示装置アッセンブリ
ーにおいて、前記透明スペーサは、表裏両面に複数のド
ットスペーサを備える透明性フィルムまたはガラス板を
用いるものである。
ッセンブリーは、請求項1記載の表示装置アッセンブリ
ーにおいて、前記透明スペーサは、表裏両面に複数のド
ットスペーサを備える透明性フィルムまたはガラス板を
用いるものである。
【0016】本発明によれば、透明性フィルム又はガラ
ス板によって、前記透明スペーサの透明性を確保し、か
つ、それら透明性フィルム又はガラス板の表裏両面に複
数のドットスペーサを配置することによって、当該透明
スペーサと前記表示装置用タッチパネルとの空隙、当該
透明スペーサと前記表示装置との空隙を、夫々確保す
る。それによって、前記表示装置用タッチパネルと前記
表示装置との間に、所定の空隙を確保する。また、前記
ドットスペーサの機械的性質を利用して、前記表示装置
アッセンブリーに振動や衝撃が加わった場合でも、前記
表示装置に伝わる振動や衝撃を減衰させる。
ス板によって、前記透明スペーサの透明性を確保し、か
つ、それら透明性フィルム又はガラス板の表裏両面に複
数のドットスペーサを配置することによって、当該透明
スペーサと前記表示装置用タッチパネルとの空隙、当該
透明スペーサと前記表示装置との空隙を、夫々確保す
る。それによって、前記表示装置用タッチパネルと前記
表示装置との間に、所定の空隙を確保する。また、前記
ドットスペーサの機械的性質を利用して、前記表示装置
アッセンブリーに振動や衝撃が加わった場合でも、前記
表示装置に伝わる振動や衝撃を減衰させる。
【0017】また、本発明の請求項3記載の表示装置ア
ッセンブリーは、請求項1または2記載の表示装置アッ
センブリーにおいて、前記透明スペーサによって表裏両
面に形成される空隙を、1μm〜100μmとしたもの
である。本発明によれば、前記透明スペーサによって形
成される空隙を、1μm〜100μmとすることで、前
記表示装置用タッチパネルと前記表示装置との間に挟ま
れた空気層の上下の面で反射された光波が干渉し、実際
にニュートンリングを発生させることを、効果的に防止
する。
ッセンブリーは、請求項1または2記載の表示装置アッ
センブリーにおいて、前記透明スペーサによって表裏両
面に形成される空隙を、1μm〜100μmとしたもの
である。本発明によれば、前記透明スペーサによって形
成される空隙を、1μm〜100μmとすることで、前
記表示装置用タッチパネルと前記表示装置との間に挟ま
れた空気層の上下の面で反射された光波が干渉し、実際
にニュートンリングを発生させることを、効果的に防止
する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。従来技術と同一部分または相
当する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省
略する。
図面に基づいて説明する。従来技術と同一部分または相
当する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省
略する。
【0019】図1は、本発明による表示装置アッセンブ
リーの実施の形態を示す断面図である。この図に示すよ
うに、本発明の実施形態に係るタッチパネル10は、基
本的には、複数の絶縁性ドットスペーサ11を挟んで対
向配置された一対の抵抗体層、例えばIΤO膜(第1及
び第2の抵抗体層)12,13と、IΤO膜保護用の透
光性平板体、本発明ではPETフィルム16aとを備え
る。第2のIΤO膜13はPETフィルム16a上に形
成されており、タッチパネル10は、このPETフィル
ム16a側を表示装置、ここでは液晶表示装置30の表
示面側に向けて当該液晶表示装置30に近接配置され
る。
リーの実施の形態を示す断面図である。この図に示すよ
うに、本発明の実施形態に係るタッチパネル10は、基
本的には、複数の絶縁性ドットスペーサ11を挟んで対
向配置された一対の抵抗体層、例えばIΤO膜(第1及
び第2の抵抗体層)12,13と、IΤO膜保護用の透
光性平板体、本発明ではPETフィルム16aとを備え
る。第2のIΤO膜13はPETフィルム16a上に形
成されており、タッチパネル10は、このPETフィル
ム16a側を表示装置、ここでは液晶表示装置30の表
示面側に向けて当該液晶表示装置30に近接配置され
る。
【0020】さらに、PETフィルム16aの、液晶表
示装置30の表示面側には、液晶表示装置30との間に
介在する、透明スペーサ31を備える。この透明スペー
サ31は、PETフィルム16aと同様の透明フィルム
や、ガラス板等、透明性の高い基材32の表裏両面に、
複数のドットスペーサ33を印刷したものである。
示装置30の表示面側には、液晶表示装置30との間に
介在する、透明スペーサ31を備える。この透明スペー
サ31は、PETフィルム16aと同様の透明フィルム
や、ガラス板等、透明性の高い基材32の表裏両面に、
複数のドットスペーサ33を印刷したものである。
【0021】なお、図1は、説明の便宜上、透明スペー
サ31の絶縁性ドットスペーサ33を相対的に大きく示
しており、実際には、タッチパネル10の厚さDが例え
ば0.4mm程度であるとき、透明スペーサ31の基材
32の厚さは25〜100μm程度、ドットスペーサ3
3の高さ(空隙に対応)は片面で10μm程度である。
よって、本発明の実施の形態に係る表示装置アッセンブ
リーが、タッチパネル10と、液晶表示装置30との間
に介在する透明スペーサ31を備えることによる厚みの
増加分Eは、実質的に、透明スペーサ31の基材32の
厚さ0.1mm程度である。このため、本発明の実施の
形態に係る表示装置アッセンブリーを、小型の情報処理
装置や通信機器、特に携帯型の通信端末機等に組み込む
に際して、タッチパネル10と液晶表示装置30とで構
成される部分の大型化が、特に憂慮されるものではな
い。
サ31の絶縁性ドットスペーサ33を相対的に大きく示
しており、実際には、タッチパネル10の厚さDが例え
ば0.4mm程度であるとき、透明スペーサ31の基材
32の厚さは25〜100μm程度、ドットスペーサ3
3の高さ(空隙に対応)は片面で10μm程度である。
よって、本発明の実施の形態に係る表示装置アッセンブ
リーが、タッチパネル10と、液晶表示装置30との間
に介在する透明スペーサ31を備えることによる厚みの
増加分Eは、実質的に、透明スペーサ31の基材32の
厚さ0.1mm程度である。このため、本発明の実施の
形態に係る表示装置アッセンブリーを、小型の情報処理
装置や通信機器、特に携帯型の通信端末機等に組み込む
に際して、タッチパネル10と液晶表示装置30とで構
成される部分の大型化が、特に憂慮されるものではな
い。
【0022】また、透明スペーサ31のドットスペーサ
33は、タッチパネル10の絶縁性ドットスペーサ11
のように、「絶縁性」が必須のものではないが、例え
ば、静電気等の悪影響を最小に抑える目的で、ドットス
ペーサ33に絶縁性を持たせてもよい。さらに、透明ス
ペーサ31は、タッチパネル10のPETフィルム16
aの液晶表示装置30の側に固定して、タッチパネル1
0と一体に取扱われるものであってもよく、また、タッ
チパネル10を液晶表示装置30に取り付ける際に、こ
れらの間に配置するものであってもよい。
33は、タッチパネル10の絶縁性ドットスペーサ11
のように、「絶縁性」が必須のものではないが、例え
ば、静電気等の悪影響を最小に抑える目的で、ドットス
ペーサ33に絶縁性を持たせてもよい。さらに、透明ス
ペーサ31は、タッチパネル10のPETフィルム16
aの液晶表示装置30の側に固定して、タッチパネル1
0と一体に取扱われるものであってもよく、また、タッ
チパネル10を液晶表示装置30に取り付ける際に、こ
れらの間に配置するものであってもよい。
【0023】上記構成を有する本発明の実施の形態に係
る、表示装置アッセンブリーによれば、以下のような作
用効果を得ることができる。まず、透明スペーサ31の
基材32を、透明性フィルム又はガラス板で構成したこ
とで、透明スペーサ31の透明性が確保される。よっ
て、透明スペーサ31を配置することに起因する、タッ
チパネル10の光線透過率の低下を可能な限り防ぎ、ヘ
イズ値の増加防止を図り、タッチパネル10を介して見
る液晶表示装置30の画像の鮮明化による、表示装置ア
ッセンブリーとしての機能、品質等の向上を図ることが
できる。
る、表示装置アッセンブリーによれば、以下のような作
用効果を得ることができる。まず、透明スペーサ31の
基材32を、透明性フィルム又はガラス板で構成したこ
とで、透明スペーサ31の透明性が確保される。よっ
て、透明スペーサ31を配置することに起因する、タッ
チパネル10の光線透過率の低下を可能な限り防ぎ、ヘ
イズ値の増加防止を図り、タッチパネル10を介して見
る液晶表示装置30の画像の鮮明化による、表示装置ア
ッセンブリーとしての機能、品質等の向上を図ることが
できる。
【0024】また、透明スペーサ31の機械的構造によ
って、タッチパネル10と液晶表示装置30との間に、
ニュートンリングの発生を防止するための所定の空隙
を、確保することができる。なお、かかる空隙を、1μ
m〜100μmとすることによって、タッチパネル10
のPETフィルム16aと液晶表示装置30の表示面と
の間に挟まれた空気層の、上下の面で反射された光波が
干渉してニュートンリングが発生することを、効果的に
防ぐことが可能である。
って、タッチパネル10と液晶表示装置30との間に、
ニュートンリングの発生を防止するための所定の空隙
を、確保することができる。なお、かかる空隙を、1μ
m〜100μmとすることによって、タッチパネル10
のPETフィルム16aと液晶表示装置30の表示面と
の間に挟まれた空気層の、上下の面で反射された光波が
干渉してニュートンリングが発生することを、効果的に
防ぐことが可能である。
【0025】しかも、1μm〜100μmの空隙を、透
明スペーサ31の機械的構造によって確保しているの
で、操作者がタッチパネル10の表示面をペンや指で押
圧する操作により、タッチパネル10のPETフィルム
16aと液晶表示装置30の表示面との空隙が変化する
ような場合でも、タッチパネル10と液晶表示装置30
との間隔が、ニュートンリングが発生し得る範囲となる
ことを、確実に防ぐことができる。なおかつ、ドットス
ペーサ33の機械的性質を利用して、タッチパネル10
に振動や衝撃が加わった場合でも、液晶表示装置30に
伝わる振動や衝撃を減衰させることが可能となる。
明スペーサ31の機械的構造によって確保しているの
で、操作者がタッチパネル10の表示面をペンや指で押
圧する操作により、タッチパネル10のPETフィルム
16aと液晶表示装置30の表示面との空隙が変化する
ような場合でも、タッチパネル10と液晶表示装置30
との間隔が、ニュートンリングが発生し得る範囲となる
ことを、確実に防ぐことができる。なおかつ、ドットス
ペーサ33の機械的性質を利用して、タッチパネル10
に振動や衝撃が加わった場合でも、液晶表示装置30に
伝わる振動や衝撃を減衰させることが可能となる。
【0026】よって、本発明の実施の形態によれば、図
3に示すように、ライトユニットを備えない場合や、い
わゆるバックライト方式を採用する例のごとく、タッチ
パネル10と液晶表示装置30とを近接配置する場合
の、ニュートンリングの発生という課題を、従来のごと
くタッチパネル10のPETフィルム16aにアンチグ
レアー処理を施すことなく、解決することが可能とな
る。
3に示すように、ライトユニットを備えない場合や、い
わゆるバックライト方式を採用する例のごとく、タッチ
パネル10と液晶表示装置30とを近接配置する場合
の、ニュートンリングの発生という課題を、従来のごと
くタッチパネル10のPETフィルム16aにアンチグ
レアー処理を施すことなく、解決することが可能とな
る。
【0027】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る
表示装置アッセンブリーによれば、表示装置アッセンブ
リーの照明方法の如何に係わり無く、タッチパネルを介
して見る表示装置の画像にニュートンリングを発生させ
ることを効果的に防ぐことが可能となる。同時に、表示
装置用タッチパネルを介して見る表示装置の画像が不鮮
明になることを防ぎ、表示装置アッセンブリーとしての
機能、品質等を向上させることが可能となる。
のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る
表示装置アッセンブリーによれば、表示装置アッセンブ
リーの照明方法の如何に係わり無く、タッチパネルを介
して見る表示装置の画像にニュートンリングを発生させ
ることを効果的に防ぐことが可能となる。同時に、表示
装置用タッチパネルを介して見る表示装置の画像が不鮮
明になることを防ぎ、表示装置アッセンブリーとしての
機能、品質等を向上させることが可能となる。
【0028】また、本発明の請求項2に係る表示装置ア
ッセンブリーによれば、表示装置アッセンブリーの光線
透過率の低下、ヘイズ値の増加防止を図り、かつ、表示
装置用タッチパネルと表示装置との間に、ニュートンリ
ングの発生を防止するための所定の空隙を、機械的構造
によって確保することで、表示装置アッセンブリーとし
ての機能、品質等の向上を図ることができる。
ッセンブリーによれば、表示装置アッセンブリーの光線
透過率の低下、ヘイズ値の増加防止を図り、かつ、表示
装置用タッチパネルと表示装置との間に、ニュートンリ
ングの発生を防止するための所定の空隙を、機械的構造
によって確保することで、表示装置アッセンブリーとし
ての機能、品質等の向上を図ることができる。
【0029】また、本発明の請求項3に係る表示装置ア
ッセンブリーによれば、前記表示装置用タッチパネルと
前記表示装置との間に挟まれた空気層の上下の面で反射
された光波が干渉し、実際にニュートンリングを発生さ
せることを、効果的に防止して、表示装置アッセンブリ
ーとしての機能、品質等の向上を図ることができる。
ッセンブリーによれば、前記表示装置用タッチパネルと
前記表示装置との間に挟まれた空気層の上下の面で反射
された光波が干渉し、実際にニュートンリングを発生さ
せることを、効果的に防止して、表示装置アッセンブリ
ーとしての機能、品質等の向上を図ることができる。
【図1】本発明の表示装置アッセンブリーの実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】従来の、フロントライトユニットを備える表示
装置アッセンブリーの断面図である。
装置アッセンブリーの断面図である。
【図3】従来の、フロントライトユニットを備えない表
示装置アッセンブリーの断面図である。
示装置アッセンブリーの断面図である。
10 タッチパネル
11 絶縁性ドットスペーサ
12,13 第1,第2の抵抗体層(IΤO膜)
16a PETフィルム(IΤO膜保護用の透光性平板
体) 30 表示装置(液晶表示装置) 31 透明スペーサ 32 基材 33 ドットスペーサ
体) 30 表示装置(液晶表示装置) 31 透明スペーサ 32 基材 33 ドットスペーサ
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の絶縁性ドットスペーサを挟んで対
向配置された一対の抵抗体層のうちの一方の抵抗体層
が、ポリエチレンテレフタレート・フィルムからなる透
光性平板体上に形成され、この透光性平板体側が表示装
置の表示面側に向けて当該表示装置に近接配置され、他
方の抵抗体層の外面が押圧されることによりその押圧位
置に応じた信号を発生する表示装置用タッチパネルを有
する表示装置アッセンブリーであって、前記表示装置用
タッチパネルと前記表示装置との間に、透明スペーサを
介在させたことを特徴とする表示装置アッセンブリー。 - 【請求項2】 前記透明スペーサは、表裏両面に複数の
ドットスペーサを備える透明性フィルムまたはガラス板
であることを特徴とする請求項1記載の表示装置アッセ
ンブリー。 - 【請求項3】 前記透明スペーサによって表裏両面に形
成される空隙を、1μm〜100μmとしたことを特徴
とする請求項1または2記載の表示装置アッセンブリ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001273763A JP2003084914A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 表示装置アッセンブリー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001273763A JP2003084914A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 表示装置アッセンブリー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003084914A true JP2003084914A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19098932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001273763A Pending JP2003084914A (ja) | 2001-09-10 | 2001-09-10 | 表示装置アッセンブリー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003084914A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008181438A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Hitachi Displays Ltd | タッチパネル付き表示モジュール |
JP2012221495A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Eturbotouch Technology Inc | タッチパネル |
-
2001
- 2001-09-10 JP JP2001273763A patent/JP2003084914A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008181438A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Hitachi Displays Ltd | タッチパネル付き表示モジュール |
JP2012221495A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Eturbotouch Technology Inc | タッチパネル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040519 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040929 |