JP2003083377A - 防振ブッシュ及びその取付構造 - Google Patents

防振ブッシュ及びその取付構造

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JP2003083377A
JP2003083377A JP2001270841A JP2001270841A JP2003083377A JP 2003083377 A JP2003083377 A JP 2003083377A JP 2001270841 A JP2001270841 A JP 2001270841A JP 2001270841 A JP2001270841 A JP 2001270841A JP 2003083377 A JP2003083377 A JP 2003083377A
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cylinder
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outer diameter
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JP2001270841A
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Nobuyuki Tamura
信之 田村
Katsuyuki Shinohara
克行 篠原
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口への外筒の圧入が容易な防振ブッシュの
取付構造を提供する。 【解決手段】 一側開口10aの内径を他側開口10b
の内径よりも小さくする。外筒2の圧入固定部11の一
側外径を他側外径よりも小さくする。圧入固定部11の
一側の一側端部12の外径を圧入固定部11の一側外径
よりも小さくする。圧入固定部11が一側開口10aに
到達するまで、外筒2及び開口10間に摩擦力が生じ
ず、一側開口10aの折曲部24aに圧入固定部11が
引っ掛からないように、一側端部12が案内するため、
外筒2の圧入が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の例えばデ
ファレンシャルの支持機構や、エンジンの支持機構、サ
スペンション機構等の一部に組み込まれて、車体側に伝
達される振動を減衰する防振ブッシュに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の例えばデファレンシャ
ルの支持機構や、エンジンの支持機構、サスペンション
機構等の一部には、防振ブッシュが組み込まれ、車体側
に伝達される振動を減衰している。図3に防振ブッシュ
の一例を示す。
【0003】この防振ブッシュは、内筒101と、内筒
101の外方に配置された外筒102と、内外筒10
1、102間に介設されたゴム状弾性体103と、ゴム
状弾性体103の外周側に形成された液室104とを備
えており、内筒101がデファレンシャルを収納するデ
フケースに取り付けられ、外筒102が車体側メンバー
に取り付けられて、デフケース及び車体側メンバーを防
振的に連結する。
【0004】内筒101は、筒体105と底部106と
からなる略カップ状とされる。内筒101の底部106
には、ボルト孔107が形成されており、このボルト孔
107をデフケースに突設されたボルトが貫通し、筒体
105の内側でボルトにナットが螺合されることによ
り、内筒101がデフケースに固定される。
【0005】外筒102は、軸方向で外径が略一定の筒
状とされ、車体側メンバー108の防振ブッシュ取付部
109の開口110に圧入固定される。防振ブッシュ取
付部109は、防振ブッシュの軸方向に並設されて車体
側メンバー108の一部を構成する二枚の板111a、
111bに、貫通穴112a、112bが形成され、両
貫通穴112a、112bに、筒状のカラー113が差
し渡されてなり、カラー113の内側が開口110とさ
れる。
【0006】カラー113の内径は、内側に外筒102
を圧入固定できるように、軸方向で略一定で、外筒10
2の外径よりもわずかに小さくされており、その両端部
内周側には、周方向に連続するテーパ114が形成さ
れ、カラー113に外筒102の端部を挿入しやすくさ
れている。
【0007】このカラー113は、貫通穴112a、1
12bの内周縁に溶接固定されて、貫通穴112a、1
12b付近を補強し、外筒102の外周面と開口110
の内周面との接触面積を大きくして、外筒102の圧入
によって生じる力の単位面積あたりの大きさを小さくし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の防振
ブッシュ取付構造では、外筒の外径及びカラーの内径が
軸方向で略一定とされるため、外筒をカラーに圧入する
際、カラーに外筒の端部を圧入した時点で、外筒及びカ
ラー間に大きな摩擦力が生じる。そのため、外筒を所定
の位置に押し込むまで、大きな力を加え続ける必要があ
り、外筒の圧入固定の工程を難しくしている。
【0009】また、両貫通穴にカラーを差し渡すため、
その分、部品点数が多くなるだけでなく、両貫通穴にカ
ラーを差し渡す工程と、カラーを貫通穴内周縁に溶接す
る工程とが必要となり、車体側メンバー(防振ブッシュ
取付部)の製造コストが高くなる。
【0010】本発明は、防振ブッシュ取付部の開口に、
容易に外筒を圧入固定できる防振ブッシュ及びその取付
構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、内筒と、該内筒の外方に配置された外筒
と、内外筒間に介設されたゴム状弾性体とを備え、前記
外筒が取付部材の開口に圧入固定される防振ブッシュに
おいて、前記外筒は、開口に圧入固定される圧入固定部
と、該圧入固定部よりも一側の一側端部とからなり、圧
入固定部は、その一側外径が他側外径よりも小さくさ
れ、一側端部は、その外径が圧入固定部の一側外径より
も小さくされたことを特徴とする防振ブッシュを提供す
る。
【0012】すなわち、車体側メンバー等の取付部材の
開口に圧入固定される圧入固定部の一側外径を、圧入固
定部の他側外径よりも小さくする。ここで、開口は、一
側及び他側で内径を変えて、外筒の圧入固定部の一側及
び他側の両方を圧入できるようにするため、圧入固定部
の一側外径は、開口の他側内径よりも小さくなる。
【0013】そうすれば、開口の他側に圧入固定部の一
側を挿入した時点では、外筒及び開口間に摩擦力を生じ
させず、外筒を一側に向かって押し込んで、外筒外周面
が開口内周面に当接したときに、外筒及び開口間に摩擦
力を生じさせることができる。つまり、摩擦力に抵抗し
て外筒を押し込む長さを短くして、取付部材の開口への
外筒の圧入を簡単にすることができる。
【0014】圧入固定部よりも一側に一側端部を形成し
て、この一側端部の外径を圧入固定部の一側外径よりも
小さくすれば、取付部材の開口への外筒の圧入をより簡
単にすることができる。
【0015】つまり、開口に外筒の一部を挿入した状態
では、開口内部が見えないため、開口の内径が軸方向の
途中で変化する場合、その変化部に、圧入固定部の一側
が引っ掛かって、外筒を圧入できなくなる恐れがある。
しかし、圧入固定部よりも一側に、外径が圧入固定部の
一側よりも小さい一側端部を形成することにより、この
一側端部をガイドとして、開口内径の変化部への圧入固
定部一側の引っ掛かりを防止することができる。
【0016】また、上記防振ブッシュを、前記ゴム状弾
性体の外周側に、外筒とゴム状弾性体との間に介在され
る中間筒が固着され、該中間筒は、軸方向両端の中間リ
ングと、両中間リングを軸方向に接続する接続部とから
なり、中間リングのうちの一側中間リングは、その外径
が他側中間リングの外径よりも小さくされて外筒の一側
端部内周面に固定され、他側中間リングは、外筒の圧入
固定部他側内周面に固定され、両中間リング間のゴム状
弾性体外周側に形成された空間が外筒で囲まれて液室と
されたことを特徴とする防振ブッシュとすることによ
り、本発明の防振ブッシュの好適な態様を提供すること
ができる。
【0017】すなわち、上記防振ブッシュを液封入式防
振ブッシュとする場合、ゴム状弾性体の外周側に、軸方
向両端に中間リングを有する中間筒を固着し、両中間リ
ングを外筒内周面に固定して、外筒とゴム状弾性体とを
結合する。両中間リングのうち、一側中間リングは、そ
の外径を他側中間リングの外径よりも小さくして、外筒
の一側端部内周面に固定する。一方、他側中間リング
は、外筒の圧入固定部他側内周面に固定する。このと
き、両中間リング間のゴム状弾性体外周側に形成した空
間が外筒で囲まれ、この空間に液を封入して液室とす
る。
【0018】また、本発明は、上記の液封入式防振ブッ
シュの製造方法であって、液槽内で、前記中間筒の外方
に、一側端部の外径と圧入固定部の一側外径とが略同一
の外筒を配置し、次いで、外筒の一側端部の外径が圧入
固定部の一側外径よりも小さくなるように、外筒を縮径
して両中間リングに固定し、液室に液を封入することを
特徴とする防振ブッシュの製造方法を提供する。
【0019】すなわち、液槽内で、中間筒の外方に配置
した外筒を縮径して、両中間リングに固定するときに、
外筒の一側端部の外径を圧入固定部の一側外径よりも小
さくする。そうすれば、縮径前の外筒を形成する際、一
側端部の外径と圧入固定部の一側外径とを略同一にする
ことができ、縮径前の外筒の形成が簡単になる。
【0020】また、本発明は、内筒と、該内筒の外方に
配置された外筒と、内外筒間に介設されたゴム状弾性体
とを備え、前記外筒が取付部材の開口に圧入固定される
防振ブッシュの取付構造であって、前記開口は、防振ブ
ッシュの軸方向に並設されて取付部材の一部を構成する
二枚の板に、周縁部が軸方向内向きに折曲された一側開
口及び他側開口が形成されてなり、一側開口の内径は、
他側開口の内径よりも小さくされ、前記外筒は、開口に
圧入固定される圧入固定部と、該圧入固定部の一側に形
成されて、一側開口から一側に突出する一側端部とから
なり、圧入固定部は、一側開口に圧入される一側の外径
が他側開口に圧入される他側の外径よりも小さくされ、
一側端部は、その外径が圧入固定部の一側の外径よりも
小さくされたことを特徴とする防振ブッシュの取付構造
を提供する。
【0021】すなわち、防振ブッシュが貫通する二枚の
板に、一側開口及び他側開口を形成し、両開口の周縁部
を軸方向内向きに折曲して、車体側メンバー等の取付部
材の防振ブッシュ取付部を構成し、折曲部の内側を開口
とする。そうすれば、二枚の板間にカラーを差し渡すこ
となく、折曲部によって開口付近を補強し、外筒外周面
と開口内周面との接触面積を大きくして、外筒の圧入に
よって生じる力の単位面積あたりの大きさを小さくする
ことができる。
【0022】両開口のうち、外筒の圧入固定部の一側を
圧入する一側開口は、外筒の圧入固定部の他側を圧入す
る他側開口よりも内径を小さくする。そうすれば、この
開口に、上述の一側の外径が他側の外径よりも小さい圧
入固定部を有する外筒を圧入固定することができる。
【0023】ここで、圧入時には、一側開口の折曲部先
端部に、圧入固定部の一側が引っ掛かりやすいが、一側
開口から一側に突出し、その外径が圧入固定部の一側の
外径よりも小さい一側端部を、圧入固定部の一側に形成
するため、一側開口の折曲部先端部の引っかかりを防止
することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るの実施に形態
について、図面を用いて説明する。図1は本発明の防振
ブッシュの斜視図、図2はそのA−A断面図である。こ
の防振ブッシュは、内筒1と、内筒1の外方に配置され
た外筒2と、内外筒1、2間に介設されたゴム状弾性体
3と、ゴム状弾性体3の外周側に形成された液室4とを
備えており、略水平方向に配置されて、内筒1がデファ
レンシャルを収納するデフケースに取り付けられ、外筒
2が車体側メンバーに取り付けられて、デフケース及び
車体側メンバーを防振的に連結する。
【0025】内筒1は、例えば鋼製で、筒体5と底部6
とからなる略カップ状とされる。内筒1の底部6には、
ボルト孔7が形成されており、このボルト孔7をデフケ
ースに突設されたボルトが貫通し、筒体5の内側でボル
トにナットが螺合されることにより、内筒1がデフケー
スに固定される。
【0026】外筒2は、例えば鋼製の筒状とされ、車体
側メンバー8の防振ブッシュ取付部9の開口10に圧入
固定される。この外筒2は、開口10に圧入固定される
圧入固定部11と、圧入固定部11よりも一側の一側端
部12とからなり、圧入固定部11は、外筒2の軸方向
で中央部の圧入固定部一側11aと、外筒2の軸方向で
他側端部付近の圧入固定部他側11bとからなる。
【0027】圧入固定部一側11aの外径は、圧入固定
部他側11bの外径よりも小さくされ、一側端部12の
外径は、圧入固定部一側11aの外径よりも小さくされ
ており、圧入固定部一側11aと圧入固定部他側11b
との境界部、及び圧入固定部一側11aと一側端部12
との境界部には、それぞれ段差13a、13bが形成さ
れている。
【0028】ゴム状弾性体3は、軸方向に平行な平面
で、上下部分が切り取られた略リング状とされ、その内
周側が内筒1の外周面に固着され、その外周側には、外
筒2とゴム状弾性体3との間に介在される中間筒14が
固着されている。
【0029】中間筒14は、ゴム状弾性体3の軸方向両
端部に固着される中間リング15a、15bと、両中間
リング15a、15bを軸方向に接続して、ゴム状弾性
体3の上下面を除く外周面に固着された二つの接続部1
6とからなり、中間リング15a、15bが外筒2の内
周面に固定されて、外筒2とゴム状弾性体3とを結合す
る。
【0030】両中間リング15a、15bのうち、一側
中間リング15aは、その外径が他側中間リング15b
の外径よりも小さくされ、外筒2の一側端部12の内周
面に固定される。一方、他側中間リング15bは、外筒
2の圧入固定部他側11bの内周面に固定される。
【0031】ゴム状弾性体3の軸方向両端部で上下部分
には、中間リング15a、15bとの間を塞ぐゴム状弾
性膜17が、ゴム状弾性体3と連続して形成されてお
り、ゴム状弾性体3の上下部分の空間が、外筒2及びゴ
ム状弾性膜17で囲まれ、液が封入された液室4とされ
る。
【0032】外筒2と接続部16との隙間には、上下の
液室4を遮断するゴム状弾性隔壁19a、19bが設け
られている。このうち、一方のゴム状弾性隔壁19aの
中央部には、上下の液室4を連通させるオリフィス20
が形成されており、内筒1が上下方向に振動するとき
に、液がオリフィス20を通って上下の液室4間を往復
することにより、その振動を減衰する。なお、高周波振
動時には、ゴム状弾性膜17が変形することにより、液
室4の容積を変化させ、オリフィス20を通過する液の
流速が大きくなりすぎないようになっている。
【0033】上下の液室4内には、内筒1の外周面に固
着された合成樹脂製のストッパ21が突出されており、
内筒1の上下方向の変位が大きくなったときに、ストッ
パ21が外筒2の内周面に当接して、内筒1の過大な変
位を規制する。このストッパ21は、その外面側の周方
向中央部を除いてゴム状弾性被覆部22で覆われ、外筒
2との当接時の衝撃を吸収すると共に、液との摩擦を大
きくして、減衰効果を高めている。
【0034】外筒2の圧入固定部11が取り付けられる
防振ブッシュ取付部9は、防振ブッシュの軸方向に並設
されて車体側メンバー8の一部を構成する二枚の板23
a、23bに、一側開口10a及び他側開口10bが形
成されてなる。一側開口10a及び他側開口10bの周
縁部は、プレス加工によって軸方向内向きに折曲され、
その折曲部24a、24bの内側が開口10とされる。
【0035】一側開口10aの内径は、他側開口10b
の内径よりも小さくされ、一側開口10a及び他側開口
10bに、外筒2の圧入固定部一側11a及び圧入固定
部他側11bがそれぞれ圧入されて、防振ブッシュが防
振ブッシュ取付部9に取り付けられる。
【0036】次に、この防振ブッシュの製造方法につい
て説明する。まず、外周面にストッパ21が固着された
内筒1の外方に、ゴム状弾性体3を介して中間筒14を
結合し、その外方に、縮径前の外筒2を配置する。縮径
前の外筒2は、一側端部12の外径と圧入固定部一側1
1aの外径とが略同一で、これらよりも圧入固定部他側
11bの外径が大きい形状に形成しておく。
【0037】次いで、液槽内で、外筒2を縮径して、一
側中間リング15aと一側端部12とを固定し、他側中
間リング15bと圧入固定部他側11bとを固定して、
液室4に液を封入する。また、この縮径により、外筒2
の一側端部12の外径が圧入固定部一側11aの外径よ
りも小さくなるようにする。外筒2の軸方向両端部を内
向きにかしめて、防振ブッシュの製造が完了する。
【0038】上記構成によれば、一側開口10a及び他
側開口10bの周縁部を軸方向内向きに折曲しており、
一側開口10a及び他側開口10b付近を補強するこが
できると共に、外筒2との接触面積を大きくして、圧入
による軸直角方向の力の単位面積あたりの大きを小さく
することができる。そのため、圧入時に、外筒2の外周
面や開口10の内周面が破損することはない。
【0039】また、一側開口10aの内径を他側開口1
0bの内径よりも小さくし、圧入固定部一側11aの外
径を圧入固定部他側11bの外径よりも小さくしてい
る。そのため、他側から外筒2を開口10に挿入して一
側に向かって圧入する際、圧入固定部一側11aが一側
開口10aに到達するまでは、外筒2及び開口10間に
摩擦力が生じないので、外筒2の圧入を簡単になる。
【0040】また、圧入固定部一側11aの一側に、一
側開口10aから一側に突出する一側端部12を形成
し、この一側端部12の外径を圧入固定部一側11aの
外径よりも小さくしている。そのため、一側端部12を
挿入用のガイドとすることにより、圧入固定部一側11
aが一側開口10aの折曲部24aに引っ掛かって圧入
できなくなることを防止することができる。
【0041】また、外筒2を液槽内で縮径して液室4に
液を封入するときに、一側端部12の外径を圧入固定部
一側11aの外径よりも小さくする。そのため、縮径前
の外筒2は、圧入固定部一側11aと圧入固定部他側1
1bとの境界部だけに、段差13aを有する形状とする
ことができ、縮径前の外筒2の形成が簡単になる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、一側開口及び他側開口の周縁部を軸方向内向き
に折曲するため、一側開口及び他側開口間にカラーを差
し渡す必要がない。その結果、部品点数を少なくすると
共に、カラーを差し渡す工程と、カラーを開口内周縁に
溶接する工程とを省略して、防振ブッシュ取付部の製造
コストを安くすることができる。
【0043】また、外筒の圧入固定部の一側外径を他側
外径よりも小さくし、一側開口の内径を他側開口の内径
よりも小さくするため、外筒の圧入固定部の一側が一側
開口に到達するまで、外筒及び開口間に摩擦力が生じな
いようにすることができる。さらに、外筒の一側端部の
外径を圧入固定部の一側外径よりも小さくして、この一
側端部を挿入用ガイドとするため、圧入固定部が一側開
口の折曲部先端に引っ掛からないようにして、その圧入
工程を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振ブッシュの斜視図
【図2】そのA−A断面図
【図3】従来の防振ブッシュの軸方向断面図
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 ゴム状弾性体 4 液室 10 開口 10a 一側開口 10b 他側開口 11 圧入固定部 11a 圧入固定部一側 11b 圧入固定部他側 12 一側端部 14 中間筒 15a 一側中間リング 15b 他側中間リング 16 接続部 24a 折曲部 24b 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J047 AA11 FA02 FA04 GA01 3J048 AA02 BA19 BE03 EA01 EA07 EA16 EA20 EA36 3J059 AD02 AD05 BA42 EA14 GA02 GA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と、該内筒の外方に配置された外筒
    と、内外筒間に介設されたゴム状弾性体とを備え、前記
    外筒が取付部材の開口に圧入固定される防振ブッシュに
    おいて、前記外筒は、開口に圧入固定される圧入固定部
    と、該圧入固定部よりも一側の一側端部とからなり、圧
    入固定部は、その一側外径が他側外径よりも小さくさ
    れ、一側端部は、その外径が圧入固定部の一側外径より
    も小さくされたことを特徴とする防振ブッシュ。
  2. 【請求項2】 前記ゴム状弾性体の外周側に、外筒とゴ
    ム状弾性体との間に介在される中間筒が固着され、該中
    間筒は、軸方向両端の中間リングと、両中間リングを軸
    方向に接続する接続部とからなり、中間リングのうちの
    一側中間リングは、その外径が他側中間リングの外径よ
    りも小さくされて外筒の一側端部内周面に固定され、他
    側中間リングは、外筒の圧入固定部他側内周面に固定さ
    れ、両中間リング間のゴム状弾性体外周側に形成された
    空間が外筒で囲まれて液室とされたことを特徴とする請
    求項1記載の防振ブッシュ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防振ブッシュの製造方法
    であって、液槽内で、前記中間筒の外方に、一側端部の
    外径と圧入固定部の一側外径とが略同一の外筒を配置
    し、次いで、外筒の一側端部の外径が圧入固定部の一側
    外径よりも小さくなるように、外筒を縮径して両中間リ
    ングに固定し、液室に液を封入することを特徴とする防
    振ブッシュの製造方法。
  4. 【請求項4】 内筒と、該内筒の外方に配置された外筒
    と、内外筒間に介設されたゴム状弾性体とを備え、前記
    外筒が取付部材の開口に圧入固定される防振ブッシュの
    取付構造であって、前記開口は、防振ブッシュの軸方向
    に並設されて取付部材の一部を構成する二枚の板に、周
    縁部が軸方向内向きに折曲された一側開口及び他側開口
    が形成されてなり、一側開口の内径は、他側開口の内径
    よりも小さくされ、前記外筒は、開口に圧入固定される
    圧入固定部と、該圧入固定部の一側に形成されて、一側
    開口から一側に突出する一側端部とからなり、圧入固定
    部は、一側開口に圧入される一側の外径が他側開口に圧
    入される他側の外径よりも小さくされ、一側端部は、そ
    の外径が圧入固定部の一側の外径よりも小さくされたこ
    とを特徴とする防振ブッシュの取付構造。
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