JP2003083355A - 軸継手、軸継手のシリーズ及び減速装置 - Google Patents

軸継手、軸継手のシリーズ及び減速装置

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JP2003083355A
JP2003083355A JP2001277735A JP2001277735A JP2003083355A JP 2003083355 A JP2003083355 A JP 2003083355A JP 2001277735 A JP2001277735 A JP 2001277735A JP 2001277735 A JP2001277735 A JP 2001277735A JP 2003083355 A JP2003083355 A JP 2003083355A
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JP
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shaft
inner cylinder
cylinder
outer cylinder
shaft coupling
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JP2001277735A
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Iwao Hasegawa
岩雄 長谷川
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造加工が容易な構造を有し、短時間で製作
でき、現地合わせ的な作り方も可能な構造の軸継手とこ
れを用いた減速装置を提供する。 【解決手段】 モータ部102のモータ軸(第1軸)1
05と、揺動内接噛合式の遊星歯車減速機構を用いた減
速機構部103の入力軸(第2軸)106を連結する軸
継手107を、モータ軸105を挿入する内筒140と
入力軸106を挿入する外筒141の2部材で構成し、
内筒140を外筒141内に挿入、固定する。内筒14
0、外筒141はそれぞれ別途に形成するので、ブロー
チ加工等によって一発で切削加工でき、簡単かつ安価に
製作加工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸継手及びこれを
用いてモータと減速機構部等の間を連結した減速装置に
係り、特に製作が非常に容易な構造とすることを意図し
た軸継手及びこれを用いた減速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの回転を出力する駆動軸と、減速
機構部の入力軸との間を連結するには、種々の軸継手が
用いられている。図4は、従来の軸継手を用いたギヤド
モータの断面図である。このギヤドモータ1は、モータ
部2と減速機構部3(以後、単に減速部3という。)と
を一体に構成したものである。
【0003】モータ部2は、ケーシング4内のモータで
発生させる回転を出力するモータ軸(第1軸)5を備
え、減速部3のスプライン状の入力軸(第2軸)6に軸
継手7を介して連結されている。そして減速部3の減速
機能によりモータの回転を減速して出力軸9から取り出
すようになっている。
【0004】軸継手7は、図5に示されるように、1本
の中空筒状の部材で軸線方向に貫通する軸孔が形成して
あり、その一端側をモータ軸5が挿入されるモータ軸挿
入孔10とし、他端側を入力軸6が挿入される入力軸挿
入孔11としてある。
【0005】モータ軸挿入孔10は、モータ軸5を挿入
可能な内径を有し、モータ軸5に形成しあるいは取り付
けたキー12を装着するためのキー溝13を備えてい
る。また入力軸挿入孔11も、入力軸6を挿入可能な内
径を有し、スプライン状の入力軸6(図5においては図
示省略)と嵌まり合うように内周面にスプライン14が
形成してある。図中15は加工逃げ部である。また図中
16は、軸継手7をモータ軸5に固定するためのボルト
またはピン(図示せず)を装着する孔である。
【0006】図5(B)は、モータ軸5aの径が図5
(A)のものと異なっている場合に、同じ構造の軸継手
7を用いている例を示す。基本的な構造は同一であり、
減速部3側は入力軸挿入孔11も同一の内径であるが、
モータ軸5aの径が太く、それに伴ってモータ軸挿入孔
10aの内径も太くなっている。
【0007】なお、減速部3側への回転伝達にスプライ
ンを用いているのは、減速部3とモータ部2側が回転方
向に機械的に連結されていても半径方向(及び軸方向)
に相対微動できることによって振動の伝達を遮断でき、
両部の共振発生を抑え、全体として低騒音化できるため
である。図示は省略するが、例えば減速機構に後述する
ような偏心揺動式遊星歯車機構等を用いると、この種の
機構では1回転ごとにラジアル偏心力が働くため、それ
に起因する振動がモータ部2へ伝わらないようにする必
要がある。軸継手7による連結がスプラインのように半
径方向(及び軸方向)に若干動くことが許容された構造
(フロート連結等ともいう)であれば、減速部3側の振
動をスプラインのわずかな動きで遮断することが可能と
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図示のよう
な軸継手7は、その製造が非常に難しいという問題があ
る。すなわち、軸継手7の孔自体は全体として軸線方向
で貫通していても、キー溝13を形成すべきモータ軸挿
入孔10もスプライン14を形成すべき入力軸挿入孔1
1も途中部位、すなわち加工逃げ部15まででその加工
を止めなければならない。従って、ブローチ等による一
発での加工ができず、特にスプライン14は一歯ずつス
ロッタで切削しなければならないため、加工に手間と時
間が掛かり、コストが上昇することになる、という問題
がある。
【0009】もちろん、新規に減速機を設計しようとす
る場合、上述のような軸継手を用いるような設計をする
ことは考えにくい。ところが、例えばギヤドモータ1が
既設のもので、減速部3には既設のものをそのまま用
い、モータ部2を新品に交換する場合でモータの選択に
自由度がない場合等にあっては、軸継手7の製造の難し
さが非常に大きな問題となる。
【0010】例えば米国では、モータやフランジなどの
規格が決まっているが、一般に、その規格に合うものを
我が国では製造していない。そのため、図示のような減
速装置を米国で用いる場合、モータを現地調達する事態
が多々生じるが、そうすると軸継手を調達したモータに
合わせて製造しなければならず、上述の問題、特に加工
に時間が掛かる点が大きな障害となってしまうことがあ
り得る。
【0011】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、製造加工が非常に容易な構造を
有し、短時間で製作でき、現地合わせ的な作り方も可能
な構造の軸継手を提供することを目的とする。また、こ
のような軸継手を用いる減速装置をも提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一軸線上に
配列する第1軸と第2軸との間を連結する軸継手であっ
て、前記第1軸を挿入する中空部を有する内筒と、該内
筒を挿入する第1の中空部及び前記第2軸と連結される
連結部を形成した外筒と、を備え、前記内筒を前記外筒
内の第1の中空部に挿入・固定可能としたことにより、
上記課題を解決したものである。
【0013】本発明においては、軸継手を一部材で構成
するのではなく、モータ軸等の第1軸に対応する内筒
と、減速機構の入力軸等の第2軸に対応する外筒とに分
けて構成する。すなわち、2つの部材をそれぞれ構造が
簡単で、製造、加工がしやすいものとし、これらを組み
合わせることにより、一つの軸継手として機能し得るよ
うにする。2部材から構成することによって部品点数と
しては増加するものの、加工の容易性を考慮すれば、コ
スト的にも十分に見合うものとして構成し得る。
【0014】なお、本発明における軸と軸継手の間の連
結は、キー、スプライン等々種々の連結形態を採用すれ
ばよいが、前記内筒または前記外筒の第2の中空部の少
なくとも一方が内周面にスプラインを形成してなるもの
である場合に、特に有効であり、当該軸継手により第1
軸及び第2軸の間の振動遮断効果も得られるようにな
る。
【0015】更には、例えば、前記外筒の外周から該外
筒及び前記内筒を径方向に貫通する貫通孔を設け、該貫
通孔に挿入した固定部材によって前記外筒、内筒、及び
第1軸を固定可能とした手法も採用し得る。
【0016】この場合、例えば、前記第1軸に対して前
記内筒が軸線方向に沿うキーとキー溝を介して回転方向
に連結される構成とされ、前記内筒の前記キー溝が位置
する部位に前記貫通孔が設けられ、該貫通孔に挿入した
固定部材によって前記外筒、内筒、及び第1軸を固定可
能とした構造とすることができる。
【0017】又、前記内筒及び外筒間を固定するには、
前記内筒の外周面と前記外筒の第1の中空部の内周面に
軸線方向に沿う凹部を対応させてそれぞれ設け、これら
凹部を合わせたことによって形成される第3の中空部内
に、ボルトまたはピン状の固定部材を挿入して前記内筒
及び外筒間を固定するようにしても良い。なお、この手
法は、第1軸と内筒の間の固定にも適用できる。
【0018】なお、第2軸と外筒の連結については、ど
ちらが外周側となってもよい。
【0019】又、本軸継手は、内筒の内径のみが異なる
複数の種類からなる軸継手のシリーズを予め構築してお
くと、適用をより効率化できる。
【0020】又、本発明に係る軸継手は、モータ部及び
減速機構部を備え、前記第1軸としてのモータ部の出力
軸と前記第2軸としての減速機構部の入力軸とを連結し
てなる減速装置の軸継手として適応可能である。
【0021】この減速装置は、本発明の軸継手が製造加
工が容易である点を利用しており、既述の従来の例のよ
うにモータ側がキーとキー溝、減速機側がスプラインに
よる連結のように、従来の軸継手では加工に手間と時間
が掛かりすぎてコスト的に対応が難しかったようなケー
スでも、簡単に対応できるものになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明において
は、図4、図5に示す従来公知例の構成と同一または類
似の部分については、従来の部分の符号に下2桁が同一
となる番号を付して説明することとして、重複説明は省
略する。
【0023】図1は、本発明に係る軸継手及びこれを用
いたギヤドモータ(減速装置)を示す断面図である。こ
のギヤドモータ101は、モータ部102と、いわゆる
揺動内接噛合式の遊星歯車減速機に属する減速機構部1
03(以後、単に減速部103という。)とを一体に構
成したもので、減速部103によってモータ部102の
回転を減速し、その減速された回転出力を出力軸109
に伝達して出力する構造となっている。
【0024】減速部103は、モータ部102の回転を
出力するモータ軸(第1軸)105を備える。このモー
タ軸105は、ケーシング104内の図示せぬ軸受によ
って一端側が回転自在に軸支してあり、他端側が減速部
103の入力軸(第2軸)106と軸継手107を介し
て連結してある。
【0025】減速部103の入力軸106には、所定位
相差(例えば180°)をもって偏心体120a、12
0bが嵌合(又は形成)してあり、それぞれの偏心体1
20a、120bには、軸受121a、121bを介し
て2枚の外歯歯車122a、122bが取り付けてあ
る。これらの外歯歯車122a、122bには、内ピン
孔が複数個設けてあり、内ピン129が遊嵌させてあ
る。
【0026】外歯歯車122a、122bを2枚、複列
に設けているのは、主に伝達容量の増大、強度の維持、
回転バランスの保持を図るためである。これら外歯歯車
122a、122bの外周には、トロコイド歯形や円弧
歯形等の外歯125が設けてある。この外歯125は、
ケーシング108に固定した内歯歯車126と内接噛合
している。内歯歯車126の内歯は、外ピン127を外
ピン孔に遊嵌し、回転し易く保持した構造となってい
る。
【0027】また外歯歯車122a、122bを貫通す
る前記内ピン129は、出力軸109のフランジ部12
8に固着又は嵌入させてある。出力軸109のフランジ
部128には、それと別部材のキャリヤピン(キャリヤ
体)124の一端を挿入してある。このキャリヤピン1
24の他端は、外歯歯車122a、122bよりモータ
軸105側に配置されて外歯歯車122a、122bの
自転成分相当の回転を受ける円環状の支持リング130
に組み込まれており、この支持リング130及びキャリ
ヤピン124によってキャリヤを構成している。
【0028】これらフランジ部128、キャリヤピン1
24及び支持リング130は、一対の軸受(支持リング
軸受)131a、131bによってケーシング108に
回転自在に両持ち支持してある。
【0029】軸継手107は、図2に示されるように、
モータ軸105を挿入する中空の内筒140と入力軸1
06を挿入する同じく中空の外筒141とからなり、内
筒140を外筒141内に挿入、固定して、両筒14
0、141の中空部142、143が同一軸線上に並ぶ
ように構成してある。
【0030】以下では、内筒140の中空部142をモ
ータ軸挿入孔142という。このモータ軸挿入孔142
は、モータ軸105を挿入可能な内径を有し、モータ軸
105に形成しあるいは取り付けたキー112を装着す
るためのキー溝113を備える。
【0031】外筒141の中空部143は、その一端側
から内筒140を挿入する第1の中空部144(以下、
内筒挿入部144という)と、他端側から入力軸106
を挿入する第2の中空部145(以下、入力軸挿入部1
45という)を同一軸線上に並べて貫通形成したもので
ある。これらの径は互いに異なっており、途中に段部1
47が形成してある。入力軸挿入部145は、入力軸1
06を挿入可能な内径を有し、スプライン軸である入力
軸106と嵌まり合うように内周面にスプライン114
が形成してある。段部147は、挿入する内筒140の
ストッパとして用いることが可能である。
【0032】また図中116、146は、軸継手107
をモータ軸105に固定するためのボルトまたはピン等
の固定部材(図示せず)を装着する孔であり、内筒14
0及び外筒141の組みつけ後に同時に形成される。
【0033】なお図2(B)は、モータ軸105aの径
が図2(A)のものと異なっていてるが、基本的な構造
は同じである軸継手107aを用いている例を示す。す
なわちこの例は、外筒141は図2(A)のものと同一
であるが、モータ軸105aの径が太いことに対応させ
て内筒140aのモータ軸挿入孔142aの内径を太く
してある。
【0034】これら内筒140(140a)、外筒14
1はそれぞれ別途に形成する。すなわち、内筒140に
ついてはブローチ加工により、可能であればモータ軸挿
入孔142だけでなくキー溝113をも切削加工する。
また外筒141については、まず、内筒挿入部144を
穴刳り加工で形成する。その後、ブローチ加工により軸
方向全体に入力軸挿入部145を形成するスプライン1
14を切削加工する。勿論その他の加工法でも可能であ
り、いずれにしても、ブローチ加工が難しく、スロッタ
で一歯ずつ切削することを余儀なくされていた従来の構
造に比べれば、非常に容易に製作加工できる。
【0035】図3は、上述してきた軸継手107の軸方
向拡大断面図(A)と同半径方向拡大断面図(B)であ
り、内筒140と外筒141を固定するためのボルトま
たはピンの取り付け構造を示す。この図3に示したもの
では、図示せぬボルトまたはピン(固定部材)を差し込
むための貫通孔116、146が、前記外筒141の外
周から該外筒141及び内筒140を径方向に貫通して
設けられ、該貫通孔116、146に挿入した固定部材
によって前記外筒141、内筒140、及びモータ軸1
05を固定する。同図には該固定部材がキー112の上
に位置するようにしたもの(以下、貫通孔116a、1
46a)、モータ軸105の外周面に固定部材の先端が
直接当接するようにしたもの(以下、孔116b、14
6b)、さらに内筒140と外筒141それぞれにモー
タ部102側の端面側から形成した凹部148、149
を設け、これらを合わせることにより穴150としたも
のの3種類が示してある。なお、穴150は、実際には
単一の加工で形成される。
【0036】前2者116a、146a、116b、1
46bは、内筒140と外筒141の軸線に対して直交
する方向、すなわち内筒140と外筒141の径方向に
沿って設けてあるが、孔150は内筒140と外筒14
1の軸線方向に沿って設けてある。
【0037】内筒140と外筒141の固定或いは内筒
とモータ軸105の固定は、用途によっては互いに圧入
するだけで済ませられる場合もあるが、一般的には前記
3通りの形態のいずれか一つを採用する。勿論いずれか
2つを組み合わせてもよく、更にはすべて用いるように
してもよい。又、例えばいわゆるDカット結合のような
他の結合構造を採用しても構わない。
【0038】次に本実施形態の動作を説明する。モータ
部102のモータ軸105が1回転すると、軸継手10
7を介して入力軸106が1回転し、偏心体120a、
120bも1回転する。この偏心体120a、120b
の1回転により、外歯歯車122a、122bも入力軸
106の周りで揺動回転を行おうとするが、内歯歯車1
26によってその自由な自転が拘束されるため、外歯歯
車122a、122bは、この内歯歯車126に内接し
ながらほとんど揺動のみを行うことになる。
【0039】例えば外歯歯車122a、122bの歯数
をN、内歯歯車126の歯数をN+1とした場合、その
歯数差が1であるため、入力軸106の1回転毎に外歯
歯車122a、122bはケーシング108に固定され
た内歯歯車126に対して1歯分だけずれる(自転す
る)ことになる。これは入力軸106の1回転が外歯歯
車の−1/Nの回転に減速されたことを意味する。
【0040】この外歯歯車122a、122bの回転
は、複数の内ピン孔及び内ピン129との隙間によっ
て、その揺動成分が吸収され、自転成分のみが内ピン1
29、フランジ部128を介して出力軸109及び支持
リング130へと伝達される。支持リング130側に伝
達された動力は、キャリヤピン124を介して出力軸1
09側へと伝達される。その結果、減速比−1/Nの減
速が達成される。
【0041】次に、例えば減速部103はそのままにし
て、モータ部を図2(A)の102で示すものから図2
(B)の102aで示すものに交換する場合について説
明する。この場合、モータ軸の径が異なるので、単にモ
ータ部のみを単純に交換することはできない。そこで、
内筒140aとして、そのモータ軸挿入孔142aの径
が図1(A)のそれと異なっている軸継手107aを用
意して使用する。外筒141に関しては兼用できる。こ
の結果、例えば軸継手107aを予め用意しておらず、
国外、例えば米国等で現地調達しなければならないとし
ても、既述のようにこの軸継手107aを製作すること
は一般的なレベルの加工技術を有する工場等であれば容
易であるから、簡単に調達でき、交換に困ることはな
く、調達の難しさに起因してコストが上昇するといった
不都合が発生するのを防止できる。
【0042】なお、モータ等の規格が予め分かっている
場合には、使用可能性のある内筒を予め何種類か用意し
てシリーズ化しておくことも、該内筒の作製が低コスト
でできるが故に有効な手段となり得る。
【0043】又、上記実施形態においては、第1軸と第
2軸をともに内筒、外筒内に挿入するようにしていた
が、例えば、第2軸と外筒との連結については、外筒の
外周側に第2軸が被さる(第2軸に外筒が挿入される)
ような構成としてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、同一軸線上に配列する
2軸の間を連結する軸継手を2部材で構成するようにし
たので、製造が非常に容易に、しかも短時間でできるよ
うになり、したがって、既存の設備の更新などの際に現
地合わせ的な作り方を強いられる場合にあってもごく簡
単に製造でき、コストを上昇させずに済むという効果が
得られる。
【0045】また本発明によれば、非常に簡単かつ安価
に軸継手を製作して(場合によってはシリーズとして)
用意することができるようになり、改造、モータ交換等
々の作業を短時間で、しかもコストをあまり掛けずに行
える減速装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸継手及びこれを用いた減速装置
を示す断面図
【図2】図1のギヤドモータのモータ部と軸継手を示す
軸方向分解断面図
【図3】上記軸継手を示す軸方向拡大断面図(A)と径
方向拡大断面図(B)
【図4】従来の軸継手を用いたギヤドモータの部分断面
【図5】図4のギヤドモータのモータ部と軸継手を示す
軸方向分解断面図
【符号の説明】
101…ギヤドモータ 102…モータ部 103…減速機構部(減速部) 104…モータのケーシング 105、105a…モータ軸 106…入力軸 107、107a…軸継手 108…減速機構部のケーシング 109…出力軸 112…キー 113…キー溝 114…スプライン 116、116a、116b…ボルトまたはピンを装着
する孔 140、140a…内筒 141…外筒 142、142a…内筒の中空部(モータ軸挿入孔) 143…外筒の中空部 144…第1の中空部(内筒挿入部) 145…第2の中空部(入力軸挿入部) 146…段部 147、147a、147b…ボルトまたはピンを装着
する孔 148、149…凹部 150…孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一軸線上に配列する第1軸と第2軸との
    間を連結する軸継手であって、 前記第1軸を挿入する中空部を有する内筒と、 該内筒を挿入する第1の中空部及び前記第2軸と連結さ
    れる連結部を形成した外筒と、を備え、 前記内筒を前記外筒内の第1の中空部に挿入・固定可能
    としたことを特徴とする軸継手。
  2. 【請求項2】同一軸線上に配列する第1軸と第2軸との
    間を連結する軸継手であって、 前記第1軸を挿入する中空部を有する内筒と、 該内筒を挿入する第1の中空部及び前記第2軸を挿入す
    る第2の中空部を同軸に貫通形成した外筒と、を備え、 前記内筒を前記外筒内の第1の中空部に挿入・固定可能
    としたことを特徴とする軸継手。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記内筒と第1軸または前記外筒と第2軸の少なくとも
    一方が、スプラインを介して連結されていることを特徴
    とする軸継手。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記外筒の外周から該外筒及び前記内筒を径方向に貫通
    する貫通孔を設け、該貫通孔に挿入した固定部材によっ
    て前記外筒、内筒、及び第1軸を固定可能としたことを
    特徴とする軸継手。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記第1軸に対して前記内筒が軸線方向に沿うキーとキ
    ー溝を介して回転方向に連結可能な構成とされ、前記内
    筒の前記キー溝が位置する部位に前記貫通孔が設けら
    れ、該貫通孔に挿入した固定部材によって前記外筒、内
    筒、及び第1軸を固定可能としたことを特徴とする軸継
    手。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記内筒の外周面と前記外筒の第1の中空部の内周面に
    軸線方向に沿う凹部を対応させてそれぞれ設け、 これら凹部を合わせたことによって形成される第3の中
    空部内に、ボルトまたはピン状の固定部材を挿入して前
    記内筒及び外筒間を固定することを特徴とする軸継手。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の軸継手を
    複数用意してなる軸継手のシリーズであって、 異なる内径の中空部を有する前記内筒を複数種用意する
    と共に、 該複数種の内筒の外径を等しくし、 各々の内筒を、同一内径とした外筒内の前記第1の中空
    部に挿入可能としたことを特徴とする軸継手のシリー
    ズ。
  8. 【請求項8】モータ部及び減速機構部を備え、請求項1
    〜6のいずれかに記載の軸継手を用いて前記第1軸とし
    てのモータ部の出力軸と前記第2軸としての減速機構部
    の入力軸とを連結したことを特徴とする減速装置。
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